JPH08213870A - 弾性表面波フィルタ装置及びこれに用いる変換器 - Google Patents

弾性表面波フィルタ装置及びこれに用いる変換器

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JPH08213870A
JPH08213870A JP7283492A JP28349295A JPH08213870A JP H08213870 A JPH08213870 A JP H08213870A JP 7283492 A JP7283492 A JP 7283492A JP 28349295 A JP28349295 A JP 28349295A JP H08213870 A JPH08213870 A JP H08213870A
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electrode
surface acoustic
acoustic wave
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JP7283492A
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Mitsuhiro Tanaka
光浩 田中
Susumu Nomoto
進 野本
Masahiko Sugiyama
雅彦 杉山
Kenji Suzuki
健司 鈴木
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信方式において要求されるフィルタ特性を
挿入損失、周波数特性及びT.T.Eレベルの全ての面
から満足しうる弾性表面波フィルタ装置を実現する。 【構成】 送信側変換器としての一方向性トランスデュ
ーサ2と、受信側変換器としての双方向性トランスデュ
ーサ4とを圧電性基板1上に形成する。濾波されるべき
信号が端子10及び11に入力されて端子12及び13
から得られる信号の周波数特性は、送信側変換器の特性
と受信側変換器の特性とが掛け合わされた特性となる。
したがって、挿入損失が小さく、周波数特性が良好で、
しかもT.T.Eレベルを十分抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波フィルタ装
置、特にCDMA通信方式に好適な広帯域の弾性表面波
フィルタ装置に関するものである。さらに、本発明は上
記フィルタ装置に好適な変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信システムの開発に伴い、
種々の通信方式が開発されている。通信にはFDMA
(周波数分割マルチアクセス)方式及びTDMA方式
(時間分割マルチアクセス)があり、周波数帯域又は時
間帯域を分割して各局に割り当てられている。これに対
して、CDMA方式は、周波数及び時間で重畳された信
号を利用することにより多数のチャネル数を確保できる
ために高い有用性を有し、その開発が強く要請されてい
る。このCDMA方式に用いられる弾性表面波フィルタ
装置については特有なフィルタ特性が要求されており、
その特性を要約すると次の通りである。 (a)10dB以下の挿入損失を満たすこと。 (b)広い帯域に亘って歪みの小さい周波数特性を形成
できること。 (c)30dB以上のT.T.E.(Triple Transit Ec
ho) 減衰レベルを満たすこと。
【0003】上述したフィルタ特性を満たす弾性表面波
フィルタ装置として、圧電性基板上に双方向性の入力側
変換器と双方向性の出力側変換器を形成したトランスバ
ーサル型の弾性表面波フィルタ装置が考えられる。すな
わち、双方向性変換器は、歪みのほとんどない周波数特
性を得ることができるため、2個の双方向性変換器を組
み合わせることにより歪みのほとんどない周波数特性の
広帯域フィルタ装置を実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】入力側変換器及び出力
側変換器として双方向性変換器を用いた弾性表面波フィ
ルタ装置は、広い帯域に亘って歪みのない周波数特性が
得られる利点があるが、変換器から励振される弾性表面
波が双方向であるため、トランスバーサル型フィルタ装
置として構成した場合挿入損失が大きすぎる不都合が生
じてしまう。さらに、双方向性変換器は、その電極構造
によりT.T.E.レベルが高過ぎ、CDMA用のフィ
ルタ装置に利用することができない。この場合、フィル
タ装置のインピーダンスを不整合させて使用することに
よりT.T.E.レベルを30dB以上減衰させること
が考えられるが、インピーダンスを不整合させると挿入
損失が一層増大する不都合が生じてしまう。したがっ
て、実際にはCDMA通信方式に用いることができる広
帯域特性の弾性表面波フィルタ装置は実現していないの
が実情である。
【0005】本発明の目的は、通信方式に応じて要求さ
れるフィルタ特性を挿入損失、周波数特性及びT.T.
E.レベルのすべての面から満足しうる弾性表面波フィ
ルタ装置を実現することである。さらに、本発明の目的
はCDMA通信方式に適合し得る弾性表面波フィルタ装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段並びに作用】本発明による
弾性表面波フィルタ装置は、圧電性基板と、この圧電性
基板上に形成した入力側変換器と、前記圧電性基板上に
形成された入力側変換器で励振された弾性表面波を変換
する出力側変換器とを具える弾性表面波フィルタ装置に
おいて、前記入力側変換器又は出力側変換器のいずれか
一方の変換器を一方向性変換器で構成し、他方の変換器
を双方向性変換器で構成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明では、変換特性が互いに異なる変換
器を組み合わせて所望のフィルタ特性を満たす弾性表面
波フィルタ装置を構成する。すなわち、トランスバーサ
ル型の弾性表面波フィルタ装置において、入力側変換器
及び出力側変換器として互いに特性が異なる変換器を用
いれば、フィルタ装置として得られる特性は、2個の変
換器の特性が掛け合わされたフィルタ特性となるため、
変換器の固有の特性を考慮して適切な変換器を組み合わ
せることにより所望のフィルタ特性の弾性表面波フィル
タ装置を実現することができる。変換器固有の特性とし
て、例えば挿入損失、周波数特性、T.T.E.減衰レ
ベル等が挙げられる。
【0008】広い帯域に亘って歪みの小さい良好な周波
数特性が得られる変換器として双方向性変換器がある。
双方向性変換器は、その電極構造の対称性により歪みの
ほとんどない周波数特性が得られる。しかしながら、双
方向性変換器は2方向に弾性表面波が励振されるため、
挿入損失の面から通信用のフィルタ装置には全く適合し
ないものであると当業者に認識されている。
【0009】このような事情を鑑み、本発明者が種々の
変換器について解析及び実験を行なった結果、一方向性
変換器について以下の優れた特性を有していることが判
明した。一方向性変換器は電極指の励振効果と反射効果
とを適切に利用しているため、トランスバーサル型のフ
ィルタ装置に適用する場合挿入損失を大幅に低減するこ
とができる。しかも、反射効果を適切に利用できるの
で、T.T.E.レベルについても、反対側の変換器で
反射して戻ってくる弾性表面波を有効に相殺することが
でき、この結果T.T.E.の原因となる反射波を大幅
に減衰させることができる。一方、一方向性変換器は、
その電極構造の非対称性により周波数特性について若干
の難点があり、必要帯域に若干リップルが生じてしま
う。特に、重み付け方法との関連において周波数特性に
歪みが生じてしまう。一方、対称な電極構造を有する双
方向性変換器は歪みのない周波数特性を有しているか
ら、他方の変換器として双方向性変換器を用いれば、一
方向性変換器の周波数特性の難点を軽減することができ
る。従って、対称な電極構造を有する双方向性変換器
と、励振効果及び反射効果を利用する一方向性変換器と
を適切に組み合せれば、周波数特性については双方向性
変換器の特性が活用され、挿入損失及びT.T.E.減
衰レベルについては一方向性変換器の特性が活用され、
この結果挿入損失、T.T.E.減衰レベル及び周波数
特性の全てを満足するトランスバーサル型弾性表面波フ
ィルタ装置を実現することができる。
【0010】従来の2個の双方向性変換器を組み合せた
フィルタ装置では、対称な電極構造の変換器を用いてい
るためT.T.E減衰レベルが小さ過ぎ、インピダンス
を整合させて使用する場合許容限界を超えてしまい、そ
のまま使用することができなかった。このため、2個の
変換器についてインピーダンスをミスマッチさせて使用
させるを得なかった。しかしながら、インピーダンスを
ミスマッチさせるとT.T.E.の減衰は大きくなるが
同時に挿入損失も大きくなってしまい、実際には20d
B程度の挿入損失が生じていた。このため、2段の増幅
器を用いざるを得ず、この結果周辺回路のコストが高価
になるばかりでなく、S/N比及び消費電力も悪化する
不都合が生じていた。これに対して、本発明による弾性
表面波フィルタ装置では、一方向性変換器の非対称電極
構造が有効に利用され、T.T.E.減衰レベルが格段
に増大する。この結果、インピダンスを整合させて使用
できるので、T.T.E.が改善されると同時に挿入損
失も一層小さくなり、挿入損失の小さい一方向性変換器
の固有の特性に加えて相乗的に挿入損失を低減すること
ができる。後述するように、試作したフィルタ装置の実
験結果によれば、挿入損失を約8dB程度まで減少させ
ることができることが判明した。
【0011】さらに、周波数特性及び群遅延時間(G.
D.T.)についても、試作したフィルタ装置によれ
ば、G.D.T.リップルが0.2μ秒で1dB帯域幅
が0.95MHzの帯域においてほとんどリップルのな
い特性が得られることが確認された。
【0012】本発明による弾性表面波フィルタ装置の実
施例は、前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面波の
伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形成さ
れ、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数の
電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期的に
形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の
複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極指と
λ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電極
と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配置
され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数の
電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指と
負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝播
方向又はこれとは反対の方向にλ/12偏位して位置す
る浮き電極とを具え、前記双方向性変換器が、λを基本
弾性表面波の伝播波長とした場合に、λ/4の中心間距
離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8で
ある2個の電極指の組をλのピッチで周期的に形成した
正電極と、同様にλ/4の中心間距離を以て位置し、弾
性表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の
組をλのピッチで周期的に形成され、各電極指の組が前
記正電極の隣接する電極指の組とλ/2の中心間距離を
以ってそれぞれ位置する負電極とを具えることを特徴と
するものである。
【0013】浮き電極型の一方向性変換器として、正電
極、負電極及び浮き電極の各電極板の弾性表面波の伝播
方向の幅をλ/8に設定したλ/8型の一方向正変換器
と、各電極板の幅をλ/12に設定したλ/12型の一
方向性変換器とがある。λ/8型の一方向性変換器の場
合、浮き電極の電極指を偏移させることができる範囲が
狭ますぎ、すなわち正電極、負電極及び浮き電極の各電
極の配列ピッチを電極指の幅(すなわち、λ/8)又は
これの整数倍に設定することができない。この結果、双
方向性変換器と組み合せた場合浮き電極による反射効果
が有効に活用できず、従って挿入損失及びG.D.T.
の面からの特性の改善を期待することができない。
【0014】これに対して、正電極、負電極及び浮き電
極の各電極指の幅をλ/12に設定したλ/12型の一
方向性変換器の場合、各電極の全ての電極指をλ/12
又はこれの整数倍の配列ピッチで形成することができ、
浮き電極による反射効果を有効に活用することができ
る。この結果、双方向性変換器と組み合せた場合、挿入
損失、G.D.T.周波数特性及びT.T.E.の全て
を満足し得るフィルタ装置を実現することができる。
【0015】次に、双方向性変換器について検討する。
双方向性変換器として、正電極及び負電極の各電極指の
幅をλ/4に設定した変換器がある。この変換器は励振
効率の面から把えると極めて有益である。しかしなが
ら、電極指の各端間のピッチがλ/4となるため、電極
指の各端縁で生じた反射波が互いに同相になり、この結
果1dB以上の大きなリップルが生じてしまう。従っ
て、一方向性変換器と組み合せた場合、周波数特性を満
足することができない。
【0016】また、各電極指の幅をλ/8に規定した双
方向性変換器の場合、電極指の面積がλ/4型よりも少
なくなるため励振効率はλ/4型よりも低下する。ま
た、電極指の端縁で生ずる反射波の位相が相互にずれる
ため、周波数特性にリップルが生じてしまう。従って、
一方向性変換器と組み合せた場合、挿入損失及び周波数
特性について満足できる特性を得ることができない。
【0017】これに対して、幅がλ/8の2本の電極指
を対とし、正電極及び負電極の電極指を2本の電極指対
で構成したλ/8スプリット型の双方向性変換器の場
合、電極指の面積はλ/4型と同一であり高い励振効率
が得られる。また、電極指端縁で発生する反射波は互い
に位相が反転した反射波同士だけであるからリップルの
ない極めて良好な周波数特性が得られる。従って、この
λ/8スプリット型の電極構造を有する双方向性変換器
をλ/12型の一方向性変換器と組み合せれば、挿入損
失、周波数特性及びT.T.E.減衰レベルについて各
変換器が有する固有の欠点が互いに補完され、この結果
優れた特性を有する弾性表面波フィルタ装置を実現する
ことができる。
【0018】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の実施例は、前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮き
電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とするもので
ある。
【0019】水晶基板は温度変化に対する周波数変動が
微小であるので、圧電性基板として水晶基板を用いると
温度変化による通過周波数帯域の変化を微小範囲内に維
持することができる。しかしながら、水晶は電気機械結
合係数が小さいため、既存の変換器をそのまま形成した
のでは挿入損失の観点から実用化することができない。
本発明者が水晶基板における挿入損失について詳細な検
討を行った結果、浮き電極の反射係数の符号が挿入損失
に強く影響していることが判明した。水晶基板の場合、
開放型浮き電極に比べて短絡型浮き電極の方が反射係数
が大きい。したがって、浮き電極として短絡型浮き電極
を用いるのが好適である。このように構成することによ
り、電気機械結合係数の小さい水晶基板を用いても挿入
損失を極めて小さな範囲に抑えることができ、この結果
温度特性に優れるとともに低損失の広帯域弾性表面波フ
ィルタ装置を実現することができる。尚、LiTaO3基板
は、水晶基板とほぼ同様な電気機械結合係数及び反射特
性を有しているので、水晶基板と同様に用いることがで
きる。またLi2B4O7 基板についてもさらに損入損失の改
善ができ同様に用いることができる。
【0020】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の変形例は、前記一方向性変換器を正規型電極構造(各
電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の寸法が
同一に設定され、重み付けされていない電極構造)と
し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
したことを特徴とする。帯域外減衰特性を大きく設定す
るためには、変換器に重み付けを施す必要がある。この
場合、一方向性変換器の電極構造に重み付けをしたので
は周波数特性が悪化してしまう。特に、浮き電極型の一
方向性変換器を重み付け電極構造とすると、浮き電極の
電極指を接続する接続部が励振領域内に位置してしま
い、この部分で不所望な反射波が生じたり励起された弾
性表面波に伝播速度差が生じてしまい、この結果強いリ
ップルが生じてしまう。これに対して、対称な電極構造
に重み付けをしてもリップルが生ずる不都合は発生しな
い。このような認識に基き、本例では一方向性変換器は
正規型の電極構造とし、双方向性変換器に重み付けを行
なう。このように構成することにより、広い帯域に亘っ
てリップルのない特性を得ることができる。
【0021】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の変形例は、前記双方向性変換器の重み付け電極構造
が、各電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の
長さが弾性表面波の伝播方向に沿って順次変化するアポ
タイズ法により構成されていることを特徴とする。重み
付けの方法として、電極指を所望のピッチで間引く間引
き法やバリピッチ法が知られている。しかし、これらの
方法では、電極指における反射波に位相ずれが生じ、リ
ップルの原因となってしまう。これに対して、アポタイ
ズ法では、電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方
向の長さを順次変化させているため、位相ずれによるリ
ップルの発生が防止され、リップルのない周波数特性を
得ることができる。
【0022】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の実施例は、前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向にお
ける幅がλ/8及び3λ/8の電極指を3λ/8の中心
間距離を以て位置する電極指の組をλのピッチで周期的
に形成した電極指の組を有する電極を少なくとも一つ有
することを特徴とするものである。
【0023】このように弾性表面波の伝播方向における
幅がλ/8である電極指と弾性表面波の伝播方向におけ
る幅が3λ/8である電極指とを組み合わせる構成とす
ることにより、一方向性変換器に入射した弾性表面波
は、それぞれの電極指のエッジでの音響インピーダンス
の不整合により反射されるが、その合成ベクトルの位相
は電気的な反射波の位相と正反対となるので、合成反射
波を零にすることができ、挿入損失を犠牲にすることな
く反射波をなくすことができる。
【0024】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の実施例は、前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の幅
がλ/4である第1の電極指と、この第1の電極指とλ
の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方向の幅
がλ/4である第2の電極指との組を所定のピッチで周
期的に形成した第1の電極と、前記第1の電極の第1の
電極指と第2の電極指との間に配置され、弾性表面波の
伝播方向の幅がλ/4である電極指を有する第2の電極
と、前記第1の電極の第1の電極指と第2の電極指との
組の間に配置され、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4
である少なくとも1個の浮き電極とを具えることを特徴
とするものである。
【0025】この場合、弾性表面波の入射方向の反対側
に伝播する弾性表面波を、第1の電極の第1の電極指と
第2の電極指との組の間に配置された浮き電極により反
射するので、挿入損失が少ない弾性表面波フィルタ装置
を実現することができる。
【0026】本発明による弾性表面波フィルタ装置の別
の実施例は、前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の幅
がλ/8である第1の電極指と、この第1の電極指とλ
/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方向
の幅がλ/8である第2の電極指と、この第2の電極指
と3λ/4の中心間距離以て配置し、弾性表面波の伝播
方向の幅がλ/8である第3の電極指と、この第3の電
極指とλ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の
伝播方向の幅がλ/8である第4の電極指との組を所定
のピッチで周期的に形成した第1の電極と、弾性表面波
の伝播方向の幅がλ/8である第5の電極指と、この第
5の電極指とλ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表
面波の伝播方向の幅がλ/8である第6の電極指との組
を所定のピッチで形成し、前記第5の電極指と第6の電
極指との組が前記第1の電極の第2の電極指と第3の電
極指との間に配置された第2の電極と、前記第1の電極
の第1、第2、第3及び第4の電極指の組の間に配置さ
れ、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4である少なくと
も1個の浮き電極とを具えることを特徴とするものであ
る。
【0027】この場合、弾性表面波の入射方向の反対側
に伝播する弾性表面波を、第1の電極の第1、第2、第
3及び第4の電極指の組の間に配置された浮き電極によ
り反射するので、挿入損失が少ない弾性表面波フィルタ
装置を実現することができる。
【0028】本発明による弾性表面波フィルタ装置は、
圧電性基板と、この圧電性基板上に形成され、双方向性
の電極構造を有する第1の変換器と、第1の変換器の弾
性表面波の伝播軸線の両側にそれぞれ配置した一方向性
の電極構造を有する第2及び第3の変換器とを具え、前
記第1の変換器を入力側変換器とした場合に前記第2及
び第3の変換器を出力側変換器とし、前記第1の変換器
を出力側変換器とした場合に前記第2及び第3の変換器
を入力側変換器としたことを特徴とする。前述した2個
の変換器を互いに対向するように配置した形態の弾性表
面波フィルタ装置では、双方向性変換器で励振されたエ
ネルギーのうち半分のエネルギーが損失となってしま
う。これに対して、本発明のように、双方向性変換器の
両側にそれぞれ一方向性変換器を配置すれば、双方向性
変換器で励振された全てエネルギーを有効に利用するこ
とができ、この結果挿入損失をさらに大幅に低減するこ
とができる。
【0029】本発明による弾性表面波フィルタ装置は、
T.T.E.減衰レベルが30dB以上のCDMA通信
システム用の弾性表面波フィルタ装置であって、圧電性
基板と、この圧電性基板上に形成した入力側変換器と、
前記入力側変換器で励振された弾性表面波を変換する出
力側変換器とを具え、前記入力側変換器又は出力側変換
器のいずれか一方の変換器を一方向性変換器で構成し、
他方の変換器を双方向性変換器で構成したことを特徴と
する。CDMA(Code Division Multiple Access)通信
システムに用いられるフィルタの主要な特性として、広
帯域特性が要求されると共に、30dB以上のT.T.
E.減衰レベルを満たさねばならない。これら主要な要
件は、一方向性変換器と双方向性変換器とを組み合せる
ことにより実現される。すなわち、一方向性変換器は高
いT.T.E.減衰特性を有し、双方向性変換器特にλ
/8スプリット型の双方向性変換器はリップルのほとん
どない良好な周波数特性を有しているから、これらの変
換器を組み合せることによりCDMA通信システムに用
いられる弾性表面波フィルタ装置を実現することができ
る。
【0030】本発明による弾性表面波フィルタ装置は、
T.T.E.減衰レベルが30dB以上、群遅延時間リ
ップルが0.5μ秒以下で、挿入損失が10dB以下の
CDMA通信システム用の弾性表面波フィルタ装置であ
って、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成した入力
側変換器と、前記入力側変換器で励振された弾性表面波
を変換する出力側変換器とを具え、前記入力側変換器又
は出力側変換器のいずれか一方の変換器を一方向性変換
器で構成し、他方の変換器を双方向性変換器で構成した
ことを特徴とする。CDMA通信方式に用いられるフィ
ルタの特性として、T.T.E.減衰レベルが30dB
以下、群遅延時間リップルが0.5μ秒以下、挿入損失
が10dB以下である。これらの要件は、一方向性変換
器と双方向性変換器を組合せることにより全て満足する
ことができる。
【0031】本発明による弾性表面波フィルタ装置用の
変換器は、弾性表面波フィルタ装置用の変換器であっ
て、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成され、弾性
表面波の伝播軸線の両方の方向に弾性表面波を励振する
双方向性電極構造を有する双方向性変換器部分と、弾性
表面波の伝播軸線の一方の方向にだけ弾性表面波を励振
する一方向性電極構造を有する一方向性変換器部分とを
具え、これら双方向性変換器部分と一方向性変換器部分
とを、これら変換器部分の伝播軸線が互いに一致するよ
うに一体的に結合したことを特徴とする。双方向性変換
器として、このような変換器構造とすることにより、一
方の方向に励振されるエネルギーを反対の方向に励振さ
れるエネルギーよりも大きくすることができ、双方向性
変換器による損失を低減することができ、この結果フィ
ルタ装置としての損失も低減することができる。
【0032】
【実施例】本発明による弾性表面波フィルタ装置の実施
例を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に
よる弾性表面波フィルタ装置の第1実施例の線図的平面
図である。本例では、圧電性基板として矩形の水晶基板
1を用いる。水晶基板は温度変化に対する帯域幅変化が
微小であるから、温度変化による通過周波数帯域の変化
を微小範囲に維持することができる。この水晶基板1の
表面上に入力側変換器2と、シールド電極3と、出力側
変換器4とを弾性表面波の伝播軸線に沿って順に形成す
る。入力側変換器2を一方向性変換器とし、この一方向
性変換器を正電極5及び負電極6と、これら正電極5及
び負電極6の電極指間に配置した浮き電極7とで構成す
る。これら正電極5、負電極6及び浮き電極7の弾性表
面波の伝播方向における電極指の幅を例えば1.1×λ
/12に設定する。ここで、λは基本弾性表面波の波長
とする。正電極5及び負電極6の各電極指はそれぞれλ
のピッチで形成し、正電極5の電極指と隣接する負電極
6の電極指との間の中心間距離はλ/2に設定する。ま
た、浮き電極7の電極指は隣接する正電極5及び負電極
6の電極指間の中間位置から弾性表面波の伝播方向の上
流側にλ/12だけ偏位するように配置して非対称構造
に基づく一方向特性を高める。入力側変換器2の電極の
対数は例えば40対に設定する。この対数は要求される
フィルタ特性に応じて適宜最適条件に設定することがで
きる。
【0033】本例では、入力側変換器2は、短絡型の浮
き電極7の配置位置を隣接する正電極5の電極指と負電
極6の電極指との間の中間位置から大幅に偏位させて非
対称構造に基づく一方向伝播を一層増強することにより
挿入損失を小さくしている。ここで、電極指の幅をλ/
8に設定したのでは、浮き電極7の偏位量が小さいため
に非対称構造に基づく一方向性を有効に達成することが
できない。このために、電極指の幅をλ/12に定め、
浮き電極7を隣接する正電極5の電極指と負電極6の電
極指の中間位置から弾性表面波の伝播方向とは反対の方
向にλ/12だけ偏位させる。
【0034】出力側変換器4は、正電極8及び負電極9
をλ/4の中心間距離を以て配置した二つの電極指の組
をλのピッチで周期的に複数形成したスプリット電極構
造の双方向性変換器で構成し、正電極8の各電極指の組
が負電極9の電極指の組とλ/2の中心間距離を以って
それぞれ位置するように設定する。本例では、弾性表面
波の変換効率を良くするために、これら正電極8及び負
電極9の電極指の幅をλ/8に設定する。このように構
成することにより、互いに隣接する電極指間の間隔が全
てλ/8に設定されることになる。出力側変換器4の電
極の対数は例えば300対に設定する。
【0035】また、出力側変換器4にはアポタイズ法に
よる重み付けが行なわれており、正電極8の電極指と負
電極9の電極指との交叉幅すなわち開口長を弾性表面波
の伝播方向に沿って変化させている。
【0036】本例の動作を説明する。入力側変換器2と
して一方向性変換器2を、出力側変換器4として双方向
性変換器4を用いた場合、濾波されるべき信号が端子1
0及び11に入力されると、入力側変換器2によって励
起された弾性表面波はほとんど一方向にすなわち出力側
変換器4方向に伝播され、シールド電極3を経て出力側
変換器4で電気信号に変換され、端子12及び13から
濾波された信号が出力される。端子12及び13から得
られる信号の周波数特性は、一方向性変換器の特性と双
方向性変換器の特性とが掛け合わされた特性となる。し
たがって、トランスバーサル型フィルタ装置において一
方向性変換器と双方向性変換器とを組み合わせることに
より、周波数特性については双方向性変換器の良好な特
性が活用され、挿入損失及びT.T.E.レベルについ
ては一方向性変換器の有用な特性が生かされた弾性表面
波フィルタ装置を実現することができる。この結果、周
波数特性、挿入損失及びT.T.E.レベルの要件を全
て満たす弾性表面波フィルタ装置を実現することができ
る。なお、入力側変換器2に双方向性変換器を、出力側
変換器4に一方向性変換器を用いた場合も同様の効果が
得られる。尚、出力側変換器として一方向性変換器を用
いる場合、浮き電極の電極指は弾性表面波の伝播方向に
λ/12だけ偏位させる。
【0037】図2は、本発明による弾性表面波フィルタ
装置の第2実施例の線図的平面図である。本例では、入
力側変換器22を一方向性変換器とし、この一方向性変
換器を、λを基本弾性表面波の伝播波長とした場合に、
弾性表面波の伝播方向における幅がλ/8の電極指25
aをλのピッチで周期的に形成した正電極25と、弾性
表面波の伝播方向における幅がλ/8及び3λ/8の電
極指26a及び26bを3λ/8の中心間距離を以て配
置した電極指の組をλのピッチで周期的に形成した負電
極26とで構成する。また、正電極25の電極指25a
と隣接する負電極26の電極指26aとの間の中心間距
離は3λ/4に設定する。出力側変換器24は図1の出
力側変換器と同一構造とする。
【0038】λ/8の線幅の電極指26aと3λ/8の
線幅の電極指26bとを組み合わせる構成とすることに
より、入力側変換器26を一方向性変換器として用いた
場合、端子30及び31に信号が入力されると、励起さ
れた弾性表面波はそれぞれの電極指のエッジでの音響イ
ンピーダンスの不整合により反射されるが、その合成ベ
クトルの位相は電気的な反射波の位相と正反対となるの
で、合成反射波を零にすることができ、挿入損失を犠牲
にすることなく反射波をなくすことができる。他の構成
及び動作は第1実施例と同様である。
【0039】図3は、本発明による弾性表面波フィルタ
装置の第3実施例の線図的平面図である。本例では、入
力側変換器42を一方向性変換器とし、この一方向性変
換器は、λを基本弾性表面波の伝播波長とした場合に、
弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4である二つの電極指
の組をλのピッチで周期的に形成した複数の電極指の組
を有する正電極45と、3λのピッチで周期的に形成し
た複数の電極指を有し、各電極指が正電極45の電極指
の組の電極指の中間に位置する負電極46と、複数の電
極指の組にそれぞれ隣接して配置された反射器アレイ4
7とを具える。反射器アレイ47は線幅及び配置間隔が
それぞれλ/4である3本の浮き電極47aを具える。
なお、正電極45の電極指の組の中心間距離を本例では
3λのピッチで周期的に形成しているが、浮き電極の個
数に応じてピッチを変えてもよい。出力側変換器44は
図1の出力側変換器と同一構造とする。
【0040】この入力側変換器42は、弾性表面波の入
射方向の反対側に伝播する弾性表面波を、複数の電極指
の組にそれぞれ隣接して配置された反射器アレイ47に
より反射するので、挿入損失が少ない弾性表面波フィル
タ装置を実現することができる。
【0041】本例において、線幅がλ/8である第1の
電極指と、この第1の電極指とλ/4の中心間距離を以
て配置し、線幅がλ/8である第2の電極指と、この第
2の電極指と3λ/4の中心間距離を以て配置し、線幅
がλ/8である第3の電極指と、この第3の電極指とλ
/4の中心間距離を以て配置し、線幅がλ/8である第
4の電極指との組を所定のピッチで周期的に形成した第
1の電極と、線幅がλ/8である第5の電極指と、この
第5の電極指とλ/4の中心間距離を以て配置し、線幅
がλ/8である第6の電極指との組を所定のピッチで形
成し、第5の電極指と第6の電極指との組が第1の電極
の第2の電極指と第3の電極指との間に配置された第2
の電極と、第1の電極の第1、第2、第3及び第4の電
極指との組の間に配置され、線幅がλ/4である少なく
とも1個の浮き電極とを具える一方向性変換器を用いる
こともできる。他の構成及び動作は第1及び第2実施例
と同様である。
【0042】図4は、本発明による弾性表面波変換器の
線図的平面図である。本例による弾性表面波変換器は、
水晶基板61と、弾性表面波の伝播軸線が互いに一致す
るように水晶基板61上に形成されたインタディジタル
型の第1及び第2の双方向性変換器部分62a及び62
b並びに一方向性変換器部分63とを具える。これら第
1及び第2の双方向性変換器部分は図1に示す双方向性
変換器の電極構造と基本的に同一であり、一方向性変換
器部分も図1に示す一方向性変換器の電極構造と基本的
に同一である。
【0043】第1の双方向性変換器部分62aは、λを
基本弾性表面波の伝播波長とした場合に、中心間距離を
λ/4にして配置した二つの電極指の組をλのピッチで
周期的に複数形成した正電極64aと、同様にλ/4の
中心間距離を以て配置した二つの電極指の組をλのピッ
チで周期的に形成し、各電極指の組が正電極の電極指の
組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電
極65aとを具える。各電極指の弾性表面波の伝播方向
における幅をλ/8とする。電極64aの電極指とこの
電極指に対向する負電極65aの電極指との交叉幅を弾
性表面波の伝播方向に沿って重み付けをしている。
【0044】第2の双方向性電極部分62bは、λを基
本弾性表面波の伝播波長とした場合に、λ/4の中心間
距離を以て配置した二つの電極指の組をλのピッチで周
期的に複数形成した正電極64bと、同様にλ/4の中
心間距離を以て配置した二つの電極指の組をλのピッチ
で周期的に複数形成し、各電極指の組が前記正電極の電
極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
る負電極65bとを具える。各電極指の弾性表面波の伝
播方向における幅をλ/8とし、正電極64bの電極指
とこの電極指に対向する負電極65bの電極指との交叉
幅を弾性表面波の伝播方向に沿って重み付けしている。
【0045】一方向性変換器部分63は、正電極64c
及び負電極65cと、これら正電極64c及び負電極6
5cの電極指間に配置した浮き電極66とで構成する。
この一方向性電極部分63を、第1の双方向性電極部分
62a及び第2の双方向性変換器部分62bの電極指の
最大交叉幅の部分に隣接するように第1の双方向性変換
器部分62aと第2の双方向性変換器部分62bとの間
に配置する。また、この一方向性変換器部分は正規型電
極構造とする。さらに、一方向性変換器部分の開口長は
双方向性変換器部分の最大開口長よりも大きくする。
【0046】図5は図4に示す変換器を用いた弾性表面
波フィルタ装置の一例の構成を示す。本例では、基板7
0上に入力側変換器71として図1の一方向性変換器を
形成し、出力側変換器72として図4に示す双方向性変
換器を用いる。
【0047】図4に示す変換器は、浮き電極66の電極
指の偏位方向に応じて入力側変換器又は出力側変換器と
して用いることができる。すなわち、浮き電極66の電
極指を弾性表面波の伝播方向にλ/12偏位させた場合
出力側変換器として用いられ、入力側変換器として用い
る場合には弾性表面波の伝播方向と反対の方向にλ/1
2に偏位させる。また、この変換器は図1に示す一方向
性変換器と組み合せて用いることができ、この場合挿入
損失をさらに改善することができる。或いは、この構造
の変換器を2個用い、入力側及び出力側変換器として組
み合せて、フィルタ装置として構成することも可能であ
る。この場合でも、図1に示す構造の弾性表面フィルタ
装置とほぼ同等のフィルタ特性が得られる。
【0048】図6は本発明による別の弾性表面波フィル
タ装置の構成を示す。本例では、水晶基板80の中央部
に入力側変換器81を配置し、その両側に第1及び第2
の出力側変換器82及び83をそれぞれ配置する。入力
側変換器81として図1に示すλ/8スプリット型の双
方向性変換器と同一構造の双方向性変換器を用いる。ま
た、出力側変換82及び83として図1に示す電極指の
幅がλ/12の浮き電極型の一方向性変換器を用いる。
第1の出力側変換器82の浮き電極は弾性表面波の伝播
方向すなわち図面の左側にλ/12だけ偏位させ、第2
の出力側変換器83の浮き電極は図面の右側にλ/12
だけ偏位させる。尚、例えば、対数は入力側変換器を3
00対とし、第1及び第2の変換器はそれぞれ40対と
する。入力側変換器81により励振された弾性表面波は
第1の出力側変換器82及び第2の出力側変換器83に
向けて互いに等しいエネルギー量で伝播し、第1及び第
2の出力側変換器により電気信号に変換される。このよ
うに構成すれば、入力側の双方向性変換器81により励
振された全ての弾性表面波を有効に利用でき、この結果
挿入損失を一層低減することができる。尚、本例では、
双方向性変換器81を入力側変換器とし、第1及び第2
の一方向性変換器を出力側変換器として用いたが、入出
力を逆にして、双方向性変換器81を出力側変換器と
し、第1及び第2の一方向性変換器82及び83を入力
側変換器として用いることも可能である。
【0049】図7及び図8は、図6に示す弾性表面波フ
ィルタ装置の変形例を示すものである。図7は圧電性基
板中央に配置した双方向性変換器の両側に形成した一方
向性変換器を図2に示す一方向性変換器22と基本的に
同一構造の一方向性変換器とした例を示す。また、図8
は中央の双方向性変換器の両側に図3に示す一方向性変
換器と基本的に同一構造の一方向性変換器を配置した例
を示す。
【0050】次に、上述した本発明による弾性表面波フ
ィルタ装置のフィルタ特性の実験結果について説明す
る。図1、図5及び図6に示す形態のフィルタ装置を試
作し、試作したフィルタ装置について周波数、挿入損
失、GDT及びT.T.E.減衰レベルを測定した。試
作したフィルタ装置の条件は以下の通りである。 基板 水晶 対数 双方向性変換器300対、一方向性変
換器40対 中心周波数 85.38MHz 重み付け 双方向性変換器にアポタイズ法による
重み付けを行なう。
【0051】図9は図1に示す形態の試作フィルタ装置
の周波数特性を示す。図9において、横軸は周波数(M
Hz)を示し縦軸は減衰量(dB)を示す。図中、実線
は周波数特性を示し、破線はGDTを示す。図9に示す
ように、必要帯域において歪みのない周波数特性が得ら
れた。尚、挿入損失は10dB、GDTリップルは0.
2μ秒、T.T.E.減衰レベルは40dBであった。
【0052】図10は、参考例として図1の双方向性変
換器の代りに重み付けした一方向性変換器で置き換えた
試作フィルタ装置の特性を示す。入出力側変換器を共に
一方向性変換器で構成した場合、挿入損失が8dBと低
減されている。しかしながら、必要帯域において1dB
以上のリップルが発生している。この結果より明らかな
ように、浮き電極型の一方向性変換器に重み付けすると
大きなリップルが生ずること明らかである。従って、対
称な電極構造を有する双方向性変換器に重み付けを行な
い一方向性変換器を正規型電極構造とすることは極めて
有益である。
【0053】図11は図5に示す形態のフィルタ装置の
特性を示す。挿入損失は8.5dBであり、必要帯域に
亘って歪みのない周波数特性が得られた。また、GDT
リップルは0.3μ秒であり、T.T.E.減衰レベル
は50dBであった。
【0054】図12に図6に示す形態のフィルタ装置の
特性を示す。挿入損失は8dBであり、図1に示す損失
よりも2dB改善された。また、必要帯域に亘ってリッ
プルのない周波数特性が得られた。GDTリップルは
0.3μ秒であり、T.T.E.減衰は50dBであっ
た。
【0055】図9〜図12から明らかなように、本発明
による弾性表面波フィルタ装置は、周波数特性、挿入損
失GDT及びT.T.E.減衰レベルの全てにおいて良
好な特性が得られ、特にCDMA通信に用いられるフィ
ルタとして満足し得る特性が得られることが確認され
た。
【0056】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、変形が可能である。また、圧電性基板として
水晶基板の他に、LiTaO3、Li2B4O7 、LiNbO3基板等の他
の圧電性基板を用いることもできる。特に、LiTaO3、Li
2B4O7 基板は水晶基板とほぼ同等の電気機械結合係数及
び反射特性を有しており、水晶基板と同様な電極構造と
することにより有用なフィルタ装置を構成できる。
【0057】さらに、電極指の線幅がλ/12の一方向
性変換器の場合、電極指の場合は必ずしもλ/12に厳
格に規定する必要はなく励振効率を増強するため電極指
の幅を例えば1.2×λ/12又は1.3×λ/12程
度に設定することも可能である。
【0058】さらに、本発明による弾性表面波フィルタ
装置は、広帯域フィルタとして極めて有用であるが、勿
論狭帯用フィルタとして用いることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による弾性
表面波フィルタ装置によれば、入力側変換器と出力側変
換器とを組み合わせて弾性表面波フィルタ装置を構成す
ることにより、挿入損失が小さく、良好な周波数特性が
得られ、しかもT.T.E.レベルを十分抑制できる弾
性表面波フィルタ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による弾性表面波フィルタ装置の第1実
施例の線図的平面図である。
【図2】本発明による弾性表面波フィルタ装置の第2実
施例の線図的平面図である。
【図3】本発明による弾性表面波フィルタ装置の第3実
施例の線図的平面図である。
【図4】本発明による弾性表面波フィルタ装置に用いら
れる変換器の線図的平面図である。
【図5】本発明による弾性表面波フィルタ装置の第4実
施例の線図的平面図である。
【図6】本発明の別の弾性表面波フィルタ装置の構成を
示す線図である。
【図7】本発明の別の弾性表面波フィルタ装置の構成を
示す線図である。
【図8】本発明の別の弾性表面波フィルタ装置の構成を
示す線図である。
【図9】図1に示すフィルタの特性を示すグラフであ
る。
【図10】参考例として示すフィルタ装置の特性を示す
グラフである。
【図11】図5に示すフィルタ装置の特性を示すグラフ
である。
【図12】図6に示すフィルタ装置の特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1,21,41,61,71 水晶基板、2,22,4
2,74 入力側変換器、3,23,43,73a,7
3b シールド電極、4,24,44,62,72a,
72b 出力側変換器、5,9,25,29,45,4
9,65a,65b,65c,76a,76b,78
正電極、6,8,26,28,46,48,64a,6
4b,64c,75a,75b,79 負電極、7,6
6 浮き電極、10,11,12,13,30,31,
32,33,50,51,52,53 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 健司 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電性基板と、この圧電性基板上に形成し
    た入力側変換器と、前記入力側変換器で励振された弾性
    表面波を変換する出力側変換器とを具える弾性表面波フ
    ィルタ装置において、前記入力側変換器又は出力側変換
    器のいずれか一方の変換器を一方向性変換器で構成し、
    他方の変換器を双方向性変換器で構成したことを特徴と
    する弾性表面波フィルタ装置。
  2. 【請求項2】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
    波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形成
    され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数
    の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期的
    に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12
    の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極指
    とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電極
    と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配置
    され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数の
    電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指と
    負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝播
    方向又はこれとは反対の方向にλ/12偏位して位置す
    る浮き電極とを具え、 前記双方向性変換器が、λを基本弾性表面波の伝播波長
    とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性
    表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の組
    をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様にλ/
    4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接する電
    極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
    る負電極とを具えることを特徴とする請求項1記載の弾
    性表面波フィルタ装置。
  3. 【請求項3】前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮き
    電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とする請求項
    2記載の弾性表面波フィルタ装置。
  4. 【請求項4】前記圧電性基板をタンタル酸リチウム基板
    とし、前記浮き電極を短絡型の浮き電極としたことを特
    徴とする請求項2記載の弾性表面波フィルタ装置。
  5. 【請求項5】前記圧電性基板をホウケン酸リチウム基板
    とし、前記浮き電極を短縮型の浮き電極としたことを特
    徴とする請求項2記載の弾性表面波フィルタ装置。
  6. 【請求項6】前記一方向性変換器を正規型電極構造と
    し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
    したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の弾
    性表面波フィルタ装置。
  7. 【請求項7】前記双方向性変換器の重み付け電極構造
    が、各電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の
    長さが弾性表面波の伝播方向に沿って順次変化するアポ
    タイズ法により構成されていることを特徴とする請求項
    5に記載の弾性表面波フィルタ装置。
  8. 【請求項8】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
    波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向にお
    ける幅がλ/8及び3λ/8の電極指を3λ/8の中心
    間距離を以て位置する電極指の組をλのピッチで周期的
    に形成した電極を少なくとも一つ有することを特徴とす
    る請求項1記載の弾性表面波フィルタ装置。
  9. 【請求項9】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表面
    波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の幅
    がλ/4である第1の電極指と、この第1の電極指とλ
    の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方向の幅
    がλ/4である第2の電極指との組を所定のピッチで周
    期的に形成した第1の電極と、前記第1の電極の第1の
    電極指と第2の電極指との間に配置され、弾性表面波の
    伝播方向の幅がλ/4である電極指を有する第2の電極
    と、前記第1の電極の第1の電極指と第2の電極指との
    組の間に配置され、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4
    である少なくとも1個の浮き電極とを具えることを特徴
    とする請求項1記載の弾性表面波フィルタ装置。
  10. 【請求項10】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である第1の電極指と、この第1の電極指と
    λ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方
    向の幅がλ/8である第2の電極指と、この第2の電極
    指と3λ/4の中心間距離以て配置し、弾性表面波の伝
    播方向の幅がλ/8である第3の電極指と、この第3の
    電極指とλ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波
    の伝播方向の幅がλ/8である第4の電極指との組を所
    定のピッチで周期的に形成した第1の電極と、 弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8である第5の電極指
    と、この第5の電極指とλ/4の中心間距離を以て配置
    し、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8である第6の電
    極指との組を所定のピッチで形成し、前記第5の電極指
    と第6の電極指との組が前記第1の電極の第2の電極指
    と第3の電極指との間に配置された第2の電極と、 前記第1の電極の第1、第2、第3及び第4の電極指の
    組の間に配置され、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4
    である少なくとも1個の浮き電極とを具えることを特徴
    とする請求項1記載の弾性表面波フィルタ装置。
  11. 【請求項11】圧電性基板と、この圧電性基板上に形成
    され、双方向性の電極構造を有する第1の変換器と、第
    1の変換器の弾性表面波の伝播軸線の両側にそれぞれ配
    置した一方向性の電極構造を有する第2及び第3の変換
    器とを具え、前記第1の変換器を入力側変換器とした場
    合に前記第2及び第3の変換器を出力側変換器とし、前
    記第1の変換器を出力側変換器とした場合に前記第2及
    び第3の変換器を入力側変換器としたことを特徴とする
    弾性表面波フィルタ装置。
  12. 【請求項12】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形
    成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複
    数の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期
    的に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/1
    2の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極
    指とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電
    極と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配
    置され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数
    の電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指
    と負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝
    播方向と反対の方向にλ/12偏位して位置する浮き電
    極とを具え、 前記双方向性変換器が、λを基本弾性表面波の伝播波長
    とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性
    表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の組
    をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様にλ/
    4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接する電
    極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
    る負電極とを具えることを特徴とする請求項10記載の
    弾性表面波フィルタ装置。
  13. 【請求項13】前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮
    き電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とする請求
    項11記載の弾性表面波フィルタ装置。
  14. 【請求項14】前記圧電性基板をタンタル酸リチウム基
    板とし、前記浮き電極を短絡型の浮き電極としたことを
    特徴とする請求項12記載の弾性表面波フィルタ装置。
  15. 【請求項15】前記圧電性基板をホウケン酸リチウム基
    板とし、前記浮き電極を短縮型の浮き電極としたことを
    特徴とする請求項2記載の弾性表面波フィルタ装置。
  16. 【請求項16】前記一方向性変換器を正規型電極構造と
    し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
    したことを特徴とする請求項10、11、12又は13
    記載の弾性表面波フィルタ装置。
  17. 【請求項17】前記双方向性変換器の重み付け電極構造
    が、各電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の
    長さが弾性表面波の伝播方向に沿って順次変化するアポ
    タイズ法により構成されていることを特徴とする請求項
    14に記載の弾性表面波フィルタ装置。
  18. 【請求項18】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向に
    おける幅がλ/8及び3λ/8の電極指を3λ/8の中
    心間距離を以て位置する電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成した電極を少なくとも一つ有することを特徴と
    する請求項10記載の弾性表面波フィルタ装置。
  19. 【請求項19】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/4である第1の電極指と、この第1の電極指と
    λの中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/4である第2の電極指との組を所定のピッチで
    周期的に形成した第1の電極と、前記第1の電極の第1
    の電極指と第2の電極指との間に配置され、弾性表面波
    の伝播方向の幅がλ/4である電極指を有する第2の電
    極と、前記第1の電極の第1の電極指と第2の電極指と
    の組の間に配置され、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/
    4である少なくとも1個の浮き電極とを具えることを特
    徴とする請求項10記載の弾性表面波フィルタ装置。
  20. 【請求項20】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である第1の電極指と、この第1の電極指と
    λ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波の伝播方
    向の幅がλ/8である第2の電極指と、この第2の電極
    指と3λ/4の中心間距離以て配置し、弾性表面波の伝
    播方向の幅がλ/8である第3の電極指と、この第3の
    電極指とλ/4の中心間距離を以て配置し、弾性表面波
    の伝播方向の幅がλ/8である第4の電極指との組を所
    定のピッチで周期的に形成した第1の電極と、 弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8である第5の電極指
    と、この第5の電極指とλ/4の中心間距離を以て配置
    し、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8である第6の電
    極指との組を所定のピッチで形成し、前記第5の電極指
    と第6の電極指との組が前記第1の電極の第2の電極指
    と第3の電極指との間に配置された第2の電極と、 前記第1の電極の第1、第2、第3及び第4の電極指の
    組の間に配置され、弾性表面波の伝播方向の幅がλ/4
    である少なくとも1個の浮き電極とを具えることを特徴
    とする請求項10記載の弾性表面波フィルタ装置。
  21. 【請求項21】T.T.E減衰レベルが30dB以上の
    CDMA通信システム用の弾性表面波フィルタ装置であ
    って、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成した入力
    側変換器と、前記入力側変換器で励振された弾性表面波
    を変換する出力側変換器とを具え、前記入力側変換器又
    は出力側変換器のいずれか一方の変換器を一方向性変換
    器で構成し、他方の変換器を双方向性変換器で構成した
    ことを特徴とする弾性表面波フィルタ装置。
  22. 【請求項22】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形
    成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複
    数の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期
    的に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/1
    2の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極
    指とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電
    極と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配
    置され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数
    の電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指
    と負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝
    播方向又はこれとは反対の方向にλ/12偏位して位置
    する浮き電極とを具え、 前記双方向性変換器が、λを基本弾性表面波の伝播波長
    とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性
    表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の組
    をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様にλ/
    4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接する電
    極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
    る負電極とを具えることを特徴とする請求項19記載の
    弾性表面波フィルタ装置。
  23. 【請求項23】前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮
    き電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とする請求
    項20記載の弾性表面波フィルタ装置。
  24. 【請求項24】前記一方向性変換器を正規型電極構造と
    し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
    したことを特徴とする請求項21記載の弾性表面波フィ
    ルタ装置。
  25. 【請求項25】前記双方向性変換器の重み付け電極構造
    が、各電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の
    長さが弾性表面波の伝播方向に沿って順次変化するアポ
    タイズ法により構成されていることを特徴とする請求項
    22に記載の弾性表面波フィルタ装置。
  26. 【請求項26】T.T.E減衰レベルが30dB以上、
    群遅延時間が0.5μ秒以下で、挿入損失が10dB以
    下のCDMA通信システム用の弾性表面波フィルタ装置
    であって、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成した
    入力側変換器と、前記入力側変換器で励振された弾性表
    面波を変換する出力側変換器とを具え、前記入力側変換
    器又は出力側変換器のいずれか一方の変換器を一方向性
    変換器で構成し、他方の変換器を双方向性変換器で構成
    したことを特徴とする弾性表面波フィルタ装置。
  27. 【請求項27】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形
    成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複
    数の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期
    的に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/1
    2の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極
    指とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電
    極と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配
    置され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数
    の電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指
    と負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝
    播方向又はこれとは反対の方向にλ/12偏位して位置
    する浮き電極とを具え、 前記双方向性変換器が、λを基本弾性表面波の伝播波長
    とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性
    表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の組
    をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様にλ/
    4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接する電
    極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
    る負電極とを具えることを特徴とする請求項24記載の
    弾性表面波フィルタ装置。
  28. 【請求項28】前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮
    き電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とする請求
    項25記載の弾性表面波フィルタ装置。
  29. 【請求項29】前記一方向性変換器を正規型電極構造と
    し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
    したことを特徴とする請求項26記載の弾性表面波フィ
    ルタ装置。
  30. 【請求項30】前記双方向性変換器の重み付け電極構造
    が、各電極指の弾性表面波の伝播方向と直交する方向の
    長さが弾性表面波の伝播方向に沿って順次変化するアポ
    タイズ法により構成されていることを特徴とする請求項
    27に記載の弾性表面波フィルタ装置。
  31. 【請求項31】T.T.E減衰レベルが30dB以上、
    群遅延時間が0.5μ秒以下で、挿入損失が10dB以
    下のCDMA通信システム用の弾性表面波フィルタ装置
    であって、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成さ
    れ、双方向性の電極構造を有する第1の変換器と、第1
    の変換器の弾性表面波の伝播軸線の両側にそれぞれ配置
    した一方向性の電極構造を有する第2及び第3の変換器
    とを具え、前記第1の変換器を入力側変換器とした場合
    に前記第2及び第3の変換器を出力側変換器とし、前記
    第1の変換器を出力側変換器とした場合に前記第2及び
    第3の変換器を入力側変換器としたことを特徴とする弾
    性表面波フィルタ装置。
  32. 【請求項32】前記一方向性変換器が、λを基本弾性表
    面波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的に形
    成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複
    数の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで周期
    的に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/1
    2の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の電極
    指とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する負電
    極と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間に配
    置され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の複数
    の電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電極指
    と負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波の伝
    播方向と反対の方向にλ/12偏位して位置する浮き電
    極とを具え、 前記双方向性変換器が、λを基本弾性表面波の伝播波長
    とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性
    表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指の組
    をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様にλ/
    4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方向の
    幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで周期
    的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接する電
    極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置す
    る負電極とを具えることを特徴とする請求項29記載の
    弾性表面波フィルタ装置。
  33. 【請求項33】前記圧電性基板を水晶基板とし、前記浮
    き電極を短絡型の浮き電極としたことを特徴とする請求
    項30記載の弾性表面波フィルタ装置。
  34. 【請求項34】前記一方向性変換器を正規型電極構造と
    し、前記双方向性変換器を、重み付けをした電極構造と
    したことを特徴とする請求項31記載の弾性表面波フィ
    ルタ装置。
  35. 【請求項35】弾性表面波フィルタ装置用の変換器であ
    って、圧電性基板と、この圧電性基板上に形成され、弾
    性表面波の伝播軸線の両方の方向に弾性表面波を励振す
    る双方向性電極構造を有する双方向性変換器部分と、弾
    性表面波の伝播軸線の一方の方向にだけ弾性表面波を励
    振する一方向性電極構造を有する一方向性変換器部分と
    を具え、これら双方向性変換器部分と一方向性変換器部
    分とを、これら変換器部分の伝播軸線が互いに一致する
    ように一体的に結合したことを特徴とする変換器。
  36. 【請求項36】前記一方向性変換器部分が、λを基本弾
    性表面波の伝播波長とした場合に、λのピッチで周期的
    に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12
    の複数の電極指を有する正電極と、同様にλのピッチで
    周期的に形成され、弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ
    /12の複数の電極指を有し、各電極指が前記正電極の
    電極指とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位置する
    負電極と、前記正電極の電極指と負電極の電極指との間
    に配置され弾性表面波の伝播方向の幅がほぼλ/12の
    複数の電極指を有し、各電極指が、隣接する正電極の電
    極指と負電極の電極指との間の中間位置から弾性表面波
    の伝播方向と反対の方向にλ/12偏位して位置する浮
    き電極とを具え、 前記双方向性変換器部分が、λを基本弾性表面波の伝播
    波長とした場合に、λ/4の中心間距離を以て位置し、
    弾性表面波の伝播方向の幅がλ/8である2個の電極指
    の組をλのピッチで周期的に形成した正電極と、同様に
    λ/4の中心間距離を以て位置し、弾性表面波の伝播方
    向の幅がλ/8である2個の電極指の組をλのピッチで
    周期的に形成され、各電極指の組が前記正電極の隣接す
    る電極指の組とλ/2の中心間距離を以ってそれぞれ位
    置する負電極とを具えることを特徴とする請求項33記
    載の変換器。
  37. 【請求項37】前記双方向性変換器部分が、各電極指の
    弾性表面波の伝播方向と直交する方向の長さが弾性表面
    波の伝播方向に沿って順次変化するように重み付けさ
    れ、前記一方向性変換器部分が、正規型電極構造を有す
    ることを特徴とする請求項33又は34記載の変換器。
  38. 【請求項38】前記一方向性変換器部分の電極指の弾性
    表面波の伝播方向と直交する方向の長さが、前記双方向
    性変換器部分の電極指の弾性表面波の伝播方向と直交す
    る方向の最大長よりも長いことを特徴とする請求項35
    記載の変換器。
  39. 【請求項39】圧電性基板と、この圧電性基板上に形成
    した入力側変換器と、前記入力側変換器で励振された弾
    性表面波を変換する出力側変換器とを具え、前記入力側
    変換器又は出力側変換器のいずれか一方の変換器を、弾
    性表面波の伝播軸線の一方の方向にだけ弾性表面波を励
    振する一方向性変換器で構成し、他方の変換器を、弾性
    表面波の伝播軸線の両方の方向に弾性表面波を励振する
    双方向性電極構造を有する双方向性変換器部分と弾性表
    面波の伝播軸線の一方の方向にだけ弾性表面波を励振す
    る一方向性電極構造を有する一方向性変換器部分とが伝
    播軸線が互いに一致するように一体的に結合された双方
    向性変換器で構成したことを特徴とする弾性表面波フィ
    ルタ装置。
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US9050628B2 (en) 2012-01-30 2015-06-09 Piezotech Llc Pulse-echo acoustic transducer

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