JPH08218918A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JPH08218918A JPH08218918A JP7023914A JP2391495A JPH08218918A JP H08218918 A JPH08218918 A JP H08218918A JP 7023914 A JP7023914 A JP 7023914A JP 2391495 A JP2391495 A JP 2391495A JP H08218918 A JPH08218918 A JP H08218918A
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- Y02T10/146—
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
リッチにしたときの失火を防止する。 【構成】 排気マニホルド24の下流にNOx 吸収剤2
6を配置し、排気マニホルド24をEGRガス通路28
を介してサージタンク16に連結する。NOx 吸収剤2
6からNOx を放出すべきときにはEGRガスの再循環
を行っている状態で混合気の空燃比をリッチにする。こ
のとき排気ガスの再循環率が高いほどリッチの度合を小
さくする。
Description
に関する。
路内に再循環するための排気ガス再循環装置を具備し、
流入する排気ガスの空燃比がリーンのときにNOx を吸
収し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸収
しているNOx を放出するNO x 吸収剤を機関排気通路
内に配置し、NOx 吸収剤からNOx を放出すべきとき
には機関燃焼室内に供給される混合気をリーンからリッ
チに切換えることによりNOx 吸収剤に流入する排気ガ
スの空燃比をリーンからリッチに切換えてNOx吸収剤
からNOx を放出させ、更に機関燃焼室内に供給される
混合気がリーンからリッチに切換えられたときに排気ガ
スを機関吸気通路内に再循環させて機関出力トルクが増
大するのを阻止するようにした内燃機関が公知である
(特開平6−108824号公報参照)。
チにすると共に排気ガスを再循環せしめると燃焼火炎の
温度が低下するために火炎伝播しにくくなり、失火を生
じやすくなる。即ち、燃焼室内において燃焼が開始され
るとこの燃焼熱は再循環排気ガスおよびまだ燃焼室内で
燃焼していない燃料を加熱するために使用され、従って
排気ガスの再循環率が高くなるほど燃焼火炎の温度が低
くなり、リッチの度合が大きくなるほど燃焼火炎の温度
が低くなるので排気ガスの再循環率が高くなるほど失火
を生じやすくなり、リッチの度合が大きくなるほど失火
が生じやすくなる。従ってリッチの度合が高くなるにつ
れて排気ガスの再循環率を低くしないと失火を生ずるこ
とになる。
には再循環率を考慮してリッチの度合を定めなければな
らない。従って上述の内燃機関におけるように燃焼室内
に供給された混合気がリッチにされたときに単に排気ガ
スを再循環するとこのときの再循環量およびリッチの程
度によっては失火を生じてしまうという問題がある。
記問題点を解決するために、機関排気通路内の排気ガス
を機関吸気通路内に再循環するための排気ガス再循環装
置を具備し、流入する排気ガスの空燃比がリーンのとき
にNOx を吸収し、流入する排気ガスの空燃比がリッチ
になると吸収しているNOx を放出するNOx 吸収剤を
機関排気通路内に配置し、NOx 吸収剤からNOx を放
出すべきときにはNOx 吸収剤に流入する排気ガスの空
燃比がリーンからリッチに切換えられる内燃機関におい
て、排気ガスを機関吸気通路内に再循環しつつNOx 吸
収剤からNOx を放出すべきときには排気ガスの再循環
率が高いときには低いときに比べてNOx 吸収剤に流入
する排気ガスのリッチの度合を小さくするようにしてい
る。
NOx 吸収剤からNOx を放出すべきときに排気ガスの
再循環率が予め定められた許容再循環率よりも高いとき
には排気ガスの再循環率を許容再循環率以下に低下させ
るようにしている。3番目の発明では1番目の発明にお
いて、NOx 吸収剤からNOx を放出すべきときに排気
ガスの再循環率が予め定められた許容再循環率よりも低
いときにはNOx 放出作用前とNOx 放出作用中で排気
ガスの再循環率を変化させないようにしている。
放出させるときに失火を生じないように排気ガスの再循
環率が高いときには低いときに比べてNOx 吸収剤に流
入する排気ガスのリッチの度合が小さくされる。2番目
の発明では、NOx 吸収剤からNOx を放出すべきとき
に排気ガスの再循環率が予め定められた許容再循環率よ
りも高いときには失火を生じないように排気ガスの再循
環率が許容再循環率以下に低下せしめられる。
行われているときにNOx 吸収剤からNOx を放出すべ
く空燃比がリッチとされ、このときNOx の放出作用が
行われる前の排気ガスの再循環率がNOx の放出作用中
もそのまま維持される。
関に適用した場合の第1実施例を示しており、まず初め
に図1から図10を参照してこの筒内噴射式内燃機関の
基本的な作動について説明する。図1から図5を参照す
ると、1は機関本体、2はシリンダブロック、3はシリ
ンダブロック2内で往復動するピストン、4はシリンダ
ブロック2上に固締されたシリンダヘッド、5はピスト
ン3とシリンダヘッド4間に形成された燃焼室、6aは
第1吸気弁、6bは第2吸気弁、7aは第1吸気ポー
ト、7bは第2吸気ポート、8は一対の排気弁、9は一
対の排気ポートを夫々示す。図3に示されるように第1
吸気ポート7aはヘリカル型吸気ポートからなり、第2
吸気ポート7bはほぼまっすぐに延びるストレートポー
トからなる。更に図3に示されるようにシリンダヘッド
4の内壁面の中央部には点火栓10が配置され、第1吸
気弁6aおよび第2吸気弁6b間のシリンダヘッド4内
壁面周辺部には燃料噴射弁11が配置される。一方、図
4および図5に示されるようにピストン3の頂面上には
キャビティ3aが形成される。このキャビティ3aは燃
料噴射弁11の下方から点火栓10の下方まで延びるほ
ぼ円形の輪郭形状を有する浅皿部12と、浅皿部12の
中央部に形成された半球形状をなす深皿部13からな
る。また、点火栓10下方の浅皿部12と深皿部13と
の接続部にほぼ球形状をなす凹部14が形成される。
1吸気ポート7aおよび第2吸気ポート7bは夫々各吸
気枝管15内に形成された第1吸気通路15aおよび第
2吸気通路15bを介してサージタンク16内に連結さ
れ、各第2吸気通路15b内には夫々吸気制御弁17が
配置される。これらの吸気制御弁17は共通のシャフト
18を介して例えばステップモータからなるアクチュエ
ータ19に連結される。このステップモータ19は電子
制御ユニット30の出力信号に基いて制御される。サー
ジタンク16は吸気ダクト20を介してエアクリーナ2
1に連結され、吸気ダクト20内には例えばステップモ
ータ22によって駆動されるスロットル弁23が配置さ
れる。このステップモータ22も電子制御ユニット30
の出力信号に基いて制御される。
ルド24に連結され、この排気マニホルド24は排気管
25を介してNOx 吸収剤26を内蔵したケーシング2
7に連結される。排気マニホルド24とサージタンク1
6とは再循環排気ガス(以下EGRガスという)通路2
8を介して互いに連結され、このEGRガス通路28内
にはEGRガス量を制御するEGR弁29が配置され
る。このEGR弁29は電子制御ユニット30の出力信
号に基いて制御される。EGR弁29が閉弁せしめられ
ているときには空気のみが吸気ポート7a,7bを介し
て燃焼室5内に供給され、EGR弁29が開弁せしめら
れると空気およびEGRガスが吸気ポート7a,7bを
介して燃焼室5内に供給される。
ュータからなり、双方向性バス31を介して相互に接続
されたRAM(ランダムアクセスメモリ)32、ROM
(リードオンリメモリ)33、CPU(マイクロプロセ
ッサ)34、入力ポート35および出力ポート36を具
備する。アクセルペダル40にはアクセルペダル40の
踏込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ41
が接続され、負荷センサ41の出力電圧はAD変換器3
7を介して入力ポート35に入力される。上死点センサ
42は例えば1番気筒が吸気上死点に達したときに出力
パルスを発生し、この出力パルスが入力ポート35に入
力される。クランク角センサ43は例えばクランクシャ
フトが30度回転する毎に出力パルスを発生し、この出
力パルスが入力ポート35に入力される。CPU34で
は上死点センサ42の出力パルスとクランク角センサ4
3の出力パルスから現在のクランク角が計算され、クラ
ンク角センサ43の出力パルスから機関回転数が計算さ
れる。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を
介して各燃料噴射弁11および各ステップモータ19,
22に接続される。
11が燃料に旋回力を与えつつ噴射するスクール弁から
なり、この燃料噴射弁11からは図3および図4におい
てFで示されるように燃料が円錐状に噴射される。図6
はこの燃料噴射弁11からの燃料噴射量と燃料噴射時期
とを示しており、図7は図6と同じ燃料噴射量に加えて
スロットル弁23の開度と、EGR弁29の開度と、燃
焼室5内における平均空燃比A/Fと、排気ガスの再循
環率〔EGRガス量/(EGRガス量+吸入空気
量)〕、即ちEGR率を示している。なお、図6および
図7においてLはアクセルペダル40の踏込み量を示し
ている。図6からわかるようにアクセルペダル40の踏
込み量LがL1 よりも小さい機関低負荷運転時には圧縮
行程末期に噴射量Q2 だけ燃料噴射が行われる。一方、
アクセルペダル40の踏込み量LがL1とL2 の間の機
関中負荷運転時には吸気行程中に噴射量Q1 だけ燃料噴
射が行われ、圧縮行程末期に噴射量Q2 だけ燃料が噴射
される。即ち、機関中負荷運転時には吸気行程と圧縮行
程末期の2回に分けて燃料噴射が行われる。また、アク
セルペダル40の踏込み量LがL2 よりも大きい機関高
負荷運転時には吸気行程中に噴射量Q1 だけ燃料が噴射
される。なお、図6においてθS1およびθE1は吸気
行程中に行われる燃料噴射Q1 の噴射開始時期と噴射完
了時期を夫々示しており、θS2とθE2は圧縮行程末
期に行われる燃料噴射Q2 の噴射開始時期と噴射完了時
期を夫々示している。
ル40の踏込み量LがL2 よりも小さい機関低中負荷運
転時にはスロットル弁23の開度はかなり小さく、また
このときスロットル弁23の開度はアクセルペダル40
の踏込み量Lが小さくなるほど小さくなる。一方、アク
セルペダル40の踏込み量LがL2 よりも大きくなると
スロットル弁23の開度は急速に大きくなって全開す
る。また、アクセルペダル40の踏込み量LがL2 より
も小さい機関低中負荷運転時にはEGR弁29は全開し
ており、アクセルペダル40の踏込み量LがL2 よりも
大きくなるとEGR弁29の開度は急速に小さくなって
全閉する。燃焼室5内における平均空燃比は高負荷運転
領域(L>L2 )の或る時点L0 においてリーンからリ
ッチに切換わる。即ち、アクセルペダル40の踏込み量
LがL0 よりも小さい範囲では平均空燃比A/Fはリー
ンとなり、またこのときのアクセルペダル40の踏込み
量Lが小さくなるほど平均空燃比A/Fはリーンとな
る。一方、アクセルペダル40の踏込み量LがL0 より
も大きくなると平均空燃比A/Fはリッチとなる。
が低くなるほど小さくなり、従ってEGR弁29が全開
せしめられている領域内において機関負荷が最も低くな
ったときにEGR率は最大となる。このときこの実施例
ではEGR率は50%程度となる。EGR率はアクセル
ペダル40の踏込み量Lが増大するにつれてほぼ直線状
に減少し、EGR弁29が全閉したときに零となる。
ダル40の踏込み量Lとの関係を示している。図8に示
されるようにアクセルペダル40の踏込み量LがL1 よ
りも小さい機関低負荷運転時には吸気制御弁17は全閉
状態に保持されており、アクセルペダル40の踏込み量
LがL1 よりも大きくなると吸気制御弁17はアクセル
ペダル40の踏込み量Lが大きくなるにつれて開弁せし
められる。吸気制御弁17が全閉せしめられると吸入空
気はヘリカル状をなす第1吸気ポート7aを介して旋回
しつつ燃焼室5内に流入し、斯くして燃焼室5内には図
3において矢印Sで示すような強力な旋回流が発生せし
められる。一方、吸気制御弁17が開弁すると第2吸気
ポート7bからも吸入空気が燃焼室5内に流入する。
法について説明する。なお、図9は機関低負荷運転時に
おける燃焼方法を示しており、図10は機関中負荷運転
時における燃焼方法を示している。図6に示されるよう
にアクセルペダル40の踏込み量LがL1 よりも小さい
機関低負荷運転時には圧縮行程末期に燃料が噴射され
る。このとき噴射燃料Fは図9(A)および(B)に示
されるように深皿部13の周壁面に衝突する。このとき
の噴射量Q2 は図6に示されるようにアクセルペダル4
0の踏込み量Lが大きくなるにつれて増大する。深皿部
13の周壁面に衝突した燃料は旋回流Sによって気化せ
しめられつつ拡散され、それによって図9(C)に示さ
れるように凹部14および深皿部13内に、即ちキャビ
ティ3a内に可燃混合気Gが形成される。このとき凹部
14および深皿部13以外の燃焼室5内は空気とEGR
ガスで満たされている。次いで混合気Gが点火栓10に
よって着火せしめられる。
踏込み量LがL1 とL2 の間である機関中負荷運転時に
は吸気行程中に第1回目の燃料噴射Q1 が行われ、次い
で圧縮行程末期に第2回目の燃料噴射Q2 が行われる。
即ち、まず初めに図10(A)に示されるように吸気行
程初期にキャビティ3a内に向けて燃料噴射Fが行わ
れ、この噴射燃料によって燃焼室5内全体に稀薄混合気
が形成される。次いで図10(B)に示されるように圧
縮行程末期にキャビティ3a内に向けて燃料噴射Fが行
われ、図10(C)に示されるようにこの噴射燃料によ
って凹部14および深皿部13内には火種となる可燃混
合気Gが形成される。この可燃混合気Gは点火栓10に
よって着火せしめられ、この着火火炎によって燃焼室5
内全体の稀薄混合気が燃焼せしめられる。この場合、圧
縮行程末期に噴射される燃料は火種を作れば十分である
ので図6に示されるように機関中負荷運転時にはアクセ
ルペダル40の踏込み量Lにかかわらずに圧縮行程末期
の燃料噴射量Q2 は一定に維持される。これに対して吸
気行程初期の燃料噴射量Q1 はアクセルペダル40の踏
込み量Lが大きくなるにつれて増大する。
量LがL2 よりも大きい機関高負荷運転時には吸気行程
初期に一回だけ燃料が噴射され、それによって燃焼室5
内に均一混合気が形成される。このとき吸気行程初期の
燃料噴射量は図6に示されるようにアクセルペダル40
の踏込み量Lが大きくなるにつれて増大する。以上が図
1に示す筒内噴射式内燃機関の基本的な燃焼方法であ
る。次にこの筒内噴射式内燃機関に適した排気ガスの浄
化方法について説明する。
は燃焼室5から排出される排気ガス中の代表的な成分の
濃度と燃焼室5内における平均空燃比A/Fとの関係を
概略的に示している。図11からわかるように燃焼室5
から排出される排気ガス中の未燃HC,COの濃度は燃
焼室5内における平均空燃比A/Fがリッチになるほど
増大し、燃焼室5から排出される排気ガス中の酸素O2
の濃度は燃焼室5内における平均空燃比A/Fがリーン
になるほど増大する。
されているNOx 吸収剤26は例えばアルミナを担体と
し、この担体上に例えばカリウムK、ナトリウムNa、
リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バ
リウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ラ
ンタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれ
た少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属とが担持
されている。機関吸気通路内、燃焼室5内およびNOx
吸収剤26上流の排気通路内に供給された全空気量と全
燃料(炭化水素)量の比をNOx 吸収剤26への流入排
気ガスの空燃比と称するとこのNOx 吸収剤26は流入
排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOx を吸収し、
流入排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx
を放出するNOx の吸放出作用を行う。なお、NOx 吸
収剤26上流の排気通路内に燃料(炭化水素)或いは空
気が供給されない場合には流入排気ガスの空燃比は燃焼
室5内における平均空燃比A/Fに一致し、従ってこの
場合にはNOx 吸収剤26は燃焼室5内における平均空
燃比A/FがリーンのときにはNOx を吸収し、燃焼室
5内のガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOx を
放出することになる。
に配置すればこのNOx 吸収剤26は実際にNOx の吸
放出作用を行うがこの吸放出作用の詳細なメカニズムに
ついては明らかでない部分もある。しかしながらこの吸
放出作用は図12に示すようなメカニズムで行われてい
るものと考えられる。次にこのメカニズムについて担体
上に白金PtおよびバリウムBaを担持させた場合を例
にとって説明するが他の貴金属、アルカリ金属、アルカ
リ土類、希土類を用いても同様なメカニズムとなる。
Fがリーンであり、従って流入排気ガスがリーンである
ときには流入排気ガス中の酸素濃度が高くなり、このと
き図12(A)に示されるようにこれら酸素O2 がO2
- 又はO2-の形で白金Ptの表面に付着する。一方、流
入排気ガス中のNOは白金Ptの表面上でO2 - 又はO
2-と反応し、NO2 となる(2NO+O2 →2N
O2 )。次いで生成されたNO2 の一部は白金Pt上で
酸化されつつ吸収剤内に吸収されて酸化バリウムBaO
と結合しながら図12(A)に示されるように硝酸イオ
ンNO3 - の形で吸収剤内に拡散する。このようにして
NOx がNOx 吸収剤26内に吸収される。
Ptの表面でNO2 が生成され、吸収剤のNOx の吸収
能力が飽和しない限りNO2 が吸収剤内に吸収されて硝
酸イオンNO3 - が生成される。これに対して流入排気
ガス中の酸素濃度が低下してNO2 の生成量が低下する
と反応が逆方向(NO3 - →NO2 )に進み、斯くして
吸収剤内の硝酸イオンNO3 - がNO2 の形で吸収剤か
ら放出される。即ち、流入排気ガス中の酸素濃度が低下
するとNOx 吸収剤26からNOx が放出されることに
なる。図11からわかるように流入排気ガスのリーンの
度合が低くなれば流入排気ガス中の酸素濃度が低下し、
従って流入排気ガスのリーンの度合を低くすればたとえ
流入排気ガスの空燃比がリーンであってもNOx 吸収剤
26からNOx が放出されることになる。
燃比A/Fがリッチにされて流入排気ガスの空燃比がリ
ッチになると図11に示されるように機関からは多量の
未燃HC,COが排出され、これら未燃HC,COは白
金Pt上の酸素O2 - 又はO 2-と反応して酸化せしめら
れる。また、流入排気ガスの空燃比がリッチになると流
入排気ガス中の酸素濃度が極度に低下するために吸収剤
からNO2 が放出され、このNO2 は図12(B)に示
されるように未燃HC,COと反応して還元せしめられ
る。このようにして白金Ptの表面上にNO2 が存在し
なくなると吸収剤から次から次へとNO2 が放出され
る。従って流入排気ガスの空燃比をリッチにすると短時
間のうちにNOx 吸収剤26からNOx が放出されるこ
とになる。
るとまず始めに未燃HC,COが白金Pt上のO2 - 又
はO2-とただちに反応して酸化せしめられ、次いで白金
Pt上のO2 - 又はO2-が消費されてもまだ未燃HC,
COが残っていればこの未燃HC,COによって吸収剤
から放出されたNOx および機関から排出されたNO x
が還元せしめられる。従って流入排気ガスの空燃比をリ
ッチにすれば短時間のうちにNOx 吸収剤26に吸収さ
れているNOx が放出され、しかもこの放出されたNO
x が還元されるために大気中にNOx が排出されるのを
阻止することができることになる。また、NOx 吸収剤
26は還元触媒の機能を有しているので流入排気ガスの
空燃比を理論空燃比にしてもNOx 吸収剤26から放出
されたNOx が還元せしめられる。しかしながら流入排
気ガスの空燃比を理論空燃比にした場合にはNOx 吸収
剤26からNOx が徐々にしか放出されないためにNO
x吸収剤26に吸収されている全NOx を放出させるに
は若干長い時間を要する。
燃比A/FがリーンであるときにはNOx がNOx 吸収
剤26に吸収される。しかしなからNOx 吸収剤26の
NO x 吸収能力には限度があり、NOx 吸収剤26のN
Ox 吸収能力が飽和すればNOx 吸収剤26はもはやN
Ox を吸収しえなくなる。従ってNOx 吸収剤26のN
Ox 吸収能力が飽和する前にNOx 吸収剤26からNO
x を放出させる必要があり、そのためにはNOx 吸収剤
26にどの程度のNOx が吸収されているかを推定する
必要がある。そこで次にこのNOx 吸収量の推定方法に
ついて説明する。
あるときには機関負荷が高くなるほど単位時間当り機関
から排出されるNOx 量が増大するために単位時間当り
NO x 吸収剤26に吸収されるNOx 量が増大し、また
機関回転数が高くなるほど単位時間当り機関から排出さ
れるNOx 量が増大するために単位時間当りNOx 吸収
剤26に吸収されるNOx が増大する。従って単位時間
当りNOx 吸収剤26に吸収されるNOx 量は機関負荷
と機関回転数の関数となる。この場合、機関負荷はアク
セルペダル40の踏込み量Lでもって代表することがで
きるので単位時間当りNOx 吸収剤26に吸収されるN
Ox 量はアクセルペダル40の踏込み量Lと機関回転数
Nの関数となる。従って図1に示す実施例では単位時間
当りNO x 吸収剤26に吸収されるNOx 量Aをアクセ
ルペダル40の踏込み量Lおよび機関回転数Nの関数と
して予め実験により求め、このNOx 量AがLおよびN
の関数として図14(A)に示すマップの形で予めRO
M32内に記憶されている。
Fが理論空燃比又はリッチになるとNOx 吸収剤26か
らNOx が放出されるがこのときのNOx 放出量は主に
排気ガス量と平均空燃比の影響を受ける。即ち、排気ガ
ス量が増大するほど単位時間当りNOx 吸収剤26から
放出されるNOx 量が増大し、平均空燃比がリッチとな
るほど単位時間当りNOx 吸収剤26から放出されるN
Ox 量が増大する。この場合、排気ガス量、即ち吸入空
気量はアクセルペダル40の踏込み量Lと機関回転数N
の関数となり、平均空燃比A/Fもアクセルペダル40
の踏込み量Lと機関回転数Nの関数となる。従って単位
時間当りNOx 吸収剤26から放出されるNOx 量Dは
アクセルペダル40の踏込み量Lと機関回転数Nの関数
となり、このNOx 量DはLおよびNの関数として図1
4(B)に示すマップの形で予めROM32内に記憶さ
れている。
燃比A/Fがリーンのときには単位時間当りのNOx 吸
収量がAで表わされ、燃焼室5内における平均空燃比A
/Fが理論空燃比又はリッチのときには単位時間当りの
NOx 放出量がDで表わされるのでNOx 吸収剤26に
吸収されていると推定されるNOx 量ΣNOXは次式を
用いて算出できることになる。
均空燃比A/Fとの関係を示している。図7からわかる
ように機関負荷LがL0 よりも低いときには燃焼室5内
における平均空燃比A/Fはリーンとなっており、この
ときにはNOxがNOx 吸収剤26に吸収されるので図
13に示されるようにNOx 量ΣNOXが増大する。一
方、図7に示されるように機関負荷LがL0 よりも高く
なると燃焼室5内における平均空燃比A/Fがリッチと
なるためにNOx 吸収剤26からNOx が放出される。
従って図13においてXで示されるように機関負荷Lが
L 0 よりも高くなって平均空燃比A/Fがリッチになる
とNOx 量ΣNOXが減少する。
にされてNOx 量ΣNOXが許容値MAXを越えると図
13においてYで示されるように燃焼室5内における平
均空燃比A/Fが強制的にリッチとされる。平均空燃比
A/FがリッチにされるとNOx 吸収剤26から急速に
NOx が放出され、斯くして図13に示されるようにN
Ox 量ΣNOXが急速に減少する。次いでNOx 量ΣN
OXが下限値MINまで低下すると平均空燃比A/Fは
リッチからリーンに戻される。
されるように機関低負荷運転時或いは機関中負荷運転時
にはEGRガスが再循環せしめられており、このときN
Ox量ΣNOXが許容値MAXを越えるとEGRガスの
再循環が行われている状態で燃焼室5内における平均空
燃比A/Fがリッチとされる。ところがこの場合前述し
たように燃焼室5内において燃焼が開始されるとこの燃
焼熱はEGRガスおよびまだ燃焼していない噴射燃料を
加熱するために使用されるのでEGR率が高くなるほど
燃焼温が低くなり、平均空燃比A/Fのリッチの度合が
大きくなるほど燃焼温が低くなる。その結果、EGR率
が高くなるほど失火を生じやすくなり、平均空燃比A/
Fのリッチの度合が高くなるほど失火が生じやすくな
る。従って平均空燃比A/Fのリッチの度合が高くなる
につれてEGR率を低くしないと失火を生ずることにな
る。
火限界値を示している。空燃比およびEGR率の組合せ
がこの失火限界値よりも上方の領域に存在していれば失
火が生じず、これに対して空燃比およびEGR率の組合
せがこの失火限界値よりも下方の領域に存在すると失火
を生じることになる。図15から失火が生じないように
するためにはEGR率が高くなるにつれて平均空燃比A
/Fのリッチの度合を小さくしなければならないことが
わかる。
ために或るリーン空燃比(A/F) L から或るリッチ空
燃比(A/F)R に切換えた場合、NOx の放出作用に
寄与するのは理論空燃比からリッチ空燃比(A/F)R
とするのに必要な燃料分Sであり、従ってNOx 放出の
ために燃料を有効に利用するためには燃料分Sをできる
だけ大きくすること、即ちリッチ空燃比(A/F)R の
リッチの度合をできるだけ大きくすることが好ましい。
即ち、リッチ空燃比(A/F)R のリッチの度合は実線
S0 で示すように失火限界値を越えない範囲でできるだ
け失火限界値に近づけることが好ましい。従って本発明
による実施例ではEGR率に対するリッチの度合を実線
S0 で示す値となるように制御するようにしている。
率、燃焼室5内の平均空燃比A/F、スロットル弁23
の開度およびEGR弁29の開度を示しており、図16
の破線はNOx 吸収剤26からNOx を放出すべく燃焼
室5内の平均空燃比A/FがリッチにされたときのEG
R率、燃焼室5内の平均空燃比A/F、スロットル弁2
3の開度およびEGR弁29の開度を示している。ま
た、図17から図19はNOx 吸収剤26からNOx を
放出すべくNOx 放出フラグがセットされた場合のタイ
ムチャートを示している。次にこれら図16から図19
を参照しつつNO x 吸収剤26からのNOx 放出制御に
ついて説明する。
み量LがL1 よりも小さい機関低負荷運転時には圧縮行
程末期におみ燃料が噴射される。このときにはキャビテ
ィ3a内にのみ混合気が形成され、キャビティ3a以外
の領域は実質的に空気およびEGRガスで満たされるの
で成層度合が極めて高い強成層状態となる。一方、アク
セルペダル40の踏込み量LがL1 とL2 との間である
機関中負荷運転時には吸気行程噴射により燃焼室5内に
全体に希薄混合気が形成され、圧縮行程噴射によってこ
の希薄混合気よりも濃い混合気がキャビティ3a内に形
成される。従ってこのときには機関低負荷運転時におけ
る強成層状態よりも成層の度合が低い弱成層状態とな
る。また、アクセルペダル40の踏込み量LがL2 より
も大きい機関高負荷運転時には吸気行程噴射のみが行わ
れ、従ってこのとき燃焼室5内には均一混合気が形成さ
れる。
放出制御のタイムチャートを示している。本発明による
実施例では強成層状態においてNOx 吸収剤26からN
Oxを放出しなければならなくなったときには強成層状
態から均一混合気状態に切換え、均一混合気状態におい
て噴射量を増量することにより平均空燃比A/Fをリッ
チにしてNOx 吸収剤26からNOx を放出させるよう
にしている。また、NOx 吸収剤26からNOx を放出
すべく平均空燃比A/Fがリッチにされたときには機関
の出力トルクが増大するが本発明による実施例ではこの
出力トルクの増大は燃焼室5内に供給される吸入空気量
を低下させることによって抑制され、それでも出力トル
クが増大する場合には例えば点火時期を遅角させること
によって出力トルクが増大しないようにしている。
フラグがセットされる前の機関低負荷運転状態、即ち強
成層運転状態では吸気行程噴射は行われておらず、圧縮
行程噴射のみが行われて燃焼室5内の平均空燃比A/F
はリーンとなっている。またこのときスロットル弁23
およびEGR弁29は開弁せしめられている。次いでN
Ox 吸収剤26からNOx を放出すべくNOx 放出フラ
グがセットされるとEGR弁29が閉弁せしめられ、ス
ロットル弁23も閉弁せしめられる。スロットル弁23
が閉弁せしめられると機関の出力トルクが低下しないよ
うに圧縮行程噴射量が若干増大せしめられる。
らt時間経過すると圧縮行程噴射が停止され、吸気行程
噴射が開始される。即ち、強成層状態から均一混合気状
態に切換えられ、このとき燃焼室5内の平均空燃比A/
Fをリッチにすべく噴射量が増量せしめられる。ところ
で図16において実線で示されるように機関低負荷時に
おいて強成層状態にあるときにはEGR率がかなり高く
なっている。このときには空気が十分に存在するのでE
GR率を高くしても失火を生ずることなく良好な燃焼が
得られる。ところが均一混合気状態のもとで平均空燃比
A/FがリッチにされたときにはEGR率をあまり高く
すると失火を生じ、この場合失火を生じない許容EGR
率は20%程度である。
行せしめられたときには図16において破線で示すよう
にEGR率が20%程度まで低下せしめられる。即ち、
EGR率が許容EGR率よりも高いときにはEGR率が
許容EGR率以下まで低下せしめられる。このEGR率
の低下作用は図16において破線で示されるようにEG
R弁29の開度を低下させることによって行われる。な
お、このときのリッチの度合はEGR率から定まる図1
5の実線S0 上の値とされる。従ってこのとき失火が生
じることなく良好な燃焼が行われる。
x 吸収剤26からのNOx 放出作用が開始される。次い
でNOx 吸収剤26からのNOx の放出作用が完了する
と今度は逆の順序を経て再び強成層状態に戻る。即ち、
NOx の放出作用が完了すると吸気行程噴射が停止され
て圧縮行程噴射が開始され、NOx の放出作用が完了し
てからt時間経過するとスロットル弁23およびEGR
弁29が開弁せしめられると共にNOx 放出フラグがリ
セットされる。
放出制御のタイムチャートを示している。機関中負荷運
転時にはNOx 放出フラグがセットされると圧縮行程噴
射が停止され、吸気行程噴射量が増量される。即ち、N
Ox 放出フラグがセットされると弱成層状態から均一混
合気状態に切換えられて燃焼室5内の平均空燃比A/F
がリッチとされ、NOx 吸収剤26からのNOx の放出
作用が開始される。NOx の放出作用が完了すると均一
混合気状態から弱成層状態に戻される。
のうちでも機関負荷が低いときには実線で示されるよう
にEGR率が許容EGR率よりも高くなっており、従っ
てこのときには図16および図18において破線で示さ
れるようにNOx の放出時にEGR弁29が若干閉弁せ
しめられてEGR率が許容EGR率以下とされる。それ
以外のときにはEGR率が許容EGR率以下であるので
NOx 放出作用中のEGR率はNOx 放出作用前のEG
R率と同じ値に維持される。このときEGR率とリッチ
の度合は図15において実線S0 上にあり、従って図1
6からわかるようにEGR率が低いほどリッチの度合が
高くされる。
放出制御のタイムチャートを示している。図19に示さ
れるようにNOx 放出フラグがセットされる前の機関高
負荷運転時には吸気行程噴射のみが行われていて均一混
合気燃焼が行われており、NOx 放出フラグがセットさ
れると吸気行程噴射量が増量されて平均空燃比A/Fが
リッチとされる。
噴射を制御するための基本的なルーチンついてまず初め
に説明する。なお、このルーチンは例えば一定時間毎の
割込みによって実行される。図20および図21を参照
するとまず初めにステップ100においてNOx 放出フ
ラグがセットされているか否かが判別される。NOx 放
出フラグがセットされていないときにはステップ101
に進んでアクセルペダル40の踏込み量Lおよび機関回
転数Nに基いて予めROM33内に記憶されている図6
に示す関係から吸気行程噴射量Q1 および圧縮行程噴射
量Q2 が算出される。次いでステップ102ではアクセ
ルペダル40の踏込み量Lおよび機関回転数Nに基いて
予めROM33内に記憶されている図6に示す関係から
噴射時期が算出され、次いでステップ103ではアクセ
ルペダル40の踏込み量Lおよび機関回転数Nに基いて
予めROM33内に記憶されている図7に示す関係から
スロットル弁23の開度が算出され、次いでステップ1
04ではアクセルペダル40の踏込み量Lおよび機関回
転数Nに基いて予めROM33内に記憶されている関係
からEGR弁29の開度が算出され、次いでステップ1
05ではアクセルペダル40の踏込み量Lに基いて予め
ROM33内に記憶されている図8に示す関係から吸気
制御弁17の開度が算出される。
40の踏込み量LがL0 (図7)よりも低いか否かが判
別される。L<L0 のときにはステップ107に進んで
図14(A)に示すマップからNOx 放出量Aが算出さ
れる。次いでステップ108ではNOx 放出量Dが零と
され、次いでステップ111に進む。一方、ステップ1
06においてL≧L0 であると判別されたときにはステ
ップ109に進んで図14(B)に示すマップからNO
x 放出量Dが算出される。次いでステップ110ではN
Ox 吸収量Aが零とされ、次いでステップ111に進
む。ステップ111ではNOx 吸収剤26に吸収されて
いると推定されるNOx 量ΣNOX(=ΣNOX+A−
D)が算出される。次いでステップ112ではΣNOX
が負になったか否かが判別され、ΣNOX<0になった
ときにはステップ113に進んでΣNOXが零とされ
る。次いでステップ114ではNOx 量ΣNOXが図1
3に示される許容値MAXを越えたか否かが判別され、
ΣNOX>MAXになったときにはステップ115に進
んでNOx 放出フラグがセットされる。
フラグがセットされたと判断されたときにはステップ1
16に進んで図17から図19に示すリッチ処理が行わ
れる。このリッチ処理は図22に示されるルーチンによ
って実行される。即ち、図22を参照するとまず初めに
ステップ150においてNOx の放出が完了したことを
示す放出完了フラグがセットされているか否かが判別さ
れる。リッチ処理が開始された直後は放出完了フラグは
セットされていないのでステップ151に進み、平均空
燃比A/Fをリッチにするまでの前処理が行われる。図
17に示される低負荷時ではこの前処理は、NOx 放出
フラグがセットされたときに、即ちリッチ処理が開始さ
れたときにスロットル弁23およびEGR弁29を閉弁
する処理であり、図18に示される中負荷時と図19に
示される高負荷時にはこの前処理は行われない。
了したか否かが判別される。前処理が完了するとステッ
プ153に進んで平均空燃比A/Fをリッチにするリッ
チ処理が行われる。次いでステップ154ではNOx 放
出作用中におけるNOx 放出量D′が算出される。この
NOx 放出量D′はアクセルペダル40の踏込み量Lお
よび機関回転数Nの関数として図23に示すようなマッ
プの形で予めROM33内に記憶されている。次いでス
テップ155ではNOx 量ΣNOXからNOx放出量
D′が減算され、次いでステップ156ではNOx 量Σ
NOXが下限値MINよりも小さくなったか否かが判別
される。ΣNOX<MINになったときにはNOx の放
出作用が完了したと判断してステップ157に進み、放
出完了フラグがセットされる。次いでステップ158に
進む。なお、一旦放出完了フラグがセットされるとその
後はステップ150からステップ158にジャンプす
る。
了してから元の状態に戻されるまでの後処理が行われ
る。図17に示される場合にはこの後処理は、NOx の
放出作用が完了したときに吸気行程噴射から圧縮行程噴
射に切換える処理と、スロットル弁23およびEGR弁
29を開弁させる処理からなる。図18および図19に
示す場合にはこの後処理は噴射形態を元に戻す処理から
なる。次いでステップ159ではこの後処理が完了した
か否かが判別され、後処理が完了したときにはステップ
160に進んでNOx 放出フラグおよび放出完了フラグ
がリセットされる。
が配置され、燃焼室5内において成層状態で或いは均一
混合気状態でリーン混合気が燃焼せしめられる内燃機関
に本発明を適用した場合を示している。なお、この実施
例ではスロットル弁23の開度がアクセルペダルによっ
て直接制御され、また吸気ダクト20とエアクリーナ2
1間には吸入空気量を検出するためのエアフローメータ
44が配置されている。
的に次式に基いて算出される。 TAU=K・TP ここでTPは基本燃料噴射時間、Kは補正係数を夫々示
す。基本燃料噴射時間TPは機関シリンダ内に供給され
る混合気の空燃比を理論空燃比とするのに必要な燃料噴
射時間を示している。この基本燃料噴射時間TPは予め
実験により求められ、機関負荷Q/N(吸入空気量Q/
機関回転数N)および機関回転数Nの関数として図25
に示すようなマップの形で予めROM内に記憶されてい
る。補正係数Kは機関シリンダ内に供給される混合気の
空燃比を制御するための係数であってK=1.0であれ
ば機関シリンダ内に供給される混合気は理論空燃比とな
る。これに対してK<1.0になれば機関シリンダ内に
供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも大きくな
り、即ちリーンとなり、K>1.0になれば機関シリン
ダ内に供給される混合気の空燃比は理論空燃比よりも小
さくなる、即ちリッチとなる。
空燃比、即ち補正係数Kの値は機関の運転状態に応じて
変化せしめられ、この実施例では基本的には図27に示
されるように機関負荷Q/Nおよび機関回転数Nの関数
として予め定められている。即ち、図27に示されるよ
うに実線Rよりも低負荷側の低負荷運転領域ではK<
1.0、即ち混合気がリーンとされ、実線Rと実線Sの
間の高負荷運転領域ではK=1.0、即ち混合気の空燃
比が理論空燃比とされ、実線Sよりも高負荷側の全負荷
運転領域ではK>1.0、即ち混合気がリッチとされ
る。
の数字はEGR率を示している。図26に示されるよう
にEGR率は機関負荷Q/Nおよび機関回転数Nの関数
であり、このEGR率は予めROM内に記憶されてい
る。EGR弁29の開度は図26に示されるEGR率が
得られるように制御される。図26に示されるようにこ
の実施例ではEGR率の最大値が20%であり、従って
NOx 吸収剤26からNOx を放出すべきときにもEG
R率はそのまま維持される。図28はNOx 吸収剤26
からNOx を放出するために混合気をリッチにするとき
の補正係数KとEGR率の関係を示している。図28に
示される実線は図15に示す失火限界値S0 に対応して
おり、従ってこの実施例においても混合気のリッチの度
合はEGR率が高くなるほど小さくされる。
おり、このルーチンは例えば一定時間毎の割込みによっ
て実行される。図29を参照するとまず初めにステップ
200において図25に示すマップから基本燃料噴射時
間TPが算出される。次いでステップ201では図26
からEGR率が求められ、このEGR率が得られるよう
にEGR弁29の開度が制御される。次いでステップ2
02ではNOx 放出フラグがセットされているか否かが
判別される。NOx 放出フラグがセットされていないと
きにはステップ203に進んで図27に基づき補正係数
Kが算出される。次いでステップ207では基本燃料噴
射時間TPと補正係数Kから燃料噴射時間TAU(=K
・TP)が算出される。
1.0よりも小さいか否かが判別される。K<1.0の
ときにはステップ209に進んで図14(A)に示すよ
うなマップからNOx 放出量Aが算出される。次いでス
テップ210ではNOx 放出量Dが零とされ、次いでス
テップ213に進む。一方、ステップ208においてK
≧1.0であると判別されたときにはステップ211に
進んで図14(B)に示すようなマップからNOx 放出
量Dが算出される。次いでステップ212ではNOx 吸
収量Aが零とされ、次いでステップ213に進む。
収されていると推定されるNOx 量ΣNOX(=ΣNO
X+A−D)が算出される。次いでステップ214では
ΣNOXが負になったか否かが判別され、ΣNOX<0
になったときにはステップ215に進んでΣNOXが零
とされる。次いでステップ216ではΣNOX>MAX
になったか否かが判別され、ΣNOX>MAXになった
ときにはステップ217に進んでNOx 放出フラグがセ
ットされる。
フラグがセットされたと判別されたときにはステップ2
04に進んで図28に示す関係から補正係数K(>1.
0)が算出される。このとき混合気の空燃比はリッチと
され、斯くしてNOx 吸収剤26からのNOx の放出作
用が開始される。次いでステップ205ではΣNOXが
下限値MINよりも小さくなったか否かが判別され、Σ
NOX<MINになるとステップ206に進んでNOx
放出フラグがリセットされる。
てNOx 吸収剤からNOx を放出すべく混合気をリッチ
にしたときに失火が生ずるのを阻止することができる。
ある。
る。
燃焼室内における平均空燃比およびEGR率を示す図で
ある。
の図である。
めの図である。
図である。
ための図である。
示す図である。
度およびEGR弁開度を示す図である。
タイムチャートである。
タイムチャートである。
タイムチャートである。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 機関排気通路内の排気ガスを機関吸気通
路内に再循環するための排気ガス再循環装置を具備し、
流入する排気ガスの空燃比がリーンのときにNOx を吸
収し、流入する排気ガスの空燃比がリッチになると吸収
しているNO x を放出するNOx 吸収剤を機関排気通路
内に配置し、NOx 吸収剤からNOxを放出すべきとき
にはNOx 吸収剤に流入する排気ガスの空燃比がリーン
からリッチに切換えられる内燃機関において、排気ガス
を機関吸気通路内に再循環しつつNOx 吸収剤からNO
x を放出すべきときには排気ガスの再循環率が高いとき
には低いときに比べてNOx 吸収剤に流入する排気ガス
のリッチの度合を小さくするようにした内燃機関の排気
浄化装置。 - 【請求項2】 NOx 吸収剤からNOx を放出すべきと
きに排気ガスの再循環率が予め定められた許容再循環率
よりも高いときには排気ガスの再循環率を許容再循環率
以下に低下させる請求項1に記載の内燃機関の排気浄化
装置。 - 【請求項3】 NOx 吸収剤からNOx を放出すべきと
きに排気ガスの再循環率が予め定められた再循環率より
も低いときにはNOx 放出作用前とNOx 放出作用中で
排気ガスの再循環率を変化させない請求項1に記載の内
燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02391495A JP3412314B2 (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 内燃機関の排気浄化装置 |
| KR1019960705186A KR0185697B1 (ko) | 1995-01-20 | 1995-10-11 | 내연기관의 배기정화방법 |
| DE69520567T DE69520567T2 (de) | 1995-01-20 | 1995-10-11 | Abgasreinigungsverfahren für eine brennkraftmaschine |
| PCT/JP1995/002078 WO1996022457A1 (en) | 1995-01-20 | 1995-10-11 | Exhaust gas cleaning method for internal combustion engine |
| US08/716,394 US5775099A (en) | 1994-04-12 | 1995-10-11 | Method of purifying the exhaust of an internal combustion engine |
| EP95934274A EP0752521B1 (en) | 1995-01-20 | 1995-10-11 | Exhaust gas cleaning method for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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| Country | Link |
|---|---|
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