JPH08211014A - 溶存酸素測定装置 - Google Patents
溶存酸素測定装置Info
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- JPH08211014A JPH08211014A JP7039078A JP3907895A JPH08211014A JP H08211014 A JPH08211014 A JP H08211014A JP 7039078 A JP7039078 A JP 7039078A JP 3907895 A JP3907895 A JP 3907895A JP H08211014 A JPH08211014 A JP H08211014A
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置の高
感度化を図り、20ppb以下の微量の溶存酸素の測定
を可能にするとともに、試料液の飽和溶存酸素量に基づ
く測定値の補正を行うことなく溶存酸素濃度を求めるこ
とができるようにする。 【構成】 フィルタ2によって試料液流路4と対極室6
とを仕切り、フィルタ2に接触させた状態で試料液流路
4に検出極8を配置し、対極室6に対極10を配置す
る。また、対極室6に電解質溶液を生成させる電解質供
給手段を設け、対極室6に生成した電解質溶液がフィル
タ2に染み込んで検出極8と対極10との間に介在する
ことにより、検出極8と対極10とが電気的に接続する
ようにする。これにより、試料液流路4を流れる試料液
12を検出極8に接触させて酸化還元電流測定式で試料
液12中の溶存酸素濃度を直接高感度測定することが可
能となる。
感度化を図り、20ppb以下の微量の溶存酸素の測定
を可能にするとともに、試料液の飽和溶存酸素量に基づ
く測定値の補正を行うことなく溶存酸素濃度を求めるこ
とができるようにする。 【構成】 フィルタ2によって試料液流路4と対極室6
とを仕切り、フィルタ2に接触させた状態で試料液流路
4に検出極8を配置し、対極室6に対極10を配置す
る。また、対極室6に電解質溶液を生成させる電解質供
給手段を設け、対極室6に生成した電解質溶液がフィル
タ2に染み込んで検出極8と対極10との間に介在する
ことにより、検出極8と対極10とが電気的に接続する
ようにする。これにより、試料液流路4を流れる試料液
12を検出極8に接触させて酸化還元電流測定式で試料
液12中の溶存酸素濃度を直接高感度測定することが可
能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化還元電流測定式の
溶存酸素測定装置に関し、さらに詳しくは、試料液を検
出極に直接接触させて測定を行うことにより高感度化を
図り、微量の溶存酸素の測定を可能にした溶存酸素測定
装置に関する。
溶存酸素測定装置に関し、さらに詳しくは、試料液を検
出極に直接接触させて測定を行うことにより高感度化を
図り、微量の溶存酸素の測定を可能にした溶存酸素測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工場、火力発電所のボイラー
プラント等で用いられる超純水中に含まれる溶存酸素の
測定装置としては、隔膜型電極を用いたものが主流であ
り、その高感度化に各メーカーが努力している。隔膜型
電極を用いた溶存酸素測定装置は、図5に示すように、
内部液aを封入した支持管bの先端開口部に隔膜cを取
り付けるとともに、支持管b内に隔膜cに対向する検出
極dと対極eを配置したもので、試料液f中の溶存酸素
(DO2)が隔膜cを透過して検出極dに到達したとき
に両極d、e間に流れる電流を検出し、この電流量から
試料液f中のDO2濃度を求めるものである。
プラント等で用いられる超純水中に含まれる溶存酸素の
測定装置としては、隔膜型電極を用いたものが主流であ
り、その高感度化に各メーカーが努力している。隔膜型
電極を用いた溶存酸素測定装置は、図5に示すように、
内部液aを封入した支持管bの先端開口部に隔膜cを取
り付けるとともに、支持管b内に隔膜cに対向する検出
極dと対極eを配置したもので、試料液f中の溶存酸素
(DO2)が隔膜cを透過して検出極dに到達したとき
に両極d、e間に流れる電流を検出し、この電流量から
試料液f中のDO2濃度を求めるものである。
【0003】隔膜型電極を用いた溶存酸素測定装置で
は、隔膜を透過して電極内に入るO2を検出するもの
で、電極の出力電流は直接的には試料液と平衡する気体
の酸素分圧(PO2)に比例し、このPO2はDO2濃度
に比例する。したがって、出力電流を用いた演算によっ
てDO2濃度を求めることができる。また、従来隔膜型
電極を用いた溶存酸素測定装置の高感度化の手段として
は、検出極の面積を大きくする方法や、隔膜を薄くする
方法が採用されている。これは、隔膜型電極の出力電流
が検出極の面積に比例し、隔膜の厚さに反比例するから
である。
は、隔膜を透過して電極内に入るO2を検出するもの
で、電極の出力電流は直接的には試料液と平衡する気体
の酸素分圧(PO2)に比例し、このPO2はDO2濃度
に比例する。したがって、出力電流を用いた演算によっ
てDO2濃度を求めることができる。また、従来隔膜型
電極を用いた溶存酸素測定装置の高感度化の手段として
は、検出極の面積を大きくする方法や、隔膜を薄くする
方法が採用されている。これは、隔膜型電極の出力電流
が検出極の面積に比例し、隔膜の厚さに反比例するから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】隔膜型電極を用いた溶
存酸素測定装置では、隔膜を透過するO2の量は膜のガ
ス透過率で制約されるのでその出力電流が小さい。ま
た、検出極の面積を大きくする方法や隔膜を薄くする方
法による高感度化にも構造上、耐久性の点で限界があ
る。そのため、この方法による溶存酸素測定装置では2
0ppb程度が実用上の検出限界となり、それ以下の微
量のDO2を測定することはできない。
存酸素測定装置では、隔膜を透過するO2の量は膜のガ
ス透過率で制約されるのでその出力電流が小さい。ま
た、検出極の面積を大きくする方法や隔膜を薄くする方
法による高感度化にも構造上、耐久性の点で限界があ
る。そのため、この方法による溶存酸素測定装置では2
0ppb程度が実用上の検出限界となり、それ以下の微
量のDO2を測定することはできない。
【0005】また、飽和DO2量は試料液の組成、温度
などによって変化するのに対し、PO2は変化しない。
しかし、隔膜型電極を用いた溶存酸素測定装置はPO2
に感応するため、その試料液の飽和DO2量、測定温度
に基づいて測定値の換算を行う必要があり、DO2濃度
を求める操作が複雑になる。
などによって変化するのに対し、PO2は変化しない。
しかし、隔膜型電極を用いた溶存酸素測定装置はPO2
に感応するため、その試料液の飽和DO2量、測定温度
に基づいて測定値の換算を行う必要があり、DO2濃度
を求める操作が複雑になる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、20ppb以下の微量のDO2の測定が可能である
とともに、測定値の換算を行うことなくDO2濃度を求
めることができる溶存酸素測定装置を提供することを目
的とする。
で、20ppb以下の微量のDO2の測定が可能である
とともに、測定値の換算を行うことなくDO2濃度を求
めることができる溶存酸素測定装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、下記第1〜4発明を提供する。 (1)第1発明 フィルタと、該フィルタによって仕切られた試料液流路
及び対極室と、フィルタに接触した状態で試料液流路に
配置された検出極と、対極室に配置された対極と、対極
室に電解質溶液を生成させる電解質供給手段とを備え、
対極室に生成した電解質溶液が検出極と対極との間に介
在することにより、検出極と対極とが電気的に接続する
酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置であって、検出
極が白金電極又は金電極、対極が銀/塩化銀電極である
ことを特徴とする溶存酸素測定装置。
成するため、下記第1〜4発明を提供する。 (1)第1発明 フィルタと、該フィルタによって仕切られた試料液流路
及び対極室と、フィルタに接触した状態で試料液流路に
配置された検出極と、対極室に配置された対極と、対極
室に電解質溶液を生成させる電解質供給手段とを備え、
対極室に生成した電解質溶液が検出極と対極との間に介
在することにより、検出極と対極とが電気的に接続する
酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置であって、検出
極が白金電極又は金電極、対極が銀/塩化銀電極である
ことを特徴とする溶存酸素測定装置。
【0008】(2)第2発明 対極の銀/塩化銀電極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆し
た第1発明の溶存酸素測定装置。
た第1発明の溶存酸素測定装置。
【0009】(3)第3発明 フィルタと、該フィルタによって仕切られた試料液流路
及び対極室と、フィルタに接触した状態で試料液流路に
配置された検出極と、対極室に配置された対極と、対極
室に電解質溶液を生成させる電解質供給手段とを備え、
対極室に生成した電解質溶液が検出極と対極との間に介
在することにより、検出極と対極とが電気的に接続する
酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置であって、検出
極が白金電極又は金電極、対極が金電極であることを特
徴とする溶存酸素測定装置。
及び対極室と、フィルタに接触した状態で試料液流路に
配置された検出極と、対極室に配置された対極と、対極
室に電解質溶液を生成させる電解質供給手段とを備え、
対極室に生成した電解質溶液が検出極と対極との間に介
在することにより、検出極と対極とが電気的に接続する
酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置であって、検出
極が白金電極又は金電極、対極が金電極であることを特
徴とする溶存酸素測定装置。
【0010】(4)第4発明 対極の金電極を金溶出防止用の膜で被覆した第3発明の
溶存酸素測定装置。
溶存酸素測定装置。
【0011】第1〜4発明において、フィルタの材質に
特に制限はなく、試料液流路と対極室とを仕切ることが
できるとともに、対極室に生成した電解質溶液が滲み出
すことにより、該溶液を検出極と対極との間に介在させ
ることができるものであればどのような材質であっても
よい。また、フィルタによって試料液流路と対極室とを
仕切る態様は任意に選択することができる。なお、検出
極はフィルタに接触していることが必要である。検出極
がフィルタに接触していない場合は、検出極とフィルタ
の間に電解質を含まない試料液が入り込み検出極と対極
とが電気的に遮断されることがある。
特に制限はなく、試料液流路と対極室とを仕切ることが
できるとともに、対極室に生成した電解質溶液が滲み出
すことにより、該溶液を検出極と対極との間に介在させ
ることができるものであればどのような材質であっても
よい。また、フィルタによって試料液流路と対極室とを
仕切る態様は任意に選択することができる。なお、検出
極はフィルタに接触していることが必要である。検出極
がフィルタに接触していない場合は、検出極とフィルタ
の間に電解質を含まない試料液が入り込み検出極と対極
とが電気的に遮断されることがある。
【0012】電解質供給手段を構成する方法としては、
例えば、塩化ナトリウム錠剤、塩化カリウム錠剤等の試
料液に溶解して電解質溶液を生成させる溶解性固体電解
質を対極室に入れておき、試料液流路からフィルタを通
って対極室に流入する試料液の一部に上記固体電解質を
溶解させることにより対極室に電解質溶液を生成させる
方法、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質の溶液
やゲルを対極室に入れておく方法などを採用することが
できる。
例えば、塩化ナトリウム錠剤、塩化カリウム錠剤等の試
料液に溶解して電解質溶液を生成させる溶解性固体電解
質を対極室に入れておき、試料液流路からフィルタを通
って対極室に流入する試料液の一部に上記固体電解質を
溶解させることにより対極室に電解質溶液を生成させる
方法、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質の溶液
やゲルを対極室に入れておく方法などを採用することが
できる。
【0013】第2発明で用いる塩化銀溶出防止用の膜及
び第4発明で用いる金溶出防止用の膜としては、例え
ば、東ソー株式会社製AKチューブ等のイオン交換膜、
バッテリーセパレータとして用いられる親水性のポリプ
ロピレン製マイクロポーラスフィルム(例えばダイセル
化学工業株式会社製セルガード3401)、あるいは親水性
ポリエチレン製フィルタ(例えば株式会社化研製DKG
フィルタ)等の多孔質膜を用いることができる。
び第4発明で用いる金溶出防止用の膜としては、例え
ば、東ソー株式会社製AKチューブ等のイオン交換膜、
バッテリーセパレータとして用いられる親水性のポリプ
ロピレン製マイクロポーラスフィルム(例えばダイセル
化学工業株式会社製セルガード3401)、あるいは親水性
ポリエチレン製フィルタ(例えば株式会社化研製DKG
フィルタ)等の多孔質膜を用いることができる。
【0014】
【作用】第1〜4発明の溶存酸素測定装置は、図1に示
すように、フィルタ2によって試料液流路4と対極室6
とを仕切り、試料液流路4に検出極8、対極室6に対極
10をそれぞれ配置するとともに、対極室6に電解質溶
液を生成させる電解質供給手段を設け、対極室6に生成
した電解質溶液がフィルタ2に染み込んで検出極8と対
極10との間に介在することにより、検出極8と対極1
0とが電気的に接続するようにしたので、試料液流路4
に試料液12を流すことにより、試料液12を検出極8
に直接接触させて酸化還元電流測定式で試料液12中の
DO2濃度を測定することができる。この場合、出力電
流は検出電極に用いる白金線などの長さに比例して得ら
れるので、巻数の加減で隔膜式電極を用いた装置に比べ
て容易に10〜20倍の電流出力を得ることができ、フ
ルスケール0〜1ppbの高感度測定が可能となり、応
答速度も速くなる。
すように、フィルタ2によって試料液流路4と対極室6
とを仕切り、試料液流路4に検出極8、対極室6に対極
10をそれぞれ配置するとともに、対極室6に電解質溶
液を生成させる電解質供給手段を設け、対極室6に生成
した電解質溶液がフィルタ2に染み込んで検出極8と対
極10との間に介在することにより、検出極8と対極1
0とが電気的に接続するようにしたので、試料液流路4
に試料液12を流すことにより、試料液12を検出極8
に直接接触させて酸化還元電流測定式で試料液12中の
DO2濃度を測定することができる。この場合、出力電
流は検出電極に用いる白金線などの長さに比例して得ら
れるので、巻数の加減で隔膜式電極を用いた装置に比べ
て容易に10〜20倍の電流出力を得ることができ、フ
ルスケール0〜1ppbの高感度測定が可能となり、応
答速度も速くなる。
【0015】また、第1〜4発明の溶存酸素測定装置
は、試料液12が直接検出極8に接触するので、PO2
ではなくDO2濃度を直接測定することができる。その
ため、試料液の飽和DO2量に基づく測定値の換算を行
う必要がなくなり、DO2濃度を求める操作が簡単でし
かも精度が良い。
は、試料液12が直接検出極8に接触するので、PO2
ではなくDO2濃度を直接測定することができる。その
ため、試料液の飽和DO2量に基づく測定値の換算を行
う必要がなくなり、DO2濃度を求める操作が簡単でし
かも精度が良い。
【0016】しかも、第1〜4発明の溶存酸素測定装置
では、対極として銀/塩化銀電極又は金電極を用いてい
るので、半導体製造工場、火力発電所のボイラープラン
ト等で試料液中に混在する可能性のある溶存水素(DH
2)の妨害を受けることなくDO2を測定することができ
る。すなわち、対極に白金電極を用いた場合には対極に
還元性のDH2が接触すると対極の電位がずれ、DO2の
測定に影響を与えるが、第1、2発明では対極に銀/塩
化銀電極、第3、4発明では対極に金電極を用いている
ので、DH2の妨害を受けることなく対極の電位は安定
でDO2濃度を正しく測定することができる。また、検
出極及び対極の両方に白金電極を用いた場合には印加し
た測定電圧が両極に分かれるが、検出極に白金電極、対
極に銀/塩化銀電極を用いた場合には、印加した電圧が
全部検出極である白金電極に加わるので、この点でも効
率が良い。
では、対極として銀/塩化銀電極又は金電極を用いてい
るので、半導体製造工場、火力発電所のボイラープラン
ト等で試料液中に混在する可能性のある溶存水素(DH
2)の妨害を受けることなくDO2を測定することができ
る。すなわち、対極に白金電極を用いた場合には対極に
還元性のDH2が接触すると対極の電位がずれ、DO2の
測定に影響を与えるが、第1、2発明では対極に銀/塩
化銀電極、第3、4発明では対極に金電極を用いている
ので、DH2の妨害を受けることなく対極の電位は安定
でDO2濃度を正しく測定することができる。また、検
出極及び対極の両方に白金電極を用いた場合には印加し
た測定電圧が両極に分かれるが、検出極に白金電極、対
極に銀/塩化銀電極を用いた場合には、印加した電圧が
全部検出極である白金電極に加わるので、この点でも効
率が良い。
【0017】一方、対極に銀/塩化銀電極を用いると塩
化銀が溶出して検出極に汚れとして付着することがあ
り、対極に金電極を用いると金が溶出して対極が徐々に
小さくなることがある。これに対し、第2発明では対極
の銀/塩化銀電極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆し、第
4発明では対極の金電極を金溶出防止用の膜で被覆して
いるので、上述した不都合を回避することができる。
化銀が溶出して検出極に汚れとして付着することがあ
り、対極に金電極を用いると金が溶出して対極が徐々に
小さくなることがある。これに対し、第2発明では対極
の銀/塩化銀電極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆し、第
4発明では対極の金電極を金溶出防止用の膜で被覆して
いるので、上述した不都合を回避することができる。
【0018】
【実施例】次に、実施例によって本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0019】第1実施例 図2は本発明溶存酸素測定装置の一実施例を示すもの
で、本装置は電極本体22と、電極本体22の下部が挿
入されたフローセル24とを備えている。電極本体22
において、26は支持管、28は支持管26の蓋、30
は支持管26の下部に取り付けられた円筒状のフィル
タ、32はフィルタ30に巻き付けられた検出極(白金
電極)、34は支持管26内に配置された対極(銀/塩
化銀電極)を示す。フローセル24において、36は試
料液流入口、38は試料液流出口を示す。
で、本装置は電極本体22と、電極本体22の下部が挿
入されたフローセル24とを備えている。電極本体22
において、26は支持管、28は支持管26の蓋、30
は支持管26の下部に取り付けられた円筒状のフィル
タ、32はフィルタ30に巻き付けられた検出極(白金
電極)、34は支持管26内に配置された対極(銀/塩
化銀電極)を示す。フローセル24において、36は試
料液流入口、38は試料液流出口を示す。
【0020】本実施例の装置では、図3に示すように、
フローセル24内が試料液流路40、支持管26内が対
極室42に形成され、これら試料液流路40と対極室4
2とがフィルタ30によって仕切られている。なお、図
3において35は対極34を巻き付けてある取付管を示
す。
フローセル24内が試料液流路40、支持管26内が対
極室42に形成され、これら試料液流路40と対極室4
2とがフィルタ30によって仕切られている。なお、図
3において35は対極34を巻き付けてある取付管を示
す。
【0021】支持管26内(対極室42)には塩化ナト
リウム錠剤(試料液に溶解して電解質溶液を生成させる
溶解性固体電解質)44が入れられている。そして、試
料液流路40からフィルタ30を通って試料液の一部が
対極室42に流入し、この試料液に塩化ナトリウム錠剤
44が溶解して対極室42に電解質溶液46が生成し、
生成した電解質溶液46がフィルタ30に染み込んで検
出極32と対極34との間に介在することにより、検出
極32と対極34とが電気的に接続するようになってい
る。
リウム錠剤(試料液に溶解して電解質溶液を生成させる
溶解性固体電解質)44が入れられている。そして、試
料液流路40からフィルタ30を通って試料液の一部が
対極室42に流入し、この試料液に塩化ナトリウム錠剤
44が溶解して対極室42に電解質溶液46が生成し、
生成した電解質溶液46がフィルタ30に染み込んで検
出極32と対極34との間に介在することにより、検出
極32と対極34とが電気的に接続するようになってい
る。
【0022】また、図示していないが、対極34は塩化
銀溶出防止用の膜で被覆されている。膜の材料は、バッ
テリーセパレータとして用いられる親水性のポリプロピ
レン製マイクロポーラスフィルム(ダイセル化学工業株
式会社製セルガード3401)である。
銀溶出防止用の膜で被覆されている。膜の材料は、バッ
テリーセパレータとして用いられる親水性のポリプロピ
レン製マイクロポーラスフィルム(ダイセル化学工業株
式会社製セルガード3401)である。
【0023】本実施例の装置を用いて試料液中のDO2
濃度を測定する場合、フローセル24内に試料液を連続
的に導入し、試料液流路40に試料液を連続的に流す。
これにより、試料液の一部がフィルタ30を通って対極
室42に流入し、この試料液が電解質溶液46になると
ともに、試料液流路40を流れる試料液中のDO2濃度
に比例する電流が検出極32と対極34との間に流れ
る。したがって、この電流を検出することによりDO2
濃度を求めることができる。
濃度を測定する場合、フローセル24内に試料液を連続
的に導入し、試料液流路40に試料液を連続的に流す。
これにより、試料液の一部がフィルタ30を通って対極
室42に流入し、この試料液が電解質溶液46になると
ともに、試料液流路40を流れる試料液中のDO2濃度
に比例する電流が検出極32と対極34との間に流れ
る。したがって、この電流を検出することによりDO2
濃度を求めることができる。
【0024】本実施例の溶存酸素測定装置は、試料液を
検出極32に直接接触させて測定を行うので、隔膜式電
極を用いた装置に比べて感度が高く、応答速度も速くな
るとともに、DO2に直接対応した出力電流が得られる
ので、試料液の種類に応じた換算を行う必要がなく、D
O2濃度を求める操作が簡単で高精度になる。また、対
極に銀/塩化銀電極を用いているので、DH2の妨害を
受けることなくDO2を測定することができ、しかも対
極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆しているので、対極の
塩化銀が溶出して検出極に付着し汚すことがない。
検出極32に直接接触させて測定を行うので、隔膜式電
極を用いた装置に比べて感度が高く、応答速度も速くな
るとともに、DO2に直接対応した出力電流が得られる
ので、試料液の種類に応じた換算を行う必要がなく、D
O2濃度を求める操作が簡単で高精度になる。また、対
極に銀/塩化銀電極を用いているので、DH2の妨害を
受けることなくDO2を測定することができ、しかも対
極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆しているので、対極の
塩化銀が溶出して検出極に付着し汚すことがない。
【0025】第2実施例 図4は本発明溶存酸素測定装置の他の実施例を示す。本
装置において、52は円筒状の支持管、54は支持管5
2内に配設された円筒状フィルタ、56はフィルタ54
の内面に接触した状態でフィルタ54に取り付けられた
検出極(白金電極)、58はフィルタ54の外面に接触
した状態でフィルタ54に巻き付けられた対極(銀/塩
化銀電極)を示す。対極58は、支持管52の内面に形
成された凹部60内に配置されており、実施例1と同様
の塩化銀溶出防止用の膜で被覆されている。また、62
は凹部60に連通した状態で支持管52に固定されたリ
ザーバタンク、64はタンク62の蓋、66はタンク6
2内に入れられた塩化ナトリウム錠剤を示す。
装置において、52は円筒状の支持管、54は支持管5
2内に配設された円筒状フィルタ、56はフィルタ54
の内面に接触した状態でフィルタ54に取り付けられた
検出極(白金電極)、58はフィルタ54の外面に接触
した状態でフィルタ54に巻き付けられた対極(銀/塩
化銀電極)を示す。対極58は、支持管52の内面に形
成された凹部60内に配置されており、実施例1と同様
の塩化銀溶出防止用の膜で被覆されている。また、62
は凹部60に連通した状態で支持管52に固定されたリ
ザーバタンク、64はタンク62の蓋、66はタンク6
2内に入れられた塩化ナトリウム錠剤を示す。
【0026】本実施例の装置では、支持管52の一端が
試料液流入口、他端が試料液流出口72に形成され、フ
ィルタ54の内側が試料液流路74に構成されている。
また、フィルタ54の外側が対極室(凹部60内及びタ
ンク62内)76に形成され、試料液流路74と対極室
76とがフィルタ54によって仕切られている。
試料液流入口、他端が試料液流出口72に形成され、フ
ィルタ54の内側が試料液流路74に構成されている。
また、フィルタ54の外側が対極室(凹部60内及びタ
ンク62内)76に形成され、試料液流路74と対極室
76とがフィルタ54によって仕切られている。
【0027】本実施例の装置では、試料液流路74から
フィルタ54を通って試料液の一部が対極室76に流入
し、この試料液に塩化ナトリウム錠剤66が溶解して対
極室76に電解質溶液78が生成し、生成した電解質溶
液78がフィルタ54に染み込んで検出極56と対極5
8との間に介在することにより、検出極56と対極58
とが電気的に接続するようになっている。
フィルタ54を通って試料液の一部が対極室76に流入
し、この試料液に塩化ナトリウム錠剤66が溶解して対
極室76に電解質溶液78が生成し、生成した電解質溶
液78がフィルタ54に染み込んで検出極56と対極5
8との間に介在することにより、検出極56と対極58
とが電気的に接続するようになっている。
【0028】本実施例の装置を用いて試料液中のDO2
濃度を測定する場合、支持管52内に試料液を連続的に
導入し、試料液流路74に試料液を連続的に流す。これ
により、試料液の一部がフィルタ54を通って対極室7
6に流入し、この試料液が電解質溶液78になるととも
に、試料液流路74を流れる試料液中のDO2濃度に比
例する電流が検出極56と対極58との間に流れる。し
たがって、この電流を検出することによりDO2濃度を
求めることができる。
濃度を測定する場合、支持管52内に試料液を連続的に
導入し、試料液流路74に試料液を連続的に流す。これ
により、試料液の一部がフィルタ54を通って対極室7
6に流入し、この試料液が電解質溶液78になるととも
に、試料液流路74を流れる試料液中のDO2濃度に比
例する電流が検出極56と対極58との間に流れる。し
たがって、この電流を検出することによりDO2濃度を
求めることができる。
【0029】本実施例の溶存酸素測定装置は、実施例1
の装置と同様の効果に加え、筒状フィルタ54の内面に
検出極56、外面に対極58を接触させて両極56、5
8を強固に固定してあるので、構造的に強く、メンテナ
ンスも容易である上、両極56、58の位置関係が固定
されているので、優れた安定性が維持できる。
の装置と同様の効果に加え、筒状フィルタ54の内面に
検出極56、外面に対極58を接触させて両極56、5
8を強固に固定してあるので、構造的に強く、メンテナ
ンスも容易である上、両極56、58の位置関係が固定
されているので、優れた安定性が維持できる。
【0030】
【発明の効果】第1〜4発明の溶存酸素測定装置は、試
料液を検出極に直接接触させてDO2濃度を測定できる
ので、隔膜式電極を用いた装置に比べて10〜20倍の
高感度測定が可能となり、応答速度も速くなる。この場
合、白金線の巻数で必要に応じては100倍も可能であ
る。また、PO2ではなくDO2濃度を直接測定するの
で、試料液の種類に応じた換算を行う必要がなくなり、
DO2濃度を求める操作が簡単になる。しかも、第1〜
4発明の溶存酸素測定装置では、対極として銀/塩化銀
電極又は金電極を用いているので、試料液中の溶存水素
(DH2)の妨害を受けることなくDO2濃度を正確に測
定することが可能となる。
料液を検出極に直接接触させてDO2濃度を測定できる
ので、隔膜式電極を用いた装置に比べて10〜20倍の
高感度測定が可能となり、応答速度も速くなる。この場
合、白金線の巻数で必要に応じては100倍も可能であ
る。また、PO2ではなくDO2濃度を直接測定するの
で、試料液の種類に応じた換算を行う必要がなくなり、
DO2濃度を求める操作が簡単になる。しかも、第1〜
4発明の溶存酸素測定装置では、対極として銀/塩化銀
電極又は金電極を用いているので、試料液中の溶存水素
(DH2)の妨害を受けることなくDO2濃度を正確に測
定することが可能となる。
【0031】さらに、第2発明では対極の銀/塩化銀電
極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆し、第4発明では対極
の金電極を金溶出防止用の膜で被覆しているので、対極
の塩化銀が溶出して検出極に汚れとして付着し感度低下
を引き起こしたり、対極の金が溶出して対極が小さくな
り消耗又は消滅するという不都合を防止することができ
る。
極を塩化銀溶出防止用の膜で被覆し、第4発明では対極
の金電極を金溶出防止用の膜で被覆しているので、対極
の塩化銀が溶出して検出極に汚れとして付着し感度低下
を引き起こしたり、対極の金が溶出して対極が小さくな
り消耗又は消滅するという不都合を防止することができ
る。
【図1】本発明溶存酸素測定装置の測定原理を示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明溶存酸素測定装置の一実施例を示す概略
図である。
図である。
【図3】同溶存酸素測定装置の一部拡大断面図である。
【図4】本発明溶存酸素測定装置の他の実施例を示す概
略図である。
略図である。
【図5】隔膜型電極を用いた溶存酸素測定装置を示す概
略図である。
略図である。
2 フィルタ 4 試料液流路 6 対極室 8 検出極 10 対極 12 試料液 30 フィルタ 32 検出極(白金電極) 34 対極(銀/塩化銀電極) 40 試料液流路 42 対極室 44 塩化ナトリウム錠剤 46 電解質溶液 54 フィルタ 56 検出極(白金電極) 58 対極(銀/塩化銀電極) 66 塩化ナトリウム錠剤 74 試料液流路 76 対極室 78 電解質溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楢崎 直美 東京都武蔵野市吉祥寺北町4丁目13番14号 電気化学計器株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 フィルタと、該フィルタによって仕切ら
れた試料液流路及び対極室と、フィルタに接触した状態
で試料液流路に配置された検出極と、対極室に配置され
た対極と、対極室に電解質溶液を生成させる電解質供給
手段とを備え、対極室に生成した電解質溶液が検出極と
対極との間に介在することにより、検出極と対極とが電
気的に接続する酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置
であって、検出極が白金電極又は金電極、対極が銀/塩
化銀電極であることを特徴とする溶存酸素測定装置。 - 【請求項2】 対極の銀/塩化銀電極を塩化銀溶出防止
用の膜で被覆した請求項1記載の溶存酸素測定装置。 - 【請求項3】 フィルタと、該フィルタによって仕切ら
れた試料液流路及び対極室と、フィルタに接触した状態
で試料液流路に配置された検出極と、対極室に配置され
た対極と、対極室に電解質溶液を生成させる電解質供給
手段とを備え、対極室に生成した電解質溶液が検出極と
対極との間に介在することにより、検出極と対極とが電
気的に接続する酸化還元電流測定式の溶存酸素測定装置
であって、検出極が白金電極又は金電極、対極が金電極
であることを特徴とする溶存酸素測定装置。 - 【請求項4】 対極の金電極を金溶出防止用の膜で被覆
した請求項3記載の溶存酸素測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7039078A JPH08211014A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 溶存酸素測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7039078A JPH08211014A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 溶存酸素測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08211014A true JPH08211014A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12543078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7039078A Pending JPH08211014A (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 溶存酸素測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08211014A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015125064A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサ |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP7039078A patent/JPH08211014A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015125064A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサ |
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