JPH08211319A - 光偏向器、及び光走査装置 - Google Patents

光偏向器、及び光走査装置

Info

Publication number
JPH08211319A
JPH08211319A JP1539195A JP1539195A JPH08211319A JP H08211319 A JPH08211319 A JP H08211319A JP 1539195 A JP1539195 A JP 1539195A JP 1539195 A JP1539195 A JP 1539195A JP H08211319 A JPH08211319 A JP H08211319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
scanned
radius
scanning direction
main scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1539195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ono
裕士 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP1539195A priority Critical patent/JPH08211319A/ja
Publication of JPH08211319A publication Critical patent/JPH08211319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、像面湾曲を補正する機能を有しな
がら、被走査面上の走査終端におけるドット位置の不揃
いを抑制し、しかも内接円半径誤差の精度を緩和してコ
ストダウンを図ることを目的とする。 【構成】 本発明の光偏向器は、反射面の主走査方向に
おける形状が凸非円弧状とし、偏向角0°における偏向
点から被走査面までの距離をL、及び被走査面の走査中
心から有効走査端までの距離をYとしたとき、主走査方
向における頂点の曲率半径Rを、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y とし、本発明の光走査装置は上記光偏向器を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル複写機やレ
ーザプリンタ等に適用される光偏向器、及び光走査装置
に関し、特に、像面湾曲を補正する機能を有しながら、
被走査面上の走査終端におけるドット位置の不揃いを抑
制し、しかも内接円半径誤差の精度を緩和してコストダ
ウンを図った光偏向器、及び光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機やレーザプリンタ等に
適用される光走査装置として、画像信号に応じて変調さ
れた光束を反射型の光偏向器、例えば、ポリゴンミラー
により反射偏向し、感光体等の被走査面上を走査して画
像情報を記録するものが一般的に知られている。
【0003】ところで、上記光走査装置には、像面湾曲
を補正して走査全域に渡って光束を被走査面上に焦光さ
せるためと、反射型偏向器により等角速度で偏向される
光束に意図的に歪曲を与えて被走査面上を等速度で走査
させるために、光偏向器の後段に走査レンズ(fθレン
ズ)が設けられている。
【0004】ところが、この走査レンズで偏向光束を全
てカバーし得るようにするためには走査レンズを大型に
しなければならず、しかも上記の要求を満たすように高
精度のものが要求されることから高価になるという不都
合がある。
【0005】そこで最近では、走査レンズを用いないで
像面湾曲を補正する、つまり、走査全域に渡って光束を
被走査面上に焦光させるようにした光偏向器が、例え
ば、特開昭61−156020号公報によって提案され
ている。
【0006】上記光偏向器は、反射面が屈折力を有した
凸の球面または円筒面より構成されている。すなわち、
反射面を凸の球面または円筒面にすることにより、反射
面の屈折力が主走査方向の頂点から両端へ向けて弱くな
るようにし、走査端にいく程焦点位置を遠くして像面の
平坦化を図っている。また、特開平1−116515号
公報には、反射面が高次曲線で表される凸の非球面にな
ったものが、更に像面湾曲を補正できるものとして提案
されている。
【0007】ところで、光偏向器はその形状精度が画質
を左右するため、形状誤差に対する要求精度は厳しくな
っている。
【0008】図7は、形状誤差が画質に与える影響を示
し、反射面に主走査対応方向の形状誤差があると、主走
査方向の走査特性が変化するため走査面上におけるドッ
ト生成位置が変動する。その結果、1ライン内では画像
の伸縮(倍率の変化)が発生すると共に、複数ライン間
では副走査方向のドット位置の不揃い(ジッタ)が反射
面数の周期(図示では、4周期)で繰り返し発生する。
ここで、倍率の変化には形状誤差の絶対量が影響し、ジ
ッタには複数反射面間の形状の差が影響するが、ジッタ
はドット径の1/2程度のずれでも画質上認識されるの
に対し、倍率はドット径の数倍以上変化しても認識され
難いことから、複数の反射面を有する光偏向器では面間
の形状誤差のばらつきに対する要求精度が形状誤差の絶
対量より厳しくなる。
【0009】図8の(a),(b),(c) は、凸形状の反射面4
A〜4Dを有した光偏光器4の形状誤差を示す。(a) は
偏向反射面4Aが4A’として主走査方向にずれている
横ずれ偏心、(b) は偏向反射面4Aが4A’として回転
方向にずれている回転偏心、(c) は偏向反射面4Aが4
A’として光束の入出射方向にずれている内接円半径誤
差を示しており、このうち要求精度が最も厳しいのは
(c) の内接円半径誤差である。これは、画像の書き出し
位置の同期制御と関係する。すなわち、書き出し位置の
制御により横ずれ偏心と回転偏心の影響は緩和されるの
に対し、内接円半径誤差は増加される方向に働く。
【0010】図9は、平面状の反射面の内接円半径誤差
と走査距離の関係を示す。反射面8の内接円半径Rpの
とき、光偏向器が回転軸Oを中心に2α回転することに
より4αの偏向が行われ、被走査面9において範囲S0
が走査される。これに対し、反射面8の内接円半径がΔ
Rpだけ大きくなると、偏向範囲4αは変化しないが、
反射面8’の繰り出し量分だけ被走査面9までの距離が
短くなるので、走査は範囲S1(<S0)で行われる。
この状態で画像の書き出し位置を同期制御すると、画像
の書き出しは内接円半径がRpのときと同じ位置Pから
始まり、4αの偏向角度にわたって範囲S2が走査され
る。その結果、複数の反射面間に内接円半径の差ΔRp
が存在すると、走査終端でS0−S2(=ΔS)のドッ
ト位置の不揃いが発生する。
【0011】図10は、凸形状の反射面の内接円半径誤
差と走査位置の関係を示し、光偏向器の回転軸Oから被
走査面9まで距離は変化せず、反射面4Aが4A’に変
位して光偏光器の内接円半径がΔRpだけ大きくなった
時の走査範囲の変化を検討する。このとき、凸反射面が
ΔRp繰り出すことにより走査位置YがY0からY1に
変化するのは平面状反射面の場合と同様であるが、反射
面が凸形状のときは凸反射面の法線方向がθからθ’に
変化するので、走査位置は更にY2へ移動する。この結
果、凸反射面間に内接円半径の差ΔRpが存在したと
き、走査開始位置を同期制御すると、走査終端で平面状
反射面の場合よりも(Y1−Y2)×2だけ大きなドッ
ト位置の不揃いが発生する。
【0012】このように凸反射面の光偏向器は、形状誤
差、特に、内接円半径誤差の精度に対する要求が厳しく
なっており、発明者らの検討によると、上記公報の光偏
向器で被走査面上の走査終端におけるドット位置の不揃
い量を画質上認識し難いレベルまでにするには、内接円
半径誤差を0.01〜0.02mmの範囲にしなければ
ならないことが確認されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光偏光
器によると、被走査面上の走査終端におけるドット位置
の不揃いを抑えるために部品精度、特に、内接円半径誤
差に要求される精度が厳しくなるため、コストアップに
なるという不都合がある。
【0014】従って、本発明の目的は、像面湾曲を補正
する機能を有しながら、被走査面上の走査終端における
ドット位置の不揃いを抑制し、しかも内接円半径誤差の
精度を緩和してコストダウンを図ることができる光偏向
器を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、像面湾曲を補正する機能を有しながら、被走査面上
の走査終端におけるドット位置の不揃いを発生させずに
内接円半径誤差の精度を緩和してコストダウンを図るた
め、反射面は主走査方向における形状が凸非円弧状であ
ると共に、副走査方向における形状が屈折力を有しない
直線状である凸非球面より構成され、偏向角0°におけ
る偏向点から被走査面までの距離をL、及び被走査面の
走査中心から有効走査端までの距離をYとしたとき、主
走査方向における頂点の曲率半径Rが、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y の関係を有した光偏向器を提供するものである。
【0016】また、上記目的を達成する本発明の光走査
装置は、光束を出射する光源と、光束を主走査方向に所
定の幅を有した光束にする光学系と、光学系から受けた
光束を反射偏向する複数の反射面を有し、主走査方向に
おける形状が凸非円弧状であると共に、副走査方向にお
ける形状が屈折力を有しない直線状である凸非球面より
構成され、且つ、偏向角0°における偏向点から被走査
面までの距離をL、及び被走査面の走査中心から有効走
査端までの距離をYとしたとき、主走査方向における頂
点の曲率半径Rが、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y の関係を有した光偏向器と、光偏向器と被走査面の間に
設けられ、副走査方向において光偏向器の反射面と被走
査面を幾何光学的な共役関係として光偏向器の偏向光を
被走査面に導くアナモフィック光学素子とを備えてい
る。
【0017】上記光偏向器は、複数の反射面間における
回転軸から反射面までの距離の差が少なくとも0.02
5mm以上になっているプラスチック製ポリゴンミラー
である構成が好ましい。
【0018】
【作用】反射面の主走査方向の形状を非円弧とし、主走
査方向の頂点の曲率半径を前述した演算によって求めら
れる所定値より大きくすることにより、内接円半径誤差
に対する要求精度を緩和させ、被走査面上の走査端にお
けるドット位置の不揃い量の低減する。また、反射面の
頂点以外の部分でも像面湾曲を補正し、走査面上のドッ
ト径を均一な大きさにする。
【0019】
【実施例】以下、本発明の光偏向器、及び光走査装置に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1の(a),(b) には、本発明の光偏向器、
及び光走査装置の一実施例が示されている。ここで、光
走査装置は、画像信号に応じて変調された光束を出射す
る半導体レーザ等の光源1と、光源1から出射された光
束を後述する光偏向器4に導く入射レンズ系2、及びス
リット3と、主走査方向に対する屈折力を有する複数の
凸反射面4A〜4Dを有し、回転軸Oでの回転によって
入射した光束を反射偏向する光偏向器4と、光偏向器4
の偏向光を反射して感光体6の表面に導くシリンドリカ
ルミラー5と、シリンドリカルミラー5を介して入射し
た偏向光で走査される感光体6を備えて構成され、感光
体6には偏向光によるドットが走査線7の7Sから7E
に渡って形成される。
【0021】入射レンズ系2は、凸レンズ2A、及びシ
リンドリカルレンズ2Bより成り、光源1から発散され
た光束を、主走査方向においては集束する光束に、副走
査方向においては光偏向器4の反射面に集光する光束に
成形するように構成されている。
【0022】シリンドリカルミラー5は、光偏向器4の
反射面4A〜4Dと感光体6の表面を幾何光学的共役関
係とする曲率半径を有し、主走査方向にパワーを有した
光偏向器4からの偏向光を感光体6の表面に集光させる
ように構成されている。このため、光偏向器4の反射面
4A〜4Dの副走査方向における法線と回転軸Oのなす
角度が面毎に異なる現象、所謂、面倒れにより感光体6
上の走査線7の副走査方向の書込み位置が走査線毎に変
動するのを抑制している。
【0023】次に、光偏向器4について詳細に説明す
る。光偏向器4は、各反射面4A〜4Dが主走査方向に
は屈折力を有する凸非円弧形状に、副走査方向には屈折
力を有しない直線形状になった凸非球面形状にそれぞれ
なっていると共に、反射面4A〜4Dの主走査方向の頂
点10A〜10Dの曲率が、以下の演算によって得られ
る所定の値より大きくなっている。
【0024】すなわち、反射面4A〜4Dの主走査方向
の頂点10A〜10Dの曲率半径をR、偏向角0°にお
ける偏向点から感光体6までの距離をL、及び走査中心
Cから有効走査端7S、或いは7Eまでの距離をYとし
たとき、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y の関係を満足するようになっている。
【0025】このような光偏向器4は、反射面4A〜4
Dの主走査方向における頂点の曲率半径Rが十分大きな
ものになっているため、光偏向器4の回転軸Oから複数
の反射面4A〜4Dまでの距離、すなわち、内接円半径
誤差にばらつきがある場合でも被走査面上の走査端にお
けるドット位置の不揃いを低減することができる。ま
た、反射面4A〜4Dを非円弧としているので、像面湾
曲が十分補正され、走査線7上でのドット径を均一な大
きさにすることができる。
【0026】図1では、入射レンズ系2を凸レンズ2
A、及びシリンドリカルレンズ2Bの組み合わで構成し
たが、アナモフィックな結像特性を有する単レンズで構
成しても良い。更に、アナモフィック光学素子として、
シリンドリカルミラー5の代わりに、例えば、主走査方
向にも屈折力を有するトロイダルミラーやトロイダルレ
ンズ、或いは非球面ミラーや非球面レンズ等を使用して
走査速度の等速性を補正しても良い。
【0027】また、光偏向器4の反射面4A〜4Dは非
球面形状となっているが、非結晶ポリオレフィンや、ポ
リカーボネート等のプラスチック材料を用いて射出成形
し、表面にアルミニウムや銅を真空蒸着によりコーティ
ングして反射面を形成すれば安価に製作することが可能
となる。更に、本実施例の光偏向器4の反射面4A〜4
Dは筒状非球面となっているので、プラスチック成形用
金型内で凸反射面のマスターとなる金型部品を加工する
工程において、必要な反射面数分を重ねた状態で一度に
研削、研磨加工することにより、加工誤差が発生した場
合も含め複数の反射面用金型マスターを同一の形状に加
工できるので、副走査方向のドット位置の不揃いを抑制
することが可能となる。
【0028】次に、光偏向器4の反射面4A〜4Dを上
記のような構成にする根拠について説明する。
【0029】図2は、円弧形状の反射面4Aの光偏向器
において内接円半径誤差がある場合の反射特性の変化を
示す。ここで、反射面4Aの曲率半径をRf、光偏向器
の内接円半径をRp、光偏向器の回転角をα、内接円半
径Rpのときの反射面4上の反射点aにおける法線方向
をθ、光偏向器の内接円半径誤差をΔRp、内接円半径
誤差ΔRpのときの反射面4A’上の反射点a’におけ
る法線方向をθ’、光偏向器の回転中心をO、反射面4
Aの曲率中心をC、反射面4A’の曲率中心をC’とす
る。
【0030】三角形O、a、Cに正弦定理を適用する
と、 sinθ={(Rf−Rp)/Rf}sinα により反射後の偏向角2θが求められる。一方、光偏向
器の内接円半径がΔRpだけ変化した場合は、三角形
O、a’、C’に正弦定理を適用すると、 sinθ’=〔{Rf−(Rp+ΔRp)}/Rf〕s
inα により反射後の偏向角2θ’が求められる。これより内
接半径の変化ΔRpによる偏向角の変化Δθは、 Δθ=2(θ−θ’) となる。
【0031】従って、画質(ドット位置の不揃い量)へ
の要求からΔθを決定し、加工精度を軽減できる条件か
らΔRpを決定した後、Δθを所望の値とするために必
要な反射面4Aの曲率半径Rfを上記式により決定すれ
ば、厳しい部品精度を必要としない光偏向器を提供する
ことが可能となる。
【0032】ところが、反射面の主走査方向の形状が円
弧の場合、Δθを小さくするために曲率半径Rfを大き
くすると、負の過大な像面湾曲が発生して、走査面上の
スポットサイズを均一に保てなくなる。そこで、本実施
例では反射面4Aの主走査方向の形状を非円弧とし、像
面湾曲の補正にそれほど影響がない主走査方向の頂点1
0A〜10Dの曲率半径を前述した演算によって求めら
れる所定値より大きくすることにより、内接円半径誤差
に対する要求精度を緩和しても画質の低下(走査終端に
おけるドット位置の不揃い)が抑制されるようにしてい
る。
【0033】図3は、偏向角0°における偏向点から走
査面までの距離Lと凸面の反射面の主走査方向の頂点に
おける曲率半径Rの関係を内接円半径誤差のパラメータ
として示したグラフである。ここで、走査中心から有効
走査端までの距離Yは110mm、内接円半径は12m
mとし、走査終端でのドット位置の不揃い量50μmに
対して計算した結果である。ドット位置の不揃い量50
μmは、小型レーザプリンタのビーム径がおよそ100
μm程度であることからその1/2を選んだ。
【0034】更に、図3には、反射面の主走査方向の形
状を円弧とした場合に像面湾曲を十分補正するために必
要な偏向角0°における偏向点から走査面までの距離L
と、反射面の主走査方向の頂点における曲率Rの関係
と、特開昭61−156020号公報に開示された光偏
向器、及び特開平1−116515号公報に開示された
光偏向器における像面湾曲を十分補正するために必要な
偏向角0°における偏向点から走査面までの距離Lと、
反射面の主走査方向の頂点における曲率Rの関係を併せ
て示している。なお、上記公報のものは走査中心から有
効走査端までの距離Yが110mmとなる条件に数値を
読み変えて示している。
【0035】図3から判るように、偏向角0°における
偏向点から走査面までの距離Lが小さくなるほど、反射
面において同一の許容内接円半径を確保するために必要
な主走査方向における頂点の曲率半径Rが大きくなって
いる。すなわち、光学系の小型化を狙って偏向角0°に
おける偏向点から走査面までの距離Lを小さくした場合
には、反射面の主走査方向における頂点の曲率半径Rを
大きくしないと、内接円半径誤差に対する要求精度が厳
しくなる。反射面の主走査方向における形状を円弧とし
た場合に許される内接円半径誤差は0.01〜0.02
mmの範囲であり、これは反射面が非平面形状の光偏向
器の加工精度としては非常に厳しいものである。
【0036】また、特開平1−116515号公報に開
示された光偏向器でも、像面湾曲と走査非直線性を補正
するために反射面の主走査方向における頂点の曲率半径
Rを、円弧形状の場合とほぼ同程度の大きさとしている
ので、内接円半径誤差に対する要求精度は図示されるよ
うに、0.01〜0.02mmの範囲となってやはり厳
しくなる。
【0037】本発明者らは、このような偏向角0°にお
ける偏向点から走査面までの距離Lと凸面の反射面の主
走査方向の頂点における曲率半径Rの関係から、ドット
位置の不揃い量50μmに対し、凸面の反射面の内接円
半径誤差に対する要求精度を0.025mm以上に緩め
る条件を検討したところ、偏向角0°における偏向点か
ら走査面までの距離をL、走査中心から有効走査端まで
の距離をYとしたとき、反射面の主走査方向の頂点にお
ける曲率半径Rが R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y の関係を満足することにより可能であることを見い出し
た。
【0038】以下、本発明の具体的な実施例について説
明する。表1には、上記関係式を満足する実施例1から
実施例3の具体的な条件が示されている。
【表1】 なお、反射面は主走査方向の頂点における法線方向の座
標をZ、Z軸と直交し、主走査方向に含まれる座標をY
としたとき、 Z(Y)=a2 2 +a4 4 +a6 6 +a8 8
10102 :反射面の主走査方向非円弧形状を決定する2次の
計数 a4 :反射面の主走査方向非円弧形状を決定する4次の
計数 a6 :反射面の主走査方向非円弧形状を決定する6次の
計数 なる式により表されるとし、表に示した各記号の意味は
以下の通りである。 L :偏向角0°における偏向点から走査面までの距離
〔mm〕 Y :走査中心から有効走査端までの距離〔mm〕 S :反射面から入射光束の仮想集束点までの距離〔m
m〕 Rp:光偏向器の内接円半径 Rf:光偏向器の反射面の主走査方向における頂点の曲
率半径〔mm〕(Rf1/2a2 である) Rc:凸反射面の内接円半径誤差に対する要求精度を
0.025mm以上に緩める条件式の計算値
【0039】図4、図5、及び図6は、実施例1から実
施例3に対応する主走査方向の像面湾曲の特性を示す。
これらの図から、被走査面上の走査終端におけるドット
位置の不揃いを抑えつつ内接円半径誤差に対する要求精
度を緩和しても、各実施例とも像面湾曲が補正されてい
ることが判る。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の光偏向器に
よると、反射面の主走査方向における形状が凸非円弧状
とし、偏向角0°における偏向点から被走査面までの距
離L、及び被走査面の走査中心から有効走査端までの距
離Yとしたとき、主走査方向における頂点の曲率半径R
を、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
9.7Y としたため、像面湾曲を補正する機能を有しながら、被
走査面上の走査終端におけるドット位置の不揃いを抑制
し、しかも内接円半径誤差の精度を緩和してコストダウ
ンを図ることができ、本発明の光走査装置においてもコ
ストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】円弧形状反射面の内接円半径誤差と反射特性の
関係を示す説明図。
【図3】偏向角0°における偏向点から走査面までの距
離と反射面の主走査方向における頂点の曲率半径の関係
を内接円半径誤差のパラメータとして示すグラフ。
【図4】実施例1の主走査方向の像面湾曲特性を示す説
明図。
【図5】実施例2の主走査方向の像面湾曲特性を示す説
明図。
【図6】実施例3の主走査方向の像面湾曲特性を示す説
明図。
【図7】光偏向器の形状誤差が画質に与える影響を示す
説明図。
【図8】光偏向器の凸反射面の形状誤差を示す説明図。
【図9】反射面が平面の場合の内接円半径誤差と走査距
離の関係を示す説明図。
【図10】凸反射面の内接円半径誤差と走査距離の関係
を示す説明図。
【符号の説明】
1 光源 2 入射レンズ系 2A 凸レンズ 2B シリンドリカルレンズ 3 スリット 4 光偏向器 4A〜4D 反射面 5 シリンドリカルミラー 6 感光体 7 走査線 8 反射面 9 走査面 10A〜10D 頂点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反射面で光束を反射偏向し、被走
    査面上を走査する光偏向器において、 前記反射面は、主走査方向における形状が凸非円弧状で
    あると共に、副走査方向における形状が屈折力を有しな
    い直線状である凸非球面より構成され、 偏向角0°における偏向点から前記被走査面までの距離
    をL、及び前記被走査面の走査中心から有効走査端まで
    の距離をYとしたとき、前記主走査方向における頂点の
    曲率半径Rが、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
    9.7Y の関係を有していることを特徴とする光偏向器。
  2. 【請求項2】 光束を出射する光源と、 前記光束を主走査方向に所定の幅を有した光束にする光
    学系と、 前記光学系から受けた前記光束を反射偏向する複数の反
    射面を有し、主走査方向における形状が凸非円弧状であ
    ると共に、副走査方向における形状が屈折力を有しない
    直線状である凸非球面より構成され、且つ、偏向角0°
    における偏向点から前記被走査面までの距離をL、及び
    前記被走査面の走査中心から有効走査端までの距離をY
    としたとき、前記主走査方向における頂点の曲率半径R
    が、 R>41.1(Y3 /L2 )−34.9(Y2 /L)+
    9.7Y の関係を有した光偏向器と、 前記光偏向器と被走査面の間に設けられ、副走査方向に
    おいて前記光偏向器の前記反射面と前記被走査面を幾何
    光学的な共役関係として前記光偏向器の偏向光を前記被
    走査面に導くアナモフィック光学素子とを備えているこ
    とを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記光偏向器は、前記複数の反射面間に
    おける回転軸から前記反射面までの距離の差が少なくと
    も0.025mm以上になっているプラスチック製ポリ
    ゴンミラーである構成の請求項2の光走査装置。
JP1539195A 1995-02-01 1995-02-01 光偏向器、及び光走査装置 Pending JPH08211319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1539195A JPH08211319A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 光偏向器、及び光走査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1539195A JPH08211319A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 光偏向器、及び光走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08211319A true JPH08211319A (ja) 1996-08-20

Family

ID=11887445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1539195A Pending JPH08211319A (ja) 1995-02-01 1995-02-01 光偏向器、及び光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08211319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120050443A1 (en) * 2010-08-30 2012-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Rotational polygon mirror and light scanning unit employing the same
CN116127544A (zh) * 2022-11-28 2023-05-16 西安电子科技大学 大尺寸轻质聚光误差反射面的建模方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120050443A1 (en) * 2010-08-30 2012-03-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Rotational polygon mirror and light scanning unit employing the same
US8922606B2 (en) 2010-08-30 2014-12-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Rotational polygon mirror having convex reflection surfaces and light scanning unit employing the same
CN116127544A (zh) * 2022-11-28 2023-05-16 西安电子科技大学 大尺寸轻质聚光误差反射面的建模方法
CN116127544B (zh) * 2022-11-28 2023-11-03 西安电子科技大学 大尺寸轻质聚光误差反射面的建模方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5808775A (en) Laser beam scanning optical apparatus
US6104522A (en) Optical scanning apparatus with controlled sag and ghost
KR100266095B1 (ko) 주사 광학 장치(Scanning Optical Apparatus)
JP3466863B2 (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像記録装置
EP0853253B1 (en) Optical scanning apparatus
KR20010107742A (ko) 광학 주사 장치와 이를 사용하는 화상 형성 장치
US6512623B1 (en) Scanning optical device
US5353047A (en) Beam scanning optical system
JP2003107382A (ja) 走査光学系
JP2000081584A (ja) 走査光学装置
JPH07174998A (ja) 走査レンズ及び光走査装置
JP3323354B2 (ja) 光走査装置
JPH08211319A (ja) 光偏向器、及び光走査装置
JPH08248345A (ja) 光走査装置
JPH0511207A (ja) 走査結像レンズ系および光走査装置
JP3405373B2 (ja) 光偏向器及び光走査装置
JP2773593B2 (ja) 光ビーム走査光学系
JP3420439B2 (ja) 光走査光学系及びそれを備えるレーザービームプリンタ
US5652611A (en) Optical scanning system and image forming apparatus employing same for electrophoto graphically forming images
JP2000002848A (ja) 走査光学装置
JP3320239B2 (ja) 走査光学装置
JP3571808B2 (ja) 光走査光学系及びそれを備えるレーザービームプリンタ
JPH112769A (ja) 光走査装置
JP3680891B2 (ja) 光走査装置
JPH08146322A (ja) 非球面反射鏡及び光ビーム走査光学系