JPH08209600A - 繊維材料から成る円筒体及びその製造方法 - Google Patents
繊維材料から成る円筒体及びその製造方法Info
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- JPH08209600A JPH08209600A JP30736095A JP30736095A JPH08209600A JP H08209600 A JPH08209600 A JP H08209600A JP 30736095 A JP30736095 A JP 30736095A JP 30736095 A JP30736095 A JP 30736095A JP H08209600 A JPH08209600 A JP H08209600A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】繊維材料から成る板材の両側縁を接合して形成
される円筒体において、該板材から円筒体を形成する際
に亀裂等の不都合を生じるのを防止することができる円
筒体と、それを均一な肉厚で製造することができる円筒
体の製造方法とを提供する。 【解決手段】三つの断面円弧状の湾曲部3,4,5を幅
方向に並列させて連設した形の繊維材料から成る板材2
を、湾曲部3,4の間及び湾曲部4,5の間の折り目部
6,7の位置で湾曲方向に折り返しつつ、該板材2の両
側縁を接合して円筒体を形成する。板材2は、下型12
及び上型13の間で、繊維材料を分散させた懸濁液から
水分を除去しつつ加圧することにより一体成形する。板
材2の中央の湾曲部4に対応する下型12の凸条湾曲成
形面16は、その円弧長を短くして略平坦になるように
する。
される円筒体において、該板材から円筒体を形成する際
に亀裂等の不都合を生じるのを防止することができる円
筒体と、それを均一な肉厚で製造することができる円筒
体の製造方法とを提供する。 【解決手段】三つの断面円弧状の湾曲部3,4,5を幅
方向に並列させて連設した形の繊維材料から成る板材2
を、湾曲部3,4の間及び湾曲部4,5の間の折り目部
6,7の位置で湾曲方向に折り返しつつ、該板材2の両
側縁を接合して円筒体を形成する。板材2は、下型12
及び上型13の間で、繊維材料を分散させた懸濁液から
水分を除去しつつ加圧することにより一体成形する。板
材2の中央の湾曲部4に対応する下型12の凸条湾曲成
形面16は、その円弧長を短くして略平坦になるように
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、古紙等を原材料とする
パルプ繊維等の繊維材料から成る円筒体及びその製造方
法に関する。
パルプ繊維等の繊維材料から成る円筒体及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、資源の有効利用の観点から、古紙
の再生利用が進められている。この古紙の再生利用にお
いては、まず、古紙を裁断して水に溶かすことにより、
繊維材料としてのパルプ繊維を分散した懸濁液(以下、
パルプ液という)が製造され、そのパルプ液から適当な
加工工程を経て種々の紙製品が製造される。該パルプ液
には、必要に応じてヴァ─ジンパルプが添加される場合
もある。
の再生利用が進められている。この古紙の再生利用にお
いては、まず、古紙を裁断して水に溶かすことにより、
繊維材料としてのパルプ繊維を分散した懸濁液(以下、
パルプ液という)が製造され、そのパルプ液から適当な
加工工程を経て種々の紙製品が製造される。該パルプ液
には、必要に応じてヴァ─ジンパルプが添加される場合
もある。
【0003】ところで、紙製品にあっては、円筒形状の
ものが、剛性上の利点等の大きいことから各種産業分野
における利用性が比較的高い。そして、このような円筒
体を製造する場合、従来は、薄膜帯状の紙帯を用い、そ
れを棒状のものに巻回していくことにより前記円筒体を
製造するのが一般的である。
ものが、剛性上の利点等の大きいことから各種産業分野
における利用性が比較的高い。そして、このような円筒
体を製造する場合、従来は、薄膜帯状の紙帯を用い、そ
れを棒状のものに巻回していくことにより前記円筒体を
製造するのが一般的である。
【0004】しかしながら、このような円筒体の製造方
法では、多くの加工工程が必要となって、製造効率が悪
く、また、コスト的にも不利なものとなり易い。
法では、多くの加工工程が必要となって、製造効率が悪
く、また、コスト的にも不利なものとなり易い。
【0005】このため、本願発明者等は、古紙を再利用
するためにパルプ液を用い、図7に示すように、円筒体
を縦割2分割してなる二つの半円筒体a,aを幅方向に
並列させて連設した形の板材bを、下型c及び上型dを
備えた金型を用いて前記パルプ液から一体成形し、次い
で、前記半円筒体a,aの連設箇所を折り目部eとし
て、同図矢印Xで示すように板材bを折り返し、該板材
bの両側縁を接合することにより、円筒体を製造するこ
とを試みた。この場合、下型cには、半円筒体a,aに
対応した凸条成形面f,fが設けられ、該成形面f,f
上に前記パルプ液を付着させる。そして、その後に、下
型cの成形面f,fと嵌合する凹条成形面g,gを有す
る上型dを下型cに嵌合させて加圧し、この状態で前記
パルプ液中から水分を吸引除去したり、加熱することに
より、下型c及び上型d間に前記板材bを成形する。
するためにパルプ液を用い、図7に示すように、円筒体
を縦割2分割してなる二つの半円筒体a,aを幅方向に
並列させて連設した形の板材bを、下型c及び上型dを
備えた金型を用いて前記パルプ液から一体成形し、次い
で、前記半円筒体a,aの連設箇所を折り目部eとし
て、同図矢印Xで示すように板材bを折り返し、該板材
bの両側縁を接合することにより、円筒体を製造するこ
とを試みた。この場合、下型cには、半円筒体a,aに
対応した凸条成形面f,fが設けられ、該成形面f,f
上に前記パルプ液を付着させる。そして、その後に、下
型cの成形面f,fと嵌合する凹条成形面g,gを有す
る上型dを下型cに嵌合させて加圧し、この状態で前記
パルプ液中から水分を吸引除去したり、加熱することに
より、下型c及び上型d間に前記板材bを成形する。
【0006】しかしながら、かかる手法は、次のような
不都合を生じるものであった。
不都合を生じるものであった。
【0007】すなわち、前記下型cの各凸条成形面f
は、断面半円弧状であるため、その両側面がほぼ垂直な
急斜面となる。そして、前記パルプ液は水分を含む液質
状のものであるため、各凸条成形面fに付着されるパル
プ液の水分はパルプ繊維と共に、各凸条成形面fの頂部
からその両側に流動し易い。このため、特に凸条成形面
f,fの間の箇所にあっては、その両側の凸条成形面
f,fからパルプ繊維が流動し、多くのパルプ繊維が溜
まり易い。この状態で、前記上型dとの間で前記板材b
を成形すると、凸条成形面f,fの間の箇所(板材bの
折り目部eの箇所)で、該板材bの肉厚が他の箇所に較
べて厚くなり、その結果、該板材bから形成される円筒
体の肉厚が不均一なものとなってしまう。
は、断面半円弧状であるため、その両側面がほぼ垂直な
急斜面となる。そして、前記パルプ液は水分を含む液質
状のものであるため、各凸条成形面fに付着されるパル
プ液の水分はパルプ繊維と共に、各凸条成形面fの頂部
からその両側に流動し易い。このため、特に凸条成形面
f,fの間の箇所にあっては、その両側の凸条成形面
f,fからパルプ繊維が流動し、多くのパルプ繊維が溜
まり易い。この状態で、前記上型dとの間で前記板材b
を成形すると、凸条成形面f,fの間の箇所(板材bの
折り目部eの箇所)で、該板材bの肉厚が他の箇所に較
べて厚くなり、その結果、該板材bから形成される円筒
体の肉厚が不均一なものとなってしまう。
【0008】また、上記のように特に肉厚が厚くなる箇
所は、板材bの折り目部eであると共に、該折り目部e
で板材bを折り返して円筒体を形成する際の折り返し角
度は、180°の大きな角度であるため、その折り返し
の際に、板材bの折り目部eの箇所で亀裂が生じやす
い。
所は、板材bの折り目部eであると共に、該折り目部e
で板材bを折り返して円筒体を形成する際の折り返し角
度は、180°の大きな角度であるため、その折り返し
の際に、板材bの折り目部eの箇所で亀裂が生じやす
い。
【0009】さらに、前記上型dにあっては、その凹条
成形面g,gの間の箇所hが非常に鋭角的なものとなる
ため、破損を生じやすい。
成形面g,gの間の箇所hが非常に鋭角的なものとなる
ため、破損を生じやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はパルプ繊維等
の繊維材料から成る板材の両側縁を接合して形成される
円筒体において、該板材から円筒体を形成する際に亀裂
等の不都合を生じるのを防止することができる円筒体を
提供することを目的とする。
の繊維材料から成る板材の両側縁を接合して形成される
円筒体において、該板材から円筒体を形成する際に亀裂
等の不都合を生じるのを防止することができる円筒体を
提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は均一な肉厚の円筒体を容易
且つ良好に製造することができる円筒体の製造方法を提
供することを目的とする。
且つ良好に製造することができる円筒体の製造方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維材料から成
る円筒体はかかる目的を達成するために、繊維材料から
成る板材の両側縁を接合して形成される円筒体におい
て、前記板材は前記円筒体の周長方向となる幅方向に間
隔を存して設けた複数の折り目部と、該折り目部を介し
て幅方向に並列して連設された少なくとも三つの断面円
弧状の湾曲部とにより構成され、該板材を前記各折り目
部で各湾曲部の湾曲方向に折り返しつつ該板材の両側縁
を接合してなることを特徴とする。
る円筒体はかかる目的を達成するために、繊維材料から
成る板材の両側縁を接合して形成される円筒体におい
て、前記板材は前記円筒体の周長方向となる幅方向に間
隔を存して設けた複数の折り目部と、該折り目部を介し
て幅方向に並列して連設された少なくとも三つの断面円
弧状の湾曲部とにより構成され、該板材を前記各折り目
部で各湾曲部の湾曲方向に折り返しつつ該板材の両側縁
を接合してなることを特徴とする。
【0013】本発明の繊維材料から成る円筒体によれ
ば、前記板材は三つ以上の断面円弧状の湾曲部により構
成されているので、該板材から前記円筒体を形成する際
に、それらの湾曲部の間の前記折り目部で板材を折り返
す角度は比較的小さなものとなる。それにより、該折り
目部の箇所で亀裂等の不都合が生じるのを防止すること
ができる。
ば、前記板材は三つ以上の断面円弧状の湾曲部により構
成されているので、該板材から前記円筒体を形成する際
に、それらの湾曲部の間の前記折り目部で板材を折り返
す角度は比較的小さなものとなる。それにより、該折り
目部の箇所で亀裂等の不都合が生じるのを防止すること
ができる。
【0014】また、本発明の繊維材料からなる円筒体の
製造方法は前記の目的を達成するために、繊維材料から
成る円筒体の製造方法において、少なくとも三つの断面
円弧状の凸条湾曲成形面を幅方向に並列させて連設して
なる成形面を有する下型と該下型の各凸条湾曲成形面と
嵌合する凹条湾曲成形面を有する上型とを用い、前記下
型の成形面上に繊維材料を分散させた懸濁液を塗布する
工程と、該懸濁液により繊維材料を付着させた下型に前
記上型を嵌合させて該繊維材料を加圧する工程と、該加
圧状態で前記懸濁液の水分を除去しつつ加熱し、前記下
型の各凸条湾曲成形面の位置にその形状に対応した湾曲
部を有する繊維材料から成る板材を該下型と上型との間
に成形する工程と、成形された板材を前記湾曲部同士の
間の側縁で折り返しつつ該板材の両側縁を接合すること
により前記円筒体を得る工程とからなることを特徴とす
る。
製造方法は前記の目的を達成するために、繊維材料から
成る円筒体の製造方法において、少なくとも三つの断面
円弧状の凸条湾曲成形面を幅方向に並列させて連設して
なる成形面を有する下型と該下型の各凸条湾曲成形面と
嵌合する凹条湾曲成形面を有する上型とを用い、前記下
型の成形面上に繊維材料を分散させた懸濁液を塗布する
工程と、該懸濁液により繊維材料を付着させた下型に前
記上型を嵌合させて該繊維材料を加圧する工程と、該加
圧状態で前記懸濁液の水分を除去しつつ加熱し、前記下
型の各凸条湾曲成形面の位置にその形状に対応した湾曲
部を有する繊維材料から成る板材を該下型と上型との間
に成形する工程と、成形された板材を前記湾曲部同士の
間の側縁で折り返しつつ該板材の両側縁を接合すること
により前記円筒体を得る工程とからなることを特徴とす
る。
【0015】本発明の繊維材料からなる円筒体の製造方
法によれば、前記板材の断面円弧状の湾曲部を成形する
ための前記下型の凸条湾曲成形面が三つ以上備えられて
いるので、各凸条湾曲成形面の頂部からその隣の凸条湾
曲成形面との間の側縁に至る円弧面の傾斜が比較的緩や
かなものとなるため、前記下型の成形面上に付着される
前記懸濁液中の繊維材料が各凸条湾曲成形面の頂部から
凸条湾曲成形面同士の間の箇所に流動するのが抑制され
る。これにより前記板材の肉厚を均一なものとすること
ができ、ひいては該板材から、均一な肉厚の円筒体を容
易且つ良好に製造することができる。
法によれば、前記板材の断面円弧状の湾曲部を成形する
ための前記下型の凸条湾曲成形面が三つ以上備えられて
いるので、各凸条湾曲成形面の頂部からその隣の凸条湾
曲成形面との間の側縁に至る円弧面の傾斜が比較的緩や
かなものとなるため、前記下型の成形面上に付着される
前記懸濁液中の繊維材料が各凸条湾曲成形面の頂部から
凸条湾曲成形面同士の間の箇所に流動するのが抑制され
る。これにより前記板材の肉厚を均一なものとすること
ができ、ひいては該板材から、均一な肉厚の円筒体を容
易且つ良好に製造することができる。
【0016】そして、本発明の繊維材料からなる円筒体
の製造方法においては、前記下型の凸条湾曲成形面の個
数は三個であり、それらの凸条湾曲成形面の中央に位置
する凸条湾曲成形面は、その断面が略平坦な円弧状とな
るよう短い幅に形成されていることを特徴とする。
の製造方法においては、前記下型の凸条湾曲成形面の個
数は三個であり、それらの凸条湾曲成形面の中央に位置
する凸条湾曲成形面は、その断面が略平坦な円弧状とな
るよう短い幅に形成されていることを特徴とする。
【0017】このように、前記凸条湾曲成形面の個数を
3個とした場合に、それらの凸条湾曲成形面の中央に位
置する凸条湾曲成形面をその断面が略平坦な円弧状とな
るよう短い幅に形成したときには、その中央の凸条湾曲
成形面に付着される懸濁液中の繊維材料が、両側の凸条
湾曲成形面側に流動するのが極力抑えられる。これによ
り、円筒体を形成する際の前記板材の折り返し箇所が厚
肉となるのを防止することができると共に、前記板材や
それから形成される円筒体の肉厚を全体的により均一な
ものとすることができる。また、板材の折り返し箇所が
厚肉となるのが防止されるので、その折り返しの際に亀
裂が生じるのを確実に防止することができる。
3個とした場合に、それらの凸条湾曲成形面の中央に位
置する凸条湾曲成形面をその断面が略平坦な円弧状とな
るよう短い幅に形成したときには、その中央の凸条湾曲
成形面に付着される懸濁液中の繊維材料が、両側の凸条
湾曲成形面側に流動するのが極力抑えられる。これによ
り、円筒体を形成する際の前記板材の折り返し箇所が厚
肉となるのを防止することができると共に、前記板材や
それから形成される円筒体の肉厚を全体的により均一な
ものとすることができる。また、板材の折り返し箇所が
厚肉となるのが防止されるので、その折り返しの際に亀
裂が生じるのを確実に防止することができる。
【0018】さらに、本発明の繊維材料からなる円筒体
の製造方法において、前記下型の各凸条湾曲成形面に
は、その円弧方向に延在する複数の凸状リブ成形部が設
けられていることを特徴とする。
の製造方法において、前記下型の各凸条湾曲成形面に
は、その円弧方向に延在する複数の凸状リブ成形部が設
けられていることを特徴とする。
【0019】前記下型の各凸条湾曲成形面に、その円弧
方向に延在する複数の凸状リブ成形部を設けたことで、
各凸条湾曲成形面に付着される懸濁液中の繊維材料が各
凸条湾曲成形面の軸方向で流動するのも防止することが
でき、前記板材及び円筒体の肉厚を全体的にさらに均一
なものとすることができる。
方向に延在する複数の凸状リブ成形部を設けたことで、
各凸条湾曲成形面に付着される懸濁液中の繊維材料が各
凸条湾曲成形面の軸方向で流動するのも防止することが
でき、前記板材及び円筒体の肉厚を全体的にさらに均一
なものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図6を参照して説明する。図1は本実施形態の円筒体の
斜視図、図2は図1の円筒体を作成するための板材及び
該板材を成形するための金型の斜視図、図3は図2のI
II矢視図、図4乃至図6は図2の板材の成形方法を説
明するための工程説明図である。
図6を参照して説明する。図1は本実施形態の円筒体の
斜視図、図2は図1の円筒体を作成するための板材及び
該板材を成形するための金型の斜視図、図3は図2のI
II矢視図、図4乃至図6は図2の板材の成形方法を説
明するための工程説明図である。
【0021】まず、図1に示す本実施形態の円筒体1を
形成するための板材を図2及び図3を参照して説明す
る。
形成するための板材を図2及び図3を参照して説明す
る。
【0022】図2及び図3に示す板材2は、三つの断面
円弧状の蒲鉾形湾曲部3,4,5をその順番にそれらの
幅方向に並列させて連設した形のものであり、各湾曲部
3,4,5の円弧半径及び軸方向の長さは、いずれも作
成する円筒体1の半径及び軸方向の長さと同一とされ、
また、各湾曲部3,4,5の円弧長は、それらの総和が
作成する円筒体1の円周長に一致するようになってい
る。この場合、板材2の両側の湾曲部3,5の円弧長
は、同じ長さで比較的長いものとされ、それらの湾曲部
3,5の間に位置する湾曲部4の円弧長は、該湾曲部4
が略平坦となる程度に短いものとされている。
円弧状の蒲鉾形湾曲部3,4,5をその順番にそれらの
幅方向に並列させて連設した形のものであり、各湾曲部
3,4,5の円弧半径及び軸方向の長さは、いずれも作
成する円筒体1の半径及び軸方向の長さと同一とされ、
また、各湾曲部3,4,5の円弧長は、それらの総和が
作成する円筒体1の円周長に一致するようになってい
る。この場合、板材2の両側の湾曲部3,5の円弧長
は、同じ長さで比較的長いものとされ、それらの湾曲部
3,5の間に位置する湾曲部4の円弧長は、該湾曲部4
が略平坦となる程度に短いものとされている。
【0023】尚、板材2は、例えば古紙とヴァージンパ
ルプとを混合したパルプ繊維(繊維材料)により後述す
るように成形されたものである。
ルプとを混合したパルプ繊維(繊維材料)により後述す
るように成形されたものである。
【0024】湾曲部3,4の連設箇所と湾曲部4,5の
連設箇所とは、それぞれこれらの湾曲部3,4,5の長
手方向に延在する折り目部6,7となっており、該折り
目部6,7に沿って各湾曲部3,4,5をその湾曲方向
に折り返し可能としている。この場合、折り目部6,7
の位置では、図3に示すように板材2の外面側が内面側
に向かって凹溝状にへこまされており、該折り目部6,
7の位置における板材2の肉厚が他の箇所に較べて薄肉
に形成されている。
連設箇所とは、それぞれこれらの湾曲部3,4,5の長
手方向に延在する折り目部6,7となっており、該折り
目部6,7に沿って各湾曲部3,4,5をその湾曲方向
に折り返し可能としている。この場合、折り目部6,7
の位置では、図3に示すように板材2の外面側が内面側
に向かって凹溝状にへこまされており、該折り目部6,
7の位置における板材2の肉厚が他の箇所に較べて薄肉
に形成されている。
【0025】図2に示すように、長い円弧長を有する湾
曲部3,5の頂部には、それぞれその長手方向に延在す
るリブ8が形成され、また、湾曲部3,5の前部及び後
部には、それぞれ円弧方向に延在するリブ9,10が形
成されている。これらのリブ8,9,10は、湾曲部
3,5の内面側から外面側に突出するように形成されて
いる。
曲部3,5の頂部には、それぞれその長手方向に延在す
るリブ8が形成され、また、湾曲部3,5の前部及び後
部には、それぞれ円弧方向に延在するリブ9,10が形
成されている。これらのリブ8,9,10は、湾曲部
3,5の内面側から外面側に突出するように形成されて
いる。
【0026】また、板材2の両側縁部には、湾曲部3,
5の側縁にその長手方向に延在して連設する細長平板状
のフランジ11,11が形成されている。
5の側縁にその長手方向に延在して連設する細長平板状
のフランジ11,11が形成されている。
【0027】尚、板材2の中央の湾曲部4は、該板材2
の両側縁部のフランジ11,11を平面上に載置したと
き、その平面よりも上側に位置するようになっている
(図3参照)。
の両側縁部のフランジ11,11を平面上に載置したと
き、その平面よりも上側に位置するようになっている
(図3参照)。
【0028】かかる板材2から次のように図1の円筒体
1が作成される。
1が作成される。
【0029】すなわち、図3を参照して、前記折り目部
6の位置で湾曲部4を湾曲部3に対して湾曲方向に折り
返すと共に、前記折り目部7の位置で湾曲部5を湾曲部
4に対して湾曲方向に折り返し、板材2の両側縁部のフ
ランジ11,11接合する。これにより、図1に示す円
筒体1が得られる。
6の位置で湾曲部4を湾曲部3に対して湾曲方向に折り
返すと共に、前記折り目部7の位置で湾曲部5を湾曲部
4に対して湾曲方向に折り返し、板材2の両側縁部のフ
ランジ11,11接合する。これにより、図1に示す円
筒体1が得られる。
【0030】この場合、板材2を三つの断面円弧状の湾
曲部3,4,5により構成しておくことで、各折り目部
6,7における板材2の折り返し角度は比較的小さなも
ので済む(本実施形態では各折り目部6,7における折
り返し角度が例えば90°程度となるように湾曲部3,
4,5の円弧長等が設定されている)。従って、板材2
から円筒体1を作成する際に、各折り目部6,7の位置
で亀裂が生じるのが防止される。
曲部3,4,5により構成しておくことで、各折り目部
6,7における板材2の折り返し角度は比較的小さなも
ので済む(本実施形態では各折り目部6,7における折
り返し角度が例えば90°程度となるように湾曲部3,
4,5の円弧長等が設定されている)。従って、板材2
から円筒体1を作成する際に、各折り目部6,7の位置
で亀裂が生じるのが防止される。
【0031】また、作成された円筒体1にあっては、湾
曲部3,5の箇所に、円筒体1の軸方向に延在するリブ
8や周方向に延在するリブ9,10が形成されるため、
該円筒体1の必要な剛性が確保される。
曲部3,5の箇所に、円筒体1の軸方向に延在するリブ
8や周方向に延在するリブ9,10が形成されるため、
該円筒体1の必要な剛性が確保される。
【0032】次に、このような円筒体1を作成するため
の板材2の成形方法を説明する。
の板材2の成形方法を説明する。
【0033】板材2は、図2に示すような下型12及び
上型13により構成された金型を用いて成形される。
上型13により構成された金型を用いて成形される。
【0034】下型12の上面部には、前記板材2の内面
側の形状に対応した成形面14が形成され、該成形面1
4は、板材2の湾曲部3,4,5の内面をそれぞれ成形
するための三つの断面円弧状の凸条湾曲成形面15,1
6,17をそれらの幅方向に連設して構成されている。
側の形状に対応した成形面14が形成され、該成形面1
4は、板材2の湾曲部3,4,5の内面をそれぞれ成形
するための三つの断面円弧状の凸条湾曲成形面15,1
6,17をそれらの幅方向に連設して構成されている。
【0035】凸条湾曲成形面15,17の頂部には、そ
れぞれ前記板材2のリブ8を成形するための凸条リブ成
形部18が各湾曲成形面15,17の長手方向に延在し
て形成され、また、凸条湾曲成形面15,17の前部及
び後部には、それぞれ前記板材2のリブ9,10を成形
するための凸条リブ成形部19,20が円弧方向に延在
して形成されている。
れぞれ前記板材2のリブ8を成形するための凸条リブ成
形部18が各湾曲成形面15,17の長手方向に延在し
て形成され、また、凸条湾曲成形面15,17の前部及
び後部には、それぞれ前記板材2のリブ9,10を成形
するための凸条リブ成形部19,20が円弧方向に延在
して形成されている。
【0036】尚、凸条湾曲成形面15,17の側方に連
なる下型12の上面部は平面状になっており、その凸条
湾曲成形面15,17寄りの箇所は前記板材2のフラン
ジ11,11の下面部を生成するためのフランジ成形部
21,21となっている。
なる下型12の上面部は平面状になっており、その凸条
湾曲成形面15,17寄りの箇所は前記板材2のフラン
ジ11,11の下面部を生成するためのフランジ成形部
21,21となっている。
【0037】また、各凸条湾曲成形面15,16,17
には、それに後述するように付着されるパルプ繊維を分
散させた懸濁液から水分を吸引除去するためのスリット
状の吸引孔22が複数設けられている。
には、それに後述するように付着されるパルプ繊維を分
散させた懸濁液から水分を吸引除去するためのスリット
状の吸引孔22が複数設けられている。
【0038】上型13の下面部には、下型12と同様
に、前記板材2の湾曲部3,4,5の外面をそれぞれ成
形するための三つの断面円弧状の凹条湾曲成形面23,
24,25をそれらの幅方向に連設してなる成形面26
が形成されている。そして、上型13の凹条湾曲成形面
23,25の側方に連なる下面部には前記板材2のフラ
ンジ11,11と同じ幅を有するフランジ成形部27,
27が形成されている。
に、前記板材2の湾曲部3,4,5の外面をそれぞれ成
形するための三つの断面円弧状の凹条湾曲成形面23,
24,25をそれらの幅方向に連設してなる成形面26
が形成されている。そして、上型13の凹条湾曲成形面
23,25の側方に連なる下面部には前記板材2のフラ
ンジ11,11と同じ幅を有するフランジ成形部27,
27が形成されている。
【0039】尚、詳細な図示は省略するが、凹条湾曲成
形面23,25には、下型12と同様に、前記板材2の
リブ8,9,10を成形するための凹条リブ成形部が形
成されている(図2では、リブ8に対応する凹条リブ成
形部の一部のみを破線で記載した)。また、各凹条湾曲
成形面23,24,25には、前記下型12の吸引孔2
2と同様の吸引孔(図示しない)が設けられている。
形面23,25には、下型12と同様に、前記板材2の
リブ8,9,10を成形するための凹条リブ成形部が形
成されている(図2では、リブ8に対応する凹条リブ成
形部の一部のみを破線で記載した)。また、各凹条湾曲
成形面23,24,25には、前記下型12の吸引孔2
2と同様の吸引孔(図示しない)が設けられている。
【0040】次に、前記板材2の成形工程を説明する。
尚、図4乃至図6では、便宜上、板材2のリブ8,9,
10やこれを成形するためのリブ成形部の記載を省略し
た。図4乃至図6に概略が示された成形装置28は、上
型13,13´と、下型12,12´とを備え、上型1
3,13´は夫々昇降手段29,30により昇降され
る。一方の上型13の下方にはパルプ繊維材料を分散さ
せた懸濁液Bを貯留した抄紙槽Aが設けられている。抄
紙槽Aの下方には、一方の下型12を該抄紙槽A内に浸
漬させる昇降手段31が設けられている。他方の下型1
2´は上型13,13´の下方において移動手段32に
より水平に往復移動される。
尚、図4乃至図6では、便宜上、板材2のリブ8,9,
10やこれを成形するためのリブ成形部の記載を省略し
た。図4乃至図6に概略が示された成形装置28は、上
型13,13´と、下型12,12´とを備え、上型1
3,13´は夫々昇降手段29,30により昇降され
る。一方の上型13の下方にはパルプ繊維材料を分散さ
せた懸濁液Bを貯留した抄紙槽Aが設けられている。抄
紙槽Aの下方には、一方の下型12を該抄紙槽A内に浸
漬させる昇降手段31が設けられている。他方の下型1
2´は上型13,13´の下方において移動手段32に
より水平に往復移動される。
【0041】先ず、図4(a)に示すように、パルプ繊
維材料を分散させた懸濁液B(以下、パルプ液Bとい
う)を貯留した抄紙槽A内に、前記下型12を昇降手段
31により浸漬させる。このとき、前記下型12の吸引
孔22を介して図示しない吸引手段によってパルプ繊維
材料の吸引が行われるので、抄紙槽A内のパルプ繊維材
料は下型12の成形面14の表面に沿って付着する。
維材料を分散させた懸濁液B(以下、パルプ液Bとい
う)を貯留した抄紙槽A内に、前記下型12を昇降手段
31により浸漬させる。このとき、前記下型12の吸引
孔22を介して図示しない吸引手段によってパルプ繊維
材料の吸引が行われるので、抄紙槽A内のパルプ繊維材
料は下型12の成形面14の表面に沿って付着する。
【0042】次いで、図4(b)に示すように昇降手段
31により下型12を抄紙槽A内から押し上げると共
に、上型13を昇降手段29により下降させ、更に下型
12と上型13との成形面14,26を互いに嵌合させ
て型締めする。この時、パルプ繊維材料は下型12及び
上型13の間に形成されるキャビティ内で加圧され、同
時に、下型12の吸引孔22及び上型18の図示しない
吸引孔からは成形面14,26間のキャビティ内のパル
プ液Bの水分が図示しない吸引手段によって吸引されて
除去される。
31により下型12を抄紙槽A内から押し上げると共
に、上型13を昇降手段29により下降させ、更に下型
12と上型13との成形面14,26を互いに嵌合させ
て型締めする。この時、パルプ繊維材料は下型12及び
上型13の間に形成されるキャビティ内で加圧され、同
時に、下型12の吸引孔22及び上型18の図示しない
吸引孔からは成形面14,26間のキャビティ内のパル
プ液Bの水分が図示しない吸引手段によって吸引されて
除去される。
【0043】これにより、成形面14,26間のキャビ
ティ内にパルプ繊維からなる予備成形物2´(図5
(a)参照)が成形される。この予備成形物2´は、最
終的に得る板材2とほぼ同じ形状のものである。
ティ内にパルプ繊維からなる予備成形物2´(図5
(a)参照)が成形される。この予備成形物2´は、最
終的に得る板材2とほぼ同じ形状のものである。
【0044】そして、図5(a)に示すように、予備成
形物2´を上型13の成形面26に吸引保持した状態で
上型13を上昇させ、下型12を前記抄紙槽Aのパルプ
液B内に浸漬させると同時に、他方の下型12´を移動
手段32により上型13の下方に進出させる。
形物2´を上型13の成形面26に吸引保持した状態で
上型13を上昇させ、下型12を前記抄紙槽Aのパルプ
液B内に浸漬させると同時に、他方の下型12´を移動
手段32により上型13の下方に進出させる。
【0045】次いで、図5(b)に示すように、上型1
3を昇降手段29により下降させ、他方の下型12´と
上型13との成形面14´,26を互いに嵌合させて第
2の型締めを行う。この時、予備成形物2´は図示しな
いヒータにより加熱されつつ両成形面14´,26に加
圧される。
3を昇降手段29により下降させ、他方の下型12´と
上型13との成形面14´,26を互いに嵌合させて第
2の型締めを行う。この時、予備成形物2´は図示しな
いヒータにより加熱されつつ両成形面14´,26に加
圧される。
【0046】続いて、上型13の上昇時に予備成形物2
´をその成形面26から型抜きして、下型12´上に載
置状態とする。そして図6に示すように、下型12´を
他方の上型13´の下方に移動させ、該上型13´を昇
降手段30により下降させ、図示しないヒータにより加
熱しつつ上型13´及び下型12´の成形面26´,1
4´間で加圧する。このとき、両成形面26´,14´
間の間隔を前記成形面26,14間の間隔より狭く設定
しておくことで、より強い加圧状態とする。これによ
り、パルプ繊維材料の組織構成が強固とされた板材2が
成形される。
´をその成形面26から型抜きして、下型12´上に載
置状態とする。そして図6に示すように、下型12´を
他方の上型13´の下方に移動させ、該上型13´を昇
降手段30により下降させ、図示しないヒータにより加
熱しつつ上型13´及び下型12´の成形面26´,1
4´間で加圧する。このとき、両成形面26´,14´
間の間隔を前記成形面26,14間の間隔より狭く設定
しておくことで、より強い加圧状態とする。これによ
り、パルプ繊維材料の組織構成が強固とされた板材2が
成形される。
【0047】そして、このように成形された板材2か
ら、前述したように前記円筒体1が作成される。
ら、前述したように前記円筒体1が作成される。
【0048】かかる板材2の成形において、下型12と
上型13とを型締めしてパルプ液Aを加圧する際(図4
(b)の工程)には、下型12の凸条湾曲成形面15,
17の頂部の箇所のパルプ液A中のパルプ繊維が多少、
フランジ成形部21,21側に凸条湾曲成形面15,1
7の円弧面に沿って水分と共に流動するものの、凸条湾
曲成形面15,17の頂部からそれらの間の凸条湾曲成
形面16側に至る円弧面はその傾斜が緩やかなものとな
っているため、凸条湾曲成形面16側へのパルプ繊維の
流動は十分に少ないものに抑えられる。従って、凸条湾
曲成形面15,17の頂部の箇所におけるパルプ繊維が
多量に流出してしまうことはなく、十分な量のパルプ繊
維が残存する。
上型13とを型締めしてパルプ液Aを加圧する際(図4
(b)の工程)には、下型12の凸条湾曲成形面15,
17の頂部の箇所のパルプ液A中のパルプ繊維が多少、
フランジ成形部21,21側に凸条湾曲成形面15,1
7の円弧面に沿って水分と共に流動するものの、凸条湾
曲成形面15,17の頂部からそれらの間の凸条湾曲成
形面16側に至る円弧面はその傾斜が緩やかなものとな
っているため、凸条湾曲成形面16側へのパルプ繊維の
流動は十分に少ないものに抑えられる。従って、凸条湾
曲成形面15,17の頂部の箇所におけるパルプ繊維が
多量に流出してしまうことはなく、十分な量のパルプ繊
維が残存する。
【0049】また、凸条湾曲成形面15,17の間の凸
条湾曲成形面16の箇所においては、該凸条湾曲成形面
16が略平坦であるので、パルプ液A中のパルプ繊維が
凸条凸条湾曲成形面15,17側にほとんど流動するこ
となく残存する。
条湾曲成形面16の箇所においては、該凸条湾曲成形面
16が略平坦であるので、パルプ液A中のパルプ繊維が
凸条凸条湾曲成形面15,17側にほとんど流動するこ
となく残存する。
【0050】そして、前記板材2の折り目部6,7(図
2参照)に相当する凸条湾曲成形面15,17と凸条湾
曲成形面16との境界部分にあっては、凸条湾曲成形面
16側からパルプ繊維が流動してくることはほとんどな
いと共に、凸条湾曲成形面15,17側から流動してく
るパルプ繊維は僅かなものであるため、必要以上に多く
のパルプ繊維が溜まることがない。
2参照)に相当する凸条湾曲成形面15,17と凸条湾
曲成形面16との境界部分にあっては、凸条湾曲成形面
16側からパルプ繊維が流動してくることはほとんどな
いと共に、凸条湾曲成形面15,17側から流動してく
るパルプ繊維は僅かなものであるため、必要以上に多く
のパルプ繊維が溜まることがない。
【0051】さらに、凸条湾曲成形面15,17にあっ
ては、前記図2に示したように、その前部及び後部に円
弧方向に延在する凸条リブ成形部19,20が設けられ
ているため、それらの凸条リブ成形部19,20が障壁
となって、パルプ液A中のパルプ繊維が両成形面14,
26間によるキャビティの前端部や後端部に流動するの
も防止される。
ては、前記図2に示したように、その前部及び後部に円
弧方向に延在する凸条リブ成形部19,20が設けられ
ているため、それらの凸条リブ成形部19,20が障壁
となって、パルプ液A中のパルプ繊維が両成形面14,
26間によるキャビティの前端部や後端部に流動するの
も防止される。
【0052】これにより、前述したように成形される板
材2は、その肉厚が均一的なものとなって、該板材2か
ら作成される前記円筒体1の肉厚も均一的なものとな
る。
材2は、その肉厚が均一的なものとなって、該板材2か
ら作成される前記円筒体1の肉厚も均一的なものとな
る。
【0053】尚、以上説明した実施形態においては、三
つの湾曲部3,4,5を設けた板材2から作成する円筒
体1及びその製造方法を説明したが、さらに多くの湾曲
部を有する板材を本実施形態と同様に金型により成形
し、その板材から円筒体を作成するうようにすることも
可能であることはもちろんである。
つの湾曲部3,4,5を設けた板材2から作成する円筒
体1及びその製造方法を説明したが、さらに多くの湾曲
部を有する板材を本実施形態と同様に金型により成形
し、その板材から円筒体を作成するうようにすることも
可能であることはもちろんである。
【0054】また、本実施形態においては、円筒体の繊
維材料としてパルプ繊維を用いたものを説明したが、動
物性繊維等の天然繊維や、合繊繊維等の他の繊維材料を
用いることも可能である。
維材料としてパルプ繊維を用いたものを説明したが、動
物性繊維等の天然繊維や、合繊繊維等の他の繊維材料を
用いることも可能である。
【図1】本実施形態の繊維材料からなる円筒体の一例の
斜視図。
斜視図。
【図2】図1の円筒体を作成するための板材及びその板
材を成形するための金型の斜視図。
材を成形するための金型の斜視図。
【図3】図2のIII矢視図。
【図4】図2の板材の成形方法を説明するための工程説
明図。
明図。
【図5】図4に続く工程説明図。
【図6】図5に続く工程説明図。
【図7】従来の円筒体の製造方法を説明するための説明
図。
図。
1…円筒体、2…板材、3,4,5…湾曲部、6,7…
折り目部、12…下型、13…上型、15,16,17
…凸条湾曲成形面、23,24,25…凹条湾曲成形
面、19,20…凸条リブ成形部、A…パルプ繊維を分
散させた懸濁液。
折り目部、12…下型、13…上型、15,16,17
…凸条湾曲成形面、23,24,25…凹条湾曲成形
面、19,20…凸条リブ成形部、A…パルプ繊維を分
散させた懸濁液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 犬養 洋介 埼玉県岩槻市鹿室605−1 株式会社トー モク社宅B102 (72)発明者 鎌塚 真樹 埼玉県大宮市日進町1丁目706−13
Claims (4)
- 【請求項1】繊維材料から成る板材の両側縁を接合して
形成される円筒体において、前記板材は前記円筒体の周
長方向となる幅方向に間隔を存して設けた複数の折り目
部と、該折り目部を介して幅方向に並列して連設された
少なくとも三つの断面円弧状の湾曲部とにより構成さ
れ、該板材を前記各折り目部で各湾曲部の湾曲方向に折
り返しつつ該板材の両側縁を接合してなることを特徴と
する繊維材料から成る円筒体。 - 【請求項2】繊維材料から成る円筒体の製造方法におい
て、少なくとも三つの断面円弧状の凸条湾曲成形面を幅
方向に並列させて連設してなる成形面を有する下型と該
下型の各凸条湾曲成形面と嵌合する凹条湾曲成形面を有
する上型とを用い、前記下型の成形面上に繊維材料を分
散させた懸濁液を塗布する工程と、該懸濁液により繊維
材料を付着させた下型に前記上型を嵌合させて該繊維材
料を加圧する工程と、該加圧状態で前記懸濁液の水分を
除去しつつ加熱し、前記下型の各凸型湾曲成形面の位置
にその形状に対応した湾曲部を有する繊維材料からなる
板材を該下型と上型との間に成形する工程と、成形され
た板材を前記湾曲部同士の間の側縁で折り返しつつ該板
材の両側縁を接合することにより前記円筒体を得る工程
とからなることを特徴とする繊維材料から成る円筒体の
製造方法。 - 【請求項3】前記下型の凸条湾曲成形面の個数は三個で
あり、それらの凸条湾曲成形面の中央に位置する凸条湾
曲成形面は、その断面が略平坦な円弧状となるよう短い
幅に形成されていることを特徴とする請求項2記載の繊
維材料から成る円筒体の製造方法。 - 【請求項4】前記下型の各凸条湾曲成形面には、その円
弧方向に延在する複数の凸状リブ成形部が設けられてい
ることを特徴とする請求項2又は3記載の繊維材料から
成る円筒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30736095A JPH08209600A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-27 | 繊維材料から成る円筒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-293312 | 1994-11-28 | ||
| JP29331294 | 1994-11-28 | ||
| JP30736095A JPH08209600A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-27 | 繊維材料から成る円筒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209600A true JPH08209600A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=26559354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30736095A Pending JPH08209600A (ja) | 1994-11-28 | 1995-11-27 | 繊維材料から成る円筒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08209600A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999057373A1 (en) * | 1998-05-07 | 1999-11-11 | Kao Corporation | Formed body |
| WO2000040801A1 (fr) * | 1998-12-28 | 2000-07-13 | Kao Corporation | Corps forme |
| KR100292120B1 (ko) * | 1998-12-29 | 2001-06-01 | 이종윤 | 건식펄프를 이용한 포장용 몰드금형 |
| WO2006040976A1 (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-20 | Kao Corporation | 繊維成形体の製造方法及び装置、繊維成形中間体並びに繊維成形体 |
| US7297232B2 (en) | 2001-07-24 | 2007-11-20 | Kao Corporation | Production method and device for fiber molding |
| WO2008026679A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Kao Corporation | Moule de fabrication de papier et moulage de papier |
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| JP2009018339A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-29 | Kao Corp | 鋳型及び複合鋳型 |
| CN109094115A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-28 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 纸塑吸管及其制造方法 |
| CN113650941A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-11-16 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 一种瓶盖 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP30736095A patent/JPH08209600A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR100888315B1 (ko) * | 2004-10-12 | 2009-03-11 | 가오 가부시키가이샤 | 섬유성형체의 제조방법 및 장치, 섬유성형중간체 및섬유성형체 |
| CN100564672C (zh) | 2004-10-12 | 2009-12-02 | 花王株式会社 | 纤维成形体的制造方法及装置、纤维成形中间体和纤维成形体 |
| WO2008026679A1 (fr) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Kao Corporation | Moule de fabrication de papier et moulage de papier |
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| CN109094115A (zh) * | 2018-08-01 | 2018-12-28 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 纸塑吸管及其制造方法 |
| CN109094115B (zh) * | 2018-08-01 | 2024-07-16 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 纸塑吸管及其制造方法 |
| CN113650941A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-11-16 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 一种瓶盖 |
| CN113650941B (zh) * | 2021-07-22 | 2025-07-01 | 常州市诚鑫环保科技有限公司 | 一种瓶盖 |
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