JPH08217560A - 吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法 - Google Patents
吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法Info
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- JPH08217560A JPH08217560A JP7029623A JP2962395A JPH08217560A JP H08217560 A JPH08217560 A JP H08217560A JP 7029623 A JP7029623 A JP 7029623A JP 2962395 A JP2962395 A JP 2962395A JP H08217560 A JPH08217560 A JP H08217560A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安価で吸音性、耐久性に優れ、多孔質コンクリ
ート系吸音材のように厳しい製造条件を強いられること
がなく通常のコンクリート製品と同等な製造プロセスで
製造することができる吸音コンクリート、吸音コンクリ
ートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート
壁を提供すること。 【構成】吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/
l以上の骨材と、骨材1m3 に対して250〜400k
gの割合で配合され水和硬化性材料を水和硬化させてな
る水和物とからなる吸音コンクリート11を得る。この
吸音コンクリートは、みかけ気孔率20%以上55%以
下で、かつ最大吸音率が80%以上である。この吸音コ
ンクリート11を法面ブロック12に張り付け、または
法面ブロック12と一体成形することにより吸音コンク
リートブロック10が得られ、この吸音コンクリートブ
ロックを複数配置することにより吸音コンクリート壁2
0が得られる。
ート系吸音材のように厳しい製造条件を強いられること
がなく通常のコンクリート製品と同等な製造プロセスで
製造することができる吸音コンクリート、吸音コンクリ
ートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート
壁を提供すること。 【構成】吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/
l以上の骨材と、骨材1m3 に対して250〜400k
gの割合で配合され水和硬化性材料を水和硬化させてな
る水和物とからなる吸音コンクリート11を得る。この
吸音コンクリートは、みかけ気孔率20%以上55%以
下で、かつ最大吸音率が80%以上である。この吸音コ
ンクリート11を法面ブロック12に張り付け、または
法面ブロック12と一体成形することにより吸音コンク
リートブロック10が得られ、この吸音コンクリートブ
ロックを複数配置することにより吸音コンクリート壁2
0が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の防音対策として
切土、盛土部等の法面などに用いられる吸音コンクリー
ト、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロ
ック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、なら
びに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロック
の製造方法に関する。
切土、盛土部等の法面などに用いられる吸音コンクリー
ト、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロ
ック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、なら
びに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロック
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路用防音壁としては、図13に示す日
本道路公団統一型のメタル系ボックスタイプが主流を占
めている。図13は(a)が正面図、(b)が側面図、
(c)が側面を詳細に示した図であるが、この防音壁の
素材構成は、通常、表面多孔板1がアルミニウム板、吸
音材2がグラスウール、背面板3が亜鉛鉄板からなって
いる。
本道路公団統一型のメタル系ボックスタイプが主流を占
めている。図13は(a)が正面図、(b)が側面図、
(c)が側面を詳細に示した図であるが、この防音壁の
素材構成は、通常、表面多孔板1がアルミニウム板、吸
音材2がグラスウール、背面板3が亜鉛鉄板からなって
いる。
【0003】一方、近年上市された吸音材としてセラミ
ック吸音材があり、道路、鉄道、工場、産業用機器など
の防音材料として用いられている。セラミック吸音材
は、所定の範囲に整粒された無機質粒子と結合剤を混
合、成形、焼成したものである。このようなセラミック
吸音材は、例えば特公平2−14497号、特公平5−
45557号、特開平5−195516号などに開示さ
れている。
ック吸音材があり、道路、鉄道、工場、産業用機器など
の防音材料として用いられている。セラミック吸音材
は、所定の範囲に整粒された無機質粒子と結合剤を混
合、成形、焼成したものである。このようなセラミック
吸音材は、例えば特公平2−14497号、特公平5−
45557号、特開平5−195516号などに開示さ
れている。
【0004】また、コンクリート系の吸音材として鉄
道、工場、産業用機器などの防音材料として用いられて
いる多孔質コンクリート系吸音材がある。多孔質コンク
リート系吸音材は、セメント及びシリカ質材料に起泡剤
により生成させた気泡を加え、オートクレーブ養生によ
り硬化させたものである。多孔質コンクリート系吸音材
は、例えば特公昭57−32023号、特公平58−2
5816号などに開示されている。
道、工場、産業用機器などの防音材料として用いられて
いる多孔質コンクリート系吸音材がある。多孔質コンク
リート系吸音材は、セメント及びシリカ質材料に起泡剤
により生成させた気泡を加え、オートクレーブ養生によ
り硬化させたものである。多孔質コンクリート系吸音材
は、例えば特公昭57−32023号、特公平58−2
5816号などに開示されている。
【0005】さらに、道路の切土、盛土部には、積みブ
ロック、張りブロック、連結ブロック、法枠ブロックな
ど各種コンクリートブロックや天然石の施工、吹付けコ
ンクリートの施工、植栽などが一般的に行われている。
ロック、張りブロック、連結ブロック、法枠ブロックな
ど各種コンクリートブロックや天然石の施工、吹付けコ
ンクリートの施工、植栽などが一般的に行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】道路の切土、盛土部
は、遮音性を有しているが、吸音性については考慮され
ておらず、一般に吸音性をもつ材料が用いられる例はほ
とんど見られない。しかし、高速道路は高速化が進み、
例えば現在計画されている第二東名高速道は、制限速度
が140kmになるといわれている。従って、切土、盛
土部においても騒音が大きくなることが予想され、周辺
地域や運転者に影響が出てくることが予想される。すな
わち、従来吸音性材料が使用されていなかった切土、盛
土部などにも今後吸音性が要求されてくるものと予想さ
れる。
は、遮音性を有しているが、吸音性については考慮され
ておらず、一般に吸音性をもつ材料が用いられる例はほ
とんど見られない。しかし、高速道路は高速化が進み、
例えば現在計画されている第二東名高速道は、制限速度
が140kmになるといわれている。従って、切土、盛
土部においても騒音が大きくなることが予想され、周辺
地域や運転者に影響が出てくることが予想される。すな
わち、従来吸音性材料が使用されていなかった切土、盛
土部などにも今後吸音性が要求されてくるものと予想さ
れる。
【0007】道路の切土、盛土部に吸音性をもたせる場
合、上述した日本道路公団統一型の防音壁をその前面に
設置することが考えられる。しかし、切土、盛土部に通
常のブロックを施工し、さらに防音壁を設置すること
は、二重に工事を行うことになり、費用が上昇するため
好ましくない。また、防音壁設置のためのスペースも必
要となる。従って、切土、盛土部に一般的に施工される
ブロックに吸音性をもたせることが望ましい方法であ
る。
合、上述した日本道路公団統一型の防音壁をその前面に
設置することが考えられる。しかし、切土、盛土部に通
常のブロックを施工し、さらに防音壁を設置すること
は、二重に工事を行うことになり、費用が上昇するため
好ましくない。また、防音壁設置のためのスペースも必
要となる。従って、切土、盛土部に一般的に施工される
ブロックに吸音性をもたせることが望ましい方法であ
る。
【0008】ブロックの吸音材料としては、日本道路公
団統一型の吸音材料として使用されている最も一般的な
グラスウールが考えられるが、これをブロックの吸音材
料として用いた場合、グラスウール成形体が強度をもた
ないこと、風雨等による経時的な劣化が予想されるこ
と、吸水防止のため透気型防水フィルムで包み込む必要
がありそれに起因する吸音性の低下が予想されること、
などの困難性を有する。
団統一型の吸音材料として使用されている最も一般的な
グラスウールが考えられるが、これをブロックの吸音材
料として用いた場合、グラスウール成形体が強度をもた
ないこと、風雨等による経時的な劣化が予想されるこ
と、吸水防止のため透気型防水フィルムで包み込む必要
がありそれに起因する吸音性の低下が予想されること、
などの困難性を有する。
【0009】セラミック吸音材は、高強度性、洗浄性、
耐久性、意匠性など多くの特長をもちブロックの吸音材
料として有望であると考えられるが、高価であることが
課題である。また、セラミック吸音材の場合、一般には
厚さが20mm程度で、背後空気層を50〜100mm
設けることにより、500Hz前後の低周波域の吸音率
を高めている。しかし、ブロックに用いる場合、背後空
気層を設けることが一般的に困難と考えられ、そのため
厚さ50mm以上が必要となるためさらに高価なものと
なってしまう。
耐久性、意匠性など多くの特長をもちブロックの吸音材
料として有望であると考えられるが、高価であることが
課題である。また、セラミック吸音材の場合、一般には
厚さが20mm程度で、背後空気層を50〜100mm
設けることにより、500Hz前後の低周波域の吸音率
を高めている。しかし、ブロックに用いる場合、背後空
気層を設けることが一般的に困難と考えられ、そのため
厚さ50mm以上が必要となるためさらに高価なものと
なってしまう。
【0010】ブロックに用いる吸音材料として、通常の
ブロックと同じコンクリート系である上述の多孔質コン
クリート系吸音材を用いることも考えられる。しかし、
起泡剤により気泡を生成させてオートクレーブにより製
造した多孔質コンクリート系吸音材は、曲げ強度が4k
gf/cm2 程度、圧縮強度が10kgf/cm2 程度
であり、強度が低い。また、開気孔を有するため、吸水
した場合に凍結融解により破損する恐れがあり、表面を
はっ水処理する必要がある。さらに、高い吸音性をもた
せるには、細かい気孔(数百ミクロンオーダー)を均一
に生成させしかも貫通気孔(開気孔)とする必要があ
り、細かい気泡の生成、貫通気孔とするための凝結時期
の調整など厳しい製造条件を強いられるなど特殊な技術
を要する。
ブロックと同じコンクリート系である上述の多孔質コン
クリート系吸音材を用いることも考えられる。しかし、
起泡剤により気泡を生成させてオートクレーブにより製
造した多孔質コンクリート系吸音材は、曲げ強度が4k
gf/cm2 程度、圧縮強度が10kgf/cm2 程度
であり、強度が低い。また、開気孔を有するため、吸水
した場合に凍結融解により破損する恐れがあり、表面を
はっ水処理する必要がある。さらに、高い吸音性をもた
せるには、細かい気孔(数百ミクロンオーダー)を均一
に生成させしかも貫通気孔(開気孔)とする必要があ
り、細かい気泡の生成、貫通気孔とするための凝結時期
の調整など厳しい製造条件を強いられるなど特殊な技術
を要する。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、その目的は、安価で吸音性、耐
久性に優れ、多孔質コンクリート系吸音材のように厳し
い製造条件を強いられることがなく通常のコンクリート
製品と同等な製造プロセスで製造することができる吸音
コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンク
リートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリー
ト壁を提供することにある。また、このような吸音コン
クリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法を
提供することにある。
ためになされたもので、その目的は、安価で吸音性、耐
久性に優れ、多孔質コンクリート系吸音材のように厳し
い製造条件を強いられることがなく通常のコンクリート
製品と同等な製造プロセスで製造することができる吸音
コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンク
リートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリー
ト壁を提供することにある。また、このような吸音コン
クリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、 (1)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とを構成成分とし、みかけ気孔率を20%
以上55%以下とすることにより、強度および耐久性に
優れ、吸音性が良好なコンクリートブロックが得られる
こと (2)骨材を、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以
下の範囲のものが90重量%以上になるように、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲のものが
90重量%以上になるように整粒することにより、特に
吸音率を高めることができ、また、このように異なる骨
材の粒径範囲のいずれかを選択することにより吸音率が
最大となる周波数が異なる吸音コンクリートが得られる
こと (3)最大吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリー
トを規則的または不規則的に(例えば交互)に配設する
か、あるいはこれらを積層することにより、幅広い周波
数で高い吸音率が得られること (4)これらの吸音コンクリートは、コンクリート二次
製品で用いられている即時脱型製造プロセスが適用する
ことができ、従って、厳しい製造条件を強いられること
がなく、高い生産性で安価に製造できる可能性があるこ
と (5)吸音コンクリートと既存の法面ブロックを一体化
することにより、従来の工法で道路切土、盛土部へ施工
することが容易なこと を見出し、発明を完成するに至った。
題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、 (1)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とを構成成分とし、みかけ気孔率を20%
以上55%以下とすることにより、強度および耐久性に
優れ、吸音性が良好なコンクリートブロックが得られる
こと (2)骨材を、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以
下の範囲のものが90重量%以上になるように、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲のものが
90重量%以上になるように整粒することにより、特に
吸音率を高めることができ、また、このように異なる骨
材の粒径範囲のいずれかを選択することにより吸音率が
最大となる周波数が異なる吸音コンクリートが得られる
こと (3)最大吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリー
トを規則的または不規則的に(例えば交互)に配設する
か、あるいはこれらを積層することにより、幅広い周波
数で高い吸音率が得られること (4)これらの吸音コンクリートは、コンクリート二次
製品で用いられている即時脱型製造プロセスが適用する
ことができ、従って、厳しい製造条件を強いられること
がなく、高い生産性で安価に製造できる可能性があるこ
と (5)吸音コンクリートと既存の法面ブロックを一体化
することにより、従来の工法で道路切土、盛土部へ施工
することが容易なこと を見出し、発明を完成するに至った。
【0013】すなわち、本発明は、 (i)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下であり、かつ最大吸音率が80%以上であるこ
とを特徴とする吸音コンクリート (ii)前記骨材が、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上であるか、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲のものが
90重量%以上であることを特徴とする吸音コンクリー
ト (iii )吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/
l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜40
0kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化さ
せてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上
55%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大
吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートが積層さ
れてなることを特徴とする吸音コンクリートユニット (iv)上記吸音コンクリートまたは吸音コンクリートユ
ニットが法面ブロックに張り付けられ、または法面ブロ
ックと一体成形されてなることを特徴とする吸音コンク
リートブロック (v)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大吸
音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートを規則的ま
たは不規則的に配設してなることを特徴とする吸音コン
クリート壁 (vi)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大吸
音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートが、それぞ
れ法面ブロックに張り付けられ、または法面ブロックと
一体成形されて吸音コンクリートブロックをなしてお
り、これら吸音コンクリートブロックが規則的または不
規則的に配設されてなることを特徴とする吸音コンクリ
ート壁 (vii )所定の粒度を有する骨材を準備する工程と、前
記骨材1m3 に対して250〜400kgの水和硬化性
材料、および前記材料に対する重量比で25〜40%の
水を加えて混練する工程と、生成された混練物を所定の
形状に成形する工程と、生成された成形物を養生硬化す
る工程と、を備えたことを特徴とする吸音コンクリート
の製造方法 (viii)吸水率が5%以下および単位容積質量が0.8
kg/l以上の骨材を準備する工程と、前記骨材1m3
に対して250〜400kgの水和硬化性材料、および
前記材料に対する重量比で25〜40%の水を加えて混
練する工程と、生成された混練物を所定の形状に成形す
る工程と、生成された成形物を養生硬化する工程と、を
備えたことを特徴とする吸音コンクリートの製造方法 (ix)吸水率が5%以下および単位容積質量が0.8k
g/l以上の骨材に、この骨材1m3 に対して250〜
400kgの水和硬化性材料、および前記材料に対する
重量比で25〜40%の水を加えて混練、成形および養
生硬化してなり、みかけ気孔率が20%以上55%以下
であり、かつ最大吸音率が80%以上であることを特徴
とする吸音コンクリート を提供するものである。
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下であり、かつ最大吸音率が80%以上であるこ
とを特徴とする吸音コンクリート (ii)前記骨材が、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上であるか、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲のものが
90重量%以上であることを特徴とする吸音コンクリー
ト (iii )吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/
l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜40
0kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化さ
せてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上
55%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大
吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートが積層さ
れてなることを特徴とする吸音コンクリートユニット (iv)上記吸音コンクリートまたは吸音コンクリートユ
ニットが法面ブロックに張り付けられ、または法面ブロ
ックと一体成形されてなることを特徴とする吸音コンク
リートブロック (v)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大吸
音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートを規則的ま
たは不規則的に配設してなることを特徴とする吸音コン
クリート壁 (vi)吸水率が5%以下で単位容積質量0.8kg/l
以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250〜400
kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和硬化させ
てなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20%以上5
5%以下、かつ最大吸音率が80%以上であり、最大吸
音周波数の異なる2以上の吸音コンクリートが、それぞ
れ法面ブロックに張り付けられ、または法面ブロックと
一体成形されて吸音コンクリートブロックをなしてお
り、これら吸音コンクリートブロックが規則的または不
規則的に配設されてなることを特徴とする吸音コンクリ
ート壁 (vii )所定の粒度を有する骨材を準備する工程と、前
記骨材1m3 に対して250〜400kgの水和硬化性
材料、および前記材料に対する重量比で25〜40%の
水を加えて混練する工程と、生成された混練物を所定の
形状に成形する工程と、生成された成形物を養生硬化す
る工程と、を備えたことを特徴とする吸音コンクリート
の製造方法 (viii)吸水率が5%以下および単位容積質量が0.8
kg/l以上の骨材を準備する工程と、前記骨材1m3
に対して250〜400kgの水和硬化性材料、および
前記材料に対する重量比で25〜40%の水を加えて混
練する工程と、生成された混練物を所定の形状に成形す
る工程と、生成された成形物を養生硬化する工程と、を
備えたことを特徴とする吸音コンクリートの製造方法 (ix)吸水率が5%以下および単位容積質量が0.8k
g/l以上の骨材に、この骨材1m3 に対して250〜
400kgの水和硬化性材料、および前記材料に対する
重量比で25〜40%の水を加えて混練、成形および養
生硬化してなり、みかけ気孔率が20%以上55%以下
であり、かつ最大吸音率が80%以上であることを特徴
とする吸音コンクリート を提供するものである。
【0014】なお、本発明において、メッシュとは、T
yler篩に基づくTyler番号をいう。
yler篩に基づくTyler番号をいう。
【0015】
【作用】本発明における吸音コンクリートは、吸水率が
5%以下で単位容積質量0.8kg/l以上の骨材と、
水和硬化性材料を水和硬化させてなる水和物とからなる
ものであり、全体のみかけ気孔率が20%以上55%以
下である。これにより強度、耐久性に優れ、しかも吸音
特性に優れたものとなる。このように、みかけ気孔率を
20%以上55%以下とすることにより、ある程度吸音
特性が優れたものとなるが、本発明では、特に、交通騒
音、工場騒音など、比較的大きな騒音の低減に対して効
果的な吸音材料を得る観点から、さらに垂直入射法によ
る最大吸音率が80%以上であることを要件とする。前
述したグラスウール、ロックウール、セラミック系、多
孔質コンクリート系などの吸音材は、いずれも垂直入射
法による最大吸音率が80%以上と高い吸音性を有する
ものである。最大吸音率が80%未満、例えば穴あき石
膏ボードのような穴あき板も吸音材料の一種とされてい
るが、比較的騒音が小さく騒音の低減の程度も小さくて
よい場合か、あるいは前記高吸音製の吸音材と組み合わ
せて使用されている。本発明の吸音コンクリートは、比
較的大きな騒音の低減に対して使用される前記高吸音性
の吸音材と同等の吸音性を有するものである。
5%以下で単位容積質量0.8kg/l以上の骨材と、
水和硬化性材料を水和硬化させてなる水和物とからなる
ものであり、全体のみかけ気孔率が20%以上55%以
下である。これにより強度、耐久性に優れ、しかも吸音
特性に優れたものとなる。このように、みかけ気孔率を
20%以上55%以下とすることにより、ある程度吸音
特性が優れたものとなるが、本発明では、特に、交通騒
音、工場騒音など、比較的大きな騒音の低減に対して効
果的な吸音材料を得る観点から、さらに垂直入射法によ
る最大吸音率が80%以上であることを要件とする。前
述したグラスウール、ロックウール、セラミック系、多
孔質コンクリート系などの吸音材は、いずれも垂直入射
法による最大吸音率が80%以上と高い吸音性を有する
ものである。最大吸音率が80%未満、例えば穴あき石
膏ボードのような穴あき板も吸音材料の一種とされてい
るが、比較的騒音が小さく騒音の低減の程度も小さくて
よい場合か、あるいは前記高吸音製の吸音材と組み合わ
せて使用されている。本発明の吸音コンクリートは、比
較的大きな騒音の低減に対して使用される前記高吸音性
の吸音材と同等の吸音性を有するものである。
【0016】また、本発明の吸音コンクリートは、法面
ブロックに張り付けられ、または法面ブロックと一体成
形されて道路法面等に施工される。吸音コンクリートが
法面ブロックの全面にわたり張り付けられまたは一体成
形される場合はよいが、法面ブロックに埋め込むように
張り付けられまたは一体成形される場合、吸音コンクリ
ートの部分の面積が相対的に小さくなることになる。従
って、吸音コンクリートの面積が小さくなる場合、吸音
コンクリートの吸音性が高くないと、騒音の低減に対し
て効果が小さくなる虞がある。
ブロックに張り付けられ、または法面ブロックと一体成
形されて道路法面等に施工される。吸音コンクリートが
法面ブロックの全面にわたり張り付けられまたは一体成
形される場合はよいが、法面ブロックに埋め込むように
張り付けられまたは一体成形される場合、吸音コンクリ
ートの部分の面積が相対的に小さくなることになる。従
って、吸音コンクリートの面積が小さくなる場合、吸音
コンクリートの吸音性が高くないと、騒音の低減に対し
て効果が小さくなる虞がある。
【0017】本発明に使用する骨材は、吸水率が5%以
下で単位容積質量が0.8kg/l以上のものであり、
開気孔をほとんど含まない緻密なものが好ましい。吸水
率が5%未満で単位容積質量が0.8kg/l未満の無
機系骨材は、開気孔だけでなく閉気孔も多く存在してい
るものと推測され、骨材強度が小さい。骨材強度が小さ
い場合、運搬、混練等、ハンドリング過程での骨材破壊
(粒度分布の変化)が生じ、高い吸音率を得るために必
要な気孔が確保できなくなるばかりか、高い強度を有す
る吸音コンクリートが得られなくなる。
下で単位容積質量が0.8kg/l以上のものであり、
開気孔をほとんど含まない緻密なものが好ましい。吸水
率が5%未満で単位容積質量が0.8kg/l未満の無
機系骨材は、開気孔だけでなく閉気孔も多く存在してい
るものと推測され、骨材強度が小さい。骨材強度が小さ
い場合、運搬、混練等、ハンドリング過程での骨材破壊
(粒度分布の変化)が生じ、高い吸音率を得るために必
要な気孔が確保できなくなるばかりか、高い強度を有す
る吸音コンクリートが得られなくなる。
【0018】本発明の吸音コンクリートは、法面ブロッ
クに張り付けられ、または法面ブロックと一体成形され
て道路法面部等に施工されるため、特に高い強度を必要
とする。また、吸水率が高いことは、表面乾燥状態を得
るための水分管理が困難となり、吸音コンクリートの品
質が安定しない虞もある。従って、本発明に用いる骨材
は、吸水率が5%以下であることが必要である。なお、
ここでいう吸水率は、JISA1109「細骨材の比重
及び吸水率試験法」により測定される値である。
クに張り付けられ、または法面ブロックと一体成形され
て道路法面部等に施工されるため、特に高い強度を必要
とする。また、吸水率が高いことは、表面乾燥状態を得
るための水分管理が困難となり、吸音コンクリートの品
質が安定しない虞もある。従って、本発明に用いる骨材
は、吸水率が5%以下であることが必要である。なお、
ここでいう吸水率は、JISA1109「細骨材の比重
及び吸水率試験法」により測定される値である。
【0019】なお、ここでいうみかけ気孔率は、吸音コ
ンクリート(成形体)内部ガスを真空置換し、アルキメ
デス法により測定したものであり、水和物に閉塞されな
い骨材の開気孔を含む値である。従って、本発明の吸音
コンクリートのみかけ気孔率20〜55%は、水和物に
閉塞されない骨材の開気孔率を含む値である。吸音コン
クリートのみかけ気孔率に骨材の開気孔がとの程度含ま
れるかは、それらを区別する測定法がなく、明らかでは
ない。
ンクリート(成形体)内部ガスを真空置換し、アルキメ
デス法により測定したものであり、水和物に閉塞されな
い骨材の開気孔を含む値である。従って、本発明の吸音
コンクリートのみかけ気孔率20〜55%は、水和物に
閉塞されない骨材の開気孔率を含む値である。吸音コン
クリートのみかけ気孔率に骨材の開気孔がとの程度含ま
れるかは、それらを区別する測定法がなく、明らかでは
ない。
【0020】本発明者らが検討した結果によれば、吸水
率がほぼ0の骨材を用いて作製した吸音コンクリート
は、みかけ気孔率が20%以上で、高い吸音率、例えば
最大吸音率で80%以上が得られる。すなわち、骨材の
開気孔率をほとんど含まず、骨材および水和物によって
のみ形成される空隙(気孔)が20%以上であれば、高
い吸音率を得ることができる。骨材の開気孔部分が吸音
率にどの程度寄与しているかは明らかではないが、骨材
および水和物によってのみ形成される気孔率が少なくと
も20%は必要である。また、骨材および水和物によっ
てのみ形成され、かつ骨材の開気孔を含まない上限の気
孔率は40%である。40%を超える気孔率は、高い吸
音率を得るために必要としない。また、40%を超える
場合、吸音コンクリートの製造が実用上困難となるばか
りか、強度、耐久性等が大幅に低下し好ましくない。
率がほぼ0の骨材を用いて作製した吸音コンクリート
は、みかけ気孔率が20%以上で、高い吸音率、例えば
最大吸音率で80%以上が得られる。すなわち、骨材の
開気孔率をほとんど含まず、骨材および水和物によって
のみ形成される空隙(気孔)が20%以上であれば、高
い吸音率を得ることができる。骨材の開気孔部分が吸音
率にどの程度寄与しているかは明らかではないが、骨材
および水和物によってのみ形成される気孔率が少なくと
も20%は必要である。また、骨材および水和物によっ
てのみ形成され、かつ骨材の開気孔を含まない上限の気
孔率は40%である。40%を超える気孔率は、高い吸
音率を得るために必要としない。また、40%を超える
場合、吸音コンクリートの製造が実用上困難となるばか
りか、強度、耐久性等が大幅に低下し好ましくない。
【0021】一方、本発明に使用する骨材は、吸水率が
最大で5%である。本発明の吸音コンクリートは、水和
硬化性材料の量を制限し、通常のコンクリートよりも少
なくしていることから、骨材の開気孔部分(吸水部分)
が水和物により完全に閉塞されることはなく、開気孔部
分が残存している。その量は、前述したように明確では
ないが、本発明者らが吸水率の異なる骨材で検討した結
果、最大で15%程度と推測された。従って、本発明で
は、吸音コンクリートにおける骨材の開気孔部分を含む
みかけ気孔率を20〜55%の範囲に規定した。
最大で5%である。本発明の吸音コンクリートは、水和
硬化性材料の量を制限し、通常のコンクリートよりも少
なくしていることから、骨材の開気孔部分(吸水部分)
が水和物により完全に閉塞されることはなく、開気孔部
分が残存している。その量は、前述したように明確では
ないが、本発明者らが吸水率の異なる骨材で検討した結
果、最大で15%程度と推測された。従って、本発明で
は、吸音コンクリートにおける骨材の開気孔部分を含む
みかけ気孔率を20〜55%の範囲に規定した。
【0022】骨材は、所望の耐久性が得られる限り種類
は特に問わないが、吸音率を向上させるために必要な空
隙を確保するため、粒形の揃ったものであることが望ま
しい。骨材としては、一般のコンクリート用細骨材とし
て用いられている川砂、海砂、砕砂等から適宜選択する
ことができる。また、フライアッシュ、赤泥、下水汚泥
等焼却灰などの廃棄物を造粒焼成して得られる骨材、下
水汚泥や都市ゴミの溶融物を水砕あるいは風砕化して得
られる骨材、高炉スラグなどの鉄鋼スラグ骨材、フェロ
ニッケルスラグなどのフェロアロイスラグ骨材、コンク
リート廃材等からの再生骨材などの骨材を使用すること
もできる。
は特に問わないが、吸音率を向上させるために必要な空
隙を確保するため、粒形の揃ったものであることが望ま
しい。骨材としては、一般のコンクリート用細骨材とし
て用いられている川砂、海砂、砕砂等から適宜選択する
ことができる。また、フライアッシュ、赤泥、下水汚泥
等焼却灰などの廃棄物を造粒焼成して得られる骨材、下
水汚泥や都市ゴミの溶融物を水砕あるいは風砕化して得
られる骨材、高炉スラグなどの鉄鋼スラグ骨材、フェロ
ニッケルスラグなどのフェロアロイスラグ骨材、コンク
リート廃材等からの再生骨材などの骨材を使用すること
もできる。
【0023】骨材の粒度は、14メッシュ篩上以上8メ
ッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
か、または8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範
囲のものが90重量%以上であることが好ましい。
ッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
か、または8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範
囲のものが90重量%以上であることが好ましい。
【0024】骨材の90重量%以上が、14メッシュ篩
上以上8メッシュ篩下以下で篩分けられた範囲、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下で篩分けられた
範囲という狭い範囲内に含まれるようにすることによ
り、吸音率に関係する気孔率が好ましいものとなり、特
に良好な吸音率を得ることができる。骨材の上記いずれ
かの篩分け範囲に含まれる量が90重量%以下となり粒
度分布がブロードになると、上述したような好ましい気
孔率が確保できなくなり、吸音率の最大値が80%以上
となるような高い吸音性をもつ吸音コンクリートが得難
くなる。
上以上8メッシュ篩下以下で篩分けられた範囲、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下で篩分けられた
範囲という狭い範囲内に含まれるようにすることによ
り、吸音率に関係する気孔率が好ましいものとなり、特
に良好な吸音率を得ることができる。骨材の上記いずれ
かの篩分け範囲に含まれる量が90重量%以下となり粒
度分布がブロードになると、上述したような好ましい気
孔率が確保できなくなり、吸音率の最大値が80%以上
となるような高い吸音性をもつ吸音コンクリートが得難
くなる。
【0025】粒径の範囲を上記範囲に規定することによ
り、吸音特性上重要な低周波数において吸音率が最大と
なる。すなわち、吸音コンクリートの厚さを60mmと
した場合、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の
範囲のものが90重量%以上である骨材の場合には60
0Hz前後で吸音率が最大となり、8メッシュ篩上以上
4メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であ
る骨材の場合には1000Hz前後で吸音率が最大とな
る。なお、骨材の粒度分布が14メッシュ篩下の範囲を
主体とするようなものとなる場合には、上述したような
好ましい気孔率を確保し難くなり好ましくない。
り、吸音特性上重要な低周波数において吸音率が最大と
なる。すなわち、吸音コンクリートの厚さを60mmと
した場合、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の
範囲のものが90重量%以上である骨材の場合には60
0Hz前後で吸音率が最大となり、8メッシュ篩上以上
4メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であ
る骨材の場合には1000Hz前後で吸音率が最大とな
る。なお、骨材の粒度分布が14メッシュ篩下の範囲を
主体とするようなものとなる場合には、上述したような
好ましい気孔率を確保し難くなり好ましくない。
【0026】また、このように骨材の篩分けの範囲を1
4メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲と2種類
の中から選択することにより、吸音率が最大となる周波
数を異ならしめることができ、吸音周波数帯域が極めて
広いものとなる。
4メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲、または
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲と2種類
の中から選択することにより、吸音率が最大となる周波
数を異ならしめることができ、吸音周波数帯域が極めて
広いものとなる。
【0027】従って、これらの篩分け範囲の骨材を用い
て得られた吸音コンクリートを例えば交互配置すること
により、最大吸音周波数が異なる2種類の吸音コンクリ
ートが配置されることとなり、600Hz前後〜100
0Hz前後までの幅広い周波数帯域で高い吸音率を持つ
吸音コンクリート壁を得ることができる。なお、配置は
必ずしも交互的でなくてもよく、また規則的であっても
不規則的であってもよい。
て得られた吸音コンクリートを例えば交互配置すること
により、最大吸音周波数が異なる2種類の吸音コンクリ
ートが配置されることとなり、600Hz前後〜100
0Hz前後までの幅広い周波数帯域で高い吸音率を持つ
吸音コンクリート壁を得ることができる。なお、配置は
必ずしも交互的でなくてもよく、また規則的であっても
不規則的であってもよい。
【0028】また、より低周波数側でより高い吸音性を
必要とするならば、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材(細粒径
側)を用いた吸音コンクリートの割合が高くなるように
配置すればよいし、より高周波数側でより高い吸音性を
必要とするならば、8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下
以下の範囲のものが90重量%以上の骨材(粗粒径側)
を用いた吸音コンクリートの割合が高くなるように配置
すればよい。例えば、より低周波数側でより高い吸音性
を必要とするならば細粒径側の骨材を用いた吸音コンク
リートと粗粒径側の骨材を用いた吸音コンクリートとを
3:1の割合で配置し、高周波数側でより高い吸音性を
必要とするならば低粒径側の骨材を用いた吸音コンクリ
ートと高粒径側の骨材を用いた吸音コンクリートとを
1:3の割合で配置するようにし、これらの割合が3:
1〜1:3の範囲で任意に選択するようにすることがで
きる。ただし、この範囲は例示であってこれに限定され
るものではない。
必要とするならば、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材(細粒径
側)を用いた吸音コンクリートの割合が高くなるように
配置すればよいし、より高周波数側でより高い吸音性を
必要とするならば、8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下
以下の範囲のものが90重量%以上の骨材(粗粒径側)
を用いた吸音コンクリートの割合が高くなるように配置
すればよい。例えば、より低周波数側でより高い吸音性
を必要とするならば細粒径側の骨材を用いた吸音コンク
リートと粗粒径側の骨材を用いた吸音コンクリートとを
3:1の割合で配置し、高周波数側でより高い吸音性を
必要とするならば低粒径側の骨材を用いた吸音コンクリ
ートと高粒径側の骨材を用いた吸音コンクリートとを
1:3の割合で配置するようにし、これらの割合が3:
1〜1:3の範囲で任意に選択するようにすることがで
きる。ただし、この範囲は例示であってこれに限定され
るものではない。
【0029】14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下
の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて形成した
吸音コンクリートと、8メッシュ篩上以上4メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて成
形した吸音コンクリートとを積層してユニット化した場
合にも、最大吸音周波数が異なる吸音コンクリートが存
在することとなり、幅広い周波数帯域で高い吸音率を得
ることができる。積層する吸音コンクリートの厚さは1
0〜70mmの範囲であることが好ましく、積層したユ
ニットの厚さ40〜100mmとすることが好ましい。
の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて形成した
吸音コンクリートと、8メッシュ篩上以上4メッシュ篩
下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて成
形した吸音コンクリートとを積層してユニット化した場
合にも、最大吸音周波数が異なる吸音コンクリートが存
在することとなり、幅広い周波数帯域で高い吸音率を得
ることができる。積層する吸音コンクリートの厚さは1
0〜70mmの範囲であることが好ましく、積層したユ
ニットの厚さ40〜100mmとすることが好ましい。
【0030】積層するそれぞれの吸音コンクリートの厚
さは、低周波数側でより高い吸音性を必要とするなら
ば、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲を
主体とする骨材で作製したものをより厚くすればよい
し、高周波数側でより高い吸音性を必要とするならば、
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲を主体と
する骨材で作製したのものをより厚くすればよい。
さは、低周波数側でより高い吸音性を必要とするなら
ば、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲を
主体とする骨材で作製したものをより厚くすればよい
し、高周波数側でより高い吸音性を必要とするならば、
8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲を主体と
する骨材で作製したのものをより厚くすればよい。
【0031】なお、このように幅広い周波数帯域で高い
吸音率を得るためには、上述した2種類の粒径の範囲を
主体とする骨材を用いることが好ましいが、必ずしもこ
れらに限定されず、少なくとも最大吸音周波数の異なる
2以上の吸音コンクリートの組み合わせであればよい。
吸音率を得るためには、上述した2種類の粒径の範囲を
主体とする骨材を用いることが好ましいが、必ずしもこ
れらに限定されず、少なくとも最大吸音周波数の異なる
2以上の吸音コンクリートの組み合わせであればよい。
【0032】同一粒径範囲を主体とした骨材のみを用い
て吸音コンクリートを作成し、その厚さを変えることに
よっても吸音率が最大となる周波数を変えることがで
き、厚さを大きくすることにより、吸音率が最大となる
周波数が低周波数側へ移行する。すなわち、同一厚さに
おいて実質的に同一の最大吸音周波数および帯域を有
し、実質的に同一材料で構成されている吸音コンクリー
トでも、厚さが異なれば最大吸音周波数帯域が異なる。
従って、厚さが異なる2以上の吸音コンクリートを例え
ば交互に配置することによっても、幅広い周波数帯域で
高い吸音率を有する吸音コンクリート壁を得ることがで
きる。なお、この場合にも配置は必ずしも交互的でなく
てもよく、また規則的であっても不規則的であってもよ
い。
て吸音コンクリートを作成し、その厚さを変えることに
よっても吸音率が最大となる周波数を変えることがで
き、厚さを大きくすることにより、吸音率が最大となる
周波数が低周波数側へ移行する。すなわち、同一厚さに
おいて実質的に同一の最大吸音周波数および帯域を有
し、実質的に同一材料で構成されている吸音コンクリー
トでも、厚さが異なれば最大吸音周波数帯域が異なる。
従って、厚さが異なる2以上の吸音コンクリートを例え
ば交互に配置することによっても、幅広い周波数帯域で
高い吸音率を有する吸音コンクリート壁を得ることがで
きる。なお、この場合にも配置は必ずしも交互的でなく
てもよく、また規則的であっても不規則的であってもよ
い。
【0033】例えば、14メッシュ篩上以上8メッシュ
篩下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて
形成した吸音コンクリートのみを用い、厚さを異ならし
めた吸音コンクリート壁を形成することにより、600
Hz前後〜1000Hz前後までの幅広い周波数帯域で
高い吸音率をもつ吸音コンクリート壁を得ることができ
る。
篩下以下の範囲のものが90重量%以上の骨材を用いて
形成した吸音コンクリートのみを用い、厚さを異ならし
めた吸音コンクリート壁を形成することにより、600
Hz前後〜1000Hz前後までの幅広い周波数帯域で
高い吸音率をもつ吸音コンクリート壁を得ることができ
る。
【0034】ここで用いる吸音コンクリートの厚さは、
20〜80mmの範囲であることが好ましい。厚さの選
定およびその配置の仕方は、高い吸音率を必要とする周
波数に応じ選択することができる。より低周波数側で高
い吸音性をもつ最適な厚さは50〜80mmであり、よ
り高周波数側で高い吸音性をもつ最適な厚さは20〜5
0mmである。これらの配置の仕方は、低周波数側でよ
り高い吸音率を必要とするならば、厚さ50〜80mm
のものの割合を増加させればよいし、高周波数側でより
高い吸音率を必要とするならば、厚さ20〜50mmの
ものを増加させればよい。この場合にも、厚さ50〜8
0mmのものと20〜50mmのものとを例えば3:1
〜1:3の範囲で選定するようにすることができる。そ
して、この場合にもこの範囲は例示であってこれに限定
されるものではない。
20〜80mmの範囲であることが好ましい。厚さの選
定およびその配置の仕方は、高い吸音率を必要とする周
波数に応じ選択することができる。より低周波数側で高
い吸音性をもつ最適な厚さは50〜80mmであり、よ
り高周波数側で高い吸音性をもつ最適な厚さは20〜5
0mmである。これらの配置の仕方は、低周波数側でよ
り高い吸音率を必要とするならば、厚さ50〜80mm
のものの割合を増加させればよいし、高周波数側でより
高い吸音率を必要とするならば、厚さ20〜50mmの
ものを増加させればよい。この場合にも、厚さ50〜8
0mmのものと20〜50mmのものとを例えば3:1
〜1:3の範囲で選定するようにすることができる。そ
して、この場合にもこの範囲は例示であってこれに限定
されるものではない。
【0035】本発明の吸音コンクリートは、上述のよう
な骨材を準備し、骨材1m3 に対して250〜400k
gの水和硬化性材料、および前記材料に対する重量比で
25〜40%の水を加えて混練し、成形し、養生硬化す
ることにより得られる。骨材は上述したように予め粒度
調整して用いることが好ましい。
な骨材を準備し、骨材1m3 に対して250〜400k
gの水和硬化性材料、および前記材料に対する重量比で
25〜40%の水を加えて混練し、成形し、養生硬化す
ることにより得られる。骨材は上述したように予め粒度
調整して用いることが好ましい。
【0036】水和硬化性材料の量は、骨材1m3 に対し
250〜400kgが好適である。250kg未満であ
ると、強度発現が低いばかりか成形後の即時脱型や移送
等ハンドリングも困難となる。また、400kgを越え
ると骨材間の空隙をペースト(水和硬化性材料+水)が
埋めてしまい気孔率が低下し、吸音率が低くなる。
250〜400kgが好適である。250kg未満であ
ると、強度発現が低いばかりか成形後の即時脱型や移送
等ハンドリングも困難となる。また、400kgを越え
ると骨材間の空隙をペースト(水和硬化性材料+水)が
埋めてしまい気孔率が低下し、吸音率が低くなる。
【0037】水和硬化性材料としては、ポルトランドセ
メント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリ
カセメントなどJISに制定されているセメントが一般
的に使用できる。また、これらセメントに高炉スラグ粉
末、フライアッシュ、シリカ質粉末、炭酸カルシウム粉
末などの混和材を加えてもよい。さらに、速硬性を必要
とするならば、カルシウムアルミネート、カルシウムフ
ルオロアルミネート、カルシウムサルフォアルミネート
等を主成分とする速硬性のセメントもしくは混和材、高
強度を必要とするならば、シリカヒューム、ネオヒュー
ム等のシリカ質超微粉、ブレーン比表面積6000cm
2 /g以上の高炉スラグ微粉末、フライアッシュを気流
分級機等により微粉化した粉末、などをセメントに混合
して使用してもよい。
メント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリ
カセメントなどJISに制定されているセメントが一般
的に使用できる。また、これらセメントに高炉スラグ粉
末、フライアッシュ、シリカ質粉末、炭酸カルシウム粉
末などの混和材を加えてもよい。さらに、速硬性を必要
とするならば、カルシウムアルミネート、カルシウムフ
ルオロアルミネート、カルシウムサルフォアルミネート
等を主成分とする速硬性のセメントもしくは混和材、高
強度を必要とするならば、シリカヒューム、ネオヒュー
ム等のシリカ質超微粉、ブレーン比表面積6000cm
2 /g以上の高炉スラグ微粉末、フライアッシュを気流
分級機等により微粉化した粉末、などをセメントに混合
して使用してもよい。
【0038】水和硬化性材料に対する水の比率(水セメ
ント比)は、25〜40%の範囲、好ましくは25〜3
0%の範囲である。吸音コンクリートの強度を高めるた
めには、水セメント比が低いことが好ましいが、25%
未満であると混練が困難となり骨材とペーストとを均一
に混合することができなくなる。40%を越えると吸音
コンクリートの強度が低下するばかりか、成形時に骨材
とペーストが分離しやすく、下部側にペーストが多くな
り吸音率が低下するとともに、上下部で強度差が生じ
る。なお、高性能減水剤等の混和剤を使用すれば水を2
5%未満とすることが可能であるが、混和剤を多く必要
とし、コスト高となるばかりか、強度向上効果もそれほ
ど大きくない。また、本発明では、各種混和剤の使用が
必須ではないが、水和硬化性材料の種類(速硬性材料、
超微粉材料等)によっては混和剤の使用が必要となる場
合もある。
ント比)は、25〜40%の範囲、好ましくは25〜3
0%の範囲である。吸音コンクリートの強度を高めるた
めには、水セメント比が低いことが好ましいが、25%
未満であると混練が困難となり骨材とペーストとを均一
に混合することができなくなる。40%を越えると吸音
コンクリートの強度が低下するばかりか、成形時に骨材
とペーストが分離しやすく、下部側にペーストが多くな
り吸音率が低下するとともに、上下部で強度差が生じ
る。なお、高性能減水剤等の混和剤を使用すれば水を2
5%未満とすることが可能であるが、混和剤を多く必要
とし、コスト高となるばかりか、強度向上効果もそれほ
ど大きくない。また、本発明では、各種混和剤の使用が
必須ではないが、水和硬化性材料の種類(速硬性材料、
超微粉材料等)によっては混和剤の使用が必要となる場
合もある。
【0039】混練に用いる装置のタイプは特に限定され
るものではないが、モルタル及びコンクリート等の混練
で通常使用されているミキサーを用いることができる。
るものではないが、モルタル及びコンクリート等の混練
で通常使用されているミキサーを用いることができる。
【0040】得られた混練物は、型枠に投入し成形され
る。本発明により得られる混合物は、水セメント比が低
いため、単に型枠に投入しただけでは十分な充填が行え
ない恐れがある。従って、振動を加えて充填する振動成
形法が好適である。なお振動成形法は、インターロッキ
ングブロック、コンクリート平板などコンクリート二次
製品の即時脱型製造プロセスに一般的に用いられてい
る。従って、振動成形法を用いることにより、既存のプ
ロセスを使用することができるため新たな設備投資の必
要がなく、高い生産性で製造できる。また振動成形法
は、金型を加工すれば複雑な形状の成形体を得ることも
可能である。
る。本発明により得られる混合物は、水セメント比が低
いため、単に型枠に投入しただけでは十分な充填が行え
ない恐れがある。従って、振動を加えて充填する振動成
形法が好適である。なお振動成形法は、インターロッキ
ングブロック、コンクリート平板などコンクリート二次
製品の即時脱型製造プロセスに一般的に用いられてい
る。従って、振動成形法を用いることにより、既存のプ
ロセスを使用することができるため新たな設備投資の必
要がなく、高い生産性で製造できる。また振動成形法
は、金型を加工すれば複雑な形状の成形体を得ることも
可能である。
【0041】次に、このようにして得られた成形体は養
生され、その際の水和反応により硬化される。養生方法
は特に限定されるものではないが、短期間で製造するた
め一般的に常圧蒸気あるいは高圧蒸気による養生が採用
され、その中でも特に、コンクリート二次製品などに用
いられている常圧蒸気養生が、設備費、養生コスト等の
面で好適である。蒸気養生温度は、一般的には30〜9
0℃好ましくは40〜70℃の範囲である。またこのよ
うな蒸気養生では、一般的にボイラーで得た蒸気を養生
室へ吹き込み所定温度に制御する。しかし蒸気養生温度
が30〜40℃と低くてよい場合、蒸気を吹き込むこと
なしに行うこともできる。すなわち、ある程度密閉され
た養生室内で、かつ多量の成形体を養生することによ
り、その水和反応で発熱し、蒸気を吹き込む場合と同様
な効果が得られる。
生され、その際の水和反応により硬化される。養生方法
は特に限定されるものではないが、短期間で製造するた
め一般的に常圧蒸気あるいは高圧蒸気による養生が採用
され、その中でも特に、コンクリート二次製品などに用
いられている常圧蒸気養生が、設備費、養生コスト等の
面で好適である。蒸気養生温度は、一般的には30〜9
0℃好ましくは40〜70℃の範囲である。またこのよ
うな蒸気養生では、一般的にボイラーで得た蒸気を養生
室へ吹き込み所定温度に制御する。しかし蒸気養生温度
が30〜40℃と低くてよい場合、蒸気を吹き込むこと
なしに行うこともできる。すなわち、ある程度密閉され
た養生室内で、かつ多量の成形体を養生することによ
り、その水和反応で発熱し、蒸気を吹き込む場合と同様
な効果が得られる。
【0042】吸音コンクリートに着色する場合、特願平
5−130900号公報に記載されているような炭酸ガ
スを含んだ雰囲気で養生する方法を適用することが好ま
しい。この養生方法を用いることにより、コンクリート
特有の白華が抑制された鮮明な着色が可能となり、意匠
性に優れたものとなる。炭酸ガスの濃度は、10%以上
あればよい。特に炭酸ガス10%以上を含む排ガスを利
用すれば、コスト面で有利である。また炭酸ガスを含ん
だ雰囲気で養生する場合、その温度は10〜60℃の範
囲で行うのがよい。10℃以下では、石灰分の水への溶
解度が小さくなり、炭酸化反応の進行に時間を要する。
また60℃以上では、炭酸ガスの水への溶解度が小さく
なり、炭酸化反応の進行が遅くなる。なお、炭酸化反応
を進行させるためには、水が不可欠であり、相対湿度6
0%以上好ましくは80%以上の雰囲気とし、成形体か
ら水分が完全に逸脱しないようにすることが必要であ
る。なお水セメント比が高い場合、相対湿度を60〜7
0%とし成形体から水分を若干逸脱させた方が、炭酸ガ
スの成形体内部への拡散速度が大きくなり、炭酸化反応
の進行が早くなる場合もある。
5−130900号公報に記載されているような炭酸ガ
スを含んだ雰囲気で養生する方法を適用することが好ま
しい。この養生方法を用いることにより、コンクリート
特有の白華が抑制された鮮明な着色が可能となり、意匠
性に優れたものとなる。炭酸ガスの濃度は、10%以上
あればよい。特に炭酸ガス10%以上を含む排ガスを利
用すれば、コスト面で有利である。また炭酸ガスを含ん
だ雰囲気で養生する場合、その温度は10〜60℃の範
囲で行うのがよい。10℃以下では、石灰分の水への溶
解度が小さくなり、炭酸化反応の進行に時間を要する。
また60℃以上では、炭酸ガスの水への溶解度が小さく
なり、炭酸化反応の進行が遅くなる。なお、炭酸化反応
を進行させるためには、水が不可欠であり、相対湿度6
0%以上好ましくは80%以上の雰囲気とし、成形体か
ら水分が完全に逸脱しないようにすることが必要であ
る。なお水セメント比が高い場合、相対湿度を60〜7
0%とし成形体から水分を若干逸脱させた方が、炭酸ガ
スの成形体内部への拡散速度が大きくなり、炭酸化反応
の進行が早くなる場合もある。
【0043】以上のような吸音コンクリートまたは積層
タイプの吸音コンクリートユニットは、既存の法面ブロ
ックに張付け、または既存法面ブロックと同時に一体成
形することにより吸音コンクリートブロックとすること
ができる。本発明は、このような吸音コンクリートブロ
ックをも含むものである。
タイプの吸音コンクリートユニットは、既存の法面ブロ
ックに張付け、または既存法面ブロックと同時に一体成
形することにより吸音コンクリートブロックとすること
ができる。本発明は、このような吸音コンクリートブロ
ックをも含むものである。
【0044】このような吸音コンクリートを既存法面ブ
ロックに張付ける場合、モルタル、ポリマーモルタル等
のセメント系接着剤、エポキシ系、酢酸ビニル系等の有
機系接着剤を用いて行うことができる。また、吸音コン
クリートと法面ブロックを同時に一体成形する場合、法
面ブロック部分からモルタル分が分離し、吸音コンクリ
ート部分の空隙を大きく埋めることのないように、コン
クリートの配合設計を行うことが必要である。
ロックに張付ける場合、モルタル、ポリマーモルタル等
のセメント系接着剤、エポキシ系、酢酸ビニル系等の有
機系接着剤を用いて行うことができる。また、吸音コン
クリートと法面ブロックを同時に一体成形する場合、法
面ブロック部分からモルタル分が分離し、吸音コンクリ
ート部分の空隙を大きく埋めることのないように、コン
クリートの配合設計を行うことが必要である。
【0045】さらに本発明は、上述したような粒度の異
なる骨材で得た2以上の吸音コンクリート、または厚さ
の異なる吸音コンクリートなど、最大吸音率が異なる少
なくとも2以上の吸音コンクリートを、それぞれ上述の
ように法面ブロックに張り付け、または法面ブロックと
同時に一体成形することにより吸音コンクリートブロッ
クとし、これら吸音コンクリートブロックを配設して構
成される吸音コンクリート壁をも含むものである。
なる骨材で得た2以上の吸音コンクリート、または厚さ
の異なる吸音コンクリートなど、最大吸音率が異なる少
なくとも2以上の吸音コンクリートを、それぞれ上述の
ように法面ブロックに張り付け、または法面ブロックと
同時に一体成形することにより吸音コンクリートブロッ
クとし、これら吸音コンクリートブロックを配設して構
成される吸音コンクリート壁をも含むものである。
【0046】本発明の吸音コンクリートを法面ブロック
と一体化した吸音コンクリートブロックの一例を図1
に、また複数の吸音コンクリートブロックを配設した吸
音コンクリート壁を切土、盛土部へ適用した例を図2に
示す。なお、図1の(a)は吸音コンクリートブロック
の平面図であり、(b)はその側面図であって、参照符
号11が吸音コンクリートであり、12が法面ブロック
である。また、図2の(a)は複数の吸音コンクリート
ブロックを配設した吸音コンクリート壁を示す側面図、
(b)はその正面図であり、基礎礫石16から切土、盛
土部に沿って裏込み礫石15を配設し、さらに基礎礫石
16上に基礎コンクリート13を配置し、基礎コンクリ
ート13上に裏込み礫石15に沿って法面ブロック12
と吸音コンクリート11とからなる吸音コンクリートブ
ロック10を複数配設することにより吸音コンクリート
壁20が形成されている。なお、参照符号14は胴込コ
ンクリートである。
と一体化した吸音コンクリートブロックの一例を図1
に、また複数の吸音コンクリートブロックを配設した吸
音コンクリート壁を切土、盛土部へ適用した例を図2に
示す。なお、図1の(a)は吸音コンクリートブロック
の平面図であり、(b)はその側面図であって、参照符
号11が吸音コンクリートであり、12が法面ブロック
である。また、図2の(a)は複数の吸音コンクリート
ブロックを配設した吸音コンクリート壁を示す側面図、
(b)はその正面図であり、基礎礫石16から切土、盛
土部に沿って裏込み礫石15を配設し、さらに基礎礫石
16上に基礎コンクリート13を配置し、基礎コンクリ
ート13上に裏込み礫石15に沿って法面ブロック12
と吸音コンクリート11とからなる吸音コンクリートブ
ロック10を複数配設することにより吸音コンクリート
壁20が形成されている。なお、参照符号14は胴込コ
ンクリートである。
【0047】
【実施例】以下に実施例により、本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0048】(実施例1)骨材として、シリカ質の材料
を用い、骨材A(8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以
下の範囲のものが94重量%、吸水率0.3%、単位容
積質量1.14kg/l)、骨材B(14メッシュ篩上
以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが96%、吸水率
0.4%、単位容積質量1.17kg/l)を使用し
た。また参考のため骨材C(28メッシュ篩上以上14
メッシュ篩下以下の範囲のものが98重量%、吸水率
0.6%、単位容積質量1.19kg)も使用した。水
和硬化性材料としては、普通ポルトランドセメント(以
下、単に「セメント」という)を用いた。
を用い、骨材A(8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以
下の範囲のものが94重量%、吸水率0.3%、単位容
積質量1.14kg/l)、骨材B(14メッシュ篩上
以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが96%、吸水率
0.4%、単位容積質量1.17kg/l)を使用し
た。また参考のため骨材C(28メッシュ篩上以上14
メッシュ篩下以下の範囲のものが98重量%、吸水率
0.6%、単位容積質量1.19kg)も使用した。水
和硬化性材料としては、普通ポルトランドセメント(以
下、単に「セメント」という)を用いた。
【0049】骨材A,B,C1m3 に対し、セメント量
300kg、水量75kg(水セメント比;25%)の
配合割合で、ホバート型のモルタルミキサーで練り混ぜ
た後、型枠に投入し、振動成形(加振時間;30秒、振
動数;4000rpm、振幅;0.5mmの条件)を行
った。なお、成形体の寸法は、幅100×長200×厚
60mmとした。
300kg、水量75kg(水セメント比;25%)の
配合割合で、ホバート型のモルタルミキサーで練り混ぜ
た後、型枠に投入し、振動成形(加振時間;30秒、振
動数;4000rpm、振幅;0.5mmの条件)を行
った。なお、成形体の寸法は、幅100×長200×厚
60mmとした。
【0050】振動成形後、即時脱型を行い、20℃の湿
空状態で5時間の前養生を行い、60℃まで2時間で昇
温し、10時間の蒸気養生を行った。その後、20℃ま
で降温し、材令7日まで湿空養生を行った。
空状態で5時間の前養生を行い、60℃まで2時間で昇
温し、10時間の蒸気養生を行った。その後、20℃ま
で降温し、材令7日まで湿空養生を行った。
【0051】得られた成形体から、直径100×高60
mmの試験体を切出し、吸音率の測定に供した。吸音率
の測定は、JIS A 1405「管内法による建築材
料の垂直入射吸音率測定方法」により行った。
mmの試験体を切出し、吸音率の測定に供した。吸音率
の測定は、JIS A 1405「管内法による建築材
料の垂直入射吸音率測定方法」により行った。
【0052】測定結果を図3に示す。図3は横軸に周波
数をとり縦軸に垂直入射吸音率をとってこれらの関係を
示すものであるが、この図から明らかなように、骨材A
では吸音率の最大が1000Hz前後に、骨材Bでは吸
音率の最大が600Hz前後になることが確認された。
また両骨材とも最大吸音率が90%以上と高い吸音性を
示している。これに対して参考のための骨材Cでは、吸
音率の最大が400Hz前後と低くなるが、最大吸音率
が60%程度と吸音性が低いことが確認された。 (実
施例2)実施例1により骨材Aで作製した吸音コンクリ
ートと骨材Bで作製した吸音コンクリートとを積層して
ユニット化した。骨材Aを用いた吸音コンクリート、B
を用いた吸音コンクリートとも厚さ30mmとなるよう
に配合量を調整し、実施例1と同じ方法で振動成形、養
生を行い、厚さ60mmの成形体を作製した。実施例1
と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行った。
数をとり縦軸に垂直入射吸音率をとってこれらの関係を
示すものであるが、この図から明らかなように、骨材A
では吸音率の最大が1000Hz前後に、骨材Bでは吸
音率の最大が600Hz前後になることが確認された。
また両骨材とも最大吸音率が90%以上と高い吸音性を
示している。これに対して参考のための骨材Cでは、吸
音率の最大が400Hz前後と低くなるが、最大吸音率
が60%程度と吸音性が低いことが確認された。 (実
施例2)実施例1により骨材Aで作製した吸音コンクリ
ートと骨材Bで作製した吸音コンクリートとを積層して
ユニット化した。骨材Aを用いた吸音コンクリート、B
を用いた吸音コンクリートとも厚さ30mmとなるよう
に配合量を調整し、実施例1と同じ方法で振動成形、養
生を行い、厚さ60mmの成形体を作製した。実施例1
と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行った。
【0053】測定結果を図4に示す。図4も図3と同
様、周波数と垂直入射吸音率との間の関係を示すもので
あるが、この図から明らかなように、異なる粒径範囲を
もつ骨材で作製した吸音コンクリートを積層することに
より、幅広い周波数で高い吸音率が得られることが確認
された。
様、周波数と垂直入射吸音率との間の関係を示すもので
あるが、この図から明らかなように、異なる粒径範囲を
もつ骨材で作製した吸音コンクリートを積層することに
より、幅広い周波数で高い吸音率が得られることが確認
された。
【0054】(実施例3)骨材B1m3 に対し、セメン
ト量300kg、水量75kg(水セメント比;25
%)の配合割合とし、実施例1と同じ方法で成形体厚さ
を20、40、60、80mmに変えて作製した。実施
例1と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行った。
ト量300kg、水量75kg(水セメント比;25
%)の配合割合とし、実施例1と同じ方法で成形体厚さ
を20、40、60、80mmに変えて作製した。実施
例1と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行った。
【0055】測定結果を図5に示す。図5も周波数と垂
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、吸音コンクリートの厚さを変える
ことにより、吸音率がピークとなる周波数が異なること
が確認された。
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、吸音コンクリートの厚さを変える
ことにより、吸音率がピークとなる周波数が異なること
が確認された。
【0056】(実施例4)骨材B1m3 に対し、セメン
ト量150、200、250、300、350、400
kgと変えて実施例1と同じ方法で成形体を作製した。
なお、水量は水セメント比を25%一定として加えた。
実施例1と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行っ
た。
ト量150、200、250、300、350、400
kgと変えて実施例1と同じ方法で成形体を作製した。
なお、水量は水セメント比を25%一定として加えた。
実施例1と同様に試験体を切出し、吸音率の測定を行っ
た。
【0057】測定結果を図6に示す。図6も周波数と垂
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、セメント量を増加することにより
最大吸音率が低下していく傾向にある。セメント量40
0kgを超えて配合した場合には、最大吸音率が80%
未満となることが予想され、セメント量は400kg以
下とすることが必要であることがわかった。
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、セメント量を増加することにより
最大吸音率が低下していく傾向にある。セメント量40
0kgを超えて配合した場合には、最大吸音率が80%
未満となることが予想され、セメント量は400kg以
下とすることが必要であることがわかった。
【0058】(実施例5)実施例4と同じ条件で作製し
た成形体の曲げ強度およびかさ密度を測定した。測定結
果を図7に示す。曲げ強度は、セメント量に比例し向上
する。図7に示すように、この成形体の曲げ強度は、セ
メント量が150kgでも多孔質コンクリート系吸音材
(商品名「ポアセル」、大同コンクリート製、曲げ強
度;4kgf/cm2 、圧縮強度;11kgf/cm2
k)より高いことが確認された。
た成形体の曲げ強度およびかさ密度を測定した。測定結
果を図7に示す。曲げ強度は、セメント量に比例し向上
する。図7に示すように、この成形体の曲げ強度は、セ
メント量が150kgでも多孔質コンクリート系吸音材
(商品名「ポアセル」、大同コンクリート製、曲げ強
度;4kgf/cm2 、圧縮強度;11kgf/cm2
k)より高いことが確認された。
【0059】なお、かさ密度の範囲は、セメント量25
0〜400kgの範囲で1.8〜2.1kg/lであっ
た。また、これらの成形体のみかけ気孔率を測定した結
果、セメント量250kgの場合39%、セメント量4
00kgの場合22%であった。本実施例で使用した骨
材Bは、吸水率が0.4%と低く、骨材の開気孔をほと
んど含まない、骨材および水和物により形成された気孔
の気孔率であると推測される。なお、みかけ気孔率は成
形体内部ガスを真空置換しアルキメデス法にて測定し
た。
0〜400kgの範囲で1.8〜2.1kg/lであっ
た。また、これらの成形体のみかけ気孔率を測定した結
果、セメント量250kgの場合39%、セメント量4
00kgの場合22%であった。本実施例で使用した骨
材Bは、吸水率が0.4%と低く、骨材の開気孔をほと
んど含まない、骨材および水和物により形成された気孔
の気孔率であると推測される。なお、みかけ気孔率は成
形体内部ガスを真空置換しアルキメデス法にて測定し
た。
【0060】(実施例6)吸水率が比較的高い骨材とし
て、高炉水砕スラグ(骨材D)を使用した試験を行っ
た。骨材Dは、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以
下の範囲のものが92%、吸水率4.9%、単位容積質
量0.86kg/lであった。骨材D1m3に対し、セ
メント量250kg、400kgの2水準とし、実施例
4と同様に成形体を作製し、吸音率の測定を行った。
て、高炉水砕スラグ(骨材D)を使用した試験を行っ
た。骨材Dは、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以
下の範囲のものが92%、吸水率4.9%、単位容積質
量0.86kg/lであった。骨材D1m3に対し、セ
メント量250kg、400kgの2水準とし、実施例
4と同様に成形体を作製し、吸音率の測定を行った。
【0061】測定結果を図8に示す。図8も周波数と垂
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から、骨材を変えても図6と同等の吸音率が得られるこ
とが確認された。また、これらの成形体のみかけ気孔率
を測定した結果、セメント量250kgの場合53%、
セメント量400kgの場合30%であった。
直入射吸音率との間の関係を示すものであるが、この図
から、骨材を変えても図6と同等の吸音率が得られるこ
とが確認された。また、これらの成形体のみかけ気孔率
を測定した結果、セメント量250kgの場合53%、
セメント量400kgの場合30%であった。
【0062】上述のように実施例5とほぼ同じ吸音特性
を示すことから、骨材の開気孔をほとんど含まず骨材お
よび水和物により形成される気孔の気孔率がほぼ同じで
あると仮定すると、本実施例の成形体のみかけ気孔率
は、骨材の開気孔を8〜14%含んでいると推定され
る。
を示すことから、骨材の開気孔をほとんど含まず骨材お
よび水和物により形成される気孔の気孔率がほぼ同じで
あると仮定すると、本実施例の成形体のみかけ気孔率
は、骨材の開気孔を8〜14%含んでいると推定され
る。
【0063】(実施例7)即時脱型後のハンドリング性
を判断するために、実施例4と同じ配合で作製した脱型
直後の成形体を500mm□×厚さ3.2mmの鋼板の
上に乗せた。次に一端を5cm持ち上げて落とした。こ
れを3回繰り返し、成形体の変形状況を観察した。結果
を表1に示す。
を判断するために、実施例4と同じ配合で作製した脱型
直後の成形体を500mm□×厚さ3.2mmの鋼板の
上に乗せた。次に一端を5cm持ち上げて落とした。こ
れを3回繰り返し、成形体の変形状況を観察した。結果
を表1に示す。
【0064】
【表1】 表1から、セメント量200kg以下では、成形体の変
形が大きく、即時脱型後に移送等ハンドリングを行うの
が困難と判断される。従って、本発明の吸音コンクリー
トに即時脱型成形プロセスを適用するためには、セメン
ト量250kg以上が必要であることが確認された。
形が大きく、即時脱型後に移送等ハンドリングを行うの
が困難と判断される。従って、本発明の吸音コンクリー
トに即時脱型成形プロセスを適用するためには、セメン
ト量250kg以上が必要であることが確認された。
【0065】(実施例8)骨材B1m3 に対し、セメン
ト量300kg、水量を60、75、90、105、1
20、135kg(水セメント比;20、25、30、
35、40、45%)と変えて、混練状況および振動成
形の状況を観察した。水セメント比20%では、混練時
に骨材とセメントの均一混合を行うことができなかっ
た。水セメント比25%以上では、均一混合を行うこと
ができた。水セメント比25%以上の混練物は、直ちに
振動成形を行ったが、水セメント比45%になると水が
多すぎ、骨材とペーストが分離し、特に成形体下部は骨
材間の空隙を埋めた状態となった。従って、振動成形を
行うためには、水セメント比を25%〜40%の範囲と
することが必要であることが確認された。
ト量300kg、水量を60、75、90、105、1
20、135kg(水セメント比;20、25、30、
35、40、45%)と変えて、混練状況および振動成
形の状況を観察した。水セメント比20%では、混練時
に骨材とセメントの均一混合を行うことができなかっ
た。水セメント比25%以上では、均一混合を行うこと
ができた。水セメント比25%以上の混練物は、直ちに
振動成形を行ったが、水セメント比45%になると水が
多すぎ、骨材とペーストが分離し、特に成形体下部は骨
材間の空隙を埋めた状態となった。従って、振動成形を
行うためには、水セメント比を25%〜40%の範囲と
することが必要であることが確認された。
【0066】(実施例9)吸音コンクリートと法面ブロ
ックとを一体化して吸音コンクリートブロックを製造
し、その吸音率の測定を行った。吸音率の測定は、JI
S A 1409「残響室法吸音率の測定方法」により
行った。なお、吸音コンクリートブロックとしては、図
1に示した形状のものを残響室内に設置するのが困難な
ため、図9の(a),(b)に示すようなパネル状にし
た。このパネル状のブロックは、500□×厚80mm
の凹部をもった普通コンクリートの型枠21に対し、幅
450□×厚60mm吸音コンクリート22をコンクリ
ート型枠から20mm突出するように一体成形して作製
した。
ックとを一体化して吸音コンクリートブロックを製造
し、その吸音率の測定を行った。吸音率の測定は、JI
S A 1409「残響室法吸音率の測定方法」により
行った。なお、吸音コンクリートブロックとしては、図
1に示した形状のものを残響室内に設置するのが困難な
ため、図9の(a),(b)に示すようなパネル状にし
た。このパネル状のブロックは、500□×厚80mm
の凹部をもった普通コンクリートの型枠21に対し、幅
450□×厚60mm吸音コンクリート22をコンクリ
ート型枠から20mm突出するように一体成形して作製
した。
【0067】吸音コンクリートは、実施例1による骨材
Aと骨材Bから作製したものの2種類とし、これら吸音
コンクリートを用いたパネル状ブロックを交互に縦に6
個、横に8個(骨材Aを用いた吸音コンクリートブロッ
ク24個、骨材Bを用いた吸音コンクリートブロック2
4個、合計48個)並べて、吸音コンクリート壁を形成
し、吸音率の測定を行った。
Aと骨材Bから作製したものの2種類とし、これら吸音
コンクリートを用いたパネル状ブロックを交互に縦に6
個、横に8個(骨材Aを用いた吸音コンクリートブロッ
ク24個、骨材Bを用いた吸音コンクリートブロック2
4個、合計48個)並べて、吸音コンクリート壁を形成
し、吸音率の測定を行った。
【0068】測定結果を図10に示す。図10は横軸に
中心周波数をとり縦軸に残響室法吸音率をとってこれら
の関係を示すものであるが、この図から明らかなよう
に、幅広い周波数で高い吸音率を示すことが確認され
た。
中心周波数をとり縦軸に残響室法吸音率をとってこれら
の関係を示すものであるが、この図から明らかなよう
に、幅広い周波数で高い吸音率を示すことが確認され
た。
【0069】(実施例10)ここでは、実施例2に示し
た、骨材Aで作製した吸音コンクリートと骨材Bで作製
した吸音コンクリートとを積層してユニット化したもの
を、実施例9と同様にパネル状のブロックとし、吸音率
の測定を行った。
た、骨材Aで作製した吸音コンクリートと骨材Bで作製
した吸音コンクリートとを積層してユニット化したもの
を、実施例9と同様にパネル状のブロックとし、吸音率
の測定を行った。
【0070】その測定結果を図11に示す。図11も図
10と同様、横軸に中心周波数をとり縦軸に残響室法吸
音率をとってこれらの関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、このような積層タイプの吸音コン
クリートを用いた場合にも、幅広い周波数で高い吸音率
を示すことが確認された。
10と同様、横軸に中心周波数をとり縦軸に残響室法吸
音率をとってこれらの関係を示すものであるが、この図
から明らかなように、このような積層タイプの吸音コン
クリートを用いた場合にも、幅広い周波数で高い吸音率
を示すことが確認された。
【0071】(実施例11)ここでは、実施例3と同様
の方法で厚さ40mmおよび60mmの吸音コンクリー
トを作製した。そして、これらの吸音コンクリートを図
9の(a),(b)に示す上記60mmの厚さを有する
厚い吸音コンクリート22を型枠21と一体化したパネ
ル状ブロックと、図9の(c),(b)に示す40mm
の厚さを有する薄い吸音コンクリート23を型枠21と
一体化したパネル状ブロックを交互に配置して吸音コン
クリート壁を形成し、吸音率の測定を行った。
の方法で厚さ40mmおよび60mmの吸音コンクリー
トを作製した。そして、これらの吸音コンクリートを図
9の(a),(b)に示す上記60mmの厚さを有する
厚い吸音コンクリート22を型枠21と一体化したパネ
ル状ブロックと、図9の(c),(b)に示す40mm
の厚さを有する薄い吸音コンクリート23を型枠21と
一体化したパネル状ブロックを交互に配置して吸音コン
クリート壁を形成し、吸音率の測定を行った。
【0072】その測定結果を図12に示す。図12も図
10、図11と同様、横軸に中心周波数をとり縦軸に残
響室法吸音率をとってこれらの関係を示すものである
が、この図から明らかなように、このように厚さが異な
る吸音コンクリートを用いた吸音コンクリート壁でも幅
広い周波数で高い吸音率を示すことが確認された。
10、図11と同様、横軸に中心周波数をとり縦軸に残
響室法吸音率をとってこれらの関係を示すものである
が、この図から明らかなように、このように厚さが異な
る吸音コンクリートを用いた吸音コンクリート壁でも幅
広い周波数で高い吸音率を示すことが確認された。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明のよれば、骨材お
よび水和硬化性材料を主成分とし、みかけ気孔率を規定
することにより、吸音性、耐久性に優れた吸音コンクリ
ートが提供される。また、このような吸音コンクリート
は、従来の多孔質コンクリート系吸音材のように厳しい
製造条件を強いられることがなく通常のコンクリート製
品と同等な製造プロセスで製造できる。そして、骨材の
粒径を一定の狭い範囲に規定することにより、一層高い
吸音率を有する吸音コンクリートを得ることができる。
さらに、骨材の異なる粒径範囲のもので作製した吸音コ
ンクリートを積層化、あるいはこれらを規則的または不
規則的に配設し、さらには異なる厚さの吸音コンクリー
トの組合せ等、最大吸音率が異なる2以上の吸音コンク
リートを組み合わせることにより、幅広い周波数の範囲
で高い吸音率を得ることができる。
よび水和硬化性材料を主成分とし、みかけ気孔率を規定
することにより、吸音性、耐久性に優れた吸音コンクリ
ートが提供される。また、このような吸音コンクリート
は、従来の多孔質コンクリート系吸音材のように厳しい
製造条件を強いられることがなく通常のコンクリート製
品と同等な製造プロセスで製造できる。そして、骨材の
粒径を一定の狭い範囲に規定することにより、一層高い
吸音率を有する吸音コンクリートを得ることができる。
さらに、骨材の異なる粒径範囲のもので作製した吸音コ
ンクリートを積層化、あるいはこれらを規則的または不
規則的に配設し、さらには異なる厚さの吸音コンクリー
トの組合せ等、最大吸音率が異なる2以上の吸音コンク
リートを組み合わせることにより、幅広い周波数の範囲
で高い吸音率を得ることができる。
【0074】また、本発明によれば、所定粒度の骨材を
用い、さらに所定量の水和硬化性材料および水を加え
て、混練し、成形養生して吸音コンクリートを製造する
ので、即時脱型プロセスが適用でき、新たな設備投資の
必要がなく、高い生産性で吸音コンクリートを製造する
ことができる。
用い、さらに所定量の水和硬化性材料および水を加え
て、混練し、成形養生して吸音コンクリートを製造する
ので、即時脱型プロセスが適用でき、新たな設備投資の
必要がなく、高い生産性で吸音コンクリートを製造する
ことができる。
【0075】また、上述のような吸音コンクリートを既
存の法面ブロックに張り付け、またはそれと一体成形す
ることにより吸音コンクリートブロックを得るので、従
来の工法で切土、盛土面への施工ができ新たな工法開発
も必要としない。
存の法面ブロックに張り付け、またはそれと一体成形す
ることにより吸音コンクリートブロックを得るので、従
来の工法で切土、盛土面への施工ができ新たな工法開発
も必要としない。
【0076】このように本発明の吸音コンクリートおよ
び吸音コンクリートブロックは多くの特長をもち、本発
明のブロックを道路の切土、盛土面へ施工すれば、騒音
の低減ができ、周辺環境の向上、運転者の安全性向上に
寄与できる等、極めて有用性が高い。
び吸音コンクリートブロックは多くの特長をもち、本発
明のブロックを道路の切土、盛土面へ施工すれば、騒音
の低減ができ、周辺環境の向上、運転者の安全性向上に
寄与できる等、極めて有用性が高い。
【図1】本発明の吸音コンクリートブロックの一実施例
を示す図。
を示す図。
【図2】本発明の吸音コンクリートブロックを複数配設
した吸音コンクリート壁を切土、盛土部へ適用した例を
示す図。
した吸音コンクリート壁を切土、盛土部へ適用した例を
示す図。
【図3】粒度の異なる骨材で作製した吸音コンクリート
の垂直入射吸音率の測定結果を示す図。
の垂直入射吸音率の測定結果を示す図。
【図4】粒度の異なる骨材で作製した吸音コンクリート
を積層成形した吸音コンクリートの垂直入射吸音率の測
定結果を示す図。
を積層成形した吸音コンクリートの垂直入射吸音率の測
定結果を示す図。
【図5】厚さを変えて作製した吸音コンクリートの垂直
入射吸音率の測定結果を示す図。
入射吸音率の測定結果を示す図。
【図6】セメント量を変えて作製した吸音コンクリート
の垂直入射吸音率の測定結果を示す図。
の垂直入射吸音率の測定結果を示す図。
【図7】セメント量を変えて作製した吸音コンクリート
の曲げ強度、かさ密度の測定結果を示す図。
の曲げ強度、かさ密度の測定結果を示す図。
【図8】骨材Dで作製した吸音コンクリートの垂直入射
吸音率の測定結果を示す図。
吸音率の測定結果を示す図。
【図9】残響室法吸音率の測定を行うため作製したパネ
ル状の吸音コンクリートブロックを示す平面図および断
面図。
ル状の吸音コンクリートブロックを示す平面図および断
面図。
【図10】骨材Aで作製した吸音コンクリートパネルと
骨材Bで作製した吸音コンクリートパネルを交互に配置
した場合の残響室法吸音率の測定結果を示す図。
骨材Bで作製した吸音コンクリートパネルを交互に配置
した場合の残響室法吸音率の測定結果を示す図。
【図11】骨材Aで作製した吸音コンクリートと骨材B
で作製した吸音コンクリートを積層成形し、それを用い
たパネルの残響室法吸音率の測定結果を示す図。
で作製した吸音コンクリートを積層成形し、それを用い
たパネルの残響室法吸音率の測定結果を示す図。
【図12】骨材Bで厚さの異なる吸音コンクリートによ
るパネルを作製し、それを交互に配置した場合の残響室
法吸音率の測定結果を示す図。
るパネルを作製し、それを交互に配置した場合の残響室
法吸音率の測定結果を示す図。
【図13】日本道路公団統一型のメタル系ボックスタイ
プの防音壁を示す図。
プの防音壁を示す図。
10……吸音コンクリートブロック 11,22,23……吸音コンクリート 12……法面ブロック 13……基礎コンクリート 15……裏込み礫石 16……基礎礫石 20……吸音コンクリート壁 21……型枠
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01F 8/02 E01F 8/00 E04B 1/82 (54)【発明の名称】 吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用 いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方 法
Claims (29)
- 【請求項1】 吸水率が5%以下で単位容積質量0.8
kg/l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250
〜400kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和
硬化させてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20
%以上55%以下であり、かつ最大吸音率が80%以上
であることを特徴とする吸音コンクリート。 - 【請求項2】 前記骨材が、14メッシュ篩上以上8メ
ッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
か、または8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範
囲のものが90重量%以上であることを特徴とする請求
項1に記載の吸音コンクリート。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の吸音コ
ンクリートが法面ブロックに張り付けられ、または法面
ブロックと一体成形されてなることを特徴とする吸音コ
ンクリートブロック。 - 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2に記載の吸音
コンクリート、または請求項3の吸音コンクリートブロ
ックが複数配設されてなる吸音コンクリート壁。 - 【請求項5】 吸水率が5%以下で単位容積質量0.8
kg/l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して250
〜400kgの割合で配合された水和硬化性材料を水和
硬化させてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が20
%以上55%以下、かつ最大吸音率が80%以上であ
り、最大吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリート
が積層されてなることを特徴とする吸音コンクリートユ
ニット。 - 【請求項6】 前記2以上の吸音コンクリートのうち少
なくとも1つの吸音コンクリートの骨材が、14メッシ
ュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量
%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4メッシュ
篩下以下の範囲のものが90重量%以上であることを特
徴とする請求項5に記載の吸音コンクリートユニット。 - 【請求項7】 骨材が14メッシュ篩上以上8メッシュ
篩下以下の範囲のものが90%以上である吸音コンクリ
ートと、骨材が8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下
の範囲のものが90%以上である吸音コンクリートとが
積層されていることを特徴とする請求項5に記載の吸音
コンクリートユニット。 - 【請求項8】 前記吸音コンクリートの厚さが10〜7
0mmであり、ユニット全体の厚さが20〜100mm
であることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいず
れか1項に記載の吸音コンクリートユニット。 - 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれか1項
に記載の吸音コンクリートユニットが法面ブロックに張
り付けられ、または法面ブロックと一体成形されてなる
ことを特徴とする吸音コンクリートブロック。 - 【請求項10】 請求項5ないし請求項8のいずれか1
項に記載の吸音コンクリートユニット、または請求項9
の吸音コンクリートブロックが複数配設されてなる吸音
コンクリート壁。 - 【請求項11】 吸水率が5%以下で単位容積質量0.
8kg/l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して25
0〜400kgの割合で配合された水和硬化性材料を水
和硬化させてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が2
0%以上55%以下、かつ最大吸音率が80%以上であ
り、最大吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリート
を規則的または不規則的に配設してなることを特徴とす
る吸音コンクリート壁。 - 【請求項12】 前記2以上の吸音コンクリートのうち
少なくとも1つの吸音コンクリートの骨材が、14メッ
シュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが90重
量%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4メッシ
ュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であることを
特徴とする請求項11に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項13】 互いに最大吸音周波数の異なる吸音コ
ンクリートを交互に配設してなることを特徴とする請求
項11に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項14】 前記各吸音コンクリートの骨材が、1
4メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが
90重量%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4
メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
ことを特徴とする請求項13に記載の吸音コンクリート
壁。 - 【請求項15】 同一厚さにおいて実質的に同一の最大
吸音周波数および帯域を有し、実質的に同一材料で構成
され、かつ厚さが異なる2以上の吸音コンクリートを配
設してなることを特徴とする請求項11または請求項1
3に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項16】 前記吸音コンクリートの骨材が、14
メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが9
0重量%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4メ
ッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であるこ
とを特徴とする請求項15に記載の吸音コンクリート
壁。 - 【請求項17】 吸水率が5%以下で単位容積質量0.
8kg/l以上の骨材と、前記骨材1m3 に対して25
0〜400kgの割合で配合された水和硬化性材料を水
和硬化させてなる水和物とからなり、みかけ気孔率が2
0%以上55%以下、かつ最大吸音率が80%以上であ
り、最大吸音周波数の異なる2以上の吸音コンクリート
が、それぞれ法面ブロックに張り付けられ、または法面
ブロックと一体成形されて吸音コンクリートブロックを
なしており、これら吸音コンクリートブロックが規則的
または不規則的に配設されてなることを特徴とする吸音
コンクリート壁。 - 【請求項18】 前記2以上の吸音コンクリートのうち
少なくとも1つの吸音コンクリートの骨材が、14メッ
シュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが90重
量%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4メッシ
ュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であることを
特徴とする請求項17に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項19】 第1の吸音コンクリートを有する吸音
コンクリートブロックと第2の吸音コンクリートを有す
る吸音コンクリートブロックとを交互に配設してなり、
前記第1の吸音コンクリートと前記第2の吸音コンクリ
ートとで最大吸音周波数が異なることを特徴とする請求
項17に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項20】 前記第1または第2の吸音コンクリー
トの骨材が、14メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下
の範囲のものが90重量%以上であるか、または8メッ
シュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範囲のものが90重
量%以上であることを特徴とする請求項19に記載の吸
音コンクリート壁。 - 【請求項21】 同一厚さにおいて実質的に同一の最大
吸音周波数および帯域を有し、実質的に同一材料で構成
され、かつ厚さが異なる2以上の吸音コンクリートをそ
れぞれ含む吸音コンクリートブロックを規則的または不
規則的に配設してなることを特徴とする請求項17また
は請求項19に記載の吸音コンクリート壁。 - 【請求項22】 前記吸音コンクリートの骨材が、14
メッシュ篩上以上8メッシュ篩下以下の範囲のものが9
0重量%以上であるか、または8メッシュ篩上以上4メ
ッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上であるこ
とを特徴とする請求項21に記載の吸音コンクリート
壁。 - 【請求項23】 吸水率が5%以下および単位容積質量
が0.8kg/l以上の骨材を準備する工程と、前記骨
材1m3 に対して250〜400kgの水和硬化性材
料、および前記材料に対する重量比で25〜40%の水
を加えて混練する工程と、生成された混練物を所定の形
状に成形する工程と、生成された成形物を養生硬化する
工程と、を備えたことを特徴とする吸音コンクリートの
製造方法。 - 【請求項24】 前記骨材が、14メッシュ篩上以上8
メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
か、または8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範
囲のものが90重量%以上であることを特徴とする請求
項23に記載の吸音コンクリートの製造方法。 - 【請求項25】 前記成形する工程が、振動成形法を用
いてなされることを特徴とする請求項23に記載の吸音
コンクリートの製造方法。 - 【請求項26】 吸水率が5%以下および単位容積質量
が0.8kg/l以上の骨材を準備する工程と、前記骨
材1m3 に対して250〜400kgの水和硬化性材
料、および前記材料に対する重量比で25〜40%の水
を加えて混練する工程と、生成された混練物を所定の形
状に成形する工程と、生成された成形物を養生硬化する
工程と、これにより形成された吸音コンクリートを法面
ブロックに張り付け、または法面ブロックと一体成形す
る工程と、を備えたことを特徴とする吸音コンクリート
ブロックの製造方法。 - 【請求項27】 前記骨材が、14メッシュ篩上以上8
メッシュ篩下以下の範囲のものが90重量%以上である
か、または8メッシュ篩上以上4メッシュ篩下以下の範
囲のものが90重量%以上であることを特徴とする請求
項26の吸音コンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項28】 前記成形する工程が、振動成形法を用
いてなされることを特徴とする請求項26に記載の吸音
コンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項29】 吸水率が5%以下および単位容積質量
が0.8kg/l以上の骨材に、この骨材1m3 に対し
て250〜400kgの水和硬化性材料、および前記材
料に対する重量比で25〜40%の水を加えて混練、成
形および養生硬化してなり、みかけ気孔率が20%以上
55%以下であり、かつ最大吸音率が80%以上である
ことを特徴とする吸音コンクリート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7029623A JPH08217560A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7029623A JPH08217560A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08217560A true JPH08217560A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12281220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7029623A Pending JPH08217560A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 吸音コンクリート、吸音コンクリートユニット、吸音コンクリートブロック、およびそれらを用いた吸音コンクリート壁、ならびに吸音コンクリートおよび吸音コンクリートブロックの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08217560A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293601A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Taiheiyo Cement Corp | 軽量モルタル材の製造方法 |
| JP2008150861A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Tobishima Corp | 吸音パネル |
| CZ302641B6 (cs) * | 2010-04-27 | 2011-08-10 | Prefa Praha A.S. | Protihluková stena |
| WO2015002277A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | 旭化成建材株式会社 | 無機発泡体パネル |
| CN107009484A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-08-04 | 天津和兴源建筑工程有限公司 | 一种高性能混凝土自保温复合砌块的制备方法 |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP7029623A patent/JPH08217560A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002293601A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Taiheiyo Cement Corp | 軽量モルタル材の製造方法 |
| JP2008150861A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Tobishima Corp | 吸音パネル |
| CZ302641B6 (cs) * | 2010-04-27 | 2011-08-10 | Prefa Praha A.S. | Protihluková stena |
| WO2015002277A1 (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-08 | 旭化成建材株式会社 | 無機発泡体パネル |
| CN107009484A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-08-04 | 天津和兴源建筑工程有限公司 | 一种高性能混凝土自保温复合砌块的制备方法 |
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