JPH08208151A - エレベータのガイドローラ支持装置 - Google Patents
エレベータのガイドローラ支持装置Info
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- JPH08208151A JPH08208151A JP7017221A JP1722195A JPH08208151A JP H08208151 A JPH08208151 A JP H08208151A JP 7017221 A JP7017221 A JP 7017221A JP 1722195 A JP1722195 A JP 1722195A JP H08208151 A JPH08208151 A JP H08208151A
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- ascending
- guide rail
- elevator
- car frame
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/02—Guideways; Guides
- B66B7/04—Riding means, e.g. Shoes, Rollers, between car and guiding means, e.g. rails, ropes
- B66B7/046—Rollers
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エレベータの昇降部分をガイドレールに対し
て弾性支持する弾性定数を最適に変化させることができ
るようにして、乗り心地を向上させる。 【構成】 本発明によるガイドローラ支持装置20にお
いては、互いに対向する一対の電磁石24・25間に生
じる電磁反発力により、ガイドローラ10をガイドレー
ル2に向かって付勢する。電磁石24・25に通電する
電流の大きさをコントローラ27により制御することに
より、付勢力、すなわちかご枠8をガイドレール2に対
して水平方向に弾性支持する弾性定数を適切に設定する
ことができる。したがって、かご枠8の昇降速度やガイ
ドレール2の昇降方向の各位置における撓み量の大きさ
等に基づいて弾性定数を変化させることにより、かご枠
8に伝わる加振力の大きさを低減させて乗り心地を向上
させることができる。
て弾性支持する弾性定数を最適に変化させることができ
るようにして、乗り心地を向上させる。 【構成】 本発明によるガイドローラ支持装置20にお
いては、互いに対向する一対の電磁石24・25間に生
じる電磁反発力により、ガイドローラ10をガイドレー
ル2に向かって付勢する。電磁石24・25に通電する
電流の大きさをコントローラ27により制御することに
より、付勢力、すなわちかご枠8をガイドレール2に対
して水平方向に弾性支持する弾性定数を適切に設定する
ことができる。したがって、かご枠8の昇降速度やガイ
ドレール2の昇降方向の各位置における撓み量の大きさ
等に基づいて弾性定数を変化させることにより、かご枠
8に伝わる加振力の大きさを低減させて乗り心地を向上
させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの昇降部分
の昇降を案内するガイドレールに向かってガイドローラ
を付勢する付勢力の大きさを、昇降速度等に応じて変化
させることにより乗り心地を向上させることができるエ
レベータのガイドローラ支持装置に関する。
の昇降を案内するガイドレールに向かってガイドローラ
を付勢する付勢力の大きさを、昇降速度等に応じて変化
させることにより乗り心地を向上させることができるエ
レベータのガイドローラ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示したように、エレベータの昇降
部分1の昇降を案内するガイドレール2は、所定の間隔
を開けて配設されているブラケット3により、鉛直方向
に延びる昇降路4の壁面5に固定されている。一方、昇
降部分1の人が乗るかご室6は、ロープ7によって吊り
下げられたかご枠8に防振ゴム9を介して取り付けられ
ている。
部分1の昇降を案内するガイドレール2は、所定の間隔
を開けて配設されているブラケット3により、鉛直方向
に延びる昇降路4の壁面5に固定されている。一方、昇
降部分1の人が乗るかご室6は、ロープ7によって吊り
下げられたかご枠8に防振ゴム9を介して取り付けられ
ている。
【0003】前記かご枠8の上下の4隅には、ガイドレ
ール2に接しながら回転するガイドローラ10を支持す
るガイドローラ支持装置11が取り付けられている。こ
れらのガイドローラ支持装置11は、かご枠8に固着さ
れている側面視L字状のフレーム12と、このフレーム
12に一体に設けられているブラケット13にその基端
部が軸支されて揺動自在とされているガイドローラ支持
アーム14とを備えている。ガイドローラ10はガイド
ローラ支持アーム14の長手方向の中央部に軸支され、
回転自在かつかご枠8に対して相対変位自在に支持され
ている。また、ガイドローラ10は、前記フレーム12
に取り付けられたT字型ブラケット15に取り付けられ
たコイルバネ16によりガイドレール2に向かって付勢
され、ガイドレール2から離れることなく回転するよう
にされている。さらに、前記ガイドローラ支持アーム1
4は所定の角度以上に揺動することがないようにストッ
パ17により規制されており、もってかご枠8がガイド
レール2に対して接近しすぎることがないようにされて
いる。
ール2に接しながら回転するガイドローラ10を支持す
るガイドローラ支持装置11が取り付けられている。こ
れらのガイドローラ支持装置11は、かご枠8に固着さ
れている側面視L字状のフレーム12と、このフレーム
12に一体に設けられているブラケット13にその基端
部が軸支されて揺動自在とされているガイドローラ支持
アーム14とを備えている。ガイドローラ10はガイド
ローラ支持アーム14の長手方向の中央部に軸支され、
回転自在かつかご枠8に対して相対変位自在に支持され
ている。また、ガイドローラ10は、前記フレーム12
に取り付けられたT字型ブラケット15に取り付けられ
たコイルバネ16によりガイドレール2に向かって付勢
され、ガイドレール2から離れることなく回転するよう
にされている。さらに、前記ガイドローラ支持アーム1
4は所定の角度以上に揺動することがないようにストッ
パ17により規制されており、もってかご枠8がガイド
レール2に対して接近しすぎることがないようにされて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガイドレー
ル2には、壁面5に固定される際に生じる初期撓みや、
熱膨張による撓み、かご枠8が昇降する際にガイドロー
ラ10が押しつけられることによって生じる走行撓み等
が生じる。そして、ガイドレール2の撓みはブラケット
3により支持されている部分において小さく、ブラケッ
ト3同士の中間部において大きくなる傾向がある。これ
により、ガイドレール2に接しながら回転するガイドロ
ーラ10は、ガイドレール2の撓みによって水平方向に
強制的に変位させられるので、かご枠8にはガイドロー
ラ10の変位量に比例した加振力がコイルバネ16を介
して作用する。そして、この加振力は、ブラケット3の
間隔Lをかご枠8の昇降速度Vで除して得られる値を主
成分とする周波数fを有している。
ル2には、壁面5に固定される際に生じる初期撓みや、
熱膨張による撓み、かご枠8が昇降する際にガイドロー
ラ10が押しつけられることによって生じる走行撓み等
が生じる。そして、ガイドレール2の撓みはブラケット
3により支持されている部分において小さく、ブラケッ
ト3同士の中間部において大きくなる傾向がある。これ
により、ガイドレール2に接しながら回転するガイドロ
ーラ10は、ガイドレール2の撓みによって水平方向に
強制的に変位させられるので、かご枠8にはガイドロー
ラ10の変位量に比例した加振力がコイルバネ16を介
して作用する。そして、この加振力は、ブラケット3の
間隔Lをかご枠8の昇降速度Vで除して得られる値を主
成分とする周波数fを有している。
【0005】前述のように、かご枠8はガイドローラ1
0およびコイルバネ16を介してガイドレール2に対し
て水平方向に弾性支持されている。そして、その固有振
動数はかご室6およびかご枠8の重量とコイルバネ16
のバネ定数とから特定の値に定まる。これにより、かご
枠8に作用する加振力の周波数fがかご枠8の固有振動
数に接近すると、かご枠8は大きく振動して、乗り心地
が悪化する。
0およびコイルバネ16を介してガイドレール2に対し
て水平方向に弾性支持されている。そして、その固有振
動数はかご室6およびかご枠8の重量とコイルバネ16
のバネ定数とから特定の値に定まる。これにより、かご
枠8に作用する加振力の周波数fがかご枠8の固有振動
数に接近すると、かご枠8は大きく振動して、乗り心地
が悪化する。
【0006】図9は、かご枠8に作用する加振力の周波
数fおよびかご枠8の昇降速度をそれぞれ横軸に、かご
枠8に伝わる加振力の大きさを縦軸に取るとともに、コ
イルバネ16のバネ定数が小さい場合の加振力の大きさ
の変化を実線で、コイルバネ16のバネ定数が大きい場
合の加振力の大きさの変化を点線で示した線図である。
この図から明らかなように、コイルバネ16のバネ定数
が小さい場合には昇降速度がVaの時に、コイルバネ1
6のバネ定数が大きい場合には昇降速度がVcの時にそ
れぞれ共振が発生する。そして、昇降速度Vbにおい
て、コイルバネ16のバネ定数が小さい場合の加振力と
バネ定数が大きい場合の加振力とが等しくなる。
数fおよびかご枠8の昇降速度をそれぞれ横軸に、かご
枠8に伝わる加振力の大きさを縦軸に取るとともに、コ
イルバネ16のバネ定数が小さい場合の加振力の大きさ
の変化を実線で、コイルバネ16のバネ定数が大きい場
合の加振力の大きさの変化を点線で示した線図である。
この図から明らかなように、コイルバネ16のバネ定数
が小さい場合には昇降速度がVaの時に、コイルバネ1
6のバネ定数が大きい場合には昇降速度がVcの時にそ
れぞれ共振が発生する。そして、昇降速度Vbにおい
て、コイルバネ16のバネ定数が小さい場合の加振力と
バネ定数が大きい場合の加振力とが等しくなる。
【0007】したがって、かご枠8の昇降速度がしだい
に増加して速度Vbに達するまではコイルバネ16のバ
ネ定数を大きくするともに、かご枠8の昇降速度がVb
を越えてからはコイルバネ16のバネ定数を小さくする
ことができれば、かご枠8に伝わる加振力を昇降速度の
全域において大幅に低減させることができる。しかしな
がら、従来のエレベータにおいてはコイルバネ16のバ
ネ定数を昇降速度に応じて変化させることができない。
そこで、従来は、ガイドレール2の撓み量が同一であっ
てもかご枠8に伝わる加振力が大きくなるかご枠8の昇
降速度が高い領域における乗り心地に重点を置いて、コ
イルバネ16のバネ定数を小さく設定している。
に増加して速度Vbに達するまではコイルバネ16のバ
ネ定数を大きくするともに、かご枠8の昇降速度がVb
を越えてからはコイルバネ16のバネ定数を小さくする
ことができれば、かご枠8に伝わる加振力を昇降速度の
全域において大幅に低減させることができる。しかしな
がら、従来のエレベータにおいてはコイルバネ16のバ
ネ定数を昇降速度に応じて変化させることができない。
そこで、従来は、ガイドレール2の撓み量が同一であっ
てもかご枠8に伝わる加振力が大きくなるかご枠8の昇
降速度が高い領域における乗り心地に重点を置いて、コ
イルバネ16のバネ定数を小さく設定している。
【0008】一方、図8に示すように、かご枠8の下部
にはかご室6内の電気機器に電力を供給するケーブル1
8が吊り下げられている。これにより、ケーブル18の
重量が、かご枠8を傾かせる偏荷重Wとして作用する。
ケーブル18の吊り下げ長さは昇降路1内におけるかご
枠8の昇降方向の位置により変化するので、図10に示
すように偏荷重Wの大きさもかご枠8の昇降方向の位置
により変化する。
にはかご室6内の電気機器に電力を供給するケーブル1
8が吊り下げられている。これにより、ケーブル18の
重量が、かご枠8を傾かせる偏荷重Wとして作用する。
ケーブル18の吊り下げ長さは昇降路1内におけるかご
枠8の昇降方向の位置により変化するので、図10に示
すように偏荷重Wの大きさもかご枠8の昇降方向の位置
により変化する。
【0009】また、かご枠8の上下左右の四隅に設けら
れている個々のガイドローラ10に作用するガイドレー
ル反力Fは均等ではなく、特にケーブル18の吊り下げ
長さが最も長くなる最上階位置において、左上と右下の
ガイドローラ10に最も大きいガイドレール反力F1・
F2が作用する。
れている個々のガイドローラ10に作用するガイドレー
ル反力Fは均等ではなく、特にケーブル18の吊り下げ
長さが最も長くなる最上階位置において、左上と右下の
ガイドローラ10に最も大きいガイドレール反力F1・
F2が作用する。
【0010】したがって、コイルバネ16のバネ定数が
小さすぎると、ガイドレール反力F1・F2によりガイ
ドローラ10が大きく変位し、ガイドローラ支持アーム
14がストッパ17に当接する。すると、加振力はスト
ッパ17およびフレーム12を介して直接かご枠8に伝
わるので、乗り心地が非常に悪化する。これによりそこ
で、偏荷重Wの大きさが最大となる際にもローラ支持ア
ーム14の揺動が許容範囲に収まるように、コイルバネ
16のバネ定数をある程度大きくせざるを得ず、かご枠
8が高速で昇降する際の乗り心地を犠牲とせざるを得な
い。
小さすぎると、ガイドレール反力F1・F2によりガイ
ドローラ10が大きく変位し、ガイドローラ支持アーム
14がストッパ17に当接する。すると、加振力はスト
ッパ17およびフレーム12を介して直接かご枠8に伝
わるので、乗り心地が非常に悪化する。これによりそこ
で、偏荷重Wの大きさが最大となる際にもローラ支持ア
ーム14の揺動が許容範囲に収まるように、コイルバネ
16のバネ定数をある程度大きくせざるを得ず、かご枠
8が高速で昇降する際の乗り心地を犠牲とせざるを得な
い。
【0011】そこで、本発明の目的は、従来の技術が有
する問題点を解消し、エレベータの乗り心地を向上させ
ることができるエレベータのガイドローラ支持装置を提
供することにある。
する問題点を解消し、エレベータの乗り心地を向上させ
ることができるエレベータのガイドローラ支持装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエレベータのガイドローラ支持装置は、エ
レベータの昇降を案内するガイドレールに接しながら回
転するガイドローラを支持する、エレベータの昇降部分
に取り付けられたガイドローラ支持装置において、前記
ガイドローラを回転自在かつ前記昇降部分に対して相対
変位自在に支持する支持手段と、前記ガイドローラと前
記昇降部分との間に介装されて前記ガイドローラを前記
ガイドレールに向かって付勢する付勢手段とを備えると
ともに、前記付勢手段が電磁気力により前記ガイドロー
ラを付勢することを特徴とするものである。
に、本発明のエレベータのガイドローラ支持装置は、エ
レベータの昇降を案内するガイドレールに接しながら回
転するガイドローラを支持する、エレベータの昇降部分
に取り付けられたガイドローラ支持装置において、前記
ガイドローラを回転自在かつ前記昇降部分に対して相対
変位自在に支持する支持手段と、前記ガイドローラと前
記昇降部分との間に介装されて前記ガイドローラを前記
ガイドレールに向かって付勢する付勢手段とを備えると
ともに、前記付勢手段が電磁気力により前記ガイドロー
ラを付勢することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明のエレベータのガイドローラ支持装置に
おいては、電磁気力によってガイドローラをガイドレー
ルに向かって付勢するので、電磁気力の大きさを変化さ
せることによって付勢力を任意の大きさに調節すること
ができる。これにより、エレベータの昇降部分をガイド
レールに対して水平方向に弾性支持する弾性定数の値を
最適に制御することができるから、エレベータの昇降部
分に伝わる加振力を低減させ、もってエレベータの乗り
心地を向上させることができる。
おいては、電磁気力によってガイドローラをガイドレー
ルに向かって付勢するので、電磁気力の大きさを変化さ
せることによって付勢力を任意の大きさに調節すること
ができる。これにより、エレベータの昇降部分をガイド
レールに対して水平方向に弾性支持する弾性定数の値を
最適に制御することができるから、エレベータの昇降部
分に伝わる加振力を低減させ、もってエレベータの乗り
心地を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明によるエレベータのガイドロー
ラ支持装置の各実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。なお、以下の説明においては共通の部分に同一の符
号を使用してその説明を省略する。
ラ支持装置の各実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。なお、以下の説明においては共通の部分に同一の符
号を使用してその説明を省略する。
【0015】実施例1 まず、本発明による実施例1のエレベータのガイドロー
ラ支持装置について、図1から図4を参照して説明す
る。図1に示すように、本実施例1のエレベータのガイ
ドローラ支持装置20は、かご枠8の上下左右の四隅に
取り付けられている。図2に拡大して示すように、ガイ
ドローラ支持装置20は、かご枠8に固着されている側
面視で略コ字型のフレーム21と、このフレーム21に
一体に形成されているブラケット22にその基端部が軸
支されて直線状に延びるガイドローラ支持アーム23
と、このガイドローラ支持アーム23の先端に取り付け
られている第1の電磁石24と、この第1の電磁石24
と対向するように前記フレーム21の先端部に取り付け
られている第2の電磁石と、これらの電磁石24・25
に配線26を介して通電する電流の大きさを制御するコ
ントローラ27とを備えている。
ラ支持装置について、図1から図4を参照して説明す
る。図1に示すように、本実施例1のエレベータのガイ
ドローラ支持装置20は、かご枠8の上下左右の四隅に
取り付けられている。図2に拡大して示すように、ガイ
ドローラ支持装置20は、かご枠8に固着されている側
面視で略コ字型のフレーム21と、このフレーム21に
一体に形成されているブラケット22にその基端部が軸
支されて直線状に延びるガイドローラ支持アーム23
と、このガイドローラ支持アーム23の先端に取り付け
られている第1の電磁石24と、この第1の電磁石24
と対向するように前記フレーム21の先端部に取り付け
られている第2の電磁石と、これらの電磁石24・25
に配線26を介して通電する電流の大きさを制御するコ
ントローラ27とを備えている。
【0016】第1と第2の電磁石24・25の間には通
電される電流の大きさに応じて電磁反発力が発生し、ガ
イドローラ10をガイドレール2に向かって付勢する。
一方、ガイドレール10が昇降してガイドレール2が撓
んでいる部分を通過すると、ガイドローラー10は水平
方向に強制的に変位させられる。ガイドローラ支持アー
ム23が揺動して電磁石24・25間の隙間が狭められ
ると、電磁石24・25間の電磁反発力が強まり、ガイ
ドローラ10はガイドレール2に向かって押し戻され
る。
電される電流の大きさに応じて電磁反発力が発生し、ガ
イドローラ10をガイドレール2に向かって付勢する。
一方、ガイドレール10が昇降してガイドレール2が撓
んでいる部分を通過すると、ガイドローラー10は水平
方向に強制的に変位させられる。ガイドローラ支持アー
ム23が揺動して電磁石24・25間の隙間が狭められ
ると、電磁石24・25間の電磁反発力が強まり、ガイ
ドローラ10はガイドレール2に向かって押し戻され
る。
【0017】ところで、コイルバネ16を使用する従来
のガイドローラ支持装置11においては、ガイドローラ
10をガイドレール2に向かって付勢する付勢力の大き
さは、図3に示したようにガイドローラ支持アーム14
の先端の変位量に対して直線的に反比例する。これによ
り、従来のガイドローラ支持装置11を用いた場合に
は、かご枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性
支持する弾性定数は、コイルバネ16のバネ定数により
決まる。
のガイドローラ支持装置11においては、ガイドローラ
10をガイドレール2に向かって付勢する付勢力の大き
さは、図3に示したようにガイドローラ支持アーム14
の先端の変位量に対して直線的に反比例する。これによ
り、従来のガイドローラ支持装置11を用いた場合に
は、かご枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性
支持する弾性定数は、コイルバネ16のバネ定数により
決まる。
【0018】これに対して、電磁石24・25に通電す
る電流の大きさを一定とする場合には、電磁石24・2
5間に生じる電磁反発力の大きさは、電磁石24・25
間の隙間寸法の二乗に反比例する。これにより、本実施
例1のガイドローラ支持装置20においては、図4に示
すように、ガイドローラ10をガイドレール2に向かっ
て付勢する付勢力の大きさは、ガイドローラ支持アーム
23の先端の変位量の二乗に反比例する。すなわち、ガ
イドローラ支持アーム23の先端の変位量とガイドロー
ラ付勢力との関係を表すグラフの傾き、すなわちかご枠
8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する弾
性定数が、ガイドローラ支持アーム23の先端の変位量
によって変化することとなる。
る電流の大きさを一定とする場合には、電磁石24・2
5間に生じる電磁反発力の大きさは、電磁石24・25
間の隙間寸法の二乗に反比例する。これにより、本実施
例1のガイドローラ支持装置20においては、図4に示
すように、ガイドローラ10をガイドレール2に向かっ
て付勢する付勢力の大きさは、ガイドローラ支持アーム
23の先端の変位量の二乗に反比例する。すなわち、ガ
イドローラ支持アーム23の先端の変位量とガイドロー
ラ付勢力との関係を表すグラフの傾き、すなわちかご枠
8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する弾
性定数が、ガイドローラ支持アーム23の先端の変位量
によって変化することとなる。
【0019】したがって、本実施例1のガイドローラ支
持装置20においては、かご枠8をガイドレール2に対
して水平方向に弾性支持する弾性定数を一定の値に保つ
ために、電磁石24・25に通電する電流の大きさをガ
イドローラ支持アーム23の先端の変位量に応じて変化
させる必要がある。
持装置20においては、かご枠8をガイドレール2に対
して水平方向に弾性支持する弾性定数を一定の値に保つ
ために、電磁石24・25に通電する電流の大きさをガ
イドローラ支持アーム23の先端の変位量に応じて変化
させる必要がある。
【0020】そこで、本実施例1のガイドローラ支持装
置20においては、ローラ支持アーム23の傾斜を検知
するセンサ28をガイドローラ支持アーム23の基端部
側に取り付けている。そしてコントローラ26は、配線
29を介して得られるセンサ28の出力信号からガイド
ローラ支持アーム23の先端変位量を演算し、その結果
に基づいて電磁石24・25に流す電流の大きさを制御
する。
置20においては、ローラ支持アーム23の傾斜を検知
するセンサ28をガイドローラ支持アーム23の基端部
側に取り付けている。そしてコントローラ26は、配線
29を介して得られるセンサ28の出力信号からガイド
ローラ支持アーム23の先端変位量を演算し、その結果
に基づいて電磁石24・25に流す電流の大きさを制御
する。
【0021】かご枠8をガイドレール2に対して水平方
向に弾性支持する弾性定数を「大」の状態で使用する場
合には、ガイドローラ支持アーム23の先端変位量とガ
イドローラ付勢力との関係が、図4に示す傾きの大きい
直線L1となるようにすれば良い。すなわち、直線L1
上のa点およびd点においては、対応する付勢力を発生
するために電磁石24・25に通電する電流の大きさを
「小」とする。また、b点およびc点においては、対応
する付勢力を発生するために電磁石24・25に通電す
る電流の大きさを「中」とする。そして、直線L1上の
b点とc点との中間点においては、電磁石24・25に
通電する電流の大きさを「中」より大きくする。
向に弾性支持する弾性定数を「大」の状態で使用する場
合には、ガイドローラ支持アーム23の先端変位量とガ
イドローラ付勢力との関係が、図4に示す傾きの大きい
直線L1となるようにすれば良い。すなわち、直線L1
上のa点およびd点においては、対応する付勢力を発生
するために電磁石24・25に通電する電流の大きさを
「小」とする。また、b点およびc点においては、対応
する付勢力を発生するために電磁石24・25に通電す
る電流の大きさを「中」とする。そして、直線L1上の
b点とc点との中間点においては、電磁石24・25に
通電する電流の大きさを「中」より大きくする。
【0022】同様に弾性定数を「小」の状態で使用する
場合には、図4に示す傾きの小さい直線L2上のe点お
よびh点においては、電磁石24・25に通電する電流
の大きさを「小」とし、f点およびg点においては電流
の大きさを「中」とし、f点とg点との中間点において
は電流の大きさを「中」より大きくする。
場合には、図4に示す傾きの小さい直線L2上のe点お
よびh点においては、電磁石24・25に通電する電流
の大きさを「小」とし、f点およびg点においては電流
の大きさを「中」とし、f点とg点との中間点において
は電流の大きさを「中」より大きくする。
【0023】以上の説明から明らかなように、本第1実
施例のガイドローラ支持装置20は、コントローラ27
を用いて電磁石24・25に通電する電流の大きさを制
御することにより、かご枠8をガイドレール2に対して
水平方向に弾性支持する弾性定数の値を任意の値に設定
することができるばかりでなく、弾性定数を瞬時に変化
させることもできる。したがって、例えばかご枠8の昇
降速度に応じて弾性定数を変化させるなど、かご枠8の
昇降状況に応じて弾性定数を最適な値に制御することに
より、かご枠8に伝わる加振力を低減させて乗り心地を
向上させることができる。
施例のガイドローラ支持装置20は、コントローラ27
を用いて電磁石24・25に通電する電流の大きさを制
御することにより、かご枠8をガイドレール2に対して
水平方向に弾性支持する弾性定数の値を任意の値に設定
することができるばかりでなく、弾性定数を瞬時に変化
させることもできる。したがって、例えばかご枠8の昇
降速度に応じて弾性定数を変化させるなど、かご枠8の
昇降状況に応じて弾性定数を最適な値に制御することに
より、かご枠8に伝わる加振力を低減させて乗り心地を
向上させることができる。
【0024】次に、最適な弾性定数の選び方の一例を説
明する。エレベータは、停止、加速、定常速度による昇
降、減速、停止といった走行パターンを持っている。そ
こで、かご枠8が停止状態から加速を開始し、その昇降
速度がしだいに増加して図9に示す速度Vbに至るまで
の間は、弾性定数を「大」に設定する。そして、かご枠
8の昇降速度がさらに増加して速度Vbに達したとき、
弾性定数を「小」に切り換え、定常速度に達するまでこ
の状態を維持する。かご枠8の昇降速度が定常速度から
しだいに減少してVbに達するまでは弾性定数を「小」
のままとする。そして、昇降速度がVbに達した時に弾
性定数「大」に切り換え、以降かご枠8が停止するまで
その状態を維持する。
明する。エレベータは、停止、加速、定常速度による昇
降、減速、停止といった走行パターンを持っている。そ
こで、かご枠8が停止状態から加速を開始し、その昇降
速度がしだいに増加して図9に示す速度Vbに至るまで
の間は、弾性定数を「大」に設定する。そして、かご枠
8の昇降速度がさらに増加して速度Vbに達したとき、
弾性定数を「小」に切り換え、定常速度に達するまでこ
の状態を維持する。かご枠8の昇降速度が定常速度から
しだいに減少してVbに達するまでは弾性定数を「小」
のままとする。そして、昇降速度がVbに達した時に弾
性定数「大」に切り換え、以降かご枠8が停止するまで
その状態を維持する。
【0025】これにより、図9に示すように、かご枠8
に伝わる加振力は図9中のa点からb点の間は点線で示
すグラフに沿って変化し、b点とc点との間においては
実線で示すグラフに沿って変化する。したがって、かご
枠8に伝わる加振力を大幅に低減させて、乗り心地を向
上させることができる。
に伝わる加振力は図9中のa点からb点の間は点線で示
すグラフに沿って変化し、b点とc点との間においては
実線で示すグラフに沿って変化する。したがって、かご
枠8に伝わる加振力を大幅に低減させて、乗り心地を向
上させることができる。
【0026】すなわち、本実施例1のガイドローラ支持
装置20においては、ガイドローラ10をガイドレール
2に向かって付勢する付勢力を電磁石24・25間に生
じる電磁反発力によって生じさせているので、電磁石2
4・25に流す電流の値をコントローラ27を用いて制
御することにより、付勢力の大きさ、すなわちかご枠8
をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する弾性
定数の値を最適化することができる。したがって、本実
施例1のガイドローラ支持装置20によれば、かご枠8
に伝わる加振力を低減させて、乗り心地を大幅に向上さ
せることができる。
装置20においては、ガイドローラ10をガイドレール
2に向かって付勢する付勢力を電磁石24・25間に生
じる電磁反発力によって生じさせているので、電磁石2
4・25に流す電流の値をコントローラ27を用いて制
御することにより、付勢力の大きさ、すなわちかご枠8
をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する弾性
定数の値を最適化することができる。したがって、本実
施例1のガイドローラ支持装置20によれば、かご枠8
に伝わる加振力を低減させて、乗り心地を大幅に向上さ
せることができる。
【0027】実施例2 次に、図5および図6を参照して、本発明による実施例
2のエレベータのガイドローラ支持装置30について説
明する。前述のように、エレベータのかご枠8に偏荷重
Wが作用すると、ガイドローラ10には偏荷重Wにより
生起されるガイドレール反力Fが作用する。したがっ
て、ガイドレール反力Fによりガイドローラ10が大き
く変位しないようにするためには、ガイドレール反力F
に釣り合う付勢力Cをもってガイドローラ10を付勢し
なければならない。この場合、上述した第1実施例のガ
イドローラ支持装置20においては、偏荷重Wが大きく
なった時には電磁石24・25間に生じる電磁反発力を
強めねばならず、かご枠8をガイドレール2対して水平
方向に弾性支持する弾性定数を最適な値に設定すること
ができなくなる恐れがある。
2のエレベータのガイドローラ支持装置30について説
明する。前述のように、エレベータのかご枠8に偏荷重
Wが作用すると、ガイドローラ10には偏荷重Wにより
生起されるガイドレール反力Fが作用する。したがっ
て、ガイドレール反力Fによりガイドローラ10が大き
く変位しないようにするためには、ガイドレール反力F
に釣り合う付勢力Cをもってガイドローラ10を付勢し
なければならない。この場合、上述した第1実施例のガ
イドローラ支持装置20においては、偏荷重Wが大きく
なった時には電磁石24・25間に生じる電磁反発力を
強めねばならず、かご枠8をガイドレール2対して水平
方向に弾性支持する弾性定数を最適な値に設定すること
ができなくなる恐れがある。
【0028】上記の問題を解決するため、本実施例2の
ガイドローラ支持装置30においては、前述した実施例
1のガイドローラ支持装置20に、第3と第4の電磁石
31・32と、第1と第2の電磁石24・25および第
3と第4の電磁石31・32に通電する電流の大きさ
を、それぞれ個別に制御するコントローラ33とが新た
に追加されている。そして、第3および第4の電磁石3
1・32は、偏荷重Wにより生起されるガイドレール反
力Fに釣り合う付勢力Cのみを発生するようにされてい
る。これに対して、第1と第2の電磁石24・25は、
かご枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持
するための付勢力Dを発生するようにされている。
ガイドローラ支持装置30においては、前述した実施例
1のガイドローラ支持装置20に、第3と第4の電磁石
31・32と、第1と第2の電磁石24・25および第
3と第4の電磁石31・32に通電する電流の大きさ
を、それぞれ個別に制御するコントローラ33とが新た
に追加されている。そして、第3および第4の電磁石3
1・32は、偏荷重Wにより生起されるガイドレール反
力Fに釣り合う付勢力Cのみを発生するようにされてい
る。これに対して、第1と第2の電磁石24・25は、
かご枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持
するための付勢力Dを発生するようにされている。
【0029】偏荷重Wの大きさは、昇降路1内における
かご枠8の昇降位置によって図10に示したように変化
することが判っている。そこで、本実施例2において
は、偏荷重Wによって生起されるガイドレール反力Fの
大きさをかご枠8の昇降位置に対応させた状態で、コン
トローラ33に内蔵されている記憶手段に記憶させてい
る。コントローラ33は、かご枠8の昇降位置を検出す
る手段(図示せず)から得られる信号に基づいて、記憶
手段からガイドレール反力Fの大きさを読み出し、この
ガイドレール反力Fに釣り合う電磁反発力を発生するよ
うに第3と第4の電磁石31・32に流す電流の大きさ
を制御する。
かご枠8の昇降位置によって図10に示したように変化
することが判っている。そこで、本実施例2において
は、偏荷重Wによって生起されるガイドレール反力Fの
大きさをかご枠8の昇降位置に対応させた状態で、コン
トローラ33に内蔵されている記憶手段に記憶させてい
る。コントローラ33は、かご枠8の昇降位置を検出す
る手段(図示せず)から得られる信号に基づいて、記憶
手段からガイドレール反力Fの大きさを読み出し、この
ガイドレール反力Fに釣り合う電磁反発力を発生するよ
うに第3と第4の電磁石31・32に流す電流の大きさ
を制御する。
【0030】しかしながら、第3と第4の電磁石31・
32間に生じる電磁反発力は、第3と第4の電磁石31
・32間の隙間寸法の二乗に反比例して変化する。そこ
で、コントローラ33は、ガイドローラ支持アーム23
に設けられているセンサ28から得られる信号から第3
と第4の電磁石31・32間の隙間の大きさを演算し、
その演算結果に基づいて第3と第4の電磁石31・32
に通電する電流の大きさを制御する。これにより、図6
に示すように電磁反発力は、第3と第4の電磁石31・
32間の隙間の大きさによって変化しないように制御す
ることができ、もって第3と第4の電磁石31・32が
ガイドローラ10を付勢する付勢力Cを、ガイドローラ
10の変位量に関わらずガイドレール反力Fに釣り合わ
せることができる。
32間に生じる電磁反発力は、第3と第4の電磁石31
・32間の隙間寸法の二乗に反比例して変化する。そこ
で、コントローラ33は、ガイドローラ支持アーム23
に設けられているセンサ28から得られる信号から第3
と第4の電磁石31・32間の隙間の大きさを演算し、
その演算結果に基づいて第3と第4の電磁石31・32
に通電する電流の大きさを制御する。これにより、図6
に示すように電磁反発力は、第3と第4の電磁石31・
32間の隙間の大きさによって変化しないように制御す
ることができ、もって第3と第4の電磁石31・32が
ガイドローラ10を付勢する付勢力Cを、ガイドローラ
10の変位量に関わらずガイドレール反力Fに釣り合わ
せることができる。
【0031】本実施例2のガイドローラ支持装置30に
よれば、ガイドローラ10は第3と第4の電磁石31・
32が発生する付勢力Cによりガイドレール反力Fに釣
り合うようにガイドレール2に向かって付勢される。こ
れにより、ガイドローラ10は、ガイドレール反力Fに
よって強制的に変位させられることがない。そして、ガ
イドレール反力Fと付勢力Cとが釣り合うので、ガイド
ローラ10は水平方向に自在に変位することができる。
これにより、ガイドローラ10は、第1と第2の電磁石
24・25が発生する付勢力Dによってガイドレール2
に向かって付勢されることとなり、かご枠8はガイドレ
ール2に対して水平方向に弾性支持される。そして、実
施例1において説明したようにガイドローラ10を付勢
する電磁反発力Dの大きさを制御することにより、かご
枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する
弾性定数を最適な値に設定することができる。
よれば、ガイドローラ10は第3と第4の電磁石31・
32が発生する付勢力Cによりガイドレール反力Fに釣
り合うようにガイドレール2に向かって付勢される。こ
れにより、ガイドローラ10は、ガイドレール反力Fに
よって強制的に変位させられることがない。そして、ガ
イドレール反力Fと付勢力Cとが釣り合うので、ガイド
ローラ10は水平方向に自在に変位することができる。
これにより、ガイドローラ10は、第1と第2の電磁石
24・25が発生する付勢力Dによってガイドレール2
に向かって付勢されることとなり、かご枠8はガイドレ
ール2に対して水平方向に弾性支持される。そして、実
施例1において説明したようにガイドローラ10を付勢
する電磁反発力Dの大きさを制御することにより、かご
枠8をガイドレール2に対して水平方向に弾性支持する
弾性定数を最適な値に設定することができる。
【0032】したがって、本実施例2のガイドローラ支
持装置30によれば、かご枠8に作用する偏荷重Wの大
きさに関わらず、かご枠8をガイドレール2に対して水
平方向に弾性支持する弾性定数を最適な値に設定するこ
とができるから、かご枠8に伝わる加振力を低減させ
て、乗り心地を大幅に向上させることができる。
持装置30によれば、かご枠8に作用する偏荷重Wの大
きさに関わらず、かご枠8をガイドレール2に対して水
平方向に弾性支持する弾性定数を最適な値に設定するこ
とができるから、かご枠8に伝わる加振力を低減させ
て、乗り心地を大幅に向上させることができる。
【0033】実施例3 ところで、ガイドレール2の撓みは上から下まで一定と
いうわけでは無く、撓みが大きい箇所や小さい箇所があ
る。そして、ガイドレール2の撓みが大きいところをか
ご枠8が通過する際、かご枠8は大きな加振力を受け
る。したがって、ガイドレール2の撓み量を予め測定し
ておき、撓み量の大きい部分をガイドローラ10が通過
する瞬間だけ、ガイドローラ10をガイドレール2に向
かって付勢する付勢力Cを弱めることとすれば、かご枠
8が受ける加振力を減少させることができる。
いうわけでは無く、撓みが大きい箇所や小さい箇所があ
る。そして、ガイドレール2の撓みが大きいところをか
ご枠8が通過する際、かご枠8は大きな加振力を受け
る。したがって、ガイドレール2の撓み量を予め測定し
ておき、撓み量の大きい部分をガイドローラ10が通過
する瞬間だけ、ガイドローラ10をガイドレール2に向
かって付勢する付勢力Cを弱めることとすれば、かご枠
8が受ける加振力を減少させることができる。
【0034】そこで、本実施例3においては、図5に示
す実施例2のガイドローラ支持装置30のコントローラ
33に内蔵されている記憶手段に、昇降方向の各位置に
おけるガイドレール2の撓み量をマップとして記憶させ
ている。そして、コントローラ33には、図示されない
センサが測定するかご枠8の昇降位置および昇降速度を
示すデータを入力する。コントローラ33は、かご枠8
の昇降位置を表す情報と記憶手段に記憶されているガイ
ドレール2の撓み量とを照合することにより、かご枠8
がガイドレール2の撓みの大きい部分を通過することを
予め知ることができる。そして、コントローラ33は、
かご枠8がガイドレール2の撓みの大きい部分を通過す
る前に電磁石24・25に流す電流値を制御し、ガイド
ローラ10をガイドレール2に向かって付勢する付勢力
を減少させる。この時、付勢力を減少させる量はかご枠
8の昇降速度を勘案して決定する。
す実施例2のガイドローラ支持装置30のコントローラ
33に内蔵されている記憶手段に、昇降方向の各位置に
おけるガイドレール2の撓み量をマップとして記憶させ
ている。そして、コントローラ33には、図示されない
センサが測定するかご枠8の昇降位置および昇降速度を
示すデータを入力する。コントローラ33は、かご枠8
の昇降位置を表す情報と記憶手段に記憶されているガイ
ドレール2の撓み量とを照合することにより、かご枠8
がガイドレール2の撓みの大きい部分を通過することを
予め知ることができる。そして、コントローラ33は、
かご枠8がガイドレール2の撓みの大きい部分を通過す
る前に電磁石24・25に流す電流値を制御し、ガイド
ローラ10をガイドレール2に向かって付勢する付勢力
を減少させる。この時、付勢力を減少させる量はかご枠
8の昇降速度を勘案して決定する。
【0035】すなわち、本実施例3のガイドローラ支持
装置によれば、かご枠8をガイドレール2に対して水平
方向に弾性支持する弾性定数を、ガイドレール2の撓み
の大きさと、かご枠8の昇降位置および昇降速度に応じ
て制御することができるので、かご枠8に伝わる加振力
を最小とすることができて、乗り心地を向上させること
ができる。
装置によれば、かご枠8をガイドレール2に対して水平
方向に弾性支持する弾性定数を、ガイドレール2の撓み
の大きさと、かご枠8の昇降位置および昇降速度に応じ
て制御することができるので、かご枠8に伝わる加振力
を最小とすることができて、乗り心地を向上させること
ができる。
【0036】実施例4 図7に示すように、本発明による実施例4のガイドロー
ラ支持装置40は、図8に示した従来のガイドローラ支
持装置11に、前述した実施例2のガイドローラ支持装
置30が備えている第3と第4の電磁石31・32およ
びコントローラ33を組み合わせたものである。
ラ支持装置40は、図8に示した従来のガイドローラ支
持装置11に、前述した実施例2のガイドローラ支持装
置30が備えている第3と第4の電磁石31・32およ
びコントローラ33を組み合わせたものである。
【0037】第3と第4の電磁石31・32およびコン
トローラ33は、実施例2のガイドローラ支持装置30
における作用と同一の作用を行う。すなわち、ガイドロ
ーラ10は第3と第4の電磁石31・32が発生する付
勢力Cによって付勢される。この時、付勢力Cは偏荷重
Wによって生起されるガイドレール反力Fと釣り合うの
で、ガイドローラ10はガイドレール反力Fによってコ
イルバネ16を圧縮するように強制的に変位させられる
ことが無い。
トローラ33は、実施例2のガイドローラ支持装置30
における作用と同一の作用を行う。すなわち、ガイドロ
ーラ10は第3と第4の電磁石31・32が発生する付
勢力Cによって付勢される。この時、付勢力Cは偏荷重
Wによって生起されるガイドレール反力Fと釣り合うの
で、ガイドローラ10はガイドレール反力Fによってコ
イルバネ16を圧縮するように強制的に変位させられる
ことが無い。
【0038】したがって、コイルバネ16にはガイドレ
ール反力Fの大きさに関わらず、バネ定数の低いものを
使用することができる。これにより、本実施例4のガイ
ドローラ支持装置40によれば、かご枠8が高速度で昇
降する際にかご枠8が受ける加振力に対して共振周波数
を十分引き離すことができるから、かご枠8に伝わる加
振力を減少させて乗り心地を向上させることができる。
ール反力Fの大きさに関わらず、バネ定数の低いものを
使用することができる。これにより、本実施例4のガイ
ドローラ支持装置40によれば、かご枠8が高速度で昇
降する際にかご枠8が受ける加振力に対して共振周波数
を十分引き離すことができるから、かご枠8に伝わる加
振力を減少させて乗り心地を向上させることができる。
【0039】以上、本発明のエレベータのガイドローラ
支持装置を実施例1から実施例4により説明したが、本
発明は上述した実施例によって限定されるものではな
く、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、上述した実施例において
は、ガイドローラを付勢する手段として互いに対向する
一対の電磁石を設けるとともに、両電磁石間に生じる電
磁反発力によってガイドローラを付勢するようにしてい
る。しかしながらこれにとらわれる必要はなく、例えば
一方の電磁石を永久磁石に変更することもできる。ま
た、電磁吸着力を用いてガイドローラを付勢するように
しても良い。さらには、電磁石に換えてリニアモータ等
の駆動手段を用いることができることは、この分野の専
門家にとっては容易なことである。
支持装置を実施例1から実施例4により説明したが、本
発明は上述した実施例によって限定されるものではな
く、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、上述した実施例において
は、ガイドローラを付勢する手段として互いに対向する
一対の電磁石を設けるとともに、両電磁石間に生じる電
磁反発力によってガイドローラを付勢するようにしてい
る。しかしながらこれにとらわれる必要はなく、例えば
一方の電磁石を永久磁石に変更することもできる。ま
た、電磁吸着力を用いてガイドローラを付勢するように
しても良い。さらには、電磁石に換えてリニアモータ等
の駆動手段を用いることができることは、この分野の専
門家にとっては容易なことである。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のエレベータのガイドローラ支持装置は、電磁気力によ
りガイドローラをガイドレールに向かって付勢するの
で、電磁気力の強さを調節することによりエレベータの
昇降部分をガイドレールに対して弾性支持する弾性定数
の値を変化させることができる。したがって、エレベー
タの昇降速度の変化や、ガイドレールの昇降方向の各位
置における撓みの大きさ、若しくはエレベータの昇降部
分を傾斜させるように作用する偏荷重の大きさの変化等
に対応して弾性定数を最適な値に制御することにより、
ガイドローラがガイドレールに接して回転することによ
りエレベータの昇降部分に加わる加振力の大きさを低減
することができ、エレベータの乗り心地を大幅に向上さ
せることができる。また、本発明のガイドローラ支持装
置は、昇降部分の振動を検知して弾性定数をアクテイブ
制御するものではないから、構成が簡単で、製造コスト
を低減させることができるという効果も奏する。
のエレベータのガイドローラ支持装置は、電磁気力によ
りガイドローラをガイドレールに向かって付勢するの
で、電磁気力の強さを調節することによりエレベータの
昇降部分をガイドレールに対して弾性支持する弾性定数
の値を変化させることができる。したがって、エレベー
タの昇降速度の変化や、ガイドレールの昇降方向の各位
置における撓みの大きさ、若しくはエレベータの昇降部
分を傾斜させるように作用する偏荷重の大きさの変化等
に対応して弾性定数を最適な値に制御することにより、
ガイドローラがガイドレールに接して回転することによ
りエレベータの昇降部分に加わる加振力の大きさを低減
することができ、エレベータの乗り心地を大幅に向上さ
せることができる。また、本発明のガイドローラ支持装
置は、昇降部分の振動を検知して弾性定数をアクテイブ
制御するものではないから、構成が簡単で、製造コスト
を低減させることができるという効果も奏する。
【図1】本発明による実施例1のガイドローラ支持装置
を備えたエレベータの構造を模式的に示した側面図。
を備えたエレベータの構造を模式的に示した側面図。
【図2】図1に示すガイドローラ支持装置を拡大して示
した側面図。
した側面図。
【図3】電磁石間の隙間量と電磁反発力との関係を示し
たグラフ。
たグラフ。
【図4】ガイドローラの変位とコイルバネ反力との関係
を示したグラフ。
を示したグラフ。
【図5】実施例2のガイドローラ支持装置を拡大して示
した側面図。
した側面図。
【図6】電磁石間の隙間量と電磁反発力との関係を示し
たグラフ。
たグラフ。
【図7】実施例3のガイドローラ支持装置を拡大して示
した側面図。
した側面図。
【図8】従来のガイドローラ支持装置を備えたエレベー
タの構造を模式的に示した側面図。
タの構造を模式的に示した側面図。
【図9】かご枠の昇降速度とかご枠が受ける加振力との
関係を示したグラフ。
関係を示したグラフ。
【図10】かご枠に作用する偏荷重の大きさの変化を示
したグラフ。
したグラフ。
1 エレベータの昇降部分 2 ガイドレール 3 ブラケット 4 昇降路 5 壁面 6 かご室 7 吊り下げロープ 8 かご枠 9 防振ゴム 10 ガイドローラ 11 ガイドローラ支持装置 14 ガイドローラ支持アーム 16 コイルバネ 17 ストッパ 20 実施例1のガイドローラ支持装置 24 第1の電磁石 25 第2の電磁石 26 配線 27 コントローラ 28 センサ 29 配線 30 実施例2のガイドローラ支持装置 31 第3の電磁石 32 第4の電磁石 33 コントローラ 34 配線 40 実施例4のガイドローラ支持装置 W 偏荷重 F、F1、F2 ガイドレール反力 C ガイドレール反力に釣り合う付勢力 D ガイドローラ付勢力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 見 形 安 洋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 小 原 英 也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内
Claims (5)
- 【請求項1】エレベータの昇降を案内するガイドレール
に接しながら回転するガイドローラを支持する、エレベ
ータの昇降部分に取り付けられたガイドローラ支持装置
において、前記ガイドローラを回転自在かつ前記昇降部
分に対して相対変位自在に支持する支持手段と、前記ガ
イドローラと前記昇降部分との間に介装されて前記ガイ
ドローラを前記ガイドレールに向かって付勢する付勢手
段とを備えるとともに、前記付勢手段が電磁気力により
前記ガイドローラを付勢するようにされていることを特
徴とするエレベータのガイドローラ支持装置。 - 【請求項2】前記ガイドローラを前記ガイドレールに向
かって電磁気力により付勢する第2の付勢手段を備える
とともに、この第2の付勢手段が、前記昇降部分を傾斜
させるように作用する偏荷重により生起されて前記ガイ
ドローラに作用する反力に釣り合う付勢力を発生するよ
うにされていることを特徴とする請求項1に記載のエレ
ベータのガイドローラ支持装置。 - 【請求項3】前記電磁気力の大きさを制御する制御手段
と、前記昇降部分の昇降速度を検知する昇降速度検知手
段とを備え、前記制御手段が、前記昇降速度検知手段か
ら得られた情報に基づいて前記電磁気力の大きさを制御
するようにされていることを特徴とする請求項1または
2に記載のエレベータのガイドローラ支持装置。 - 【請求項4】前記ガイドレールの昇降方向の各位置にお
ける撓みの大きさを記憶する記憶手段と、前記昇降部分
の昇降位置を検知する昇降位置検知手段とを備えるとと
もに、前記制御手段が、前記記憶手段に記憶されている
撓みデータと前記昇降位置検知手段から得られる昇降位
置情報とを対照しながら前記電磁気力の大きさを制御す
るようにされていることを特徴とする請求項3に記載の
エレベータのガイドローラ支持装置。 - 【請求項5】エレベータの昇降を案内するガイドレール
に接しながら回転するガイドローラを支持する、エレベ
ータの昇降部分に取り付けられたガイドローラ支持装置
において、前記ガイドローラを回転自在かつ前記昇降部
分に対して相対変位自在に支持する支持手段と、前記ガ
イドローラと前記昇降部分との間に介装されるとともに
弾性部材の弾性反力により前記ガイドローラを前記ガイ
ドレールに向かって付勢する第1の付勢手段と、前記昇
降部分を傾斜させるように作用する偏荷重により生起さ
れて前記ガイドローラに作用する反力に釣り合うように
前記ガイドローラを電磁気力により付勢する第2の付勢
手段とを備えることを特徴とするエレベータのガイドロ
ーラ支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017221A JPH08208151A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータのガイドローラ支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7017221A JPH08208151A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータのガイドローラ支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08208151A true JPH08208151A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11937897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7017221A Pending JPH08208151A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | エレベータのガイドローラ支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08208151A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002187679A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-02 | Toshiba Corp | エレベータ装置 |
| JP2010516591A (ja) * | 2007-01-29 | 2010-05-20 | オーチス エレベータ カンパニー | エレベータかご用の永久磁石騒音絶縁装置 |
| JP5009304B2 (ja) * | 2006-12-13 | 2012-08-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| CN105540384A (zh) * | 2016-01-27 | 2016-05-04 | 中国矿业大学 | 一种缓冲和能量采集滚轮罐耳 |
| CN109455593A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-03-12 | 张德崑 | 安全下行机构 |
| US11235950B2 (en) | 2018-04-30 | 2022-02-01 | Otis Elevator Company | Elevator safety gear actuation device |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP7017221A patent/JPH08208151A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2002187679A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-02 | Toshiba Corp | エレベータ装置 |
| JP5009304B2 (ja) * | 2006-12-13 | 2012-08-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
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| CN105540384B (zh) * | 2016-01-27 | 2017-10-13 | 中国矿业大学 | 一种缓冲和能量采集滚轮罐耳 |
| US11235950B2 (en) | 2018-04-30 | 2022-02-01 | Otis Elevator Company | Elevator safety gear actuation device |
| CN109455593A (zh) * | 2018-11-29 | 2019-03-12 | 张德崑 | 安全下行机构 |
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