JPH082118A - 染料熱転写受像シート - Google Patents

染料熱転写受像シート

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JPH082118A
JPH082118A JP6138760A JP13876094A JPH082118A JP H082118 A JPH082118 A JP H082118A JP 6138760 A JP6138760 A JP 6138760A JP 13876094 A JP13876094 A JP 13876094A JP H082118 A JPH082118 A JP H082118A
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JP
Japan
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image
sheet
receiving sheet
thermal transfer
dye
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Application number
JP6138760A
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English (en)
Inventor
Koji Narita
光司 成田
Mitsuru Tsunoda
充 角田
Shigeo Hayashi
滋雄 林
Yukio Kusaka
幸雄 日下
Fui Samu
フイ サム
Yoshinori Nakamura
▲吉▼徳 中村
Yoshio Fujiwara
良夫 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Sony Corp
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高濃度画像プリント部の光沢劣化がなく、プ
リント画質が優れ、走行トラブルのない染料熱転写受像
シートを提供する。 【構成】 少なくとも2枚以上のシート状基材(表面基
材、および裏面基材を含む)からなるシート状積層基体
と、その一面上に形成され、熱転写画像染料を受容し、
これを染着する重合体を画像受容層から構成される染料
熱転写受像シートであって,前記表面基材が、ポリエチ
レンテレフタレートを主成分とし、発泡構造を有し、
1.0g/cm3 以下の密度を有し、かつ、幅方向および
長手方向のヤング率がともに300kg/mm2 以下の二軸
延伸フィルムからなり、さらに、前記裏面基材が、ポリ
プロピレン主成分とし、かつ多数のボイドを有する二軸
延伸フィルムからなる染料熱転写受像シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染料熱転写受像シート
(以下、受像シートと記す)に関するものである。更に
詳しく述べるならば、本発明は、染料熱転写プリンター
に使用されたときに、高感度で、高品質の画像を記録す
ることができる受像シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、鮮明なフルカラー画像がプリント
可能な染料熱転写プリンターが注目されている。染料熱
転写プリンターは、昇華染料インクシートに、受像シー
トの染料染着性樹脂を含む画像受容層(以下、受容層と
する)を重ね合わせ、サーマルヘッドなどの加熱手段か
ら供給される熱により、昇華染料層の所要箇所の染料を
所定濃度だけ受容層上に転写して画像を形成するもので
ある。このようなサーマルプリンターにおいて、高画質
の画像を高速で受像シート上に形成するためには、基材
上に染料染着性接着剤樹脂を主成分とする受容層を設け
ることが必要である。
【0003】受像シートの基材として、ポリオレフィン
などの熱可塑性樹脂を主成分とし、ボイド(微小気孔)
を有する二軸延伸フィルムを用いることが知られてい
る。このような二軸延伸フィルムを基材として含む受像
シートは、厚さが比較的均一で、柔軟性があるなどの利
点を有し、さらに、セルロース繊維からなる紙等に比べ
て熱伝導度が小さいため、均一で転写濃度の高い転写画
像が得られるという長所を有している。
【0004】しかし、このような二軸延伸フィルムを受
像シートの基材として用いた場合、高濃度画像のプリン
ト時にかかる高熱によって、画像の光沢が低下し、プリ
ント画像内に著しい光沢差が生ずるという欠点がある。
この欠点を解消すべく、融点の高いポリエチレンテレフ
タレートを主成分とする二軸延伸フィルムを基材とする
受像シートが考案されているが、熱伝導率が高いことか
ら高い転写濃度を得ることが難しく、また、剛度が高い
ためにプリンター内において走行不良を起こす欠点があ
った。さらに、上記高い剛度は、受像シートとサーマル
ヘッドとの密着性不良を生じ、それに起因する転写抜け
の原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
欠点、つまり、ポリオレフィンなどの熱可塑性樹脂を主
成分とし、ボイド(空隙)を含む二軸延伸フィルムを基
材として用いた場合、得られる受像シートの高濃度部に
生ずる光沢低下、並びにポリエチレンテレフタレートを
主成分とする二軸延伸フィルムを基材として用いた場合
に生ずる、転写濃度不足、走行不良、転写抜け等の欠点
を解消し、画質が優れ、転写濃度の高い染料熱転写受像
シートを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成すべく鋭意検討した結果、少なくとも2種類以
上の多孔質二軸延伸フィルムからなるシート状積層体を
基材として利用することにより、上記課題を達成し得る
ことを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明に係る染料熱転写受像シ
ートは、表面基材および裏面基材を含む少なくとも2枚
のシート状基材の積層体からなるシート状積層基体と、
その表面基材上に形成され、かつ熱転写画像染料を受
容、染着する樹脂を主成分として含む画像受容層とを有
し、前記シート状積層体の表面基材がポリエチレンテレ
フタレートを主成分とする二軸延伸フィルムからなり、
この二軸延伸フィルムは、発泡構造を有し、1.0g/
cm3 以下の密度を有し、かつ、幅方向および長手方向の
両方向において、300kg/mm2 以下のヤング率を有す
るものであり、さらに、前記シート状積層体の裏面基材
が、ポリプロピレンを主成分として含み、かつ多数のボ
イドを有する二軸延伸フィルムからなることを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】本発明の受像シートにおいて、表面基材として
用いられる発泡ポリエチレンテレフタレート二軸延伸フ
ィルムは、下記方法、すなわち、特開昭50−3876
5や特公昭58−50625などに記載されているよう
に、フィルム内に気体を含有させたり、フィルム内部で
気体を発生させることにより発泡構造を形成させる製法
や、特開昭51−34963や特公昭52−27666
などに記載されているように、フィルム形成樹脂材料中
に溶剤に可溶な物質を内包させ、フィルム形成後に、こ
れを溶剤により押出し、それより空隙を形成させる製
法、および無機顔料や、フィルムの主成分であるポリエ
チレンテレフタレートと非相溶な有機顔料を含有させ
て、フィルムの延伸時に空隙を形成させる製法などの従
来の製造法により製造することができるが、その製造法
については特に限定はない。
【0009】このポリエチレンテレフタレートフィルム
の密度が1.0g/cm3 よりも高くなると、得られるプ
リント画像の濃度が低下し、画像が不鮮明になるという
不都合を生じ、その幅方法、および/又は長手方向のヤ
ング率が300kg/mm2 を超過すると、得られるプリン
ト画像に転写抜けが発生しやすくなったり、又は受像シ
ートのプリンター内走行性が不良になるという不都合を
生ずる。また、このポリエチレンテレフタレートフィル
ムが、未延伸、又は一軸延伸体であると、高濃度画像部
に光沢劣化が発生し、又は変形するなどの不都合を生ず
る。
【0010】本発明の受像シートにおいて、裏面基材と
して用いられるポリプロピレン二軸延伸フィルムとして
は、下記方法、縦方向に一軸延伸された基材フィルム上
に無機顔料と熱可塑性樹脂との混合樹脂をラミネート
し、横方向に延伸する方法により製造された複合シー
ト、いわゆる合成紙を用いることができる。このような
ポリプロピレンフィルムは、0.7〜1.0g/cm3
度の密度を有することが好ましい。このポリプロピレン
フィルムは、未延伸体であると画像受容層などの塗工に
際し、耐熱性が不足するという問題を生ずることがあ
り、また、ボイドが形成されていないため、プリント画
像濃度が不満足になることがある。
【0011】本発明の受像シートのシート状積層基体に
おいて、その表面基材層を形成するポリエチレンテレフ
タレートを主成分とする二軸延伸フィルム、および裏面
基材層を形成するポリプロピレンを主成分とし、かつ多
数のボイドを有する二軸延伸フィルムの寸法(厚さな
ど)、形状、品質などの組み合わせは、それから得られ
る受像シートが各種プリンターに適した性能(剛度、耐
プリントカール性など)となる様に適時選択される。ま
た、表面基材層と裏面基材層の間に受像シートが各種プ
リンターに適した性能となる様に、芯となる基材層を一
層以上設けても良い。芯基材層の構成、寸法などには特
に制限は無く、例えばポリエチレンテレフタレートやポ
リプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を主成分とす
るフィルムや、天然パルプや合成パルプを主成分とする
いわゆる紙(コート紙、キャスト紙、上質紙、クラフト
紙等)や、銀塩写真印画紙等に使用されているレジンコ
ート紙など、並びにこれらの積層複合体を使用すること
ができる。
【0012】本発明の受像シートのシート状積層基体
は、2枚以上のシート状基材をドライラミネート方式に
より接着貼合することにより作製される。このとき使用
される接着剤としては、ポリエーテル系、および/又は
ポリエステル系などの接着剤を用いることができるが、
それらは耐熱性の高いドライラミネート用接着剤から選
ばれることが好ましい。
【0013】本発明の受像シートの受容層の形成に使用
される樹脂には、染料受容性が良好で、転写速度が早
く、画像濃度が高く、熱による退色が少ないこと、およ
び得られる受像シートの走行性を良好にすることなどの
特性が要求される。受容層形成樹脂としては、具体的に
は、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビ
ニル共重合体、および活性エネルギー線硬化樹脂等が用
いられる。
【0014】受容層には、プリントの際に、熱によるイ
ンクシートとの融着を防ぐ目的で、接着剤樹脂の架橋
剤、滑剤、剥離剤、顔料等の1種以上を必要に応じて添
加されるのが通常である。必要に応じて、その他の添加
剤、例えば、有機顔料、蛍光染料、ブルー又はバイオレ
ットなどの染料、紫外線吸収剤、および/又は酸化防止
剤などを添加することができる。これらの添加剤は、受
容層の主成分と混合して塗工してもよく、又は別個の被
覆層として受容層の上層もしくは下層に塗工してもよ
い。
【0015】受像シートの、プリンター内における走行
時に静電気が発生し、走行トラブルを発生することを防
ぐために、帯電防止剤を受像シートの少なくとも一方の
面に塗布するか、受容層内に添加するか、もしくはバッ
クコートとして塗布するなどの手段により付与すること
ができる。帯電防止剤としては、カチオン系親水性高分
子を用いることが好ましい。
【0016】本発明の受像シートの受容層や、その他の
被覆層は、それぞれの層を形成する塗料を、バーコータ
ー、グラビアコーター、ブレードコーター、エアナイフ
コーター、コンマコーター、ゲートロールコーター等の
コーターで塗工し、乾燥して形成することができる。
【0017】本発明の受像シートの少なくとも一方の表
面上には、1〜10μm、好ましくは2〜6μmの厚さ
の染料画像受容層が形成される。この受容層が薄すぎる
と、染料画像の濃度及び感度が低下し、あるいはプリン
ト面の光沢が低下する等の欠点を生ずることがあり、ま
たそれが厚すぎると、染料画像受容効果は飽和し、不経
済であるばかりでなく得られる受像シートの強度を低下
させることがある。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。勿論、本発明の範囲はこれら実施例によって
限定されるものではない。尚、実施例において、「部」
および「%」は、すべて「重量部」および「重量%」を
示す。
【0019】実施例1〜3及び比較例1 表1に示された表面基材および裏面基材を、ポリエステ
ル系接着剤でドライラミネート方式で互に貼合し、シー
ト状積層基体を作製した。次に、下記組成の受容層形成
用組成物をメイヤーバーにより、固形分塗布量が6g/
2 になるように塗布し、乾燥して受容層を形成し、受
像シートを作製した。なお、裏面基材としては、王子油
化合成紙社製合成紙(商標:ユポFPGグレード)から
表1に記載の厚さものを選択使用した。
【0020】受容層形成用組成物 ポリエステル樹脂 100部 (東洋紡社製、商標 バイロン200) シリコーンオイル 3部 (信越シリコン社製、商標KF393) イソシアネート 5部 (武田薬品社製、タケネートD−110N) トルエン 300部
【0021】比較例2〜3 表1に示された二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを、シート状積層基体として使用したことを除
き、実施例1と同じ操作により受像シートを作製した。
【0022】実施例4 実施例1と同様の操作により受像シートを作製した。但
し、表1に示された表面基材、および裏面基材を芯基材
の表裏面に、ポリエステル系接着剤でドライラミネート
方式で互に貼合し、シート状積層基体を作製した。上記
芯基材として厚さ50μmの二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレート(東レ製、商標:ルミラーE20)を使用し
た。
【0023】実施例5 実施例1と同様の操作により受像シートを作製した。但
し、表1に示された表面基材、および裏面基材を、芯基
材の表裏面に、ポリエステル系接着剤でドライラミネー
ト方式で互に貼合し、シート状積層基体を作製した。上
記芯基材として厚さ38μmの二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレート(帝人製、商標:テトロンS)を使用し
た。
【0024】実施例6 実施例1と同様の操作により受像シートを作製した。但
し、表1に示された表面基材、および裏面基材を、芯基
材の表裏面に、ポリエステル系接着剤でドライラミネー
ト方式で互に貼合し、シート状積層基体を作製した。上
記芯基材として厚さ55μmのコート紙(新王子製紙
製、商標:OKコートL、坪量64.0g/m2 )を使
用した。
【0025】性能テスト (A)染料画像テスト 上記実施例1〜3及び比較例1〜3の各々で得られた受
像シートの各々を、カラーバー信号発生機(+シバソク
製、商標C13A2)により、ステップパターンを染料
熱転写プリンター(ソニー製、商標UP5000)でプ
リントし、この染料画像の耐光沢劣化性、プリント濃
度、耐転写抜け性について評価した。
【0026】性能テスト2 (B)連続プリント、走行テスト 上記実施例1〜3および比較例1〜3の各々で得られた
受像シートの各を前記テスト(A)と同様にして50枚
連続プリントし、走行試験を行なった。
【0027】なお、上記耐光沢劣化性、プリント濃度、
耐転写抜け性、走行試験評価は次のように行なった。 (1)光沢劣化:ステップパターンがプリントされた受
像シートのプリント画像の高濃度部と低濃度部の光沢差
について、後記に示す基準に基づき官能評価を行なっ
た。 (2)プリント濃度:ステップパターンがプリントされ
た受像シートのプリント画像の最高濃度を、マクベス濃
度計(RD−914、Kollmorgen Cor
p.製)で測定した。 (3)転写抜け:ステップパターンがプリントされた受
像シートのプリント画像について、後記に示す基準に基
づき官能評価を行なった。 (4)走行試験:50枚連続してプリントすることがで
きた受像シートの走行性を「OK」と表示し、一度でも
走行不良でプリントが中断した受像シートについては
「NG」と表示した。
【0028】官能評価基準 王子油化合成紙社製合成紙FPG150(商標)を用い
た受像シートに熱転写されたプリント画像の品質を基準
にして、良好なものを3、一般的な品質を2、劣るもの
を1とする3段階官能評価により表示した。
【0029】上記実施例および比較例の受像シートのテ
スト結果を表1に示す。
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明により、高濃度画像プリント部の
光沢劣化がなく、プリント画質が優れ、走行トラブルの
ない染料熱転写受像シートを得ることが可能となり、そ
の産業界に寄与するところは大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 滋雄 東京都江東区東雲1丁目10番6号 新王子 製紙株式会社東京商品研究所内 (72)発明者 日下 幸雄 東京都江東区東雲1丁目10番6号 新王子 製紙株式会社東京商品研究所内 (72)発明者 サム フイ 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 中村 ▲吉▼徳 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤原 良夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面基材および裏面基材を含む少なくと
    も2枚のシート基材の積層体からなるシート状積層基体
    と、その表面基材上に形成され、かつ熱転写画像染料を
    受容、染着する樹脂を主成分として含む画像受容層とを
    有し、前記シート状積層体の表面基材が、ポリエチレン
    テレフタレートを主成分とする二軸延伸フィルムからな
    り、この二軸延伸フィルムは、発泡構造を有し、1.0
    g/cm 3 以下の密度を有し、かつ、幅方向および長手方
    向の両方向において300kg/mm2 以下のヤング率を有
    するものであり、さらに、前記シート状積層体の裏面基
    材が、ポリプロピレンを主成分として含み、かつ、多数
    のボイドを有する二軸延伸フィルムからなることを特徴
    とする染料熱転写受像シート。
JP6138760A 1994-06-21 1994-06-21 染料熱転写受像シート Pending JPH082118A (ja)

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