JPH08220407A - 光ピックアップレンズホルダー - Google Patents

光ピックアップレンズホルダー

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JPH08220407A
JPH08220407A JP7029814A JP2981495A JPH08220407A JP H08220407 A JPH08220407 A JP H08220407A JP 7029814 A JP7029814 A JP 7029814A JP 2981495 A JP2981495 A JP 2981495A JP H08220407 A JPH08220407 A JP H08220407A
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JP
Japan
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liquid crystalline
lens holder
pickup lens
optical pickup
weight
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Application number
JP7029814A
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English (en)
Inventor
Shunei Inoue
俊英 井上
Seiichi Nakamura
清一 中村
Yoshiki Makabe
芳樹 真壁
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH08220407A publication Critical patent/JPH08220407A/ja
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  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 示差走査熱量計により求められる融点幅が3
0℃以下である液晶性樹脂(A)と無機フィラー(B)
を主成分とする組成物からなり1/64インチ厚みでU
L−94 V−Oの難燃性能を有した光ピックアップレ
ンズホルダー。 【効果】 光ピックアップレンズホルダーが特定の液晶
性樹脂組成物で構成されるため、構造が複雑でかつ薄肉
部を有するものであっても精度よく成形される。その結
果、肉厚が極めて薄く反応性のよい光ピックアップを提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンパクトディスク、レ
ーザーディスク、ビデオディスク、光磁気ディスク等に
用いる光ピックアップレンズホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップはコンパクトディスク、
レーザーディスク、ビデオディスク、光磁気ディスク等
に用いられるもので、従来のオーディオレコードの針を
含むピックアップ部に相当する光ディスク用のピックア
ップ部のことである。光ピックアップの機能は半導体レ
ーザーをレンズで数μm径スポットまで絞って照射し、
ディスク上に記録された情報を読み出すものであるが、
このレンズを保持するレンズホルダーは極めて複雑な形
状を有しており、かつ厳しい寸法精度が要求されるため
に、従来から金属の精密切削加工品が用いられていた。
【0003】金属の切削加工品は精度、強度を出すこと
ができ、また環境による寸法変化も少ないので精密部品
には適しているのであるが、製造工程が複雑で工数がか
かること、重量がかさむこと、錆びやすいこと等の欠点
があり、これを樹脂化することが試みられている。た
だ、通常のプラスチックスでは溶融時の粘度に依存す
る、いわゆる溶融流動性に問題があり、また、成形後の
製品の寸法安定性、薄物の強度等にも難があり、単純に
素材を変えることはできなかった。
【0004】たとえば、特開昭62−236143号公
報には光ピックアップの光学系取付けブロックを液晶性
ポリエステルで構成することが提案されているが、この
取付けブロックとは光ピックアップ全体を保持するハウ
ジングのようなものであり、レンズホルダーほど細かい
構造と精度を必要としないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】光ピックアップレンズ
ホルダーは極めて細かい構造と精度が要求され、特に細
部の厚みは0.5μm以下のものが必要となる。このよ
うな薄肉の成形品を射出成形で成形するためには、通常
のプラスチックスでは勿論対応できず、液晶性樹脂の中
でも特定のものしか対応できない。なぜなら、あまりに
も成形品の厚みが薄いので、通常の樹脂では成形時に溶
融樹脂が型内の末端まで流れ込まない。また、これを無
理に流そうとして高圧をかけると型間に樹脂がはみ出
し、いわゆるバリを形成することになる。
【0006】本発明はかかる状況を鑑み、光ピックアッ
プレンズホルダーを精度よく成形できる樹脂について検
討した結果、得られたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、示差走
査熱量計により求められる融点幅が30℃以下である液
晶性樹脂(A)と無機フィラー(B)を主成分とする組
成物からなり1/64インチ厚みでUL−94 V−O
の難燃性能を有した光ピックアップレンズホルダーに関
するものである。
【0008】本発明の光ピックアップレンズホルダーの
代表的なものの図を図1、2に示す。図1はレンズホル
ダーの平面概略図、図2は側面概略図であり、1がレン
ズホルダー、2がレンズである。図3はレンズホルダー
を組込んだ光ピックアップの断面概略図であり、レンズ
2はレンズホルダー1によって保持されている。また、
もう1個のレンズ2′もレンズホルダー1′で保持され
ている。なお、図において3は反射部材、4は発光素
子、5は回折格子、6は受光素子をそれぞれ示してい
る。
【0009】本発明の液晶性樹脂は融点幅が30℃以下
であることがポリマーの均質性の観点から必須である。
ここで、融点(Tm)とは示差熱量測定において、重合
を完了したポリマを室温から40℃/分の昇温条件で測
定した際に観測される吸熱ピーク温度(Tm1)の観測
後、Tm1 +20℃の温度で5分間保持した後、20℃
/分の降温条件で室温まで一旦冷却した後、再度20℃
/分の昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温
度(Tm2 )のピークを指す。
【0010】また、Tm1 とTm2 の間には|Tm1
Tm2 |≦10℃の関係があるのが好ましく、|Tm1
−Tm2 |≦6℃がより好ましい。この温度差が10℃
より大きい時にはポリマの均質性が十分とは言えず好ま
しくない。液晶性樹脂は溶融時異方性溶融相を形成し得
るポリエステルおよび/またはポリエステルアミドであ
り、例えば全芳香族、好ましくはナフタレン環を有する
液晶性ポリエステル、全芳香族、好ましくはナフタレン
環を有する液晶性ポリエステルアミド、エチレンジオキ
シ単位を有する液晶性ポリエステル、エチレンジオキシ
単位を有する液晶性ポリエステルアミドであってもよ
い。
【0011】液晶性ポリエステルの好ましい例としては
上記の(I), (III)および(IV) の構造単位からなる液
晶性ポリエステル、(I), (II) および (IV) の構造単
位からなる液晶性ポリエステルおよび(I), (II), (II
I)および(IV) の構造単位からなる液晶性ポリエステル
を挙げることができる。上記構造単位(I)はp−ヒド
ロキシ安息香酸から生成したポリエステルの構造単位で
あり、(II) は4, 4′−ジヒドロキシビフェニル、
3,3′, 5,5′−テトラメチル−4,4′−ジヒド
ロキシビフェニル、ハイドロキノン、t−ブチルハイド
ロキノン、フェニルハイドロキノン、2,6−ジヒドロ
キシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよ
び4,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ば
れた芳香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単位
を、構造単位(III)はエチレングリコールから生成した
構造単位を、構造単位(IV) はテレフタル酸、イソフタ
ル酸、4,4′−ジフェニルジカルボン酸、2,6′−
ナフタレンジカルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)
エタン−4,4′−ジカルボン酸、1,2−ビス(2−
クロルフェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸お
よび4,4′−ジフェニルエーテルジカルボン酸から選
ばれた芳香族ジカルボン酸から生成した構造単位を示
す。これらのうちR1
【0012】
【化5】 であり、R2
【0013】
【化6】 であるものが特に好ましい。また、液晶性ポリエステル
アミドとしては上記構造単位(I)−(IV)以外にp−
アミノフェノールから生成したp−イミノフェノキシ単
位を含有した異方性溶融相を形成するポリエステルアミ
ドが好ましい。
【0014】本発明に好ましく使用できる液晶性ポリエ
ステルは上記構造単位 (I), (II)および (IV) 、また
は(I), (II), (III)および(IV) からなる共重合体で
あり、上記構造単位(I), (II), (III)および(IV) の
共重合量は任意である。しかし、流動性の点から次の共
重合量であることが好ましい。すなわち、上記構造単位
(III)を含む場合は、耐熱性、難燃性および機械的特性
の点から上記構造単位[(I) +(II) ]は[(I)+
(II)+(III)]の60〜95モル%が好ましく、7
5〜93モル%がより好ましい。また、構造単位(III)
は[(I)+(II)+(III) ]の40〜5モル%が好
ましく、25〜7モル%がより好ましい。また、構造単
位(I)/(II)のモル比は耐熱性と流動性のバランス
の点から好ましくは75/25〜95/5であり、より
好ましくは78/22〜93/7である。また、構造単
位(IV)は構造単位[(II)+(III)]と実質的に等モ
ルである。
【0015】一方、上記構造単位(III)を含まない場合
は流動性の点から上記構造単位(I)は[(I)+(I
I)]の40〜90モル%であることが好ましく、60
〜88モル%であることが特に好ましく、構造単位(I
V)は構造単位(II)と実質的に等モルである。なお、
本発明で好ましく使用できる上記液晶ポリエステルを重
縮合する際には上記構造単位(I)〜(IV)を構成する
成分以外に3,3′−ジフェニルジカルボン酸、2,
2′−ジフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン
酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン
ジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレ
フタル酸などの脂環式ジカルボン酸、クロルハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、4,4′−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン
等の芳香族ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒド
ロキシ安息香酸、2,6−ヒドロキシナフトエ酸などの
芳香族ヒドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノー
ル、p−アミノ安息香酸などを本発明の目的を損なわな
い程度の小割合の範囲でさらに共重合せしめることがで
きる。
【0016】例えば上記の好ましく用いられる液晶性ポ
リエステルの製造において、上記構造単位(III)を含ま
ない場合は下記(1)および(2)、構造単位(III)を
含む場合は(3)の製造方法が好ましく挙げられる。 (1)p−アセトキシ安息香酸および4,4′−ジアセ
トキシビフェニル、4,4′−ジアセトキシベンゼンな
どの芳香族ジヒドロキシ化合物のジアシル化物とテレフ
タル酸などの芳香族ジカルボン酸から脱酢酸重縮合反応
によって製造する方法。
【0017】(2)p−ヒドロキシ安息香酸および4,
4′−ヒドロキシビフェニルハイドロキノンなどの芳香
族ジヒドロキシ化合物、テレフタル酸などの芳香族ジカ
ルボン酸に無水酢酸を反応させて、フェノール性水酸基
をアシル化した後、脱酢酸重縮合反応によって製造する
方法。 (3)ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
のポリマ、オリゴマまたはビス(β−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートなどの芳香族ジカルボン酸のビス
(β−ヒドロキシエチル)エステルの存在下で(1)ま
たは(2)の方法により製造する方法。
【0018】これらの重縮合反応は無触媒でも進行する
が、酢酸第一錫、テトラブチルチタンネート、酢酸カリ
ウムおよび酢酸ナトリウム、三酸化アンチモン、金属マ
グネシウムなどの金属化合物を添加した方が好ましいと
きもある。本発明における(A)液晶性樹脂は、ペンタ
フルオロフェノール中で対数粘度を測定することが可能
なものもあり、その際には0.1g/dlの濃度で60℃
で測定した値で0.5dl/g以上が好ましく、特に上記
構造単位(III)を含む場合は1.0〜3.0dl/gが好
ましく、上記構造単位(III)を含まない場合は2.0〜
10.0dl/gが好ましい。
【0019】また、本発明における(A)液晶性樹脂の
溶融粘度は10−20,000ポイズが好ましく、特に
20〜10,000ポイズがより好ましい。本発明にお
いては、さらにカーボンブラックを配合することがで
き、用い得るカーボンブラックとしては特に限定される
ものではないが、得られる組成物の機械的性質の点から
pHが3〜10が好ましく、pHが5〜9のものが特に
好ましく使用できる。
【0020】本発明で用いるオレフィン系重合体として
はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンと炭素数が
3以上のα−オレフィンからなる共重合体、プロピレン
および炭素数が4以上のα−オレフィンからなる共重合
体、エチレンと炭素数が3以上のα−オレフィンおよび
非共役ジエンからなる共重合体から選ばれた一種以上の
ものである。
【0021】炭素数が3以上のα−オレフィンとして
は、好ましくはプロピレン、ブテン−1、ペンテン−
1、3−メチルペンテン−1、オクタセン−1などであ
り、プロピレンおよびブテン−1がさらに好ましく、こ
れらは二種以上併用して使用できる。炭素数が4以上の
α−オレフィンとしては上記炭素数が3以上のα−オレ
フィンのうちプロピレンを除いたものが挙げられ、これ
らは二種以上併用して使用できる。
【0022】非共役ジエンとしては、好ましくは5−エ
チリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン等が使用できる。エチレンと炭素
数が3以上のα−オレフィンからなる共重合体における
エチレンと炭素数が3以上のα−オレフィンの共重合比
は通常、40/60〜99/1(モル比)、好ましくは
70/30〜95/5(モル比)である。
【0023】エチレンと炭素数が3以上のα−オレフィ
ンおよび非共役ジエンからなる共重合体におけるエチレ
ンの共重合量は、通常、5〜96.9モル%、好ましく
は30〜84.5モル%であり、炭素数が3以上のα−
オレフィンの共重量量は、通常、3〜80モル%、好ま
しくは15〜60モル%であり、非共役ジエンの共重合
量は、通常、0.1〜15モル%、好ましくは0.5〜
10モル%である。また、プロピレンと炭素数が4以上
のα−オレフィンおよび非共役ジエンからなる共重合体
におけるプロピレンの共重合量は、通常5〜96.0モ
ル%、好ましくは、30〜84.5モル%であり、炭素
数が3以上のα−オレフィンの共重合量は、通常、3〜
80モル%、好ましくは15〜60モル%であり、非共
役ジエンの共重合量は、通常、0.1〜15モル%、好
ましくは0.5〜10モル%である。
【0024】これらの共重合体の具体例としてはエチレ
ン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン−1共重合
体、エチレン/ペンテン−1共重合体、エチレン/プロ
ピレン/ブテン−1共重合体、プロピレン/ペンテン−
1共重合体、プロピレン/ブテン−1共重合体、エチレ
ン/プロピレン/5−エチリデン−2−ノルボルネン共
重合体、エチレン/プロピレン/1,4−ヘキサジエン
共重合体、プロピレン/ブテン、1/1,4−ヘキサジ
エン共重合体、エチレン/プロピレン/ジシクロペンタ
ジエン共重合体などであり、なかでもエチレン/プロピ
レン共重合体およびエチレン/ブテン−1共重合体が耐
熱性に優れより好ましい。
【0025】上記オレフィン系重合体は2種以上併用す
ることもできる。上記オレフィン系重合体の重量平均分
子量は10000〜600000、好ましくは3000
0〜500000、さらに好ましくは100000〜4
50000の範囲にあることが望ましい。上記オレフィ
ン系重合体の添加量は0.05〜10重量部が好まし
く、0.1〜2重量部がとくに好ましい。
【0026】本発明においては、さらに有機臭素化合物
を配合することができ、用い得る有機臭素化合物として
は、通常難燃剤として使用されている公知の有機臭素化
合物を含み、特に臭素含有量20重量%以上のものが好
ましい。具体的にはヘキサブロモベンゼン、ペンタブロ
モトルエン、ヘキサブロモビフェニル、デカブロモビフ
ェニル、ヘキサブロモシクロデカン、デカブロモジフェ
ニルエーテル、オクタブロモジフェニルエーテル、ヘキ
サブロモジフェニルエーテル、ビス(ペンタブロモフェ
ノキシ)エタン、エチレンビス(テトラブロモフタルイ
ミド)、テトラブロモビスフェノールAを原料として製
造されたポリカーボネートオリゴマーあるいはそのビス
フェノールとの共重合物、臭素化エポキシ化合物(例え
ば臭素化ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの反
応によって得られるモノエポキシ化合物)、ポリ(臭素
化ベンジルアクリレート)、臭素化ポリフェニレンエー
テル、臭素化ビスフェノールAシアヌルおよび臭素化フ
ェノールの縮合物、臭素化ポリスチレン、架橋臭素化ポ
リスチレン、架橋臭素化ポリα−メチルスチレンなどの
ハロゲン化されたポリマーやオリゴマーあるいは、これ
らの混合物が挙げられ、なかでもエチレンビス(テトラ
ブロモフタルイミド)、臭素化エポキシオリゴマーまた
はポリマー、臭素化ポリスチレン、架橋臭素化ポリスチ
レン、臭素化ポリフェニレンエーテルおよび臭素化ポリ
カーボネートが好ましく、臭素化ポリスチレンが最も好
ましく使用できる。上記の好ましい有機臭素化物につい
てさらに詳しく述べると、臭素化エポキシポリマーとし
ては下記一般式(i)で表わされるものが挙げられる。
【0027】
【化7】
【0028】上記一般式(i)中の重合度nは好ましく
は15以上、さらに好ましくは50〜80である。本発
明に用いる臭素化ポリスチレンとしてはラジカル重合ま
たはアニオン重合によって得られたポリスチレンを臭素
化することによって製造された臭素化ポリスチレンおよ
び架橋臭素化ポリスチレン、あるいは臭素化スチレンモ
ノマをラジカル重合またはアニオン重合、好ましくはラ
ジカル重合によって製造された(ii)および/又は(ii
i)式で表される臭素化スチレン単位を有するポリ臭素化
スチレンなどが挙げられるが、とりわけ臭素化スチレン
モノマから製造した下記(ii)および/又は(iii)式で
示される構造単位を主要構成成分とする重量平均分子量
が1×103 〜120×104 のポリ臭素化スチレンが
好ましい。
【0029】
【化8】 ここでいう臭素化スチレンモノマとはスチレンモノマ1
個あたり、その芳香環に2〜3個の臭素原子が置換反応
により導入されたものが好ましく、二臭素化スチレンお
よび/又は三臭素化スチレンの他に一臭素化スチレンな
どを含んでいてもよい。
【0030】上記ポリ臭素化スチレンは二臭素化スチレ
ンおよび/又は三臭素化スチレン単位を60重量%以上
含有しているものが好ましく、70重量%以上含有して
いるものがより好ましい。二臭素化スチレンおよび/又
は三臭素化スチレン以外に一臭素化スチレンを40重量
%以下、好ましくは30重量%以下共重合したポリ臭素
化スチレンであってもよい。このポリ臭素化スチレンの
重量平均分子量は1×104 〜15×104 がより好ま
しい。なお、この重量平均分子量はゲル浸透クロマトグ
ラフを用いて測定した値であり、ポリスチレン分子量基
準の相対値である。
【0031】架橋臭素化ポリスチレンとしては、ジビニ
ルベンゼンで架橋された多孔質ポリスチレンを臭素化し
たポリスチレンが好ましい。臭素化ポリカーボネートと
しては、下記一般式(iv) で表されるものが好ましい。
【0032】
【化9】 (R1 、R2 は置換あるいは無置換のアリール基を示
し、p−t−ブチルフェニル基が最も好ましい。) 上記一般式(iv)中の重合度nとしては4以上のものが
好ましく、8以上のもの、とりわけ8〜25がより好ま
しく使用できる。
【0033】これらの有機臭素化物の配合量は、液晶性
樹脂100重量部当り、0.5〜60重量部、特に1〜
30重量部が好適である。また、本発明の液晶性樹脂成
形品において有機臭素化物は成形前の樹脂組成物中に平
均径25μm以下で分散していることが好ましく、2.
0μm以下で分散していることがより好ましい。
【0034】
【実施例】
実施例1 反応缶にp−ヒドロキシ安息香酸22.1kg、4,4′
−ジヒドロキシビフェニル2.7kg、ポリエチレンテレ
フタレート4.8kg、テレフタル酸2.5kgおよび無水
酢酸21.3kgを仕込み、5時間かけて反応缶内温度を
130〜250℃にし、250℃で30分攪拌を続け
た。この時点での留出液量は20.3kgであり、理論留
出量の82%であった。その後反応物を重合缶に移液し
て、2時間かけて缶内温度を250〜315℃にし、重
合缶を70分かけて250Torrまで減圧し、減圧度を2
50Torrに保ったまま1時間攪拌を続けた。その後50
分かけて1Torrまで減圧し、2時間攪拌を続け重縮合を
完了した。その後重合缶内を4kg/cm2 に加圧後、口金
を経由してポリマをストランド状に吐出した。得られた
液晶性ポリエステルの理論構造式は次のとおりである。
【0035】
【化10】 k/l/m/n=80/7.5/12.5/20 この液晶性ポリエステルをパーキンエルマー社製のDS
C−7型を用いて、前述の条件で融点および融点幅を測
定したところ、Tm1 のピーク温度は316℃、Tm2
のピーク温度は314℃で、融点幅は20℃であった。
Tm2 をTmとして下式(2)を計算したところ3.0
℃であった。
【0036】 Tm−0.0769x2 +8.20x−401.5 ……(2) また、このポリマを100重量部に対して、ポリ二臭素
化スチレン(臭素含量59%)10重量部、繊維径約9
μm、繊維長3mmのガラス繊維45重量部をドライブレ
ンドした後、30mmφ二軸押出機により325℃で溶融
混練−ペレタイズした。
【0037】得られたペレットを住友ネスタール射出成
形機プロマット(住友重機工業(株)製)に供し、シリ
ンダー温度325℃、金型温度90℃の条件で燃焼試験
片(1/64インチ×1/2インチ×5インチ)を成形
した。この試験片についてUL94規格にしたがい垂直
型燃焼テストを行ったところV−O、ノンドリップであ
った。また、流動性の評価として上記の成形機を用いて
射出速度99%、射出圧力500kgf /cm2 の条件で
0.5mm厚×12.7mm幅の試験片の流動長さ(棒流動
長)を求めた。
【0038】その結果、棒流動長は120mmとなり、良
好な流動性を示した。また、このペレットを用いて同様
の成形条件で図1、2に示すレンズホルダーを形成し
た。そしてキャリッジに組み込み、アルミダイキャスト
をシャーシとするフロッピーディスクドライブ装置に組
み込んで、23℃におけるシャーシ上への光磁気ヘッド
の位置を基準点とした場合、−10〜70℃での光磁気
ヘッドの基準点からのずれは最大0.1μm未満であっ
た。 比較例1 実施例1と同一装置を用い、次の条件で脱酢酸重合を行
なった。まず、反応缶にp−ヒドロキシ安息香酸20.
17kg、3−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸10.16kg
および無水酢酸22.44kgを仕込み、5時間かけて1
30〜230℃にし、重合缶を90分かけて1Torrまで
減圧した。その後1時間攪拌を続け重縮合を完了した。
得られた液晶性ポリエステルの理論構造式は次のとおり
である。
【0039】
【化11】 この液晶性ポリエステルをパーキンエルマー社製のDS
C−7型を用いて前述の条件で融点および融点幅を測定
したところTm1 のピーク温度は288℃、Tm2 のピ
ーク温度は280℃で、温度幅は36℃であった。ま
た、このポリマを100重量部に対して繊維径約9μ
m、繊維長3mmのガラス繊維45重量部をドライブレン
ドした後、30mmφ二軸押出機により280℃で溶融混
練−ペレタイズした。得られたペレットを実施例1と同
じく成形し、棒流動長を求めたところ81mmと実施例1
よりも不良であった。
【0040】また、このペレットを用いて実施例1と同
様にしてレンズホルダーを成形し、基準点からのずれを
測定したところ最大は−1.5μmと実施例1よりも大
きかった。
【0041】
【発明の効果】本発明の光ピックアップレンズホルダー
は特定の液晶性樹脂組成物で構成されるため、構造が複
雑でかつ薄肉部を有するものであっても精度よく成形さ
れる。その結果、肉厚が極めて薄く応答性のよい光ピッ
クアップを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップレンズホルダーの平面
概略図である。
【図2】本発明の光ピックアップレンズホルダーの側面
概略図である。
【図3】本発明の光ピックアップレンズホルダーの断面
概略図である。
【符号の説明】 1,1′ レンズホルダー 2,2′ レンズ 3 反射部材 4 発光素子 5 回折格子 6 受光素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 示差走査熱量計により求められる融点幅
    が30℃以下である液晶性樹脂(A)と無機フィラー
    (B)を主成分とする組成物からなり1/64インチ厚
    みでUL−94 V−Oの難燃性能を有した光ピックア
    ップレンズホルダー。
  2. 【請求項2】 組成物が(A)液晶性樹脂100重量部
    に対してさらにカーボンブラック0.01〜10重量部
    を含有させたものであることを特徴とする請求項1記載
    の光ピックアップレンズホルダー。
  3. 【請求項3】 組成物が(A)液晶性樹脂100重量部
    に対してさらにポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
    ンと炭素数が3以上のα−オレフィンからなる共重合
    体、プロピレンと炭素数が4以上のα−オレフィンから
    なる共重合体、エチレンと炭素数が3以上のα−オレフ
    ィンおよび非共役ジエンからなる共重合体およびプロピ
    レンと炭素数が4以上のα−オレフィンおよび非共役ジ
    エンからなる共重合体から選ばれた1種以上でかつ、重
    量平均分子量が10000〜600000の範囲にある
    オレフィン系重合体0.01〜10重量部を含有させた
    ものであることを特徴とする請求項1記載の光ピックア
    ップレンズホルダー。
  4. 【請求項4】 組成物が(A)液晶性樹脂100重量部
    に対して、さらに有機臭素化物0.5〜60重量部を含
    有させたものであることを特徴とする請求項1記載の光
    ピックアップレンズホルダー。
  5. 【請求項5】 有機臭素化物が臭素化スチレンモノマか
    ら製造した下記構造単位(X)の1種以上を主要構成成
    分とする重量平均分子量が1×103 〜120×104
    のポリ臭素化スチレンであることを特徴とする請求項4
    記載の光ピックアップレンズホルダー。 【化1】
  6. 【請求項6】 (A)液晶性樹脂がエチレンジオキシ単
    位を有する液晶性ポリエステルおよびエチレンジオキシ
    単位を有する液晶性ポリエステルアミドから選ばれた1
    種以上の液晶性樹脂であることを特徴とする請求項1記
    載の光ピックアップレンズホルダー。
  7. 【請求項7】 (A)液晶性樹脂が下記(I), (III)お
    よび(IV) の構造単位からなる液晶性ポリエステル、
    (I), (II) および (IV) の構造単位からなる液晶性ポ
    リエステルおよび(I), (II), (III)および(IV) の構
    造単位からなる液晶性ポリエステルから選ばれた1種以
    上であることを特徴とする請求項6記載の光ピックアッ
    プレンズホルダー。 【化2】 (ただし式中のR1 は、 【化3】 から選ばれた1種以上の基を示し、R2 は、 【化4】 から選ばれた1種以上の基を示す。また、式中Xは水素
    原子または塩素原子を示し、構造単位[ (II) + (II
    I)]と構造単位(IV) は実質的に等モルである。)
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