JPH08212044A - 端末間画面同期表示方法および装置 - Google Patents

端末間画面同期表示方法および装置

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JPH08212044A
JPH08212044A JP7014979A JP1497995A JPH08212044A JP H08212044 A JPH08212044 A JP H08212044A JP 7014979 A JP7014979 A JP 7014979A JP 1497995 A JP1497995 A JP 1497995A JP H08212044 A JPH08212044 A JP H08212044A
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JP7014979A
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Tatsu Koshiishi
達 輿石
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数台の端末の画面にわたって関連情報を同時
に表示する場合に画面更新やスクロールを各端末間で同
期させるための方法および装置に関し、ホストコンピュ
ータのCPU負荷や通信回線の負荷を軽減すると共に、
端末間で画面更新の時間差やスクロールの速度差が生じ
ないようにすることを目的とする。 【構成】複数台の端末を、主導権を有する1台の主端末
とそれ以外の従端末とに分け、主端末は利用者からの画
面表示指示を受け付け、該画面表示指示に応じてデータ
ベースから画面表示用データを獲得して自己の画面表示
を行うと共に各従端末に該画面表示指示を通知し、各従
端末は該画面表示指示に応じて、主端末の画面表示との
同期をとりながら、各自でデータベースから画面表示用
データを獲得して自己の画面表示を行うように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数台の端末の画面にわ
たって関連情報を同時に表示する場合に画面の更新やス
クロールを各端末間で同期させるための方法および装置
に関する。
【0002】多量の情報を一覧できるようにするには例
えばグラフィックパネル等の情報表示量の大きいデータ
表示機器を使用すればよいが、コンピュータ等の制御装
置と連動させて多彩な画面表示を行うには端末あるいは
その画面を拡大表示する機器を使用する必要がある。し
かし、端末一台では情報表示量が少なく、また、多人数
向け表示のために多少離れていても認識できるように文
字を大きくする必要があるのでマルチウィンドウを用い
て情報表示量を増やす方法は適さない。そこで、多人数
向けに多量の情報を表示したい場合、複数台の端末の画
面にわたって関連データを同時に表示させる方法が用い
られる。
【0003】かかる情報表示方法は、例えば、社会公共
事業に関連して地域毎に各種の経時的データを収集し一
括管理する情報処理システム等で採用される。以下の説
明では、かかるシステムの一例として河川情報システム
を取り上げる。このシステムでは、各地域で定期的に測
定・収集された雨量、水位、流量等のデータがホストコ
ンピュータで一括管理され、それらのデータはLAN
(ローカルエリアネットワーク)を介してホストコンピ
ュータに接続された複数台の端末の画面上に表示され
る。ここでは2台並べて設置された端末AおよびBの2
画面にわたって関連データを同時に表示する例を示す
が、実際には3台以上の端末を使用する場合もある。
【0004】図7には、複数の端末画面にわたって表示
された関連データの例が示される。この例では、8月1
0日14時現在の4地点AAA、BBB、CCC、DD
Dでの現況図が表示され、端末Aの画面1には時間雨量
と累計雨量を示す雨量現況図、端末Bの画面2には水位
と流量を示す水位現況図がそれぞれ表示されている。例
えば、同じ地点について、いくつかの測定時刻で各現況
図を見比べたい場合、同時刻の雨量現況図と水位現況図
が常に同時に表示されるように、画面1と画面2との間
で画面更新(表示画面の切替え)を同期させる。
【0005】図8には、複数の端末画面にわたって表示
された関連データを同時スクロールした場合の例が示さ
れる。この例では、地点AAAにおける1時間毎過去2
4時間の時間雨量、累計雨量、水位、流量を画面1と画
面2にわたって表示するが、4時間分(4行分)の表示
スペースを縦方向にスクロールすることにより24時間
分のデータを表示できるようにしている。この場合も、
画面1と画面2の間で常に同一行に同時刻のデータが表
示されるように両端末のスクロールを同期させる。
【0006】以上述べたように、かかる情報表示方法に
おいては、利用者は複数の端末画面を一覧することによ
り互いに関連するデータを読み取るので、関連データは
同時に表示されている必要がある。したがって、ある一
台の端末の画面表示を変更すれば、他の端末の画面表示
もそれと同時に変更しなければならない。その場合、ホ
ストコンピュータや各端末のCPU負荷の変動によって
端末間で画面更新のタイミングやスクロール速度がばら
つかないことが要求される。
【0007】
【従来の技術】図9〜図12には従来技術による上記シ
ステムの構成例および動作手順の概略が示される。この
システム構成では、ホストコンピュータ30と端末Aと
端末BとがLAN34を介して相互に接続され、ホスト
コンピュータ30には各種データを格納するデータファ
イル31が備えられている。ホストコンピュータ30
は、定期的に測定・収集されてデータファイル31に記
録されたデータについて、演算処理、ファイリング処
理、端末から依頼される各種バッチ処理等を行う。
【0008】図9は従来技術に係る複数の端末画面を同
時に更新するための一方法を示している。ホストコンピ
ュータ30には画面制御機能33が組み込まれており、
この機能によりホストコンピュータ30は利用者32か
らの画面更新指示を受け付ける。画面制御機能33は利
用者32から画面更新指示を受け付けると、データファ
イル31から必要なデータを読み出し、表示データとし
て処理してから、表示データを端末AとBへ順次に送信
することにより画面を更新させる。
【0009】図10は従来技術に係る複数の端末画面を
同時に更新するための他の方法を示している。ホストコ
ンピュータ30には画面制御機能33が組み込まれてお
り、この機能によりホストコンピュータ30は利用者3
2からの画面更新指示を受け付ける。画面制御機能33
が利用者32から画面更新指示を受け付けると、 ホストコンピュータ30はその画面更新指示を端末
AとBに通知する。 端末AとBは、各自で、通知された画面更新指示に
応じて必要なデータをデータファイル31から獲得し、
表示処理をすることにより画面を更新する。
【0010】次に、複数の端末画面を同時に(つまり等
速に)スクロールするための従来技術の例を示す。図8
に示した画面表示例では24行のデータを4行分の枠内
に表示している。以下の説明では、スクロールによって
表示しうる全範囲(この例では24行)をスクロール画
面と称し、スクロール画面の実際に表示されている部分
(この例では4行)を表示領域と称する。図11はスク
ロール画面と表示領域との関係を示している。スクロー
ル画面のY(縦)座標をドットNo.で表したとき、表
示領域の先頭座標(次のスクロール動作によって表示枠
からすぐに消え去る座標位置)を指示するポインタを現
在表示ドットポインタと称する。
【0011】複数の端末画面間での同時スクロールに
は、ホストコンピュータからの制御で順次に各端末の画
面をスクロールさせる方法と、各端末が同期をとりなが
ら各自で画面をスクロールする方法がある。
【0012】ホストコンピュータからの制御で複数の端
末画面を同時にスクロールする場合、ホストコンピュー
タは順次に各端末画面の表示を1ドット(もしくは数ド
ット)ずつスクロールさせていく。例えば、図9のシス
テム構成の場合、ホストコンピュータ30内の画面制御
機能33は、最初に端末Aを1ドットだけスクロールさ
せるために必要なデータをデータファイル31から読み
出し、表示データとして編集してから端末Aへ送信し、
次に端末Bを1ドットだけスクロールさせるために必要
なデータをデータファイル31から読み出し、表示デー
タとして編集してから端末Bへ送信する、という手順を
繰り返し行うことになる。
【0013】図12は従来技術に係る複数の端末画面を
同時にスクロールするための一方法を示している。複数
の端末間で同期をとりながら各自が画面をスクロールす
る場合、おおまかな方法としては、スクロール開始時の
み同期をとり、以後は各端末が独立してスクロールを行
うか、あるいは改頁毎に同期をとる方法が用いられる。
また、より正確に同期をとるには、図12に示すような
方法が用いられる。この方法では、ある1台の端末を主
端末(この例では端末A)、それ以外の端末を従端末
(この例では端末B)とする。また、データファイル3
1の共通領域には現在表示ドットポインタ35が設けら
れている。主端末Aと従端末Bは各自でデータファイル
31から必要なデータを読み出しながら表示を1ドット
(もしくは数ドット)ずつスクロールさせていくが、主
端末Aは1回スクロールする毎に現在表示ドットポイン
タ35に自己のスクロール位置を書き込み、一方、従端
末Bは短周期で現在表示ドットポインタ35を読み取
り、自己のスクロール位置を主端末Aと合わせる。
【0014】以下にこの手順を詳細に説明する。 利用者32がスクロール画面への更新をホストコン
ピュータ30に指示し、画面制御機能33がこの画面更
新指示を受け付けて端末AとBに通知し、端末AとBは
各自で画面更新を行う。 主端末Aと従端末Bは、各自で、1回のスクロール
動作毎にデータファイル31から必要なデータを獲得し
て表示処理することにより、1ドットないし数ドットず
つ画面をスクロールする。 主端末Aは1回のスクロール動作毎に現在表示ドッ
トポインタ35を更新(つまりスクロールしたドット数
を加算)する。 従端末Bは所定の短周期で現在表示ドットポインタ
35を読み取る。 従端末Bは、自画面のスクロール位置が現在表示ド
ットポインタ35の値とずれていれば、現在表示ドット
ポインタ35が示すスクロール位置に対応するデータを
データファイル31から獲得して表示処理することによ
り、主端末Aのスクロール位置に合わせる。
【0015】なお、複数画面間で表示の同期をとる技術
の公知例として、例えば特開平4−259034号があ
る。これは複数画面を同時にスクロールしようとするも
のであるが、以下の制約ないし問題点がある。 複数画面をマルチウィンドウで実現しており、1つ
の装置(1つのCPU)内における処理である。 そのため、画面間の連絡は同一装置内の事象通知に
より行われる。したがって、複数台の端末装置間で通信
を行って画面表示の同期をとる場合には適用できない。 共用域に画面情報があり、各画面に対応する画面処
理部はその領域を参照するが、更新もできるため、誤っ
た更新をして他の画面に影響を与える可能性がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図9に示したように、
ホストコンピュータ30からの制御で複数の端末画面を
同時に更新またはスクロールする場合、ホストコンピュ
ータ30のCPUにかなりの負荷がかかるので、その影
響が端末画面の表示に及ぶことがある。例えば、端末A
の画面更新を行った直後にホストコンピュータ30が何
かの処理を開始してCPU負荷が増大すると、端末Aの
画面更新と端末Bの画面更新の間に時間差が生じ、端末
AとBに関連のないデータが表示される可能性がある。
その時に利用者が端末画面を一覧すると、誤って情報を
読み取ってしまうことがある。また、端末画面のスクロ
ール中にホストコンピュータ30が他の処理が開始する
と、CPU負荷が増大してスクロールの速度が低下する
ことがありうる。逆に、スクロール動作中はホストコン
ピュータ30に大きなCPU負荷がかかり、システム全
体の処理速度が低下して他の処理に影響を及ぼすことも
考えられる。
【0017】図10に示した方法で複数の端末画面の同
時更新を行う場合、ホストコンピュータ30に設けた画
面制御機能33は画面更新指示を各端末に送信するだけ
なので、ホストコンピュータ30のCPU負荷による影
響は比較的少ないが、それでも負荷増大時には各端末へ
の画面更新指示に時間差が生じる可能性はある。
【0018】また、複数の端末が各自でスクロール表示
を行う場合、各端末が自画面を1ドットないし数ドット
ずつスクロールする毎にデータファイルからデータを獲
得して表示処理を行うので、各端末のCPUに負荷がか
かる。したがって、例えばスクロールと同時に他の処理
も行っている端末がある場合、各端末のスクロール速度
が等速に設定してあっても端末間でスクロール速度がば
らつく可能性がある。そのような場合、スクロール開始
時のみ同期をとる方法では端末間で表示が次第にずれて
くるし、また、改頁毎に同期をとる方法でも1頁スクロ
ールする間に端末間で表示がかなりずれてしまう可能性
がある。
【0019】また、図12に示したように複数の端末が
画面を1ドットないし数ドットずつスクロールする毎に
同期をとる方法では、主端末Aが1回のスクロール動作
毎に現在表示ドットポインタ35を書き込み、1 台また
はそれ以上の従端末Bが現在表示ドットポインタ35を
短周期で読み込むので、通信回線の負荷が増大してシス
テム全体に影響を及ぼす可能性がある。
【0020】また更に、このように複数の端末が一定ド
ット数のスクロール毎に同期をとる方法では、端末間で
スクロール速度がばらついた時にスクロール動作が不自
然になることがある。
【0021】図13に従来技術における主端末・従端末
間の同時スクロールの問題点を説明するためのタイムチ
ャートの例を示す。図13を参照して不自然なスクロー
ル動作の例を説明する。この図は、主端末Aと従端末B
の画面を同時にスクロールしているときの両端末の現在
表示ドットNo.(表示領域の先頭ドット位置)の時間
的変化を示したタイムチャートの例である。主端末A
は、初期画面表示後、画面を一定ドット数ずつスクロー
ルすると共に、自画面の現在表示ドットNo.をデータ
ファイル31の現在表示ドットポインタ35に順次書き
込む。一方、従端末Bは、主端末Aとほぼ同時あるいは
多少遅れて初期画面を表示した後、主端末Aと同様に画
面を一定ドット数ずつスクロールすると共に、所定の短
周期で現在表示ドットポインタ35を読み取り、その値
と自画面の現在表示ドットNo.が一致するように自画
面の表示を調整する。その際、両端末間のスクロール速
度の差により以下のような現象が起こりうる。
【0022】(1) 主端末Aと従端末Bが等速度でスクロ
ールしているとき 両端末が等速度でスクロールしていれば、図13に示す
ように、従端末BはドットNo.aからbへのスクロー
ルを完了した時点で現在表示ドットポインタ35が読み
取られ、その値がbなので従端末BはドットNo.bか
らNo.cへのスクロールを開始する。更に、従端末B
はドットNo.bからNo.cへのスクロールが完了し
た時点で現在表示ドットポインタ35を読み取り、その
値がcなのでドットNo.cからdへのスクロールを開
始する。この時点までは従端末Bのスクロールは連続性
を保って自然に行われる。 (2) 主端末Aよりも従端末Bの方がスクロール速度が速
くなったとき ところが、例えば従端末BがドットNo.cからdへの
スクロールを行っている時、主端末Aより従端末Bの方
がスクロール速度が速くなると、図中のの時点で従端
末BはすでにドットNo.dへのスクロールを完了し、
の時点でドットNo.dは画面上を通り過ぎている。
しかし、従端末Bはの時点で現在表示ドットポインタ
35を読み取り、その値dに自画面の表示を合わせるべ
くドットNo.dからスクロールを開始する。そのた
め、従端末Bの画面のスクロールは一瞬逆戻りするよう
な不自然な動作に見える。 (3) 主端末Aよりも従端末Bの方がスクロール速度が遅
くなったとき また、それとは逆に、例えば従端末BがドットNo.e
からfへのスクロールを行っている時、主端末Aより従
端末Bの方がスクロール速度が遅くなると、従端末Bは
図中のの時点でドットNo.fへのスクロールを完了
できず、完了するにはの時点までかかってしまう。し
かし、従端末Bはの時点で現在表示ドットポインタ3
5を読み取り、その値fに自画面の表示を合わせるべく
ドットNo.fからスクロールを開始する。そのため、
従端末Bの画面のスクロールは一瞬スキップするような
不自然な動作に見える。
【0023】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数の端末画面にわたって関連データを表示
する場合に以下の課題を解決することを目的とする。 ホストコンピュータを端末の画面制御から解放する
ことによりそのCPU負荷を軽減する。 端末間で同期をとるための通信による通信回線の負
荷を軽減する。 端末間で画面更新のタイミングやスクロール位置が
ずれないようにする。 スクロール動作が不自然にならないようにする。
【0024】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係る端末間画面同期表示装置
は、画面表示データを格納する表示データファイル20
と、主端末21と、一台またはそれ以上の従端末22と
を含んで構成されたシステムに対して適用されるもの
で、主端末21に備えられた画面表示制御手段23と、
各従端末に備えられた共通ファイル24および画面表示
手段25とで構成される。各従端末22の共通ファイル
24は主端末21とその従端末22との間で共通に使用
される。画面表示制御手段23は、利用者からの画面表
示指示を主端末21で受け付け、あるいは自動的に画面
表示指示を発生させ、該画面表示指示に応じて表示デー
タファイル20から画面表示データを読み込んで主端末
21の画面表示を行うと共に、各従端末22の共通ファ
イル24に該画面表示指示を書き込む。また、画面表示
手段25は、当該従端末22が備える共通ファイル24
を監視し、主端末21から該共通ファイル24に画面表
示指示が書き込まれたら、該画面表示指示に応じて表示
データファイル20から画面表示データを読み込んで当
該従端末22の画面表示を行う。
【0025】また、本発明に係る端末間画面同期表示装
置において、画面表示制御手段23と画面表示手段25
はスクロール表示機能を有し、画面表示制御手段23の
スクロール速度は画面表示手段25のスクロール速度よ
り低速に設定される。画面表示制御手段23は、主端末
21で生じた画面表示指示がスクロール指示であった場
合、主端末21で所定ブロック単位でのスクロールを行
う毎に、スクロール位置情報を各従端末22の共通ファ
イル24に書き込む。また、画面表示手段25は、所定
ブロック単位でのスクロールを行う毎に、当該従端末2
2が備える共通ファイル24に書き込まれる主端末21
のスクロール位置情報を監視し、当該従端末22のスク
ロールの進行が主端末よりも早くなっていることを検出
したら、主端末21のスクロールの進行と一致するまで
当該従端末22のスクロールを停止する。
【0026】
【作用】本発明に係る端末間画面表示同期装置は以下の
手順で動作する。 利用者が主端末21に対して画面表示指示を与える
か、あるいは、主端末21が自動的に画面表示指示を発
生させる。 画面表示制御手段23は、該画面表示指示を受け付
け、それに応じて表示データファイル20から画面表示
データを読み込んで自己の画面表示を行うと共に、各従
端末22の共通ファイル24に該画面表示指示を書き込
む。 各従端末22の画面表示手段は、自己の共通ファイ
ル24に主端末21から画面表示指示が書き込まれたか
否かを監視する。 各従端末22の画面表示手段25は、自己の共通フ
ァイル24に画面表示指示が書き込まれたら、該画面表
示指示に応じて表示データファイル20から画面表示デ
ータを読み込んで自己の画面表示を行う。
【0027】図2は本発明に係る端末間画面表示同期装
置のスクロール動作例を示すタイムチャートである。主
端末21と各従端末22は所定ブロック単位(例えば、
1行ずつ、所定ドット数ずつ、等)でスクロール動作を
行う。主端末21は表示画面のスクロールを開始する
と、1回のスクロール動作毎に自己のスクロール位置情
報を各従端末22に通知する。例えば、行単位でスクロ
ール動作を行う場合、スクロール画面の全行にあらかじ
め行No.を付しておき、端末画面上に現在表示されて
いる先頭行のNo.でスクロール位置情報を表す。
【0028】図2は従端末22が主端末21より若干遅
れてスクロールを開始した場合の例を示している。しか
し、主端末21は従端末22よりスクロール速度が低速
に設定されているので、従端末22のスクロールは次第
に主端末21のスクロールに追いついていく。各従端末
22はスクロール動作毎に自己の共通ファイル24に書
き込まれている主端末21の表示先頭行No.と自己の
表示先頭行No.とを比較し、 主端末21の表示先頭行No.≧従端末22の表示先頭
行No. であれば、従端末22のスクロールはまだ主端末21の
スクロールを追い越していないと判断する。しかし、 主端末21の表示先頭行No.<従端末22の表示先頭
行No. であれば、従端末22のスクロールが主端末21のスク
ロールを追い越したと判断し、従端末22はスクロール
を一時停止する。そして、両端末の表示先頭行No.が
一致したら従端末22はスクロールを再開する。
【0029】なお、図1の原理説明図では、各従端末2
2にそれぞれ共通ファイル24を備え、主端末21が各
従端末22の共通ファイル24にそれぞれ画面表示指示
を書き込む構成となっているが、他の実施態様として、
代表となる1台の従端末にだけ共通ファイルを備えて主
端末はその共通ファイルに画面表示指示を書き込み、他
の従端末は代表の従端末の共通ファイルから画面表示指
示を読み取る構成とすることもできる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3には本発明の実施例のシステム構成例が示さ
れる。このシステム構成では、ホストコンピュータ1と
主端末Aと従端末BがLAN5を介して相互に接続され
ている。ホストコンピュータ1にはデータファイル2が
接続されている。データファイル2はシステムが処理す
る各種データを格納するファイルであり、ホストコンピ
ュータ1がデータファイル2の内容を更新する。主端末
Aと従端末Bは各自でデータファイル2からデータを読
み取ることができる。従端末Bには、主端末Aとの間で
共通に使用される共通ファイル4が接続されている。な
お、図示されている従端末は1台のみだが、従端末が複
数台であっても、主端末Aは各従端末に対して同じ処理
を行う。
【0031】本実施例のシステムにおいては、利用者3
がキーボード等を通して主端末Aに対して画面表示指示
を与え、主端末Aは従端末Bに対して主導権を持つ。画
面表示指示には、 画面更新指示 スクロール指示 などがある。画面更新指示とは表示画面を切り替えるた
めの指示である。上述した河川情報システムの画面例で
言えば、現況図の種類を切り替えたり、現況図を他の時
刻や他の地点のデータに切り替えたり、現況図を履歴表
に切り替えたりする指示である。これらの各画面には画
面No.が与えられている。また、履歴表のような端末
上に一度に全範囲を表示できない画面(スクロール画
面)は、スクロール指示により表示領域を前後に移動で
きる。
【0032】また、画面更新やスクロールは、利用者の
指示によって行う以外に、定期的、自動的に行うことも
可能である。例えば、表示する図表の種類を一定時間毎
に切り替えたり、スクロール画面に切り替わったら画面
の先頭から自動的にスクロールしたりすることができ
る。
【0033】本実施例装置では、主端末Aと従端末Bの
間で画面更新やスクロールの同期をとるために、主端末
Aは画面更新制御機能とスクロール表示制御機能を備
え、従端末Bは画面更新機能とスクロール表示機能を備
えている。また、従端末Bが備える共通ファイル4の他
に、主端末Aと従端末Bはそれぞれローカルな作業領域
を有する。
【0034】主端末Aの作業領域には、利用者からの画
面更新指示により指定された(あるいは自動的に指定さ
れた)画面No.(以下、指示画面No.と記す)が書
き込まれる。従端末Bが備える共通ファイル4には、主
端末Aで指定された指示画面No.と、主端末Aの現在
表示行No.(スクロール画面の表示領域の先頭行N
o.)が書き込まれる。また、従端末Bの作業領域に
は、従端末Bの現在表示中画面No.と現在表示行N
o.が書き込まれる。
【0035】図4には実施例における主端末・従端末間
のデータ関連図が示される。利用者3が主端末Aに対し
て画面更新指示を与えると、指示画面No.に従って画
面が更新され、その指示画面No.が主端末Aの作業領
域6に書き込まれると共に、従端末Bに送信されて共通
ファイル4にも書き込まれる。また、主端末Aにスクロ
ール画面が表示されているときは、1回のスクロール動
作毎に主端末Aの現在表示行No.が従端末に送信され
て共通ファイル4に書き込まれる。
【0036】一方、従端末Bの作業領域7には、従端末
Bに現在表示されている画面のNo.(表示中画面のN
o.)と現在表示行No.が書き込まれている。従端末
Bでは、所定の短周期で共通ファイル4に書き込まれて
いる指示画面No.と作業領域7に書き込まれている表
示中画面No.とが比較され、指示画面No.と表示中
画面No.が一致しない場合は、指示画面No.に従っ
て画面が更新され、指示画面No.が表示中画面No.
として作業領域7に書き込まれる。また、従端末Bにス
クロール画面が表示されているときは、1回のスクロー
ル動作毎に自己の現在表示No.が作業領域7に書き込
まれる。そして、主端末Aと従端末Bの間のスクロール
の同期をとるために、共通ファイル4に書き込まれた主
端末Aの現在表示行No.と、作業領域7に書き込まれ
た自己の現在表示行No.とが比較される。
【0037】次に、図5のフローチャートを参照して主
端末・従端末間の同時画面更新の動作をより詳細に説明
する。図5は主端末・従端末間の同時画面更新の処理手
順を示すフローチャートである。主端末Aにおいて画面
更新制御機能は、利用者からの画面更新指示を待ち(ス
テップS1)、利用者が画面更新指示を行えば、それに
対応する指示画面No.を従端末Bへ送信して共通ファ
イル4に書き込むと共に、自己の作業領域6にも書き込
む(ステップS2)。そして、その指示画面No.が指
示する画面に更新する(ステップS3)。
【0038】一方、従端末Bにおける画面更新機能は、
共通ファイル4に書き込まれている指示画面No.を読
み取り(ステップS4)、画面更新が必要か否かを判断
する(ステップS5)。すなわち、共通ファイル4に書
き込まれている指示画面No.と自己の作業領域7に書
き込まれている表示中画面No.が一致していれば、画
面更新の必要はないと判断し(ステップS5)、ステッ
プS4に戻る。また、共通ファイル4に書き込まれてい
る指示画面No.と自己の作業領域7に書き込まれてい
る表示中画面No.が一致しなければ、画面更新が必要
と判断し(ステップS5)、その指示画面No.が指示
する画面に更新すると共に、その指示画面No.を表示
中画面No.として作業領域7に書き込む(ステップS
6)。また、指示画面No.が指示する画面がスクロー
ル画面である場合、作業領域7の現在表示行No.に初
期値を設定する(ステップS7)。例えば、画面更新時
にスクロール画面の先頭行から表示する場合は、現在表
示行No.に初期値“1”を設定する。そして再度ステ
ップ4に戻って共通ファイル4の指示画面No.の監視
を続行する。
【0039】次に、図6のフローチャートを参照して主
端末・従端末間の同時スクロール表示の動作をより詳細
に説明する。ここで、主端末Aと従端末BのCPU負荷
が変動しても次の関係が保たれるように両端末のスクロ
ール速度が設定されているものとする。 主端末Aのスクロール速度 < 従端末Bのスクロール
速度
【0040】図6は主端末・従端末間の同時スクロール
表示の処理手順を示すフローチャートである。主端末A
においてスクロール表示制御機能は、自己の作業領域6
から指示画面No.(つまり現在表示中の画面No.)
を読み取り(ステップS10)、現在表示中の画面がス
クロール画面であるか否かを判断する(ステップ1
1)。スクロール画面でない場合はステップ10に戻
る。スクロール画面である場合は、主端末Aの現在表示
行No.を従端末Bに送信して共通ファイル4に書き込
み(ステップS12)、表示を1行分スクロールし(ス
テップS13)、作業領域6内の現在表示行No.に1
を加算し(ステップS14)、ステップS10に戻る。
【0041】一方、従端末Bにおいてスクロール表示機
能は、自己の作業領域7から現在表示中画面No.を読
み取り(ステップS15)、現在表示中の画面がスクロ
ール画面であるか否かを判断する(ステップ16)。ス
クロール画面でない場合はステップ15に戻る。スクロ
ール画面である場合は、共通ファイル4から主端末Aの
現在表示行No.を読み取ると共に、作業領域7から自
己の現在表示行No.を読み取り、両方の値を比較する
ことにより次のスクロール動作を行うか否かを判断する
(ステップS17)。すなわち、 主端末Aの現在表示行No.<従端末Bの現在表示行N
o. である場合、従端末Bのスクロールが主端末Aのスクロ
ールを追い越してしまったと判断し、スクロール動作を
行わずに所定の時間待機してから(ステップS18)、
ステップ15に戻る。また、 主端末Aの現在表示行No.≧従端末Bの現在表示行N
o. である場合、表示を1行分スクロールし(ステップS1
9)、作業領域7内の現在表示行No.に1を加算し
(ステップS20)、ステップS15に戻る。
【0042】上述したように、この処理により主端末A
と従端末BのCPU負荷の変動に関係なく常に従端末B
は不自然なスクロール動作(逆戻りやスキップ)をする
ことなく主端末Aのスクロールに進度を合わせることが
できる。
【0043】なお、ステップS13とステップS19の
1行分スクロール表示は、実際には数ドットずつシフト
させて行う。例えば、1行が16ドットである場合、4
ドットずつ4回に分けて1行をスクロールする。そし
て、主端末Aと従端末Bは1行分スクロール表示を行っ
ている間(ステップS13、ステップS19)は互いに
独立にスクロール動作を行い、それぞれ1行分のスクロ
ールを完了した時点で、主端末Aは自己のスクロール進
度を従端末Bに通知し(ステップS12)、従端末Bは
主端末Aのスクロール進度との比較を行う(ステップS
17)。このようにスクロールを行単位で同期させるこ
とで、従来技術のようにスクロールを1ドットないし数
ドット単位で同期させるよりも通信回線の負荷が軽減さ
れる。
【0044】また、図6のフローチャートは、説明を簡
略化するためにスクロール画面を上から下にスクロール
する場合のみを示しているが、実際には利用者のスクロ
ール指示に従って上下どちらの方向にもスクロールさせ
ることが可能である。
【0045】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が考えられる。例えば、複数の従端末が存在する場合、
各従端末に主端末との共通ファイルを備え、主端末は制
御情報を各従端末に順次に送信して各々の共通ファイル
に書き込む構成とするか、あるいは、代表となる1台の
従端末にのみ共通ファイルを備え、主端末はその従端末
の共通ファイルに各従端末対応の制御情報を書き込み、
各従端末はその共通ファイルから各自の制御情報を読み
取る構成とすることができる。また、上述の実施例では
主端末と従端末の関係を固定的に示したが、実際には主
端末と従端末の役割を適宜に切り替えて使用することも
可能である。また、上述の実施例で示したデータ構成や
処理手順も一例であって、本発明の技術的範囲内で種々
の実施形態が可能である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数の端末画面にわたって関連データを表示する場
合に、ホストコンピュータや各端末のCPU負荷の変動
に関係なく端末間で表示を同期させることができるの
で、利用者による情報の誤読が減少する。また、端末間
でスクロールを同期させるときにも自然でスムーズなス
クロールを行うことが可能である。
【0047】また、本発明を適用したシステムでは、ホ
ストコンピュータのCPU負荷やLANの通信回線負荷
が軽減されるので、システム全体の処理能力も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明に係る端末間画面同期表示装置のスクロ
ール動作例を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の実施例のシステム構成例である。
【図4】実施例における主端末・従端末間のデータ関連
図である。
【図5】主端末・従端末間の同時画面更新の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】主端末・従端末間の同時スクロール表示の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】複数の端末画面にわたって表示された関連デー
タの例を示す図である。
【図8】複数の端末画面にわたって表示された関連デー
タを同時スクロールした場合の例を示す図である。
【図9】従来技術に係る複数の端末画面を同時に更新す
るための一方法を示す図である。
【図10】従来技術に係る複数の端末画面を同時に更新
するための他の方法を示す図である。
【図11】スクロール画面と表示領域との関係を示した
図である。
【図12】従来技術に係る複数の端末画面を同時にスク
ロールするための一方法を示す図である。
【図13】従来技術における主端末・従端末間の同時ス
クロールの問題点を説明するためのタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 データファイル 3 利用者 4 共通ファイル 5 LAN 6 主端末Aの作業領域 7 従端末Bの作業領域 20 表示データファイル 21 主端末 22 従端末 23 画面表示制御手段 24 共通ファイル 25 画面表示手段 30 ホストコンピュータ 31 データファイル 32 利用者 33 画面制御機能 34 LAN 35 現在表示ドットポインタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面表示データを格納する表示データファ
    イルと、主端末と、一台またはそれ以上の従端末とを含
    んで構成されたシステムの各端末間で画面表示を同期さ
    せる端末間画面同期表示方法であって、 各従端末は主端末との間で共通に使用する共通ファイル
    を備え、 主端末は、利用者からの画面表示指示を受け付け、ある
    いは自動的に画面表示指示を発生させ、該画面表示指示
    に応じて該表示データファイルから画面表示データを読
    み込んで自己の画面表示を行うと共に、該共通ファイル
    に該画面表示指示を書き込み、 各従端末は、該共通ファイルを監視し、主端末から該共
    通ファイルに画面表示指示が書き込まれたら、該画面表
    示指示に応じて該表示データファイルから画面表示デー
    タを読み込んで自己の画面表示を行うようにした端末間
    画面同期表示方法。
  2. 【請求項2】各端末はスクロール表示機能を有し、 主端末のスクロール速度を従端末のスクロール速度より
    低速に設定し、 主端末で生じた画面表示指示がスクロール指示であった
    場合、主端末は所定ブロック単位でのスクロールを行う
    毎にスクロール位置情報を該共通ファイルに書き込み、 各従端末は、所定ブロック単位でのスクロールを行う毎
    に、該共通ファイルに書き込まれる主端末のスクロール
    位置情報を監視し、自己のスクロールの進行が主端末よ
    りも早くなっていることを検出したら、主端末のスクロ
    ールの進行と一致するまで自己のスクロールを停止する
    ようにした請求項1記載の端末間画面同期表示方法。
  3. 【請求項3】画面表示データを格納する表示データファ
    イルと、主端末と、一台またはそれ以上の従端末とを含
    んで構成されたシステムの各端末間で画面表示を同期さ
    せる端末間画面同期表示装置であって、 主端末と各従端末との間で共通に使用される共通ファイ
    ルと、 利用者からの画面表示指示を主端末で受け付け、あるい
    は自動的に画面表示指示を発生させ、該画面表示指示に
    応じて該表示データファイルから画面表示データを読み
    込んで主端末の画面表示を行うと共に、該共通ファイル
    に該画面表示指示を書き込む、主端末に備えられた画面
    表示制御手段と、 該共通ファイルを監視し、主端末から該共通ファイルに
    画面表示指示が書き込まれたら、該画面表示指示に応じ
    て該表示データファイルから画面表示データを読み込ん
    で当該従端末の画面表示を行う、各従端末にそれぞれ備
    えられた画面表示手段と、で構成される端末間画面同期
    表示装置。
  4. 【請求項4】該画面表示制御手段と該画面表示手段はス
    クロール表示機能を有し、 該画面表示制御手段のスクロール速度を該画面表示手段
    のスクロール速度より低速に設定し、 該画面表示制御手段は、主端末で生じた画面表示指示が
    スクロール指示であった場合、主端末で所定ブロック単
    位でのスクロールを行う毎にスクロール位置情報を該共
    通ファイルに書き込み、 該画面表示手段は、所定ブロック単位でのスクロールを
    行う毎に、該共通ファイルに書き込まれる主端末のスク
    ロール位置情報を監視し、当該従端末のスクロールの進
    行が主端末よりも早くなっていることを検出したら、主
    端末のスクロールの進行と一致するまで当該従端末のス
    クロールを停止するようにした請求項3記載の端末間画
    面同期表示装置。
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