JPH08214589A - 小型電気機器 - Google Patents

小型電気機器

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JPH08214589A
JPH08214589A JP7306744A JP30674495A JPH08214589A JP H08214589 A JPH08214589 A JP H08214589A JP 7306744 A JP7306744 A JP 7306744A JP 30674495 A JP30674495 A JP 30674495A JP H08214589 A JPH08214589 A JP H08214589A
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路を負荷に対する電力供給手段
として使用した小型電気機器にあって、過負荷状態を的
確に検出してインバータ回路の破損を未然に防止する。 【解決手段】 インバータ回路22で充電される二次電
池6と並列に分圧抵抗を備え、その分圧抵抗と直列に備
えたスイッチング素子74を、インバータ回路22から
の出力電圧でオンオフ制御することにより、スイッチン
グ素子74のオン時は分圧された低い電圧を、オフ時は
端子電圧をそのまま基準電圧として取り出すことを可能
とする。この基準電圧と負荷量に対応した大きさの検出
電圧とを比較し、検出電圧が基準電圧を下回るとインバ
ータ回路22を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気かみそりなどの小
型電気機器であって、特に負荷の駆動用電源としてイン
バータ回路を用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種電気かみそりに於いては、か
みそりとして使用中は操作者がそばについていることを
当然の前提とし、電気回路の保護は専ら、充電中におけ
る過大電流による温度上昇に起因する火災の防止を目的
とし、その方法も、温度又は電流ヒューズによるものが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常の使用
者は毛屑の除去をあまり行わず、ともすると毛先の噛み
込みなどちょっとした障害が過負荷の原因となって、モ
ータの停止をきたすことが多い。この場合、電源が電池
であれば、単に電池が放電するだけで、該電池を取り替
えるか充電を行えば特に問題となることはない。しかし
電源がインバータ回路を利用した商用電源の場合、長時
間に亙って大電流をモータに流し続ける結果、インバー
タ回路それ自体を破損する虞がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題に鑑み
てなされたものであって、図1にその基本的な構成を概
略的に示す如く、インバータ回路を含む電力供給手段
と、該電力供給手段に接続されて電力を供給される負荷
と、該負荷が大きくなるほどその値が小さくなる検出電
圧を発生可能とする負荷量検出手段と、所定の基準電圧
を出力可能とする基準電圧発生手段と、検出電圧と基準
電圧とを比較し、検出電圧が基準電圧を下回るとインバ
ータ回路の発振を停止する保護手段とから構成される。
【0005】更に上記基準電圧発生手段が、インバータ
回路の作動中に対応して、電池電圧を分圧したものを基
準電圧として出力可能とする一方、インバータ回路の停
止に対応して、電池電圧をそのまま基準電圧として出力
可能とすることを特徴とする。
【0006】なお上記した基準電圧発生手段は、図6に
例示する如く、インバータ回路22により充電される二
次電池6と、二次電池6と並列に接続される分圧抵抗7
5〜78と、該分圧抵抗と直列に介装されて、オン時に
二次電池から分圧抵抗に通電するスイッチング素子74
と、インバータ回路22の作動中に対応し、スイッチン
グ素子74をオンする所定の電圧を発生可能とする補助
電源53とから構成することができる。
【0007】
【作用】したがって、小型電気機器を通常の状態で使用
する間は保護手段は働かず、電力供給手段は負荷に対し
て必要な電力を供給する。ここで負荷が増大すると、負
荷量検出手段からはこの負荷状態に対応した大きさの検
出電圧が発生され、更にこの検出電圧の値が保護手段に
おいて基準電圧と比較される。
【0008】ここで検出電圧が基準電圧を下回ったこと
が確認されると、保護手段はインバータ回路の発振を停
止して負荷に対する電力の出力を制限する。それと同時
に基準電圧の値は、電池電圧を分圧したものから端子電
圧それ自体にまで上昇され、インバータ回路の停止状態
を維持するのである。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記の如く、負荷の状態を常時
検出しておき、かかる状態の異常が検出されるとインバ
ータ回路の発振を制限するとともに、その状態を維持す
るようにしたので、過負荷によるインバータ回路の破損
が未然に防止される。
【0010】
【実施例】以下本発明を、充電と並行してモータ駆動を
可能とする電気かみそりに実施した一例に基づいて説明
する。
【0011】本発明を実施する電気かみそり1は、図2
に示す如く、外刃2を本体ケース3の上部に着脱自在に
取り付けるとともに、該外刃2の内側に内刃4を摺動自
在に配設する。更に本体ケース3の内部には、前記内刃
4を往復駆動するモータ5と、該モータ5に回転駆動電
力を供給する二次電池6と、該二次電池6への充電制御
あるいはモータ5の回転制御等の各種制御を行わせる電
気回路7を収納する。また本体ケース3の正面には、モ
ータ5への通電時期を規制する押ボタンスイッチ10を
挟んで同一線上の上方位置には、回転制御状態を表示す
る第1表示素子11を、下方位置には充電制御状態を表
示する第2表示素子12を互いに分離して配設してい
る。
【0012】図3は、上記した本体ケース3に内蔵する
電気回路7の全体の概略を示すブロック図であって、複
数回の充放電が可能なニッケル・カドミュウム電池等の
二次電池6とモータ5とを主たる負荷とし、該負荷へ電
力を供給する電源部13と、負荷の各種状態に対応した
検出信号を出力可能とする検出部14と、負荷が通常の
動作範囲内で使用されているとき、電源部13に入力さ
れる商用電源20の電圧値の変化あるいは負荷の変動に
対応させて各種制御を行う制御部15と、負荷が極端な
軽負荷あるいは重負荷となった場合に電源部13の動作
時期を規制する保護部16と、負荷の各種状態に対応し
た表示を行う表示部17とから構成される。
【0013】電源部13は、商用交流電源20を整流回
路21で全波整流した電圧を入力とするインバータ回路
22が使用され、該インバータ回路22に於いて、入力
電圧を商用周波数より周波数の高いパルス状電圧に降圧
している。
【0014】二次電池6は、モータ駆動時の各種制御を
行う回路に対してスイッチ10を介して接続可能として
おり、従って、モータ停止時は電源部13の負荷として
働くが、モータ駆動時に於いては、電源部13からの出
力と共に主電源23を構成する。
【0015】制御部15は、インバータ回路22の出力
制御回路24と、モータ5の回転制御回路25とから構
成される。出力制御回路24は、商用交流電源20の電
圧あるいは負荷の変動にかかわらず、負荷に供給される
電圧を略一定に維持せんとするものであって、検出部1
4から出力される検出信号によりインバータ回路22の
発振周波数あるいは発振時期を規制することにより制御
が行われる。
【0016】一方、回転制御回路25は、モータ5の回
転速度を常時検知し、モータ5の印加電圧を増減するこ
とにより、モータ5に加わる荷重の大小あるいは主電源
23の電圧変動にかかわらず略一定の回転速度を維持さ
せるようにしている。
【0017】保護部16は軽負荷保護回路26と重負荷
保護回路27とから構成され、二次電池6が満充電状態
になる等して軽負荷となった場合に、軽負荷保護回路2
6に於いて電源部13からの出力を降下させることによ
り負荷を保護する一方、モータ5がロック状態となる等
して重負荷となった場合に、重負荷保護回路27でイン
バータ回路22を停止して電源部13を保護する。
【0018】表示部17は、二次電池6への充電が進ん
で満充電状態になったことを表示することにより充電の
停止を促す充電状態表示回路29と、負荷が増大しある
いは主電源23の容量が不足して上記回転制御回路25
における制御が不能となったことを表示し、モータ5の
停止と充電の開始を促す回転状態表示回路30とからな
り、本体ケース3上に備えた表示素子11・12の発光
色の変化および点滅で各状態を区別して表示可能とす
る。
【0019】
【電源部】電源部13は図4に示す如く、ダイオードブ
リッジ31及びフィルタ32を備えた整流回路21とイ
ンバータ回路22とから構成され、本体ケース3に対し
て着脱自在な電源プラグ33を介して入力した商用交流
電源20を整流回路21で全波整流した後、ヒューズ3
4を通じてインバータ回路22に印加する。このヒュー
ズ34は、保護部16が作動不良の場合における最終的
な保護手段として働き、インバータ回路22への通電を
遮断して、インバータ回路22の作動を強制的に停止す
る。
【0020】インバータ回路22は、トランジスタ35
のコレクタ側に、一次コイル36と該一次コイル36の
両端に接続されてトランジスタ35のオフ時に発生する
衝撃電圧を吸収する衝撃吸収部37とを介装すると共
に、ベースとエミッタ間に帰還部40を備える。更に一
次コイル36と同一鉄心上に、帰還コイル41、二次コ
イル42及び三次コイル43を巻いている。
【0021】帰還部40は、帰還コイル41の一端をト
ランジスタ35のベース端に繋ぎ、帰還コイル41の他
端とトランジスタ35のエミッタ間にコンデンサ44を
接続するとともに、エミッタ端を二次電池6のプラス側
に接続している。更に帰還コイル41とコンデンサ44
の接続点には、整流回路21からの出力電圧を抵抗45
・46で分圧した電圧を抵抗47を介して印加可能とし
ている。
【0022】従って、インバータ回路22への電圧印加
と同時に抵抗46の両端に電圧が発生し、かかる電圧に
よりコンデンサ44の充電が開始される。コンデンサ4
4の両端電圧が上昇してトランジスタ35のターンオン
電圧付近に達すると、該トランジスタ35のコレクタ端
に接続された一次コイル36に電流が流れはじめ、かか
る電流の増加により帰還コイル41に電圧が発生する。
この電圧がトランジスタ35のベース・エミッタ間を通
じてコンデンサ44を上記と逆方向に急速に充電し、か
かるコンデンサ44の充電電圧が阻止電圧となってトラ
ンジスタ35を急激にオフする。トランジスタ35のオ
フ後は、抵抗46の両端電圧が再度抵抗47を通じてコ
ンデンサ44に印加され、コンデンサ44を正方向に充
電して、上記オンオフ動作を繰り返す。
【0023】ここでオン時に一次コイル36側に蓄えら
れたエネルギーは、トランジスタ35のオフ期間に、二
次コイル42および三次コイル43に接続された負荷へ
向けて整流用ダイオード50・51により選択的に取り
出される。
【0024】二次コイル42には常に二次電池6が接続
されており、スイッチ10をオンしてモータ5を含む回
転制御回路25を繋いだ時は、電源部13からの出力と
共に主電源23を構成する。またスイッチ10の切り換
え操作および電源プラグ33の挿脱により、充電を単独
で、あるいは充電とモータ駆動とを同時に並行し、ある
いは又、二次電池単独でのモータ駆動が行えるようにし
ている。
【0025】三次コイル43は前記した二次コイル42
より巻数が数倍大きく、従って二次コイル42側より大
きな電圧を出力可能とする。更に、その出力を整流用ダ
イオード51及び大容量のコンデンサ52を用いて平滑
して補助電源53を構成する。従って、補助電源53か
らは、インバータ回路22の動作中であるが該インバー
タ回路22に制御が十分にかかっているため出力が低下
している場合に於いても、各種回路の駆動及び制御が行
える必要十分な大きさの補助電圧V2が、回路駆動電圧
あるいは制御信号として、以下の各回路に対して供給で
きる様にしている。
【0026】
【検出部】検出部14は、図4〜図7に示す如く、第1
ないし第4の4組の検出回路61・62・63・64か
ら構成され、検出すべき負荷の状態に対応した、各々異
なった値の検出信号を出力する。
【0027】第1検出回路61は、図4に示す如く、主
電源23の二次コイル42の両端にダイオード65を介
して接続されるものであって、二次コイル42から出力
されるパルス状の電圧をコンデンサ66で平滑し、該コ
ンデンサ66の両端電圧を抵抗67〜70で分圧するこ
とにより、電源部13から出力されるパルス状電圧の平
均値の増減に即応して変化する値の検出信号S1、S2
を出力する。かかる信号は、出力制御回路24と充電状
態表示回路29で使用される。
【0028】第2及び第3検出回路62・63は共に、
主電源23と並列に分圧用の抵抗を接続し、二次電池6
の端子電圧V1の変化に比例した電圧値の検出信号を出
力する。ここで、第2検出回路62は、第7図のように
モータ5の回転状態表示回路30で使用されるものであ
り、従って分圧抵抗71〜73と直列に常開のスイッチ
接点10aを介装して、スイッチ10のオン動作と連繋
してモータ5の駆動時にのみ検出信号S3を出力する様
にしている。
【0029】一方第3検出回路63は、図6の様に検出
信号S4を出力可能とし、更に該信号S4は主として軽
負荷保護回路26で使用されるため、補助電源53から
の出力V2でオンするスイッチングトランジスタ74を
直列に介装し、インバータ回路22が停止中は分圧抵抗
75〜78への通電を止めて二次電池6の消耗を防止し
ている。
【0030】第4検出回路64は、図6に示す如く、モ
ータ5の回転速度に対応したパルスレートの矩形波信号
を形成することにより、モータ5の回転速度の増減及び
回転それ自体がロックされた時期を検出可能とするもの
であって、スイッチ10の押圧操作と連動して閉じる常
開のスイッチ接点10aをアース側に介装することによ
り、モータ駆動時にのみ検出動作を行わせるようにして
いる。かかる検出信号S5は、回転制御回路25及び重
負荷保護回路27に於いて利用される。
【0031】上記した第4検出回路64における検出動
作は、モータ5の回転軸に取り付けた円筒状の反射板8
0と、該反射板80における光の反射を利用した発光ダ
イオード81及びフォトトランジスタ82とからなるフ
ォトインタラプタ83を用いて行われ、モータ5の回転
速度に対応した周波数の信号を発生する。この信号は更
にフィルタ回路84に入力され、モータ5の回転周期に
対応した周波数成分の交流信号のみを選択的に波形整形
回路85に送る。
【0032】波形整形回路85は、比較器86のマイナ
ス側入力端子にフィルタ回路84からの出力信号を入力
する一方、プラス側端子には二次電池電圧V1を抵抗8
7・88で分圧した基準電圧を印加し、更に出力端に
は、抵抗89を介して二次電池6側に繋がれたダイオー
ド90が接続されており、モータ5の回転が停止して入
力信号がなくなった場合は、比較器86の出力側がオー
プンしてダイオード90の降下電圧で規制される電圧値
が出力されているが、モータ5が回転して入力信号の電
圧値が基準電圧の値を越える毎にダイオード90の両端
はショートされて零電位に降下し、従ってダイオード9
0の両端からは、該ダイオード90の順方向電圧でピー
ク値が規制された図8(a)に示す様な矩形波状の検出
信号S5が取り出される。
【0033】
【制御部】制御部15は、通常使用時における安定した
負荷駆動を可能とするものであって、図4に示す出力制
御回路24と、図5に示す回転制御回路25とから構成
される。
【0034】出力制御回路24は第1及び第2トランジ
スタ93・94を備え、両トランジスタ93・94のエ
ミッタ及びベース端を各々直結すると共に、第1トラン
ジスタ93のコレクタ端をインバータ回路22の抵抗4
5・46間に、第2トランジスタ94のコレクタ端を抵
抗95・96を介してトランジスタ35のベース端と補
助電源53の出力側に各々繋ぎ、更にベース端に、第1
検出回路61から出力される検出信号S1を印加してい
る。検出信号S1は、二次コイル42に対してダイオー
ド65を介し接続されたコンデンサ66の両端電圧を抵
抗で分圧したものであって、商用交流電源20の電圧値
の変化あるいは負荷の変動に対応した大きさの電圧を出
力可能としている。
【0035】上記構成において、例えば商用交流電源2
0の電圧値が100〜120V程度の範囲で変化する場
合を想定すると、電圧値が100Vでモータ駆動時に両
トランジスタ93・94が共にオフする様、第1検出回
路61の可変抵抗器70を調整して検出信号S1の電圧
値を予め設定しておく。
【0036】かかる使用状態に於いては、インバータ回
路22のトランジスタ35のベース端に抵抗95・96
を介して補助電圧V2が印加されており、この電圧V2
がトランジスタ35のオフ中におけるコンデンサ44の
放電時間を短縮し、インバータ回路22の発振周波数を
該回路22における最高効率時の周波数より稍高めてい
る。
【0037】ここで商用電源電圧が上昇しあるいは負荷
が軽くなると検出信号S1の値が上がり、第2トランジ
スタ94にベース電流が流れ始め、補助電源53からの
出力V2を該トランジスタ94で分流し、トランジスタ
35のベース端に印加される電圧を徐々に低下させる。
すると、コンデンサ44の放電時間が上記の場合より長
くなり、インバータ回路22の発振周波数が下がる。更
に検出信号S1の値が上昇すると、抵抗46の両端を第
1トランジスタ93でショートし、インバータ回路22
の発振を間欠的に停止させる。
【0038】かかる動作により、負荷量が一定でかつ商
用電源電圧が上下した場合には出力が一定になるように
制御が働き、商用電源電圧が一定で負荷が増減した場合
には負荷量の大小に対応して出力も増減させ、もって通
常の負荷駆動時に於いて安定した電力供給動作がおこな
えるようにインバータ回路22を制御している。
【0039】回転制御回路25は、図5に示す如く、第
4検出回路64から出力される回転速度に比例した周波
数の矩形波状の検出信号S5を、D−A変換器100で
周波数に対応した大きさの検出信号に変換し、かかる検
出信号を比較器101で基準電圧と比較して、両者の間
にずれが発生すると、ずれの値に対応した制御信号を制
御回路102に送る。該制御回路102はモータ5への
通電回路中に介装されており、制御信号により制御回路
102における降下電圧値を制御してモータ5への印加
電圧を増減し、モータ5に加わる荷重負荷の大小あるい
は主電源23の出力電圧の増減に即応した回転速度制御
が行われる。
【0040】ここでD−A変換器100は、OPアンプ
103を使用した積分回路であって、検出したデジタル
状の検出信号S5をコンデンサ104に印加すると、該
コンデンサ104に蓄えられた電荷は、ダイオード10
5・106からなるポンプ回路を通じて負帰還コンデン
サ107に流れる。かかる電荷の流入は、OPアンプ1
03を介して積分され、出力側にはパルスレートに比例
した電圧値のアナログ状の信号が得られる。
【0041】比較器101は、OPアンプ110を使用
した差動増幅器であって、マイナス側に前記信号を入力
する一方、プラス側に基準信号を印加し、両者の差に比
例した電圧の制御信号を取り出す。基準信号は、ダイオ
ード111の両端に可変抵抗器112を結合することに
よりその値を調整可能とし、制御回路102の動作点を
変更出来る様にしている。
【0042】制御回路102は、第1及び第2トランジ
スタ113・114をダーリントン接続したものであっ
て、第1トランジスタ113のベース端をOPアンプ1
10の出力側に、エミッタ端を第2トランジスタ114
のベース端に接続すると共に、第2トランジスタ114
のエミッタ・コレクタ間をモータ5への通電回路中に介
装し、更に第2トランジスタ114のコレクタ端から抵
抗115を介して比較器101のOPアンプ110側に
負帰還している。
【0043】かかる構成に於いて、モータ5に設定負荷
が加わったときに設定回転速度を呈する様に、前記比較
器101の可変抵抗器112を調整して制御回路102
を増幅動作状態にしておく。ここで設定速度よりモータ
5の回転速度が低下したことが比較器101で検出され
ると、設定回転数に必要なモータ端子電圧になるように
制御信号の値を上昇し、第2トランジスタ114を飽和
状態とすることにより、モータ5への印加電圧を上昇し
て回転速度を上昇方向へ修正する。逆に回転速度が設定
値より上昇したことが検出されると、制御信号の値を下
げて第2トランジスタ114のエミッタ・コレクタ間電
圧を上げ、モータ印加電圧を下げて回転速度を下降方向
へ自動修正する。
【0044】なお、主電源23の容量が十分ある場合に
は、上記した制御が比較的安定に行われる。しかし、電
源部23を使用せず二次電池6単独の電力供給で、しか
も該電池容量が減少した場合には、比較器101からの
制御信号それ自体の値も可及的に小さくなり、その結
果、制御回路102に供給し得るベース電流が減少し、
二次電池6にモータ5を駆動し得るだけの容量がまだ残
っている場合にも、制御回路102がオフしてモータ5
への通電を強制的に停止してしまう虞がある。本実施例
に於いては、制御回路102の入力側と二次電池6間に
抵抗116を繋ぎ、比較器101側からの制御が利かな
くなった後も、制御回路102に二次電池6側から電流
を直接供給し、モータ5の回転可能時間を出来るだけ延
長しうる様にしている。
【0045】
【保護部】図6は保護部16の全体的な構成を示す電気
回路図であって、軽負荷保護回路26と重負荷保護回路
27とから構成される。軽負荷保護回路26は、二次電
池6に対し1C電流による急速充電を行わせて満充電状
態となり、軽負荷になったことが第3検出回路63によ
り検知されると、インバータ回路22の発振時期を規制
して出力を減少させ、0.1〜0.2C程度の細流充電
に移行させることにより、二次電池6の過充電による劣
化を主として防止する。
【0046】一方、重負荷保護回路27は、毛屑が外刃
2と内刃4間に噛む等してモータ5がロック状態とな
り、重負荷となったことが第4検出回路64により検知
された場合に、インバータ回路22の発振を停止してト
ランジスタ35の破損を防止する。
【0047】軽負荷保護回路26は、比較器120のマ
イナス側入力端に、第3検出回路63のダイオード12
1で安定化された基準電圧を印加する一方、プラス側入
力端に第3検出回路63から出力される検出信号S4を
印加している。更に比較器120の出力側にはコンデン
サ122を繋ぎ、該コンデンサ122の両端に抵抗12
3を介して補助電源53を接続すると共に、トランジス
タ124のベース端とツェナーダイオード125を介し
て接続している。またトランジスタ124は、コレクタ
端をダイオード126を介してインバータ回路22のト
ランジスタ35のベース端に繋ぐと共に、エミッタ端と
ベース端間を抵抗127で接続している。
【0048】重負荷保護回路27は、図8(a)に示す
様な、第4検出回路64から出力されるモータ5の回転
速度に比例した周波数の矩形波状の検出信号S5を変換
部130に入力して、デジタル信号をアナログ信号に変
換する。
【0049】変換部130は、トランジスタ131のベ
ース電流を検出信号S5から供給して該トランジスタ1
31をオンオフ制御すると共に、コレクタ側を二次電池
6に繋いで出力を取り出すことにより、図8(b)の如
く、前記検出信号S5よりピーク値が大きく且つモータ
回転時にのみ発生する、回転速度に比例したパルスレー
トの矩形波状電圧S6を形成する。
【0050】かかる出力電圧S6は、更に積分回路13
2に入力されて積分され、回転速度の大小に対応した大
きさの検出電圧S7として比較器133のマイナス側入
力端子に印加される。
【0051】比較器133はそのプラス側端子に、第3
検出回路63から出力される検出信号S4’が基準電圧
として印加され、更に出力端子をツェナーダイオード1
34を介してトランジスタ135のベース端に、抵抗1
36を介して補助電源53に各々繋いでいる。
【0052】トランジスタ135は、コレクタ側をダイ
オード137を介して前記した軽負荷保護回路26と並
列に接続する。更にベース・エミッタ間と並列に、常閉
のスイッチ接点10bとダイオード138を直列に接続
したもの及び抵抗139を繋ぐことにより、モータ5へ
の通電を停止している期間は、抵抗139の両端をショ
ートしてベース電圧の印加を強制的に止め、重負荷保護
回路27が誤動作しないようにしている。
【0053】次ぎに図8(a)〜(d)に示す波形図に
基づいて、保護部16における動作を詳細に説明する。
上記構成に於いて、二次電池6が満充電に近付いた時点
(時刻t1)で検出信号S4の電圧値が基準電圧V3と
略一致するように、第3検出回路63の可変抵抗器76
を予め調整しておく。
【0054】ここで、スイッチ10をオフしてモータ5
を停止した状態で時刻t0において電源プラグ33を入
れると、二次電池6は電源部13に対する負荷として充
電が開始される。
【0055】充電初期に於いては、検出信号S4の値は
基準電圧V3より十分小さく、従ってコンデンサ122
の両端は比較器120の出力側によりショートされてト
ランジスタ124はオフ状態を続け、インバータ回路2
2は上記した出力制御回路24による制御が利いた通常
の発振を続ける。
【0056】更に充電が進み満充電に近付く(時刻t
1)と、二次コイル42からのパルス状電圧の出力時に
対応して瞬間的に検出信号S4が基準電圧を越えるよう
になり、比較器120の出力側は、パルス状にオープン
して補助電圧V2が出力される。
【0057】しかし、該電圧V2で直接トランジスタ1
24を制御するのではなく、一旦コンデンサ122に印
加して積分し、積分値がダイオード125のツェナー電
圧を越えた時に初めてダイオード125を導通してトラ
ンジスタ124にベース電流を流し、該トランジスタ1
24をオンしてトランジスタ124のベース端をアース
することにより、インバータ回路22の発振を停止す
る。
【0058】即ち、軽負荷保護回路26によるインバー
タ回路22の出力規制量を制御の開始時期に於いて可及
的に制限することにより、かかる期間の充電電流量を実
質的に増加させて、短時間で二次電池6に対する充電電
流の絞り込みが行われる様にしている。従って、軽負荷
時におけるインバータ回路22からの出力は必要最小限
に規制され、二次電池6の過充電に起因する劣化が未然
に防止されるのである。
【0059】次ぎに、上記の如く二次電池6が満充電に
なった状態でスイッチ10をオンする(時刻t3)と、
モータ5は回転制御回路25による回転速度制御がかか
った状態で、定速回転を開始する。
【0060】なお、モータ5の回転開始時点に於いては
第4検出回路64からの検出信号S5はないが、主電源
23側から抵抗140及びダイオード141を通じて基
準電圧S4’より十分大きい信号が印加されており、ま
た定速回転状態になった後も、予め第3検出回路63の
可変抵抗器76を調整して、内刃4に荷重負荷を加えな
い状態に於いても基準電圧S4’が検出電圧S7に比較
して十分小さくなるように電圧値を設定しておくことに
より、回転速度が十分高くしかも前記した回転速度制御
が有効な状態に於いては、比較器133の出力側は常に
アースされ、トランジスタ135はオフ状態を続けてイ
ンバータ回路22には何ら影響を与えない。
【0061】しかし、モータ5に加わる荷重負荷が大き
くなるにつれて主電源23からの出力電圧V1が低下
し、遂には回転制御が利かなくなり(時刻t4)、更に
荷重が増加するに従ってモータ5の回転速度は低下す
る。それと同時に、比較器133に入力される検出電圧
S7の値も低下し、モータ5の回転が毛先を噛み込むな
どしてロックされると、積分回路132への入力が無く
なる(時刻t7)。
【0062】このとき検出電圧S7は直ちに消失するこ
となく、コンデンサ142と抵抗143の放電時定数で
決まる時間経過後の時刻t9に基準電圧S4’の値より
下回り、比較器133の出力端をオープンする。これと
同時に補助電圧V2がダイオード134を介してトラン
ジスタ135のベースに印加され、図8(d)の如く、
トランジスタ135をオンしてインバータ回路22の発
振を停止するのである。
【0063】なお、上記したモータ5のロックが一時的
なものであり、ロックが時刻t8ですぐに解除された場
合は、ロック時からインバータ回路22の発振停止まで
に、上記の如く、例えば0.3〜1秒程度の時間差を予
め設けてあるため、検出電圧S7は一点鎖線で示す如く
直ちに基準電圧S4’より十分高い正常値に復帰して、
モータ5は正常な回転動作を続ける。
【0064】また、モータ5に大きな荷重が加わっては
いるが停止させる必要がない期間に於いては検出電圧S
7の値は大幅な乱高下を繰り返すため、誤って重負荷保
護回路27が作動しないように、基準電圧S4’は出来
るだけ低いことが望ましい。しかし一旦回転が停止した
後は、回転停止の原因を取り除くまで、スイッチ10の
オンオフで不要に回転を開始することなく、確実に重負
荷保護回路27が作動し続けることが必要で、そのため
には、基準電圧S4’がある程度高いことを必要とす
る。
【0065】本実施例に於いては、基準電圧S4’とし
て主電源23の出力電圧を分圧したものを利用している
ので、回転速度の低下に従って自動的に基準電圧S4’
は下がり、モータ停止後は元の値に復帰して、何ら面倒
な調整を要することなく上記した相矛盾する要求を満足
している。
【0066】また重負荷状態の検出は、モータ5の回転
それ自体を直接検出するのではなく、主電源23からの
出力電圧を検出することによっても知ることが出来る。
その場合、重負荷検出と軽負荷検出とを兼用させること
も可能である。
【0067】
【表示部】表示部17は、図7に示す如く、充電時に動
作して満充電状態を表示する充電状態表示回路29と、
モータ駆動時に動作して回転速度制御の状態を表示する
回転状態表示回路30とから成る。
【0068】充電状態表示回路29は、第1検出回路6
1から出力される検出信号S2を第1トランジスタ15
0のベース端に入力し、コレクタ端を第2トランジスタ
151のベース端に接続すると共に、両トランジスタの
コレクタ側に第2表示素子12を繋いだ後、補助電圧V
2の入力でオンするスイッチングトランジスタ152
と、常閉のスイッチ接点10bを介して主電源23に接
続している。
【0069】第2表示素子12は、赤および緑色の発光
ダイオードを一体化したものであって、第1トランジス
タ150と直列に緑色の発光ダイオード153を、第2
トランジスタ151と直列に赤色の発光ダイオード15
4を各々繋いでいる。
【0070】回転状態表示回路30は、比較器155の
プラス側入力端に、第2検出回路62のダイオード15
6の両端から取られた基準電圧を印加する一方、マイナ
ス側に検出信号S3を入力すると共に、出力端を第1ト
ランジスタ157のベース端に接続している。更に第1
トランジスタ157のコレクタ端を第2トランジスタ1
58のベース端に繋ぎ、第1トランジスタ157に緑色
の発光ダイオード159、第2トランジスタ158に赤
色の発光ダイオード160を各々接続した後、常開のス
イッチ接点10aを介して主電源23に接続している。
【0071】以下図8(e)〜(g)を用いて、各表示
素子11・12の点灯のタイミングを説明する。なお、
図8(f)は第2表示素子12の、図8(g)は第1表
示素子11の点灯時期を各々示す。
【0072】上記構成に於いて、モータ停止状態でイン
バータ回路22を動作させると、補助電圧V2が出力さ
れてトランジスタ152がオンし、充電状態表示回路2
9に通電が開始される。同時に第1検出回路61から検
出信号S2が出力されるが、時刻t0のごとく二次電池
6の容量が減少している場合には軽負荷保護回路26の
制御がかかっておらず、従って検出信号S2の値が大き
いために第1トランジスタ150はオフ状態となり、第
2トランジスタ151がオンして赤色の発光ダイオード
154に通電して充電中であることを表示する。
【0073】ここで充電が進み、軽負荷保護回路26が
作動して制御がかかり始める(時刻t1)と、間欠的に
検出信号S2の値が低下し、第1トランジスタ150が
オンして緑色の発光ダイオード153が点灯し始める。
即ち、赤色と緑色とが交互に点灯し、充電が終了に近付
くに連れて緑色の点灯時間の割合が徐々に増加する結
果、発光色は赤色からオレンジ色に変化し、更に時刻t
2で緑色に変わって満充電状態となったことを表示する
のである。
【0074】次いで、本体ケース3のスイッチ10をオ
ンすると、モータ5の回転駆動が開始される(時刻t
3)。ここで、予め第2検出回路62の可変抵抗器72
を調節することにより、回転制御回路25における制御
が利かなくなる時刻t4に於いて、基準電圧と検出信号
S3の値が略一致する様にしておく。
【0075】すると、負荷が小さいか或いは主電源23
の電圧が大きいために回転制御が有効な間は、第1トラ
ンジスタ157がオンして第1表示素子11は緑色に点
灯して正常回転中であることを表示する。
【0076】しかし制御が利かなくなる(時刻t4)
と、第2トランジスタ158がオンし始め、赤色の発光
ダイオード160が点灯する時間が徐々に増加し、緑色
からオレンジ色、そして時刻t5で赤色に変化してモー
タ回転の異常を表示する。更に、モータ5の回転が停止
寸前(時刻t6)となると、第1表示素子11が消灯し
て電池容量の減少を表示するのである。
【0077】なお、充電状態を表示する第2表示素子1
2を、本体ケース3上でスイッチ10の下方位置に配設
することにより、電気かみそり1の使用中は、操作者の
手で第2表示素子12の表示は覆われ、よってスイッチ
10のオンオフで第1及び第2の表示素子11・12の
点灯が入れ替わって表示されても、表示を誤認すること
はない。
【0078】またトランジスタ152のオン期間を規制
する補助電源53は、第1検出回路61より安定で且つ
十分大きな出力が得られるように構成しているので、第
2表示素子12が赤緑の点滅を繰り返している期間に於
いてもトランジスタ152は確実にオン状態を続け、表
示素子12それ自体が点滅してちらつくのを防止してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略を示すブロック図である。
【図2】本発明を実施した一例を示す全体の斜視図であ
る。
【図3】本発明にかかる電気回路のブロック図を示す。
【図4】図3における電源部の具体的な構成を示す電気
回路図である。
【図5】図3における制御部の具体的な構成を示す電気
回路図である。
【図6】図3における保護部の具体的な構成を示す電気
回路図である。
【図7】図3における表示部の具体的な構成を示す電気
回路図である。
【図8】電気回路の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
4 内刃 5 モータ 6 二次電池 7 電気回路 10 スイッチ 13 電源部 14 検出部 15 制御部 16 保護部 17 表示部 22 インバータ回路 23 主電源 24 出力制御回路 26 軽負荷保護回路 27 重負荷保護回路 53 補助電源 63 第3検出回路 64 第4検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータ回路を含む電力供給手段と、 該電力供給手段に接続されて電力が供給される負荷と、 該負荷が大きくなるほどその値が小さくなる検出電圧を
    出力可能とする負荷量検出手段と、 所定の基準電圧を出力可能とする基準電圧発生手段と、 上記した検出電圧と基準電圧とを比較し、検出電圧が基
    準電圧を下回るとインバータ回路を停止する保護手段と
    を備え、 上記基準電圧発生手段が、 インバータ回路の作動中に対応して、電池電圧を分圧し
    たものを基準電圧として出力可能とする一方、 インバータ回路の停止に対応して、電池電圧をそのまま
    基準電圧として出力可能とすることを特徴とする小型電
    気機器。
  2. 【請求項2】 上記した基準電圧発生手段が、 インバータ回路により充電される二次電池と、 該二次電池と並列に接続される分圧抵抗と、 該分圧抵抗と直列に介装されて、オン時に二次電池から
    分圧抵抗に通電するスイッチング素子と、 インバータ回路の作動中に対応し、スイッチング素子を
    オンする所定の電圧を発生可能とする補助電源とから構
    成される特許請求の範囲第1項記載の小型電気機器。
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