JPH08215557A - 物質より詳しくは試料物質の化学的又は物理的プロセスを開始及び/又は促進させる方法及び装置 - Google Patents

物質より詳しくは試料物質の化学的又は物理的プロセスを開始及び/又は促進させる方法及び装置

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JPH08215557A
JPH08215557A JP2212695A JP2212695A JPH08215557A JP H08215557 A JPH08215557 A JP H08215557A JP 2212695 A JP2212695 A JP 2212695A JP 2212695 A JP2212695 A JP 2212695A JP H08215557 A JPH08215557 A JP H08215557A
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ロイテンシュレガー ヴェルナー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、物質受容器の破裂の危険を
防止又は少なくとも低減でき且つ合理的な物質処理が可
能な方法及び装置を提供することにある。 【構成】 物質より詳しくは試料物質を、加熱手段
(3)より詳しくはマイクロ波加熱手段により加熱され
る反応チャンバ(2)内で加熱して圧力を加えることに
より物質の化学的又は物理的プロセスを開始及び/又は
促進させる方法において、物質を、反応チャンバ(2)
内で最初に初期圧力に曝し、次に加熱する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物質より詳しくは試料
物質の化学的又は物理的プロセスを開始及び/又は促進
させる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】分析化学、特に、物質(好ましくは試料
物質)の調製又は初期物質の反応生成物への転換を行う
場合には、加熱及び加圧(過剰圧力)下での処理を行う
のが一般的プラクティスである。なぜならば、これらの
条件下でのみ所望プロセスが実現され、改良され又は強
制されるからである。
【0003】上記形式の方法及び装置がドイツ国特許公
報(DE−A−39 33 992)に記載されてい
る。この既知の方法では、加圧下のガスに長波長の電磁
波を照射することにより短波長の放射線を発生させ、こ
の放射線を初期物質に照射するか、初期物質自体を低圧
下に置き、長波長の電磁波を直接照射する。この目的の
ため、全ての側面がハウジングにより包囲された加熱チ
ャンバを備えた装置が使用され、加熱チャンバは、開閉
可能な受容器内に導入された初期物質を低圧下で加熱で
きるように、シールされた状態に閉鎖される。低圧は、
加熱チャンバに連結される空気ポンプ(上記特許公報の
図1及び図4)により発生させるか、閉鎖可能な受容器
の場合には、真空引きラインを介して受容器に連結され
る空気ポンプ(同、図2及び図3)により発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この既
知の装置では、閉鎖受容器内に導入された初期物質を過
剰圧力下で加熱することもできる。このため、閉鎖可能
な受容器には過剰圧力弁が連結しており、該過剰圧力弁
は、受容器内に収容された初期物質(単一又は複数)を
照射により加熱したとき、初期物質の反応中の蒸発によ
り受容器内に自動的に発生する或る過剰圧力を確保する
(同、図2)。
【0005】閉鎖された過剰圧力試料受容器内の試料物
質を分解するための他の既知の装置では、それぞれの試
料受容器に過剰圧力弁が連結しており、該弁は、或る圧
力に到達すると開放し、試料受容器内の過剰圧力を解放
させるようになっている。この既知の装置でも、加熱に
より、したがって該加熱により生じる蒸発により、試料
受容器内に過剰圧力が自動的に発生し、これにより、試
料受容器内に存在する空気又はガス成分の加熱により過
剰圧力が既に発生している。
【0006】ガス排出のモニタリング、測定及び分析が
行えるようにするため、加熱チャンバからの排出ライン
と過剰圧力弁とを連結させることが示唆されている。
【0007】存在する物質を熱で処理するとき、物質の
反応がより強く、速く且つ経済的に行われるようにする
には、原理上、比較的高圧を得るのが好ましいことを強
調しておくべきである。
【0008】しかしながら、高圧での物質の処理は種々
の困難を伴う。一方では、試料受容器及び過剰圧力弁の
両方に適した試料物質を選択することが必要である。す
なわち、試料物質は、侵食性物質に耐えること、及び高
圧に耐えることができ且つ発生する比較的高い温度でも
完全性及び有効性を維持できる強度を有することが必要
である。
【0009】また、試料受容器内に発生する圧力及び/
又は温度の制御は困難であり、したがって受容器の破裂
が繰り返し生じるが、これらは、受容器に損傷をもたら
すだけでなく、加熱チャンバ及び周囲の環境を汚染する
ため許容することはできない。
【0010】他の困難性は、一方では強く且つ急激に行
われ且つ他方では受容器の破裂(特に、急激に加熱され
るときに受容器が破裂する)をもたらすことにもなる物
質の加熱である。
【0011】本発明の第1目的は、冒頭に述べた形式の
方法及び装置であって、破裂の危険を防止又は少なくと
も低減できると同時に合理的な物質処理が可能な方法及
び装置を提供することにある。
【0012】本発明の第2目的は、特許請求の範囲の請
求項25の前提部に記載された形式の装置を、反応チャ
ンバの簡易装填ができるように構成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1目的は、物質
(31)より詳しくは試料物質を、加熱手段(3)より
詳しくはマイクロ波加熱手段により加熱される反応チャ
ンバ(2)内で加熱して圧力を加えることにより物質
(31)の化学的又は物理的プロセスを開始及び/又は
促進させる方法において、物質(31)が、反応チャン
バ(2)内で最初に初期圧力に曝され、次に加熱される
方法、または、全ての側面がハウジング(11)により
包囲された反応チャンバ(2)と、反応チャンバ(2)
のための加熱手段(3)より詳しくはマイクロ波加熱手
段と、ハウジング(11)のガス出口(9b)とを有
し、該ガス出口(9b)には、所定の値を超えた反応チ
ャンバ(2)内の内部圧力を解放する目的の出口弁(V
1、V2)が連結しており、ハウジング(11)の入口
(9a)を更に有する装置において、前記入口(9a)
には、加熱手段(3)のスイッチを入れる前に加圧ガス
を供給するための圧力源及び制御装置を連結している装
置により達成される。
【0014】本発明の方法によれば、初期圧力の発生に
より、高い圧力での物質の加熱が行われ、したがってよ
り強く、迅速で且つ経済的な物質の処理を達成できる。
これにより、反応チャンバと物質との間の体積比がかな
り大きくなるので反応チャンバの破裂の危険性がかなり
低減され、したがって破壊圧力のピークも回避される。
本発明の他の長所は、初期圧力のため、反応チャンバ内
で蒸発し易い物質の蒸発が低減又は防止されることであ
る。この結果、物質の処理をより正確に行うことがで
き、また蒸発による凝縮の形成及び測定結果の歪曲が低
減されるため、より正確に分析を行うことができる。
【0015】本発明の装置は本発明の方法を実施できる
ものであり且つ簡単で経済的に製造でき且つ機能的に優
れた構造に特徴を有している。
【0016】ここに考慮する形式の装置は、反応チャン
バに関する限り種々の構造が存在する。反応チャンバ
は、例えば上記ドイツ国特許公報(DE-A-39 33 992 Al)
に記載されているようにキャビネット状チャンバとして
構成でき、このような反応チャンバは、過剰圧力で作業
する構造になっていない。したがって、過剰圧力で物質
処理を行うには、物質すなわち試料物質を、閉鎖可能な
特に耐圧の受容器内に配置し且つ1つ又は数個のこのよ
うな試料物質受容器を物質処理のための反応チャンバ内
に配置する必要がある。このようなキャビネット状反応
チャンバとは別に、蓋により耐圧的に閉鎖されるポット
状反応チャンバが示唆されており、このようなポット状
耐圧反応チャンバはドイツ国特許公報(DE 41 14 525 A
l)に開示されている。この装置では、マイクロ波が、反
応チャンバにより形成される試料物質用の受容器に直接
導かれる。しかしながら、この既知の装置では、反応チ
ャンバを包囲する容器が小さいため、単一試料を受容で
きる単一の試料受容器のみを形成できるに過ぎない。
【0017】ドイツ国特許公報(DE 40 38 273 Al)には
ここに考慮する形式の種々の構造の装置が開示されてい
る。この装置では、反応チャンバを包囲するハウジング
を開放する目的で、ハウジングの壁(図1)、蓋(図
2)又は基部(図3)が、変位装置により閉鎖位置と開
放位置との間で変位される。開放すべきハウジングのそ
れぞれの壁部には、少なくとも1つの試料受容器のため
の取付け具例えば配置板が設けられており、それぞれの
壁部を変位させて、試料受容器を反応チャンバ内に出し
入れすることができる。これにより、反応チャンバ又は
ハウジング内の少なくとも1つの試料受容器の配置及び
取出しが容易になるけれども、少なくとも1つの試料受
容器のための特別な取付け具が必要である。また、ハウ
ジングの床上に試料受容器(単一又は複数)を簡単に位
置決めすることができない。更に、取付け装置の存在に
より及び別の構造的理由により、この既知の装置は、試
料物質を直接(すなわち特殊な試料受容器を使用するこ
となく)ハウジング内に置くことができるような構成に
なっていない。この既知の装置の他の欠点は、反応チャ
ンバ(図2)用の持上げ可能な蓋を備えた構造では、反
応チャンバ内へのアクセス可能性が非常に制限されるこ
とである。すなわち、蓋をハウジングから持上げても、
蓋がハウジングの上方に位置するので、上側のハウジン
グ開口へのアクセスが困難になるからである。
【0018】ここに考慮する形式の装置の幾つかの構造
が国際特許出願(WO/93/22650)に記載されている。この
装置では、幾つかのポット状試料受容器を受け入れるた
め、ロータの形態をなす取付け装置が反応チャンバ内に
設けられている。これにより、試料受容器は、試料受容
器の下部と係合する位置決め板と、上側の開口で試料受
容器の上部と係合する蓋との間で水平移動により挿入さ
れ、閉鎖が行われる。蓋は取付け装置の一部であり、試
料受容器の取外し後も取付け装置上に残る。この既知の
装置では、取付け装置への挿入時及び取付け装置からの
取出し時に試料受容器を手で掴む必要があり、これは、
特に物質の処理後では、高温のため非常に困難である。
また、試料物質をわざわざ取付け装置に挿入しなければ
ならない。更に、この既知の装置は、大型の反応チャン
バーの場合、重量が大きくて手で取り扱うことができな
いので、大型の反応チャンバには適していない。この既
知の構造では、幾つかの試料物質を同時に処理したい場
合には、幾つかの試料受容器を必要とし、これらの受容
器は、それぞれ水平移動させてわざわざ作動位置内に挿
入し且つ処理後に再び引き出さなくてはならない。
【0019】本発明の第2目的は、全ての側面がハウジ
ング(11)により包囲された反応チャンバ(2)を有
し、ハウジング(11)がポット状のハウジング下部
(12)及び蓋(13)からなり、ハウジング下部(1
2)又は蓋(13)を、閉鎖位置すなわち作動位置(4
4)と準備位置(44b)との間で昇降させるほぼ垂直
なリフト装置(42)を更に有する、物質(31)より
詳しくは試料物質の化学的又は物理的プロセスを開始及
び/又は促進させる装置において、蓋(13)又はハウ
ジング下部(12)の少なくとも一方を、他方に対して
横方向に変位した装填位置(44)に相対変位させるた
めのほぼ水平なガイド(46)が設けられていること、
及び開放時に、ハウジング下部(12)又は蓋(13)
の水平変位前にリフト装置(42)が機能し始める装置
により達成される。
【0020】本発明のこの実施例では、反応チャンバを
包囲するハウジング下部又はその蓋がリフト装置により
開放準備位置内に変位されるだけでなく、ハウジング下
部又は蓋も、装填位置に(及び該装填位置から)ほぼ水
平に変位される。このため、反応チャンバのアクセス可
能性が大幅に改善され、したがって試料物質(単一又は
複数)を、簡単且つ容易な方法で直接反応チャンバ内に
配置するか、或いは試料受容器内に入れて反応チャンバ
内に配置することができる。蓋又はハウジング下部の変
位は、手動又は動力駆動装置で行うことができる。蓋又
はハウジング下部をほぼ垂直に変位させるには、これら
の重量に打ち勝つ必要があるため動力駆動装置が有効で
ある。また、このような変位装置は、同時に、ハウジン
グの閉鎖装置をも形成する。蓋又はハウジング下部をほ
ぼ水平に変位させるには、簡素化及び装置の制御のた
め、ガイド内での手動変位が有利である。
【0021】特許請求の範囲の実施態様項には、本発明
の目的とする簡単な構造の達成に寄与する特徴であっ
て、簡単且つ迅速で、したがって経済的で信頼性のある
処理、エネルギ消費及び経済性を可能にし、且つ処理プ
ロセスの有効で信頼性のある制御を可能にする特徴が記
載されている。
【0022】また、本発明は、簡単且つ経済的でコンパ
クトな構造及び便利な操作に特徴があるだけでなく、加
熱エネルギを高度に利用でき且つ経済的に且つ信頼性を
もって作動できる特別な構造を有する装置に関する。
【0023】更に、本発明は、装置の圧力調整要素が反
応チャンバから分離しており且つ単に連結ラインを介し
て反応チャンバと連結できる特別な構造部品として構成
された別の優れた構造に関し、且つ故障がなく信頼性の
あるプロセス工程を遂行できる弁のような圧力制御要素
の優れた構造に関する。
【0024】
【作用】初期圧力の発生により、高い圧力での物質の加
熱が行われる。これにより、反応チャンバと物質との間
の体積比がかなり大きくなるので反応チャンバの破裂の
危険性がかなり低減され、したがって破壊圧力のピーク
も回避される。初期圧力のため、反応チャンバ内で蒸発
し易い物質の蒸発が低減又は防止される。この結果、物
質の処理をより正確に行うことができ、また蒸発による
凝縮の形成及び測定結果の歪曲が低減される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例及び添付図面
を参照して、本発明及び本発明により達成可能な他の長
所をより詳細に説明する。
【0026】全体を参照番号1で示す本発明の装置の主
要部は、反応チャンバ2と、該反応チャンバ2のための
加熱装置(より詳しくは、マイクロ波加熱装置)3と、
反応チャンバ2のための圧力供給装置4と、反応チャン
バ2内の圧力を制御するための圧力制御ブロック5と、
装置1(より詳しくは、加熱装置3及び作用圧力)の機
能的制御を行うための制御装置6とからなり、連結する
それぞれのアドレス可能な制御部品は制御装置6の制御
ラインを介して接続されている。
【0027】処理すべき物質は、直接反応チャンバ内に
配置されるか、或いは1つ又は数個の受容器に入れて反
応チャンバ2内に配置される。1つ又は数個の受容器7
(図2)を使用する場合には、取扱い上の理由から、キ
ャリヤフレーム(より詳しくは、プラスチック又はマイ
クロ波透過性又は半透過性材料からなるキャリヤフレー
ム)と、受容器7とを連結させるのが有利であり、これ
により、受容器7を反応チャンバ2内に容易に配置し且
つ取り出すことができる。
【0028】この目的のため、反応チャンバ2は、処理
すべき物質の導入及び取出しのための上部装填開口を有
している。
【0029】この実施例では、装置1は、物質(より詳
しくは、分析を目的とする試料物質)の処理又は調整を
行うための高温及び高圧で機能するマイクロ波オートク
レーブである。
【0030】反応チャンバ2内の圧力を制御するための
数個の弁が設けられており、これらの弁は、別々に配置
された制御ブロック5内に配置されている。制御ブロッ
ク5は、連結ライン(剛性又は可撓性パイプライン又は
ホースライン、より詳しくはプラスチックライン)9を
介して反応チャンバ2に連結されている。
【0031】反応チャンバ2はハウジング11により包
囲されている。ハウジング11は、反応チャンバ2への
装填のため、縁フランジ12aを備えたポット形のハウ
ジング下部12と、該ハウジング下部12に対して着脱
可能に固定できる好ましくは実質的に平らな蓋13とで
形成するのが好ましい。簡明化のため、ハウジング下部
12への蓋13の固定装置は図示しない。固定装置は、
概略的に図示するねじ11a、又は互いに水平方向に対
向して配置されるU形断面をもつロックリング半部11
bで構成できる。ロックリング半部11bは、手又は動
力駆動工具により、蓋13の上及び縁フランジ12aの
下と係合する閉鎖位置(図示)と、外方にオフセットし
た解放位置(図示せず)との間で移動できる。
【0032】ハウジング11は金属ハウジングである。
ハウジング11内へのマイクロ波カップリングは、ハウ
ジング11の基部(下方に弧状であるのが好ましい)1
4を介して下から行われる。ハウジング11には、全体
を参照番号15で示す冷却装置が連結している。冷却装
置15は、ハウジング11の壁に沿って内部又は外部に
配置された1つ又は数個の冷却ラインすなわち冷却チャ
ンネルを有し、該冷却ラインを通して、冷却剤(この場
合は水)がポンプ16により供給され且つ冷却器16a
内で冷却される。
【0033】ハウジング11の内部は、耐食性及び耐熱
性を有するライニング材料(断熱性も有するものが好ま
しい)でライニングするのが好ましい。この例示実施例
では、ハウジング下部12の内部輪郭に適合するポット
状ライニング部分17aと、蓋13の下面に配置された
ライニング蓋板17bとが設けられており、該ライニン
グ蓋板17bは、その下方に突出した突出部17cがラ
イニング部分17a内に係合することが好ましい。
【0034】ライニング部分17aの基部17dと、ハ
ウジング下部12の基部14との間には、マイクロ波透
過性材料及び/又はプラスチックからなる付加的な板状
ライニング基部17eを設けるのが好ましい。マイクロ
波の導入(カップリング)を行うため、基部14には中
央開口18を設けるのが好ましい。この開口18内又は
開口18の下には、マグネトロン19又は導波管又はア
ンテナ19aのような連結放射要素が配置されている。
開口18の上縁部上には、マイクロ波透過性材料(好ま
しくは石英)からなるボウル状すなわち中空ボール状の
断面形状を有する放射要素21が設けられ、該放射要素
21は、基部17eに対応して形成された凹部内に配置
されている。垂直軸線をもつ円筒状の放射要素を設け、
該放射要素に設けられた孔内に、動き得る遊びをもって
アンテナ19aを差し込むように構成することもでき
る。
【0035】ハウジング11の支持部が参照番号20で
示されており、該支持部20上にハウジングが配置さ
れ、適当な場合には固定される。
【0036】図2に示す例示実施例では、ライニング蓋
板17bとライニング部分17aの上縁部との間のシー
リングを改善するため、シーリングリップ17fが設け
られている。シーリングリップ17fは、好ましくは、
蓋板17b上に一片として形成され且つライニング部分
17a内に係合して、ライニング部分17aの内壁に対
しシール態様をなして当接する。また、蓋板17bは、
ライニング部分17aの外側から該ライニング部分17
aの上縁部と係合できる。この実施例では、下方に突出
する環状突出部17gが、ライニング部分17aの上縁
部に形成された対応する断面形状をもつ外側凹部内に係
合する。したがって、この上縁部17aはテーパ状にな
っており、蓋板17bの対応する環状溝17i内に係合
する。
【0037】この実施例では、特にハウジング11の基
部領域が、基部17d及び付加基部17eにより充分に
断熱されている。したがって、ハウジング下部12のシ
ース内又はシース上で、反応チャンバ2の横方向に隣接
して、単に冷却装置15が配置されているに過ぎない。
この実施例では、該冷却装置は、ハウジング下部12の
壁内の環状冷却チャンネル22の形態をなしており、該
チャンネル22は水平断面が円形であるのが好ましい。
【0038】蓋板17bは、該蓋板17bの上面の芯出
し部材17lが蓋13の対応する下面凹部内に入るよう
にして、蓋13上に座合している。また、蓋13は下面
の芯出し部材(この実施例では芯出しリング)13aを
有する。該芯出し部材13aはハウジング下部12の周
壁内に係合して、蓋13をその閉鎖位置に芯出しする。
【0039】ハウジング11の領域には2つの温度セン
サT1、T2が設けられている。第1温度センサT1は
ハウジング下部12の基部領域内に配置され、加熱電力
の調整のための実際値、したがって反応チャンバ2内の
温度の実際値を決定すべく機能する。
【0040】第2温度センサT2は、ハウジング11の
壁の材料の過熱を防止するため、ハウジングのシースの
温度を決定し且つ冷却装置15の調整を行うべく機能す
る。
【0041】連結ライン9は反応チャンバ2の上方領域
に連結されており、この実施例では好ましくは蓋13の
中央で該蓋13内に挿通される。連結ライン9として、
比較的細い公称断面をもつもので充分である。この公称
断面は約6mmが好ましい。したがって、連結ライン9
は、開閉時に蓋13が動き得るようにするため、プラス
チックからなる可撓性ラインが好ましい。
【0042】図2の例示実施例では、連結ライン9がT
形フィッティング26内で分岐している。T形フィッテ
ィング26は、上方からハウジング11内(この実施例
では蓋13内)に嵌合又は螺合されている。T形フィッ
ティング26から、連結ラインの分岐部(入口)9aが
供給装置4へと延び、連結ラインの他方の分岐部(ガス
出口)9bが制御ブロック5へと延びている。最初に述
べた連結ラインの分岐部9aには空気又はガスポンプ2
3及び逆止弁27が設けられており、該逆止弁27は反
応チャンバ2に向かう流れ方向には開放し、逆方向には
閉鎖する。この実施例では、共通の連結ライン部分(こ
の実施例では蓋13)を形成するフィードスルーチャン
ネル(共通通路)9cが、耐熱性及び耐食性材料(好ま
しくはプラスチック)からなるスリーブ28(好ましく
は内側フランジ28aを備えたスリーブ)でライニング
されている。フィッティング26、連結ねじリング26
a、26b及び連結ライン9も、耐熱性及び耐食性材料
(より詳しくはプラスチック)からなる。
【0043】連結ラインの分岐部9bは、制御ブロック
5内の第1ブロック弁すなわち調整弁Vを有する。該弁
Vの弁部材は、反応チャンバ2内の圧力が上昇して或る
圧力又は圧力範囲以上になると分岐部9bを開放し、且
つ圧力が低下すると該分岐部9bを閉鎖する。この弁V
の弁本体は、例えば板ばね29又は螺旋ばねのようなバ
ネ力によりその閉鎖位置に作動され、分岐部9b内の圧
力により開放される。制御ブロック5内には、該弁に平
行に2つ又は3つのバイパスが設けられており、これら
のバイパスにそれぞれの制御弁が配置されている。電気
的に作動される弁V1が第1バイパス9b1(小さな断
面が好ましい)と連結している。該弁V1は、或る圧力
が過大にならないようにすなわち所望の圧力値が維持さ
れるように、反応チャンバ2内の圧力に基づいて電気的
に駆動(開閉)すなわち調整される。圧力安全弁V2が
第2バイパス9b2と連結しており、該弁V2は、反応
チャンバ2内のより高い所定圧力以上に不意に上昇した
ときに開放するのが好ましい。この実施例では、この弁
V2は、上記安全圧力値を超えると破裂してバイパス9
b2を開放する破裂ディスクである。分岐部9bは、そ
の断面寸法が第1バイパス9b1より大きいことが好ま
しい。第2バイパス9b2の寸法は、分岐部9bよりも
大きいことが好ましい。
【0044】電気的に又は好ましくは手動により操作さ
れる弁V3が配置された更に別のバイパス9b3を設け
るのが好ましい。弁V3は、別の安全弁として、処理プ
ロセス後の反応チャンバ内の圧力を低下させる目的で作
動し、好ましくプログラム制御された弁V1が機能しな
くなった場合に、弁V3を開放することにより反応チャ
ンバ2にアクセスできるようになり、これにより、処理
プロセス後に圧力を低下させることができる。
【0045】バイパス9b1、9b2、9b3は互いに
平行に配置されている。すなわち、各バイパスは他のバ
イパスから独立して機能し、これは平行連結により確保
される。
【0046】制御ブロック5には、反応チャンバ2内の
圧力を検出するための圧力センサP1も配置され、該圧
力センサP1は、より詳しくは、ハウジング11に対面
する連結ライン9の領域に配置されている。
【0047】ハウジング11から離れた領域では、バイ
パスが、共通の連結ラインの分岐部9bに再連結されて
いる。連結ラインの分岐部9bは、別の排出方向(矢印
30参照)にある容器又は煙突(図示せず)内に導かれ
ている。
【0048】処理すべき物質(より詳しくは、試料物
質)は、ばらの状態で、或いは好ましくは1つ又は数個
の受容器7内に入れて、反応チャンバ2内に導入され
る。この実施例では、上方が開放した2つの受容器7が
示されている。より詳しくは、これらの受容器7は中空
円筒状であり且つ水平な受容器基部7aを備えている。
受容器7内には、試料物質31に加えて、例えば反応促
進物質(より詳しくは、固体又は液体薬剤32)のよう
な付加物質が入れられる。水平断面サイズ(この場合に
は同一受容器7の直径)は反応チャンバ2の断面サイズ
の数分の一程度に過ぎず、このため、個々の受容器7の
外周壁と反応チャンバ2の内周壁との間、又は反応チャ
ンバ2と幾つかの受容器7との間、及び受容器同士の間
には自由空間が存在する。この自由空間には、マイクロ
波吸収剤(より詳しくは、間接的に作用する液体加熱
剤、この実施例では水33)を、ほぼ受容器7の充填レ
ベルの高さまで充填するのが好ましい。
【0049】マイクロ波吸収剤からなる別の間接作用加
熱剤を設けるのが好ましい。この実施例では、間接作用
加熱剤は水平加熱板34であり、該水平加熱板34は、
ハウジング基部17dの水平上面34a上に置くのが好
ましい。受容器7(単一又は複数)は、この水平上面3
4a上で、広い物理的接触したがって大面積の伝熱接触
をなして配置される。
【0050】装置1は次のように機能する。
【0051】処理(より詳しくは、物質31の調製)を
行うため、物質31が前述のようにして反応チャンバ2
内に導入され、ハウジング11が閉じられる。次に、過
剰圧力下及び加熱下で物質31の処理が開始され、この
ため、過剰圧力、熱及び調整が自動的に又は手動で制御
される。
【0052】調製プロセスでは、最初に供給装置4のス
イッチが入れられ、反応チャンバ2内に初期圧力(この
場合には、例えば80〜100バールの初期圧力)を発
生させる。この圧力は、或る時間供給装置4のスイッチ
を入れておくか、又は圧力センサP1又は他の圧力セン
サを用いて維持することができる。この圧力は、空気又
はガス(例えば窒素等の不活性ガス)を導入すなわちポ
ンピングすることにより発生される。次に、加熱装置3
のスイッチが入れられる。これにより、この場合には、
物質31(この物質がマイクロ波吸収物質である限り)
が図2及び図7に矢印sで示すように直接マイクロ波に
より下から加熱され、加熱剤33及び加熱板34も同様
に直接加熱される。物質の蒸発すなわち反応により反応
チャンバ2又は圧力チャンバ内の圧力及び温度が大きく
上昇し、これにより、これらの条件下で物質の処理が行
われる。
【0053】或る圧力及び/又は或る温度で処理が行え
るようにするため、或る温度及び/又は圧力値、又は温
度及び圧力範囲を設定でき又は調整できる装置が設けら
れている。このとき、上記手段、処理の効果に関しクロ
スオーバ作用があることを考慮に入れなくてはならな
い。なぜならば、圧力が温度に影響を及ぼすのと同様
に、温度も圧力に影響を及ぼすからである(物質の反応
も考慮に入れる)。
【0054】装置1の制御装置6にプロセッサを連結さ
せ且つプログラムにしたがって装置を制御して、物質の
処理が自動的に行われるようにすると便利である。
【0055】次に、規則的に行われる作動プロセス工程
すなわち発生する圧力及び温度に依存して行われる作動
プロセス工程を、有利な例示実施例として説明する。
【0056】最初のプロセス工程では、ポンプ23のス
イッチを入れることにより、反応チャンバ2内には、開
始条件として、0〜150バールの範囲の供給圧力が発
生される。ここでは、例えば約80バールの初期ガス圧
力が発生される。
【0057】供給圧力に到達すると(供給圧力に到達し
たか否かは、圧力センサP1により検出され、該圧力セ
ンサP1は対応する信号を制御装置6に出力する)、加
熱装置3が第2プロセス工程としてスイッチが入れら
れ、上記のようにして物質が直接的又は間接的に加熱さ
れる。これにより、反応チャンバ2内には、約150バ
ールまでの範囲内の過剰圧力が発生すると同時に温度も
上昇し、処理プロセスが行われる(すなわち強制され
る)。例えば約120バールの過剰圧力で、圧力センサ
P1は、電気的に制御可能な弁V1の調整のための別の
圧力信号を供給する。弁V1は、120バールの所望圧
力値が維持されるように、開放方向及び閉鎖方向に作動
される。この第2プロセス工程では、所望温度値を超え
ない(好ましくは維持される)ように、所望温度値に従
って加熱電力も制御すなわち調整される(スイッチのオ
ン・オフがなされる)。
【0058】例えば強いプロセス反応のために反応チャ
ンバ2内の圧力が所望圧力値(120バール)を超える
場合には、別の第3プロセス工程として、例えば140
バールで加熱電力が低下されるかスイッチが切られる。
【0059】また、別の第4プロセス工程として圧力制
限弁Vが設けられる。該弁Vは所望圧力値より高い圧力
(例えば約150バール)で作動して、圧力をこの圧力
値に制限する。圧力制限弁Vは、弁V1の調整すなわち
制御(すなわち温度調整すなわち制御)が失敗した場合
にのみ作動するように調整することができる。
【0060】また、別の第5プロセス工程として安全弁
V2が設けられる。該弁V2は、突然大きな圧力上昇が
生じた場合、爆発保護の目的で開放するか破裂する。
【0061】このプロセスが完了したならば、ハウジン
グすなわち反応チャンバ2は、アクセスができるように
するため、圧力が解放される。更に、第6プロセス工程
によれば、これは、制御可能な弁V1又は弁V3の開放
により達成される。付加バイパス9b3に配置された弁
V3は、弁V1が故障した場合でも圧力低下ができるよ
うにするため、手動操作可能な弁が好ましい。
【0062】制御ブロック5(該制御ブロックは、構造
ユニットBとして予備装着できるものが好ましい)は、
耐圧金属(より詳しくは鋼)で作られている。腐食防止
のため、制御ブロック5に設けられたチャンネル(ガス
出口)9b、バイパス9b1、9b2、9b3は、耐食
性プラスチックでライニングされている。これは、最初
にチャンネルをボア加工し、次にプラスチック材料(よ
り詳しくはプラスチックの射出)でライニングすること
により有利に行うことができる。また、チャンネルをラ
イニングした後チャンネルをボア加工し、すなわちチャ
ンネルにプラスチックを充填した後プラスチックをボア
加工することもでき、これによりライニングがチャンネ
ルを形成する。
【0063】次に、本発明の装置の更なる詳細及び長所
を説明する。
【0064】反応チャンバ2は、同時に圧力チャンバ及
び試料チャンバでもあり、絶縁ライニングにより、物質
とハウジング11の耐圧壁(より詳しくはステンレス鋼
製)とが直接接触しないように保護される。ライニング
はプラスチック(より詳しくはPTFE)からなり、熱
保護材及び腐食保護材として機能する。内側ライニング
並びに周壁は、熱による損傷を防止するため、冷却装置
15により冷却することができる。反応チャンバ内に
は、物質(より詳しくは溶剤)の蒸発による凝縮及び損
失を防止するため、反応の開始前に初期圧力が発生され
る。加熱装置3により物質31が加熱されると、調整可
能な作動圧力までの更なる圧力上昇が達成される。この
ようにして達成される高い沸点が、元素及び化合物の損
失を防止する。
【0065】自然発熱反応では、比較的大きな全チャン
バ体積(好ましくは、約3〜3.5dm3)が、圧力ピ
ークを回避できるため付加的な安全係数を与える。本発
明の実施例では、反応チャンバ2が比較的大きいため、
処理の目的で多量の物質31を反応チャンバ2内に導入
できる。また、処理中に比較的大きな燃焼熱が反応チャ
ンバ2内に放出されるけれども、この熱は間接的に作用
する加熱剤33の吸熱容量及び比較的大きなチャンバマ
スにより吸収されるため、これにより生じる温度ピーク
も回避される。したがって、本発明の装置によれば、機
能的な問題が生じることなく、多量の物質31を処理で
きる。
【0066】本発明の装置によれば、好ましくはプラス
チックで作られた受容器7を簡単且つ経済的に製造でき
る構造にすることができ、これにより、受容器7はその
内側及び外側で同じ圧力を受ける。かくして、受容器7
の圧力が変化しても受容器7内での異なる反応が防止さ
れる。また、圧力のため物質(溶剤、付加生成物等)の
沸点が大幅に上昇されるため、損失及び1つの受容器か
ら他方の受容器への帯同も、事実上無視できる値まで低
減される。すなわち、処理を高温で行うことができ、且
つこれにも係わらず閉鎖装置で行うことができる。
【0067】また、本発明による手段、処理は、間接的
加熱剤33を形成する液体媒体の圧力上昇による自動沸
点上昇をもたらす。例えば100バールの初期圧力すな
わち供給圧力により、311℃の水の沸騰温度が得られ
る。すなわち、この温度を超えた場合にのみ、加熱剤3
4の蒸気圧曲線に従う自動的な内部圧力上昇が生じる。
かくして、例えば330℃の水温では、129バールの
蒸気圧となる。適用上、これは、低沸点加熱剤の使用に
より、反応チャンバ2内には、受容器7内で処理すべき
物質(すなわち成分)31の蒸気圧より大きな圧力が自
動的に発生することを意味する。
【0068】例えば、間接的加熱剤34として水を使用
し、且つ処理すべき物質31又は補助物質(すなわち反
応物質)として硝酸を使用する場合、水の沸点は約10
0℃であり、且つ硝酸の沸点は約121℃である。この
例では、水の蒸気圧が高く、したがって、硝酸のガス相
への揮発が防止される。かくして、硝酸の凝縮(より詳
しくは、反応チャンバ2の内壁上への凝縮)が大幅に防
止される。理論的に、ガス状の反応生成物のみが自由反
応チャンバ空間内に入ることができる。これは、上記分
解の例だけでなく、種々の溶剤を用いる全ての化学反応
についていえることである。この効果は、自動圧力補償
すなわち自動圧力適合と呼ぶことができる。マイクロ波
照射と固体物質及び/又は液体物質(加熱剤33、3
4)との直接熱変換のため、充分迅速な調整が可能にな
る。すなわち、マイクロ波の電力を低下させるかスイッ
チを切ると温度が比較的速く低下し、且つパラメータ制
御により、圧力は慣用的装置より高速反応して非常に高
い安全基準が得られる。
【0069】上記マイクロ波部分吸収物質としてプラス
チックが適している。このような物質において、マイク
ロ波吸収物質(より詳しくは、グラファイト)の粒子の
ような成分が混合又は化合され、これはWeflon
[商品名]として知られている。
【0070】ライニング、スリーブ28、加熱板34及
び必要ならば基部17eについては、試料物質の処理中
に発生する酸に耐え得る耐食性材料が必要であり、好ま
しい材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTF
E/Teflon[商品名])、テトラフルオロ混合重
合体(TFM)、石英、セラミック又はガラスがある。
【0071】図3〜図5の例示実施例では、装置1は上
記構造及び機能が可能なものである。図1及び図2に示
す装置1の詳細は、簡略化のため図3〜図5には示され
ていない。これらの実施例は、主として、全体を参照番
号41で示すハウジング11の変位装置を図示するもの
であり、該変位装置により、試料物質、試料受容器7又
は補助手段33、34を装填すべくハウジング下部12
に容易且つ便利にアクセスできるようになる。
【0072】変位装置41の主要部は、ほぼ垂直に作動
するリフト装置42及びほぼ水平に作動する変位装置4
3である。これらの装置により、ハウジング下部12と
蓋13との間に、最初にほぼ垂直、次に横方向の相対移
動が引き起こされる。図3〜図5に概略的に示す装填位
置44aでは、ハウジング下部12が、蓋13に対し
て、操作側45に向かって横方向に相対変位され、これ
により上方から容易にアクセスできるようになる。リフ
ト装置42は、図3及び図5の実施例では、蓋13と係
合し、図4の実施例ではハウジング下部12と係合す
る。ハウジング11のこれらの部分は、ほぼ垂直方向に
互いに分離でき、このため、蓋13の下面突出部17
c、17fがハウジング下部12と係合する場合でも、
これらの部分の相互の相対横方向変位が可能である。相
対横方向変位は、各場合において、変位装置43により
与えられる。該変位装置43は、図3及び図4の実施例
ではハウジング下部12と係合し、図5の実施例では蓋
13と係合する。ハウジング下部12が相対横方向変位
(図3及び図4)できるように又は蓋13が相対横方向
変位(図5)できるように案内するガイド46を設け、
該ガイド46は、例えば図5に示すように、リフト装置
42及び変位装置43と協働するように構成するか、図
3及び図4に示すように特定ガイド要素として構成する
こともできる。
【0073】図3〜図5に示すように、ハウジング11
の支持部20と、リフト装置42、変位装置43及び支
持部20のための受け台47、48、49とが更に設け
られている。支持部20及び受け台47、48、49
は、装置1が一体組付けされる装置の一部で構成でき
る。
【0074】図3〜図5の例示実施例では、リフト装置
42及び変位装置43のそれぞれが空気圧又は油圧のピ
ストンシリンダ51、52で形成されており、これらの
ピストンシリンダ51、52は両変位方向に作動され
る。図3の実施例では、リフト装置42を形成するピス
トンシリンダ51は、ハウジング11が閉鎖された状態
で、蓋13と連結受け台47との間でほぼ垂直位置に同
心状に配置される。変位装置43を形成するピストンシ
リンダ52は、ハウジング下部12と係合するため、操
作側45とは反対側に配置され且つほぼ水平方向に延び
ている。ピストンシリンダ51は、蓋13の移動のため
のほぼ垂直なガイド50を設けることができるように、
受け台47及び蓋13に固定連結するのが好ましい。ハ
ウジング下部12を横方向変位させるためのほぼ水平な
ガイド46は、例えば図3に示すように、板として形成
された支持部20に設けられた長手方向凹部59として
形成することもできるし、或いはピストンシリンダ52
により形成することもできる。ピストンシリンダ51、
52を制御するための空気圧又は油圧制御装置6aが設
けられており、該制御装置6aは、流体ラインを介して
複動ピストンシリンダ51、52に連結され且つ制御ラ
インを介して制御装置6に連結されている。ハウジング
11を開放するには、最初に、ピストンシリンダ51を
適当に作動させて蓋13を僅かに持ち上げる。次にピス
トンシリンダ52を作動させて、ハウジング下部12
を、実線で示すその作動位置44から、装填位置44a
へとガイド46内でほぼ水平に変位させる。ハウジング
11の閉鎖は逆の変位工程すなわち制御工程で行われ
る。すなわち、最初に、ハウジング下部12をその作動
位置44に戻り変位させ、次に、蓋13をその準備位置
44bから閉鎖位置へと下降させる。
【0075】図4の例示実施例は、蓋13が受け台(例
えば受け台47)に固定され且つ支持部20がリフト装
置42(該リフト装置42もピストンシリンダ51で形
成されている)によりほぼ垂直方向変位できるように構
成されている点で他の実施例とは異なっている。この実
施例では、変位装置43を構成するピストンシリンダ5
2を、ハウジング下部12と連結受け台48との間で、
垂直移動平面に対して直角な継手軸線をもつ継手61、
62に取り付けるのに便利である。この構成によれば、
ハウジング11を開放するのに、ハウジング下部12を
準備位置44bに僅かに下降させ、次に、ピストンシリ
ンダ52によりハウジング下部12を装填位置44aに
変位させる。ハウジング11の閉鎖は、逆の変位工程す
なわち制御工程により行われる。
【0076】図5の例示実施例(この実施例でも、同じ
又は同類の部品は同じ参照番号で示されている)は、リ
フト装置42及び変位装置43すなわち両ピストンシリ
ンダ51、52が蓋13と係合しており且つリフト装置
52を形成するピストンシリンダ51が、蓋13の垂直
移動平面に対して直角な継手軸線をもつ継手63、64
に取り付けられている点で、図3の例示実施例とは異な
っている。ピストンシリンダ51、52の変位制御は図
3の実施例と同じであるが、最初に蓋13のみが準備位
置44bに変位され、次に操作側とは反対側の開放位置
すなわち装填位置44aに変位される。蓋13が二重連
結されているため、この場合には一体ガイド46が形成
される。開放位置58に移動されるとき、ピストンシリ
ンダ51のピストンロッドが押し出されるように構成す
ることもできるし、ピストンシリンダ52により引き出
されるようにしてもよい。
【0077】装置1が一体化された、全体を参照番号7
1で示す図6の装置は矩形ハウジング72を有し、該ハ
ウジング72は、操作側45に向いた前方領域におい
て、テーブルの高さにほぼ等しい高さhをもつ作業板7
3を有する。ハウジング72の後方領域は段状に高くな
っており、組立体74を形成している。装置1は、次の
ようにして装置71内に配置すなわち一体化されてい
る。すなわち、ハウジング11は、その作動位置におい
て装置71の後方領域(すなわち組立体74の下)にあ
り、これにより、ハウジング下部12は操作側45に向
かって装置71の前方領域に変位できる。これにより、
装填位置44aでは、ハウジング11はハウジング72
の前方側面75の近傍にあり且つその縁フランジ12a
は作業板73の領域内にある(好ましくは、該作業板7
3から上方に僅かに突出する)。この目的のため、作業
板73は、後方から前方に延びた長孔76を有し、該長
孔76の中間点は、ハウジング下部12の作動位置44
及び装填位置44aにある。図6及び図7には、変位装
置41のうちの蓋13のリフト装置42及びハウジング
下部12の変位装置43の部品のみが示されている。す
なわち、キャリヤリング20aの形状をなす支持部20
(支持部20内にハウジング下部12の下面に設けられ
た段状テーパ部が配置される)と、ガイド46(ここで
は、ハウジング下部12の両側に配置された2本のガイ
ドロッド46aの形態をなしている)とが示されてい
る。走行スリーブ46bを、作動位置44と装填位置4
4aとの間で手動変位させることにより、ガイド46上
にキャリヤリング20aが取り付けられる。ハウジング
下部12及び蓋13の変位ができるようにするため、図
3〜図5の実施例と同様に、装置に連結された信号ライ
ン、供給ライン又は排出ラインが可撓性をもって形成さ
れている。ハウジング72の端部領域にはガイドロッド
46aが取り付けられている。図6には、装置42のう
ちのピストンシリンダ51が示されている。該ピストン
シリンダ51に連結する受け台47は装置71又は装置
71のハウジング72の一部であり、例えばタイバー及
び/又はハウジング72の上壁で形成することができ
る。
【0078】開放ハウジング11から出る蒸気を吸引す
るための吸引装置81(図1〜図5には示されていな
い)が、全実施例において装置1に関連している。吸引
装置81は、蓋13の開口に形成された開放スリットの
高さでハウジング11の後方に配置された吸引開口82
を有する。吸引開口82は、好ましくは水平に横方向に
延びたスリットの形状を有し、ほぼ水平方向に延びた広
範囲の吸引流83を発生させる。また、吸引開口82
は、ハウジング下部12の開口の全幅をカバーし、装填
位置44aにおいてハウジング下部12から(この実施
例では、前方から後方に)出る蒸気を吸引できる強さを
有するものが好ましい。吸引された蒸気は、ハウジング
72から外部に導かれた連続排出ライン84を通って、
建造物の外部又は煙突(図示せず)に排出される。
【0079】一方では吸引効果を改善し且つ他方では機
械的安全装置として機能するほぼ水平方向に延びたガイ
ド板85が設けられている。ガイド板85は、装填位置
44aにおいてハウジング下部12の開口から数cm上
方に小さな間隔を隔てて配置されており且つ前記開口を
覆う作動位置と開口を露出させる解放位置との間で変位
できるように取り付けられている。この実施例では、ガ
イド板85は、開口から、例えば側方(図6の実施例で
は後方)へと上方に傾動できるように配置されている。
この目的のためヒンジ86が設けられており、該ヒンジ
86は、この実施例では、ガイド板85の後端部とこれ
に隣接する組立体74の前方側部との間に配置され且つ
該側部に固定されている。ガイド板85は、前方から見
たときの側方脚85aを有する形状が好ましい。ガイド
板85は逆U字形の断面形状を有し、したがって、流出
する蒸気が側方に拡散することが防止され且つ吸引流8
3の案内及び吸引が改善される。側方脚85aは、作業
板73上に立てる構成が好ましい。ガイド板85は、そ
の覆い位置すなわち作動位置において、開口したハウジ
ング下部12を、該ハウジング下部12内に落下する虞
のある不純物から保護するだけでなく、ハウジング下部
12が装填位置44aに変位されるときに作業者の手が
挟まれる危険を防止する保護装置としても機能する。し
たがって、安全性の理由から、ガイド板85が作動位置
にあるときにのみハウジング下部12が装填位置44a
に変位できるように装置1の制御装置を設計するのが有
利である。これは、ガイド板85がその作動位置にある
ときに該ガイド板85により作動され且つ信号ラインを
介して対応する制御装置6、6aに接続された、ハウジ
ング上の接触装置87により実現される。
【0080】ガイド板85は、ハウジング下部12内を
視認できるようにするため、プレキシグラス等の透明材
料(より詳しくはプラスチック)で作るのが好ましい。
【0081】ガイド板85の両側部に存在する作業板7
3の幅広表面部85aは、例えば試料受容器7を置くた
めの表面として使用できる。
【0082】閉鎖リング半部11b(これは図6の実施
例にも存在する)は駆動モータにより作動され、これら
の各半部11bは、それぞれの端部が、垂直継手軸線を
もつ継手88で枢着されている。継手88は、ハウジン
グ11の後方に配置され且つハウジング72又は該ハウ
ジング72に取り付けられた部品に固定されるのが好ま
しい。駆動モータ(図示せず)は継手88の領域内に配
置するか、継手88と一体化することもできる。閉鎖リ
ング半部11b又は他の閉鎖手段は、リフト装置42に
よりハウジング11を開放する前に解放し且つ持上げ移
動した後に閉鎖すべきである。
【0083】導電性を有するハウジング下部12(より
詳しくは、金属のような耐食性材料、更に詳しくはステ
ンレス鋼で作られている)は、その基部14と一体化さ
れた一片として作られ且つ基部14に連続的に連結され
ているため非常に安定している。
【0084】
【発明の効果】本発明の方法によれば、初期圧力の発生
により、高い圧力での物質の加熱が行われ、したがって
より強く、迅速で且つ経済的な物質の処理を達成でき
る。これにより、反応チャンバと物質との間の体積比が
かなり大きくなるので反応チャンバの破裂の危険性がか
なり低減され、したがって破壊圧力のピークも回避され
る。本発明の他の長所は、初期圧力のため、反応チャン
バ内で蒸発し易い物質の蒸発が低減又は防止されること
である。この結果、物質の処理をより正確に行うことが
でき、また蒸発による凝縮の形成及び測定結果の歪曲が
低減されるため、より正確に分析を行うことができる効
果がある。
【0085】本発明の請求項10の装置によれば、本発
明の方法を実施できるものであり且つ簡単で経済的に製
造でき且つ機能的に優れた構造を有している効果があ
る。
【0086】また、本発明の請求項25の装置によれ
ば、反応チャンバを包囲するハウジング下部又はその蓋
がリフト装置により開放準備位置内に変位されるだけで
なく、ハウジング下部又は蓋も、装填位置に(及び該装
填位置から)ほぼ水平に変位される。このため、反応チ
ャンバのアクセス可能性が大幅に改善され、したがって
試料物質(単一又は複数)を、簡単且つ容易な方法で直
接反応チャンバ内に配置するか、或いは試料受容器内に
入れて反応チャンバ内に配置することができる。蓋又は
ハウジング下部の変位は、手動又は動力駆動装置で行う
ことができる。蓋又はハウジング下部をほぼ垂直に変位
させるには、これらの重量に打ち勝つ必要があるため動
力駆動装置が有効である。また、このような変位装置
は、同時に、ハウジングの閉鎖装置をも形成する。蓋又
はハウジング下部をほぼ水平に変位させるには、簡素化
及び装置の制御のため、ガイド内での手動変位が有利で
ある等の効果がある。
【0087】また、本発明の装置は、簡単且つ経済的で
コンパクトな構造及び便利な操作に特徴があるだけでな
く、加熱エネルギを高度に利用でき且つ経済的に且つ信
頼性をもって作動できる構造を有する。
【0088】更に、本発明の装置は、装置の圧力調整要
素が反応チャンバから分離しており且つ単に連結ライン
を介して反応チャンバと連結できる特別な構造部品とし
て構成された優れた構造であり、且つ故障がなく信頼性
のあるプロセス工程を遂行できる弁のような圧力制御要
素の優れた構造を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置を示す極めて簡略化した側断面
図である。
【図2】 本発明の装置の反応チャンバの一実施例を示
す拡大縦断面図である。
【図3】 本発明の装置の一変更態様を横方向から見た
概略図である。
【図4】 本発明の装置の他の一変更態様を横方向から
見た概略図である。
【図5】 本発明の装置の更に別の一変更態様を横方向
から見た概略図である。
【図6】 図3の装置の原理に従って構成された本発明
の装置の一部を破断して示す斜視図である。
【図7】 反応チャンバの領域における装置の部分縦断
面図である。
【符号の説明】
1 装置 2 反応チャンバ 3 加熱装置 4 圧力供給装置 5 圧力制御ブロック 6 制御装置 7 受容器 9b ガス出口 9b1 バイパス 9b2 バイパス 9b3 バイパス 11 ハウジング 12 ハウジング下部 13 蓋 14 基部 15 冷却装置 16 ポンプ 17a ライニング部分 17b ライニング蓋板 17c 突出部 17d 基部 17e ライニング基部 19 マグネトロン 21 放射要素 22 冷却チャンネル 26 T形フィッティング 27 逆止弁 28 スリーブ 31 処理すべき物質 33 マイクロ波吸収剤(水、加熱剤) 34 水平加熱板(加熱剤)3 42 リフト装置 43 変位装置 51 ピストンシリンダ 52 ピストンシリンダ 63 継手 64 継手 71 装置 72 ハウジング 73 作業板 85 ガイド板

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質(31)より詳しくは試料物質を、
    加熱手段(3)より詳しくはマイクロ波加熱手段により
    加熱される反応チャンバ(2)内で加熱して圧力を加え
    ることにより物質(31)の化学的又は物理的プロセス
    を開始及び/又は促進させる方法において、 物質(31)が、反応チャンバ(2)内で最初に初期圧
    力に曝され、次に加熱されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記反応チャンバ(2)内の圧力(P
    1)及び/又は温度(T1)に基づいて所定の温度又は
    所定の温度範囲を維持する目的で加熱電力を調整するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記反応チャンバ(2)内が或る圧力に
    到達したときに加熱手段(3)のスイッチを切ることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記反応チャンバ(2)内の圧力が或る
    値に調整されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記反応チャンバ(2)の壁は、特にこ
    れらの上方領域及び/又は横方向領域が冷却されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記物質(31)が1つ以上の開放受容
    器(7)内で処理されることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記物質(31)がマイクロ波照射によ
    り直接的に加熱され及び/又は反応チャンバ(2)内に
    配置された加熱剤(33、34)により間接的に加熱さ
    れることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記マイクロ波照射が、より詳しくは下
    方から行われ且つ最初に間接的に作用する加熱剤(3
    3、34)に通され、次に反応チャンバ(2)内に向け
    られることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 間接的に作用する加熱剤(33)とし
    て、処理すべき物質(31)より低い沸点又は処理すべ
    き物質(31)と関連する補助物質又は反応物質より低
    い沸点をもつ物質より詳しくは液体が使用されることを
    特徴とする請求項1又は8のいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 全ての側面がハウジング(11)によ
    り包囲された反応チャンバ(2)と、 反応チャンバ(2)のための加熱手段(3)より詳しく
    はマイクロ波加熱手段と、 ハウジング(11)のガス出口(9b)とを有し、該ガ
    ス出口(9b)には、所定の値を超えた反応チャンバ
    (2)内の内部圧力を解放する目的の出口弁(V1、V
    2)が連結しており、 ハウジング(11)の入口(9a)を更に有する、上記
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施する装
    置において、 前記入口(9a)には、加熱手段(3)のスイッチを入
    れる前に加圧ガスを供給するための圧力源及び制御装置
    が連結していることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 前記出口(9b)及び入口(9a)
    が、ハウジング(11)の共通通路(9c)と、該通路
    (9c)に連結されたパイプラインすなわちホースとに
    より形成されており、該パイプラインは、一方で出口弁
    に分岐し且つ他方で圧力源に分岐していることを特徴と
    する請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 好ましくは金属より詳しくはステンレ
    ス鋼からなる前記ハウジング(11)が、耐食性及び耐
    熱性材料より詳しくはプラスチックで内部がライニング
    されていることを特徴とする請求項10又は11に記載
    の装置。
  13. 【請求項13】 前記ハウジング(11)がポット形の
    ハウジング下部(12)及び蓋(13)からなり、好ま
    しくは前記入口(9a)、出口(9b)、通路(9c)
    の少なくとも1つが蓋(13)に配置されていることを
    特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記物質(31)用の1つ以上の受容
    器(7)が、反応チャンバ(2)内で物質(31)と連
    結し且つ反応チャンバ(2)内に置くことができること
    を特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の
    装置。
  15. 【請求項15】 単一又は複数の前記受容器(7)の外
    側断面サイズが、反応チャンバ(2)の水平断面サイズ
    より小さいことを特徴とする請求項10〜14のいずれ
    か1項に記載の装置。
  16. 【請求項16】 少なくともマイクロ波の一部を吸収す
    る固体又は液体物質からなる加熱剤(33、34)が、
    反応チャンバ(2)内の物質(31)及び/又は受容器
    (7)と大きな表面積で接触することを特徴とする請求
    項10〜15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記反応チャンバ(2)の基部(1
    4)には、より詳しくは、物質(31)或いは単一又は
    複数の受容器(7)を支持するための板状の支持要素が
    配置されており、該支持要素が、少なくともマイクロ波
    の一部を吸収する物質より詳しくはマイクロ波吸収物質
    を含有するプラスチックからなることを特徴とする請求
    項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 下からのマイクロ波を反応チャンバ
    (2)内に導くためのカップリング装置が設けられてい
    ることを特徴とする請求項10〜17のいずれか1項に
    記載の装置。
  19. 【請求項19】 調整装置が連結しており、該調整装置
    が、反応チャンバ(2)内の内部圧力及び/又は温度に
    基づいて或る内部圧力を調整すること、及び好ましくは
    前記出口弁又は別の出口弁(V1)が調整装置の調整要
    素であることを特徴とする請求項10〜18のいずれか
    1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記反応チャンバ(2)内の所定の温
    度より詳しくは一定温度の調整を行うための調整装置が
    連結していること、及び加熱電力が、制御手段として、
    所定の温度に基づいて低下すなわち減少され又はスイッ
    チが切られ、好ましくは高温でスイッチが切られること
    を特徴とする請求項10〜19のいずれか1項に記載の
    装置。
  21. 【請求項21】 前記出口(9b)が第1バイパス(9
    b1)を有し、該バイパスには、より詳しくは内部圧力
    に基づいて制御すなわち調整される弁(V1)が配置さ
    れていることを特徴とする請求項10〜20項のいずれ
    か1項に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記出口(9b)には第2バイパス
    (9b2)が連結しており、該第2バイパス(9b2)
    には、内部圧力が上昇したときに自動的に開放する安全
    弁より詳しくは破裂弁が配置されていることを特徴とす
    る請求項10〜21項のいずれか1項に記載の装置。
  23. 【請求項23】 プロセスの完了後に反応チャンバ
    (2)の圧力を解放するための別のバイパス(9b3)
    の弁(V1)又は別の弁好ましくは手動操作可能な弁
    (V3)が配置されていることを特徴とする請求項10
    〜22項のいずれか1項に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記反応チャンバ(2)には、該反応
    チャンバ(2)の開放前に初期圧力を解放するための手
    動又は電気的に調整可能な弁(V1、V3)が連結して
    いることを特徴とする請求項10〜23のいずれか1項
    に記載の装置。
  25. 【請求項25】 全ての側面がハウジング(11)によ
    り包囲された反応チャンバ(2)を有し、 ハウジング(11)がポット状のハウジング下部(1
    2)及び蓋(13)からなり、 ハウジング下部(12)又は蓋(13)を、閉鎖位置す
    なわち作動位置(44)と準備位置(44b)との間で
    昇降させるほぼ垂直なリフト装置(42)を更に有す
    る、物質(31)より詳しくは試料物質の化学的又は物
    理的プロセスを開始及び/又は促進させる装置又は上記
    請求項10〜24項に記載の少なくとも1つの特徴を備
    えた装置において、 蓋(13)又はハウジング下部(12)の少なくとも一
    方を、他方に対して横方向に変位した装填位置(44)
    に相対変位させるためのほぼ水平なガイド(46)が設
    けられていること、及び開放時に、ハウジング下部(1
    2)又は蓋(13)の水平変位前にリフト装置(42)
    が機能し始めることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 前記ハウジング下部(12)又は蓋
    (13)が手動により変位されるか、又はガイド(3
    6)のモータ駆動装置又は変位装置(43)により変位
    されることを特徴とする請求項25に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記リフト装置(42)が蓋(13)
    又はハウジング下部(12)と連結しており、前記ガイ
    ド(46)がハウジング下部(12)又は蓋(13)と
    連結していることを特徴とする請求項25又は26に記
    載の装置。
  28. 【請求項28】 前記ハウジング下部(12)が、装置
    (1、71)の操作側(45)すなわち前側に向かって
    蓋(13)に対して変位可能であることを特徴とする請
    求項10〜27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記蓋(13)が下面の突出部(17
    c、17f)によりハウジング下部(12)と係合する
    こと、及びほぼ垂直な持上げ移動量が前記突出部(17
    c、17f)の高さより幾分大きいことを特徴とする請
    求項10〜28のいずれか1項に記載の装置。
  30. 【請求項30】 ハウジング(11)を開放したときに
    該ハウジング(11)から出る蒸気を吸引するための吸
    引装置(81)が連結しており、該吸引装置(81)
    は、ハウジング(11)に対し、好ましくはガイド(4
    6)とは反対側、好ましくはハウジング(11)の後方
    に配置されていることを特徴とする請求項10〜29の
    いずれか1項に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記ハウジング下部(12)の横方向
    に変位した装填位置(44a)において、ほぼ水平なガ
    イド板(85)がハウジング下部(12)の開口部と連
    結しており、ガイド板(85)は、好ましくは前記開口
    部の上方に間隔を隔てており且つ前記開口部上を覆う作
    動位置と前記開口部を露出させる解放位置との間で変位
    できる、より詳しくは上方に又外れる方向に傾動できる
    ことを特徴とする請求項10〜30のいずれか1項に記
    載の装置。
  32. 【請求項32】 全ての側面がハウジング(11)によ
    り包囲された反応チャンバ(2)と、 該反応チャンバ(2)のための加熱手段(3)より詳し
    くはマイクロ波加熱手段と、 ハウジング(11)のガス出口(9b)とを有し、該出
    口(9b)には、反応チャンバ(2)内の所定の値を超
    える内部圧力を解放させるための出口弁(V、V1、V
    2)が連結しており、 ハウジング(11)の入口(9a)を更に有する、上記
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施するた
    めの装置又は上記請求項10〜31項に記載の1つ以上
    の特徴を備えた装置において、 マイクロ波のカップリング装置と反応チャンバ(2)と
    の間には、物質(31)に対して間接的に作用する加熱
    剤(33、34)が配置されていることを特徴とする装
    置。
  33. 【請求項33】 全ての側面がハウジング(11)によ
    り包囲された反応チャンバ(2)と、 該反応チャンバ(2)のための加熱手段(3)より詳し
    くはマイクロ波加熱手段と、 ハウジング(11)のガス出口(9b)とを有し、該出
    口(9b)には、反応チャンバ(2)内の所定の値を超
    える内部圧力を解放させるための出口弁(V、V1、V
    2)が連結しており、 ハウジング(11)の入口(9a)を更に有する、上記
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法を実施するた
    めの装置又は上記請求項10〜31項に記載の1つ以上
    の特徴を備えた装置において、 ハウジング(11)から間隔を隔てたブロック(5)内
    には、互いに平行に配置された1つ以上の弁(V、V
    1、V2、V3)が配置されており、前記ブロック
    (5)が、パイプ又はホース連結部(9b)を介してハ
    ウジング(11)に連結されていることを特徴とする装
    置。
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