JPH08207050A - インサート成形用金型装置 - Google Patents
インサート成形用金型装置Info
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- JPH08207050A JPH08207050A JP4241995A JP4241995A JPH08207050A JP H08207050 A JPH08207050 A JP H08207050A JP 4241995 A JP4241995 A JP 4241995A JP 4241995 A JP4241995 A JP 4241995A JP H08207050 A JPH08207050 A JP H08207050A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造も簡単でコストアップにつながらず、メ
ンテナンスも容易であり、インサート部材に高い精度を
要求する必要もなくす。 【構成】 樹脂成形品10にインサートされ、相手方部
材と締結される締結面1C,20Cを有するインサート
部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート成形用
金型装置において、キャビティ4内の樹脂材料の流れの
源流側にかつインサート部材に隣接して突起物6を設
け、この突起物6は樹脂材料の流れを突起物6通過後に
インサート部材を締結面1C,20C側へ押し付ける方
向へ変換できる位置に設けた。
ンテナンスも容易であり、インサート部材に高い精度を
要求する必要もなくす。 【構成】 樹脂成形品10にインサートされ、相手方部
材と締結される締結面1C,20Cを有するインサート
部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート成形用
金型装置において、キャビティ4内の樹脂材料の流れの
源流側にかつインサート部材に隣接して突起物6を設
け、この突起物6は樹脂材料の流れを突起物6通過後に
インサート部材を締結面1C,20C側へ押し付ける方
向へ変換できる位置に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルト頭部やナット
部材等のインサート部材を樹脂成形品にインサートする
ためのインサート成形用金型装置に関する。
部材等のインサート部材を樹脂成形品にインサートする
ためのインサート成形用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインサート成形用金型装
置は、例えばエンジンマウント等の防振装置のボルトの
頭部を樹脂製ブラケットに埋め込むためのものが知られ
ている。内筒と外筒部との間に弾性体を設け、この外筒
部及び取付部を樹脂材料で一体成形して樹脂製ブラケッ
トとしたものがある。このブラケットの取付部にボルト
の頭部を埋め込み、軽量化,防錆化並びに加工工数の低
減化を図っている。外筒部と取付部とを樹脂材料で一体
成形し、ボルトの頭部を樹脂成形品(ブラケット)にイ
ンサートする金型装置としては、図8に示すように上型
100と下型101との間にキャビティ102を形成
し、下型101にはボルト200のねじ部201を挿入
する挿入孔103を形成し、頭部202は樹脂中に埋め
込まれるようにキャビティ102内に位置させ、ボルト
200の頭部202の側方から樹脂材料が矢印方向に射
出され、樹脂材料が成形されるとボルト200の頭部2
02が樹脂中に埋め込まれるようになっている。ねじ部
201が挿入孔103から浮き上がらないように、挿入
孔103内に突起104を形成し、ねじ部201にはこ
の突起104が嵌まり込む溝203を形成してある。
置は、例えばエンジンマウント等の防振装置のボルトの
頭部を樹脂製ブラケットに埋め込むためのものが知られ
ている。内筒と外筒部との間に弾性体を設け、この外筒
部及び取付部を樹脂材料で一体成形して樹脂製ブラケッ
トとしたものがある。このブラケットの取付部にボルト
の頭部を埋め込み、軽量化,防錆化並びに加工工数の低
減化を図っている。外筒部と取付部とを樹脂材料で一体
成形し、ボルトの頭部を樹脂成形品(ブラケット)にイ
ンサートする金型装置としては、図8に示すように上型
100と下型101との間にキャビティ102を形成
し、下型101にはボルト200のねじ部201を挿入
する挿入孔103を形成し、頭部202は樹脂中に埋め
込まれるようにキャビティ102内に位置させ、ボルト
200の頭部202の側方から樹脂材料が矢印方向に射
出され、樹脂材料が成形されるとボルト200の頭部2
02が樹脂中に埋め込まれるようになっている。ねじ部
201が挿入孔103から浮き上がらないように、挿入
孔103内に突起104を形成し、ねじ部201にはこ
の突起104が嵌まり込む溝203を形成してある。
【0003】また、樹脂中に埋め込まれる部材として
は、図9に示すようなナット部材300であっても良
く、このようなナット部材300のねじ挿入側、すなわ
ち締結面(図面上上面)を上型100の型面へ押し付け
ておく必要があるため、バネ105で押付部材106を
介してナット部材300の下面を押し付けていた。
は、図9に示すようなナット部材300であっても良
く、このようなナット部材300のねじ挿入側、すなわ
ち締結面(図面上上面)を上型100の型面へ押し付け
ておく必要があるため、バネ105で押付部材106を
介してナット部材300の下面を押し付けていた。
【0004】図8や図9に示す従来例のように締結面と
樹脂成形品の面とを同一平面とするか樹脂成形品の面よ
りも締結面を若干外側に位置させないと、ボルトへ他の
取付部材(相手方)、例えば車体の一部をナットで取付
けた場合、締結面と車体の一部の面との間に間隙が生ず
ることとなり、締結後時間が経過すると樹脂成形品や相
手方のクリープにより締め付け力が低下し、締結が緩む
原因となってしまう。
樹脂成形品の面とを同一平面とするか樹脂成形品の面よ
りも締結面を若干外側に位置させないと、ボルトへ他の
取付部材(相手方)、例えば車体の一部をナットで取付
けた場合、締結面と車体の一部の面との間に間隙が生ず
ることとなり、締結後時間が経過すると樹脂成形品や相
手方のクリープにより締め付け力が低下し、締結が緩む
原因となってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8や図9に示す従来
例の場合、下型101に加工して挿入孔103や突起1
04を形成したり、バネ105や押付部材106を必要
とするとともに、これらをセットするスペースを形成し
たりしなければならず、金型が高価なものとなり、量産
工程においては定期的なメンテナンスも必要となる。さ
らに、インサートされる部材の寸法に厳しい公差が要求
されることとなり、そのためインサートされる部材を精
密に製造する必要があり、高価なものになってしまうと
いう不都合もあった。
例の場合、下型101に加工して挿入孔103や突起1
04を形成したり、バネ105や押付部材106を必要
とするとともに、これらをセットするスペースを形成し
たりしなければならず、金型が高価なものとなり、量産
工程においては定期的なメンテナンスも必要となる。さ
らに、インサートされる部材の寸法に厳しい公差が要求
されることとなり、そのためインサートされる部材を精
密に製造する必要があり、高価なものになってしまうと
いう不都合もあった。
【0006】そこで、この発明は、構造も簡単でコスト
アップにつながらず、メンテナンスも容易であり、イン
サート部材に高い精度を要求することのないインサート
成形用金型装置を提供することを目的とする。
アップにつながらず、メンテナンスも容易であり、イン
サート部材に高い精度を要求することのないインサート
成形用金型装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、樹脂成形品にインサートされ、相手方
部材と締結される締結面を有するボルトの頭部等のイン
サート部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート
成形用金型装置において、キャビティ内の樹脂材料の流
れの源流側にかつインサート部材に隣接して突起物を設
け、この突起物は樹脂材料の流れを突起物通過後にイン
サート部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換できる位
置に設けたものである。
め、この発明は、樹脂成形品にインサートされ、相手方
部材と締結される締結面を有するボルトの頭部等のイン
サート部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート
成形用金型装置において、キャビティ内の樹脂材料の流
れの源流側にかつインサート部材に隣接して突起物を設
け、この突起物は樹脂材料の流れを突起物通過後にイン
サート部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換できる位
置に設けたものである。
【0008】
【作用】この発明では、金型内のキャビティを画成する
金型面の所定の位置に突起物を形成するだけであり、金
型のコストアップを防止し、その他特別の部品の使用も
不要となり、メンテナンスも容易なものとなる。樹脂材
料は、射出圧力によりキャビティ内を流動し充填される
が、その過程で金型面やインサート部材に対して流動圧
力,充填圧力,流動抵抗力等の力学的な働きかけをす
る。樹脂材料がインサート部材に到達する前の最適位置
に突起物を設けておくと、この突起物が樹脂の流れを変
え、流れの変換によりインサート部材の露出面すなわち
締結面側へインサート部材を押し付ける。したがって、
ボルトの頭部やナット部材等のインサート部材では締結
面を樹脂成形品の面と同一平面にすることが、特別の部
品を必要としたり金型の構造を大きく変えることなく可
能となる。
金型面の所定の位置に突起物を形成するだけであり、金
型のコストアップを防止し、その他特別の部品の使用も
不要となり、メンテナンスも容易なものとなる。樹脂材
料は、射出圧力によりキャビティ内を流動し充填される
が、その過程で金型面やインサート部材に対して流動圧
力,充填圧力,流動抵抗力等の力学的な働きかけをす
る。樹脂材料がインサート部材に到達する前の最適位置
に突起物を設けておくと、この突起物が樹脂の流れを変
え、流れの変換によりインサート部材の露出面すなわち
締結面側へインサート部材を押し付ける。したがって、
ボルトの頭部やナット部材等のインサート部材では締結
面を樹脂成形品の面と同一平面にすることが、特別の部
品を必要としたり金型の構造を大きく変えることなく可
能となる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【0010】図1に示す第1実施例では、インサート部
材であるボルト1の頭部1Aを樹脂成形品10(図2参
照)にインサートする場合であり、上型2と下型3との
間にキャビティ4を形成し、下型3にはボルト1のねじ
部1Bを挿入する挿入孔5を形成してあり、ボルト1は
この挿入孔5にねじ部1Bを挿入して金型内にセットさ
れる。頭部1Aのねじ部1Bとの境界面を締結面1Cと
するので、この面が下型3に密接するようにセットしな
ければならない。キャビティ4内の樹脂材料の流れの源
流側にかつボルト1の頭部1Aに隣接して下型3に突起
物6を形成してある。この突起物6の形成により射出さ
れてキャビティ4内に注入されてきた樹脂材料は矢印の
如く流動する。すなわち、この突起物6の存在により、
図1における下方の樹脂材料の流れよりも上方の樹脂材
料の流れが速くなり、この上方の樹脂材料がボルト1の
頭部1Aに速く到達する。到達した上方の樹脂材料は矢
印に示す如く斜め下方へと流動する。すなわち、ボルト
1の頭部1Aを図面上下方へ押え付けるように樹脂材料
が流動することとなる。したがって、締結面1Cが下型
3の面から浮き上がることがない。
材であるボルト1の頭部1Aを樹脂成形品10(図2参
照)にインサートする場合であり、上型2と下型3との
間にキャビティ4を形成し、下型3にはボルト1のねじ
部1Bを挿入する挿入孔5を形成してあり、ボルト1は
この挿入孔5にねじ部1Bを挿入して金型内にセットさ
れる。頭部1Aのねじ部1Bとの境界面を締結面1Cと
するので、この面が下型3に密接するようにセットしな
ければならない。キャビティ4内の樹脂材料の流れの源
流側にかつボルト1の頭部1Aに隣接して下型3に突起
物6を形成してある。この突起物6の形成により射出さ
れてキャビティ4内に注入されてきた樹脂材料は矢印の
如く流動する。すなわち、この突起物6の存在により、
図1における下方の樹脂材料の流れよりも上方の樹脂材
料の流れが速くなり、この上方の樹脂材料がボルト1の
頭部1Aに速く到達する。到達した上方の樹脂材料は矢
印に示す如く斜め下方へと流動する。すなわち、ボルト
1の頭部1Aを図面上下方へ押え付けるように樹脂材料
が流動することとなる。したがって、締結面1Cが下型
3の面から浮き上がることがない。
【0011】図2は図1に示す金型装置により樹脂成形
品10にボルト1の頭部1Aが埋設され、ねじ部1Bが
外部に露出しているものを示す。このとき頭部1Aとね
じ部1Bとの境界面すなわち締結面1Cは樹脂成形品1
0の面と同一平面となっている。樹脂成形品10に埋め
込まれるボルト1の頭部1Aの周面にはクロスする刻み
を形成して抜け止めないし周り止めを図ることもでき、
クロスする刻みの替りにセレーションを施しても良い。
また、頭部1Aを外径の異なる2段ないしはそれ以上の
段付きの頭部としたりあるいは頭部1Aの中間部外周を
へこませたりしても良い。
品10にボルト1の頭部1Aが埋設され、ねじ部1Bが
外部に露出しているものを示す。このとき頭部1Aとね
じ部1Bとの境界面すなわち締結面1Cは樹脂成形品1
0の面と同一平面となっている。樹脂成形品10に埋め
込まれるボルト1の頭部1Aの周面にはクロスする刻み
を形成して抜け止めないし周り止めを図ることもでき、
クロスする刻みの替りにセレーションを施しても良い。
また、頭部1Aを外径の異なる2段ないしはそれ以上の
段付きの頭部としたりあるいは頭部1Aの中間部外周を
へこませたりしても良い。
【0012】図3は、このようにしてインサートされる
ボルト1を防振装置のブラケット11に適用した例を示
すものである。このブラケット11の外筒部11Aにゴ
ム12が一体接着され、このゴム12には内筒13が一
体接着されている。金属製のボルト1の頭部1Aがイン
サートされるのはブラケット11の取付部11Bであ
る。図4は、図3に示すものの平面図であり、ブラケッ
ト11の取付部11Bの3個所にボルト1の頭部1Aを
インサートしてある。ゲート31からの樹脂材料は図中
矢印で示すように流れ、頭部1Aは下方に押される。図
中右端のボルト1の頭部1Aは突起物6の存在により下
方に押される。
ボルト1を防振装置のブラケット11に適用した例を示
すものである。このブラケット11の外筒部11Aにゴ
ム12が一体接着され、このゴム12には内筒13が一
体接着されている。金属製のボルト1の頭部1Aがイン
サートされるのはブラケット11の取付部11Bであ
る。図4は、図3に示すものの平面図であり、ブラケッ
ト11の取付部11Bの3個所にボルト1の頭部1Aを
インサートしてある。ゲート31からの樹脂材料は図中
矢印で示すように流れ、頭部1Aは下方に押される。図
中右端のボルト1の頭部1Aは突起物6の存在により下
方に押される。
【0013】図5に示す第2実施例では、インサート部
材としてナット部材20をインサートする例を示し、こ
のナット部材20に形成された雌ねじ孔20Aに位置決
め用ピン20Bを挿通して金型内においてナット部材2
0が径方向にずれないようにしてある。このナット部材
20の締結面20Cが浮き上がらないように、樹脂材料
の流れの源流側にかつナット部材20に隣接して突起物
6を設けてある。この突起物6の図面上上方側における
金型30の面との間隔bと下方側の金型30の面との間
隔cとでは間隔bの方が間隔cよりも大きく設定してあ
る。大きい間隔bを通過してくる樹脂材料の方が小さい
間隔cを通過してくる樹脂材料よりも速くナット部材2
0に到達する。したがって、ナット部材20に到達した
樹脂材料の流動圧はナット部材20を締結面20C側へ
押し付けるように作用する。金型30のゲート31は図
3に示すようなブラケット11の外筒部11Aを形成す
るキャビティ4から充填しつつ突起物6に到り、この突
起物6により流動方向や流動圧を変化させながらナット
部材20に到る。いずれの実施例においても突起物6が
樹脂材料の流れを突起物6通過後にボルト1の頭部1A
をねじ部1B側又はナット部材20をねじ挿入側すなわ
ち締結面20C側へ押し付ける方向へ変換できる位置に
設けてある。このような突起物を設けるだけであるた
め、従来のように金型の加工は容易かつ簡単なものとな
り、他の部品を用いる必要もなくなる。
材としてナット部材20をインサートする例を示し、こ
のナット部材20に形成された雌ねじ孔20Aに位置決
め用ピン20Bを挿通して金型内においてナット部材2
0が径方向にずれないようにしてある。このナット部材
20の締結面20Cが浮き上がらないように、樹脂材料
の流れの源流側にかつナット部材20に隣接して突起物
6を設けてある。この突起物6の図面上上方側における
金型30の面との間隔bと下方側の金型30の面との間
隔cとでは間隔bの方が間隔cよりも大きく設定してあ
る。大きい間隔bを通過してくる樹脂材料の方が小さい
間隔cを通過してくる樹脂材料よりも速くナット部材2
0に到達する。したがって、ナット部材20に到達した
樹脂材料の流動圧はナット部材20を締結面20C側へ
押し付けるように作用する。金型30のゲート31は図
3に示すようなブラケット11の外筒部11Aを形成す
るキャビティ4から充填しつつ突起物6に到り、この突
起物6により流動方向や流動圧を変化させながらナット
部材20に到る。いずれの実施例においても突起物6が
樹脂材料の流れを突起物6通過後にボルト1の頭部1A
をねじ部1B側又はナット部材20をねじ挿入側すなわ
ち締結面20C側へ押し付ける方向へ変換できる位置に
設けてある。このような突起物を設けるだけであるた
め、従来のように金型の加工は容易かつ簡単なものとな
り、他の部品を用いる必要もなくなる。
【0014】インサート部材としてはボルト1の頭部1
Aとナット部材7の他に図示しないカラー等もインサー
トできる。カラーの場合、カラーにボルトを挿入し、ボ
ルトの頭部とカラーの締結面とで相手方部材を挟み、カ
ラーから外部に突出するボルト先端にはカラーの外径よ
りも小さいナットを締結する。この小さいナットは樹脂
成形品に接触する。
Aとナット部材7の他に図示しないカラー等もインサー
トできる。カラーの場合、カラーにボルトを挿入し、ボ
ルトの頭部とカラーの締結面とで相手方部材を挟み、カ
ラーから外部に突出するボルト先端にはカラーの外径よ
りも小さいナットを締結する。この小さいナットは樹脂
成形品に接触する。
【0015】図6に示す第3実施例は、キャビティ4内
の樹脂材料の流れの源流側にかつボルト1の頭部1Aに
隣接して上型2に溝6Aを形成したものである。この溝
6Aの形成により射出されてキャビティ4内に注入され
てきた樹脂材料は矢印の如く流動する。すなわち、この
溝6Aの存在により、図6における上方の樹脂材料の流
れは、溝6A内から図面上右手方向へ向うときに下方に
向う流れが生じ、この流動はボルト1の頭部1Aを図面
上下方へ押さえつけるように作用し、締結面1Cの下型
3の面からの浮き上りを防止する。このような溝6Aの
深さや大きさは、樹脂材料の流れがインサート部材を締
結面1C側へ押し付けるように作用するに足る深さと大
きさに形成される。
の樹脂材料の流れの源流側にかつボルト1の頭部1Aに
隣接して上型2に溝6Aを形成したものである。この溝
6Aの形成により射出されてキャビティ4内に注入され
てきた樹脂材料は矢印の如く流動する。すなわち、この
溝6Aの存在により、図6における上方の樹脂材料の流
れは、溝6A内から図面上右手方向へ向うときに下方に
向う流れが生じ、この流動はボルト1の頭部1Aを図面
上下方へ押さえつけるように作用し、締結面1Cの下型
3の面からの浮き上りを防止する。このような溝6Aの
深さや大きさは、樹脂材料の流れがインサート部材を締
結面1C側へ押し付けるように作用するに足る深さと大
きさに形成される。
【0016】図7に示す実施例は、第1実施例に第3実
施例を付加したものであり、突起部6と溝6Aとが下型
3と上型2とに夫々設けてある。
施例を付加したものであり、突起部6と溝6Aとが下型
3と上型2とに夫々設けてある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キャビティ内の樹脂材料の流れの源流側にかつイン
サート部材に隣接して突起物及び/又は溝を設け、この
突起物及び/又は溝は樹脂材料の流れを突起物通過後に
インサート部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換でき
る位置に設けてあるので、インサート部材の夫々の締結
面側にインサート部材が押し付けられることにより樹脂
成形品の面と締結面とが同一平面となる。また、この発
明の金型装置は構造も簡単となり、コストアップにつな
がらず、メンテナンスも容易であり、インサート部材に
高い精度も要求されない。
ば、キャビティ内の樹脂材料の流れの源流側にかつイン
サート部材に隣接して突起物及び/又は溝を設け、この
突起物及び/又は溝は樹脂材料の流れを突起物通過後に
インサート部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換でき
る位置に設けてあるので、インサート部材の夫々の締結
面側にインサート部材が押し付けられることにより樹脂
成形品の面と締結面とが同一平面となる。また、この発
明の金型装置は構造も簡単となり、コストアップにつな
がらず、メンテナンスも容易であり、インサート部材に
高い精度も要求されない。
【図1】この発明の第1実施例を示す断面図。
【図2】成形後の断面図。
【図3】防振装置として成形されたものを示す正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】第2実施例を示す断面図。
【図6】第3実施例を示す断面図。
【図7】第4実施例を示す断面図。
【図8】従来例を示す断面図。
【図9】別の従来例を示す断面図。
1 ボルト 1A 頭部(インサート部材) 1B ねじ部 2 上型 3 下型 4 キャビティ 6 突起物 6A 溝 10 樹脂成形品 20 ナット部材(インサート部材) 1C,20C 締結面 30 金型
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂成形品にインサートされ、相手方部
材と締結される締結面を有するボルトの頭部等のインサ
ート部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート成
形用金型装置において、 キャビティ内の樹脂材料の流れの源流側にかつインサー
ト部材に隣接して突起物を設け、 この突起物は樹脂材料の流れを突起物通過後にインサー
ト部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換できる位置に
設けたことを特徴とするインサート成形用金型装置。 - 【請求項2】 樹脂成形品にインサートされ、相手方部
材と締結される締結面を有するボルトの頭部等のインサ
ート部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート成
形用金型装置において、 キャビティ内の樹脂材料の流れの源流側にかつインサー
ト部材に隣接して溝を設け、 この溝は樹脂材料の流れを突起物通過後にインサート部
材を締結面側へ押し付ける方向へ変換できる位置に設け
たことを特徴とするインサート成形用金型装置。 - 【請求項3】 樹脂成形品にインサートされ、相手方部
材と締結される締結面を有するボルトの頭部等のインサ
ート部材の側方から樹脂材料が射出されるインサート成
形用金型装置において、 キャビティ内の樹脂材料の流れの源流側にかつインサー
ト部材に隣接して突起物及び溝を設け、 この突起物及び溝は樹脂材料の流れを突起物通過後にイ
ンサート部材を締結面側へ押し付ける方向へ変換できる
位置に設けたことを特徴とするインサート成形用金型装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04241995A JP3623272B2 (ja) | 1994-12-06 | 1995-02-07 | インサート成形用金型装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33025894 | 1994-12-06 | ||
| JP6-330258 | 1994-12-06 | ||
| JP04241995A JP3623272B2 (ja) | 1994-12-06 | 1995-02-07 | インサート成形用金型装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207050A true JPH08207050A (ja) | 1996-08-13 |
| JP3623272B2 JP3623272B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=26382101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04241995A Expired - Fee Related JP3623272B2 (ja) | 1994-12-06 | 1995-02-07 | インサート成形用金型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3623272B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009149058A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-07-09 | Tyco Healthcare Group Lp | 起動そりのための鋳型 |
| WO2019188212A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 本田技研工業株式会社 | 樹脂製タンクおよび樹脂製タンクの製造方法 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP04241995A patent/JP3623272B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009149058A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-07-09 | Tyco Healthcare Group Lp | 起動そりのための鋳型 |
| WO2019188212A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 本田技研工業株式会社 | 樹脂製タンクおよび樹脂製タンクの製造方法 |
| JPWO2019188212A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2020-12-17 | 本田技研工業株式会社 | 樹脂製タンクおよび樹脂製タンクの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3623272B2 (ja) | 2005-02-23 |
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