JPH08215739A - ビレット熱処理装置 - Google Patents
ビレット熱処理装置Info
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- JPH08215739A JPH08215739A JP4922195A JP4922195A JPH08215739A JP H08215739 A JPH08215739 A JP H08215739A JP 4922195 A JP4922195 A JP 4922195A JP 4922195 A JP4922195 A JP 4922195A JP H08215739 A JPH08215739 A JP H08215739A
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Links
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Landscapes
- Extrusion Of Metal (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 省エネ、省スペース、省コストを達成し得る
ビレット熱処理装置の提供を目的とする。 【構成】 ビレットを中間温度にまで急激に加熱する予
熱炉4と、ビレットを中間温度から設定温度にまで加熱
する加熱炉1より構成され、前記予熱炉4は、加熱炉1
への誘導路2に介在し、設定温度より高温に発熱する面
バーナー3で炉床Pを筒状に覆って成るビレット熱処理
装置。前記加熱炉1において、炉内移送手段における構
成要素の一つである駆動手段を、滑らかな曲線を成す周
面で可動ビーム6を所定方向に送る偏芯回転板7と、可
動ビーム6と連結し偏芯回転板7の周面上にてその可動
ビーム6を偏芯回転板7の回転運動に同期して摺動せし
める往復杆8とで構成しても良い。
ビレット熱処理装置の提供を目的とする。 【構成】 ビレットを中間温度にまで急激に加熱する予
熱炉4と、ビレットを中間温度から設定温度にまで加熱
する加熱炉1より構成され、前記予熱炉4は、加熱炉1
への誘導路2に介在し、設定温度より高温に発熱する面
バーナー3で炉床Pを筒状に覆って成るビレット熱処理
装置。前記加熱炉1において、炉内移送手段における構
成要素の一つである駆動手段を、滑らかな曲線を成す周
面で可動ビーム6を所定方向に送る偏芯回転板7と、可
動ビーム6と連結し偏芯回転板7の周面上にてその可動
ビーム6を偏芯回転板7の回転運動に同期して摺動せし
める往復杆8とで構成しても良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出し成形の前工程に
おいて、ビレットに対し熱処理を施す装置に関するもの
である。
おいて、ビレットに対し熱処理を施す装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】断面形状が長手方向に連続する成形品を
生産する代表的手段として押出し成形法が挙げられる。
押出し成形法は、ビレットをダイスの口へ強制的に押し
通すもので、ダイスの口への通りを良くして良好な製品
を得るために押出し工程の前のビレットに対して加熱処
理が施される。加熱処理を行う従来の炉は、図5のごと
く押出し成形時のビレット温度に、バーナー14で加熱
した雰囲気をファン15で炉内のビレットIに吹きつけ
る方法が採られていたので、ビレットの温度は雰囲気の
温度より上昇する心配が無く、加熱処理後の温度を正確
に設定することができた。
生産する代表的手段として押出し成形法が挙げられる。
押出し成形法は、ビレットをダイスの口へ強制的に押し
通すもので、ダイスの口への通りを良くして良好な製品
を得るために押出し工程の前のビレットに対して加熱処
理が施される。加熱処理を行う従来の炉は、図5のごと
く押出し成形時のビレット温度に、バーナー14で加熱
した雰囲気をファン15で炉内のビレットIに吹きつけ
る方法が採られていたので、ビレットの温度は雰囲気の
温度より上昇する心配が無く、加熱処理後の温度を正確
に設定することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】反面、前記従来の炉は
ビレットに加える熱量が制限されるため、製品の生産性
を大きく左右する加熱時間が冗長するという問題があっ
た。そこで、ビレット一本あたりの加熱時間を短縮する
ことはできないものの、所望の温度にまで達したビレッ
トを順次短いサイクル時間で得るために、多数のビレッ
トを同時に加熱できる大容量の炉が構築されていた。し
かしながら、大容量の炉は、広い設置スペースを要し、
それによって炉内雰囲気の温度を均一に保つことが難し
く、大きなエネルギー(燃料、電力等)を消費するとい
う問題を抱えていた。
ビレットに加える熱量が制限されるため、製品の生産性
を大きく左右する加熱時間が冗長するという問題があっ
た。そこで、ビレット一本あたりの加熱時間を短縮する
ことはできないものの、所望の温度にまで達したビレッ
トを順次短いサイクル時間で得るために、多数のビレッ
トを同時に加熱できる大容量の炉が構築されていた。し
かしながら、大容量の炉は、広い設置スペースを要し、
それによって炉内雰囲気の温度を均一に保つことが難し
く、大きなエネルギー(燃料、電力等)を消費するとい
う問題を抱えていた。
【0004】又、この様な炉は、単位サイクル時間毎に
ビレットを一本ずつ炉内に導入し、同時に設定温度に達
したビレットを一本ずつ炉内より排出するが、そうする
ためには単位サイクル時間毎に炉内の全ビレットを一度
に排出口へ向けて間欠移送する移送手段の規模をも当然
に大きくしなければならない。炉内の移送手段として多
く用いられているいわゆるウオーキングビーム機構は、
図7のごとく固定炉床に対して移動炉床が矩形運動を行
うことによりビレットを間欠移送するもので、揚程(降
程)と行程(元程)とをそれぞれ別の駆動装置により行
うものである。
ビレットを一本ずつ炉内に導入し、同時に設定温度に達
したビレットを一本ずつ炉内より排出するが、そうする
ためには単位サイクル時間毎に炉内の全ビレットを一度
に排出口へ向けて間欠移送する移送手段の規模をも当然
に大きくしなければならない。炉内の移送手段として多
く用いられているいわゆるウオーキングビーム機構は、
図7のごとく固定炉床に対して移動炉床が矩形運動を行
うことによりビレットを間欠移送するもので、揚程(降
程)と行程(元程)とをそれぞれ別の駆動装置により行
うものである。
【0005】従来の炉は、可動ビーム6に載るビレット
数が多く揚程を行う駆動手段へ特に大きな負荷がかかる
ので、地面に対して垂直に配設した差上げ杆20を油圧
によって上下するウオーキングビーム機構が採用されて
いた。しかしながら、この方法は炉床の下方に差上げ杆
20を配設するための大規模なピット21が必要となる
ため、設備工事が大掛かりとなるといった問題があっ
た。
数が多く揚程を行う駆動手段へ特に大きな負荷がかかる
ので、地面に対して垂直に配設した差上げ杆20を油圧
によって上下するウオーキングビーム機構が採用されて
いた。しかしながら、この方法は炉床の下方に差上げ杆
20を配設するための大規模なピット21が必要となる
ため、設備工事が大掛かりとなるといった問題があっ
た。
【0006】本発明は上記実情に鑑みて、省エネ、省ス
ペース、省コストを達成し得るビレット熱処理装置の提
供を目的とする。
ペース、省コストを達成し得るビレット熱処理装置の提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に成された本発明によるビレット熱処理装置は、ビレッ
トを中間温度にまで急激に加熱する予熱炉と、ビレット
を前記中間温度から設定温度にまで加熱する加熱炉より
構成され、前記予熱炉は、加熱炉への誘導路に介在し、
設定温度より高温に発熱する面バーナーで炉床を筒状に
覆って成ることを特徴とする。前記加熱炉において、炉
内移送手段における構成要素の一つであるところの駆動
手段を、周囲が滑らかな曲線を成しその周面で可動ビー
ムを所定方向に送る偏芯回転板と、可動ビームと連結し
偏芯回転板の周面上にてその可動ビームを前記偏芯回転
板の回転運動に同期して摺動せしめる往復杆とで構成し
ても良い。
に成された本発明によるビレット熱処理装置は、ビレッ
トを中間温度にまで急激に加熱する予熱炉と、ビレット
を前記中間温度から設定温度にまで加熱する加熱炉より
構成され、前記予熱炉は、加熱炉への誘導路に介在し、
設定温度より高温に発熱する面バーナーで炉床を筒状に
覆って成ることを特徴とする。前記加熱炉において、炉
内移送手段における構成要素の一つであるところの駆動
手段を、周囲が滑らかな曲線を成しその周面で可動ビー
ムを所定方向に送る偏芯回転板と、可動ビームと連結し
偏芯回転板の周面上にてその可動ビームを前記偏芯回転
板の回転運動に同期して摺動せしめる往復杆とで構成し
ても良い。
【0008】
【作用】予熱炉を設けることによって、後段の加熱炉に
おける滞留時間が短縮され加熱炉の規模縮小が可能にな
ると共に、加熱炉の規模縮小に乗じた炉内移送装置にお
ける駆動手段の簡素化によって、ビレット熱処理施設全
体の更なる規模縮小が可能となる。
おける滞留時間が短縮され加熱炉の規模縮小が可能にな
ると共に、加熱炉の規模縮小に乗じた炉内移送装置にお
ける駆動手段の簡素化によって、ビレット熱処理施設全
体の更なる規模縮小が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明によるビレット熱処理装置の一
例を図面に基き詳細に説明する。本実施例は、ビレット
を中間温度にまで急激に加熱する予熱炉4と、そのビレ
ットを更に押出温度より僅かに低い設定温度にまで加熱
する加熱炉1と、そのビレットの前部のみを押出温度に
まで加熱しビレットの前後に温度勾配を設ける再加熱炉
9とで構成される。尚、本実施例では、予熱炉4及び加
熱炉1にて加熱されるビレットをφ192±2mm×
6,100mmのサイズに設定し(以下長尺ビレット1
0と呼ぶ)、加熱炉1を通過した後には、前記長尺ビレ
ット10から約600mmの装填ビレット11を複数切
り取って再加熱処理を行い、押出し成形に供するものと
する。
例を図面に基き詳細に説明する。本実施例は、ビレット
を中間温度にまで急激に加熱する予熱炉4と、そのビレ
ットを更に押出温度より僅かに低い設定温度にまで加熱
する加熱炉1と、そのビレットの前部のみを押出温度に
まで加熱しビレットの前後に温度勾配を設ける再加熱炉
9とで構成される。尚、本実施例では、予熱炉4及び加
熱炉1にて加熱されるビレットをφ192±2mm×
6,100mmのサイズに設定し(以下長尺ビレット1
0と呼ぶ)、加熱炉1を通過した後には、前記長尺ビレ
ット10から約600mmの装填ビレット11を複数切
り取って再加熱処理を行い、押出し成形に供するものと
する。
【0010】予熱炉4は、ビレットの固定位置である炉
床Pを中心に、長さが長尺ビレット10の長さにほぼ等
しい複数の面バーナー3を、図2の如く各面バーナー3
の赤熱面Fを内側へ向けて放射方向にそれぞれ配設した
ものである。この面バーナー3はファイバーマットバー
ナーと呼ばれるもので、微細な金属繊維を焼結して平坦
なマット状に成形して成るファイバーマットの表面で、
その背後に形成された空隙ボックスBを介して放出する
混合ガスが均一に燃焼するものである。また、このファ
イバーマットバーナーは、赤熱面Fを、筒状、例えば円
筒形状、リング形状、アーチ形状等に変形することが容
易であるから、配設時のレイアウトも適宜変更し得る。
しかも、前記ファイバーマットバーナーは、混合ガスの
流入を制御すれば良いので、電気ヒーターと比較すると
極めて小規模な施設を構築すれば足り、その熱効率もよ
り優れている。
床Pを中心に、長さが長尺ビレット10の長さにほぼ等
しい複数の面バーナー3を、図2の如く各面バーナー3
の赤熱面Fを内側へ向けて放射方向にそれぞれ配設した
ものである。この面バーナー3はファイバーマットバー
ナーと呼ばれるもので、微細な金属繊維を焼結して平坦
なマット状に成形して成るファイバーマットの表面で、
その背後に形成された空隙ボックスBを介して放出する
混合ガスが均一に燃焼するものである。また、このファ
イバーマットバーナーは、赤熱面Fを、筒状、例えば円
筒形状、リング形状、アーチ形状等に変形することが容
易であるから、配設時のレイアウトも適宜変更し得る。
しかも、前記ファイバーマットバーナーは、混合ガスの
流入を制御すれば良いので、電気ヒーターと比較すると
極めて小規模な施設を構築すれば足り、その熱効率もよ
り優れている。
【0011】予熱炉4の炉床Pは、図1の如く該予熱炉
4に沿って直線的に配設された複数のローラー12で構
成される。ローラー12は、長尺ビレット10を炉内へ
供給する誘導路2から予熱炉4を経て加熱炉1の内部に
まで延設され、予熱が済んだ長尺ビレット10を加熱炉
1へ送る搬送手段の役割をも果たす。予熱炉4において
は、該ローラー12の下方にも前記面バーナー3が配設
され、長尺ビレット10の全面に亘って均一に加熱でき
るようにされている。
4に沿って直線的に配設された複数のローラー12で構
成される。ローラー12は、長尺ビレット10を炉内へ
供給する誘導路2から予熱炉4を経て加熱炉1の内部に
まで延設され、予熱が済んだ長尺ビレット10を加熱炉
1へ送る搬送手段の役割をも果たす。予熱炉4において
は、該ローラー12の下方にも前記面バーナー3が配設
され、長尺ビレット10の全面に亘って均一に加熱でき
るようにされている。
【0012】加熱炉1は、バーナー14により熱された
雰囲気を電動ファン15にて長尺ビレット10に吹き付
ける従来からあった形態のもので、炉内の雰囲気Aを一
定の設定温度に保つ制御が成され、前記予熱炉4に連接
して設けてある。該加熱炉1の炉床は、炉内における長
尺ビレット10の移送方向に沿って配設された複数の固
定ビーム5と可動ビーム6とで形成される。複数の固定
ビーム5で固定炉床を構成すると共に、複数の可動ビー
ム6で移動炉床を構成し、両者は炉内の長尺ビレット1
0を間欠的に横移送できる炉内移送手段としての役割も
果たす。
雰囲気を電動ファン15にて長尺ビレット10に吹き付
ける従来からあった形態のもので、炉内の雰囲気Aを一
定の設定温度に保つ制御が成され、前記予熱炉4に連接
して設けてある。該加熱炉1の炉床は、炉内における長
尺ビレット10の移送方向に沿って配設された複数の固
定ビーム5と可動ビーム6とで形成される。複数の固定
ビーム5で固定炉床を構成すると共に、複数の可動ビー
ム6で移動炉床を構成し、両者は炉内の長尺ビレット1
0を間欠的に横移送できる炉内移送手段としての役割も
果たす。
【0013】炉内移送手段は、前記固定ビーム5及び可
動ビーム6に加えて、可動ビーム6に対して揚程、行
程、降程、元程より成る移送運動を周期的に起こさせる
駆動手段を設けたものである(図2参照)。固定ビーム
5及び可動ビーム6には長尺ビレット10をV字状の対
向傾斜面でうける転がり防止用の保持部S及び送り部T
が設けてあり、各保持部Sは、揚程にある可動ビーム6
が固定ビーム5と同じ高さに達した時に、可動ビーム6
の送り部Tと縦横に同じ高さで整列するようにされてい
る。また、駆動手段は、固定ビーム5及び可動ビーム6
の下方に配設された偏芯回転板7と往復杆8と揺動アー
ム16で構成される。各可動ビーム6は少なくとも一対
の偏芯回転板7の周面上に支持されるが、該可動ビーム
6は偏芯回転板7の周面に載置しただけであるため、可
動ビーム6の脱落を防止し且つ可動ビーム6の横振れを
防止するために、可動ビーム6が遊嵌する溝17を各偏
芯回転板7の周面中央に、全周に亘って設けてある。
動ビーム6に加えて、可動ビーム6に対して揚程、行
程、降程、元程より成る移送運動を周期的に起こさせる
駆動手段を設けたものである(図2参照)。固定ビーム
5及び可動ビーム6には長尺ビレット10をV字状の対
向傾斜面でうける転がり防止用の保持部S及び送り部T
が設けてあり、各保持部Sは、揚程にある可動ビーム6
が固定ビーム5と同じ高さに達した時に、可動ビーム6
の送り部Tと縦横に同じ高さで整列するようにされてい
る。また、駆動手段は、固定ビーム5及び可動ビーム6
の下方に配設された偏芯回転板7と往復杆8と揺動アー
ム16で構成される。各可動ビーム6は少なくとも一対
の偏芯回転板7の周面上に支持されるが、該可動ビーム
6は偏芯回転板7の周面に載置しただけであるため、可
動ビーム6の脱落を防止し且つ可動ビーム6の横振れを
防止するために、可動ビーム6が遊嵌する溝17を各偏
芯回転板7の周面中央に、全周に亘って設けてある。
【0014】可動ビーム6の末端部には往復杆8の一端
が軸支されており、その他端は偏芯回転板7の回転に同
期して駆動する揺動アーム16の先部に軸支されてい
る。本実施例では、3本の可動ビーム6に同じ移送運動
をさせるために、各可動ビーム6に軸支される往復杆8
の長さを等しく設定すると共に、各揺動アーム16は一
本の揺動軸18を共用し、揺動半径及びその位相が等し
い状態で揺動軸へ固定されている。尚、偏芯回転板7の
回転と揺動アーム16の揺動とを同期させる手段として
は、カムや歯車による機械的なものでも良いし、揺動ア
ーム16を駆動するモーター等を電気的に制御したもの
でも良い。
が軸支されており、その他端は偏芯回転板7の回転に同
期して駆動する揺動アーム16の先部に軸支されてい
る。本実施例では、3本の可動ビーム6に同じ移送運動
をさせるために、各可動ビーム6に軸支される往復杆8
の長さを等しく設定すると共に、各揺動アーム16は一
本の揺動軸18を共用し、揺動半径及びその位相が等し
い状態で揺動軸へ固定されている。尚、偏芯回転板7の
回転と揺動アーム16の揺動とを同期させる手段として
は、カムや歯車による機械的なものでも良いし、揺動ア
ーム16を駆動するモーター等を電気的に制御したもの
でも良い。
【0015】予熱炉4に配設した面バーナー3の温度や
加熱炉1の構成及び規模は、ビレットの素材がダイスを
通過する温度(押出温度)や、表1の処理サイクルとし
て表れる押出し成形機の能力に応じて決まる。本実施例
では、長尺ビレット10一本の押出しに約12分間要す
る押出し成形機を使用することから処理サイクルは約1
2分となる。即ち、予熱炉4における長尺ビレット10
の一本あたりの加熱時間は12分間に決まる。
加熱炉1の構成及び規模は、ビレットの素材がダイスを
通過する温度(押出温度)や、表1の処理サイクルとし
て表れる押出し成形機の能力に応じて決まる。本実施例
では、長尺ビレット10一本の押出しに約12分間要す
る押出し成形機を使用することから処理サイクルは約1
2分となる。即ち、予熱炉4における長尺ビレット10
の一本あたりの加熱時間は12分間に決まる。
【0016】また、本実施例の予熱炉4では、その予熱
炉4に配設した面バーナー3を約1000℃で発熱させ
ることにより、常温の長尺ビレット10を12分間で2
50℃にまで加熱することができるので、押出温度を約
460℃に設定するとすれば残り210度を加熱炉1と
再加熱炉9とで加熱すれば良いこととなり、210度か
ら装填ビレット11の適当な温度勾配量を差し引いた量
が加熱炉1で上昇させるべき温度となる。
炉4に配設した面バーナー3を約1000℃で発熱させ
ることにより、常温の長尺ビレット10を12分間で2
50℃にまで加熱することができるので、押出温度を約
460℃に設定するとすれば残り210度を加熱炉1と
再加熱炉9とで加熱すれば良いこととなり、210度か
ら装填ビレット11の適当な温度勾配量を差し引いた量
が加熱炉1で上昇させるべき温度となる。
【0017】例えば、装填ビレット11の前部と後部と
で30度の温度勾配を設けるとすれば、加熱炉1では2
50℃から430℃までの加熱を行うこととなる。本実
施例の加熱炉1によれば、その加熱に約70分間を要
し、それは処理サイクルの6倍弱に値する。即ち、加熱
炉1を、在炉本数6本の規模で構築すれば長尺ビレット
10を430℃にまで確実に上昇させることができる。
で30度の温度勾配を設けるとすれば、加熱炉1では2
50℃から430℃までの加熱を行うこととなる。本実
施例の加熱炉1によれば、その加熱に約70分間を要
し、それは処理サイクルの6倍弱に値する。即ち、加熱
炉1を、在炉本数6本の規模で構築すれば長尺ビレット
10を430℃にまで確実に上昇させることができる。
【0018】一方、処理サイクルが12分のビレット熱
処理装置を、前記加熱炉1と同様の炉のみで構築した従
来手段によれば、長尺ビレット10を460℃にまで加
熱するのに約145分を要し、それは処理サイクルの1
2倍強に値する。即ち、加熱炉1を、在炉本数13本の
規模で構築しなければならないということになる(表1
参照)。
処理装置を、前記加熱炉1と同様の炉のみで構築した従
来手段によれば、長尺ビレット10を460℃にまで加
熱するのに約145分を要し、それは処理サイクルの1
2倍強に値する。即ち、加熱炉1を、在炉本数13本の
規模で構築しなければならないということになる(表1
参照)。
【0019】再加熱炉9は、ビレットの直径にほぼ等し
い長さを有し、約460℃に発熱する面バーナー3を、
その赤熱面Fがビレットの載置箇所である炉内中央へ向
くように筒状に配設し、且つ前記加熱炉1を通過し所定
長に剪断されたビレットの前部を覆う位置に固定したも
のである。該再加熱炉9は、ビレット剪断手段(図示省
略)と押出し成形機の間に介在する誘導路22の横に設
置され、それに対する誘導路22上の装填ビレット11
の装脱はエアシリンダーやローラーの駆動によって行わ
れる。
い長さを有し、約460℃に発熱する面バーナー3を、
その赤熱面Fがビレットの載置箇所である炉内中央へ向
くように筒状に配設し、且つ前記加熱炉1を通過し所定
長に剪断されたビレットの前部を覆う位置に固定したも
のである。該再加熱炉9は、ビレット剪断手段(図示省
略)と押出し成形機の間に介在する誘導路22の横に設
置され、それに対する誘導路22上の装填ビレット11
の装脱はエアシリンダーやローラーの駆動によって行わ
れる。
【0020】以上の如く構成されたビレット熱処理装置
によれば、ローラー12の回転により予熱炉4に搬入さ
れた長尺ビレット10は、1処理サイクル間に250℃
にまで急速加熱されて、その後直ちに加熱炉1に搬入さ
れる。加熱炉1に搬入された後、1処理サイクルの間は
そのままの状態で加熱されるが、1処理サイクルを経過
すると偏芯回転板7が可動ビーム6を移送するように回
転することによって、長尺ビレット10は可動ビーム6
の第1送り部T1に載って固定ビーム5の第1保持部S
1へ載置される。このような長尺ビレット10の横移送
が終了する度に揺動アーム16は所定角度回転し、往復
杆8を介して可動ビーム6を横移送前の位置へ復帰させ
る。そして、その後1処理サイクル経過する度に同様の
横移送を繰り返し、第2保持部S2から第5保持部S5
を介して最後に排出ローラー19上で加熱され、430
℃となって加熱炉1から排出される。
によれば、ローラー12の回転により予熱炉4に搬入さ
れた長尺ビレット10は、1処理サイクル間に250℃
にまで急速加熱されて、その後直ちに加熱炉1に搬入さ
れる。加熱炉1に搬入された後、1処理サイクルの間は
そのままの状態で加熱されるが、1処理サイクルを経過
すると偏芯回転板7が可動ビーム6を移送するように回
転することによって、長尺ビレット10は可動ビーム6
の第1送り部T1に載って固定ビーム5の第1保持部S
1へ載置される。このような長尺ビレット10の横移送
が終了する度に揺動アーム16は所定角度回転し、往復
杆8を介して可動ビーム6を横移送前の位置へ復帰させ
る。そして、その後1処理サイクル経過する度に同様の
横移送を繰り返し、第2保持部S2から第5保持部S5
を介して最後に排出ローラー19上で加熱され、430
℃となって加熱炉1から排出される。
【0021】偏芯回転板7と往復杆8と揺動アーム16
による簡素な駆動手段は、ビレットの在炉本数を少なく
できるからこそ成し得るものであり、例えば表1にて比
較される従来の熱処理装置(図5参照)であれば、可動
ビーム6に載って移送されるビレットIの本数は前記実
施例の約2倍となり、本実施例と同じ駆動手段では、大
きすぎる負荷によって良好な移送運動が行われない。
による簡素な駆動手段は、ビレットの在炉本数を少なく
できるからこそ成し得るものであり、例えば表1にて比
較される従来の熱処理装置(図5参照)であれば、可動
ビーム6に載って移送されるビレットIの本数は前記実
施例の約2倍となり、本実施例と同じ駆動手段では、大
きすぎる負荷によって良好な移送運動が行われない。
【0022】加熱炉1から排出された長尺ビレット10
は、10本に剪断されて装填ビレット11となり、順次
再加熱炉9を経て押出し成形に供される。再加熱炉9の
内部において装填ビレット11の前部をその直径と等し
い長さに亘って加熱することによって、装填ビレット1
1の前部は、所定時間(約1処理サイクル/10)経過
後460℃に達するが、後部はほぼ430℃に維持され
装填ビレット11の長手方向に良好な温度勾配が生じ
る。再加熱炉9より排出した装填ビレット11により押
出し成形を行えば、装填ビレット11の前部が約460
℃で押出されることはもとより、その後部も押出し成形
機の内壁との摩擦熱などにより温度が上昇し、装填ビレ
ット11の素材が約460℃のほぼ均一な温度で押出し
成形機のダイスを通過することとなる。
は、10本に剪断されて装填ビレット11となり、順次
再加熱炉9を経て押出し成形に供される。再加熱炉9の
内部において装填ビレット11の前部をその直径と等し
い長さに亘って加熱することによって、装填ビレット1
1の前部は、所定時間(約1処理サイクル/10)経過
後460℃に達するが、後部はほぼ430℃に維持され
装填ビレット11の長手方向に良好な温度勾配が生じ
る。再加熱炉9より排出した装填ビレット11により押
出し成形を行えば、装填ビレット11の前部が約460
℃で押出されることはもとより、その後部も押出し成形
機の内壁との摩擦熱などにより温度が上昇し、装填ビレ
ット11の素材が約460℃のほぼ均一な温度で押出し
成形機のダイスを通過することとなる。
【0023】本願実施例と従来例の実施データを表1で
比較すると、前に記したとおり加熱炉1における在炉本
数は本願実施例の方が少なく、幅(W)と高さ(H)が
極めて小さい加熱炉1で足りることが判る。また、それ
によって加熱炉1のヒーターが消費する燃料量も減少す
るばかりか、偏芯回転板7と往復杆8と揺動アーム16
による簡素な駆動手段の採用が可能となって熱処理装置
全体の規模も大幅に縮小し、設備電力も減少している。
比較すると、前に記したとおり加熱炉1における在炉本
数は本願実施例の方が少なく、幅(W)と高さ(H)が
極めて小さい加熱炉1で足りることが判る。また、それ
によって加熱炉1のヒーターが消費する燃料量も減少す
るばかりか、偏芯回転板7と往復杆8と揺動アーム16
による簡素な駆動手段の採用が可能となって熱処理装置
全体の規模も大幅に縮小し、設備電力も減少している。
【0024】
【表1】
【0025】尚、上記実施例は、再加熱炉9を具備する
熱処理装置として構成したが、加熱炉1における設定温
度を押出温度として再加熱炉9を省略したとしても上記
目的の達成には支障がない。また、同実施例では、加熱
炉1を通過した後に剪断を行い押出し成形に供したが、
すでに剪断を終えた装填ビレット11を加熱する装置と
して構築しても予熱炉4の存在により同様の効果を期待
できるものである。
熱処理装置として構成したが、加熱炉1における設定温
度を押出温度として再加熱炉9を省略したとしても上記
目的の達成には支障がない。また、同実施例では、加熱
炉1を通過した後に剪断を行い押出し成形に供したが、
すでに剪断を終えた装填ビレット11を加熱する装置と
して構築しても予熱炉4の存在により同様の効果を期待
できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のごとく本発明のビレット熱処理装
置によれば、熱処理装置の規模が縮小し、限られたスペ
ースを利用した安価な熱処理装置の構築が容易となる。
また、炉の小形化によりアイドリング運転の時間が短縮
されて時間の有効利用に寄与するのみならず、燃料や電
気エネルギーの消費量も減少するなど、設備コストやラ
ンニングコストの削減に寄与するものである。
置によれば、熱処理装置の規模が縮小し、限られたスペ
ースを利用した安価な熱処理装置の構築が容易となる。
また、炉の小形化によりアイドリング運転の時間が短縮
されて時間の有効利用に寄与するのみならず、燃料や電
気エネルギーの消費量も減少するなど、設備コストやラ
ンニングコストの削減に寄与するものである。
【図1】本発明によるビレット熱処理装置の一例を示す
要部横断面図である。
要部横断面図である。
【図2】前記ビレット熱処理装置における加熱炉の断面
図である。
図である。
【図3】前記ビレット熱処理装置における予熱炉の断面
図である。
図である。
【図4】前記ビレット熱処理装置における再加熱炉付近
の略図である。
の略図である。
【図5】従来の熱処理装置の一例を示す断面図である。
【図6】本発明によるビレット熱処理装置における加熱
炉の単一送り部の軌跡を示す説明図である。
炉の単一送り部の軌跡を示す説明図である。
【図7】従来のビレット熱処理装置の炉の単一送り部の
軌跡を示す説明図である。
軌跡を示す説明図である。
1 加熱炉 2 誘導路 3 面バーナー 4 予熱炉 5 固定ビーム 6 可動ビーム 7 偏芯回転板 8 往復杆 P 炉床
Claims (2)
- 【請求項1】 押出し成形前にビレットへ加熱処理を施
すビレット熱処理装置において、ビレットを中間温度に
まで急激に加熱する予熱炉(4)と、ビレットを前記中
間温度から設定温度にまで緩やかに加熱する加熱炉
(1)より構成され、前記予熱炉(4)は、加熱炉
(1)への誘導路(2)に介在し、設定温度より高温に
発熱する面バーナー(3)で炉床(P)を筒状に覆って
成ることを特徴とするビレット熱処理装置。 - 【請求項2】 前記加熱炉(1)は、加熱とともに炉内
のビレットを間欠的に移送する炉内移送手段を具備し、
炉内移送手段は、ビレットを下方より支持する固定ビー
ム(5)及び可動ビーム(6)と、可動ビーム(6)に
対し移送運動を周期的に起こさせる駆動手段より構成さ
れ、該駆動手段は、周囲が滑らかな曲線を成しその周面
で可動ビーム(6)を所定方向に送る偏芯回転板(7)
と、可動ビーム(6)と連結し偏芯回転板(7)の周面
上にてその可動ビーム(6)を前記偏芯回転板(7)の
回転運動に同期して摺動せしめる往復杆(8)を具備す
ることを特徴とする請求項1記載のビレット熱処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4922195A JPH08215739A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ビレット熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4922195A JPH08215739A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ビレット熱処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08215739A true JPH08215739A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12824895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4922195A Pending JPH08215739A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | ビレット熱処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08215739A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106955903A (zh) * | 2017-04-20 | 2017-07-18 | 佛山市精业机械制造有限公司 | 一种全自动短铝棒加热生产线及其方法 |
| CN115823879A (zh) * | 2022-12-22 | 2023-03-21 | 唐山市电力轻钢制品有限公司 | 一种轧钢加热炉 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP4922195A patent/JPH08215739A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106955903A (zh) * | 2017-04-20 | 2017-07-18 | 佛山市精业机械制造有限公司 | 一种全自动短铝棒加热生产线及其方法 |
| CN115823879A (zh) * | 2022-12-22 | 2023-03-21 | 唐山市电力轻钢制品有限公司 | 一种轧钢加热炉 |
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