JPH08218610A - 貫通孔の充填材支持具 - Google Patents
貫通孔の充填材支持具Info
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- JPH08218610A JPH08218610A JP7030383A JP3038395A JPH08218610A JP H08218610 A JPH08218610 A JP H08218610A JP 7030383 A JP7030383 A JP 7030383A JP 3038395 A JP3038395 A JP 3038395A JP H08218610 A JPH08218610 A JP H08218610A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支持状態の異なる複数種の長尺体を、構造体
の貫通孔にそれぞれ個別の支持状態で挿通支持させるこ
とができながら、部品点数が少なく、汎用性の高い貫通
孔の充填材支持具を提供する。 【構成】 構造体1に一体的に取付自在な支持フレーム
3を設け、構造体1に設けられた長尺体挿通用貫通孔2
の内空部で、貫通孔2に挿通した長尺体Lとの間に充填
される充填材Jを支持自在な支持板4を、支持フレーム
3に対して着脱自在に設け、貫通孔2を径方向に仕切り
自在な仕切板5を、支持フレーム3に対して、貫通孔2
の径方向に沿ってスライド自在に取り付けてあるところ
にある。
の貫通孔にそれぞれ個別の支持状態で挿通支持させるこ
とができながら、部品点数が少なく、汎用性の高い貫通
孔の充填材支持具を提供する。 【構成】 構造体1に一体的に取付自在な支持フレーム
3を設け、構造体1に設けられた長尺体挿通用貫通孔2
の内空部で、貫通孔2に挿通した長尺体Lとの間に充填
される充填材Jを支持自在な支持板4を、支持フレーム
3に対して着脱自在に設け、貫通孔2を径方向に仕切り
自在な仕切板5を、支持フレーム3に対して、貫通孔2
の径方向に沿ってスライド自在に取り付けてあるところ
にある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造体に設けられた貫
通孔とその貫通孔に挿通した長尺体との間に充填される
充填材を、支持するための貫通孔の充填材支持具に関す
る。
通孔とその貫通孔に挿通した長尺体との間に充填される
充填材を、支持するための貫通孔の充填材支持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貫通孔の充填材支持具と
しては、一つの貫通孔に内嵌状態で係止自在な一つの枠
部材を設け、その枠部材に底部材を設け、前記枠部材の
内空部の長尺体挿通用貫通空間を一つの区画に形成して
あり、前記空間に挿通させた長尺体と、枠部材との間に
充填材を充填して支持できるように形成してあるものが
あった。
しては、一つの貫通孔に内嵌状態で係止自在な一つの枠
部材を設け、その枠部材に底部材を設け、前記枠部材の
内空部の長尺体挿通用貫通空間を一つの区画に形成して
あり、前記空間に挿通させた長尺体と、枠部材との間に
充填材を充填して支持できるように形成してあるものが
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】構造体に貫通させる長
尺体には、様々なものがあり、例えば、外周部に可燃性
の断熱被覆層を備えた冷媒配管や、火災の影響を受けに
くい鋼管単体からなる給排水管等があり、これら複数種
の長尺体を、スラブや仕切壁等からなる構造体にそれぞ
れ貫通させる場合、前記構造体によって仕切られた両空
間相互の類焼を防止するために、前記冷媒配管では難燃
性の熱膨張型パテからなる充填材によって管の貫通部周
囲を充填して、火災が起こっても膨張した充填材によっ
て管周囲を確実にパックできるようにしたり、給排水管
では火災による容積変化が少なく且つ安価なモルタルか
らなる充填材によって管の貫通部周囲を充填している。
また、各長尺体は、当該貫通孔への貫通設置時期が一致
することは希で、一般的には、それぞれ別々の時期に貫
通設置することが多い。更には、当初予定になかった長
尺体を、後から追加して貫通設置することもある。
尺体には、様々なものがあり、例えば、外周部に可燃性
の断熱被覆層を備えた冷媒配管や、火災の影響を受けに
くい鋼管単体からなる給排水管等があり、これら複数種
の長尺体を、スラブや仕切壁等からなる構造体にそれぞ
れ貫通させる場合、前記構造体によって仕切られた両空
間相互の類焼を防止するために、前記冷媒配管では難燃
性の熱膨張型パテからなる充填材によって管の貫通部周
囲を充填して、火災が起こっても膨張した充填材によっ
て管周囲を確実にパックできるようにしたり、給排水管
では火災による容積変化が少なく且つ安価なモルタルか
らなる充填材によって管の貫通部周囲を充填している。
また、各長尺体は、当該貫通孔への貫通設置時期が一致
することは希で、一般的には、それぞれ別々の時期に貫
通設置することが多い。更には、当初予定になかった長
尺体を、後から追加して貫通設置することもある。
【0004】従来の貫通孔の充填材支持具によれば、長
尺体挿通用貫通空間に複数の長尺体を挿通する場合、夫
々の長尺体は同一の貫通空間(区画)に位置することに
なるから、夫々の長尺体は同じ充填材によって同じ支持
状態で支持されることになる。しかし、上述のように、
支持状態を異ならせる必要のある複数種の長尺体や、設
置時期の異なる長尺体を、構造体に貫通させるために
は、複数の貫通孔を構造体に設置し、それらの貫通孔毎
に支持状態の共通する長尺体どうしを振り分けて挿通さ
せなければならず、複数の貫通孔を設置するのに手間が
掛かって、長尺体設置効率の低下をまねく危険性がある
と共に、構造体に対して貫通孔が分散配置されるために
広い貫通スペースが必要となって場所をとるという問題
がある。
尺体挿通用貫通空間に複数の長尺体を挿通する場合、夫
々の長尺体は同一の貫通空間(区画)に位置することに
なるから、夫々の長尺体は同じ充填材によって同じ支持
状態で支持されることになる。しかし、上述のように、
支持状態を異ならせる必要のある複数種の長尺体や、設
置時期の異なる長尺体を、構造体に貫通させるために
は、複数の貫通孔を構造体に設置し、それらの貫通孔毎
に支持状態の共通する長尺体どうしを振り分けて挿通さ
せなければならず、複数の貫通孔を設置するのに手間が
掛かって、長尺体設置効率の低下をまねく危険性がある
と共に、構造体に対して貫通孔が分散配置されるために
広い貫通スペースが必要となって場所をとるという問題
がある。
【0005】このような問題点を解決するものとして、
前記枠部材に、前記長尺体挿通用貫通空間を複数に分割
するための仕切部を設けておくことが考えられる。しか
し、前記仕切部によって区画される各貫通空間には、常
に、同じ種類・寸法(外径)の長尺体が挿通されるわけ
ではないから、仕切り間隔を変えて形成した何通りかの
充填材支持具を用意しておく必要があり、製品点数が多
くなると共に、大量生産の実施を前提にした場合には、
コストアップになるという問題がある。
前記枠部材に、前記長尺体挿通用貫通空間を複数に分割
するための仕切部を設けておくことが考えられる。しか
し、前記仕切部によって区画される各貫通空間には、常
に、同じ種類・寸法(外径)の長尺体が挿通されるわけ
ではないから、仕切り間隔を変えて形成した何通りかの
充填材支持具を用意しておく必要があり、製品点数が多
くなると共に、大量生産の実施を前提にした場合には、
コストアップになるという問題がある。
【0006】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、支持状態の異なる複数種の長尺体を、構造体の貫
通孔にそれぞれ個別の支持状態で挿通支持させることが
できながら、色々な長尺体配置状況に対応でき、汎用性
の高い貫通孔の充填材支持具を提供するところにある。
消し、支持状態の異なる複数種の長尺体を、構造体の貫
通孔にそれぞれ個別の支持状態で挿通支持させることが
できながら、色々な長尺体配置状況に対応でき、汎用性
の高い貫通孔の充填材支持具を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成は、前記構
造体に一体的に取付自在な支持フレームを設け、前記構
造体に設けられた長尺体挿通用貫通孔の内空部で、前記
貫通孔に挿通した長尺体との間に充填される充填材を支
持自在な支持板を、前記支持フレームに対して着脱自在
に設け、前記貫通孔を径方向に仕切り自在な仕切板を、
前記支持フレームに対して、前記貫通孔の径方向に沿っ
てスライド自在に取り付けてあるところにある。
の本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成は、前記構
造体に一体的に取付自在な支持フレームを設け、前記構
造体に設けられた長尺体挿通用貫通孔の内空部で、前記
貫通孔に挿通した長尺体との間に充填される充填材を支
持自在な支持板を、前記支持フレームに対して着脱自在
に設け、前記貫通孔を径方向に仕切り自在な仕切板を、
前記支持フレームに対して、前記貫通孔の径方向に沿っ
てスライド自在に取り付けてあるところにある。
【0008】尚、前記支持板が、前記長尺体の挿通部を
挟んで分割形成してあったり、更には、前記支持フレー
ムに、前記構造体との係合部を形成してあってもよい。
挟んで分割形成してあったり、更には、前記支持フレー
ムに、前記構造体との係合部を形成してあってもよい。
【0009】
【作用】本発明の貫通孔の充填材支持具の特徴構成によ
れば、前記構造体に一体的に取付自在な支持フレームを
設け、前記貫通孔の内空部で前記充填材を支持自在な支
持板を、前記支持フレームに対して着脱自在に設け、前
記貫通孔を径方向に仕切り自在な仕切板を設けてあるか
ら、前記支持フレームを取り付けた構造体の貫通孔内
を、前記仕切板によって複数の長尺体挿通用貫通空間に
区画することができるようになり、それらの区画空間に
挿通させる各長尺体の挿通設置作業も、個別に実施する
ことが可能となり、例えば、長尺体の挿通設置時期がそ
れぞれずれたにしても、他の設置済みの長尺体に悪影響
を及ぼす事なく挿通設置作業を進めることができ、更に
は、種類の異なる複数の長尺体をそれぞれの貫通空間に
設置した後に、一部の種類の長尺体のみを差し替えるよ
うな場合にも、他の種類の長尺体に影響なく単独で作業
を進めることが可能となる。
れば、前記構造体に一体的に取付自在な支持フレームを
設け、前記貫通孔の内空部で前記充填材を支持自在な支
持板を、前記支持フレームに対して着脱自在に設け、前
記貫通孔を径方向に仕切り自在な仕切板を設けてあるか
ら、前記支持フレームを取り付けた構造体の貫通孔内
を、前記仕切板によって複数の長尺体挿通用貫通空間に
区画することができるようになり、それらの区画空間に
挿通させる各長尺体の挿通設置作業も、個別に実施する
ことが可能となり、例えば、長尺体の挿通設置時期がそ
れぞれずれたにしても、他の設置済みの長尺体に悪影響
を及ぼす事なく挿通設置作業を進めることができ、更に
は、種類の異なる複数の長尺体をそれぞれの貫通空間に
設置した後に、一部の種類の長尺体のみを差し替えるよ
うな場合にも、他の種類の長尺体に影響なく単独で作業
を進めることが可能となる。
【0010】更には、構造体には、各長尺体挿通用空間
を集約した貫通孔を一つ設けるだけで、上述の通り種類
の異なる複数の長尺体を、現場状況にあった状態で各別
の挿通空間に挿通設置することができ、その結果、貫通
孔の設置手間を少なくし、且つ、省スペース化すること
ができる。
を集約した貫通孔を一つ設けるだけで、上述の通り種類
の異なる複数の長尺体を、現場状況にあった状態で各別
の挿通空間に挿通設置することができ、その結果、貫通
孔の設置手間を少なくし、且つ、省スペース化すること
ができる。
【0011】そして、前記仕切板は、前記支持フレーム
に対して、前記貫通孔の径方向に沿ってスライド自在に
取り付けてあるから、貫通孔に挿通させる各長尺体の大
きさ・本数・形状・配置等に合わせて、仕切り間隔を自
由に変更することができるようになり、限られた貫通孔
の空間を、長尺体挿通用貫通空間として、現場状況にマ
ッチした状態で、より効率よく使い分けることが可能と
なる。従って、予め決められた位置に仕切板を固着して
あるものに比べて、長尺体挿通作業の自由度が向上し、
汎用性の高い充填材支持具とすることができ、その結
果、仕切り間隔を異ならせた何通りもの充填材支持具を
用意しなくても兼用化が可能となり、大量生産上のコス
トダウンを叶えることができる。
に対して、前記貫通孔の径方向に沿ってスライド自在に
取り付けてあるから、貫通孔に挿通させる各長尺体の大
きさ・本数・形状・配置等に合わせて、仕切り間隔を自
由に変更することができるようになり、限られた貫通孔
の空間を、長尺体挿通用貫通空間として、現場状況にマ
ッチした状態で、より効率よく使い分けることが可能と
なる。従って、予め決められた位置に仕切板を固着して
あるものに比べて、長尺体挿通作業の自由度が向上し、
汎用性の高い充填材支持具とすることができ、その結
果、仕切り間隔を異ならせた何通りもの充填材支持具を
用意しなくても兼用化が可能となり、大量生産上のコス
トダウンを叶えることができる。
【0012】また、例えば、前記充填材としてパテ状の
ものを使用する場合には、前記仕切板をパテ詰め部分か
ら退避する側へスライドさせておき、広い作業空間を確
保した状態でパテ詰め作業を行い、その後、前記仕切板
をもとの位置にスライドさせる充填方法をとることがで
きるから、貫通孔への充填材の充填作業効率を、向上さ
せることができる。
ものを使用する場合には、前記仕切板をパテ詰め部分か
ら退避する側へスライドさせておき、広い作業空間を確
保した状態でパテ詰め作業を行い、その後、前記仕切板
をもとの位置にスライドさせる充填方法をとることがで
きるから、貫通孔への充填材の充填作業効率を、向上さ
せることができる。
【0013】尚、前記支持板が、前記長尺体の挿通部を
挟んで分割形成してあれば、分割することによってコン
パクトになり、設置し易くすることが可能となるほか、
各長尺体挿通用貫通空間に長尺体を挿通させた後からで
も支持板を長尺体周囲に設置することが可能となり、作
業の融通性を向上させることができる。
挟んで分割形成してあれば、分割することによってコン
パクトになり、設置し易くすることが可能となるほか、
各長尺体挿通用貫通空間に長尺体を挿通させた後からで
も支持板を長尺体周囲に設置することが可能となり、作
業の融通性を向上させることができる。
【0014】更には、前記支持フレームに、前記構造体
との係合部を形成してあれば、支持フレームを構造体と
係合する状態に設置することができ、支持フレームと構
造体とをより強力に結合させることができる。その結
果、例えば、火災が発生して前記支持フレームに熱が作
用しても、単独で変形し難くすることができ、構造体と
の間に煙や炎が通過自在な隙間が生じるのを防止するこ
とができ、より確実な防火貫通部を形成することが可能
となる。
との係合部を形成してあれば、支持フレームを構造体と
係合する状態に設置することができ、支持フレームと構
造体とをより強力に結合させることができる。その結
果、例えば、火災が発生して前記支持フレームに熱が作
用しても、単独で変形し難くすることができ、構造体と
の間に煙や炎が通過自在な隙間が生じるのを防止するこ
とができ、より確実な防火貫通部を形成することが可能
となる。
【0015】
【発明の効果】従って、本発明の貫通孔の充填材支持具
によれば、構造体の貫通孔を、様々な区画状況で自由に
仕切ることが簡単にできるから、充填材支持具の汎用性
を向上させることができ、それと同時に、製品としての
コストダウンを図ることが可能となる。また、異なる複
数種の長尺体を、構造体の貫通孔の各区画にそれぞれ個
別の支持状態で且つ作業効率よく挿通支持させることも
可能となり、貫通スペースの省スペース化、及び、長尺
体の挿通設置作業・充填材の充填作業の効率、挿通後の
メンテナンス性を向上させることが可能となる。
によれば、構造体の貫通孔を、様々な区画状況で自由に
仕切ることが簡単にできるから、充填材支持具の汎用性
を向上させることができ、それと同時に、製品としての
コストダウンを図ることが可能となる。また、異なる複
数種の長尺体を、構造体の貫通孔の各区画にそれぞれ個
別の支持状態で且つ作業効率よく挿通支持させることも
可能となり、貫通スペースの省スペース化、及び、長尺
体の挿通設置作業・充填材の充填作業の効率、挿通後の
メンテナンス性を向上させることが可能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0017】図1・4は、構造体の一例である鉄筋コン
クリート製のスラブ1に設けられた長尺体L挿通用の貫
通孔2に、本発明の貫通孔の充填材支持具の一実施例
(以後、単に充填材支持具という)Zを設置し、その充
填材支持具Zに備えた複数の長尺体挿通用貫通空間(以
後、単に貫通空間という)Hに複数種の長尺体Lを各別
に挿通させて、前記各貫通空間Hに充填材Jを充填して
長尺体Lを支持してある防火貫通部Bを示すものであ
る。
クリート製のスラブ1に設けられた長尺体L挿通用の貫
通孔2に、本発明の貫通孔の充填材支持具の一実施例
(以後、単に充填材支持具という)Zを設置し、その充
填材支持具Zに備えた複数の長尺体挿通用貫通空間(以
後、単に貫通空間という)Hに複数種の長尺体Lを各別
に挿通させて、前記各貫通空間Hに充填材Jを充填して
長尺体Lを支持してある防火貫通部Bを示すものであ
る。
【0018】前記貫通孔2は、スラブ1のコンクリート
を打設する前に、前記防火貫通部Bの位置の型枠上に充
填材支持具Zを取り付け、その状態で充填材支持具Z周
囲にコンクリートを打設することで、空洞状態の前記充
填材支持具Z内空部に形成してある。従って、前記充填
材支持具Zは、スラブ1に埋設された状態に設置してあ
る。
を打設する前に、前記防火貫通部Bの位置の型枠上に充
填材支持具Zを取り付け、その状態で充填材支持具Z周
囲にコンクリートを打設することで、空洞状態の前記充
填材支持具Z内空部に形成してある。従って、前記充填
材支持具Zは、スラブ1に埋設された状態に設置してあ
る。
【0019】前記長尺体Lは、複数種のものがあり、こ
の実施例においては、発泡樹脂の断熱被覆層を備えた冷
媒管L1、通信用や送電用のケーブルL2、給排水用の
鋼管L3等の種類の異なるものから構成してある。
の実施例においては、発泡樹脂の断熱被覆層を備えた冷
媒管L1、通信用や送電用のケーブルL2、給排水用の
鋼管L3等の種類の異なるものから構成してある。
【0020】前記充填材Jは、例えば、前記スラブ1で
仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合に、上
下空間の他方側へ類焼するのを防止できる防火貫通部B
を構成するために、前記複数の長尺体Lの種類に応じ
て、難燃性の熱膨張型パテJ1、燃焼による温度上昇を
緩和可能な難燃性のケーブル用パテJ2、モルタルJ3
を用いる。具体的には、火災によって燃焼したり収縮す
る危険のある前記冷媒管L1の周囲には、前記熱膨張型
パテJ1を主体に用い、ケーブルL2の周囲には前記ケ
ーブル用パテJ2を用い、前記鋼管L3の周囲にはモル
タルJ3を用いる。前記熱膨張型パテJ1は、火災によ
る熱によって膨張し、仮に、長尺体Lが燃焼したり収縮
しても、その周囲に広がって隙間を埋めつくし、煙や炎
が通過しにくいようにすることが可能である。
仕切られた上下空間の一方で火災が発生した場合に、上
下空間の他方側へ類焼するのを防止できる防火貫通部B
を構成するために、前記複数の長尺体Lの種類に応じ
て、難燃性の熱膨張型パテJ1、燃焼による温度上昇を
緩和可能な難燃性のケーブル用パテJ2、モルタルJ3
を用いる。具体的には、火災によって燃焼したり収縮す
る危険のある前記冷媒管L1の周囲には、前記熱膨張型
パテJ1を主体に用い、ケーブルL2の周囲には前記ケ
ーブル用パテJ2を用い、前記鋼管L3の周囲にはモル
タルJ3を用いる。前記熱膨張型パテJ1は、火災によ
る熱によって膨張し、仮に、長尺体Lが燃焼したり収縮
しても、その周囲に広がって隙間を埋めつくし、煙や炎
が通過しにくいようにすることが可能である。
【0021】次に、前記充填材支持具Zについて説明す
ると、図2に示すように、前記スラブ1に一体的に取付
自在な支持フレーム3を設け、前記貫通孔2の内空部で
前記充填材Jを支持自在な支持板4を、前記支持フレー
ム3に対して着脱自在に設け、前記貫通孔2を径方向に
仕切り自在な仕切板5を、前記支持フレーム3に対し
て、前記貫通孔2の径方向に沿ってスライド自在に取り
付けて構成してある。
ると、図2に示すように、前記スラブ1に一体的に取付
自在な支持フレーム3を設け、前記貫通孔2の内空部で
前記充填材Jを支持自在な支持板4を、前記支持フレー
ム3に対して着脱自在に設け、前記貫通孔2を径方向に
仕切り自在な仕切板5を、前記支持フレーム3に対し
て、前記貫通孔2の径方向に沿ってスライド自在に取り
付けて構成してある。
【0022】前記支持フレーム3は、中間部に断差部3
aを形成した板金製の矩形筒部材6で構成してある。前
記矩形筒部材6の上縁部、断差部3a、下縁部には、貫
通孔2の径方向外方側へ延出状態に第一フランジ部6
a、第二フランジ部6b、第三フランジ部6cを各別に
設けてある。前記第一フランジ部6aは、前記仕切板5
をスライド自在に支持するガイドとして使用できる他、
前記仕切板5及び後述する蓋部材10の固定部として使
用でき、更には、支持フレーム3の補強を図っている。
前記第二フランジ部6bには、複数の長穴7を設けてあ
り、この長穴7に、スラブ1のコンクリートが進入して
一体的に硬化することによって、アンカー効果を期待す
ることができる。その結果、充填材支持具Zの確実な固
定を叶えると共に、例えば、火災時の熱変形によって支
持フレーム3とコンクリートとの間に隙間ができるのを
阻止して、防火貫通部Bからの類焼を防止することがで
きる。また、第二フランジ部6bは、支持フレーム3の
補強をも図っている。前記第三フランジ部6cは、前記
第二フランジ部6bと同様に、コンクリートと一体的に
接合してあることによるアンカー効果を期待することが
できると共に、貫通孔2の下端部の保護、及び、支持フ
レーム3の補強を図っている。前記第二・第三フランジ
部6b,6cによってスラブ1との係合部8が形成して
ある。
aを形成した板金製の矩形筒部材6で構成してある。前
記矩形筒部材6の上縁部、断差部3a、下縁部には、貫
通孔2の径方向外方側へ延出状態に第一フランジ部6
a、第二フランジ部6b、第三フランジ部6cを各別に
設けてある。前記第一フランジ部6aは、前記仕切板5
をスライド自在に支持するガイドとして使用できる他、
前記仕切板5及び後述する蓋部材10の固定部として使
用でき、更には、支持フレーム3の補強を図っている。
前記第二フランジ部6bには、複数の長穴7を設けてあ
り、この長穴7に、スラブ1のコンクリートが進入して
一体的に硬化することによって、アンカー効果を期待す
ることができる。その結果、充填材支持具Zの確実な固
定を叶えると共に、例えば、火災時の熱変形によって支
持フレーム3とコンクリートとの間に隙間ができるのを
阻止して、防火貫通部Bからの類焼を防止することがで
きる。また、第二フランジ部6bは、支持フレーム3の
補強をも図っている。前記第三フランジ部6cは、前記
第二フランジ部6bと同様に、コンクリートと一体的に
接合してあることによるアンカー効果を期待することが
できると共に、貫通孔2の下端部の保護、及び、支持フ
レーム3の補強を図っている。前記第二・第三フランジ
部6b,6cによってスラブ1との係合部8が形成して
ある。
【0023】前記支持板4は、貫通孔2の径方向に沿っ
て複数に分割形成した金属板で構成してあり、前記支持
フレーム3の断差部3aに載置させることで支持フレー
ム3への取り付けを実施できるように形成してある。前
記長尺体Lを挟んで隣接配置される一対の支持板4の合
せ部分には、前記長尺体L挿通用の挿通穴4aを形成し
てある。また、長尺体Lを挟まずに隣接配置される一対
の支持板4の合せ部分には、前記仕切板5の下端部を挟
むことで固定する仕切固定部4bを設けてある。
て複数に分割形成した金属板で構成してあり、前記支持
フレーム3の断差部3aに載置させることで支持フレー
ム3への取り付けを実施できるように形成してある。前
記長尺体Lを挟んで隣接配置される一対の支持板4の合
せ部分には、前記長尺体L挿通用の挿通穴4aを形成し
てある。また、長尺体Lを挟まずに隣接配置される一対
の支持板4の合せ部分には、前記仕切板5の下端部を挟
むことで固定する仕切固定部4bを設けてある。
【0024】前記仕切板5は、前記貫通孔2を径方向に
沿って分割自在な仕切部5aと、前記仕切部5aを前記
支持フレーム3へスライド自在に取り付ける取付部5b
とを一体的に設けて構成してある。前記仕切部5aは、
幅寸法を前記支持フレーム3の短辺内のり寸法(概算)
に設定してあり、高さ寸法は、前記各支持板4によって
挟み込み自在な挟み代と、前記第一・第二フランジ部6
a,6bの高さ方向の離間距離とを加算した寸法に設定
してある。前記取付部5bは、その端縁部に形成した折
返し部9を、支持フレーム3の前記第一フランジ部6a
側縁に嵌合させてあり、前記第一フランジ部6aの長手
方向に沿ってスライド自在に形成してある。また、前記
第一フランジ部6aに対してボルト止めすることで、固
定することができる。
沿って分割自在な仕切部5aと、前記仕切部5aを前記
支持フレーム3へスライド自在に取り付ける取付部5b
とを一体的に設けて構成してある。前記仕切部5aは、
幅寸法を前記支持フレーム3の短辺内のり寸法(概算)
に設定してあり、高さ寸法は、前記各支持板4によって
挟み込み自在な挟み代と、前記第一・第二フランジ部6
a,6bの高さ方向の離間距離とを加算した寸法に設定
してある。前記取付部5bは、その端縁部に形成した折
返し部9を、支持フレーム3の前記第一フランジ部6a
側縁に嵌合させてあり、前記第一フランジ部6aの長手
方向に沿ってスライド自在に形成してある。また、前記
第一フランジ部6aに対してボルト止めすることで、固
定することができる。
【0025】また、前記支持フレーム3の上部開口を閉
塞自在な蓋部材10を、前記第一フランジ部6aに対し
て取付自在に設けてある。蓋部材10は、前記支持板4
と同様に、貫通孔2の径方向に沿って複数に分割形成し
た金属板で構成してあると共に、前記長尺体Lを挟んで
隣接配置される一対の蓋部材10の合せ部分には、長尺
体L挿通用の挿通穴10aを形成してある。
塞自在な蓋部材10を、前記第一フランジ部6aに対し
て取付自在に設けてある。蓋部材10は、前記支持板4
と同様に、貫通孔2の径方向に沿って複数に分割形成し
た金属板で構成してあると共に、前記長尺体Lを挟んで
隣接配置される一対の蓋部材10の合せ部分には、長尺
体L挿通用の挿通穴10aを形成してある。
【0026】本実施例の充填材支持具Zによる防火貫通
部Bの形成手順の一例を説明すると、まず、図3(イ)
に示すように、支持フレーム3を予めスラブ1に埋設し
ておいた状態で、図3(ロ)に示すように、前記仕切板
5を所定の区画位置にスライド移動させ、各長尺体Lを
貫通空間Hに挿通させて、支持板4を支持フレーム3の
断差部3aに設置する。次に、図3(ハ)に示すよう
に、前記支持板4上の各空間に、各長尺体Lに適した充
填材Jを各別に充填し、その上から蓋部材10を支持フ
レーム3に取り付けることによって、防火貫通部Bを簡
単に形成することができる。
部Bの形成手順の一例を説明すると、まず、図3(イ)
に示すように、支持フレーム3を予めスラブ1に埋設し
ておいた状態で、図3(ロ)に示すように、前記仕切板
5を所定の区画位置にスライド移動させ、各長尺体Lを
貫通空間Hに挿通させて、支持板4を支持フレーム3の
断差部3aに設置する。次に、図3(ハ)に示すよう
に、前記支持板4上の各空間に、各長尺体Lに適した充
填材Jを各別に充填し、その上から蓋部材10を支持フ
レーム3に取り付けることによって、防火貫通部Bを簡
単に形成することができる。
【0027】また、各長尺体Lの挿通時期が異なる場合
には、図4に示すように、まだ長尺体Lを貫通させてな
い区画には、底蓋11と上蓋12とを設置しておき、内
空部に例えばグラスウール等の耐火材13を充填してお
くことが防火上好ましい。
には、図4に示すように、まだ長尺体Lを貫通させてな
い区画には、底蓋11と上蓋12とを設置しておき、内
空部に例えばグラスウール等の耐火材13を充填してお
くことが防火上好ましい。
【0028】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
前記構造体は、先の実施例で説明したスラブに限定され
るものではなく、例えば、壁・梁・柱・天井等であって
もよく、それらを総称して構造体といい、その構造体に
設けられた長尺体挿通用の穴を貫通孔という。また、貫
通孔の形状は、矩形に限らず、例えば、円形や楕円形、
三角形や五角以上の多角形、もしくは、それらを組み合
わせた形状のものであってもよく、支持フレーム・仕切
板・支持板を、それぞれの貫通孔の形状に合わせて構成
することによって同様の作用効果を果たすことができ
る。また、貫通孔の区画の数や形状に関しても、適宜変
更が可能で、例えば、貫通孔の区画は、先の実施例で説
明した単列に限定されるものではなく、複列の区画も可
能である。
前記構造体は、先の実施例で説明したスラブに限定され
るものではなく、例えば、壁・梁・柱・天井等であって
もよく、それらを総称して構造体といい、その構造体に
設けられた長尺体挿通用の穴を貫通孔という。また、貫
通孔の形状は、矩形に限らず、例えば、円形や楕円形、
三角形や五角以上の多角形、もしくは、それらを組み合
わせた形状のものであってもよく、支持フレーム・仕切
板・支持板を、それぞれの貫通孔の形状に合わせて構成
することによって同様の作用効果を果たすことができ
る。また、貫通孔の区画の数や形状に関しても、適宜変
更が可能で、例えば、貫通孔の区画は、先の実施例で説
明した単列に限定されるものではなく、複列の区画も可
能である。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】実施例の充填材支持具の取付状態を示す分解斜
視図
視図
【図2】実施例の充填材支持具を示す分解斜視図
【図3】実施例の充填材支持具の取付状態を示す断面図
【図4】実施例の充填材支持具の取付状態を示す断面図
【図5】実施例の充填材支持具の取付状態を示す断面図
1 構造体 2 貫通孔 3 支持フレーム 4 支持板 5 仕切板 8 係合部 J 充填材 L 長尺体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 敬文 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 (72)発明者 金田 好司 大阪府茨木市宮島2丁目6番1号 因幡電 機産業株式会社因幡電工事業部内
Claims (3)
- 【請求項1】 構造体(1)に設けられた貫通孔(2)
とその貫通孔(2)に挿通した長尺体(L)との間に充
填される充填材(J)を、支持するための貫通孔の充填
材支持具であって、 前記構造体(1)に一体的に取付自在な支持フレーム
(3)を設け、前記貫通孔(2)の内空部で前記充填材
(J)を支持自在な支持板(4)を、前記支持フレーム
(3)に対して着脱自在に設け、前記貫通孔(2)を径
方向に仕切り自在な仕切板(5)を、前記支持フレーム
(3)に対して、前記貫通孔(2)の径方向に沿ってス
ライド自在に取り付けてある貫通孔の充填材支持具。 - 【請求項2】 前記支持板(4)が、前記長尺体(L)
の挿通部を挟んで分割形成してある請求項1に記載の貫
通孔の充填材支持具。 - 【請求項3】 前記支持フレーム(3)に、前記構造体
(1)との係合部(8)を形成してある請求項1または
2に記載の貫通孔の充填材支持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030383A JPH08218610A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 貫通孔の充填材支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030383A JPH08218610A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 貫通孔の充填材支持具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218610A true JPH08218610A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12302377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030383A Pending JPH08218610A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 貫通孔の充填材支持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218610A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005213990A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 貫通孔閉塞治具 |
| JP2009041195A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Hitachi Plant System Engineering Co Ltd | 配線用スリーブの密封穴仕舞方法および密封穴仕舞治具 |
| JP2012143477A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Furukawa Techno Material Co Ltd | 長尺物貫通部防火処置用箱状枠体、長尺物貫通部防火処置用箱状枠体構成部材、長尺物貫通部防火処置用箱状枠体の形成方法 |
| JP2015163750A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-10 | 株式会社ブリヂストン | 配管システムの施工方法および配管システム |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5589457U (ja) * | 1978-12-15 | 1980-06-20 | ||
| JPS63158378A (ja) * | 1986-12-09 | 1988-07-01 | ミネソタ マイニング アンド マニユフアクチユアリング カンパニー | 防火遮蔽体 |
| JPH01107360U (ja) * | 1988-01-11 | 1989-07-19 | ||
| JPH038251U (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-25 | ||
| JPH048980A (ja) * | 1990-04-26 | 1992-01-13 | Hitachi Cable Ltd | 壁あるいは床貫通部防火工法および防火材 |
| JPH0414561A (ja) * | 1990-05-08 | 1992-01-20 | Benkan Corp | 建築用立管ユニットのコンクリート打設用床板の取付方法 |
| JPH0595133U (ja) * | 1992-05-18 | 1993-12-24 | 古河電気工業株式会社 | 防火区画体における断熱被覆管貫通部の防火構造 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP7030383A patent/JPH08218610A/ja active Pending
Patent Citations (7)
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040805 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041125 |