JPH08212607A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH08212607A JPH08212607A JP1812895A JP1812895A JPH08212607A JP H08212607 A JPH08212607 A JP H08212607A JP 1812895 A JP1812895 A JP 1812895A JP 1812895 A JP1812895 A JP 1812895A JP H08212607 A JPH08212607 A JP H08212607A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】超解像記録再生において多値記録を可能とし、
高い記録密度を達成可能とした光磁気記録媒体を提供す
る。 【構成】 磁性体からなる記録層及び再生層が基板上に
設けられている光磁気記録媒体であって、記録層をキュ
リー温度が異なり夫々の層が独立した方向に磁化可能と
された少なくとも2層の垂直磁化膜とし、再生層を再生
層が加熱された際、各記録層の磁化方向の組み合わせに
よる静磁結合力に応じ磁化方向が変化する磁性体により
構成したことを特徴とする3値以上の記録再生が可能な
光磁気記録媒体。
高い記録密度を達成可能とした光磁気記録媒体を提供す
る。 【構成】 磁性体からなる記録層及び再生層が基板上に
設けられている光磁気記録媒体であって、記録層をキュ
リー温度が異なり夫々の層が独立した方向に磁化可能と
された少なくとも2層の垂直磁化膜とし、再生層を再生
層が加熱された際、各記録層の磁化方向の組み合わせに
よる静磁結合力に応じ磁化方向が変化する磁性体により
構成したことを特徴とする3値以上の記録再生が可能な
光磁気記録媒体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体に関す
る。詳しくは、多値記録を可能とし飛躍的に記録容量の
増加した超解像光磁気記録媒体に関する。
る。詳しくは、多値記録を可能とし飛躍的に記録容量の
増加した超解像光磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、高密度、低コストの
書換え可能な情報記録媒体として実用化されている。特
に希土類金属と遷移金属のアモルファス合金の記録層を
用いた媒体は非常に優れた特性を示している。
書換え可能な情報記録媒体として実用化されている。特
に希土類金属と遷移金属のアモルファス合金の記録層を
用いた媒体は非常に優れた特性を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光磁気ディスクは非常
に大容量の記録媒体であるが、社会の情報量の増大に伴
い、さらなる大容量化が望まれている。光ディスクの記
録密度は通常の場合、その再生光のスポットの大きさで
決ってしまう。
に大容量の記録媒体であるが、社会の情報量の増大に伴
い、さらなる大容量化が望まれている。光ディスクの記
録密度は通常の場合、その再生光のスポットの大きさで
決ってしまう。
【0004】スポットの大きさはレーザーの波長が短い
ほど小さくすることができるため、レーザーの短波長化
の検討が進められているが、非常に困難を伴っている。
一方、レーザーの波長によって決定される以上の分解能
を色々な工夫によって得ようとする、いわゆる超解像技
術の試みが近年行われている。その一つに、光磁気ディ
スクを用い、多層膜間の交換結合力を用いた超解像(Mag
netically induced super resolution、MSR) が報告
されている。
ほど小さくすることができるため、レーザーの短波長化
の検討が進められているが、非常に困難を伴っている。
一方、レーザーの波長によって決定される以上の分解能
を色々な工夫によって得ようとする、いわゆる超解像技
術の試みが近年行われている。その一つに、光磁気ディ
スクを用い、多層膜間の交換結合力を用いた超解像(Mag
netically induced super resolution、MSR) が報告
されている。
【0005】再生層に室温において垂直磁気異方性が小
さく、温度上昇に伴って垂直磁気異方性が向上するよう
な性質を持つもの、具体的には希土類−遷移金属の合金
において、室温で遷移金属磁化優勢の組成を用い、記録
を保持する記録層と交換結合させることによって、超解
像効果が得られることも報告されている(Proc.MORIS'9
2,pp201 )。
さく、温度上昇に伴って垂直磁気異方性が向上するよう
な性質を持つもの、具体的には希土類−遷移金属の合金
において、室温で遷移金属磁化優勢の組成を用い、記録
を保持する記録層と交換結合させることによって、超解
像効果が得られることも報告されている(Proc.MORIS'9
2,pp201 )。
【0006】これは、室温においては磁化方向が膜面に
平行に近い状態となるため、信号再生領域は磁気異方性
の高い再生光の加熱による高温部のみとなる。この結
果、再生する記録マークの前後のマークによる信号干渉
(マーク間干渉)が低減されて高い信号分解能が得られ
る。さらに隣接するトラックの信号も再生されなくなる
ので、隣接トラックからの信号の漏れ込み(クロストー
ク)も非常に小さくすることが可能である。
平行に近い状態となるため、信号再生領域は磁気異方性
の高い再生光の加熱による高温部のみとなる。この結
果、再生する記録マークの前後のマークによる信号干渉
(マーク間干渉)が低減されて高い信号分解能が得られ
る。さらに隣接するトラックの信号も再生されなくなる
ので、隣接トラックからの信号の漏れ込み(クロストー
ク)も非常に小さくすることが可能である。
【0007】また、再生層と記録層の間の交換結合を切
断して、層間の力を静磁結合とした場合でも超解像が起
こるという報告もある(光磁気記録国際シンポジウム’
94、テクニカルダイジェスト29−k−05)。一
方、高密度化を進める方法として多値記録という考え方
もある。これは、現在行われている2値記録に対し、同
じ記録場所に3値以上の記録を行うことにより記録密度
を向上させようとするものである。
断して、層間の力を静磁結合とした場合でも超解像が起
こるという報告もある(光磁気記録国際シンポジウム’
94、テクニカルダイジェスト29−k−05)。一
方、高密度化を進める方法として多値記録という考え方
もある。これは、現在行われている2値記録に対し、同
じ記録場所に3値以上の記録を行うことにより記録密度
を向上させようとするものである。
【0008】n値記録の場合、記録密度は2値記録に対
してlog2n 倍となる。例えば4値記録の場合は2倍
となる。こういった多値記録の試みは数多く報告されて
いるが、超解像再生において多値記録を可能にするとい
う試みはなされていなかった。
してlog2n 倍となる。例えば4値記録の場合は2倍
となる。こういった多値記録の試みは数多く報告されて
いるが、超解像再生において多値記録を可能にするとい
う試みはなされていなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、超解像記録再
生において多値記録を可能とし、高い記録密度を達成可
能としたものである。本発明の要旨は、磁性体からなる
記録層及び再生層が基板上に設けられている光磁気記録
媒体であって、記録層をキュリー温度が異なり夫々の層
が独立した方向に磁化可能とされた少なくとも2層の垂
直磁化膜とし、再生層を再生層が加熱された際、各記録
層の磁化方向の組み合わせによる静磁結合力に応じ磁化
方向が変化する磁性体により構成したことを特徴とする
3値以上の記録再生が可能な光磁気記録媒体に存する。
生において多値記録を可能とし、高い記録密度を達成可
能としたものである。本発明の要旨は、磁性体からなる
記録層及び再生層が基板上に設けられている光磁気記録
媒体であって、記録層をキュリー温度が異なり夫々の層
が独立した方向に磁化可能とされた少なくとも2層の垂
直磁化膜とし、再生層を再生層が加熱された際、各記録
層の磁化方向の組み合わせによる静磁結合力に応じ磁化
方向が変化する磁性体により構成したことを特徴とする
3値以上の記録再生が可能な光磁気記録媒体に存する。
【0010】以下、本発明の内容を詳細に説明する。本
発明において再生層と磁性層の間は、再生時に少なくと
も最高到達温度の部分においては交換結合が殆ど働いて
おらず、両者に働く力は静磁結合力が支配的であること
が必要である。ここでいう静磁結合力とは、各磁性層の
磁化が発生する磁束による磁気的な結合力、すなわち磁
石のN極とS極が引き合うのに等しい力である。
発明において再生層と磁性層の間は、再生時に少なくと
も最高到達温度の部分においては交換結合が殆ど働いて
おらず、両者に働く力は静磁結合力が支配的であること
が必要である。ここでいう静磁結合力とは、各磁性層の
磁化が発生する磁束による磁気的な結合力、すなわち磁
石のN極とS極が引き合うのに等しい力である。
【0011】例えば記録層を第1図に示す様に、第1記
録層3と第2記録層4の2層よりなるものとする。この
とき各々の磁化方向の組み合わせは第1表に示すように
以下の4通りある。
録層3と第2記録層4の2層よりなるものとする。この
とき各々の磁化方向の組み合わせは第1表に示すように
以下の4通りある。
【0012】
【表1】
【0013】「状態1」及び「状態4」においては第1
記録層及び第2記録層の磁化が再生層1に及ぼす静磁結
合力5及び6が等しい向きを向くから互いに強めあい、
再生層の磁化は記録層の磁化方向に力を受ける。一方
「状態2」、「状態3」の場合は各記録層の静磁結合力
5、6が打ち消し合い、再生層1はほとんど記録層3、
4から力を受けない。この結果、再生層1は3種類の異
なった静磁結合力を受けることが可能となる。
記録層及び第2記録層の磁化が再生層1に及ぼす静磁結
合力5及び6が等しい向きを向くから互いに強めあい、
再生層の磁化は記録層の磁化方向に力を受ける。一方
「状態2」、「状態3」の場合は各記録層の静磁結合力
5、6が打ち消し合い、再生層1はほとんど記録層3、
4から力を受けない。この結果、再生層1は3種類の異
なった静磁結合力を受けることが可能となる。
【0014】ここで再生層1の保磁力が充分に小さく、
静磁結合力5の変化によってカー回転角が変化するよう
な膜であれば、静磁結合力に応じて3値の信号を発生す
ることができる。すなわち、第1表における「状態1」
で再生層1によるカー回転角がθkであるとすると、
「状態4」では−θkとなる。また、「状態2」及び
「状態3」ではカー回転角はほぼ零となる。
静磁結合力5の変化によってカー回転角が変化するよう
な膜であれば、静磁結合力に応じて3値の信号を発生す
ることができる。すなわち、第1表における「状態1」
で再生層1によるカー回転角がθkであるとすると、
「状態4」では−θkとなる。また、「状態2」及び
「状態3」ではカー回転角はほぼ零となる。
【0015】このとき、再生層の磁化は膜面と平行近く
を向いているか、あるいは膜面に垂直近くに向いた微小
な上向きと下向きの磁化が互いに打ち消し合う状態とな
っている。第1図において再生層と第1記録層の間及
び、第1記録層と第2記録層の間には、交換結合力を切
断して、静磁結合のみを働かせるための切断層2が存在
する。
を向いているか、あるいは膜面に垂直近くに向いた微小
な上向きと下向きの磁化が互いに打ち消し合う状態とな
っている。第1図において再生層と第1記録層の間及
び、第1記録層と第2記録層の間には、交換結合力を切
断して、静磁結合のみを働かせるための切断層2が存在
する。
【0016】次に記録の方法を説明する。第1記録層の
キュリー温度を第2記録層より低く設定し、両記録層の
情報を消去した状態においては「状態1」をとるように
する。消去方向とは逆方向に磁界を印加しながら、第1
記録層のみキュリー温度を越えるような記録パワーで記
録を行うと磁化状態は「状態3」となり、両層がキュリ
ー温度を越えるような記録パワーで記録を行うと磁化状
態は「状態4」となる。
キュリー温度を第2記録層より低く設定し、両記録層の
情報を消去した状態においては「状態1」をとるように
する。消去方向とは逆方向に磁界を印加しながら、第1
記録層のみキュリー温度を越えるような記録パワーで記
録を行うと磁化状態は「状態3」となり、両層がキュリ
ー温度を越えるような記録パワーで記録を行うと磁化状
態は「状態4」となる。
【0017】このように何れの層も反転しない第1記録
パワー、第1記録層のみ反転する第2記録パワー、両記
録層が反転する第3記録パワーの3種類の記録パワーを
用いることで、3種類の静磁結合力を発生させることが
でき、この結果、再生層は3種類のカー回転角をとるこ
とができ、3値変調による記録が可能となる。ここで再
生層を、室温において垂直磁気異方性が小さく、再生光
の加熱によって温度が上がると垂直磁気異方性が向上す
るような特性を有するものとすれば、先に述べた様に超
解像の効果が得られる。
パワー、第1記録層のみ反転する第2記録パワー、両記
録層が反転する第3記録パワーの3種類の記録パワーを
用いることで、3種類の静磁結合力を発生させることが
でき、この結果、再生層は3種類のカー回転角をとるこ
とができ、3値変調による記録が可能となる。ここで再
生層を、室温において垂直磁気異方性が小さく、再生光
の加熱によって温度が上がると垂直磁気異方性が向上す
るような特性を有するものとすれば、先に述べた様に超
解像の効果が得られる。
【0018】また、同時にクロストークも小さくするこ
とが可能である。この様に本発明を用いることにより多
値変調と超解像効果を両方用いることが可能となり、飛
躍的な記録密度の向上が達成できる。ここでは3値変調
について述べたが、第1記録層と第2記録層の磁化を大
きく異なる様にすれば、状態2と状態3の発生する静磁
力が異なる様になり、4値変調記録が可能となる。
とが可能である。この様に本発明を用いることにより多
値変調と超解像効果を両方用いることが可能となり、飛
躍的な記録密度の向上が達成できる。ここでは3値変調
について述べたが、第1記録層と第2記録層の磁化を大
きく異なる様にすれば、状態2と状態3の発生する静磁
力が異なる様になり、4値変調記録が可能となる。
【0019】製造の単純化、コントロールの容易さとい
った点からは記録層は2層が好ましいが、3層以上とす
ることももちろん可能である。各々の層は異なるキュリ
ー温度を有している必要がある。層数を増やして行く
と、さらに多値の変調が可能となるが、次第に信号間の
レベル差が小さくなってしまうので、変調は4値以下が
好ましい。
った点からは記録層は2層が好ましいが、3層以上とす
ることももちろん可能である。各々の層は異なるキュリ
ー温度を有している必要がある。層数を増やして行く
と、さらに多値の変調が可能となるが、次第に信号間の
レベル差が小さくなってしまうので、変調は4値以下が
好ましい。
【0020】このような媒体に用いられる基板としては
ポリカーボネート等の樹脂、あるいはガラス上に紫外線
硬化樹脂によってサーボ用の溝等を作成したもの、ある
いはガラスをエッチングして直接溝等を作成したものが
用いられる。静磁結合により、再生層の磁化方向が安定
に変化を行うためには記録層がTc2において十分な大
きさの記録ビットに応じた磁界を発生していなくてはな
らない。
ポリカーボネート等の樹脂、あるいはガラス上に紫外線
硬化樹脂によってサーボ用の溝等を作成したもの、ある
いはガラスをエッチングして直接溝等を作成したものが
用いられる。静磁結合により、再生層の磁化方向が安定
に変化を行うためには記録層がTc2において十分な大
きさの記録ビットに応じた磁界を発生していなくてはな
らない。
【0021】このためには記録層がある程度以上の磁化
を有している必要がある。記録層の体積磁化率は再生時
の最高到達温度Tmaxにおいて80emu/cc以上
が好ましく、さらに好ましくは200emu/cc以上
である。しかし室温において記録層の体積磁化率が大き
すぎる場合は、記録層内部での微小反転磁区が生じた
り、磁気異方性の低下が起こり再生層の磁化を完全に垂
直に立たせる事ができなくなるため、室温において30
0emu/cc以下であることが好ましい。ここで言う
室温とは、使用環境温度であり、代表的には25℃であ
る。
を有している必要がある。記録層の体積磁化率は再生時
の最高到達温度Tmaxにおいて80emu/cc以上
が好ましく、さらに好ましくは200emu/cc以上
である。しかし室温において記録層の体積磁化率が大き
すぎる場合は、記録層内部での微小反転磁区が生じた
り、磁気異方性の低下が起こり再生層の磁化を完全に垂
直に立たせる事ができなくなるため、室温において30
0emu/cc以下であることが好ましい。ここで言う
室温とは、使用環境温度であり、代表的には25℃であ
る。
【0022】Tmaxは、記録層のキュリー温度より2
0℃以上、好ましくは30℃以上低いことが記録層の磁
区の安定上好ましい。しかし、当然ながら再生層の磁化
が充分な垂直磁気異方性を有する温度でなければならな
い。
0℃以上、好ましくは30℃以上低いことが記録層の磁
区の安定上好ましい。しかし、当然ながら再生層の磁化
が充分な垂直磁気異方性を有する温度でなければならな
い。
【0023】一方、再生層の受ける力は再生層の磁化も
影響する。従って再生層もTmaxにおいて有る程度以
上の磁化を持つことが好ましい。Tmaxにおける再生
層の好ましい体積磁化率は150emu/cc以上であ
り、さらに好ましくは200emu/cc以上である。
また、静磁結合による磁化反転を起こすには再生層の保
磁力Hcがある程度小さい必要がある。
影響する。従って再生層もTmaxにおいて有る程度以
上の磁化を持つことが好ましい。Tmaxにおける再生
層の好ましい体積磁化率は150emu/cc以上であ
り、さらに好ましくは200emu/cc以上である。
また、静磁結合による磁化反転を起こすには再生層の保
磁力Hcがある程度小さい必要がある。
【0024】しかし、小さ過ぎる場合は再生信号の劣化
が生じるため、再生時の最高到達温度においてHcは2
kA/m以上、40kA/m以下であることが好まし
い。記録層は安定に記録を蓄えるため、再生時の最高到
達温度において800kA/m以上の保磁力を有するの
が望ましい。
が生じるため、再生時の最高到達温度においてHcは2
kA/m以上、40kA/m以下であることが好まし
い。記録層は安定に記録を蓄えるため、再生時の最高到
達温度において800kA/m以上の保磁力を有するの
が望ましい。
【0025】また、再生層が希土類金属優勢で温度上昇
による磁化の減少に伴って垂直磁気異方性が増加してい
くような組成は、低温部で信号を発生しないため超解像
の効果が高く、クロストークが小さい磁化反転による磁
壁エネルギーの増加を小さくでき、かつ高温部(Tma
x)で垂直磁気異方性が高いため、再生信号が大きくと
れ好ましい。
による磁化の減少に伴って垂直磁気異方性が増加してい
くような組成は、低温部で信号を発生しないため超解像
の効果が高く、クロストークが小さい磁化反転による磁
壁エネルギーの増加を小さくでき、かつ高温部(Tma
x)で垂直磁気異方性が高いため、再生信号が大きくと
れ好ましい。
【0026】再生層に用いられる物質としては、GdF
eCo、GdCo、GdFe、GdDyFe、GdDy
Co、GdDyFeCo、GdTbFe、GdTbC
o、GdTbFeCo、DyFeCo、DyCo、Tb
Co、TbFeCo、TbDyFeCo、TbDyCo
等の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。中
でも、Gdを含有する合金を用いるのがキュリー温度や
保磁力の点から好ましい。
eCo、GdCo、GdFe、GdDyFe、GdDy
Co、GdDyFeCo、GdTbFe、GdTbC
o、GdTbFeCo、DyFeCo、DyCo、Tb
Co、TbFeCo、TbDyFeCo、TbDyCo
等の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。中
でも、Gdを含有する合金を用いるのがキュリー温度や
保磁力の点から好ましい。
【0027】キュリー温度としては、250℃以上であ
ることが好ましい。PtCoや、PtとCoの超格子等
の磁性体を単独で、あるいは希土類と遷移金属との合金
との積層で再生層として用いることもできる。中でも、
保磁力を小さくできるGdFeCoを主体たした合金が
好ましく用いられる。
ることが好ましい。PtCoや、PtとCoの超格子等
の磁性体を単独で、あるいは希土類と遷移金属との合金
との積層で再生層として用いることもできる。中でも、
保磁力を小さくできるGdFeCoを主体たした合金が
好ましく用いられる。
【0028】
【数1】Gdx(FeyCo100−y)100−x
(いずれも原子%)
(いずれも原子%)
【0029】と表した場合、30≦x≦35、0≦y≦
100であることが好ましい。ただし、Ti、Cr、P
t、Mo等の添加物を5原子%以下程度添加しても良
い。
100であることが好ましい。ただし、Ti、Cr、P
t、Mo等の添加物を5原子%以下程度添加しても良
い。
【0030】再生層の垂直磁気異方性を大きくするに
は、磁性層にある程度の膜応力をもたせて逆磁歪効果に
よる異方性を発生させるのが好ましい。膜応力は大きす
ぎると膜の耐久性に悪影響を与えるため1×109erg
/cc以上5×109erg/cc以下であることが好ま
しい。再生層の膜厚が薄すぎる場合、十分な再生信号が
取れなくなる。
は、磁性層にある程度の膜応力をもたせて逆磁歪効果に
よる異方性を発生させるのが好ましい。膜応力は大きす
ぎると膜の耐久性に悪影響を与えるため1×109erg
/cc以上5×109erg/cc以下であることが好ま
しい。再生層の膜厚が薄すぎる場合、十分な再生信号が
取れなくなる。
【0031】また、厚すぎると高温で膜面に垂直に向か
なくなる上、感度が悪くなる。再生層の膜厚は15nm
以上、80nm以下であることが好ましい。さらに好ま
しくは20nm以上、60nm以下である。本方式は静
磁結合力を用いるものであるから、再生層と記録層の間
には交換結合を切断するための切断層を設けるのが好ま
しい。
なくなる上、感度が悪くなる。再生層の膜厚は15nm
以上、80nm以下であることが好ましい。さらに好ま
しくは20nm以上、60nm以下である。本方式は静
磁結合力を用いるものであるから、再生層と記録層の間
には交換結合を切断するための切断層を設けるのが好ま
しい。
【0032】交換結合は室温で起こっていても、少なく
とも再生時の昇温によって切断されれば良い。切断層
は、窒化Si、窒化Al、酸化Si、酸化Al等の非磁
性の誘電体層、Al、Ta、Tb、Gd、Si、Ge、
Ti、Au等の非磁性の金属、半金属、TbFe、Dy
Fe等の記録層よりもキュリー温度の低い磁性体等が用
いられる。
とも再生時の昇温によって切断されれば良い。切断層
は、窒化Si、窒化Al、酸化Si、酸化Al等の非磁
性の誘電体層、Al、Ta、Tb、Gd、Si、Ge、
Ti、Au等の非磁性の金属、半金属、TbFe、Dy
Fe等の記録層よりもキュリー温度の低い磁性体等が用
いられる。
【0033】また、再生層表面を窒化あるいは酸化する
ことで切断層とすることも可能である。切断層の膜厚は
1nm以上、100nm以下であることが好ましい。記
録層は、安定して記録を蓄えている層であるから、再生
ビームで劣化しない大きさのキュリー温度を有している
ことが必要である。キュリー温度の大きさは、200〜
350℃程度が好ましい。
ことで切断層とすることも可能である。切断層の膜厚は
1nm以上、100nm以下であることが好ましい。記
録層は、安定して記録を蓄えている層であるから、再生
ビームで劣化しない大きさのキュリー温度を有している
ことが必要である。キュリー温度の大きさは、200〜
350℃程度が好ましい。
【0034】キュリー温度が高すぎると、記録に要する
レーザーのパワーが大きくなりすぎてしまう。記録層
は、高い垂直磁気異方性を持つことも、再生層の磁化に
強い力を与えるために必要である。記録層の物質として
は、TbFeCo、TbCo、DyFeCo、TbDy
FeCo、GdTbFe、GdTbFeCo等の希土類
と遷移金属の合金が好ましく用いられる。
レーザーのパワーが大きくなりすぎてしまう。記録層
は、高い垂直磁気異方性を持つことも、再生層の磁化に
強い力を与えるために必要である。記録層の物質として
は、TbFeCo、TbCo、DyFeCo、TbDy
FeCo、GdTbFe、GdTbFeCo等の希土類
と遷移金属の合金が好ましく用いられる。
【0035】記録層としては特に垂直磁気異方性の大き
いTbFeCoを主体とした合金が好ましく用いられ
る。中でも、
いTbFeCoを主体とした合金が好ましく用いられ
る。中でも、
【0036】
【数2】Tbx(FeyCo100−y)100−x (いずれも原子%)
【0037】と表した場合、17≦x≦26、60≦y
≦90であることが好ましい。ただし、Ti、Cr、P
t、Mo等の添加物を5原子%以下程度添加しても良
い。
≦90であることが好ましい。ただし、Ti、Cr、P
t、Mo等の添加物を5原子%以下程度添加しても良
い。
【0038】記録層の膜厚は10nm以上、50nm以
下であることが好ましい。記録層の記録を安定に蓄えて
おくには記録層の保磁力は再生層の保磁力よりも大きい
ことが好ましい。記録層の保磁力は240kA/m以上
であることが好ましい。
下であることが好ましい。記録層の記録を安定に蓄えて
おくには記録層の保磁力は再生層の保磁力よりも大きい
ことが好ましい。記録層の保磁力は240kA/m以上
であることが好ましい。
【0039】再生時の最高到達温度Tmaxは、低すぎ
ると再生層の磁気異方性の変化が充分に得られず、高す
ぎると、再生時に高いパワーを必要とする上、記録の安
定上、記録層のキュリー温度も高くとる必要があるた
め、高い記録パワーも必要となる。好ましいTmax
は、100℃以上、300℃以下である。
ると再生層の磁気異方性の変化が充分に得られず、高す
ぎると、再生時に高いパワーを必要とする上、記録の安
定上、記録層のキュリー温度も高くとる必要があるた
め、高い記録パワーも必要となる。好ましいTmax
は、100℃以上、300℃以下である。
【0040】本発明においてはキュリー温度の異なる2
層以上の記録層を用いる。記録層のキュリー温度の間隔
は20℃以上であることが、両層に独立な記録を行う上
で好ましい。さらに好ましくは30℃以上である。ただ
し、あまりに大きなキュリー温度の差を与えると記録感
度が非常に悪くなるため、100℃以下であることが好
ましい。記録層の間は、交換結合が働かない方が好まし
く、再生層と記録層の間と同様な切断層を有しているこ
とが好ましい。
層以上の記録層を用いる。記録層のキュリー温度の間隔
は20℃以上であることが、両層に独立な記録を行う上
で好ましい。さらに好ましくは30℃以上である。ただ
し、あまりに大きなキュリー温度の差を与えると記録感
度が非常に悪くなるため、100℃以下であることが好
ましい。記録層の間は、交換結合が働かない方が好まし
く、再生層と記録層の間と同様な切断層を有しているこ
とが好ましい。
【0041】希土類金属と遷移金属の合金は非常に酸化
しやすいため、磁性層の両側に保護膜を着けた態様をと
ることが好ましい。保護膜としては、酸化Si、酸化A
l、酸化Ta、酸化Ti、窒化Si、窒化Al、炭化S
iなどの単体あるいはそれらの混合物が好ましく用いら
れる。保護膜の膜厚は50nm〜150nm程度が好ま
しい。
しやすいため、磁性層の両側に保護膜を着けた態様をと
ることが好ましい。保護膜としては、酸化Si、酸化A
l、酸化Ta、酸化Ti、窒化Si、窒化Al、炭化S
iなどの単体あるいはそれらの混合物が好ましく用いら
れる。保護膜の膜厚は50nm〜150nm程度が好ま
しい。
【0042】基板側の保護膜を作製後、表面をプラズマ
エッチングすることで磁性層の磁気異方性を向上させる
ことができる。磁性層の記録層側に直接あるいは保護層
を介して、放熱層としてAl、Cu、Au、Ag等の単
体、あるいはそれを主体とした合金よりなる高熱伝導物
質を設けることは、再生時の熱分布を安定させ、記録時
のパワーマージンを確保するうえで望ましい構成であ
る。放熱層の膜厚は10nm〜100nm程度が好まし
い。
エッチングすることで磁性層の磁気異方性を向上させる
ことができる。磁性層の記録層側に直接あるいは保護層
を介して、放熱層としてAl、Cu、Au、Ag等の単
体、あるいはそれを主体とした合金よりなる高熱伝導物
質を設けることは、再生時の熱分布を安定させ、記録時
のパワーマージンを確保するうえで望ましい構成であ
る。放熱層の膜厚は10nm〜100nm程度が好まし
い。
【0043】光変調記録を行う際には、消去の方向を向
いている磁区と記録の方向を向いている磁区との形状が
異なるため、高温で反転磁区が生じる場合の磁壁の生成
しやすさが記録方向と消去方向で若干異なる。このた
め、再生時にいずれかの方向に再生磁界を印可してもよ
い。特に消去時の磁界印可方向と同じ方向に印可するこ
とが好ましい。
いている磁区と記録の方向を向いている磁区との形状が
異なるため、高温で反転磁区が生じる場合の磁壁の生成
しやすさが記録方向と消去方向で若干異なる。このた
め、再生時にいずれかの方向に再生磁界を印可してもよ
い。特に消去時の磁界印可方向と同じ方向に印可するこ
とが好ましい。
【0044】ただし再生磁界が記録層と再生層の間の静
磁界と同程度以上の大きさになると、再生層の反転に影
響を及ぼすため16000A/m以下であることが好ま
しい。特に好ましくは10000A/m以下である。
磁界と同程度以上の大きさになると、再生層の反転に影
響を及ぼすため16000A/m以下であることが好ま
しい。特に好ましくは10000A/m以下である。
【0045】また本発明の方式ではクロストークを非常
に低く抑えられるため、通常のランド記録あるいはグル
ーブ記録の他にランドとグルーブの両方に記録を行うこ
とも可能である。記録トラックの間の中間領域、例えば
ランド記録ならばグルーブ部が一方向に磁化を持ってい
ると、そこからの静磁力が記録トラックに影響を及ぼす
ため、この領域の磁化方向がランダムあるいは規則的に
変化していることが好ましい。
に低く抑えられるため、通常のランド記録あるいはグル
ーブ記録の他にランドとグルーブの両方に記録を行うこ
とも可能である。記録トラックの間の中間領域、例えば
ランド記録ならばグルーブ部が一方向に磁化を持ってい
ると、そこからの静磁力が記録トラックに影響を及ぼす
ため、この領域の磁化方向がランダムあるいは規則的に
変化していることが好ましい。
【0046】
【実施例】以下に実施例をもって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 スパッタリング装置に1.2μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
−5 Pa以下の真空度まで排気を行った。
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 スパッタリング装置に1.2μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
−5 Pa以下の真空度まで排気を行った。
【0047】この後、保護層として基板上に反応性スパ
ッタリングを用い80nmの酸化Taを形成した。次に
酸化Ta上に、Gd33( Fe80Co20) 67よりなる30
nmの再生層、Tbよりなる20nmの切断層を設け、
Tb21( Fe80Co20) 79よりなる40nmの第1記録
層、Tbよりなる10nmの切断層、Tb21( Fe70C
o30) 79よりなる40nmの第2記録層を設けた。
ッタリングを用い80nmの酸化Taを形成した。次に
酸化Ta上に、Gd33( Fe80Co20) 67よりなる30
nmの再生層、Tbよりなる20nmの切断層を設け、
Tb21( Fe80Co20) 79よりなる40nmの第1記録
層、Tbよりなる10nmの切断層、Tb21( Fe70C
o30) 79よりなる40nmの第2記録層を設けた。
【0048】次にSiNよりなる80nmの保護層を設
け、最後に30nmのAlよりなる放熱層を設けた。再
生層の膜厚は40nm〜140nmまで変化させた。再
生層、第1記録層、第2記録層のキュリー温度を測定し
たところ、各々300℃以上、240℃、280℃であ
った。
け、最後に30nmのAlよりなる放熱層を設けた。再
生層の膜厚は40nm〜140nmまで変化させた。再
生層、第1記録層、第2記録層のキュリー温度を測定し
たところ、各々300℃以上、240℃、280℃であ
った。
【0049】また、再生層は室温においては希土類金属
の磁化が優勢であり補償温度は190℃であった。両記
録層は室温において遷移金属の磁化が優勢であった。ま
た、再生層の室温(25℃)における体積磁化率は38
0emu/ccであり、120℃において体積磁化率は
250emu/ccであった。第1記録層の室温におけ
る体積磁化率は240emu/cc、120℃において
は200emu/ccであった。
の磁化が優勢であり補償温度は190℃であった。両記
録層は室温において遷移金属の磁化が優勢であった。ま
た、再生層の室温(25℃)における体積磁化率は38
0emu/ccであり、120℃において体積磁化率は
250emu/ccであった。第1記録層の室温におけ
る体積磁化率は240emu/cc、120℃において
は200emu/ccであった。
【0050】第2記録層の室温における体積磁化率は2
60emu/cc、120℃においては220emu/
ccであった。VSMのループの形状からこれらの層の
いずれも交換結合を行っていないことがわかった。この
ようにして作製したディスクを波長780nm、開口数
0.55の評価機を用いて光変調記録によりCNR(狭
帯域の信号対雑音比)の評価を行った。
60emu/cc、120℃においては220emu/
ccであった。VSMのループの形状からこれらの層の
いずれも交換結合を行っていないことがわかった。この
ようにして作製したディスクを波長780nm、開口数
0.55の評価機を用いて光変調記録によりCNR(狭
帯域の信号対雑音比)の評価を行った。
【0051】記録条件は線速7m/s、周波数7MH
z、消去パワー9mW、記録パワー9mW、記録dut
y30%である。再生時に磁界の印可は行っていない。
再生パワーを変えて測定を行ったところ、再生パワー1
mWではCNRが21dBであったが、再生パワー2.
8mWでは43dBのCNRが得られた。
z、消去パワー9mW、記録パワー9mW、記録dut
y30%である。再生時に磁界の印可は行っていない。
再生パワーを変えて測定を行ったところ、再生パワー1
mWではCNRが21dBであったが、再生パワー2.
8mWでは43dBのCNRが得られた。
【0052】1.75MHzで記録を行い、隣接トラッ
クで測定したクロストーク(記録トラックでの信号強度
I1と隣接トラックでの信号強度I2を用い、20lo
g10(I2/I1)で定義される。)は−42dBで
あった。このディスクを再生する際に8000A/mの
再生磁界を消去方向に印可したところ、再生磁界を印可
しない場合と比較して0.5dBだけCNRが増加し4
3.5dBが得られた。
クで測定したクロストーク(記録トラックでの信号強度
I1と隣接トラックでの信号強度I2を用い、20lo
g10(I2/I1)で定義される。)は−42dBで
あった。このディスクを再生する際に8000A/mの
再生磁界を消去方向に印可したところ、再生磁界を印可
しない場合と比較して0.5dBだけCNRが増加し4
3.5dBが得られた。
【0053】このディスクの記録パワーに対する信号振
幅の依存性を調べた結果を第2図に示す。最初に消去さ
れた状態では磁化は第2図の状態1になっている。4m
W付近から立ち上がった信号振幅は5〜7mW付近で一
旦安定し、その後再び増加し、最初の安定値のほぼ倍程
度になる。5〜7mWでの安定領域は第1記録層にのみ
記録が行われ、静磁力が第2記録層と打ち消しあった状
態である(状態3)。
幅の依存性を調べた結果を第2図に示す。最初に消去さ
れた状態では磁化は第2図の状態1になっている。4m
W付近から立ち上がった信号振幅は5〜7mW付近で一
旦安定し、その後再び増加し、最初の安定値のほぼ倍程
度になる。5〜7mWでの安定領域は第1記録層にのみ
記録が行われ、静磁力が第2記録層と打ち消しあった状
態である(状態3)。
【0054】それ以上のパワーにおいては第1記録層も
記録されて両記録層の静磁力が強め合う状態となる(状
態4)。このディスクを9mWでS方向に消去した後、
N方向に磁界を印加し、第1記録パワー5.5mW、第
2記録パワー9mW、第3記録パワー1mWの3値で変
調を行って周波数500kHz、各記録パワーのdut
y33%で記録し、2.8mWで再生した結果、記録パ
ワーに応じた3値の信号の再生が可能であった。
記録されて両記録層の静磁力が強め合う状態となる(状
態4)。このディスクを9mWでS方向に消去した後、
N方向に磁界を印加し、第1記録パワー5.5mW、第
2記録パワー9mW、第3記録パワー1mWの3値で変
調を行って周波数500kHz、各記録パワーのdut
y33%で記録し、2.8mWで再生した結果、記録パ
ワーに応じた3値の信号の再生が可能であった。
【0055】ここで第3記録パワーは全く記録を行わな
いが、温度の立ち上がりを素早くするのと、サーボ信号
を得るために印加したものである。得られた再生波形を
第3図に示す。
いが、温度の立ち上がりを素早くするのと、サーボ信号
を得るために印加したものである。得られた再生波形を
第3図に示す。
【0056】実施例2 再生層と第1記録層の間、及び第1記録層と第2記録層
の間の切断層をSiNとした以外は、実施例1と同様に
して作成した。実施例1と同様の評価機を用いて、記録
条件は線速7m/s、周波数7MHz、消去パワー9m
W、記録パワー9mW、記録duty30%で特性を測
定した。再生時に磁界の印可は行っていない。
の間の切断層をSiNとした以外は、実施例1と同様に
して作成した。実施例1と同様の評価機を用いて、記録
条件は線速7m/s、周波数7MHz、消去パワー9m
W、記録パワー9mW、記録duty30%で特性を測
定した。再生時に磁界の印可は行っていない。
【0057】再生パワーを変えて測定を行ったところ、
再生パワー1mWではCNRが17dBであったが、再
生パワー2.8mWでは41.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10
(I2/I1)で定義される。)は−44dBであっ
た。このディスクを実施例1と同様にして3値記録を行
ったところ、第1記録パワー4.8mW、第2記録パワ
ー8.3mW、第3記録パワー1mWで3値の信号の記
録し、2.8mWで再生した結果、3値の記録再生が可
能であった。
再生パワー1mWではCNRが17dBであったが、再
生パワー2.8mWでは41.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10
(I2/I1)で定義される。)は−44dBであっ
た。このディスクを実施例1と同様にして3値記録を行
ったところ、第1記録パワー4.8mW、第2記録パワ
ー8.3mW、第3記録パワー1mWで3値の信号の記
録し、2.8mWで再生した結果、3値の記録再生が可
能であった。
【0058】実施例3 再生層と第1記録層の間、及び第1記録層と第2記録層
の間の切断層をキュリー温度120℃のTbFeとした
以外は、実施例1と同様にして作成した。実施例1と同
様の評価機を用いて、記録条件は線速7m/s、周波数
7MHz、消去パワー9mW、記録パワー10W、記録
duty30%で特性を測定した。再生時に磁界の印可
は行っていない。
の間の切断層をキュリー温度120℃のTbFeとした
以外は、実施例1と同様にして作成した。実施例1と同
様の評価機を用いて、記録条件は線速7m/s、周波数
7MHz、消去パワー9mW、記録パワー10W、記録
duty30%で特性を測定した。再生時に磁界の印可
は行っていない。
【0059】再生パワーを変えて測定を行ったところ、
再生パワー1mWではCNRが16dBであったが、再
生パワー2.8mWでは43.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10
(I2/I1)で定義される。)は−45dBであっ
た。
再生パワー1mWではCNRが16dBであったが、再
生パワー2.8mWでは43.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10
(I2/I1)で定義される。)は−45dBであっ
た。
【0060】このディスクを実施例1と同様にして3値
記録を行ったところ、第1記録パワー4.9mW、第2
記録パワー9.0mW、第3記録パワー1mWで3値の
信号の記録し、2.8mWで再生した結果、3値の記録
再生が可能であった。
記録を行ったところ、第1記録パワー4.9mW、第2
記録パワー9.0mW、第3記録パワー1mWで3値の
信号の記録し、2.8mWで再生した結果、3値の記録
再生が可能であった。
【0061】比較例1 記録層を第1記録層のみとして第2記層、及び第1記録
層と第2記録層の間の切断層を設けていない以外は実施
例1と同様にしてディスクを作成した。実施例1と同様
の評価機を用いて、記録条件は線速7m/s、周波数7
MHz、消去パワー9mW、記録パワー9mW、記録d
uty30%で特性を測定した。再生時に磁界の印可は
行っていない。
層と第2記録層の間の切断層を設けていない以外は実施
例1と同様にしてディスクを作成した。実施例1と同様
の評価機を用いて、記録条件は線速7m/s、周波数7
MHz、消去パワー9mW、記録パワー9mW、記録d
uty30%で特性を測定した。再生時に磁界の印可は
行っていない。
【0062】再生パワーを変えて測定を行ったところ、
再生パワー1mWではCNRが20dBであったが、再
生パワー2.8mWでは43.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10(
I2/I1)で定義される。)は−41dBであった。
実施例1と同様にして記録パワーに対する信号振幅を調
べたところ、実施例1で見られた、振幅が記録パワーに
対しフラットになる領域は観察されなかった。実施例1
と同様に3値のパワーで3値記録を試みたが、3値で記
録することはできなかった。
再生パワー1mWではCNRが20dBであったが、再
生パワー2.8mWでは43.3dBのCNRが得られ
た。1.75MHzで記録を行い、隣接トラックで測定
したクロストーク(記録トラックでの信号強度I1と隣
接トラックでの信号強度I2を用い、20log10(
I2/I1)で定義される。)は−41dBであった。
実施例1と同様にして記録パワーに対する信号振幅を調
べたところ、実施例1で見られた、振幅が記録パワーに
対しフラットになる領域は観察されなかった。実施例1
と同様に3値のパワーで3値記録を試みたが、3値で記
録することはできなかった。
【0063】比較例2 同一の基板を用い、保護層として酸化Taを90nm、
記録層としてTb21(Fe93Co7 ) 79を28nm、中
間層としてSiNを30nm、反射層としてAlを40
nm設けたディスクを作製した。その後、実施例1と同
条件で再生磁場を印可せず再生パワーPr=2.0mW
でCN比を測定したところ29dBであった。
記録層としてTb21(Fe93Co7 ) 79を28nm、中
間層としてSiNを30nm、反射層としてAlを40
nm設けたディスクを作製した。その後、実施例1と同
条件で再生磁場を印可せず再生パワーPr=2.0mW
でCN比を測定したところ29dBであった。
【0064】信号の位相の反転は観察されなかった。さ
らに実施例1〜6と同様にしてクロストークの測定を行
ったところ−22dBであった。実施例1と同様にして
3値記録を試みたが、3値で記録することはできなかっ
た。
らに実施例1〜6と同様にしてクロストークの測定を行
ったところ−22dBであった。実施例1と同様にして
3値記録を試みたが、3値で記録することはできなかっ
た。
【0065】
【発明の効果】本発明の光磁気記録媒体を用いることに
よって、超解像媒体における多値記録が可能となり、飛
躍的な記録容量の増加が見込まれる。
よって、超解像媒体における多値記録が可能となり、飛
躍的な記録容量の増加が見込まれる。
【図1】 発明の光磁気記録媒体の説明図
【図2】 実施例1における信号振幅の再生パワー依
存性のグラフ
存性のグラフ
1 再生層 2 切断層 3 第1記録層 4 第2記録層 5 第1記録層と再生層の静磁結合力 6 第2記録層と再生層の静磁結合力
Claims (4)
- 【請求項1】 磁性体からなる記録層及び再生層が基板
上に設けられている光磁気記録媒体であって、記録層を
キュリー温度が異なり夫々の層が独立した方向に磁化可
能とされた少なくとも2層の垂直磁化膜とし、再生層を
再生層が加熱された際、各記録層の磁化方向の組み合わ
せによる静磁結合力に応じ磁化方向が変化する磁性体に
より構成したことを特徴とする3値以上の記録再生が可
能な光磁気記録媒体。 - 【請求項2】 再生層の磁化が室温において実質的に膜
面に平行であり、再生時の温度上昇によって、膜面に垂
直方向に変化する請求項1に記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項3】 再生層と記録層の間に交換結合を切断す
る切断層を設けた請求項1に記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項4】 各記録層の間に交換結合を切断する切断
層を設けた、請求項1に記載の光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1812895A JPH08212607A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1812895A JPH08212607A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08212607A true JPH08212607A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=11962976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1812895A Pending JPH08212607A (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08212607A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999039341A1 (fr) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Hitachi Maxell, Ltd. | Support d'enregistrement optomagnetique, procede de reproduction associe et dispositif de reproduction associe |
| WO2004077425A1 (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Nihon University | 光磁気記録媒体、記録再生装置及び方法 |
| KR100608253B1 (ko) * | 1999-06-02 | 2006-08-02 | 삼성전자주식회사 | 두 기록층을 갖는 상변화 광디스크, 그리고, 그 광디스크를 위한3진데이터 처리방법 및 장치 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP1812895A patent/JPH08212607A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999039341A1 (fr) * | 1998-01-30 | 1999-08-05 | Hitachi Maxell, Ltd. | Support d'enregistrement optomagnetique, procede de reproduction associe et dispositif de reproduction associe |
| US6633514B1 (en) | 1998-01-30 | 2003-10-14 | Hitachi Maxell, Ltd. | Magneto-optical reproducing method using a plural of different reproducing beams |
| KR100608253B1 (ko) * | 1999-06-02 | 2006-08-02 | 삼성전자주식회사 | 두 기록층을 갖는 상변화 광디스크, 그리고, 그 광디스크를 위한3진데이터 처리방법 및 장치 |
| WO2004077425A1 (ja) * | 2003-02-25 | 2004-09-10 | Nihon University | 光磁気記録媒体、記録再生装置及び方法 |
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