JPH08221081A - 音伝達装置 - Google Patents
音伝達装置Info
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- JPH08221081A JPH08221081A JP7217858A JP21785895A JPH08221081A JP H08221081 A JPH08221081 A JP H08221081A JP 7217858 A JP7217858 A JP 7217858A JP 21785895 A JP21785895 A JP 21785895A JP H08221081 A JPH08221081 A JP H08221081A
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Landscapes
- Stereophonic System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 目的とする聴取者のみに音声を伝達すること
ができる音伝達装置を提供する。 【解決手段】 集音範囲100側が凹(無指向性スピー
カ36側が凸)となる波面104の合成音波が形成され
るように、各スピーカ36に供給する音声信号の位相を
互いにずらすことにより、合成音波の波面104は徐々
に小さくなることになり、各音声信号の位相差を調整す
ることにより合成音波を集音範囲100に収束させる。
この時、各スピーカ36から発せられる音の音圧が可聴
レベル以下となるように、各スピーカ36に供給する音
声信号の振幅を制御する。合成音波は各スピーカ36か
ら発せられた音波が重ね合わされて形成されるので、集
音範囲100に収束させた音の音圧は可聴レベル以上と
なる。
ができる音伝達装置を提供する。 【解決手段】 集音範囲100側が凹(無指向性スピー
カ36側が凸)となる波面104の合成音波が形成され
るように、各スピーカ36に供給する音声信号の位相を
互いにずらすことにより、合成音波の波面104は徐々
に小さくなることになり、各音声信号の位相差を調整す
ることにより合成音波を集音範囲100に収束させる。
この時、各スピーカ36から発せられる音の音圧が可聴
レベル以下となるように、各スピーカ36に供給する音
声信号の振幅を制御する。合成音波は各スピーカ36か
ら発せられた音波が重ね合わされて形成されるので、集
音範囲100に収束させた音の音圧は可聴レベル以上と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音伝達装置に係
り、特に、複数の無指向性のスピーカを備え、複数のス
ピーカの各々に所定の音声信号を供給することにより複
数のスピーカの各々から音声信号に対応する音を発生さ
せ、予め定められた集音範囲又はオブジェクト(音の伝
達対象としての人間、動物、マイク等)の位置に基づい
て設定した集音範囲に音を伝達する音伝達装置に関す
る。
り、特に、複数の無指向性のスピーカを備え、複数のス
ピーカの各々に所定の音声信号を供給することにより複
数のスピーカの各々から音声信号に対応する音を発生さ
せ、予め定められた集音範囲又はオブジェクト(音の伝
達対象としての人間、動物、マイク等)の位置に基づい
て設定した集音範囲に音を伝達する音伝達装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
所定の場所に集まっている多数の人々のうちの特定の人
への所定の情報の伝達(例えば駅構内における駅職員へ
の業務連絡等)は、前記所定の情報をスピーカにより一
斉放送することにより行うことが一般的である。しかし
ながら、上記のような一斉放送による情報伝達では、前
記特定の人以外の多数の人に対し、無関係な情報を放送
することで騒々しい等の不快感を与える虞れがある。ま
た、情報の機密性も損なわれるので好ましくない。
所定の場所に集まっている多数の人々のうちの特定の人
への所定の情報の伝達(例えば駅構内における駅職員へ
の業務連絡等)は、前記所定の情報をスピーカにより一
斉放送することにより行うことが一般的である。しかし
ながら、上記のような一斉放送による情報伝達では、前
記特定の人以外の多数の人に対し、無関係な情報を放送
することで騒々しい等の不快感を与える虞れがある。ま
た、情報の機密性も損なわれるので好ましくない。
【0003】また、上記に関連して、単一の仮想の球面
上に位置するように複数のスピーカを配置して、各スピ
ーカから同時に同一の音を発生させるか、又は同一平面
上に配置した複数のスピーカから互いに位相をずらして
同一の音を発生させることにより、複数のスピーカの各
々から発せられた音が収束する音の焦点(仮想音源)を
形成させる技術が知られている(特開平3−15950
0号公報参照)。
上に位置するように複数のスピーカを配置して、各スピ
ーカから同時に同一の音を発生させるか、又は同一平面
上に配置した複数のスピーカから互いに位相をずらして
同一の音を発生させることにより、複数のスピーカの各
々から発せられた音が収束する音の焦点(仮想音源)を
形成させる技術が知られている(特開平3−15950
0号公報参照)。
【0004】しかしながら、上記技術は、仮想音源から
放射された音を聴取者に聴取させるものであり、特定の
聴取者に対してのみ音声を伝達するものではない。
放射された音を聴取者に聴取させるものであり、特定の
聴取者に対してのみ音声を伝達するものではない。
【0005】一方、従来より天井に複数のテレビカメラ
を配置し、該複数のテレビカメラにより撮影した画像情
報に基づいて、部屋の中に存在するオブジェクト(所定
の人間、動物、物体等)の位置を検出する画像認識技術
が存在する。
を配置し、該複数のテレビカメラにより撮影した画像情
報に基づいて、部屋の中に存在するオブジェクト(所定
の人間、動物、物体等)の位置を検出する画像認識技術
が存在する。
【0006】しかしながら、オブジェクトが移動する場
合、この移動するオブジェクトに合わせて複数のテレビ
カメラを動かし且つ焦点調整を行うことにより、当該移
動するオブジェクトを撮影していた。このように、テレ
ビカメラを動かし焦点調整を行う必要があるので、オブ
ジェクトを含む画像データを得るまでに遅延時間が発生
するという問題点があった。
合、この移動するオブジェクトに合わせて複数のテレビ
カメラを動かし且つ焦点調整を行うことにより、当該移
動するオブジェクトを撮影していた。このように、テレ
ビカメラを動かし焦点調整を行う必要があるので、オブ
ジェクトを含む画像データを得るまでに遅延時間が発生
するという問題点があった。
【0007】本発明は、上記のような事実を考慮して成
されたものであり、特定のオブジェクトのみに音声を伝
達することができる音伝達装置を提供することを第1の
目的とし、上記の位置検出に関する画像認識技術と音の
伝達技術とを組合せ、音の伝達対象としてのオブジェク
トの位置検出を効率的に行い、その検出位置に基づいて
オブジェクトのみに音声を伝達することができる音伝達
装置を提供することを第2の目的とする。
されたものであり、特定のオブジェクトのみに音声を伝
達することができる音伝達装置を提供することを第1の
目的とし、上記の位置検出に関する画像認識技術と音の
伝達技術とを組合せ、音の伝達対象としてのオブジェク
トの位置検出を効率的に行い、その検出位置に基づいて
オブジェクトのみに音声を伝達することができる音伝達
装置を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の発明は、供給された音声信号
に対応する音を発する複数の無指向性のスピーカと、集
音させるべき領域範囲としての集音範囲を設定し、前記
複数のスピーカの各々から発した音波の波面の包絡面を
波面とする合成音波が前記集音範囲に収束するように前
記複数のスピーカの各々に供給するべき音声信号の位相
を互いにずらして設定し、前記複数のスピーカの各々か
ら発せられた音の音圧が正確に内容を把握することが困
難なレベルとなるように前記音声信号の振幅を設定し、
位相及び振幅を設定した前記音声信号を前記複数のスピ
ーカの各々に供給する制御手段と、を有することを特徴
とする。
るために、請求項1記載の発明は、供給された音声信号
に対応する音を発する複数の無指向性のスピーカと、集
音させるべき領域範囲としての集音範囲を設定し、前記
複数のスピーカの各々から発した音波の波面の包絡面を
波面とする合成音波が前記集音範囲に収束するように前
記複数のスピーカの各々に供給するべき音声信号の位相
を互いにずらして設定し、前記複数のスピーカの各々か
ら発せられた音の音圧が正確に内容を把握することが困
難なレベルとなるように前記音声信号の振幅を設定し、
位相及び振幅を設定した前記音声信号を前記複数のスピ
ーカの各々に供給する制御手段と、を有することを特徴
とする。
【0009】一般に、無指向性のスピーカから発せられ
た音波の波面(同一時刻での振動の状態が全く等しい点
を結んだ面)はスピーカ側を凹とする球面となり、ホイ
ヘンスの原理によれば、この波面上の各点を波源とする
球面波の包絡面が次の波面となる。このようにして波面
が連鎖的に形成されることにより音が伝達される。これ
は複数の無指向性スピーカを略同一の方向を向くように
並べ、各スピーカに略同一のタイミングで同一の音声信
号を供給した場合にも当てはまり、各スピーカから発せ
られた複数の音波が重ね合わされて複数の音波の各々の
波面の包絡面を波面とする合成音波が形成され、この合
成音波は、前記各々の波面の包絡面(すなわち合成音波
の波面)上の各点を波源とする球面波の包絡面が次の波
面となり、音が伝達される。
た音波の波面(同一時刻での振動の状態が全く等しい点
を結んだ面)はスピーカ側を凹とする球面となり、ホイ
ヘンスの原理によれば、この波面上の各点を波源とする
球面波の包絡面が次の波面となる。このようにして波面
が連鎖的に形成されることにより音が伝達される。これ
は複数の無指向性スピーカを略同一の方向を向くように
並べ、各スピーカに略同一のタイミングで同一の音声信
号を供給した場合にも当てはまり、各スピーカから発せ
られた複数の音波が重ね合わされて複数の音波の各々の
波面の包絡面を波面とする合成音波が形成され、この合
成音波は、前記各々の波面の包絡面(すなわち合成音波
の波面)上の各点を波源とする球面波の包絡面が次の波
面となり、音が伝達される。
【0010】上記に基づき請求項1記載の発明では、ま
ず制御手段が、集音させるべき領域範囲としての集音範
囲を設定する。ここで集音範囲は、予め定められた領域
範囲に設定しても良いし、オブジェクトの位置に基づい
て、例えば、該オブジェクトの頭部の位置に設定しても
良い。
ず制御手段が、集音させるべき領域範囲としての集音範
囲を設定する。ここで集音範囲は、予め定められた領域
範囲に設定しても良いし、オブジェクトの位置に基づい
て、例えば、該オブジェクトの頭部の位置に設定しても
良い。
【0011】次に、制御手段は、複数の無指向性スピー
カの各々から発せられた音波の波面の包絡面を波面とす
る合成音波が前記集音範囲に収束するように、前記複数
のスピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにず
らすように設定する。具体的には、前述のように複数の
音波の重ね合わせで形成される合成音波の波面に関して
もホイヘンスの原理が当てはまるので、図5にも示すよ
うに、制御手段が、集音範囲100を設定し、該集音範
囲100側が凹(スピーカ36側が凸)となる波面10
4の合成音波が形成されるように、各スピーカに供給す
る音声信号の位相を互いにずらすように設定する。これ
により、合成音波の波面は徐々に小さくなることになる
ので、各音声信号の位相差を調整することにより合成音
波を集音範囲に収束させることができる。
カの各々から発せられた音波の波面の包絡面を波面とす
る合成音波が前記集音範囲に収束するように、前記複数
のスピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにず
らすように設定する。具体的には、前述のように複数の
音波の重ね合わせで形成される合成音波の波面に関して
もホイヘンスの原理が当てはまるので、図5にも示すよ
うに、制御手段が、集音範囲100を設定し、該集音範
囲100側が凹(スピーカ36側が凸)となる波面10
4の合成音波が形成されるように、各スピーカに供給す
る音声信号の位相を互いにずらすように設定する。これ
により、合成音波の波面は徐々に小さくなることになる
ので、各音声信号の位相差を調整することにより合成音
波を集音範囲に収束させることができる。
【0012】更に制御手段は、複数のスピーカの各々か
ら発せられる音の音圧が正確に内容を把握することが困
難なレベルとなるように(例えば人間の可聴レベル以下
となるように)各スピーカに供給する音声信号の振幅を
設定し、上記のようにして位相及び振幅を設定した音声
信号を複数のスピーカの各々に供給する。そして、複数
の無指向性のスピーカによって、前記供給された音声信
号に対応する音が発せられる。
ら発せられる音の音圧が正確に内容を把握することが困
難なレベルとなるように(例えば人間の可聴レベル以下
となるように)各スピーカに供給する音声信号の振幅を
設定し、上記のようにして位相及び振幅を設定した音声
信号を複数のスピーカの各々に供給する。そして、複数
の無指向性のスピーカによって、前記供給された音声信
号に対応する音が発せられる。
【0013】これにより、集音範囲外に発散する音波に
ついては振幅が微弱となり、スピーカから発せられた音
が集音範囲外で聴取されることが防止される。また、合
成音波は各スピーカから発せられた音波が重ね合わされ
て形成されるので、この合成音波が収束する集音範囲内
では、合成音波によりスピーカから発せられた音が正確
に内容を把握することが可能なレベルの音圧、例えば人
間の可聴レベル以上の音圧で聴取されることになる。従
って、集音範囲内のみに音声を伝達することができる。
ついては振幅が微弱となり、スピーカから発せられた音
が集音範囲外で聴取されることが防止される。また、合
成音波は各スピーカから発せられた音波が重ね合わされ
て形成されるので、この合成音波が収束する集音範囲内
では、合成音波によりスピーカから発せられた音が正確
に内容を把握することが可能なレベルの音圧、例えば人
間の可聴レベル以上の音圧で聴取されることになる。従
って、集音範囲内のみに音声を伝達することができる。
【0014】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記制御手段は、前記複数のスピーカのうち前記集音範
囲からの距離が所定距離よりも短いスピーカに供給する
音声信号の振幅が他のスピーカに供給する音声信号の振
幅よりも大きくなるように、音声信号の振幅を設定する
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記制御手段は、前記複数のスピーカのうち前記集音範
囲からの距離が所定距離よりも短いスピーカに供給する
音声信号の振幅が他のスピーカに供給する音声信号の振
幅よりも大きくなるように、音声信号の振幅を設定する
ことを特徴とする。
【0015】前述した請求項1記載の発明において、複
数のスピーカのうち集音範囲からの距離が小さいスピー
カから発せられる音波は、合成音波の形成に寄与する度
合いが大きい。そこで、請求項2に記載したように、制
御手段が、複数のスピーカのうち集音範囲からの距離が
短いスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカ
に供給する音声信号の振幅よりも大きくなるように、音
声信号の振幅を設定することにより、スピーカから発せ
られた音が集音範囲外で聴取されることなく、集音範囲
内で聴取される音の音量のみを効率的に大きくすること
ができる。
数のスピーカのうち集音範囲からの距離が小さいスピー
カから発せられる音波は、合成音波の形成に寄与する度
合いが大きい。そこで、請求項2に記載したように、制
御手段が、複数のスピーカのうち集音範囲からの距離が
短いスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカ
に供給する音声信号の振幅よりも大きくなるように、音
声信号の振幅を設定することにより、スピーカから発せ
られた音が集音範囲外で聴取されることなく、集音範囲
内で聴取される音の音量のみを効率的に大きくすること
ができる。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記集音範囲に向けて配置された指向性を有する第1の
補助スピーカ及び前記集音範囲の近傍に配置された第2
の補助スピーカの少なくとも一方を更に備え、前記制御
手段は前記第1の補助スピーカ及び前記第2の補助スピ
ーカの少なくとも一方にも音声信号を供給することを特
徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記集音範囲に向けて配置された指向性を有する第1の
補助スピーカ及び前記集音範囲の近傍に配置された第2
の補助スピーカの少なくとも一方を更に備え、前記制御
手段は前記第1の補助スピーカ及び前記第2の補助スピ
ーカの少なくとも一方にも音声信号を供給することを特
徴とする。
【0017】上述した合成音波の収束範囲の大きさは音
波の波長に依存し、音波の波長を直径とする範囲よりも
小さな範囲に、合成音波を収束させることは理論的に不
可能である。これに対し、一般に音声信号には各周波数
の成分が重ね合わされており、集音範囲の大きさにもよ
るが、比較的低い周波数の音成分に関しては集音範囲内
に収束しないことも考えられる。
波の波長に依存し、音波の波長を直径とする範囲よりも
小さな範囲に、合成音波を収束させることは理論的に不
可能である。これに対し、一般に音声信号には各周波数
の成分が重ね合わされており、集音範囲の大きさにもよ
るが、比較的低い周波数の音成分に関しては集音範囲内
に収束しないことも考えられる。
【0018】このため、請求項3記載の発明にも記載し
たように、集音範囲に向けて配置された指向性を有する
第1の補助スピーカ及び集音範囲の近傍に配置された第
2の補助スピーカの少なくとも一方を設け、制御手段
は、第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少な
くとも一方にも音声信号を供給して音を発生させること
が好ましい。これにより、合成音波により伝達される比
較的低い周波数の音成分が集音範囲外に発散すること
で、集音範囲内における低周波帯域の音が不足する場合
にも、第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少
なくとも一方から発せられる音により、集音範囲内で聴
取される、特に低周波帯域の音が充実し、集音範囲内で
聴取される音の音質が向上することになる。
たように、集音範囲に向けて配置された指向性を有する
第1の補助スピーカ及び集音範囲の近傍に配置された第
2の補助スピーカの少なくとも一方を設け、制御手段
は、第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少な
くとも一方にも音声信号を供給して音を発生させること
が好ましい。これにより、合成音波により伝達される比
較的低い周波数の音成分が集音範囲外に発散すること
で、集音範囲内における低周波帯域の音が不足する場合
にも、第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少
なくとも一方から発せられる音により、集音範囲内で聴
取される、特に低周波帯域の音が充実し、集音範囲内で
聴取される音の音質が向上することになる。
【0019】なお、合成音波により伝達される比較的低
い周波数の音成分が集音範囲外に発散することにより、
比較的低い周波数の音が集音範囲外で聴取される場合に
は、制御手段を、複数のスピーカの各々に供給する音声
信号の所定周波数以下の成分を除去又は減衰するように
構成することが好ましい。
い周波数の音成分が集音範囲外に発散することにより、
比較的低い周波数の音が集音範囲外で聴取される場合に
は、制御手段を、複数のスピーカの各々に供給する音声
信号の所定周波数以下の成分を除去又は減衰するように
構成することが好ましい。
【0020】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記制御手段は、前記合成音波の波面に所定値以下の乱
れが生ずるように前記複数のスピーカの各々に供給する
音声信号の位相を互いにずらして設定することを特徴と
する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記制御手段は、前記合成音波の波面に所定値以下の乱
れが生ずるように前記複数のスピーカの各々に供給する
音声信号の位相を互いにずらして設定することを特徴と
する。
【0021】前述したように合成音波の収束範囲の大き
さは音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音
成分に関しては集音範囲内のうちの特定の範囲に過度に
収束し、聴きにくくなることも考えられる。このような
場合には、請求項4に記載したように、制御手段が合成
音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように複数のス
ピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずらし
て設定することが好ましい。これにより、合成音波によ
って伝達される比較的高い周波数の音成分が過度に収束
することが防止され略均一化されるので、集音範囲内に
おいて比較的高い周波数の音が聴き易くなる。
さは音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音
成分に関しては集音範囲内のうちの特定の範囲に過度に
収束し、聴きにくくなることも考えられる。このような
場合には、請求項4に記載したように、制御手段が合成
音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように複数のス
ピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずらし
て設定することが好ましい。これにより、合成音波によ
って伝達される比較的高い周波数の音成分が過度に収束
することが防止され略均一化されるので、集音範囲内に
おいて比較的高い周波数の音が聴き易くなる。
【0022】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、
音響環境の状態を表す情報に基づいて、所定のスピーカ
から発せられた音のうち被反射体に反射した後に集音範
囲に到達する反射音波の波形を前記複数のスピーカの各
々について演算する第1の演算手段と、前記第1の演算
手段により演算された反射音の波形に基づいて、所定の
スピーカから集音範囲に直接到達する音波により前記反
射波が打ち消すために前記所定のスピーカに供給すべき
音声信号の波形を、前記複数のスピーカの各々について
演算する第2の演算手段と、を更に備え、前記制御手段
は、前記第2の演算手段により各スピーカ毎に演算され
た音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給すること
を特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、
音響環境の状態を表す情報に基づいて、所定のスピーカ
から発せられた音のうち被反射体に反射した後に集音範
囲に到達する反射音波の波形を前記複数のスピーカの各
々について演算する第1の演算手段と、前記第1の演算
手段により演算された反射音の波形に基づいて、所定の
スピーカから集音範囲に直接到達する音波により前記反
射波が打ち消すために前記所定のスピーカに供給すべき
音声信号の波形を、前記複数のスピーカの各々について
演算する第2の演算手段と、を更に備え、前記制御手段
は、前記第2の演算手段により各スピーカ毎に演算され
た音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給すること
を特徴とする。
【0023】ところで、壁や天井等で囲まれた室内等の
音響環境において上記のように音を集音させる場合、集
音範囲にはスピーカから直接到達する音以外に、スピー
カから発せられ、被反射体、即ち、壁面、天井、床、カ
ーテン、窓ガラス等に反射した反射音も到達するので、
集音範囲内で聴取される音は、スピーカから直接到達す
る音に上記の反射音が重畳された音となる。従って、集
音範囲内で聴取される音の音質が劣化するという不都合
が生ずる。
音響環境において上記のように音を集音させる場合、集
音範囲にはスピーカから直接到達する音以外に、スピー
カから発せられ、被反射体、即ち、壁面、天井、床、カ
ーテン、窓ガラス等に反射した反射音も到達するので、
集音範囲内で聴取される音は、スピーカから直接到達す
る音に上記の反射音が重畳された音となる。従って、集
音範囲内で聴取される音の音質が劣化するという不都合
が生ずる。
【0024】そこで、請求項5記載の発明では、第1の
演算手段が、音響環境の状態を表す情報、例えば、音響
環境の広さ、気温、被反射体毎の反射係数と位相回転特
性等に基づいて、所定のスピーカから発せられた音のう
ち被反射体に反射した後に集音範囲に到達する反射音波
の波形を複数のスピーカの各々について演算し、第2の
演算手段が第1の演算手段により演算された反射音の波
形に基づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達
する音波により反射波が打ち消されるために所定のスピ
ーカに供給すべき音声信号の波形を、複数のスピーカの
各々について演算する。そして、制御手段が、第2の演
算手段により各スピーカ毎に演算された音声信号を複数
のスピーカの各々に供給する。これにより、壁や天井等
で囲まれた室内等の音響環境において音を集音させる場
合でも、集音範囲内で聴取される音の音質を向上させる
ことができる。
演算手段が、音響環境の状態を表す情報、例えば、音響
環境の広さ、気温、被反射体毎の反射係数と位相回転特
性等に基づいて、所定のスピーカから発せられた音のう
ち被反射体に反射した後に集音範囲に到達する反射音波
の波形を複数のスピーカの各々について演算し、第2の
演算手段が第1の演算手段により演算された反射音の波
形に基づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達
する音波により反射波が打ち消されるために所定のスピ
ーカに供給すべき音声信号の波形を、複数のスピーカの
各々について演算する。そして、制御手段が、第2の演
算手段により各スピーカ毎に演算された音声信号を複数
のスピーカの各々に供給する。これにより、壁や天井等
で囲まれた室内等の音響環境において音を集音させる場
合でも、集音範囲内で聴取される音の音質を向上させる
ことができる。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、
音の伝達対象としてのオブジェクトの位置を検出する位
置検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記位置検出
手段により検出されたオブジェクトの位置に基づいて前
記集音範囲を設定することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、
音の伝達対象としてのオブジェクトの位置を検出する位
置検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記位置検出
手段により検出されたオブジェクトの位置に基づいて前
記集音範囲を設定することを特徴とする。
【0026】この請求項6記載の発明では、制御手段
が、位置検出手段により検出されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定する。例えば、オブジェクト
の頭部の位置を集音範囲として設定する。これにより、
オブジェクトの位置が変化したとしても、該オブジェク
トにのみ音が聴取されるように制御することができる。
なお、位置検出手段は、オブジェクトを含む映像を撮影
するテレビカメラ及び該テレビカメラにより撮影された
映像情報を画像処理してオブジェクトの位置を検出する
画像処理装置で構成したり、室内における温度分布を検
出しオブジェクトの位置を検出する赤外線センサ等で構
成することができる。
が、位置検出手段により検出されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定する。例えば、オブジェクト
の頭部の位置を集音範囲として設定する。これにより、
オブジェクトの位置が変化したとしても、該オブジェク
トにのみ音が聴取されるように制御することができる。
なお、位置検出手段は、オブジェクトを含む映像を撮影
するテレビカメラ及び該テレビカメラにより撮影された
映像情報を画像処理してオブジェクトの位置を検出する
画像処理装置で構成したり、室内における温度分布を検
出しオブジェクトの位置を検出する赤外線センサ等で構
成することができる。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、
前記位置検出手段により位置が検出されたオブジェクト
の耳の位置及び方向を推定する位置推定手段を更に備
え、前記制御手段は、前記位置推定手段により推定され
たオブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジ
ェクトの聴覚の指向性に合った位置に前記集音範囲を設
定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、
前記位置検出手段により位置が検出されたオブジェクト
の耳の位置及び方向を推定する位置推定手段を更に備
え、前記制御手段は、前記位置推定手段により推定され
たオブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジ
ェクトの聴覚の指向性に合った位置に前記集音範囲を設
定することを特徴とする。
【0028】この請求項7記載の発明では、位置推定手
段は位置検出手段により位置が検出されたオブジェクト
の耳の位置及び方向を推定し、制御手段は、位置推定手
段により推定されたオブジェクトの耳の位置及び方向に
基づいて、オブジェクトの聴覚の指向性に合った位置に
集音範囲を設定する。これにより、オブジェクトが音を
より明瞭に聞き取れるようにすることができる。
段は位置検出手段により位置が検出されたオブジェクト
の耳の位置及び方向を推定し、制御手段は、位置推定手
段により推定されたオブジェクトの耳の位置及び方向に
基づいて、オブジェクトの聴覚の指向性に合った位置に
集音範囲を設定する。これにより、オブジェクトが音を
より明瞭に聞き取れるようにすることができる。
【0029】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、
所定のスピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せ
られるべき複数の音に対応する複数の音声信号の位相差
を前記複数のスピーカの各々について演算する第3の演
算手段と、前記第3の演算手段により位相差が演算され
た複数の音声信号を重畳した音声信号の波形を前記複数
のスピーカの各々について演算する第4の演算手段と、
を更に備え、前記制御手段は、前記第4の演算手段によ
り各スピーカ毎に演算された複数の音声信号を重畳した
音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給することを
特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、
所定のスピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せ
られるべき複数の音に対応する複数の音声信号の位相差
を前記複数のスピーカの各々について演算する第3の演
算手段と、前記第3の演算手段により位相差が演算され
た複数の音声信号を重畳した音声信号の波形を前記複数
のスピーカの各々について演算する第4の演算手段と、
を更に備え、前記制御手段は、前記第4の演算手段によ
り各スピーカ毎に演算された複数の音声信号を重畳した
音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給することを
特徴とする。
【0030】複数の集音範囲を設定し各集音範囲に音を
集音したい場合には、請求項8にも記載したように、第
3の演算手段が所定のスピーカから複数の集音範囲の各
々に対して発せられるべき複数の音に対応する複数の音
声信号の位相差を複数のスピーカの各々について演算
し、第4の演算手段が第3の演算手段により位相差が演
算された複数の音声信号を重畳した音声信号の波形を複
数のスピーカの各々について演算する。そして、制御手
段は、第4の演算手段により各スピーカ毎に演算された
複数の音声信号を重畳した音声信号を複数のスピーカの
各々に供給することが好ましい。これにより、本発明に
係る音伝達装置を複数設けることなく、複数の集音範囲
に各々音を集音することができる。
集音したい場合には、請求項8にも記載したように、第
3の演算手段が所定のスピーカから複数の集音範囲の各
々に対して発せられるべき複数の音に対応する複数の音
声信号の位相差を複数のスピーカの各々について演算
し、第4の演算手段が第3の演算手段により位相差が演
算された複数の音声信号を重畳した音声信号の波形を複
数のスピーカの各々について演算する。そして、制御手
段は、第4の演算手段により各スピーカ毎に演算された
複数の音声信号を重畳した音声信号を複数のスピーカの
各々に供給することが好ましい。これにより、本発明に
係る音伝達装置を複数設けることなく、複数の集音範囲
に各々音を集音することができる。
【0031】なお、上記では第3の演算手段が所定のス
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算するので、集音範囲毎に異
なる音を集音させることもできることは言うまでもな
い。
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算するので、集音範囲毎に異
なる音を集音させることもできることは言うまでもな
い。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、
音の伝達対象としてのオブジェクトの位置を検出する位
置検出手段と、前記位置検出手段により位置が検出され
たオブジェクトの左耳の位置及び右耳の位置を推定する
位置推定手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記位
置推定手段により推定された前記左耳及び右耳の位置に
基づいて、各耳に対応した集音範囲を設定することを特
徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、
音の伝達対象としてのオブジェクトの位置を検出する位
置検出手段と、前記位置検出手段により位置が検出され
たオブジェクトの左耳の位置及び右耳の位置を推定する
位置推定手段と、を更に備え、前記制御手段は、前記位
置推定手段により推定された前記左耳及び右耳の位置に
基づいて、各耳に対応した集音範囲を設定することを特
徴とする。
【0033】この請求項9記載の発明では、請求項8の
発明において、位置検出手段がオブジェクトの位置を検
出し、位置推定手段が位置検出手段により位置を検出さ
れたオブジェクトの左耳及び右耳の位置を推定する。制
御手段は、位置推定手段により推定された左耳及び右耳
の位置に基づいて、各耳に対応した集音範囲を設定す
る。例えば、推定された左耳の位置を含む所定の大きさ
の領域範囲を、左耳に対応した集音範囲として設定して
も良い。
発明において、位置検出手段がオブジェクトの位置を検
出し、位置推定手段が位置検出手段により位置を検出さ
れたオブジェクトの左耳及び右耳の位置を推定する。制
御手段は、位置推定手段により推定された左耳及び右耳
の位置に基づいて、各耳に対応した集音範囲を設定す
る。例えば、推定された左耳の位置を含む所定の大きさ
の領域範囲を、左耳に対応した集音範囲として設定して
も良い。
【0034】これにより、オブジェクトの左耳の位置に
対応する集音範囲及び右耳の位置に対応する集音範囲の
各々に、所定音源から発せられた音を該音源に向かって
左側の位置で記録した音、右側の位置で記録した音を集
音することにより、オブジェクトにステレオ感を感じさ
せることができる。
対応する集音範囲及び右耳の位置に対応する集音範囲の
各々に、所定音源から発せられた音を該音源に向かって
左側の位置で記録した音、右側の位置で記録した音を集
音することにより、オブジェクトにステレオ感を感じさ
せることができる。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、音の伝達対象としてのオブジェクトが予め定められ
た集音範囲内に到来したか否かを検出するオブジェクト
検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記オブジェク
ト検出手段により集音範囲内にオブジェクトが到来した
ことが検出された場合に、前記複数のスピーカの各々に
音声信号を供給することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、音の伝達対象としてのオブジェクトが予め定められ
た集音範囲内に到来したか否かを検出するオブジェクト
検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記オブジェク
ト検出手段により集音範囲内にオブジェクトが到来した
ことが検出された場合に、前記複数のスピーカの各々に
音声信号を供給することを特徴とする。
【0036】この請求項10記載の発明では、検出手段
がオブジェクトが予め定められた集音範囲内に到来した
か否かを検出する。制御手段は、検出手段によりオブジ
ェクトが集音範囲内に到来したと検出された場合に、複
数のスピーカの各々に音声信号を供給する。これによ
り、オブジェクトが集音範囲内に到来した場合のみ、集
音範囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞かせる
ことができるので、例えば、オブジェクトが所定の展示
物の前に到来した場合に、当該展示物を説明するアナウ
ンスを集音することにより、オブジェクトに上記のアナ
ウンスを最初から聞かせることができる。
がオブジェクトが予め定められた集音範囲内に到来した
か否かを検出する。制御手段は、検出手段によりオブジ
ェクトが集音範囲内に到来したと検出された場合に、複
数のスピーカの各々に音声信号を供給する。これによ
り、オブジェクトが集音範囲内に到来した場合のみ、集
音範囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞かせる
ことができるので、例えば、オブジェクトが所定の展示
物の前に到来した場合に、当該展示物を説明するアナウ
ンスを集音することにより、オブジェクトに上記のアナ
ウンスを最初から聞かせることができる。
【0037】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項11記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、音響環境の状態を検出する環境検出手段を更に備
え、前記制御手段は、前記環境検出手段によって検出さ
れた音響環境の状態が変化した場合に、変化した音響環
境の状態に基づいて前記複数のスピーカの各々に供給す
る音声信号の振幅及び位相差の少なくとも一方を変更す
ることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、音響環境の状態を検出する環境検出手段を更に備
え、前記制御手段は、前記環境検出手段によって検出さ
れた音響環境の状態が変化した場合に、変化した音響環
境の状態に基づいて前記複数のスピーカの各々に供給す
る音声信号の振幅及び位相差の少なくとも一方を変更す
ることを特徴とする。
【0038】この請求項11記載の発明では、環境検出
手段が音響環境の状態、例えば、室内の温度、スピーカ
から発せられた音を反射する被反射体としての部屋の壁
面、床面、天井等の状態(例えば窓ガラスにカーテンが
かかっているか否か等)を検出する。制御手段は、環境
検出手段によって検出された音響環境の状態が変化した
場合に、変化した音響環境の状態に基づいて複数のスピ
ーカの各々に供給する音声信号の反射波打ち消し成分の
振幅及び位相差の少なくとも一方を変更する。これによ
り、音響環境の状態の変化に拘わらず、集音範囲内で聴
取される音の音質を向上させることができる。
手段が音響環境の状態、例えば、室内の温度、スピーカ
から発せられた音を反射する被反射体としての部屋の壁
面、床面、天井等の状態(例えば窓ガラスにカーテンが
かかっているか否か等)を検出する。制御手段は、環境
検出手段によって検出された音響環境の状態が変化した
場合に、変化した音響環境の状態に基づいて複数のスピ
ーカの各々に供給する音声信号の反射波打ち消し成分の
振幅及び位相差の少なくとも一方を変更する。これによ
り、音響環境の状態の変化に拘わらず、集音範囲内で聴
取される音の音質を向上させることができる。
【0039】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項12記載の発明は、供給された音声信号に対応す
る音を発する複数の無指向性のスピーカと、予め定めら
れた位置に配置された広角固定焦点レンズを備え、音の
伝達対象としてのオブジェクトを含む領域を撮影する撮
影手段と、前記撮影手段により撮影された領域の画像情
報よりオブジェクトの位置を認識する位置認識手段と、
前記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各
々から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波
が前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの
各々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設
定し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音
圧が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよ
うに前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定
した前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給す
る制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項12記載の発明は、供給された音声信号に対応す
る音を発する複数の無指向性のスピーカと、予め定めら
れた位置に配置された広角固定焦点レンズを備え、音の
伝達対象としてのオブジェクトを含む領域を撮影する撮
影手段と、前記撮影手段により撮影された領域の画像情
報よりオブジェクトの位置を認識する位置認識手段と、
前記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各
々から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波
が前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの
各々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設
定し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音
圧が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよ
うに前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定
した前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給す
る制御手段と、を有することを特徴とする。
【0040】この請求項12記載の発明では、撮影手段
は、予め定められた位置に配置された広角固定焦点レン
ズを備えている。これにより、オブジェクトが移動して
いる場合、静止している場合を問わず、撮影手段(例え
ばテレビカメラ等)の向きをオブジェクトの移動に追従
させて変更させることなく、オブジェクトを撮影するこ
とができる。また、物や人・動物等のオブジェクトは床
や地面からの高さが概ね決まっており、更に、広角固定
焦点レンズは焦点深度が大きいという特性を有している
ので、撮影手段が焦点調整機構を有していなくても、即
ち焦点調整を行うことなく、オブジェクトを撮影するこ
とができる。
は、予め定められた位置に配置された広角固定焦点レン
ズを備えている。これにより、オブジェクトが移動して
いる場合、静止している場合を問わず、撮影手段(例え
ばテレビカメラ等)の向きをオブジェクトの移動に追従
させて変更させることなく、オブジェクトを撮影するこ
とができる。また、物や人・動物等のオブジェクトは床
や地面からの高さが概ね決まっており、更に、広角固定
焦点レンズは焦点深度が大きいという特性を有している
ので、撮影手段が焦点調整機構を有していなくても、即
ち焦点調整を行うことなく、オブジェクトを撮影するこ
とができる。
【0041】このように、オブジェクトの移動に追従し
た撮影手段の向きの変更や焦点調整を行うことなく、オ
ブジェクトの位置を速やかに認識することができる。ま
た、上記のような撮影手段の向きの変更や焦点調整を行
うための機械的な作動機構が不要となるので、撮影手段
並びに音抽出装置の構造を簡単にすることができると共
に、機械的な作動部を減らすことにより耐久性を向上さ
せることができる。
た撮影手段の向きの変更や焦点調整を行うことなく、オ
ブジェクトの位置を速やかに認識することができる。ま
た、上記のような撮影手段の向きの変更や焦点調整を行
うための機械的な作動機構が不要となるので、撮影手段
並びに音抽出装置の構造を簡単にすることができると共
に、機械的な作動部を減らすことにより耐久性を向上さ
せることができる。
【0042】なお、広角固定焦点レンズの配置位置とし
ては、例えば、部屋の天井等の平面部の他、天井と壁と
の2面が作る角部や、天井と壁2面との計3面が作る角
部とすることができる。
ては、例えば、部屋の天井等の平面部の他、天井と壁と
の2面が作る角部や、天井と壁2面との計3面が作る角
部とすることができる。
【0043】さらに、請求項12記載の発明では、上記
のような撮影手段により撮影された領域の画像情報よ
り、画像認識手段によってオブジェクトの位置を認識
し、制御手段が、このオブジェクトの位置に基づいて集
音範囲を設定する。例えば、オブジェクトが人間である
場合、該オブジェクトの頭部の位置を集音範囲として設
定しても良い。
のような撮影手段により撮影された領域の画像情報よ
り、画像認識手段によってオブジェクトの位置を認識
し、制御手段が、このオブジェクトの位置に基づいて集
音範囲を設定する。例えば、オブジェクトが人間である
場合、該オブジェクトの頭部の位置を集音範囲として設
定しても良い。
【0044】そして、制御手段は、上記請求項1記載の
発明と同様に、複数の無指向性スピーカの各々から発せ
られた音波の波面の包絡面を波面とする合成音波が前記
集音範囲に収束するように、前記複数のスピーカの各々
に供給する音声信号の位相を互いにずらすように設定
し、複数のスピーカの各々から発せられる音の音圧が正
確に内容を把握することが困難なレベルとなるように前
記音声信号の振幅を設定する。さらに、制御手段がこの
ようにして位相及び振幅を設定した音声信号を複数のス
ピーカの各々に供給すると、複数の無指向性のスピーカ
によって、前記供給された音声信号に対応する音が発せ
られる。
発明と同様に、複数の無指向性スピーカの各々から発せ
られた音波の波面の包絡面を波面とする合成音波が前記
集音範囲に収束するように、前記複数のスピーカの各々
に供給する音声信号の位相を互いにずらすように設定
し、複数のスピーカの各々から発せられる音の音圧が正
確に内容を把握することが困難なレベルとなるように前
記音声信号の振幅を設定する。さらに、制御手段がこの
ようにして位相及び振幅を設定した音声信号を複数のス
ピーカの各々に供給すると、複数の無指向性のスピーカ
によって、前記供給された音声信号に対応する音が発せ
られる。
【0045】これにより、集音範囲外に発散する音波に
ついては振幅が微弱となり、スピーカから発せられた音
が集音範囲外で聴取されることが防止され、合成音波は
各スピーカから発せられた音波が重ね合わされて形成さ
れるので、この合成音波が収束する集音範囲内では、正
確に内容を把握することが可能なレベルの音圧で聴取さ
れることになる。従って、オブジェクトの位置に基づい
て設定された集音範囲内のみに音声を伝達することがで
きる。
ついては振幅が微弱となり、スピーカから発せられた音
が集音範囲外で聴取されることが防止され、合成音波は
各スピーカから発せられた音波が重ね合わされて形成さ
れるので、この合成音波が収束する集音範囲内では、正
確に内容を把握することが可能なレベルの音圧で聴取さ
れることになる。従って、オブジェクトの位置に基づい
て設定された集音範囲内のみに音声を伝達することがで
きる。
【0046】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明におい
て、前記撮影手段は複数設けられており、各撮影手段
は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に配置された
エリアセンサを更に備え、前記位置認識手段は、該複数
の撮影手段により撮影された各々異なる撮影情報を処理
してオブジェクトの形状を認識する形状認識手段と、前
記形状認識手段により認識されたオブジェクトの3次元
座標を演算する3次元座標演算手段と、を含んで構成さ
れたことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明におい
て、前記撮影手段は複数設けられており、各撮影手段
は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に配置された
エリアセンサを更に備え、前記位置認識手段は、該複数
の撮影手段により撮影された各々異なる撮影情報を処理
してオブジェクトの形状を認識する形状認識手段と、前
記形状認識手段により認識されたオブジェクトの3次元
座標を演算する3次元座標演算手段と、を含んで構成さ
れたことを特徴とする。
【0047】この請求項13記載の発明では、撮影手段
は複数設けられており、各撮影手段は、広角固定焦点レ
ンズによる結像点に配置されたエリアセンサを更に備え
ている。即ち、撮影手段によって、広角固定焦点レンズ
を介して撮影されたオブジェクトの像はエリアセンサ上
に結像される。このようにして、複数の撮影手段によ
り、オブジェクトを含む領域が各々異なる位置から撮影
される。
は複数設けられており、各撮影手段は、広角固定焦点レ
ンズによる結像点に配置されたエリアセンサを更に備え
ている。即ち、撮影手段によって、広角固定焦点レンズ
を介して撮影されたオブジェクトの像はエリアセンサ上
に結像される。このようにして、複数の撮影手段によ
り、オブジェクトを含む領域が各々異なる位置から撮影
される。
【0048】形状認識手段により複数の撮影手段で撮影
された各々異なる撮影情報が処理されてオブジェクトの
形状が認識される。オブジェクトの形状を認識するに
は、例えば、後述する請求項14記載の発明のように、
3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想
的に細分割することにより得られる多数の立方体状の微
小空間のうち、オブジェクトが占有する微小空間により
形成される領域を求めることにより認識してもよいし、
また、例えば、複数の撮影手段により各々異なる撮影情
報を平面化した画像情報に変換し、該変換された画像情
報から少なくともオブジェクトの正面、背面、左側面、
右側面及び平面の画像情報を求め、該求められた画像情
報を合成して認識してもよい。
された各々異なる撮影情報が処理されてオブジェクトの
形状が認識される。オブジェクトの形状を認識するに
は、例えば、後述する請求項14記載の発明のように、
3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想
的に細分割することにより得られる多数の立方体状の微
小空間のうち、オブジェクトが占有する微小空間により
形成される領域を求めることにより認識してもよいし、
また、例えば、複数の撮影手段により各々異なる撮影情
報を平面化した画像情報に変換し、該変換された画像情
報から少なくともオブジェクトの正面、背面、左側面、
右側面及び平面の画像情報を求め、該求められた画像情
報を合成して認識してもよい。
【0049】3次元座標演算手段により形状認識手段で
認識されたオブジェクト又は該オブジェクトの所定の部
位の3次元座標が演算される。一般にオブジェクトは点
とは限らず点の集合体であるので、オブジェクトが含む
点の全ての3次元座標を全て演算してもよいし、オブジ
ェクトと3次元空間とを画する境界に属する点の全ての
3次元座標を演算してもよい。また、例えば特定の位置
を予め設定(記憶)しておいて該特定の位置の3次元座
標を演算することにより、高さや長さ等を求めても良
い。
認識されたオブジェクト又は該オブジェクトの所定の部
位の3次元座標が演算される。一般にオブジェクトは点
とは限らず点の集合体であるので、オブジェクトが含む
点の全ての3次元座標を全て演算してもよいし、オブジ
ェクトと3次元空間とを画する境界に属する点の全ての
3次元座標を演算してもよい。また、例えば特定の位置
を予め設定(記憶)しておいて該特定の位置の3次元座
標を演算することにより、高さや長さ等を求めても良
い。
【0050】このようにして画像認識手段を構成する形
状認識手段及び3次元座標演算手段によって、オブジェ
クトの3次元座標を速やかに求め、オブジェクトの位置
を速やかに認識することができる。
状認識手段及び3次元座標演算手段によって、オブジェ
クトの3次元座標を速やかに求め、オブジェクトの位置
を速やかに認識することができる。
【0051】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明におい
て、前記形状認識手段は、前記複数の撮影手段により撮
影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空間を
X軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分割す
ることにより得られる多数の立方体状の微小空間のう
ち、オブジェクトが占有する微小空間により形成される
領域を求めることによりオブジェクトの形状を認識する
ことを特徴とする。この請求項14記載の発明では、形
状認識手段により、3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の
各方向に沿って仮想的に細分割することにより得られる
多数の立方体状の微小空間のうち、オブジェクトが占有
する微小空間により形成される領域を求めることにより
オブジェクトの形状を認識する。ここで、微小領域はエ
リアセンサの解像度の限界まで細分化することができ
る。このため、オブジェクトの形状を細部まで認識する
ことができる。
請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明におい
て、前記形状認識手段は、前記複数の撮影手段により撮
影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空間を
X軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分割す
ることにより得られる多数の立方体状の微小空間のう
ち、オブジェクトが占有する微小空間により形成される
領域を求めることによりオブジェクトの形状を認識する
ことを特徴とする。この請求項14記載の発明では、形
状認識手段により、3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の
各方向に沿って仮想的に細分割することにより得られる
多数の立方体状の微小空間のうち、オブジェクトが占有
する微小空間により形成される領域を求めることにより
オブジェクトの形状を認識する。ここで、微小領域はエ
リアセンサの解像度の限界まで細分化することができ
る。このため、オブジェクトの形状を細部まで認識する
ことができる。
【0052】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項15記載の発明は、請求項13記載の発明におい
て、前記形状認識手段は、前記複数の撮影手段により撮
影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空間を
X軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分割す
ることにより得られる多数の立方体状の微小空間のう
ち、各撮影手段からオブジェクトを投影する視野角内に
含まれる微小空間をそれぞれ抽出し、抽出した微小空間
の全てに含まれる微小空間により形成される領域を求め
ることによりオブジェクトの形状を認識することを特徴
とする。
請求項15記載の発明は、請求項13記載の発明におい
て、前記形状認識手段は、前記複数の撮影手段により撮
影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空間を
X軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分割す
ることにより得られる多数の立方体状の微小空間のう
ち、各撮影手段からオブジェクトを投影する視野角内に
含まれる微小空間をそれぞれ抽出し、抽出した微小空間
の全てに含まれる微小空間により形成される領域を求め
ることによりオブジェクトの形状を認識することを特徴
とする。
【0053】上述した請求項13記載の複数の撮影手段
により撮影された画像情報には、例えば図34に示すよ
うに影(死角)の領域が生ずる。そこで、請求項15に
記載したように、形状認識手段が、複数の撮影手段によ
り撮影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空
間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分
割することにより得られる多数の立方体状の微小空間の
うち、各撮影手段からオブジェクトを投影する視野角内
に含まれる微小空間をそれぞれ抽出し、抽出した微小空
間の全てに含まれる微小空間により形成される領域を求
めることによりオブジェクトの形状を認識する。
により撮影された画像情報には、例えば図34に示すよ
うに影(死角)の領域が生ずる。そこで、請求項15に
記載したように、形状認識手段が、複数の撮影手段によ
り撮影された各々異なる画像情報に基づいて、3次元空
間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想的に細分
割することにより得られる多数の立方体状の微小空間の
うち、各撮影手段からオブジェクトを投影する視野角内
に含まれる微小空間をそれぞれ抽出し、抽出した微小空
間の全てに含まれる微小空間により形成される領域を求
めることによりオブジェクトの形状を認識する。
【0054】このようにしてオブジェクトの形状を認識
することにより、影(死角)の領域を排除することがで
き、オブジェクトの形状を正確に認識することができ
る。
することにより、影(死角)の領域を排除することがで
き、オブジェクトの形状を正確に認識することができ
る。
【0055】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項16記載の発明は、請求項12記載の発明におい
て、前記撮影手段は複数設けられており、各撮影手段
は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に配置された
エリアセンサを更に備え、前記位置認識手段は、各撮影
手段のエリアセンサ上に結像された2次元座標を取得
し、該取得した複数の2次元座標に基づいてオブジェク
トの位置を認識する、ことを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項12記載の発明におい
て、前記撮影手段は複数設けられており、各撮影手段
は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に配置された
エリアセンサを更に備え、前記位置認識手段は、各撮影
手段のエリアセンサ上に結像された2次元座標を取得
し、該取得した複数の2次元座標に基づいてオブジェク
トの位置を認識する、ことを特徴とする。
【0056】この請求項16記載の発明では、複数の撮
影手段の各々のエリアセンサ上の点の2次元座標が分か
れば3次元座標を逆算することができるので、画像認識
手段が、各撮影手段のエリアセンサ上に結像された2次
元座標を取得し、該取得した複数の2次元座標に基づい
てオブジェクトの位置(3次元座標)を正確に認識する
ことができる。
影手段の各々のエリアセンサ上の点の2次元座標が分か
れば3次元座標を逆算することができるので、画像認識
手段が、各撮影手段のエリアセンサ上に結像された2次
元座標を取得し、該取得した複数の2次元座標に基づい
てオブジェクトの位置(3次元座標)を正確に認識する
ことができる。
【0057】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項17記載の発明は、供給された音声信号に対応す
る音を発する複数の無指向性のスピーカと、予め定めら
れた位置に配置された広角固定焦点レンズ及び該レンズ
による結像点に配設されたエリアセンサを備え、音の伝
達対象としてのオブジェクトを含む領域を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段の近傍に配置され、前記エリアセ
ンサ上に結像するようにオブジェクトの像を反射する反
射手段と、前記反射手段により反射されて前記エリアセ
ンサ上に結像されたオブジェクト像、及び前記反射手段
により反射されることなく前記エリアセンサ上に結像さ
れたオブジェクト像の各々の該エリアセンサ上における
2次元座標を取得し、該取得した複数の2次元座標に基
づいてオブジェクトの3次元座標を演算することによ
り、オブジェクトの位置を認識する位置認識手段と、前
記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置に
基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各々
から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波が
前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの各
々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設定
し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音圧
が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよう
に前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定し
た前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給する
制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項17記載の発明は、供給された音声信号に対応す
る音を発する複数の無指向性のスピーカと、予め定めら
れた位置に配置された広角固定焦点レンズ及び該レンズ
による結像点に配設されたエリアセンサを備え、音の伝
達対象としてのオブジェクトを含む領域を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段の近傍に配置され、前記エリアセ
ンサ上に結像するようにオブジェクトの像を反射する反
射手段と、前記反射手段により反射されて前記エリアセ
ンサ上に結像されたオブジェクト像、及び前記反射手段
により反射されることなく前記エリアセンサ上に結像さ
れたオブジェクト像の各々の該エリアセンサ上における
2次元座標を取得し、該取得した複数の2次元座標に基
づいてオブジェクトの3次元座標を演算することによ
り、オブジェクトの位置を認識する位置認識手段と、前
記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置に
基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各々
から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波が
前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの各
々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設定
し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音圧
が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよう
に前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定し
た前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給する
制御手段と、を有することを特徴とする。
【0058】この請求項17記載の発明では、撮影手段
が、予め定められた位置に配置された広角固定焦点レン
ズ及び該レンズによる結像点に配設されたエリアセンサ
を備えている。また、撮影手段により、オブジェクトを
含む領域が撮影される。
が、予め定められた位置に配置された広角固定焦点レン
ズ及び該レンズによる結像点に配設されたエリアセンサ
を備えている。また、撮影手段により、オブジェクトを
含む領域が撮影される。
【0059】反射手段は撮影手段の近傍に配置されてい
る。この反射手段は、例えば図39の(G)〜(L)に
示したように、壁に沿って配置したり、L字型でもよ
く、また、湾曲したものであってもよい。反射手段によ
りエリアセンサ上に結像するようにオブジェクトの像が
反射される。
る。この反射手段は、例えば図39の(G)〜(L)に
示したように、壁に沿って配置したり、L字型でもよ
く、また、湾曲したものであってもよい。反射手段によ
りエリアセンサ上に結像するようにオブジェクトの像が
反射される。
【0060】そして、画像認識手段は、反射手段により
反射されてエリアセンサ上に結像されたオブジェクト
像、及び反射手段により反射されることなくエリアセン
サ上に結像されたオブジェクト像の各々のエリアセンサ
上における2次元座標を取得する。このようにして、撮
影手段がたとえ1つであっても、その単一の撮影手段に
備えたエリアセンサに複数のオブジェクト像が結像さ
れ、複数の2次元座標が取得されることになる。従っ
て、上述した請求項16記載の発明と同様に、画像認識
手段は、取得した複数の2次元座標に基づいてオブジェ
クトの位置(3次元座標)を正確に認識することができ
る。
反射されてエリアセンサ上に結像されたオブジェクト
像、及び反射手段により反射されることなくエリアセン
サ上に結像されたオブジェクト像の各々のエリアセンサ
上における2次元座標を取得する。このようにして、撮
影手段がたとえ1つであっても、その単一の撮影手段に
備えたエリアセンサに複数のオブジェクト像が結像さ
れ、複数の2次元座標が取得されることになる。従っ
て、上述した請求項16記載の発明と同様に、画像認識
手段は、取得した複数の2次元座標に基づいてオブジェ
クトの位置(3次元座標)を正確に認識することができ
る。
【0061】このように反射手段により、もう1つのオ
ブジェクト像をエリアセンサ上に結像させることができ
るので、撮影手段が1つであってもオブジェクトの3次
元座標を演算し、オブジェクトの位置を正確に認識する
ことができる。
ブジェクト像をエリアセンサ上に結像させることができ
るので、撮影手段が1つであってもオブジェクトの3次
元座標を演算し、オブジェクトの位置を正確に認識する
ことができる。
【0062】また、請求項17記載の発明では、上記の
ようにして画像認識手段によってオブジェクトの位置を
認識し、請求項12記載の発明と同様の要領で、制御手
段によってオブジェクトの位置に基づいて集音位置を設
定した後、該集音範囲内のみに音声を伝達することがで
きる。
ようにして画像認識手段によってオブジェクトの位置を
認識し、請求項12記載の発明と同様の要領で、制御手
段によってオブジェクトの位置に基づいて集音位置を設
定した後、該集音範囲内のみに音声を伝達することがで
きる。
【0063】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項18記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記複数
のスピーカのうち前記集音範囲からの距離が所定距離よ
りも短いスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピ
ーカに供給する音声信号の振幅よりも大きくなるよう
に、音声信号の振幅を設定することを特徴とする。
請求項18記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記複数
のスピーカのうち前記集音範囲からの距離が所定距離よ
りも短いスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピ
ーカに供給する音声信号の振幅よりも大きくなるよう
に、音声信号の振幅を設定することを特徴とする。
【0064】この請求項18記載の発明では、請求項2
記載の発明と同様に、複数のスピーカのうち集音範囲か
らの距離が小さいスピーカから発せられる音波は、合成
音波の形成に寄与する度合いが大きいので、制御手段に
よって、複数のスピーカのうち集音範囲からの距離が小
さいスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカ
に供給する音声信号の振幅よりも大きくなるように、音
声信号の振幅を設定することにより、スピーカから発せ
られた音が集音範囲外で聴取されることなく、集音範囲
内で聴取される音の音量のみを効率的に大きくすること
ができる。
記載の発明と同様に、複数のスピーカのうち集音範囲か
らの距離が小さいスピーカから発せられる音波は、合成
音波の形成に寄与する度合いが大きいので、制御手段に
よって、複数のスピーカのうち集音範囲からの距離が小
さいスピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカ
に供給する音声信号の振幅よりも大きくなるように、音
声信号の振幅を設定することにより、スピーカから発せ
られた音が集音範囲外で聴取されることなく、集音範囲
内で聴取される音の音量のみを効率的に大きくすること
ができる。
【0065】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項19記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記集音範囲に向けて配置
された指向性を有する第1の補助スピーカ及び前記集音
範囲の近傍に配置された第2の補助スピーカの少なくと
も一方を更に備え、前記制御手段は前記第1の補助スピ
ーカ及び前記第2の補助スピーカの少なくとも一方にも
音声信号を供給することを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記集音範囲に向けて配置
された指向性を有する第1の補助スピーカ及び前記集音
範囲の近傍に配置された第2の補助スピーカの少なくと
も一方を更に備え、前記制御手段は前記第1の補助スピ
ーカ及び前記第2の補助スピーカの少なくとも一方にも
音声信号を供給することを特徴とする。
【0066】この請求項19記載の発明では、請求項3
記載の発明と同様に、合成音波により伝達される比較的
低い周波数の音成分が集音範囲外に発散することで、集
音範囲内における低周波帯域の音が不足する場合にも、
第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少なくと
も一方から発せられる音により、集音範囲内で聴取され
る、特に低周波帯域の音が充実し、集音範囲内で聴取さ
れる音の音質が向上することになる。
記載の発明と同様に、合成音波により伝達される比較的
低い周波数の音成分が集音範囲外に発散することで、集
音範囲内における低周波帯域の音が不足する場合にも、
第1の補助スピーカ及び第2の補助スピーカの少なくと
も一方から発せられる音により、集音範囲内で聴取され
る、特に低周波帯域の音が充実し、集音範囲内で聴取さ
れる音の音質が向上することになる。
【0067】なお、合成音波により伝達される比較的低
い周波数の音成分が集音範囲外に発散することにより、
比較的低い周波数の音が集音範囲外で聴取される場合に
は、制御手段を、複数のスピーカの各々に供給する音声
信号の所定周波数以下の成分を除去又は減衰するように
構成することが好ましい。
い周波数の音成分が集音範囲外に発散することにより、
比較的低い周波数の音が集音範囲外で聴取される場合に
は、制御手段を、複数のスピーカの各々に供給する音声
信号の所定周波数以下の成分を除去又は減衰するように
構成することが好ましい。
【0068】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項20記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記合成
音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように前記複数
のスピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにず
らして設定することを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記制御手段は、前記合成
音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように前記複数
のスピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにず
らして設定することを特徴とする。
【0069】前述したように合成音波の収束範囲の大き
さは音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音
成分に関しては集音範囲内のうちの特定の範囲に過度に
収束し、聴きにくくなることも考えられる。このような
場合には、請求項20に記載したように、制御手段が合
成音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように複数の
スピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずら
して設定することが好ましい。これにより、合成音波に
よって伝達される比較的高い周波数の音成分が過度に収
束することが防止され略均一化されるので、集音範囲内
において比較的高い周波数の音が聴き易くなる。
さは音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音
成分に関しては集音範囲内のうちの特定の範囲に過度に
収束し、聴きにくくなることも考えられる。このような
場合には、請求項20に記載したように、制御手段が合
成音波の波面に所定値以下の乱れが生ずるように複数の
スピーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずら
して設定することが好ましい。これにより、合成音波に
よって伝達される比較的高い周波数の音成分が過度に収
束することが防止され略均一化されるので、集音範囲内
において比較的高い周波数の音が聴き易くなる。
【0070】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項21記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、音響環境の状態を表す情報
に基づいて、所定のスピーカから発せられた音のうち被
反射体に反射した後に集音範囲に到達する反射音波の波
形を前記複数のスピーカの各々について演算する第1の
演算手段と、前記第1の演算手段により演算された反射
音の波形に基づいて、所定のスピーカから集音範囲に直
接到達する音波により前記反射波が打ち消すために前記
所定のスピーカに供給すべき音声信号の波形を、前記複
数のスピーカの各々について演算する第2の演算手段
と、を更に備え、前記制御手段は、前記第2の演算手段
により各スピーカ毎に演算された音声信号を前記複数の
スピーカの各々に供給することを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、音響環境の状態を表す情報
に基づいて、所定のスピーカから発せられた音のうち被
反射体に反射した後に集音範囲に到達する反射音波の波
形を前記複数のスピーカの各々について演算する第1の
演算手段と、前記第1の演算手段により演算された反射
音の波形に基づいて、所定のスピーカから集音範囲に直
接到達する音波により前記反射波が打ち消すために前記
所定のスピーカに供給すべき音声信号の波形を、前記複
数のスピーカの各々について演算する第2の演算手段
と、を更に備え、前記制御手段は、前記第2の演算手段
により各スピーカ毎に演算された音声信号を前記複数の
スピーカの各々に供給することを特徴とする。
【0071】この請求項21記載の発明では、請求項5
記載の発明と同様に、第1の演算手段が、音響環境の状
態を表す情報に基づいて、所定のスピーカから発せられ
た音のうち被反射体に反射した後に集音範囲に到達する
反射音波の波形を複数のスピーカの各々について演算
し、第2の演算手段が前記演算された反射音の波形に基
づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達する音
波により反射波が打ち消されるために所定のスピーカに
供給すべき音声信号の波形を、複数のスピーカの各々に
ついて演算し、そして、制御手段が、第2の演算手段に
より各スピーカ毎に演算された音声信号を複数のスピー
カの各々に供給する。これにより、壁や天井等で囲まれ
た室内等の音響環境において音を集音させる場合でも、
集音範囲内で聴取される音の音質を向上させることがで
きる。
記載の発明と同様に、第1の演算手段が、音響環境の状
態を表す情報に基づいて、所定のスピーカから発せられ
た音のうち被反射体に反射した後に集音範囲に到達する
反射音波の波形を複数のスピーカの各々について演算
し、第2の演算手段が前記演算された反射音の波形に基
づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達する音
波により反射波が打ち消されるために所定のスピーカに
供給すべき音声信号の波形を、複数のスピーカの各々に
ついて演算し、そして、制御手段が、第2の演算手段に
より各スピーカ毎に演算された音声信号を複数のスピー
カの各々に供給する。これにより、壁や天井等で囲まれ
た室内等の音響環境において音を集音させる場合でも、
集音範囲内で聴取される音の音質を向上させることがで
きる。
【0072】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項22記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記位置認識手段により位
置が認識されたオブジェクトの耳の位置及び方向を推定
する第1の耳推定手段を更に備え、前記制御手段は、前
記第1の耳推定手段により推定されたオブジェクトの耳
の位置及び方向に基づいて、オブジェクトの聴覚の指向
性に合った位置に前記集音範囲を設定することを特徴と
する。
請求項22記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記位置認識手段により位
置が認識されたオブジェクトの耳の位置及び方向を推定
する第1の耳推定手段を更に備え、前記制御手段は、前
記第1の耳推定手段により推定されたオブジェクトの耳
の位置及び方向に基づいて、オブジェクトの聴覚の指向
性に合った位置に前記集音範囲を設定することを特徴と
する。
【0073】この請求項22記載の発明では、請求項7
記載の発明と同様に、位置推定手段は位置検出手段によ
り位置が検出されたオブジェクトの耳の位置及び方向を
推定し、制御手段は、位置推定手段により推定されたオ
ブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジェク
トの聴覚の指向性に合った位置に集音範囲を設定する。
これにより、オブジェクトが音をより明瞭に聞き取れる
ようにすることができる。
記載の発明と同様に、位置推定手段は位置検出手段によ
り位置が検出されたオブジェクトの耳の位置及び方向を
推定し、制御手段は、位置推定手段により推定されたオ
ブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジェク
トの聴覚の指向性に合った位置に集音範囲を設定する。
これにより、オブジェクトが音をより明瞭に聞き取れる
ようにすることができる。
【0074】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項23記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、所定のスピーカから複数の
集音範囲の各々に対して発せられるべき複数の音に対応
する複数の音声信号の位相差を前記複数のスピーカの各
々について演算する第3の演算手段と、前記第3の演算
手段により位相差が演算された複数の音声信号を重畳し
た音声信号の波形を前記複数のスピーカの各々について
演算する第4の演算手段と、を更に備え、前記制御手段
は、前記第4の演算手段により各スピーカ毎に演算され
た複数の音声信号を重畳した音声信号を前記複数のスピ
ーカの各々に供給することを特徴とする。
請求項23記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、所定のスピーカから複数の
集音範囲の各々に対して発せられるべき複数の音に対応
する複数の音声信号の位相差を前記複数のスピーカの各
々について演算する第3の演算手段と、前記第3の演算
手段により位相差が演算された複数の音声信号を重畳し
た音声信号の波形を前記複数のスピーカの各々について
演算する第4の演算手段と、を更に備え、前記制御手段
は、前記第4の演算手段により各スピーカ毎に演算され
た複数の音声信号を重畳した音声信号を前記複数のスピ
ーカの各々に供給することを特徴とする。
【0075】この請求項23記載の発明では、請求項8
記載の発明と同様に、複数の集音範囲を設定し各集音範
囲に音を集音したい場合に、第3の演算手段が所定のス
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算し、第4の演算手段が第3
の演算手段により位相差が演算された複数の音声信号を
重畳した音声信号の波形を複数のスピーカの各々につい
て演算する。そして、制御手段が、第4の演算手段によ
り各スピーカ毎に演算された複数の音声信号を重畳した
音声信号を複数のスピーカの各々に供給するので、本発
明に係る音伝達装置を複数設けることなく、複数の集音
範囲に各々音を集音することができる。
記載の発明と同様に、複数の集音範囲を設定し各集音範
囲に音を集音したい場合に、第3の演算手段が所定のス
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算し、第4の演算手段が第3
の演算手段により位相差が演算された複数の音声信号を
重畳した音声信号の波形を複数のスピーカの各々につい
て演算する。そして、制御手段が、第4の演算手段によ
り各スピーカ毎に演算された複数の音声信号を重畳した
音声信号を複数のスピーカの各々に供給するので、本発
明に係る音伝達装置を複数設けることなく、複数の集音
範囲に各々音を集音することができる。
【0076】なお、上記では第3の演算手段が所定のス
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算するので、集音範囲毎に異
なる音を集音させることもできることは言うまでもな
い。
ピーカから複数の集音範囲の各々に対して発せられるべ
き複数の音に対応する複数の音声信号の位相差を複数の
スピーカの各々について演算するので、集音範囲毎に異
なる音を集音させることもできることは言うまでもな
い。
【0077】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項24記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記位置認識手段により位
置が認識されたオブジェクトの左耳の位置及び右耳の位
置を推定する第2の耳推定手段を更に備え、前記制御手
段は、前記第2の耳推定手段により推定された前記左耳
及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応した集音範囲を
設定することを特徴とする。
請求項24記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、前記位置認識手段により位
置が認識されたオブジェクトの左耳の位置及び右耳の位
置を推定する第2の耳推定手段を更に備え、前記制御手
段は、前記第2の耳推定手段により推定された前記左耳
及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応した集音範囲を
設定することを特徴とする。
【0078】この請求項24記載の発明では、請求項9
記載の発明と同様に、制御手段は、位置推定手段により
推定された左耳及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応
した集音範囲を設定する。これにより、オブジェクトの
左耳に対応した集音範囲及び右耳に対応した集音範囲の
各々に、所定音源から発せられた音を該音源に向かって
左側の位置で記録した音、右側の位置で記録した音を集
音することにより、オブジェクトにステレオ感を感じさ
せることができる。
記載の発明と同様に、制御手段は、位置推定手段により
推定された左耳及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応
した集音範囲を設定する。これにより、オブジェクトの
左耳に対応した集音範囲及び右耳に対応した集音範囲の
各々に、所定音源から発せられた音を該音源に向かって
左側の位置で記録した音、右側の位置で記録した音を集
音することにより、オブジェクトにステレオ感を感じさ
せることができる。
【0079】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項25記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、オブジェクトが予め定めら
れた集音範囲内に到来したか否かを検出するオブジェク
ト検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記オブジェ
クト検出手段により集音範囲内にオブジェクトが到来し
たことが検出された場合に、前記複数のスピーカの各々
に音声信号を供給することを特徴とする。
請求項25記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、オブジェクトが予め定めら
れた集音範囲内に到来したか否かを検出するオブジェク
ト検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記オブジェ
クト検出手段により集音範囲内にオブジェクトが到来し
たことが検出された場合に、前記複数のスピーカの各々
に音声信号を供給することを特徴とする。
【0080】この請求項25記載の発明では、請求項1
0記載の発明と同様に、制御手段は、検出手段によりオ
ブジェクトが集音範囲内に到来したと検出された場合
に、複数のスピーカの各々に音声信号を供給するので、
オブジェクトが集音範囲内に到来した場合のみ、集音範
囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞かせること
ができる。従って、例えば、オブジェクトが所定の展示
物の前に到来した場合に、当該展示物を説明するアナウ
ンスを集音することにより、オブジェクトに上記のアナ
ウンスを最初から聞かせることができる。
0記載の発明と同様に、制御手段は、検出手段によりオ
ブジェクトが集音範囲内に到来したと検出された場合
に、複数のスピーカの各々に音声信号を供給するので、
オブジェクトが集音範囲内に到来した場合のみ、集音範
囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞かせること
ができる。従って、例えば、オブジェクトが所定の展示
物の前に到来した場合に、当該展示物を説明するアナウ
ンスを集音することにより、オブジェクトに上記のアナ
ウンスを最初から聞かせることができる。
【0081】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項26記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、音響環境の状態を検出する
環境検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記環境検
出手段によって検出された音響環境の状態が変化した場
合に、変化した音響環境の状態に基づいて前記複数のス
ピーカの各々に供給する音声信号の振幅及び位相差の少
なくとも一方を変更することを特徴とする。
請求項26記載の発明は、請求項12乃至17の何れか
1項に記載の発明において、音響環境の状態を検出する
環境検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記環境検
出手段によって検出された音響環境の状態が変化した場
合に、変化した音響環境の状態に基づいて前記複数のス
ピーカの各々に供給する音声信号の振幅及び位相差の少
なくとも一方を変更することを特徴とする。
【0082】この請求項26記載の発明では、請求項1
1記載の発明と同様に、制御手段は、環境検出手段によ
って検出された音響環境の状態が変化した場合に、変化
した音響環境の状態に基づいて複数のスピーカの各々に
供給する音声信号の反射波打ち消し成分の振幅及び位相
差の少なくとも一方を変更するので、音響環境の状態の
変化に拘わらず、集音範囲内で聴取される音の音質を向
上させることができる。
1記載の発明と同様に、制御手段は、環境検出手段によ
って検出された音響環境の状態が変化した場合に、変化
した音響環境の状態に基づいて複数のスピーカの各々に
供給する音声信号の反射波打ち消し成分の振幅及び位相
差の少なくとも一方を変更するので、音響環境の状態の
変化に拘わらず、集音範囲内で聴取される音の音質を向
上させることができる。
【0083】
〔第1実施形態〕以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0084】図1に示すように、第1実施形態に係る音
伝達装置10は、後述する集音範囲を含む部屋84の天
井86に略等間隔にマトリクス状に配置された複数(n
個、図1では8×8個)のスピーカモジュール30と、
音伝達装置10全体を制御する中央制御装置11とで構
成されており、各スピーカモジュール30と中央制御装
置11とは通信ケーブル26を介して接続されている。
各スピーカモジュール30は部屋84の床面に向けて配
置された無指向性スピーカ36を1台ずつ備えている。
各スピーカ36の配置位置を表す位置情報は後述する中
央制御装置11に備えられたROM16(図2参照)に
予め記憶されている。
伝達装置10は、後述する集音範囲を含む部屋84の天
井86に略等間隔にマトリクス状に配置された複数(n
個、図1では8×8個)のスピーカモジュール30と、
音伝達装置10全体を制御する中央制御装置11とで構
成されており、各スピーカモジュール30と中央制御装
置11とは通信ケーブル26を介して接続されている。
各スピーカモジュール30は部屋84の床面に向けて配
置された無指向性スピーカ36を1台ずつ備えている。
各スピーカ36の配置位置を表す位置情報は後述する中
央制御装置11に備えられたROM16(図2参照)に
予め記憶されている。
【0085】中央制御装置11には、スピーカ36から
発する音を供給するためのテープ再生装置90がフィル
タアンプ92を介して接続されている。なお、本第1実
施形態及び後述する第2〜第9実施形態では、スピーカ
36から発する音を供給する音響装置として、テープ再
生装置90を用いた例を示したが、本発明はこれに限定
されることはなく、他の音響装置、例えばCD再生装置
やアナウンサーの声を集音し伝達するマイク等を用いて
も良い。
発する音を供給するためのテープ再生装置90がフィル
タアンプ92を介して接続されている。なお、本第1実
施形態及び後述する第2〜第9実施形態では、スピーカ
36から発する音を供給する音響装置として、テープ再
生装置90を用いた例を示したが、本発明はこれに限定
されることはなく、他の音響装置、例えばCD再生装置
やアナウンサーの声を集音し伝達するマイク等を用いて
も良い。
【0086】図2に示すように、スピーカモジュール3
0は、中央制御装置11側からの音声信号データの受信
や当該音声信号データのスピーカ36への出力タイミン
グの制御等を行うアクティブ制御回路32と、音声信号
のノイズカット及び増幅を行うフィルタアンプ34と、
音声信号を音声に変換し出力する無指向性スピーカ36
等を含んで構成されている。アクティブ制御回路32
は、演算装置40と、後述する中央制御装置11との信
号の送受信における通信制御処理を行うネットワークイ
ンタフェース38と、比較的大きな容量を有し音声信号
データ等を記憶する送信波形バッファメモリ42と、デ
ジタル信号のアナログ信号への変換を行うD/Aコンバ
ータ44等を含んで構成されている。
0は、中央制御装置11側からの音声信号データの受信
や当該音声信号データのスピーカ36への出力タイミン
グの制御等を行うアクティブ制御回路32と、音声信号
のノイズカット及び増幅を行うフィルタアンプ34と、
音声信号を音声に変換し出力する無指向性スピーカ36
等を含んで構成されている。アクティブ制御回路32
は、演算装置40と、後述する中央制御装置11との信
号の送受信における通信制御処理を行うネットワークイ
ンタフェース38と、比較的大きな容量を有し音声信号
データ等を記憶する送信波形バッファメモリ42と、デ
ジタル信号のアナログ信号への変換を行うD/Aコンバ
ータ44等を含んで構成されている。
【0087】上記の演算装置40は、CPU48と、R
OM50と、RAM52と、入出力コントローラ(以
後、I/Oと称す)46等を含んで構成されており、こ
れらのCPU48、ROM50、RAM52及びI/O
46は互いにバス54によって接続されている。I/O
46には上記のネットワークインタフェース38、送信
波形バッファメモリ42、D/Aコンバータ44及びフ
ィルタアンプ34が接続されている。D/Aコンバータ
44はフィルタアンプ34にも接続されており、フィル
タアンプ34はスピーカ36に接続されている。なお、
上記のROM16には、後述する制御プログラム等が予
め記憶されている。
OM50と、RAM52と、入出力コントローラ(以
後、I/Oと称す)46等を含んで構成されており、こ
れらのCPU48、ROM50、RAM52及びI/O
46は互いにバス54によって接続されている。I/O
46には上記のネットワークインタフェース38、送信
波形バッファメモリ42、D/Aコンバータ44及びフ
ィルタアンプ34が接続されている。D/Aコンバータ
44はフィルタアンプ34にも接続されており、フィル
タアンプ34はスピーカ36に接続されている。なお、
上記のROM16には、後述する制御プログラム等が予
め記憶されている。
【0088】また、中央制御装置11は、制御装置12
と、表示装置としてのディスプレイ17と、データやコ
マンド等を入力する入力手段としてのキーボード19
と、A/Dコンバータ24等を含んで構成されている。
このうち制御装置12は、CPU14と、ROM16
と、RAM18と、I/O20等を含んで構成されてお
り、これらのCPU14、ROM16、RAM18及び
I/O20は互いにバス22によって接続されている。
上記のA/Dコンバータ24、ディスプレイ17及びキ
ーボード19は、I/O20に接続されている。I/O
20は通信ケーブル26を介して上記のスピーカモジュ
ール30に備えられたネットワークインタフェース38
に接続されている。また、I/O20にはテープ再生装
置90がフィルタアンプ34を介して接続されている。
なお、上記のROM16には、後述する制御プログラム
等が記憶されている。
と、表示装置としてのディスプレイ17と、データやコ
マンド等を入力する入力手段としてのキーボード19
と、A/Dコンバータ24等を含んで構成されている。
このうち制御装置12は、CPU14と、ROM16
と、RAM18と、I/O20等を含んで構成されてお
り、これらのCPU14、ROM16、RAM18及び
I/O20は互いにバス22によって接続されている。
上記のA/Dコンバータ24、ディスプレイ17及びキ
ーボード19は、I/O20に接続されている。I/O
20は通信ケーブル26を介して上記のスピーカモジュ
ール30に備えられたネットワークインタフェース38
に接続されている。また、I/O20にはテープ再生装
置90がフィルタアンプ34を介して接続されている。
なお、上記のROM16には、後述する制御プログラム
等が記憶されている。
【0089】以下、本第1実施形態の作用を説明する。
中央制御装置11に設けられた図示しないスタートボタ
ンがオペレータによりオンされると、図3に示す制御ル
ーチンが中央制御装置11のCPU14により、図4に
示す制御ルーチンが複数のスピーカモジュール30の各
々のCPU48により、それぞれ実行される。なお、こ
れらの制御ルーチンの実行は何れも所定時間間隔で繰り
返し実行される。
中央制御装置11に設けられた図示しないスタートボタ
ンがオペレータによりオンされると、図3に示す制御ル
ーチンが中央制御装置11のCPU14により、図4に
示す制御ルーチンが複数のスピーカモジュール30の各
々のCPU48により、それぞれ実行される。なお、こ
れらの制御ルーチンの実行は何れも所定時間間隔で繰り
返し実行される。
【0090】まず、図3に示す制御ルーチンから説明す
る。ステップ202において各スピーカモジュール30
の機能が正常か否かをチェックするために、各スピーカ
モジュール30へ制御信号を送信すると共にタイムアウ
トを検出するためのタイマを起動する。次のステップ2
04では全てのスピーカモジュール30から、上記の制
御信号に対する応答信号を受信したか否かを判定する。
る。ステップ202において各スピーカモジュール30
の機能が正常か否かをチェックするために、各スピーカ
モジュール30へ制御信号を送信すると共にタイムアウ
トを検出するためのタイマを起動する。次のステップ2
04では全てのスピーカモジュール30から、上記の制
御信号に対する応答信号を受信したか否かを判定する。
【0091】全てのスピーカモジュール30から未だ応
答信号を受信していない場合は、ステップ206へ進み
上記のステップ202での制御信号の送信から所定時間
経過したか否かをタイマの計時状況によって判定する。
所定時間経過していない場合はステップ204へ戻り、
所定時間経過した、即ちタイムアウトとなった場合に
は、ステップ208へ進み、アラーム音を発しスピーカ
モジュール30の何れかが故障していることを報知し
て、制御ルーチンを終了する。このアラーム音を聞いた
オペレータはスピーカモジュール30の故障箇所の調査
や修理等の対応を行う。
答信号を受信していない場合は、ステップ206へ進み
上記のステップ202での制御信号の送信から所定時間
経過したか否かをタイマの計時状況によって判定する。
所定時間経過していない場合はステップ204へ戻り、
所定時間経過した、即ちタイムアウトとなった場合に
は、ステップ208へ進み、アラーム音を発しスピーカ
モジュール30の何れかが故障していることを報知し
て、制御ルーチンを終了する。このアラーム音を聞いた
オペレータはスピーカモジュール30の故障箇所の調査
や修理等の対応を行う。
【0092】全てのスピーカモジュール30から応答信
号を受信した場合は、ステップ210へ進み、予め固定
的に定められた集音範囲100の位置及び大きさを表す
位置情報をROM16から取り込む。この位置情報とし
ては、一例として図13に示すように部屋84を矢印X
方向、矢印Y方向、矢印Z方向の各々に沿って仮想的に
等分割することにより得られる多数の直方体状の領域の
うち何れの領域内に位置するかを表す情報を用いること
ができる。なお、図13では部屋84を各方向に16等
分した場合を例として示している。図5に示すように集
音範囲100の位置及び大きさは、例えば部屋84内に
固定的に配置された陳列物の前に立った聴取者102の
頭部102Aを含むように固定的に定められている。次
のステップ212では各スピーカ36について、当該ス
ピーカ36から発せられるべき音に対応する音声信号の
位相差及び振幅を、ROM16から取り込んだ各スピー
カ36に関する位置情報及び集音範囲100の位置情報
に基づいて演算する。
号を受信した場合は、ステップ210へ進み、予め固定
的に定められた集音範囲100の位置及び大きさを表す
位置情報をROM16から取り込む。この位置情報とし
ては、一例として図13に示すように部屋84を矢印X
方向、矢印Y方向、矢印Z方向の各々に沿って仮想的に
等分割することにより得られる多数の直方体状の領域の
うち何れの領域内に位置するかを表す情報を用いること
ができる。なお、図13では部屋84を各方向に16等
分した場合を例として示している。図5に示すように集
音範囲100の位置及び大きさは、例えば部屋84内に
固定的に配置された陳列物の前に立った聴取者102の
頭部102Aを含むように固定的に定められている。次
のステップ212では各スピーカ36について、当該ス
ピーカ36から発せられるべき音に対応する音声信号の
位相差及び振幅を、ROM16から取り込んだ各スピー
カ36に関する位置情報及び集音範囲100の位置情報
に基づいて演算する。
【0093】ここでは、図5に示すように、複数の無指
向性スピーカ36の各々から発せられた音波の波面の包
絡面を波面とする合成音波104が所定の集音範囲10
0に収束するように、各スピーカモジュール30に供給
する音声信号の位相を互いにずらすようにしている。ま
た、複数のスピーカ36の各々から発せられる音の音圧
が可聴レベル以下となるように、各スピーカモジュール
30に供給する音声信号の振幅を定めている。更に、複
数のスピーカ36のうち、その設置位置が集音範囲10
0から比較的近いスピーカ(集音範囲100からの距離
が所定距離よりも短いスピーカ)を備えたスピーカモジ
ュール30については、供給する音声信号データの振幅
を他のスピーカモジュールに供給する音声信号の振幅よ
りも大きくなるように設定している。
向性スピーカ36の各々から発せられた音波の波面の包
絡面を波面とする合成音波104が所定の集音範囲10
0に収束するように、各スピーカモジュール30に供給
する音声信号の位相を互いにずらすようにしている。ま
た、複数のスピーカ36の各々から発せられる音の音圧
が可聴レベル以下となるように、各スピーカモジュール
30に供給する音声信号の振幅を定めている。更に、複
数のスピーカ36のうち、その設置位置が集音範囲10
0から比較的近いスピーカ(集音範囲100からの距離
が所定距離よりも短いスピーカ)を備えたスピーカモジ
ュール30については、供給する音声信号データの振幅
を他のスピーカモジュールに供給する音声信号の振幅よ
りも大きくなるように設定している。
【0094】また、合成音波104の収束範囲の大きさ
は音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音成
分に関しては集音範囲100内のうちの特定の範囲に過
度に収束し、聴きにくくなることも考えられる。このよ
うな場合には、合成音波104の波面に微小の乱れが生
ずるように各スピーカモジュール30に供給する音声信
号の位相を互いにずらすことが好ましい。これにより、
合成音波104によって伝達される比較的高い周波数の
音成分が過度に収束することが防止され略均一化される
ので、集音範囲100内において比較的高い周波数の音
が聴き易くなるという効果が得られる。
は音波の波長に依存するので、比較的高い周波数の音成
分に関しては集音範囲100内のうちの特定の範囲に過
度に収束し、聴きにくくなることも考えられる。このよ
うな場合には、合成音波104の波面に微小の乱れが生
ずるように各スピーカモジュール30に供給する音声信
号の位相を互いにずらすことが好ましい。これにより、
合成音波104によって伝達される比較的高い周波数の
音成分が過度に収束することが防止され略均一化される
ので、集音範囲100内において比較的高い周波数の音
が聴き易くなるという効果が得られる。
【0095】次のステップ214では各スピーカ36に
対して、当該スピーカ36についての位相差及び振幅を
指示する指示信号を送信する。次のステップ216では
予め定められた所定データ量(スピーカモジュール30
の送信波形バッファメモリ42の記憶容量よりも小)を
一単位として、音声信号データの各スピーカモジュール
30への送信を開始する。これ以後、音声信号データは
前記所定データ量を一単位として各スピーカモジュール
30へ断続的に送信される。次のステップ218では基
準タイミングとしてのタイミング信号を各スピーカモジ
ュール30へ送信し、ステップ220へ進む。ステップ
220では上記のステップ216で送信開始された音声
信号データが全データ送信し終えたか否かを判定する。
ここで全データ送信し終えたと判定されるまで音声信号
データの送信は繰り返され、全データ送信し終えると肯
定判定され、制御ルーチンを終了する。
対して、当該スピーカ36についての位相差及び振幅を
指示する指示信号を送信する。次のステップ216では
予め定められた所定データ量(スピーカモジュール30
の送信波形バッファメモリ42の記憶容量よりも小)を
一単位として、音声信号データの各スピーカモジュール
30への送信を開始する。これ以後、音声信号データは
前記所定データ量を一単位として各スピーカモジュール
30へ断続的に送信される。次のステップ218では基
準タイミングとしてのタイミング信号を各スピーカモジ
ュール30へ送信し、ステップ220へ進む。ステップ
220では上記のステップ216で送信開始された音声
信号データが全データ送信し終えたか否かを判定する。
ここで全データ送信し終えたと判定されるまで音声信号
データの送信は繰り返され、全データ送信し終えると肯
定判定され、制御ルーチンを終了する。
【0096】次に図4に示す、各スピーカモジュール3
0のCPU48により実行される制御ルーチンを説明す
る。ステップ300において送信波形バッファメモリ4
2のクリア等の初期化処理を行い、次のステップ302
では上記のステップ202で中央制御装置11側から送
信された所定の制御信号を受信したか否かを判定する。
所定の制御信号を受信していない場合は制御ルーチンを
終了し、所定の制御信号を受信した場合はステップ30
4へ進み、応答信号を中央制御装置11へ送信する。
0のCPU48により実行される制御ルーチンを説明す
る。ステップ300において送信波形バッファメモリ4
2のクリア等の初期化処理を行い、次のステップ302
では上記のステップ202で中央制御装置11側から送
信された所定の制御信号を受信したか否かを判定する。
所定の制御信号を受信していない場合は制御ルーチンを
終了し、所定の制御信号を受信した場合はステップ30
4へ進み、応答信号を中央制御装置11へ送信する。
【0097】次のステップ306では上記のステップ2
14で中央制御装置11側から送信された、当該スピー
カモジュール30から発するべき音に対応する音声信号
の位相差及び振幅に関する指示信号の受信待ちを行う。
上記の指示信号を受信すると、ステップ308へ進み、
指示信号を読み取り、指示された振幅に応じてフィルタ
アンプ34のゲインを設定する。次のステップ310で
は上記のステップ216で中央制御装置11側から送信
開始された音声信号データの受信待ちを行う。上記の音
声信号データを受信すると、ステップ312へ進み、受
信した音声信号データの送信波形バッファメモリ42へ
の格納を開始する。
14で中央制御装置11側から送信された、当該スピー
カモジュール30から発するべき音に対応する音声信号
の位相差及び振幅に関する指示信号の受信待ちを行う。
上記の指示信号を受信すると、ステップ308へ進み、
指示信号を読み取り、指示された振幅に応じてフィルタ
アンプ34のゲインを設定する。次のステップ310で
は上記のステップ216で中央制御装置11側から送信
開始された音声信号データの受信待ちを行う。上記の音
声信号データを受信すると、ステップ312へ進み、受
信した音声信号データの送信波形バッファメモリ42へ
の格納を開始する。
【0098】この音声信号データの送信波形バッファメ
モリ42への格納において、送信波形バッファメモリ4
2はリングバッファとして使用される。即ち、音声信号
データが送信波形バッファメモリ42の最終アドレスま
で格納されると、次に続く音声信号データは送信波形バ
ッファメモリ42の先頭アドレスから順に格納される。
なお、上記の送信波形バッファメモリ42への音声信号
データの格納と並行して、後述するように送信波形バッ
ファメモリ42からD/Aコンバータ44への音声信号
データの出力が行われるため、D/Aコンバータ44へ
出力されていない音声信号データが、該音声信号データ
よりも後に受信された音声信号データに上書きされてし
まうことはない。
モリ42への格納において、送信波形バッファメモリ4
2はリングバッファとして使用される。即ち、音声信号
データが送信波形バッファメモリ42の最終アドレスま
で格納されると、次に続く音声信号データは送信波形バ
ッファメモリ42の先頭アドレスから順に格納される。
なお、上記の送信波形バッファメモリ42への音声信号
データの格納と並行して、後述するように送信波形バッ
ファメモリ42からD/Aコンバータ44への音声信号
データの出力が行われるため、D/Aコンバータ44へ
出力されていない音声信号データが、該音声信号データ
よりも後に受信された音声信号データに上書きされてし
まうことはない。
【0099】次のステップ314では上記のステップ2
18で中央制御装置11側から送信されたタイミング信
号の受信待ちを行う。上記のタイミング信号を受信する
と、ステップ316へ進んで指示された位相差に対応す
るタイマを起動した後、ステップ318において指示さ
れた位相差に対応する音声信号データ出力タイミングと
なったか否かを、タイマがタイムアウトしたか否かに基
づいて繰り返し判定する。タイマがタイムアウトして音
声信号データ出力タイミングになるとステップ320へ
進み、送信波形バッファメモリ42から所定量の音声信
号データを読み出し、D/Aコンバータ44へ出力す
る。D/Aコンバータ44へ出力された音声信号データ
は、D/Aコンバータ44によってアナログの音声信号
に変換され、フィルタアンプ34において指示された振
幅に対応するゲインで増幅された後にスピーカ36に供
給される。
18で中央制御装置11側から送信されたタイミング信
号の受信待ちを行う。上記のタイミング信号を受信する
と、ステップ316へ進んで指示された位相差に対応す
るタイマを起動した後、ステップ318において指示さ
れた位相差に対応する音声信号データ出力タイミングと
なったか否かを、タイマがタイムアウトしたか否かに基
づいて繰り返し判定する。タイマがタイムアウトして音
声信号データ出力タイミングになるとステップ320へ
進み、送信波形バッファメモリ42から所定量の音声信
号データを読み出し、D/Aコンバータ44へ出力す
る。D/Aコンバータ44へ出力された音声信号データ
は、D/Aコンバータ44によってアナログの音声信号
に変換され、フィルタアンプ34において指示された振
幅に対応するゲインで増幅された後にスピーカ36に供
給される。
【0100】次のステップ322では送信波形バッファ
メモリ42に出力していない音声信号データがあるか否
かを判定し、送信波形バッファメモリ42に音声信号デ
ータがある場合、ステップ320へ戻り、再度D/Aコ
ンバータ44への音声信号データの出力を行う。送信波
形バッファメモリ42に出力していない音声信号データ
がなくなると、ステップ322で否定判定され、制御ル
ーチンを終了する。
メモリ42に出力していない音声信号データがあるか否
かを判定し、送信波形バッファメモリ42に音声信号デ
ータがある場合、ステップ320へ戻り、再度D/Aコ
ンバータ44への音声信号データの出力を行う。送信波
形バッファメモリ42に出力していない音声信号データ
がなくなると、ステップ322で否定判定され、制御ル
ーチンを終了する。
【0101】これにより、図5に示すように、複数の無
指向性スピーカ36の各々から発せられた音波の波面の
包絡面を波面とする合成音波104が所定の集音範囲1
00に収束すると共に複数のスピーカ36の各々から発
せられる音の音圧が可聴レベル以下となり、スピーカ3
6から発せられた音が集音範囲100外で聴取されるこ
とはなく、上記の合成音波104が収束する集音範囲1
00内でのみ、スピーカ36から発せられた音が合成音
波104により可聴レベル以上の音圧で聴取される。従
って、所望の集音範囲100内のみに音が伝達される。
指向性スピーカ36の各々から発せられた音波の波面の
包絡面を波面とする合成音波104が所定の集音範囲1
00に収束すると共に複数のスピーカ36の各々から発
せられる音の音圧が可聴レベル以下となり、スピーカ3
6から発せられた音が集音範囲100外で聴取されるこ
とはなく、上記の合成音波104が収束する集音範囲1
00内でのみ、スピーカ36から発せられた音が合成音
波104により可聴レベル以上の音圧で聴取される。従
って、所望の集音範囲100内のみに音が伝達される。
【0102】また、複数のスピーカ36のうち、その設
置位置が集音範囲100から比較的近いスピーカ(集音
範囲100からの距離が所定距離よりも短いスピーカ)
を備えたスピーカモジュール30については、供給する
音声信号データの振幅を他のスピーカモジュールに供給
する音声信号の振幅よりも大きくなるように設定してい
るので、集音範囲100内で聴取される音の音量のみを
効率的に大きくすることができる。
置位置が集音範囲100から比較的近いスピーカ(集音
範囲100からの距離が所定距離よりも短いスピーカ)
を備えたスピーカモジュール30については、供給する
音声信号データの振幅を他のスピーカモジュールに供給
する音声信号の振幅よりも大きくなるように設定してい
るので、集音範囲100内で聴取される音の音量のみを
効率的に大きくすることができる。
【0103】また、各スピーカモジュール30へ音声信
号データを送信するに先立ち、中央制御装置11側から
各スピーカモジュール30へ制御信号を送信しその応答
信号が所定時間内に返ってくるか否かをチェックするこ
とにより、各スピーカモジュール30が正常であるか否
かの機能チェックを行うので、複数のスピーカモジュー
ル30の何れかに異常があることを早期に発見し、早期
に異常箇所の調査や修理作業等を行うことができる。
号データを送信するに先立ち、中央制御装置11側から
各スピーカモジュール30へ制御信号を送信しその応答
信号が所定時間内に返ってくるか否かをチェックするこ
とにより、各スピーカモジュール30が正常であるか否
かの機能チェックを行うので、複数のスピーカモジュー
ル30の何れかに異常があることを早期に発見し、早期
に異常箇所の調査や修理作業等を行うことができる。
【0104】なお、集音範囲100に集音される音の音
質にさほど高い音質が要求されない場合には、複数のス
ピーカ36のうち集音範囲100から遠い位置に配置さ
れており音の距離減衰等によって集音範囲100への集
音に殆ど寄与していないスピーカ36を、各スピーカ3
6についての音声信号の位相差及び振幅の演算処理の対
象から除外しても良い。これにより、中央制御装置11
のCPU14による上記演算処理の負荷を軽減させるこ
とができる。
質にさほど高い音質が要求されない場合には、複数のス
ピーカ36のうち集音範囲100から遠い位置に配置さ
れており音の距離減衰等によって集音範囲100への集
音に殆ど寄与していないスピーカ36を、各スピーカ3
6についての音声信号の位相差及び振幅の演算処理の対
象から除外しても良い。これにより、中央制御装置11
のCPU14による上記演算処理の負荷を軽減させるこ
とができる。
【0105】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態を説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。
形態を説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0106】図6に示すように、本第2実施形態に係る
音伝達装置10は、複数(n個、一例として(8×8+
4)個)の補助スピーカモジュール60を更に備えてお
り、各補助スピーカモジュール60は、上記第1実施形
態において説明したアクティブ制御回路32とフィルタ
アンプ66と指向性スピーカ68等を含んで構成されて
いる。指向性スピーカ68は、図7に示すように、天井
86に配置された各無指向性スピーカ36の近傍と集音
範囲100の近傍の床上とに配置されている。アクティ
ブ制御回路32は通信ケーブル58を介してI/O20
に接続されており、スピーカ68から発する音に対応す
る音声信号データを受信する。
音伝達装置10は、複数(n個、一例として(8×8+
4)個)の補助スピーカモジュール60を更に備えてお
り、各補助スピーカモジュール60は、上記第1実施形
態において説明したアクティブ制御回路32とフィルタ
アンプ66と指向性スピーカ68等を含んで構成されて
いる。指向性スピーカ68は、図7に示すように、天井
86に配置された各無指向性スピーカ36の近傍と集音
範囲100の近傍の床上とに配置されている。アクティ
ブ制御回路32は通信ケーブル58を介してI/O20
に接続されており、スピーカ68から発する音に対応す
る音声信号データを受信する。
【0107】以下、本第2実施形態の作用について、第
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
【0108】本第2実施形態では、図8に示すように、
ステップ218におけるタイミング信号の各スピーカモ
ジュール30への送信に続き、ステップ221におい
て、補助スピーカモジュール60への音声信号出力タイ
ミングTa に対応するタイマを起動する。この補助スピ
ーカモジュール60への音声信号出力タイミングTa
は、上記のタイミング信号を各スピーカモジュール30
へ送信してから、補助スピーカモジュール60へ音声信
号データを出力するまでの時間であり、その音声信号出
力タイミングTa の値は、指向性スピーカ68から発せ
られた音波と各無指向性スピーカ36から発せられる音
波による合成音波とが集音範囲100に同時刻に到達す
るように予め定められている。次のステップ222では
上記の音声信号出力タイミングTa となったか否かを、
タイマがタイムアウトしたか否かに基づいて繰り返し判
定する。タイマがタイムアウトして音声信号出力タイミ
ングTa になると、ステップ223へ進み、送信波形バ
ッファメモリ42から所定量の音声信号データを読み出
し補助スピーカモジュール60へ出力する。補助スピー
カモジュール60へ出力された音声信号データは、アク
ティブ制御回路32内の図示しないD/Aコンバータに
よってアナログの音声信号に変換され、フィルタアンプ
66において予め設定されたゲインで増幅された後にス
ピーカ68に供給される。上記の補助スピーカモジュー
ル60への音声信号データの出力は、次のステップ22
4で全ての音声信号データの出力が終了したと判定され
るまで繰り返され、全ての音声信号データの出力が終了
すると、ステップ224で肯定判定され、制御ルーチン
を終了する。
ステップ218におけるタイミング信号の各スピーカモ
ジュール30への送信に続き、ステップ221におい
て、補助スピーカモジュール60への音声信号出力タイ
ミングTa に対応するタイマを起動する。この補助スピ
ーカモジュール60への音声信号出力タイミングTa
は、上記のタイミング信号を各スピーカモジュール30
へ送信してから、補助スピーカモジュール60へ音声信
号データを出力するまでの時間であり、その音声信号出
力タイミングTa の値は、指向性スピーカ68から発せ
られた音波と各無指向性スピーカ36から発せられる音
波による合成音波とが集音範囲100に同時刻に到達す
るように予め定められている。次のステップ222では
上記の音声信号出力タイミングTa となったか否かを、
タイマがタイムアウトしたか否かに基づいて繰り返し判
定する。タイマがタイムアウトして音声信号出力タイミ
ングTa になると、ステップ223へ進み、送信波形バ
ッファメモリ42から所定量の音声信号データを読み出
し補助スピーカモジュール60へ出力する。補助スピー
カモジュール60へ出力された音声信号データは、アク
ティブ制御回路32内の図示しないD/Aコンバータに
よってアナログの音声信号に変換され、フィルタアンプ
66において予め設定されたゲインで増幅された後にス
ピーカ68に供給される。上記の補助スピーカモジュー
ル60への音声信号データの出力は、次のステップ22
4で全ての音声信号データの出力が終了したと判定され
るまで繰り返され、全ての音声信号データの出力が終了
すると、ステップ224で肯定判定され、制御ルーチン
を終了する。
【0109】このように、天井86及び集音範囲100
近傍の床上に、集音範囲100に対して指向性スピーカ
68を配置し、これらの指向性スピーカ68に音声信号
を供給して音を発生させることにより、複数の無指向性
スピーカ36の各々から発せられた音の合成音波104
により伝達される比較的低い周波数の音成分が集音範囲
100外に発散し集音範囲100内における低周波帯域
の音が不足する場合にも、上記の指向性スピーカ68か
ら発せられる音により、集音範囲100内で聴取される
音(特に低周波帯域の音)が充実し、集音範囲100内
で聴取される音の音質が向上するという効果が得られ
る。
近傍の床上に、集音範囲100に対して指向性スピーカ
68を配置し、これらの指向性スピーカ68に音声信号
を供給して音を発生させることにより、複数の無指向性
スピーカ36の各々から発せられた音の合成音波104
により伝達される比較的低い周波数の音成分が集音範囲
100外に発散し集音範囲100内における低周波帯域
の音が不足する場合にも、上記の指向性スピーカ68か
ら発せられる音により、集音範囲100内で聴取される
音(特に低周波帯域の音)が充実し、集音範囲100内
で聴取される音の音質が向上するという効果が得られ
る。
【0110】なお、合成音波104により伝達される比
較的低い周波数の音成分が集音範囲100外に発散する
ことにより、比較的低い周波数の音が集音範囲100外
で聴取される場合には、各スピーカモジュール30に供
給する音声信号データの所定周波数以下の成分を除去又
は減衰するように制御することにより、上記のように低
周波数の音が集音範囲100外で聴取されてしまうこと
を回避することができる。
較的低い周波数の音成分が集音範囲100外に発散する
ことにより、比較的低い周波数の音が集音範囲100外
で聴取される場合には、各スピーカモジュール30に供
給する音声信号データの所定周波数以下の成分を除去又
は減衰するように制御することにより、上記のように低
周波数の音が集音範囲100外で聴取されてしまうこと
を回避することができる。
【0111】また、上記第2実施形態では、複数の指向
性スピーカ68を天井86と集音範囲100近傍の床上
との両方に配置した例を示したが、何れか一方にのみ配
置しても良い。また、集音範囲100近傍には、必ずし
も指向性スピーカを配置する必要はなく、無指向性スピ
ーカを配置しても良い。
性スピーカ68を天井86と集音範囲100近傍の床上
との両方に配置した例を示したが、何れか一方にのみ配
置しても良い。また、集音範囲100近傍には、必ずし
も指向性スピーカを配置する必要はなく、無指向性スピ
ーカを配置しても良い。
【0112】また、図9に示すように所定間隔で通音孔
88Aが設けられた床88の下方に複数の指向性スピー
カ68を、音が通音孔88Aに向けて出力されるように
配置し、集音範囲100の近傍の床下に配置されたスピ
ーカ68から音を発するようにしても良い。
88Aが設けられた床88の下方に複数の指向性スピー
カ68を、音が通音孔88Aに向けて出力されるように
配置し、集音範囲100の近傍の床下に配置されたスピ
ーカ68から音を発するようにしても良い。
【0113】〔第3実施形態〕次に、本発明の第3実施
形態を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の
部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
形態を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の
部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0114】図10に示すように、本第3実施形態に係
る音伝達装置10は、第2実施形態で説明した補助スピ
ーカモジュール60が省略されており、部屋84の温度
を検出する温度センサ80が設けられている。この温度
センサ80はI/O20に接続されている。
る音伝達装置10は、第2実施形態で説明した補助スピ
ーカモジュール60が省略されており、部屋84の温度
を検出する温度センサ80が設けられている。この温度
センサ80はI/O20に接続されている。
【0115】また、ROM16には予め測定された部屋
84内の音響環境情報、具体的には部屋84の壁面12
0、122、124(図13において紙面奥側の面)、
125(図13において紙面手前側の面)及び床面88
(以後、これらの4つの壁面及び床面を「5つの反射
面」と総称する)の各々における音波の反射係数及び位
相回転特性が予め記憶されている。なお、前記位相回転
特性は、反射面に入射した音波(入射音波)に対する反
射面で反射された音波(反射音波)の位相の変化を表す
特性であり、反射面の材質や硬度等に依存する。一例と
して、硬質なコンクリートの壁では、入射音波に対し反
射音波の位相は180°回転する。
84内の音響環境情報、具体的には部屋84の壁面12
0、122、124(図13において紙面奥側の面)、
125(図13において紙面手前側の面)及び床面88
(以後、これらの4つの壁面及び床面を「5つの反射
面」と総称する)の各々における音波の反射係数及び位
相回転特性が予め記憶されている。なお、前記位相回転
特性は、反射面に入射した音波(入射音波)に対する反
射面で反射された音波(反射音波)の位相の変化を表す
特性であり、反射面の材質や硬度等に依存する。一例と
して、硬質なコンクリートの壁では、入射音波に対し反
射音波の位相は180°回転する。
【0116】以下、本第3実施形態の作用について、第
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
【0117】図11に示す制御ルーチンにおいてステッ
プ204で肯定判定された場合に進むステップ209で
は、予め固定的に定められた集音範囲100の位置及び
大きさを表す位置情報をROM16から取り込む。また
ステップ209では更に、ROM16から前記各反射面
の反射係数及び位相回転特性を、温度センサ80から部
屋84の温度を、各々取り込む。次のステップ211で
は部屋84の温度から部屋84における音速Vを演算す
る。このステップ211では更に各スピーカ36につい
て、上記5つの反射面の各々で反射される反射音波の影
響を考慮しない場合に当該スピーカ36から発せられる
べき音に対応する音声信号の位相差及び振幅を、ROM
16から取り込んだ複数のスピーカ36の各々の位置情
報及び集音範囲100の位置情報に基づいて演算する。
なお、この演算は第1実施形態及び第2実施形態のステ
ップ212における演算と同一であるため、詳細な説明
は省略する。次のステップ213では各スピーカ36に
対して、集音範囲の位置と大きさ、音環境パラメータ
(音響環境情報及び音速V)、及び該スピーカ36に対
応する位相差・振幅を指示する指示信号を送信し、既に
説明したステップ216へ進む。
プ204で肯定判定された場合に進むステップ209で
は、予め固定的に定められた集音範囲100の位置及び
大きさを表す位置情報をROM16から取り込む。また
ステップ209では更に、ROM16から前記各反射面
の反射係数及び位相回転特性を、温度センサ80から部
屋84の温度を、各々取り込む。次のステップ211で
は部屋84の温度から部屋84における音速Vを演算す
る。このステップ211では更に各スピーカ36につい
て、上記5つの反射面の各々で反射される反射音波の影
響を考慮しない場合に当該スピーカ36から発せられる
べき音に対応する音声信号の位相差及び振幅を、ROM
16から取り込んだ複数のスピーカ36の各々の位置情
報及び集音範囲100の位置情報に基づいて演算する。
なお、この演算は第1実施形態及び第2実施形態のステ
ップ212における演算と同一であるため、詳細な説明
は省略する。次のステップ213では各スピーカ36に
対して、集音範囲の位置と大きさ、音環境パラメータ
(音響環境情報及び音速V)、及び該スピーカ36に対
応する位相差・振幅を指示する指示信号を送信し、既に
説明したステップ216へ進む。
【0118】一方、スピーカモジュール30では、図1
2に示す制御ルーチンのステップ300の初期化処理に
おいて、送信バッファメモリ42のクリアに加え、タイ
ミング信号を既に受信したことを記憶するためのフラグ
F1のリセットを行う。
2に示す制御ルーチンのステップ300の初期化処理に
おいて、送信バッファメモリ42のクリアに加え、タイ
ミング信号を既に受信したことを記憶するためのフラグ
F1のリセットを行う。
【0119】また、ステップ310ではステップ216
で中央制御装置11側から送信開始された音声信号デー
タを受信したか否かを判定する。音声信号データを受信
した場合、ステップ330へ進み、指示された位相差に
対応する送信波形バッファメモリ42のメモリアドレ
ス、即ち、送信波形バッファメモリ42の予め定められ
た基準アドレスAD0に対し、指示された位相差分だけ
オフセットしたアドレスAD1に、受信した音声信号デ
ータを書き込む。
で中央制御装置11側から送信開始された音声信号デー
タを受信したか否かを判定する。音声信号データを受信
した場合、ステップ330へ進み、指示された位相差に
対応する送信波形バッファメモリ42のメモリアドレ
ス、即ち、送信波形バッファメモリ42の予め定められ
た基準アドレスAD0に対し、指示された位相差分だけ
オフセットしたアドレスAD1に、受信した音声信号デ
ータを書き込む。
【0120】ところで、本第3実施形態では図13に示
すように、反射音波として、壁面120により反射され
集音範囲100に到達するP1波、壁面122により反
射され集音範囲100に到達するP2波、壁面124に
より反射され集音範囲100に到達するP3波、壁面1
25により反射され集音範囲100に到達するP4波、
及び床88により反射され集音範囲100に到達するP
5波の5つの反射音波を想定している。なお、直接音波
Dはスピーカ36から発せられ集音範囲100に直接到
達する音波(以下、直接音波と称す)である。次のステ
ップ332では上記の5つの反射音波のうちの1つの反
射音波Pn(nは1〜5の何れか、以後同様)の遅延時
間Tnを、反射音波Pnの伝達経路の長さ及び音速Vに
基づいて演算する。
すように、反射音波として、壁面120により反射され
集音範囲100に到達するP1波、壁面122により反
射され集音範囲100に到達するP2波、壁面124に
より反射され集音範囲100に到達するP3波、壁面1
25により反射され集音範囲100に到達するP4波、
及び床88により反射され集音範囲100に到達するP
5波の5つの反射音波を想定している。なお、直接音波
Dはスピーカ36から発せられ集音範囲100に直接到
達する音波(以下、直接音波と称す)である。次のステ
ップ332では上記の5つの反射音波のうちの1つの反
射音波Pn(nは1〜5の何れか、以後同様)の遅延時
間Tnを、反射音波Pnの伝達経路の長さ及び音速Vに
基づいて演算する。
【0121】次のステップ334では、集音範囲100
に到達する反射音波Pnを表す音声信号データを、送信
波形バッファメモリ42に記憶されている音声信号デー
タ、反射音波Pnを反射する反射面の反射係数及び位相
回転特性に基づいて演算する。次のステップ336で
は、送信波形バッファメモリ42のアドレスAD1から
遅延時間Tnに対応するアドレスだけオフセットしたア
ドレスAD2に記憶されている音声信号データを読み出
し、該読み出した音声信号データからステップ334で
演算した反射音波Pnの音声信号データを減算し、その
結果得られた音声信号データをメモリアドレスAD2に
書き込む。上記のステップ332、334、336の処
理は、次のステップ338で全ての反射音波に対して完
了したと判定されるまで繰り返す。これにより、図14
(B)乃至(F)に示す5つの反射音波P1〜P5の各
々に対応する音声信号データが演算され、図14(A)
に示す直接音波Dに対応する音声信号データから上記の
5つの反射音波の各々に対応する音声信号データを減算
されることにより、図14(G)に示す各スピーカ36
から発するべき音波(送出波形)に対応する音声信号デ
ータが求められ、記憶される。ステップ338では肯定
判定されステップ310ヘ戻る。
に到達する反射音波Pnを表す音声信号データを、送信
波形バッファメモリ42に記憶されている音声信号デー
タ、反射音波Pnを反射する反射面の反射係数及び位相
回転特性に基づいて演算する。次のステップ336で
は、送信波形バッファメモリ42のアドレスAD1から
遅延時間Tnに対応するアドレスだけオフセットしたア
ドレスAD2に記憶されている音声信号データを読み出
し、該読み出した音声信号データからステップ334で
演算した反射音波Pnの音声信号データを減算し、その
結果得られた音声信号データをメモリアドレスAD2に
書き込む。上記のステップ332、334、336の処
理は、次のステップ338で全ての反射音波に対して完
了したと判定されるまで繰り返す。これにより、図14
(B)乃至(F)に示す5つの反射音波P1〜P5の各
々に対応する音声信号データが演算され、図14(A)
に示す直接音波Dに対応する音声信号データから上記の
5つの反射音波の各々に対応する音声信号データを減算
されることにより、図14(G)に示す各スピーカ36
から発するべき音波(送出波形)に対応する音声信号デ
ータが求められ、記憶される。ステップ338では肯定
判定されステップ310ヘ戻る。
【0122】ステップ310が否定された場合には、ス
テップ352でフラグF1が1か否か判定する。当初フ
ラグF1はステップ300の初期化処理によりリセット
されているので否定判定され、ステップ354へ進み、
タイミング信号を受信したか否か判定する。
テップ352でフラグF1が1か否か判定する。当初フ
ラグF1はステップ300の初期化処理によりリセット
されているので否定判定され、ステップ354へ進み、
タイミング信号を受信したか否か判定する。
【0123】未だタイミング信号を受信していなければ
ステップ310へ戻り、タイミング信号を受信していれ
ばステップ356でフラグF1をセット(これにより、
以降の処理ではステップ352の判定が無条件に肯定さ
れる)した後、ステップ358へ進む。ステップ358
では送信波形バッファメモリ42の基準アドレスAD0
から順に所定データ量の音声信号データを読み取り、読
み取った音声信号データをD/Aコンバータ44へ出力
する。なお、上述したように、実際の音声信号データ
は、基準アドレスAD0から指定された位相差に対応す
るアドレスだけオフセットしたアドレスAD1から以降
に記憶されているので、無指向性スピーカ36から実際
に音声が出力されるのは、タイミング信号を受信してか
ら指定された位相差(スピーカモジュール30間の位相
差)に対応する時間だけ経過した後となる。
ステップ310へ戻り、タイミング信号を受信していれ
ばステップ356でフラグF1をセット(これにより、
以降の処理ではステップ352の判定が無条件に肯定さ
れる)した後、ステップ358へ進む。ステップ358
では送信波形バッファメモリ42の基準アドレスAD0
から順に所定データ量の音声信号データを読み取り、読
み取った音声信号データをD/Aコンバータ44へ出力
する。なお、上述したように、実際の音声信号データ
は、基準アドレスAD0から指定された位相差に対応す
るアドレスだけオフセットしたアドレスAD1から以降
に記憶されているので、無指向性スピーカ36から実際
に音声が出力されるのは、タイミング信号を受信してか
ら指定された位相差(スピーカモジュール30間の位相
差)に対応する時間だけ経過した後となる。
【0124】D/Aコンバータ44へ出力された音声信
号データは、D/Aコンバータ44によってアナログの
音声信号に変換され、フィルタアンプ34において指示
された振幅に対応するゲインで増幅された後にスピーカ
36に供給される。これにより、スピーカ36からは図
14(G)に示す波形の音波が放射され、集音範囲10
0に到達したP1〜P5の反射音波が、集音範囲100
に到達した図14(G)に示す波形の直接音波Dによっ
て打ち消されることになる。従って、集音範囲100で
は、図14(A)に示す波形の音が聴取される。
号データは、D/Aコンバータ44によってアナログの
音声信号に変換され、フィルタアンプ34において指示
された振幅に対応するゲインで増幅された後にスピーカ
36に供給される。これにより、スピーカ36からは図
14(G)に示す波形の音波が放射され、集音範囲10
0に到達したP1〜P5の反射音波が、集音範囲100
に到達した図14(G)に示す波形の直接音波Dによっ
て打ち消されることになる。従って、集音範囲100で
は、図14(A)に示す波形の音が聴取される。
【0125】次のステップ360では送信波形バッファ
メモリ42内に出力されていない音声信号データがある
か否かの判定を行う。未だ出力されていない音声信号デ
ータがある場合は、ステップ310へ戻る。従って、ス
テップ330〜338における音声信号データの受信、
反射音波の影響を考慮した音声信号データの演算及び格
納と、ステップ358における音声信号データの出力と
は、並列的に行われることになる。ステップ358は送
信波形バッファメモリ42内に未出力の音声信号データ
が有る間、繰り返し実行される。送信波形バッファメモ
リ42内の全ての音声信号データが出力されると、ステ
ップ360の判定が否定され、制御ルーチンを終了す
る。
メモリ42内に出力されていない音声信号データがある
か否かの判定を行う。未だ出力されていない音声信号デ
ータがある場合は、ステップ310へ戻る。従って、ス
テップ330〜338における音声信号データの受信、
反射音波の影響を考慮した音声信号データの演算及び格
納と、ステップ358における音声信号データの出力と
は、並列的に行われることになる。ステップ358は送
信波形バッファメモリ42内に未出力の音声信号データ
が有る間、繰り返し実行される。送信波形バッファメモ
リ42内の全ての音声信号データが出力されると、ステ
ップ360の判定が否定され、制御ルーチンを終了す
る。
【0126】以上の説明から明らかなように、本第3実
施形態によれば、壁や天井等で囲まれた室内等の音響環
境において音を集音させる場合でも、集音範囲内で聴取
される音の音質を向上させることができる。
施形態によれば、壁や天井等で囲まれた室内等の音響環
境において音を集音させる場合でも、集音範囲内で聴取
される音の音質を向上させることができる。
【0127】また、各スピーカ36からの直接音波に対
する5つの反射音波の音声信号の演算を、各スピーカモ
ジュール30側のCPU48において行うようにして、
上記演算処理の負荷を分散化したので、全てのスピーカ
36についての上記演算処理を中央制御装置11側のC
PU14により行う場合よりも、処理時間を短縮するこ
とができる。但し、音伝達装置10がスピーカ36の配
置数が少ない小規模な装置構成である場合は、全てのス
ピーカ36についての上記演算処理を中央制御装置11
側のCPU14により行う中央集中型の処理形態を採用
しても良い。
する5つの反射音波の音声信号の演算を、各スピーカモ
ジュール30側のCPU48において行うようにして、
上記演算処理の負荷を分散化したので、全てのスピーカ
36についての上記演算処理を中央制御装置11側のC
PU14により行う場合よりも、処理時間を短縮するこ
とができる。但し、音伝達装置10がスピーカ36の配
置数が少ない小規模な装置構成である場合は、全てのス
ピーカ36についての上記演算処理を中央制御装置11
側のCPU14により行う中央集中型の処理形態を採用
しても良い。
【0128】なお、集音範囲100に集音される音の音
質にさほど高い音質が要求されない場合には、演算処理
の負荷軽減のために、複数のスピーカ36のうち、集音
範囲100から比較的遠い位置に配置され且つ反射面の
反射係数が小さいために、発せられた直接音波に対応す
る反射音波が微小な音波となるようなスピーカ36につ
いての反射音波の音声信号の演算を省略しても良い。
質にさほど高い音質が要求されない場合には、演算処理
の負荷軽減のために、複数のスピーカ36のうち、集音
範囲100から比較的遠い位置に配置され且つ反射面の
反射係数が小さいために、発せられた直接音波に対応す
る反射音波が微小な音波となるようなスピーカ36につ
いての反射音波の音声信号の演算を省略しても良い。
【0129】また、上記実施形態では部屋84内の音響
環境が一定であることを前提としているが、例えば部屋
84内のカーテンが開閉される等によって音響環境は変
化する。このため、このような音響環境の変化を検出
し、その時の音響環境の状態に応じた制御を行うように
しても良い。音響環境の状態を検出するためには、一例
として図15及び図16に示すように、部屋84の壁面
120、122、124、125、及び床88の状態を
撮影するテレビカメラ72とテレビカメラ72により撮
影された画像情報に対するデジタル化処理やノイズカッ
ト処理等を行う画像処理装置74等を含んで構成された
撮影装置70を複数設けることが考えられる。
環境が一定であることを前提としているが、例えば部屋
84内のカーテンが開閉される等によって音響環境は変
化する。このため、このような音響環境の変化を検出
し、その時の音響環境の状態に応じた制御を行うように
しても良い。音響環境の状態を検出するためには、一例
として図15及び図16に示すように、部屋84の壁面
120、122、124、125、及び床88の状態を
撮影するテレビカメラ72とテレビカメラ72により撮
影された画像情報に対するデジタル化処理やノイズカッ
ト処理等を行う画像処理装置74等を含んで構成された
撮影装置70を複数設けることが考えられる。
【0130】テレビカメラ72は撮影方向が下向きとな
るように天井86に配置され、画像処理装置74を介し
てI/O20に接続されている。上記複数のテレビカメ
ラ72により5つの反射面の現在の状態を撮影し、その
撮影情報より、例えばカーテンが開いているか閉じてい
るか等の音響環境の現在の状態を判断し、判断した現在
の音響環境の状態及び温度センサ80により検出された
室温に応じた音環境パラメータを設定し、設定された音
環境パラメータに基づいて上述した処理の流れに従って
図14(G)に示すような送出波形に対応する音声信号
データを演算する。これにより、音響環境の状態の変化
に拘わらず、集音範囲内で聴取される音の音質を向上さ
せることができる。
るように天井86に配置され、画像処理装置74を介し
てI/O20に接続されている。上記複数のテレビカメ
ラ72により5つの反射面の現在の状態を撮影し、その
撮影情報より、例えばカーテンが開いているか閉じてい
るか等の音響環境の現在の状態を判断し、判断した現在
の音響環境の状態及び温度センサ80により検出された
室温に応じた音環境パラメータを設定し、設定された音
環境パラメータに基づいて上述した処理の流れに従って
図14(G)に示すような送出波形に対応する音声信号
データを演算する。これにより、音響環境の状態の変化
に拘わらず、集音範囲内で聴取される音の音質を向上さ
せることができる。
【0131】〔第4実施形態〕次に、本発明の第4実施
形態を説明する。本第4実施形態に係る音伝達装置10
の構成は、先に説明した図15と同一であるので説明を
省略し、以下、本第4実施形態の作用について、第3実
施形態と異なる部分のみ説明する。
形態を説明する。本第4実施形態に係る音伝達装置10
の構成は、先に説明した図15と同一であるので説明を
省略し、以下、本第4実施形態の作用について、第3実
施形態と異なる部分のみ説明する。
【0132】図17に示す制御ルーチンにおいて、ステ
ップ204の判定が肯定された場合、ステップ230で
は、テレビカメラ72により撮影された図19に示す聴
取者102、103を含む映像に対応する撮影情報を撮
影装置70から取り込み、タイミング信号を送信済であ
ることを示すフラグF2をリセットする。
ップ204の判定が肯定された場合、ステップ230で
は、テレビカメラ72により撮影された図19に示す聴
取者102、103を含む映像に対応する撮影情報を撮
影装置70から取り込み、タイミング信号を送信済であ
ることを示すフラグF2をリセットする。
【0133】次のステップ234では、上記のステップ
230で取り込んだ撮影情報に基づいて、撮影画像か
ら、表面の多くが毛髪で覆われており黒色部分が多い略
球状である等のように人物の頭部に特有の特徴量を備え
た領域を、所定の一聴取者102の頭部102Aに相当
する領域として抽出し、抽出した領域の撮影画像上にお
ける位置、大きさ等に基づいて3次元座標上における頭
部102Aの位置を推定し、その頭部102Aを含む所
定の大きさの領域を集音範囲100として設定し、その
領域、即ち集音範囲100の位置を演算する。このステ
ップ234の集音範囲の位置の演算は、次のステップ2
36で部屋84内に存在する全ての聴取者に対応する集
音範囲(図19においては集音範囲100、101)に
ついて完了するまで繰り返される。
230で取り込んだ撮影情報に基づいて、撮影画像か
ら、表面の多くが毛髪で覆われており黒色部分が多い略
球状である等のように人物の頭部に特有の特徴量を備え
た領域を、所定の一聴取者102の頭部102Aに相当
する領域として抽出し、抽出した領域の撮影画像上にお
ける位置、大きさ等に基づいて3次元座標上における頭
部102Aの位置を推定し、その頭部102Aを含む所
定の大きさの領域を集音範囲100として設定し、その
領域、即ち集音範囲100の位置を演算する。このステ
ップ234の集音範囲の位置の演算は、次のステップ2
36で部屋84内に存在する全ての聴取者に対応する集
音範囲(図19においては集音範囲100、101)に
ついて完了するまで繰り返される。
【0134】全ての聴取者に対応する集音範囲の位置演
算を完了すると、ステップ238へ進み、演算した全て
の集音範囲の位置情報と、予め定められた所定データ量
(スピーカモジュール30の送信波形バッファメモリ4
2の記憶容量よりも小)の音声信号データと、を各スピ
ーカモジュール30へ送信する。
算を完了すると、ステップ238へ進み、演算した全て
の集音範囲の位置情報と、予め定められた所定データ量
(スピーカモジュール30の送信波形バッファメモリ4
2の記憶容量よりも小)の音声信号データと、を各スピ
ーカモジュール30へ送信する。
【0135】次のステップ240ではフラグF2が1か
否か判定する。当初フラグF2は上記のステップ230
でリセットされているので否定され、ステップ242へ
進み、各スピーカモジュール30へのタイミング信号の
送信及びフラグF2のセットを行う(これにより、以降
の処理ではステップ240の判定が無条件に肯定され
る)。次のステップ244では音声信号データを全デー
タ送信し終えたか否かを判定する。未だ音声信号データ
を全データ送信し終えていない場合は、ステップ246
へ進み最新の撮影情報を撮影装置70から取り込んだ
後、ステップ234へ戻り、取り込んだ最新の撮影情報
に基づいてステップ234以降の処理を再実行する。音
声信号データを全データ送信し終えた場合は、制御ルー
チンを終了する。
否か判定する。当初フラグF2は上記のステップ230
でリセットされているので否定され、ステップ242へ
進み、各スピーカモジュール30へのタイミング信号の
送信及びフラグF2のセットを行う(これにより、以降
の処理ではステップ240の判定が無条件に肯定され
る)。次のステップ244では音声信号データを全デー
タ送信し終えたか否かを判定する。未だ音声信号データ
を全データ送信し終えていない場合は、ステップ246
へ進み最新の撮影情報を撮影装置70から取り込んだ
後、ステップ234へ戻り、取り込んだ最新の撮影情報
に基づいてステップ234以降の処理を再実行する。音
声信号データを全データ送信し終えた場合は、制御ルー
チンを終了する。
【0136】一方、スピーカモジュール30では、図1
8に示す制御ルーチンにおいてステップ304で応答信
号を送信した後に進むステップ307では、上記のステ
ップ238で中央制御装置11側から送信された音声信
号データ及び全ての集音範囲の位置情報を受信したか否
かを判定する。
8に示す制御ルーチンにおいてステップ304で応答信
号を送信した後に進むステップ307では、上記のステ
ップ238で中央制御装置11側から送信された音声信
号データ及び全ての集音範囲の位置情報を受信したか否
かを判定する。
【0137】上記の音声信号データ及び全ての集音範囲
の位置情報を受信した場合、ステップ326へ進み所定
の集音範囲に対応する音声信号データの振幅及び位相差
を、該集音範囲の位置情報及びROM50から取り込ん
だ該スピーカ36に関する位置情報に基づいて演算す
る。次のステップ328では上記で演算した振幅に応じ
て音声信号データが表す振幅値を変更し、送信波形バッ
ファメモリ42の予め定められた基準アドレスAD0に
対し、上記ステップ326で演算された位相差分だけオ
フセットしたアドレスAD1に、振幅値を変更した音声
信号データを書き込むと共に、演算された振幅に応じて
フィルタアンプ34のゲインを設定する。
の位置情報を受信した場合、ステップ326へ進み所定
の集音範囲に対応する音声信号データの振幅及び位相差
を、該集音範囲の位置情報及びROM50から取り込ん
だ該スピーカ36に関する位置情報に基づいて演算す
る。次のステップ328では上記で演算した振幅に応じ
て音声信号データが表す振幅値を変更し、送信波形バッ
ファメモリ42の予め定められた基準アドレスAD0に
対し、上記ステップ326で演算された位相差分だけオ
フセットしたアドレスAD1に、振幅値を変更した音声
信号データを書き込むと共に、演算された振幅に応じて
フィルタアンプ34のゲインを設定する。
【0138】次のステップ340では全ての集音範囲に
対して上記のステップ326、328の処理が完了した
か否かを判定する。未だ完了していない場合は、ステッ
プ326へ戻り、上記処理が未完了である集音範囲に対
して上記のステップ326、328の処理を行い、全て
の集音範囲に対して完了した場合は、ステップ307へ
戻る。
対して上記のステップ326、328の処理が完了した
か否かを判定する。未だ完了していない場合は、ステッ
プ326へ戻り、上記処理が未完了である集音範囲に対
して上記のステップ326、328の処理を行い、全て
の集音範囲に対して完了した場合は、ステップ307へ
戻る。
【0139】ステップ307の判定が否定された場合に
は、ステップ352へ進み、上記第3実施形態において
説明したステップ352〜ステップ360の処理を行
う。
は、ステップ352へ進み、上記第3実施形態において
説明したステップ352〜ステップ360の処理を行
う。
【0140】以上の説明から明らかなように、本第4実
施形態によれば、聴取者の位置に応じた位置に集音範囲
が設定され、聴取者の位置の変化に応じて、対応する集
音範囲の位置も移動させるので、聴取者が部屋84内を
移動したとしても、該聴取者にのみ音声が聴取されるよ
うに制御することができる。
施形態によれば、聴取者の位置に応じた位置に集音範囲
が設定され、聴取者の位置の変化に応じて、対応する集
音範囲の位置も移動させるので、聴取者が部屋84内を
移動したとしても、該聴取者にのみ音声が聴取されるよ
うに制御することができる。
【0141】また、集音範囲を複数設定することができ
るので、音伝達装置10を複数設けることなく、複数の
聴取者の各々にのみ所定の音声が聴取されるように制御
することができる。
るので、音伝達装置10を複数設けることなく、複数の
聴取者の各々にのみ所定の音声が聴取されるように制御
することができる。
【0142】なお、集音範囲を設定するために聴取者の
位置を検出する方法としては、上記のようなテレビカメ
ラ72によって撮影された聴取者を含む映像情報に基づ
く聴取者の位置検出に限定されるものではなく、例え
ば、室内における温度分布を検出することのできる温度
分布検出センサ126(図20参照)を設け、聴取者の
体温が検出される場所を特定することによって当該聴取
者の位置を検出しても良い。また、所定周波数の電波を
発信する発信器を内蔵したノンタッチカード128(図
20参照)を音声を聴かせる対象としての特定の聴取者
の胸部等に装着させ、前記発信器から発信される所定周
波数の電波を受信し、その到来角を演算することによ
り、当該聴取者の位置を検出するようにしても良い。
位置を検出する方法としては、上記のようなテレビカメ
ラ72によって撮影された聴取者を含む映像情報に基づ
く聴取者の位置検出に限定されるものではなく、例え
ば、室内における温度分布を検出することのできる温度
分布検出センサ126(図20参照)を設け、聴取者の
体温が検出される場所を特定することによって当該聴取
者の位置を検出しても良い。また、所定周波数の電波を
発信する発信器を内蔵したノンタッチカード128(図
20参照)を音声を聴かせる対象としての特定の聴取者
の胸部等に装着させ、前記発信器から発信される所定周
波数の電波を受信し、その到来角を演算することによ
り、当該聴取者の位置を検出するようにしても良い。
【0143】また、上記実施形態では部屋84内に複数
の聴取者が存在している場合に、各聴取者に対応する集
音範囲に各々同じ音声を集音させるようにしていたが、
各集音範囲に異なる音声を集音させるようにしても良
い。これは、中央制御端末11では各スピーカモジュー
ル30に各集音範囲に対応する音声信号データを各々送
信し、各スピーカモジュール30側では図18のフロー
チャートのステップ328において各集音範囲に対応す
る音声信号データを送信波形バッファメモリ42に書き
込むことで実現できる。
の聴取者が存在している場合に、各聴取者に対応する集
音範囲に各々同じ音声を集音させるようにしていたが、
各集音範囲に異なる音声を集音させるようにしても良
い。これは、中央制御端末11では各スピーカモジュー
ル30に各集音範囲に対応する音声信号データを各々送
信し、各スピーカモジュール30側では図18のフロー
チャートのステップ328において各集音範囲に対応す
る音声信号データを送信波形バッファメモリ42に書き
込むことで実現できる。
【0144】更に、前述した聴取者の位置検出方法を応
用して、聴取者の種類(例えば国籍等)等の識別を行
い、聴取者の種類等に応じて対応する集音範囲に集音す
る音声を選択するようにしても良い。聴取者の種類等
は、先に説明したノンタッチカード128(図20参
照)において、発信電波の周波数を当該聴取者の種類等
に応じて変更(例えば、聴取者が米国人であれば周波数
f1、聴取者が中国人であれば周波数f2等)すること
で、受信した電波の周波数に基づいて識別できる。そし
て、各聴取者の国籍に対応する言語による展示物説明等
のアナウンスを、各聴取者に対応する集音範囲に集音す
ることにより、聴取者は自分の国籍に対応する言語によ
る展示物説明等のアナウンスを聞くことができるという
効果が得られる。
用して、聴取者の種類(例えば国籍等)等の識別を行
い、聴取者の種類等に応じて対応する集音範囲に集音す
る音声を選択するようにしても良い。聴取者の種類等
は、先に説明したノンタッチカード128(図20参
照)において、発信電波の周波数を当該聴取者の種類等
に応じて変更(例えば、聴取者が米国人であれば周波数
f1、聴取者が中国人であれば周波数f2等)すること
で、受信した電波の周波数に基づいて識別できる。そし
て、各聴取者の国籍に対応する言語による展示物説明等
のアナウンスを、各聴取者に対応する集音範囲に集音す
ることにより、聴取者は自分の国籍に対応する言語によ
る展示物説明等のアナウンスを聞くことができるという
効果が得られる。
【0145】〔第5実施形態〕次に、本発明の第5実施
形態を説明する。本第5実施形態に係る音伝達装置10
の構成は、先に説明した図15と同一であるので、説明
を省略し、以下、本第5実施形態の作用について、第4
実施形態と異なる部分のみ説明する。
形態を説明する。本第5実施形態に係る音伝達装置10
の構成は、先に説明した図15と同一であるので、説明
を省略し、以下、本第5実施形態の作用について、第4
実施形態と異なる部分のみ説明する。
【0146】図21に示す制御ルーチンにおいて、ステ
ップ230での撮影情報の取り込みとタイミング信号の
送信済を示すフラグF2のリセットとを行った後、ステ
ップ233では、上記のステップ230で取り込んだ撮
影情報に基づいて、撮影画像から、表面の多くが毛髪で
覆われており黒色部分が多い略球状である等のように人
物の頭部に特有の特徴量を備えた領域を、所定の一聴取
者102の頭部102Aに相当する領域として抽出し、
抽出した領域の撮影画像上における位置、大きさ等に基
づいて3次元座標上における頭部102Aの位置を演算
する。
ップ230での撮影情報の取り込みとタイミング信号の
送信済を示すフラグF2のリセットとを行った後、ステ
ップ233では、上記のステップ230で取り込んだ撮
影情報に基づいて、撮影画像から、表面の多くが毛髪で
覆われており黒色部分が多い略球状である等のように人
物の頭部に特有の特徴量を備えた領域を、所定の一聴取
者102の頭部102Aに相当する領域として抽出し、
抽出した領域の撮影画像上における位置、大きさ等に基
づいて3次元座標上における頭部102Aの位置を演算
する。
【0147】次のステップ235では聴取者の頭部の位
置に基づいて聴取者の左右各耳の位置を以下のようにし
て推定する。図23に示す聴取者102について説明す
ると、まず頭部102Aの下に位置する胴体102Bを
認識し、その胴体102Bにおいて胸幅L2は肩幅L1
よりも小さいということから、聴取者102は矢印Q方
向又はその逆方向を向いていると推定する。次に、頭部
102Aの表面における毛髪の占める比率は顔の位置す
る側よりも顔の位置しない側の方が高いという一般的特
徴に基づいて、図23において紙面奥側の方が紙面手前
側よりも黒色の度合が高いことから、聴取者102は矢
印Q方向を向いていると推定する。これにより、聴取者
102の左耳は頭部102Aの矢印R方向に向かう側に
隣接する場所に位置し、右耳114は頭部102Aの矢
印Rと反対方向に向かう側に隣接する場所に位置すると
推定する。なお、これら左右各耳の位置情報としては、
既に説明した図23に示す矢印X方向、矢印Y方向、矢
印Z方向の各々に沿って等分割して得られた直方体状の
領域を、更に上記各方向に沿って所定の数に等分割して
得られる小さな直方体状の領域(図示省略)のうち何れ
の領域内に位置するかを表す情報を用いることができ
る。またステップ235では、左耳及び右耳の各々が位
置する領域の4頂点に外接し該領域を包含する仮想の球
状の領域112、114を集音範囲として設定し、それ
ら集音範囲の位置情報として、該集音範囲に対応する耳
が位置する領域の位置情報を設定する。
置に基づいて聴取者の左右各耳の位置を以下のようにし
て推定する。図23に示す聴取者102について説明す
ると、まず頭部102Aの下に位置する胴体102Bを
認識し、その胴体102Bにおいて胸幅L2は肩幅L1
よりも小さいということから、聴取者102は矢印Q方
向又はその逆方向を向いていると推定する。次に、頭部
102Aの表面における毛髪の占める比率は顔の位置す
る側よりも顔の位置しない側の方が高いという一般的特
徴に基づいて、図23において紙面奥側の方が紙面手前
側よりも黒色の度合が高いことから、聴取者102は矢
印Q方向を向いていると推定する。これにより、聴取者
102の左耳は頭部102Aの矢印R方向に向かう側に
隣接する場所に位置し、右耳114は頭部102Aの矢
印Rと反対方向に向かう側に隣接する場所に位置すると
推定する。なお、これら左右各耳の位置情報としては、
既に説明した図23に示す矢印X方向、矢印Y方向、矢
印Z方向の各々に沿って等分割して得られた直方体状の
領域を、更に上記各方向に沿って所定の数に等分割して
得られる小さな直方体状の領域(図示省略)のうち何れ
の領域内に位置するかを表す情報を用いることができ
る。またステップ235では、左耳及び右耳の各々が位
置する領域の4頂点に外接し該領域を包含する仮想の球
状の領域112、114を集音範囲として設定し、それ
ら集音範囲の位置情報として、該集音範囲に対応する耳
が位置する領域の位置情報を設定する。
【0148】上記のステップ234、235は、次のス
テップ236で全ての聴取者について完了するまで繰り
返される。
テップ236で全ての聴取者について完了するまで繰り
返される。
【0149】全ての聴取者の左右各耳に対応する集音範
囲の位置設定を完了すると、ステップ237へ進み、全
ての聴取者の左右各耳に対応する集音範囲の位置情報
と、左右各耳に対する所定データ量の音声信号データと
を、各スピーカモジュール30へ送信する。なお、上記
の左右各耳に対する音声信号データとして、所定音源か
ら発せられた音を該音源に向かって左側の位置で記録し
た音及び右側の位置で記録した音の各々に対応する音声
信号データを供給する。
囲の位置設定を完了すると、ステップ237へ進み、全
ての聴取者の左右各耳に対応する集音範囲の位置情報
と、左右各耳に対する所定データ量の音声信号データと
を、各スピーカモジュール30へ送信する。なお、上記
の左右各耳に対する音声信号データとして、所定音源か
ら発せられた音を該音源に向かって左側の位置で記録し
た音及び右側の位置で記録した音の各々に対応する音声
信号データを供給する。
【0150】次のステップ240ではフラグF2が1か
否か判定する。当初フラグF2は上記のステップ230
でリセットされているので否定され、ステップ242へ
進み、各スピーカモジュール30へのタイミング信号の
送信及びフラグF2のセットを行う(これにより、以降
の処理ではステップ240の判定が無条件に肯定され
る)。次のステップ244では音声信号データを全デー
タ送信し終えたか否かを判定する。未だ音声信号データ
を全データ送信し終えていない場合は、ステップ246
へ進み、最新の撮影情報を撮影装置70から取り込んだ
後、ステップ233へ戻り、取り込んだ最新の撮影情報
に基づいてステップ233以降の処理を再実行する。音
声信号データを全データ送信し終えた場合は、制御ルー
チンを終了する。
否か判定する。当初フラグF2は上記のステップ230
でリセットされているので否定され、ステップ242へ
進み、各スピーカモジュール30へのタイミング信号の
送信及びフラグF2のセットを行う(これにより、以降
の処理ではステップ240の判定が無条件に肯定され
る)。次のステップ244では音声信号データを全デー
タ送信し終えたか否かを判定する。未だ音声信号データ
を全データ送信し終えていない場合は、ステップ246
へ進み、最新の撮影情報を撮影装置70から取り込んだ
後、ステップ233へ戻り、取り込んだ最新の撮影情報
に基づいてステップ233以降の処理を再実行する。音
声信号データを全データ送信し終えた場合は、制御ルー
チンを終了する。
【0151】一方、スピーカモジュール30では、図2
2に示す制御ルーチンにおいてステップ304で応答信
号を送信した後に進むステップ309では、上記のステ
ップ237で中央制御装置11側から送信された聴取者
の左右各耳に対応する集音範囲の位置情報、及び左右各
耳に対する音声信号データを受信したか否かを判定す
る。
2に示す制御ルーチンにおいてステップ304で応答信
号を送信した後に進むステップ309では、上記のステ
ップ237で中央制御装置11側から送信された聴取者
の左右各耳に対応する集音範囲の位置情報、及び左右各
耳に対する音声信号データを受信したか否かを判定す
る。
【0152】上記の集音範囲の位置情報及び音声信号デ
ータを受信した場合、ステップ327へ進み、所定の一
聴取者の一方の耳に対応する集音範囲に対する音声信号
データの振幅及び位相差を、該集音範囲の位置情報及び
ROM50から取り込んだ該スピーカ36に関する位置
情報に基づいて演算する。次のステップ328では送信
波形バッファメモリ42の予め定められた基準アドレス
AD0に対し、上記ステップ326で演算された位相差
分だけオフセットしたメモリアドレスAD1に、受信し
た音声信号データを書き込むと共に、演算された振幅に
応じてフィルタアンプ34のゲインを設定する。
ータを受信した場合、ステップ327へ進み、所定の一
聴取者の一方の耳に対応する集音範囲に対する音声信号
データの振幅及び位相差を、該集音範囲の位置情報及び
ROM50から取り込んだ該スピーカ36に関する位置
情報に基づいて演算する。次のステップ328では送信
波形バッファメモリ42の予め定められた基準アドレス
AD0に対し、上記ステップ326で演算された位相差
分だけオフセットしたメモリアドレスAD1に、受信し
た音声信号データを書き込むと共に、演算された振幅に
応じてフィルタアンプ34のゲインを設定する。
【0153】次のステップ339では、所定の一聴取者
の左右各耳に対応する集音範囲に対して上記のステップ
327、328の処理が完了したか否かを判定する。未
完了の場合はステップ327へ戻り、所定の一聴取者の
もう一方の耳に対応する集音範囲に対してステップ32
7、328の処理を行う。左右各耳に対応する集音範囲
に対して完了した場合、ステップ340へ進み、全ての
聴取者(図23に示す例では聴取者102、103)に
対して上記のステップ327、328の処理が完了した
か否かを判定する。未だ全ての聴取者に対して完了して
いない場合は、ステップ327へ戻り、上記処理が完了
していない聴取者に対して上記のステップ327〜ステ
ップ339の処理を行う。全ての聴取者に対して完了し
た場合は、ステップ309へ戻り、聴取者の左右各耳に
対応する集音範囲の最新の位置情報、及び左右各耳に対
する次の音声信号データを受信したか否かの判定を再度
行う。
の左右各耳に対応する集音範囲に対して上記のステップ
327、328の処理が完了したか否かを判定する。未
完了の場合はステップ327へ戻り、所定の一聴取者の
もう一方の耳に対応する集音範囲に対してステップ32
7、328の処理を行う。左右各耳に対応する集音範囲
に対して完了した場合、ステップ340へ進み、全ての
聴取者(図23に示す例では聴取者102、103)に
対して上記のステップ327、328の処理が完了した
か否かを判定する。未だ全ての聴取者に対して完了して
いない場合は、ステップ327へ戻り、上記処理が完了
していない聴取者に対して上記のステップ327〜ステ
ップ339の処理を行う。全ての聴取者に対して完了し
た場合は、ステップ309へ戻り、聴取者の左右各耳に
対応する集音範囲の最新の位置情報、及び左右各耳に対
する次の音声信号データを受信したか否かの判定を再度
行う。
【0154】聴取者の左右各耳に対応する集音範囲の最
新の位置情報、及び左右各耳に対する次の音声信号デー
タを受信した場合は、受信した上記データに基づいて上
記のステップ327〜ステップ340の処理を再度行
う。
新の位置情報、及び左右各耳に対する次の音声信号デー
タを受信した場合は、受信した上記データに基づいて上
記のステップ327〜ステップ340の処理を再度行
う。
【0155】ステップ309の判定が否定された場合に
は、ステップ352へ進み、上記第3実施形態において
説明したステップ352〜ステップ360の処理を行
う。このうちステップ358では所定データ量の音声信
号データが送信波形バッファメモリ42の基準アドレス
AD0から順に読み取られ、D/Aコンバータ44へ出
力される。
は、ステップ352へ進み、上記第3実施形態において
説明したステップ352〜ステップ360の処理を行
う。このうちステップ358では所定データ量の音声信
号データが送信波形バッファメモリ42の基準アドレス
AD0から順に読み取られ、D/Aコンバータ44へ出
力される。
【0156】D/Aコンバータ44へ出力された上記の
音声信号データは、D/Aコンバータ44によりアナロ
グの音声信号へ変換され、フィルタアンプ34により増
幅された後にスピーカ36に供給される。
音声信号データは、D/Aコンバータ44によりアナロ
グの音声信号へ変換され、フィルタアンプ34により増
幅された後にスピーカ36に供給される。
【0157】これにより、スピーカ36から上記の音声
信号データに対応するアナログの音声が発せられ、所定
音源から発せられた音を該音源に向かって左側の位置で
記録した音が左耳に対応する集音範囲に、右側の位置で
記録した音が右耳に対応する集音範囲に、各々集音され
る。従って、聴取者にステレオ感を感じさせることがで
きる。
信号データに対応するアナログの音声が発せられ、所定
音源から発せられた音を該音源に向かって左側の位置で
記録した音が左耳に対応する集音範囲に、右側の位置で
記録した音が右耳に対応する集音範囲に、各々集音され
る。従って、聴取者にステレオ感を感じさせることがで
きる。
【0158】なお、本第5実施形態では、検出した聴取
者の位置から聴取者の左右各耳の位置を推定し、それら
の左右各耳にステレオ感のある音の左側の音、右側の音
を各々集音する例を示したが、これを更に応用し、検出
した聴取者の位置から聴取者の耳の位置及び方向を推定
し、推定した聴取者の耳の位置及び方向に基づいて、聴
取者の聴覚の指向性に合った位置に集音範囲を設定する
ことにより、聴取者が音声をより明瞭に聞き取れるよう
にすることができる。
者の位置から聴取者の左右各耳の位置を推定し、それら
の左右各耳にステレオ感のある音の左側の音、右側の音
を各々集音する例を示したが、これを更に応用し、検出
した聴取者の位置から聴取者の耳の位置及び方向を推定
し、推定した聴取者の耳の位置及び方向に基づいて、聴
取者の聴覚の指向性に合った位置に集音範囲を設定する
ことにより、聴取者が音声をより明瞭に聞き取れるよう
にすることができる。
【0159】〔第6実施形態〕次に、本発明の第6実施
形態を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の
部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
形態を説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の
部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0160】図26に示すように、予め定められた集音
範囲100の直下の床下には、重量センサ82が配設さ
れており、この重量センサ82は集音範囲100の直下
の床に加わる重量を検出する。図24に示すように、上
記の重量センサ82はI/O20に接続されている。
範囲100の直下の床下には、重量センサ82が配設さ
れており、この重量センサ82は集音範囲100の直下
の床に加わる重量を検出する。図24に示すように、上
記の重量センサ82はI/O20に接続されている。
【0161】以下、本第6実施形態の作用について、第
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
1実施形態と異なる部分のみ説明する。
【0162】図25に示す制御ルーチンのステップ20
0では、集音範囲100の直下の床にかかる重量を検出
する重量センサ82から検出結果を取込み、次のステッ
プ201ではその重量の検出結果が所定重量以上である
か否かを判定する。この判定が肯定された場合には、聴
取者102が集音範囲100の直下の床上に立った、即
ち聴取者102の頭部102Aが予め床面から所定の高
さ位置に設定された集音範囲100内に位置したと判断
できる。
0では、集音範囲100の直下の床にかかる重量を検出
する重量センサ82から検出結果を取込み、次のステッ
プ201ではその重量の検出結果が所定重量以上である
か否かを判定する。この判定が肯定された場合には、聴
取者102が集音範囲100の直下の床上に立った、即
ち聴取者102の頭部102Aが予め床面から所定の高
さ位置に設定された集音範囲100内に位置したと判断
できる。
【0163】検出された重量が所定重量未満である場合
は、聴取者102の頭部102Aが集音範囲100内に
位置していないと判断できるので、処理を終了する。検
出された重量が所定重量以上である場合は、ステップ2
02へ進み、既に第1実施形態において説明したステッ
プ202以降の処理を行う。
は、聴取者102の頭部102Aが集音範囲100内に
位置していないと判断できるので、処理を終了する。検
出された重量が所定重量以上である場合は、ステップ2
02へ進み、既に第1実施形態において説明したステッ
プ202以降の処理を行う。
【0164】これにより、聴取者102の頭部102A
が集音範囲100内に位置した場合にのみ、集音範囲1
00に音を集音し、聴取者102に音を聞かせることが
できるので、例えば、聴取者が所定の展示物の前に到来
した場合に、当該展示物を説明するアナウンスの集音を
開始することにより、聴取者に上記のアナウンスを最初
から聞かせることができる。
が集音範囲100内に位置した場合にのみ、集音範囲1
00に音を集音し、聴取者102に音を聞かせることが
できるので、例えば、聴取者が所定の展示物の前に到来
した場合に、当該展示物を説明するアナウンスの集音を
開始することにより、聴取者に上記のアナウンスを最初
から聞かせることができる。
【0165】なお、上記の第6実施形態と同様の効果を
奏する本発明の実施態様として、聴取者が特定動作を行
った場合にのみ、集音範囲に所定の音を集音するという
実施態様が考えられる。例えば、ショッピングセンタ等
において特定の商品を買物客が持ち上げたことを、当該
商品の陳列棚の下に配置された重量センサによる検出値
が所定値以下になったことによって検出し、その場合
に、当該商品の陳列棚の前を集音範囲として商品説明の
アナウンスを集音し、当該買物客にそのアナウンスを聞
かせることができる。また、図26において図示しない
展示物の前に押しボタン130を配置し、この押しボタ
ン130が押された場合に、展示物の前(押しボタン1
30の配設位置付近)を集音範囲として当該展示物の説
明のアナウンスを集音し、当該見物客にそのアナウンス
を聞かせることができる。
奏する本発明の実施態様として、聴取者が特定動作を行
った場合にのみ、集音範囲に所定の音を集音するという
実施態様が考えられる。例えば、ショッピングセンタ等
において特定の商品を買物客が持ち上げたことを、当該
商品の陳列棚の下に配置された重量センサによる検出値
が所定値以下になったことによって検出し、その場合
に、当該商品の陳列棚の前を集音範囲として商品説明の
アナウンスを集音し、当該買物客にそのアナウンスを聞
かせることができる。また、図26において図示しない
展示物の前に押しボタン130を配置し、この押しボタ
ン130が押された場合に、展示物の前(押しボタン1
30の配設位置付近)を集音範囲として当該展示物の説
明のアナウンスを集音し、当該見物客にそのアナウンス
を聞かせることができる。
【0166】〔第7実施形態〕次に、本発明に係る第7
実施形態を説明する。本第7実施形態では、オブジェク
トに音を伝達するにあたり、広角固定焦点レンズを備え
た複数のテレビカメラによりオブジェクトを含む画像を
撮影し、その画像データに基づいてオブジェクトの位置
を認識し、その位置に基づいて集音範囲を設定する例を
示す。
実施形態を説明する。本第7実施形態では、オブジェク
トに音を伝達するにあたり、広角固定焦点レンズを備え
た複数のテレビカメラによりオブジェクトを含む画像を
撮影し、その画像データに基づいてオブジェクトの位置
を認識し、その位置に基づいて集音範囲を設定する例を
示す。
【0167】図27に示すように、天井86には、テレ
ビカメラ72が複数台(一例として4台)設置されてお
り、各テレビカメラ72には、広角固定焦点レンズとし
ての魚眼レンズ72Aが設置されている。これにより、
オブジェクトが移動している場合、静止している場合を
問わず、テレビカメラ72を動かさずに該オブジェクト
を撮影可能となっている。各テレビカメラ72は図28
に示すように、該テレビカメラ72で撮影した画像デー
タに対し所定の画像処理を行う画像処理装置74を介し
て制御装置12に内蔵されたI/O20に接続されてい
る。
ビカメラ72が複数台(一例として4台)設置されてお
り、各テレビカメラ72には、広角固定焦点レンズとし
ての魚眼レンズ72Aが設置されている。これにより、
オブジェクトが移動している場合、静止している場合を
問わず、テレビカメラ72を動かさずに該オブジェクト
を撮影可能となっている。各テレビカメラ72は図28
に示すように、該テレビカメラ72で撮影した画像デー
タに対し所定の画像処理を行う画像処理装置74を介し
て制御装置12に内蔵されたI/O20に接続されてい
る。
【0168】なお、上記魚眼レンズ72Aとしては、例
えば、等距離射影(equidistance pro
jection)型、立体射影型、等立体角射影型、正
射影型等の種々の種類があり、本実施形態では何れの魚
眼レンズも使用可能であるが、以下、等距離射影型の魚
眼レンズを使用した例を説明する。また、各テレビカメ
ラ72はCCD(Charge−Coupled De
vice)エリアイメージセンサ72Bを備えている。
えば、等距離射影(equidistance pro
jection)型、立体射影型、等立体角射影型、正
射影型等の種々の種類があり、本実施形態では何れの魚
眼レンズも使用可能であるが、以下、等距離射影型の魚
眼レンズを使用した例を説明する。また、各テレビカメ
ラ72はCCD(Charge−Coupled De
vice)エリアイメージセンサ72Bを備えている。
【0169】また、物や人・動物等のオブジェクトは床
や地面からの高さが概ね決まっており、更に、広角固定
焦点レンズとしての魚眼レンズ72Aは焦点深度が大き
いという特性を有しているので、テレビカメラ72が焦
点調整機構を有していなくても、鮮明にCCDエリアイ
メージセンサ72B上にオブジェクト像を結像すること
ができる。このようにして、複数のテレビカメラ72の
各々により、オブジェクトを含む所定の領域が各々異な
る位置から撮影される。
や地面からの高さが概ね決まっており、更に、広角固定
焦点レンズとしての魚眼レンズ72Aは焦点深度が大き
いという特性を有しているので、テレビカメラ72が焦
点調整機構を有していなくても、鮮明にCCDエリアイ
メージセンサ72B上にオブジェクト像を結像すること
ができる。このようにして、複数のテレビカメラ72の
各々により、オブジェクトを含む所定の領域が各々異な
る位置から撮影される。
【0170】次に、本第7実施形態の作用を説明する。
オペレータが、オブジェクトとして対象人物Aを指定
し、中央制御装置11に設けられた図示しないスタート
ボタンをオンすると、図29に示す制御ルーチンが中央
制御装置11のCPU14により、前述した第1実施形
態と同じ図4に示す制御ルーチンが各スピーカモジュー
ル30のCPU48により、それぞれ実行される。
オペレータが、オブジェクトとして対象人物Aを指定
し、中央制御装置11に設けられた図示しないスタート
ボタンをオンすると、図29に示す制御ルーチンが中央
制御装置11のCPU14により、前述した第1実施形
態と同じ図4に示す制御ルーチンが各スピーカモジュー
ル30のCPU48により、それぞれ実行される。
【0171】以下では、各スピーカモジュール30で実
行される処理の説明は省略し、中央制御装置11で実行
される音声信号供給処理について図29〜39を用いて
説明する。
行される処理の説明は省略し、中央制御装置11で実行
される音声信号供給処理について図29〜39を用いて
説明する。
【0172】図29に示す音声信号供給処理は、前述し
た第1実施形態における図3の制御ルーチンにおいて、
ステップ210の集音範囲の位置情報の取込みに代わ
り、ステップ211で集音範囲の設定処理のサブルーチ
ン(図30参照)を実行する。
た第1実施形態における図3の制御ルーチンにおいて、
ステップ210の集音範囲の位置情報の取込みに代わ
り、ステップ211で集音範囲の設定処理のサブルーチ
ン(図30参照)を実行する。
【0173】まず、この集音範囲の設定処理のサブルー
チンを説明する。図30に示すステップ250では、オ
ブジェクト分別処理(図31参照)を実行する。
チンを説明する。図30に示すステップ250では、オ
ブジェクト分別処理(図31参照)を実行する。
【0174】図31のステップ280では、オブジェク
ト(対象人物A)が部屋84内に存在しないときの画像
データAをROM16から読み出し、次のステップ28
2において各テレビカメラ72で撮影した画像データB
を各々取り込んでRAM18に記憶する。次のステップ
284では画像データBと画像データAとの差をとって
部屋84に存在する対象人物Aを認識する。
ト(対象人物A)が部屋84内に存在しないときの画像
データAをROM16から読み出し、次のステップ28
2において各テレビカメラ72で撮影した画像データB
を各々取り込んでRAM18に記憶する。次のステップ
284では画像データBと画像データAとの差をとって
部屋84に存在する対象人物Aを認識する。
【0175】次にステップ286では所定時間Tのタイ
マを設定し、次のステップ288では、所定時間Tの時
間待ちに入り、タイムアウトになると、ステップ290
へ進む。
マを設定し、次のステップ288では、所定時間Tの時
間待ちに入り、タイムアウトになると、ステップ290
へ進む。
【0176】ステップ290では、各テレビカメラ72
で撮影した画像データC(即ち、画像データBから所定
時間T経過後の画像データ)を取り込む。そして、次の
ステップ292では、RAM18に記憶した画像データ
Bを読み出し、画像データBと画像データCとを比較
し、次のステップ294ではこの比較結果に基づいて対
象人物Aが移動しているか否かを判断する。
で撮影した画像データC(即ち、画像データBから所定
時間T経過後の画像データ)を取り込む。そして、次の
ステップ292では、RAM18に記憶した画像データ
Bを読み出し、画像データBと画像データCとを比較
し、次のステップ294ではこの比較結果に基づいて対
象人物Aが移動しているか否かを判断する。
【0177】対象人物Aが移動していない(静止してい
る)場合は、ステップ294で否定判断され図30のメ
インルーチンへリターンする。一方、対象人物Aが移動
している場合は、ステップ294で肯定判断されステッ
プ296へ進み、画像データBと画像データCとの差異
から対象人物Aの進行方向を求め(図32参照)、求め
た進行方向から対象人物Aの前後を判断する。そして、
次のステップ298で、対象人物Aの進行方向及び前後
に関する情報をRAM18に記憶し、図30のメインル
ーチンへリターンする。
る)場合は、ステップ294で否定判断され図30のメ
インルーチンへリターンする。一方、対象人物Aが移動
している場合は、ステップ294で肯定判断されステッ
プ296へ進み、画像データBと画像データCとの差異
から対象人物Aの進行方向を求め(図32参照)、求め
た進行方向から対象人物Aの前後を判断する。そして、
次のステップ298で、対象人物Aの進行方向及び前後
に関する情報をRAM18に記憶し、図30のメインル
ーチンへリターンする。
【0178】次のステップ252では、対象人物Aの位
置及び高さを演算する。図33に示すように、点Oに固
定された等距離射影型魚眼レンズ72Aの焦点距離を
f、点Oから部屋84の床面88に垂直に下ろした点Q
までの距離をH、点Qから対象人物Aの床面88上の点
Pまでの距離をR、対象人物Aの高さ(対象人物Aの天
井方向の先端を点P’としたときに点P’と点Pとの距
離)をhとする。また、点POQのなす角をθ、点P’
OQのなす角をθ’、CCDエリアイメージセンサ72
BのCCD面上のオブジェクト像の高さに対応する距離
をh’、オブジェクト像h’のうち点Pに対応して結像
した点をp、オブジェクト像h’のうち点P’に対応し
て結像した点をp’、CCD面の画像中心(CCD面の
中心)oから点pまでの距離をr、CCD面の画像中心
oから点p’までの距離をr’とすると、角θ、θ’、
距離r、r’は次式(1)〜(4)により求めることが
できる。
置及び高さを演算する。図33に示すように、点Oに固
定された等距離射影型魚眼レンズ72Aの焦点距離を
f、点Oから部屋84の床面88に垂直に下ろした点Q
までの距離をH、点Qから対象人物Aの床面88上の点
Pまでの距離をR、対象人物Aの高さ(対象人物Aの天
井方向の先端を点P’としたときに点P’と点Pとの距
離)をhとする。また、点POQのなす角をθ、点P’
OQのなす角をθ’、CCDエリアイメージセンサ72
BのCCD面上のオブジェクト像の高さに対応する距離
をh’、オブジェクト像h’のうち点Pに対応して結像
した点をp、オブジェクト像h’のうち点P’に対応し
て結像した点をp’、CCD面の画像中心(CCD面の
中心)oから点pまでの距離をr、CCD面の画像中心
oから点p’までの距離をr’とすると、角θ、θ’、
距離r、r’は次式(1)〜(4)により求めることが
できる。
【0179】 θ=tan-1(R/H) ・・・・・(1) θ’=tan-1{R/(H−h)} ・・・・・(2) r=fθ ・・・・・(3) r’=fθ’ ・・・・・(4) 従って、高さh及び距離Rは次式(5)及び(6)によ
り求めることができる。
り求めることができる。
【0180】 h=H{1−tan(r/f)/tan(r’/f)}・・・(5) R=Htan(r/f) ・・・・・(6) なお、距離H及び焦点距離fは予め定められており、式
(5)及び式(6)はROM16に記憶されている。こ
のため、このステップ252では、式(5)をROM1
6から読み出して1台のテレビカメラ72のCCD面上
の情報から高さhを演算し、式(6)を読み出して2台
のテレビカメラ72のCCD面上の情報からそれぞれ距
離Rを求め、求めた2つの距離Rから対象人物Aの2次
元位置を演算する。
(5)及び式(6)はROM16に記憶されている。こ
のため、このステップ252では、式(5)をROM1
6から読み出して1台のテレビカメラ72のCCD面上
の情報から高さhを演算し、式(6)を読み出して2台
のテレビカメラ72のCCD面上の情報からそれぞれ距
離Rを求め、求めた2つの距離Rから対象人物Aの2次
元位置を演算する。
【0181】次のステップ254では、上記ステップ2
52で演算した位置を中心として3次元空間をX方向、
Y方向及びZ方向に沿って仮想的に細分割したマトリク
ス状の微小空間(以後、ボクセルと称す)を設定する。
これにより、画像データCはボクセルの集合体に変換さ
れる。図34は4台のテレビカメラA、B、C、Dから
対象人物Aを投影したとき、対象人物Aが占有するボク
セルを概念的に示す。
52で演算した位置を中心として3次元空間をX方向、
Y方向及びZ方向に沿って仮想的に細分割したマトリク
ス状の微小空間(以後、ボクセルと称す)を設定する。
これにより、画像データCはボクセルの集合体に変換さ
れる。図34は4台のテレビカメラA、B、C、Dから
対象人物Aを投影したとき、対象人物Aが占有するボク
セルを概念的に示す。
【0182】即ち、各テレビカメラから対象人物Aを投
影したときの、対象人物Aの視野角内に位置するボクセ
ルは、影(死角)の部分RA 、RB 、RC 、RD も含め
て、対象人物Aが占有するボクセルとして設定される。
なお、ボクセルは、CCDエリアイメージセンサ72B
の解像度の限界まで細分割することが可能である。
影したときの、対象人物Aの視野角内に位置するボクセ
ルは、影(死角)の部分RA 、RB 、RC 、RD も含め
て、対象人物Aが占有するボクセルとして設定される。
なお、ボクセルは、CCDエリアイメージセンサ72B
の解像度の限界まで細分割することが可能である。
【0183】次のステップ256では、画像データのう
ち対象人物Aが占有するボクセルを、対象人物Aの高さ
hに基づいて以下のようにして限定する第1次絞り込み
を行う。
ち対象人物Aが占有するボクセルを、対象人物Aの高さ
hに基づいて以下のようにして限定する第1次絞り込み
を行う。
【0184】対象人物Aの高さhは、成人の平均身長か
ら概ねその値が予め設定可能であるので、図35(A)
〜(D)に示すように各テレビカメラから対象人物Aを
投影したときに対象人物Aの視野角内に位置するボクセ
ルのうち、高さが0〜hの範囲のものを、対象人物Aが
占有するボクセルとして絞り込む。なお、ここで絞り込
まれたボクセルで形成される領域を第1次絞り込み領域
とする。
ら概ねその値が予め設定可能であるので、図35(A)
〜(D)に示すように各テレビカメラから対象人物Aを
投影したときに対象人物Aの視野角内に位置するボクセ
ルのうち、高さが0〜hの範囲のものを、対象人物Aが
占有するボクセルとして絞り込む。なお、ここで絞り込
まれたボクセルで形成される領域を第1次絞り込み領域
とする。
【0185】次にステップ258では各画像データにお
ける第1次絞り込み領域から、それら全てに重複する領
域に絞り込む第2次絞り込みを行う。これにより、図3
4に示した影の領域RA 、RB 、RC 、RD は対象人物
Aが占有するボクセルから排除され、図36に示すよう
に、対象人物Aが占めるボクセル132に絞りこまれ
る。次のステップ260では、このボクセル132によ
って、オブジェクトの位置及び形状を正確に認識する。
なお、ボクセルはCCDエリアイメージセンサ72Bの
解像度の限界まで細分化することができるので、オブジ
ェクトの形状を細部まで認識することも可能である。
ける第1次絞り込み領域から、それら全てに重複する領
域に絞り込む第2次絞り込みを行う。これにより、図3
4に示した影の領域RA 、RB 、RC 、RD は対象人物
Aが占有するボクセルから排除され、図36に示すよう
に、対象人物Aが占めるボクセル132に絞りこまれ
る。次のステップ260では、このボクセル132によ
って、オブジェクトの位置及び形状を正確に認識する。
なお、ボクセルはCCDエリアイメージセンサ72Bの
解像度の限界まで細分化することができるので、オブジ
ェクトの形状を細部まで認識することも可能である。
【0186】次のステップ262では、図37に示すよ
うに、ボクセル132の高さ、太さ等の寸法や、予めR
OM16に記憶された頭部の色差、目、鼻、口、耳の位
置、腕の長さや位置、つま先の向き、関節の自由度等の
人間の特徴に関する情報、さらに対象人物Aが移動して
いる場合にはRAM18に記憶した対象人物Aの進行方
向や前後に関する情報に基づいて、ダミーモデル134
へ変換する。
うに、ボクセル132の高さ、太さ等の寸法や、予めR
OM16に記憶された頭部の色差、目、鼻、口、耳の位
置、腕の長さや位置、つま先の向き、関節の自由度等の
人間の特徴に関する情報、さらに対象人物Aが移動して
いる場合にはRAM18に記憶した対象人物Aの進行方
向や前後に関する情報に基づいて、ダミーモデル134
へ変換する。
【0187】次のステップ264では、対象人物Aの頭
部を撮影対象とした所定数(一例として2台)のテレビ
カメラの選択を行い、選択した各テレビカメラのCCD
面上における対象人物Aの頭部の位置に対応する2次元
座標を取り込む。なお、テレビカメラの選択において
は、例えば、対象人物Aを写した際のオブジェクト像が
大きい順に選択してもよいし、対象人物Aの正面を捉え
たテレビカメラを選択してもよい。また、選択された2
台のテレビカメラをそれぞれカメラL、カメラRとす
る。
部を撮影対象とした所定数(一例として2台)のテレビ
カメラの選択を行い、選択した各テレビカメラのCCD
面上における対象人物Aの頭部の位置に対応する2次元
座標を取り込む。なお、テレビカメラの選択において
は、例えば、対象人物Aを写した際のオブジェクト像が
大きい順に選択してもよいし、対象人物Aの正面を捉え
たテレビカメラを選択してもよい。また、選択された2
台のテレビカメラをそれぞれカメラL、カメラRとす
る。
【0188】次のステップ266では3次元座標を演算
する。図38に示すように、カメラLの3次元座標Cを
(X,0,Z)、カメラRの3次元座標C’を(X’,
0,Z)とする。また、対象人物Aの頭部の位置に対応
するカメラLのCCD面上の座標PL を(α1 ,
β1 )、カメラLのCCD面の画像中心OL から座標P
L までの距離をr、対象人物Aの頭部の位置に対応する
カメラRのCCD面上の座標PR を(α1 ’,
β1 ’)、カメラRのCCD面の画像中心OR から座標
PR までの距離をr’、座標PL 及び座標PR から出た
光を仮想したときに2つの光が交わる点、即ち、対象人
物Aの頭部の3次元座標Pを(x,y,z)とする。
する。図38に示すように、カメラLの3次元座標Cを
(X,0,Z)、カメラRの3次元座標C’を(X’,
0,Z)とする。また、対象人物Aの頭部の位置に対応
するカメラLのCCD面上の座標PL を(α1 ,
β1 )、カメラLのCCD面の画像中心OL から座標P
L までの距離をr、対象人物Aの頭部の位置に対応する
カメラRのCCD面上の座標PR を(α1 ’,
β1 ’)、カメラRのCCD面の画像中心OR から座標
PR までの距離をr’、座標PL 及び座標PR から出た
光を仮想したときに2つの光が交わる点、即ち、対象人
物Aの頭部の3次元座標Pを(x,y,z)とする。
【0189】また、カメラLの3次元座標位置からZ軸
に平行に下ろした垂線の足と、点Pを含みZ軸に垂直な
平面と、の交点Sの座標を(X,0,z)とし、カメラ
Rの3次元座標位置からZ軸に平行に下ろした垂線の足
と、点Pを含みZ軸に垂直な平面と、の交点S’の座標
を(X’,0,z)とする。更に、点PCSのなす角を
θ1 、点PC’S’のなす角をθ1 ’、点PSS’のな
す角をφ、点PS’Sのなす角をφ’とする。
に平行に下ろした垂線の足と、点Pを含みZ軸に垂直な
平面と、の交点Sの座標を(X,0,z)とし、カメラ
Rの3次元座標位置からZ軸に平行に下ろした垂線の足
と、点Pを含みZ軸に垂直な平面と、の交点S’の座標
を(X’,0,z)とする。更に、点PCSのなす角を
θ1 、点PC’S’のなす角をθ1 ’、点PSS’のな
す角をφ、点PS’Sのなす角をφ’とする。
【0190】CCD面上で画像中心OL から像までの距
離rは、上述した式(3)により、 r=fθ1 として求められる。
離rは、上述した式(3)により、 r=fθ1 として求められる。
【0191】また、それぞれα1 、β1 は、 α1 =fθ1 cos(π−φ)=−fθ1 cosφ β1 =fθ1 sin(π−φ)=fθ1 sinφ ・・・(7) である。ここで、 sinφ=y/{(x−X)2 +y2 }1/2 ・・・(8) cosφ=(x−X)/{(x−X)2 +y2 }1/2 であるので、α1 、β1 は、 α1 =−fθ1 (x−X)/{(x−X)2 +y2 }1/2 ・・・・(9) β1 =fθ1 y/{(x−X)2 +y2 }1/2 ・・・(10) として求めることができる。式(10)を式(9)で割
ることにより、 y=(β1 /α1 )(X−x) ・・・(11) 同様に、 y=(β1 ’/α1 ’)(X’−x) ・・・(12) 式(11)と式(12)とからyを消去して、 x=(α1 β1 ’X’−α1 ’β1 X)/(α1 β1 ’−α1 ’β1 ) ・・・(13) により3次元座標PのX座標を求めることができる。
ることにより、 y=(β1 /α1 )(X−x) ・・・(11) 同様に、 y=(β1 ’/α1 ’)(X’−x) ・・・(12) 式(11)と式(12)とからyを消去して、 x=(α1 β1 ’X’−α1 ’β1 X)/(α1 β1 ’−α1 ’β1 ) ・・・(13) により3次元座標PのX座標を求めることができる。
【0192】次に、式(11)と式(13)とからxを
消去して、 y=β1 β1 ’(X−X’)/(α1 β1 ’−α1 ’β1 )・・(14) により3次元座標PのY座標を求めることができる。
消去して、 y=β1 β1 ’(X−X’)/(α1 β1 ’−α1 ’β1 )・・(14) により3次元座標PのY座標を求めることができる。
【0193】ところで、 θ1 =tan-1[{(x−X)2 +y2 }1/2 /(Z−
z)] であるので、式(7)、式(8)から β1 /(fsinφ)=tan-1[{(x−X)2 +y
2 }1/2/(Z−z)] 従って、 z=Z−[{(x−X)2 +y2 }1/2 /tan[(β1 /f) ×{(x−X)2 +y2 }1/2 /y] ・・・(15) また、式(11)から {(x−X)2 +y2 }1/2 =(x−X)×{1+(β
1 /α1 )2 }1/2 式(11)と式(14)とから (x−X)=(X’−X)/{1−(α1 ’/α1 )×
(β1 /β1 ’)} であるので、式(15)は、 z=Z+[(X’−X)×{1+(β1 /α1 )2 }1/2 /{1−(α1 ’/α1 )×(β1 /β1 ’)}] /tan{(α1 2 +β1 2 )1/2 /f} ・・・(16) と表すことができ、3次元座標PのZ座標を求めること
ができる。
z)] であるので、式(7)、式(8)から β1 /(fsinφ)=tan-1[{(x−X)2 +y
2 }1/2/(Z−z)] 従って、 z=Z−[{(x−X)2 +y2 }1/2 /tan[(β1 /f) ×{(x−X)2 +y2 }1/2 /y] ・・・(15) また、式(11)から {(x−X)2 +y2 }1/2 =(x−X)×{1+(β
1 /α1 )2 }1/2 式(11)と式(14)とから (x−X)=(X’−X)/{1−(α1 ’/α1 )×
(β1 /β1 ’)} であるので、式(15)は、 z=Z+[(X’−X)×{1+(β1 /α1 )2 }1/2 /{1−(α1 ’/α1 )×(β1 /β1 ’)}] /tan{(α1 2 +β1 2 )1/2 /f} ・・・(16) と表すことができ、3次元座標PのZ座標を求めること
ができる。
【0194】なお、各テレビカメラ16の3次元座標は
予め定められているので、ステップ266では、ROM
16から式(13)、(14)、(16)を読み出し、
ステップ264で取り込んだカメラLのCCD面上の座
標PL (α1 ,β1 )及びカメラRのCCD面上の座標
PR (α1 ’,β1 ’)の値を、式(13)、(1
4)、(16)に代入することにより、対象人物Aの頭
部の3次元座標P(x,y,z)を求めることができ
る。
予め定められているので、ステップ266では、ROM
16から式(13)、(14)、(16)を読み出し、
ステップ264で取り込んだカメラLのCCD面上の座
標PL (α1 ,β1 )及びカメラRのCCD面上の座標
PR (α1 ’,β1 ’)の値を、式(13)、(1
4)、(16)に代入することにより、対象人物Aの頭
部の3次元座標P(x,y,z)を求めることができ
る。
【0195】次のステップ268では、前述した第5実
施形態での図21のステップ235における処理と同様
にして、対象人物Aの頭部の向きを推定する。そして、
次のステップ270では、ステップ266で求めた頭部
の位置(3次元座標)から対象人物Aの前方に所定距離
(例えば約30センチメートル)離間した位置を、対象
人物Aに対する集音範囲として設定し、リターンする。
なお、このステップ270では、上記の例以外にも対象
人物Aの頭部を含む所定の大きさの領域範囲を集音範囲
として設定しても良い。
施形態での図21のステップ235における処理と同様
にして、対象人物Aの頭部の向きを推定する。そして、
次のステップ270では、ステップ266で求めた頭部
の位置(3次元座標)から対象人物Aの前方に所定距離
(例えば約30センチメートル)離間した位置を、対象
人物Aに対する集音範囲として設定し、リターンする。
なお、このステップ270では、上記の例以外にも対象
人物Aの頭部を含む所定の大きさの領域範囲を集音範囲
として設定しても良い。
【0196】このように本第7実施形態によれば、広角
固定焦点レンズ72Aを用いて撮影しているので、テレ
ビカメラ72を動かしたり焦点調整を行う必要はない。
このため、オブジェクト(対象人物A)を捉えるまでの
時間を短縮することができ、速やかにオブジェクトの位
置を認識することができる。
固定焦点レンズ72Aを用いて撮影しているので、テレ
ビカメラ72を動かしたり焦点調整を行う必要はない。
このため、オブジェクト(対象人物A)を捉えるまでの
時間を短縮することができ、速やかにオブジェクトの位
置を認識することができる。
【0197】また、テレビカメラの向きを変えたり焦点
を調整調整するための機構が不要となるので、オブジェ
クトを捉える作業を自動化することができると共に、駆
動部分がなくなるので、テレビカメラの耐久性や信頼性
を高めることができる。
を調整調整するための機構が不要となるので、オブジェ
クトを捉える作業を自動化することができると共に、駆
動部分がなくなるので、テレビカメラの耐久性や信頼性
を高めることができる。
【0198】また、1つのオブジェクトに対して複数の
テレビカメラにより撮影しているので、例えば家具等の
視野を遮る障害物や他のオブジェクトが存在していて
も、3次元座標を演算することができる。
テレビカメラにより撮影しているので、例えば家具等の
視野を遮る障害物や他のオブジェクトが存在していて
も、3次元座標を演算することができる。
【0199】また、テレビカメラは3次元空間を構成す
る部屋の天井に配置されているので、壁面を有効に使用
することができる。なお、本第7実施形態では複数のテ
レビカメラ72を天井86に配置したが、図39の
(A)〜(F)に示すように、壁の近くに配置したり壁
に埋め込んで配置してもよく、天井と壁で構成される2
面のコーナー部や天井と2面の壁で構成される3面のコ
ーナー部に配置してもよい。更に、図39の(M)〜
(O)に示すように、等距離射影型魚眼レンズ72Aを
部屋の中心に向けるようにしてもよい。
る部屋の天井に配置されているので、壁面を有効に使用
することができる。なお、本第7実施形態では複数のテ
レビカメラ72を天井86に配置したが、図39の
(A)〜(F)に示すように、壁の近くに配置したり壁
に埋め込んで配置してもよく、天井と壁で構成される2
面のコーナー部や天井と2面の壁で構成される3面のコ
ーナー部に配置してもよい。更に、図39の(M)〜
(O)に示すように、等距離射影型魚眼レンズ72Aを
部屋の中心に向けるようにしてもよい。
【0200】また、本第7実施形態では、図31に示す
オブジェクト分別処理におけるステップ280で、オブ
ジェクトが部屋84内に存在しないときの画像データA
を読み出したが、このステップ280を行わないで、テ
レビカメラ72で撮影した画像データBと画像データB
から所定時間T経過後の画像データCとに基づいて、オ
ブジェクトを認識するようにしてもよい。
オブジェクト分別処理におけるステップ280で、オブ
ジェクトが部屋84内に存在しないときの画像データA
を読み出したが、このステップ280を行わないで、テ
レビカメラ72で撮影した画像データBと画像データB
から所定時間T経過後の画像データCとに基づいて、オ
ブジェクトを認識するようにしてもよい。
【0201】また、本第7実施形態では2台のテレビカ
メラを用いてオブジェクトを含む画像を撮影したが、3
台以上のテレビカメラを用いても良い。
メラを用いてオブジェクトを含む画像を撮影したが、3
台以上のテレビカメラを用いても良い。
【0202】また、本第7実施形態では、等距離射影型
魚眼レンズを用いたが、上述したように等立体角射影型
魚眼レンズ、立体射影型魚眼レンズや正射影型魚眼レン
ズを用いても、上記と同様に対象人物Aの頭部の3次元
座標を演算することができる。以下に等立体角射影型魚
眼レンズを用いたときの式(1)〜式(6)に相当する
式をそれぞれ次の式(1)’〜式(6)’を示す。
魚眼レンズを用いたが、上述したように等立体角射影型
魚眼レンズ、立体射影型魚眼レンズや正射影型魚眼レン
ズを用いても、上記と同様に対象人物Aの頭部の3次元
座標を演算することができる。以下に等立体角射影型魚
眼レンズを用いたときの式(1)〜式(6)に相当する
式をそれぞれ次の式(1)’〜式(6)’を示す。
【0203】 θ=tan-1(R/H) ・・・・・(1)’ θ’=tan-1{R/(H−h)} ・・・・・(2)’ r=2fsin(θ/2) ・・・・・(3)’ r’=2fsin(θ’/2) ・・・・・(4)’ h=H[1−tan{2sin-1(r/2f)} /tan{2sin-1(r’/2f)}] ・・・・・(5)’ R=Htan{2sin-1(r/2f)} ・・・・・(6)’ 〔第8実施形態〕次に、本発明に係る第8実施形態につ
いて説明する。本第8実施形態では、オブジェクトに音
を伝達するにあたり、1台のテレビカメラと1枚の鏡と
を用いて得たオブジェクトを含む画像データに基づい
て、オブジェクトの位置を認識し、その位置に応じて集
音範囲を設定する例を示す。
いて説明する。本第8実施形態では、オブジェクトに音
を伝達するにあたり、1台のテレビカメラと1枚の鏡と
を用いて得たオブジェクトを含む画像データに基づい
て、オブジェクトの位置を認識し、その位置に応じて集
音範囲を設定する例を示す。
【0204】図40に示すように、各テレビカメラ72
の1側面には、CCDエリアイメージセンサ72Bの1
端面の方向(X方向)と平行で鉛直方向(Z方向)に縦
長の鏡136が天井86に固設されている。
の1側面には、CCDエリアイメージセンサ72Bの1
端面の方向(X方向)と平行で鉛直方向(Z方向)に縦
長の鏡136が天井86に固設されている。
【0205】次に、本第8実施形態の等距離射影型魚眼
レンズ72A、CCDエリアイメージセンサ72B及び
鏡136の位置、距離及び角度等の諸量を図40、41
を参照して説明する。なお、図41は等距離射影型魚眼
レンズ72AとCCDエリアイメージセンサ72Bとの
距離は微小であるものとして無視したときの上記諸量の
詳細を表したものである。
レンズ72A、CCDエリアイメージセンサ72B及び
鏡136の位置、距離及び角度等の諸量を図40、41
を参照して説明する。なお、図41は等距離射影型魚眼
レンズ72AとCCDエリアイメージセンサ72Bとの
距離は微小であるものとして無視したときの上記諸量の
詳細を表したものである。
【0206】図40に示すように、CCDエリアイメー
ジセンサ72BのCCD面と同一のXY平面上にある鏡
136の上端部の中央を3次元座標の原点O(0,0,
0)にとる。CCD面の画像中心Hは原点OからY方向
に距離hだけ離れており、画像中心Hの3次元座標を
(0,h,0)にとる。なお、対象人物Aの所定部位
(例えば頭部)Pの3次元座標を(x,y,z)とし、
点Pから出た光は等距離射影型魚眼レンズ72Aで屈折
してCCD面上の点Dに結像する。このCCD面上の点
Dの2次元座標を(αD ,βD )とする。また、点Pか
ら出た光で鏡136により反射した光は等距離射影型魚
眼レンズ72Aで屈折してCCD面上の点Rに結像す
る。このCCD面上の点Rの2次元座標を(αR ,
βR )とする。なお、鏡136がないときの仮想のテレ
ビカメラ73を想定し、CCD面の画像中心H’の3次
元座標を(0,−h,0)にとったときに、点Pから出
た光は仮想の等距離射影型魚眼レンズ73Aで屈折して
仮想のCCDエリアイメージセンサ73BのCCD面上
の点R’に結像するものとし、上述した点Rと仮想した
点R’とは鏡136に対して対称であるものとする。ま
た、CCD面上の画像中心Hから点Dまでの距離を
rD 、CCD面上の画像中心Hから点Rまでの距離をr
R とする。
ジセンサ72BのCCD面と同一のXY平面上にある鏡
136の上端部の中央を3次元座標の原点O(0,0,
0)にとる。CCD面の画像中心Hは原点OからY方向
に距離hだけ離れており、画像中心Hの3次元座標を
(0,h,0)にとる。なお、対象人物Aの所定部位
(例えば頭部)Pの3次元座標を(x,y,z)とし、
点Pから出た光は等距離射影型魚眼レンズ72Aで屈折
してCCD面上の点Dに結像する。このCCD面上の点
Dの2次元座標を(αD ,βD )とする。また、点Pか
ら出た光で鏡136により反射した光は等距離射影型魚
眼レンズ72Aで屈折してCCD面上の点Rに結像す
る。このCCD面上の点Rの2次元座標を(αR ,
βR )とする。なお、鏡136がないときの仮想のテレ
ビカメラ73を想定し、CCD面の画像中心H’の3次
元座標を(0,−h,0)にとったときに、点Pから出
た光は仮想の等距離射影型魚眼レンズ73Aで屈折して
仮想のCCDエリアイメージセンサ73BのCCD面上
の点R’に結像するものとし、上述した点Rと仮想した
点R’とは鏡136に対して対称であるものとする。ま
た、CCD面上の画像中心Hから点Dまでの距離を
rD 、CCD面上の画像中心Hから点Rまでの距離をr
R とする。
【0207】図41に示したように、点HからZ方向に
下ろした垂線上にある任意の点を点Vとし、点H’から
Z方向に下ろした垂線上にある任意の点を点V’とした
とき、点PHVのなす角を角θD 、点PH’V’のなす
角を角θR'とする。また、3次元座標(x,y,0)で
表される点を点S、点Sと点Hとの距離を距離BR 、点
Sと点H’との距離を距離BR'、点Pと点Hとの距離を
距離AD 、点Pと点H’との距離を距離AR'とする。
下ろした垂線上にある任意の点を点Vとし、点H’から
Z方向に下ろした垂線上にある任意の点を点V’とした
とき、点PHVのなす角を角θD 、点PH’V’のなす
角を角θR'とする。また、3次元座標(x,y,0)で
表される点を点S、点Sと点Hとの距離を距離BR 、点
Sと点H’との距離を距離BR'、点Pと点Hとの距離を
距離AD 、点Pと点H’との距離を距離AR'とする。
【0208】次に、本第8実施形態の作用について説明
する。本第8実施形態は前記第7実施形態と略同一であ
り、図29〜31の制御ルーチンも同様であるので、以
下では前記第7実施形態と異なる対象人物Aの位置演算
に係る処理のみを説明する。
する。本第8実施形態は前記第7実施形態と略同一であ
り、図29〜31の制御ルーチンも同様であるので、以
下では前記第7実施形態と異なる対象人物Aの位置演算
に係る処理のみを説明する。
【0209】図30に示す集音範囲の設定処理における
ステップ264では、対象人物Aを撮影するための1台
のテレビカメラ72を選択(例えば距離rD が最も小さ
いテレビカメラを選択)し、対象人物Aの頭部の位置に
対応するCCD面上の点D(αD ,βD )及び点R(α
R ,βR )の各々の2次元座標値を取り込む。
ステップ264では、対象人物Aを撮影するための1台
のテレビカメラ72を選択(例えば距離rD が最も小さ
いテレビカメラを選択)し、対象人物Aの頭部の位置に
対応するCCD面上の点D(αD ,βD )及び点R(α
R ,βR )の各々の2次元座標値を取り込む。
【0210】次のステップ266では対象人物Aの頭部
の3次元座標を演算する。ここで、図40、41を参照
して上述した諸量について更に説明する。
の3次元座標を演算する。ここで、図40、41を参照
して上述した諸量について更に説明する。
【0211】角θD 及びθR'はそれぞれ、 θD =tan-1(BD /Q) =tan-1[{(y−h)2 +x2 }1/2 /z] θR'=tan-1(BR'/Q) =tan-1[{(y+h)2 +x2 }1/2 /z] により求めることができるので、上記式(3)から距離
rD 及びrR は次式により表される。
rD 及びrR は次式により表される。
【0212】 rD =f・tan-1[{(y−h)2 +x2 }1/2 /z] rR =f・tan-1[{(y+h)2 +x2 }1/2 /z] ところで、 αD =rD cos(π−φD )=−rD cosφD ・・・(17) βD =rD sin(π−φD )=rD sinφD ・・・(18) αR =rR cosφR' (∵φR'=φR ) ・・・(19) βR =rR sinφR' (∵φR'=φR ) ・・・(20) また、 cosφD =(y−h)/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(21) sinφD =x/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(22) cosφR'=(y+h)/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(23) sinφR'=x/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(24) であるので、式(17)及び式(21)並びに式(1
8)及び式(22)から、 αD =−fθD (y−h)/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(25) βD =fθD x/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(26) と表すことができる。この2つの式からfθD を消去す
ると、 y=h−(αD /βD )x ・・・(27) 同様に、 αR =fθR'(y+h)/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(28) βR =fθR'x/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(29) y=−h+(αR /βR )x ・・・(30) 式(27)及び(30)から x=2hβD βR /(αD βR +αR βD ) ・・・(31) により3次元座標PのX座標を求めることができる。
8)及び式(22)から、 αD =−fθD (y−h)/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(25) βD =fθD x/{(y−h)2 +x2 }1/2 ・・・(26) と表すことができる。この2つの式からfθD を消去す
ると、 y=h−(αD /βD )x ・・・(27) 同様に、 αR =fθR'(y+h)/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(28) βR =fθR'x/{(y+h)2 +x2 }1/2 ・・・(29) y=−h+(αR /βR )x ・・・(30) 式(27)及び(30)から x=2hβD βR /(αD βR +αR βD ) ・・・(31) により3次元座標PのX座標を求めることができる。
【0213】次に、式(31)を式(27)に代入し
て、 y=h(αR βD −αD βR )/(αD βR +αR βD )・・・(32) により3次元座標PのY座標を求めることができる。
て、 y=h(αR βD −αD βR )/(αD βR +αR βD )・・・(32) により3次元座標PのY座標を求めることができる。
【0214】また、 βD =rD sinφD =fθD sinφD =f・tan-1[{(y−h)2 +x2 }1/2 /z]・
sinφD この式を変形して、 z={(y−h)2 +x2 }1/2 /tan(βD /fs
inφD ) ={(y−h)2 +x2 }1/2/tan[(βD /f)
×{(y−h)2 +x2 }1/2 /x] ところで、式(31)及び式(32)から、 {(y−h)2 +x2 }1/2 =2hβR (αD 2 +βD
2 )1/2/(αD βR +αR βD ) であるので、 z=2hβR (αD 2 +βD 2 )1/2 /[(αD βR +αR βD )×tan{(αD 2 +βD 2 )1/2 /f}] ・・・(33) により3次元座標PのZ座標を求めることができる。
sinφD この式を変形して、 z={(y−h)2 +x2 }1/2 /tan(βD /fs
inφD ) ={(y−h)2 +x2 }1/2/tan[(βD /f)
×{(y−h)2 +x2 }1/2 /x] ところで、式(31)及び式(32)から、 {(y−h)2 +x2 }1/2 =2hβR (αD 2 +βD
2 )1/2/(αD βR +αR βD ) であるので、 z=2hβR (αD 2 +βD 2 )1/2 /[(αD βR +αR βD )×tan{(αD 2 +βD 2 )1/2 /f}] ・・・(33) により3次元座標PのZ座標を求めることができる。
【0215】なお、鏡136からのCCD面の画像中心
Hまでの距離hは予め定められている。従って、ステッ
プ266では、ROM16から式(31)、(32)、
(33)を読み出し、ステップ264で取り込んだCC
D面上の点D(αD ,βD )及び点R(αR ,βR )の
各々の2次元座標値を代入して対象人物Aの頭部の3次
元座標P(x,y,z)を演算する。
Hまでの距離hは予め定められている。従って、ステッ
プ266では、ROM16から式(31)、(32)、
(33)を読み出し、ステップ264で取り込んだCC
D面上の点D(αD ,βD )及び点R(αR ,βR )の
各々の2次元座標値を代入して対象人物Aの頭部の3次
元座標P(x,y,z)を演算する。
【0216】このように本第8実施形態によれば、1台
のテレビカメラによって対象人物Aの頭部の3次元座標
を演算することができるので、天井86に設置するテレ
ビカメラの台数を少なくすることができる。
のテレビカメラによって対象人物Aの頭部の3次元座標
を演算することができるので、天井86に設置するテレ
ビカメラの台数を少なくすることができる。
【0217】なお、本第8実施形態では、天井86に設
置された1台のテレビカメラ及び1枚の鏡によりオブジ
ェクトの3次元座標を演算する例を示したが、図39の
(G)〜(L)に示したように、鏡を壁面に取付けるよ
うにしてもよいし、1台のテレビカメラ及び複数の鏡を
使用してもよい。また、湾曲した鏡を使用してもよい。
複数の鏡を使用した場合、CCD面にはより多くのオブ
ジェクト像が形成されるので、他の物体(例えば家具や
柱等)により死角が生じても、上記のようにして3次元
座標を演算することができる。
置された1台のテレビカメラ及び1枚の鏡によりオブジ
ェクトの3次元座標を演算する例を示したが、図39の
(G)〜(L)に示したように、鏡を壁面に取付けるよ
うにしてもよいし、1台のテレビカメラ及び複数の鏡を
使用してもよい。また、湾曲した鏡を使用してもよい。
複数の鏡を使用した場合、CCD面にはより多くのオブ
ジェクト像が形成されるので、他の物体(例えば家具や
柱等)により死角が生じても、上記のようにして3次元
座標を演算することができる。
【0218】〔第9実施形態〕次に、本発明に係る第9
実施形態について説明する。本第9実施形態では、オブ
ジェクトの音の抽出を行うにあたり、ボクセルを設定す
ることなくオブジェクトの形状を認識する例を示す。
実施形態について説明する。本第9実施形態では、オブ
ジェクトの音の抽出を行うにあたり、ボクセルを設定す
ることなくオブジェクトの形状を認識する例を示す。
【0219】本第9実施形態における制御装置12は、
オブジェクト像を含む歪曲した画像データを、平面化し
た画像データに変換し、該変換した画像データに基づい
て少なくともオブジェクト像の正面、背面、左側面、右
側面及び平面の画像データを求め、該求めた画像データ
を合成してオブジェクトを認識する機能を有する。な
お、本第9実施形態では説明を簡単にするために、図4
3に示したように対象人物AをテレビカメラA、B、
C、Dで捉えた場合を想定する。
オブジェクト像を含む歪曲した画像データを、平面化し
た画像データに変換し、該変換した画像データに基づい
て少なくともオブジェクト像の正面、背面、左側面、右
側面及び平面の画像データを求め、該求めた画像データ
を合成してオブジェクトを認識する機能を有する。な
お、本第9実施形態では説明を簡単にするために、図4
3に示したように対象人物AをテレビカメラA、B、
C、Dで捉えた場合を想定する。
【0220】次に、本第9実施形態の作用について説明
する。図42に示す集音範囲の設定処理におけるステッ
プ251では、テレビカメラA、B、C、Dにより撮影
された画像データを取り込む。このステップ251で取
り込んだ画像データの画像は、図44(A)〜(D)に
示すように歪曲が生じている。次のステップ253で
は、これらの歪曲した画像の画像データを、図45
(A)〜(D)に示すような平面化した画像データに変
換する。
する。図42に示す集音範囲の設定処理におけるステッ
プ251では、テレビカメラA、B、C、Dにより撮影
された画像データを取り込む。このステップ251で取
り込んだ画像データの画像は、図44(A)〜(D)に
示すように歪曲が生じている。次のステップ253で
は、これらの歪曲した画像の画像データを、図45
(A)〜(D)に示すような平面化した画像データに変
換する。
【0221】次のステップ255では、平面化した画像
データから対象人物Aの前面、背面、左側面、右側面及
び平面の画像データを求める。図46(A)〜(C)に
は、このステップ255で求められた対象人物Aの前
面、右側面及び平面の画像データをそれぞれ示す。次の
ステップ257では、ステップ255で求めた前面、背
面、左側面、右側面及び平面の画像データを合成する。
これにより、オブジェクトの形状を認識することができ
る。
データから対象人物Aの前面、背面、左側面、右側面及
び平面の画像データを求める。図46(A)〜(C)に
は、このステップ255で求められた対象人物Aの前
面、右側面及び平面の画像データをそれぞれ示す。次の
ステップ257では、ステップ255で求めた前面、背
面、左側面、右側面及び平面の画像データを合成する。
これにより、オブジェクトの形状を認識することができ
る。
【0222】以後のステップ264〜270では、前記
第7実施形態と同様にして、前記合成した対象人物Aの
画像データに基づく、対象人物Aの頭部の位置演算・向
きの推定を行い、集音範囲を設定する。
第7実施形態と同様にして、前記合成した対象人物Aの
画像データに基づく、対象人物Aの頭部の位置演算・向
きの推定を行い、集音範囲を設定する。
【0223】このように本第9実施形態によれば、ボク
セルを設定することなくオブジェクトの形状を認識する
ことができる。
セルを設定することなくオブジェクトの形状を認識する
ことができる。
【0224】なお、上記第7〜第9実施形態のテレビカ
メラ72は可視光のテレビカメラを用いたが、これを例
えば、赤外線カメラのように可視光以外の波長域で撮影
するようにしてもよい。このようにすれば、照明灯が点
灯していないときにもオブジェクトを撮影することがで
きるので、防犯装置や監視装置としても使用することが
可能となる。
メラ72は可視光のテレビカメラを用いたが、これを例
えば、赤外線カメラのように可視光以外の波長域で撮影
するようにしてもよい。このようにすれば、照明灯が点
灯していないときにもオブジェクトを撮影することがで
きるので、防犯装置や監視装置としても使用することが
可能となる。
【0225】また、上記第7〜第9実施形態では、第1
実施形態の音伝達装置10に、広角固定焦点レンズとし
ての魚眼レンズ72A及びCCDエリアイメージセンサ
72Bを備えたテレビカメラ72を適用することによ
り、オブジェクトの位置、形状を効率的に(速やかに)
求める例を示したが、上記第2〜第6実施形態の音伝達
装置10に、広角固定焦点レンズとしての魚眼レンズ7
2A及びCCDエリアイメージセンサ72Bを備えたテ
レビカメラ72を適用しても同様の効果を得ることがで
きる。
実施形態の音伝達装置10に、広角固定焦点レンズとし
ての魚眼レンズ72A及びCCDエリアイメージセンサ
72Bを備えたテレビカメラ72を適用することによ
り、オブジェクトの位置、形状を効率的に(速やかに)
求める例を示したが、上記第2〜第6実施形態の音伝達
装置10に、広角固定焦点レンズとしての魚眼レンズ7
2A及びCCDエリアイメージセンサ72Bを備えたテ
レビカメラ72を適用しても同様の効果を得ることがで
きる。
【0226】以上の説明からも明らかなように、本発明
は次の技術的態様を含むものである。
は次の技術的態様を含むものである。
【0227】前記撮影手段は、3次元空間を構成する部
屋の天井に配置されたことを特徴とする請求項12乃至
17の何れか1項に記載の音伝達装置。
屋の天井に配置されたことを特徴とする請求項12乃至
17の何れか1項に記載の音伝達装置。
【0228】前記撮影手段は、可視光以外の波長域で撮
影することを特徴とする請求項12乃至17の何れか1
項に記載の音伝達装置。
影することを特徴とする請求項12乃至17の何れか1
項に記載の音伝達装置。
【0229】前記形状認識手段は、オブジェクト像を含
む歪曲した画像情報を、平面化した画像情報に変換し、
該変換した画像情報に基づいて少なくともオブジェクト
像の正面、背面、左側面、右側面及び平面の画像情報を
求め、該求めた画像情報を合成してオブジェクトを認識
することを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項
に記載の音伝達装置。
む歪曲した画像情報を、平面化した画像情報に変換し、
該変換した画像情報に基づいて少なくともオブジェクト
像の正面、背面、左側面、右側面及び平面の画像情報を
求め、該求めた画像情報を合成してオブジェクトを認識
することを特徴とする請求項13乃至15の何れか1項
に記載の音伝達装置。
【0230】人の特徴である高さ、太さ、頭、腕、手、
足、顔、目、鼻、口、耳、つま先及び関節に関する情報
としての特徴情報の少なくとも1つを予め記憶した記憶
手段を更に備え、前記形状認識手段は、前記記憶手段に
記憶された特徴情報を読み出し、該特徴情報と撮影手段
により撮影された画像情報とに基づいて、オブジェクト
が人であることを認識することを特徴とする請求項13
乃至15の何れか1項に記載の音伝達装置。
足、顔、目、鼻、口、耳、つま先及び関節に関する情報
としての特徴情報の少なくとも1つを予め記憶した記憶
手段を更に備え、前記形状認識手段は、前記記憶手段に
記憶された特徴情報を読み出し、該特徴情報と撮影手段
により撮影された画像情報とに基づいて、オブジェクト
が人であることを認識することを特徴とする請求項13
乃至15の何れか1項に記載の音伝達装置。
【0231】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数のス
ピーカの各々から発せられた音波の波面の包絡面を波面
とする合成音波が集音範囲に収束するように複数のスピ
ーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずらして
設定し、複数のスピーカの各々から発せられた音の音圧
が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよう
に音声信号の振幅を設定し、上記のようにして位相及び
振幅を設定した音声信号を複数のスピーカの各々に供給
する制御手段を備えているので、集音範囲内のみに音声
を伝達することができる、という効果が得られる。
ピーカの各々から発せられた音波の波面の包絡面を波面
とする合成音波が集音範囲に収束するように複数のスピ
ーカの各々に供給する音声信号の位相を互いにずらして
設定し、複数のスピーカの各々から発せられた音の音圧
が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよう
に音声信号の振幅を設定し、上記のようにして位相及び
振幅を設定した音声信号を複数のスピーカの各々に供給
する制御手段を備えているので、集音範囲内のみに音声
を伝達することができる、という効果が得られる。
【0232】また、請求項2又は18に記載の発明によ
れば、スピーカから発せられた音が集音範囲外で聴取さ
れることなく、集音範囲内で聴取される音の音量のみを
効率的に大きくすることができる、という効果が得られ
る。
れば、スピーカから発せられた音が集音範囲外で聴取さ
れることなく、集音範囲内で聴取される音の音量のみを
効率的に大きくすることができる、という効果が得られ
る。
【0233】また、請求項3又は19に記載の発明によ
れば、合成音波により伝達される比較的低い周波数の音
成分が集音範囲外に発散することで集音範囲内における
低周波帯域の音が不足する場合にも、第1の補助スピー
カ及び第2の補助スピーカの少なくとも一方から発せら
れる音により、集音範囲内で聴取される、特に低周波帯
域の音が充実し、集音範囲内で聴取される音の音質を向
上させることができる、という効果が得られる。
れば、合成音波により伝達される比較的低い周波数の音
成分が集音範囲外に発散することで集音範囲内における
低周波帯域の音が不足する場合にも、第1の補助スピー
カ及び第2の補助スピーカの少なくとも一方から発せら
れる音により、集音範囲内で聴取される、特に低周波帯
域の音が充実し、集音範囲内で聴取される音の音質を向
上させることができる、という効果が得られる。
【0234】また、請求項4又は20に記載の発明によ
れば、合成音波によって伝達される比較的高い周波数の
音成分が過度に収束することが防止され略均一化される
ので、集音範囲内において比較的高い周波数の音が聴き
易くなる、という効果が得られる。
れば、合成音波によって伝達される比較的高い周波数の
音成分が過度に収束することが防止され略均一化される
ので、集音範囲内において比較的高い周波数の音が聴き
易くなる、という効果が得られる。
【0235】また、請求項5又は21に記載の発明によ
れば、壁や天井等で囲まれた室内等の音響環境において
音を集音させる場合でも、集音範囲内で聴取される音の
音質を向上させることができる、という効果が得られ
る。
れば、壁や天井等で囲まれた室内等の音響環境において
音を集音させる場合でも、集音範囲内で聴取される音の
音質を向上させることができる、という効果が得られ
る。
【0236】また、請求項6記載の発明によれば、オブ
ジェクトの位置が変化したとしても、該オブジェクトに
のみ音が聴取されるように制御することができる、とい
う効果が得られる。
ジェクトの位置が変化したとしても、該オブジェクトに
のみ音が聴取されるように制御することができる、とい
う効果が得られる。
【0237】また、請求項7又は22に記載の発明によ
れば、オブジェクトが音をより明瞭に聞き取れるように
することができる、という効果が得られる。
れば、オブジェクトが音をより明瞭に聞き取れるように
することができる、という効果が得られる。
【0238】また、請求項8又は23に記載の発明によ
れば、本発明に係る音伝達装置を複数設けることなく、
複数の集音範囲を設定することができる、という効果が
得られる。また、集音範囲毎に異なる音を集音させるこ
ともできることは言うまでもない。
れば、本発明に係る音伝達装置を複数設けることなく、
複数の集音範囲を設定することができる、という効果が
得られる。また、集音範囲毎に異なる音を集音させるこ
ともできることは言うまでもない。
【0239】また、請求項9又は24に記載の発明によ
れば、オブジェクトの左耳に対応する集音範囲及び右耳
に対応する集音範囲の各々に、所定音源から発せられた
音を該音源に向かって左側の位置で記録した音、右側の
位置で記録した音を集音することにより、オブジェクト
にステレオ感を感じさせることができる、という効果が
得られる。
れば、オブジェクトの左耳に対応する集音範囲及び右耳
に対応する集音範囲の各々に、所定音源から発せられた
音を該音源に向かって左側の位置で記録した音、右側の
位置で記録した音を集音することにより、オブジェクト
にステレオ感を感じさせることができる、という効果が
得られる。
【0240】また、請求項10又は25に記載の発明に
よれば、オブジェクトが集音範囲内に到来した場合の
み、集音範囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞
かせることができる、という効果が得られる。
よれば、オブジェクトが集音範囲内に到来した場合の
み、集音範囲に音を集音し、オブジェクトに当該音を聞
かせることができる、という効果が得られる。
【0241】また、請求項11又は26に記載の発明に
よれば、音響環境の状態の変化に拘わらず、集音範囲内
で聴取される音の音質を向上させることができる、とい
う効果が得られる。
よれば、音響環境の状態の変化に拘わらず、集音範囲内
で聴取される音の音質を向上させることができる、とい
う効果が得られる。
【0242】また、請求項12記載の発明によれば、オ
ブジェクトの移動に追従した撮影手段の向きの変更や焦
点調整を行うことなく、オブジェクトの位置を速やかに
認識することができる、という効果が得られる。また、
撮影手段の向きの変更や焦点調整を行うための機械的な
作動機構が不要となるので、撮影手段並びに音抽出装置
の構造を簡単にすることができると共に、機械的な作動
部を減らすことにより耐久性を向上させることができ
る、という効果も得られる。さらに、認識されたオブジ
ェクトの位置に基づいて集音範囲を設定し、該集音範囲
内のみに音声を伝達することができる、という効果が得
られる。
ブジェクトの移動に追従した撮影手段の向きの変更や焦
点調整を行うことなく、オブジェクトの位置を速やかに
認識することができる、という効果が得られる。また、
撮影手段の向きの変更や焦点調整を行うための機械的な
作動機構が不要となるので、撮影手段並びに音抽出装置
の構造を簡単にすることができると共に、機械的な作動
部を減らすことにより耐久性を向上させることができ
る、という効果も得られる。さらに、認識されたオブジ
ェクトの位置に基づいて集音範囲を設定し、該集音範囲
内のみに音声を伝達することができる、という効果が得
られる。
【0243】また、請求項13記載の発明によれば、画
像認識手段を構成する形状認識手段及び3次元座標演算
手段によって、オブジェクトの3次元座標を速やかに求
め、オブジェクトの位置を速やかに認識することができ
る、という効果が得られる。
像認識手段を構成する形状認識手段及び3次元座標演算
手段によって、オブジェクトの3次元座標を速やかに求
め、オブジェクトの位置を速やかに認識することができ
る、という効果が得られる。
【0244】また、請求項14記載の発明によれば、微
小領域はエリアセンサの解像度の限界まで細分化するこ
とができるので、画像情報からオブジェクトが占有する
微小領域を求めることにより、オブジェクトの形状を細
部まで認識することができる、という効果が得られる。
小領域はエリアセンサの解像度の限界まで細分化するこ
とができるので、画像情報からオブジェクトが占有する
微小領域を求めることにより、オブジェクトの形状を細
部まで認識することができる、という効果が得られる。
【0245】また、請求項15記載の発明によれば、複
数の撮影手段により撮影された各々異なる画像情報にお
ける影の領域を排除することができ、オブジェクトの形
状を正確に認識することができる、という効果が得られ
る。
数の撮影手段により撮影された各々異なる画像情報にお
ける影の領域を排除することができ、オブジェクトの形
状を正確に認識することができる、という効果が得られ
る。
【0246】また、請求項16記載の発明によれば、エ
リアセンサ上に結像された2次元座標を取得し、該取得
した複数の2次元座標に基づいてオブジェクトの位置
(3次元座標)を正確に認識することができる、という
効果が得られる。
リアセンサ上に結像された2次元座標を取得し、該取得
した複数の2次元座標に基づいてオブジェクトの位置
(3次元座標)を正確に認識することができる、という
効果が得られる。
【0247】また、請求項17記載の発明によれば、反
射手段によりオブジェクト像をエリアセンサ上に結像さ
せることができるので、撮影手段が1つであってもオブ
ジェクトの位置を正確に認識することができ、さらにそ
の位置に基づいて集音範囲を設定した後、該集音範囲内
のみに音声を伝達することができる、という効果が得ら
れる。
射手段によりオブジェクト像をエリアセンサ上に結像さ
せることができるので、撮影手段が1つであってもオブ
ジェクトの位置を正確に認識することができ、さらにそ
の位置に基づいて集音範囲を設定した後、該集音範囲内
のみに音声を伝達することができる、という効果が得ら
れる。
【図1】第1実施形態に係る音伝達装置の概略構成を示
す模式図である。
す模式図である。
【図2】第1実施形態に係る音伝達装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】第1実施形態に係る中央制御端末側で実行され
る制御ルーチンを示す流れ図である。
る制御ルーチンを示す流れ図である。
【図4】第1、第2、第6実施形態に係るスピーカモジ
ュール側で実行される制御ルーチンを示す流れ図であ
る。
ュール側で実行される制御ルーチンを示す流れ図であ
る。
【図5】第1実施形態に係る合成音波の波形を示す模式
図である。
図である。
【図6】第2実施形態に係る音伝達装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図7】第2実施形態に係る合成音波の波形及び補助ス
ピーカから発せられた音波の波形を示す模式図である。
ピーカから発せられた音波の波形を示す模式図である。
【図8】第2実施形態に係る中央制御端末側で実行され
る制御ルーチンを示す流れ図である。
る制御ルーチンを示す流れ図である。
【図9】第2実施形態に係る補助スピーカを床下に配設
した例を示す模式図である。
した例を示す模式図である。
【図10】第3実施形態に係る音伝達装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図11】第3実施形態に係る中央制御端末側で実行さ
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
【図12】第3実施形態に係るスピーカモジュール側で
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
【図13】第3実施形態に係る直接音波及び全ての反射
音波の伝搬経路を示す模式図である。
音波の伝搬経路を示す模式図である。
【図14】第3実施形態に係る直接音波、全ての反射音
波、及び送出波の各々の波形を示す図である。
波、及び送出波の各々の波形を示す図である。
【図15】第3実施形態に関する別の実施態様、第4実
施形態及び第5実施形態に係る音伝達装置の構成を示す
ブロック図である。
施形態及び第5実施形態に係る音伝達装置の構成を示す
ブロック図である。
【図16】第3実施形態に関する別の実施態様における
テレビカメラの配置を示す模式図である。
テレビカメラの配置を示す模式図である。
【図17】第4実施形態に係る中央制御端末側で実行さ
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
【図18】第4実施形態に係るスピーカモジュール側で
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
【図19】第4実施形態に係る複数の集音範囲の各々に
収束する音波の波面を示す模式図である。
収束する音波の波面を示す模式図である。
【図20】第4実施形態に係る音伝達装置の概略構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図21】第5実施形態に係る中央制御端末側で実行さ
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
【図22】第5実施形態に係るスピーカモジュール側で
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
実行される制御ルーチンを示す流れ図である。
【図23】第5実施形態に係る聴取者の左右各耳に収束
する音波の波面を示す模式図である。
する音波の波面を示す模式図である。
【図24】第6実施形態に係る音伝達装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図25】第6実施形態に係る中央制御端末側で実行さ
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
【図26】第6実施形態に係る音伝達装置の概略構成を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図27】第7〜第9実施形態に係るテレビカメラの配
置を示す模式図である。
置を示す模式図である。
【図28】第7〜第9実施形態に係る音伝達装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図29】第7〜第9実施形態に係る中央制御端末側で
実行される制御ルーチンを示す流図である。
実行される制御ルーチンを示す流図である。
【図30】第7、第8実施形態に係る集音範囲の設定処
理のサブルーチンを示す流図である。
理のサブルーチンを示す流図である。
【図31】オブジェクト分別処理のサブルーチンを示す
流図である。
流図である。
【図32】オブジェクトを分別する概念を説明する説明
図である。
図である。
【図33】オブジェクトの高さ等の諸量を説明する説明
図である。
図である。
【図34】オブジェクトの影の部分とボクセルとの関係
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図35】(A)はテレビカメラAの画像データによる
ボクセルを示す図であり、(B)はテレビカメラBの画
像データによるボクセルを示す図であり、(C)はテレ
ビカメラCの画像データによるボクセルを示す図であ
り、(D)はテレビカメラDの画像データによるボクセ
ルを示す図である。
ボクセルを示す図であり、(B)はテレビカメラBの画
像データによるボクセルを示す図であり、(C)はテレ
ビカメラCの画像データによるボクセルを示す図であ
り、(D)はテレビカメラDの画像データによるボクセ
ルを示す図である。
【図36】第2次絞り込みで絞り込まれたボクセルの概
念を説明する説明図である。
念を説明する説明図である。
【図37】第2次絞り込みで絞り込まれたボクセルから
ダミーモデルに変換する概念を説明する説明図である。
ダミーモデルに変換する概念を説明する説明図である。
【図38】2台のテレビカメラにより3次元座標を演算
するときの諸量を説明する概念図である。
するときの諸量を説明する概念図である。
【図39】テレビカメラ又は鏡の各種配置を示す図であ
る。
る。
【図40】1台のテレビカメラ及び1つの鏡により3次
元座標を演算するときの諸量を説明する概念図である。
元座標を演算するときの諸量を説明する概念図である。
【図41】第8実施形態のCCDエリアイメージセンサ
等の位置を説明するための説明図である。
等の位置を説明するための説明図である。
【図42】第9実施形態に係る集音範囲の設定処理のサ
ブルーチンを示す流図である。
ブルーチンを示す流図である。
【図43】第9実施形態のオブジェクト及びテレビカメ
ラの配置を示す平面図である。
ラの配置を示す平面図である。
【図44】(A)はテレビカメラAの画像データの画像
を示す図であり、(B)はテレビカメラBの画像データ
の画像を示す図であり、(C)はテレビカメラCの画像
データの画像を示す図であり、(D)はテレビカメラD
の画像データの画像を示す図である。
を示す図であり、(B)はテレビカメラBの画像データ
の画像を示す図であり、(C)はテレビカメラCの画像
データの画像を示す図であり、(D)はテレビカメラD
の画像データの画像を示す図である。
【図45】(A)は歪曲したテレビカメラAの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(B)は歪曲したテレビカメラBの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(C)は歪曲したテレビカメラCの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(D)は歪曲したテレビカメラDの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図である。
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(B)は歪曲したテレビカメラBの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(C)は歪曲したテレビカメラCの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図であり、(D)は歪曲したテレビカメラDの画像デー
タを平面化した画像データに変換したときの画像を示す
図である。
【図46】(A)は真正面の画像データの画像を示す図
であり、(B)は真横の画像データの画像を示す図であ
り、(C)は真上の画像データの画像を示す図である。
であり、(B)は真横の画像データの画像を示す図であ
り、(C)は真上の画像データの画像を示す図である。
10 音伝達装置 11 中央制御端末 30 スピーカモジュール 36 無指向性スピーカ 68 指向性スピーカ 72 テレビカメラ(撮影手段) 72A 等距離射影型魚眼レンズ(広角固定焦点レン
ズ) 72B CCDエリアイメージセンサ(エリアセンサ) 80 温度センサ 82 重量センサ 136 鏡(反射手段)
ズ) 72B CCDエリアイメージセンサ(エリアセンサ) 80 温度センサ 82 重量センサ 136 鏡(反射手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荘 大作 千葉県印旛郡印西町大塚1−5 株式会社 竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 海野 健一 千葉県印旛郡印西町大塚1−5 株式会社 竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 中島 立美 千葉県印旛郡印西町大塚1−5 株式会社 竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 村井 信義 千葉県印旛郡印西町大塚1−5 株式会社 竹中工務店技術研究所内
Claims (26)
- 【請求項1】 供給された音声信号に対応する音を発す
る複数の無指向性のスピーカと、 集音させるべき領域範囲としての集音範囲を設定し、前
記複数のスピーカの各々から発した音波の波面の包絡面
を波面とする合成音波が前記集音範囲に収束するように
前記複数のスピーカの各々に供給するべき音声信号の位
相を互いにずらして設定し、前記複数のスピーカの各々
から発せられた音の音圧が正確に内容を把握することが
困難なレベルとなるように前記音声信号の振幅を設定
し、位相及び振幅を設定した前記音声信号を前記複数の
スピーカの各々に供給する制御手段と、 を有する音伝達装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記複数のスピーカの
うち前記集音範囲からの距離が所定距離よりも短いスピ
ーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカに供給す
る音声信号の振幅よりも大きくなるように、音声信号の
振幅を設定することを特徴とする請求項1記載の音伝達
装置。 - 【請求項3】 前記集音範囲に向けて配置された指向性
を有する第1の補助スピーカ及び前記集音範囲の近傍に
配置された第2の補助スピーカの少なくとも一方を更に
備え、 前記制御手段は前記第1の補助スピーカ及び前記第2の
補助スピーカの少なくとも一方にも音声信号を供給する
ことを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記合成音波の波面に
所定値以下の乱れが生ずるように前記複数のスピーカの
各々に供給する音声信号の位相を互いにずらして設定す
ることを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項5】 音響環境の状態を表す情報に基づいて、
所定のスピーカから発せられた音のうち被反射体に反射
した後に集音範囲に到達する反射音波の波形を前記複数
のスピーカの各々について演算する第1の演算手段と、 前記第1の演算手段により演算された反射音の波形に基
づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達する音
波により前記反射波が打ち消すために前記所定のスピー
カに供給すべき音声信号の波形を、前記複数のスピーカ
の各々について演算する第2の演算手段と、 を更に備え、 前記制御手段は、前記第2の演算手段により各スピーカ
毎に演算された音声信号を前記複数のスピーカの各々に
供給することを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項6】 音の伝達対象としてのオブジェクトの位
置を検出する位置検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記位置検出手段により検出されたオ
ブジェクトの位置に基づいて前記集音範囲を設定するこ
とを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項7】 前記位置検出手段により位置が検出され
たオブジェクトの耳の位置及び方向を推定する位置推定
手段を更に備え、 前記制御手段は、前記位置推定手段により推定されたオ
ブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジェク
トの聴覚の指向性に合った位置に前記集音範囲を設定す
ることを特徴とする請求項6記載の音伝達装置。 - 【請求項8】 所定のスピーカから複数の集音範囲の各
々に対して発せられるべき複数の音に対応する複数の音
声信号の位相差を前記複数のスピーカの各々について演
算する第3の演算手段と、 前記第3の演算手段により位相差が演算された複数の音
声信号を重畳した音声信号の波形を前記複数のスピーカ
の各々について演算する第4の演算手段と、 を更に備え、 前記制御手段は、前記第4の演算手段により各スピーカ
毎に演算された複数の音声信号を重畳した音声信号を前
記複数のスピーカの各々に供給することを特徴とする請
求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項9】 音の伝達対象としてのオブジェクトの位
置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段により位置が検出されたオブジェクト
の左耳の位置及び右耳の位置を推定する位置推定手段
と、 を更に備え、 前記制御手段は、前記位置推定手段により推定された前
記左耳及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応した集音
範囲を設定することを特徴とする請求項8記載の音伝達
装置。 - 【請求項10】 音の伝達対象としてのオブジェクトが
予め定められた集音範囲内に到来したか否かを検出する
オブジェクト検出手段を更に備え、 前記制御手段は、前記オブジェクト検出手段により集音
範囲内にオブジェクトが到来したことが検出された場合
に、前記複数のスピーカの各々に音声信号を供給するこ
とを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項11】 音響環境の状態を検出する環境検出手
段を更に備え、 前記制御手段は、前記環境検出手段によって検出された
音響環境の状態が変化した場合に、変化した音響環境の
状態に基づいて前記複数のスピーカの各々に供給する音
声信号の振幅及び位相差の少なくとも一方を変更するこ
とを特徴とする請求項1記載の音伝達装置。 - 【請求項12】 供給された音声信号に対応する音を発
する複数の無指向性のスピーカと、 予め定められた位置に配置された広角固定焦点レンズを
備え、音の伝達対象としてのオブジェクトを含む領域を
撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された領域の画像情報よりオブ
ジェクトの位置を認識する位置認識手段と、 前記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各
々から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波
が前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの
各々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設
定し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音
圧が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよ
うに前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定
した前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給す
る制御手段と、 を有する音伝達装置。 - 【請求項13】 前記撮影手段は複数設けられており、
各撮影手段は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に
配置されたエリアセンサを更に備え、 前記位置認識手段は、該複数の撮影手段により撮影され
た各々異なる撮影情報を処理してオブジェクトの形状を
認識する形状認識手段と、前記形状認識手段により認識
されたオブジェクトの3次元座標を演算する3次元座標
演算手段と、を含んで構成された、 ことを特徴とする請求項12記載の音伝達装置。 - 【請求項14】 前記形状認識手段は、前記複数の撮影
手段により撮影された各々異なる画像情報に基づいて、
3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想
的に細分割することにより得られる多数の立方体状の微
小空間のうち、オブジェクトが占有する微小空間により
形成される領域を求めることによりオブジェクトの形状
を認識することを特徴とする請求項13記載の音伝達装
置。 - 【請求項15】 前記形状認識手段は、前記複数の撮影
手段により撮影された各々異なる画像情報に基づいて、
3次元空間をX軸、Y軸及びZ軸の各方向に沿って仮想
的に細分割することにより得られる多数の立方体状の微
小空間のうち、各撮影手段からオブジェクトを投影する
視野角内に含まれる微小空間をそれぞれ抽出し、抽出し
た微小空間の全てに含まれる微小空間により形成される
領域を求めることによりオブジェクトの形状を認識する
ことを特徴とする請求項13記載の音伝達装置。 - 【請求項16】 前記撮影手段は複数設けられており、
各撮影手段は、前記広角固定焦点レンズによる結像点に
配置されたエリアセンサを更に備え、 前記位置認識手段は、各撮影手段のエリアセンサ上に結
像された2次元座標を取得し、該取得した複数の2次元
座標に基づいてオブジェクトの位置を認識する、 ことを特徴とする請求項12記載の音伝達装置。 - 【請求項17】 供給された音声信号に対応する音を発
する複数の無指向性のスピーカと、 予め定められた位置に配置された広角固定焦点レンズ及
び該レンズによる結像点に配設されたエリアセンサを備
え、音の伝達対象としてのオブジェクトを含む領域を撮
影する撮影手段と、 前記撮影手段の近傍に配置され、前記エリアセンサ上に
結像するようにオブジェクトの像を反射する反射手段
と、 前記反射手段により反射されて前記エリアセンサ上に結
像されたオブジェクト像、及び前記反射手段により反射
されることなく前記エリアセンサ上に結像されたオブジ
ェクト像の各々の該エリアセンサ上における2次元座標
を取得し、該取得した複数の2次元座標に基づいてオブ
ジェクトの3次元座標を演算することにより、オブジェ
クトの位置を認識する位置認識手段と、 前記位置認識手段により認識されたオブジェクトの位置
に基づいて集音範囲を設定し、前記複数のスピーカの各
々から発した音波の波面の包絡面を波面とする合成音波
が前記集音範囲に収束するように前記複数のスピーカの
各々に供給するべき音声信号の位相を互いにずらして設
定し、前記複数のスピーカの各々から発せられた音の音
圧が正確に内容を把握することが困難なレベルとなるよ
うに前記音声信号の振幅を設定し、位相及び振幅を設定
した前記音声信号を前記複数のスピーカの各々に供給す
る制御手段と、 を有する音伝達装置。 - 【請求項18】 前記制御手段は、前記複数のスピーカ
のうち前記集音範囲からの距離が所定距離よりも短いス
ピーカに供給する音声信号の振幅が他のスピーカに供給
する音声信号の振幅よりも大きくなるように、音声信号
の振幅を設定することを特徴とする請求項12乃至17
の何れか1項に記載の音伝達装置。 - 【請求項19】 前記集音範囲に向けて配置された指向
性を有する第1の補助スピーカ及び前記集音範囲の近傍
に配置された第2の補助スピーカの少なくとも一方を更
に備え、 前記制御手段は前記第1の補助スピーカ及び前記第2の
補助スピーカの少なくとも一方にも音声信号を供給する
ことを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項に記
載の音伝達装置。 - 【請求項20】 前記制御手段は、前記合成音波の波面
に所定値以下の乱れが生ずるように前記複数のスピーカ
の各々に供給する音声信号の位相を互いにずらして設定
することを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項
に記載の音伝達装置。 - 【請求項21】 音響環境の状態を表す情報に基づい
て、所定のスピーカから発せられた音のうち被反射体に
反射した後に集音範囲に到達する反射音波の波形を前記
複数のスピーカの各々について演算する第1の演算手段
と、 前記第1の演算手段により演算された反射音の波形に基
づいて、所定のスピーカから集音範囲に直接到達する音
波により前記反射波が打ち消すために前記所定のスピー
カに供給すべき音声信号の波形を、前記複数のスピーカ
の各々について演算する第2の演算手段と、 を更に備え、 前記制御手段は、前記第2の演算手段により各スピーカ
毎に演算された音声信号を前記複数のスピーカの各々に
供給することを特徴とする請求項12乃至17の何れか
1項に記載の音伝達装置。 - 【請求項22】 前記位置認識手段により位置が認識さ
れたオブジェクトの耳の位置及び方向を推定する第1の
耳推定手段を更に備え、 前記制御手段は、前記第1の耳推定手段により推定され
たオブジェクトの耳の位置及び方向に基づいて、オブジ
ェクトの聴覚の指向性に合った位置に前記集音範囲を設
定することを特徴とする請求項12乃至17の何れか1
項に記載の音伝達装置。 - 【請求項23】 所定のスピーカから複数の集音範囲の
各々に対して発せられるべき複数の音に対応する複数の
音声信号の位相差を前記複数のスピーカの各々について
演算する第3の演算手段と、 前記第3の演算手段により位相差が演算された複数の音
声信号を重畳した音声信号の波形を前記複数のスピーカ
の各々について演算する第4の演算手段と、 を更に備え、 前記制御手段は、前記第4の演算手段により各スピーカ
毎に演算された複数の音声信号を重畳した音声信号を前
記複数のスピーカの各々に供給することを特徴とする請
求項12乃至17の何れか1項に記載の音伝達装置。 - 【請求項24】 前記位置認識手段により位置が認識さ
れたオブジェクトの左耳の位置及び右耳の位置を推定す
る第2の耳推定手段を更に備え、 前記制御手段は、前記第2の耳推定手段により推定され
た前記左耳及び右耳の位置に基づいて、各耳に対応した
集音範囲を設定することを特徴とする請求項12乃至1
7の何れか1項に記載の音伝達装置。 - 【請求項25】 オブジェクトが予め定められた集音範
囲内に到来したか否かを検出するオブジェクト検出手段
を更に備え、 前記制御手段は、前記オブジェクト検出手段により集音
範囲内にオブジェクトが到来したことが検出された場合
に、前記複数のスピーカの各々に音声信号を供給するこ
とを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項に記載
の音伝達装置。 - 【請求項26】 音響環境の状態を検出する環境検出手
段を更に備え、 前記制御手段は、前記環境検出手段によって検出された
音響環境の状態が変化した場合に、変化した音響環境の
状態に基づいて前記複数のスピーカの各々に供給する音
声信号の振幅及び位相差の少なくとも一方を変更するこ
とを特徴とする請求項12乃至17の何れか1項に記載
の音伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7217858A JPH08221081A (ja) | 1994-12-16 | 1995-08-25 | 音伝達装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31330694 | 1994-12-16 | ||
| JP6-313306 | 1994-12-16 | ||
| JP7217858A JPH08221081A (ja) | 1994-12-16 | 1995-08-25 | 音伝達装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08221081A true JPH08221081A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=26522252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7217858A Pending JPH08221081A (ja) | 1994-12-16 | 1995-08-25 | 音伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08221081A (ja) |
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