JPH08218943A - シリンダブロック - Google Patents
シリンダブロックInfo
- Publication number
- JPH08218943A JPH08218943A JP2837195A JP2837195A JPH08218943A JP H08218943 A JPH08218943 A JP H08218943A JP 2837195 A JP2837195 A JP 2837195A JP 2837195 A JP2837195 A JP 2837195A JP H08218943 A JPH08218943 A JP H08218943A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gap
- cylinder block
- crankshaft
- void
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動の特性に関わりなくスカート部の振動を
減衰することのできるシリンダブロックを提供するこ
と。 【構成】 シリンダブロックのクランク軸受部とスカー
ト部を連結する隔壁の軸受部とスカート部2の境目部分
に形成されたスリット7の最奥部に金属パイプ8を配設
し、金属パイプ8にスリット8aを形成する。
減衰することのできるシリンダブロックを提供するこ
と。 【構成】 シリンダブロックのクランク軸受部とスカー
ト部を連結する隔壁の軸受部とスカート部2の境目部分
に形成されたスリット7の最奥部に金属パイプ8を配設
し、金属パイプ8にスリット8aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のシリンダブロ
ックに関する。
ックに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な、往復動式内燃機関において
は、機関運転時、燃焼爆発の力が、ピストン、コンロッ
ド、クランク軸を介して、クランク軸受キャップに伝わ
り、クランク軸受キャップの中心部は周期的に下側に下
がるように歪み、それにともない、クランク軸受キャッ
プを隔壁に結合しているボルトはクランク軸受キャップ
側の間隔が広くなり、隔壁側の間隔が狭くなる様に傾
き、その結果、隔壁のクランク軸受キャップ側の部分は
周期的に中心方向に向けて圧縮変形する。これによって
隔壁の外側端に結合されているスカート部が振動する。
このスカート部の振動を遮断するために、シリンダブロ
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁に、
クランクキャップ側から切れ込むスリットを配設し、ま
た、この振動を減衰するために、スリットにゴム等の弾
性体を挿入し、この弾性体の弾性力によってスカート部
へ伝達される振動を減衰する方法が提案されている(実
開昭59−110359号公報参照)。
は、機関運転時、燃焼爆発の力が、ピストン、コンロッ
ド、クランク軸を介して、クランク軸受キャップに伝わ
り、クランク軸受キャップの中心部は周期的に下側に下
がるように歪み、それにともない、クランク軸受キャッ
プを隔壁に結合しているボルトはクランク軸受キャップ
側の間隔が広くなり、隔壁側の間隔が狭くなる様に傾
き、その結果、隔壁のクランク軸受キャップ側の部分は
周期的に中心方向に向けて圧縮変形する。これによって
隔壁の外側端に結合されているスカート部が振動する。
このスカート部の振動を遮断するために、シリンダブロ
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁に、
クランクキャップ側から切れ込むスリットを配設し、ま
た、この振動を減衰するために、スリットにゴム等の弾
性体を挿入し、この弾性体の弾性力によってスカート部
へ伝達される振動を減衰する方法が提案されている(実
開昭59−110359号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載の振動の減衰方法は、弾性体の圧縮、引張りにとも
なう発熱による減衰方法であるために、振動の減衰特性
は弾性体の弾性係数に依存する。例えば、上記公報の装
置において、スリットが設けられていない部分を介して
スカート部に伝達される振動は振幅が数10μmオーダ
ーの微振動であるために、この微振動を減衰するために
は弾性体の弾性係数を非常に大きくしなければならな
い。これは、非常に硬い弾性体を用いなければならない
ということを意味しており、振動が減衰できないことに
なってしまう。本発明は上記問題に鑑み、振動の特性に
関わらずスカート部へ伝達される振動を減衰することの
できるシリンダブロックを提供することを目的とする。
記載の振動の減衰方法は、弾性体の圧縮、引張りにとも
なう発熱による減衰方法であるために、振動の減衰特性
は弾性体の弾性係数に依存する。例えば、上記公報の装
置において、スリットが設けられていない部分を介して
スカート部に伝達される振動は振幅が数10μmオーダ
ーの微振動であるために、この微振動を減衰するために
は弾性体の弾性係数を非常に大きくしなければならな
い。これは、非常に硬い弾性体を用いなければならない
ということを意味しており、振動が減衰できないことに
なってしまう。本発明は上記問題に鑑み、振動の特性に
関わらずスカート部へ伝達される振動を減衰することの
できるシリンダブロックを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、シリンダブロックのクランク軸受部とスカート部を
連結する隔壁と、クランク軸受部と結合されるクランク
軸受キャップの少なくとも一方に、クランク軸線方向の
少なくとも一方の端面に開口するクランク軸の半径方向
に略直角な方向に細長い空隙を設け、該空隙内に、該空
隙よりもクランク軸受側の部材がクランク軸半径方向に
振動した時に該空隙内面と滑り摩擦する摩擦係合部材が
配設されていることを特徴とするシリンダブロックが提
供される。
ば、シリンダブロックのクランク軸受部とスカート部を
連結する隔壁と、クランク軸受部と結合されるクランク
軸受キャップの少なくとも一方に、クランク軸線方向の
少なくとも一方の端面に開口するクランク軸の半径方向
に略直角な方向に細長い空隙を設け、該空隙内に、該空
隙よりもクランク軸受側の部材がクランク軸半径方向に
振動した時に該空隙内面と滑り摩擦する摩擦係合部材が
配設されていることを特徴とするシリンダブロックが提
供される。
【0005】本発明の請求項2によれば、シリンダブロ
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向に一方の端面から他
方の端面に貫通するクランク軸の半径方向に略直角な方
向に細長い空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い断面
の長軸方向の端部において、クランク軸方向に延伸し、
クランク軸方向にスリットを有し、該空隙よりもクラン
ク軸受側の部材がクランク軸半径方向に振動した時に該
空隙内面と滑り摩擦する、金属パイプが配設されたシリ
ンダブロックが提供される。
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向に一方の端面から他
方の端面に貫通するクランク軸の半径方向に略直角な方
向に細長い空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い断面
の長軸方向の端部において、クランク軸方向に延伸し、
クランク軸方向にスリットを有し、該空隙よりもクラン
ク軸受側の部材がクランク軸半径方向に振動した時に該
空隙内面と滑り摩擦する、金属パイプが配設されたシリ
ンダブロックが提供される。
【0006】本発明の請求項3によれば、シリンダブロ
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向に一方の端面から他
方の端面に貫通するクランク軸の半径方向に略直角な方
向に細長い空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い断面
の短軸方向で対面する内面の間に、該空隙よりもクラン
ク軸受側の部材がクランク軸半径方向に振動した時に、
該空隙内面の少なくとも一方と滑り摩擦する斜張型弾性
変形部材が配設されたシリンダブロックが提供される。
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向に一方の端面から他
方の端面に貫通するクランク軸の半径方向に略直角な方
向に細長い空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い断面
の短軸方向で対面する内面の間に、該空隙よりもクラン
ク軸受側の部材がクランク軸半径方向に振動した時に、
該空隙内面の少なくとも一方と滑り摩擦する斜張型弾性
変形部材が配設されたシリンダブロックが提供される。
【0007】本発明の請求項4によれば、シリンダブロ
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向の一方の端面のみ開
口する空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い方向に長
手方向の軸を有し、前記空隙の開口部に沿ってスリット
を有し、該空隙よりもクランク軸受側の部材がクランク
軸半径方向に振動した時に該空隙内面と滑り摩擦する、
金属パイプが配設されたシリンダブロックが提供され
る。
ックのクランク軸受部とスカート部を連結する隔壁と、
クランク軸受部と結合されるクランク軸受キャップの少
なくとも一方に、クランク軸線方向の一方の端面のみ開
口する空隙を設け、該空隙内に、空隙の細長い方向に長
手方向の軸を有し、前記空隙の開口部に沿ってスリット
を有し、該空隙よりもクランク軸受側の部材がクランク
軸半径方向に振動した時に該空隙内面と滑り摩擦する、
金属パイプが配設されたシリンダブロックが提供され
る。
【0008】
【作用】本発明の請求項1では、空隙が隔壁あるいはク
ランク軸受キャップのピストン上下方向に略直角に細長
く設けられた場合には、隔壁あるいはクランク軸受キャ
ップのピストン上下方向の振動そのものが摩擦部材と空
隙内表面の間の滑り摩擦により低減されることによりス
カート部の振動が低減される。空隙が隔壁あるいはクラ
ンク軸受キャップのピストン上下方向に略平行に細長く
設けられた場合には、隔壁あるいはクランク軸受キャッ
プのピストン上下方向に直角な方向の振動が空隙の長手
方向の外側の部材を通る時に摩擦部材と空隙内表面の間
の滑り摩擦により減衰されることによりスカート部の振
動が低減される。
ランク軸受キャップのピストン上下方向に略直角に細長
く設けられた場合には、隔壁あるいはクランク軸受キャ
ップのピストン上下方向の振動そのものが摩擦部材と空
隙内表面の間の滑り摩擦により低減されることによりス
カート部の振動が低減される。空隙が隔壁あるいはクラ
ンク軸受キャップのピストン上下方向に略平行に細長く
設けられた場合には、隔壁あるいはクランク軸受キャッ
プのピストン上下方向に直角な方向の振動が空隙の長手
方向の外側の部材を通る時に摩擦部材と空隙内表面の間
の滑り摩擦により減衰されることによりスカート部の振
動が低減される。
【0009】本発明の請求項2では、空隙の細長い断面
の長軸方向の端部に配設されたスリットを有する金属パ
イプと空隙の内面の間の滑り摩擦によって振動の低減が
おこなわれる。
の長軸方向の端部に配設されたスリットを有する金属パ
イプと空隙の内面の間の滑り摩擦によって振動の低減が
おこなわれる。
【0010】本発明の請求項3では、空隙の細長い断面
の短軸方向の対向する内面の間に配設された斜張型弾性
変形部材が弾性変形にともない空隙の内面の少なくとも
1つとの間で滑り摩擦することによって振動の低減がお
こなわれる。
の短軸方向の対向する内面の間に配設された斜張型弾性
変形部材が弾性変形にともない空隙の内面の少なくとも
1つとの間で滑り摩擦することによって振動の低減がお
こなわれる。
【0011】本発明の請求項4では、クランク軸線方向
の一方の端面のみ開口する空隙内に配設され、空隙の細
長い断面の長軸方向に長手方向の軸を有し、前記空隙の
開口部に沿ってスリットを有する金属パイプと空隙の内
面の間の滑り摩擦によって振動の低減がおこなわれる。
の一方の端面のみ開口する空隙内に配設され、空隙の細
長い断面の長軸方向に長手方向の軸を有し、前記空隙の
開口部に沿ってスリットを有する金属パイプと空隙の内
面の間の滑り摩擦によって振動の低減がおこなわれる。
【0012】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例のシリンダブロックを
ある気筒の中心を通り、クランク軸に垂直な面で切った
断面図である。1はシリンダブロックの全体を示し、2
はスカート部であってクランク軸方向に延伸している。
3は各気筒の間、および最外側気筒の外側にクランク軸
方向に直角に形成されている隔壁であって、スカート部
2を支持するとともに、その下面中央部には軸受の上側
半体(図示しない)が取り付けられている。4は隔壁3
に下側から一点鎖線で示されるボルト5によって結合さ
れるクランク軸受キャップであって、その上面中央部に
は軸受の下側半体(図示しない)がとりつけられてい
て、隔壁3とクランク軸受キャップ4にそれぞれ取り付
けられた軸受の半体が一体化された軸受(図示しない)
を介してクランク軸6を支承している。
する。図1は本発明の第1実施例のシリンダブロックを
ある気筒の中心を通り、クランク軸に垂直な面で切った
断面図である。1はシリンダブロックの全体を示し、2
はスカート部であってクランク軸方向に延伸している。
3は各気筒の間、および最外側気筒の外側にクランク軸
方向に直角に形成されている隔壁であって、スカート部
2を支持するとともに、その下面中央部には軸受の上側
半体(図示しない)が取り付けられている。4は隔壁3
に下側から一点鎖線で示されるボルト5によって結合さ
れるクランク軸受キャップであって、その上面中央部に
は軸受の下側半体(図示しない)がとりつけられてい
て、隔壁3とクランク軸受キャップ4にそれぞれ取り付
けられた軸受の半体が一体化された軸受(図示しない)
を介してクランク軸6を支承している。
【0013】7は本発明の空隙の役を成すスリットであ
って、クランク軸の半径方向に直角にピストン(図示し
ない)の上下方向にそって細長く、本実施例においては
クランク軸受キャップ4の側が開口している。スリット
7の最奥部には金属リング8が嵌入され、金属リング8
にはスリット7の側にスリット8aが形成されている。
って、クランク軸の半径方向に直角にピストン(図示し
ない)の上下方向にそって細長く、本実施例においては
クランク軸受キャップ4の側が開口している。スリット
7の最奥部には金属リング8が嵌入され、金属リング8
にはスリット7の側にスリット8aが形成されている。
【0014】次に、図2を参照しながら上記の様に構成
された第1実施例の作動について説明する。機関運転
時、燃焼爆発の力が、ピストン(図示しない)、コンロ
ッド(図示しない)、クランク軸6を介して、クランク
軸受キャップ4に伝わり、クランク軸受キャップ4の中
心部は周期的に下側に下がるように歪み、それにともな
い、隔壁3とクランク軸受キャップ4を結合しているボ
ルト5はクランク軸受キャップ4側の間隔が広くなり、
隔壁3側の間隔が狭くなる様に傾く。その結果、隔壁3
の中央の下側部分には周期的に横方向から圧縮変形する
力が加わるが、この力による振動はスリット7がクラン
ク軸受キャップ4側へ開口していることにより遮断さ
れ、スカート部2へは伝わらない。
された第1実施例の作動について説明する。機関運転
時、燃焼爆発の力が、ピストン(図示しない)、コンロ
ッド(図示しない)、クランク軸6を介して、クランク
軸受キャップ4に伝わり、クランク軸受キャップ4の中
心部は周期的に下側に下がるように歪み、それにともな
い、隔壁3とクランク軸受キャップ4を結合しているボ
ルト5はクランク軸受キャップ4側の間隔が広くなり、
隔壁3側の間隔が狭くなる様に傾く。その結果、隔壁3
の中央の下側部分には周期的に横方向から圧縮変形する
力が加わるが、この力による振動はスリット7がクラン
ク軸受キャップ4側へ開口していることにより遮断さ
れ、スカート部2へは伝わらない。
【0015】一方、隔壁3の中央の上側部分は上記の影
響で振動し、スカート部2は隔壁3の中央の上側部分と
Aの部分を介してつながっているので軸受取り付け部3
の上側の振動すると、スカート部2は隔壁3の翼部3a
とともにAの部分を支点として矢印Bで示される様に振
動する。それにともない金属リング8の周りの部材が矢
印Cで示される様に動くが、この動きは、金属リング8
の周りの部材と金属リング8の外周面との間に生じる摩
擦によって減衰される。また、金属リング8にはスリッ
ト8aが設けられているので金属リング8はバネ作用に
よっても振動を減衰する。
響で振動し、スカート部2は隔壁3の中央の上側部分と
Aの部分を介してつながっているので軸受取り付け部3
の上側の振動すると、スカート部2は隔壁3の翼部3a
とともにAの部分を支点として矢印Bで示される様に振
動する。それにともない金属リング8の周りの部材が矢
印Cで示される様に動くが、この動きは、金属リング8
の周りの部材と金属リング8の外周面との間に生じる摩
擦によって減衰される。また、金属リング8にはスリッ
ト8aが設けられているので金属リング8はバネ作用に
よっても振動を減衰する。
【0016】上記の様に、第1実施例では、隔壁3の中
央の下側部分の振動のスカート部2への伝達を遮断する
とともに、隔壁3の上側部分からスカートへ伝達される
振動を減衰する。また、スリット7の最奥部の周りの部
材の応力集中が緩和され亀裂の発生が防止される。
央の下側部分の振動のスカート部2への伝達を遮断する
とともに、隔壁3の上側部分からスカートへ伝達される
振動を減衰する。また、スリット7の最奥部の周りの部
材の応力集中が緩和され亀裂の発生が防止される。
【0017】なお、第1実施例の低振動シリンダブロッ
クの製造は以下の様におこなうことができる。すなわ
ち、シリンダブロック1を鋳造する際に、スリット7の
終端となる位置に金属パイプ8を内部に溶湯が入らない
ように固定して鋳造をおこない、鋳造後に金属パイプ8
までスリット加工をおこなう。この製造方法に従えば、
金属パイプ8のスリットの加工と、シリンダブロック1
のスリット7の加工を共通化することができ、また、金
属パイプ8と周囲の部材との密着性がよいのですべり摩
擦が大きくなり穴をあけて金属パイプを後から挿入した
ものに比べ振動減衰効果がよい。
クの製造は以下の様におこなうことができる。すなわ
ち、シリンダブロック1を鋳造する際に、スリット7の
終端となる位置に金属パイプ8を内部に溶湯が入らない
ように固定して鋳造をおこない、鋳造後に金属パイプ8
までスリット加工をおこなう。この製造方法に従えば、
金属パイプ8のスリットの加工と、シリンダブロック1
のスリット7の加工を共通化することができ、また、金
属パイプ8と周囲の部材との密着性がよいのですべり摩
擦が大きくなり穴をあけて金属パイプを後から挿入した
ものに比べ振動減衰効果がよい。
【0018】なお、図3は上記第1実施例の変形例にお
ける金属パイプを示したものであって、金属パイプ8’
は2重管とされていて、パイプを構成する金属の間の摩
擦が追加され、その分、振動減衰効果が向上する。
ける金属パイプを示したものであって、金属パイプ8’
は2重管とされていて、パイプを構成する金属の間の摩
擦が追加され、その分、振動減衰効果が向上する。
【0019】図4は本発明の第2実施例の構造を示す図
であって、第1実施例に加えてスリット7にスリット7
の幅方向に伸縮するバネ10が挿入されている。バネ1
0はスリット7の内部壁に固定されておらずスリット7
の幅が変化すると10a、10b、10cの部分でスリ
ット7の内部壁面とすべり摩擦を発生し、それによりさ
らにスカート部2の振動が減衰される。
であって、第1実施例に加えてスリット7にスリット7
の幅方向に伸縮するバネ10が挿入されている。バネ1
0はスリット7の内部壁に固定されておらずスリット7
の幅が変化すると10a、10b、10cの部分でスリ
ット7の内部壁面とすべり摩擦を発生し、それによりさ
らにスカート部2の振動が減衰される。
【0020】図5は本発明の第3実施例に関わる図であ
って、図5の(A)は、図1と同じ様にクランク軸方向
から見た断面図で、図5の(B)は、図5の(A)のI-
I 線に沿って見た断面図である。この第3実施例は、ク
ランク軸受キャップ4に両端部が閉じられた金属パイプ
11を鋳込み、鋳造後にクランク軸方向の端面より機械
加工によって金属パイプ11の中空部に達するスリット
12を形成したものである。この様に形成された本第3
実施例では、クランク軸受キャップ4の中央部分が図中
下方に変形しようとする力が金属パイプ11とその周囲
の部材の間の滑り摩擦によって吸収される。したがっ
て、クランク軸受キャップ4を取り付けるボルト5が傾
くのが防止され、したがって隔壁3の振動が防止され、
結果的にスカート部2の振動が防止される。
って、図5の(A)は、図1と同じ様にクランク軸方向
から見た断面図で、図5の(B)は、図5の(A)のI-
I 線に沿って見た断面図である。この第3実施例は、ク
ランク軸受キャップ4に両端部が閉じられた金属パイプ
11を鋳込み、鋳造後にクランク軸方向の端面より機械
加工によって金属パイプ11の中空部に達するスリット
12を形成したものである。この様に形成された本第3
実施例では、クランク軸受キャップ4の中央部分が図中
下方に変形しようとする力が金属パイプ11とその周囲
の部材の間の滑り摩擦によって吸収される。したがっ
て、クランク軸受キャップ4を取り付けるボルト5が傾
くのが防止され、したがって隔壁3の振動が防止され、
結果的にスカート部2の振動が防止される。
【0021】
【発明の効果】本発明の各請求項によれば振動の特性に
関わりなくスカート部の振動が減衰される。特に、請求
項2の様にすれば、空隙の端部の周囲の部材の応力集中
が緩和される。
関わりなくスカート部の振動が減衰される。特に、請求
項2の様にすれば、空隙の端部の周囲の部材の応力集中
が緩和される。
【図1】第1実施例の構造を示す図である。
【図2】第1実施例の作用を説明する図である。
【図3】第1実施例の変形例における金属パイプの構造
を示す図である。
を示す図である。
【図4】第2実施例の構造を示す図である。
【図5】第3実施例の構造を示す図であって、(A)
は、クランク軸方向から見た断面図で、(B)は、
(A)のI-I 線に沿って見た断面図である。
は、クランク軸方向から見た断面図で、(B)は、
(A)のI-I 線に沿って見た断面図である。
1…シリンダブロック 2…スカート部 3…隔壁 4…クランク軸受キャップ 5…ボルト 6…クランク軸 7…スリット 8…金属パイプ 10…スプリング 11…金属パイプ 12…スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダブロックのクランク軸受部とス
カート部を連結する隔壁と、クランク軸受部と結合され
るクランク軸受キャップの少なくとも一方に、 クランク軸線方向の少なくとも一方の端面に開口するク
ランク軸の半径方向に略直角な方向に細長い空隙を設
け、 該空隙内に、該空隙よりもクランク軸受側の部材がクラ
ンク軸半径方向に振動した時に該空隙内面と滑り摩擦す
る摩擦係合部材が配設されていることを特徴とするシリ
ンダブロック。 - 【請求項2】 前記空隙はクランク軸線方向に一方の端
面から他方の端面に貫通する空隙であって、 前記摩擦係合部材は空隙の細長い断面の長軸方向の端部
において、クランク軸方向に延伸する金属パイプであっ
て、該金属パイプがクランク軸方向にスリットを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダブロック。 - 【請求項3】 前記空隙はクランク軸線方向に一方の端
面から他方の端面に貫通する空隙であって、 前記摩擦係合部材は空隙の細長い断面の短軸方向で対面
する内面の間に配設され、前記内面の少なくとも一方と
滑り摩擦する斜張型弾性変形部材であることを特徴とす
る請求項1に記載のシリンダブロック。 - 【請求項4】 前記空隙はクランク軸線方向の一方の端
面のみ開口する空隙であって、 前記摩擦係合部材は、前記空隙の細長い方向に長手方向
の軸を有する金属パイプであって、該金属パイプが前記
空隙の開口部に沿ってスリットを有することを特徴とす
る請求項1に記載のシリンダブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2837195A JPH08218943A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | シリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2837195A JPH08218943A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | シリンダブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218943A true JPH08218943A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12246777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2837195A Pending JPH08218943A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | シリンダブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08218943A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225236A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Toyota Motor Corp | クランクシャフトの軸受け構造 |
| JP2021095891A (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダブロック |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP2837195A patent/JPH08218943A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225236A (ja) * | 2011-04-19 | 2012-11-15 | Toyota Motor Corp | クランクシャフトの軸受け構造 |
| JP2021095891A (ja) * | 2019-12-18 | 2021-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | シリンダブロック |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN104603437B (zh) | 发动机活塞构造 | |
| KR102092788B1 (ko) | 크랭크 캡 조립체 및 내연 기관 | |
| JPS5823492B2 (ja) | 自動車用低騒音エンジン | |
| JPS6165924A (ja) | コイルばね減衰装置 | |
| JP6417662B2 (ja) | 内燃機関および内燃機関のカバー取付構造 | |
| JP4967733B2 (ja) | クランクシャフト | |
| US4423667A (en) | Bearing | |
| JP3769731B2 (ja) | フライホイール | |
| ATE341703T1 (de) | Massenausgleich für eine brennkraftmaschine | |
| JPH08218943A (ja) | シリンダブロック | |
| CN111255593B (zh) | 曲轴盖组装体 | |
| JP6112127B2 (ja) | エンジンのピストン構造 | |
| CN112012844A (zh) | 汽缸体组装体 | |
| CN111656028B (zh) | 曲轴 | |
| JPH0220411Y2 (ja) | ||
| JPS5924854Y2 (ja) | エンジンのシリンダブロック | |
| JPH0717870Y2 (ja) | 内燃機関の騒音低減構造 | |
| JP3245150B2 (ja) | エンジンのクランクケース補強装置 | |
| JPH08284749A (ja) | 内燃機関のクランクシャフト支持構造 | |
| JPS585145Y2 (ja) | ピストンの振動減衰装置 | |
| JPH09184511A (ja) | 内燃機関の軸受装置 | |
| KR100239922B1 (ko) | 댐핑장치 | |
| KR20070065561A (ko) | 디젤 엔진의 밸런스 샤프트 체결 구조 | |
| JP2006348827A (ja) | 可変圧縮比機構を備えた内燃機関 | |
| JPH10299567A (ja) | 内燃機関のタイボルト構造 |