JPH08218190A - 圧延材のアルカリ脱脂装置 - Google Patents
圧延材のアルカリ脱脂装置Info
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- JPH08218190A JPH08218190A JP2566595A JP2566595A JPH08218190A JP H08218190 A JPH08218190 A JP H08218190A JP 2566595 A JP2566595 A JP 2566595A JP 2566595 A JP2566595 A JP 2566595A JP H08218190 A JPH08218190 A JP H08218190A
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Abstract
ることができ、排水処理が容易でまた用いるアルカリ脱
脂液の使用寿命を永くするとができる圧延材のアルカリ
脱脂洗浄装置を提供する。 【構成】 この装置は、走行する圧延材Mを取り囲ん
で、湯洗液スプレーノズル5を有する湯洗室1とアルカ
リ脱脂液スプレーノズル6とを有するアルカリ洗浄室2
とリンス液スプレーノズル7,8を有するリンス室3と
乾燥室4とが前記圧延材の走行方向に対しこの順序で直
列配置されている圧延材のアルカリ脱脂装置であって、
湯洗室1、アルカリ洗浄室2およびリンス室3には、そ
れぞれ、湯洗液貯槽9、脱脂液貯槽10およびリンス液
貯槽11A,11Bが接続され、湯洗液貯槽9および/
または脱脂液貯槽10には、各槽内の貯留液A,Bを循
環するための液循環経路L1 ,L2 が付設され、かつ液
循環経路L1 ,L2 には油分除去手段12a,12bが
介装されている。
Description
置に関し、更に詳しくは高速で走行する圧延材の表面に
付着している油分や異物をアルカリ脱脂液で連続的に洗
浄除去することが可能で、しかも洗浄時の負荷を軽減す
ることができ、また脱脂後における排水処理が容易であ
る圧延材のアルカリ脱脂装置に関する。
ている油分や異物を当該機械部品から除去するために、
従来から、トリクロロエタンやテトラクロロエチレンの
ような塩素系溶剤を用いた脱脂洗浄が行われている。こ
の洗浄処理で廃液から油分と溶剤を分離する場合には、
用いる塩素系溶剤の沸点は油分に比べて低いので、使用
後の回収廃液を所定温度に加熱することにより、油分と
溶剤を分別蒸留することができ、両者の分離は比較的容
易でしかも排水は発生しないという利点がある。
のための規制対象であり、その使用は極力抑制すること
が要請されている。そのため、最近では、塩素系溶剤に
代えてアルカリ脱脂液を用いて脱脂洗浄することが行な
われはじめている。この洗浄処理は、被処理材をアルカ
リ脱脂液で表面の油分を脱脂し、ついで、脱脂後の表面
を水のようなリンス液で洗浄し、付着しているアルカリ
脱脂液などを除去し、その後、エアブローや加熱乾燥に
よりリンス液を除去することを基本工程としている。
速で連続走行する例えば帯鋼材のような圧延材の表面に
付着する油分や異物を除去するための装置が提案されて
いる(特開平5−245526号公報参照)。この装置
は、連続走行する圧延材の進路に、当該圧延材を取り囲
んだ状態で脱脂室と前リンス室と仕上げリンス室とエア
ブロー室とをこの順序で直列配置し、脱脂室では圧延材
の上面と下面にアルカリ液をスプレーノズルから高圧で
噴射する装置である。この装置では、高圧で噴射された
アルカリ液によって、圧延材の表面に付着している油分
が物理的・化学的に除去され、圧延材の表面は連続的に
脱脂洗浄され、更に、前リンス室と仕上げリンス室では
圧延材の上面と下面にスプレーノズルから加圧洗浄水が
噴射されて圧延材は連続的に水洗されたのちエアブロー
室で圧延材に付着している水分を吹き飛ばし、乾燥され
る。
を貯留する液槽が接続され、この液槽と脱脂室のスプレ
ーノズルとの間にはアルカリ液の循環経路が付設され、
脱脂洗浄時にアルカリ液は循環使用できるようになって
いる。また、リンス室についても同様に洗浄水は循環使
用できるようになっている。
6号公報に開示されている装置は、連続走行する圧延材
の脱脂洗浄を可能にするという点で有用であるが、実使
用に際しては、とりわけ付着油分が多い圧延材を脱脂洗
浄するに際しては次のような問題がある。一般に、アル
カリ脱脂洗浄に用いるアルカリ脱脂液は、洗浄の過程で
被処理材から移行した油分が約1重量%程度になった時
点で洗浄効果を発揮しなくなる。
ると、アルカリ脱脂液の劣化は激しく進み、短時間でそ
の使用寿命は尽きてしまう。この使用寿命が尽きたアル
カリ脱脂液をそのまま使用し続けていると、油分が分離
してそれが被処理材に再付着するという事態が発生す
る。上記した装置の場合、圧延材は連続走行しているこ
ともあって、処理対象の付着油分は全体として極めて多
量であり、また、循環使用されているアルカリ脱脂液へ
の移行油分を積極的に除去する手段を備えていないの
で、循環使用されるアルカリ脱脂液における油分濃度は
短時間で上昇していきその劣化が急速に進行していく。
された圧延材は、少量ではあれ、油分が混合しているア
ルカリ脱脂液がその表面に付着した状態で前リンス室と
仕上げリンス室に走行し、そこで水洗される。したがっ
て、循環使用される洗浄水は、循環の過程で、油分濃度
が順次上昇していくので、規制値以上の油分濃度にまで
上昇した場合には、所定の排水処理を行なって放流する
ことが必要になる。
和状態になっている場合には、圧延材の付着油分はその
まま洗浄水に移行するようになるので、洗浄水の油分濃
度は非常に高くなって、排水処理は大規模化するととも
に困難の度が増すようになる。特開平5−245526
号公報に開示されている装置を運転するときに発生する
上記した問題は、いずれもアルカリ脱脂液の循環使用の
際に圧延材からアルカリ脱脂液に移行し、かつ蓄積され
ていく油分を除去しないことに基づく問題である。
亘ってアルカリ脱脂液の洗浄効果を発揮させ、また洗浄
水(リンス液)への油分の移行を抑制して排水処理を容
易に行うことができる圧延材のアルカリ脱脂洗浄装置の
提供を目的とする。
ために、本発明においては、走行する圧延材を取り囲ん
で、湯洗液スプレーノズルを有す湯洗室とアルカリ脱脂
液スプレーノズルを有するアルカリ洗浄室とリンス液ス
プレーノズルを有するリンス室と乾燥室とが前記圧延材
の走行方向に対しこの順序で直列配置されている圧延材
のアルカリ脱脂装置であって、前記湯洗室、前記アルカ
リ洗浄室および前記リンス室には、それぞれ、湯洗液貯
槽、脱脂液貯槽およびリンス液貯槽が接続され、前記湯
洗液貯槽および/または前記脱脂液貯槽には、各槽内の
貯留液を循環するための液循環経路が付設され、かつ、
前記液循環経路には油分除去手段が介装されていること
を特徴とする圧延材のアルカリ脱脂装置が提供される。
ルカリ洗浄室→リンス室→乾燥室を順次走行していき、
この過程で、脱脂洗浄、水洗、乾燥が順次施されてい
く。まず、圧延材の上面と下面には、湯洗室に設けられ
ている湯洗液スプレーノズルから温度70℃程度の高温
水が噴射される。この湯洗によって、圧延材の表面に付
着している油分の一部分が除去されるので、次のアルカ
リ洗浄室で用いるアルカリ脱脂液の洗浄負荷は軽減され
る。
留され、後述する液循環経路で油分除去処理が行われて
再び湯洗液貯槽に還流し、ここから再び湯洗液スプレー
ノズルに送られ循環使用される。この湯洗液貯槽には油
分除去手段が介装された液循環経路が付設されているの
で、湯洗後の湯洗液は上記液循環経路を循環する過程
で、圧延材から湯洗液に移行してきた油分が油分除去手
段で除去される。したがって、湯洗液貯槽から湯洗液ス
プレーノズルに還流していく湯洗液は再生された状態に
なり、そして再び圧延材に噴射されるようになる。
次にアルカリ洗浄室に走行していき、そこで、アルカリ
脱脂液スプレーノズルから上面と下面にアルカリ脱脂液
を噴射され、残留している付着油分が完全に脱脂洗浄さ
れる。このとき、湯洗室で予め一部の付着油分は除去さ
れているので、アルカリ脱脂液の負荷は湯洗室を設けな
い場合に比べて軽減する。
貯槽に貯留され、後述する液循環経路で油分除去処理が
行われて再び脱脂液貯槽に還流し、ここから再びアルカ
リ脱脂液スプレーノズルに送られて循環使用される この脱脂液貯槽にも油分除去手段が介装された液循環経
路が付設されているので、脱脂洗浄後のアルカリ脱脂液
は上記液循環経路を循環する過程で、アルカリ脱脂液で
圧延材から脱脂洗浄された油分が油分除去手段で除去さ
れる。したがって、脱脂液貯槽からアルカリ脱脂液スプ
レーノズルに還流していくアルカリ脱脂液は再生された
状態になり、そして再び圧延材に噴射されるようにな
る。
ず、圧延材にアルカリ脱脂洗浄処理を施す前段で、湯洗
処理を行なって付着油分の一部を除去してしまうので、
アルカリ脱脂液の負荷を軽減することができ、その使用
寿命を永くすることができる。また、湯洗処理やアルカ
リ脱脂洗浄処理に用いる湯洗液やアルカリ脱脂液は、い
ずれも、圧延材から移行し、混合している油分が液循環
経路の油分除去手段で除去され、再生された状態で再び
湯洗処理や脱脂洗浄処理に供されるので、リンス室に走
行していく圧延材の表面には油分はほとんど付着してい
ないことになる。
の表面には油分はほとんど付着していない。したがっ
て、リンス室で使用するリンス液に油分が移行して混合
するという事態はほとんど起こらなくなるので、リンス
液の排水処理は容易になる。
説明する。図1は、本発明装置の基本構成を示す概略図
である。この装置においては、図示した矢印p方向に所
定の速度で連続走行する圧延材Mを取り囲んで、箱型形
状をした湯洗室1、アルカリ洗浄室2、リンス室3、エ
アブロー室3Dおよび乾燥室4がこの順序で直列配置さ
れている。
対し一対の仕切り壁1a,1bが設けられ、これら仕切
り壁1a,1bで囲まれた空間には後述する湯洗液スプ
レーノズル5が配置されている。また、アルカリ洗浄室
2の内部にも圧延材Mの走行方向に対し一対の仕切り壁
2a,2bが設けられ、これら仕切り壁2a,2bで囲
まれた空間には後述するアルカリ脱脂液スプレーノズル
6が配置されている。
Mの走行方向に対し3枚の仕切り壁3a,3b,3cが
設けられ、仕切り壁3a,3bで囲まれた空間には後述
するリンス液スプレーノズル7が配置されて前リンス室
3Aを形成し、また仕切り壁3b,3cで囲まれた空間
には同じくリンス液スプレーノズル8が配置されて仕上
げリンス室3Bを形成し、これら前リンス室3Aと仕上
げリンス室3Bをもってリンス室3が構成されている。
材Mの表面に付着している水分を吹き飛ばすためのエア
ブローノズル3d,3eが設けられている。乾燥室4に
は熱風発生装置4aが付設され、ここから所定温度の熱
風を乾燥室4に送風して走行する圧延材Mを乾燥できる
ようになっている。湯洗室1の下部は、例えば温度70
℃程度の高温水である湯洗液Aが貯留されている湯洗液
貯槽9と接続され、この湯洗液貯槽9には湯洗液Aを所
望温度に加熱するためのヒータ9aが付設されている。
そして、湯洗液スプレーノズル5は、圧延材Mを挟んだ
状態で上部ノズル5aと下部ノズル5bとをもって構成
され、これらノズルは、液路l1 を介して湯洗液貯槽9
と連結されている。
て、このポンプP1 を作動することにより、湯洗液貯槽
9内の湯洗液Aは液路l1 を通って所定の加圧状態で圧
送され、上部ノズル5aから圧延材Mの上面に、下部ノ
ズル5bから圧延材Mの下面にそれぞれ噴射される。そ
して、圧延材Mを湯洗した湯洗液は、そのまま、湯洗室
1の中を流れ落ちて湯洗液貯槽9に貯留され、後述する
油分除去が行われたのち、再び液路l1 を通って循環使
用される。
で消費される湯洗液Aを補給するために、市水供給系
(図示しない)が接続されている。アルカリ洗浄室2の
下部は、アルカリ脱脂液Bが貯留されている脱脂液貯槽
10と接続され、この脱脂液貯槽10にはアルカリ脱脂
液Bを所望温度(例えば75℃)に加熱するためのヒー
タ10aが付設されている。そして、アルカリ脱脂スプ
レーノズル6は、圧延材Mを挟んだ状態で、上部ノズル
6aと下部ノズル6bとをもって構成され、これらノズ
ルは、液路l2 を介して脱脂液貯槽10と連結されてい
る。
て、このポンプP2 を作動することにより、脱脂液貯槽
10内のアルカリ脱脂液貯槽Bは液路l2 を通って所定
の加圧状態で圧送され、上部ノズル6aから圧延材Mの
上面に、下部ノズル6bから圧延材Mの下面にそれぞれ
噴射される。そして、圧延材Mを脱脂洗浄したアルカリ
脱脂液は、そのまま、アルカリ洗浄室2の中を流れ落ち
て脱脂液貯槽10に貯留され、後述する油分除去が行わ
れたのち、再びポンプP2 で液路l2 内を通って循環使
用される。
は常時後段のリンス室3の方向に所定量ずつ持ち出され
ていき減量していくので、それを補充するために、脱脂
液貯槽10には、新規なアルカリ脱脂液の補給系(図示
しない)が接続されている。前リンス室3Aと仕上げリ
ンス室3Bの下部は、一括して、前リンス室3Aと仕上
げリンス室3Bで使用したリンス液C1 が貯留される第
1のリンス液貯槽11Aに接続され、この第1のリンス
液貯槽11Aにはリンス液C1 を例えば75℃に加熱す
るためのヒータ11aが付設され、更に液路l3 から市
水が供給できるようになっている。そして、前リンス室
3Aのリンス液スプレーノズル7は、圧延材Mを挟んだ
状態で、上部ノズル7aと下部ノズル7bをもって構成
され、これらノズルは、ポンプP3 が介装されている液
路l4 を介して第1のリンス液貯槽11Aと連結されて
いる。
レーノズル8は、同じく圧延材Mを挟んだ状態で、上部
ノズル8aと下部ノズル8bとをもって構成され、これ
らノズルは、液路l5 から第2のリンス液C2 として市
水を供給することができ、その第2のリンス液C2 を例
えば80℃に加熱するためのヒータ11bを備えている
第2のリンス液貯槽11Bに、ポンプP4 が介装されて
いる液路l6 を介して連結されている。
ンス液貯槽11Aの第1のリンス液C1 は液路l4 を通
って汲み上げられ、前リンス室3Aにおいて、上部ノズ
ル7aから圧延材Mの上面に、下部ノズル7bから圧延
材Mの下面に噴射される。また、第2のリンス液貯槽1
1Bの第2のリンス液C2 は液路l6 を通って汲み上げ
られ、仕上げリンス室3bにおいて、上部ノズル8aか
ら圧延材の上面に、下部ノズル8bから圧延材Mの下面
に噴射される。
は、全て、リンス室3の中を流れ落ち、第1のリンス液
貯槽11Aに貯留されてリンス液C1 となる。そして、
このリンス液C1 は前リンス室3Aに汲み上げられて循
環使用される。なお、リンス液C1 は液路l7 を通って
適宜に排水される。本発明の実施例装置では、上記した
構成において、前記した湯洗液貯槽9に後述する油分除
去手段12aが介装されている液循環経路L1 と、前記
した脱脂液貯槽11に同じく油分除去手段12bが介装
されている液循環経路L2 がそれぞれ付設されている。
の湯洗液を浮上油分離槽13に導くための液路l8 と、
浮上油分離槽13で処理された湯洗液を油分除去手段1
2aに導き、ポンプP5 が介装されている液路l9 と、
油分除去手段12aで油分が除去されたのちの湯洗液を
再び湯洗液貯槽9に還流するための液路l10とで構成さ
れている。そして、油分除去手段12aで分離除去され
た油分は、液路l11から系外に排出されるようになって
いる。
の前段に浮上油分離槽13を配置したのは次の理由に基
づく。すなわち、湯洗液貯槽9から液路l8 を経由して
導かれてくる湯洗液Aはその温度が約70℃程度であ
り、油分と温水との分離が比較的容易に行える状態にあ
る。したがって、この浮上油分離槽13で、湯洗液Aを
浮上油分と温水とに大雑把に分離し、分離後の前記温水
のみを次の油分除去手段12aに移送することにより、
当該油分除去手段12aの負荷を軽減するためである。
としては、例えばオイルトラップ方式のものが用いられ
る。この方式においては、液路l8 を経由して導かれた
湯洗液Aに、図示しないエジェクタから圧力5〜6kg/
cm2 程度になっている空気を送入して湯洗液に微細気泡
を発生させることにより油分を分離浮上させることがで
きる。
内のアルカリ脱脂液貯槽Bを油分除去手段12bに導
き、ポンプP6 が介装されている液路l12と、油分除去
手段12bで油分が除去されたのちのアルカリ脱脂液を
再び脱脂液貯槽10に還流するための液路l13とで構成
されている。そして、油分除去手段12bで分離除去さ
れた油分は液路l14を経由して液路l11まで移送され、
そこから系外に排出されるようになっている。
る油分除去手段12a,12bとしては、コアレッサー
方式で作動する油水分離フィルタを好適なものとしてあ
げることができる。このタイプの油水分離フィルタは、
線径1〜3μmの超極細繊維から成るシート状の不織布
構造体を使用するカートリッジタイプのフィルタを内蔵
するものが好ましい。油滴を含む水を前記カートリッジ
に通すと、繊維表面と繊維の絡み点で油滴は捕捉されて
凝集し、粗大化してフィルタ表面から比重差分離して浮
上し、もって、油滴を含む水は油分と油分を含まない水
に完全に2層分離される。したがって、処理後の水には
油分は含まれていない。なお、油分除去手段12a,1
2bは同一形式のものであってもよいし、異なる形式の
ものであってもよい。
ルカリ洗浄室2、前リンス室3A、仕上げリンス室3
B、エアブロー室3D、および乾燥室4の中をp方向に
走行する圧延材Mに対しては、まず、湯洗が行われる。
すなわち、湯洗液貯槽9に貯留され、ヒータ9aで約7
0℃程度に加熱されている湯洗液Aを、ポンプP1 の作
動によって液路l1 を経由して圧送し、上部ノズル5a
と下部ノズル5bから圧延材Mの上面と下面に3〜5kg
/cm2 の圧力で噴射することにより、圧延材Mの表面に
付着している油分の一部分が除去される。
ち、湯洗液貯槽9に貯留される。そして、この湯洗液A
は液循環経路L1 を循環し、その過程で、含まれていた
油分が除去されて再生される。すなわち、湯洗液Aは液
路l8 を経由して浮上油分分離槽13に移送され、そこ
で、浮上油分と温水とに大きく分離される。浮上油分は
液路l14を経由して液路l11に移送され、そこから系外
に排出される。
3の下部に貯留する温水には依然として油分が油滴とし
て含まれているので、この温水は、直接、液路l15を介
して油分除去手段12aに移送されたり、または、ポン
プP5 の作動により油分除去手段12aに導かれ、そこ
で、油分と温水とが完全に分離される。油分は液路l 11
から系外に排出され、そして温水は液路l10を経由して
再び湯洗液貯槽9に還流される。
L1 を循環する過程で圧延材Mから湯洗液Aに移行した
油分は浮上油分離槽13と油分除去手段12aによって
完全に除去されるので、湯洗液貯槽9に還流してきた湯
洗液Aは油分を含まず再生された状態になっていて、湯
洗に再使用することが可能になっている。次に、アルカ
リ洗浄室2では、脱脂液貯槽10に貯留され、ヒータ1
0aで約75℃程度に加熱されているアルカリ脱脂液B
が、ポンプP2 の作動により液路l2 を圧送され、上部
ノズル6aと下部ノズル6bから圧延材Mの上面と下面
に3〜5kg/cm2 の圧力で噴射されることにより、圧延
材Mの表面に残存付着している油分を完全に脱脂洗浄す
る。
室2を流れ落ち脱脂液貯槽10に貯留される。そして、
このアルカリ脱脂液Bは液循環経路L2 を循環し、その
過程で含まれていた油分が完全に除去されて再生され
る。すなわち、アルカリ脱脂液BはポンプP6 の作動に
より液路l12を経由して油分除去手段12bに移送さ
れ、そこで、浮上油分と油分を含まないアルカリ洗浄液
に分離される。
され、そこから系外に排出される。そして油分を含まな
いアルカリ脱脂液は液路l13を経由して脱脂液貯槽10
に還流される。したがって、アルカリ洗浄室2で使用さ
れたアルカリ脱脂液は液循環経路L2を循環する過程
で、圧延材Mから脱脂されてアルカリ脱脂液に移行した
油分は油分除去手段12bによって完全に除去されるの
で、脱脂液貯槽10に還流してきたアルカリ脱脂液は油
分を含まず、再びアルカリ洗浄室2で使用することがで
きる状態になっている。
油分が完全に除去された圧延材Mは、次に、前リンス室
3Aと仕上げリンス室3Bを走行する過程で、アルカリ
洗浄時に圧延材Mの表面に付着するアルカリ脱脂液が除
去され、リンスされ、エアブロー室3Dでは水分が吹き
飛ばされ、そして、次の乾燥室4で乾燥される。まず、
市水のようなリンス液C1 は液路l3 から第1のリンス
液貯槽11Aに貯留され、ヒータ11aで温度70℃程
度に加熱される。また、市水のようなリンス液C2 は液
路l5 から第2のリンス液貯槽11Bに貯留され、ヒー
タ11bで温度80℃程度に加熱される。
1 が液路l4 内に圧送され、またポンプP4 を作動して
リンス液C2 が液路l6 内に圧送される。リンス液C1
は、前記リンス室3A内で上部ノズル7aと下部ノズル
7bから圧延材Mの上面と下面に噴射され、またリンス
液C2 は、仕上げリンス室3B内で上部ノズル8aと下
部ノズル8bから圧延材Mの上面と下面に噴射される。
かくして、この2段階のリンス処理によって圧延材Mの
表面は洗浄される。
と仕上げリンス室3Bで使用されたリンス液C2 は合流
して流れ落ち、第1のリンス液貯槽11Aに貯留され、
液路l7 を経由して順次排出されていく。そして、湯洗
液Aは再生された状態で循環使用され、アルカリ脱脂液
Bも再生された状態で循環使用されるため、圧延材Mの
付着油分は湯洗室1とアルカリ洗浄室2で確実に除去す
ることができ、またこれらの液の油分濃度の上昇は起こ
らなくなる。それゆえ、リンス液貯槽11Aに貯留する
リンス液C1 に移行してくる油分は極めて少なくなる。
したがって、リンス液C1 の排水処理は容易となる。
装置は、湯洗とアルカリ脱脂洗浄の過程で圧延材の表面
から湯洗液やアルカリ脱脂液に移行した油分を、液循環
経路に介装した油分除去手段で分離して湯洗液やアルカ
リ脱脂液を再生して再使用することができるようにした
ので、リンス工程に油分が移行してリンス液における油
分濃度が上昇していくという事態は抑制される。したが
って、リンス液に対する排水処理は容易になる。
油分を完全に脱脂洗浄する前段で、圧延材に対しては、
前処理として湯洗処理が施されて付着油分の一部が予め
除去されるので、アルカリ脱脂洗浄時におけるアルカリ
脱脂液の負荷を軽減することができる。したがって、用
いるアルカリ脱脂液の使用寿命は長くなり、その経済的
メリットは大きくなる。
ある。
9 ,l10,l11,l12,l13,l14,l15 液路 L1 ,L2 液循環経路 A 湯洗液 B アルカリ脱脂液 C1 ,C2 リンス液 M 圧延材
Claims (1)
- 【請求項1】 走行する圧延材を取り囲んで、湯洗液ス
プレーノズルを有す湯洗室とアルカリ脱脂液スプレーノ
ズルを有するアルカリ洗浄室とリンス液スプレーノズル
を有するリンス室と乾燥室とが前記圧延材の走行方向に
対しこの順序で直列配置されている圧延材のアルカリ脱
脂装置であって、前記湯洗室、前記アルカリ洗浄室およ
び前記リンス室には、それぞれ、湯洗液貯槽、脱脂液貯
槽およびリンス液貯槽が接続され、前記湯洗液貯槽およ
び/または前記脱脂液貯槽には、各槽内の貯留液を循環
するための液循環経路が付設され、かつ、前記液循環経
路には油分除去手段が介装されていることを特徴とする
圧延材のアルカリ脱脂装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02566595A JP3589248B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 圧延材のアルカリ脱脂装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| JP2001131789A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Nisshin Steel Co Ltd | 電気めっき鋼板の前処理方法および前処理装置 |
| KR100803977B1 (ko) * | 2001-12-19 | 2008-02-15 | 주식회사 포스코 | 탈지라인의 순수 절감시스템 |
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-
1995
- 1995-02-14 JP JP02566595A patent/JP3589248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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