JPH08212532A - 磁気記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH08212532A JPH08212532A JP2324895A JP2324895A JPH08212532A JP H08212532 A JPH08212532 A JP H08212532A JP 2324895 A JP2324895 A JP 2324895A JP 2324895 A JP2324895 A JP 2324895A JP H08212532 A JPH08212532 A JP H08212532A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高保磁力材料(CoCrPt系,CoNiC
rTa系)を用いて高保磁力(2000 Oe ≦HC ≦2800 O
e )であって、しかも低ノイズのCoCrTa系と同等
又はそれより優れた低ノイズ特性を持つ磁気記録媒体を
提供する 【構成】 磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上
にNi−Pめっき層2を形成し、その上にスパッタ法に
より下地Cr層3,多層膜磁性層7,保護層5を順次成
膜した後、最後に潤滑層6を塗布したもので、多層膜磁
性層7は、非磁性中間膜7bを挟んで積層された2〜6
層膜の磁性膜7aから成る。磁性膜材料には高保磁力材
料のCoCrPt系又はCoNiCrTa系を用いる。
非磁性中間膜7bを介して積層の磁性膜7a同士が離層
分離した構造を有しているので、磁性膜内の垂直方向の
磁気的相互作用が低減し、高保磁力でありながら、媒体
ノイズの低減が可能となる。
rTa系)を用いて高保磁力(2000 Oe ≦HC ≦2800 O
e )であって、しかも低ノイズのCoCrTa系と同等
又はそれより優れた低ノイズ特性を持つ磁気記録媒体を
提供する 【構成】 磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上
にNi−Pめっき層2を形成し、その上にスパッタ法に
より下地Cr層3,多層膜磁性層7,保護層5を順次成
膜した後、最後に潤滑層6を塗布したもので、多層膜磁
性層7は、非磁性中間膜7bを挟んで積層された2〜6
層膜の磁性膜7aから成る。磁性膜材料には高保磁力材
料のCoCrPt系又はCoNiCrTa系を用いる。
非磁性中間膜7bを介して積層の磁性膜7a同士が離層
分離した構造を有しているので、磁性膜内の垂直方向の
磁気的相互作用が低減し、高保磁力でありながら、媒体
ノイズの低減が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータの外部記
憶装置に搭載されるハードディスク等の磁気記録媒体及
びその製造方法に関し、特に、多層膜磁性層を備えた磁
気記録媒体及びその製造方法に関する。
憶装置に搭載されるハードディスク等の磁気記録媒体及
びその製造方法に関し、特に、多層膜磁性層を備えた磁
気記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ用磁気記録媒体は高
記録密度化の進展が激しく、高記録密度の磁気記録媒体
には高保磁力(HC )と低ノイズが要求されている。図
16は従来の磁気記録媒体の断面構造を示す断面図であ
る。この磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上に
Ni−Pめっき層2を形成し、そのめっき層2を機械加
工により鏡面仕上げした後、微小凹凸(テクスチャー)
を施して基板を形成し、その基板上にスパッタ法により
下地Cr層3,磁性層4,保護層5を順次成膜した後、
最後に潤滑層6を塗布したものである。磁性層4として
は例えば単層膜構造のCoCrTa系合金が形成されて
いる。
記録密度化の進展が激しく、高記録密度の磁気記録媒体
には高保磁力(HC )と低ノイズが要求されている。図
16は従来の磁気記録媒体の断面構造を示す断面図であ
る。この磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上に
Ni−Pめっき層2を形成し、そのめっき層2を機械加
工により鏡面仕上げした後、微小凹凸(テクスチャー)
を施して基板を形成し、その基板上にスパッタ法により
下地Cr層3,磁性層4,保護層5を順次成膜した後、
最後に潤滑層6を塗布したものである。磁性層4として
は例えば単層膜構造のCoCrTa系合金が形成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁性層4として単層膜
構造のCoCrTa系媒体を用いた磁気記録媒体は、低
ノイズ媒体であるものの、保磁力はHC =2200 Oe が限
界である。これに対して、高保磁力の磁気材料として
は、CoCrPt系,CoNiCrTa系があるもの
の、CoCrTa系媒体に比べてノイズが高く、今後の
高記録密度化に充分対応できない。
構造のCoCrTa系媒体を用いた磁気記録媒体は、低
ノイズ媒体であるものの、保磁力はHC =2200 Oe が限
界である。これに対して、高保磁力の磁気材料として
は、CoCrPt系,CoNiCrTa系があるもの
の、CoCrTa系媒体に比べてノイズが高く、今後の
高記録密度化に充分対応できない。
【0004】そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、高保磁力材料(CoCrPt系合金,CoNiCr
Ta系合金)を用いて高保磁力(2000 Oe ≦HC ≦2800
Oe )であって、しかも低ノイズ材料のCoCrTa系
と同等又はそれより優れた低ノイズ特性を持つ磁気記録
媒体及びその製造方法を提供することにある。
は、高保磁力材料(CoCrPt系合金,CoNiCr
Ta系合金)を用いて高保磁力(2000 Oe ≦HC ≦2800
Oe )であって、しかも低ノイズ材料のCoCrTa系
と同等又はそれより優れた低ノイズ特性を持つ磁気記録
媒体及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、単層膜構造の磁性層ではなく、多層膜構
造の磁性層を採用する。即ち、本発明は、基板上に下地
Cr層,多層膜磁性層,保護層,潤滑層を順次積層した
磁気記録媒体において、上記多層膜磁性層としては磁性
膜が非磁性中間膜を介して積層されて成る。多層膜磁性
層の各磁性膜は、すべて高保磁力材料の磁性膜であって
も良いし、また、高保磁力材料の磁性膜と低ノイズ材料
の磁性膜とを交互に積層してものであっても良い。高保
磁力材料の磁性膜としてはCoNiCrTa系又はCo
CrPt系材料から成ることが望ましい。低ノイズ材料
の磁性膜としてはCoCrTa系材料から成ることが望
ましい。高保磁力材料の磁性膜のみから成る多層膜磁性
層の磁気記録媒体においては、非磁性中間膜の膜厚は10
Å以上40Å以下であることが望ましい。高保磁力材料の
磁性膜と低ノイズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層
の磁気記録媒体においては、非磁性中間膜の膜厚は5Å
以上40Å以下であることが望ましい。ここで、多層膜の
膜数(磁性膜数)としては2〜6が望ましい。また、各
磁性膜の膜厚比は80%以上120 %以下であることが望ま
しい。そして、上記非磁性中間膜としては、Cr,T
i,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Zr,Al,C
u,Ag,Au,Pt,Pd,Cから成る群から選ばれ
た1又は2以上の元素から成ることが望ましい。
め、本発明は、単層膜構造の磁性層ではなく、多層膜構
造の磁性層を採用する。即ち、本発明は、基板上に下地
Cr層,多層膜磁性層,保護層,潤滑層を順次積層した
磁気記録媒体において、上記多層膜磁性層としては磁性
膜が非磁性中間膜を介して積層されて成る。多層膜磁性
層の各磁性膜は、すべて高保磁力材料の磁性膜であって
も良いし、また、高保磁力材料の磁性膜と低ノイズ材料
の磁性膜とを交互に積層してものであっても良い。高保
磁力材料の磁性膜としてはCoNiCrTa系又はCo
CrPt系材料から成ることが望ましい。低ノイズ材料
の磁性膜としてはCoCrTa系材料から成ることが望
ましい。高保磁力材料の磁性膜のみから成る多層膜磁性
層の磁気記録媒体においては、非磁性中間膜の膜厚は10
Å以上40Å以下であることが望ましい。高保磁力材料の
磁性膜と低ノイズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層
の磁気記録媒体においては、非磁性中間膜の膜厚は5Å
以上40Å以下であることが望ましい。ここで、多層膜の
膜数(磁性膜数)としては2〜6が望ましい。また、各
磁性膜の膜厚比は80%以上120 %以下であることが望ま
しい。そして、上記非磁性中間膜としては、Cr,T
i,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Zr,Al,C
u,Ag,Au,Pt,Pd,Cから成る群から選ばれ
た1又は2以上の元素から成ることが望ましい。
【0006】上述のような磁気記録媒体の製造方法とし
ては、本発明は多層膜磁性層の形成方法に特徴を有す
る。即ち、本発明に係る磁気記録媒体の製造方法におい
て、多層膜磁性層の成膜工程は磁性膜の上に非磁性中間
膜を形成する工程を繰り返して成り、各磁性膜の保磁力
を同一になるように成膜条件が設定されていることを特
徴とする。
ては、本発明は多層膜磁性層の形成方法に特徴を有す
る。即ち、本発明に係る磁気記録媒体の製造方法におい
て、多層膜磁性層の成膜工程は磁性膜の上に非磁性中間
膜を形成する工程を繰り返して成り、各磁性膜の保磁力
を同一になるように成膜条件が設定されていることを特
徴とする。
【0007】
【作用】多層膜磁性層は、非磁性中間膜を介して積層の
磁性膜同士が離層分離した構造を有しているので、磁性
膜内の垂直方向の磁気的相互作用が低減する。また、非
磁性中間膜を薄くし、島状構造にすることにより、磁性
粒子間の磁気的相互作用を弱めることができる。これら
2つの要因により、媒体ノイズの低減が可能となる。更
に、非磁性中間膜を介して各磁性膜が分離しているの
で、各磁性膜の膜厚が減少し、磁性粒子間の孤立性が増
加するため、保磁力が向上する。
磁性膜同士が離層分離した構造を有しているので、磁性
膜内の垂直方向の磁気的相互作用が低減する。また、非
磁性中間膜を薄くし、島状構造にすることにより、磁性
粒子間の磁気的相互作用を弱めることができる。これら
2つの要因により、媒体ノイズの低減が可能となる。更
に、非磁性中間膜を介して各磁性膜が分離しているの
で、各磁性膜の膜厚が減少し、磁性粒子間の孤立性が増
加するため、保磁力が向上する。
【0008】高保磁力材料の磁性膜のみから成る多層膜
磁性層の磁気記録媒体における非磁性中間膜の膜厚は10
Å以上40Å以下であり、高保磁力材料の磁性膜と低ノイ
ズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層の磁気記録媒体
における非磁性中間膜の膜厚は5Å以上40Å以下である
場合には、単層膜のCoCrTa系媒体より良好なノイ
ズ特性が得られるが、特に80%以上120 %以下である場
合には、優れたノイズ特性が得られる。また、多層膜磁
性層の磁性膜数が2〜6であれば、製造プロセスの工数
増加を招かず、低コストの媒体を得ることができる。
磁性層の磁気記録媒体における非磁性中間膜の膜厚は10
Å以上40Å以下であり、高保磁力材料の磁性膜と低ノイ
ズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層の磁気記録媒体
における非磁性中間膜の膜厚は5Å以上40Å以下である
場合には、単層膜のCoCrTa系媒体より良好なノイ
ズ特性が得られるが、特に80%以上120 %以下である場
合には、優れたノイズ特性が得られる。また、多層膜磁
性層の磁性膜数が2〜6であれば、製造プロセスの工数
増加を招かず、低コストの媒体を得ることができる。
【0009】他方、磁気記録媒体の製造方法として、多
層膜磁性層の形成方法が重要である。ここで、各磁性膜
の保磁力を同一になるように成膜条件を設定して行う場
合には、段差のないB−Hループが得られるので、これ
により首尾良く低ノイズ媒体を得ることができる。
層膜磁性層の形成方法が重要である。ここで、各磁性膜
の保磁力を同一になるように成膜条件を設定して行う場
合には、段差のないB−Hループが得られるので、これ
により首尾良く低ノイズ媒体を得ることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0011】〔第1実施例〕図1は本発明の実施例に係
る磁気記録媒体の断面構造を示す模式図である。本例の
磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上にNi−P
めっき層2を形成し、そのめっき層2を機械加工により
鏡面仕上げした後、微小凹凸(テクスチャー)を施して
基板を形成し、その基板上にスパッタ法により下地Cr
層3,多層膜磁性層7,保護層5を順次成膜した後、最
後に潤滑層6を塗布したものである。
る磁気記録媒体の断面構造を示す模式図である。本例の
磁気記録媒体は、Al−Mg合金基体1の上にNi−P
めっき層2を形成し、そのめっき層2を機械加工により
鏡面仕上げした後、微小凹凸(テクスチャー)を施して
基板を形成し、その基板上にスパッタ法により下地Cr
層3,多層膜磁性層7,保護層5を順次成膜した後、最
後に潤滑層6を塗布したものである。
【0012】多層膜磁性層7は、非磁性中間膜7bを挟
んで積層された2〜6層膜の磁性膜7aから成る。この
磁性膜7aの磁性材料として、高保磁力材料のCoNi
CrTa系(Ni:25at%,Cr:10at%,Ta:2at
%,Co:63at%)又はCoCrPt系(Cr:14at
%,Pt:7at%,Co:79at%)を用いた。
んで積層された2〜6層膜の磁性膜7aから成る。この
磁性膜7aの磁性材料として、高保磁力材料のCoNi
CrTa系(Ni:25at%,Cr:10at%,Ta:2at
%,Co:63at%)又はCoCrPt系(Cr:14at
%,Pt:7at%,Co:79at%)を用いた。
【0013】図2は、非磁性中間膜7bが膜厚18Åの
Cr膜の場合、CoNiCrTa系磁性膜及びCoCr
Pt系磁性膜の多層膜磁性層7の磁性膜数を変化させた
媒体について、規格化(膜数1のときを1)した媒体ノ
イズの変化を示すグラフである。いずれの磁性膜系も、
磁性膜数が2以上になると急激に媒体ノイズが減少して
おり、磁性膜数が6以上では飽和している。磁性膜数を
多くし過ぎても、媒体ノイズ減少の効果は顕著でなく、
成膜回数の増加を招いてしまうので、磁性膜数としては
2以上6以下が好適である。なお、CoCrPt系より
もCoNiCrTa系の方がノイズが小さい。
Cr膜の場合、CoNiCrTa系磁性膜及びCoCr
Pt系磁性膜の多層膜磁性層7の磁性膜数を変化させた
媒体について、規格化(膜数1のときを1)した媒体ノ
イズの変化を示すグラフである。いずれの磁性膜系も、
磁性膜数が2以上になると急激に媒体ノイズが減少して
おり、磁性膜数が6以上では飽和している。磁性膜数を
多くし過ぎても、媒体ノイズ減少の効果は顕著でなく、
成膜回数の増加を招いてしまうので、磁性膜数としては
2以上6以下が好適である。なお、CoCrPt系より
もCoNiCrTa系の方がノイズが小さい。
【0014】ここで、多層膜磁性層7の製作する上で、
スパッタ法により磁性膜7aの上に非磁性中間膜7bを
形成する工程を繰り返して行うが、スパッタ法では各磁
性膜7a間の保磁力を同一にすることが重要である。図
3は多層膜磁性層7(CoNiCrTa系)の磁性膜数
が2の場合における磁化曲線(B−Hループ)を示す。
図3(a)に示すように、段差のある磁化曲線(B−H
ループ)となってしまうと、記録再生特性のオーバーラ
イト(O/W)特性、媒体ノイズ等が悪化してしまう。
図3(b)に示すように、段差のない磁化曲線を実現す
るには、多層膜磁性層7の各磁性膜7aの成膜条件(例
えばスパッタ装置のバイアス電流,磁性体カソードのマ
グネット電流)を調整して各磁性膜7a間の保磁力が同
一になるように設定する必要がある。また、各磁性膜の
成膜条件は、目的の磁気特性(保磁力(HC ),出力に
比例する残留磁束密度Br と全磁性膜の膜厚δとの積
(Br ・δ))を得るとき、それぞれを調整しなければ
ならないが、段差のないB−Hループにすることが、図
2のような低ノイズの媒体を得るための必要条件であ
る。
スパッタ法により磁性膜7aの上に非磁性中間膜7bを
形成する工程を繰り返して行うが、スパッタ法では各磁
性膜7a間の保磁力を同一にすることが重要である。図
3は多層膜磁性層7(CoNiCrTa系)の磁性膜数
が2の場合における磁化曲線(B−Hループ)を示す。
図3(a)に示すように、段差のある磁化曲線(B−H
ループ)となってしまうと、記録再生特性のオーバーラ
イト(O/W)特性、媒体ノイズ等が悪化してしまう。
図3(b)に示すように、段差のない磁化曲線を実現す
るには、多層膜磁性層7の各磁性膜7aの成膜条件(例
えばスパッタ装置のバイアス電流,磁性体カソードのマ
グネット電流)を調整して各磁性膜7a間の保磁力が同
一になるように設定する必要がある。また、各磁性膜の
成膜条件は、目的の磁気特性(保磁力(HC ),出力に
比例する残留磁束密度Br と全磁性膜の膜厚δとの積
(Br ・δ))を得るとき、それぞれを調整しなければ
ならないが、段差のないB−Hループにすることが、図
2のような低ノイズの媒体を得るための必要条件であ
る。
【0015】図4は多層膜磁性層7(CoNiCrTa
系)の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜7bとした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性と信
号対雑音比(SN比)を示すグラフである。図中の比較
例1は低ノイズのCoCrTa媒体のノイズ特性とSN
比である。このグラフより明らかなように、本例の多層
磁性層7の方が、中間Cr膜の膜厚が5〜50Åでは比較
例CoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。膜厚
が約18Åのとき、最小のノイズ(3.8 μV)であった。
また、本例の多層磁性層7の方が、中間Cr膜の膜厚が
10〜40Åでは比較例CoCrTa媒体よりもSN比が改
善している。従って、比較例CoCrTa媒体に比して
ノイズ特性とSN比を共に満足する中間Cr膜の膜厚は
10〜40Åである。
系)の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜7bとした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性と信
号対雑音比(SN比)を示すグラフである。図中の比較
例1は低ノイズのCoCrTa媒体のノイズ特性とSN
比である。このグラフより明らかなように、本例の多層
磁性層7の方が、中間Cr膜の膜厚が5〜50Åでは比較
例CoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。膜厚
が約18Åのとき、最小のノイズ(3.8 μV)であった。
また、本例の多層磁性層7の方が、中間Cr膜の膜厚が
10〜40Åでは比較例CoCrTa媒体よりもSN比が改
善している。従って、比較例CoCrTa媒体に比して
ノイズ特性とSN比を共に満足する中間Cr膜の膜厚は
10〜40Åである。
【0016】図5は、膜厚18Åの非磁性中間膜7bとし
て、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Z
r,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cとしたと
きのノイズ特性を示すグラフである。なお、CoNiC
rTa系の磁性膜である。このグラフの比較例1との対
比で明らかなように、いずれの材料も良好なノイズ特性
(3.7 〜4.3 μV)が得られている。これはまた、上記
の群から任意に選択された1又は2以上の元素から成る
非磁性中間膜であれば良いことが判る。
て、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Z
r,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cとしたと
きのノイズ特性を示すグラフである。なお、CoNiC
rTa系の磁性膜である。このグラフの比較例1との対
比で明らかなように、いずれの材料も良好なノイズ特性
(3.7 〜4.3 μV)が得られている。これはまた、上記
の群から任意に選択された1又は2以上の元素から成る
非磁性中間膜であれば良いことが判る。
【0017】図6は、多層膜磁性層7(CoNiCrT
a系)の磁性膜数が2の場合において各磁性膜7aの膜
厚比(任意の上層膜の膜厚と下層膜の膜厚の比、但し、
膜厚の和は200 Åとした)に対するノイズ特性を示すグ
ラフである。膜厚比が100 %すなわち各磁性膜の膜厚が
同一のとき、ノイズは極小になる。また、膜厚比が70〜
130 %の領域においては比較例1のCoCrTa媒体よ
りも低ノイズとなっている。望ましくは、膜厚比が80〜
120 %の領域においては更に良好なノイズ特性が得られ
ており、スパッタプロセス工程のバラツキ(±10%)を
考慮しても良好な低ノイズ媒体を製作することが可能と
なる。
a系)の磁性膜数が2の場合において各磁性膜7aの膜
厚比(任意の上層膜の膜厚と下層膜の膜厚の比、但し、
膜厚の和は200 Åとした)に対するノイズ特性を示すグ
ラフである。膜厚比が100 %すなわち各磁性膜の膜厚が
同一のとき、ノイズは極小になる。また、膜厚比が70〜
130 %の領域においては比較例1のCoCrTa媒体よ
りも低ノイズとなっている。望ましくは、膜厚比が80〜
120 %の領域においては更に良好なノイズ特性が得られ
ており、スパッタプロセス工程のバラツキ(±10%)を
考慮しても良好な低ノイズ媒体を製作することが可能と
なる。
【0018】図7は、多層膜磁性層7(CoNiCrT
a系)の磁性膜数が2の場合において下地Cr層3の膜
厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフである。下地
Cr層3の膜厚の増加に伴い、保磁力HC が増加し、下
地Cr層3の膜厚が2000Åで保磁力HC は2850 Oe とな
り、高保磁力媒体が得られた。
a系)の磁性膜数が2の場合において下地Cr層3の膜
厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフである。下地
Cr層3の膜厚の増加に伴い、保磁力HC が増加し、下
地Cr層3の膜厚が2000Åで保磁力HC は2850 Oe とな
り、高保磁力媒体が得られた。
【0019】図8は、多層膜磁性層7(CoNiCrT
a系)の磁性膜数が2の場合の媒体(実施例)及び低ノ
イズCoCrTa系媒体(比較例1)の記録密度に対す
る非線形遷移シフト(Non-linear Transition Shift :
NLTS)を示すグラフである。高密度化において使用
される磁気抵抗型薄膜ヘッド(MRヘッド)では、非線
形遷移シフトが小さいことが必要とされる。これから、
線記録密度195 kFCIにおいて、実施例の非線形遷移シ
フトは、CoCrTa媒体の46.4%に比べ、17.8%であ
り、高記録密度でも非線形遷移シフトが抑制されている
ことが確認できた。
a系)の磁性膜数が2の場合の媒体(実施例)及び低ノ
イズCoCrTa系媒体(比較例1)の記録密度に対す
る非線形遷移シフト(Non-linear Transition Shift :
NLTS)を示すグラフである。高密度化において使用
される磁気抵抗型薄膜ヘッド(MRヘッド)では、非線
形遷移シフトが小さいことが必要とされる。これから、
線記録密度195 kFCIにおいて、実施例の非線形遷移シ
フトは、CoCrTa媒体の46.4%に比べ、17.8%であ
り、高記録密度でも非線形遷移シフトが抑制されている
ことが確認できた。
【0020】上記実施例での磁性膜7aとしては、主と
してCoNiCrTa系を用いてあるが、CoCrPt
系でもほぼ同一の特性が得られることが確認された。
してCoNiCrTa系を用いてあるが、CoCrPt
系でもほぼ同一の特性が得られることが確認された。
【0021】〔第2実施例〕本例の磁気記録媒体の構造
も、図1に示す如くの多層膜磁性層7を備えているが、
本例の多層膜磁性層7の詳細な構造は、図9に示す如
く、非磁性中間膜9を介して隣接した磁性膜同士は、高
保磁力材料の磁性膜8と低ノイズ材料の磁性膜10とな
っている。高保磁力磁性膜8の磁性材料としては、第1
実施例と同様のCoCrPt系又はCoNiCrTa系
を用い、低ノイズ材料の磁性膜10としてはCoCrT
a系(Cr:12at%,Ta:2at%,Co:86at%)を
用いる。
も、図1に示す如くの多層膜磁性層7を備えているが、
本例の多層膜磁性層7の詳細な構造は、図9に示す如
く、非磁性中間膜9を介して隣接した磁性膜同士は、高
保磁力材料の磁性膜8と低ノイズ材料の磁性膜10とな
っている。高保磁力磁性膜8の磁性材料としては、第1
実施例と同様のCoCrPt系又はCoNiCrTa系
を用い、低ノイズ材料の磁性膜10としてはCoCrT
a系(Cr:12at%,Ta:2at%,Co:86at%)を
用いる。
【0022】ここで、高保磁力磁性膜8がCoNiCr
Ta系で低ノイズ材料の磁性膜10がCoCrTa系で
ある多層膜磁性層の磁気記録媒体をCoNiCrTa系
/CoCrTa系と略記し、高保磁力磁性膜8がCoC
rPt系で低ノイズ材料の磁性膜10がCoCrTa系
である多層膜磁性層の磁気記録媒体をCoCrPt系/
CoCrTa系と略記する。
Ta系で低ノイズ材料の磁性膜10がCoCrTa系で
ある多層膜磁性層の磁気記録媒体をCoNiCrTa系
/CoCrTa系と略記し、高保磁力磁性膜8がCoC
rPt系で低ノイズ材料の磁性膜10がCoCrTa系
である多層膜磁性層の磁気記録媒体をCoCrPt系/
CoCrTa系と略記する。
【0023】図10は、非磁性中間膜9が膜厚18Åの
Cr膜の場合、CoNiCrTa系/CoCrTa系と
CoCrPt系/CoCrTa系の多層膜磁性層7の磁
性膜数を変化させた媒体について、規格化(膜数1のと
きを1)した媒体ノイズの変化を示すグラフである。い
ずれの磁性膜系も、磁性膜数が2以上になると急激に媒
体ノイズが減少しており、磁性膜数が6以上では飽和し
ている。磁性膜数を多くし過ぎても、媒体ノイズ減少の
効果は顕著でなく、成膜回数の増加を招いてしまい、製
造コスト高になるので、磁性膜数としては2以上6以下
が好適である。
Cr膜の場合、CoNiCrTa系/CoCrTa系と
CoCrPt系/CoCrTa系の多層膜磁性層7の磁
性膜数を変化させた媒体について、規格化(膜数1のと
きを1)した媒体ノイズの変化を示すグラフである。い
ずれの磁性膜系も、磁性膜数が2以上になると急激に媒
体ノイズが減少しており、磁性膜数が6以上では飽和し
ている。磁性膜数を多くし過ぎても、媒体ノイズ減少の
効果は顕著でなく、成膜回数の増加を招いてしまい、製
造コスト高になるので、磁性膜数としては2以上6以下
が好適である。
【0024】なお、CoCrPt系/CoCrTa系よ
りもCoNiCrTa系/CoCrTa系の方がノイズ
が小さい。
りもCoNiCrTa系/CoCrTa系の方がノイズ
が小さい。
【0025】第1実施例と同様に、多層膜磁性層7の作
製する上で、スパッタ法により非磁性中間膜9を介して
高保磁力材料の磁性膜8と低ノイズ材料の磁性膜10と
交互形成する工程を繰り返して行うが、スパッタ法では
各磁性膜間の保磁力を同一にすることが重要である。前
述したように、図3(a)は多層膜磁性層7が2層膜の
場合における磁化曲線(B−Hループ)を示すが、この
図に示すように、段差のある磁化曲線(B−Hループ)
となってしまうと、記録再生特性のオーバーライト(O
/W)特性、媒体ノイズ等が悪化してしまう。図3
(b)に示すように、段差のない磁化曲線を実現するに
は、多層膜磁性層7の各磁性膜の成膜条件(例えばスパ
ッタ装置のバイアス電流,磁性体カソードのマグネット
電流)を調整して各磁性膜7a間の保磁力が同一になる
ように設定する必要がある。また、各磁性膜の成膜条件
は、目的の磁気特性(保磁力(HC ),出力に比例する
残留磁束密度Br と全磁性膜の膜厚δとの積(Br ・
δ))を得るとき、それぞれを調整しなければならない
が、段差のないB−Hループにすることが、低ノイズの
媒体を得るための必要条件である。
製する上で、スパッタ法により非磁性中間膜9を介して
高保磁力材料の磁性膜8と低ノイズ材料の磁性膜10と
交互形成する工程を繰り返して行うが、スパッタ法では
各磁性膜間の保磁力を同一にすることが重要である。前
述したように、図3(a)は多層膜磁性層7が2層膜の
場合における磁化曲線(B−Hループ)を示すが、この
図に示すように、段差のある磁化曲線(B−Hループ)
となってしまうと、記録再生特性のオーバーライト(O
/W)特性、媒体ノイズ等が悪化してしまう。図3
(b)に示すように、段差のない磁化曲線を実現するに
は、多層膜磁性層7の各磁性膜の成膜条件(例えばスパ
ッタ装置のバイアス電流,磁性体カソードのマグネット
電流)を調整して各磁性膜7a間の保磁力が同一になる
ように設定する必要がある。また、各磁性膜の成膜条件
は、目的の磁気特性(保磁力(HC ),出力に比例する
残留磁束密度Br と全磁性膜の膜厚δとの積(Br ・
δ))を得るとき、それぞれを調整しなければならない
が、段差のないB−Hループにすることが、低ノイズの
媒体を得るための必要条件である。
【0026】図11はCoNiCrTa系/CoCrT
a系の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜7bとした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性と信
号対雑音比(SN比)を示すグラフである。図中の比較
例1は単層膜構造の低ノイズCoCrTa媒体のノイズ
特性とSN比である。このグラフより明らかなように、
本例のCoNiCrTa系/CoCrTa系多層磁性層
7の方が、中間Cr膜の膜厚が5〜40Åでは比較例の単
層膜のCoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。
好ましくは10〜30Åで優れたノイズ特性が得られ、膜厚
が約18Åのとき、最小のノイズ(3.8 μV)であった。
従って、比較例単層のCoCrTa媒体に比してノイズ
特性とSN比を共に満足する中間Cr膜の膜厚は5〜40
Åである。
a系の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜7bとした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性と信
号対雑音比(SN比)を示すグラフである。図中の比較
例1は単層膜構造の低ノイズCoCrTa媒体のノイズ
特性とSN比である。このグラフより明らかなように、
本例のCoNiCrTa系/CoCrTa系多層磁性層
7の方が、中間Cr膜の膜厚が5〜40Åでは比較例の単
層膜のCoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。
好ましくは10〜30Åで優れたノイズ特性が得られ、膜厚
が約18Åのとき、最小のノイズ(3.8 μV)であった。
従って、比較例単層のCoCrTa媒体に比してノイズ
特性とSN比を共に満足する中間Cr膜の膜厚は5〜40
Åである。
【0027】図12は、膜厚18Åの非磁性中間膜9とし
て、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Z
r,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cとしたと
きのノイズ特性を示すグラフである。なお、媒体はCo
NiCrTa系/CoCrTa系多層磁性層である。単
層膜CoCrTa媒体の比較例1との対比で明らかなよ
うに、本例のCoNiCrTa系/CoCrTa系多層
磁性層では、いずれの非磁性中間膜材料の場合も良好な
ノイズ特性(約3.5 〜約4.0 μV)が得られている。こ
れはまた、上記の群から任意に選択された1又は2以上
の元素から成る合金の非磁性中間膜でも良いことが判
る。
て、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Z
r,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cとしたと
きのノイズ特性を示すグラフである。なお、媒体はCo
NiCrTa系/CoCrTa系多層磁性層である。単
層膜CoCrTa媒体の比較例1との対比で明らかなよ
うに、本例のCoNiCrTa系/CoCrTa系多層
磁性層では、いずれの非磁性中間膜材料の場合も良好な
ノイズ特性(約3.5 〜約4.0 μV)が得られている。こ
れはまた、上記の群から任意に選択された1又は2以上
の元素から成る合金の非磁性中間膜でも良いことが判
る。
【0028】図13は、CoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合において各
磁性膜の膜厚比(任意の上層膜の膜厚と下層膜の膜厚の
比、但し、膜厚の和は200 Åとした)に対するノイズ特
性を示すグラフである。膜厚比が100 %すなわち各磁性
膜の膜厚が同一のとき、ノイズは極小になる。また、膜
厚比が80〜120 %の領域においては比較例1の単層膜の
CoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。スパッ
タプロセス工程のバラツキ(±10%)を考慮しても良好
な低ノイズ媒体を製作することが可能となる。
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合において各
磁性膜の膜厚比(任意の上層膜の膜厚と下層膜の膜厚の
比、但し、膜厚の和は200 Åとした)に対するノイズ特
性を示すグラフである。膜厚比が100 %すなわち各磁性
膜の膜厚が同一のとき、ノイズは極小になる。また、膜
厚比が80〜120 %の領域においては比較例1の単層膜の
CoCrTa媒体よりも低ノイズとなっている。スパッ
タプロセス工程のバラツキ(±10%)を考慮しても良好
な低ノイズ媒体を製作することが可能となる。
【0029】図14は、CoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合において下
地Cr層3の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラ
フである。下地Cr層3の膜厚の増加に伴い、保磁力H
C が増加し、下地Cr層3の膜厚が2000Åで保磁力HC
は2700 Oe となり、高保磁力媒体が得られた。
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合において下
地Cr層3の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラ
フである。下地Cr層3の膜厚の増加に伴い、保磁力H
C が増加し、下地Cr層3の膜厚が2000Åで保磁力HC
は2700 Oe となり、高保磁力媒体が得られた。
【0030】図15は、CoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合の媒体(実
施例)及び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例1)の
記録密度に対する非線形遷移シフト(Non-linear Trans
ition Shift :NLTS)を示すグラフである。高密度
化において使用される磁気抵抗型薄膜ヘッド(MRヘッ
ド)では、非線形遷移シフトが小さいことが必要とされ
る。これから、線記録密度195 kFCI において、実施例
の非線形遷移シフトは、CoCrTa媒体の46.4%に比
べ、16.6%であり、高記録密度でも非線形遷移シフトが
抑制されていることが確認できた。
Ta系多層膜磁性層7の磁性膜数が2の場合の媒体(実
施例)及び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例1)の
記録密度に対する非線形遷移シフト(Non-linear Trans
ition Shift :NLTS)を示すグラフである。高密度
化において使用される磁気抵抗型薄膜ヘッド(MRヘッ
ド)では、非線形遷移シフトが小さいことが必要とされ
る。これから、線記録密度195 kFCI において、実施例
の非線形遷移シフトは、CoCrTa媒体の46.4%に比
べ、16.6%であり、高記録密度でも非線形遷移シフトが
抑制されていることが確認できた。
【0031】なお、上記第2実施例での多層膜磁性膜7
はCoNiCrTa系/CoCrTa系であるが、Co
CrPt系/CoCrTa系でも同様な特性が得られる
ことが確認された。
はCoNiCrTa系/CoCrTa系であるが、Co
CrPt系/CoCrTa系でも同様な特性が得られる
ことが確認された。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る磁気
記録媒体は、磁性膜を非磁性中間膜を介して積層した多
層膜磁性層を有しており、その磁性膜材料として高保磁
力材料のCoNiCrTa系又はCoCrPt系を用い
た点、高保磁力材料の磁性膜と低ノイズ材料の磁性膜と
を非磁性中間膜を介して交互に積層した点に特徴を有し
ている。従って、次のような効果を奏する。
記録媒体は、磁性膜を非磁性中間膜を介して積層した多
層膜磁性層を有しており、その磁性膜材料として高保磁
力材料のCoNiCrTa系又はCoCrPt系を用い
た点、高保磁力材料の磁性膜と低ノイズ材料の磁性膜と
を非磁性中間膜を介して交互に積層した点に特徴を有し
ている。従って、次のような効果を奏する。
【0033】 高保磁力でありながら、単層膜のCo
CrTa系媒体と同等又はそれより優れた低ノイズ媒体
が得られる。特に、磁性膜の膜数を2〜6とすると最適
値を得ることができる。
CrTa系媒体と同等又はそれより優れた低ノイズ媒体
が得られる。特に、磁性膜の膜数を2〜6とすると最適
値を得ることができる。
【0034】 多層膜磁性層の各磁性膜の膜厚比が80
%以上120 %以下である場合には、CoCrTa系媒体
より優れたノイズ特性が得られる。
%以上120 %以下である場合には、CoCrTa系媒体
より優れたノイズ特性が得られる。
【0035】 また、高保磁力材料の磁性膜のみから
成る多層膜磁性層の磁気記録媒体における非磁性中間膜
の膜厚は10Å以上40Å以下であり、高保磁力材料の磁性
膜と低ノイズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層の磁
気記録媒体における非磁性中間膜の膜厚は5Å以上40Å
以下である場合には、単層膜のCoCrTa系媒体より
良好なノイズ特性が得られる。
成る多層膜磁性層の磁気記録媒体における非磁性中間膜
の膜厚は10Å以上40Å以下であり、高保磁力材料の磁性
膜と低ノイズ材料の磁性膜とから成る多層膜磁性層の磁
気記録媒体における非磁性中間膜の膜厚は5Å以上40Å
以下である場合には、単層膜のCoCrTa系媒体より
良好なノイズ特性が得られる。
【0036】 多層膜磁性層の形成方法として、各磁
性膜の保磁力を同一になるように成膜条件を設定して行
う場合には、段差のないB−Hループが得られるので、
低ノイズ媒体を得ることができる。
性膜の保磁力を同一になるように成膜条件を設定して行
う場合には、段差のないB−Hループが得られるので、
低ノイズ媒体を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係る磁気記録媒体の構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】第1実施例の非磁性中間膜が膜厚18ÅのCr
膜の場合、CoNiCrTa系磁性膜及びCoCrPt
系磁性膜の多層膜磁性層の磁性膜数を変化させた媒体に
ついて、規格化した媒体ノイズの変化を示すグラフであ
る。
膜の場合、CoNiCrTa系磁性膜及びCoCrPt
系磁性膜の多層膜磁性層の磁性膜数を変化させた媒体に
ついて、規格化した媒体ノイズの変化を示すグラフであ
る。
【図3】(a)は、段差のある磁化曲線を示すグラフ
で、(b)は段差のない磁化曲線を示すグラフである。
で、(b)は段差のない磁化曲線を示すグラフである。
【図4】第1実施例の多層膜磁性層(CoNiCrTa
系)の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜とした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性とSN比
を示すグラフである。
系)の磁性膜数が2の場合においてCr膜を非磁性中間
膜とした中間Cr膜の膜厚に対するノイズ特性とSN比
を示すグラフである。
【図5】第1実施例において、膜厚18Åの非磁性中間膜
として、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,S
i,Zr,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cと
したときのノイズ特性を示すグラフである。
として、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,S
i,Zr,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cと
したときのノイズ特性を示すグラフである。
【図6】第1実施例において、多層膜磁性層(CoNi
CrTa系)の磁性膜数が2の場合において各磁性膜の
膜厚比に対するノイズ特性を示すグラフである。
CrTa系)の磁性膜数が2の場合において各磁性膜の
膜厚比に対するノイズ特性を示すグラフである。
【図7】第1実施例において、多層膜磁性層7(CoN
iCrTa系)の磁性膜数が2の場合において下地Cr
層の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフであ
る。
iCrTa系)の磁性膜数が2の場合において下地Cr
層の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフであ
る。
【図8】第1実施例において、多層膜磁性層(CoNi
CrTa系)の磁性膜数が2の場合の媒体(実施例)及
び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例1)の記録密度
に対する非線形遷移シフトを示すグラフである。
CrTa系)の磁性膜数が2の場合の媒体(実施例)及
び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例1)の記録密度
に対する非線形遷移シフトを示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施例に係る磁気記録媒体の多層
膜磁性層の構造を示す断面図である。
膜磁性層の構造を示す断面図である。
【図10】第2実施例の非磁性中間膜が膜厚18ÅのC
r膜の場合、CoNiCrTa系/CoCrTa系磁性
層及びCoCrPt系/CoCrTa系磁性層の磁性膜
数を変化させた媒体について、規格化した媒体ノイズの
変化を示すグラフである。
r膜の場合、CoNiCrTa系/CoCrTa系磁性
層及びCoCrPt系/CoCrTa系磁性層の磁性膜
数を変化させた媒体について、規格化した媒体ノイズの
変化を示すグラフである。
【図11】第2実施例のCoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層の磁性膜数が2の場合においてCr
膜を非磁性中間膜とした中間Cr膜の膜厚に対するノイ
ズ特性とSN比を示すグラフである。
Ta系多層膜磁性層の磁性膜数が2の場合においてCr
膜を非磁性中間膜とした中間Cr膜の膜厚に対するノイ
ズ特性とSN比を示すグラフである。
【図12】第2実施例のCoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層において、膜厚18Åの非磁性中間膜
として、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,S
i,Zr,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cと
したときのノイズ特性を示すグラフである。
Ta系多層膜磁性層において、膜厚18Åの非磁性中間膜
として、Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,S
i,Zr,Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cと
したときのノイズ特性を示すグラフである。
【図13】第2実施例のCoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2のときの各
磁性膜の膜厚比に対するノイズ特性を示すグラフであ
る。
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2のときの各
磁性膜の膜厚比に対するノイズ特性を示すグラフであ
る。
【図14】第2実施例のCoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2のときの下
地Cr層の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフ
である。
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2のときの下
地Cr層の膜厚に対する保磁力HC の変化を示すグラフ
である。
【図15】第2実施例のCoNiCrTa系/CoCr
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2の場合の媒
体(実施例)及び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例
1)の記録密度に対する非線形遷移シフトを示すグラフ
である。
Ta系多層膜磁性層において、磁性膜数が2の場合の媒
体(実施例)及び低ノイズCoCrTa系媒体(比較例
1)の記録密度に対する非線形遷移シフトを示すグラフ
である。
【図16】従来の磁気記録媒体の構造を示す断面図であ
る。
る。
1…Al−Mg合金基体 2…Ni−Pめっき層 3…下地Cr層 5…保護層 6…潤滑層 7…多層膜磁性層 7a…磁性膜 7b,9…非磁性中間膜。 8…高保磁力材料の磁性膜 10…低ノイズ材料の磁性膜。
Claims (11)
- 【請求項1】 基板上に下地Cr層,多層膜磁性層,保
護層,潤滑層を順次積層した磁気記録媒体であって、前
記多層膜磁性層は磁性膜が非磁性中間膜を介して積層さ
れて成ることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気記録媒体におい
て、前記多層磁性層のうち前記非磁性中間膜を介して隣
接した磁性膜同士は、高保磁力材料の磁性膜であること
を特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1に記載の磁気記録媒体におい
て、前記多層磁性層のうち前記非磁性中間膜を介して隣
接した磁性膜同士は、高保磁力材料の磁性膜と低ノイズ
材料の磁性膜であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項4】 請求項2に記載の磁気記録媒体におい
て、前記高保磁力材料の磁性膜は、CoNiCrTa系
又はCoCrPt系材料から成ることを特徴とする磁気
記録媒体。 - 【請求項5】 請求項3に記載の磁気記録媒体におい
て、前記高保磁力材料の磁性膜は、CoNiCrTa系
又はCoCrPt系材料から成り、前記低ノイズ材料の
磁性膜は、CoCrTa系材料から成ることを特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項6】 請求項4に記載の磁気記録媒体におい
て、前記非磁性中間膜の膜厚は、10Å以上40Å以下であ
ることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項7】 請求項5に記載の磁気記録媒体におい
て、前記非磁性中間膜の膜厚は、5Å以上40Å以下であ
ることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項8】 請求項4乃至請求項7のいずれか一項に
記載の磁気記録媒体において、前記多層膜磁性層の磁性
膜数は、2以上6以下であることを特徴とする磁気記録
媒体。 - 【請求項9】 請求項4乃至請求項8のいずれか一項に
記載の磁気記録媒体において、前記各磁性膜の膜厚比が
80%以上120 %以下であることを特徴とする磁気記録媒
体。 - 【請求項10】 請求項4乃至請求項9のいずれか一項
に記載の磁気記録媒体において、前記非磁性中間膜は、
Cr,Ti,V,W,Mo,Nb,Ta,Si,Zr,
Al,Cu,Ag,Au,Pt,Pd,Cから成る群か
ら選ばれた1又は2以上の元素から成ることを特徴とす
る磁気記録媒体。 - 【請求項11】 基板上に下地Cr層,多層膜磁性層,
保護層,潤滑層を順次積層した磁気記録媒体の製造方法
であって、前記多層膜磁性層の成膜工程は磁性膜の上に
非磁性中間膜を形成する工程を繰り返して成り、各磁性
膜の保磁力を同一になるように成膜条件が設定されてい
ることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2324895A JPH08212532A (ja) | 1994-12-05 | 1995-02-13 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30097894 | 1994-12-05 | ||
| JP6-300978 | 1994-12-05 | ||
| JP2324895A JPH08212532A (ja) | 1994-12-05 | 1995-02-13 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08212532A true JPH08212532A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=26360566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2324895A Pending JPH08212532A (ja) | 1994-12-05 | 1995-02-13 | 磁気記録媒体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08212532A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100374793B1 (ko) * | 2001-01-03 | 2003-03-04 | 삼성전자주식회사 | 수직 자기 기록 매체 |
| US7087325B2 (en) | 2000-02-23 | 2006-08-08 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium and production process thereof |
| CN114086136A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-02-25 | 季华实验室 | 一种FeCoCr磁码盘薄膜材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2324895A patent/JPH08212532A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7087325B2 (en) | 2000-02-23 | 2006-08-08 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Magnetic recording medium and production process thereof |
| KR100374793B1 (ko) * | 2001-01-03 | 2003-03-04 | 삼성전자주식회사 | 수직 자기 기록 매체 |
| CN114086136A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-02-25 | 季华实验室 | 一种FeCoCr磁码盘薄膜材料及其制备方法 |
| CN114086136B (zh) * | 2021-11-10 | 2023-10-20 | 季华实验室 | 一种FeCoCr磁码盘薄膜材料及其制备方法 |
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