JPH0820976A - 水道凍結防止ヒータ用節電ユニット - Google Patents

水道凍結防止ヒータ用節電ユニット

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JPH0820976A
JPH0820976A JP17944994A JP17944994A JPH0820976A JP H0820976 A JPH0820976 A JP H0820976A JP 17944994 A JP17944994 A JP 17944994A JP 17944994 A JP17944994 A JP 17944994A JP H0820976 A JPH0820976 A JP H0820976A
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heater
output
circuit
power saving
temperature
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JP17944994A
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Kazuhisa Sakai
和久 酒井
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S N SEIKI KK
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S N SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 節電効率を向上させると共に、節電ユニット
が作動する際のスイッチングノイズの発生を極力抑えた
水道凍結防止ヒータ用節電ユニットを提供する。 【構成】 温度検出手段2、温度比例分周制御手段3及
びスイッチング手段4から構成され、ヒータ6への通電
を開始する外気温(3℃)からヒータを定格電力で使用
する外気温(−9℃)までの温度域において、外気温に
応じて、その時の外気温に最も適した電流量だけをヒー
タ6に供給して単位時間当りのヒータの消費電力を低減
させる。また、スイッチング手段4は電源ラインが0ボ
ルト位相のときに電流を出力させるので、スイッチング
ノイズが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水道凍結防止ヒータ用
節電ユニットに関し、水道管に回巻した帯状のヒータに
印加する交流電流を適宜に制御して、単位時間当りのヒ
ータの消費電力を低減させることで節電を図る装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】冬季の寒冷地においては気温が氷点下を
大きく下回ることにより、水道管内の水が凍結すること
がしばしばある。水道管内の水が凍結すると、凍結した
水は体積を増加させて水道管を破損させ、溢水等の甚大
な被害を引き起こすことになる。このような事態を防ぐ
ための1手段として、水道管に水道凍結防止用のフレキ
シブルな帯状ヒータを回巻させ、このヒータに交流電流
を流して発熱させることで水道管を適度に加熱して保温
し、水道管内の水が凍結するのを防止するものがある。
【0003】この場合、ヒータは1本当り100〜数1
00W/hの電力を消費し、しかも、一般的に1家屋当
り5本前後使用するため、冬季を通してヒータを使用す
ると非常に高い電気料金の負担を余儀なくされる。この
ため、一般的には、予め設定された外気温以下でのみヒ
ータを通電させるような節電ユニットが併用される。
【0004】上記した節電ユニットには様々なものがあ
るが、例えば温度センサでON−OFFする半導体スイ
ッチを用い、さらにヒータに流す電流を半波整流し、正
位相または負位相の半波電流でヒータをドライブさせる
ものが知られている。つまり、温度センサによって外気
温が2〜3℃に下がったことを検知するとヒータが通電
されるが、ヒータに加えられる電流は半波電流なので実
効率にして約50%の節電が可能になる。
【0005】ところが、上記した従来例では、ヒータが
通電した後は外気温に関係なく定格の約半分の電力で使
用されるため、極端に外気温が下がった場合には十分な
発熱量が得られず、場合によっては水道管を破損させる
危険性がある。これを解決するために、温度センサでO
N−OFFする半導体スイッチを用い、一定の外気温ま
では正位相又は負位相のみの半波電流でヒータを発熱さ
せ、さらに気温が下がった時点で全波または正負両位相
の電流に切換えてヒータを発熱させるものがある。
【0006】これは、半導体スイッチがONする温度範
囲を弱凍結温度範囲と強凍結温度範囲の2段階に設定
し、例えば温度センサによって外気温が2〜3℃(弱凍
結温度範囲)に下がると半波電流でヒータをドライブ
し、さらに外気温が下がって−5℃以下(強凍結温度範
囲)に下がった時点でヒータに全波電流を通電させ、弱
凍結温度範囲では約50%の実効率でヒータを使用し、
強凍結温度範囲ではヒータを定格電力で使用するもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例は節電率が固定的であるため、弱凍結温度範囲
の上限温度、例えば2〜3℃でも、弱凍結温度範囲の下
限温度、例えば−5℃でも、ヒータには同じ電力量が供
給されるという課題を有しており、十分な節電効果を期
待できるものではなかった。また、弱凍結温度範囲にお
ける節電ユニットの出力は半波電流なので、ヒータの加
熱速度が遅く節電率の向上を阻害する原因となってい
た。
【0008】ところで、節電ユニットの負荷であるヒー
タには比較的大きい電流が流れるため、これが作動して
ヒータに供給する電流を出力する毎に、非常に高いレベ
ルのスイッチングノイズを発生する。このノイズは節電
ユニット自身の各構成要素にも負担をかけ、その寿命を
縮める他、近隣のテレビ受像機やラジオ受信機に受信障
害を引き起すことがある。さらに、このノイズが電源ラ
インに乗った場合は、同一ライン上の各種電子応用機器
に誤動作を起こさせる等の不都合を生じることがある。
【0009】上述したように、水道凍結防止用のヒータ
は冬季を通して使用するものであり、節電率の改善は負
担する電気代に大きく反映するため、より節電効率が高
くスイッチングノイズの少ない節電ユニットの開発が望
まれていた。本発明は、上記したような従来例の有する
課題に鑑みて開発されたものであり、その目的とすると
ころは、節電効率を向上させると共に、節電ユニットが
作動する際のスイッチングノイズの発生を極力抑えた水
道凍結防止ヒータ用節電ユニットを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、水道管に回巻した水道凍結防止用のヒータに接続
し、このヒータに供給される交流電源を制御してヒータ
の消費電力を低減させる節電ユニットにおいて、外気温
の変化に応じてヒータに供給される交流電源の電圧及び
通電時間を制御するような構成を採用した。
【0011】この場合、気温の変化を検出する温度検出
手段と、この温度検出手段の出力に基づいてヒータに通
電する交流電源の電圧及び通電時間を制御する温度比例
分周制御手段と、ヒータへの通電を制御するスイッチン
グ手段とからなり、スイッチング手段の100%出力時
には全波電流または正負両位相電流の何れかの出力電流
をヒータに供給してヒータを定格出力で使用し、スイッ
チング手段の出力が100%未満のときは、全波電流ま
たは正負両位相電流の何れかの電流と半波電流を組み合
わせた出力電流を適宜インターバルでヒータに供給する
ことで、単位時間当りのヒータの消費電力を低減させる
ように構成するのが好ましい。
【0012】具体的には、第1差動増幅回路に第1セン
サを接続した温度検出手段と、第2差動増幅回路に第2
センサ及びランプ電圧発生回路を接続した温度比例分周
制御手段のそれぞれの出力をスイッチング手段に接続
し、0ボルト検出回路でトリガされるパルス発生回路の
パルスでスイッチング手段のスイッチング回路を制御す
るように構成している。
【0013】この場合、第1差動増幅回路の出力にメモ
リ回路を設け、交流電源周波数の半サイクル毎にパルス
発生回路で発生するパルスを管理することで、スイッチ
ング手段の出力が100%未満のときは、全波電流また
は正負両位相電流の何れかの電流と半波電流を組み合わ
せた出力電流をヒータに供給するのが好ましい。また、
ランプ電圧発生回路にモード切替回路を設け、ランプ電
圧発生回路の時定数を適宜値に変更することで、温度比
例分周制御手段の出力のタイムインターバルを変動させ
て、単位時間当りのヒータの消費電力を変動させて節電
率の変更を行なうのが好ましい。
【0014】
【作用】このように構成された本発明の水道凍結防止ヒ
ータ用節電ユニットは、外気温が一定値より低下したこ
とを温度検出手段が検知することで通電を開始し、温度
検出手段の検出信号の変化に応じて水道管が凍結しない
程度の発熱量に必要な交流電流だけをヒータに供給す
る。つまり、外気温の低下に応じてヒータに供給される
交流電源の電圧及び通電時間を制御することで、単位時
間当りのヒータの消費電力を低減させている。
【0015】具体的には、厳寒期の夜明け前のように外
気温がかなり下がってヒータを定格電力で使用しなけれ
ばならない状態であることを温度検出手段が検出する
と、スイッチング手段の出力は100%となり、ヒータ
には全波電流または正負両位相電流の何れかの出力電流
が供給される。
【0016】一方、ヒータを定格電力で使用しなければ
ならないほど外気温が低くないことを温度検出手段が検
出すると、スイッチング手段は温度検出手段の検出信号
の変化(外気温の変化)に応じて0〜100%未満の出
力電流をヒータに供給し、単位時間当りのヒータの消費
電力を低減させている。この場合、スイッチング手段は
いわゆるゼロクロススイッチを構成しているが、第1差
動増幅回路の出力にメモリ回路を設け、交流電源周波数
の半サイクル毎にパルス発生回路で発生するパルスを管
理しているので、スイッチング手段の出力は全波電流ま
たは正負両位相電流の何れかの電流を出力させると共
に、必要に応じて半波電流を組み合わせ交流のゼロ点で
電流を出力させている。
【0017】これにより、ヒータへの通電を開始する外
気温からヒータを定格電力で使用する外気温までの温度
域において、ヒータに供給する出力電流を連続的に且つ
きめ細かく制御することができる。つまり、外気温の状
況に応じて、その時の外気温に最も適した電流量だけを
ヒータに供給して単位時間当りのヒータの消費電力を低
減させている。
【0018】また、スイッチング手段のスイッチ回路
は、交流電源の位相が0ボルトの瞬間にON−OFFす
るように構成したので、節電ユニットが作動する際にス
イッチングノイズが発生することはなく、節電ユニット
自身に負担をかけたり、電波障害や各種電子応用機器に
誤動作を起こさせることはない。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例水道凍結防止ヒータ用
節電ユニットの一実施例について説明を行なう。図1は
本発明の水道凍結防止ヒータ用節電ユニットの構成の一
実施例を示すブロック図である。これによると、節電ユ
ニット1は温度検出手段2、温度比例分周制御手段3及
びスイッチング手段4から構成され、節電ユニット1の
筐体(図示せず)に設けられた出力コンセント1aに、
水道管5に回巻した水道凍結防止用のヒータ6の電源プ
ラグ7を接続することで使用に供される。
【0020】具体的には、温度検出手段2にはコンパレ
ータである第1差動増幅回路20に外気温を検出する第
1センサ21が設けられると共に、電圧リミッター回路
22と低電圧検出回路23を介して基準電源回路24が
設けられる。また、温度検出手段2には後述するスイッ
チング手段4をトリガするためのパルス発生回路25を
有しており、このパルス発生回路25には半波検出回路
26、0ボルト検出回路27及びメモリ回路28が設け
られている。
【0021】本実施例の第1センサ21は、例えばサー
ミスタ等の感温素子をホイートストンブリッジに組み、
センシング素子の感度のばらつきを補償すると共にサン
プリング感度の向上を図っている。このセンシング素子
には、サーミスタの以外のものでも使用できる。電圧リ
ミッター回路22及び低電圧検出回路23はライン電圧
の電圧降下や外部ノイズ等による第1差動増幅回路20
の誤動作を防ぐためのものであり、基準電源回路24は
第1差動増幅回路20のコンパレートレベルを決定す
る。本実施例では、第1差動増幅回路20に設けられた
可変抵抗(図示せず)等でヒータ6への通電開始温度が
任意に設定され、例えば3℃に設定されている。
【0022】また、コンパレータである第1差動増幅回
路20は、汎用のオペアンプ用IC等で構成し、半波検
出回路26は適宜の整流素子で構成し、0ボルト検出回
路27は適宜のゲート回路等で構成され、メモリ回路2
8はサンプルアンドホールド回路等で構成される。
【0023】温度比例分周制御手段3は第2差動増幅回
路30とランプ電圧発生回路31を有し、第2差動増幅
回路30には上述した温度検出手段2とは独立して第2
センサ32が設けられる。この第2センサ32は、例え
ばサーミスタを用いているが、その他のセンシング素子
も用いることができる。ランプ電圧発生回路31は周期
同調回路33と共に一種のスイープオッシレータを形成
し、鋸歯状波のランプ電圧を出力させる。
【0024】この場合、ランプ電圧発生回路31には、
ランプ電圧のランプ角度を変化させるためのモード切替
回路34が設けられる。本実施例では、例えばモードA
及びモードBの2段切替スイッチ(図示せず)を設け、
ランプ電圧発生回路31の時定数等を適宜値に切替てい
る。これにより、何度の外気温でスイッチング手段4の
出力を100%にするかを変化させることができる。本
実施例では、モードAでは−4℃でスイッチング手段4
の出力を100%にすることができ、モードBでは−9
℃でスイッチング手段4の出力を100%にすることが
できる。この温度設定は任意に変更が可能であり、ラン
プ電圧発生回路31及び第2の基準電源回路36の設定
によって変更することができる。また、モードの切替は
3段階以上にすることもできる。
【0025】また、第2差動増幅回路30には第2の0
ボルト検出回路35を介して第2の基準電源回路36が
設けられる。なお、温度比例分周制御手段3における第
2差動増幅回路30、第2の0ボルト検出回路35及び
第2の基準電源回路36は、温度検出手段2で用いたそ
れらと同様の構成のものを用いている。
【0026】スイッチング手段4はスイッチング回路4
0、出力コントロール回路41及び出力0ボルトスイッ
チング回路42から構成される。本実施例では、スイッ
チング手段4をゼロクロススイッチで構成し、節電ユニ
ット1の作動時にスイッチングノイズが発生しないよう
に構成されている。この場合、出力0ボルトスイッチン
グ回路42には半導体スイッチとしてトライアックを用
いている。
【0027】なお、上記した各ブロックへはトランスレ
スで電源が供給されるので、節電ユニット1を小型軽量
に構成することができる。本実施例の節電ユニット1を
日本国内で用いる場合は、電源ラインの電圧はAC100V
で用いるが、使用する国や地域の規格のライン電圧、例
えばAC200V等で使用することができる。この場合、電
源ラインの周波数は50Hz、60Hzの何れでもよい。
【0028】このように構成された本実施例の節電ユニ
ット1は、例えばプラスチック等で任意形状に成形され
た筐体(図示せず)納められ、出力コンセント1aが設
けられる。この場合、出力コンセント1aは複数個連設
しておくと、1台の節電ユニット1で複数本のヒータ6
を接続することができ便利である。
【0029】次に、本実施例の動作について説明する。
以上のように構成された本実施例の節電ユニット1は、
外気温が一定値より低下したことを温度検出手段2の第
1センサ21が検知することで通電を開始し、水道管5
が凍結しない程度の発熱量に必要な交流電流だけをヒー
タ6に供給する。つまり、外気温の低下に応じてヒータ
6に供給される交流電源の電圧及び通電時間を制御する
ことで、単位時間当りのヒータの消費電力を低減させて
いる。
【0030】具体的には、外気温が3℃以上であること
を温度検出手段2の第1センサ21が検出した場合、第
1差動増幅回路20は信号を出力せず、スイッチング回
路40はONすることができないので、節電ユニット1
の出力コンセント1aには出力電流が現われず、ヒータ
6に電流は供給されない。
【0031】そして、外気温が3℃以下であることを温
度検出手段2の第1センサ21が検出すると、第1差動
増幅回路20は信号を出力すると共に、パルス発生回路
25で発生したパルスがスイッチング回路40に送られ
る。このパルス発生回路25では、半波検出回路26及
び0ボルト検出回路27によって電源ラインの0ボルト
位相の半サイクル毎にパルスを発生させている。つま
り、電源ラインの周波数が50Hzであれば20ms毎に、60Hz
であれば16.66ms毎にパルスを発生し、スイッチング手
段4のスイッチング動作を半サイクル毎に管理すること
ができる。
【0032】また、メモリ回路28では第1差動増幅回
路20の出力状態を一時的に保持し、0ボルト検出回路
27によって電源ラインが0ボルト位相のときに出力す
るようにしている。さらに、メモリ回路28によって第
1差動増幅回路20にヒステリシス特性を持たせること
ができ、節電ユニット1の作動開始温度附近での安定化
を図っている。なお、0ボルト検出回路27によって第
1差動増幅回路20が電源ラインの0ボルト位相のとき
に出力するため、第1差動増幅回路20の負担が軽く極
めて安定した動作を得ることができる。
【0033】第1差動増幅回路20に設けられた電圧リ
ミッター回路22及び低電圧検出回路23は、ヒータ6
のプラグ7を出力コンセント1aに抜き挿しした際に起
きる電源ラインの電圧降下や電源ラインに乗ったノイズ
の状態を監視する。これにより、電源ラインの電圧降下
や電源ラインのノイズが極端に大きいときは、第1差動
増幅回路20の出力を停止して節電ユニット1の誤動作
を防いでいる。
【0034】一方、温度比例分周制御手段3のランプ電
圧発生回路31では鋸歯状のランプ電圧が掃引され第2
差動増幅回路30に送られる。この第2差動増幅回路3
0の第2センサ32は、先の第1センサ21とは独立し
て外気温を検出し、第2差動増幅回路30は第2センサ
32の検出した外気温に応じたインターバルで信号を出
力する。つまり、外気温が高いときは第2差動増幅回路
30の出力信号のインターバルは長くなり、外気温が低
いときは出力信号のインターバルは短くなる。本実施例
ではモード切替回路34により、モードAでは−4℃で
第2差動増幅回路30の出力は連続状態となり、モード
Bでは−9℃で第2差動増幅回路30の出力は連続状態
となる。また、第2差動増幅回路30に設けられた第2
の0ボルト検出回路35により、第2差動増幅回路30
は電源ラインが0ボルト位相のときに出力されるため、
第2差動増幅回路30の負担が軽く極めて安定した動作
を得ることができる。
【0035】上記した温度検出手段2及び温度比例分周
制御手段3の出力信号はスイッチング手段4に送られ、
スイッチング回路40をON状態にし、出力0ボルトス
イッチング回路42のトライアックをトリガして出力コ
ンセント1aに接続されたヒータ6に電流を供給する。
この場合、外気温が3℃から−9℃の間は(モードB)
正負両位相電流と半波電流を組み合わせた出力電流が適
宜インターバルで出力される。これにより、外気温に応
じた電流をヒータ6に供給することができるので、単位
時間当りのヒータ6の消費電力を低減させることができ
る。
【0036】図2に本実施例の節電ユニット1の節電特
性を示す。特性図において横軸は外気温を示し、縦軸は
ヒータ6の定格消費電力に対する百分率を示す。また、
太線はヒータ6単独の電力消費特性を示し、細線は節電
ユニット1を用いた場合のヒータ6の電力消費特性を示
す。なお、このとき節電ユニット1のモード切替回路3
4はモードBの状態にある。
【0037】これによると、ヒータ6のみを単独で用い
た場合、外気温が約5℃でヒータ6は通電を開始し、ヒ
ータ6に内蔵されたサーマルスイッチの働きにより、こ
のヒータ6は定格消費電力に対して約80%の消費電力
でドライブされる。そして、外気温が約4℃を下回る
と、ヒータ6は100%の定格消費電力でドライブされ
る。
【0038】一方、本実施例の節電ユニット1を用いる
と、外気温が2℃附近のときは定格消費電力に対して約
40%の消費電力でドライブされる。そして、外気温が
0℃附近のときは同じく約52%で、外気温が−5℃附
近のときは同じく約62%で、外気温が−7℃附近のと
きは同じく約78%でヒータ6はドライブされ、外気温
が−9℃を下回ることで、ヒータ6は定格消費電力でド
ライブされる。この場合、モード切替回路34のスイッ
チをモードAにすると、図3に示されるよ細線のよう
に、ヒータ6の電力消費特性は変化し、−4℃附近でヒ
ータ6は定格消費電力でドライブされるようになる。
【0039】モードBにおける外気温の変化に対する出
力電流の様子を図4乃至図9に示す。これらの各図は出
力0ボルトスイッチング回路42の出力状態をオシログ
ラフで示したものであり、横軸は200ms/divの時間を示
し、縦軸は50V/divの電圧を示している。また、図4は
2℃附近の出力状態を示し、図5は0℃附近の出力状態
を示し、図6は−5℃附近の出力状態を示し、図7は−
7℃附近の出力状態を示し、図8は−9℃附近の出力状
態を示し、図9は−9℃を下回ったときの出力状態をそ
れぞれ示している。
【0040】これによれば、外気温が下がるにつれて電
流が出力される迄のインターバルが短くなっていること
が理解できる。また、本実施例では、3℃附近から−9
℃附近までの温度範囲では、正負両位相の電流に半波電
流を組み合わせて出力電流を得ているので、少ない電流
でもヒータ6の加熱速度が速く十分な発熱量を得ること
ができ、非常に高い節電効率を挙げることができる。ま
た、出力電流のスイッチングは電源ラインが0ボルト位
相のときに行なわれるため、スイッチングノイズが発生
することはない。
【0041】なお、本実施例の回路は一例を示すもので
あり、同様に機能する回路であれば、別の回路構成であ
ってもよいことは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明の水道凍結防止ヒー
タ用節電ユニットによれば、以下に示すような優れた効
果を奏する。つまり、外気温の変化に応じて水道管が凍
結しない程度の発熱量に必要な交流電流だけをヒータに
供給するため、従来例に比して飛躍的に節電効率を向上
させることができる。また、出力電流は交流電流が0ボ
ルト位相のときにスイッチングされるため、スイッチン
グノイズが発生することはなく、電波障害や周辺の電子
機器に影響を与えることがない。さらに、本発明は構成
が簡単で、商品価値の高い製品を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本実施例の節電ユニットの節電特性を示す図で
ある。
【図3】モード切替による節電特性の変化を示す図であ
る。
【図4】2℃附近におけるスイッチング手段の出力電流
の状態を示す図である。
【図5】0℃附近におけるスイッチング手段の出力電流
の状態を示す図である。
【図6】−5℃附近におけるスイッチング手段の出力電
流の状態を示す図である。
【図7】−7℃附近におけるスイッチング手段の出力電
流の状態を示す図である。
【図8】−9℃附近におけるスイッチング手段の出力電
流の状態を示す図である。
【図9】−9℃以下におけるスイッチング手段の出力電
流の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 節電ユニット 2 温度検出手段 3 温度比例分周制御手段 4 スイッチング手段 5 水道管 6 ヒータ 20 第1差動増幅回路 21 第1センサ 25 パルス発生回路 27 0ボルト検出回路 28 メモリ回路 30 第2差動増幅回路 31 ランプ電圧発生回路 32 第2センサ 34 モード切替回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管に回巻した水道凍結防止用のヒー
    タに接続し、このヒータに供給される交流電源を制御し
    てヒータの消費電力を低減させる節電ユニットにおい
    て、外気温の変化に応じてヒータに供給される交流電源
    の電圧及び通電時間を制御するように構成したことを特
    徴とする水道凍結防止ヒータ用節電ユニット。
  2. 【請求項2】 気温の変化を検出する温度検出手段と、
    この温度検出手段の出力に基づいてヒータに通電する交
    流電源の電圧及び通電時間を制御する温度比例分周制御
    手段と、ヒータへの通電を制御するスイッチング手段と
    からなり、スイッチング手段の100%出力時には全波
    電流または正負両位相電流の何れかの出力電流をヒータ
    に供給してヒータを定格出力で使用し、スイッチング手
    段の出力が100%未満のときは、全波電流または正負
    両位相電流の何れかの電流と半波電流を組み合わせた出
    力電流を適宜インターバルでヒータに供給することで、
    単位時間当りのヒータの消費電力を低減させる請求項1
    記載の水道凍結防止ヒータ用節電ユニット。
  3. 【請求項3】 第1差動増幅回路に第1センサを接続し
    た温度検出手段と、第2差動増幅回路に第2センサ及び
    ランプ電圧発生回路を接続した温度比例分周制御手段の
    それぞれの出力をスイッチング手段に接続し、0ボルト
    検出回路でトリガされるパルス発生回路のパルスでスイ
    ッチング手段のスイッチング回路を制御する請求項1ま
    たは2記載の水道凍結防止ヒータ用節電ユニット。
  4. 【請求項4】 第1差動増幅回路の出力にメモリ回路を
    設け、交流電源周波数の半サイクル毎にパルス発生回路
    で発生するパルスを管理することで、スイッチング手段
    の出力が100%未満のときは、全波電流または正負両
    位相電流の何れかの電流と半波電流を組み合わせた出力
    電流をヒータに供給することで、単位時間当りのヒータ
    の消費電力を低減させる請求項1乃至3の何れか一つに
    記載の水道凍結防止ヒータ用節電ユニット。
  5. 【請求項5】 ランプ電圧発生回路にモード切替回路を
    設け、ランプ電圧発生回路の時定数を適宜値に変更する
    ことで、温度比例分周制御手段の出力のタイムインター
    バルを変動させて、単位時間当りのヒータの消費電力を
    変動させて節電率の変更を行なう請求項1乃至4の何れ
    か一つに記載の水道凍結防止ヒータ用節電ユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104685135A (zh) * 2012-10-08 2015-06-03 奥地利西门子公司 储箱排空机构

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6435435U (ja) * 1987-08-21 1989-03-03

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