JPH08220594A - シャッターチャージ機構 - Google Patents

シャッターチャージ機構

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Publication number
JPH08220594A
JPH08220594A JP2829395A JP2829395A JPH08220594A JP H08220594 A JPH08220594 A JP H08220594A JP 2829395 A JP2829395 A JP 2829395A JP 2829395 A JP2829395 A JP 2829395A JP H08220594 A JPH08220594 A JP H08220594A
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JP
Japan
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shutter
driving force
film
shutter charge
lever
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Application number
JP2829395A
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English (en)
Inventor
Motoharu Yabana
基晴 矢花
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Nitto Optical Co Ltd
Original Assignee
Nitto Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャッターチャージ機構であって、磁気記憶
部付きで1駒あたりパーフォレーションが1〜2個しか
ない新規格のフィルムを用いるカメラに使用可能で、フ
ィルムの1駒巻き上げと同時にシャッターチャージを行
う際における各々の作動にズレが生じることがないよう
にする。 【構成】 モータからの駆動力の伝達によりシャッター
チャージを行うようにしたカメラのシャッターチャージ
機構であって、フィルム1駒巻き上げより早くシャッタ
ーチャージが終了するよう設定された駆動力伝達機構部
(例えば、ギア1,2,6等)と、シャッターチャージ
終了後はモータからの駆動力の伝達を断つ駆動力伝達解
除部(例えば、駆動系解除レバー12等)と、を備え
る。そして、駆動力伝達解除部は、シャッターが作動す
ると再び駆動力の伝達を行う。なお、フィルム巻き戻し
時は、駆動力伝達解除部とは無関係に、駆動力の伝達が
断たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記憶部付フィルム
を用いるカメラにおけるシャッターチャージ機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カメラに使用される従来タイプのフィル
ムとしては、1駒あたり複数個のパーフォレーションが
等間隔に設けられており、このパーフォレーションを種
々の方法で計数して1駒巻き上げを行い、所定数に達し
たときに給送停止を行っていた。例えば、レバーの爪が
パーフォレーションに嵌入することにより駒送りを制御
するようにしていた。また、周知のように従来は、フィ
ルム給送によってスプロケットが駆動され、その駆動力
によってシャッターチャージが行われるようになってい
た。
【0003】そして、近頃、新しいタイプのフィルムと
して、情報の書き込み或は読み出しが可能な磁気記憶部
付きのフィルムがあり、このような新規格のフィルムで
は、1駒分に1個もしくは2個のパーフォレーションが
設けられている。このような1駒あたりパーフォレーシ
ョンが1〜2個しかない新規格のフィルムでは、従来の
フィルム給送装置は使用できず、例えば、レバーの爪が
それぞれのパーフォレーションに嵌入してしまうため、
正確な駒送りができなかった。従って、新たなフィルム
給送装置(機構)が必要である。
【0004】このため、本出願人は特願平6−1156
59号にて新しいフィルム給送装置を提案した。この特
願平6−115659号にて提案した新しいフィルム給
送装置は、フィルムの1駒あたり1〜2個しかないパー
フォレーションに係合可能な爪を有し、この爪とパーフ
ォレーションとの係合により回転してフィルムの1駒巻
き上げを検出可能とする回転部材(実施例ではフリース
プロケット)と、この回転部材(フリースプロケット)
の回転に基づきフィルムの1駒巻き上げを検出して駆動
装置の駆動を停止する停止制御装置と、を備えた構成の
ものである。そして、回転部材(フリースプロケット)
は、駆動装置を構成するギア機構のうちのギアの回転に
伴い所定の摩擦力をもって回転可能であり、フィルムの
フィルム巻き上げスプールによる巻き上げ以前におい
て、爪がフィルム面に当接した状態では回転を阻止され
るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平6−115659号にて提案したフィルム給送装置
においては、前述した従来のように、スプロケットによ
ってシャッターチャージ機構を駆動しようとすると、フ
ィルムのパーフォレーションが1駒あたり1〜2個しか
ない上に、爪が1〜2個しかないスプロケットとのフリ
クションによってシャッターチャージを行うだけの力量
が得られないという問題があった。また、爪が1〜2個
しかないスプロケットとのフリクションによるシャッタ
ーチャージを可能とするためには、シャッターチャージ
の力量を小さくしなければ、シャッターチャージが行え
ないが、そうすると、シャッター開放板のバネ力量との
関係から、シャッタースピードが遅くなってしまうとい
う問題があった。
【0006】以上のような問題を解決するためには、シ
ャッターチャージの駆動力をモータから直接取る方法が
考えられる。しかし、このようなシャッターチャージの
駆動力をモータから直接取る方法を前記特願平6−11
5659号にて提案したフィルム給送装置に応用する
と、次のような問題が生じる。即ち、前記特願平6−1
15659号にて提案したフィルム給送装置では、フィ
ルム巻き上げの初期にスプロケットの爪がフィルムに当
たり、スプロケットがスリップ状態となって回転しない
場合があり、フィルムの1駒巻き上げはスプロケットの
回転によって決まるため、シャッターチャージと同調が
取れないという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、磁気記憶部付き
で1駒あたりパーフォレーションが1〜2個しかない新
規格のフィルムを用いるカメラに使用可能で、フィルム
の1駒巻き上げと同時にシャッターチャージを行う際に
おける各々の作動にズレが生じることがないようにした
シャッターチャージ機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、モータからの駆動力の伝達によ
りシャッターチャージを行うようにしたカメラのシャッ
ターチャージ機構であって、フィルム1駒巻き上げより
早くシャッターチャージが終了するよう設定された駆動
力伝達機構部と、シャッターチャージ終了後は前記モー
タからの駆動力の伝達を断つ駆動力伝達解除部と、を備
えた構成を特徴としている。
【0009】そして、請求項2記載の発明は、請求項1
記載のシャッターチャージ機構において、前記駆動力伝
達解除部は、シャッターが作動すると再び前記駆動力の
伝達を行うようにした構成を特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載のシャッターチャージ機構において、フィル
ム巻き戻し時は、前記駆動力伝達解除部とは無関係に、
前記駆動力の伝達が断たれるようにした構成を特徴とし
ている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、モータからの駆
動力伝達機構部をフィルム1駒巻き上げより早くシャッ
ターチャージが終了するよう設定し、シャッターチャー
ジ終了後は駆動力伝達解除部によりモータからの駆動力
伝達を断つように構成したシャッターチャージ機構なの
で、磁気記憶部付きで1駒あたりパーフォレーションが
1〜2個しかない新規格のフィルムを用いるカメラにも
使用可能であって、フィルム1駒巻き上げと同時にシャ
ッターチャージを行う際、各々の作動にズレが生じるこ
とがない。
【0012】そして、請求項2記載の発明によれば、請
求項1記載の駆動力伝達解除部により、シャッターが作
動すると再び駆動力の伝達を行うようにしたので、必要
なシャッターチャージが行える。
【0013】また、請求項3記載の発明によれば、フィ
ルム巻き戻し時は、請求項1または2記載の駆動力伝達
解除部とは無関係に、駆動力伝達が断たれるようにした
シャッターチャージ機構なので、構成の複雑化は招かな
い。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係るシャッターチャージ機
構の実施例を図1から図6に基づいて説明する。先ず、
図1は本発明を適用した一例としてのシャッターチャー
ジ機構の構成を示すもので、フィルム巻き上げ開始状態
を示しており、1は太陽ギア、2は惑星ギア、3はアー
ム、4,5,21はストッパー、6は次のギア、7はシ
ャッターセットカム、8はシャッターセットレバー、
9,14,17,18,23,29はピン、10,1
6,27,30はバネ、11,20,26は回転軸、1
2は駆動系解除レバー、13,15,28は長孔、19
は中間レバー、22はシャッター開放板、24は凹部、
25は係止レバーである。
【0015】即ち、実施例のシャッターチャージ機構に
おいては、図示しない磁気記憶部付きで1駒あたりパー
フォレーションが1〜2個しかない新規格のフィルムを
用いるカメラに適用するものであり、太陽ギア1、惑星
ギア2、アーム3およびストッパー4,5からなる遊星
ギア機構が構成されており、図示しないモータの駆動力
が太陽ギア1に伝達される。なお、モータの駆動力は、
このようにしてシャッターチャージ機構と図示しないフ
ィルム給送機構に図示しないギア列を介して伝達され
る。また、遊星ギア機構は、太陽ギア1の回転中心とな
る回転軸と、惑星ギア2の回転中心となる回転軸をアー
ム3に支持することで、太陽ギア1に噛み合う惑星ギア
2が太陽ギア1の回転軸を中心にアーム3を介して回転
可能となっていて、そのアーム3の回転は両側のストッ
パー4,5によって規制されている。
【0016】そして、惑星ギア2に噛み合い可能な次の
ギア6が配設されており、このギア6には、その回転中
心となる回転軸と一体化してシャッターセットカム7が
配設されている。このシャッターセットカム7は、図示
のように、回転中心に近い位置から径方向に伸びたカム
面を有するもので、そのカム面には、シャッターセット
レバー8に設けたピン9が当接している。即ち、シャッ
ターセットレバー8は、そのピン9がシャッターセット
カム7のカム面に当接する方向に引張コイルバネ10に
より付勢されている。
【0017】さらに、このシャッターセットレバー8の
回転中心となる回転軸11は、駆動系解除レバー12に
形成した長孔13に摺動自在に係合しており、また、シ
ャッターセットレバー8に設けた別のピン14が、駆動
系解除レバー12に形成した別の長孔15に摺動自在に
係合している。そして、シャッターセットレバー8と駆
動系解除レバー12に、ねじりコイルバネ16が掛けら
れている。即ち、シャッターセットレバー8にねじりコ
イルバネ16の一端部が掛けられており、このねじりコ
イルバネ16の他端部は駆動系解除レバー12に掛けら
れている。このねじりコイルバネ16のねじり力によ
り、シャッターセットレバー8および駆動系解除レバー
12は互いに相寄る方向に付勢されている。また、この
ねじりコイルバネ16は、駆動系解除レバー12を後述
する中間レバー19に押し付ける働きをしている。な
お、駆動系解除レバー12は、図示左方向にスライドし
た状態において、その一端部側面が、シャッターセット
レバー8に掛けた引張コイルバネ10の付勢力によっ
て、アーム3上に設けたピン17に当接可能である。
【0018】また、駆動系解除レバー12に設けたピン
18に当接可能な中間レバー19が配設されており、2
0は中間レバー19の回転中心となる回転軸である。こ
の中間レバー19は、駆動系解除レバー12のピン18
と反対側の側面が、ストッパー21に当接可能である。
なお、この中間レバー19の位置によって、駆動系解除
レバー12がアーム3上のピン17と当接するかどうか
が決まる。つまり、中間レバー19が図示反時計廻り方
向に回転した状態(図5参照)で駆動系解除レバー12
が図示時計廻り方向に回転したとき(シャッターセット
レバー8のピン9がシャッターセットカム7の小径部に
落ち込んだとき)、この駆動系解除レバー12が図示左
方向にスライドしているため、アーム3上のピン17と
当接する。また、中間レバー19が図示時計廻り方向に
回転しているとき(図1および図2参照)は、駆動系解
除レバー12が図示時計廻り方向に回転しても、この駆
動系解除レバー12が図示右方向にスライドしているた
め、アーム3上のピン17と当接しない。そして、シャ
ッターセットレバー8と当接可能なピン23を設けたシ
ャッター開放板22が配設されている。このシャッター
開放板22は、モータのフィルム巻き上げ方向の回転に
よって、シャッターセットレバー8の図示反時計廻り方
向への揺動によるピン23との当接により押されて、図
示右方向に移動する。
【0019】さらに、シャッター開放板22には、一側
面に開放した凹部24が形成されており、この凹部24
に係止可能な係止レバー25が配設されている。この係
止レバー25は、ベルクランク型のもので、26は回転
中心となる中間の角部に位置する回転軸であり、引張コ
イルバネ27により図示時計廻り方向に付勢されてい
て、シャッター開放板22が図示右方向にスライドした
状態において、その凹部24に一端部が係止するように
なっている。
【0020】ここで、シャッター開放板22は、その左
右一対の長孔28,28にピン29,29がそれぞれ摺
動自在に係合していて、引張コイルバネ30により図示
左方向に付勢されている。なお、係止レバー25がシャ
ッター開放板22を凹部24で係止できればよく、長孔
28の図示左端部とピン29との間には余裕を持たせて
ある。そして、このシャッター開放板22は、例えば、
実開昭59−73724号公報等で公知のように、図示
しないシャッター羽根を開放可能となっており、これに
より露出が行われる。
【0021】次に、以上の構成による実施例のシャッタ
ーチャージ機構の動作について説明する。図5はシャッ
ターセット完了(シャッターチャージ完了)状態を示し
たもので、図示のように、シャッターセットレバー8の
ピン9が引張コイルバネ10の付勢力によってシャッタ
ーセットカム7の小径部に落ち込んでいて、シャッター
セットレバー8に掛けた引張コイルバネ10の付勢力に
よって駆動系解除レバー12がアーム3上のピン17を
図示下側から押して、惑星ギア2と次のギア6との噛み
合いが外れている。
【0022】また、シャッター開放板22は図示右方向
にスライドした位置にあって、その長孔28,28の図
示左端部にピン29,29がそれぞれ位置していて、シ
ャッター開放板22の凹部24に係止レバー25が引張
コイルバネ27の付勢力によって入り込んで係止状態と
なっている。さらに、シャッター開放板22のピン23
により図示反時計廻り方向に押された中間レバー19
は、駆動系解除レバー12のピン18を図示右側から押
している。この時、シャッターセットレバー8の回転軸
11およびピン14は、駆動系解除レバー12の長孔1
3,15の右端部にそれぞれ位置している。このような
シャッターチャージが完了した状態で、図示しないレリ
ーズボタンを押し下げすると、係止レバー25が引張コ
イルバネ27の付勢力に抗して図示反時計廻り方向に回
転して、シャッター開放板22の凹部24との係止が外
れる。
【0023】これにより、シャッター開放板22は引張
コイルバネ30の付勢力によって図示左方向にスライド
移動する。このシャッター開放板22のスライド移動
は、長孔28,28にそれぞれ摺動自在に係合するピン
29,29のガイド機能によって行われる。こうしてシ
ャッター開放板22が図示左方向にスライドすると、ピ
ン23によって押されていた中間レバー19がフリーに
なり、ねじりコイルバネ16の付勢力により駆動系解除
レバー12が中間レバー19を押しながら図示右方向に
スライドする。そのため、駆動系解除レバー12とピン
17の係合が解除されて、再び惑星ギア2が次のギア6
に噛み合う。また、シャッター開放板22が図示左方向
にスライドすることにより、図示しないシャッター羽根
の開放(露出)を行う。そのシャッター機構に関して
は、前述したように、前記実開昭59−73724号公
報等で公知につき、ここでは詳細な説明を省略する。
【0024】以上の露出が終了すると、図示しない制御
回路によって図示しないモータが回転し始める。このモ
ータの駆動力は、図示しないギア列を介して太陽ギア1
に伝達される。そして、フィルム巻き上げ時には、図1
に示すように、太陽ギア1が図示時計廻り方向に回転
し、遊星ギア機構全体も同じく図示時計廻り方向に回転
する。即ち、アーム3も図示時計廻り方向に回転する
(この時、アーム3は図示下側のストッパー5に突き当
たって規制されている)ため、惑星ギア2が次のギア6
に噛み合い、これにより、ギア6とともにシャッターセ
ットカム7が図示時計廻り方向に回転する。
【0025】このシャッターセットカム7の図示時計廻
り方向の回転によって、そのカム面がシャッターセット
レバー8のピン9を引張コイルバネ10の付勢力に抗し
て押し出していく(図2および図3参照)ため、シャッ
ターセットレバー8がシャッター開放板22のピン23
を図示右方向へ押す。これにより、シャッター開放板2
2が引張コイルバネ30の付勢力に抗して図示右方向に
スライド移動する。なお、この時、駆動系解除レバー1
2は、その長孔13,15に係合するシャッターセット
レバー8の回転軸11およびピン14にそれぞれ沿って
図示右方向に移動し、長孔13,15の図示左端部に回
転軸11およびピン14がそれぞれ位置している。
【0026】また、図2において、中間レバー19は、
駆動系解除レバー12のピン18とストッパー21の間
に挟まれた状態にある。そして、シャッター開放板22
が図示右方向に移動して、図4に示すように、シャッタ
ー開放板22の凹部24に係止レバー25が入り込んで
係止状態となる。これにより、シャッター開放板22が
係止状態となる。
【0027】この状態から進んで、図5に示すように、
シャッターセットレバー8のピン9が引張コイルバネ1
0の付勢力によってシャッターセットカム7の小径部に
落ち込むと、シャッターセットレバー8に掛けた引張コ
イルバネ10の付勢力によって駆動系解除レバー12が
アーム3上のピン17を図示下側から上側へ押し、惑星
ギア2を図示上側へ移動して、次のギア6との噛み合い
が解除される。ここで、以上によるシャッターチャージ
は、フィルム1駒巻き上げより早く完了するようにギア
比が設定されており、以後、フィルム1駒巻き上げが完
了するまでモータの駆動力の伝達を解除する。即ち、そ
の間は、シャッターチャージ機構が停止状態にある。こ
のように、フィルム1駒巻き上げより早くシャッターチ
ャージを完了するようにギア比を設定したのは、フィル
ム巻き太り(スプール上での)による同調のズレを防ぐ
ためである。
【0028】以上のように、フィルム1駒巻き上げより
早くシャッターチャージが終了するよう設定された駆動
力伝達機構部とは、実施例では、遊星ギア機構を含むギ
ア列である。そして、以上によるシャッターチャージ終
了後はモータからの駆動力の伝達を断つための駆動力伝
達解除部が構成されており、即ち、この駆動力伝達解除
部とは、実施例では、遊星ギア機構および駆動系解除レ
バー12から構成されている。
【0029】次に、駆動力伝達解除部を構成する主要部
品としての駆動系解除レバー12の動きについて詳しく
説明する。先ず、フィルム巻き上げ開始時点では、図1
に示すように、駆動系解除レバー12がシャッターセッ
トレバー8との間に掛けたねじりコイルバネ16の付勢
力によって図示右方向にスライドしているため、この駆
動系解除レバー12はアーム3上のピン17とは干渉し
ない。なお、この駆動系解除レバー12のスライド移動
は、長孔13,15にそれぞれ摺動自在に係合する回転
軸11およびピン14のガイド機能によって行われる。
【0030】そして、フィルム巻き上げが進むと、図2
から図3を経て図4に示すように、シャッター開放板2
2上のピン23が中間レバー19を押し、これにより、
この中間レバー19が図示反時計廻り方向に回転する。
この中間レバー19は、その図示反時計廻り方向への回
転に従って、図4に示すように、駆動系解除レバー12
のピン18を図示右方向から押し、これにより、駆動系
解除レバー12が図示左方向にスライド移動する。
【0031】この状態で、前述した如くシャッターセッ
トレバー8のピン9が引張コイルバネ10の付勢力によ
ってシャッターセットカム7の小径部に落ち込んで、図
5に示すように、シャッターセットレバー8が図示時計
廻り方向に回転すると、その回転軸11およびピン14
が長孔13,15の図示右端部にそれぞれ突き当たって
駆動系解除レバー12も、同じく図示時計廻り方向に回
転しながらスライド移動する。従って、駆動系解除レバ
ー12はアーム3上のピン17と当接可能となり、前述
したように、シャッターセットレバー8に掛けた引張コ
イルバネ10の付勢力によって駆動系解除レバー12が
アーム3上のピン17を図示下側から上側へ押して、惑
星ギア2と次のギア6との噛み合いを解除する。この状
態は、フィルム1駒巻き上げが終了するまで続く。
【0032】次に、フィルム巻き戻しの動作を説明す
る。フィルム巻き戻し時には、モータが逆回転するた
め、図6に示すように、そのモータの駆動力は、図示し
ないギア列を介して太陽ギア1に伝達され、この太陽ギ
ア1が図示反時計廻り方向に回転し、遊星ギア機構全体
も同じく図示反時計廻り方向に回転する。そして、アー
ム3も図示反時計廻り方向に回転する(この時、アーム
3は図示上側のストッパー4に突き当たって規制されて
いる)ため、惑星ギア2と次のギア6との噛み合いが外
れ、これにより、フィルム巻き戻し中は、モータからの
駆動力がシャッターチャージ機構に伝達されない。即
ち、フィルム巻き戻し中においては、駆動系解除レバー
12に関係なく、モータからの駆動力がシャッターチャ
ージ機構に伝達されない。
【0033】以上の通り、本発明では、シャッターチャ
ージをフィルム1駒巻き上げより早く完了するように設
定し、完了後はモータからの駆動力伝達を断つ構成とし
たので、実施例のように、磁気記憶部付きで1駒あたり
パーフォレーションが1〜2個しかない新規格のフィル
ムを用いるカメラにも使用可能なシャッターチャージ機
構であり、また、フィルム1駒巻き上げと同時にシャッ
ターチャージを行う際、各々の作動にズレが生じること
がないといった効果が得られる。
【0034】なお、以上の実施例においては、磁気記憶
部付きで1駒あたりパーフォレーションが1〜2個しか
ない新規格のフィルムを用いるカメラにおけるシャッタ
ーチャージ機構としたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、他のカメラに適用してもよい。また、シャ
ッターチャージ機構の具体的な構成部品等も任意であ
り、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るシャッターチャージ機構によれば、モータからの駆動
力伝達機構部をフィルム1駒巻き上げより早くシャッタ
ーチャージが終了するよう設定し、シャッターチャージ
終了後は駆動力伝達解除部によりモータからの駆動力伝
達を断つように構成したため、例えば、磁気記憶部付き
で1駒あたりパーフォレーションが1〜2個しかない新
規格のフィルムを用いるカメラにも使用することがで
き、しかも、フィルム1駒巻き上げと同時にシャッター
チャージを行う際、各々の作動にズレが生じることがな
いといった利点が得られる。
【0036】そして、請求項2記載の発明に係るシャッ
ターチャージ機構によれば、駆動力伝達解除部により、
シャッターが作動すると再び駆動力の伝達を行うように
した構成のため、必要なシャッターチャージを行うこと
ができる。
【0037】また、請求項3記載の発明に係るシャッタ
ーチャージ機構によれば、フィルム巻き戻し時は、駆動
力伝達解除部とは無関係に、駆動力伝達が断たれるよう
にした構成のため、構成の複雑化を招くことがないとい
った利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのシャッターチャ
ージ機構の構成を示すもので、フィルム巻き上げ開始状
態を示した平面図である。
【図2】図1の状態からさらにフィルム巻き上げ動作が
進んだ状態を示した平面図である。
【図3】図2の状態からさらにフィルム巻き上げ動作が
進んだ状態を示した平面図である。
【図4】図3の状態からさらにフィルム巻き上げ動作が
進んだ状態を示した平面図である。
【図5】図4の状態から進んたシャッターセット完了
(シャッターチャージ完了)状態を示した平面図であ
る。
【図6】フィルム巻き戻し状態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 太陽ギア 2 惑星ギア 3 アーム 4,5,21 ストッパー 6 次のギア 7 シャッターセットカム 8 シャッターセットレバー 9,14,17,18,23,29 ピン 10,16,27,30 バネ 11,20,26 回転軸 12 駆動系解除レバー 13,15,28 長孔 19 中間レバー 22 シャッター開放板 24 凹部 25 係止レバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータからの駆動力の伝達によりシャッ
    ターチャージを行うようにしたカメラのシャッターチャ
    ージ機構であって、 フィルム1駒巻き上げより早くシャッターチャージが終
    了するよう設定された駆動力伝達機構部と、 シャッターチャージ終了後は前記モータからの駆動力の
    伝達を断つ駆動力伝達解除部と、を備えたことを特徴と
    するシャッターチャージ機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達解除部は、シャッターが
    作動すると再び前記駆動力の伝達を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のシャッターチャージ機構。
  3. 【請求項3】 フィルム巻き戻し時は、前記駆動力伝達
    解除部とは無関係に、前記駆動力の伝達が断たれること
    を特徴とする請求項1または2記載のシャッターチャー
    ジ機構。
JP2829395A 1995-02-16 1995-02-16 シャッターチャージ機構 Pending JPH08220594A (ja)

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