JPH08209703A - 補強土構造物の壁面構造 - Google Patents
補強土構造物の壁面構造Info
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- JPH08209703A JPH08209703A JP1592395A JP1592395A JPH08209703A JP H08209703 A JPH08209703 A JP H08209703A JP 1592395 A JP1592395 A JP 1592395A JP 1592395 A JP1592395 A JP 1592395A JP H08209703 A JPH08209703 A JP H08209703A
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 盛土補強材が壁面パネルとの連結部において
下方に回転し、連結部に引っ張り力のみが作用する構造
とすることによって、連結部に剪断力をできるだけ受け
ないようにした盛土補強構造物の壁面構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 壁面パネル2の背面部に上下方向に棒状に連
続する連結部9aを有する複数個のアンカー金具9を横方
向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具9の連結
部9aと盛土補強材3の端部に形成された連結リング3bに
連結横棒5を挿通することにより、盛土補強材3をアン
カー金具9に上下方向に移動自在に、かつ、上下方向に
回転自在に連結する。
下方に回転し、連結部に引っ張り力のみが作用する構造
とすることによって、連結部に剪断力をできるだけ受け
ないようにした盛土補強構造物の壁面構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 壁面パネル2の背面部に上下方向に棒状に連
続する連結部9aを有する複数個のアンカー金具9を横方
向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具9の連結
部9aと盛土補強材3の端部に形成された連結リング3bに
連結横棒5を挿通することにより、盛土補強材3をアン
カー金具9に上下方向に移動自在に、かつ、上下方向に
回転自在に連結する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、盛土層に埋設され、
この盛土層の先端部に設置された壁面パネルを支持する
盛り土補強材の、壁面パネルとの連結部が盛土層の沈下
等に追随してスライド下降し、かつ、下方に回転するこ
とにより、壁面パネルと盛土補強材との連結部における
応力集中及びこの応力集中による連結部の剪断破断を防
止するようにした補強土構造物の壁面構造に関する。
この盛土層の先端部に設置された壁面パネルを支持する
盛り土補強材の、壁面パネルとの連結部が盛土層の沈下
等に追随してスライド下降し、かつ、下方に回転するこ
とにより、壁面パネルと盛土補強材との連結部における
応力集中及びこの応力集中による連結部の剪断破断を防
止するようにした補強土構造物の壁面構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
擁壁等の補強土構造物として、例えば図16に図示するよ
うに、盛土層20の先端部にプレキャストコンクリート板
からなる壁面パネル21を設置し、この壁面パネル21の背
面部に固定金具22を突設し、かつ、前記盛土層20内ジオ
テキスタイル又は鉄筋グリットや鋼材等からなる複数枚
の盛土補強材23を複数層に埋設すると共に、この盛土補
強材23を固定金具22を介して壁面パネル21の背面部に連
結することにより構築されるものが知られている(な
お、図において、盛土補強材23は鋼材より形成されてい
る)。
擁壁等の補強土構造物として、例えば図16に図示するよ
うに、盛土層20の先端部にプレキャストコンクリート板
からなる壁面パネル21を設置し、この壁面パネル21の背
面部に固定金具22を突設し、かつ、前記盛土層20内ジオ
テキスタイル又は鉄筋グリットや鋼材等からなる複数枚
の盛土補強材23を複数層に埋設すると共に、この盛土補
強材23を固定金具22を介して壁面パネル21の背面部に連
結することにより構築されるものが知られている(な
お、図において、盛土補強材23は鋼材より形成されてい
る)。
【0003】しかし、盛土補強材23としてジオテキスタ
イルを使用した場合、ジオテキスタイルは軟らかいため
に盛土の変位に追随して変位し易いので、応力集中を受
けにくい反面、伸び及び変位が大きいので、壁面パネル
21が簡単に傾いたり、移動したする恐れがあり、このた
め、ジオテキスタイルは壁面パネルの固定部材を兼ねた
盛土補強材としては適せず、主にジオテキスタイルの先
端を盛土層20の先端部において巻き込み、盛土層20の表
面を緑化するのが常であった。
イルを使用した場合、ジオテキスタイルは軟らかいため
に盛土の変位に追随して変位し易いので、応力集中を受
けにくい反面、伸び及び変位が大きいので、壁面パネル
21が簡単に傾いたり、移動したする恐れがあり、このた
め、ジオテキスタイルは壁面パネルの固定部材を兼ねた
盛土補強材としては適せず、主にジオテキスタイルの先
端を盛土層20の先端部において巻き込み、盛土層20の表
面を緑化するのが常であった。
【0004】一方、盛土補強材23として鉄筋グリットや
鋼材を使用した場合、鉄筋グリットや帯(以下、「鉄筋
グリット等」という)は盛土の拘束効果が大きく、しか
も、強度及び曲げ剛性が大きく、伸びや変位を起こしに
くいので、壁面パネル21の固定部材を兼ねた盛土補強材
として優れているが、そのままでは、剛性が大きいの
で、盛土の変位に追従しにくく応力集中を受けやすい。
このため、本来の引っ張り強度が最大限に発現する前に
剪断力によって破断してしまうことがある。
鋼材を使用した場合、鉄筋グリットや帯(以下、「鉄筋
グリット等」という)は盛土の拘束効果が大きく、しか
も、強度及び曲げ剛性が大きく、伸びや変位を起こしに
くいので、壁面パネル21の固定部材を兼ねた盛土補強材
として優れているが、そのままでは、剛性が大きいの
で、盛土の変位に追従しにくく応力集中を受けやすい。
このため、本来の引っ張り強度が最大限に発現する前に
剪断力によって破断してしまうことがある。
【0005】従って、鉄筋グリット等の設置に際して
は、剪断力をできるだけ受けず、引っ張り力のみを受け
る構造とすることが必要である。
は、剪断力をできるだけ受けず、引っ張り力のみを受け
る構造とすることが必要である。
【0006】また、壁面パネル21は通常コンクリート等
の剛性材料で成形され、一方、盛り土層20は粒状体であ
って転圧時に圧縮されて容易に変形し易いため、壁面パ
ネル21と盛土補強材23との連結部は盛り土層20の転圧時
に相対変位を生じて周辺の土粒子の動きに大きく影響さ
れ、やがて破壊されることがある。
の剛性材料で成形され、一方、盛り土層20は粒状体であ
って転圧時に圧縮されて容易に変形し易いため、壁面パ
ネル21と盛土補強材23との連結部は盛り土層20の転圧時
に相対変位を生じて周辺の土粒子の動きに大きく影響さ
れ、やがて破壊されることがある。
【0007】また、盛土層20を構築する盛土として現地
発生材を使用することは、きわめて経済的で望ましい
が、盛土の質が悪いと、土の圧縮性が大きいために壁面
が変位し易い。また、時間の経過とともに壁面パネル21
と盛土補強材23との連結部の応力が変化し、連結部に予
測しがたい複雑な応力が発生しやすく、連結部が破壊さ
れ易い。
発生材を使用することは、きわめて経済的で望ましい
が、盛土の質が悪いと、土の圧縮性が大きいために壁面
が変位し易い。また、時間の経過とともに壁面パネル21
と盛土補強材23との連結部の応力が変化し、連結部に予
測しがたい複雑な応力が発生しやすく、連結部が破壊さ
れ易い。
【0008】一般に壁面の変位は、盛土層20の転圧荷重
による圧縮と側方向への拡がり、更に、転圧時における
壁面パネル21と盛土補強材23との連結部における弛みが
大きくなることにより、また、荷重によって生ずる連結
部の変形、転圧後の上載荷重による盛土層20の圧縮に伴
う盛土補強材23及び盛土補強材23に連結されている壁面
パネル21の変形又はその連結部における応力集中によっ
て起こる。
による圧縮と側方向への拡がり、更に、転圧時における
壁面パネル21と盛土補強材23との連結部における弛みが
大きくなることにより、また、荷重によって生ずる連結
部の変形、転圧後の上載荷重による盛土層20の圧縮に伴
う盛土補強材23及び盛土補強材23に連結されている壁面
パネル21の変形又はその連結部における応力集中によっ
て起こる。
【0009】このような課題を解決するために、当出願
人が既に出願した補強土構造物に関する発明(特公昭59
-20821号参照)が知られている(図17参照)。
人が既に出願した補強土構造物に関する発明(特公昭59
-20821号参照)が知られている(図17参照)。
【0010】しかし、これらは、いずれも盛土補強材23
の連結部23a が壁面パネル21に突設された立て方向の棒
状体24に沿って下降する構造になっているが、その下降
長さ以上に盛土層20が圧縮沈下した場合、盛土補強材23
の連結部23a に大きな剪断力が生じて盛土補強材23が連
結部23a において剪断破断される危険がある。
の連結部23a が壁面パネル21に突設された立て方向の棒
状体24に沿って下降する構造になっているが、その下降
長さ以上に盛土層20が圧縮沈下した場合、盛土補強材23
の連結部23a に大きな剪断力が生じて盛土補強材23が連
結部23a において剪断破断される危険がある。
【0011】すなわち、盛土層20内に設置された盛土補
強材23の連結部23a にその断面に沿って剪断荷重が作用
すると、盛土補強材23の有する引っ張り力が充分作用す
る前に剪断力によって容易に破断されてしまう。したが
って、盛土補強材23にこのような剪断力が作用せず、盛
土補強材23の長さ方向に引っ張り力のみが作用するよう
な補強土構造物の壁面構造とするのが望ましい。
強材23の連結部23a にその断面に沿って剪断荷重が作用
すると、盛土補強材23の有する引っ張り力が充分作用す
る前に剪断力によって容易に破断されてしまう。したが
って、盛土補強材23にこのような剪断力が作用せず、盛
土補強材23の長さ方向に引っ張り力のみが作用するよう
な補強土構造物の壁面構造とするのが望ましい。
【0012】また、この種の壁面構造においては、盛土
補強材23に要求される機能は、引っ張り力のない盛土層
20に盛土補強材23の引っ張り強度を付与することにあ
り、本来、盛土補強材23は圧縮性のある盛土と一体化し
うるために可撓性を有していることが望ましいため、部
材断面は小さい程好ましく、引っ張り強度は大きい程好
ましい。その他、引っ張り抵抗力が大きい事が望ましい
のは勿論である。
補強材23に要求される機能は、引っ張り力のない盛土層
20に盛土補強材23の引っ張り強度を付与することにあ
り、本来、盛土補強材23は圧縮性のある盛土と一体化し
うるために可撓性を有していることが望ましいため、部
材断面は小さい程好ましく、引っ張り強度は大きい程好
ましい。その他、引っ張り抵抗力が大きい事が望ましい
のは勿論である。
【0013】このような理由により、わが国において現
地発生材として多く存在する関東ロームのような圧縮性
の大きな粘性土が盛土材として使用されにくかった。
地発生材として多く存在する関東ロームのような圧縮性
の大きな粘性土が盛土材として使用されにくかった。
【0014】この発明は、圧縮性の大きい現地発生材を
盛土材として使用できるように、盛土補強材と壁面パネ
ルとの連結部が盛土層の圧縮沈下により下方にスライド
するのみならずスライド可能な極限まで盛土補強材が沈
下したら、それ以上の盛土層の圧縮沈下に対しては、盛
土補強材の壁面パネルとの連結部が下方に回転すること
により、盛土補強材の連結部に剪断力が作用しにくく盛
土補強材の引っ張り力によってのみ耐え得る構造とした
ものである。
盛土材として使用できるように、盛土補強材と壁面パネ
ルとの連結部が盛土層の圧縮沈下により下方にスライド
するのみならずスライド可能な極限まで盛土補強材が沈
下したら、それ以上の盛土層の圧縮沈下に対しては、盛
土補強材の壁面パネルとの連結部が下方に回転すること
により、盛土補強材の連結部に剪断力が作用しにくく盛
土補強材の引っ張り力によってのみ耐え得る構造とした
ものである。
【0015】この発明は、このような点を考慮してなさ
れたもので、盛土層の圧縮沈下に追随して盛土補強材が
沈下し、かつ、沈下が限界に達した場合には盛土補強材
が壁面パネルとの連結部において下方に回転して引っ張
り力のみが作用する構造とすることによって連結部に剪
断力ができるだけ作用しないようにした盛土補強構造物
の壁面構造を提供することを目的とする。
れたもので、盛土層の圧縮沈下に追随して盛土補強材が
沈下し、かつ、沈下が限界に達した場合には盛土補強材
が壁面パネルとの連結部において下方に回転して引っ張
り力のみが作用する構造とすることによって連結部に剪
断力ができるだけ作用しないようにした盛土補強構造物
の壁面構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項第
1項記載の補強土構造物の壁面構造は、壁面パネルの背
面部に複数個の凹部を横方向に所定間隔おきに設け、こ
の凹部内に上下方向に棒状に連続するアンカー金具をそ
れぞれ突設し、このアンカー金具に前記盛土補強材を連
結するための連結金具を上下方向に移動自在に取り付
け、この連結金具に前記盛土補強材を回転自在に連結し
てなることを特徴とする。
1項記載の補強土構造物の壁面構造は、壁面パネルの背
面部に複数個の凹部を横方向に所定間隔おきに設け、こ
の凹部内に上下方向に棒状に連続するアンカー金具をそ
れぞれ突設し、このアンカー金具に前記盛土補強材を連
結するための連結金具を上下方向に移動自在に取り付
け、この連結金具に前記盛土補強材を回転自在に連結し
てなることを特徴とする。
【0017】この発明に係る請求項第2項記載の補強土
構造物の壁面構造は、前項において、盛土補強材の端部
に横方向に貫通する連結リングを設け、この連結リング
と連結金具に形成された連結リングとに連結横棒を挿通
することによって前記盛土補強材を前記連結金具に上下
方向に移動自在にかつ回転自在に連結してなることを特
徴とする。
構造物の壁面構造は、前項において、盛土補強材の端部
に横方向に貫通する連結リングを設け、この連結リング
と連結金具に形成された連結リングとに連結横棒を挿通
することによって前記盛土補強材を前記連結金具に上下
方向に移動自在にかつ回転自在に連結してなることを特
徴とする。
【0018】この発明に係る請求項第3項記載の補強土
構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に連
結横棒を上下方向に移動自在に挿通し、かつ、この連結
横棒に前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連結して
なることを特徴とする。
構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に連
結横棒を上下方向に移動自在に挿通し、かつ、この連結
横棒に前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連結して
なることを特徴とする。
【0019】この発明に係る請求項第4項記載の補強土
構造物の壁面構造は、盛土補強材の端部に横方向に貫通
する連結リングを設け、この連結リングとアンカー金具
の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を前記
アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在に連
結してなることを特徴とする。
構造物の壁面構造は、盛土補強材の端部に横方向に貫通
する連結リングを設け、この連結リングとアンカー金具
の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を前記
アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在に連
結してなることを特徴とする。
【0020】この発明に係る請求項第5項記載の補強土
構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に、
前記盛土補強材を連結するための連結金具を上下方向に
移動自在に取り付け、この連結金具に前記盛土補強材を
上下方向に回転自在に連結してなることを特徴とする。
構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に、
前記盛土補強材を連結するための連結金具を上下方向に
移動自在に取り付け、この連結金具に前記盛土補強材を
上下方向に回転自在に連結してなることを特徴とする。
【0021】この発明に係る請求項第6項記載の補強土
構造物の壁面構造は、前項において盛土補強材の端部に
横方向に貫通する連結リングを設け、この連結リングと
アンカー金具の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土
補強材を前記アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ
回転自在に連結してなることを特徴とする。
構造物の壁面構造は、前項において盛土補強材の端部に
横方向に貫通する連結リングを設け、この連結リングと
アンカー金具の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土
補強材を前記アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ
回転自在に連結してなることを特徴とする。
【0022】
実施例1.図1〜図7は、この発明に係る請求項第1項
及び第2記載の補強土構造物の壁面構造の一実施例を示
し、図において、符号1は入念に転圧しつつ所定高さに
盛られた盛土層、2はこの盛土層1の先端に互いに連結
しつつ複数段に積み重ねられ、壁面を構成して盛土層1
を崩壊しないように保持する壁面パネル、3は盛土層1
の中に複数層に埋設され、盛土層1を移動、沈下、流失
等しないように保持するとともに、壁面パネル2を盛土
層1の先端部に固定する盛土補強材、4は壁面パネル2
の背面部に取り付けられ、盛土補強材3を壁面パネル2
に連結する連結金具、そして、符号5は盛土補強材3を
連結金具4に連結する連結横棒である。
及び第2記載の補強土構造物の壁面構造の一実施例を示
し、図において、符号1は入念に転圧しつつ所定高さに
盛られた盛土層、2はこの盛土層1の先端に互いに連結
しつつ複数段に積み重ねられ、壁面を構成して盛土層1
を崩壊しないように保持する壁面パネル、3は盛土層1
の中に複数層に埋設され、盛土層1を移動、沈下、流失
等しないように保持するとともに、壁面パネル2を盛土
層1の先端部に固定する盛土補強材、4は壁面パネル2
の背面部に取り付けられ、盛土補強材3を壁面パネル2
に連結する連結金具、そして、符号5は盛土補強材3を
連結金具4に連結する連結横棒である。
【0023】壁面パネル2はプレキャストコンクリート
板より逆T字形状に成形され、その左右突出部2a,2a の
上下両端部には所定深さの連結孔6,6 がそれぞれ垂直に
形成されている。そして、上下方向及び左右方向に隣接
する壁面パネル2,2 は、双方の連結孔6,6 に鉄筋等から
なる連結縦棒7が挿入されることによって連結されてい
る(図5参照)。
板より逆T字形状に成形され、その左右突出部2a,2a の
上下両端部には所定深さの連結孔6,6 がそれぞれ垂直に
形成されている。そして、上下方向及び左右方向に隣接
する壁面パネル2,2 は、双方の連結孔6,6 に鉄筋等から
なる連結縦棒7が挿入されることによって連結されてい
る(図5参照)。
【0024】また、壁面パネル2の背面部には所定深さ
の凹部8が形成されている。凹部8は上下方向に細長い
矩形状に形成され、また、凹部8は壁面パネル2の上下
方向及び左右方向に所定間隔おきに形成されている。さ
らに、各凹部8の略中央部には、上下方向に棒状に連続
するアンカー金具9がそれぞれ突設され、このアンカー
金具9に連結金具4がそれぞれ取り付けられている(図
2,3,4,5 参照) 。なお、アンカー金具9は鉄筋等から形
成されている。
の凹部8が形成されている。凹部8は上下方向に細長い
矩形状に形成され、また、凹部8は壁面パネル2の上下
方向及び左右方向に所定間隔おきに形成されている。さ
らに、各凹部8の略中央部には、上下方向に棒状に連続
するアンカー金具9がそれぞれ突設され、このアンカー
金具9に連結金具4がそれぞれ取り付けられている(図
2,3,4,5 参照) 。なお、アンカー金具9は鉄筋等から形
成されている。
【0025】盛り土補強材3には、例えば複数本の鉄筋
を格子状に溶接する等して構成された鉄筋グリッドより
使用され、また、盛土補強材3の縦鉄筋3aの一端には連
結横棒5が水平に挿通される連結リング3bが形成されて
いる(図3,4 参照) 。
を格子状に溶接する等して構成された鉄筋グリッドより
使用され、また、盛土補強材3の縦鉄筋3aの一端には連
結横棒5が水平に挿通される連結リング3bが形成されて
いる(図3,4 参照) 。
【0026】連結金具4は上下方向に貫通し、アンカー
金具9に巻き架けられるアーチ部4aと、このアーチ部4a
の両端部に水平方向に貫通して形成され、連結横棒5が
水平に挿通されるリング部4bとを備えて形成されている
(図6(a) 参照)。
金具9に巻き架けられるアーチ部4aと、このアーチ部4a
の両端部に水平方向に貫通して形成され、連結横棒5が
水平に挿通されるリング部4bとを備えて形成されている
(図6(a) 参照)。
【0027】図6(b),(c) は、連結金具の他の例を示
し、(b) において、連結金具10は上下方向に貫通し、ア
ンカー金具9に巻き架けられるアーチ部10a と、このア
ーチ部10a の左右両端部に水平方向に貫通して形成さ
れ、連結横棒5が挿通される左右リング部10b とを備え
て形成されている。
し、(b) において、連結金具10は上下方向に貫通し、ア
ンカー金具9に巻き架けられるアーチ部10a と、このア
ーチ部10a の左右両端部に水平方向に貫通して形成さ
れ、連結横棒5が挿通される左右リング部10b とを備え
て形成されている。
【0028】また、(c) において、連結金具11は上下方
向に貫通し、アンカー金具9に巻き架けられる第一アー
チ部11a と、この第一アーチ部11a の端部に水平方向に
貫通して形成され、連結横棒5が水平に挿通される第二
アーチ部11b とを備えて形成されている。
向に貫通し、アンカー金具9に巻き架けられる第一アー
チ部11a と、この第一アーチ部11a の端部に水平方向に
貫通して形成され、連結横棒5が水平に挿通される第二
アーチ部11b とを備えて形成されている。
【0029】なお、連結金具4、10及び11は、いずれも
一本の鉄筋等から簡単な曲げ加工と溶接とによって一体
的に形成されている。
一本の鉄筋等から簡単な曲げ加工と溶接とによって一体
的に形成されている。
【0030】このように形成された連結金具4,10 及び
11は、原則として壁面パネル2を工場等で成形する際
に、壁面パネル2の大きさに応じてあらかじめ複数個取
り付けられている。したがって、設置後に最も大きな応
力が作用し、構造的に弱点となり得る盛土補強材3の連
結部は、工場生産により強固な構造となって現場に搬入
され、現場では単に盛り土補強材3を連結横棒5によっ
て連結しさえすればよいので、施工上最も簡便できわめ
て信頼性のある補強土構造物の壁面構造を構築できる。
11は、原則として壁面パネル2を工場等で成形する際
に、壁面パネル2の大きさに応じてあらかじめ複数個取
り付けられている。したがって、設置後に最も大きな応
力が作用し、構造的に弱点となり得る盛土補強材3の連
結部は、工場生産により強固な構造となって現場に搬入
され、現場では単に盛り土補強材3を連結横棒5によっ
て連結しさえすればよいので、施工上最も簡便できわめ
て信頼性のある補強土構造物の壁面構造を構築できる。
【0031】図8及び図9は、この発明に係る補強土構
造物の壁面構造の他の実施例材を示し、図において、実
施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略す
る。
造物の壁面構造の他の実施例材を示し、図において、実
施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0032】符号12は盛土層1の中に複数層に埋設さ
れ、盛土層1を移動、沈下、流失等しないように保持す
るとともに、壁面パネル2を盛土層1の先端部に固定す
る盛土補強材である。盛土補強部材12は縦鉄筋棒12a の
一端に連結横棒5が水平に挿通される連結リング12b を
形成し、他端にアンカープレート13をナット14によって
固定することにより構成されている。
れ、盛土層1を移動、沈下、流失等しないように保持す
るとともに、壁面パネル2を盛土層1の先端部に固定す
る盛土補強材である。盛土補強部材12は縦鉄筋棒12a の
一端に連結横棒5が水平に挿通される連結リング12b を
形成し、他端にアンカープレート13をナット14によって
固定することにより構成されている。
【0033】また、盛土補強材12は相当長い場合には、
連結リング12b を有する先端部分とアンカープレート13
を有する後端部分とに分けて形成し、現地においてター
ンバックル等の連結部材15によって連結するようにすれ
ば、運搬等に際して嵩張らず取り扱いがし易くなる等の
メリットがある。
連結リング12b を有する先端部分とアンカープレート13
を有する後端部分とに分けて形成し、現地においてター
ンバックル等の連結部材15によって連結するようにすれ
ば、運搬等に際して嵩張らず取り扱いがし易くなる等の
メリットがある。
【0034】このような構成において、盛土層1の転圧
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は連結金具4がアンカー金具9に沿って下方にスライド
し、しかも、連結金具4がアンカー金具9に対して上下
方向に自由に回転できるので、壁面パネル2と盛り土補
強材3との連結部に盛土層1の沈下による応力が集中す
ることはなく、連結部の破損や壁面パネル2の変形等を
防止できる効果がある。
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は連結金具4がアンカー金具9に沿って下方にスライド
し、しかも、連結金具4がアンカー金具9に対して上下
方向に自由に回転できるので、壁面パネル2と盛り土補
強材3との連結部に盛土層1の沈下による応力が集中す
ることはなく、連結部の破損や壁面パネル2の変形等を
防止できる効果がある。
【0035】施工に際しては、図7に図示するように、 (1) 最初に、盛土層1の盛土材を下端側の連結金具4Aの
取付位置まで入念に転圧しつつ盛って盛土層1aを形成す
る。
取付位置まで入念に転圧しつつ盛って盛土層1aを形成す
る。
【0036】(2) 次に、この盛土層1aの上に盛土補強材
3Aを敷設し、同時にこの盛土補強材3Aの先端部に壁面パ
ネル2Aを建て付け、かつ、盛土補強材3Aの端部を連結金
具4Aを介して壁面パネル2Aのアンカー金具9Aに連結す
る。
3Aを敷設し、同時にこの盛土補強材3Aの先端部に壁面パ
ネル2Aを建て付け、かつ、盛土補強材3Aの端部を連結金
具4Aを介して壁面パネル2Aのアンカー金具9Aに連結す
る。
【0037】(3) 次に、盛土材を上端側の連結金具4Bの
取付位置まで入念に転圧しつつ盛って盛土層1bを形成す
る。この場合、盛土層1bが転圧によって沈下し、そのた
めに盛土補強材3Aが沈下しても、同時に連結金具4Aもア
ンカー金具9Aに沿って下降するので、壁面パネル2Aと盛
土補強材3Aとの連結部に応力が集中することはなく、連
結部の破損や壁面パネル2の変形等を防止できる効果が
ある。
取付位置まで入念に転圧しつつ盛って盛土層1bを形成す
る。この場合、盛土層1bが転圧によって沈下し、そのた
めに盛土補強材3Aが沈下しても、同時に連結金具4Aもア
ンカー金具9Aに沿って下降するので、壁面パネル2Aと盛
土補強材3Aとの連結部に応力が集中することはなく、連
結部の破損や壁面パネル2の変形等を防止できる効果が
ある。
【0038】(4) 次に、この盛土層1bの上に盛土補強材
3Bを新たに敷設し、かつ、盛土補強材3Bの端部を連結金
具4Bを介して壁面パネル2Aのアンカー金具9Bに連結す
る。
3Bを新たに敷設し、かつ、盛土補強材3Bの端部を連結金
具4Bを介して壁面パネル2Aのアンカー金具9Bに連結す
る。
【0039】以下同様にして、壁面パネル2B、盛土層1
c、盛土補強材3Cを施工し、さらに、その上に壁面パネ
ル、盛土層、盛土補強材を交互に施工して構造体の全体
を構築する。
c、盛土補強材3Cを施工し、さらに、その上に壁面パネ
ル、盛土層、盛土補強材を交互に施工して構造体の全体
を構築する。
【0040】実施例2.図10(a),(b) は、この発明に係
る請求項第1項及び第2記載の補強土構造物の壁面構造
の他の実施例を示し、図において、実施例1と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
る請求項第1項及び第2記載の補強土構造物の壁面構造
の他の実施例を示し、図において、実施例1と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0041】符号16は、盛土層1の先端部に設置され、
盛土層1を保持する壁面パネルである。壁面パネル16は
プレキャストコンクリート板より成形され、かつ、盛土
層1の先端部にその下端部より上端部に至るまで一枚で
対応できるように大型の矩形板状に成形されている。
盛土層1を保持する壁面パネルである。壁面パネル16は
プレキャストコンクリート板より成形され、かつ、盛土
層1の先端部にその下端部より上端部に至るまで一枚で
対応できるように大型の矩形板状に成形されている。
【0042】この実施例によれば、本来に上下方向に複
数段に設置される複数枚の壁面パネルを一枚で対応でき
るので、施工性の向上が図れる効果がある。
数段に設置される複数枚の壁面パネルを一枚で対応でき
るので、施工性の向上が図れる効果がある。
【0043】実施例3.図11及び図12は、この発明に係
る請求項第3項及び第4項記載の補強土構造物の壁面構
造の一実施例を示し、図において、実施例1と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
る請求項第3項及び第4項記載の補強土構造物の壁面構
造の一実施例を示し、図において、実施例1と同一部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0044】符号17は壁面パネル2の背面部にその横方
向に所定間隔おきに突設され、盛土補強材3を壁面パネ
ル2に連結横棒5を介して連結するアンカー金具であ
る。
向に所定間隔おきに突設され、盛土補強材3を壁面パネ
ル2に連結横棒5を介して連結するアンカー金具であ
る。
【0045】アンカー金具17は上下方向に連続する棒状
に形成され、連結横棒5が上下方向に移動自在にかつ水
平に挿通された連結部17a と、この連結部17a の上下両
端部に形成され、壁面パネル2のコンクリート中に埋設
されたアンカー部17b とを備えて形成されている。
に形成され、連結横棒5が上下方向に移動自在にかつ水
平に挿通された連結部17a と、この連結部17a の上下両
端部に形成され、壁面パネル2のコンクリート中に埋設
されたアンカー部17b とを備えて形成されている。
【0046】なお、アンカー金具17の連結部17a 及びア
ンカー部17b は一本の鉄筋より一体的に形成されてい
る。
ンカー部17b は一本の鉄筋より一体的に形成されてい
る。
【0047】このような構成において、盛土層1の転圧
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は、縦鉄筋3aの端部に形成された連結リング3aと連結金
具17の連結部17a に連結横棒5を挿通することにより連
結されて下方に移動できるようになっており、さらに、
連結横棒5を軸に下方に回転できるようになっているの
で、壁面パネル2と盛り土補強材3との連結部に盛土層
1の沈下による応力が集中することは全くなく、応力集
中による盛土補強材連結部の破損や壁面パネル2の変形
等を防止できる効果がある。
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は、縦鉄筋3aの端部に形成された連結リング3aと連結金
具17の連結部17a に連結横棒5を挿通することにより連
結されて下方に移動できるようになっており、さらに、
連結横棒5を軸に下方に回転できるようになっているの
で、壁面パネル2と盛り土補強材3との連結部に盛土層
1の沈下による応力が集中することは全くなく、応力集
中による盛土補強材連結部の破損や壁面パネル2の変形
等を防止できる効果がある。
【0048】実施例4.図13及び図14は、この発明に係
る請求項第3項及び第4項記載の補強土構造物の壁面構
造の他の実施例を示し、図において、実施例3と同一部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
る請求項第3項及び第4項記載の補強土構造物の壁面構
造の他の実施例を示し、図において、実施例3と同一部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】符号18はアンカー金具17に取り付けられ、
連結横棒5を介して盛土補強材3が連結される連結金具
である。
連結横棒5を介して盛土補強材3が連結される連結金具
である。
【0050】連結金具18は上下方向に貫通し、アンカー
金具17の連結部17a に巻き架けられるアーチ部18a と、
このアーチ部18a の両端部に水平方向に貫通して形成さ
れ、連結横棒5が水平に挿通されるリング部18b とを備
えて形成されている(図15(a) 参照)。
金具17の連結部17a に巻き架けられるアーチ部18a と、
このアーチ部18a の両端部に水平方向に貫通して形成さ
れ、連結横棒5が水平に挿通されるリング部18b とを備
えて形成されている(図15(a) 参照)。
【0051】図15(b),(c) は、連結金具の他の例を示
し、(b) において、連結金具19は上下方向に貫通し、ア
ンカー金具17の連結部17a に巻き架けられるアーチ部19
a と、このアーチ部19a の左右両端部に水平方向に貫通
して形成され、連結横棒5が挿通される左右リング部19
b とを備えて形成されている。
し、(b) において、連結金具19は上下方向に貫通し、ア
ンカー金具17の連結部17a に巻き架けられるアーチ部19
a と、このアーチ部19a の左右両端部に水平方向に貫通
して形成され、連結横棒5が挿通される左右リング部19
b とを備えて形成されている。
【0052】また、(c) において、連結金具20は上下方
向に貫通し、アンカー金具17の連結部17a に巻き架けら
れる第一アーチ部20a と、この第一アーチ部20a の端部
に水平方向に貫通して形成され、連結横棒5が水平に挿
通される第二アーチ部20b とを備えて形成されている。
向に貫通し、アンカー金具17の連結部17a に巻き架けら
れる第一アーチ部20a と、この第一アーチ部20a の端部
に水平方向に貫通して形成され、連結横棒5が水平に挿
通される第二アーチ部20b とを備えて形成されている。
【0053】なお、連結金具18、19及び20は、いずれも
一本の鉄筋等から簡単な曲げ加工と溶接とによって一体
的に形成されている。
一本の鉄筋等から簡単な曲げ加工と溶接とによって一体
的に形成されている。
【0054】このような構成において、盛土層1の転圧
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は連結金具18,19 及び20がアンカー金具17に沿って下方
にスライドし、しかも、連結金具18,19 及び20がアンカ
ー金具17に対して自由に回転できるので、壁面パネル2
と盛り土補強材3との連結部に盛土層1の沈下による応
力が集中することはなく、盛土補強材連結部の破損や壁
面パネル2の変形等を防止できる効果がある。
時の圧縮による沈下や構築後の経時的沈下等により盛り
土補強材3が沈下したとしても、盛り土補強材3の端部
は連結金具18,19 及び20がアンカー金具17に沿って下方
にスライドし、しかも、連結金具18,19 及び20がアンカ
ー金具17に対して自由に回転できるので、壁面パネル2
と盛り土補強材3との連結部に盛土層1の沈下による応
力が集中することはなく、盛土補強材連結部の破損や壁
面パネル2の変形等を防止できる効果がある。
【0055】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成さ
れ、この発明に係る請求項第1項記載の補強土構造物の
壁面構造は、壁面パネルの背面部に複数個の凹部を横方
向に所定間隔おきに設け、この凹部内に上下方向に棒状
に連続するアンカー金具をそれぞれ突設し、このアンカ
ー金具に前記盛土補強材を連結するための連結金具を上
下方向に移動自在に取り付け、この連結金具に前記盛土
補強材を回転自在に連結することにより構築されている
ので、盛土層の転圧、永年の経過に伴う盛土層の沈下等
とともに盛土補強材が沈下したとしても、連結金具がア
ンカー金具の連結部に沿って下降し、さらに、盛土補強
材が下方に回転するので、壁面パネルと盛土補強材との
連結部に盛土層の沈下による応力集中が起ることがない
ので、壁面が変形したり、壁面パネルさらには壁面パネ
ルと盛土補強材との連結部が破損する等の課題を解決で
きる効果がある。
れ、この発明に係る請求項第1項記載の補強土構造物の
壁面構造は、壁面パネルの背面部に複数個の凹部を横方
向に所定間隔おきに設け、この凹部内に上下方向に棒状
に連続するアンカー金具をそれぞれ突設し、このアンカ
ー金具に前記盛土補強材を連結するための連結金具を上
下方向に移動自在に取り付け、この連結金具に前記盛土
補強材を回転自在に連結することにより構築されている
ので、盛土層の転圧、永年の経過に伴う盛土層の沈下等
とともに盛土補強材が沈下したとしても、連結金具がア
ンカー金具の連結部に沿って下降し、さらに、盛土補強
材が下方に回転するので、壁面パネルと盛土補強材との
連結部に盛土層の沈下による応力集中が起ることがない
ので、壁面が変形したり、壁面パネルさらには壁面パネ
ルと盛土補強材との連結部が破損する等の課題を解決で
きる効果がある。
【0056】また、連結金具は設置後も自由に動き、ま
た、盛土補強材も同様に設置後に自由に動くので、壁面
パネル及び盛土補強材の設置に際し、これらの位置調整
を自由に行うことができ、施工がしやすいという効果が
ある。
た、盛土補強材も同様に設置後に自由に動くので、壁面
パネル及び盛土補強材の設置に際し、これらの位置調整
を自由に行うことができ、施工がしやすいという効果が
ある。
【0057】また、第2項記載の補強土構造物の壁面構
造は、前項において、盛土補強材の端部に横方向に貫通
する連結リングを設け、この連結リングと連結金具に形
成された連結リングとに連結横棒を挿通することによっ
て前記盛土補強材を前記連結金具に上下方向に移動自在
にかつ回転自在に連結してなるので、盛土補強材を連結
金具に簡単に連結できる効果がある。
造は、前項において、盛土補強材の端部に横方向に貫通
する連結リングを設け、この連結リングと連結金具に形
成された連結リングとに連結横棒を挿通することによっ
て前記盛土補強材を前記連結金具に上下方向に移動自在
にかつ回転自在に連結してなるので、盛土補強材を連結
金具に簡単に連結できる効果がある。
【0058】また、この発明に係る請求項第3項記載の
補強土構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下
方向に棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー
金具を横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金
具に連結横棒を上下方向に移動自在に挿通し、かつ、こ
の連結横棒に前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連
結して構成され、また、第4項記載の補強土構造物の壁
面構造は、前項において、盛土補強材の端部に横方向に
貫通する連結リングを設け、この連結リングとアンカー
金具の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を
前記アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在
に連結して構成されているので、盛土補強材は上下方向
にさらに大きく移動及び回転できるので、請求項第1項
及び第2項記載の補強土構造物の壁面構造よりさらに大
きな効果を有する。
補強土構造物の壁面構造は、壁面パネルの背面部に上下
方向に棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー
金具を横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金
具に連結横棒を上下方向に移動自在に挿通し、かつ、こ
の連結横棒に前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連
結して構成され、また、第4項記載の補強土構造物の壁
面構造は、前項において、盛土補強材の端部に横方向に
貫通する連結リングを設け、この連結リングとアンカー
金具の連結部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を
前記アンカー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在
に連結して構成されているので、盛土補強材は上下方向
にさらに大きく移動及び回転できるので、請求項第1項
及び第2項記載の補強土構造物の壁面構造よりさらに大
きな効果を有する。
【0059】また、この発明に係る請求項第5項及び第
6項記載の補強土構造物の壁面構造も同様の理由により
請求項第1項及び第2項記載の補強土構造物の壁面構造
と同様の効果を有する。
6項記載の補強土構造物の壁面構造も同様の理由により
請求項第1項及び第2項記載の補強土構造物の壁面構造
と同様の効果を有する。
【図1】この発明に係る補強土構造物の壁面構造の一実
施例を示す正面図である。
施例を示す正面図である。
【図2】図1におけるa−a線断面図である。
【図3】盛土補強構造物の一部横断面図である。
【図4】図3におけるb−b線断面図である。
【図5】壁面パネルの正面図である。
【図6】(a),(b),(c) は、連結金具の一例を示す斜視図
である。
である。
【図7】施工方法を示す補強土構造物の一部縦断面図で
ある。
ある。
【図8】補強土構造物の一部横断面図である。
【図9】図8におけるc−c線断面図である。
【図10】(a) は、この発明に係る補強構造物の壁面構
造の他の実施例の壁面パネルの背面図、(b) はその補強
構造物の壁面構造の縦断面図である。
造の他の実施例の壁面パネルの背面図、(b) はその補強
構造物の壁面構造の縦断面図である。
【図11】盛土補強構造物の一部横断面図である。
【図12】図11におけるd−d線断面図である。
【図13】盛土補強構造物の一部横断面図である。
【図14】図13におけるe−e線断面図である。
【図15】(a),(b),(c) は、連結金具の一例を示す斜視
図である。
図である。
【図16】従来の壁面パネルと盛土補強材との連結部の
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図17】従来の壁面パネルと盛土補強材との連結部の
構造を示す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。
1…盛土層、2…壁面パネル、3…盛土補強材、4…連
結金具、5…連結横棒、6…連結孔、7…連結縦棒、8
…凹部、9…アンカー金具、10,11 …連結金具、12…盛
土補強材、13…アンカープレート、14…ナット、15…連
結部材、16…壁面パネル、17…アンカー金具、18,19,20
…連結金具。
結金具、5…連結横棒、6…連結孔、7…連結縦棒、8
…凹部、9…アンカー金具、10,11 …連結金具、12…盛
土補強材、13…アンカープレート、14…ナット、15…連
結部材、16…壁面パネル、17…アンカー金具、18,19,20
…連結金具。
Claims (6)
- 【請求項1】 転圧しつつ所定高さに構築された盛り土
層と、この盛り土層の先端部に設置され、前記盛り土層
を保持する壁面パネルと、前記盛り土層に複数層に埋設
され、前記盛り土層を補強するとともに前記壁面パネル
を固定する複数枚の盛り土補強材とを備えてなる補強土
構造物において、前記壁面パネルの背面部に複数個の凹
部を横方向に所定間隔おきに設け、この凹部内に上下方
向に棒状に連続するアンカー金具をそれぞれ突設し、こ
のアンカー金具に前記盛土補強材を連結するための連結
金具を上下方向に移動自在に取り付け、この連結金具に
前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連結してなるこ
とを特徴とする補強土構造物の壁面構造。 - 【請求項2】 盛土補強材の端部に横方向に貫通する連
結リングを設け、この連結リングと連結金具に形成され
た連結リングとに連結横棒を挿通することによって前記
盛土補強材を前記連結金具に上下方向に移動自在にかつ
回転自在に連結してなることを特徴とする請求項第1項
記載の補強土構造物の壁面構造。 - 【請求項3】 転圧しつつ所定高さに構築された盛り土
層と、この盛り土層の先端部に設置され、前記盛り土層
を保持する壁面パネルと、前記盛り土層に複数層に埋設
され、前記盛り土層を補強するとともに前記壁面パネル
を固定する複数枚の盛り土補強材とを備えてなる補強土
構造物において、前記壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に連
結横棒を上下方向に移動自在に挿通し、かつ、この連結
横棒に前記盛土補強材を上下方向に回転自在に連結して
なることを特徴とする補強土構造物の壁面構造。 - 【請求項4】 盛土補強材の端部に横方向に貫通する連
結リングを設け、この連結リングとアンカー金具の連結
部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を前記アンカ
ー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在に連結して
なることを特徴とする請求項第3項記載の補強土構造物
の壁面構造。 - 【請求項5】 転圧しつつ所定高さに構築された盛り土
層と、この盛り土層の先端部に設置され、前記盛り土層
を保持する壁面パネルと、前記盛り土層に複数層に埋設
され、前記盛り土層を補強するとともに前記壁面パネル
を固定する複数枚の盛り土補強材とを備えてなる補強土
構造物において、前記壁面パネルの背面部に上下方向に
棒状に連続する連結部を有する複数個のアンカー金具を
横方向に所定間隔おきに突設し、このアンカー金具に、
前記盛土補強材を連結するための連結金具を上下方向に
移動自在に取り付け、この連結金具に前記盛土補強材を
上下方向に回転自在に連結してなることを特徴とする補
強土構造物の壁面構造。 - 【請求項6】 盛土補強材の端部に横方向に貫通する連
結リングを設け、この連結リングとアンカー金具の連結
部とに連結横棒を挿通して前記盛土補強材を前記アンカ
ー金具に上下方向に移動自在にかつ回転自在に連結して
なることを特徴とする請求項第5項記載の補強土構造物
の壁面構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1592395A JPH08209703A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 補強土構造物の壁面構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1592395A JPH08209703A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 補強土構造物の壁面構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08209703A true JPH08209703A (ja) | 1996-08-13 |
Family
ID=11902310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1592395A Pending JPH08209703A (ja) | 1995-02-02 | 1995-02-02 | 補強土構造物の壁面構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08209703A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2796971A1 (fr) * | 1999-07-30 | 2001-02-02 | Joseph Golcheh | Procede de renforcement d'un mur de soutenement et element de renforcement d'un tel mur |
| US6675547B1 (en) | 1999-07-30 | 2004-01-13 | Joseph Golcheh | Method for forming a head wall from an anchor pile and reinforcing member for said anchor pile structure |
| JP2008057223A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Takiron Co Ltd | 法面補強材並びにこれを用いた法面補強工法 |
| KR100974353B1 (ko) * | 2010-03-25 | 2010-08-05 | 주식회사 삼우공간건축사사무소 | 옹벽 식생백의 수평연결재 체결고리 |
| WO2011127349A3 (en) * | 2010-04-08 | 2012-01-26 | T & B Structural Systems Llc | Retaining wall soil reinforcing connector and method |
| US8632278B2 (en) | 2010-06-17 | 2014-01-21 | T & B Structural Systems Llc | Mechanically stabilized earth welded wire facing connection system and method |
| US8632280B2 (en) | 2010-06-17 | 2014-01-21 | T & B Structural Systems Llc | Mechanically stabilized earth welded wire facing connection system and method |
| US8734059B2 (en) | 2010-06-17 | 2014-05-27 | T&B Structural Systems Llc | Soil reinforcing element for a mechanically stabilized earth structure |
| US9605402B2 (en) | 2009-01-14 | 2017-03-28 | Thomas P. Taylor | Retaining wall soil reinforcing connector and method |
-
1995
- 1995-02-02 JP JP1592395A patent/JPH08209703A/ja active Pending
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