JPH082140B2 - 電気車の保護方式 - Google Patents

電気車の保護方式

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JPH082140B2
JPH082140B2 JP2080758A JP8075890A JPH082140B2 JP H082140 B2 JPH082140 B2 JP H082140B2 JP 2080758 A JP2080758 A JP 2080758A JP 8075890 A JP8075890 A JP 8075890A JP H082140 B2 JPH082140 B2 JP H082140B2
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三▲吉▼ 長谷川
太郎 内井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速度遮断器を含む電気車の電源回路の保護
方式に関する。
〔従来の技術〕 一般的な電気車の電源回路の一例を第2図に示す。従
来から電気車は、架線1,パンタグラフ2さらに、平常時
の回路投入遮断用の主回路スイツチ(LS)3と事故時に
急速に増大する電流を短時間で遮断するための高速度遮
断器(HB)4が制御装置の電源側に直列に挿入されてい
る。
高速度遮断器4には電流検出器が設けられており、主
回路電流が過大になると自動的に主接点を開き電流を遮
断できる機能をもつている。なお、この構成では主回路
電流として電源に流れる電流を検出している。
従来の一般的な高速度遮断器では、主回路電流をコイ
ルに流し、電流により生じる電磁力によつて、プランジ
ヤを動作させ、機械的に主接点を開く(トリツプさせ
る)機構になつている。
最近、上述の機械式の高速度遮断器に替えてアークレ
ス,超高速度化等のメリツトを期し、半導体により電流
を遮断する半導体遮断器が開発されている。この種の装
置の公知例としては(鉄道におけるサイバネ論文誌1988
年11月発行p234〜)に述べられたものがある。
このタイプの高速度遮断器には従来と同様な機械式の
トリツプ方法を採用することは原理的に不可能であり、
主回路電流を電流センサにより検出し電子回路によりこ
れを比較検出し、その後、半導体にオフ指令を与え、主
回路電流を遮断する。
第3図により上記装置の動作を説明する。
主回路電流は電流センサ6と半導体遮断部9とを通し
て流れる。通常時はゲート制御部8からオン指令22を与
え、半導体遮断部9を導通状態に保つておく。電流セン
サ6の出力は電流比較器7aに入力され、ここで、常時、
主回路電流の値を監視し、あらかじめ設定された値に対
して電流値が過大になつた場合は、過電流検出信号21を
出力する。この信号を受けたゲート制御部8では、ただ
ちに、遮断部へのオン指令を停止し、主回路電流を遮断
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、電流センサ等が正常に動作してい
るか否かについては配慮されておらず、例えば、電流セ
ンサが故障などにより正常な出力を出しえない状態にな
つていて、これに気付かず使用を継続することも考えら
れる。
万一この時、事故が発生し過電流がながれた場合、肝
心の高速度遮断器が動作せず、事故を拡大することがあ
る。
本発明の目的は、危険側動作をあらかじめ回避する制
御方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明はこの高速度遮断
器が単独で用いられることは希であり、通常これにより
保護されるべき制御装置と組合せて用いられることに着
目し、高速度遮断器内部に、または、それと組合せて設
けられる制御装置の内部に、または他の第三の場所に、
電流センサの機能が正常か否かを監視する機能を設け、
この結果、異常があつた場合には異常信号を出力し、乗
務員、または、上位の監視装置にその旨を伝え、必要に
応じて主回路スイツチを、ただちに、開路するシーケン
スを組んだものである。
〔実施例〕
第1図に本発明の実施例を示す。
電流検出器の故障モードには二つのものがあると考え
られる。即ち、電流が流れているにも関わらず、電流が
検出出来ない場合と、逆に電流が流れていないのに誤つ
て、電流があると判断してしまう場合である。
後者の場合は、安全上は、特に、問題はないが前者の
場合、過電流が流れているにも拘らず、遮断動作が行な
われないという問題点がある。これをチエツクするため
に、制御装置の動作指令や動作モードを参照して電流セ
ンサの出力を監視することが考えられる。
第1図において、主幹制御器15から制御装置5に与え
られた起動指令23と、主回路スイツチ(LB)3が投入さ
れていることを示す信号25をそれぞれ論理積回路11に入
力し、この二つの信号の論理積26を取る。この出力26は
電源電流が流れる条件が整つたことを意味している。即
ち、制御装置に起動指令が与えられており、しかも、制
御装置が正常な場合、電源側の主回路スイツチが投入さ
れれば、必ず、電源電流が流れるはずである。
一方、電流センサ6で検出された電流値は比較部7b
で、あるしきい値で比較され、ある値より小さい場合
は、信号を出力する。そしてこの信号と、信号26との論
理積をとる。
この論理積の出力は本来電流が流れるべき状態である
のに電流センサで一定値以上の値が検出出来なかつたこ
とを意味している。更に、この信号は、タイマ13に入力
され、この状態が一定時間以上継続した後、故障信号24
を出力する。タイマを用いるのは誤動作を防止するため
である。
そして、この信号24により、ターゲツトリレー18を動
作させ装置内に警告を表示すると共に、上位の監視装置
(たとえばモニタリング装置、あるいは、運転台の警告
表示灯)に信号24を伝える。
また、この信号により主回路スイツチ3を強制的にオ
フする指令を与えれば、遅れなく確実な保護が可能にな
る。
本実施例によれば、電流センサの故障を検知すること
が出来、危険な故障を発見することができる。
次に、逆のモードの故障に対する実施例を第4図に示
す。即ち、主回路スイツチ3がオフしている信号を、実
施例と同様、主回路スイツチオン信号25を反転器16に入
力して得る。一方、電流センサで検出された電流値が比
較部7cで、あるしきい値と比較され、ある値より大きい
場合に、論理上1となる信号が出力される。そして、両
者の論理積によつて得られる信号は、本来電流が流れる
ことはありえないにも拘らず、電流が検出されたことを
意味し、電流センサの誤動作が発生したことを判断する
ことができる。
更に、この信号は、タイマ13に入力され、この状態が
一定時間以上継続したことを以つて、電流センサが故障
であるという信号24を出力する。そしてこの信号によ
り、ターゲツトリレー18を動作させ装置内に警告を表示
すると共に、上位の監視装置(モニタリング装置)に信
号を出力する。
本実施例によれば、電流センサの別の異常モードの検
出が可能になる。
なお、本実施例と、先に述べた実施例は同時に用いる
とより効果的である。
次に、他の実施例を第5図に示す。先の実施例では本
来流れるべき電流の有無という二値の判定しかできな
い。そこで、制御装置の内部の制御パラメータを利用す
ることにより、これを連続的に判断することが可能にな
る。即ち、制御装置がチヨツパ装置の場合、制御パラメ
ータの一つとして、通流率がある。これを下式に示す演
算を実行することにより、電源電流、すなわち、高速度
遮断器を流れる電流の概略値を知ることが出来る。
ここで Is 電源電流 γ 通流率 Im モータ電流 E 電源電圧 この制御装置内部の演算部19で算出された結果と、高
速度遮断器内の電流センサ6の出力との差を比較器17に
より比較し、その差がある一定限度を越えた場合に、故
障と判定し故障検知信号24を出力し、この信号により、
ターゲツトリレー18を動作させて装置内に警告を表示
し、上位の監視装置(モニタリング装置)に信号を出力
する。
本実施例によれば、電流センサのより正確な故障検知
が可能になる。同様な手段により、電流センサの逆の故
障モードの検出も可能であることは明らかである。
制御装置がインバータ装置の場合制御パラメータの一
つとして、変調率がある。これを下式に示す演算を実行
することにより、電源電流の概略値を知ることが出来
る。
ここで Is 電源電流 Vc 変調率 φ 位相 Im モータ電流 E 電源電圧 この場合も前述の実施例と同様な手段により、電流セ
ンサの異常を検出することが出来る。
実施例は、半導体遮断器を念願に置いたものである
が、本発明は電流遮断の原理として半導体遮断器に限定
されることはなく、電流センサを用い過電流を検出する
ものに応用可能であり、例えば、実公昭40−10355号公
報に示される真空バルブを用いる方式にも適用可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、高速度遮断器の過電流検出用に設け
られる電流センサの異常を検出することが出来、システ
ム上の危険性を未然に防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の系統図、第2図は一般的な
電気車の電源回路図、第3図は高速度遮断器の内部回路
図、第4図,第5図は本発明の他の実施例の系統図であ
る。 1……架線、2……パンタグラフ、3……主回路スイツ
チ、4……高速度遮断器、5……制御装置、6……電流
センサ、7……比較器、8……ゲート制御部、9……遮
断部、11,12……AND回路、13……タイマ、15……主幹制
御器、16……NOT回路、17……比較部、18……ターゲツ
トリレー、19……制御パラメータ演算部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流センサにより電源電流を検出し、その
    値が予め定めたセット値を越えた場合遮断される機能を
    持った高速度遮断器により電源側と制御装置側を分離す
    る電気車の電源回路において、 前記制御装置のパラメータから、電源電流として流れる
    電流値を演算し、この電流値と前記電流センサが検出す
    る電流値とを比較し、その差が一定値以上になったこと
    により前記センサの異常を検出することを特徴とする電
    気車の保護方式。
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