JPH0821905B2 - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JPH0821905B2
JPH0821905B2 JP5113711A JP11371193A JPH0821905B2 JP H0821905 B2 JPH0821905 B2 JP H0821905B2 JP 5113711 A JP5113711 A JP 5113711A JP 11371193 A JP11371193 A JP 11371193A JP H0821905 B2 JPH0821905 B2 JP H0821905B2
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actuator
gimbal
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actuators
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利久 入山
浩二 鈴木
照内 寺地
俊哉 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームを用いて
双方向で光空間伝送を可能としたシステムであって、遠
距離通信を可能となし、光軸の位置決めを容易とする2
軸アクチュエータを配設した光空間伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光空間伝送システムは、
入力信号を光変調しレンズを介して光伝送信号を送信す
る送信器と、前記光伝送信号をレンズを介して検出し復
調する受信器とからなり、その光軸合わせは手動で行う
いわゆる固定式であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠距離通信
を行う場合には、送信器、受信器間の光軸ずれ許容値は
数10秒オーダであるため、初期設定も困難であり、又
通信時の外乱等による架台の位置ずれ等のため、光軸ず
れが発生し、そのため通信作用が中断してしまう等の問
題点もあった。従って、取扱いが容易で且つ作動時の光
軸のずれを確実に補正し得る調整手段が要望されてい
た。本発明の目的は、上記問題点を改善することを目的
とするもので、光軸のずれの発生が防止され、光軸ずれ
の微調整が自動的に容易に達成される双方向で送受信可
能な光空間伝送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入力信号を光変調し、レンズ(6),
(7)を介して光伝送信号(b)を送信する送信器
(2)と、前記光伝送信号(b)をレンズ(8),
(9)を介して検出し復調する受信器(3)とからなる
光空間伝送システムにおいて、内部に前記レンズ
(6),(7)及び(8),(9)を設けた前記送信器
(2)及び受信器(3)の光学機構(13)を固定する
鏡筒押え部材(14)と、円筒形状に形成され、内部に
前記鏡筒押え部材(14)を収納し、ヨーイング方向へ
回動自在に軸支されたジンバル(16)と、前記鏡筒押
え部材(14)をジンバル(16)に対してピッチング
方向に揺動自在とする一対の第1アクチュエータ(2
2),(24)および前記ジンバル(16)をヨーイン
グ方向に揺動自在とする一対の第2アクチュエータ(4
4),(46)と、前記鏡筒押え部材(14)のピッチ
ング位置を感知する第1センサ(52)と、ジンバル
(16)のヨーイング位置を感知する第2センサ(6
6)とを具え、前記光伝送信号(b)の光軸を位置決め
自在とする2軸アクチュエータを配設した光空間伝送装
置であり、第1および第2アクチュエータ(22),
(24),(44),(46)は、ジンバル(16)の
垂直および水平の同一軸線上にそれぞれ対向して2個ず
つ並列接続した2軸アクチュエータを有する光空間伝送
装置(1)である。又、鏡筒押え部材(14)のピッチ
ング位置を感知する第1センサ(52)は、第1アクチ
ュエータ(24)のヨーク(30)に取り付けた支持腕
(60)に配設した受光素子(64)とこの受光素子
(64)と対面するように、第1アクチュエータ(2
4)の軸(20)に固定したピッチングブラケット(5
7)へ取り付けた支持台(56)上に配設した発光素子
(58)とよりなり、ジンバル(16)のヨーイング位
置を感知する第2センサ(66)は、ジンバル(16)
に固定した支持腕(76)に配設した受光素子(78)
と、この受光素子(78)と対面するように下フレーム
(23b)に設けた支持台(68)上に配設した発光素
子(72)とよりなる2軸アクチュエータを配設した光
空間伝送装置である。また、前記一対の第1アクチュエ
ータ(22),(24)は可動線輪型アクチュエータよ
りなり、前記一対の第2アクチュエータ(44),(4
6)は可動磁石型アクチュエータよりなる2軸アクチュ
エータを有する光空間伝送装置である。
【0005】
【作用】本発明の光空間伝送装置に2軸アクチュエータ
を採用することにより、送信器および受信器内部にレン
ズを装備した光学機構を固定する鏡筒押え部材を設け、
内部に前記鏡筒押え部材を収納し、ヨーイング方向に回
動自在に軸支された円筒状ジンバルを設け、前記鏡筒押
え部材をピッチング方向に揺動自在とする第1アクチュ
エータおよび前記ジンバルをヨーイング方向に揺動自在
とする第2アクチュエータを設け、且つ第1又は第2ア
クチュエータをジンバルの垂直および水平の同一軸線上
にそれぞれ対向して2個づつ並列接続して設け、予め設
定した鏡筒押え部材の位置に変化が生じて、鏡筒押え部
材がピッチング方向へ変位すると、第1センサがその変
位を感知して第1アクチュエータへ信号を送り、この第
1アクチュエータが作動して鏡筒押え部材の位置を正常
位置へ戻すように揺動し、またジンバルがヨーイング方
向へ変位すると、第2センサがその変位を感知して第2
アクチュエータへ信号を送って、この第2アクチュエー
タを揺動させジンバルの位置を所定位置へ戻すように作
動することにより、前記光伝送信号の光軸を位置決め自
在とし、更に前記第1センサ及び第2センサの信号を、
前記受信器内部に設けられた2次元位置検出素子の信号
に切り換え可能な制御系を組み込むことにより、作動時
の外乱等に起因する光軸ずれの微調整が自動的に且つ容
易に達成される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して、詳
細に説明する。図7は送受信用光空間伝送装置の原理説
明図を示す。図において送受信用光空間伝送装置1は送
信器2と受信器3とから構成される。送信器2は、入力
信号aを入力して変調する変調器5と、変調した信号を
入力するレーザ光源4と、2個のレンズ6,7とからな
る光学機構13を介して、光伝送信号bを発信する。
又、受信器3は光学機構13を形成する2個のレンズ
8,9と、このレンズ8,9を経て入力された光伝送信
号bを検出する検出器10と、伝送信号を分割するビー
ムスプリッター17と分割された伝送信号を位置参照信
号として検出する2次元位置検出素子19と、検出器1
0の出力を増幅する増幅器11およびこの増幅器11の
出力を復調して出力信号cを出力する復調器12とから
なる。なお、送信器2のレンズ6,7および受信器3の
レンズ8,9よりなるそれぞれの光学機構13は鏡筒押
え部材14内に収容固着される。本発明の光空間伝送装
置には前記送信器2、受信器3を組み込んであるので、
光は双方向へ送受信可能となる。図1は本発明の光空間
伝送装置に採用した2軸アクチュエータの正面断面図、
図2は図1の側面図を示す。図示のように、2軸アクチ
ュエータは、側面フレーム21a,21b,上側フレー
ム23a,下側フレーム23bで形成するフレームF内
に収容されている。図1および図2において、光学機構
13は鏡筒押え部材14の内側に止めねじ15により固
定される。この鏡筒押え部材14の外周にはジンバル1
6を配設する。鏡筒押え部材14の両側には、回動軸1
8,20が水平に取りつけられ、これらの回動軸18,
20には、互いに対面するように同一軸線上に一対の可
動線輪型アクチュエータ22,24が設けてある。前記
可動線輪型アクチュエータ22,24の構成はほぼ同一
である。まず、可動線輪型アクチュエータ22について
説明すれば、ステータは、軸受26を介して回動軸18
に嵌合するバックヨーク28とバックヨーク28と一体
に連結するヨーク30とよりなり、バックヨーク28の
内側に複数のマグネット32を配設する。回転部を形成
する基板34は、回動軸18に嵌挿固着したハブ36上
に固定され、ヨーク30側の上面に、前記マグネット3
2に対面するように複数の空心コイル38を設ける。空
心コイル38とマグネット32並びにハブ36の配設状
態は、図3に図示する。更にハブ36および回動軸18
には、側面フレーム21bに穿設した孔部41へ突設収
容したバランサ40を固着する。符号35はリード線で
ある。前記可動線輪型アクチュエータ22と同一構成の
アクチュエータ24が回動軸20へ装着されてあり、又
後述する第1センサ52の発光部52aを取り付けるた
めのピッチングブラケット57が回動軸20へ固着され
ている。
【0007】次に前記一対の可動線輪型アクチュエータ
22,24の作動につき説明する。後述するように、第
1センサ52の発光部52aが、鏡筒押え部材14と共
にピッチング方向へ変位し、発光素子58が受光部52
bの位置検出素子である受光素子64との対面位置に設
定値からのずれが生じると(以下位置検出素子である受
光素子64を単に受光素子64という)、電流はリード
線35を介して可動線輪型アクチュエータ22,24の
コイル38へ通電し、マグネット32による磁束により
発生した空隙磁界の中で複数のコイル38の電流との間
に電磁力が発生し、回転部材である基板34が、ハブ3
6、回動軸18、20、鏡筒押え部材14と共にピッチ
ングP方向へ揺動する。従って、可動線輪型アクチュエ
ータ22,24は、鏡筒押え部材14の位置に変化が生
じた場合、この鏡筒押え部材14を所定の位置へ戻すの
に役立つ。又前述の第1センサ52及び第2センサ66
を2次元位置検出素子19に切り換えることで、2次元
位置検出素子19の光源の設定値からのずれが生じるこ
とによっても、同様にアクチュエータ22,24の駆動
を行うこともできる。次にジンバル16の上、下に一対
の可動磁石型アクチュエータ44,46を装着する。上
記可動磁石型アクチュエータ44,46は、基本的には
既に説明した可動線輪型アクチュエータ22,24と同
様であり、縦軸47の外周にジンバル16と共にヨーイ
ング方向へ揺動自在に装着されている。可動磁石型アク
チュエータ44,46においては、バックヨーク28,
ヨーク30の内部に配設した基板34に固着したハブ4
8が上フレーム23a,下フレーム23bへそれぞれね
じ49により固定されていると同時に、バックヨーク2
8がジンバル16へねじ50により固定されている。従
って、第2センサ66の受光部66bの支持腕76の位
置検出素子である受光素子78(以下単に受光素子78
という)が、ジンバル16に設けた支持腕と共にヨーイ
ング方向へ変位し、発光素子72と受光素子78との対
面位置ずれが生じ、図示してないが回路を介してリード
線35によりコイル38へ通電が行われ、基板34は揺
動しないが、バックヨーク28,ヨーク30はジンバル
16と共に所定方向すなわちヨーイングY方向へ揺動可
能となり、これにより変位したジンバル16を所定位置
へ戻すのに役立つ。又前述の第1センサ52及び第2セ
ンサ66を2次元位置検出素子19へ切り換えること
で、2次元位置検出素子19の光源の設定値からのずれ
が生じることによっても、同様にアクチュエータ44,
46の駆動を行うことが出来る。
【0008】そこで、従来より使用されているこの種の
可動線輪型アクチュエータと可動磁石型アクチュエータ
をそれぞれ図9、図10並びに図11、図12に図示す
る。第1に図9、図10を参照して、可動線輪型アクチ
ュエータについて説明する。バックヨーク82と一体に
形成した固定ヨーク83が軸受81を介して回動軸80
に軸支される。基板86は回動軸80に嵌挿固着されて
おり、回動軸80と共に、矢印ピッチングP方向へ回動
自在である。基板86の一側面に空心コイル84を配設
し、このコイル84に対面するように、固定ヨーク83
内側に永久磁石85を固着する。符号87はリード線で
ある。リード線87に通電すると、図9に示す永久磁石
85による磁束φにより発生した磁界内で、空心コイル
84との間に電磁力が発生し、回動部である空心コイル
84、基板86等は磁界内で回動する。これにより可動
線輪型アクチュエータが作動する。
【0009】つぎに、図11、図12を参照して、従来
例の可動磁石型アクチュエータについて説明する 固定軸90には、軸受91を介して、回動ヨーク94が
回動自在に軸支される。バックヨーク93は、固定軸9
0へ嵌挿固着され、前記バックヨーク93の内側にコイ
ル基板95を固着する。このコイル基板95の上面には
空心コイル96を装着し、このコイル96と対面するよ
うに、回動ヨーク94の内側面に永久磁石97を配設す
る。符号98は空心コイルのリード線であり、92は固
定軸押えである。リード線98へ通電することにより、
図12図示のような永久磁石97による磁束φにより発
生した磁界内で、空心コイル96との間に電磁力が発生
し、回動ヨーク94、永久磁石97等からなる回動部が
磁界内で、所定方向へ回動することにより可動磁石型ア
クチュエータが作動する。
【0010】ところが前記のアクチュエータには以下説
明するような欠点があった。第1に図9、図10に示す
可動線輪型の揺動アクチュエータでは、高出力トルクを
得ようとすると大型になり、可動部、電磁力発生部が軸
対称に配設してないので、姿勢により負荷が変動し、捩
じれ力による軸受荷重の変化や損失によって、出力トル
クが変動する可能性があり、高出力トルクを有する扁平
形状の構成がとりにくく、又アクチュエータの寿命も短
く、機械的損失を伴う等の欠点があった。次に図11、
図12に示す可動磁石型アクチュエータの場合には、永
久磁石による空隙磁束が、コイル導体と同時にバックヨ
ークとも鎖交するので、バックヨーク内の磁束移動によ
る渦電流損やヒステリシス損等の鉄損が発生して、これ
等の損失を伴うと共に残留磁気や磁路の微小なパーミア
ンスの変化によるコギングトルクの発生となり、スムー
スな回動を損なうことになる。又トルクを大きくするた
め永久磁石を強力なものとした場合には、軸受に高推力
荷重がかかり、関係部材の損失と損傷を伴う恐れがあ
り、組立作業時等にも作業性が悪く、更に固定ヨークと
バックヨークが別体として形成してあるので、図12に
示すように、外部への漏洩磁束φlが大きい等の欠点が
あった。既に開示した本発明の可動線輪型アクチュエー
タおよび可動磁石型アクチュエータにおいては、これら
の欠点を除去するように改良が加えられたものである。
【0011】すなわち、本発明の可動線輪型アクチュエ
ータは、固定軸18,20に回動自在に支承されたバッ
クヨーク28と回動ヨーク30とよりなるヨークの空隙
内に基板34を設け、前記基板34の円周上のバックヨ
ーク28側の適宜の位置に、複数の空心コイル38を配
設し、前記コイル38が固定軸18,20方向に対し直
交する面内に位置するように基板34と固定軸18,2
0とを固着し、前記コイル38を設けた基板34に対面
するように、回動ヨーク28内側面に永久磁石32を配
設した可動線輪型アクチュエータである。又可動磁石型
アクチュエータは、基板34を固着したハブ48が、上
フレーム23a、下フレーム23bへそれぞれねじ49
で固定されると同時にバックヨーク28がジンバル16
へねじ50で固定されてあり、基板34は揺動不能であ
るが、磁石32を取り付けたバックヨーク28、ヨーク
30はジンバル16と共に所定方向へ揺動可能な可動磁
石型アクチュエータである。尚、以下の説明並びに特許
請求の範囲においては、可動線輪型アクチュエータを単
に第1アクチュエータ、可動磁石型アクチュエータを単
に第2アクチュエータと呼ぶものとする。
【0012】次に本発明のセンサについて説明する。第
1センサ52は発光部52aと受光部52bよりなり、
発光部52aは、第1アクチュエータ24の回動軸20
へ固着したピッチングブラケット57へねじ54により
固定した支持台56とこの支持台上の中心位置に配設し
た発光素子58よりなる。又受光部52bは、第1アク
チュエータ24のヨーク30へ固着した湾曲支持腕部6
0に設けた支持台62の下方に前記発光素子58に対面
するように配設した受光素子64よりなる。第2センサ
66の発光部66aは下フレーム23b上に設けた支持
台68上に取り付けた台座70端部に配設した発光素子
72よりなり、又受光部66bは、ジンバル16へ垂下
するようにねじ74で固着した腕部76端部に発光素子
72に対面するように設けた受光素子78とよりなる。
従って前記第1センサ52、第2センサ66のそれぞれ
の発光素子58と受光素子64と、発光素子72と受光
素子78とは互いに対面する位置に配設してある。本発
明の第1センサ52の発光部52aの発光素子58と受
光素子64との対面位置ずれの発生する場合について説
明する。通常筒状押え部材14がピッチング方向へ変位
し、筒状押え部材14の回動軸20へ固着されたピッチ
ングブラケット57が支持台56と共にピッチング方向
へ所定の範囲で変位し、これに応じて変位する支持台5
6端部に設けた発光素子58も一定の範囲内で変位す
る。一方受光部52bの受光素子64は一定範囲の巾と
長さを有するように構成されているので、発光素子58
より照射された光は受光部52bの受光素子64の所定
の範囲において受光が可能である。この様に発光素子5
8より位置検出素子である受光素子64へ照射する光線
が所定の範囲内における任意の設定位置で受光されるよ
うにアクチュエータを制御することを、通常サーボロッ
クを掛けると呼んでいる。この状態を図8に図示する。
図中dは発光部、eは発光素子、fは受光部、gは受光
素子の受光領域、lは光線を示し、光線lは受光領域内
で受光可能である。本実施例では、受光領域範囲を発光
素子58の軸線に対し左右約5゜に設定してある。第2
センサ66においても、同様にして、第2センサ66の
受光部66bの支持腕76がジンバル16と共にヨーイ
ング方向へ変位した場合、発光素子72よりの光線は、
受光素子78の所定の範囲内における任意の設定位置で
受光し、保持されるようにアクチュエータ44,46を
制御する。
【0013】本発明に係る光空間伝送装置に採用した2
軸アクチュエータの作用について説明する。まず第1
に、鏡筒押え部材14を所定の位置に設定すれば、これ
に対応して第1センサ52の発光部52aの発光素子5
8、受光部52bの受光素子64とが互いに正しく対面
する位置に配設されるように構成されている。又ジンバ
ル16を所定位置に設定した場合には、第2センサ66
の発光部66aの発光素子72と受光部66bの受光素
子78とが互いに正しく対面する位置に配設されるよう
に構成されている。本実施例では、第1センサ52の受
光素子64の受光範囲を、発光素子58の軸線に対し左
右約5゜の範囲に設定してある。第2センサ66におい
ても、第2センサ66の発光素子72の軸線に対し同様
な受光範囲が設定されている。第1センサ52の発光素
子58と受光素子64並びに第2センサ66の発光素子
72と受光素子78との受光範囲内での対面位置ずれの
信号は、それぞれ図示してないが制御回路を介してリー
ド線35により、アクチュエータの駆動源として、それ
ぞれ第1アクチュエータ22,24及び第2アクチュエ
ータ44,46へ伝達され、制御上設定された任意の対
面位置ずれを保持する様にサーボロックがなされる。
【0014】次に光空間伝送装置が作動中に、フレーム
Fの変位等に起因して、ジンバル16が、ヨーイングY
方向へ変位すると、作動時には前述の第1、第2センサ
52,66を前述の2次元位置検出素子19へ切り換え
てあるので、2次元位置検出素子19の位置ずれが生じ
る。この位置ずれ変化の信号が別に設けた回路(図示せ
ず)を介して第2アクチュエータ44,46へ伝達され
て、前記アクチュエータ44,46を所定角度ヨーイン
グY方向へ揺動せしめると、これらのアクチュエータ4
4,46へ連結しているジンバル16も同一方向へ変位
し、ジンバル16を元の位置へ復帰させるように作用す
る。なお前述のヨーイングY方向へジンバル16の変位
にともなって、鏡筒押え部材14も第1アクチュエータ
を伴って同一方向へ変位可能である。第2アクチュエー
タ44,46のヨーイングY方向への変位の際に、外側
フレーム21bに設けた孔部41内を、第1アクチュエ
ータ22のバランサ40が水平方向へ移動可能である。
又鏡筒押え部材14のピッチング方向の変位について
も、同一原理により作動する。
【0015】図5および図6に示すように、互いに対面
的に設置した送信器2および受信器3にはそれぞれ本発
明に係る2軸アクチュエータを設けることによって、送
信器2、受信器3はピッチングP又はヨーイングYの揺
動が可能となり、第1アクチュエータ22,24、第2
アクチュエータ44,46による2軸自動制御により、
光軸ずれの微調整が確実に実施できる。又、本実施例で
は鏡筒押え部材14,ジンバル16は円筒状に形成され
たために、捩れに対しての剛性が向上し、かつ矢印方向
P,Yにそれぞれ2個づつの揺動アクチュエータ22,
24および44,46を同軸上に並列接続にて構成する
ことにより、回動時の捩れが防止されている。なお、本
発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜の
設計的変更を行うことにより、他の態様においても実施
しえるものである。
【0016】
【発明の効果】上述の説明ですでに明らかなように、本
発明の2軸アクチュエータを配設した光空間伝送装置に
おいては、送信器および受信器内部にレンズを具えた光
学機構を固定する鏡筒押え部材を設け、内部に前記鏡筒
押え部材を固定して、ヨーイング方向に回動自在にそれ
ぞれ軸支されるジンバルを円筒状に形成し、この鏡筒押
え部材をピッチング方向に回動自在とする一対の第1ア
クチュエータおよび前記ジンバルをヨーイング方向に回
動自在とする一対の第2アクチュエータを設け、且つ第
1又は第2アクチュエータを鏡筒押え部材、ジンバルの
垂直および水平の同一軸線上にそれぞれ対向して2個づ
つ並列接続して設け、更に鏡筒押え部材とジンバルの位
置検出装置としてセンサを設け、センサの対面する発光
部、受光部の作動により鏡筒押え部材とジンバルの位置
を任意の位置に微調整することによって、従来技術の問
題点である初期の光軸設定が有効に解決され、光伝送信
号の光軸が位置決め自在となり、その動作が自動化され
ると共に、その微調整が容易である。更に鏡筒押え部
材、ジンバルを円筒状に形成してあるから、ねじれに対
しての剛性が向上し、予めセンサの発光素子、受光状態
に支障をもたらさないように構成してある。又動作時に
は、2次元位置検出素子により、外乱等による光軸ずれ
を検出して、2軸アクチュエータを元の位置へ復帰せし
めることにより、外乱に対する抑止力を高める等の効果
があると共に設置場所の環境に関連して生じる外部振
動、風や熱等に起因する変化の影響をなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光空間伝送装置の2軸アクチュエータ
の正面断面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】第1、第2アクチュエータの概略構成図。
【図4】アクチュエータの並列結線図。
【図5】光空間伝送装置のピッチング調整状態図。
【図6】光空間伝送装置のヨーイング調整状態図。
【図7】光空間伝送装置の原理説明図。
【図8】発光素子と受光素子との受光範囲を規制する説
明図。
【図9】従来の可動線輪型アクチュエータの図10のA
−A′の線に沿ってみた断面図。
【図10】図9のB−B′の線に沿ってみた断面図。
【図11】従来の可動磁石型アクチュエータの図12の
C−C´の線に沿ってみた断面図。
【図12】図11のD−D´の線に沿ってみた断面図。
【符号の説明】
b 光伝送信号 1 光空間伝送装置 2 送信器 3 受信器 6 レンズ 7 レンズ 8 レンズ 9 レンズ 13 光学機構 14 鏡筒押え部材 16 ジンバル 17 ビームスプリッター 18 第1アクチュエータの回動軸 19 2次元位置検出素子 20 第1アクチュエータの回動軸 22,24 第1アクチュエータ 23a 上フレーム 23b 下フレーム 28 バックヨーク 30 ヨーク 36 ハブ 44,46 第2アクチュエータ 52 第1センサ 56 支持台 57 ピッチングブラケット 58 発光素子 60 支持腕 64 受光素子(位置検出素子) 66 第2センサ 68 支持台 70 台座 72 発光素子 76 支持腕 78 受光素子(位置検出素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/10 10/22 (72)発明者 鈴木 浩二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 寺地 照内 埼玉県入間市新久下新田110−1 コパル 電子株式会社内 (72)発明者 内田 俊哉 埼玉県入間市新久下新田110−1 コパル 電子株式会社内 (72)発明者 杉崎 巌 埼玉県入間市新久下新田110−1 コパル 電子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−236227(JP,A) 特開 平4−364616(JP,A) 特開 平3−152490(JP,A) 実開 昭63−185384(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を光変調し、レンズを介して光
    伝送信号を送信する送信器と、前記光伝送信号をレンズ
    を介して検出し復調する受信器とからなる光空間伝送シ
    ステムにおいて、内部に前記レンズを設けた送受信用光
    学機構を固定する鏡筒押え部材と、円筒形状に形成さ
    れ、内部に前記鏡筒押え部材を収納しヨーイング方向に
    回動自在に軸支されたジンバルと、前記鏡筒押え部材を
    ジンバルに対してピッチング方向に揺動自在とする一対
    の第1アクチュエータおよび前記ジンバルをヨーイング
    方向に揺動自在とする一対の第2アクチュエータと、前
    記鏡筒押え部材のピッチング位置を感知する第1センサ
    と、前記ジンバルのヨーイング位置を感知する第2セン
    サとを具え、前記光伝送信号の光軸を位置決め自在とす
    る2軸アクチュエータを配設した光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記鏡筒押え部材を
    ピッチング方向に揺動自在とする第1アクチュエータは
    可動線輪型アクチュエータであり、前記ジンバルをヨー
    イング方向に揺動自在とする第2アクチュエータは可動
    磁石型アクチュエータである2軸アクチュエータを配設
    した光空間伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、鏡筒押え部材のピッ
    チング方向の位置を感知する第1センサは、第1アクチ
    ュエータのヨークに取り付けた支持腕に配設した受光素
    子とこの受光素子と対面するように第1アクチュエータ
    の軸に固定したピッチングブラケットへ取り付けた支持
    台上に配設した発光素子とよりなり、ジンバルのヨーイ
    ング方向の位置を感知する第2センサは、ジンバルに固
    定した垂直支持腕に配設した受光素子と、この受光素子
    と対面するように下フレームに設けた台座の支持台上に
    配設した発光素子とよりなる2軸アクチュエータを配設
    した光空間伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、第1および第2アク
    チュエータは、ジンバルの垂直および水平の同一軸線上
    にそれぞれ対向して2個ずつ並列接続して設けた2軸ア
    クチュエータを配設した光空間伝送装置。
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