JPH08210954A - 排ガス中のso3ガス採取方法及び装置と、so3濃度の 分析方法及び装置 - Google Patents
排ガス中のso3ガス採取方法及び装置と、so3濃度の 分析方法及び装置Info
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- JPH08210954A JPH08210954A JP6233686A JP23368694A JPH08210954A JP H08210954 A JPH08210954 A JP H08210954A JP 6233686 A JP6233686 A JP 6233686A JP 23368694 A JP23368694 A JP 23368694A JP H08210954 A JPH08210954 A JP H08210954A
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Landscapes
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 煙道11に取付けたガス採取管12により
採取した排ガスを酸露点以下の温度に保たれたスパイラ
ル管16に通し、スパイラル管内での慣性衝突作用を利
用して排ガス中のSO3 ガスを凝縮し、液状でサンプリ
ングラインに付着した硫酸分を洗浄液で洗浄して洗い出
し、一定量の分析試料液を得る装置において、排ガス中
のSO3 濃度を正確に、かつ短時間で測定する。 【構 成】 ガス採取管12の先端に圧縮空気を供給
し、空気でパージして排ガスがガス採取管に流入しない
ようにしながら洗浄液を供給して洗浄液が煙道の方に流
れないようにし、ガス採取管先端からスパイラル管16
まで洗浄してサンプルライン内の硫酸分を洗い流し、洗
浄液受槽24に入れる。洗浄液が一定量に達すると、分
析試料受槽26に送込み、中和滴定法により分析試料液
中の硫酸分を求める。
採取した排ガスを酸露点以下の温度に保たれたスパイラ
ル管16に通し、スパイラル管内での慣性衝突作用を利
用して排ガス中のSO3 ガスを凝縮し、液状でサンプリ
ングラインに付着した硫酸分を洗浄液で洗浄して洗い出
し、一定量の分析試料液を得る装置において、排ガス中
のSO3 濃度を正確に、かつ短時間で測定する。 【構 成】 ガス採取管12の先端に圧縮空気を供給
し、空気でパージして排ガスがガス採取管に流入しない
ようにしながら洗浄液を供給して洗浄液が煙道の方に流
れないようにし、ガス採取管先端からスパイラル管16
まで洗浄してサンプルライン内の硫酸分を洗い流し、洗
浄液受槽24に入れる。洗浄液が一定量に達すると、分
析試料受槽26に送込み、中和滴定法により分析試料液
中の硫酸分を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス中の三酸化硫黄
(SO3 )を連続的に採取してSO3 濃度を自動的に分
析するガス採取方法及び装置と、排ガス中のSO3 濃度
の分析方法及び装置に関する。
(SO3 )を連続的に採取してSO3 濃度を自動的に分
析するガス採取方法及び装置と、排ガス中のSO3 濃度
の分析方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】硫黄分の高い重油等の燃料を燃焼させる
と、排ガス中に亜硫酸ガス(SO2 )が発生するが、こ
のSO2 の一部は燃焼室又は高温伝熱部等において更に
酸化され、三酸化硫黄(SO3 )に変化する。これらの
ガスのうち、SO2 ガスはガス温度が低下してもガス状
のため、濃度測定が容易であり、日本工業規格(JIS
B 7981)の中にも各種の自動測定方法が規定さ
れ、連続分析も可能である。
と、排ガス中に亜硫酸ガス(SO2 )が発生するが、こ
のSO2 の一部は燃焼室又は高温伝熱部等において更に
酸化され、三酸化硫黄(SO3 )に変化する。これらの
ガスのうち、SO2 ガスはガス温度が低下してもガス状
のため、濃度測定が容易であり、日本工業規格(JIS
B 7981)の中にも各種の自動測定方法が規定さ
れ、連続分析も可能である。
【0003】これに対し、SO3 は200〜250℃の
温度領域では硫酸ガスとなり、温度が低下して酸露点以
下になれば硫酸ミストとなる。このため、SO3 ガス濃
度の分析中に試料ガスの温度が低下したり、ガス採取管
から分析装置間のサンプリングライン中に酸露点以下の
温度部分があると、硫酸ガスがサンプリングライン内で
硫酸ミストとなって凝縮し、ラインに付着して濃度測定
に負の誤差を与える。
温度領域では硫酸ガスとなり、温度が低下して酸露点以
下になれば硫酸ミストとなる。このため、SO3 ガス濃
度の分析中に試料ガスの温度が低下したり、ガス採取管
から分析装置間のサンプリングライン中に酸露点以下の
温度部分があると、硫酸ガスがサンプリングライン内で
硫酸ミストとなって凝縮し、ラインに付着して濃度測定
に負の誤差を与える。
【0004】特開昭54−143195号には、排ガス
中のSO3 濃度を分析する方法として、図1に示される
ように、200〜300℃に加熱されたガス採取管2を
煙道1に取付けて試料ガスを採取し、ついで酸露点温度
以下の80〜150℃の温度に保持したスパイラル管3
内を通過させ、スパイラル管内での慣性衝突作用を利用
してガス状硫酸を液状硫酸に変換し凝縮させて捕集す
る、排ガス中の硫酸試料採取方法が提案されている。こ
の方法を利用して採取した硫酸分をサンプリングライン
内に通した純水で洗って適量を分取し、中和滴定法等に
より硫酸分を分析してSO3 濃度を求めることもでき
る。この方法では、採取する試料ガスの温度が酸露点温
度以下に低下すると、SO3 ガスはサンプリングライン
内に硫酸ミストとして凝縮し、ライン内に付着するの
で、煙道に取付けたガス採取管を測定の都度取外してサ
ンプリングライン内に付着した硫酸分を洗浄しなければ
ならず、連続測定できない欠点があった。とくに現場に
取付ける装置は大がかりで、サンプリングラインが長い
ため、サンプリングライン内を酸露点以上の温度に保持
することが大変困難で、しかもガス採取管からサンプリ
ングライン内まで洗浄液で完全に洗い出すことが困難
で、正確な分析値が得られない欠点があった。
中のSO3 濃度を分析する方法として、図1に示される
ように、200〜300℃に加熱されたガス採取管2を
煙道1に取付けて試料ガスを採取し、ついで酸露点温度
以下の80〜150℃の温度に保持したスパイラル管3
内を通過させ、スパイラル管内での慣性衝突作用を利用
してガス状硫酸を液状硫酸に変換し凝縮させて捕集す
る、排ガス中の硫酸試料採取方法が提案されている。こ
の方法を利用して採取した硫酸分をサンプリングライン
内に通した純水で洗って適量を分取し、中和滴定法等に
より硫酸分を分析してSO3 濃度を求めることもでき
る。この方法では、採取する試料ガスの温度が酸露点温
度以下に低下すると、SO3 ガスはサンプリングライン
内に硫酸ミストとして凝縮し、ライン内に付着するの
で、煙道に取付けたガス採取管を測定の都度取外してサ
ンプリングライン内に付着した硫酸分を洗浄しなければ
ならず、連続測定できない欠点があった。とくに現場に
取付ける装置は大がかりで、サンプリングラインが長い
ため、サンプリングライン内を酸露点以上の温度に保持
することが大変困難で、しかもガス採取管からサンプリ
ングライン内まで洗浄液で完全に洗い出すことが困難
で、正確な分析値が得られない欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】排ガス中のSO3 ガス
は、上述するように、温度により状態が変化し、酸露点
以下の温度になると、凝縮して硫酸ミストとなり、サン
プリングライン内に付着するため、正確な分析値が得ら
れなくなる。図1に示すような装置を用いて測定を行う
のも上述するような問題を生ずる。因みに図1の従来法
により煙道1内の排ガス中のSO3 を採取したのち、ガ
ス採取管2を煙道から取外して洗浄した場合と、図2に
示すように、サンプリンブライン中に設けた三方コック
を切替えることにより、ガス採取管を取外さないで洗浄
した場合の排ガス中におけるSO3濃度の測定をそれぞ
れ手分析により以下に詳述するようにして行った。すな
わち、図1におけるガス採取管2からスパイラル管3ま
での径路をできるだけ短くし、測定ごとにガス採取管2
を煙道1から取外して純水で洗浄し、一定量の洗浄液中
に含まれる硫酸分を中和滴定法により水酸化ナトリウム
(NaOH)溶液で滴定した場合と、図2に示すよう
に、ガス採取管2の後のサンプリングライン中に三方コ
ック4を設け、該三方コック4の切替えにより、洗浄液
槽5内の純水をサンプリングライン6とスパイラル管3
に通して洗浄したのち、一定量の洗浄液中に含まれる硫
酸分を中和滴定法によるNaOH溶液で滴定した。
は、上述するように、温度により状態が変化し、酸露点
以下の温度になると、凝縮して硫酸ミストとなり、サン
プリングライン内に付着するため、正確な分析値が得ら
れなくなる。図1に示すような装置を用いて測定を行う
のも上述するような問題を生ずる。因みに図1の従来法
により煙道1内の排ガス中のSO3 を採取したのち、ガ
ス採取管2を煙道から取外して洗浄した場合と、図2に
示すように、サンプリンブライン中に設けた三方コック
を切替えることにより、ガス採取管を取外さないで洗浄
した場合の排ガス中におけるSO3濃度の測定をそれぞ
れ手分析により以下に詳述するようにして行った。すな
わち、図1におけるガス採取管2からスパイラル管3ま
での径路をできるだけ短くし、測定ごとにガス採取管2
を煙道1から取外して純水で洗浄し、一定量の洗浄液中
に含まれる硫酸分を中和滴定法により水酸化ナトリウム
(NaOH)溶液で滴定した場合と、図2に示すよう
に、ガス採取管2の後のサンプリングライン中に三方コ
ック4を設け、該三方コック4の切替えにより、洗浄液
槽5内の純水をサンプリングライン6とスパイラル管3
に通して洗浄したのち、一定量の洗浄液中に含まれる硫
酸分を中和滴定法によるNaOH溶液で滴定した。
【0006】両方法で測定した結果を以下の表1に示
す。
す。
【0007】
【表1】
【0008】表1に見られるように、図1に示す装置で
測定したSO3 量に比べ、図2に示す装置で測定したS
O3 量は平均して13.9ppm 低かった。図2に示す装
置において、ガス採取管2を煙道1から取外してガス採
取管2の先端から純水で洗浄すると、図1に示す装置で
得られた結果とほゞ同じ測定値が得られた。これは、ヒ
ータ7で加熱したガス採取管2を出たところから三方コ
ック4までのサンプリングラインの温度が酸露点以下に
なり、硫酸ミストがこの部分に凝縮し、完全に洗浄でき
ないことが原因である。
測定したSO3 量に比べ、図2に示す装置で測定したS
O3 量は平均して13.9ppm 低かった。図2に示す装
置において、ガス採取管2を煙道1から取外してガス採
取管2の先端から純水で洗浄すると、図1に示す装置で
得られた結果とほゞ同じ測定値が得られた。これは、ヒ
ータ7で加熱したガス採取管2を出たところから三方コ
ック4までのサンプリングラインの温度が酸露点以下に
なり、硫酸ミストがこの部分に凝縮し、完全に洗浄でき
ないことが原因である。
【0009】本発明は、図1に示す装置を改良し、排ガ
ス中のSO3 濃度を連続的に、しかも正確に定量分析す
るための排ガス中のSO3 ガスの採取方法及び装置と、
SO 3 濃度の分析方法及び装置を提供しようとするもの
である。
ス中のSO3 濃度を連続的に、しかも正確に定量分析す
るための排ガス中のSO3 ガスの採取方法及び装置と、
SO 3 濃度の分析方法及び装置を提供しようとするもの
である。
【0010】
【課題の解決手段及び作用】本発明によるSO3 ガスの
採取方法は、SO3 ガスを含む排ガスを200〜300
℃に加熱したガス採取管を用いて一定量の試料ガスを採
取し、ついで酸露点温度以下の80〜150℃に保持し
たスパイラル管内を通過させ、スパイラル管内での慣性
衝突作用を利用してガス状硫酸を液状硫酸に変換し、凝
集させたのちに、サンプリング管内を洗浄水で洗浄して
適量を分取する排ガス中のSO3 ガスの採取方法におい
て、洗浄時にガス採取管の先端に空気を送り、排ガスを
吸引しないようにパージしながら、洗浄液をガス採取管
の先端からスパイラル管に送って洗浄することを特徴と
する。
採取方法は、SO3 ガスを含む排ガスを200〜300
℃に加熱したガス採取管を用いて一定量の試料ガスを採
取し、ついで酸露点温度以下の80〜150℃に保持し
たスパイラル管内を通過させ、スパイラル管内での慣性
衝突作用を利用してガス状硫酸を液状硫酸に変換し、凝
集させたのちに、サンプリング管内を洗浄水で洗浄して
適量を分取する排ガス中のSO3 ガスの採取方法におい
て、洗浄時にガス採取管の先端に空気を送り、排ガスを
吸引しないようにパージしながら、洗浄液をガス採取管
の先端からスパイラル管に送って洗浄することを特徴と
する。
【0011】上記の方法を実施するための装置は、SO
3 ガスを含む排ガスを採取するガス採取管と、ガス採取
管を加熱する加熱手段と、ガス採取管に接続されるスパ
イラル管とを有する排ガス中のSO3 ガスの採取装置に
おいて、ガス採取管の先端に形成される洗浄水の供給口
と、供給口より管の先端寄りに位置する空気の吹出口
と、供給口に洗浄水を供給する装置と、吹出口に圧縮空
気を供給する装置とよりなることを特徴とする。
3 ガスを含む排ガスを採取するガス採取管と、ガス採取
管を加熱する加熱手段と、ガス採取管に接続されるスパ
イラル管とを有する排ガス中のSO3 ガスの採取装置に
おいて、ガス採取管の先端に形成される洗浄水の供給口
と、供給口より管の先端寄りに位置する空気の吹出口
と、供給口に洗浄水を供給する装置と、吹出口に圧縮空
気を供給する装置とよりなることを特徴とする。
【0012】本発明によるSO3 濃度の分析方法は、上
記方法によって得られた洗浄水を一定量分取し、ついで
JIS K 0103で規定する中和滴定法(電量滴定
法)、沈澱滴定法、比濁法、或いはJIS K 012
7で規定するイオンクロマトグラフ等の硫黄酸化物分析
方法によりSO3 濃度を分析することよりなるものであ
る。
記方法によって得られた洗浄水を一定量分取し、ついで
JIS K 0103で規定する中和滴定法(電量滴定
法)、沈澱滴定法、比濁法、或いはJIS K 012
7で規定するイオンクロマトグラフ等の硫黄酸化物分析
方法によりSO3 濃度を分析することよりなるものであ
る。
【0013】上記の方法を実施するための装置は、スパ
イラル管より排出された洗浄液を受ける洗浄液受槽と、
洗浄液受槽に溜められた一定量の洗浄液が移され、中和
滴定法、沈澱滴定法、比濁法或いはイオンクロマトグラ
フ等の硫黄酸化物分析方法が実施される分析試料受槽と
よりなるものである。
イラル管より排出された洗浄液を受ける洗浄液受槽と、
洗浄液受槽に溜められた一定量の洗浄液が移され、中和
滴定法、沈澱滴定法、比濁法或いはイオンクロマトグラ
フ等の硫黄酸化物分析方法が実施される分析試料受槽と
よりなるものである。
【0014】
【作用】図3は、排ガス中のSO3 ガスを採取する装置
と、SO3 濃度の分析装置について示すもので、煙道1
1内に通されるガス採取管12には、煙突内に突出する
部分がヒータ13により200〜300℃に加熱される
ようになっていると共に、先端にダストフィルター14
が取付けられ、また後端が恒温槽15内に漬けられたス
パイラル管16に接続され、スパイラル管16は化学的
に安定性が高く、電気的特性も優れたシリコーンオイル
を用いた恒温槽15により酸露点温度以下の80〜15
0℃に保持されるようにしてある。
と、SO3 濃度の分析装置について示すもので、煙道1
1内に通されるガス採取管12には、煙突内に突出する
部分がヒータ13により200〜300℃に加熱される
ようになっていると共に、先端にダストフィルター14
が取付けられ、また後端が恒温槽15内に漬けられたス
パイラル管16に接続され、スパイラル管16は化学的
に安定性が高く、電気的特性も優れたシリコーンオイル
を用いた恒温槽15により酸露点温度以下の80〜15
0℃に保持されるようにしてある。
【0015】スパイラル管16は分岐管17及び18に
接続され、一方の分岐管17には電磁弁19、フィルタ
ー20、ガスフローメータ21、ポンプ22及び該ポン
プ22によって吸引されたガスの流量を計測する乾式ガ
スメータ23が順次取付けられており、また他方の分岐
管18には洗浄液受槽24と、分析装置を備えた分析試
料受槽26と、各受槽24及び26の前後に配置された
電磁弁27、28、29とを有し、洗浄液受槽24には
更に液面計30と、ドレン用の電磁弁31と洗浄液吸引
用のポンプ32とを有している。
接続され、一方の分岐管17には電磁弁19、フィルタ
ー20、ガスフローメータ21、ポンプ22及び該ポン
プ22によって吸引されたガスの流量を計測する乾式ガ
スメータ23が順次取付けられており、また他方の分岐
管18には洗浄液受槽24と、分析装置を備えた分析試
料受槽26と、各受槽24及び26の前後に配置された
電磁弁27、28、29とを有し、洗浄液受槽24には
更に液面計30と、ドレン用の電磁弁31と洗浄液吸引
用のポンプ32とを有している。
【0016】ガス採取管12には、洗浄液槽33より洗
浄液がチュービングポンプ34により供給され、またパ
ージ用の圧縮空気がエアーポンプ35により洗浄液より
先端側寄りに供給されるようにしてある。36は空気の
供給或いは停止を制御する電磁弁である。次に本装置に
より排ガス中のSO3 ガスの採取について説明する。
浄液がチュービングポンプ34により供給され、またパ
ージ用の圧縮空気がエアーポンプ35により洗浄液より
先端側寄りに供給されるようにしてある。36は空気の
供給或いは停止を制御する電磁弁である。次に本装置に
より排ガス中のSO3 ガスの採取について説明する。
【0017】チューピングポンプ34を停止、電磁弁2
7及び36を閉、電磁弁19を開にしてポンプ22の駆
動により煙道11内の排ガスをダストフィルター14、
ガス採取管12、スパイラル管16、フィルター20、
ガスフロメータ21及び乾式ガスメータ23に通して吸
引する。そして一定量に達した時点で電磁弁19を閉
じ、排ガスの吸引を停止する。排ガス中のSO3 ガスは
酸露点温度以下になると液状になり、ガス中に硫酸ミス
トとして存在するので、吸引中、排ガスが恒温槽15に
より酸露点以下の温度に保たれたスパイラル管16を通
る間、スパイラル管16での慣性衝突により排ガス中の
SO3 ガスが凝縮し、スパイラル管内面に硫酸分が捕集
される。
7及び36を閉、電磁弁19を開にしてポンプ22の駆
動により煙道11内の排ガスをダストフィルター14、
ガス採取管12、スパイラル管16、フィルター20、
ガスフロメータ21及び乾式ガスメータ23に通して吸
引する。そして一定量に達した時点で電磁弁19を閉
じ、排ガスの吸引を停止する。排ガス中のSO3 ガスは
酸露点温度以下になると液状になり、ガス中に硫酸ミス
トとして存在するので、吸引中、排ガスが恒温槽15に
より酸露点以下の温度に保たれたスパイラル管16を通
る間、スパイラル管16での慣性衝突により排ガス中の
SO3 ガスが凝縮し、スパイラル管内面に硫酸分が捕集
される。
【0018】次に捕集された硫酸分の洗い出しとSO3
濃度の分析について説明する。ガス採取管12からスパ
イラル管16間のサンプリングライン内で酸露点以下の
温度に下がった部分には硫酸ミストとなって凝縮した硫
酸分が付着するので、サンプリングラインを完全に洗い
出すことが正確な分析値を得る重要なポイントとなる。
濃度の分析について説明する。ガス採取管12からスパ
イラル管16間のサンプリングライン内で酸露点以下の
温度に下がった部分には硫酸ミストとなって凝縮した硫
酸分が付着するので、サンプリングラインを完全に洗い
出すことが正確な分析値を得る重要なポイントとなる。
【0019】そこで電磁弁19を閉じ、排ガスの吸引を
停止したのち、電磁弁28及び31を閉じ、かつ電磁弁
27及び36を開にし、エアーポンプ35を駆動してガ
ス採取管12に圧縮空気を供給し、ガス採取管12の先
端から圧縮空気を吹出す。これにより管内をプラス圧に
してパージし、煙道11からの排ガスがガス採取管12
に流入しないようにする。この状態でチューピングポン
プ34を駆動し、洗浄液槽33の洗浄液をガス採取管1
2に供給する。そしてガス採取管12とスパイラル管1
6をエアポンプ32を駆動して吸引しながら洗浄し、サ
ンプリングライン内の硫酸分を洗い流して洗浄液受槽2
4に送込む。ガス採取管12における圧縮空気の吹出口
は、洗浄液の供給口より先端側にあるため、洗浄中、ガ
ス採取管12の先端側に吹込まれた空気により洗浄液は
煙道11の方に流れず、全量がスパイラル管16の方に
流れるようになる。
停止したのち、電磁弁28及び31を閉じ、かつ電磁弁
27及び36を開にし、エアーポンプ35を駆動してガ
ス採取管12に圧縮空気を供給し、ガス採取管12の先
端から圧縮空気を吹出す。これにより管内をプラス圧に
してパージし、煙道11からの排ガスがガス採取管12
に流入しないようにする。この状態でチューピングポン
プ34を駆動し、洗浄液槽33の洗浄液をガス採取管1
2に供給する。そしてガス採取管12とスパイラル管1
6をエアポンプ32を駆動して吸引しながら洗浄し、サ
ンプリングライン内の硫酸分を洗い流して洗浄液受槽2
4に送込む。ガス採取管12における圧縮空気の吹出口
は、洗浄液の供給口より先端側にあるため、洗浄中、ガ
ス採取管12の先端側に吹込まれた空気により洗浄液は
煙道11の方に流れず、全量がスパイラル管16の方に
流れるようになる。
【0020】洗浄は、洗浄液受槽24に流入した洗浄液
が分析に必要な一定液量に達するまで行われ、液面が一
定レベルに達し、液面計30がそれを検出すると、エア
ポンプ32は停止、電磁弁27、29及び36が閉、電
磁弁28、31が開となって洗浄液の流入を停止すると
共に、洗浄液受槽24内の洗浄液が分析試料受槽26に
送込まれる。洗浄液受槽内の洗浄液が分析試料受槽26
内に送込まれたのち、分析装置25での中和滴定法、沈
澱滴定法、比濁法或いはイオンクロマトグラフ等の硫黄
酸化物分析方法により受槽26内の分析試料液中の硫酸
分が求められ、吸引した一定の排ガス量中のSO3 濃度
が算出される。
が分析に必要な一定液量に達するまで行われ、液面が一
定レベルに達し、液面計30がそれを検出すると、エア
ポンプ32は停止、電磁弁27、29及び36が閉、電
磁弁28、31が開となって洗浄液の流入を停止すると
共に、洗浄液受槽24内の洗浄液が分析試料受槽26に
送込まれる。洗浄液受槽内の洗浄液が分析試料受槽26
内に送込まれたのち、分析装置25での中和滴定法、沈
澱滴定法、比濁法或いはイオンクロマトグラフ等の硫黄
酸化物分析方法により受槽26内の分析試料液中の硫酸
分が求められ、吸引した一定の排ガス量中のSO3 濃度
が算出される。
【0021】分析終了後は、電磁パルプ29を開にして
受槽26内の分析試料液を排出する。分析終了後にはま
た、洗浄液受槽24及び分析試料受槽26を洗浄液で洗
浄し、ブランク値を下げることが望ましい。
受槽26内の分析試料液を排出する。分析終了後にはま
た、洗浄液受槽24及び分析試料受槽26を洗浄液で洗
浄し、ブランク値を下げることが望ましい。
【0022】
【実施例】図3に示す装置を用い、重油焚き加熱炉の煙
道排ガス中のSO3 濃度の分析を次のようにして行っ
た。すなわち、ガス採取管12をヒータ13により25
0℃、スパイラル管16を恒温槽15により水分及びS
O2 の影響を受けない温度である100℃に保持し、電
磁弁27、36を閉、電磁弁19を開にし、ポンプ22
を駆動して煙道11内の排ガスを乾式ガスメータ23に
て20L採取した。採取後、硫酸ソーダ(Na2 S
O4 )の洗浄液を用いてガス採取管12とスパイラル管
16を洗浄し、分析試料受槽26に採取した一定量の分
析試料液中における硫酸分を中和滴定法により水酸化ナ
トリウム(NaOH)溶液で滴定した。
道排ガス中のSO3 濃度の分析を次のようにして行っ
た。すなわち、ガス採取管12をヒータ13により25
0℃、スパイラル管16を恒温槽15により水分及びS
O2 の影響を受けない温度である100℃に保持し、電
磁弁27、36を閉、電磁弁19を開にし、ポンプ22
を駆動して煙道11内の排ガスを乾式ガスメータ23に
て20L採取した。採取後、硫酸ソーダ(Na2 S
O4 )の洗浄液を用いてガス採取管12とスパイラル管
16を洗浄し、分析試料受槽26に採取した一定量の分
析試料液中における硫酸分を中和滴定法により水酸化ナ
トリウム(NaOH)溶液で滴定した。
【0023】図4は、中和滴定装置の概略を示すもの
で、洗浄液受槽24から一定量の洗浄液が送込まれる分
析試料受槽26には、PH電極41と、定電流装置42
に接続される陽極43と陰極44とがセットされ、陽極
43は底部に電気は通すが、液体を通さない液落部45
を備えた試験管状の円筒容器46内に納めてあり、洗浄
液槽47内の洗浄液がチューピングポンプ48の駆動に
より容器底部に供給され、ドレン49から排出されるよ
うにしてある。
で、洗浄液受槽24から一定量の洗浄液が送込まれる分
析試料受槽26には、PH電極41と、定電流装置42
に接続される陽極43と陰極44とがセットされ、陽極
43は底部に電気は通すが、液体を通さない液落部45
を備えた試験管状の円筒容器46内に納めてあり、洗浄
液槽47内の洗浄液がチューピングポンプ48の駆動に
より容器底部に供給され、ドレン49から排出されるよ
うにしてある。
【0024】陽極43と陰極44との間には、定電流装
置42から一定の直流電流が流され、スターラ51で攪
拌しながら定電流電解を行い、分析試料受槽26内の硫
酸分を含む分析試料液の中和点をPH電極41で測定す
るようになっており、中和点に達するまでの電気量から
硫酸分を求め、排ガス中のSO3 量を算出するようにし
ている。
置42から一定の直流電流が流され、スターラ51で攪
拌しながら定電流電解を行い、分析試料受槽26内の硫
酸分を含む分析試料液の中和点をPH電極41で測定す
るようになっており、中和点に達するまでの電気量から
硫酸分を求め、排ガス中のSO3 量を算出するようにし
ている。
【0025】なお本実施例において、測定に要した時間
は約4分で、10分間隔で測定を行った。
は約4分で、10分間隔で測定を行った。
【0026】
【比較例】図1の従来法による装置を用い、ガス採取管
2からスパイラル管3までの径路をできるだけ短くし、
測定ごとに毎回、ガス採取管2を煙道1から取外して純
水で洗浄し、一定量の洗浄液中に含まれる硫酸分を中和
滴定法によりNaOH溶液で滴定した。なお、この手分
析による測定時間は約5分であった。
2からスパイラル管3までの径路をできるだけ短くし、
測定ごとに毎回、ガス採取管2を煙道1から取外して純
水で洗浄し、一定量の洗浄液中に含まれる硫酸分を中和
滴定法によりNaOH溶液で滴定した。なお、この手分
析による測定時間は約5分であった。
【0027】上記実施例と比較例での測定中、加熱炉の
操業は高硫黄重油から低硫黄重油に切換えて行った。そ
の測定結果を以下の表2に示す。
操業は高硫黄重油から低硫黄重油に切換えて行った。そ
の測定結果を以下の表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に見られるように、実施例により得ら
れた測定値は、比較例の手分析による測定値と、1.0
ppm 以内の差で非常によく一致した。このことは、実施
例による場合、ガス採取管12の先端から洗浄液受槽2
4までのサンプリングライン内を完全に洗浄できたこと
を示すものである。また実施例は比較例に比べ、測定時
間が短く、しかもガス採取管12を煙道11から取外さ
なくてもよいため、SO3 濃度の連続測定が可能となっ
た。
れた測定値は、比較例の手分析による測定値と、1.0
ppm 以内の差で非常によく一致した。このことは、実施
例による場合、ガス採取管12の先端から洗浄液受槽2
4までのサンプリングライン内を完全に洗浄できたこと
を示すものである。また実施例は比較例に比べ、測定時
間が短く、しかもガス採取管12を煙道11から取外さ
なくてもよいため、SO3 濃度の連続測定が可能となっ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の方法及び請求項2記
載の装置は以上のように、採取した排ガスを酸露点以下
の温度に保たれたスパイラル管に通し、スパイラル管内
での慣性衝突作用を利用して排ガス中のSO3 ガスを凝
縮し、液状にして付着させたのち洗浄液で洗浄して洗い
出すようにした方法及び装置において、ガス採取管の先
端に送った空気でパージしながら洗浄液をガス採取管先
端からスパイラル管に送って洗浄するようにしたもの
で、ガス採取管先端からスパイラル管までのサンプリン
グラインに付着する硫酸ミストをガス採取管を取外すこ
となく、完全に洗い出して捕集した分析試料液を短時間
で得ることができる。
うな効果を奏する。請求項1記載の方法及び請求項2記
載の装置は以上のように、採取した排ガスを酸露点以下
の温度に保たれたスパイラル管に通し、スパイラル管内
での慣性衝突作用を利用して排ガス中のSO3 ガスを凝
縮し、液状にして付着させたのち洗浄液で洗浄して洗い
出すようにした方法及び装置において、ガス採取管の先
端に送った空気でパージしながら洗浄液をガス採取管先
端からスパイラル管に送って洗浄するようにしたもの
で、ガス採取管先端からスパイラル管までのサンプリン
グラインに付着する硫酸ミストをガス採取管を取外すこ
となく、完全に洗い出して捕集した分析試料液を短時間
で得ることができる。
【0031】請求項3記載の方法及び請求項4記載の装
置においては、上記の方法及び装置により得られた一定
量の分析試料液を中和滴定法、沈澱滴定法、比濁法或い
はイオンクロマトフラフ等の硫黄酸化物分析法により短
時間に滴定することができ、現場においてSO3 濃度の
測定を連続して自動的に行うことができる。
置においては、上記の方法及び装置により得られた一定
量の分析試料液を中和滴定法、沈澱滴定法、比濁法或い
はイオンクロマトフラフ等の硫黄酸化物分析法により短
時間に滴定することができ、現場においてSO3 濃度の
測定を連続して自動的に行うことができる。
【図1】 従来の排ガス中におけるSO3 ガス採取装置
の概略図。
の概略図。
【図2】 洗浄装置を取付けたSO3 ガス採取装置の概
略図。
略図。
【図3】 本発明に係るSO3 ガス採取装置の概略図。
【図4】 中和滴定装置の概略図
1、11・・煙道 2、12・・ガ
ス採取管 3、16・・スパイラル管 4・・三方コッ
ク 5、33、47・・洗浄液槽 13・・ヒータ 14・・ダストフィルター 15・・恒温槽 17、18・・分岐管 19、27、28、29、31、36・・電磁弁 20・・フィルター 21・・ガス
フローメータ 22・・ポンプ 23・・乾式
ガスメータ 24・・洗浄液受槽 25・・分析
装置 26・・分析試料受槽 30・・液面
計 32、35・・エアーポンプ 34、48・
・チューピングポンプ 41・・PH電極 42・・定電
流装置 43・・陰極 44・・陽極 45・・液落部 46・・円筒
容槽 51・・スターラ
ス採取管 3、16・・スパイラル管 4・・三方コッ
ク 5、33、47・・洗浄液槽 13・・ヒータ 14・・ダストフィルター 15・・恒温槽 17、18・・分岐管 19、27、28、29、31、36・・電磁弁 20・・フィルター 21・・ガス
フローメータ 22・・ポンプ 23・・乾式
ガスメータ 24・・洗浄液受槽 25・・分析
装置 26・・分析試料受槽 30・・液面
計 32、35・・エアーポンプ 34、48・
・チューピングポンプ 41・・PH電極 42・・定電
流装置 43・・陰極 44・・陽極 45・・液落部 46・・円筒
容槽 51・・スターラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 敏郎 広島県呉市昭和町11番1号 日新製鋼株式 会社呉製鉄所内 (72)発明者 大濱 煕久 広島市佐伯区五日市中央4丁目15番48号 ラボテック株式会社内 (72)発明者 吉川 惠 広島市佐伯区五日市中央4丁目15番48号 ラボテック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 SO3 ガスを含む排ガスより200〜3
00℃に加熱したガス採取管を用いて一定量の試料ガス
を採取し、ついで酸露点温度以下の80〜150℃に保
持したスパイラル管内を通過させ、スパイラル管内での
慣性衝突作用を利用してガス状硫酸を液状硫酸に変換
し、凝集させたのちに、サンプリング管内を洗浄水で洗
浄して適量を分取する排ガス中のSO3 ガスの採取方法
において、洗浄時にガス採取管の先端に空気を送り、排
ガスを吸引しないようにパージしながら、洗浄液をガス
採取管の先端からスパイラル管に送って洗浄することを
特徴とするSO3 ガス採取方法。 - 【請求項2】 SO3 ガスを含む排ガスを採取するガス
採取管と、ガス採取管を加熱する加熱手段と、ガス採取
管に接続されるスパイラル管とを有する排ガス中のSO
3 ガスの採取装置において、ガス採取管の先端に形成さ
れる洗浄水の供給口と、供給口より管の先端寄りに位置
する空気の吹出口と、供給口に洗浄水を供給する装置
と、吹出口に圧縮空気を供給する装置とよりなることを
特徴とする請求項1記載の方法を実施するSO3 ガス採
取装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法によって得られた洗
浄水を一定量分取し、ついで中和滴定法(電量滴定
法)、沈澱滴定法、比濁法、或いはイオンクロマトグラ
フ等の硫黄酸化物分析方法によりSO3 濃度を分析する
ことを特徴とするSO3 濃度の分析方法。 - 【請求項4】 スパイラル管より排出された洗浄液を受
ける洗浄液受槽と、洗浄液受槽に溜められた一定量の洗
浄液が移され、中和滴定法、沈澱滴定法、比濁法或いは
イオンクロマトグラフ等の硫黄酸化物分析方法が実施さ
れる分析試料受槽とよりなる請求項3記載の方法を実施
するSO3 濃度の分析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6233686A JPH08210954A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 排ガス中のso3ガス採取方法及び装置と、so3濃度の 分析方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6233686A JPH08210954A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 排ガス中のso3ガス採取方法及び装置と、so3濃度の 分析方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08210954A true JPH08210954A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=16958957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6233686A Withdrawn JPH08210954A (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 排ガス中のso3ガス採取方法及び装置と、so3濃度の 分析方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08210954A (ja) |
Cited By (20)
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-
1994
- 1994-09-28 JP JP6233686A patent/JPH08210954A/ja not_active Withdrawn
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