JPH08217338A - 粘着テ−プ用巻芯 - Google Patents

粘着テ−プ用巻芯

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JPH08217338A
JPH08217338A JP5182095A JP5182095A JPH08217338A JP H08217338 A JPH08217338 A JP H08217338A JP 5182095 A JP5182095 A JP 5182095A JP 5182095 A JP5182095 A JP 5182095A JP H08217338 A JPH08217338 A JP H08217338A
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JP
Japan
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core
adhesive tape
plastic
product
present
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JP5182095A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Yoshinaga Tsuzuki
良長 都築
Tomoyuki Ishiguro
智之 石黒
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 粘着テ−プの幅に対応する幅の紙管1の外周
面にプラスチック発泡体層2を設ける。このプラスチッ
ク発泡体層を生分解性プラスチックで形成して、粘着テ
−プ用巻芯を得る。プラスチック発泡体層2は、紙管1
の厚味の中間部分に形成でき粘着テ−プ用巻芯を、生分
解性プラスチックを使用し成形加工によって作る。 【効果】 この巻芯に粘着テ−プを巻付ければ、巻回状
態を確実に保持でき、使用後に巻芯が廃棄されても、自
然環境の中で自然に分解されて行って汚染の原因となら
ない。また燃焼時の発熱量の少く、焼却も容易にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テ−プ用巻芯に関
する。
【0002】
【従来の技術】粘着テ−プの多くは、紙製の円筒体であ
る紙管を巻芯として巻付けたロ−ル状態で販売されてい
る。これらの粘着テ−プはその製造の際に一定の引張り
状態で巻芯に巻取られるために、巻取られたものには内
部応力ひずみが存在し、これが原因となって、いわゆる
竹の子現象が生じたり、巻芯の一部がつぶれるなどの変
形を引起すことがある。また、粘着テ−プの種類によっ
ては、巻回した粘着テ−プの保管中に、湿度、温度等の
影響によって新たな内部応力を発生し、変形を起す場合
もある。このような各種の変形は、巻芯にポリエチレン
発泡シ−トを巻付け、この発泡シ−トによって内部応力
を吸収緩和すること等によって防止している。
【0003】こうした巻芯は、粘着テ−プを全て巻戻し
た後で廃棄されるが、巻芯を構成する紙の部分は自然環
境中で分解されて行くが、ポリエチレン製の発泡シ−ト
は分解されることがないので、これが放置された場合に
は環境汚染の原因となる。また、同時多量に焼却処分す
る場合には、高い燃焼熱が発生して焼却炉を傷めるとい
う問題もある。
【0004】更に、粘着テ−プの種類によっては、その
外観の良さと、大量生産に適し、安価なことからプラス
チック製の巻芯を使用する場合もある。こうしたプラス
チックスには、プロピレン樹脂、スチレン樹脂、アクリ
ル樹脂、ABS樹脂、ポリエステル樹脂およびこれらの
ガラス繊維強化樹脂などがあり、これらで成形加工して
製造している。これらの巻芯も、粘着テ−プを巻戻した
後で廃棄されるが、上記と同様に放置された場合には環
境汚染の原因となるし、焼却処理する場合には、その高
い燃焼熱のために焼却炉を傷めるという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、粘着テ−プの
巻芯が廃棄後に放置されても自然に生分解されて行き、
また、焼却した場合にも低い燃焼熱しか発生せず、容易
に焼却処分もできる環境に優しいものを得ようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻芯に使用す
るプラスチックに生分解性プラスチックを使用するよう
にしたもので、紙管の外周面や、その厚味の中間部分に
プラスチック発泡体層を設け、このプラスチック発泡体
を生分解性プラスチックで形成するようにする。また、
巻芯を成形する際に使用するプラスチックに、生分解性
プラスチックを使用するようにする。
【0007】この生分解性プラスチックは、微生物の作
用によって分解されるプラスチックで、一般に土壌中に
埋めると、最終的には水と二酸化炭素その他に分解され
て行く。こうした生分解性プラスチックには、グルコ−
スとプロピオン酸から共重合ポリエステルを発酵生産し
た微生物産生ポリエステルで、ポリヒドロキシブチレ−
トとポリヒドロキシバリレ−トの共重合体(例えば、バ
イオポ−ル(Biopol)、英国・ゼネカ社製)、澱粉と変成
ポリビニルアルコ−ル(PVA) のブレンドポリマ−(例え
ば、マタ−ビ−(Mater-Bi)、伊国・ノバモント社製)、
澱粉と植物油のブレンドポリマ−(例えば、ノボン(Nov
on) 、米国・ワ−ナ−・ランバ−ト社製)などの澱粉由
来のプラスチックがある。
【0008】また、ジオ−ルと脂肪族ジカルボン酸から
化学合成した脂肪族ポリエステルで、1.4ブタンジオ−
ルとコハク酸の重合物、エチレングリコ−ルとコハク酸
の重合物(例えば、ビオノ−レ、昭和高分子(株)
製)、ポリ乳酸(例えば、ラクティ、島津製作所製)、
ポリカプロラクトン(例えば、ト−ン(Tone)、米国・ユ
ニオンカ−バイド社製)( プラクセル、ダイセル化学工
業製)などがある。これらの生分解性プラスチックは、
単独でまたは複数のものを適宜混合して用いることがで
きる。
【0009】上記したようなプラスチックを使用し、特
に、成形加工等によって巻芯を形成する場合には、タル
ク、炭カル、酸化チタン、クレイその他の充填剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、着色剤などの他、環境に悪影響
を与えないような各種の材料を、適宜必要に応じて使用
し種々の特性を得るようにすることができる。
【0010】
【実施例1】以下実施例と共に更に本発明の詳細につい
て述べると、化学合成による脂肪族ポリエステルである
ポリテトラメチレンサクシネ−ト(1.4ブタンジオ−ル
とコハク酸の重合物)で、発泡倍率を14倍とした厚さ
1mmの発泡シ−トを用意する。この発泡シートを内径を
3インチとし、内厚を2.5mmとした紙管1の表面に巻付
け、水溶性接着剤で貼付けて発泡体層2を形成する。こ
れを18mm幅に裁断して粘着テ−プの巻芯3を得た。ま
た、図3に示すように、上記発泡体層2の上に更に紙管
の紙層4を設けるようにすることもできる。
【0011】(テスト)発泡シ−トによる巻回した粘着
テ−プに対する緩衝作用及び生分解性についてテストを
行った。 (緩衝作用テスト) 本発明品1: 上記した図1及び図2に示す実施例1の
巻芯に、同じ18mm幅のセロファン粘着テ−プ5を35
m巻付けたもの。 対照品1: 発泡シ−トの部分に、従来のポリエチレン
発泡シ−トを用い、他は本発明品1と同様にしたもの。 (テスト内容)本発明品1と対照品1を各々5個づつ同
じ条件下に2ヶ月間保存し変化を調べた。 (結果)本発明品1にも、対照品1にも竹の子現象は現
われず、いずれも巻回テ−プに対して充分な緩衝作用を
有していた。
【0012】(生分解性テスト) 本発明品1: 上記の緩衝作用テストに用いた本発明品
1の巻芯のみを使用した。 対照品1: 同じく緩衝作用テストに用いた対照品1の
巻芯のみを使用した。 (テスト内容)本発明品1及び対照品1を土壌中に埋
め、6ヶ月後及び1年後の状態を比較、観察した。 (結果)本発明品1では、6ヶ月後に発泡シ−トの約2
0%が腐食、欠落していた。また、1年後には、同じく
約50%が腐食、欠落していた。対照品1では、6ヶ月
後も、1年後も発泡シ−トに腐食、欠落は全く見られな
かった。また、本発明品1及び対照品1の紙管部分は、
いずれも1年後においても約80%が残存していた。 (考察)本発明品1は、竹の子現象を起すこともなくセ
ロファン粘着テ−プを確実に巻回状態に保持することが
でき、また生分解性にも優れていて有用なものと認めら
れる。
【0013】
【実施例2】実施例1と同じポリテトラメチレンサクシ
ネ−ト(1.4ブタンジオ−ルとコハク酸の重合物)に、
15重量%のタルクを混合したプラスチックペレットを
用い、押出成型機を用いて、図4,図5に示す内径26
mm、外径32mm、幅18mmの巻芯6を得た。これは全体
が白色を呈する巻芯であった。
【実施例3】ポリ乳酸(ラクテイ、島津製作所製)のプ
ラスチックペレットを用い、実施例2と同様に押出成形
によって図4、図5に示す巻芯6を得た。これは、全体
に透明感が良好で外観の優れた巻芯であった。
【0014】(テスト)巻回した粘着テ−プに対する緩
衝作用、生分解性及び燃焼状態についてのテストを行っ
た。 (緩衝作用テスト) 本発明品2: 実施例2の巻芯に、アセテ−トを基材と
し片面にアクリル系粘着剤層を形成した粘着テ−プで1
8mm幅のものを35m巻付けたもの。 本発明品3: 実施例3の巻芯に、上記本発明品2と同
じに粘着テ−プを巻付けたもの。 対照品2: ポリスチレンを使用し、実施例2,3と同
様に形成した巻芯に、同じ粘着テ−プを巻回したもの。 (テスト内容)本発明品2,本発明品3,対照品2を各
々5個づつ同じ条件下に2ヶ月間保存し、変化を調べ
た。 (結果)本発明品2,本発明品3,対照品2のいずれに
も竹の子現象は現われず、巻芯として良好であった。
【0015】(生分解性テスト) 本発明品2: 実施例2の巻芯を使用した。 本発明品3: 実施例3の巻芯を使用した。 対照品2: ポリスチレンを使用し、実施例2,3と同
様に形成した巻芯を使用した。 (テスト内容)本発明品2,本発明品3,対照品2を土
壌中に埋め、6ヶ月後及び1年後の状態を比較、観察し
た。 (結果)本発明品2では、6ヶ月後に表層部分にかなり
の腐食が見られた。また、1年後には部分的に孔が開
き、裂け目や微生物の繁殖と思われるコロニ−の付着部
分が散在していた。本発明品3では、6ヶ月後には、殆
んど痕跡が無い程度に分解されていた。対照品2では、
6ヶ月後も、1年後も全く変化が見られず、分解が進ん
でいる兆候は無かった。
【0016】(燃焼テスト) 本発明品2: 実施例2の巻芯を使用した。 本発明品3: 実施例3の巻芯を使用した。 対照品2: ポリスチレンを使用し、実施例2,3と同
様に形成した巻芯を使用した。 (テスト内容)本発明品2,本発明品3,対照品2を各
々ルツボ中に入れ、バ−ナ−で燃焼させた。 (結果)本発明品2は、紙製の巻芯と同じように速やか
に燃焼し、ススの発生も僅かであった。燃焼後にはタル
ク分のみが残渣として残った。本発明品3は、紙製の巻
芯と同じように速やかに燃焼し、ススの発生も僅かであ
った。燃焼後の残渣は見られなかった。対照品2は、燃
焼時に大きな炎を上げ、激しいススが発生した。燃焼後
のルツボ内面及び周囲にススが全面付着していた。燃焼
時間は実施例2,3に比較して約2〜3倍の時間が必要
であった。 (考察)本発明品2,本発明品3のものは、粘着テ−プ
を確実に巻回状態に保持することができて竹の子現象を
起すこともなく、また、その生分解性も良好で次第に自
然界中へ崩解して行くことができる。また、燃焼は対照
品2に比べて穏やかであり、燃焼熱の発生も少ない。更
に、本発明品3では短期間での分解が可能であり、一層
有用であると考えられる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記したように、粘着テ−プを
巻回された状態に確実に保持することができ、この巻芯
が廃棄されても自然環境の中で自然と分解されて行くの
で環境汚染の原因になることはないし、燃焼時の発熱量
も少ないので焼却機に悪影響を与えることも少なく、効
果的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明の他の例の正面図である。
【図4】本発明の更に他の例の正面図である。
【図5】図4の断面図である。
【符号の説明】
1 紙管 2 発泡体層 3、6 粘着テープ用巻芯 5 粘着テープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テ−プを巻回するための巻芯であっ
    て、粘着テ−プの幅に対応する幅と適宜の厚味を有する
    紙管を有し、該紙管の外周面又はその厚味の中間部分に
    プラスチック発泡体層を設け、該プラスチック発泡体層
    を生分解性プラスチックで形成した粘着テ−プ用巻芯。
  2. 【請求項2】 粘着テ−プを巻回するための巻芯であっ
    て、該巻芯をプラスチック成形加工によって形成し、該
    プラスチックが生分解性プラスチックである粘着テ−プ
    用巻芯。
  3. 【請求項3】 上記生分解性プラスチックが、微生物産
    生ポリエステル、デンプン由来のプラスチック、化学合
    成による脂肪族ポリエステル、天然高分子、天然高分子
    変成物、糖鎖ポリオ−ルを成分とするポリウレタンの1
    種または2種以上の混合物である請求項1または2記載
    の粘着テ−プ用巻芯。
JP5182095A 1995-02-16 1995-02-16 粘着テ−プ用巻芯 Pending JPH08217338A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016031861A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 東レ株式会社 巻き芯および巻き芯の製造方法
NL2016635B1 (nl) * 2016-04-19 2017-11-01 Synbra Tech B V Spoel

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