JPH08210678A - トンネル式クリーンルーム空調システム - Google Patents

トンネル式クリーンルーム空調システム

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JPH08210678A
JPH08210678A JP7310597A JP31059795A JPH08210678A JP H08210678 A JPH08210678 A JP H08210678A JP 7310597 A JP7310597 A JP 7310597A JP 31059795 A JP31059795 A JP 31059795A JP H08210678 A JPH08210678 A JP H08210678A
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茂 水島
Seishirou Yoshizaki
誠司郎 吉崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 境界領域に位置する作業員からの発塵を高速
流域に巻き込むことを防止すると共に、トンネル式クリ
ーンルーム内に部分的に発生する熱負荷に有効に対応す
ることができるトンネル式クリーンルーム空調システム
を提供することにある。 【解決手段】 トンネル式クリーンルームと、このトン
ネル式クリーンルームを垂れ壁により区画して形成され
た高い清浄度を必要とする高速流域と低速流域と、高速
流域に設けられたファンフィルタユニットと、低速流域
に設けられた断面円弧上のフィルタダクトと、高速流域
に設置された生産装置と、ファンフィルタユニット及び
フィルタダクトを介してトンネル式クリーンルームに清
浄空気を送る空調機と、気液相変化する冷媒が流通され
るコイルと、このコイル内の冷媒を冷却又は加熱する熱
交換器ユニットとを有し、コイルは、生産装置の位置す
るファンフィルタユニットに配置され、熱交換器ユニッ
トは、トンネル式クリーンルームの外部に配置されてい
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体工場、精密
機械工場、薬品製造工場等の無塵室或いは無菌室に適用
されるトンネル式クリーンルームの空調システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体工場に於ては、超LSI
の高集積化・超微細化に伴なう製造技術の高度化への対
応として超清浄度空間の必要性が増大し、クラス1〜1
00の清浄度を有するクリーンルームが要求されてい
る。この要求に応えるものとしては、垂直層流方式のク
リーンルームとトンネル方式クリーンルームとがある。
【0003】処で、垂直層流方式のクリーンルームは、
天井の全面に高性能フィルタを施設すると共に、温湿度
を室全体として制御する必要があり、室内の各生産装置
毎の温度制御の不均衡を起こす虞があった。これに対
し、トンネル式クリーンルームは、そのエリア分けによ
り作業部毎に高精度に制御することができる可能性があ
るという利点を有する。
【0004】このトンネル式クリンルームとしては、例
えば、特開昭61−282742号公報がある。これを
図10により説明する。図に於て、1はトンネル式クリ
ーンルームである。このトンネル式クリーンルーム1に
は垂れ壁2により高い清浄度を必要とする高速流域Aと
境界域Cと低速流域Bとが区画されている。
【0005】高速流域Aには、高性能フィルタ3が施設
されている。この高性能フィルタ3は、トンネル状室内
の天井側に設けた給気チャンバ4に取り付けてある。高
性能フィルタ3の下方には、クリンルーム1の床5上に
配置された生産機械6が位置している。低速流域B側の
垂れ壁2と天井7との間には、吹出口8が設けられてい
る。この吹出口8は、2つの高性能フィルタ9,10
と、両高性能フィルタ9,10に清浄空気を送る給気チ
ャンバ11と、給気チャンバ11内に位置し垂れ壁2よ
りの高性能フィルタ9の上部に設けたダンパ12とで構
成されている。
【0006】境界域Cは、高性能フィルタ9からの吹出
によって形成される。このトンネル式のトンネル式クリ
ーンルーム1によれば、高性能フィルタ3を介して高速
流域Aの全域に亘って清浄空気をほぼ鉛直下向きに0.
3〜0.4m/sec程度の速度で層流状に吹き出し、低速
流域Bでは、清浄空気を高性能フィルタ10を介して拡
散的に0.05〜0.2m/sec程度の室内平均降下風速
になるように吹き出している。
【0007】そして、境界域Cに於ては、ダンパ12を
操作して清浄空気をほぼ鉛直下向きに0.3〜0.4m/
sec程度の速度で吹き出している。この境界域Cに於け
る高速流域Aの気流流れと同じ気流流れを高性能フィル
タ9とダンパ12によって形成するため、境界域C側に
位置する作業員からの発塵の巻き込みを防止することが
できる。
【0008】図11は、同じく特開昭61ー28274
2号公報に記載されてあるトンネル式クリーンルームで
ある。この場合には、高性能フィルタ13を天井側に施
設し、1つの吹出口14に境界域用14aと低速流域用
14bとを設けたものである。このトンネル式クリーン
ルームに於ても、図10と同様に境界域C側に位置する
作業員からの発塵の巻き込みを防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】処が、図10に示すト
ンネル式クリーンルームでは、ダンパ12によって境界
域Cの風速を調整するものであるため、ダンパ12の調
整に手間取る。又、高性能フィルタ9,10が直線で形
成され、高性能フィルタ9と高性能フィルタ10の為す
角度がかなり大きな角度を持つため、高性能フィルタ9
と高性能フィルタ10の夫々から吹き出す気流により新
たな境界層ができる。これにより、境界層Cは波高性能
フィルタ9の幅の分だけ位置がずれたに過ぎないことに
なる可能性が大きい。
【0010】又、図11に示すトンネル式クリーンルー
ムでは、高性能フィルタ13から吹出口14内に動圧が
掛かるため、清浄空気は横向きの低速流域用14bより
も下向きの境界域用14aから出やすくなり、高速流域
Aの流速よりも速くなる可能性がある。その場合には、
境界域C側に位置する作業員からの発塵の巻き込みを防
止することができない。
【0011】一方、従来のトンネル式クリーンルーム空
調システムとしては、図12に示すものが知られてい
る。このシステムでは、高速流域Aの給気チャンバ4と
低速流域Bの給気チャンバ11と床下空間15とがダク
ト16により空調機(図示せず)に連絡され、床下空間
15内の空気を、空調機の冷温水コイル及びファンに導
いた後、空調された空気を高速流域Aの給気チャンバ4
と低速流域Bの給気チャンバ11に供給し、フィルタ3
及び吹出口9,10からトンネル式クリーンルーム1内
に吹き出させることによりトンネル式クリーンルーム1
内の空気の空調及び浄化が行われている。
【0012】然し乍ら、このような従来のトンネル式ク
リーンルーム空調システムでは、一台の空調機によりト
ンネル式クリーンルーム1内の空調を行っているため、
トンネル式クリーンルーム1内に部分的に発生する熱負
荷に有効に対応することが困難であるという問題があっ
た。本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為さ
れたもので、その目的は、境界領域に位置する作業員か
らの発塵を高速流域に巻き込むことを防止すると共に、
トンネル式クリーンルーム内に部分的に発生する熱負荷
に有効に対応することができるトンネル式クリーンルー
ム空調システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トン
ネル式クリーンルームと、このトンネル式クリーンルー
ムを垂れ壁により区画して形成された高い清浄度を必要
とする高速流域と低速流域と、高速流域に設けられたフ
ァンフィルタユニットと、低速流域に設けられた断面円
弧状のフィルタダクトと、高速流域に設置された生産装
置と、ファンフィルタユニット及びフィルタダクトを介
してトンネル式クリーンルームに清浄空気を送る空調機
と、気液相変化する冷媒が流通されるコイルと、このコ
イル内の冷媒を冷却又は加熱する熱交換器ユニットとを
有し、コイルは、生産装置の位置するファンフィルタユ
ニットに配置され、熱交換器ユニットは、トンネル式ク
リーンルームの外部に配置されているものである。
【0014】請求項2の発明は、高速流域に設けたファ
ンフィルタユニットが、垂れ壁の下端の高さと略等しい
高さに位置するものである。請求項3の発明は、高速流
域に設けたファンフィルタユニットは、軸流型ファン或
いは遠心ファンとフィルタとを備えているものである。
請求項4の発明は、垂れ壁の下方の高速流域と低速流域
との境界部の吹出速が高速流域と略等速になっているも
のである。
【0015】請求項5の発明は、低速流域に設けた断面
円弧状のフィルタダクトは、作業流域と隣り合うエリア
部分の吹出速度が高速流域から離れるに従って低速にな
っているものである。
【0016】(作用)請求項1乃至請求項5の発明に於
ては、熱交換器ユニットで冷却された気液相変化する冷
媒が、ファンフィルタユニットの上面に配置されるコイ
ルに循環され、このコイルで冷却された空気が、ファン
フィルタユニットにより高性能フィルタからトンネル式
クリーンルームの高速流域内に流入される。
【0017】又、請求項1乃至請求項5の発明に於て
は、高速流域では従来と同様に生産機械に向かって流れ
る高速層流を形成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1乃至図3は、請求項1乃至6に係るト
ンネル式クリーンルーム空調システムの一実施の形態を
示す。図に於て、21はトンネル方式のクリーンルーム
である。このトンネル式のクリーンルーム21には垂れ
壁22により高い清浄度を必要とする高速流域aと境界
域cと低速流域bとが区画されている。
【0020】トンネル式のクリーンルーム21は、天井
23側にトンネル式のクリーンルーム21内に清浄空気
を吹き出す高性能フィルタユニット24が取り付けら
れ、床25には全面に穿孔されたパンチングメタルが施
設されている。そして、天井空間26と床下空間27と
は、空調機28を介して連絡している。床上には生産機
械29が配置されている。
【0021】高速流域aには、ファンフィルタユニット
30が配置されている。このファンフィルタユニット3
0は図4及び図5に示すように、横断面正方形形状で筒
状のユニット本体31の下端開口部33には、ULPA
フィルタ,HEPAフィルタ等の高性能フィルタ35が
配置されている。ユニット本体31の上面37の中心に
は、吸気用開口部39が形成され、この吸気用開口部3
9に軸流型ファン41が配置されている。
【0022】この軸流型ファン41は、吸気用開口部3
9に嵌挿されるべルマウス43を有している。べルマウ
ス43の中央には、ボス部45が配置され、ボス部45
の外周に羽根47が固定されている。ボス部45には、
モータ49が連結され、モータ49は、ブラケット51
を介してべルマウス43に固定されている。
【0023】そして、ボス部45には、吸い込み方向に
向けて突出する先端先細り状の気流案内カバー53が装
着されている。ユニット本体31の内周の上部には、内
方に向けて突出し軸流型ファン41の回転により発生す
る旋回流の旋回を抑制する複数の整流板55が固定され
ている。この整流板55には、グラスウールから成る吸
音材57が装着されている。
【0024】ユニット本体31の軸流型ファン41の下
方には、遮音板59が配置されている。この遮音板59
は、正方形状をしており、その中心が軸流型ファン41
の下方に位置されている。遮音板59には、グラスウー
ルから成る吸音材61が装着されており、遮音板59
は、ブラケット63によりユニット本体31の内面に固
定されている。
【0025】遮音板59の中心部には、下方に向けて窪
む正方形状の凹部65が形成されている。そして、凹部
65の内周面が、底面側に向けて傾斜する傾斜面67と
されている。ユニット本体31の遮音板59の下方に
は、矩形環状の外側遮音板69が配置されている。
【0026】この外側遮音板69は、その内周部が遮音
板59に重なるように配置されている。そして、外側遮
音板69には、グラスウールから成る吸音材71が装着
されている。図1に於て、80は断面円弧状のフィルタ
ダクトを表す。このフィルタダクト80は、ULPAフ
ィルタ,HEPAフィルタ等の高性能フィルタを高速流
域Aと低速流域Bの風速比Va/Vbや、フィルタダク
トの取付ピッチ、距離xに応じて断面略1/4縦楕円弧
形状〜断面略1/4円弧形状〜断面略1/4横楕円形状
に変化させて形成したものである。
【0027】ここで、吹出口81の曲率を(1/
ρ)81、吹出口82の曲率を(1/ρ)82とすると、次
のような関数となる。 Va/Vb×α・1/x∝β×(1/ρ)81/(1/
ρ)82 ここで、α,βは係数である。これは、Va/Vbが大
きくなるほど、境界域Cに多風量を、xが大きくなるほ
ど低速流域Bに多風量を与えなければならないからであ
る。
【0028】例えば、Va/Vbが大でx≦2nの場合
は、フィルタダクト80は低速流域B側への吹出口81
が境界域Cへの吹出口82よりも流速を抑えたものとし
てある。そのために、吹出口81には、パンチング板等
の抵抗体を取り付けるか、或いは高性能フィルタの折り
密度や折り高さを変化させることによって、或いは吹出
口82より吹出口81のフィルタの曲率を大きくするこ
とによって、吹出口82を吹出口81より濾材面積を増
加させる等の手段が適用される。
【0029】図1に於て、コイル90と熱交換器ユニッ
ト92とから成る、本出願人が先に完成させた、冷媒循
環マルチシステム(RCM)が装置されている。この冷
媒循環マルチシステムは、冷房時に蒸発器、暖房時に凝
縮器として働くコイル90を上方に、冷房時に凝縮器、
暖房時に蒸発器として働く熱交換器93と循環ポンプ9
4を組み込んだ熱交換器ユニット92を下方に配置し
て、これ等を循環配管95,96で結び、気液相変化す
る冷媒を封入して構成されている。
【0030】そして、このシステムでは、冷房時には、
図6に示したように、冷媒液が循環ポンプ39を用いて
強制的にコイル90に供給され、コイル90で蒸発した
冷媒がガスとなり、蒸発圧力と凝縮圧力の差圧により熱
交換ユニット92の熱交換器93に戻され、冷水と熱交
換され凝縮される。そして、本実施の形態では、生産装
置29の位置するファンフィルタユニット30の上面に
は、図1に示した冷媒循環マルチシステムの気液相変化
する冷媒が流通されるコイル90が配置されている。こ
のコイル90で冷却された空気は、ファンフィルタユニ
ット30の軸流型ファン41からトンネル式クリーンル
ーム21内に流入させるようになっている。
【0031】又、トンネル式クリーンルーム21の外部
には、図1に示した冷媒循環マルチシステムの熱交換器
ユニット92、即ち、気液相変化する冷媒を冷却する熱
交換器ユニット93が配置されている。循環配管96に
は、流量調整弁91が配置されており、この流量調整弁
91は、生産装置29に配置される温度検出器98から
の信号を入力する制御装置99により弁の開度を制御さ
れる。
【0032】尚、本実施の形態では、生産装置29から
発生する熱負荷を取り除くために冷媒循環マルチシステ
ムを用いるものであるから、暖房サイクルでの使用はな
い。次に、本実施の形態の作用を説明する。空調機28
を駆動して清浄空気をファンフィルタユニット30,高
性能フィルタユニット24及びフィルタダクト80へ供
給することによって、トンネル式のクリーンルーム21
へ清浄空気を供給する。
【0033】その際、ファンフィルタユニット30で
は、軸流型ファン41により吸気用開口部39から吸引
された空気が、旋回流とされた後、この旋回流が、外周
部に於て整流板55に衝突し抑制され、下方に向かう流
れになり、遮音板59と外側遮音板69との間を通過し
た後高性能フィルタ35に達し、高性能フィルタ35で
浄化された後、高速流域a内に0.3〜0.4m/sec程
度の高速で吹き出される。
【0034】一方、高性能フィルタユニット24から
は、0.05〜0.2m/sec程度の室内平均降下風速に
なるような低速で清浄空気が吹き出される。そして、フ
ィルタダクト80では、吹出口が全面フィルタで形成さ
れているので、動圧の影響を受けずに、各部フィルタの
圧力損失の違いにより、吹出口82からは高速流域aの
速度〜低速流域bの速度まで漸減した速さの清浄空気を
吹き出すと共に、吹出口81からは0.05〜0.2m/
sec程度の室内平均降下風速になるような低速で清浄空
気を吹き出すことができる。
【0035】そのため、高速流域aと境界域cとの間で
は、下向きの安定した気流が形成され、上昇気流が発生
しない。即ち、境界域cでの作業者からの発塵を高速流
域a内に巻き込むことがない。而も、従来のように、ダ
ンパを操作するという煩雑な操作を必要としないためト
ンネル式のクリーンルームの管理が容易である。
【0036】加えて、境界域cにフィルタダクト80を
設置するだけで済むため、構造が簡単である。又、上述
したファンフィルタユニット30では、軸流型ファン4
1の使用により軸流型ファン41の外方に向けて旋回流
が発生するが、この旋回流が、外周部に於てユニット本
体31の内周の上部に配置される複数の整流板55に衝
突し抑制され、下方に向かう流れになり、高性能フィル
タ35を介して室内に吹き出されるため、高性能フィル
タ35からの吐出風速分布を均一にすることができる。
【0037】又、整流用多孔板等によって、気流の方向
を変える必要がなくなるため、吐出抵抗が増大すること
を防止できる。更に、軸流型ファン41と高性能フィル
タ35との間に配置される遮音板59により、軸流型フ
ァン41から発生する騒音を確実に遮音することができ
る。又、上述したファンフィルタユニット30では、ユ
ニット本体31を横断面正方形形状にし、その中心に軸
流型ファン41および正方形状の遮音板59の中心を配
置したので、高性能フィルタ35の四方から同一条件で
空気が吐出されることになり、高性能フィルタ35から
の吐出風速分布をより均一にすることができる。
【0038】更に、遮音板59の中心部に下方に向けて
窪む正方形状の凹部65を形成し、凹部65の内周面を
底面側に向けて傾斜したので、凹部65の底面に衝突し
た空気が、傾斜面67に案内されて外側に向けて円滑に
流れ気流が乱されることがなくなり、高性能フィルタ3
5からの吐出風速分布をより均一にすることができる。
【0039】又、上述したファンフィルタユニット30
では、ユニット本体31の遮音板59の下方に、外側遮
音板69の内周が重なるように配置したので、軸流型フ
ァン41から発生する騒音が直接高性能フィルタ35に
達することが防止され、消音効果を向上することができ
る。更に、軸流型ファン41のボス部45に気流案内カ
バー53を配置したので、空気の流れが円滑になり、軸
流型ファン41の騒音を低減し、又、軸流型ファン41
の効率を向上することができる。
【0040】尚、ファンフィルタユニットは、図示する
ものに限らず、ファンと高性能フィルタとが組み合わさ
れたものであれば如何なるものでも良い。又、上述した
トンネル式クリーンルーム空調システムでは、床空間2
7内の空気を、循環ダクト101により天井空間26に
導びき、天井空間26からファンフィルタユニット30
に導びいた後、軸流型ファン41により高性能フィルタ
35から高速流域a内に供給すると共に、生産装置29
が配置されている箇所に於ては、冷媒循環マルチシステ
ムの気液相変化する冷媒が流通されるコイル90が配置
されており、コイル33により冷却された空気を、ファ
ンフィルタユニット30により高性能フィルタ35から
高速流域a内に供給する。
【0041】而して、上述したトンネル式クリーンルー
ム空調システムでは、トンネル式クリーンルーム21の
高速流域aに配置されるファンフィルタユニット30の
上面に、気液相変化する冷媒が流通されるコイル90で
冷却された空気をファンフィルタユニット30からトン
ネル式クリーンルーム21内に流入させるようにしたの
で、コイル90の配置位置を選択することによりトンネ
ル式クリーンルーム21内に部分的に発生する熱負荷に
有効に対応することができる。
【0042】即ち、ファンフィルタユニット30にコイ
ル90を設置するだけで良いので、非常にコンパクトで
あり、生産装置29が配置される熱負荷が大きい位置の
上方のファンフィルタユニット30に配置することによ
り、トンネル式クリーンルーム21内に部分的に発生す
る熱負荷を有効に解消することができる。
【0043】又、上述したトンネル式クリーンルーム空
調システムでは、ファンフィルタユニット30にコイル
90を配置し、各コイル90を、制御装置99により温
度制御するようにしたので、トンネル式クリーンルーム
21内に部分的に発生する熱負荷に有効に対応すること
ができる。例えば、図6に示すように、配管96に設け
た流量調整弁91の開度は、生産装置29に取り付けた
温度検知器98からの信号に基づいて制御装置99が比
例制御することにより調整される。
【0044】更に、上述したトンネル式クリーンルーム
空調システムでは、コイル90には、気液相変化する冷
媒のみが循環されるため、水配管が無くなり、漏水の虞
を解消することができる。図7は、図1に示すトンネル
式のトンネル式クリーンルームの変形例を示す。本実施
の形態では、高性能フィルタユニット24及びフィルタ
ダクト80にもファン110,111を設けたものであ
る。
【0045】本実施の形態も上記実施の形態と同様の作
用効果を奏することができる。図8は、図1に示すトン
ネル式のトンネル式クリーンルームの変形例を示す。フ
ァンフィルタユニット30が、垂れ壁の下端の高さと略
等しい位置まで下降されている。本実施の形態も上記実
施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0046】図9は、図8の変形例を示す。本実施の形
態では、高性能フィルタユニット24及びフィルタダク
ト80にもファン110,111を設けたものである。
本実施の形態も上記実施の形態と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至5のト
ンネル式のトンネル式クリーンルームでは、従来のトン
ネル式のトンネル式クリーンルームのように境界域にダ
ンパを設けて低速流域との流速を調整するという複雑な
操作が不要となる。
【0048】又、ダンパによる切替装置を必要としない
ので、装置が簡単となる。更に、ファンフィルタユニッ
トが、生産装置に近い位置に設けられるので、塵埃減衰
時間が短くなり、即ち、生産装置に発生する渦領域に於
ける塵埃濃度大の領域が小さくなり、浄化能力が大きく
なる。又、生産装置から発生する熱負荷に有効に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至5に係るトンネル式クリーンルー
ム空調システムの一実施の形態を示す説明図である。
【図2】図1のトンネル式のトンネル式クリーンルーム
空調システムの一部を取り去った斜視図ある。
【図3】図1のトンネル式のトンネル式クリーンルーム
空調システムの清浄空気の流れを示す説明図である。
【図4】図1のトンネル式クリーンルーム用ファンフィ
ルタユニットを示す斜視図である。
【図5】図1のトンネル式クリーンルーム用ファンフィ
ルタユニットを示す断面図である。
【図6】冷媒循環システムの冷房時の状態を示す配管系
統図である。
【図7】図1のトンネル式クリーンルーム空調システム
の別の実施の形態を示す説明図である。
【図8】図1のトンネル式クリーンルーム空調システム
の別の実施の形態を示す説明図である。
【図9】図1のトンネル式クリーンルーム空調システム
の別の実施の形態を示す説明図である。
【図10】従来のトンネル式のクリーンルームを示す説
明図である。
【図11】従来のトンネル式のクリーンルームを示す説
明図である。
【図12】従来のトンネル式のクリーンルームを示す説
明図である。
【符号の説明】
21 トンネル方式のトンネル式クリーンルーム 22 垂れ壁 23 天井 24 高性能フィルタユニット 25 床 26 天井空間 27 床下空間 28 空調機 29 生産機械 30 ファンフィルタユニット 31 ユニット本体 35 高性能フィルタ 41 軸流型ファン 80 断面円弧状のフィルタダクト 81,82 吹出口 90 コイル 91 流量調整弁 92 熱交換器ユニット 93 熱交換器 94 循環ポンプ 95,96 循環配管 98 温度検出器 99 制御装置 a 高速流域 b 低速流域 c 境界域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル式クリーンルームと、このトン
    ネル式クリーンルームを垂れ壁により区画して形成され
    た高い清浄度を必要とする高速流域と低速流域と、高速
    流域に設けられたファンフィルタユニットと、低速流域
    に設けられた断面円弧状のフィルタダクトと、高速流域
    に設置された生産装置と、ファンフィルタユニット及び
    フィルタダクトを介してトンネル式クリーンルームに清
    浄空気を送る空調機と、気液相変化する冷媒が流通され
    るコイルと、このコイル内の冷媒を冷却又は加熱する熱
    交換器ユニットとを有し、 コイルは、生産装置の位置するファンフィルタユニット
    に配置され、熱交換器ユニットは、トンネル式クリーン
    ルームの外部に配置されていることを特徴とするトンネ
    ル式クリーンルーム空調システム。
  2. 【請求項2】 高速流域に設けたファンフィルタユニッ
    トが、垂れ壁の下端の高さと略等しい高さに位置するこ
    とを特徴とする請求項1記載のトンネル式クリーンルー
    ム空調システム。
  3. 【請求項3】 高速流域に設けたファンフィルタユニッ
    トは、軸流型ファン或いは遠心ファンとフィルタとを備
    えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    トンネル式クリーンルーム空調システム。
  4. 【請求項4】 垂れ壁の下方の高速流域と低速流域との
    境界部の吹出速が高速流域と略等速になっていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のトン
    ネル式クリーンルーム空調システム。
  5. 【請求項5】 低速流域に設けた断面円弧状のフィルタ
    ダクトは、作業流域と隣り合うエリア部分の吹出速度が
    高速流域から離れるに従って低速になっていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のトンネ
    ル式クリーンルーム空調システム。
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