JPH08206529A - 化粧品材料粉砕装置 - Google Patents

化粧品材料粉砕装置

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JPH08206529A
JPH08206529A JP1998295A JP1998295A JPH08206529A JP H08206529 A JPH08206529 A JP H08206529A JP 1998295 A JP1998295 A JP 1998295A JP 1998295 A JP1998295 A JP 1998295A JP H08206529 A JPH08206529 A JP H08206529A
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JP
Japan
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crushing
rotating body
rotary
crushed
pulverizing
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Withdrawn
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JP1998295A
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English (en)
Inventor
忠敬 ▲柳▼平
Chukei Yanagidaira
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KOYANAGI TAMEO
Original Assignee
KOYANAGI TAMEO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粉砕対象物を均一な微細粒子化させる。また粉
砕対象物による回転体の破損を防止する。 【構成】回転粉砕部20は、弾性変形により粉砕縁21
4先が上下方向に振れる回転体21を備えた。粉砕縁2
14を、回転体21の端縁を面取りによって形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧品材料粉砕装置、更
に詳しくは卵殻や卵殻膜を液体中で微粉砕できるように
した化粧品材料粉砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧品業界では、皮膚表皮がより自然体
に近く、より若々しく、潤いある美肌を維持できるよう
な、健康指向の化粧品を望む社会ニーズが向上してい
る。更に具体的には、角質を軟化させることができ、適
度な保湿力を有し、抗菌作用があり、かつ皮膚との親和
性に優れ、他成分との共存性あるいは紫外線に対する防
御能力を有し、更には一般的自然物の利用であり、経済
性に優れた材料が望まれていた。
【0003】このような化粧品材料として近年注目され
ている材料として、卵殻あるいは卵殻膜がある。ここ
で、卵殻に含まれる成分としては、カルシウム類、コラ
ーゲン、ミネラル類等であり、化粧品としての使用時に
はその成分を水溶性にする必要があった。また卵殻膜の
成分は主としてたんぱく質であり、多くの酵素を含んで
いる。
【0004】そして、これら卵殻あるいは卵殻膜を化粧
品材料として有効活用するためには、卵殻あるいは卵殻
膜が原形質により近い状態の微粉末となるように所定の
液体中で粉砕することが必要であるが、種々の特性を維
持するためには、粉砕時の発熱を80℃以下とすること
が望ましいものであった。このような粉砕装置として、
例えば食品用のミルサーのようなものが考えられる。
【0005】ここで従来のミルサーは、少なくとも一端
に刃を有し、この刃を粉砕対象物をいれた液体中におい
て回転させることにより粉砕対象物を粉砕する回転粉砕
部と、この回転粉砕部に回転力を付与する回転駆動源
と、前記回転粉砕部を覆うとともに、液体及び粉砕対象
物を密閉する収納容器とを有するものであった。そし
て、このようなミルサーにおいては、回転粉砕部とし
て、厚みの厚い剛体を用い、更にその先端をとがらせた
回転刃を使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような剛
体からなる回転刃により、例えば粉砕対象物として、化
粧品材料の中で注目されている卵殻、卵殻膜を、卵殻内
面に卵殻膜が付着したままの状態で粉砕しようとする
と、卵殻と卵殻膜とが互いに絡みあってしまい、粉砕し
にくいだけでなく、粉砕された粒径に大きなばらつきが
生じていた。具体的には、30分以上かけて粉砕をして
も、粒径が約0.5 〜0.06mm程度とばらつき、均一の粒
子径の微細粒子粉砕はできなかった。更にこのような粒
径の卵殻、卵殻膜では、粒径が大きく、かつ不揃いなた
め、水溶液として用いる化粧品材料には不向きとなって
いた。
【0007】すなわち、化粧品材料として望ましい粒径
である約0.03mm以下という条件を満たさないだけでな
く、実務的にはこのような望ましい粒径のものが、全粉
砕量の中の70%以上という条件にも合致しないことと
なっていた。このような原因として考えられられること
としては、前述のように回転刃が剛体に形成されている
と、回転刃が同一位置をテーブル状に回転するのみで、
粉砕対象物が刃先部分に滞留し、粒子間で干渉作用が発
揮されず、粉砕対象物の微細粒子化に寄与しないことが
予想される。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、上記した
従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、回転粉砕部として、弾性変形により粉砕縁先が上下
方向に振れる回転体を備えることによって、回転粉砕部
での粉砕時に、粉砕縁の先が上下方向に振れるので、粉
砕対象物を均一な微細粒子化させることができる化粧品
材料粉砕装置を提供することを目的とする。
【0009】更に請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の目的に加えて、粉砕縁を、回転体の端縁を面取
りによって形成したので、鋭利な刃先にくらべて、粉砕
対象物による破損がない化粧品材料粉砕装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、少なく
とも一端に粉砕対象物を粉砕するための粉砕縁を有し、
この粉砕縁を粉砕対象物をいれた液体中において回転さ
せることにより粉砕対象物を粉砕する回転粉砕部と、こ
の回転粉砕部に回転力を付与する回転駆動源とを有する
化粧品材料粉砕装置において、上記回転粉砕部は、弾性
変形により粉砕縁先が上下方向に振れる回転体を備えた
ことを特徴とする。
【0011】更に、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成に加えて、粉砕縁を、回転体の端縁を面
取りによって形成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、回転粉砕部が上
下方向に弾性変形可能な回転体を備えている。ここで、
弾性変形の振動数及び振幅は、粉砕対象物の形状及び硬
度、回転速度、移動方向に対する反力により異なってく
る。具体的には、始動時は粉砕対象物の粒度が大きいの
で上下動振幅は大きく、かつ振動数は小さくなる。その
後、粒度が徐々に小さくなるにつれてその振幅は小さく
振動数は大きくなる。
【0013】回転体の粉砕縁先は上下にしなりながら回
転するため、回転範囲が広くなると共に、高速回転を行
っても、同一位置をテーブル状に回転することはなく、
粉砕対象物を振動させながら撹拌させるため、粉砕対象
物の粒度間の衝突あるいは接触摩擦により、粉砕対象物
は、粒度が均一な微細粒子化する。更に、このような粉
砕あるいは摩擦等にともなう発熱は、液体により発散さ
せることができる。
【0014】またこのような粉砕対象物の微細粒子化に
ともない、液体に混ざり易くなり、他に散乱することな
く効率よく、微細粒子化させた粉砕対象物の回収が行え
るものである。またここで、請求項2記載の発明のよう
に、粉砕縁を、回転体の端縁を面取りによって形成する
と、鋭利な刃先を有する粉砕縁にくらべて、粉砕対象物
による刃こぼれ等がなく、かつ実用上支障が生じないも
のである。
【0015】
【実施例】図1ないし図5は、本発明の実施例を示した
ものであり、図1は化粧品材料粉砕装置の正面図、図2
は回転体の側面図、図3は回転体の平面図、図4は収納
容器の正面図、図5は回転体の粉砕縁の拡大断面図を各
々示したものである。図1中、10は化粧品材料粉砕装
置を示すものであり、この化粧品材料粉砕装置10は、
図1に示すように、全体の外観が円柱状であって、縦長
に配置され、その正面下部には回転可能なダイヤル32
が配置され、このダイヤル32の回りには目盛りが記さ
れてある。
【0016】上記粉砕装置は、図1に示すように、その
中央下部には、一端に粉砕縁214を有する回転体21
を回転させることにより粉砕対象物を粉砕する回転粉砕
部20と、この回転粉砕部20の下に配置され、回転粉
砕部20に回転力を付与するモータ31からなる回転駆
動源30と、前記回転粉砕部20を覆うとともに、液体
としての水及び粉砕対象物を密閉する収納容器40とを
備えている。
【0017】上記回転粉砕部20には、図1ないし図3
に示すように、その中心軸が垂直であって、前記回転駆
動源30からの回転力を伝達する回転軸24と、この回
転軸24の回転力が伝達され回転する回転体21と、こ
の回転体21を前記回転軸24に固定するため、前記回
転体21の両端に挟み込まれるSUS304等のステン
レス鋼からなる平ワッシャー231〜234と、この平
ワッシャー231〜234と回転駆動源30との間に挟
み込まれ、軸方向の加重を受けるスラスト軸受であっ
て、ベークライトからなるスラストワッシャー235
と、これらの各ワッシャー231〜235及び前記回転
体21を締め込んで固定するナット23とから構成され
ている。
【0018】前記回転軸24は、図1に示すように、そ
の下端に前記回転駆動源30であるモータ31からの回
転力を回転軸24に伝達するカップリング装置22が連
結されている。前記カップリング装置22は、図1に示
すように、前記回転軸24の下端に固定され、鋸刃状の
凹凸(図示せず)を下方に向かって形成した円盤状の被
駆動継手221と、モータ31の駆動軸33の上端に固
定され、前記被駆動継手221の凹凸と噛み合い可能な
鋸刃状の凹凸(図示せず)を上方に向かって形成した円
盤状の駆動継手222とから構成されている。
【0019】前記回転体21は、図2,3に示すよう
に、回転中心軸から垂直で半径外方向に水平に延びる水
平部212と、この水平部212に連設されるととも
に、半径外方向の斜め上方に延びる傾斜部211とを有
している。また、回転体21はその外径が中央で幅広の
帯板状であって、その中央には回転軸24が挿入される
孔(図示せず)が形成されている。
【0020】さらに、前記回転体21には、図5に示す
ように、その回転方向に臨む側端に、回転体21の端縁
に、回転体21の厚さを直径とした面取りによって粉砕
縁214が形成されている。また、前記回転体21は、
その材質として、ばね性能が優れたばね用ステンレス鋼
帯のオーステナイト系ステンレス鋼であるSUS301
−CSP(JISG4313−1981)が使用されて
いるとともに、その板厚は0.15〜0.2 mm程度の薄板が
使用されている。
【0021】また特に粉砕対象物が柔らかい場合には、
チタン合金鋼製の粉砕縁を使用することもできる。更に
この、回転体21は、図2に示すように、ワッシャ23
2とワッシャ233とで挟まれた水平部212を支点と
して、弾性変形により回転体21の粉砕縁先213が上
下方向に容易に振れるように設定されている。
【0022】前記回転駆動源30は、図1に示すよう
に、モータ31からなり、このモータ31の回転力がモ
ータ31の上に設けた前記カップリング装置22によ
り、前記回転軸24に伝達可能に設定されている。ま
た、前記モータ31の回転速度は、正面に配置された前
記ダイヤル32を回転することにより、操作可能に設定
されている。
【0023】また、回転駆動源30の外周には、図1に
示すように、前記収納容器40が内部に入り込み、収納
容器40を支持する支持部34が形成されている。前記
収納容器40は、図1あるいは図4に示すように、一端
が開口し、他端に粉砕物を溜める底部を有する円筒形の
容器本体43と、この容器本体43の内周面上端縁から
底壁471に向かって形成された、その全体がじょうご
形の環状仕切壁41とを有している。
【0024】前記容器本体43は、図4に示すように、
上端外周面にねじ溝が形成されているとともに、その形
状は下部の方が上部の方より拡径した略有底円筒状の底
部47と、この底部47の上端にねじ込まれ、垂直上方
に向かって、円筒中空状に形成された円筒部44と、こ
の円筒部44の上端にはめ込まれる有底円筒状の蓋体4
5とを備えている。
【0025】なお、この容器本体43は、図1に示すよ
うに、粉砕対象物を粉砕する際には、底部47を上に、
蓋体45を下に向け、この蓋体45を回転駆動源30の
上にはめ込んで、使用することができるように設定され
ている。前記円筒部44は、図4に示すように、上方に
向かって開口し、前記蓋体45の内周面がその外周面に
はめ込み可能な排出口46を有している。
【0026】前記環状仕切壁41は、図4に示すよう
に、前記底部47の上端内周面から底壁471に向かっ
て延びるとともに、底壁471に向かって徐々に縮径
し、略円錐状に形成された円錐仕切部412と、この円
錐仕切部412に連設され、この円錐仕切部412の下
端から垂直下方に向かって円筒状に形成された円筒仕切
部411とを備えている。
【0027】前記円筒仕切部411は、図4に示すよう
に、その下端部が底部47の底壁471から上方に離れ
た位置で開口している。また、前記円筒仕切部411に
は、図1及び図4に示すように、その断面形状が半円状
であって、表裏に貫通する空気抜き用の通気孔42が円
周方向に90度間隔で計4個、形成されている。
【0028】前記底部47には、図4に示すように、前
記環状仕切壁41の外周面と底部47の内周面とに挟ま
れた空間からなる貯留部472が形成されている。つぎ
に、上記のように構成された化粧品材料粉砕装置10を
使用し、粉砕対象物として、化粧品材料として卵の殻を
使用する場合の、本発明にかかわる化粧品材料粉砕装置
の使用手順について説明する。
【0029】まず、図1に示すように、回転駆動源30
及び回転粉砕部20の上に収納容器40を取り付けた状
態から、収納容器40の上部にある底部47を取り外
し、収納容器40の上部を開口し、上方から液体及び粉
砕対象物を投入可能な状態に組み立てる。つぎに、収納
容器40の上方から、粉砕対象物である卵殻、卵殻膜及
び水を所定量投入する。この時に、必要に応じて、卵の
卵黄や卵白を一緒に投入することもできる。
【0030】つぎに、図1に示すように、正面下部に配
置されたダイヤル32を所定の目盛りの位置まで回転す
る。これにより、モータ31が目盛りの数値に対応し
て、所定の回転速度でモータ31の駆動軸33を回転さ
せ、駆動軸33の上端に固定されたカップリング装置2
2の駆動継手222を回転させることとなる。そして、
カップリング装置22内において、駆動継手222と噛
み合う被駆動継手221に回転力が伝達されるととも
に、被駆動継手221の上端に固定された回転軸24も
回転し、この回転軸24の上端にナット23等により固
定された回転体21が回転する。
【0031】これにより、卵殻、卵殻膜及び水が投入さ
れた収納容器40の下部で回転体21が回転し、収納容
器40の内部で攪拌されながら、卵殻及び卵殻膜が粉砕
される。その際、図2に示すように、回転体21は弾性
変形により回転体21の粉砕縁先213が上下方向に容
易に振れるように形成されているため、回転体21の上
方から下方に向かって力が加わったり、回転体21の下
方から上方に向かって力が加わると、回転体21の粉砕
縁先213が上方若しくは下方に容易に弾性変形する。
【0032】このため、回転体21は高速回転になって
も、同一位置をテーブル状に回転することはなく、上下
に振動しながら回転する。これのような回転により、回
転体21の回転範囲が広くなるとともに、粉砕対象物で
ある卵殻及び卵殻膜を攪拌しながら、微粉砕することが
できる。例えば、30分間の粉砕時間で卵殻及び卵殻膜
は0.03mm以下の粒径に粉砕され、卵殻、卵殻膜を化粧
品材料に使用可能な状態にすることができる。
【0033】つぎに、所定の回転数で所定の時間、卵殻
・卵殻膜を粉砕した後、収納容器40を回転駆動源30
から取り外すために、収納容器40の蓋体45を回転駆
動源30の支持部34から上方に引き抜いて取り外す。
その際、カップリング装置22は被駆動継手221と駆
動継手222との凹凸が単に噛み合っているだけなの
で、上下に引っ張るだけで、容易に駆動継手222から
被駆動継手221を取り外すことができる。
【0034】つぎに、図4に示すように、収納容器40
の上下を引っ繰り返し、収納容器40の蓋体45を上
方、底部47を下方に向けると、卵殻・卵殻膜の微細粉
砕された粒子を含有する水が収納容器40の下部の容器
内水面Bまで満たされる。そして、所定時間、そのまま
の状態で載置する。ここで、卵殻、卵殻膜が0.03mm以
下の粒径に粉砕され、微細粒子化していると液体に混ざ
りやすくなり、所定時間内は沈下することはない。ただ
し粒子が約0.04mm以上の粒径であると、容器本体43の
底部47の底壁471上に沈殿する。すなわち、微粉砕
された卵殻、卵殻膜は、水中に浮遊した状態で水に混ざ
って沈殿しない。これに対し、微粉砕されなかった大粒
の卵殻、卵殻膜は、比較的短時間で沈殿してしまう。
【0035】なお、卵殻、卵殻膜を卵の卵黄や卵白と一
緒に投入した場合にも、同様に微粉砕された卵殻、卵殻
膜は攪拌された卵黄や卵白中に混ざって沈殿せず、微粉
砕されなかった大粒の卵殻、卵殻膜のみが沈殿すること
となる。その後、図4に示すように、容器本体43から
蓋体45を取り外し、容器本体43を徐々に傾斜させ
て、排出口46から、容器本体43内部の上層にある卵
殻、卵殻膜の微細粒子が混ざった水を徐々に排出する。
【0036】その際、卵殻、卵殻膜の粉砕時に、粒径が
約0.04mm以上となった粗粒子と液体の一部は容器本体4
3の底部47の底壁471に所定時間を経ると沈殿し、
卵殻、卵殻膜微細粒子含有液体とは2層に分離している
ため、容器本体43の上層にある液体のみが排出口46
から外部に排出される。さらに、容器本体43を徐々に
傾斜させて、排出口46から微粉砕された卵殻、卵殻膜
が混ざって白く濁った液体を排出させ、水面が下降する
と、底部47の上端において、環状仕切壁41の外周面
と、底部47の内周面と、水面との間に囲まれた部分に
大気圧より低圧の隙間が発生する。この低圧の隙間に外
部の空気が進入する際、環状仕切壁41の円筒仕切壁の
途中には、その表裏に貫通した通気孔42が形成されて
いるため、この通気孔42を介して、外部の空気が環状
仕切壁41と底部47との間に形成された低圧の隙間に
穏やかに「スー」と入り込む。このため、外部の空気が
円筒仕切部411の下端から「ゴボッゴボッ」という音
とともに大きな塊状の泡となって入り込み、環状仕切壁
41の下端と底部47との間に沈殿した液体の一部と粗
粒子は、撹拌、混合、噴出させることを防止することが
できる。
【0037】これにより、卵殻、卵殻膜の微細粒子を含
有した液体と、沈殿した液体の一部とを2層に分離させ
た状態を保持することができるため、微細粒子含有液体
を排出口46から排出する際に、沈殿した粗粒子と液体
の一部が排出されるのを防止することができる。その
後、図4に示すように、収納容器40を水平方向に向か
って傾け、排出口46から微細粒子含有液体を排出し続
け、排出時水平線を更に下降させ直立状態にしても、粗
粒子含有触媒は環状仕切壁41の外周面と、底部47の
内周面との間に入り込み、粗粒子含有液体は排出口46
から外部に排出されない。
【0038】そして、排出口46を上方に向け、底部4
7から円筒部44を環状仕切壁41とを取り外し、底部
47の内周面に沈殿付着した粗粒子含有液体のみを得る
ことができる。なお、本実施例においては、通気孔42
は環状仕切壁41の円筒仕切部411の外周に90度間
隔で4個形成しているが、液体を排出する位置を排出口
46の特定位置に固定すると、その排出口46に対応し
た位置の通気孔42が1個ですむ。
【0039】更に、例えば図1のような状態で粉砕対象
物の粉砕を行った後に、一定時間静置しておいて、その
後、上済み液を取り出すようにすることもできる。更に
は、実施例では、回転粉砕部20及び回転駆動源30
を、収納容器40と一体のものとして説明した。ただこ
れ以外にも、例えば粉砕対象物と液体とを上方が開口し
た容器に入れ、この容器の上方に回転駆動源30に連結
された回転粉砕部20を位置させ、この回転粉砕部20
を降下させて容器中に位置させて回転させることによっ
て、粉砕対象物の粉砕を行うこともできる。更には、上
記の例において、回転粉砕部20を固定しておいて、容
器を上昇させて粉砕対象物の粉砕を行うこともできる。
【0040】更に以上の実施例においては、回転体21
には、図5に示すように、その回転方向に臨む側端に、
回転体21の端縁に、回転体21の厚さを直径とした丸
みをおびた面取りによって粉砕縁214が形成されてい
るとして説明した。このように形成するとと、粉砕対象
物が硬いものである場合でも、粉砕縁214が破損する
ことがない。なおこの他にも、粉砕縁214の回転方向
先端に面状の部分が残るようにしながら、図5に示した
粉砕縁214の上下のみに丸状あるいは角状の面取りを
施すこともできる。更に、粉砕対象物が余り硬くない場
合については、粉砕縁214を鋭利にとがらせた刃とし
て形成することもできる。
【0041】更にこの回転体21に関しては、図3に示
した実施例では略I字状に形成された場合を示した。た
だこの他にも、十字状に形成することもできる。また、
回転駆動源30に固定する円盤を設け、この円盤の周囲
に回転体21を固定することもできる。この場合にも、
回転体21は回転中心に重心があれば、枚数の限定はな
い。
【0042】更には、隣接する回転体21の間に、回転
によって振動しないブレードを設けることもできる。こ
のようにすると、振動回転する回転体21によって生じ
る、粉砕対象物である卵殻及び卵殻膜を回転体21の回
転円周方向のみならず、上下方向にも攪拌しながら行う
微粉砕と、ブレードの回転円周方向のみへの粉砕対象物
である卵殻及び卵殻膜の撹拌とがあいまって、微粉砕効
率が向上することとなる。
【0043】更に回転体21の材質としては、ステンレ
ス等を用いることもできるが、チタンを用いると、粉砕
対象物の微粉砕に伴なう回転体21の摩耗によって生じ
るイオン化した金属粉を原因とするアレルギー等の心配
がない。また、本実施例は、粉砕対象物として卵殻、卵
殻膜を例とし、かつ液体として水を例とした場合を説明
した。
【0044】ただこの他にも、粉砕対象物として、他の
化粧品材料、例えばてアロエ等を用いることができる。
更に液体についても、水以外の液体を用いることもでき
ると共に、香料等を添加することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、回転粉砕部は、弾性変形により粉砕縁先が上下方
向に振れる回転体を備えることによって、回転粉砕部で
の粉砕時に、粉砕縁の先が上下方向に振れるので、粉砕
対象物を均一な微細粒子化させることができるものであ
る。
【0046】更に請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の効果に加えて、粉砕縁を、回転体の端縁を丸み
を有する面取りによって形成したので、鋭利な刃先にく
らべて、粉砕対象物による破損がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧品材料粉砕装置を示す正面図である。
【図2】回転体を示す側面図である。
【図3】回転体を示す平面図である。
【図4】収納容器を示す正面図である。
【図5】回転体の粉砕縁の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 化粧品材料粉砕装置 20 回転粉砕部 21 回転体 22 カップリング
装置 30 回転駆動源 31 モータ 32 ダイヤル 40 収納容器 41 環状仕切壁 42 通気孔 47 底部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端に粉砕対象物を粉砕する
    ための粉砕縁を有し、この粉砕縁を粉砕対象物をいれた
    液体中において回転させることにより粉砕対象物を粉砕
    する回転粉砕部と、 この回転粉砕部に回転力を付与する回転駆動源とを有す
    る化粧品材料粉砕装置において、 上記回転粉砕部は、弾性変形により粉砕縁先が上下方向
    に振れる回転体を備えたことを特徴とする化粧品材料粉
    砕装置。
  2. 【請求項2】 粉砕縁を、回転体の端縁を面取りによっ
    て形成したことを特徴とする請求項1記載の化粧品材料
    粉砕装置。
JP1998295A 1995-02-08 1995-02-08 化粧品材料粉砕装置 Withdrawn JPH08206529A (ja)

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WO2009131301A3 (ko) * 2008-04-22 2009-12-30 Kim Yoonho 가정용 화장품 제조기
CN112007728A (zh) * 2020-08-25 2020-12-01 杭州酿蜜科技有限公司 一种原料颗粒筛选研磨的化妆品原料研磨设备
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