JPH08206567A - 両面塗工型塗工装置 - Google Patents

両面塗工型塗工装置

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JPH08206567A
JPH08206567A JP7285689A JP28568995A JPH08206567A JP H08206567 A JPH08206567 A JP H08206567A JP 7285689 A JP7285689 A JP 7285689A JP 28568995 A JP28568995 A JP 28568995A JP H08206567 A JPH08206567 A JP H08206567A
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coating liquid
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Hidetoshi Yoshinaga
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Hirano Steel Recycle Co
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Hirano Steel Recycle Co
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/04Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying liquid or other fluent material to opposite sides of the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブの両面に容易に均一な塗工厚で塗工で
きる両面型塗工装置を提供するものである。 【構成】 垂直方向に走行するウエブWの搬送路の両側
に設けられた一対のダイ12,14と、これら内部に設
けられた塗工液の液溜め部54と、ダイ12,14に設
けられた吐出口60,60と、液溜め部54に所定の量
で塗工液を供給するポンプ18,20と、走行するウエ
ブWに一対の吐出口60,60より同じ量の塗工液をそ
れぞれ吐出して、ウエブWの両面に塗工液を塗工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺状の布帛、プラス
チックフィルム、金属シート等のウエブの両面に塗工液
を同時に塗工することができる両面塗工型塗工装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、上記のような両面塗工型塗工装置としては、ツイン
ブレード型塗工装置が知られている。
【0003】ツインブレード型塗工装置は、垂直方向に
走行するウエブの搬送路の両側に一対のダイを配し、こ
の一対のダイの上方に一対のブレードを設けている。そ
して、ウエブを垂直方向に下から上に走行させ、一対の
ダイから塗工液を吐出してウエブの両面に塗工し、その
後、塗工液をブレードによって掻き落とすことにより、
その塗工厚を一定にしている(特公昭55−46223
号)。
【0004】しかしながら、垂直方向に走行するウエブ
が、左右方向にずれた場合に、その塗工厚が変化すると
いう問題があった。
【0005】そのため、これを解消するために、次のよ
うな両面塗工型塗工装置がある。
【0006】すなわち、ウエブが一対のダイの間の中間
位置を走行している場合は、一対のダイから同じ圧力で
塗工液を吹き出して塗工を行い、ウエブが左右のどちら
か一方にずれた場合には、ダイの位置を移動させて吹出
す圧力を変化させ、塗工厚が均一になるようにしている
(特開平3−72976号)。
【0007】しかしながら、上記の両面型塗工装置にお
いては、塗工厚の均衡を保つために、一方のダイを移動
する必要があり、その移動による塗工厚の調整が難しい
という問題があった。
【0008】そこで、本発明は、両面型塗工装置におい
て、ウエブの両面に容易に均一な塗工厚で塗工できる両
面型塗工装置を提供するものである。
【0009】また、最近、携帯電話や携帯情報端末の普
及により、これに使用されるスパイラル電極型リチウム
電池の量産が盛んとなっている。そして、このリチウム
電池の量産に際しては、銅箔やアルミニウム箔の帯状の
フープ材に電極活性物質を主体とするスラリー合材をウ
エブに対して、所定の長さの塗布区間と無塗布区間とを
交互に形成する必要があり、そのうえ、ウエブの両面の
同じ位置に塗布する必要がある。
【0010】しかしながら、上記に説明した2つの両面
型塗工装置においては、ウエブに連続した塗工液を塗布
することは可能であるが、塗布区間と無塗布区間とを交
互に形成する間欠塗工することはできなかった。
【0011】そこで、本発明はさらに、両面塗工がで
き、かつ、間欠塗工ができる両面型塗工装置を提供する
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の両面
塗工型塗工装置は、ウエブの搬送路の両側に設けられた
一対のダイと、前記各ダイの内部に設けられた塗工液の
液溜め部と、前記各ダイにおける前記搬送路と対向する
面に設けられた前記液溜め部の塗工液を吐出する吐出口
と、前記各液溜め部に所定の量で塗工液を供給する塗工
液供給手段とよりなり、走行するウエブに一対の吐出口
より同じ量の塗工液をそれぞれ吐出して、ウエブの両面
に塗工液を塗工するものである。
【0013】請求項1の両面塗工型塗工装置において、
ウエブに両面塗工を行う場合について説明する。
【0014】ウエブを一対のダイの間にある搬送路に沿
って走行させる。一対のダイの吐出口から、この走行す
るウエブに対し、同じ量の塗工液をそれぞれ吐出して、
ウエブの両面に塗工液を塗工する。この場合に、同じ量
の塗工液が一対の吐出口から吐出できるように、塗工液
供給手段によって、液溜め部に所定の量で塗工液が供給
されるように調整する。
【0015】以上の両面塗工型塗工装置であると、常に
ウエブの両側から同じ量の塗工液が塗工されているた
め、ウエブが一対のダイの中間位置で走行しているとき
だけでなく、ウエブが多少左右にずれたとしても両面の
塗工厚は常に均一となる。
【0016】請求項2の両面塗工型塗工装置は、請求項
1のものにおいて、前記吐出口が開閉自在に設けられ、
前記吐出口を開閉する開閉手段が設けられたものであ
る。
【0017】請求項2の両面塗工型塗工装置において、
ウエブの両面に塗工液を間欠塗工する場合について説明
する。
【0018】ウエブの両面に塗工液を塗工する場合に
は、開閉手段によって吐出口を開口して塗工液を吐出し
両面塗工を行う。また、ウエブの両面に無塗工部分を形
成する場合には、開閉手段によって吐出口を閉じて塗工
液を吐出を阻止し、無塗工部分を形成する。
【0019】請求項3の両面塗工型塗工装置は、請求項
2のものにおいて、前記吐出口は、前記ダイに固定され
た固定リップ部と、前記固定リップ部に対し可動自在な
可動リップ部とよりなり、前記開閉手段は、前記固定リ
ップ部と前記可動リップ部とを合致させて前記吐出口を
閉塞し、前記固定リップ部に対し前記可動リップ部を移
動させることにより前記吐出口を開口するものである。
【0020】請求項3の両面塗工型塗工装置において、
ウエブの両面に塗工液を間欠塗工する場合について説明
する。
【0021】ウエブの両面に塗工部分を形成する場合に
は、開閉手段によって固定リップ部に対し可動リップ部
を移動させることにより吐出口を開口して塗工液を吐出
させる。また、無塗工部分を形成する場合には、固定リ
ップ部と可動リップ部とを合致させて吐出口を閉塞し塗
工液の吐出を阻止して、無塗工部分を形成する。
【0022】請求項4の両面塗工型塗工装置は、請求項
3のものにおいて、前記開閉手段は、前記可動リップ部
を前記吐出口が開口する方向に付勢する付勢手段と、前
記付勢手段の付勢力に反して、前記可動リップ部を前記
固定リップ部と合致させる閉塞手段とよりなるものであ
る。
【0023】請求項4の両面型塗工装置の動作状態につ
いて説明する。
【0024】付勢手段は、可動リップ部を吐出口から開
口する方向に付勢しているため、吐出口は開口した状態
となっており、塗工液を吐出することができる。そし
て、閉塞手段が付勢手段の付勢力に反して、可動リップ
部を固定リップ部と合致させた場合には、吐出口が閉塞
されて塗工液の吐出が阻止される。
【0025】請求項5の両面塗工型塗工装置は、請求項
3のものにおいて、前記開閉手段は、前記可動リップ部
を前記吐出口を閉塞する方向に付勢する付勢手段と、前
記付勢手段の付勢力に反して、前記可動リップ部を前記
固定リップ部に対し開口する方向に移動させる開口手段
とよりなるものである。
【0026】請求項5の両面型塗工装置の動作状態につ
いて説明する。
【0027】付勢手段は、可動リップ部を吐出口を閉塞
する方向に付勢しているため、吐出口が閉塞され、塗工
液の吐出が阻止される。そして、開口手段が、付勢手段
の付勢力に反して可動リップ部を固定リップ部に対し開
口する方向に移動させた場合には、吐出口が開口して塗
工液の吐出ができる。
【0028】請求項6の両面塗工型塗工装置は、請求項
1のものにおいて、ウエブのライン速度Vを検出するラ
イン速度検出手段と、1回転で一定の吐出量の塗工液を
前記一対のダイへそれぞれ同じ量を供給する定量ポンプ
と、ライン速度検出手段からのライン速度Vによって、
前記定量ポンプの回転数Nを N=(D×W×V)/(K1 ×Q) (但し、Dはウエットの設定塗工厚、Wはウエブの設定
塗工幅、Qは定量ポンプの1回転当りの吐出量、K1 は
定数である。)となるように制御する第1制御手段とが
設けられたものである。
【0029】請求項6の両面型塗工装置の動作状態につ
いて説明する。
【0030】定量ポンプの回転数Nを N=(D×W×V)/(K1 ×Q) となるように第1制御手段によって制御する。
【0031】するとウエブの両面にそれぞれ設定された
塗工厚に必要な塗工液が一対のダイへ定量ポンプから一
定量かつ同じ量が供給される。そのため、常にウエブの
両面が同じ塗工厚で塗工液を塗工することができる。
【0032】請求項7の両面塗工型塗工装置は、請求項
1のものにおいて、ウエブのライン速度Vを検出するラ
イン速度検出手段と、1回転で一定の吐出量の塗工液を
前記一対のダイへそれぞれ同じ量を供給する定量ポンプ
と、ウエブの幅方向の平均塗工厚Dp を検出する塗工厚
検出手段と、ライン速度検出手段からのライン速度V及
び塗工厚検出手段からの平均塗工厚Dp によって前記定
量ポンプの回転数Nを N=(Ds ×V×K0 )/Dp (但し、Ds はウエットの設定塗工厚、K0 は定数であ
る。)となるように制御する第2制御手段とが設けられ
たものである。
【0033】請求項7の両面型塗工装置の動作状態につ
いて説明する。
【0034】定量ポンプの回転数Nを N=(Ds ×V×K0 )/Dp となるように第2制御手段によって制御する。
【0035】すると、ウエブの塗工厚に必要な塗工液が
定量ポンプから一対のダイへ一定量かつ同じ量が供給さ
れる。そのため、常にウエブの両面が同じ塗工厚で塗工
液を塗工することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の両面塗
工型の塗工装置10について図面に基づいて説明する。
なお、実施例の説明において、左右とは、図1、図3、
図4における左右を言う。
【0037】まず、図1,2に基づいて両面塗工型の塗
工装置10の全体構造について説明する。
【0038】符号12,14は、左右一対のダイであっ
て、この左右一対のダイ12,14の間をウエブWが下
から上に向かって垂直方向に移動する。左右一対のダイ
12,14の幅は、ウエブWの幅とほぼ同じ大きさに形
成されている。なお、左右一対のダイ12,14の詳細
な構造については後述する。
【0039】符号16は、ウエブWを左右一対のダイ1
2,14の間の搬送路に案内する案内ロールである。
【0040】符号18,20は、左右一対のダイ12,
14に塗工液を定量だけ塗工液タンク22,24から供
給する定量ポンプである。
【0041】符号19,21は、定量ポンプ18,20
を一定の回転数Nだけ回転させるモータである。定量ポ
ンプ18,20は、モータ19,21によって回転する
が、定量ポンプ18,20の1回転当たりの塗工液の圧
送量は、常に一定である。そのため、塗工液の供給量を
増加させるには、モータ19,21の回転数を上げる。
【0042】符号90,92は、ウエブWの両面の塗工
厚をそれぞれ検出する塗工厚検出装置であって、ベータ
線や赤外線厚み計等よりなる。この塗工厚検出装置9
0,92はウェットまたドライ状態の塗工液の塗工厚を
測定するものである。更にこの塗工厚検出装置90,9
2は、ウエブWの幅方向に沿って一定速度で移動しつつ
その塗工厚を検出するものである。塗工厚検出装置9
0,92は、ウエブWの幅方向に沿って7つに分割した
各区画部のそれぞれの両面の塗工厚の平均値を移動しな
がら検出する。そして、検出した7つの区画部のそれぞ
れの両面の平均塗工厚を、計測した両面の塗工厚とす
る。
【0043】次に、左右一対のダイ12,14の詳細な
構造について説明する。なお、ダイ12,14は、左右
対称であるため、まず、左側のダイ12について図3,
4に基づいて説明する。
【0044】左側のダイ12は、上下に分割することが
できる上本体26と下本体28とより構成されている。
【0045】上本体26の下面には凹部が形成され、こ
の凹部が、液溜め凹部30となっている。この液溜め凹
部30の上面には、供給口32が設けられ、ここを通じ
てポンプ18から塗工液が供給される。上本体26と下
本体28とを組み合わせると、液溜め凹部30の下面が
下本体28の上面に閉塞されて液溜め部54が形成され
る。
【0046】上本体26の右下端部は、人間の唇のよう
に突き出ており、固定リップ部52が形成されている。
また、固定リップ部52と液溜め部54との間に流出路
56が形成されている。
【0047】下本体28の右上端部も、人間の唇のよう
に突き出ており、可動リップ部58が形成されている。
そして、固定リップ部52と可動リップ部58とより塗
工液の吐出口60が構成されている。
【0048】下本体28には、第1突出部34と第2突
出部36とが垂下されている。搬送路側に近い第1突出
部34とその反対側の第2突出部36との間は、肉薄の
連結部38によって形成されている。第2突出部36の
左側に位置する部分と上本体26がボルト40によって
固定されている。
【0049】第2突出部36の前後両側には、前後一対
のエアシリンダ42が設けられている(図2参照)。エ
アシリンダ42は、下記のような構造となっている(図
3参照)。
【0050】エアシリンダ42は、第2突出部36の左
面に固定され、その駆動部分であるシリンダ部46は第
2突出部36の貫通口48を突き抜けて、その先端は第
1突出部34の左面に接触している。そして、このシリ
ンダ部46が右方向に突出することにより、第1突出部
34を右方へ押圧する。
【0051】エアシリンダ42とポンプ18,20が動
作するタイミングは、制御装置64によって制御する。
【0052】一対のエアシリンダ42,42の間に前後
一対の付勢装置70,70が設けられている(図2参
照)。付勢装置70は、下記のような構造となっている
(図4参照)。
【0053】第2受け部78が、第2突出部36の貫通
孔に水平方向に螺合され、かつ、ナット80によって固
定されている。この第2受け部78内部は、貫通孔82
を構成している。第2受け部78の貫通孔82には軸棒
72が移動自在に配され、この軸棒72は、右側に延び
て第1突出部34と結合している。
【0054】軸棒72にコイル状の圧縮スプリング74
が嵌め込まれている。スプリング74の左端部は、軸棒
72の左端部に固定された第1受け部76に取付けられ
ている。スプリング74の右端部は、第2受け部78に
固定されている。
【0055】以上の構成によって付勢装置70は、肉薄
の連結部38を撓ませて第2突出部36を常に左側に付
勢している。
【0056】上記構成の左側のダイ12の動作状態につ
いて説明する。
【0057】(1) 通常の状態においては、図4に示すよ
うに、付勢装置70によって第2突出部36が左側に付
勢され、連結部38の位置で下本体28が下方に撓み、
可動リップ部58は、固定リップ部52に対し少し離れ
た状態となっている。したがって、液溜め部54にある
塗工液は、流出路56を経て吐出口60から塗工液を吐
出する。
【0058】(2) エアシリンダ42が作動して、シリン
ダ部46が第2突出部36を、付勢装置70に反して押
圧した場合には、図3に示すように、可動リップ部58
が上方に移動して、固定リップ部52と可動リップ部5
8が完全に閉塞する。したがって、液溜め部54にある
塗工液は吐出口60から吐出されなくなる。なお、エア
シリンダ42による第2突出部36の押圧力がなくなれ
ば、付勢装置70の付勢力により吐出口60が再び開口
する。
【0059】以上左側のダイ12の構造について述べた
が、右側のダイ14についても左右対称の構造を有して
いる。
【0060】次に、塗工装置10の全体の動作状態につ
いて説明する。
【0061】ウエブWは案内ロール16を経て一対のダ
イ12,14の間の搬送路を垂直方向に移動させる。
【0062】ポンプ18,20は、タンク22,24内
部の塗工液を、一定量で、かつ。同じ量ずつ一対のダイ
12,14にそれぞれ供給する。
【0063】ウエブWの両面に塗工部分W1を作る場合
には、エアシリンダ42を動作させないで、吐出口60
を開口した状態で、一対の吐出口60,60から塗工液
を同じ量でウエブWの両面に吐出する。この場合に、ウ
エブWの両面には同じ量の塗工液が塗工されるため、両
側の塗工厚は同じとなる。なお、この吐出する単位時間
当たりの塗工液の量は、ウエブWの幅、走行速度及び塗
工厚から算定して制御装置64で制御する。そして、こ
の場合にウエブWが多少搬送路の内部で左右にずれて
も、吐出する塗工液の量が同じであるため、塗工厚は変
化しない。この制御方法については、後述する。
【0064】一方、無塗工部分W2を形成する場合に
は、シリンダ部46を作動させて吐出口60を閉じる。
これにより一対の吐出口60,60から塗工液が吐出さ
れないため、無塗工部分W2が形成される。この場合
に、無塗工部分W2の長さが長い場合には、制御装置6
4によってシリンダ部46を動作させるとともに、ポン
プ18,20の塗工液の供給を停止させる。これは、吐
出口60が閉じられているため、液溜め部54内部の内
圧の上昇を防止するためである。しかしながら、吐出口
60の閉じる時間が2、3秒である場合には、その内圧
の上昇を無視できるため、ポンプ18,20の動作は続
けていてもよい。
【0065】ウエブWの両面には同じ量の塗工液を塗工
して、両側の塗工厚を同じする制御方法を2種類説明す
る。
【0066】第1の制御方法について以下に説明する。
【0067】本実施例の塗工装置10はダイ12,14
から同じ量の塗工液を圧力をかけつつ噴射してウエブW
に塗工する方式のため、その塗工厚は定量ポンプ18,
20の吐出量によって決定される。すなわち、この定量
ポンプ18,20の単位時間当りの吐出量はライン速度
と塗工幅と塗工厚の積、すなわち塗工量の体積によって
決定される。
【0068】なお、この場合の塗工厚はウェット状態の
塗工厚である。また、単位時間当りの塗工液の吐出量は
定量ポンプ18,20の回転数によって決定される。な
お、ここで重要なのは、ウエブWの両面の塗工厚を同じ
にするために、ダイ12,14から同じ量の塗工液を噴
射する必要があり、そのためには、定量ポンプ18と定
量ポンプ20とを同じように動作をさせて同じ吐出量を
吐出することである。したがって、定量ポンプ18,2
0の回転数N(rpm)は、(1) 式によって決定され
る。
【0069】 N=(D×W×V)/(K1 ×Q) …… (1) 但し、Dはウェットの塗工厚(mm)、Wは塗工幅(m
m)、Vはライン速度(m/分)、Qは定量ポンプ1
8,20の1回転当りの吐出量(cc/REV)、K1は定数
である。
【0070】Qは定量ポンプ18,20のポンプ形式が
決まれば定数と考えることができるので、(1) 式は、 N=(D×W×V)/K2 …… (2) のようになる。
【0071】但し、K2 =K1 ×Qである。
【0072】したがって、ウェットの塗工厚Dと塗工幅
Wを制御装置58に数値入力し、ウエブWのライン速度V
をA/D変換器を介して制御装置64に入力すれば、制
御装置64は(2) 式によって求めたポンプ回転数Nにな
るように定量ポンプ18,20の回転用モータ19,2
1を制御する。
【0073】これにより、ライン速度Vの変化に定量ポ
ンプ18,20の回転数が自動的に追従して、常に同じ
塗工厚及び同じ塗工幅で塗工液を塗工することができ
る。
【0074】第2の制御方法について説明する。
【0075】塗工作業中には塗工厚や塗工幅の変更はな
いと考えられているため、(2) 式における塗工厚Dと塗
工幅Wは定数と考えられる。したがって、(2) 式は、 N=K3 ×V …… (3) のように表される。
【0076】但し、 K3 =D×W/K2 …… (3') である。
【0077】ところで、上記K3 は塗工厚Dを含んでい
るが、塗工厚Dは変動する場合があるので、塗工厚検出
装置90,92によって全塗工幅に対するその平均値D
p を測定して、K3 にこの変動を反映させる必要があ
る。そのため、K3 は、(3')式とは、異なる観点から注
目して、すなわち、塗工厚のみから注目すると、下記の
ように与えられる。
【0078】K3 =Ds /Dp ×K0 …… (4) 但し、Ds は設定塗工厚及びK0 は定数である。
【0079】(4) 式で求めたK3 を(3) 式に代入するこ
とにより、設定塗工厚に対応する定量ポンプ18,20
の回転数が(5) 式のようになる。
【0080】 N=(Ds ×V×K0 )/Dp …… (5) これにより、ライン速度Vの変化に定量ポンプ18,2
0の回転数が自動的に追従して、常に同じ塗工厚及び同
じ塗工幅で塗工液を塗工することができる。
【0081】以上2つの制御方法によりウエブの塗工厚
が制御されており、これにより、ウエブWの両面に同じ
厚さの均一な塗工ができる。
【0082】上記構成の塗工装置10であると、一対の
ダイ12,14から同じ量の塗工液を吐出するため、ウ
エブWが搬送路で多少左右にずれても常に同じ塗工厚で
ウエブWの両面に塗工することができる。
【0083】また、吐出口60を開閉することにより、
容易に塗工部分W1と無塗工部分W2を形成することが
できる。また、この制御装置64によってエアシリンダ
42の動作時間を制御することにより、塗工部分W1と
無塗工部分W2の長さを制御することができる。
【0084】さらに、液溜め部54を掃除する場合に
は、上本体26と下本体28とを上下に分割して行えば
よい。
【0085】なお、上記実施例では、エアシリンダ42
によって可動リップ部58を可動させたが、これに代え
てモータで行ってもよい。
【0086】また、上記実施例では、付勢装置70によ
って吐出口60が開口した状態になるように付勢してい
たが、これに代えて付勢装置70によって吐出口60が
閉じた状態に付勢しておき、エアシリンダ42によって
開口させてもよい。
【0087】そして、塗工装置10の最大の特徴は、ウ
エブWが多少左右にずれても同じ塗工厚で塗工できるこ
とが特徴であるが、ウエブWの左右方向のずれを防止す
るために、図5に示すように、可動リップ部58の下端
近傍に、ウエブWの左右方向のずれを防止するための一
対の固定バー62,62を設けてもよい。これにより、
固定バー62,62の間をウエブWが移動するため、左
右方向のずれを防止することができる。
【0088】また、このウエブWの左右方向のずれを防
止する手段は、この固定バー62,62に限らず他の方
法でもよい。
【0089】さらに、上記実施例では、ウエブWを垂直
方向に走行させたが、走行方向は、水平方向、または、
斜め方向でもよい、この場合には、一対のダイも走行方
向に合わせて水平方向、または、斜め方向に配置する。
【0090】
【発明の効果】本発明の両面塗工型塗工装置であると、
一対のダイから同じ量の塗工液を吐出するため、搬送路
を垂直方向に走行するウエブが多少左右にずれても常に
同じ塗工厚で塗工することができる。
【0091】また、一対のダイの吐出口を開閉すること
により、ウエブの両面に同時に塗工部分と無塗工部分を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す塗工装置の全体図であ
る。
【図2】塗工装置の斜視図である。
【図3】左右一対のダイのエアシリンダの位置における
断面図である。
【図4】同じく左右一対のダイの付勢装置の位置におけ
る断面図である。
【図5】固定バーを追加した塗工装置の全体図である。
【符号の説明】
10 塗工装置 12 左側のダイ 14 右側のダイ 16 案内ロール 18,20 ポンプ 22,24 タンク 32 供給口 42 エアシリンダ 52 固定リップ部 54 液溜め部 56 流出路 58 可動リップ部 60 吐出口 64 制御装置 70 付勢装置 74 スプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエブの搬送路の両側に設けられた一対の
    ダイと、 前記各ダイの内部に設けられた塗工液の液溜め部と、 前記各ダイにおける前記搬送路と対向する面に設けられ
    た前記液溜め部の塗工液を吐出する吐出口と、 前記各液溜め部に所定の量で塗工液を供給する塗工液供
    給手段とよりなり、 走行するウエブに一対の吐出口より同じ量の塗工液をそ
    れぞれ吐出して、ウエブの両面に塗工液を塗工すること
    を特徴とする両面塗工型塗工装置。
  2. 【請求項2】前記吐出口が開閉自在に設けられ、 前記吐出口を開閉する開閉手段が設けられたことを特徴
    とする請求項1記載の両面塗工型塗工装置。
  3. 【請求項3】前記吐出口は、 前記ダイに固定された固定リップ部と、 前記固定リップ部に対し可動自在な可動リップ部とより
    なり、 前記開閉手段は、 前記固定リップ部と前記可動リップ部とを合致させて前
    記吐出口を閉塞し、 前記固定リップ部に対し前記可動リップ部を移動させる
    ことにより前記吐出口を開口することを特徴とする請求
    項2記載の両面塗工型塗工装置。
  4. 【請求項4】前記開閉手段は、 前記可動リップ部を前記吐出口が開口する方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に反して、前記可動リップ部を前
    記固定リップ部と合致させる閉塞手段とよりなることを
    特徴とする請求項3記載の両面塗工型塗工装置。
  5. 【請求項5】前記開閉手段は、 前記可動リップ部を前記吐出口を閉塞する方向に付勢す
    る付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に反して、前記可動リップ部を前
    記固定リップ部に対し開口する方向に移動させる開口手
    段とよりなることを特徴とする請求項3記載の両面塗工
    型塗工装置。
  6. 【請求項6】ウエブのライン速度Vを検出するライン速
    度検出手段と、 1回転で一定の吐出量の塗工液を前記一対のダイへそれ
    ぞれ同じ量を供給する定量ポンプと、 ライン速度検出手段からのライン速度Vによって、前記
    定量ポンプの回転数Nを N=(D×W×V)/(K1 ×Q) (但し、Dはウエットの設定塗工厚、Wはウエブの設定
    塗工幅、 Qは定量ポンプの1回転当りの吐出量、K1 は定数であ
    る。)となるように制御する第1制御手段とが設けられ
    たことを特徴とする両面塗工型塗工装置。
  7. 【請求項7】ウエブのライン速度Vを検出するライン速
    度検出手段と、 1回転で一定の吐出量の塗工液を前記一対のダイへそれ
    ぞれ同じ量を供給する定量ポンプと、 ウエブの幅方向の平均塗工厚Dp を検出する塗工厚検出
    手段と、 ライン速度検出手段からのライン速度V及び塗工厚検出
    手段からの平均塗工厚Dp によって前記定量ポンプの回
    転数Nを N=(Ds ×V×K0 )/Dp (但し、Ds はウエットの設定塗工厚、K0 は定数であ
    る。)となるように制御する第2制御手段とが設けられ
    たことを特徴とする両面塗工型塗工装置。
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