JPH0821798A - 異物検出方法及び装置 - Google Patents
異物検出方法及び装置Info
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- JPH0821798A JPH0821798A JP6179361A JP17936194A JPH0821798A JP H0821798 A JPH0821798 A JP H0821798A JP 6179361 A JP6179361 A JP 6179361A JP 17936194 A JP17936194 A JP 17936194A JP H0821798 A JPH0821798 A JP H0821798A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 流体管路に透明な可視部Vを設け、該可視部
Vに流体の流れ方向とほぼ直角の方向から平行光9を照
射し、前記可視部Vを通過する流体と該流体中に含まれ
る異物10の光学的差異を受光素子7で検出することを
特徴とする流体中の異物検出方法。 【効果】 ある程度の屈折率の差があれば透明又は不透
明の固体、液体、気体のいずれの異物も精度よく検出で
きる。
Vに流体の流れ方向とほぼ直角の方向から平行光9を照
射し、前記可視部Vを通過する流体と該流体中に含まれ
る異物10の光学的差異を受光素子7で検出することを
特徴とする流体中の異物検出方法。 【効果】 ある程度の屈折率の差があれば透明又は不透
明の固体、液体、気体のいずれの異物も精度よく検出で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体中の異物を検出す
る方法及び装置に関するものである。さらに詳しくは、
合成繊維、合成樹脂シート、合成樹脂膜、医薬品、食品
等の製造工程において、不良品発生の原因となる流体中
に微量存在する異物(不純物、金属粉、プラスチック摩
耗破片等)や気泡を光学的に全数検出する方法及び装置
に関する。
る方法及び装置に関するものである。さらに詳しくは、
合成繊維、合成樹脂シート、合成樹脂膜、医薬品、食品
等の製造工程において、不良品発生の原因となる流体中
に微量存在する異物(不純物、金属粉、プラスチック摩
耗破片等)や気泡を光学的に全数検出する方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば合成繊維、合成樹脂シー
ト、合成樹脂膜、医薬品、食品等の多くの場合において
は、高品質性や安全性確保のため異物は含有されるべき
ではない。また、これらの製造工程において異物が存在
することは、製造工程中の種々のトラブルの原因となっ
たり、合成繊維等に必要な特性を発揮させる上で重大な
障害となる場合がある。従って、従来、あらゆる方法を
駆使してこれらの異物の検出及び除去が行われている。
しかし乍ら、実際には、製造環境や工程から微小の金属
粉やプラスチック破片が微量発生し、また、製造工程に
おいて洗浄、製造に用いる水や溶媒等に気泡が混入する
ことは避けられず、これを完全に防止することは極めて
困難である。また、これらの異物は定常的に発生するも
のではなく、突発的に発生するのが通常であるため、異
物を全数検出することは頗る困難である。
ト、合成樹脂膜、医薬品、食品等の多くの場合において
は、高品質性や安全性確保のため異物は含有されるべき
ではない。また、これらの製造工程において異物が存在
することは、製造工程中の種々のトラブルの原因となっ
たり、合成繊維等に必要な特性を発揮させる上で重大な
障害となる場合がある。従って、従来、あらゆる方法を
駆使してこれらの異物の検出及び除去が行われている。
しかし乍ら、実際には、製造環境や工程から微小の金属
粉やプラスチック破片が微量発生し、また、製造工程に
おいて洗浄、製造に用いる水や溶媒等に気泡が混入する
ことは避けられず、これを完全に防止することは極めて
困難である。また、これらの異物は定常的に発生するも
のではなく、突発的に発生するのが通常であるため、異
物を全数検出することは頗る困難である。
【0003】しかも、これらの微量で突発的に発生する
異物が製品の微細な構造を変化させ、製品として必要な
特性に重大な影響を及ぼす場合がある。従って、このよ
うな異物が発生したことをその都度検出するためには、
流体の全てを連続的に測定でき、かつ異物が高密度にで
はなく単一に存在する場合でも検出可能な測定方法が必
要とされる。
異物が製品の微細な構造を変化させ、製品として必要な
特性に重大な影響を及ぼす場合がある。従って、このよ
うな異物が発生したことをその都度検出するためには、
流体の全てを連続的に測定でき、かつ異物が高密度にで
はなく単一に存在する場合でも検出可能な測定方法が必
要とされる。
【0004】微小気泡、粒子の測定方法としては、コー
ルターカウンタ式、レーザードップラー式、超音波式、
光散乱式等の方法を応用した測定方法が知られている。
コールターカウンタ式の測定方法は検出感度が高いが、
一つの測定素子で測定できる異物の大きさ(直径等)の
範囲が狭いため、流体中に存在する異物の直径分布が広
い場合は全数測定に向かない測定方法である。また、コ
ールターカウンタ式の測定方法で異物を検出するために
は、流体にある程度の電気伝導度が必要であり、かつ流
体中の異物がピンホール(開口径2mm以下)を通過する
必要があるので、オンライン測定、インライン測定や、
大流量の流体全量を測定する目的には利用できない。
ルターカウンタ式、レーザードップラー式、超音波式、
光散乱式等の方法を応用した測定方法が知られている。
コールターカウンタ式の測定方法は検出感度が高いが、
一つの測定素子で測定できる異物の大きさ(直径等)の
範囲が狭いため、流体中に存在する異物の直径分布が広
い場合は全数測定に向かない測定方法である。また、コ
ールターカウンタ式の測定方法で異物を検出するために
は、流体にある程度の電気伝導度が必要であり、かつ流
体中の異物がピンホール(開口径2mm以下)を通過する
必要があるので、オンライン測定、インライン測定や、
大流量の流体全量を測定する目的には利用できない。
【0005】レーザードップラー式等のコールターカウ
ンタ式以外の測定方法は、異物等の測定対象が流体中で
高密度に存在している必要があり、流体中に単一に存在
したり極微量の異物を測定するためには検出感度が低い
ため採用できない場合が多い。また、サンプリング測定
や流体の一部分の測定には好適であるが、全数測定には
採用できない。従って、上記課題を解決する測定方法と
しては、これらの測定方法は採用できない。
ンタ式以外の測定方法は、異物等の測定対象が流体中で
高密度に存在している必要があり、流体中に単一に存在
したり極微量の異物を測定するためには検出感度が低い
ため採用できない場合が多い。また、サンプリング測定
や流体の一部分の測定には好適であるが、全数測定には
採用できない。従って、上記課題を解決する測定方法と
しては、これらの測定方法は採用できない。
【0006】光学的手段(光の透過率や散乱光強度の測
定、散乱光パターンの画像処理等)による測定方法は、
全数測定を可能にする手段があり、検出感度も高いので
上記課題を解決する測定方法としては適当である。しか
し、この測定方法を上記課題の解決に応用すると以下に
述べるような問題を生じる。
定、散乱光パターンの画像処理等)による測定方法は、
全数測定を可能にする手段があり、検出感度も高いので
上記課題を解決する測定方法としては適当である。しか
し、この測定方法を上記課題の解決に応用すると以下に
述べるような問題を生じる。
【0007】即ち、流体流路の内径はある程度の大きさ
を持つので、異物が流路断面において管壁近傍と中心付
近を通過する場合では、異物とイメージセンサカメラ等
の撮像レンズとの距離に差が生じるため、レンズの被射
界深度の範囲外を流れる異物が測定できなくなり、異物
の全数測定ができない場合がある。
を持つので、異物が流路断面において管壁近傍と中心付
近を通過する場合では、異物とイメージセンサカメラ等
の撮像レンズとの距離に差が生じるため、レンズの被射
界深度の範囲外を流れる異物が測定できなくなり、異物
の全数測定ができない場合がある。
【0008】この問題を解決するために、流体流路の管
路の一部を偏平にする方法が特開平4−54441号に
記載されている。しかし、この方法では管路を偏平にす
ることによって管路の切口断面の断面積が小さくなり流
量が制限される場合があり、連続的に大量の流体を測定
対象とする場合には適用できない。流路を確保するため
偏平の管路の幅方向を大きくして切口断面の断面積を大
きくすることも可能であるが、それに伴って測定視野が
拡がり、イメージセンサカメラ等の観測視野の制約もあ
るために、例えば、その視野全域を観測するために複数
のイメージセンサカメラ等が必要になる場合がある。ま
た、偏平な検出部分の形状が管路前後の形状(例えば、
円筒形)や寸法と著しく異なる場合は、検出部分での渦
流等の流れの乱れが生じ、例えば検出位置を同じ異物が
何度も往復することがあり、このため重複してカウント
する等正確な測定ができない場合がある。また、偏平な
部分で流体中の大きな異物やスケール等によって管路が
詰まる虞れもある。
路の一部を偏平にする方法が特開平4−54441号に
記載されている。しかし、この方法では管路を偏平にす
ることによって管路の切口断面の断面積が小さくなり流
量が制限される場合があり、連続的に大量の流体を測定
対象とする場合には適用できない。流路を確保するため
偏平の管路の幅方向を大きくして切口断面の断面積を大
きくすることも可能であるが、それに伴って測定視野が
拡がり、イメージセンサカメラ等の観測視野の制約もあ
るために、例えば、その視野全域を観測するために複数
のイメージセンサカメラ等が必要になる場合がある。ま
た、偏平な検出部分の形状が管路前後の形状(例えば、
円筒形)や寸法と著しく異なる場合は、検出部分での渦
流等の流れの乱れが生じ、例えば検出位置を同じ異物が
何度も往復することがあり、このため重複してカウント
する等正確な測定ができない場合がある。また、偏平な
部分で流体中の大きな異物やスケール等によって管路が
詰まる虞れもある。
【0009】さらに、上記特開平4−54441号に、
「光学的手段(光の透過率、散乱等の測定)による方法
は被検流体そのものの透明度が低い場合、あるいはこの
流体と異物とのコントラストがはっきりしていない場合
には適用することができない。」と記載されているよう
に、モノマー等の有機液体、気泡、透明あるいは半透明
な粒子を水等の透明な流体中で測定する場合は光学的手
段を採用することが困難である。
「光学的手段(光の透過率、散乱等の測定)による方法
は被検流体そのものの透明度が低い場合、あるいはこの
流体と異物とのコントラストがはっきりしていない場合
には適用することができない。」と記載されているよう
に、モノマー等の有機液体、気泡、透明あるいは半透明
な粒子を水等の透明な流体中で測定する場合は光学的手
段を採用することが困難である。
【0010】さらにまた、上記した異物やスケール等に
よる管路の詰まりを解決するために、管路の一部の検査
部で、流路の切口断面を細長状とし、その検査部で流速
を速め、検査部の側壁面に付着した粘着物が高速で流れ
る液状物で押し流す方法が特開平6−43104号に記
載されている。しかし、この方法では水溶液中の液滴等
の壊れやすい異物がある場合には、細長状になった検出
部分で液滴等の分離、合一等が発生して正確な検出がで
きず、後工程へも影響を及ぼすことがある。また、流速
を速くするに従って異物の流れも速くなるため、イメー
ジセンサカメラ等の走査周期も速くする必要があるが、
走査周期の高速化には限界があるため、微小な異物が検
出できなくなるという虞れもある。
よる管路の詰まりを解決するために、管路の一部の検査
部で、流路の切口断面を細長状とし、その検査部で流速
を速め、検査部の側壁面に付着した粘着物が高速で流れ
る液状物で押し流す方法が特開平6−43104号に記
載されている。しかし、この方法では水溶液中の液滴等
の壊れやすい異物がある場合には、細長状になった検出
部分で液滴等の分離、合一等が発生して正確な検出がで
きず、後工程へも影響を及ぼすことがある。また、流速
を速くするに従って異物の流れも速くなるため、イメー
ジセンサカメラ等の走査周期も速くする必要があるが、
走査周期の高速化には限界があるため、微小な異物が検
出できなくなるという虞れもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消し、透明な異物であっても検出ができ、さらには
異物が管路のどの部分にあっても検出可能な異物の検出
方法及び装置を提供するものである。
を解消し、透明な異物であっても検出ができ、さらには
異物が管路のどの部分にあっても検出可能な異物の検出
方法及び装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意研究の結果、流体管路の一部に管路
の内部が観測できるように透明な可視部を設け、流体の
流れ方向とほぼ直角の方向からこの可視部の流路の幅全
体(以下、視野と呼ぶ)をカバーするように平行光(平
行な光束線)を照射するとにより透明な異物であっても
コントラストが鮮明となり検出可能となること、さらに
は被射界深度を大きくすることにより、光軸方向全域
(流体の厚さ全域)を監視し検出可能となることを見出
し、本発明を完成した。
を解決するべく鋭意研究の結果、流体管路の一部に管路
の内部が観測できるように透明な可視部を設け、流体の
流れ方向とほぼ直角の方向からこの可視部の流路の幅全
体(以下、視野と呼ぶ)をカバーするように平行光(平
行な光束線)を照射するとにより透明な異物であっても
コントラストが鮮明となり検出可能となること、さらに
は被射界深度を大きくすることにより、光軸方向全域
(流体の厚さ全域)を監視し検出可能となることを見出
し、本発明を完成した。
【0013】即ち、請求項1記載の発明は、流体管路に
透明な可視部を設け、該可視部に流体の流れ方向とほぼ
直角の方向から平行光を照射し、前記可視部を通過する
流体と該流体中に含まれる異物の光学的差異を受光素子
で検出することを特徴とする流体中の異物検出方法を提
供する。
透明な可視部を設け、該可視部に流体の流れ方向とほぼ
直角の方向から平行光を照射し、前記可視部を通過する
流体と該流体中に含まれる異物の光学的差異を受光素子
で検出することを特徴とする流体中の異物検出方法を提
供する。
【0014】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、被射界深度の大きい撮像レンズを用い
ることを特徴とする。
の発明において、被射界深度の大きい撮像レンズを用い
ることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、流体管路に透明な
可視部を設け、該可視部に流体の流れ方向とほぼ直角の
方向から平行光を照射する手段を設けるとともに、該流
体を透過した光を撮像することにより、該流体中に含ま
れる異物の光学的差異を検出する検出手段を設けたこと
を特徴とする流体中の異物検出装置を提供する。
可視部を設け、該可視部に流体の流れ方向とほぼ直角の
方向から平行光を照射する手段を設けるとともに、該流
体を透過した光を撮像することにより、該流体中に含ま
れる異物の光学的差異を検出する検出手段を設けたこと
を特徴とする流体中の異物検出装置を提供する。
【0016】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の発明において、撮像手段が被射界深度の大きな撮像レ
ンズからなることを特徴とする。
の発明において、撮像手段が被射界深度の大きな撮像レ
ンズからなることを特徴とする。
【0017】
【作用】指向性の高い平行光を用いることにより、例え
ば水に含まれる気泡等の透明な異物であっても光の屈折
が一層顕著となり、その結果、コントラストが格段に鮮
明となり(受光素子には気泡が黒く、水が白く認識され
る)、異物としての検出が可能となる。また、被射界深
度を大きくすることにより、光軸方向全域(流体の厚さ
全域)の監視が可能となり、液体の表面付近の異物も、
また深度の大きい部分の異物も同時に検出することが可
能となる。
ば水に含まれる気泡等の透明な異物であっても光の屈折
が一層顕著となり、その結果、コントラストが格段に鮮
明となり(受光素子には気泡が黒く、水が白く認識され
る)、異物としての検出が可能となる。また、被射界深
度を大きくすることにより、光軸方向全域(流体の厚さ
全域)の監視が可能となり、液体の表面付近の異物も、
また深度の大きい部分の異物も同時に検出することが可
能となる。
【0018】
【実施例】本発明の異物検出方法及び装置には、流体と
均一に混ざらないもの、無色のもの、着色しているも
の、透明度の低いもの、粘度の低いもの、粘度の高いも
の、等のいずれも適用できる。
均一に混ざらないもの、無色のもの、着色しているも
の、透明度の低いもの、粘度の低いもの、粘度の高いも
の、等のいずれも適用できる。
【0019】水等の透明度が高い流体中において透明度
が高い異物は、背景との光学的差異が不明瞭(コントラ
ストが低い)になるため、透明度が高い異物は光学的手
段による検出は通常適用できないことは上述の特開平4
−54441号に記載の通りである。しかし、その透明
な異物の屈折率が流体の屈折率と異なる場合、例えば水
を流体とする系で、異物が気泡であったり、モノマー等
の水に不溶の有機溶剤である場合は、可視部を通過した
光を観測すると流体と透明な異物とのコントラストに差
が生じる。この透過光を観測することにより気泡、モノ
マー等有機液体のような透明な異物は、光を散乱、屈
折、反射して背景である水等に対してイメージセンサカ
メラ等が受ける光量が減少または増大する結果、センサ
(受光素子)には流体の背景に比べて暗くまたは明るく
認識され、異物と流体との間に光学的差異を生じる。
が高い異物は、背景との光学的差異が不明瞭(コントラ
ストが低い)になるため、透明度が高い異物は光学的手
段による検出は通常適用できないことは上述の特開平4
−54441号に記載の通りである。しかし、その透明
な異物の屈折率が流体の屈折率と異なる場合、例えば水
を流体とする系で、異物が気泡であったり、モノマー等
の水に不溶の有機溶剤である場合は、可視部を通過した
光を観測すると流体と透明な異物とのコントラストに差
が生じる。この透過光を観測することにより気泡、モノ
マー等有機液体のような透明な異物は、光を散乱、屈
折、反射して背景である水等に対してイメージセンサカ
メラ等が受ける光量が減少または増大する結果、センサ
(受光素子)には流体の背景に比べて暗くまたは明るく
認識され、異物と流体との間に光学的差異を生じる。
【0020】この場合、照明装置には安価で輝度が安定
している蛍光灯が一般的に用いられるが、蛍光灯照明に
よる光線は指向性がない拡散照明であるため、透明な異
物は光学的濃度が緩やかな分布となり、結果的にコント
ラストが充分に明確にならない。例えば水中の気泡を拡
散照明で観測すると、光学濃度に分布があるので気泡の
立体的な像となるが、コントラストは不明瞭であるため
水と気泡の光学的差異を検出することが困難である。こ
れに対し、本発明における平行光(コリメータレンズ等
で集光した平行度の高い光線束)で照明する場合には、
拡散照明よりも気泡等の透明な異物によって光の屈折等
がより顕著になり、コントラストが格段に明確になり
(受光素子には気泡が黒く、水が白く認識される)、気
泡等の透明な異物も検出可能になる。
している蛍光灯が一般的に用いられるが、蛍光灯照明に
よる光線は指向性がない拡散照明であるため、透明な異
物は光学的濃度が緩やかな分布となり、結果的にコント
ラストが充分に明確にならない。例えば水中の気泡を拡
散照明で観測すると、光学濃度に分布があるので気泡の
立体的な像となるが、コントラストは不明瞭であるため
水と気泡の光学的差異を検出することが困難である。こ
れに対し、本発明における平行光(コリメータレンズ等
で集光した平行度の高い光線束)で照明する場合には、
拡散照明よりも気泡等の透明な異物によって光の屈折等
がより顕著になり、コントラストが格段に明確になり
(受光素子には気泡が黒く、水が白く認識される)、気
泡等の透明な異物も検出可能になる。
【0021】また、平行光を用いることにより拡散照明
よりも被射界深度を深くすることができ、光軸方向全域
(流体の厚さ全域)を同時に観測するために有効な手段
である。
よりも被射界深度を深くすることができ、光軸方向全域
(流体の厚さ全域)を同時に観測するために有効な手段
である。
【0022】光軸方向全域(流体の厚さ全域)を同時に
観測するには、被射界深度を大きくする方法が有効であ
る。一般に、被射界深度を深くする手段として、光学系
のF値を大きくする(例えば、写真レンズでは絞りを絞
り込む)、光学系の焦点距離を短くする、ピントを遠く
に調整すること等が挙げられる。これらの中で、開口絞
りを系の像側焦点に配置してF値を大きくし、被射界深
度を深くする方法が好適である。この場合、F値に逆比
例して光学系の解像力は低下して回折ボケによって像の
鮮鋭さが損なわれる場合があるので、検出しようとする
最小の対象(異物)が観測できる範囲内においてF値を
大きくすることが好ましい。
観測するには、被射界深度を大きくする方法が有効であ
る。一般に、被射界深度を深くする手段として、光学系
のF値を大きくする(例えば、写真レンズでは絞りを絞
り込む)、光学系の焦点距離を短くする、ピントを遠く
に調整すること等が挙げられる。これらの中で、開口絞
りを系の像側焦点に配置してF値を大きくし、被射界深
度を深くする方法が好適である。この場合、F値に逆比
例して光学系の解像力は低下して回折ボケによって像の
鮮鋭さが損なわれる場合があるので、検出しようとする
最小の対象(異物)が観測できる範囲内においてF値を
大きくすることが好ましい。
【0023】流路内の可視部を通過する流体と流体に含
まれる異物の光学的差異を検出する撮像手段としては、
CCD、MOS型、撮像管等を用いたイメージセンサカ
メラ等が挙げられるが、高速性、高分解能、低価格等の
面で1次元CCDセンサが好適である。
まれる異物の光学的差異を検出する撮像手段としては、
CCD、MOS型、撮像管等を用いたイメージセンサカ
メラ等が挙げられるが、高速性、高分解能、低価格等の
面で1次元CCDセンサが好適である。
【0024】可視部の材質は透明であること、主に近赤
外、可視領域の波長の光に対して透過率が高いこと、化
学的に変化を受けないもの、また、摩耗しにくく疵がつ
きにくいものがよく、衛生上安全なものが好ましい。具
体的には、硬質ガラス、サファイヤガラス、アクリル樹
脂等の透明プラスチックを用いることができるが、スケ
ールの付着しにくさ、疵のつきにくさ、耐熱性、耐腐食
性等の点から硬質ガラス、サファイヤガラスが好適であ
る。
外、可視領域の波長の光に対して透過率が高いこと、化
学的に変化を受けないもの、また、摩耗しにくく疵がつ
きにくいものがよく、衛生上安全なものが好ましい。具
体的には、硬質ガラス、サファイヤガラス、アクリル樹
脂等の透明プラスチックを用いることができるが、スケ
ールの付着しにくさ、疵のつきにくさ、耐熱性、耐腐食
性等の点から硬質ガラス、サファイヤガラスが好適であ
る。
【0025】また、可視部は可視部の流路内面において
流体への抵抗を生じせしめないよう流路に配置し、可視
部の内部は流体の流れに過度の乱れがないように内部形
状を調節する。過度に乱れがあると異物を重複して検出
したり、異物の大きさの判定を誤る等の事態を生じるか
らである。流体の流れに乱れがないようにするには、検
出部分前後の管路の内部形状や断面積を同一にするが理
想的である。しかし、管路断面は通常円筒形が多く、例
えば、これに円筒形のガラス管を接続して可視部とした
場合、円筒形のガラス管を通過した光は屈折するため、
管内の異物等の形状が歪んで観測されることになる。そ
こで、可視部の検出視野の部分については、切口断面が
正方形または長方形の矩形状にするのが好ましい。
流体への抵抗を生じせしめないよう流路に配置し、可視
部の内部は流体の流れに過度の乱れがないように内部形
状を調節する。過度に乱れがあると異物を重複して検出
したり、異物の大きさの判定を誤る等の事態を生じるか
らである。流体の流れに乱れがないようにするには、検
出部分前後の管路の内部形状や断面積を同一にするが理
想的である。しかし、管路断面は通常円筒形が多く、例
えば、これに円筒形のガラス管を接続して可視部とした
場合、円筒形のガラス管を通過した光は屈折するため、
管内の異物等の形状が歪んで観測されることになる。そ
こで、可視部の検出視野の部分については、切口断面が
正方形または長方形の矩形状にするのが好ましい。
【0026】金属やプラスチック製の円筒状の管路と、
ガラス等からなる可視部を接続する際に、ガラス等から
なる可視部の両端の形状も円筒状にすることにより流体
の漏れがないようにシールすることが容易で、かつシー
ルのための締め付けにより可視部の破損を起こりにくく
することができる。従って、可視部は両端の円筒ガラス
部と観測を行うための矩形ガラス部を滑らかな形状で接
続した形状とするのが好ましい。また、ガラスからなる
可視部を金属、プラスチック等から作られた枠状のサポ
ート内に収納し、取扱いを容易にするとともに、可視部
の破損を避けることが好ましい。
ガラス等からなる可視部を接続する際に、ガラス等から
なる可視部の両端の形状も円筒状にすることにより流体
の漏れがないようにシールすることが容易で、かつシー
ルのための締め付けにより可視部の破損を起こりにくく
することができる。従って、可視部は両端の円筒ガラス
部と観測を行うための矩形ガラス部を滑らかな形状で接
続した形状とするのが好ましい。また、ガラスからなる
可視部を金属、プラスチック等から作られた枠状のサポ
ート内に収納し、取扱いを容易にするとともに、可視部
の破損を避けることが好ましい。
【0027】以下、本発明の実施例を図1〜6に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明の異物検出装置の概
要図、図2は図1におけるY−Y断面図、図3は要部拡
大図である。これらの図において、可視部Vは矩形ガラ
ス部3の両端を円筒ガラス部2で滑らかに接続した形状
からなり、該円筒ガラス部2端部を管路1に接続してな
る。4は光源(ハロゲンランプ)、5は光源4からの光
線束を平行光9にするコリメータ、6はZ軸方向の流体
厚さ全域及びY軸方向の視野全域を同時に観測可能にす
るためのレンズ群で構成される撮像レンズ、7は1次元
CCDセンサ(受光素子)であり、1次元CCDセンサ
7は図3のA−B間を走査する。1次元CCDセンサ7
は入射光の強度に比例した、図4に示すようなアナログ
信号を出力し、信号処理装置11に入力する。信号処理
装置11は図4のアナログ信号を演算処理し、流体中の
異物の個数、形状、大きさ等を検出する。
て具体的に説明する。図1は本発明の異物検出装置の概
要図、図2は図1におけるY−Y断面図、図3は要部拡
大図である。これらの図において、可視部Vは矩形ガラ
ス部3の両端を円筒ガラス部2で滑らかに接続した形状
からなり、該円筒ガラス部2端部を管路1に接続してな
る。4は光源(ハロゲンランプ)、5は光源4からの光
線束を平行光9にするコリメータ、6はZ軸方向の流体
厚さ全域及びY軸方向の視野全域を同時に観測可能にす
るためのレンズ群で構成される撮像レンズ、7は1次元
CCDセンサ(受光素子)であり、1次元CCDセンサ
7は図3のA−B間を走査する。1次元CCDセンサ7
は入射光の強度に比例した、図4に示すようなアナログ
信号を出力し、信号処理装置11に入力する。信号処理
装置11は図4のアナログ信号を演算処理し、流体中の
異物の個数、形状、大きさ等を検出する。
【0028】図3のA−B間を走査したアナログ信号に
ついて説明すると、走査方向(図1のY軸方向)でマス
クスリット8の幅に比例した立ち上り(透過照明光を受
けて明るい状態)幅の信号波形になり、A−B間を横切
った異物10によっての立ち下りE(透過照明光が一部
遮られて暗い状態)が発生し、それを適当な閾値Fでカ
ットして異物の大きさを検出する。矩形ガラス部の内壁
部でCとDのように若干の立ち下りが生じるが、これは
該矩形部の直角度を高く、かつ各対向面との平行度を高
くし、光学系のアラインメントを厳密に調整することに
より、信号処理的に無視できるレベルにすることが可能
である。
ついて説明すると、走査方向(図1のY軸方向)でマス
クスリット8の幅に比例した立ち上り(透過照明光を受
けて明るい状態)幅の信号波形になり、A−B間を横切
った異物10によっての立ち下りE(透過照明光が一部
遮られて暗い状態)が発生し、それを適当な閾値Fでカ
ットして異物の大きさを検出する。矩形ガラス部の内壁
部でCとDのように若干の立ち下りが生じるが、これは
該矩形部の直角度を高く、かつ各対向面との平行度を高
くし、光学系のアラインメントを厳密に調整することに
より、信号処理的に無視できるレベルにすることが可能
である。
【0029】可視部Vの好ましい一例を図5、図6に示
す。図6に示すように、両端の円筒ガラス部2と観測部
の矩形ガラス部3を滑らかに形状変化するように接続し
たガラス部品(以下、ガラスセルと呼ぶ)を用い、該ガ
ラスセルCを、図5に示す如く、金属製やプラスチック
製のフレームからなるサポート13内に収納し、パッキ
ング14を介してジョイナー12により管路1に接続さ
れている。8はマスクスリットである。
す。図6に示すように、両端の円筒ガラス部2と観測部
の矩形ガラス部3を滑らかに形状変化するように接続し
たガラス部品(以下、ガラスセルと呼ぶ)を用い、該ガ
ラスセルCを、図5に示す如く、金属製やプラスチック
製のフレームからなるサポート13内に収納し、パッキ
ング14を介してジョイナー12により管路1に接続さ
れている。8はマスクスリットである。
【0030】光学系は、図7、図8に示す如く、光軸1
8にほぼ平行な光の照明で、受光部は開口絞り15を系
の像側焦点面にセットし、物体側にテレセントリックな
系にすることにより、被射界深度を大きくできるような
系に構成されている。即ち、図7において、物体平面X
1、X2、X3上の同寸法の像17が、像平面上で同寸
法に結像される。このことは、図8に示すように、流体
の厚みdのどの位置に異物10があっても、異物の像の
大きさが変化せずに結像され、また像が鮮明に結像でき
るように構成されていることを意味する。
8にほぼ平行な光の照明で、受光部は開口絞り15を系
の像側焦点面にセットし、物体側にテレセントリックな
系にすることにより、被射界深度を大きくできるような
系に構成されている。即ち、図7において、物体平面X
1、X2、X3上の同寸法の像17が、像平面上で同寸
法に結像される。このことは、図8に示すように、流体
の厚みdのどの位置に異物10があっても、異物の像の
大きさが変化せずに結像され、また像が鮮明に結像でき
るように構成されていることを意味する。
【0031】以下、本発明で採用した光学系の効果を確
認するために、平行光と拡散光の照明条件の違いによる
被射界深度の比較、本発明の撮像レンズ(以下、大被射
界深度光学系と呼ぶ)と接写用カメラレンズを用いた場
合の被射界深度の比較を行った。さらに、本発明装置の
性能評価についても実施した。
認するために、平行光と拡散光の照明条件の違いによる
被射界深度の比較、本発明の撮像レンズ(以下、大被射
界深度光学系と呼ぶ)と接写用カメラレンズを用いた場
合の被射界深度の比較を行った。さらに、本発明装置の
性能評価についても実施した。
【0032】実験例1(平行光と拡散光の照明条件の比
較) 図1〜図3において、受光素子7として2次元CCDを
用い、光学系6には接写用カメラレンズ(100mmF
2.8)を用いて倍率を−1.0倍に設定し、照明部に
コリメータ5を用いた場合(平行光)と、コリメータ5
を除去して同位置に拡散板を設置した場合(拡散光)に
ついて、照明条件の違いによる被射界深度の比較を行っ
た。
較) 図1〜図3において、受光素子7として2次元CCDを
用い、光学系6には接写用カメラレンズ(100mmF
2.8)を用いて倍率を−1.0倍に設定し、照明部に
コリメータ5を用いた場合(平行光)と、コリメータ5
を除去して同位置に拡散板を設置した場合(拡散光)に
ついて、照明条件の違いによる被射界深度の比較を行っ
た。
【0033】被射界深度の比較は、可視部の内部を液封
し、可視部の中に直径が0.05〜0.1mmのガラスビ
ーズ及び気泡を封入して静止させ、図1の矩形ガラス部
3の上面に気泡、下面にガラスビーズを静止させ、流体
の厚みに相当する矩形ガラス部3の内部の寸法(以下、
流体の厚みと呼ぶ)を段階的に変化させ、上面の気泡と
下面のガラスビーズが同時に観測できる範囲を被射界深
度として測定する方法で行った。上記条件で測定した結
果、被射界深度は、拡散光照明では1.6mm、平行光照
明では2.2mmであり、平行光照明が被射界深度を深く
する上で有利であることが確認された。
し、可視部の中に直径が0.05〜0.1mmのガラスビ
ーズ及び気泡を封入して静止させ、図1の矩形ガラス部
3の上面に気泡、下面にガラスビーズを静止させ、流体
の厚みに相当する矩形ガラス部3の内部の寸法(以下、
流体の厚みと呼ぶ)を段階的に変化させ、上面の気泡と
下面のガラスビーズが同時に観測できる範囲を被射界深
度として測定する方法で行った。上記条件で測定した結
果、被射界深度は、拡散光照明では1.6mm、平行光照
明では2.2mmであり、平行光照明が被射界深度を深く
する上で有利であることが確認された。
【0034】実験例2(大被射界深度光学系と接写用カ
メラレンズの比較) 実験例1で用いた装置において、光学系6に100mmF
2.8の接写用カメラレンズに代えて図7、図8の大被
射界深度光学系(F値:約40)装置を使用して被射界
深度の比較を行った。被射界深度の比較は上記実験例1
と同様の方法で行い、コリメータ5を用いた平行光の照
明条件下と、及びコリメータ5を除去して同位置に拡散
板を設置した拡散光の照明条件下の両方について評価し
た。
メラレンズの比較) 実験例1で用いた装置において、光学系6に100mmF
2.8の接写用カメラレンズに代えて図7、図8の大被
射界深度光学系(F値:約40)装置を使用して被射界
深度の比較を行った。被射界深度の比較は上記実験例1
と同様の方法で行い、コリメータ5を用いた平行光の照
明条件下と、及びコリメータ5を除去して同位置に拡散
板を設置した拡散光の照明条件下の両方について評価し
た。
【0035】その結果、平行光の照明条件下での被射界
深度は20mmであり、拡散光の照明条件下での被射界深
度は14mmであった。上記の結果から、照明として平行
光を用い、かつF値の大きな大被射界深度光学系を用い
ることにより被射界深度を大きくできることが確認され
た。
深度は20mmであり、拡散光の照明条件下での被射界深
度は14mmであった。上記の結果から、照明として平行
光を用い、かつF値の大きな大被射界深度光学系を用い
ることにより被射界深度を大きくできることが確認され
た。
【0036】実験例3(本発明装置の性能評価) 図1〜図3、図5〜図8に示した本発明装置(照明:平
行光、大被射界深度光学系のF値:約40)の測定精度
を検証するために、寸法(0.05〜0.5mm)及び形
状(球状、楕円球状)が既知の微小対象(ポリスチレン
ラテックス、マイクロ球レンズ)を異物のモデルとして
流体に混入させて可視部を通過させ、図1〜図3に示し
た装置により、異物の個数、大きさ(最大径、面積)、
形状をオンラインで測定した。装置の下流側には、測定
した物体を貯槽に受け入れて異物を静止させ、2次元C
CDカメラにより、異物の個数、大きさ(最大径、面
積)、形状を観測し、本発明装置の測定データと照合し
て測定精度、及び再現性を評価した。
行光、大被射界深度光学系のF値:約40)の測定精度
を検証するために、寸法(0.05〜0.5mm)及び形
状(球状、楕円球状)が既知の微小対象(ポリスチレン
ラテックス、マイクロ球レンズ)を異物のモデルとして
流体に混入させて可視部を通過させ、図1〜図3に示し
た装置により、異物の個数、大きさ(最大径、面積)、
形状をオンラインで測定した。装置の下流側には、測定
した物体を貯槽に受け入れて異物を静止させ、2次元C
CDカメラにより、異物の個数、大きさ(最大径、面
積)、形状を観測し、本発明装置の測定データと照合し
て測定精度、及び再現性を評価した。
【0037】上記条件で異物の個数について、直径0.
05mm以上のものは全数確実に測定でき、寸法測定精度
は±0.007mm(再現性:σ=0.3%以内)であ
り、また1次元CCDセンサの時系列信号を2値化表示
した図形と2次元CCDカメラの観測像とを照合し、形
状についても認識できることを確認した。
05mm以上のものは全数確実に測定でき、寸法測定精度
は±0.007mm(再現性:σ=0.3%以内)であ
り、また1次元CCDセンサの時系列信号を2値化表示
した図形と2次元CCDカメラの観測像とを照合し、形
状についても認識できることを確認した。
【0038】以下、実験例3で用いた本発明装置を使用
して、実際に流体中の異物を検出した例を示す。
して、実際に流体中の異物を検出した例を示す。
【0039】検出例1〔流水中の異物(気泡、ガラスビ
ーズ)の検出〕 微量のガラスビーズと気泡を含む透明な水溶液の移送配
管の途中に本発明の異物検出装置を取り付けてオンライ
ン測定を行った。内径φ12mmの配管の途中に可視部を
装着し、可視部における流体の厚み(図1Z軸方向)は
12mm、可視部における流体の幅(図1Y軸方向)は1
2mm、図1のマスクスリットの幅(図1Y軸方向)は1
4mm、可視部を通過する流体の線速度(図1X軸方向)
は35mm/sec 、受光素子は5000ビットの1次元C
CDで走査周期が0.5msec 、受光光学系の倍率は−
1.0倍の条件により測定した。その結果、可視部を通
過する直径0.05〜5mmの大きさの異物(気泡、ガラ
スビーズ)に対して、流体の上面部を通過する気泡と流
体下面部を通過するガラスビーズが全数確実に検出さ
れ、異物の個数、大きさ、形状が測定できることが確認
された。
ーズ)の検出〕 微量のガラスビーズと気泡を含む透明な水溶液の移送配
管の途中に本発明の異物検出装置を取り付けてオンライ
ン測定を行った。内径φ12mmの配管の途中に可視部を
装着し、可視部における流体の厚み(図1Z軸方向)は
12mm、可視部における流体の幅(図1Y軸方向)は1
2mm、図1のマスクスリットの幅(図1Y軸方向)は1
4mm、可視部を通過する流体の線速度(図1X軸方向)
は35mm/sec 、受光素子は5000ビットの1次元C
CDで走査周期が0.5msec 、受光光学系の倍率は−
1.0倍の条件により測定した。その結果、可視部を通
過する直径0.05〜5mmの大きさの異物(気泡、ガラ
スビーズ)に対して、流体の上面部を通過する気泡と流
体下面部を通過するガラスビーズが全数確実に検出さ
れ、異物の個数、大きさ、形状が測定できることが確認
された。
【0040】検出例2〔有機溶剤中の異物(気泡、熱変
成スケール、プラスチック摩耗片)の検出〕 脱泡処理した有機溶剤の移送配管の途中に、本発明の異
物検出装置を取り付けた。この有機溶媒中には、微量の
気泡、有機溶剤が部分的に過剰に加熱されて発生するス
ケール、ギヤポンプのパッキンの摩耗片等の異物が含ま
れており、配管の途中のフィルタで除去しきれない異物
が可視部を通過することがある状況とした。流体は茶褐
色透明であり、粘度は300cp(at80℃)であった。
内径φ10mm移送配管に可視部を装着し、可視部におけ
る流体の厚み(図1Z軸方向)は10mm、可視部におけ
る流体の幅(図1Y軸方向)は15mm、図1のマスクス
リットの幅(図1Y軸方向)は17mm、可視部を通過す
る流体の線速度(図1X軸方向)は25mm/sec 、受光
素子は5000ビットの1次元CCDで走査周期が0.
5msec の条件により測定した。その結果、可視部を通
過する直径0.1〜10mmの大きさの異物(気泡、熱変
成スケール、プラスチック摩耗片等)が全数確実に検出
され、異物の個数、大きさ、形状が測定できることが確
認された。
成スケール、プラスチック摩耗片)の検出〕 脱泡処理した有機溶剤の移送配管の途中に、本発明の異
物検出装置を取り付けた。この有機溶媒中には、微量の
気泡、有機溶剤が部分的に過剰に加熱されて発生するス
ケール、ギヤポンプのパッキンの摩耗片等の異物が含ま
れており、配管の途中のフィルタで除去しきれない異物
が可視部を通過することがある状況とした。流体は茶褐
色透明であり、粘度は300cp(at80℃)であった。
内径φ10mm移送配管に可視部を装着し、可視部におけ
る流体の厚み(図1Z軸方向)は10mm、可視部におけ
る流体の幅(図1Y軸方向)は15mm、図1のマスクス
リットの幅(図1Y軸方向)は17mm、可視部を通過す
る流体の線速度(図1X軸方向)は25mm/sec 、受光
素子は5000ビットの1次元CCDで走査周期が0.
5msec の条件により測定した。その結果、可視部を通
過する直径0.1〜10mmの大きさの異物(気泡、熱変
成スケール、プラスチック摩耗片等)が全数確実に検出
され、異物の個数、大きさ、形状が測定できることが確
認された。
【0041】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明は下記
の如き優れた特徴を有する。 (1)流体の配管(管路)の途中に流れを乱さない可視
部を設置することにより、液滴等の壊れやすい異物を壊
さずに検出でき、さらに可視部での渦流等の流れの乱れ
を発生させないので重複して検出する等のミスを防止
し、高精度に検出することができる。 (2)密閉系で流体中の異物の検出ができるので、流体
に物性変化が生じることがなく、衛生的である。 (3)流体と流体中の異物との間に、ある程度の屈折率
の差があれば、透明もしくは不透明の固体、液体、気体
のいずれの異物も検出できる。 (4)流体中の異物の数量が微量でも検出でき、また直
径0.05mm程度の微小な異物も正確に検出できる。 (5)平行光照明及び大被射界深度光学系を採用するこ
とにより、矩形ガラス部内部の流体の厚みと幅の全域が
同時に観測できるため、可視部を通過する異物を全数も
れなく検出できる。 (6)異物を検出した受光素子の出力信号を処理するこ
とにより、異物の個数、大きさ、形状等を認識すること
ができる。
の如き優れた特徴を有する。 (1)流体の配管(管路)の途中に流れを乱さない可視
部を設置することにより、液滴等の壊れやすい異物を壊
さずに検出でき、さらに可視部での渦流等の流れの乱れ
を発生させないので重複して検出する等のミスを防止
し、高精度に検出することができる。 (2)密閉系で流体中の異物の検出ができるので、流体
に物性変化が生じることがなく、衛生的である。 (3)流体と流体中の異物との間に、ある程度の屈折率
の差があれば、透明もしくは不透明の固体、液体、気体
のいずれの異物も検出できる。 (4)流体中の異物の数量が微量でも検出でき、また直
径0.05mm程度の微小な異物も正確に検出できる。 (5)平行光照明及び大被射界深度光学系を採用するこ
とにより、矩形ガラス部内部の流体の厚みと幅の全域が
同時に観測できるため、可視部を通過する異物を全数も
れなく検出できる。 (6)異物を検出した受光素子の出力信号を処理するこ
とにより、異物の個数、大きさ、形状等を認識すること
ができる。
【図1】本発明の異物検出装置の実施例を示す概要図で
ある。
ある。
【図2】図1のY−Y断面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】受光素子の一走査方の出力信号の一例を示す。
【図5】可視部の一例を示す概要図である。
【図6】ガラスセルの一例を示す斜視図である。
【図7】本発明に用いられる光学系の一例を示す概要図
である。
である。
【図8】図7の光学系の実施例を示す概要図である。
1 管路 2 円筒ガラス部 3 矩形ガラス部 4 光源 5 コリメータ 6 光学系(対物レン
ズ) 7 受光素子 8 マスクスリット 9 平行光 10 異物 11 信号処理装置 12 ジョイナー 13 サポート 14 パッキング 15 開口絞り 16 対物レンズ 17 物体平面 18 光軸 19 結像
ズ) 7 受光素子 8 マスクスリット 9 平行光 10 異物 11 信号処理装置 12 ジョイナー 13 サポート 14 パッキング 15 開口絞り 16 対物レンズ 17 物体平面 18 光軸 19 結像
Claims (4)
- 【請求項1】 流体管路に透明な可視部を設け、該可視
部に流体の流れ方向とほぼ直角の方向から平行光を照射
し、前記可視部を通過する流体と該流体中に含まれる異
物の光学的差異を受光素子で検出することを特徴とする
流体中の異物検出方法。 - 【請求項2】 受光素子の撮像レンズとして、被射界深
度の大きな撮像レンズを用いる請求項1記載の異物検出
方法。 - 【請求項3】 流体管路に透明な可視部を設け、該可視
部に流体の流れ方向とほぼ直角の方向から平行光を照射
する手段を設けるとともに、該流体を透過した光を撮像
することにより、該流体中に含まれる異物の光学的差異
を検出する検出手段を設けたことを特徴とする流体中の
異物検出装置。 - 【請求項4】 撮像手段が被射界深度の大きな撮像レン
ズからなる請求項3記載の異物検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6179361A JPH0821798A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 異物検出方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6179361A JPH0821798A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 異物検出方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0821798A true JPH0821798A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=16064514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6179361A Withdrawn JPH0821798A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 異物検出方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0821798A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002340808A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | 液中異物の検出方法 |
| JP2008102027A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Denso Corp | 異物検出装置及び異物検出方法 |
| JP2008180643A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Kyokko Denki Kk | 液体検知センサ |
| JP2008238759A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Sharp Corp | 気泡検知装置、気泡検知システム、およびインク袋。 |
| KR102259123B1 (ko) * | 2020-11-16 | 2021-06-01 | (주)키웍스 | 비전검사 장치 및 그 제어 방법 |
| JP2023166748A (ja) * | 2022-05-10 | 2023-11-22 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | マイクロプラスチックの観察方法及びその観察装置 |
| JP2024021686A (ja) * | 2022-08-04 | 2024-02-16 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | マイクロプラスチックの観察方法及びその観察装置 |
| WO2024116482A1 (ja) * | 2022-12-02 | 2024-06-06 | 株式会社日本製鋼所 | 検出システム及び検出方法 |
| CN119165048A (zh) * | 2024-10-22 | 2024-12-20 | 无锡领声科技有限公司 | 浆料超声波检测系统 |
-
1994
- 1994-07-06 JP JP6179361A patent/JPH0821798A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2024021686A (ja) * | 2022-08-04 | 2024-02-16 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | マイクロプラスチックの観察方法及びその観察装置 |
| WO2024116482A1 (ja) * | 2022-12-02 | 2024-06-06 | 株式会社日本製鋼所 | 検出システム及び検出方法 |
| CN119165048A (zh) * | 2024-10-22 | 2024-12-20 | 无锡领声科技有限公司 | 浆料超声波检测系统 |
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