JPH08218569A - 積雪防止のための屋根構造 - Google Patents
積雪防止のための屋根構造Info
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- JPH08218569A JPH08218569A JP5344195A JP5344195A JPH08218569A JP H08218569 A JPH08218569 A JP H08218569A JP 5344195 A JP5344195 A JP 5344195A JP 5344195 A JP5344195 A JP 5344195A JP H08218569 A JPH08218569 A JP H08218569A
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- Japan
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- snow
- flat
- rain gutter
- roofs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 降雪に伴う風の力に着目し、この風の力を積
雪防止のために有効に利用できるように屋根の形状を工
夫し、これによって屋根上への積雪を極力防止すること
ができ、しかも、融雪のための熱源等も不要にすること
ができる技術を提供する。 【構成】 屋根Y2を水平かつ表面平坦に構成し、しか
も、その屋根Y2の上に載った雪が、屋根の表面に沿
い、その端から屋根の外部へ落下するよう移動すると
き、その移動の途中に何の障害物もない構造とした。
雪防止のために有効に利用できるように屋根の形状を工
夫し、これによって屋根上への積雪を極力防止すること
ができ、しかも、融雪のための熱源等も不要にすること
ができる技術を提供する。 【構成】 屋根Y2を水平かつ表面平坦に構成し、しか
も、その屋根Y2の上に載った雪が、屋根の表面に沿
い、その端から屋根の外部へ落下するよう移動すると
き、その移動の途中に何の障害物もない構造とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の屋根の構造を利
用して、その屋根への積雪を防止するための技術、特
に、降雪に伴う風の力を、積雪防止のために有効に利用
できるようにした技術に関するものである。
用して、その屋根への積雪を防止するための技術、特
に、降雪に伴う風の力を、積雪防止のために有効に利用
できるようにした技術に関するものである。
【0002】
【発明の背景】降雪地域では、建物の屋根に積もった雪
を排除するために、従来から種々の対策が採られてい
る。その一つとして、雪の自重を利用して屋根から落下
させる自然落雪方式がある。この自然落雪方式の場合、
屋根自体を急勾配にすることによって、雪を自重により
落下させ、屋根上に雪が一定の高さ以上積もらないよう
に工夫したものである。
を排除するために、従来から種々の対策が採られてい
る。その一つとして、雪の自重を利用して屋根から落下
させる自然落雪方式がある。この自然落雪方式の場合、
屋根自体を急勾配にすることによって、雪を自重により
落下させ、屋根上に雪が一定の高さ以上積もらないよう
に工夫したものである。
【0003】一方、積極的な方法として、地下水や温水
あるいは暖気などを利用し、屋根上の雪に熱を与えるこ
とによって融かす強制融雪方式がある。この強制融雪方
式としては、たとえば、(イ)特開昭57ー14307
0号公報(無落雪屋根の消雪装置)、あるいは(ロ)実
開昭57ー155230号公報(屋根構造)などに記載
されている。ここで、(イ)の無落雪屋根の消雪装置で
は、屋根をその中央部が低くなるような逆寄せ棟形式と
し、屋根上の雪に対して、室内の暖気や地下水による熱
を供給して融雪しながら、途中凍結しないように排出す
る方式である。また、(ロ)の屋根構造では、屋根材の
下に通風路を設け、この通風路内を通す温風の熱によっ
て屋根上の雪を融かす方式である。
あるいは暖気などを利用し、屋根上の雪に熱を与えるこ
とによって融かす強制融雪方式がある。この強制融雪方
式としては、たとえば、(イ)特開昭57ー14307
0号公報(無落雪屋根の消雪装置)、あるいは(ロ)実
開昭57ー155230号公報(屋根構造)などに記載
されている。ここで、(イ)の無落雪屋根の消雪装置で
は、屋根をその中央部が低くなるような逆寄せ棟形式と
し、屋根上の雪に対して、室内の暖気や地下水による熱
を供給して融雪しながら、途中凍結しないように排出す
る方式である。また、(ロ)の屋根構造では、屋根材の
下に通風路を設け、この通風路内を通す温風の熱によっ
て屋根上の雪を融かす方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の積雪対
策のうち、自然落雪方式の場合、屋根からの雪は建物の
周囲に落雪するため、問題が多い。特に、屋根の直下の
敷地上に高く積もるように落雪する形態となるので、建
物内への出入りが不便になるだけでなく、落下した雪の
除雪が必要となる。さらに、たとえば住宅密集地域のよ
うに自己の建物が隣家に近接している場合、その隣家に
まで落雪の影響を及ぼすという不都合もある。また、屋
根自体を相当な急勾配に造る必要があるため、その分、
屋根の面積が大きくなり、しかも屋根として必要な強度
を保持するための構造的な要素も加わるために、建物全
体の施工費が高くなる問題がある。また、急勾配の屋根
は、通常の屋根よりも高くなることから、特に住宅地な
どにおいては高さ制限を受けやすく、設計の自由度が損
なわれる問題もある。
策のうち、自然落雪方式の場合、屋根からの雪は建物の
周囲に落雪するため、問題が多い。特に、屋根の直下の
敷地上に高く積もるように落雪する形態となるので、建
物内への出入りが不便になるだけでなく、落下した雪の
除雪が必要となる。さらに、たとえば住宅密集地域のよ
うに自己の建物が隣家に近接している場合、その隣家に
まで落雪の影響を及ぼすという不都合もある。また、屋
根自体を相当な急勾配に造る必要があるため、その分、
屋根の面積が大きくなり、しかも屋根として必要な強度
を保持するための構造的な要素も加わるために、建物全
体の施工費が高くなる問題がある。また、急勾配の屋根
は、通常の屋根よりも高くなることから、特に住宅地な
どにおいては高さ制限を受けやすく、設計の自由度が損
なわれる問題もある。
【0005】一方、強制融雪方式の場合、上記のような
問題が生じることは少ないが、その反面、屋根上の雪を
融かすための熱源が必要となり、融雪のためのランニン
グコストが非常に高くつく問題がある。しかも、たとえ
ば温水利用、あるいは暖気利用のいずれにしても、その
熱源を屋根上の雪に導くための大規模な設備が必要にな
るだけでなく、屋根自体の構造や形状まで特別に大幅変
更しなければならないといった問題がある。
問題が生じることは少ないが、その反面、屋根上の雪を
融かすための熱源が必要となり、融雪のためのランニン
グコストが非常に高くつく問題がある。しかも、たとえ
ば温水利用、あるいは暖気利用のいずれにしても、その
熱源を屋根上の雪に導くための大規模な設備が必要にな
るだけでなく、屋根自体の構造や形状まで特別に大幅変
更しなければならないといった問題がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、以上のような点を考慮してな
されたもので、降雪に伴う風の力に着目し、この風の力
を積雪防止のために有効に利用できるように屋根の形状
を工夫し、これによって屋根上への積雪を極力防止する
ことができ、しかも、融雪のための熱源等も不要にする
ことができる技術を提供することを目的とする。
されたもので、降雪に伴う風の力に着目し、この風の力
を積雪防止のために有効に利用できるように屋根の形状
を工夫し、これによって屋根上への積雪を極力防止する
ことができ、しかも、融雪のための熱源等も不要にする
ことができる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の着眼点】本発明では、積雪した雪を消雪する考
えよりも、積雪自体をなくす考え方を採用した。なぜな
ら、消雪にはエネルギーが必要であるため、そのための
コストが余分にかかるからである。そして、本発明で
は、積雪防止の方策として、いろいろな実験を通して見
い出した経験則を利用する。すなわち、雪には風が伴う
という経験則であり、その風を積雪防止に利用するとい
う考え方である。
えよりも、積雪自体をなくす考え方を採用した。なぜな
ら、消雪にはエネルギーが必要であるため、そのための
コストが余分にかかるからである。そして、本発明で
は、積雪防止の方策として、いろいろな実験を通して見
い出した経験則を利用する。すなわち、雪には風が伴う
という経験則であり、その風を積雪防止に利用するとい
う考え方である。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明では、
屋根を水平かつ表面平坦に構成し、しかも、その屋根の
上に載った雪が、屋根の表面に沿い、その端から屋根の
外部へ落下するよう移動するとき、その移動の途中に何
の障害物もない構造とした。屋根が水平かつ表面平坦に
構成されているので、屋根全体を風が自由にしかも何の
抵抗も受けずに吹き抜けることができる。したがって、
降雪時においては、それに伴う風の力によって、雪が屋
根上を転がるように移動する。そして、その雪が屋根の
端から外部へと落下するように移動するとき、その移動
の途中に何の障害物もない構造となっているから、雪自
体は屋根の外部へと円滑に移動あるいは吹き飛ばされる
ように落下することになる。このような作用は、降雪に
伴う風の力が強いほど顕著となり、これによって屋根上
に雪が積もるのを防止し、同時に屋根の軒下に落下して
そこへ積雪するのを著しく少なくすることが可能にな
る。また、風雪の具合によって、雪が屋根上に積もった
場合でも、屋根上に平坦に積もる形態となるから、風の
強い日に吹き飛ばされ易い形態となり、それ以上は積も
らなくなる。
屋根を水平かつ表面平坦に構成し、しかも、その屋根の
上に載った雪が、屋根の表面に沿い、その端から屋根の
外部へ落下するよう移動するとき、その移動の途中に何
の障害物もない構造とした。屋根が水平かつ表面平坦に
構成されているので、屋根全体を風が自由にしかも何の
抵抗も受けずに吹き抜けることができる。したがって、
降雪時においては、それに伴う風の力によって、雪が屋
根上を転がるように移動する。そして、その雪が屋根の
端から外部へと落下するように移動するとき、その移動
の途中に何の障害物もない構造となっているから、雪自
体は屋根の外部へと円滑に移動あるいは吹き飛ばされる
ように落下することになる。このような作用は、降雪に
伴う風の力が強いほど顕著となり、これによって屋根上
に雪が積もるのを防止し、同時に屋根の軒下に落下して
そこへ積雪するのを著しく少なくすることが可能にな
る。また、風雪の具合によって、雪が屋根上に積もった
場合でも、屋根上に平坦に積もる形態となるから、風の
強い日に吹き飛ばされ易い形態となり、それ以上は積も
らなくなる。
【0009】本発明の実施において、より好ましい屋根
構造としては、表面に防水層を備え、その一端から他端
の全域にわたって水平かつ表面平坦な平屋根であって、
その平屋根の軒先側の端部が自由端となり、その自由端
は、前記平屋根の他の部分よりも低い配置とするのが好
適である。このようにした場合、屋根の軒先側の端部で
ある自由端は、平屋根の他の部分よりも低い配置となっ
ているので、屋根に載った雪が屋根の外部へ落下するよ
う移動するときに、その移動の途中に何の抵抗も受けな
くなり、円滑に移動可能になる。
構造としては、表面に防水層を備え、その一端から他端
の全域にわたって水平かつ表面平坦な平屋根であって、
その平屋根の軒先側の端部が自由端となり、その自由端
は、前記平屋根の他の部分よりも低い配置とするのが好
適である。このようにした場合、屋根の軒先側の端部で
ある自由端は、平屋根の他の部分よりも低い配置となっ
ているので、屋根に載った雪が屋根の外部へ落下するよ
う移動するときに、その移動の途中に何の抵抗も受けな
くなり、円滑に移動可能になる。
【0010】前記屋根の勾配としては、屋根の水平を損
なわない程度であって、しかも排水に支障を来たさない
程度の勾配をつけるのが好適であり、例えば1/100
程度の勾配である。勿論、それ以上の勾配をつけること
もできるが、あまりにつけすぎると、屋根の四方八方か
らの風に対して、かげになる部分や方角ができてしま
い、そのため、風が屋根表面全体をストレートに吹き抜
ける作用が低下して積雪しやすくなることも考えられる
ので、望ましくない。
なわない程度であって、しかも排水に支障を来たさない
程度の勾配をつけるのが好適であり、例えば1/100
程度の勾配である。勿論、それ以上の勾配をつけること
もできるが、あまりにつけすぎると、屋根の四方八方か
らの風に対して、かげになる部分や方角ができてしま
い、そのため、風が屋根表面全体をストレートに吹き抜
ける作用が低下して積雪しやすくなることも考えられる
ので、望ましくない。
【0011】本発明においては、屋根が水平かつ表面平
坦な平屋根となるので、その平屋根の周囲に雨樋が設け
られる場合が多い。したがってその場合には、雨樋の上
部が平屋根の表面よりも突出しないように構成される。
このようにすることにより、屋根上の雪が風の力によっ
て屋根の外部へ落下するよう移動するとき、その雨樋が
何の障害となることもない。この雨樋としては、雨樋専
用として構成することもできるが、屋根の軒先材と兼用
の構成とする方が、施工性や経済性、外観などの点で好
ましい。軒先材と兼用とする場合には、平屋根の周囲で
あって、その平屋根の表面よりも低い位置に軒先材を取
り付ける構成とし、その軒先材の上部に雨樋を形成する
溝を設けた構成とするのが好適である。そうすれば、軒
先材を所定の位置に取り付けるだけで、雨樋が初めから
平屋根の表面よりも突出しないように設定可能になる。
坦な平屋根となるので、その平屋根の周囲に雨樋が設け
られる場合が多い。したがってその場合には、雨樋の上
部が平屋根の表面よりも突出しないように構成される。
このようにすることにより、屋根上の雪が風の力によっ
て屋根の外部へ落下するよう移動するとき、その雨樋が
何の障害となることもない。この雨樋としては、雨樋専
用として構成することもできるが、屋根の軒先材と兼用
の構成とする方が、施工性や経済性、外観などの点で好
ましい。軒先材と兼用とする場合には、平屋根の周囲で
あって、その平屋根の表面よりも低い位置に軒先材を取
り付ける構成とし、その軒先材の上部に雨樋を形成する
溝を設けた構成とするのが好適である。そうすれば、軒
先材を所定の位置に取り付けるだけで、雨樋が初めから
平屋根の表面よりも突出しないように設定可能になる。
【0012】ここで、雨樋の中にも積雪したり、あるい
は雪が凍結したりすることを考慮した場合、雨樋自体の
溝の深さや幅などについても配慮する必要がある。その
意味からも、雨樋の溝の水平方向の幅をその深さよりも
大とするのが好適である。そうすることによって、雨樋
への積雪量を少なくすることができ、しかも、雨樋の単
位長さにおける内容積を確保できるので、大雨時などに
おける雨樋本来の機能も十分に発揮させることができ
る。
は雪が凍結したりすることを考慮した場合、雨樋自体の
溝の深さや幅などについても配慮する必要がある。その
意味からも、雨樋の溝の水平方向の幅をその深さよりも
大とするのが好適である。そうすることによって、雨樋
への積雪量を少なくすることができ、しかも、雨樋の単
位長さにおける内容積を確保できるので、大雨時などに
おける雨樋本来の機能も十分に発揮させることができ
る。
【0013】また、前記平屋根の屋根材としては、水平
性や平坦性の確保、並びに強度、断熱効果、あるいは施
工性などの点を考慮して、軽量気泡コンクリート版とそ
の上に設けられ防水シートとを含む構成とするのが好適
である。防水シートとしては樹脂系のものが好適に用い
られ、水密性や平坦性をより高めるために、必要に応じ
てさらにその上から樹脂コーティングなどが施される。
性や平坦性の確保、並びに強度、断熱効果、あるいは施
工性などの点を考慮して、軽量気泡コンクリート版とそ
の上に設けられ防水シートとを含む構成とするのが好適
である。防水シートとしては樹脂系のものが好適に用い
られ、水密性や平坦性をより高めるために、必要に応じ
てさらにその上から樹脂コーティングなどが施される。
【0014】
【実施例】図1は、屋根の全体形状を示す側面図であ
り、図2は雨樋との関係を示す一部断面側面図である。
なお、実施例においては二階建ての平屋根式住戸の例を
示してある。これらの図において、符号Y1は一階の平
屋根であり、Y2は二階の平屋根である。これらの屋根
Y1、Y2は、その勾配がいずれも1/100程度であ
り、したがって、全体としては、ほぼ水平でしかも平坦
に構成してある。
り、図2は雨樋との関係を示す一部断面側面図である。
なお、実施例においては二階建ての平屋根式住戸の例を
示してある。これらの図において、符号Y1は一階の平
屋根であり、Y2は二階の平屋根である。これらの屋根
Y1、Y2は、その勾配がいずれも1/100程度であ
り、したがって、全体としては、ほぼ水平でしかも平坦
に構成してある。
【0015】前記屋根Y1、Y2の屋根材としては、こ
こでは、その構造材となる軽量気泡コンクリート版(A
LC版)10が用いられ、その上に、防水層を形成する
ための防水シート11が設けられた構成である。したが
って、屋根Y1、Y2は、いずれもその表面に凹凸のな
い、きわめて均一な平坦面となるように配慮されてい
る。
こでは、その構造材となる軽量気泡コンクリート版(A
LC版)10が用いられ、その上に、防水層を形成する
ための防水シート11が設けられた構成である。したが
って、屋根Y1、Y2は、いずれもその表面に凹凸のな
い、きわめて均一な平坦面となるように配慮されてい
る。
【0016】一階の屋根Y1および二階の屋根Y2の周
囲には、雨樋20が設けられている。この雨樋20は、
ユニット式のもので、いわゆる軒先材21を兼ねる構成
である。したがって、この雨樋20は、外壁Gの部分か
ら軒先として必要な長さ、例えば30〜90cm前後、
ここでは50cm程度の突出長を有するように構成して
ある。また、外観にも配慮して、30cm前後の高さを
もつように構成してある。そして、このように軒先材2
1と兼用とする場合には、屋根の周囲であって、その屋
根の表面よりも低い位置に軒先材21を躯体Kの取り付
け部30の部分にねじ止めなどの結合手段によって取り
付ける構成とし、その軒先材21の上部に雨樋20を形
成する溝22を設けた構成とするのが好適である。
囲には、雨樋20が設けられている。この雨樋20は、
ユニット式のもので、いわゆる軒先材21を兼ねる構成
である。したがって、この雨樋20は、外壁Gの部分か
ら軒先として必要な長さ、例えば30〜90cm前後、
ここでは50cm程度の突出長を有するように構成して
ある。また、外観にも配慮して、30cm前後の高さを
もつように構成してある。そして、このように軒先材2
1と兼用とする場合には、屋根の周囲であって、その屋
根の表面よりも低い位置に軒先材21を躯体Kの取り付
け部30の部分にねじ止めなどの結合手段によって取り
付ける構成とし、その軒先材21の上部に雨樋20を形
成する溝22を設けた構成とするのが好適である。
【0017】さて、このような構成の雨樋20は、図2
で明示するように、屋根Y1あるいは屋根Y2の表面よ
りも突出しないように、好ましくは若干低くなるように
設定してある。こうすることによって、屋根上の雪が屋
根の外部へと落下するように移動するとき、雨樋20自
体が障害物とならないようにすることができる。さら
に、雨樋20の溝22の幅wについても、その深さdよ
りも大となるように設定してある。即ち、雨樋20を積
極的に浅く形成してある。したがって、雨樋20内に積
もる雪は小量となって融雪しやすく、しかもそこで凍結
した場合にも、雨樋20の上面が大きく開口しているの
で、雨樋自体が凍結による影響を受けにくい構造とな
る。
で明示するように、屋根Y1あるいは屋根Y2の表面よ
りも突出しないように、好ましくは若干低くなるように
設定してある。こうすることによって、屋根上の雪が屋
根の外部へと落下するように移動するとき、雨樋20自
体が障害物とならないようにすることができる。さら
に、雨樋20の溝22の幅wについても、その深さdよ
りも大となるように設定してある。即ち、雨樋20を積
極的に浅く形成してある。したがって、雨樋20内に積
もる雪は小量となって融雪しやすく、しかもそこで凍結
した場合にも、雨樋20の上面が大きく開口しているの
で、雨樋自体が凍結による影響を受けにくい構造とな
る。
【0018】屋根Y1、Y2をこのような構造とした場
合、たとえば屋根Y2上に載る雪は、降雪に伴う風の力
によって、その屋根Y2上をさらさらと転がるように移
動し、屋根Y2の外部へと吹き飛ばされるように落下す
る。このとき、雨樋20の上部が屋根Y2の表面よりも
突出しないように配慮しているので、その雨樋20の部
分によって雪の移動が邪魔されることなく、屋根Y2の
外部へと円滑に移動する。したがって、屋根Y2上に積
雪するのを効果的に防止することができる。この場合、
特に、降雪に伴う風の力を利用するので、強制融雪する
方法に比べて何らの熱源も必要とせず、きわめて経済的
である。また、このように風の力を利用して雪を屋根の
外部に落下させるので、急勾配屋根のように落雪によっ
て屋根の軒下に高く積もるのも極力防止することができ
る。
合、たとえば屋根Y2上に載る雪は、降雪に伴う風の力
によって、その屋根Y2上をさらさらと転がるように移
動し、屋根Y2の外部へと吹き飛ばされるように落下す
る。このとき、雨樋20の上部が屋根Y2の表面よりも
突出しないように配慮しているので、その雨樋20の部
分によって雪の移動が邪魔されることなく、屋根Y2の
外部へと円滑に移動する。したがって、屋根Y2上に積
雪するのを効果的に防止することができる。この場合、
特に、降雪に伴う風の力を利用するので、強制融雪する
方法に比べて何らの熱源も必要とせず、きわめて経済的
である。また、このように風の力を利用して雪を屋根の
外部に落下させるので、急勾配屋根のように落雪によっ
て屋根の軒下に高く積もるのも極力防止することができ
る。
【0019】ところで、雪がしんしんと降るような、降
雪に伴う風がないときも考えられる。このような場合に
は、屋根上に雪が積もることになる。しかし、通常の場
合、その後に風が出てくるのは自然現象であって、その
場合には、低気圧の通過に伴なう風のように、逆に風が
強く吹くのが一般的である。その際、屋根上の雪は屋根
が水平かつ平坦であるため、平坦な層状に積雪した状態
となっている。したがって、この屋根上の雪は強風によ
って極めて吹き飛ばされやすい状態になる。また、さら
にその上に降る雪も、屋根上の積雪の表面が平坦である
から、やはり、風の力によって屋根の外部へと吹き飛ば
されるように落下しやすくなり、これにより、屋根上に
それ以上積雪するのが効果的に防止される。
雪に伴う風がないときも考えられる。このような場合に
は、屋根上に雪が積もることになる。しかし、通常の場
合、その後に風が出てくるのは自然現象であって、その
場合には、低気圧の通過に伴なう風のように、逆に風が
強く吹くのが一般的である。その際、屋根上の雪は屋根
が水平かつ平坦であるため、平坦な層状に積雪した状態
となっている。したがって、この屋根上の雪は強風によ
って極めて吹き飛ばされやすい状態になる。また、さら
にその上に降る雪も、屋根上の積雪の表面が平坦である
から、やはり、風の力によって屋根の外部へと吹き飛ば
されるように落下しやすくなり、これにより、屋根上に
それ以上積雪するのが効果的に防止される。
【0020】なお、以上の実施例においては、一階にも
屋根を設けた住宅の例を示したが、総二階建てのように
二階のみに屋根を設けた建物では、屋根と風との方向性
を考慮する必要が全く無くなるので、さらに効果的であ
る。また、実施例では住宅の屋根構造を示したが、住宅
に限らず、他の建物にも適用できることは勿論である。
屋根を設けた住宅の例を示したが、総二階建てのように
二階のみに屋根を設けた建物では、屋根と風との方向性
を考慮する必要が全く無くなるので、さらに効果的であ
る。また、実施例では住宅の屋根構造を示したが、住宅
に限らず、他の建物にも適用できることは勿論である。
【図1】 本発明の実施例を示す建物の概略側面図であ
る。
る。
【図2】 本発明の実施例を示す建物の一部断面側面図
である。
である。
Y1、Y2 屋根 10 屋根材 11 防水シート(防水層) 20 雨樋
Claims (7)
- 【請求項1】 屋根を水平かつ表面平坦に構成し、しか
も、その屋根の上に載った雪が、屋根の表面に沿い、そ
の端から屋根の外部へ落下するよう移動するとき、その
移動の途中に何の障害物もない構造とした、積雪防止の
ための屋根構造。 - 【請求項2】 表面に防水層を備え、その一端から他端
の全域にわたって水平かつ表面平坦な平屋根であって、
その平屋根の軒先側の端部が自由端となり、その自由端
は、前記平屋根の他の部分よりも低い配置となってい
る、積雪防止のための屋根構造。 - 【請求項3】 前記屋根の勾配が1/100程度であ
る、請求項2記載の積雪防止のための屋根構造。 - 【請求項4】 前記平屋根の周囲に雨樋が設けられ、そ
の雨樋の上部の高さが、平屋根の表面の高さと同等もし
くはそれよりも低く構成されている、請求項2または3
記載の積雪防止のための屋根構造。 - 【請求項5】 前記雨樋の溝の水平方向の幅がその深さ
よりも大である、請求項4記載の積雪防止のための屋根
構造。 - 【請求項6】 前記平屋根の周囲であって、その平屋根
の表面よりも低い位置に軒先材が設けられ、その軒先材
の上部に前記雨樋を構成する溝が設けられている、請求
項4または5記載の積雪防止のための屋根構造。 - 【請求項7】 前記平屋根の屋根材が軽量気泡コンクリ
ート版とその上に設けられた防水シートとを含む構成で
ある、請求項2記載の積雪防止のための屋根構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344195A JPH08218569A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 積雪防止のための屋根構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5344195A JPH08218569A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 積雪防止のための屋根構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218569A true JPH08218569A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12942950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5344195A Pending JPH08218569A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | 積雪防止のための屋根構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218569A (ja) |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5344195A patent/JPH08218569A/ja active Pending
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