JPH08219383A - ドレン排出装置 - Google Patents

ドレン排出装置

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JPH08219383A
JPH08219383A JP4615195A JP4615195A JPH08219383A JP H08219383 A JPH08219383 A JP H08219383A JP 4615195 A JP4615195 A JP 4615195A JP 4615195 A JP4615195 A JP 4615195A JP H08219383 A JPH08219383 A JP H08219383A
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JP
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drain
porous body
fluid
drain discharge
pressure
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Application number
JP4615195A
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English (en)
Inventor
Terubumi Okada
光史 岡田
Masahiko Okuyama
雅彦 奥山
Migiwa Ando
汀 安藤
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多孔質体のバブルポイント圧を利用したドレ
ン装置で、排出能力の低下の原因である多孔質体への粒
子の付着や堆積、或いは細孔の目詰まりを簡易に除去で
きるようにする。 【構成】 ドレン排出用多孔質体9を包囲するようにケ
ーシング10を設ける。この両者の間に流体吹出し部材
16を設け、その通気孔からドレン排出用多孔質体9に
高圧空気が吹き付けられるように昇圧機21に配管し、
その間に開閉弁22を設ける。開閉弁22を「開」にす
ると高圧空気がドレン排出用多孔質体9に吹付けられる
ことになり、その面に付着等している粒子は吹き飛ばさ
れるようにして除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品工業、化学工業、
或いは医薬品工業等に好適なドレン排出装置に関し、詳
しくは、例えば空気圧縮機(コンプレッサー)から所定
の配管を経てエアツールや端末機器に圧縮空気を供給す
る過程において、その空気中に含まれている水分や油分
等からなるドレンを除去するために用いられるエアドラ
イヤで凝縮、分離されて発生するドレンを外部に排出す
るための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のドレン排出装置(以下、単に
「装置」ともいう)の代表的なものとしてはフロート式
のものがある。これに対して本願出願人は、多孔質体の
バブルポイント圧を利用した装置(特開平3−1406
99、同4−187201)を提案している。これら
は、内部に、ドレンの導入口と排出口との間を仕切る形
で、バブルポイント圧が導入口の受ける圧縮ガスの圧力
より大きい多孔質体を設けることで構成したものであ
る。
【0003】この装置は、多孔質体の細孔(気孔)内に
浸透(吸収)したドレンを排出(押出)してガスを通過
させるためには、導入口が受けるガス圧の方が、毛細管
現象によるドレンの吸収力を上回る圧力すなわち多孔質
体のバブルポイント圧より大きくなければならない、と
いうことを利用したものである。この装置によれば、導
入口が受けるガス圧の方が多孔質体のバブルポイント圧
より小さい限り、ガス漏れを起こすことなく、ドレンは
連続して多孔質体の細孔内に浸透していき、導入口側と
排出口側との圧力差により押出されるようにしてその細
孔内を通過し、連続的かつ自動的に排出口より排出され
る。したがって、この装置は、フロート式のものと異な
り、機械的な可動部分のない単純な構造であるにもかか
わらず、ドレンを自動的かつ連続的に排出でき、しか
も、排出時の飛散や騒音がない等の優れた特長を有して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の装置においては、次のような問題があった。すなわ
ち、ドレン中には、空気中から吸い込まれた埃や、装置
が接続される機器類(コンプレッサ等)及び配管用のパ
イプ等から発生する様々な組成の粒子(例えば、鉄さび
やゴミ等の異物。以下、単に粒子ともいう。)が混在し
ており、したがって、ドレンの排出過程でそれらの粒子
が多孔質体の導入口側の面に付着し、或いは堆積し、細
孔が目詰まり状態となって排出能力を低下させてしまう
ことがある。一方、こうした排出能力の低下を防止する
ためには、使用者において適宜、装置を分解して目詰り
した多孔質体を外してその洗浄をする必要がある。この
ように、上記公報記載の技術においては叙上のメリット
のあるものの、多孔質体の目詰まり防止のためには非効
率的な作業を要するため、結果として排出能力の低下を
招きやすいといった問題があった。
【0005】こうした中、本願出願人は、実開平4−2
8499号公報記載のドレン排出装置を提案している。
このものは、導入口と多孔質体との間に静電気力等によ
って粒子を捕集(捕捉)する粒子捕集用電極を設けたも
のであり、この電極に電圧を印加することによりその周
辺に電場を発生させ、ドレンの導入、排出過程でドレン
に混在する粒子のうち、正荷電粒子を負極へ、また、負
荷電粒子を正極へ、それぞれを静電気力によって捕集す
ることにより粒子の多孔質体への付着を阻止し、細孔の
目詰まりを防止するようにしたものである。
【0006】しかし、上記実開平4−28499号公報
記載の装置においては、粒子を電極に捕集できる量は自
ずと限界がある。つまり、捕集された粒子がこの限界を
超えるとそれ以上捕集できない。このために、捕集され
なかったその余の粒子は、多孔質体の導入口側の面に付
着、堆積し、さらには目詰まり状態を起こし、これが排
出能力を低下させる原因となってしまう。したがって、
こうした問題を防止するためには、結局は、装置を分解
して電極や多孔質体を取り出して洗浄する必要があると
いった問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、排出能力の
低下の原因である多孔質体への粒子の付着や堆積、或い
は細孔の目詰まりを簡易に除去できるドレン排出装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の手段は、ドレンの導入口と排出口との
間が、バブルポイント圧がその導入口が受けるガスの圧
力より大きい多孔質体で仕切られてなる、圧縮空気等の
圧縮ガスに含まれるドレンを排出するためのドレン排出
装置において、前記多孔質体の前記導入口側の面に対し
て空気若しくは水などの流体を吹き付ける流体吹付け手
段を設けてなることを特徴とする。
【0009】また、第2の手段は、ドレンの導入口と排
出口との間が、バブルポイント圧がその導入口が受ける
ガスの圧力より大きい多孔質体で仕切られてなる、圧縮
空気等の圧縮ガスに含まれるドレンを排出するためのド
レン排出装置において、前記多孔質体の前記排出口側の
空間を空気若しくは水などの流体により加圧する加圧手
段を設けてなることを特徴とする。
【0010】そして、第3の手段は、ドレンの導入口と
排出口との間が、バブルポイント圧がその導入口が受け
るガスの圧力より大きい多孔質体で仕切られてなる、圧
縮空気等の圧縮ガスに含まれるドレンを排出するための
ドレン排出装置において、内部にあるドレン若しくはガ
スのうち、少なくとも前記多孔質体の前記導入口側の面
に触れている部分が流動するように、空気若しくは水な
どの流体をドレン中若しくはガス中に圧送する流体圧送
手段を設けてなることを特徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】上記の第1の手段においては、
流体吹付け手段によって多孔質体の導入口側の面に流体
を吹き付ける。この吹き付けによって多孔質体は洗浄さ
れることとなり、その面に付着していた粒子は洗い落と
(分離)される。このように、本発明に係る第1の手段
によれば、装置を分解したり多孔質体を取り外すことな
く、適宜、多孔質体に流体を吹き付けることができ、し
たがって多孔質体の導入口側の面に付着し或いは堆積し
ている粒子を簡易に除去できる。
【0012】上記の第2の手段においては、加圧手段に
より多孔質体の排出口側の空間を空気若しくは水などの
流体により所定の圧力で加圧する。この加圧により、多
孔質体の細孔に付着し或いは入り込んでいた粒子は、排
出口側から導入口側に押し戻される作用を受けることに
なり、多孔質体から分離される。このように、本発明に
係る第2の手段によれば、装置を分解したり多孔質体を
取り外すことなく、適宜、加圧手段を作動させることに
より、多孔質体の細孔に付着、堆積し或いは目詰まりを
起こしている粒子を簡易に除去できる。
【0013】上記の第3の手段においては、流体圧送手
段により流体を圧送することによりドレン若しくはガス
が流動する。この流動するドレン若しくはガスにより、
多孔質体は洗浄作用を受け、したがって、導入口側の面
に付着していた粒子は洗い落と(分離)される。このよ
うに、本発明に係る第3の手段によれば、装置を分解し
たり多孔質体を取り外すことなく、適宜、流体圧送手段
を作動させることにより、多孔質体の導入口側の面に付
着し、或いは堆積している粒子を簡易に除去できる。
【0014】
【実施例】本発明に係るドレン排出装置の第1の手段を
具体化した一実施例について、図1ないし図5を参照し
て詳細に説明する。本例において、装置本体(以下、単
に本体ともいう)1は、有底の円筒状に形成され、上部
には、蓋2がその下部周縁にリングパッキン3を介して
気密状に取着されている。ただし本例では、蓋2の下部
外周に形成されたねじに、本体1の上端部外周に周設さ
れたフランジを介して、袋ナット4を螺締することで取
着されている。蓋2の一方の側(図1左側)にはドレン
を受入れるための導入口5を備えており、管路6を介し
て蓋2の下面に開口されている。また、蓋2の他方の側
(図1右側)にはドレンを外部に排出する排出口7を備
えており、管路8を介して蓋2の中央下面に開口してい
る。なお、導入口5及び排出口7には配管接続用の管用
テーパーねじ加工が施されており、それぞれ所定の配管
が接続されるように構成されている。
【0015】蓋2の中央下面には、セラミック製で円筒
状をなすドレン排出用の多孔質体(以下、ドレン排出用
多孔質体という)9が垂下状に配設されている。ただ
し、本例では、略円筒状のケーシング10の内側にて次
のように配設され、導入口5と排出口7との間を仕切っ
ている。このドレン排出用多孔質体9は、ケーシング1
0の内側中間部に一体的に形成された隔壁11の上面中
央に立設状に配置されている。隔壁11には、ドレン排
出用多孔質体9の外側において上下に貫通する通液孔1
4,14が適数個(本例では、4個)貫設されている。
一方、ケーシング10の内側であって通液孔14の外側
には、外部から配管材(耐圧可撓性チューブ)15を介
して圧送される空気をシャワー状にしてドレン排出用多
孔質体9のほぼ全体(面)に吹付け可能とするように円
筒状に形成された流体吹出し部材16が同芯状にて配置
されている。ただし、流体吹出し部材16は、本例では
内外面に連続する微小な気孔(図示せず)を無数備えた
セラミック製多孔質体からなっている。詳しくは後述す
る。
【0016】ドレン排出用多孔質体9と流体吹出し部材
16の上端部は、ケーシング10の上端部と略同一高さ
とされている。これらの上端部は、円盤状をなす保持板
12によって押さえ付けるようにされ、その下で、隔壁
11にてドレン排出用多孔質体9と流体吹出し部材16
を持ち上げる形で保持し、隔壁11中央の貫通孔にボル
ト13を通し、これを蓋2の下部中央のねじ孔に螺締し
ている。しかして、蓋2の下面と保持板12の上面との
間、保持板12の下面と、ケーシング10、ドレン排出
用多孔質体9、流体吹出し部材16の各々の上端部との
間、さらにケーシング10の隔壁11上面と、ドレン排
出用多孔質体9、流体吹出し部材16の各々の下端部と
の間に、要すればシール材を介在させるなどしてその間
の液(気)密が保持されている。なお、保持板12の下
面と隔壁11の上面には同芯状に円形溝が周設されてお
り、各円形溝にケーシング10、ドレン排出用多孔質体
9、流体吹出し部材16の各端部が嵌合されている。
【0017】なお本例では、ケーシング10の隔壁11
より下方が本体1の底部1a近くまで垂下されてオイル
フェンス部17をなしており、ケーシング10内にドレ
ンに混在する油を流入させないように構成されている。
また、オイルフェンス部17の中間には、パッケージに
内挿された粒子阻集用のフィルター(PTFE製で通液
孔径5〜10μm)18が着脱自在に介装されており、
ドレンが流下する際、それに含まれる錆等の粒子がこれ
によってある程度阻止(阻集)されるようになってい
る。
【0018】しかして、導入口5から本体1内に流入し
たドレンは、実線矢印で示したようにケーシング10の
下縁を潜り抜けて、フィルター18を通過し、通液孔1
4,14を経てドレン排出用多孔質体9の外側(円筒状
空間)に入り込み、さらに、ドレン排出用多孔質体9の
細孔(気孔)内に浸透していき、導入口5側と排出口7
側との圧力差によりその細孔内を押出されるようにして
通過し、ドレン排出用多孔質体9の内側の液面を上昇さ
せ、排出口7から排出されるように構成されている。
【0019】一方、本例では、ドレン排出用多孔質体9
を同芯状にて包囲するケーシング10の一側(図1右
側)であって隔壁11のやや上方に開口19が貫設され
ており、この開口19には蓋2を気(液)密を保持して
貫通された配管材15が接続されている。この配管材1
5は、開閉弁22を介して外部に設けられた昇圧機(空
気圧縮機)21に接続されており、開閉弁22を制御す
ることで、ケーシング10内に圧縮空気を圧送可能に接
続(配管)されている。開閉弁22は手動弁としてもよ
いし、電磁弁(電動弁)として遠隔制御が可能としてお
いてもよい。すなわち、開閉弁22を「開」に制御する
と、昇圧機(圧縮空気源)21から所定圧力の圧縮空気
が配管材15を通ってケーシング10内に入り込み、図
中、破線で示したように、その圧縮空気は流体吹出し部
材16の気孔を通過してドレン排出用多孔質体9の導入
口側の面ほぼ全面にシャワー状となって吹き付けられる
ように構成されている。なお、本例では配管材15に逆
止弁23が設けられており、開閉弁22が「開」のまま
でドレン排出装置が稼働されてもドレン或いは装置内の
ガスが昇圧機21に逆流しないようにされている。な
お、図示はしないが、昇圧機21へはエアドライヤで処
理された空気を供給するように配管しておくとよい。
【0020】なお、本例では、本体1の底部1a中央
に、ドレン抜き30が設けられている。ドレン抜きは、
本体1底部1aを貫通して螺挿されたブュシュ31と、
その内側に螺入され、上部にフランジ部32aを有する
とともに軸部32bにオリフィス通路32cを有する栓
体32とから構成されている。そして、図1に示すよう
に、栓体32が下側の位置にあるときには、水密が保持
されドレンの流出が防止される一方、栓体32が上に移
動すると、フランジ部32aとブッシュ31間に間隙が
でき、オリフィス通路32cを通ってドレンが排出され
る。
【0021】ところで、本例では、ドレン排出用多孔質
体9に流体を吹き付けるため、それと同芯状で、その外
側を包囲するようにして多孔質製で円筒状をなす流体吹
出し部材16を配置したが、これには市販のアルミナ多
孔質管を使用できる。後述する排出量の経時的変化の測
定に使用したものは、外径φ30mm、内径φ26m
m、長さ100mm、気孔率40%、平均気孔径3.5
μm、水に対するバブルポイント圧0.5kgf/cm
2 のものを使用した。
【0022】因みに、後述する排出量の経時的変化の測
定に使用したドレン排出用多孔質体9は、アルミナ多孔
質管(外径φ20mm、内径φ16mm、長さ100m
m、気孔率40%、内外面に連続(貫通)する気孔でそ
の平均気孔径3.5μm、)に、アルミナを主成分とす
る組成のスラリーをコーティングし、そして焼成して得
たものであり、バブルポイント圧は、水に対して10k
gf/cm2 であり、水を通過させる能力つまり透水性
能(透水率)は、純水を使用したとき、1.5m3 /m
2 ・hr(差圧1kgf/cm2 )のものである。な
お、外面のアルミナ多孔質膜は、最大気孔径:0.2μ
m、平均気孔径:0.15μm、膜厚:30μmであ
る。
【0023】さて次に、このような本例装置の作用ない
し効果について説明する。本装置のドレンの導入口5が
例えばエアドライヤのドレン排出口Dに配管接続され、
それが運転(稼動)されると、凝縮、分離されて発生す
るドレンは、本体1内に導入口5から流入する。流入し
たドレンは、上記したように、ケーシング10の下縁を
潜り、フィルター18及び通液孔14,14を通り、ド
レン排出用多孔質体9の外側の至り、そしてドレン排出
用多孔質体9を通過して排出口7からオーバーフローす
るようにして所定の配管35を経て外部に排出される
(図2参照)。この際、ドレン中に含まれる粒子のう
ち、フィルター18で阻集されないものの多くはドレン
排出用多孔質体9を通過することなくその表面に付着、
堆積する。
【0024】一方、昇圧機21の作動している下、開閉
弁22を制御し、所定の空気(圧縮空気)を圧送する
と、この圧縮空気は、配管材15を介してケーシング1
0内の流体吹出し部材16の外側の空間に供給され、そ
して、流体吹出し部材16の気孔を通過してドレン排出
用多孔質体9の導入口5側の表面に吹き付けられる。本
例では、図3及び図5に示したように、空気は半径方
向、外側から内側に向かって吹き付けられるが、ドレン
に液没している部位(ドレン排出用多孔質体9の下寄り
部位)では、気泡となってドレン排出用多孔質体9の面
に衝突する。この空気吹付け作用による空気(気泡)の
衝突により、ドレン排出用多孔質体9の面に付着ないし
堆積していた粒子は、弾き飛ばされるようにして除去さ
れる。
【0025】ところで、エアドライヤの作動中にドレン
排出用多孔質体9に空気を吹き付ける場合、吹付けるた
めの圧縮空気の圧力は、少なくとも、導入口5が受ける
ガス圧と、流体吹出し部材(多孔質体)16のバブルポ
イント圧とを加えた圧力以上必要となる。一方、エアド
ライヤの作動停止中は、流体吹出し部材(多孔質体)1
6のバブルポイント圧以上で適宜に設定すればよい。し
たがって、吹付け圧力が低圧ですむエアドライヤの作動
停止中に吹付けるとよい。なお、本例では、ドレン排出
用多孔質体9に対して吹き付ける流体を(圧縮)空気と
したが、空気に代えて窒素などのガスとしてもよい。ま
た、流体吹出し部材16が通水に支障のないものであれ
ば、水などの液体を圧送し、これをドレン排出用多孔質
体9に吹付けても同様の効果がある。
【0026】なお、本発明においては、ドレン排出用多
孔質体9の導入口5側の表面に、配管材15から圧送さ
れる流体が所定の圧力で吹付けられさえすればよく、し
たがって、上例におけるケーシング10や流体吹出し部
材16は必ずしも必要としない。つまり、例えば、これ
らを設けることなく、配管材の先端を複数の細管に分岐
し、先端から吹出される流体がドレン排出用多孔質体9
の導入口5側の表面に吹付けられるようにして配置する
事も可能である。ただし、粒子の除去のためには、ドレ
ン排出用多孔質体9の全面に流体が吹付けられるように
構成するのが好ましく、したがって、微小な径の貫通孔
(ノズル)を無数備えた板(板を円筒状としたもの)や
微小なメッシュ(網目)の網体を介して、すなわち流体
がこれらの貫通孔や網目を通ってドレン排出用多孔質体
9に吹付けられるようにするとよい。なお、流体吹出し
部材(多孔質体)の気孔径や貫通孔(ノズル)の孔径や
網目の孔径(大きさ)は、流体の種類(空気、水など)
や圧力等に応じて適宜の大きさ、数に設定すればよい。
具体的には、多孔質体を用いる場合には気孔径が1〜1
000μmの範囲が適切であり、その場合の流体の圧力
は、導入口が受けるガス圧より、2〜8kgf/cm2
高めで設定するとよい。
【0027】本例装置(ドレン導入口5)をエアドライ
ヤのドレン排出口Dに配管接続して、次の条件の下で単
位時間当りの排出量の経時的変化を調べた。ただし導入
口5が受ける圧力は5kgf/cm2 であり、ドレン排
出装置の稼働開始後6時間ごとに昇圧機21で昇圧させ
た空気(設定圧7kgf/cm2 )を開閉弁22を制御
して60秒間圧送し、ドレン排出用多孔質体9の表面全
体に吹き付け、これを6月間続け、1月ごとに1分当た
りの平均排出量を測定した。なお、エアドライヤからの
ドレンには、0.5〜1μm程度の粒子(鉄錆等)が
0.8重量%程度含まれているものとした。結果は図6
のようであるが、同図中の空気を吹き付けない場合と比
較すると排出能力の低下防止は顕著であり、ドレン排出
用多孔質体9の表面の粒子がよく除去されていることが
わかる。
【0028】なお、流体吹出し部材16は、図4中に2
点鎖線で示したように、漏斗状(テーパー状)に形成
し、ドレン排出用多孔質体9の外側下部に設けてもよ
い。このようにすれば、ドレン排出用多孔質体9の主と
して下部の表面に流体が傾斜状に吹き付けられる。
【0029】さて、次に、第2の手段を具体化した実施
例について説明するが、このものは、図1及び図2に示
した実施例において、図7に示したように排出口7に接
続された排出管35に開閉弁36を設けると共に、排出
口7側を加圧可能に昇圧機21から開閉弁24を介して
配管したものとして具体化される。このものにおいて
は、ドレン排出装置の導入口5が圧力を受けないように
その稼働を停止し、排出管35に設けられた開閉弁36
を「閉」とした下で、開閉弁24を「開」とし、ドレン
排出用多孔質体9のバブルポイント圧以上の高圧空気を
圧送する。すると、ドレン排出用多孔質体9の排出口7
側の空間つまり図1に示すドレン排出用多孔質体9の内
側には圧縮空気が入り込み加圧(昇圧)される。そし
て、この加圧作用により、ドレン排出用多孔質体9の細
孔(気孔)に付着し、或いは入り込んでいたドレンや粒
子は、同多孔質体の導入口5側に押し戻される作用ない
し効果を受けることから、排出能力の低下が防止され
る。なお、図7中、25は逆止弁である。
【0030】本例装置(ドレン導入口5)をエアドライ
ヤのドレン排出口Dに配管接続して、次の条件の下で単
位時間当りの排出量の経時的変化を調べた。ただし導入
口5が受ける圧力は5kgf/cm2 であり、ドレン排
出装置の稼働開始後6時間ごとにその稼働を停止し、昇
圧機21で昇圧させた空気(設定圧11.5kgf/c
2 )を開閉弁24を制御して30秒間圧送し、ドレン
排出用多孔質体9の排出口7側から加圧し、これを6月
間続け、1月ごとに1分当たりの平均排出量を測定し
た。なお、エアドライヤからのドレンには、0.5〜1
μm程度の粒子(鉄錆等)が0.8重量%程度含まれて
いるものとした。結果は図8のようであるが、同図中の
加圧しない場合と比較すると排出能力の低下防止は顕著
であり、粒子がよく除去されていることがわかる。
【0031】上記においては、多孔質体9の排出口7側
の空間を空気で加圧した場合を例示したが、空気に代え
て窒素などのガスで加圧してもよく、またガスに代えて
水などの流体を多孔質体9の排出口7側の空間に供給す
ることで加圧してもよい。なお、流体で加圧する場合、
その圧力は、ドレン排出用多孔質体9の細孔(気孔)に
入り込んでいたドレンや粒子を押し戻すことのできる大
きさであればよく、適宜のポンプを使用すればよい。
【0032】さて、次に、第3の手段を具体化した実施
例について、図9ないし図11を参照して説明するが、
上記第1の手段の実施例との相違点は、ドレン排出装置
内部にあるドレン若しくはガスのうち、少なくともドレ
ン排出用多孔質体9の導入口5側の表面に触れている部
分を流動させるように、空気若しくは水などの流体をド
レン中若しくはガス中に圧送するようにした点のみであ
るから、その点を中心として説明し、同一部位には、同
一の符号を付し適宜その説明を省略する。
【0033】本例では、円筒状をなすケーシング40の
略中間に隔壁41が厚肉に形成されると共にドレン排出
用の通液孔44を上下に貫通して設ける一方、隔壁41
の上面であって、ドレン排出用多孔質体9の外側には環
状溝45を周設している。なお隔壁41の下面中央は、
ボルト13の頭部を収容するよう凹設されている。環状
溝45は横孔45aを介してケーシング40の横方に設
けられた開口49に連通されている。環状溝45の上縁
はやや幅広に形成され、この幅広部に対して、環板状に
形成され上下に貫通する直径1mm程度の多数の通気
(液)孔47を備えた流体吹出し部材46が取着されて
いる。一方、開口49には上記実施例と同様にして蓋2
を気(液)密を保持して貫通された配管材15が接続さ
れている。この配管材15は、図2に示したように、外
部に設けられた昇圧機(空気圧縮機)21からケーシン
グ40内に圧縮空気を圧送可能に開閉弁22を介して接
続(配管)されており、開閉弁22を制御することで、
圧縮空気を圧送、または圧送停止に制御できるように構
成されている。つまり、開閉弁22を「開」にすると、
昇圧機(圧縮空気源)21から所定圧力の圧縮空気が配
管材15を通って横孔45a及び環状溝45に入り込
み、流体吹出し部材46の通気孔47を通過するように
構成されている。
【0034】このような本例では、エアドライヤ等の作
動を停止し、開閉弁22を「開」にして空気を圧送する
と、流体吹出し部材46の通気孔47から空気(気泡)
が吹出すことになるが、この気泡は、ドレン排出用多孔
質体9の外側にあるドレン中をドレン排出用多孔質体9
の導入口5側の面に沿うようにして、言わばエアカーテ
ンとなって上昇する。これにより、そのドレンは多孔質
体9の外側にて流動するため、付着している粒子が洗い
落とされる作用を受ける。なお、本例では、空気を圧送
するようにしたが、その他のガスでもよく、また、水な
どの流体を圧送しても同様の作用効果がある。なお、ド
レン排出装置は通常、本体1内の空間にドレンやガスが
存在しているわけであるが、本発明においては、内部に
あるドレン若しくはガスのうち、少なくともドレン排出
用多孔質体9の導入口5側の表面に触れている部分が流
動するように空気等の流体をそのドレン中若しくはガス
中に圧送することができればよい。なお、本例での流体
吹出し部材46についても上記実施例と同様、多孔質体
で形成することもできるし、網体で形成することもでき
る。
【0035】また、本例においても、図7に示したよう
に排出口7に排出管35を接続して開閉弁36を設ける
と共に、排出口7側に圧縮空気を供給可能に配管したも
のとすることで、上記第2の手段が具体化されることは
明らかである。
【0036】なお本例では、ケーシング40にてドレン
排出用多孔質体9の周囲を包囲するようにしたため、ド
レンに混在する油のドレン排出用多孔質体9への付着防
止が図られるが、本発明においては、必ずしもこのよう
なケーシング40は必要としない。油のドレン排出用多
孔質体9への付着が問題とならない程度であれば、例え
ば図12に示したように、上記ケーシング40における
筒部を除去して、流体圧送手段を構成する隔壁41のみ
としても具体化できる。ただし、この場合には、圧送さ
れる流体が周囲へ飛散しやすくなるため、ドレン排出用
多孔質体9の導入口側の面全体になるべく沿うように通
液孔の向き(通液孔の先端の軸線方向)などを形成配置
するとよい。
【0037】図13及び図14は上記第3の手段を具体
化した別例であるが、上記実施例と同様にドレン排出用
多孔質体9を包囲するように設けられた円筒状をなすケ
ーシング50の略中間に形成された隔壁51にドレン排
出用の通液孔54を上下に貫通して設ける一方、流体が
ドレン排出用多孔質体9の周囲を旋回流となって流動す
るように開口59をその軸線が平面視、ドレン排出用多
孔質体9に対して接線方向となるように設け、この開口
59に配管材15を接続し、そして空気などの流体を圧
送可能としたものである。なお、同図中、前例と同一の
部位には同一の符号を付すに止める。このようにしてお
けば、流体圧送時、その流体は、旋回流となってドレン
排出用多孔質体9の回りを旋回(回転)するように流動
することから、ドレン排出用多孔質体9に付着している
粒子は、この流動作用を受けて効率的に分離される。ド
レン排出用多孔質体9が円筒状をなすものであるときに
好適である。なお、開口59の数は複数してもよい。
【0038】上記実施例では、いずれにおいても多孔質
体(ドレン排出用多孔質体)が円筒形状とされたドレン
排出装置で具体化したが、本発明は、その形状ないし構
造に拘らず具体化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドレン排出装置の第1の手段を具
体化した一実施例を示す中央縦断正面図及び流体吹付け
手段の系統図。
【図2】図1における流体吹付け手段の説明図。
【図3】図1におけるA−A線矢視断面図。
【図4】図1における要部の拡大図。
【図5】図4におけるB−B線矢視断面図。
【図6】図1の実施例において定期的に流体を吹付けた
場合と吹付けない場合との排出能力の経時的変化を比較
した図。
【図7】本発明に係るドレン排出装置の第2の手段の加
圧手段の説明図。
【図8】図7の実施例において定期的に流体を吹付けた
場合と吹付けない場合との排出能力の経時的変化を比較
した図。
【図9】本発明に係るドレン排出装置の第3の手段を具
体化した一実施例を示す中央縦断正面図及び流体圧送手
段の系統図。
【図10】図9における要部の拡大図。
【図11】図10におけるA−A線矢視断面図。
【図12】本発明に係るドレン排出装置の第3の手段を
具体化した別の実施例を示す中央縦断正面図及び流体圧
送手段の系統図。
【図13】本発明に係るドレン排出装置の第3の手段を
具体化したさらに別の実施例を示す中央縦断要部拡大正
面図及び流体圧送手段の系統図。
【図14】図13におけるA−A線矢視断面図。
【符号の説明】
1 ドレン排出装置本体 5 導入口 7 排出口 9 多孔質体(ドレン排出用多孔質体) 10,40,50 ケーシング 15 空気圧送用の配管材 16,46 流体吹出し部材 21 昇圧機 22 開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレンの導入口と排出口との間が、バブ
    ルポイント圧がその導入口が受けるガスの圧力より大き
    い多孔質体で仕切られてなる、圧縮空気等の圧縮ガスに
    含まれるドレンを排出するためのドレン排出装置におい
    て、前記多孔質体の前記導入口側の面に対して空気若し
    くは水などの流体を吹き付ける流体吹付け手段を設けて
    なることを特徴とするドレン排出装置。
  2. 【請求項2】 ドレンの導入口と排出口との間が、バブ
    ルポイント圧がその導入口が受けるガスの圧力より大き
    い多孔質体で仕切られてなる、圧縮空気等の圧縮ガスに
    含まれるドレンを排出するためのドレン排出装置におい
    て、前記多孔質体の前記排出口側の空間を空気若しくは
    水などの流体により加圧する加圧手段を設けてなること
    を特徴とするドレン排出装置。
  3. 【請求項3】 ドレンの導入口と排出口との間が、バブ
    ルポイント圧がその導入口が受けるガスの圧力より大き
    い多孔質体で仕切られてなる、圧縮空気等の圧縮ガスに
    含まれるドレンを排出するためのドレン排出装置におい
    て、内部にあるドレン若しくはガスのうち、少なくとも
    前記多孔質体の前記導入口側の面に触れている部分が流
    動するように、空気若しくは水などの流体をドレン中若
    しくはガス中に圧送する流体圧送手段を設けてなること
    を特徴とするドレン排出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015014304A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 Jfeスチール株式会社 ドレンポット及びその操作方法
JP2017531139A (ja) * 2014-09-17 2017-10-19 スピラックス‐サルコ リミテッド 凝縮液ドレイン

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US10378693B2 (en) 2014-09-17 2019-08-13 Spirax-Sarco Limited Condensate drain

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