JPH08219201A - 車両用ディスクブレーキのディスクロータ - Google Patents

車両用ディスクブレーキのディスクロータ

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JPH08219201A
JPH08219201A JP2263895A JP2263895A JPH08219201A JP H08219201 A JPH08219201 A JP H08219201A JP 2263895 A JP2263895 A JP 2263895A JP 2263895 A JP2263895 A JP 2263895A JP H08219201 A JPH08219201 A JP H08219201A
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JP
Japan
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ring
shaped outer
peripheral portion
bending
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JP2263895A
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Inventor
Toshiaki Mitani
俊明 見谷
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Astemo Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/12Discs; Drums for disc brakes
    • F16D65/128Discs; Drums for disc brakes characterised by means for cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D2065/13Parts or details of discs or drums
    • F16D2065/1304Structure
    • F16D2065/1308Structure one-part
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一枚のロータベースから、制動熱のヒートマス
を確保したディスクロータを得るようにし、軽量化と生
産性並びに製品コストの向上を図る。 【構成】プレス成形される板状のロータベース3に、リ
ング状外周部3aと、該リング状外周部3aの内周縁に
突出する車体取付け部3cと、リング状外周部3aの外
周縁全周に突出する複数の折曲げ片3dとを設ける。折
曲げ片3dをリング状外周部3aの一側面へ曲げ戻して
重ね合わせし、リング状外周部3aと折曲げ片3dと
で、車体取付け部3cの2倍の厚みを持ったパッド摺接
部2を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車等の車両用ディスクブレー
キに用いられるディスクロータでは、例えば特開昭59
−103037号公報や特公昭49−36907号公報
のように、パッド摺接部の厚みを増大して制動熱を吸収
するための熱容量を確保し、摩擦パッドのライニングと
の摺接で発生した制動熱を、パッド摺接部から大気へ速
やかに放散できるようにしたものが知られている。
【0002】このうち、前者のディスクロータは、ロー
タベースのリング状外周部と一対のリング体とを溶接に
よって仮結着したのち、別途のろう付けや溶接等の固定
手段で一体に固着して、リング状外周部と一対のリング
体とでパッド摺接部を構成し、リング状外周部とリング
体の少なくとも一方の外周縁に、他方へ延びる舌片を円
周方向に適宜間隔で複数個設け、これら舌片に溶接を施
すことにより、固着後の仕上げ加工を舌片の切除のみで
済むようにし、全周に亙る削り代をなくして、生産性と
経済性の向上が図れるとしている。
【0003】また後者のディスクロータは、圧延素材ま
たはコイル素材からプレス成形された一対の円形ブレー
キ板の間に、鋼板またはコイル素材からプレス成形され
た波形スペーサを挟んで、波形スペーサと円形ブレーキ
板とを波形スペーサの縁に沿って溶接乃至はろう付けす
ることにより一体に連結し、双方の円形ブレーキ板の外
周部と波形スペーサとでパッド摺接部を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
のディスクロータの場合も三部材と部材の点数が多いた
め、個々の部材の製造と部材毎の固着作業とが必要で、
生産性が低く製品コストが高くなるという不具合があ
り、またディスクロータ重量が重くなり、車両のばね下
荷重が増加してしまうという欠点がある。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、制動熱のヒートマ
スを確保したディスクロータを1枚の板材から形成し
て、軽量化と生産性並びに製品コストの向上を図ること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、第1発明では、プレス成形される板状のロータベー
スに、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に
突出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周
縁全周に突出する複数の折曲げ片とを設け、該折曲げ片
をリング状外周部の一側面へ曲げ戻して重ね合わせし、
リング状外周部と折曲げ片とでパッド摺接部を構成す
る。
【0007】第2発明として、プレス成形される板状の
ロータベースに、リング状外周部と、該リング状外周部
の内周縁に突出する車体取付け部と、同じくリング状外
周部の外周縁全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲
げ片とリング状外周部の一方または双方から一側面へ突
出する複数の突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外
周部の一側面へ曲げ戻して、前記突部をリング状外周部
と折曲げ片との間に挟装し、リング状外周部と折曲げ片
と突部とでパッド摺接部を構成すると共に、折曲げ片の
曲げ戻し基部に開口を形成して、該開口を通風孔とす
る。
【0008】第3発明として、プレス成形される板状の
ロータベースに、リング状外周部と、該リング状外周部
の内周縁に突出する車体取付け部と、同じくリング状外
周部の外周縁全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲
げ片とリング状外周部の双方からそれぞれの一側面へ突
出する複数の突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外
周部の一側面へ曲げ戻して、前記双方の突部をリング状
外周部と折曲げ片との間に突合わせ状態に挟装し、リン
グ状外周部と折曲げ片と突部とでパッド摺接部を構成す
ると共に、折曲げ片の曲げ戻し基部に開口を形成して、
該開口を通風孔とする。第4発明として、第2,第3発
明の開口を、ディスク周方向のスリットとすることもで
きる。
【0009】第5発明として、プレス成形される板状の
ロータベースに、リング状外周部と、該リング状外周部
の内周縁に突出する車体取付け部と、同じくリング状外
周部の外周縁全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲
げ片とリング状外周部の一方または双方から一側面へ突
出する複数の突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外
周部の一側面へ曲げ戻して、前記突部をリング状外周部
と折曲げ片との間に挟装し、リング状外周部と折曲げ片
と突部とでパッド摺接部を構成すると共に、前記折曲げ
片の曲げ戻し基部の間に間隙を設定して、該間隙を通風
孔とする。
【0010】第6発明として、プレス成形される板状の
ロータベースに、リング状外周部と、該リング状外周部
の内周縁に突出する車体取付け部と、同じくリング状外
周部の外周縁全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲
げ片とリング状外周部の双方からそれぞれの一側面へ突
出する複数の突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外
周部の一側面へ曲げ戻して、前記双方の突部をリング状
外周部と折曲げ片との間に突合わせ状態に挟装し、リン
グ状外周部と折曲げ片と突部とでパッド摺接部を構成す
ると共に、前記折曲げ片の曲げ戻し基部の間に間隙を設
定して、該間隙を通風孔とする。
【0011】
【作用】上述の第1〜第6発明では、一枚のプレス成形
板を打抜きに絞りや曲げ加工を加えてディスクロータが
形成され、第1発明のディスクロータは全体がムク板構
成のソリッドタイプに、また第2〜第6発明の各ディス
クロータは、リング状外周部と折曲げ片との間に挟装さ
れた複数の突部がこれらを隔てるスペーサとして機能
し、パッド摺接部内に通風路を備えたベンチレーテッド
タイプとなる。各ディスクロータは、リング状外周部に
折曲げ片や突部を重ね合わせてパッド摺接部を構成する
ことにより、パッド摺接部に制動熱の放散に必要なヒー
トマスとしての厚さが確保される。リング状外周部と折
曲げ片の外側面は、それぞれパッド摺接面となる。ま
た、第2発明または第3発明の通風孔となる開口を、折
曲げ片の曲げ戻し基部にディスク周方向のスリットとし
て形成することにより、折曲げ片の曲げ加工が、このス
リットを利用して簡便に行なえるようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図中、図1及び図2は本発明の第1実施例を、図
3及び図4は同じく第2実施例を、図5乃至図7は同じ
く第3実施例を、図8乃至図10は本発明の第4実施例
をそれぞれ示し、また第1実施例のディスクロータは全
体がムク板構成のソリッドタイプを例示し、第2〜第4
実施例の各ディスクロータは、パッド摺接部内にディス
ク半径方向の通風路を備えたベンチレーテッドタイプを
それぞれ例示している。
【0013】図1及び図2の第1実施例に示すディスク
ロータ1は、外周側のパッド摺接部2と、該パッド摺接
部2の内周側に突設する車体取付け部3bとを、板状の
ロータベース3をプレス成形によって打抜きと曲げ加工
して形成されており、パッド摺接部2に車体取付け部3
の2倍の厚みを持たせて、制動熱を吸収して放散するた
めのヒートマスを確保している。
【0014】上記ロータベース3には、リング状外周部
3aと、該リング状外周部3aの内周縁から内方へ突出
する複数の突片にボルト挿通孔3bを穿った上述の車体
取付け部3cと、同じくリング状外周部3aの外周縁全
周から外方へ突出する多数の折曲げ片3dとが、打抜き
成形によって形成されている。
【0015】折曲げ片3dは、リング状外周部3aに放
射状の切込み線を入れて、分断された舌片のそれぞれを
外側へ展開した如く形成されていて、全周の折曲げ片3
dをリング状外周部3aの一側面へ曲げ戻した際に、リ
ング状外周部3aと同一形状となるよう、ディスク半径
方向の長さがリング状外周部3aのディスク半径方向幅
と同一に設定され、両側縁が先端へ向けて先細りとなる
ようテーパ状に形成されると共に、先端縁がリング状外
周部3aの内周縁と同一半径の円弧状に形成されてい
る。
【0016】各折曲げ片3dは、ロータベース3を展開
形状に打抜きした後の曲げ加工によって、リング状外周
部3aとの境目となる曲げ戻し基部から、リング状外周
部3aの一側面へ曲げ戻しされ、先端面をリング状外周
部3aの内周縁に一致させ、また側縁を隣合う折曲げ片
3d,3dの側縁と突合わせしながら、リング状外周部
3aの一側面へ密着して折り重ねされる。
【0017】これにより、複数の折曲げ片3dは、リン
グ状外周部3aと同形のリング状に連続した形状とな
り、スポット溶接やビーム溶接を始めとする溶接やろう
付け、或いは接着剤等の適宜な固着手段を用いてリング
状外周部3aに固着され、車体取付け部3cの2倍の厚
みを持ったパッド摺接部2が構成されると共に、リング
状外周部3aと折曲げ片3dの外側面が、図示しない摩
擦パッドのライニングと摺接するパッド摺接面2a,2
aとなる。
【0018】本実施例はこのように、パッド摺接部2
に、制動熱を吸収するのに必要なヒートマス分の厚みを
確保したディスクロータ1を、1枚のロータベース3か
ら形成するので、複数の部材を用いた従来品と較べる
と、個々の部材の製造と部材毎の固着作業とが不要とな
り、生産性を高めて製品コストを低く抑えることができ
る。また、ディスクロータ重量が軽くなるので、車両の
ばね下荷重を軽減することができる。
【0019】図3及び図4の第2実施例は、第1実施例
のソリッドタイプに用いたロータベース3を変形して、
ベンチレーテッドタイプのディスクロータ10を形成す
る例を示している。リング状外周部3aでは、長円形の
突条をやや湾曲させた複数の突部3eが、ディスク半径
方向線に対して若干の傾きを持ちながら一側面へ等間隔
に突出し、また各折曲げ片3dでは、曲げ戻し基部のそ
れぞれにディスク周方向のスリットを形成した点で、第
1実施例と異なっている。
【0020】折曲げ片3dは、スリットを形成した曲げ
戻し基部から、第1実施例と同様にリング状外周部3a
の一側面へ曲げ戻して、リング状外周部3aとの間に複
数の突部3eを挟んでリング状に連続して重ね合わせさ
れ、折曲げ片3dと突部3eとを溶接等で固着してパッ
ド摺接部11が構成されると共に、リング状外周部と折
曲げ片3dの外面が、それぞれパッド摺接面11aとな
る。
【0021】また、曲げ戻し基部の各スリットは、折曲
げ片3dの曲げ戻しによってパッド摺接部11の外周縁
に開口する通風孔12となり、突部3eの挟装で隔てら
れたリング状外周部3aと折曲げ片3dとの間に、パッ
ド摺接部11の内外方向へ貫通する通風路13が画成さ
れる。
【0022】本実施例はこのように、ソリッドタイプと
同じ1枚のロータベース3を用いながらも、制動熱の放
散性に優れたベンチレーテッドタイプのディスクロータ
10を形成することができ、従来構造よりも一段と加工
性と経済性に富むものとなっている。また、各折曲げ片
3dの曲げ戻し基部に、通風孔12となるスリットをデ
ィスク周方向に設けたことにより、折曲げ片3dの曲げ
戻し位置を確実に設定できて、曲げ加工を形よく簡便に
行なうことがきる。曲げ戻し基部のスリットは、リング
状外周部3aの外周縁に合わせて、ディスクロータ10
の中心を支点とする円弧状とすることもできる。
【0023】図5乃至図7の第3実施例に示すディスク
ロータ20は、ロータベース21に、リング状外周部2
1aと、該リング状外周部21aの内周縁から内方へ突
出する複数の車体取付け部21bと、同じくリング状外
周部21aの外周縁全周に外方へ突出する多数の折曲げ
片21cとが形成されている。
【0024】リング状外周部21aの一側面には、折曲
げ片21cの境界内側位置に、長円形突条の突部21d
が放射状に設けられ、車体取付け部21bにはボルト挿
通孔21eが穿設されている。各折曲げ片21cの一側
面両側に、リング状外周部21aの突部21dと同形の
長円形突条を縦方向に2等分した形状の突部21f,2
1fが突設され、また折曲げ片21cの曲げ戻し基部に
は、通風孔22となるスリットがそれぞれディスク周方
向に穿設されている。
【0025】折曲げ片側の突部21fは、それぞれの折
曲げ片21cをリング状外周部21aの一側面へ曲げ戻
した際に、隣接する折曲げ片21cの突部21fと突合
わせされて、リング状外周部21aの突部21dと同一
形状となり、重ね合わせしたリング状外周部21aと折
曲げ片21cとの間に、リング状外周部21aの突部2
1dと突合わせ状態に挟装される。
【0026】本実施例のパッド摺接部23は、リング状
外周部21a及び折曲げ片21cと、これらに一体形成
した複数の突部21d,21fとによって構成され、リ
ング状外周部21aと折曲げ片21cの外側面がパッド
摺接面23a,23aとなる。また、パッド摺接部23
内に画成される通風孔24は、突部21d,21fの突
合わせによって第2実施例よりも広い間隔が得られ、冷
却性能を一層向上することができる。
【0027】図8乃至図10の第4実施例に示すディス
クロータ30は、ロータベース31に、リング状外周部
31aと車体取付け部31bと折曲げ片31cとが形成
されており、折曲げ片31cは、ディスク周方向の長さ
が、リング状外周部31aを半径方向に分断して外側へ
展開した形状よりも若干短くなっており、また曲げ戻し
基部の両側が若干切欠かれていて、隣接する曲げ戻し基
部との間にそれぞれ間隙が設定されている。
【0028】リング状外周部31aには複数のスリット
32が形成され、車体取付け部31bにはボルト挿通孔
31dが形成されると共に、各折曲げ片31cにはそれ
ぞれ突部31e,31eが設けられている。リング状外
周部31aのスリット32は、折曲げ片31cの中央内
側位置にディスク半径方向に沿って放射状に穿設され、
また各折曲げ片31cの突部31e,31eは、長円形
の突条を縦方向に2等分した形状で、折曲げ片31cの
一側面両側に突出して設けられている。
【0029】上記突部31eは、それぞれの折曲げ片3
1cをリング状外周部31aの一側面へ曲げ戻すことに
より、リング状外周部31aと折曲げ片31cとの間に
挟装され、リング状外周部31aと折曲げ片31cと突
部31eとでパッド摺接部33が構成されると共に、リ
ング状外周部31aと折曲げ片31cの外側面が、パッ
ド摺接面33a,33aとなる。パッド摺接部33内に
は、突部31eの挟装によって通風路34が画成され、
折曲げ片31cの曲げ戻し基部間に設定した間隙が通風
孔35となる。
【0030】また、折り曲げ片31cは、ディスク周方
向の長さが、前述のようにリング状外周部31aを半径
方向に分割して外側へ展開した形状よりも若干短く設定
されているため、上述の曲げ戻しの際に、隣接する折曲
げ片31cとの間に半径方向の間隙が生じるようになっ
ており、本実施例ではこの間隙を折曲げ片側のスリット
36となしている。
【0031】本実施例はこのように、パッド摺接部外周
縁の通風孔35を、折曲げ片31cの曲げ戻し基部の間
に間隙を設定しておき、折曲げ片31cを曲げ戻すこと
によっても形成することができる。また、双方のパッド
摺接面33a,33aに、放射状のスリット32,36
がディスク周方向へ半ピッチづつ位相をずらせて設けら
れるので、放熱性が一層高められると共に排水性にも優
れ、しかもパッド摺接面33a,33aに付着した摩耗
粉を払拭するので、良好なブレーキ性能を長期間維持す
ることができる。
【0032】尚、第2,第3実施例では、パッド摺接部
の外周縁に通風孔を形成するために、折曲げ片の曲げ戻
し基部に開口として設けたスリットは、曲げ戻し位置を
確実に設定できて、折曲げ片の曲げ加工を形よく簡便に
行なえるので有益であるが、本発明の通風孔となる開口
として、スリットを曲げ戻し基部やリング状摺接部に跨
って形成してもよく、或いは円形や楕円,多角形等の他
形状であってもよい。
【0033】また第4実施例のように、リング状摺接部
の一側面へ曲げ戻した折曲げ片間をスリット状に離間さ
せて、この間隙を孔空きディスクロータのように利用す
ることもできるので、折曲げ片を必ずしもリング状に隙
間なく連続させる必要はない。同様に、リング状摺接部
と折曲げ片の双方に突部を設けたとしても、必ずしも突
合わせする必要はない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
ロータは、プレス成形される板状のロータベースに、リ
ング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突出する
車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁全周に
突出する複数の折曲げ片とを設け、該折曲げ片をリング
状外周部の一側面へ曲げ戻して重ね合わせし、リング状
外周部と折曲げ片とで、パッド摺接部に制動熱を吸収す
るのに必要なヒートマス分の厚みを確保するので、複数
の部材を用いた従来品と較べると、個々の部材の製造と
部材毎の固着作業とが不要となり、生産性を高めて製品
コストを低く抑えることができる。更にディスクロータ
重量が軽くなるので、車両のばね下荷重を軽減すること
ができる。
【0035】また、リング状外周部と折曲げ片の一方ま
たは双方から一側面へ突出する複数の突部を設けて、リ
ング状外周部と折曲げ片との間に突部を挟装し、折曲げ
片の曲げ戻し基部に開口を形成して、この開口を通風孔
としたり、折曲げ片の曲げ戻し基部の間に間隙を設定し
て、この間隙を通風孔とすることにより、リング状外周
部と折曲げ片との間に通風路を持ったベンチレーテッド
タイプのディスクロータを形成することもできる。
【0036】更に、通風孔となる曲げ戻し基部の開口を
ディスク周方向のスリットとすることにより、折曲げ片
の曲げ戻し位置を確実に設定できて、折曲げ片の曲げ加
工を形よく簡便に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すディスクロータの一
部正面図
【図2】図1のII−II断面図
【図3】本発明の第2実施例を示すディスクロータの一
部正面図
【図4】図3のIV−IV断面図
【図5】本発明の第3実施例を示すディスクロータの一
部正面図
【図6】図5のVI−VI断面図
【図7】図5のVII −VII 断面図
【図8】本発明の第4実施例を示すディスクロータの一
部正面図
【図9】図8のIX−IX断面図
【図10】図8のX−X断面図
【符号の説明】
1…ディスクロータ 2…パッド摺接部 2a…パッド摺接面 3…板状のロータベース 3a…リング状外周部 3c…車体取付け部 3d…折曲げ片 3e…突部 10…ディスクロータ 11…パッド摺接部 11a…パッド摺接面 12…通風孔 13…通風路 20…ディスクロータ 21…ロータベース 21a…リング状外周部 21b…車体取付け部 21c…折曲げ片 21d,21f…突部 22…通風孔 23…パッド摺接部 23a…パッド摺接面 24…通風路 30…ディスクロータ 31…ロータベース 31a…リング状外周部 31b…車体取付け部 31c…折曲げ片 31e…突部 32…スリット 33…パッド摺接部 34…通風路 35…通風孔 36…スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形される板状のロータベース
    に、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突
    出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁
    全周に突出する複数の折曲げ片とを設け、該折曲げ片を
    リング状外周部の一側面へ曲げ戻して重ね合わせし、リ
    ング状外周部と折曲げ片とでパッド摺接部を構成したこ
    とを特徴とする車両用ディスクブレーキのディスクロー
    タ。
  2. 【請求項2】 プレス成形される板状のロータベース
    に、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突
    出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁
    全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲げ片とリング
    状外周部の一方または双方から一側面へ突出する複数の
    突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外周部の一側面
    へ曲げ戻して、前記突部をリング状外周部と折曲げ片と
    の間に挟装し、リング状外周部と折曲げ片と突部とでパ
    ッド摺接部を構成すると共に、折曲げ片の曲げ戻し基部
    に開口を形成して、該開口を通風孔となしたことを特徴
    とする車両用ディスクブレーキのディスクロータ。
  3. 【請求項3】 プレス成形される板状のロータベース
    に、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突
    出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁
    全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲げ片とリング
    状外周部の双方からそれぞれの一側面へ突出する複数の
    突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外周部の一側面
    へ曲げ戻して、前記双方の突部をリング状外周部と折曲
    げ片との間に突合わせ状態に挟装し、リング状外周部と
    折曲げ片と突部とでパッド摺接部を構成すると共に、折
    曲げ片の曲げ戻し基部に開口を形成して、該開口を通風
    孔となしたことを特徴とする車両用ディスクブレーキの
    ディスクロータ。
  4. 【請求項4】 前記開口を、ディスク周方向のスリット
    としたことを特徴とする請求項2または3に記載の車両
    用ディスクブレーキのディスクロータ。
  5. 【請求項5】 プレス成形される板状のロータベース
    に、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突
    出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁
    全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲げ片とリング
    状外周部の一方または双方から一側面へ突出する複数の
    突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外周部の一側面
    へ曲げ戻して、前記突部をリング状外周部と折曲げ片と
    の間に挟装し、リング状外周部と折曲げ片と突部とでパ
    ッド摺接部を構成すると共に、前記折曲げ片の曲げ戻し
    基部の間に間隙を設定して、該間隙を通風孔となしたこ
    とを特徴とする車両用ディスクブレーキのディスクロー
    タ。
  6. 【請求項6】 プレス成形される板状のロータベース
    に、リング状外周部と、該リング状外周部の内周縁に突
    出する車体取付け部と、同じくリング状外周部の外周縁
    全周に突出する複数の折曲げ片と、該折曲げ片とリング
    状外周部の双方からそれぞれの一側面へ突出する複数の
    突部とを設け、前記折曲げ片をリング状外周部の一側面
    へ曲げ戻して、前記双方の突部をリング状外周部と折曲
    げ片との間に突合わせ状態に挟装し、リング状外周部と
    折曲げ片と突部とでパッド摺接部を構成すると共に、前
    記折曲げ片の曲げ戻し基部の間に間隙を設定して、該間
    隙を通風孔となしたことを特徴とする車両用ディスクブ
    レーキのディスクロータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0971147A3 (en) * 1998-07-06 2001-05-30 Industrias Galfer, S.A. Improved brake disk
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