JPH08206845A - ウエルドボンド接合法 - Google Patents

ウエルドボンド接合法

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JPH08206845A
JPH08206845A JP7280520A JP28052095A JPH08206845A JP H08206845 A JPH08206845 A JP H08206845A JP 7280520 A JP7280520 A JP 7280520A JP 28052095 A JP28052095 A JP 28052095A JP H08206845 A JPH08206845 A JP H08206845A
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JP
Japan
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adhesive
weld bond
metal
nugget diameter
shear strength
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JP7280520A
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English (en)
Inventor
Toshiya Okada
俊哉 岡田
Tomiharu Okita
富晴 沖田
Yasuhiro Oguri
靖弘 大栗
Kiichi Yamashita
喜市 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Sunstar Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエルドボンド接合法において、これに使用
する接着剤の改良により、接着剤の熱処理硬化前におい
ても充分な溶接強度を得ることが可能なウエルドボンド
接合法を見出すこと。 【解決手段】 接着接合と抵抗スポット溶接接合を併用
するウエルドボンド接合法において、前記接着接合に用
いる接着剤が、エポキシ樹脂および潜在性硬化剤からな
る熱硬化性エポキシ樹脂に、粒子径が10μm以下の粉
状、または厚さが0.5μm以上で大きさが30μm以
下の片状若しくはフレーク状の導電性の金属、金属酸化
物、金属炭化物、金属窒化物、金属ホウ化物、金属ケイ
化物のいずれか1種、または2種以上をVol%で1〜
15%含む接着剤であり、これを使用して接着接合する
ことを特徴とするウエルドボンド接合法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤接合と抵抗
スポット溶接接合を併用するウエルドボンド接合法に関
するものであり、さらに具体的には抵抗スポット溶接性
を改善する接着剤を使用することによりウエルドボンド
接合における構造物の全体の接合強度を大幅に向上させ
るものである。本発明は自動車ボデイーパネル等各種の
構造物の接合に適用される。
【0002】
【従来技術】一般にウエルドボンド接合法は、複数枚の
板を接着剤を介して抵抗スポット溶接を行い、その後接
着剤が硬化する条件で加熱処理を施して接着剤を硬化さ
せ、溶接強度と接着強度により全体の接合強度を得よう
とするものである。例えば、このウエルドボンド接合法
を自動車のボデイーパネルの接合に応用する場合は、パ
ネルの抵抗スポット溶接後、幾つかの工程を通過して、
最後に塗装焼き付けされるが、この塗装焼き付けの加熱
時に接着剤も同時に硬化して接着接合と溶接接合の複合
した接合強度がえられるものである。なお、接着剤の熱
処理硬化前でも、前述のごとく、幾つかの工程を通過し
て種々の加工が施されるため、一定の十分なスポット溶
接による接合強度が要求される。また、接着剤の熱処理
硬化後でも、接着部が経年変化や何らかの理由で剥がれ
た場合でも、一定の十分な接合強度がスポット溶接部で
確保される必要がある。
【0003】しかしながら、従来のウエルドボンド接合
法では、前述の複数枚の板への接着剤の介入により、抵
抗スポット溶接の際、通電性が悪くなり発熱しないこと
や、抵抗発熱が接着剤に吸収されて被溶接材が溶融に至
るまでの十分な熱量が得られないため、溶融不良とな
り、同時にナゲットの内部品質も接着剤を用いない場合
の一般の抵抗スポット溶接のものより劣り、接着剤の熱
硬化前の充分な溶接強度が得られないという問題があっ
た。また逆にナゲットが十分できるように電流値を上げ
ると、電極と被溶接材との溶着や爆飛が発生し、十分な
溶接強度が得られない問題があった。なお接着剤による
接合は、加熱処理を行い硬化させて高強度を得るもの
で、熱処理硬化前の接着強度自体は、当然のことながら
低い。なお、関連した技術として、ウエルドボンド接合
強度向上を目的として、接着剤に種々の金属繊維等を添
加する提案が、特開昭60−173075号、特開昭6
1−4780号、特開昭62−68874号、特開昭6
4−53780号、特開平2−150485号、特開平
2−255883号等の公報に開示されている。しかし
ながら、これらの技術においても、接着剤の熱処理硬化
前の十分な溶接強度を得ることは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の課題
を解決することであり、具体的には、ウエルドボンド接
合法においても、これに使用する接着剤の改良により、
接着剤の熱処理硬化前においても充分な溶接強度を得る
ことが可能なウエルドボンド接合法を見出すことであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の請求項1の発明は、接着接合と抵抗スポット溶接接合
を併用するウエルドボンド接合法において、前記接着接
合に用いる接着剤が、エポキシ樹脂および潜在性硬化剤
からなる熱硬化性エポキシ樹脂に、粒子径が10μm以
下の粉状、または厚さが0.5μm以上で大きさが30
μm以下の片状若しくはフレーク状の導電性の金属、金
属酸化物、金属炭化物、金属窒化物、金属ホウ化物、金
属ケイ化物のいずれか1種または2種以上の添加物をV
ol%で1〜15%含む接着剤であり、これを使用して
接合することを特徴とするウエルドボンド接合法であ
り、
【0006】請求項2〜請求項7の発明は、前記請求項
1の発明において、接着剤に添加する導電性の添加物の
好ましい具体的実施態様である。即ち請求項2の発明は
導電性の金属がFe,Sn,Alの金属またはその合金
であり、請求項3の発明は導電性の金属酸化物がMn,
Fe,Zr,Tiの酸化物であり、請求項4の発明は導
電性の金属炭化物が、Ti,Zr,V,Nb,Ta,M
o,Wの炭化物である。また、請求項5の発明は前記の
導電性の金属窒化物がTi,Zr,V,Nb,Ta,C
r,の窒化物であり、請求項6の発明は導電性の金属ホ
ウ化物がTi,Zr,Nb,Ta,Cr,Mo,W,L
aのホウ化物であり、請求項7の発明は導電性の金属ケ
イ化物がTi,Zr,Nb,Ta,Cr,Mo,W,F
eのケイ化物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明について、更に詳細に
説明する。本発明は、前記のようにエポキシ樹脂および
潜在性硬化剤からなる熱硬化性エポキシ樹脂に、導電性
の粉状または片状若しくはフレーク状の金属、金属酸化
物、金属炭化物、金属窒化物、金属ケイ化物のいずれか
1種または2種以上の添加物を含む接着剤を使用して接
合することにより、抵抗スポット溶接時の導電性を良好
にして、溶融不良を防止し、良好なナゲットを得て、溶
接強度を高めると共に、接着剤と添加物を化学的に安定
させて、接着剤の熱処理硬化前の溶接接合強度を向上さ
せたものである。
【0008】本発明における接着剤は、熱硬化性エポキ
シ樹脂であるが、エポキシ樹脂には、グリシジルエーテ
ル型、グリシジルエステル型等一般的に用いられるもの
で良く、また潜在性硬化剤には、ジシアンジアミド、
4,4, ージアミノジフェニルスルホン、イミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、メラミン誘導体等
一般的に用いられるものでよい。更に、その他必要に応
じて通常の充填材(炭酸カルシウム、クレー、タルク、
シリカ等)、若干の可塑剤、溶剤、顔料等を適量添加配
合してもよい。また粉状の場合の粒子径を10μm以下
とした理由は、抵抗スポット溶接で加圧した時、密着し
て導電性を良くするためであり、10μmを越えると導
電性を劣化させるだけでなく、溶接時の過剰発熱を起こ
す危険性がある。さらに接着剤製造上混合し難くなるた
めである。
【0009】次に片状、フレーク状の場合の厚さが0.
5μm以上で大きさが30μm以下とした理由は、所定
形状とするためには厚さ0.5μm以上必要であり、厚
さ0.5μm未満では添加物の効果が得られないのと、
実際の製造が難しいことによる。また大きさが30μm
を越えると、接着剤内での分布が不均一になることと、
接着剤製造時のコストが高くなるためである。添加物の
添加量をVol%で1〜15%とした理由は、1%未満
では添加物の効果が現れないためであり、15%を越え
ると接着剤の粘度の低下、重量の増加および接着剤内で
の分布が不均一となり、抵抗スポット溶接時に過剰発熱
を起こし爆飛等の危険があるためである。
【0010】そして前記の添加物としては、導電性があ
り、かつ接着剤と融和性があり、化学的に安定している
ものが良く、金属では例えばFe,Sn,Al等または
その合金が適用でき、金属酸化物としては、Mn,F
e,Zr,Tiの酸化物例えばTiO2 ,ZrO,Mn
2 ,Fe2 3 等であり、金属炭化物としては、T
i,Zr,V,Nb,Ta,Mo,Wの炭化物例えばT
iC,ZrC,VC,NbC,TaC,Mo2 C,WC
等であり、金属窒化物としては、Ti,Zr,V,N
b,Ta,Crの窒化物例えばTiN,ZrN,VN,
NbN,TaN,Cr2 N等であり、金属ホウ化物とし
ては、Ti,Zr,Nb,Ta,Cr,Mo,W,La
のホウ化物例えばCrB,TiB2 ,ZrB2 ,NbB
2 ,TaB2 ,MoB,WB,LaB6 等であり、金属
ケイ化物としては、Ti,Zr,Nb,Ta,Cr,M
o,W,Feのケイ化物例えばTiSi2 ,ZrSi
2 ,NbSi2 ,TaSi2 ,CrSi2 ,MoSi
2 ,WSi2 ,フエロシリコン等である。これらの添加
物は、いずれか1種でもよく又は2種以上を混合して使
用できる。
【0011】また、抵抗スポット溶接に関しては単相整
流溶接機、単相交流溶接機、コンデンサー型溶接機、イ
ンバータ溶接機等いずれの溶接機にも有効であり、使用
する電極もクロム銅、クロムージルコニウム銅等の従来
から用いられている材料で実施できる。被溶接材として
はアルミニウム合金板、圧延鋼板および亜鉛メッキ等の
メッキ鋼板等いずれの場合においても有効であり、それ
らの異種材料の組み合わせの場合も可能である。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施例について、
比較法、従来法と対比して説明する。なお、以下に述べ
る実施例1〜7においては、溶接材料の寸法を一定に
し、添加物の種類、添加量、溶接条件を変化させて、本
発明法、本発明を外れる比較法および添加物を含有しな
い従来法において接合試験を行ったものである。また接
合試験結果の判定基準としては、溶接材料の種類が異な
るため材料の種類により、それぞれのJISに定められ
た基準により行った。
【0013】(実施例1)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はTiO2 、接着剤の塗布厚さを
0.1mm、塗布面積25mm×25mmとし、2枚を
ラップさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接機は
単相交流溶接機を用い、電極はクロム銅φ16mm、一
体型のR形(R=80mm)を用いた。溶接電流は26
kA、加圧力は2942N、通電時間5cyとし溶接を
行った。溶接本数は5本、判定基準としてJIS Z3
140 B級引張せん断強度平均値(2197N)、B
級ナゲット径平均値(4.5mm)を用いた。また引張
試験については、接着剤の熱処理硬化前のものについて
行い、ナゲット径は引張試験後の試験片にて測定した。
【0014】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(2197N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(2197N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(2197N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】表1から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の21
97Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.6は添加
物の量が多いため、No.7は添加量が少なく、また添
加物の片状の厚さが小さく、大きさが大きいため、引張
せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。またNo.8
は添加物の量が多く、粒子が大きいため、爆飛のため溶
接ができず、No.9の添加物のない従来法によるもの
は、引張せん断強度とナゲット径のいずれも小さい。
【0017】(実施例2)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はZrO、接着剤の塗布厚さを
0.2mm、塗布面積25mm×25mmとし、2枚を
ラップさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接機は
単相整流溶接機を用い、電極はクロム・ジルコニウム銅
φ16mmキャップチップのDR形(6mmφ、40m
mR)を用いた。溶接電流は26kA、加圧力は392
3N、通電時間5cyとし溶接を行った。溶接本数は5
本、判定基準としてJIS Z3140 B級引張せん
断強度平均値(1398N)、B級ナゲット径平均値
(4.5mm)を用いた。また引張試験については,接
着剤の熱処理硬化前のものについて行い、ナゲット径は
引張試験後の試験片にて測定した。
【0018】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(1398N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(1398N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(1398N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表2に示した。
【0019】
【表2】
【0020】表2から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の13
98Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.6は添加
物の量が多いため、No.7は添加量が少なく、また添
加物の片状の厚さが小さく、大きさが大きいため、引張
せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。またNo.8
は添加物の量が多く、粒子が大きいため、爆飛のため溶
接ができず、No.9の添加物のない従来法によるもの
は、引張せん断強度とナゲット径のいずれも小さい。
【0021】(実施例3)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はTiN、接着剤の塗布厚さを
0.1mm、塗布面積25mm×25mmとし、2枚を
ラップさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接機は
インバータ溶接機を用い、電極はクロム銅φ16mmキ
ャップチップのR形(R=40mm)を用いた。溶接電
流は28kA、加圧力は3923N、通電時間5cyと
し溶接を行った。溶接本数は5本、判定基準としてJI
S Z3140 B級引張せん断強度平均値(2173
N)、B級ナゲット径平均値(4.5mm)を用いた。
また引張試験については,接着剤の熱処理硬化前のもの
について行い、ナゲット径は引張試験後の試験片にて測
定した。
【0022】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(2137N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(2137N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(2137N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表3に示した。
【0023】
【表3】
【0024】表3から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の21
73Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、引張せん断強度
が低く、ナゲット径も小さい。またNo.6は添加物の
量が多いため、No.7は添加量が多く、片状の厚さが
小さく、大きさが大きいため、No.8は添加物の量が
多く、粒子が大きいため、いずれも爆飛のため溶接がで
きなかった。またNo.9の添加物のない従来法による
ものは、引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。
【0025】(実施例4)被溶接材料にはSPC(冷間
圧延鋼板)、サイズは厚さ0.8mm×幅25mm×長
さ100mm、接着剤は熱硬化性エポキシ樹脂で、添加
物はCrB、接着剤の塗布厚さを0.1mm、塗布面積
25mm×25mmとし、2枚をラップさせ中心に1点
スポット溶接を行った。溶接機は単相交流溶接機を用
い、電極はクロム銅φ16mmキャップチップのDR形
(6mmφ,40mmR)を用いた。溶接電流は9k
A、加圧力は2942N、通電時間5cyとし溶接を行
った。溶接本数は5本、判定基準としてJIS Z31
40 B級引張せん断強度平均値(2956N)、B級
ナゲット径平均値(4.0mm)を用いた。また引張試
験については接着剤の熱処理硬化前のものについて行
い、ナゲット径は引張試験後の試験片にて測定した。
【0026】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(2956N,4.0mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(2956N,4.0mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(2956N,4.0mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表4に示した。
【0027】
【表4】
【0028】表4から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の29
56Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.6は添加
量が多いため、No.8は添加物の量が多く、粒子が大
きいため、いずれも爆飛のため溶接ができず、またN
o.7は添加量が少なく、添加物の片状の厚さが小さ
く、大きさが大きいため、No.9の従来法は添加物が
ないため、いずれも引張せん断強度が低く、ナゲット径
も小さい。
【0029】(実施例5)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はZrSi2 、接着剤の塗布厚さ
を0.2mm、塗布面積25mm×25mmとし、2枚
をラップさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接機
は単相整流溶接機を用い、電極はクロム銅φ16mm一
体型のR形(R=80mm)を用いた。溶接電流は28
kA、加圧力は2942N、通電時間5cyとし溶接を
行った。溶接本数は5本、判定基準としてJIS Z3
140 B級引張せん断強度平均値(1161N)、B
級ナゲット径平均値(4.5mm)を用いた。また引張
試験については接着剤の熱処理硬化前のものについて行
い、ナゲット径は引張試験後の試験片にて測定した。
【0030】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(1161N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(1161N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(1161N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表5に示した。
【0031】
【表5】
【0032】表5から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の11
61Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.7は添加
量が少なく、片状の厚さが小さく、大きさが大きいた
め、いずれも引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さ
い。またNo.6は添加物の量が多いため、No.8は
添加物の量が多く、粒子も大きいため、いずれも爆飛の
ため溶接ができず、さらにNo.9の従来法は添加物が
ないため、引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さ
い。
【0033】(実施例6)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はAl、接着剤の塗布厚さを0.
2mm、塗布面積25mm×25mmとし、2枚をラッ
プさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接機はイン
バータ溶接機を用い、電極はクロム銅φ16mmキャッ
プチップのCF形を用いた。溶接電流は28kA、加圧
力は3923N、通電時間5cyとし溶接を行った。溶
接本数は5本、判定基準としてJIS Z3140 B
級引張せん断強度平均値(2197N)、B級ナゲット
径平均値(4.5mm)を用いた。また引張試験につい
ては接着剤の熱処理硬化前のものについて行い、ナゲッ
ト径は引張試験後の試験片にて測定した。
【0034】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(2197N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(2197N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(2197N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表6に示した。
【0035】
【表6】
【0036】表6から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の21
97Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.7は添加
量が少なく、片状の厚さが小さく、大きさが大きいた
め、いずれも引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さ
い。No.6は添加物の量が多いため、No.8は添加
量が多く、大きさも大きいため、いずれも爆飛のため溶
接ができず、さらにNo.9の従来法は添加物がないた
め引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。
【0037】(実施例7)被溶接材料にはA5182P
(AlMgMn合金板)−O材、サイズは厚さ1.0m
m×幅25mm×長さ100mm、接着剤は熱硬化性エ
ポキシ樹脂で、添加物はTiC+Al、接着剤の塗布厚
さを0.1mm、塗布面積25mm×25mmとし、2
枚をラップさせ中心に1点スポット溶接を行った。溶接
機は単相整流溶接機を用い、電極はクロム銅φ16m
m、キャップ型のR形(R=80mm)を用いた。溶接
電流は24kA、加圧力は2942N、通電時間5cy
とし溶接を行った。溶接本数は5本、判定基準としてJ
IS Z3140 B級引張せん断強度平均値(217
3N)、B級ナゲット径平均値(4.5mm)を用い
た。また引張試験については接着剤の熱処理硬化前のも
のについて行い、ナゲット径は引張試験後の試験片にて
測定した。
【0038】また評価は以下のようにして行った。 評価 ◎ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJI
S B級の規格値(2173N,4.5mm)を満足す
る。 △ 引張せん断強度、ナゲット径のいずれかがJIS
B級の規格値(2173N,4.5mm)を満足する。 × 引張せん断強度、ナゲット径のいずれもJIS B
級の規格値(2173N,4.5mm)を満足しない。 なお引張せん断強度、ナゲット径は5本の平均値であ
る。これらの試験条件とその結果を表7に示した。
【0039】
【表7】
【0040】表7から明らかなように本発明法のNo.
1〜4は、いずれも引張せん断強度が判定基準値の21
73Nを十分満足しており、溶接接合強度が高く、また
ナゲット径も大きく良好である。これに対して比較法の
No.5は添加物の粒子が大きいため、No.7は添加
量が少なく、添加物の片状の厚さが薄く、大きさが大き
いため、引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。
またNo.6は添加物の量が多いため、No.8は添加
量が多く、粒子も大きいため、いずれも爆飛のため溶接
ができず、さらにNo.9の従来法は添加物がないため
引張せん断強度が低く、ナゲット径も小さい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
着剤の熱処理硬化前の溶接接合強度が高く、良好なナゲ
ットが得られ、信頼性が高く、かつ高強度の抵抗溶接が
可能となる。従って、接着剤の熱処理硬化後の接合強度
と溶接強度を合わせた構造物全体の接合強度を大幅に向
上することが可能となり、工業上顕著な効果を奏するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大栗 靖弘 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内 (72)発明者 山下 喜市 大阪府高槻市明田町7番1号 サンスター 技研株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着接合と抵抗スポット溶接接合を併用
    するウエルドボンド接合法において、前記接着接合に用
    いる接着剤が、エポキシ樹脂および潜在性硬化剤からな
    る熱硬化性エポキシ樹脂に、粒子径が10μm以下の粉
    状、または厚さが0.5μm以上で大きさが30μm以
    下の片状若しくはフレーク状の導電性の金属、金属酸化
    物、金属炭化物、金属窒化物、金属ホウ化物、金属ケイ
    化物のいずれか1種、または2種以上の添加物をVol
    %で1〜15%含む接着剤であり、これを使用して接合
    することを特徴とするウエルドボンド接合法。
  2. 【請求項2】 前記の導電性の金属が、Fe,Sn,A
    lの金属またはその合金であることを特徴とする請求項
    1記載のウエルドボンド接合法。
  3. 【請求項3】 前記の導電性の金属酸化物が、Mn,F
    e,Zr,Tiの酸化物であることを特徴とする請求項
    1記載のウエルドボンド接合法。
  4. 【請求項4】 前記の導電性の金属炭化物が、Ti,Z
    r,V,Nb,Ta,Mo,Wの炭化物であることを特
    徴とする請求項1記載のウエルドボンド接合法。
  5. 【請求項5】 前記の導電性の金属窒化物が、Ti,Z
    r,V,Nb,Ta,Cr,の窒化物であることを特徴
    とする請求項1記載のウエルドボンド接合法。
  6. 【請求項6】 前記の導電性の金属ホウ化物が、Ti,
    Zr,Nb,Ta,Cr,Mo,W,Laのホウ化物で
    あることを特徴とする請求項1記載のウエルドボンド接
    合法。
  7. 【請求項7】 前記の導電性の金属ケイ化物が、Ti,
    Zr,Nb,Ta,Cr,Mo,W,Feのケイ化物で
    あることを特徴とする請求項1記載のウエルドボンド接
    合法。
JP7280520A 1994-10-28 1995-10-27 ウエルドボンド接合法 Pending JPH08206845A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI504457B (zh) * 2012-11-02 2015-10-21 Univ Nat Pingtung Sci & Tech 多層金屬板件點銲搭接方法
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