JPH0821016A - 建築物の防蟻構造およびその施工方法 - Google Patents

建築物の防蟻構造およびその施工方法

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JPH0821016A
JPH0821016A JP15380894A JP15380894A JPH0821016A JP H0821016 A JPH0821016 A JP H0821016A JP 15380894 A JP15380894 A JP 15380894A JP 15380894 A JP15380894 A JP 15380894A JP H0821016 A JPH0821016 A JP H0821016A
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Hirotsugu Nakamura
博世 中村
Nobuyuki Okanaga
信行 岡永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物の施工作業に支障を生じることなくコ
ンクリート布基礎の壁面に沿って形成された蟻道が土台
に設置部に至るのを効果的に防止する。 【構成】 床下地盤面1上に敷設されたコンクリート布
基礎2と、その上方に載置される土台3との間に、被覆
シートの下面に防蟻用薬剤を含有する樹脂シートを固着
することによって形成した保形性および可撓性を有する
防蟻シート材7を配設し、この防蟻シート材7の少なく
とも一側辺部をコンクリート布基礎2の壁面から側方に
突出させた状態で設置するとともに、上記コンクリート
布基礎2の上面に防蟻シート材7を仮止めする複数の接
着剤層8を設置してなる建築物の防蟻構造およびその施
工方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の床下地盤面に
敷設されたコンクリート布基礎の上端部を防蟻処理する
建築物の防蟻構造およびその施工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実公昭63−18650号
公報に示されるように、コンクリート布基礎と、木質土
台との間等にプラスチック板からなる防蟻板を配設し、
この防蟻板の一側辺部をコンクリート布基礎の壁面から
側方に突出させることにより、上記コンクリート布基礎
の壁面に沿って形成された白蟻の蟻道が上記木質土台に
至るのを上記防蟻板によって阻止することが行われてい
る。
【0003】すなわち、上記防蟻板を発錆および腐食を
生じにくい12ナイロン、硬質塩化ビニル等からなる高
硬度で弾性復元力を有するプラスチック材によって形成
することにより、建築物の施工時に上記防蟻板が折れ曲
がるという事態が生じるのを防止するとともに、防蟻板
による蟻道阻止作用が長期間に亘って得られるようにし
たものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
防蟻構造では、図11に示すように、コンクリート布基
礎2の壁面から側方に突設された防蟻板21の突出量が
小さい場合には、コンクリート布基礎2の壁面に沿って
蟻道G1〜G7が段階的に形成され、最終的には、図1
2に示すように、上記防蟻板21を迂回して土台3に至
る蟻道Gが形成されることが避けられない。このような
事態が生じるのを防止するためには、コンクリート布基
礎2の壁面から側方に突出する防蟻板21の突出量を極
めて大きく設定する必要があり、この防蟻板21が建築
物の施工作業の邪魔になるという問題がある。
【0005】また、上記防蟻板21をコンクリート布基
礎2の上面に載置した状態で作業を中止する必要が生じ
た場合に、防蟻板21を何らかの手段で係止していない
と、風よって防蟻板21が吹き飛ばされる等の問題があ
る。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、建築物の施工作業に支障を生じるこ
となくコンクリート布基礎の壁面に沿って形成された蟻
道が土台の設置部に至るのを効果的に防止することがで
きる建築物の防蟻構造およびその施工方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
床下地盤面上に立設されたコンクリート布基礎と、その
上に載置される土台との間に、被覆シートの下面に防蟻
用薬剤を含有する樹脂シートを固着することによって形
成された保形性および可撓性を有する防蟻シート材を配
設し、この防蟻シート材の少なくとも一側辺部をコンク
リート布基礎の壁面から側方に突出させた状態で設置す
るとともに、上記コンクリート布基礎の上面に防蟻シー
ト材を仮止めする接着剤層を設けたものである。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の建
築物の防蟻構造において、防蟻シート材の被覆シートを
不織布によって形成したしたものである。
【0009】請求項3に係る発明は、床下地盤面上に立
設されたコンクリート布基礎の上面に複数の接着剤層を
間隔を置いて設置した後、被覆シートの下面に防蟻用薬
剤を含有する樹脂シートを固着することによって形成さ
れた保形性および可撓性を有する防蟻シート材を上記接
着剤層に接合して仮止めするとともに、この防蟻シート
材の少なくとも一側辺部を上記コンクリート布基礎の壁
面から側方に突出させて設置した状態で、上記防蟻シー
ト材上に土台を載置するように構成したものである。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項3記載の防
蟻施工方法において、コンクリート布基礎の上面に設置
された接着剤層に、ロール状に巻かれた防蟻シート材の
端部を仮止した状態で、上記コンクリート布基礎の上面
に沿って防蟻シート材を敷設しつつ、この防蟻シート材
と、コンクリート布基礎の上面に突設されたアンカーボ
ルトの設置部とを位置合わせして、このアンカーボルト
の挿通孔となるスリットを上記防蟻シート材に形成した
後、このスリットにアンカーボルトを挿通させるように
構成したものである。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の発明によれば、防蟻シート
材が、コンクリート布基礎の上面に設置された接着剤層
に接合されて仮止めされた状態で、コンクリート布基礎
と土台との間に挾持されて保持されることにより、上記
防蟻シート材の一側辺部がコンクリート布基礎の壁面か
ら側方に突出した状態で設置され、上記防蟻シート材の
樹脂シートに含有された防蟻用薬剤によって白蟻忌避作
用が発揮されることになる。
【0012】上記請求項2記載の発明によれば、不織布
からなる被覆シートの存在によってコンクリート布基礎
と土台との間に通気性が付与されるとともに、上記不織
布上に墨出しすることが可能となる。
【0013】上記請求項3記載の発明によれば、コンク
リート布基礎の上面に設置された接着剤層に防蟻シート
材が接合されることにより、この防蟻シート材が位置決
めされた状態で仮止めされるとともに、上記防蟻シート
材上に土台が載置されることにより、防蟻シートがコン
クリート布基礎と土台との間に挾持されて保持される。
そして、コンクリート布基礎の壁面から側方に突出する
防蟻シート材の突出部によって白蟻忌避作用が発揮され
ることになる。
【0014】上記請求項4記載の発明によれば、コンク
リート塗基礎の上面に突設されたアンカーボルトと、コ
ンクリート布基礎の上面に敷設された防蟻シート材とが
位置合わせされた状態で、この防蟻シート材の適正位置
にスリットが形成され、このスリットにアンカーボルト
が挿通されることになる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る建築物の防蟻構造の実
施例を示している。この防蟻構造は、床下地盤面1の外
周部に立設されたコンクリート布基礎2と、その上方に
載置された土台3と、この土台3の外面側に設置された
胴縁4、水切り板5および外壁板6とを有している。上
記コンクリート布基礎2と土台3との間には、防蟻シー
ト材7が配設されている。また、上記コンクリート布基
礎2の上面には、防蟻シート材7を仮止めする接着剤層
8が設置されている。
【0016】上記防蟻シート材7は、図2に示すよう
に、不織布、紙、布もしくは合成樹脂フィルム等からな
る被覆シート9と、その下面に固着された樹脂シート1
0とによって構成され、適度の保形性および可撓性を有
している。すなわち、上記被覆シート9は、例えばポリ
エステル樹脂材等の短繊維材が相互に結合された不織布
からなり、その厚さが0.16mm程度に設定されると
ともに、密度が85g/mm2程度に設定されている。
【0017】また、上記樹脂シート10は、EVA(エ
チレン酢酸ビニル共重合体)樹脂またはポリエチレン樹
脂等の熱可塑性合成樹脂材からなる基材中に、0.5重
量%の有機リン系またはピレスロイド系等からなる防蟻
用薬剤と、0.5重量%のチタンもしくはカーボンブラ
ック等からなる着色剤とが混入されることによってフィ
ルム状に形成され、その厚さが0.18mm程度に設定
されるとともに、密度が160〜170g/mm程度に
設定されている。上記防蟻用薬剤は、高分子物質または
無機質素材等からなる保護皮膜により包まれてマイクロ
カプセル化された状態で上記基材中に混入されている。
【0018】上記被覆シート9と樹脂シート10とが互
いに重ね合わされた状態で、110〜120°C程度の
温度の加熱されつつ、エンボスロールと、押えロールと
を有する型押機に供給されて加圧されることにより、被
覆シート9の下面に樹脂シート10が融着されるように
なっている。そして、上記樹脂シート10の下面には、
エンボスローラの表面に形成された多数の突部に対する
多数の凹部11が一定間隔で形成されている。
【0019】上記のようにして使用時に自重によって変
形するのを防止することができる程度の保形性を有する
とともに、使用状態において外力が作用した場合に容易
に変形させることができる程度の可撓性を有する長尺の
防蟻シート材7が形成されることになる。この防蟻シー
ト材7は、上記樹脂シート10を外面側に位置させた状
態でロール状に巻かれるように構成されている。
【0020】そして、上記防蟻シート材7は、図3に示
すように、幅寸法がコンクリート布基礎2の幅寸法より
も約50mm長く形成され、その一側辺部がコンクリー
ト布基礎2の壁面から側方に突出した状態で、このコン
クリート布基礎2と土台3との間に配設されるように構
成されている。また、上記防蟻用薬剤を含有する樹脂シ
ート10が下向きにセットされ、この樹脂シート10が
コンクリート布基礎2の上面に所定間隔で設置されたブ
チルゴム等の粘着材からなる接着剤層8に接合されるこ
とにより、上記防蟻シート材7がコンクリート布基礎2
の上面に仮止めされるようになっている。
【0021】上記建築物の防蟻構造を施工するには、ま
ず図4に示すように、床下地盤面1の外周部等にコンク
リート布基礎2を立設するとともに、その所定位置に土
台3を係止するためのアンカーボルト12を設置する。
次いで、図5に示すように、上記コンクリート布基礎2
の上面に複数の接着剤層8を所定間隔で設置した後、図
6に示すように、ロール状に巻かれた防蟻シート材7の
端部を、コンクリート布基礎2のコーナ部上に設置され
た接着剤層8に接合することにより、上記防蟻シート材
7を位置決めした状態で仮止めする。
【0022】その後、図7に示すように、ロール状に巻
かれた防蟻シート材7を繰り出すことにより、コンクリ
ート布基礎2の上面に沿って防蟻シート材7を敷設しつ
つ、この防蟻シート材7と、アンカーボルト12の設置
部とを位置合わせした状態で、このアンカーボルト12
の挿通孔となるスリット13をカッターナイフ等を使用
して防蟻シート材7に形成する。
【0023】そして、図8および図9に示すように、上
記スリット13にアンカーボルト12を挿通させるとと
もに、コンクリート布基礎2の上面全域に防蟻シート材
7を敷設することにより、その屋内部側の側辺部をコン
クリート布基礎2の壁面から側方に突出させた状態で防
蟻シート材7を設置する。
【0024】なお、コンクリート布基礎2のコーナ部、
あるいはコンクリート布基礎2の交差部等に位置する一
対の防蟻シート材7間に隙間が形成されるのを防止する
ため、両防蟻シート材7の一方の端部を他方の端部上に
重ねあわせた状態で設置することが望ましい。また、上
記防蟻シート材7の敷設時に防蟻シート材7が途切れた
場合には、その後端部に新たな防蟻シート材7の端部を
重ね合わせた状態で設置することが望ましい。
【0025】次いで、上記防蟻シート材7の上面、つま
り不織布からなる被覆シート9の表面に、土台3の設置
位置を表示する線14を表示する墨出しを行った後、上
記線14を基準にして防蟻シート材7上に土台3を設置
してこの上記土台3をアンカーボルト12によって係止
するとともに、上記胴縁4、水切り板5および外壁板6
を取り付けることにより、図1に示すような建築物の防
蟻構造が得られることになる。
【0026】このようにコンクリート布基礎2と、その
上に載置される土台3との間に、保形性および可撓性を
有する不織布等からなる被覆シート9の下面に、防蟻用
薬剤を含有する樹脂シート10を固着してなる防蟻シー
ト材7を配設し、この防蟻シート材7の屋内部側の側辺
部をコンクリート布基礎2の壁面の側方に突出させた状
態で設置したため、上記防蟻シート材7によって土台3
の下面を覆うことにより、この土台3を白蟻の食害およ
び湿気による腐食から効果的に保護することができると
ともに、建築物の施工作業に支障を生じることなく、コ
ンクリート布基礎2の壁面に沿って形成された蟻道が上
記土台3の設置部に至るのを効果的に防止することがで
きる。
【0027】すなわち、上記防蟻シート材7に適度の保
形性を持たせたため、この防蟻シート材7の側辺部を上
記突出状態に維持することができるとともに、この防蟻
シート材7を構成する樹脂シート10に混入された防蟻
用薬剤の白蟻忌避作用により、上記防蟻シート材7の突
出量を大きくすることなく、コンクリート布基礎2の上
端部に白蟻が這いがるのを防止することができる。した
がって、突出量の大きな防蟻板を設けた場合のように建
築物の施工作業が阻害されるという事態を生じることな
く、上記防蟻シート材7によって土台3の設置部に至る
蟻道が形成されるのを確実に防止することができる。
【0028】しかも、上記防蟻シート材7に適度の可撓
性を持たせて容易に変形させるように構成したため、土
台3の設置作業時等に防蟻シート材7が邪魔になるのを
防止することができるとともに、この防蟻シート材7が
外力に応じて破損することを効果的に防止することがで
きる。
【0029】また、上記コンクリート布基礎2の上面に
設置された接着剤層8によって防蟻シート材7を仮止め
するように構成したため、この防蟻シート材7をコンク
リート布基礎2の上面上において正確に位置決めし、そ
の側辺部の突出量を適正に設定することができる。さら
に、上記接着剤層8の係止力により、防蟻シート材7の
設置状態を安定して維持することができるため、上記防
蟻シート材7をコンクリート布基礎2の上面上に設置し
た状態で、建築物の施工作業を中止する必要が生じた場
合においても、防蟻シート材7が風によって吹き飛ばさ
れることを効果的に防止することができる。なお、風の
強い日には、接着剤層8の個数を多くすることによって
防蟻シート材7の剥離を、より確実に防止することがで
きる。
【0030】上記のように防蟻シート材7の被覆シート
9を不織布によって形成した場合には、この不織布が有
する通気性によって、上記コンクリート布基礎2と土台
3との間に通気性を持たせることができる。しかも、上
記不織布からなる被覆シート9の上面に墨縄等を使用し
て容易に墨出しを行なうことができる。
【0031】また、上記実施例に示すように、熱可塑性
合成樹脂材を基材として樹脂シート10を形成するとと
もに、エンボスロールを有する型押機に上記被覆シート
9および樹脂シート10を供給して、被覆シート9の下
面に樹脂シート10を融着させるように構成した場合に
は、この被覆シート9とを樹脂シート10とを容易に一
体化させて上記防蟻シート材7を形成することができる
とともに、この防蟻シート材7に適度の保形性および可
撓性を効果的に付与することができる。
【0032】さらに、上記エンボスロールの表面に形成
された突部に対応する多数の凹部11を樹脂シート10
の下面に形成することができるため、上記防蟻シート材
7の設置状態において、その下面とコンクリート布基礎
1の上面との間に上記凹部11に対応する間隙を設ける
ことにより、この部分に通気性を持たせることができ
る。
【0033】また、上記樹脂シート10中に含有される
防蟻用薬剤を高分子物質または無機質素材等からなる保
護皮膜で包むことにより、マイクロカプセル化するよう
に構成した場合には、上記樹脂シート10の加熱時に上
記防蟻用薬剤の薬効が失われるのを効果的に防止し、長
期間に亘り上記薬効を維持することができるとともに、
防蟻シート材7の使用時に薬剤の悪臭が発生するのを防
止することができる。
【0034】なお、上記被覆シート9の下面に樹脂シー
ト10を融着するようにした上記構成に代え、接着剤等
によって被覆シート9と樹脂シート10を接着するよう
に構成してもよい。
【0035】また、上記防蟻構造の施工時に、ロール状
に巻かれた防蟻シート材7を繰り出すことにより、コン
クリート布基礎2の上面に沿って防蟻シート材7を敷設
しつつ、この防蟻シート材7と、アンカーボルト12の
設置部とを位置合わせした状態で、このアンカーボルト
12の挿通孔となるスリット13を防蟻シート材7に形
成するように構成した場合には、施工現場において上記
アンカーボルト12の設置部に対応する位置に、上記挿
通孔を防蟻シート材7に容易かつ正確に形成することが
できる。
【0036】なお、上記実施例では、白蟻の蟻道が形成
され易い屋内部側にのみ防蟻シート材7の側辺部を突出
させるようにした例について説明したが、屋内部側およ
び屋外部側の両方に上記防蟻シート材7の両側辺部をそ
れぞれ突出させるようにしてもよい。また、屋内部の床
下地盤面1に防蟻シートが敷設され、あるいは防蟻用薬
剤が散布される等により、屋内部が防蟻処理されている
場合には、上記防蟻シート材7の側辺部を屋外部側にの
み突出させるように構成してもよい。
【0037】また、上記実施例では、床下地盤面1の外
周部に敷設されたコンクリート布基礎2の上面に防蟻シ
ート材7を配設した例について説明したが、図10に示
すように、屋内部に位置するコンクリート布基礎2aの
上面に防蟻シート材7を配設した構造としてもよい。こ
の場合には、コンクリート布基礎2aの左右両壁面に、
蟻道が形成される虞があるため、上記防蟻シート材7の
左右両側辺部をコンクリート布基礎2aの側方に突出さ
せた構造とすることが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、コンクリート布基礎と、その上に載置される土台
との間に、不織布等からなる被覆シートの下面に防蟻用
薬剤を含有する樹脂シートを固着することによって形成
された保形性および可撓性を有する防蟻シート材を配設
し、この防蟻シート材の側辺部をコンクリート布基礎の
壁面から側方に突出させた状態で設置するように構成し
たため、建築物の施工作業に支障を生じることなく、コ
ンクリート布基礎の壁面に沿って形成された蟻道が上記
土台の設置部に至るのを効果的に防止することができ
る。
【0039】また、上記コンクリート布基礎の上面に設
置された接着剤層によって防蟻シート材を仮止めするよ
うに構成したため、この防蟻シート材をコンクリート布
基礎の上面上において正確に位置決めし、その側辺部の
突出量を適正に設定することができるとともに、上記接
着剤層の係止力により、防蟻シート材の設置状態を安定
して維持することができる。したがって、上記防蟻シー
ト材をコンクリート布基礎の上面上に設置した状態で建
築物の施工作業を中止する必要が生じた場合において
も、防蟻シート材が風によって吹き飛ばされること等を
効果的に防止できるという利点がある。
【0040】また、請求項2に係る発明は、防蟻シート
材の被覆シートを不織布によって形成したため、上記不
織布が有する通気性によって、上記コンクリート布基礎
と土台3との間に通気性を持たせることができる。しか
も、上記不織布からなる被覆シート9の上面に墨縄等を
使用して容易に墨出しを行なうことができるという利点
がある。
【0041】また、請求項3に係る発明は、床下地盤面
上に立設されたコンクリート布基礎の上面に複数の接着
剤層を間隔を置いて設置した後、上記被覆シートと樹脂
シートとからなる防蟻シート材を上記接着剤層に接合し
て仮止めするとともに、この防蟻シート材の少なくとも
一側辺部を上記コンクリート布基礎の壁面から側方に突
出させた状態で、上記防蟻シート材上に土台を載置する
ように構成したため、上記防蟻シート材の設置作業を容
易かつ正確に行なうことができるとともに、建築物の施
工作業に支障を生じることなく、コンクリート布基礎の
壁面に沿って形成された蟻道が上記土台の設置部に至る
のを上記防蟻シート材によって効果的に防止することが
できる。
【0042】また、請求項4に係る発明は、ロール状に
巻かれた防蟻シート材の端部を接着剤層に接合して仮止
めした状態で、コンクリート布基礎の上面に沿って防蟻
シート材を敷設しつつ、この防蟻シート材と、アンカー
ボルトの設置部とを位置合わせした状態で、このアンカ
ーボルトの挿通孔となるスリットを防蟻シート材に形成
するように構成したため、施工現場において上記アンカ
ーボルトの設置部に対応する位置に、上記挿通孔を防蟻
シート材に容易かつ正確に形成することができ、上記挿
通孔とアンカーボルトの設置部との間に位置ずれが生じ
るという事態の配設を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築物の防蟻構造の実施例を示す
断面図である。
【図2】防蟻シート材の構造を示す断面図である。
【図3】防蟻シート材の設置状態を断面図である。
【図4】本発明に係る建築物の防蟻施工方法の実施例を
示す第1工程図である。
【図5】上記防蟻施工方法の第2工程図である。
【図6】上記防蟻施工方法の第3工程図である。
【図7】上記防蟻施工方法の第4工程図である。
【図8】上記防蟻施工方法の第5工程図である。
【図9】上記防蟻施工方法の第6工程図である。
【図10】本発明に係る建築物の防蟻構造の別の実施例
を示す断面図である。
【図11】蟻道の形成過程を示す説明図である。
【図12】蟻道の形成状態を示す断面図である。
【符号の説明】 1 床下地盤面 2 コンクリート布基礎 3 土台 7 防蟻シート材 8 接着剤層 9 被覆シート 10 樹脂シート 12 アンカーボルト 13 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地盤面上に立設されたコンクリート
    布基礎と、その上に載置される土台との間に、被覆シー
    トの下面に防蟻用薬剤を含有する樹脂シートを固着する
    ことによって形成された保形性および可撓性を有する防
    蟻シート材を配設し、この防蟻シート材の少なくとも一
    側辺部をコンクリート布基礎の壁面から側方に突出させ
    た状態で設置するとともに、上記コンクリート布基礎の
    上面に防蟻シート材を仮止めする接着剤層を設けたこと
    を特徴とする建築物の防蟻構造。
  2. 【請求項2】 防蟻シート材の被覆シートを不織布によ
    って形成したことを特徴とする請求項1記載の建築物の
    防蟻構造。
  3. 【請求項3】 床下地盤面上に立設されたコンクリート
    布基礎の上面に複数の接着剤層を間隔を置いて設置した
    後、被覆シートの下面に防蟻用薬剤を含有する樹脂シー
    トを固着することによって形成された保形性および可撓
    性を有する防蟻シート材を上記接着剤層に接合して仮止
    めするとともに、この防蟻シート材の少なくとも一側辺
    部を上記コンクリート布基礎の壁面から側方に突出させ
    て設置した状態で、上記防蟻シート材上に土台を載置す
    るように構成したことを特徴とする建築物の防蟻施工方
    法。
  4. 【請求項4】 コンクリート布基礎の上面に設置された
    接着剤層に、ロール状に巻かれた防蟻シート材の端部を
    接合して仮止した状態で、上記コンクリート布基礎の上
    面に沿って防蟻シート材を敷設しつつ、この防蟻シート
    材と、コンクリート布基礎の上面に突設されたアンカー
    ボルトの設置部とを位置合わせして、このアンカーボル
    トの挿通孔となるスリットを上記防蟻シート材に形成し
    た後、このスリットにアンカーボルトを挿通させるよう
    に構成したことを特徴とする請求項3記載の防蟻施工方
    法。
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