JPH08214896A - 紅花赤色素の濃色化方法 - Google Patents

紅花赤色素の濃色化方法

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Publication number
JPH08214896A
JPH08214896A JP7023961A JP2396195A JPH08214896A JP H08214896 A JPH08214896 A JP H08214896A JP 7023961 A JP7023961 A JP 7023961A JP 2396195 A JP2396195 A JP 2396195A JP H08214896 A JPH08214896 A JP H08214896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calsamine
safflower
pigment
petals
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP7023961A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aso
雄 阿蘇
Naoichi Sakota
直一 迫田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7023961A priority Critical patent/JPH08214896A/ja
Publication of JPH08214896A publication Critical patent/JPH08214896A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キク科植物に属する紅花(別名:サフラワ
ー)より採取されるカルサミン色素を濃色化する方法を
提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、紅花花弁に対して希薄なラッカー
ゼ溶液を噴霧し、しかる後約20〜40℃で約24時間
程度撹拌することを特徴とするカルサミン色素の濃色化
方法である。 【効果】 本発明の方法似よって得られたカルサミン色
素の色価はもとの約2倍以上であって、植物の原産地に
関係無く常に一定の色調を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキク科植物に属する紅花
(別名:サフラワー)より採取されるカルサミン色素を
濃色化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紅花にはカルサミンという赤色素とサフ
ラワーイエローという黄色素とが含まれており、カルサ
ミンは花弁を充分水洗して、水溶性である黄色素を除去
した花弁にアルカリ溶液を加えて抽出し、これに例えば
アビセル(商品名 旭化成(株)製)のような超微細セ
ルロースを添加した後、酸を滴下してpHを下げる事に
よりこの微細セルロースに吸着固定される。これよりカ
ルサミン色素を採取精製している。そして、カルサミン
色素はイチゴチョコレートやイチゴアイスクリーム等の
食品用着色剤を始めとして口紅などの化粧料などに使用
されている。
【0003】カルサミン色素は天然物より得られるた
め、その需要はますます拡大し、そのため最近は原料を
中国より輸入されるようになった。しかし、中国産の紅
花(中国名は乱花)はその産地によって紅花花弁の色調
やカルサミン色素の含有量に差があり、例えば四川省及
び河南省産のものは赤味が強く、またカルサミン色素含
量が高く(乾燥重量の約0.5%)、他方、雲南省産の
ものは黄味が強く、カルサミン色素含量が低い(乾燥重
量の約0.2%)という傾向にある。したがって、中国
より輸入された紅花より一定の品質のカルサミン色素を
生産することが望まれている。
【0004】先に述べたように紅花よりカルサミン色素
の分離精製法については従来より種々発表されている。
例えば、特公昭30−8943号公報には含水有機溶剤
を用いて赤色花弁からカルサミンを分離する方法、特公
昭47−50762号公報には含水有機溶剤でカルサミ
ンを抽出後、−10℃でカルサミンを析出させ、テトラ
ヒドロフランとベンゼンと微量の水でカルサミンを分離
する方法、特公昭53−226号公報には含水有機溶剤
で紅花の赤色花弁及び紅餅から粗カルサミンを抽出した
のち有機溶剤を除去し、得られたカルサミン水溶液に塩
析を施してカルサミンを抽出する方法、特公昭62−5
3375号公報にはアルカリ水溶液で抽出したカルサミ
ン溶液にシリカゲル等の吸着剤を添加し、次いで有機酸
にて定着・発色させたのち水溶性有機溶剤にて不純物を
除去し、含水有機溶剤にてカルサミンを溶出することを
特徴とするカルサミンの抽出・分離方法等が知られてい
る。
【0005】最近、特開平5−302038号公報には
カルサミン類色素のアルカリ溶液を吸着性の樹脂に吸着
させ、ついで有機溶媒と水とからなる系を用いて該樹脂
からカルサミン類色素を離脱させて得た溶液を濃縮する
方法が示されている。しかし、これらの方法はカルサミ
ン類色素の抽出に関する技術であって、紅花中のカルサ
ミン自体の色調を濃色にし、カルサミン類色素の増収を
はかったものではない。カルサミン色素の増収をはかっ
た手段として組織培養する方法が文献上みられる。即
ち、特公平3−13872号公報には、紅花花弁細胞を
組織培養の培地に添加して培養する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は組織培養法
によらずして紅花花弁のカルサミン色素の色調を濃色化
し増収をはかるべく、種々検討した結果、紅花の花弁に
ラッカーゼ酵素を作用させることによりベニバナ花弁の
色調が濃色化し、これを常法によって抽出精製すること
により極めて濃色化されたカルサミン色素を得、これに
よって紅花原料の産地の異ったものより一定の色調を有
するカルサミン類色素が得られることを見出し、本発明
を完成したもので、本発明の目的は紅花より採取される
カルサミン色素の濃色化方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、紅花花
弁に対して希薄なラッカーゼ溶液を噴霧し、しかる後約
20〜40℃で約24時間程度撹拌することによりカル
サミン色素を濃色化することを特徴とするカルサミン色
素の濃色化方法である。紅花花弁を水中に懸濁させ、こ
れにラッカーゼ酵素を添加するラッカーゼ処理してカル
サミン含量が増加されることは酵素自体の性質より予測
できるところであるが、紅花花弁を水中に懸濁させるた
め酵素反応に必要な酸素の供給が問題であって、単に撹
拌するのみでは水中の溶存酵素量が急速に減少し、その
ためラッカーゼ酵素による反応が持続しなくなる。しか
し、本発明ではラッカーゼの添加手段として噴霧手段を
採用したので空気との接触面積が大きく、よって酸素供
給が充分に行われラッカーゼ反応を持続させることがで
き、その結果カルサミン色素の増収がもたらされ、濃色
化が可能となった。
【0008】次に本発明について詳細に述べる。本発明
において使用するラッカーゼ酵素はヒイロタケ、カワラ
タケ、シイタケ、ヒラタケ等のキノコの培養液から採取
される。本発明ではこのラッカーゼの希薄な水溶液を使
用するもので、その濃度は花弁1kgに対して10〜3
000単位、好ましくは100〜1000単位のラッカ
ーゼを花弁重量の1〜5倍重量の水に溶解して使用す
る。ここで言う単位とはラッカーゼの活性を表す単位
で、カテコールを基質として1分間に1μモルの酸素を
吸収する時1単位と表す。
【0009】本発明における噴霧処理については特に限
定的な手段ではなく、単に紅花花弁に対して通常の噴霧
機によって直接噴霧する。この噴霧処理によって生じた
湿潤状態にある紅花を20〜40℃で約24時間程度撹
拌する。本発明において20℃以下では反応が効果的で
なく、また40℃以上で長時間反応させると酵素が失活
するおそれがあるので40℃以下の温度範囲で行うこと
が好ましく、更に20〜30℃の温度範囲がより好まし
い。攪拌は間歇的でも、或いは連続的でも何れでも良
く、濃色化された一定の色調になる迄反応を続ける。反
応時間はおおよそ24時間程度である。このような処理
を施して得られた花弁より常法によってカルサミン色素
を抽出採取する。これによりカルサミン色素の色価は2
倍以上に増加する。
【0010】
【実施例】次に実施例をもって更に具体的本発明を説明
する。 実施例1 乾燥した紅花花弁1kgに対して200単位の活性を含
むラッカーゼ水溶液2Lを、花弁を撹拌しながら噴霧
し、室温(20〜30℃)で24時間間歇的に撹拌、処
理する。次に、紅花黄色素が出なくなるまで良く水洗し
た後、1%炭酸カリウム水溶液5Lを加え、紅花赤色素
を抽出する。この抽出工程を合計3回繰り返すことによ
って紅花赤色素を殆ど抽出できる。この様にして得られ
た抽出液にセルロース粉末を2kg加え、充分撹拌しな
がら分散させた後、塩酸を滴下して、pHを徐々に酸性
にする。濾過によって、赤色に着色したセルロース粉末
を回収し、充分水洗した後、乾燥する。この紅花赤色素
吸着セルロース粉末よりピリジンにて抽出、乾燥した赤
色素の色価E(10%,1cm)は570であった。一
方、ラッカーゼ噴霧処理をしない花弁より同様の操作で
抽出した赤色素の色価E(10%,1cm)は230で
あった。ラッカーゼ処理する事によって、紅花赤色素の
色価が2倍以上に増加した。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては紅
花花弁に対して希薄なラッカーゼ溶液を噴霧、及び、間
歇的な撹拌によって酵素反応に必要な酸素を充分に供給
することができ、これによってベニバナ花弁の濃色化を
行うことができると共に、常に一定の色調のカルサミン
類色素が得られるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紅花花弁に対して希薄なラッカーゼ溶液
    を噴霧し、しかる後約20〜40℃で約24時間程度撹
    拌することを特徴とするカルサミン色素の濃色化方法。
JP7023961A 1995-02-13 1995-02-13 紅花赤色素の濃色化方法 Pending JPH08214896A (ja)

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JPH08214896A true JPH08214896A (ja) 1996-08-27

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ID=12125153

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103408964A (zh) * 2013-08-15 2013-11-27 宜兴市红豆杉生态科技有限公司 一种利用多酚氧化酶和茶多酚提高乌饭树中黑色素提取得率的方法
CN112521769A (zh) * 2020-11-25 2021-03-19 清华大学 一种红花红色素及其制备方法和染色方法

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