JPH0821087B2 - 3次元陰影画像生成処理方法 - Google Patents

3次元陰影画像生成処理方法

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JPH0821087B2
JPH0821087B2 JP61232436A JP23243686A JPH0821087B2 JP H0821087 B2 JPH0821087 B2 JP H0821087B2 JP 61232436 A JP61232436 A JP 61232436A JP 23243686 A JP23243686 A JP 23243686A JP H0821087 B2 JPH0821087 B2 JP H0821087B2
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嘉章 玉村
英司 三ツ矢
高明 秋本
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Description

【発明の詳細な説明】
(発明の属する技術分野) 本発明は、数値で表わされた3次元物体の形状データ
に基づき、3次元的な陰影画像を生成する処理方法に関
するものである。 (従来の技術) 近年、数値で表わされた3次元物体の形状データをも
とに、計算機を用いた数値計算により、任意の位置から
これを観測した3次元的な陰影画像を作成する技術が注
目されている。これは、各種産業や工業における商品の
設計やシミュレーションなどの有効な手段として、ある
いはTV放送や映画のための効果的な映像作成手段とし
て、利用されるようになっている。 しかし、物体の形状データから陰影画像を作成するた
めには、膨大な数値演算処理が必要であり、処理時間が
かかり過ぎたり、高速の大型計算機を使用する必要があ
るなどの問題があった。この種の問題は、上記の商品の
設計や映像作成を行う際の作業の能率の低下や、設備コ
ストを高くする大きな要因ともなっている。 最近の計算機を中心としたハードウェア技術の発達に
伴い、この種の処理を高速に実行する3次元陰影画像生
成装置が開発されている。特に簡便な処理方法に基づい
て陰影画像を高速に生成する装置は、急速に実用化が進
んでおり、低価格で利用できるようになってきた。 例えば、CAD,CAMの分野で使用されるワークステーシ
ョンでも、データの入力と共に陰影画像の生成・表示が
可能となっている。 従来の多くの装置は、デップス・バッファ法やキャン
ライン法と呼ばれている画像生成処理法を採用してい
る。これらの手法は、必要な処理量が比較的少なく、高
速に画像を生成することが可能であるが、物体形状が限
定されたり、反射や屈折等の光学現像できない等の欠点
を持っている。 よりリアルで精密な陰影画像生成法として、光線追跡
法と呼ばれる処理方法がある。この手法によれば、上記
手法の欠点のない画像を生成することができるが、作成
すべき画像の各画素から出る仮想的な光線が物体と交わ
る点を探索して、当該画素の明るさを計算するため、上
記手法に比べ桁違いの演算量が必要となる。 従来より、上記の光線追跡法を高速に実行することを
目的とした専用装置が、研究・開発されている。この種
の装置の構成を大別すると、多数のマイクロプロセッサ
を並列に接続した構成や、浮動小数点演算専用LSIを用
いて高速演算を可能にした構成がある。しかし、前者の
装置では個々のプロセッサの能力が小さいため、処理を
高速にするには多くのプロセッサを用いる必要があり、
装置の規模が大きくなるという問題がある。また、後者
の装置では、浮動小数点演算LSIにより、演算を高速に
実行することが可能である。しかし、このためには、演
算に使用する物体形状データの設定や演算結果の判定等
の処理もまた高速に行う必要があるが、浮動小数点演算
器とこの種の処理を行うプロセッサとの結合が不充分
で、必ずしも全体として高速演算が可能にならないとい
う問題があった。 (発明の目的) 本発明は、リアルで精密な陰影画像を高速で生成する
ことができる光線追跡処理等の高速処理を可能にするた
め、処理ユニットを並列に接続したマルチプロセッサ構
成をとる構成とし,4個の浮動小数点演算器の間で各演算
器に高速にデータを転送するようにしたものであり、そ
の目的は、上記陰影画像生成処理で煩雑に現れる3次元
ベクトルの演算や行列演算を前記4個の浮動小数点演算
器により並列に実行すると共に、前記算術論理演算器に
より演算結果の判定等の処理を実行することにより、高
速に3次元陰影画像生成処理を行うことにある。 (発明の構成及び作用) 第1図は、複数の処理ユニットを並列に接続したマル
チプロセッサ構成をとる3次元陰影画像生成装置の構成
例である。当該マルチプロセッサ装置の構成は、特別に
高速なデバイスを用いずに膨大な処理を並列に行うこと
のできる構成法として既知であって、例えば、前述の従
来の装置も同様な構成がとられている。 第1図において、PUはプロセッサユニットであって、
システムバス10に接続されそれぞれ独立に処理を行う処
理ユニットである。 また、DCは各プロセッサユニットPUで作成した画像デ
ータを収集するためのデータコレクタであり、DMは集め
られた画像データを記憶しこれをディスプレイに表示す
るためのディスプレイメモリ、CRTは画像を表示するデ
ィスプレイ装置、MPは装置全体を制御する主制御部であ
る。 一般にこのように構成された装置を動作させるには、
最初に主制御部MPから各プロセッサユニットPUに対し
て、画像生成に使用する物体形状データと必要な処理プ
ログラムをロードする。 次いで各々のプロセッサユニットPUは、上記ロードさ
れたプログラムとデータに従って画像を作成し、データ
コレクタDCを介してディスプレイメモリDMに画像データ
を転送することにより、ディスプレイに画像を表示す
る。各々のプロセッサユニットPUは、それぞれ画面の一
部分の作成を分担し、同時に画像生成を実行する。 このように構成された装置において、画像生成を高速
に行うには、プロセッサユニットの数を多くする方法
と、個々のプロセッサユニットの処理能力を向上させる
方法がある。しかし、前者では装置の規模が膨大とな
り、その制御も難しくなるという問題があるため、プロ
セッサユニットの数をむやみに増加させることは現実的
ではない。後者の方法は、装置全体の規模も小さくてす
み、各種LSIの高機能化が進んでいる昨今においては、
より現実的な方法である。 第2図は、本発明の一実施例であって、第1図のマル
チプロセッサ構成をとった3次元陰影画像生成装置に適
用するプロセッサユニットPUの構成例である。 図において、IFはシステムバス10とのインタフェース
部、DBM#1〜#4は画像生成処理に使用する物体形状
データや処理パラメータを格納するデータメモリ、FPU
#1〜#3は浮動小数点演算ユニット、FAPU浮動小数点
演算器と算術論理演算器を並列に結合した演算ユニッ
ト、20はDBM#1〜#4とFPU#1〜#3およびFAPUを結
合する高速データバス、DCは演算器で作成した画像デー
タを収集して第1図のディスプレイメモリDMに書き込む
ためのデータコレクタ、WCSは各演算ユニットやメモ
リ、論理回路を制御するための命令を格納するプログラ
ムメモリ、SEQはプログラムメモリWCSに格納された命令
を取り出すシーケンサ、ADGはSEQによって取り出された
命令のうち、メモリアドレス指定命令からDBMの物理ア
ドレスを生成するアドレス生成器である。 第2図のプロセッサユニットに対して、前記の如く第
1図の主制御部MPより、システムバス10とバスインタフ
ェース部IFを介して、プログラムメモリWCSに処理プロ
グラムが、またデータメモリDBMに画像生成に必要な3
次元物体形状データと観測位置等の処理パラメータがそ
れぞれロードされる。 この後、プログラムメモリWCSの予め定められた場所
からシーケンサSEQにより順次命令を取り出し、当該命
令に従って各部を制御し、処理を実行することとなる。 第3図は第2図における演算部、即ち、浮動小数点演
算ユニットFPU#1〜#3および浮動小数点演算器と算
術論理演算器を並列に結合した演算ユニットFAPUの具体
的構成例を示したものである。 第3図においてFPP#1〜#4は浮動小数点演算器、A
LUは算術論理演算器、MPXは多数のデータの一つを選択
するデータマルチプレクサ、REG#1〜#4は演算デー
タを記憶するデータレジスタ、LUTは平方根や三角関数
等の関数を高速に計算するためのパラメータを格納した
参照テーブルである。 第3図に示すように、3個の浮動小数点演算部FPP#
1〜#3のそれぞれの入力端子には、データレジスタの
出力と、隣接する浮動小数点演算器の出力がデータマル
チプレクサMPXを介してたすきがけ状に接続されてい
る。 即ち、FPP#1の出力をFPP#2および#3に、FPP#
2の出力をFPP#1および#3に、FPP#3の出力をFPP
#2および#1に、それぞれ入力することができるよう
にたすきがけ状に接続されている。 また、FPP#4と算術論理演算器ALUは並列に接続され
ており、上記3個の浮動小数点演算器FPP#1〜#3の
出力がデータマルチプレクサMPXを介して入力端子に接
続されると共に、当該演算器の組の出力はFPP#1〜#
3の入力端子にデータマルチプレクサMPXを介して接続
されている。 演算部がこのように構成されており、かつそれぞれの
演算部が独立に動作するから、例えば、浮動小数点演算
器FPP#1〜#4を用いれば、4種類の浮動小数点演算
を並列に行ったり、たすきがけ接続を利用したパイプラ
イン演算を効率的に行うことができる。このような動作
は3次元画像生成処理に多く現れる座標変換処理等を効
率的に行うのに適している。例えば、
【X′Y′Z′W′】=
【X Y Z W】
【T】
(1) は、同次座標上の点(X,Y,Z,W)を、4行4列の変換行
【T】により、点(X′,Y′,Z′,W′)に変換する同
次座標変換である。 これを第3図の演算部で実行する場合の処理ステップ
を第4図に示す。ただし、計算に使用する座標値(X,Y,
Z,W)及び変換行列
【T】の要素Tij(i,j=1〜4)は
予め各演算器のデータレジスタREG#1〜#4に格納さ
れているものとした。 式(1)を計算するには、16回の乗算と12回の加算が
必要であるが、第3図の演算部によれば第4図に示す如
く、これを12ステップで行うことができる。従って、逐
次処理を行う汎用計算機に比べで、半分以下のステップ
(1)式が計算できることになる。即ち、もし1ステッ
プ当りに必要な演算時間が同じでも、汎用計算機に比べ
て倍以上の高速演算が可能になる。 ここで、第4図は第3図の演算部により同次座標変換
処理の演算過程を示す図であり、第4図のaは演算器の
データレジスタの内容、bは実行演算ステップを示す。 次に、代表的な3次元陰影画像生成処理手法である光
線追跡法について簡単に説明する。光線追跡法は既知で
あり、その処理の概要は第5図および第6図に示すとお
りである。 まず、第5図において、観測する視点Vpと仮想的な画
面Sを定める。 次に、視点Vpと仮想画面S上の1点Pを通りベクトル
(これを光線ベクトルと呼ぶ)を定める。次に、第5
図および第6図のように、このベクトルが3次元物体O
と交わるかどうかを調べ、交わればその交点Qを求め
る。複数の物体について交点Qが存在すれば、そのうち
最も視点に近い交点Qから光源Lへのベクトル′と物
体が交差しないかどうかを調べ、交差しなければ物体の
反射率等を用いて交点Qの輝度を計算する。 以上の処理を仮想画面S上のすべての点について繰り
返す。 以上の光線追跡法の処理では、3次元ベクトル演算等
が多く含まれている。特に、光線ベクトルと物体Oの
交差判定を行い、交点Qを算出する処理は、物体の数お
よび作成する画面の画素数に比例した回数だけ繰り返す
必要があるため、最も多くの演算を必要とする。この種
の処理を第3図の演算部で行う場合の動作について説明
する。 光線ベクトルはtを媒介変数として、視点Vpから画
面上の点への単位方向ベクトルと、視点Vpの位置ベ
クトルを用いて次式で表わされる。 =*t+ (2) まず、物体Oが次式で表わされる平面であるとする。 a*X+b*Y+c*Z+d=O (3) 式(2),(3)より光線と物体との交点Qは、次式を
満足するtqで与えられる。 tq=−(a*Vx+b*Vy+c*Vz+d)/ (a*Ux+b*Uy+c*Uz) (4) ただし、(Ux,Uy,Uz),(Vx,Vy,Vz)はそれぞれ単位ベ
クトルおよび視点Vpの位置ベクトルの要素を表わ
す。 第4図と同様に、第3図の演算部によれば、(4)式
の分母および分子の計算をそれぞれ3ステップで行うこ
とができる。しかし、(4)式の割り算は浮動小数点演
算器で直接計算できないので、第3図の浮動小数点演算
器FPP#4がもつ参照テーブルLUTを利用して分母の逆数
を計算し、この結果と分子の積を求めることにより計算
することになる。逆数計算には数ステップ必要である
が、それでも式(4)は約12ステップで計算できる。 式(4)で表わされる平面のみでは曲面物体を表わす
ことが困難であるため、多様な物体形状を表現するため
に、物体を以下の式で表わされる2次曲面の組み合わせ
で表現することが多く行われている。 ここで、(X,Y,Z)は曲面上の3次元座標、mij(i,j=
1,2,3)は曲面方程式の係数行列要素である。式(5)
で表わされる2次曲面と光線ベクトルとの交点Qの座標
(*tq+)は、式(1)の光線ベクトルの方程式を
式(5)に代入して得られる次式を満足する変数tqを求
めることにより計算できる。 Atq2=2Btq+C=O (6) ただし、方程式(6)の係数A,B,Cは次式で与えられ
る。 A=m11*Ux2+m22*Uy2+m33*Uz2+ 2*(m12*Ux*Uy+m33*Uy*Uz+m31*Uz*Ux)
(7) B=(m11*Ux*Vx+m22*Uy*Vy+m33*Uz*Vz)+ (m12*Ux*Vy+m23*Uy*Vz+m13*Uz*Vx)+ (m12*Uy*Vx+m23*Uz*Vy+m13*Ux*Vz)
(8) C=m11*Vx2+m22*Vy2+m33*Vz2+ 2*(m12*Vx*Vy+m23*Vy*Vz+m31*Vz*Vx)
−2 (9) 以上より、光線ベクトルが2次曲面物体と交差する条
件は、tqに関する2次方程式(6)が実根をもつことで
ある。即ち、次式が成り立てば、交点が存在することに
なる。 D=B2−A*C≧O (10) 詳細な演算過程は省略するが、第3図の演算部のレジス
タREGに演算パラメータがセットされていれば、FPP#1
〜#3を用いて、式(7)からAの算出に8ステップ、
式(8),(9)からB,Cの算出にそれぞれ9ステッ
プ、計26ステップで2次方程式(6)の係数A,B,Cが計
算できる。その結果から式(10)を2ステップ計算でき
るから、結局28ステップで2次曲面で表わされた物体と
計線ベクトルとの交差判定を行うことができることにな
る。従ってこの場合も、逐次処理型の汎用計算機に比べ
て半分以下のステップで計算できることとなる。 また、以上の処理は第3図の浮動小数点演算器FPP#
1〜#3のみを用いて行うことができるので、この動作
を行っている間に、算術論理演算器ALUを上記演算に必
要なデータをデータメモリから取り出し、各演算器のデ
ータレジスタに格納するよう動作させれば、メモリから
レジスタへのデータロード等の命令実行時間を無視する
ことができるように動作させることができる。 従って、実際の処理時間は、汎用計算機等と比べて数
分の1以下にすることができる。 以上は第2図および第3図のプロセッサユニットによ
り、光線追跡法による3次元陰影画像生成処理を行った
場合の主要な動作であるが、他の3次元陰影画像生成処
理手法を適用する際にも、式(1)で示される座標変換
等の処理を行うために、この種の処理を高速に実行する
ことができることになる。 以上、第3図の演算部の代表的な動作を説明したが、
これらの動作は演算に使用するデータをデータレジスタ
内に格納した後のものであった。 一般には多数の物体を含む情景を対象とすることが多
いため、第2図に示したように、演算に必要な3次元形
状データ等を格納する大容量のデータメモリを設ける必
要がある。 従って、この種のデータメモリから演算に必要なデー
タを取り出し、これを第3図の演算部のデータレジスタ
に移す処理をも高速に行うことが必要になる。 これを解決するために、第2図におけるデータメモリ
DBMと各演算ユニットを結ぶ高速データバス20は、デー
タメモリDBM#1〜#4と演算ユニットの間でデータを
並列に一括転送できるように構成されている。 一方データメモリにはメモリアドレスが付与されてお
り、このアドレスにより該当するデータ格納領域を指定
することにより、該当領域にデータを書き込み又は読み
出しが可能になる。この種の装置を動作させるための処
理プログラムでは、プログラム作成の容易さ等の点か
ら、データメモリ内の領域を相対変位アドレス値により
指定するのが望ましい。従って、これをデータメモリの
物理アドレスに変換することが必要になる。 第7図は、第2図におけるアドレス生成器ADGの実施
例であって、プロセッサユニットのプログラムメモリWC
S内に格納された処理プログラムに含まれているデータ
メモリDBMのアドレス命令を解読し、これをデータメモ
リDBMの物理アドレスに変換する機能を有するものであ
る。 図において、WCSおよびSEQはそれぞれ第2図に示した
プログラムメモリおよびプログラムシーケンサ、命令レ
ジスタは実行すべき命令を格納するレジスタであり、ベ
ースアドレスレジスタは基底アドレス値を格納するレジ
スタ、インデックスレジスタは基底アドレスからの相対
アドレス値を格納するレジスタ、アトリビュートレジス
タはアドレス生成の条件(一次元アクセスか2次元アク
セスかの指定、およびアクセス単位の指定等)を指定す
るパラメータ値を格納するレジスタ、SUMは加算回路、M
UXはデータマルチプレクサである。 また、2次元アドレス生成回路はアトリビュートレジ
スタで2次元アクセスが指定された時に、(x,y)の2
次元で指定される相対アドレスを1次元アドレスに変換
する回路であり、バイトアドレス生成回路はアトリビュ
ートレジスタで指定されたアドレス単位をもトにバイト
アドレスを生成する回路である。 このように構成されているので、プログラムメモリWC
Sから抽出した命令中の相対変位アドレス値DAは、以下
のようにデータメモリの物理バイトアドレス値AAに変換
される。 即ち、アトリビュートレジスタにより1次元アクセス
指定が行われているとき、 AA=(IR+DA)*n+BR (11) となる。 ただし、IRはインデックスレジスタ内の相対アドレス
値、BRベースレジスタ内の基底アドレス値、nはアドレ
ス単位を示す2の巾乗の整数で、例えばn=4であれば
4バイト単位のアクセスを示す。 また、2次元アクセス指定の場合には、 AA=[{IR(x)+DA(x)}+{IR(y)+DA
(y)}*N]*n+BR (12) によりデータメモリの物理バイトアドレスが生成され
る。 ここで、IR(x),IR(y)はインデックスレジスタ
で示されるx方向の相対アドレス値とy方向の相対アド
レス値であって、例えばインデックスレジスタが32ビッ
トのとき、上位16ビットをyアドレス、下位16ビットを
xアドレスの如く定める。 同様に、DA(x),DA(y)は命令レジスタ内の相対
変位アドレスのx方向相対変位アドレス値および方向相
対変位アドレス値である。 また、Nはx方向の大きさを定める正の整数で、一般
には2の巾乗の整数が選択される。 以上のように、ベースアドレスレジスタ、アトリビュ
ートレジスタおよびインデックスレジスタに、それぞれ
基底アドレスBR、アクセス種別とアドレス単位n、N、
および相対アドレスIRを予め格納しておくことにより、
その後処理プログラム内で命令を相対変位アドレスDAで
表わすのみで、条件に応じたデータメモリの物理アドレ
スを生成することができる。 しかも、本アドレス生成器は簡単な論理回路のみで構
成できるため、上記アドレス計算を高速に実行すること
ができる。例えば、これを汎用的な算術論理演算器で行
う場合に比べて、1/3〜1/6程度の時間でアドレス計算を
行うことも可能になる。 なお、上記2次元アドレス計算により、表形式で表さ
れたデータや、2次元画像データをx,y方向の位置の指
定のみでアクセスすることができるので、これらのデー
タの高速アクセスに極めて有効である。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば3次元陰影画像
生成処理に大量に含まれる3次元ベクトル演算や行列演
算などを、3個または4個の浮動小数点演算器により並
列またはパイプライン的に実行することができ、さらに
データメモリに格納された物体形状等のデータのうち、
演算に使用するデータのメモリアドレス生成器により高
速に生成し、高速データバスを介して該当するデータを
上記演算器に供給することができるため、上記浮動小数
点演算器の使用効率を落とすことなく、画像生成処理を
実行することができるという特徴がある。 従って、反射や屈折等の光学的性質を疑似することの
できる光線追跡法による現実感のある3次元陰影画像の
生成処理の大幅な高速化を行うことできるほか、他の簡
易な手法を用いた画像生成処理をもより高速に行うこと
ができる。 これにより、マルチプロセッサ構成をとる装置におい
て、望ましい処理能力を得るために必要となる処理ユニ
ットの数を大幅に減少させることができるため、装置の
小型化や制御の容易さが図れるという利点もある。 また、本発明におけるプロセッサユニットは、特殊な
素子を使用しておらず、浮動小数点演算器や算術論理演
算器等の素子には、一般の汎用的なLSIを用いることが
できるため、将来においてこの種のLSIがより高性能に
なっても、本発明の構成を大きく変更することなくこれ
らの素子を適用して、より高性能化を図ることができ
る。あるいはまた、最近のより高度なLSI技術を用い
て、上記プロセッサユニットの演算部やアドレス生成器
等の一部又は全部をLSIとし、より小型で高機能な装置
とすることもできよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はマルチプロセッサ構成をとる3次元陰影画像生
成装置の一般的な構成図、第2図は本発明におけるプロ
セッサユニットの構成例、第3図は第2図の演算部の詳
細な構成例、第4図は第3図の演算部により同次座標変
換処理の演算過程を示す図、第5図および第6図は代表
的な3次元陰影画像生成処理手法である光線追跡法の説
明図と処理の概要を示す図、第7図は処理プログラム内
のデータメモリアドレス命令を物理アドレスに変換する
ためのアドレス生成器の構成例である。 10……イステムバス、20……高速データバス、PU……プ
ロセッサユニット、DC……データコレクタ、MP……主制
御部、DM……ディスプレイメモリ、CRT……ディスプレ
イ装置、IF……インタフェース部、DBM……データメモ
リ、FPU……浮動小数点演算ユニット、FAPU……演算ユ
ニット、WCS……プログラムメモリ、SEQ……シーケン
サ、ADG……アドレス生成器、FPP……浮動小数点演算
器、ALU……算術論理演算器、MPX……データマルチプレ
クサ、REG……データレジスタ、LUT……参照テーブル、
Vp……視点、S……仮想画面、Q……交点、L……光
源。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/347 M (56)参考文献 特開 昭59−194242(JP,A) 電子通信学会論文誌’86/3Vol.J 69−D No.3PP.474〜476 情報処理学会、計算機3−キテクチャ研 究会報告,58−6

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マルチプロセッサ構成をとる3次元陰影画
    像生成処理装置のプロセッサユニットにおいて 4個の演算器の組を並列接続し,前記各演算器の出力が
    自分以外の他の演算器の入力となるようたすきがけ状に
    接続されてなり, f=a*x+b*y+c*z+d*wで表されるベクト
    ル演算を行うに当たり 第1の計算ステップにおいては,第1,第2,第3,第4の演
    算器を使い,それぞれa*x,b*y,c*z,d*wを算出
    し, 第2の計算ステップにおいて,前記第1の計算ステップ
    の第1と第2の演算器の出力および第3と第4の演算器
    の出力をそれぞれ第1,第2のいずれか一方の演算器と第
    3,第4のいずか一方の演算器の入力とし,それぞれ加算
    を実施し, 第3の計算ステップにおいては,前記第2の計算ステッ
    プの2つの演算器の出力をいずれか一方の演算器の入力
    として加算を実施し, 合わせて3回の計算ステップで上記ベクトル演算fを行
    うことを特徴とする3次元陰影画像生成処理方法。
  2. 【請求項2】マルチプロセッサ構成をとる3次元陰影画
    像生成処理装置のプロセッサユニットにおいて 4個の演算器の組を並列接続し,前記各演算器の出力が
    自分以外の他の演算器の入力となるようたすきがけ状に
    接続されてなり, 〔X′,Y′,Z′,W′〕=〔X,Y,Z,W〕〔T〕で表される
    行列演算を行うに当たり (ただし変換行列〔T〕はTij(ij=1〜4)で表され
    る4行4列の行列) 第1の計算ステップにおいては,第1,第2,第3,第4の演
    算器を使い,それぞれT11*X,T21*Y,T31*Z,T41*Wを
    算出し, 第2の計算ステップにおいて,前記第1の計算ステップ
    の第1と第2の演算器の出力および第3と第4の演算器
    の出力をそれぞれ第1,第2のいずれか一方の演算器と第
    3,第4のいずれか一方の演算器の入力とし,それぞれ加
    算を実施し, 第3の計算ステップにおいては,前記第2の計算ステッ
    プの2つの演算器の出力をいずれか一方の演算器の入力
    として加算を実施し, 第4の計算ステップにおいては,第1,第2,第3,第4の演
    算器を使い,それぞれT12*X,T22*Y,T32*Z,T42*Wを
    算出し, 第5の計算ステップにおいて,前記第4の計算ステップ
    の第1と第2の演算器の出力および第3と第4の演算器
    の出力をそれぞれで第1,第2のいずれか一方の演算器と
    第3,第4のいずれか一方の演算器の入力とし,それぞれ
    加算を実施し, 第6の計算ステップにおいては,第5の計算ステップの
    2つの演算器の出力をいずれか一方の演算器の入力とし
    て加算を実施し, 第7の計算ステップにおいては,第1,第2,第3,第4の演
    算器を使い,それぞれT13*X,T23*Y,T33*Z,T43*Wを
    算出し, 第8の計算ステップにおいて,前記第7の計算ステップ
    の第1と第2の演算器の出力および第3と第4の演算器
    の出力をそれぞれ第1,第2のいずれか一方の演算器と第
    3,第4のいずれか一方の演算器の入力とし,それぞれ加
    算を実施し, 第9の計算ステップにおいては,前記第8の計算ステッ
    プの2つの演算器の出力をいずれか一方の演算器の入力
    として加算を実施し, 第10の計算ステップにおいては,第1,第2,第3,第4の演
    算器を使い,それぞれT14*X,T24*Y,T34*Z,T44*Wを
    算出し, 第11の計算ステップにおいて,前記第10の計算ステップ
    の第1と第2の演算器の出力および第3と第4の演算器
    の出力をそれぞれ第1,第2のいずれか一方の演算器と第
    3,第4のいずれか一方の演算器の入力とし,それぞれ加
    算を実施し, 第12の計算ステップにおいては,前記第11の計算ステッ
    プの2つの演算器の出力をいずれか一方の演算器の入力
    として加算を実施し, 合わせて12回のステップでX′,Y′,Z′,W′の演算を行
    うことを特徴とする3次元陰影画像生成処理方法。
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