JPH08220409A - 光学機器 - Google Patents
光学機器Info
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- JPH08220409A JPH08220409A JP7024256A JP2425695A JPH08220409A JP H08220409 A JPH08220409 A JP H08220409A JP 7024256 A JP7024256 A JP 7024256A JP 2425695 A JP2425695 A JP 2425695A JP H08220409 A JPH08220409 A JP H08220409A
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- thermal expansion
- housing
- optical
- light receiving
- coupling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、カメラ,電子スチルカメラ,ビデ
オカメラ等の光学機器に関し、温度変化により投影手段
と受光手段との間隔が変化することを確実に防止するこ
とを目的とする。 【構成】 筐体の一側に保持される投影手段からの被写
体像を、前記筐体の他側に結合手段を介して保持される
受光手段に投影する光学機器において、前記結合手段の
前記筐体への接続部を、前記投影手段に対して前記受光
手段より光軸方向に遠くなる位置に設けるとともに、前
記結合手段の熱膨張係数を、前記筐体の熱膨張係数より
大きくして構成する。また、前記筐体を、前記撮像手段
が接続される第1の筐体と、前記結合手段が接続される
第2の筐体とに分割して構成する。
オカメラ等の光学機器に関し、温度変化により投影手段
と受光手段との間隔が変化することを確実に防止するこ
とを目的とする。 【構成】 筐体の一側に保持される投影手段からの被写
体像を、前記筐体の他側に結合手段を介して保持される
受光手段に投影する光学機器において、前記結合手段の
前記筐体への接続部を、前記投影手段に対して前記受光
手段より光軸方向に遠くなる位置に設けるとともに、前
記結合手段の熱膨張係数を、前記筐体の熱膨張係数より
大きくして構成する。また、前記筐体を、前記撮像手段
が接続される第1の筐体と、前記結合手段が接続される
第2の筐体とに分割して構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ,電子スチルカ
メラ,ビデオカメラ等の光学機器に関する。
メラ,ビデオカメラ等の光学機器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子スチルカメラ,ビデオカメ
ラ等の電子カメラでは、撮影レンズにより投影された被
写体像を、電気的映像信号に変換する撮像素子が配置さ
れている。従来、このような電子カメラにおける撮像素
子の取付構造として、例えば、本出願人が先に出願した
特願平3−287042号がある。
ラ等の電子カメラでは、撮影レンズにより投影された被
写体像を、電気的映像信号に変換する撮像素子が配置さ
れている。従来、このような電子カメラにおける撮像素
子の取付構造として、例えば、本出願人が先に出願した
特願平3−287042号がある。
【0003】しかしながら、このような撮像素子の取付
構造を有する電子カメラが、屋外で使用されると、夏の
炎天下等では、電子カメラの内部温度が60℃以上にな
る可能性があり、一方、冬には−20℃以下になる可能
性がある。このような状態においては、撮影レンズおよ
び撮像素子を保持している筐体の熱膨張による影響で、
撮影レンズと撮像素子の間隔が変化することがある。
構造を有する電子カメラが、屋外で使用されると、夏の
炎天下等では、電子カメラの内部温度が60℃以上にな
る可能性があり、一方、冬には−20℃以下になる可能
性がある。このような状態においては、撮影レンズおよ
び撮像素子を保持している筐体の熱膨張による影響で、
撮影レンズと撮像素子の間隔が変化することがある。
【0004】例えば、撮影レンズと撮像素子とが40m
m離れた状態で筐体に保持されている場合を想定する。
この場合に、筐体の材料がアルミ合金であるとすると、
アルミ合金の熱膨張係数は2.3×10-5であるから、
±30℃の温度差があったとすると、撮影レンズと撮像
素子の距離は、約±28μmずれる計算になる。
m離れた状態で筐体に保持されている場合を想定する。
この場合に、筐体の材料がアルミ合金であるとすると、
アルミ合金の熱膨張係数は2.3×10-5であるから、
±30℃の温度差があったとすると、撮影レンズと撮像
素子の距離は、約±28μmずれる計算になる。
【0005】一方、撮像素子の位置調整を考えると、撮
像素子に入射する光束のFナンバーが1.4であり、撮
像素子の1画素のサイズが10μm角である場合には、
撮像素子の位置ずれを±14μm以下に調整しないと撮
像素子上の画像がぼけてしまう。また、レンズの材質と
してプラスチック等が用いられている場合には、プラス
チックの温度膨張により屈折率が変化し、やはり撮像素
子上の画像がぼけてしまうことが考えられる。
像素子に入射する光束のFナンバーが1.4であり、撮
像素子の1画素のサイズが10μm角である場合には、
撮像素子の位置ずれを±14μm以下に調整しないと撮
像素子上の画像がぼけてしまう。また、レンズの材質と
してプラスチック等が用いられている場合には、プラス
チックの温度膨張により屈折率が変化し、やはり撮像素
子上の画像がぼけてしまうことが考えられる。
【0006】このような問題に対して、温度による形状
変化が大きい材料で撮影レンズの一部を光軸方向に移動
させるといった技術が、例えば、特開昭57−2025
07号公報,特開昭61−270714号公報等に開示
されている。
変化が大きい材料で撮影レンズの一部を光軸方向に移動
させるといった技術が、例えば、特開昭57−2025
07号公報,特開昭61−270714号公報等に開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、複数のレンズのうちの数枚を移動
可能に設計するため、光学設計の自由度がなくなる等光
学設計上の制約ができ、好ましい光学設計がしにくくな
るという問題がある。
うな従来の技術では、複数のレンズのうちの数枚を移動
可能に設計するため、光学設計の自由度がなくなる等光
学設計上の制約ができ、好ましい光学設計がしにくくな
るという問題がある。
【0008】また、温度による形状変化が大きい材料で
レンズ保持部材を作りレンズを保持することは、次のよ
うな機械設計上の問題点を生じさせる。すなわち、温度
による形状変化が大きいプラスチック等は、金型に流し
込まれた時(溶融状態)の寸法と、冷却後の寸法とが大
きく異なるために、製品の寸法精度が悪くなる。
レンズ保持部材を作りレンズを保持することは、次のよ
うな機械設計上の問題点を生じさせる。すなわち、温度
による形状変化が大きいプラスチック等は、金型に流し
込まれた時(溶融状態)の寸法と、冷却後の寸法とが大
きく異なるために、製品の寸法精度が悪くなる。
【0009】このような寸法精度の悪い部品でレンズを
保持すると、レンズの光軸が倒れたりズレたりして所定
の光学性能が得られない。これを解決する方法として、
前述の倒れやズレをなくすべく調整した後に、レンズを
レンズ保持部材に接着する方法もあるが、調整作業のた
めにコストが上昇するという問題があった。
保持すると、レンズの光軸が倒れたりズレたりして所定
の光学性能が得られない。これを解決する方法として、
前述の倒れやズレをなくすべく調整した後に、レンズを
レンズ保持部材に接着する方法もあるが、調整作業のた
めにコストが上昇するという問題があった。
【0010】さらに、熱変形の大きい金属板であるバイ
メタルなどで保持する方法を用いても、バイメタルの熱
変形の大きさは、厚み方向の曲げ精度が通常±0.1mm
以上であり、真鍮やアルミ等の±0.01mm以下という
加工精度に比べると、やはりレンズの光軸の精度が得ら
れにくいという問題があった。本発明は、かかる従来の
問題を解決するためになされたもので、温度変化により
投影手段と受光手段との間隔が変化することを確実に防
止することができる光学機器を提供することを目的とす
る。
メタルなどで保持する方法を用いても、バイメタルの熱
変形の大きさは、厚み方向の曲げ精度が通常±0.1mm
以上であり、真鍮やアルミ等の±0.01mm以下という
加工精度に比べると、やはりレンズの光軸の精度が得ら
れにくいという問題があった。本発明は、かかる従来の
問題を解決するためになされたもので、温度変化により
投影手段と受光手段との間隔が変化することを確実に防
止することができる光学機器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光学機器は、
筐体(例えば、図1の33、37、図5の85、83)
の一側に保持される投影手段(例えば、図1の11)か
らの被写体像を、前記筐体の他側に結合手段(例えば、
図1の45、図5の89)を介して保持される受光手段
(例えば、図1の19)に投影する光学機器において、
前記結合手段の前記筐体への接続部(例えば、図1の4
5b、図5の91)を、前記投影手段に対して前記受光
手段より光軸(O)方向に遠くなる位置に設けるととも
に、前記結合手段の熱膨張係数を、前記筐体の熱膨張係
数より大きくしてなることを特徴とする。
筐体(例えば、図1の33、37、図5の85、83)
の一側に保持される投影手段(例えば、図1の11)か
らの被写体像を、前記筐体の他側に結合手段(例えば、
図1の45、図5の89)を介して保持される受光手段
(例えば、図1の19)に投影する光学機器において、
前記結合手段の前記筐体への接続部(例えば、図1の4
5b、図5の91)を、前記投影手段に対して前記受光
手段より光軸(O)方向に遠くなる位置に設けるととも
に、前記結合手段の熱膨張係数を、前記筐体の熱膨張係
数より大きくしてなることを特徴とする。
【0012】請求項2の光学機器は、請求項1におい
て、前記筐体は、前記撮像手段が接続される第1の筐体
(例えば、図1の33、図5の85)と、前記結合手段
が接続される第2の筐体(例えば、図1の37、図5の
83)とに分割可能とされていることを特徴とする。請
求項3の光学機器は、筐体(例えば、図1の33、3
7)の一側に保持される投影手段(例えば、図1の1
1)からの被写体像を、前記筐体の他側に保持手段(例
えば、図6の97)を介して保持される受光手段に投影
する光学機器において、前記筐体の他側に前記保持手段
を結合手段(例えば、図6の93)を介して接続すると
ともに、前記結合手段の前記筐体への接続部を、前記投
影手段に対して前記保持手段の前記結合手段への接続部
より光軸方向に遠くなる位置に設け、前記結合手段の熱
膨張係数を、前記筐体および保持手段の熱膨張係数より
大きくしてなることを特徴とする。
て、前記筐体は、前記撮像手段が接続される第1の筐体
(例えば、図1の33、図5の85)と、前記結合手段
が接続される第2の筐体(例えば、図1の37、図5の
83)とに分割可能とされていることを特徴とする。請
求項3の光学機器は、筐体(例えば、図1の33、3
7)の一側に保持される投影手段(例えば、図1の1
1)からの被写体像を、前記筐体の他側に保持手段(例
えば、図6の97)を介して保持される受光手段に投影
する光学機器において、前記筐体の他側に前記保持手段
を結合手段(例えば、図6の93)を介して接続すると
ともに、前記結合手段の前記筐体への接続部を、前記投
影手段に対して前記保持手段の前記結合手段への接続部
より光軸方向に遠くなる位置に設け、前記結合手段の熱
膨張係数を、前記筐体および保持手段の熱膨張係数より
大きくしてなることを特徴とする。
【0013】請求項4の光学機器は、結合手段(例え
ば、図6の93)の一側に投影手段(例えば、図6の1
1)を接続するとともに、前記結合手段の他側に、保持
手段(例えば、図6の97)を介して、前記投影手段か
らの被写体像を受光する受光手段を配置し、前記投影手
段の前記結合手段への接続部(例えば、図6の95)
を、前記受光手段に対して前記保持手段の前記結合手段
への接続部(例えば、図6の99)より光軸方向に近く
なる位置に設け、前記結合手段の熱膨張係数を、前記保
持手段の熱膨張係数より大きくしてなることを特徴とす
る。
ば、図6の93)の一側に投影手段(例えば、図6の1
1)を接続するとともに、前記結合手段の他側に、保持
手段(例えば、図6の97)を介して、前記投影手段か
らの被写体像を受光する受光手段を配置し、前記投影手
段の前記結合手段への接続部(例えば、図6の95)
を、前記受光手段に対して前記保持手段の前記結合手段
への接続部(例えば、図6の99)より光軸方向に近く
なる位置に設け、前記結合手段の熱膨張係数を、前記保
持手段の熱膨張係数より大きくしてなることを特徴とす
る。
【0014】請求項5の光学機器は、請求項1ないし4
において、前記受光手段は、撮像素子(例えば、19)
であることを特徴とする。請求項6の光学機器は、請求
項1ないし5において、前記投影手段は、被写体像を縮
小する縮小光学系(例えば、図4の81)であることを
特徴とする。
において、前記受光手段は、撮像素子(例えば、19)
であることを特徴とする。請求項6の光学機器は、請求
項1ないし5において、前記投影手段は、被写体像を縮
小する縮小光学系(例えば、図4の81)であることを
特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1の光学機器では、結合手段の筐体への
接続部を、投影手段に対して受光手段より光軸方向に遠
くなる位置に設けたので、投影手段に対して筐体が熱膨
張する方向と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向
になる。
接続部を、投影手段に対して受光手段より光軸方向に遠
くなる位置に設けたので、投影手段に対して筐体が熱膨
張する方向と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向
になる。
【0016】従って、筐体の熱膨張量と結合手段の熱膨
張量を同一にすることにより、投影手段と受光手段との
間隔が、温度に関係なく常に一定になる。また、結合手
段の熱膨張係数を、筐体の熱膨張係数より大きくしたの
で、筐体の光軸方向の寸法に較べて、結合手段の光軸方
向の寸法が小さくなる。請求項2の光学機器では、分割
された第2の筐体に、結合手段が接続される。
張量を同一にすることにより、投影手段と受光手段との
間隔が、温度に関係なく常に一定になる。また、結合手
段の熱膨張係数を、筐体の熱膨張係数より大きくしたの
で、筐体の光軸方向の寸法に較べて、結合手段の光軸方
向の寸法が小さくなる。請求項2の光学機器では、分割
された第2の筐体に、結合手段が接続される。
【0017】請求項3の光学機器では、結合手段の筐体
への接続部を、投影手段に対して保持手段の結合手段へ
の接続部より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体および保持手段が熱膨張する方向
と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向になる。従
って、筐体の熱膨張量と保持手段の熱膨張量とを加えた
熱膨張量と結合手段の熱膨張量とを同一にすることによ
り、投影手段と受光手段との間隔が、温度に関係なく常
に一定になる。
への接続部を、投影手段に対して保持手段の結合手段へ
の接続部より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体および保持手段が熱膨張する方向
と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向になる。従
って、筐体の熱膨張量と保持手段の熱膨張量とを加えた
熱膨張量と結合手段の熱膨張量とを同一にすることによ
り、投影手段と受光手段との間隔が、温度に関係なく常
に一定になる。
【0018】また、結合手段の熱膨張係数を、筐体およ
び保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、筐体の光
軸方向の寸法と保持手段の光軸方向の寸法とを加えた寸
法に較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなる。
請求項4の光学機器では、投影手段の結合手段への接続
部を、受光手段に対して保持手段の結合手段への接続部
より光軸方向に近くなる位置に設けたので、投影手段に
対して保持手段が熱膨張する方向と、結合手段が熱膨張
する方向とが逆の方向になる。
び保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、筐体の光
軸方向の寸法と保持手段の光軸方向の寸法とを加えた寸
法に較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなる。
請求項4の光学機器では、投影手段の結合手段への接続
部を、受光手段に対して保持手段の結合手段への接続部
より光軸方向に近くなる位置に設けたので、投影手段に
対して保持手段が熱膨張する方向と、結合手段が熱膨張
する方向とが逆の方向になる。
【0019】従って、保持手段の熱膨張量と結合手段の
熱膨張量とを同一にすることにより、投影手段と受光手
段との間隔が、温度に関係なく常に一定になる。また、
結合手段の熱膨張係数を、保持手段の熱膨張係数より大
きくしたので、保持手段の光軸方向の寸法に較べて、結
合手段の光軸方向の寸法が小さくなる。請求項5の光学
機器では、受光手段が、撮像素子とされる。
熱膨張量とを同一にすることにより、投影手段と受光手
段との間隔が、温度に関係なく常に一定になる。また、
結合手段の熱膨張係数を、保持手段の熱膨張係数より大
きくしたので、保持手段の光軸方向の寸法に較べて、結
合手段の光軸方向の寸法が小さくなる。請求項5の光学
機器では、受光手段が、撮像素子とされる。
【0020】請求項6の光学機器では、投影手段が、被
写体像を縮小する縮小光学系とされる。
写体像を縮小する縮小光学系とされる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0022】図1は、請求項1,2,5の発明を電子カ
メラに適用した第1の実施例の断面図である。この電子
カメラでは、図示しない被写体像からの光束は、撮影レ
ンズ11、絞り13、ビームスプリッタ15、オプティ
カルローパスフィルタ17を通り、撮像素子19に入射
する。
メラに適用した第1の実施例の断面図である。この電子
カメラでは、図示しない被写体像からの光束は、撮影レ
ンズ11、絞り13、ビームスプリッタ15、オプティ
カルローパスフィルタ17を通り、撮像素子19に入射
する。
【0023】ビームスプリッタ15の上方には、全反射
ミラー21が設けられ、ビームスプリッタ15の下方に
は、集光レンズ23、測光素子25が設けられている。
撮影レンズ11は、レンズ27,29からなり鏡筒31
に保持されている。鏡筒31は、筐体33にネジ35に
より固定されている。
ミラー21が設けられ、ビームスプリッタ15の下方に
は、集光レンズ23、測光素子25が設けられている。
撮影レンズ11は、レンズ27,29からなり鏡筒31
に保持されている。鏡筒31は、筐体33にネジ35に
より固定されている。
【0024】筐体33の右側には、複数の突起37aを
有する第1結合部材37が配置されている。第1結合部
材37は、固定板39と筐体33との間に配置されてい
る。また、固定板39には、ネジ穴39aが形成されて
おり、第一結合部材37には貫通穴37bが形成されて
いる。
有する第1結合部材37が配置されている。第1結合部
材37は、固定板39と筐体33との間に配置されてい
る。また、固定板39には、ネジ穴39aが形成されて
おり、第一結合部材37には貫通穴37bが形成されて
いる。
【0025】そして、筐体33側からのネジ41を、固
定板39に形成されたネジ穴39aに螺合することによ
り、第1結合部材37が、固定板39と筐体33との間
に挟持固定されている。ネジ41が貫通する第1結合部
材37の貫通穴37bは、ネジ41の直径に対して十分
に大きな寸法になっており、ネジ41が緩んだ状態で
は、光軸Oに対して直交方向に若干量移動可能となって
いる。
定板39に形成されたネジ穴39aに螺合することによ
り、第1結合部材37が、固定板39と筐体33との間
に挟持固定されている。ネジ41が貫通する第1結合部
材37の貫通穴37bは、ネジ41の直径に対して十分
に大きな寸法になっており、ネジ41が緩んだ状態で
は、光軸Oに対して直交方向に若干量移動可能となって
いる。
【0026】撮像素子保持部材43は、図示しないネジ
により第2結合部材45に固設されており、撮像素子保
持部材43と第2結合部材45との間には、オプティカ
ルローパスフィルター17、防塵ゴム47、撮像素子1
9が挟持されている。第2結合部材45には、円筒状の
複数の突起45aが一体的に設けられており、その先端
には、第1結合部材37の突起37aが嵌合されてい
る。
により第2結合部材45に固設されており、撮像素子保
持部材43と第2結合部材45との間には、オプティカ
ルローパスフィルター17、防塵ゴム47、撮像素子1
9が挟持されている。第2結合部材45には、円筒状の
複数の突起45aが一体的に設けられており、その先端
には、第1結合部材37の突起37aが嵌合されてい
る。
【0027】また、筐体33と撮像素子保持部材43と
の間には、蛇腹状の防塵ゴム49が設けられている。以
下、この第1の実施例の電子カメラの動作の説明を行
う。この電子カメラでは、図示しない被写体から発せら
れた光束Aは、撮影レンズ11に入射し、絞り13で所
定光量に絞られた後、ビームスプリッタ15に入射す
る。
の間には、蛇腹状の防塵ゴム49が設けられている。以
下、この第1の実施例の電子カメラの動作の説明を行
う。この電子カメラでは、図示しない被写体から発せら
れた光束Aは、撮影レンズ11に入射し、絞り13で所
定光量に絞られた後、ビームスプリッタ15に入射す
る。
【0028】ビームスプリッタ15は、光束Aに対して
5%の光束Cを反射し、95%の光束Bを透過させる。
光束Bは、オプティカルローパスフィルタ17を透過
し、撮像素子19に入射する。
5%の光束Cを反射し、95%の光束Bを透過させる。
光束Bは、オプティカルローパスフィルタ17を透過
し、撮像素子19に入射する。
【0029】光束Bは、撮像素子19で反射し、光束D
となってビームスプリッタ15に再度入射する。光束D
は、光束Bに比べて約40パーセント、光束Aに比べて
38パーセントの光量となっている。そして、光束Dの
一部は、ビームスプリッタ15で下方向に反射され、光
束Dの内の5パーセント、光束Aの2パーセントの光束
が、光束Eとなって集光レンズ23に入射し、測光素子
25に入射する。
となってビームスプリッタ15に再度入射する。光束D
は、光束Bに比べて約40パーセント、光束Aに比べて
38パーセントの光量となっている。そして、光束Dの
一部は、ビームスプリッタ15で下方向に反射され、光
束Dの内の5パーセント、光束Aの2パーセントの光束
が、光束Eとなって集光レンズ23に入射し、測光素子
25に入射する。
【0030】一方、光束Cは、全反射ミラー21で反射
され、殆ど光量の損失のないまま光束Fとなってビーム
スプリッタ15に再度入射する。光束Fの内の95パー
セント、光束Aに対して4.8パーセントの光束が、光
束Gとして集光レンズ23で集光され、測光素子25に
入射する。上記の結果、光束Eと光束Gとを合わせて、
光束Aに対して6.8パーセントの光束が、測光素子2
5に入射する。
され、殆ど光量の損失のないまま光束Fとなってビーム
スプリッタ15に再度入射する。光束Fの内の95パー
セント、光束Aに対して4.8パーセントの光束が、光
束Gとして集光レンズ23で集光され、測光素子25に
入射する。上記の結果、光束Eと光束Gとを合わせて、
光束Aに対して6.8パーセントの光束が、測光素子2
5に入射する。
【0031】この値は、同じく5パーセントの反射率を
有するビームスプリッタを使用した場合に、撮像素子に
入射する光量は同じでありながら、測光素子へは光束A
に対して5パーセントの光束しか入射しない従来例と比
較すると、約36%も測光素子25に入射する光量が増
えていることを意味している。そして、上述した電子カ
メラでは、光束CとFおよび光束BとDが同じ光路を往
復することによって、撮影レンズ11から測光素子25
までの必要な光路長を確保することが可能となり、装置
を小型化することができる。
有するビームスプリッタを使用した場合に、撮像素子に
入射する光量は同じでありながら、測光素子へは光束A
に対して5パーセントの光束しか入射しない従来例と比
較すると、約36%も測光素子25に入射する光量が増
えていることを意味している。そして、上述した電子カ
メラでは、光束CとFおよび光束BとDが同じ光路を往
復することによって、撮影レンズ11から測光素子25
までの必要な光路長を確保することが可能となり、装置
を小型化することができる。
【0032】以上のようにして測光素子25に入射した
光束を基に、ストロボなどの閃光発光装置の光量制御等
が行われる。また、撮像素子19に入射した光束は、図
示しない信号処理回路を経て、記録媒体に記録される。
光束を基に、ストロボなどの閃光発光装置の光量制御等
が行われる。また、撮像素子19に入射した光束は、図
示しない信号処理回路を経て、記録媒体に記録される。
【0033】次に、上述した電子カメラの撮像素子19
の位置調整について説明する。一般に、撮像素子19
は、撮影レンズ11に対して所定の位置に設定されなけ
ればならない。また、例えば、撮影レンズ11の開放F
値がF1.4、撮像素子19の画素ピッチが10μmの
場合には、光軸O方向には、所定の位置に対して傾きも
含めて±14μm以下に調整しなければならない。
の位置調整について説明する。一般に、撮像素子19
は、撮影レンズ11に対して所定の位置に設定されなけ
ればならない。また、例えば、撮影レンズ11の開放F
値がF1.4、撮像素子19の画素ピッチが10μmの
場合には、光軸O方向には、所定の位置に対して傾きも
含めて±14μm以下に調整しなければならない。
【0034】そして、光軸Oに直交する方向について
は、撮影レンズ11の中心を通る光軸Oと撮像素子19
の中心とを合わせることが通常行われている。このよう
な位置調整のために、図2に示すような調整装置が用い
られる。図2において、符号51は、調整の基準となる
チャート53を有する撮影レンズ保持治工具である。
は、撮影レンズ11の中心を通る光軸Oと撮像素子19
の中心とを合わせることが通常行われている。このよう
な位置調整のために、図2に示すような調整装置が用い
られる。図2において、符号51は、調整の基準となる
チャート53を有する撮影レンズ保持治工具である。
【0035】チャート53には、画面四隅の位置を表す
マーク、そして四隅および中央部の解像度を見るための
矢車模様が印刷されている。符号55は、第2結合部材
45を保持し、互いに直交する3軸方向に移動でき、ま
た、3軸回りに回転できる計6自由度を有する調整治具
である。ここで、光軸Oと平行な方向をZ軸とし、直交
する方向をX,Y軸とする。
マーク、そして四隅および中央部の解像度を見るための
矢車模様が印刷されている。符号55は、第2結合部材
45を保持し、互いに直交する3軸方向に移動でき、ま
た、3軸回りに回転できる計6自由度を有する調整治具
である。ここで、光軸Oと平行な方向をZ軸とし、直交
する方向をX,Y軸とする。
【0036】また、Z軸回りの回転をφ、X軸、Y軸回
りの回転を各々ψωとする。図1において、ネジ41を
緩めた状態において、ネジ41に対する貫通穴37bの
余裕分だけ、第1結合部材37、第2結合部材45、撮
像素子保持部材43、オプティカルローパスフィルタ1
7、撮像素子19が、一体的にX,Y方向に移動可能と
なっており、φ方向に回動可能となっている。
りの回転を各々ψωとする。図1において、ネジ41を
緩めた状態において、ネジ41に対する貫通穴37bの
余裕分だけ、第1結合部材37、第2結合部材45、撮
像素子保持部材43、オプティカルローパスフィルタ1
7、撮像素子19が、一体的にX,Y方向に移動可能と
なっており、φ方向に回動可能となっている。
【0037】また、第1結合部材37の突起37aに対
して、第2結合部材45の突起45aの嵌合穴45b
が、Z軸方向に摺動することにより、第2結合部材45
と一体的に、撮像素子保持部材43、オプティカルロー
パスフィルタ17、撮像素子19がZ軸方向に移動可能
となっている。
して、第2結合部材45の突起45aの嵌合穴45b
が、Z軸方向に摺動することにより、第2結合部材45
と一体的に、撮像素子保持部材43、オプティカルロー
パスフィルタ17、撮像素子19がZ軸方向に移動可能
となっている。
【0038】さらに、突起37aに対して嵌合穴45b
が緩く嵌合しているため、ψ、ω方向への回動が若干量
可能となっている。そして、図2に示すように、調整治
具55に第2結合部材45を保持させた状態において、
チャート53の画像が撮像素子19上に結像するよう
に、調整治具55を操作して撮像素子19の位置が調整
される。
が緩く嵌合しているため、ψ、ω方向への回動が若干量
可能となっている。そして、図2に示すように、調整治
具55に第2結合部材45を保持させた状態において、
チャート53の画像が撮像素子19上に結像するよう
に、調整治具55を操作して撮像素子19の位置が調整
される。
【0039】次に、調整された位置でネジ41を締め付
けることにより、第1結合部材37が、筐体33と固定
板39との間に挟持固定される。この後、嵌合穴45b
と突起37aとを接着固定し、撮像素子19の位置調整
が完了する。ところで、一般に材料は温度上昇にともな
って膨張し、温度下降にともなって収縮する。
けることにより、第1結合部材37が、筐体33と固定
板39との間に挟持固定される。この後、嵌合穴45b
と突起37aとを接着固定し、撮像素子19の位置調整
が完了する。ところで、一般に材料は温度上昇にともな
って膨張し、温度下降にともなって収縮する。
【0040】従って、上述した接着部である嵌合穴45
bと撮影レンズ11の瞳位置(ここでは絞り13の位置
と一致している)の距離L1は熱膨張にともなって伸び
る。一方、同じく嵌合穴45bと撮像素子19との距離
L0も伸びる。なお、一般に、撮像素子19のパッケー
ジはセラミックスで形成されており、セラミックスの熱
膨張係数は、後述するように、第2結合部材45に比べ
てはるかに小さいので、撮像素子19と第2結合部材4
5との接合面57と嵌合穴45bとの距離をL0として
良い。
bと撮影レンズ11の瞳位置(ここでは絞り13の位置
と一致している)の距離L1は熱膨張にともなって伸び
る。一方、同じく嵌合穴45bと撮像素子19との距離
L0も伸びる。なお、一般に、撮像素子19のパッケー
ジはセラミックスで形成されており、セラミックスの熱
膨張係数は、後述するように、第2結合部材45に比べ
てはるかに小さいので、撮像素子19と第2結合部材4
5との接合面57と嵌合穴45bとの距離をL0として
良い。
【0041】ここで、距離L1の間の部材を構成する材
料の平均熱膨張係数をα1とし、第2結合部材45を構
成する材料の熱膨張係数をα0とすると、 L1×α1=L0×α0 −−−(1) とすることにより、両者の熱膨張量が等しくなり互いに
変形を相殺するため、撮影レンズ11の射出瞳と撮像素
子19との距離であるL1−L0を一定に保つことが可
能となる。
料の平均熱膨張係数をα1とし、第2結合部材45を構
成する材料の熱膨張係数をα0とすると、 L1×α1=L0×α0 −−−(1) とすることにより、両者の熱膨張量が等しくなり互いに
変形を相殺するため、撮影レンズ11の射出瞳と撮像素
子19との距離であるL1−L0を一定に保つことが可
能となる。
【0042】このことにより、撮影レンズ11の射出瞳
位置と撮像素子19との距離を常に一定に保つことが可
能となる。ここで、構成部材の具体的な材料に言及する
と、筐体33、第1結合部材37は、温度膨張係数の低
い材料、例えば、アルミ合金(熱膨張係数2.3×10
-5)、ガラス繊維を多く含んだポリカーボネイト(熱膨
張係数1.2×10-5〜3.8×10-5程度)、ガラス
繊維を含んだ熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂あるいは
フェノール樹脂(熱膨張係数0.8〜3.5×10-5)
で形成されている。
位置と撮像素子19との距離を常に一定に保つことが可
能となる。ここで、構成部材の具体的な材料に言及する
と、筐体33、第1結合部材37は、温度膨張係数の低
い材料、例えば、アルミ合金(熱膨張係数2.3×10
-5)、ガラス繊維を多く含んだポリカーボネイト(熱膨
張係数1.2×10-5〜3.8×10-5程度)、ガラス
繊維を含んだ熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂あるいは
フェノール樹脂(熱膨張係数0.8〜3.5×10-5)
で形成されている。
【0043】なお、上記構成要素の一部を、さらに熱膨
張係数の小さいセラミック(熱膨張係数0.3〜0.6
×10-5)で形成しても良い。一方、第2結合部材45
は、熱膨張係数の比較的大きいABS樹脂(熱膨張係数
8〜11×10-5)あるいはフッ素樹脂(熱膨張係数7
〜14×10-5)により形成されている。
張係数の小さいセラミック(熱膨張係数0.3〜0.6
×10-5)で形成しても良い。一方、第2結合部材45
は、熱膨張係数の比較的大きいABS樹脂(熱膨張係数
8〜11×10-5)あるいはフッ素樹脂(熱膨張係数7
〜14×10-5)により形成されている。
【0044】上記の材料より、例えば、距離L1の構成
材料をすべてアルミ合金(熱膨張係数2.3×10-5)
で形成し、距離L0を構成する第2結合部材45をAB
S樹脂(11×10-5)で形成した場合、L0は、 L0=2.3/11×L1=0.21×L1 −−−(2) にすれば良い。
材料をすべてアルミ合金(熱膨張係数2.3×10-5)
で形成し、距離L0を構成する第2結合部材45をAB
S樹脂(11×10-5)で形成した場合、L0は、 L0=2.3/11×L1=0.21×L1 −−−(2) にすれば良い。
【0045】さらに、L1の距離に含まれる構成材料を
ポリカーボネイトにした場合には、 L0=1.2/11×L1=0.1×L1 −−−(3) 程度でよい。さらに、距離L1に含まれる、例えば、筐
体33と第1結合部材37とをセラミック(熱膨張係数
0.3〜0.6×10-5)で構成した場合には、さらに
L0の長さを短くすることが可能である。
ポリカーボネイトにした場合には、 L0=1.2/11×L1=0.1×L1 −−−(3) 程度でよい。さらに、距離L1に含まれる、例えば、筐
体33と第1結合部材37とをセラミック(熱膨張係数
0.3〜0.6×10-5)で構成した場合には、さらに
L0の長さを短くすることが可能である。
【0046】なお、上記寸法に関しては、撮影レンズ1
1のガラスの温度膨張による焦点位置のズレは無視した
が、熱膨張による結像位置のズレを実験的に測定できれ
ば、その値も含めてL0の長さを決定することが可能で
ある。すなわち、撮影レンズ11の結像位置が、単位温
度当たり長さP1だけ左方向にずれるとすると、 L1×α1+P1=L0×α0 −−−(4) を満足するようにL0を決定すればよい。
1のガラスの温度膨張による焦点位置のズレは無視した
が、熱膨張による結像位置のズレを実験的に測定できれ
ば、その値も含めてL0の長さを決定することが可能で
ある。すなわち、撮影レンズ11の結像位置が、単位温
度当たり長さP1だけ左方向にずれるとすると、 L1×α1+P1=L0×α0 −−−(4) を満足するようにL0を決定すればよい。
【0047】ところで、一般的に熱膨張係数の大きい材
料を用いた樹脂部品は、成形時に溶融状態と凝固状態の
間で変形が大きく、部品の寸法精度が悪くなる。しかし
ながら、本発明の構成において、第2結合部材45の寸
法精度が悪くても、撮像素子19の取付の際に位置調整
がなされるので、寸法精度の誤差を吸収することがで
き、寸法精度のばらつきは組立上の問題とはならない。
料を用いた樹脂部品は、成形時に溶融状態と凝固状態の
間で変形が大きく、部品の寸法精度が悪くなる。しかし
ながら、本発明の構成において、第2結合部材45の寸
法精度が悪くても、撮像素子19の取付の際に位置調整
がなされるので、寸法精度の誤差を吸収することがで
き、寸法精度のばらつきは組立上の問題とはならない。
【0048】また、突起37aおよび突起45aは、光
軸Oに対して等距離にかつ対称に設けられているので、
光軸Oに対して直交する方向への熱膨張による変形は相
殺され、撮像素子19の中心は、光軸Oに対して移動し
ない。ところで、樹脂の熱膨張係数は、樹脂の成形時の
湯流れの方向によっても微妙に変わり、とくにガラス繊
維を含む物では、流れに沿った方向では、熱膨張係数が
小さく、湯流れに直交する方向では、熱膨張係数が比較
的大きくなっている。
軸Oに対して等距離にかつ対称に設けられているので、
光軸Oに対して直交する方向への熱膨張による変形は相
殺され、撮像素子19の中心は、光軸Oに対して移動し
ない。ところで、樹脂の熱膨張係数は、樹脂の成形時の
湯流れの方向によっても微妙に変わり、とくにガラス繊
維を含む物では、流れに沿った方向では、熱膨張係数が
小さく、湯流れに直交する方向では、熱膨張係数が比較
的大きくなっている。
【0049】従って、実際には、厳密に(1)式を満足
するような熱膨張係数の設定は難しい。このような問題
に対応するため、使用最高温度または最低温度において
撮像素子19の位置がずれても画質に影響を与えない範
囲に収まるようにして、熱膨張係数の誤差を吸収するこ
とが可能である。
するような熱膨張係数の設定は難しい。このような問題
に対応するため、使用最高温度または最低温度において
撮像素子19の位置がずれても画質に影響を与えない範
囲に収まるようにして、熱膨張係数の誤差を吸収するこ
とが可能である。
【0050】ここで、撮像素子19の画素の大きさをN
mm、入射光束のFナンバーをF、通常温度(20℃)か
ら±T℃の範囲で使用可能とする。すると、F×Nmmだ
け撮像素子19の位置が移動しても画質には影響がな
い。
mm、入射光束のFナンバーをF、通常温度(20℃)か
ら±T℃の範囲で使用可能とする。すると、F×Nmmだ
け撮像素子19の位置が移動しても画質には影響がな
い。
【0051】これは、画素の大きさまでは、像がぼけて
も撮像素子19上でボケを検出できないことによるもの
である。(4)式をこの許容値を考慮した形式にする
と、 T×(L1×α1+P1−L0×α0)<F×N −−−(5) となり、この式を満足するようにα1とα0およびL0
を決定すればよい。
も撮像素子19上でボケを検出できないことによるもの
である。(4)式をこの許容値を考慮した形式にする
と、 T×(L1×α1+P1−L0×α0)<F×N −−−(5) となり、この式を満足するようにα1とα0およびL0
を決定すればよい。
【0052】上述した第1の実施例の電子カメラでは、
第2結合部材45の第1結合部材37への接続部を、撮
影レンズ11に対して撮像素子19より光軸O方向に遠
くなる位置に設けたので、撮影レンズ11に対して第1
結合部材37が熱膨張する方向と、第2結合部材45が
熱膨張する方向とが逆の方向になる。従って、筐体33
および第1結合部材37の熱膨張量と第2結合部材45
の熱膨張量を同一にすることにより、撮影レンズ11と
撮像素子19との間隔が、温度に関係なく常に一定にな
り、温度変化により撮影レンズ11と撮像素子19との
間隔が変化することを確実に防止することができる。
第2結合部材45の第1結合部材37への接続部を、撮
影レンズ11に対して撮像素子19より光軸O方向に遠
くなる位置に設けたので、撮影レンズ11に対して第1
結合部材37が熱膨張する方向と、第2結合部材45が
熱膨張する方向とが逆の方向になる。従って、筐体33
および第1結合部材37の熱膨張量と第2結合部材45
の熱膨張量を同一にすることにより、撮影レンズ11と
撮像素子19との間隔が、温度に関係なく常に一定にな
り、温度変化により撮影レンズ11と撮像素子19との
間隔が変化することを確実に防止することができる。
【0053】この結果、撮影レンズ11の結像位置を、
撮像素子19の位置に常に一致させることができる。ま
た、第2結合部材45の熱膨張係数を、筐体33および
第1結合部材37の熱膨張係数より大きくしたので、筐
体33および第1結合部材37の光軸O方向の寸法に較
べて、第2結合部材45の光軸O方向の寸法が小さくな
り、コンパクトな光学機器を得ることができる。
撮像素子19の位置に常に一致させることができる。ま
た、第2結合部材45の熱膨張係数を、筐体33および
第1結合部材37の熱膨張係数より大きくしたので、筐
体33および第1結合部材37の光軸O方向の寸法に較
べて、第2結合部材45の光軸O方向の寸法が小さくな
り、コンパクトな光学機器を得ることができる。
【0054】さらに、上述した電子カメラでは、筐体3
3から分離可能な第1結合部材37に、第2結合部材4
5を接続するようにしたので、撮影レンズ11と撮像素
子19との位置調整が容易になる。また、撮像素子19
により、撮影レンズ11からの被写体像を電気的映像信
号に確実に変換することができる。
3から分離可能な第1結合部材37に、第2結合部材4
5を接続するようにしたので、撮影レンズ11と撮像素
子19との位置調整が容易になる。また、撮像素子19
により、撮影レンズ11からの被写体像を電気的映像信
号に確実に変換することができる。
【0055】そして、上述した電子カメラでは、撮像素
子19の保持機構の一部に熱膨張係数が大きいことによ
る寸法精度の悪い部材があったとしても、撮像素子19
が、調整により取り付けられるため、取付精度の悪化を
調整により自動的に吸収することができる。また、撮影
レンズ11の保持機構に温度補償機構を設置する必要が
ないため、撮影レンズ11の取付寸法精度が悪化するこ
とがなく、光学設計の自由度を充分に確保することがで
きる。
子19の保持機構の一部に熱膨張係数が大きいことによ
る寸法精度の悪い部材があったとしても、撮像素子19
が、調整により取り付けられるため、取付精度の悪化を
調整により自動的に吸収することができる。また、撮影
レンズ11の保持機構に温度補償機構を設置する必要が
ないため、撮影レンズ11の取付寸法精度が悪化するこ
とがなく、光学設計の自由度を充分に確保することがで
きる。
【0056】図3は、請求項1,2,5の発明に対応す
る第2の実施例であり、第1の実施例と同じ機能を有す
る部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施
例では、ビームスプリッタ59の光束分割面59aより
前側が上方に延在され、この延在部59bの上面に、全
反射コーティングにより全反射ミラー61が形成され、
ビームスプリッタ59と全反射ミラー61とが一体に構
成されている。
る第2の実施例であり、第1の実施例と同じ機能を有す
る部分には同じ符号を付して説明を省略する。この実施
例では、ビームスプリッタ59の光束分割面59aより
前側が上方に延在され、この延在部59bの上面に、全
反射コーティングにより全反射ミラー61が形成され、
ビームスプリッタ59と全反射ミラー61とが一体に構
成されている。
【0057】この実施例では、ビームスプリッタ59と
全反射ミラー61とを一体に構成したので、部品点数を
低減し組立性を向上することができる。図4は、請求項
1,2,5,6に対応する本発明の第3の実施例であ
り、第1の実施例と同じ機能を有する部分には同じ符号
を付して説明を省略する。この第3の実施例は、35mm
フィルムで使用される撮影レンズ63によって一次結像
面65に作られる36mm×24mm角の空中像を、約9mm
×7mmの有効画素サイズを有する撮像素子19上へ縮小
投影し、画像を電気的信号として記録するための装置で
ある。
全反射ミラー61とを一体に構成したので、部品点数を
低減し組立性を向上することができる。図4は、請求項
1,2,5,6に対応する本発明の第3の実施例であ
り、第1の実施例と同じ機能を有する部分には同じ符号
を付して説明を省略する。この第3の実施例は、35mm
フィルムで使用される撮影レンズ63によって一次結像
面65に作られる36mm×24mm角の空中像を、約9mm
×7mmの有効画素サイズを有する撮像素子19上へ縮小
投影し、画像を電気的信号として記録するための装置で
ある。
【0058】図4では、撮影レンズ63によって集光し
た光束が、45度ミラー67で上方に反射され、焦点板
69に結像した後に、測光光学系71で被写体輝度が測
定され、またファインダー光学系73によって被写体像
が使用者に観察される。一方、撮影時には、45度ミラ
ー67は上方に待避し、シャッター75が開口し、撮影
レンズ63によって結像した空中像が一次結像面65に
結像し、その後に設けられたフィールドレンズ77、リ
レーレンズ79、ビームスプリッタ15を経て第1の実
施例と同様に撮像素子19に入射し結像する。
た光束が、45度ミラー67で上方に反射され、焦点板
69に結像した後に、測光光学系71で被写体輝度が測
定され、またファインダー光学系73によって被写体像
が使用者に観察される。一方、撮影時には、45度ミラ
ー67は上方に待避し、シャッター75が開口し、撮影
レンズ63によって結像した空中像が一次結像面65に
結像し、その後に設けられたフィールドレンズ77、リ
レーレンズ79、ビームスプリッタ15を経て第1の実
施例と同様に撮像素子19に入射し結像する。
【0059】なお、リレーレンズ79は、通常、複数の
枚数のレンズによって構成されるが、説明上、理想的な
一枚の薄いレンズとして示してある。上記の構成におい
ても、第1の実施例と同様に、ビームスプリッタ15へ
入射した光束の一部は撮像素子19へ透過し、その反射
光は再度ビームスプリッタ15で反射し、測光素子25
へ入射する。
枚数のレンズによって構成されるが、説明上、理想的な
一枚の薄いレンズとして示してある。上記の構成におい
ても、第1の実施例と同様に、ビームスプリッタ15へ
入射した光束の一部は撮像素子19へ透過し、その反射
光は再度ビームスプリッタ15で反射し、測光素子25
へ入射する。
【0060】また、ビームスプリッタ15へ入射した残
りの光束は、全反射ミラー21へ反射し、全反射ミラー
21で反射した光束は、再度ビームスプリッタ15を透
過し、測光素子25へ入射する。従って、第1の実施例
と同様に、撮像素子19へ入射する光量を減少すること
なく、測光素子25への入射光量を増やすことが可能で
ある。
りの光束は、全反射ミラー21へ反射し、全反射ミラー
21で反射した光束は、再度ビームスプリッタ15を透
過し、測光素子25へ入射する。従って、第1の実施例
と同様に、撮像素子19へ入射する光量を減少すること
なく、測光素子25への入射光量を増やすことが可能で
ある。
【0061】次に、この第3の実施例の電子カメラの熱
膨張による影響を述べる。先ず、一次結像面65とリレ
ーレンズ79との間の熱膨張と、撮像素子19上での結
像位置の関係について述べる。一次結像面65とリレー
レンズ79との距離をL2、第1結合部材37と第2結
合部材45との接着部である嵌合穴45bとリレーレン
ズ79との距離をL1、第2結合部材45の長さをL0
とする。
膨張による影響を述べる。先ず、一次結像面65とリレ
ーレンズ79との間の熱膨張と、撮像素子19上での結
像位置の関係について述べる。一次結像面65とリレー
レンズ79との距離をL2、第1結合部材37と第2結
合部材45との接着部である嵌合穴45bとリレーレン
ズ79との距離をL1、第2結合部材45の長さをL0
とする。
【0062】また、距離L2を構成する材料を平均した
熱膨張係数をα2とし、同様にL1を構成する材料を平
均した熱膨張係数をα1、第2結合部材45の熱膨張係
数をα0とする。一次結像面65上の像の大きさと、リ
レーレンズ79によって撮像素子19上に投影される像
の大きさの比βは、 β=(L1−L0)/L2 −−−(6) となる。
熱膨張係数をα2とし、同様にL1を構成する材料を平
均した熱膨張係数をα1、第2結合部材45の熱膨張係
数をα0とする。一次結像面65上の像の大きさと、リ
レーレンズ79によって撮像素子19上に投影される像
の大きさの比βは、 β=(L1−L0)/L2 −−−(6) となる。
【0063】ここで、L2が熱膨張により変化した場合
の撮像素子19上での結像位置の変化量△L1は、
(6)式をL2に対して微分することにより、 △L1={(L1-L0)/L2 }2 ×α2 ×L2=β2 ×α2 ×L2---(7) となる。L2が熱膨張を起こすと結像位置は左側へずれ
るので、△L1は左側の方向を正の符号とする。
の撮像素子19上での結像位置の変化量△L1は、
(6)式をL2に対して微分することにより、 △L1={(L1-L0)/L2 }2 ×α2 ×L2=β2 ×α2 ×L2---(7) となる。L2が熱膨張を起こすと結像位置は左側へずれ
るので、△L1は左側の方向を正の符号とする。
【0064】次に、撮影レンズ63の熱膨張による撮像
素子19上での像の左側への移動量をP3とする。な
お、この値に関しては、焦点板69と一次結像面65と
が45度ミラー67に対して共役な位置にあり、使用者
によって焦点板69上で合焦が確認されれば、一次結像
面65上でもほぼ合焦していることから、殆ど無視でき
る。
素子19上での像の左側への移動量をP3とする。な
お、この値に関しては、焦点板69と一次結像面65と
が45度ミラー67に対して共役な位置にあり、使用者
によって焦点板69上で合焦が確認されれば、一次結像
面65上でもほぼ合焦していることから、殆ど無視でき
る。
【0065】そして、フィールドレンズ77の熱膨張に
よる撮像素子19上での像の左側への移動量をP2、リ
レーレンズ79の熱膨張による撮像素子19上での像の
左側への移動量をP1とする。なお、これらの値は、実
験的または数値計算によって求めてよい。以上の変数に
対して温度膨張による影響を吸収するために必要な長さ
L0は、 △L1+L1×α1+P3+P2+P1=L0×α0---(8) の関係を有する。
よる撮像素子19上での像の左側への移動量をP2、リ
レーレンズ79の熱膨張による撮像素子19上での像の
左側への移動量をP1とする。なお、これらの値は、実
験的または数値計算によって求めてよい。以上の変数に
対して温度膨張による影響を吸収するために必要な長さ
L0は、 △L1+L1×α1+P3+P2+P1=L0×α0---(8) の関係を有する。
【0066】従って、(8)式に(7)式を代入して、 α2×L2×β2+L1×α1+P3+P2+P1=L0×α0---(9) となるようにα2、α1、α0、L0を決定すればよ
い。また、(5)式と同様に、熱膨張率のばらつきに対
して余裕をもたせる場合には、 α2×L2×β2+L1×α1+P3+P2+P1-L0 ×α0 <F×N---(10) を満足するα2、α1、α0、L0を決定すればよい。
い。また、(5)式と同様に、熱膨張率のばらつきに対
して余裕をもたせる場合には、 α2×L2×β2+L1×α1+P3+P2+P1-L0 ×α0 <F×N---(10) を満足するα2、α1、α0、L0を決定すればよい。
【0067】この第3の実施例においても第1の実施例
とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例で
は、撮影レンズ63で一次結像面65に結像した被写体
像を、フィールドレンズ77とリレーレンズ79とを有
する縮小光学系81でさらに縮小して撮像素子19に投
影することができる。図5は、請求項1,2,5に対応
する本発明の第4の実施例であり、第1の実施例と同じ
機能を有する部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。
とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実施例で
は、撮影レンズ63で一次結像面65に結像した被写体
像を、フィールドレンズ77とリレーレンズ79とを有
する縮小光学系81でさらに縮小して撮像素子19に投
影することができる。図5は、請求項1,2,5に対応
する本発明の第4の実施例であり、第1の実施例と同じ
機能を有する部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0068】この実施例では、第1結合部材83は、筐
体85に対して、隙間からなる調整代87を介して設け
られており、撮像素子19の調整後に、調整代87に接
着剤を充填するようになっている。なお、この実施例で
は、第1結合部材83と第2結合部材89とをネジ止
め、あるいは接着等により固定しても良い。
体85に対して、隙間からなる調整代87を介して設け
られており、撮像素子19の調整後に、調整代87に接
着剤を充填するようになっている。なお、この実施例で
は、第1結合部材83と第2結合部材89とをネジ止
め、あるいは接着等により固定しても良い。
【0069】この実施例では、第1結合部材83と第2
結合部材89との間に調整代91が設けられ、接着剤が
充填可能とされている。なお、接着剤としてはエポキシ
系の樹脂の他、ハンダなどの溶融金属を使用しても良い
が、周囲の部材が熱膨張を起こさないように冷却しなが
ら接合する必要がある。
結合部材89との間に調整代91が設けられ、接着剤が
充填可能とされている。なお、接着剤としてはエポキシ
系の樹脂の他、ハンダなどの溶融金属を使用しても良い
が、周囲の部材が熱膨張を起こさないように冷却しなが
ら接合する必要がある。
【0070】この第4の実施例においても、筐体85お
よび第1結合部材83の熱膨張量と、第2結合部材89
の熱膨張量を等しくなるように、各部材の熱膨張係数を
設定することにより、熱膨張による画像のボケを防止す
ることができる。そして、この実施例では、第2結合部
材89を、第1結合部材83に嵌合する必要がないの
で、その分設計の自由度を増大することができる。
よび第1結合部材83の熱膨張量と、第2結合部材89
の熱膨張量を等しくなるように、各部材の熱膨張係数を
設定することにより、熱膨張による画像のボケを防止す
ることができる。そして、この実施例では、第2結合部
材89を、第1結合部材83に嵌合する必要がないの
で、その分設計の自由度を増大することができる。
【0071】図6は、請求項4,5に対応する本発明の
第5の実施例であり、第1の実施例と同じ機能を有する
部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。この
実施例では、撮影レンズ11を保持する鏡筒31は、結
合部材93と接続部95にて、接着により接続されてい
る。
第5の実施例であり、第1の実施例と同じ機能を有する
部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。この
実施例では、撮影レンズ11を保持する鏡筒31は、結
合部材93と接続部95にて、接着により接続されてい
る。
【0072】また、撮像素子19を保持する保持部材9
7と結合部材93とは、接続部99にて、接着により接
続されている。そして、接続部95は、接続部99に対
して、光軸方向において、撮像素子19に近い位置に位
置されている。また、結合部材93の熱膨張係数α0
は、鏡筒31の熱膨張係数α1および保持部材97の熱
膨張係数α2より大きくされている。
7と結合部材93とは、接続部99にて、接着により接
続されている。そして、接続部95は、接続部99に対
して、光軸方向において、撮像素子19に近い位置に位
置されている。また、結合部材93の熱膨張係数α0
は、鏡筒31の熱膨張係数α1および保持部材97の熱
膨張係数α2より大きくされている。
【0073】従って、撮影レンズ11の射出瞳位置(こ
の実施例では絞り13の位置と等しい)と接続部95と
の距離L1の熱膨張量と、接続部99と撮像素子19と
の距離L2の熱膨張量とを加えた熱膨張量が、結合部材
93の距離L0の熱膨張量と等しくなるようにL0およ
びL2を選択することにより、射出瞳位置と撮像素子1
9との距離を一定にすることができる。
の実施例では絞り13の位置と等しい)と接続部95と
の距離L1の熱膨張量と、接続部99と撮像素子19と
の距離L2の熱膨張量とを加えた熱膨張量が、結合部材
93の距離L0の熱膨張量と等しくなるようにL0およ
びL2を選択することにより、射出瞳位置と撮像素子1
9との距離を一定にすることができる。
【0074】なお、以上述べた実施例では、本発明を電
子カメラに適用した例について述べたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、フィルム
を受光手段とするカメラあるいはステッパー等の光学機
器に広く適用することができる。また、以上述べた第5
の実施例では、鏡筒31を結合部材93に直接接続した
例について述べたが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、例えば、鏡筒を筐体に接続し、筐体に
結合部材を接続しても良い。
子カメラに適用した例について述べたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、例えば、フィルム
を受光手段とするカメラあるいはステッパー等の光学機
器に広く適用することができる。また、以上述べた第5
の実施例では、鏡筒31を結合部材93に直接接続した
例について述べたが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、例えば、鏡筒を筐体に接続し、筐体に
結合部材を接続しても良い。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の光学機器
では、結合手段の筐体への接続部を、投影手段に対して
受光手段より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体が熱膨張する方向と、結合手段が熱
膨張する方向とが逆の方向になる。
では、結合手段の筐体への接続部を、投影手段に対して
受光手段より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体が熱膨張する方向と、結合手段が熱
膨張する方向とが逆の方向になる。
【0076】従って、筐体の熱膨張量と結合手段の熱膨
張量を同一にすることにより、投影手段と受光手段との
間隔が、温度に関係なく常に一定になり、温度変化によ
り投影手段と受光手段との間隔が変化することを確実に
防止することができる。この結果、投影手段の結像位置
を、受光手段の位置に常に一致させることができる。
張量を同一にすることにより、投影手段と受光手段との
間隔が、温度に関係なく常に一定になり、温度変化によ
り投影手段と受光手段との間隔が変化することを確実に
防止することができる。この結果、投影手段の結像位置
を、受光手段の位置に常に一致させることができる。
【0077】また、結合手段の熱膨張係数を、筐体の熱
膨張係数より大きくしたので、筐体の光軸方向の寸法に
較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなり、コン
パクトな光学機器を得ることができる。請求項2の光学
機器では、分割された第2の筐体に、結合手段を接続す
るようにしたので、投影手段と受光手段との位置調整が
容易になる。
膨張係数より大きくしたので、筐体の光軸方向の寸法に
較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなり、コン
パクトな光学機器を得ることができる。請求項2の光学
機器では、分割された第2の筐体に、結合手段を接続す
るようにしたので、投影手段と受光手段との位置調整が
容易になる。
【0078】請求項3の光学機器では、結合手段の筐体
への接続部を、投影手段に対して保持手段の結合手段へ
の接続部より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体および保持手段が熱膨張する方向
と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向になる。従
って、筐体の熱膨張量と保持手段の熱膨張量とを加えた
熱膨張量と結合手段の熱膨張量とを同一にすることによ
り、投影手段と受光手段との間隔が、温度に関係なく常
に一定になり、温度変化により投影手段と受光手段との
間隔が変化することを確実に防止することができる。
への接続部を、投影手段に対して保持手段の結合手段へ
の接続部より光軸方向に遠くなる位置に設けたので、投
影手段に対して筐体および保持手段が熱膨張する方向
と、結合手段が熱膨張する方向とが逆の方向になる。従
って、筐体の熱膨張量と保持手段の熱膨張量とを加えた
熱膨張量と結合手段の熱膨張量とを同一にすることによ
り、投影手段と受光手段との間隔が、温度に関係なく常
に一定になり、温度変化により投影手段と受光手段との
間隔が変化することを確実に防止することができる。
【0079】また、結合手段の熱膨張係数を、筐体およ
び保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、筐体の光
軸方向の寸法と保持手段の光軸方向の寸法とを加えた寸
法に較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなり、
コンパクトな光学機器を得ることができる。請求項4の
光学機器では、投影手段の結合手段への接続部を、受光
手段に対して保持手段の結合手段への接続部より光軸方
向に近くなる位置に設けたので、投影手段に対して保持
手段が熱膨張する方向と、結合手段が熱膨張する方向と
が逆の方向になる。
び保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、筐体の光
軸方向の寸法と保持手段の光軸方向の寸法とを加えた寸
法に較べて、結合手段の光軸方向の寸法が小さくなり、
コンパクトな光学機器を得ることができる。請求項4の
光学機器では、投影手段の結合手段への接続部を、受光
手段に対して保持手段の結合手段への接続部より光軸方
向に近くなる位置に設けたので、投影手段に対して保持
手段が熱膨張する方向と、結合手段が熱膨張する方向と
が逆の方向になる。
【0080】従って、保持手段の熱膨張量と結合手段の
熱膨張量とを同一にすることにより、投影手段と受光手
段との間隔が、温度に関係なく常に一定になり、温度変
化により投影手段と受光手段との間隔が変化することを
確実に防止することができる。また、結合手段の熱膨張
係数を、保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、保
持手段の光軸方向の寸法に較べて、結合手段の光軸方向
の寸法が小さくなり、コンパクトな光学機器を得ること
ができる。
熱膨張量とを同一にすることにより、投影手段と受光手
段との間隔が、温度に関係なく常に一定になり、温度変
化により投影手段と受光手段との間隔が変化することを
確実に防止することができる。また、結合手段の熱膨張
係数を、保持手段の熱膨張係数より大きくしたので、保
持手段の光軸方向の寸法に較べて、結合手段の光軸方向
の寸法が小さくなり、コンパクトな光学機器を得ること
ができる。
【0081】請求項5の光学機器では、受光手段が、撮
像素子とされるため、投影手段からの被写体像を電気的
映像信号に確実に変換することができる。請求項6の光
学機器では、投影手段が、被写体像を縮小する縮小光学
系とされるため、例えば、撮影レンズで一次結像面に結
像した被写体像を、縮小光学系でさらに縮小して受光手
段に投影することができる。
像素子とされるため、投影手段からの被写体像を電気的
映像信号に確実に変換することができる。請求項6の光
学機器では、投影手段が、被写体像を縮小する縮小光学
系とされるため、例えば、撮影レンズで一次結像面に結
像した被写体像を、縮小光学系でさらに縮小して受光手
段に投影することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の電子カメラを示す断面
図である。
図である。
【図2】第1の実施例における撮像素子の取付の様子を
示す一部断面図である。
示す一部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の電子カメラを示す断面
図である。
図である。
【図4】本発明の第3の実施例の電子カメラを示す断面
図である。
図である。
【図5】本発明の第4の実施例の電子カメラを示す断面
図である。
図である。
【図6】本発明の第5の実施例の電子カメラを示す断面
図である。
図である。
11 撮影レンズ 19 撮像素子 33 筐体 37,83 第1結合部材 45,89 第2結合部材 81 縮小光学系 93 結合部材 97 保持部材
Claims (6)
- 【請求項1】 筐体の一側に保持される投影手段からの
被写体像を、前記筐体の他側に結合手段を介して保持さ
れる受光手段に投影する光学機器において、 前記結合手段の前記筐体への接続部を、前記投影手段に
対して前記受光手段より光軸方向に遠くなる位置に設け
るとともに、前記結合手段の熱膨張係数を、前記筐体の
熱膨張係数より大きくしてなることを特徴とする光学機
器。 - 【請求項2】 請求項1記載の光学機器において、 前記筐体は、前記撮像手段が接続される第1の筐体と、
前記結合手段が接続される第2の筐体とに分割可能とさ
れていることを特徴とする光学機器。 - 【請求項3】 筐体の一側に保持される投影手段からの
被写体像を、前記筐体の他側に保持手段を介して保持さ
れる受光手段に投影する光学機器において、 前記筐体の他側に前記保持手段を結合手段を介して接続
するとともに、前記結合手段の前記筐体への接続部を、
前記投影手段に対して前記保持手段の前記結合手段への
接続部より光軸方向に遠くなる位置に設け、前記結合手
段の熱膨張係数を、前記筐体および保持手段の熱膨張係
数より大きくしてなることを特徴とする光学機器。 - 【請求項4】 結合手段の一側に投影手段を接続すると
ともに、前記結合手段の他側に、保持手段を介して、前
記投影手段からの被写体像を受光する受光手段を配置
し、前記投影手段の前記結合手段への接続部を、前記受
光手段に対して前記保持手段の前記結合手段への接続部
より光軸方向に近くなる位置に設け、前記結合手段の熱
膨張係数を、前記保持手段の熱膨張係数より大きくして
なることを特徴とする光学機器。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
光学機器において、 前記受光手段は、撮像素子であることを特徴とする光学
機器。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項記載の
光学機器において、 前記投影手段は、被写体像を縮小する縮小光学系である
ことを特徴とする光学機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7024256A JPH08220409A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7024256A JPH08220409A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光学機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08220409A true JPH08220409A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12133169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7024256A Pending JPH08220409A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 光学機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08220409A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002529789A (ja) * | 1998-11-05 | 2002-09-10 | ライカ ゲオジステームス アクチエンゲゼルシャフト | 小型化された部品を熱的に安定して支持する装置 |
| JP2005292396A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Sekinosu Kk | 投射レンズユニット |
| WO2016132913A1 (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | コニカミノルタ株式会社 | 光学素子及び光学素子の製造方法 |
| WO2018051634A1 (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 富士フイルム株式会社 | レンズユニット |
| CN110320613A (zh) * | 2018-03-30 | 2019-10-11 | 住友大阪水泥股份有限公司 | 光模块 |
| US20220214519A1 (en) * | 2019-09-30 | 2022-07-07 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection device |
| WO2023282980A3 (en) * | 2021-05-20 | 2023-04-06 | Applied Research Associates, Inc. | Athermal optical frameworks |
| JP2023104480A (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-28 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP7024256A patent/JPH08220409A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002529789A (ja) * | 1998-11-05 | 2002-09-10 | ライカ ゲオジステームス アクチエンゲゼルシャフト | 小型化された部品を熱的に安定して支持する装置 |
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| WO2016132913A1 (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-25 | コニカミノルタ株式会社 | 光学素子及び光学素子の製造方法 |
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| US12379568B2 (en) * | 2019-09-30 | 2025-08-05 | Fujifilm Corporation | Projection lens and projection device |
| WO2023282980A3 (en) * | 2021-05-20 | 2023-04-06 | Applied Research Associates, Inc. | Athermal optical frameworks |
| US12111511B2 (en) | 2021-05-20 | 2024-10-08 | Applied Research Associates, Inc. | Athermal optical frameworks |
| JP2023104480A (ja) * | 2022-01-18 | 2023-07-28 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
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