JPH08221460A - 回路シミュレーション方法および配線間容量抽出装置 - Google Patents

回路シミュレーション方法および配線間容量抽出装置

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JPH08221460A
JPH08221460A JP7021684A JP2168495A JPH08221460A JP H08221460 A JPH08221460 A JP H08221460A JP 7021684 A JP7021684 A JP 7021684A JP 2168495 A JP2168495 A JP 2168495A JP H08221460 A JPH08221460 A JP H08221460A
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circuit
wiring
inter
capacitance
simulation
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JP7021684A
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Hideaki Anbutsu
英明 安佛
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路シミュレーション方法に関し,微細な回
路パターンに基づく回路シミュレーションを高速にかつ
正確な行うことを目的とする。 【構成】 回路設計手段と,回路シミュレーションを行
う回路シミュレーション手段と,回路レイアウト作成手
段と,回路レイアウトから配線容量を算出する回路抽出
手段と,シミュレーション結果を出力する出力手段とを
備えた回路シミュレーションシステムにおいて,回路設
計手段により回路を作成し,作成した回路に対してシミ
ュレーション手段により回路シミュレーションを行い,
作成した回路に基づいて回路レイアウトを作成し,回路
抽出手段により回路レイアウトの幾何学的形状と信号の
位相に基づいて配線容量を求め,該配線容量を基に回路
を作成し,回路シミュレーションを行う構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,集積回路,プリント基
板等の配線間容量を抽出し,回路設計を行うための回路
シミュレーション方法に関する。
【0002】集積回路,プリント基板等の開発では設計
回路に対して回路シミュレーションを行い,シミュレー
ション結果に基づいて回路修正をすることにより最適回
路を得るようにしている。
【0003】LSI,プリント基板は,製造技術の微細
化,素子数の増大化が進み,配線の幅,配線どうしの間
隔はますます小さくなっている。それにともない,微細
な回路パターンに基づく回路シミュレーションを高速に
行い,正確な回路設計ができる回路シミュレーションシ
ステムが要求されている。また,クロック周波数の高速
化にともないタイミングの制約が厳しくなり,回路設計
において,実際の回路を反映した正確な回路シミュレー
ションが要求されている。
【0004】
【従来の技術】従来の回路シミュレーション方法は,配
線幅,配線間隔等の回路レイアウトに基づいて配線間容
量を求め,回路シミュレーションに反映させていたが,
配線間の信号位相を考慮して配線間容量を正確に考慮す
ることはなされていなかった。
【0005】図12は,従来の回路シミュレーション方
法の説明図である。 S1 回路設計手段(CAD)により回路設計をする。 S2 回路シミュレーション手段を使用して,設計回路
に対して回路シミュレーションを行う。その結果,回路
設計に変更を必要とするならS1に戻り,回路設計を修
正する。
【0006】S3 回路シミュレーションの結果,回路
が決定されたら回路レイアウト作成手段により回路レイ
アウトを求める。 S4 回路レイアウトの配置,形状等の情報に基づいて
配線間容量,ネットリストを求める。その結果,MOS
トランジスタのサイズ(集積回路の開発では通常,ゲー
ト長は一定とされるのでゲート幅を回路設計において決
定する)等の回路設計を変更する必要があればS1以降
の処理を繰り返す。
【0007】S5 回路設計レイアウトにより生じる配
線間容量を考慮したネットリストの回路に対して回路シ
ミュレーションを行う。その結果,回路設計を変更する
必要があればS1以降の処理を繰り返す。最適設計が得
られたら処理を終了する。
【0008】図13は従来の配線間容量抽出手段(図1
2のS4の手段)のフローチャートである。 S1 回路レイアウトから配線形状,配線配置を求め
る。
【0009】S2 配線形状,配線配置の幾何学的形状
を抽出する。 S3 シミュレーションネットリスト(回路の接続情
報)を求める。 S4 配線間容量等の回路設計用容量値を求める。
【0010】図14は,従来の配線間容量の算出方法を
示す。図14 (a)は配線構造の例を示す。図14 (b)は
図14 (a)のAーBの断面である。図14 (c)は図14
(b)のネットリストである。
【0011】図14において,21,22,23,24
はインバータである。32は配線Aである。
【0012】33は配線Bである。C5 ,C6 ,C7
配線A(32)と端子0(接地)間の容量である。C8 ,C
9 ,C10は配線B(33)と端子0(接地)間の容量であ
る。
【0013】C11は配線A(32)と配線B(32)の間の容量
である。図14(c)において,C01,C02,C03
は配線間容量の番号であり,C01は端子32と端子0
の間の総合配線間容量である。C32pFはその容量値で
あり,容量値C32=C5 +C6 +C7 である。
【0014】C02は端子33と端子0の間の総合配線
間容量である。C33pFはその容量値であり,容量値C
33=C8 +C9 +C10である。C03は配線Aと配線B
の間の容量C11であり,その容量値はC34pFであり,
容量値C34=C11である。
【0015】図14 (c)のネットリストの意味は,番号
C01の容量は端子32と端子0に接続され,容量値が
32pFであることを表す。また,番号C02の容量は
端子33と端子0に接続され,容量値がC33pFである
ことを表す。番号C03の容量は端子33と端子34に
接続され,容量値がC34pFであることを表す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】配線間の実質的な容量
は,その間の電位により変化する。もし隣合う配線を伝
播する信号の位相が同じなら,配線間に電気力線は生じ
ないので動作中の実質的な容量は0となる。また,逆に
隣合う信号の位相が逆であれば,電位の変化が電位差の
2倍になるので動作中の実質的な配線間容量は幾何学的
な構造からもとめた容量の2倍になる。しかし,従来の
配線間容量の算出には,このように隣合う配線を伝播す
る信号の位相を考慮していなかったので回路設計が正確
でなかった。また,シミュレーション回路に無駄な素子
を付加することとなり,シミュレーション動作時間を長
くしていた。
【0017】本発明は,配線間容量を正確に考慮して高
速な回路シミュレーションを行うことのできる回路シミ
ュレーション方法および配線間容量抽出装置を提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は,回路設計手段
と,回路シミュレーションを行う回路シミュレーション
手段と,回路レイアウト手段と,回路レイアウトから配
線間容量を算出する回路抽出手段と,シミュレーション
結果を出力する出力手段とを備えた回路シミュレーショ
ンシステムにおいて,回路設計手段により回路を作成
し,作成した回路に対して回路シミュレーション手段に
より回路シミュレーションを行い,作成した回路に基づ
いて回路レイアウトを作成し,回路抽出手段により回路
レイアウトの幾何学的形状と信号の位相に基づいて配線
間容量を求め,該配線間容量を基に回路を作成し,回路
シミュレーションと回路設計を行うようにした。
【0019】図1は本発明の基本構成を示す。図1にお
いて,1は回路設計手段であって,回路接続データ,M
OSトランジスタのゲートサイズ等の部品データ等を入
力し,回路設計をするものである。
【0020】2はネットリストであって,回路設計手段
1により作成されたネットリストである。2’は回路抽
出手段により求められたネットリストである。ネットリ
スト2’はネットリスト2に配線間容量等が付加された
ものであり,実際の回路に近いネットリストである。
【0021】3は回路シミュレーション手段であって,
回路設計手段1で作成されたネットリスト2に基づいて
回路シミュレーションを行うものである。4は回路シミ
ュレーションの結果得られた回路特性である。
【0022】5は回路レイアウト作成手段であって,回
路に基づいて回路部品の配置,配線接続,配線の幾何学
的形状等の回路レイアウトを作成するものである。6は
作成された回路レイアウトである。
【0023】7は回路抽出手段であって,回路レイアウ
トにより作成された配線の幾何学的形状形状および配置
(配線レイアウト),信号位相に基づいて配線間容量を
求めるとともに,配線間容量,また必要とあらば配線抵
抗を含めた回路全体のネットリストを作成するものであ
る。
【0024】11は配線間容量抽出装置であって,回路
レイアウトから配線間容量を求める処理をするものであ
る。11’はトランジスタ等の抽出処理であって,トラ
ンジスタ等を抽出する処理を表す。
【0025】12は信号位相を解析し,11の処理で求
めた配線間容量を削除したり,配線間容量値を修正する
処理である。13はネットリストの作成処理である。
【0026】
【作用】図1の本発明の基本構成の動作を説明する前
に,図2,図3により本発明の原理を説明する。
【0027】図2は隣合う配線の信号位相が同相の場合
であり,図3は逆相の場合である。図2 (a)は配線構造
の例であり,図2 (b)は断面構造と配線間容量の関係で
あり,図2 (c)は図2 (b)のネットリストである。
【0028】図2 (a),図2 (b)において,21は配線
A(32)の入力インバータである。22は配線B(33)の入
力インバータである。
【0029】23は配線A(32)の出力インバータであ
る。24は配線B(33)の出力インバータである。42は
配線A(32)の信号である。
【0030】43は配線B(33)の信号である。なお,イ
ンバータ21,インバータ23,インバータ22,イン
バータ24は,例であって,他の回路(AND回路,論
理回路等)でもよい。
【0031】配線A(32)の信号42と配線B(33)の信号
43は位相が同相である。図2 (b)は,図2 (a)のXY
の断面構造と配線間容量を示す。C5 ,C6 ,C7 は配
線A(32)(端子32)と接地点(端子0)との間の容量
である。
【0032】C8 ,C9 ,C10は配線B(33)(端子3
3)と接地点(端子0)との間の容量である。配線A(3
2)と配線B(33)の信号が同相であって,両者の間に電位
差はないので動作している時の実質的な配線間容量は0
である。従って,配線A(32)と配線B(33)の配線間容量
は図2 (b)に示すようなそれぞれの配線と端子0の間の
容量のみである。
【0033】図2 (c)は, (b)図のネットリストであ
る。番号C01は端子32(配線32)と端子0との間
の容量であり,容量値がC 32pFであることを表す。C
32=C5 +C6 +C7 である。
【0034】番号C02は端子33(配線33)と端子
0との間の容量であり,容量値がC 33pFであることを
表す。C33=C8 +C9 +C10である。図3 (a)は配線
構造の例であり,図3 (b)は断面構造と配線間容量の関
係であり,図3 (c)は図3 (b)のネットリストである。
【0035】図3は,配線A(32)と配線B(33)に加えら
れる信号の位相が図2と異なるのみである。42は配線
A(32)の信号であり,43は配線B(33)の信号であっ
て,両者の信号の位相は180°ずれた逆相の関係にあ
る。
【0036】図3 (b)は,図3 (a)のXYの断面構造と
配線間容量を示す。C5 ,C6 ,C7 は配線A(32)と接
地点との間の容量である。C8 ,C9 ,C10は配線B(3
3)と接地点との間の容量である。
【0037】C11は配線A(32)と配線B(33)の間の容量
である。なお回路設計時には,配線A(32)と配線B(33)
の信号の位相が逆相であるので,動作時における配線A
(32)と,配線B(33)の間の実質的な容量は配線A(32)と
配線B(33)の配線レイアウトに基づいて求めた容量の2
倍の容量とする。
【0038】図3 (c)は, (b)図のネットリストであ
る。番号C01は端子32(配線32)と端子0との間
の容量であり,容量値がC 32pFであることを表す。C
32=C5 +C6 +C7 である。
【0039】番号C02は端子33(配線33)と端子
0との間の容量であり,容量値がC 33pFであることを
表す。C33=C8 +C9 +C10である。番号C03は端
子32(配線A)と端子33(配線B)の間の容量を表
し容量値がC34’であることを表す。回路設計時には,
配線A(32)と配線B(33)の配線レイアウトに基づいて算
出した容量をC34とするとC34’=2C34とする。
【0040】次に,図1の本発明の基本構成の動作を説
明する。回路設計手段1に,MOSトランジスタのゲー
トサイズ等の部品情報,回路接続データ等を入力し,回
路設計をする。
【0041】回路設計して得られたネットリスト2に対
して回路シミュレーション手段3により回路シミュレー
ションを行い,回路特性4を求める。必要な回路特性が
得られなかったら,再度,回路設計を修正する。
【0042】必要な回路特性が得られたら,回路レイア
ウト作成手段5により回路の部品配置,配線接続,配線
形状等の回路レイアウト6を作成する。次に,回路抽出
手段7により,回路レイアウト6から配線を抽出し,そ
の配線レイアウトにより配線と接地点の間の容量および
配線間容量を求める。そして,信号位相を解析し,信号
が常に同相の配線間の容量は削除し,信号が常に逆位相
の配線間の容量を2倍する(配線間容量を2倍にするの
は回路設計を行う時だけであって,回路シミュレーショ
ンではそのままの値でする)。信号位相の関係が一定し
ない配線間の容量は配線レイアウトから求めた配線間容
量とする。
【0043】そのようにして求めた配線間容量を考慮し
たネットリスト2’を出力する。そのネットリスト2’
により,再度,回路シミュレーション手段3を使用して
回路シミュレーションを行う。回路シミュレーションで
は,同相の配線間容量は削除し逆相あるいは一定しない
場合にはそのままの容量でシミュレーションする。得ら
れた回路特性4を参考にして回路設計手段1によりMO
Sトランジスタのゲートサイズを変更する等の回路修正
を行う。
【0044】上記の処理を繰り返し,最適な回路特性の
設計が得られるまで回路シミュレーションと設計回路の
修正を繰り返す。なお,上記において,配線間容量は配
線が同一層内にある場合だけでなく,上下の2層間の配
線間容量に対しても適用でき,その他,なんらかの形で
配線間容量が生じる場合全てに適用できる。
【0045】本発明によれば,信号位相を考慮すること
により,実際に回路が動作するときの実質的な容量で回
路設計を行うので配線間容量を正確に反映した回路設計
が可能になり,理想に近い特性の回路を容易に設計でき
るようになる。
【0046】また,回路シミュレーションにおいて配線
間容量数を低減でき,回路シミュレーションに必要なフ
ァイル容量を削減できる。また一般に,回路シミュレー
ションに要する時間は素子数のn乗(n=1.3〜1.
4程度)であるとされているので,回路シミュレーショ
ン速度も高速化される。
【0047】
【実施例】図4は本発明のシステム構成の実施例であ
る。図4において,1は回路設計手段である。
【0048】3は回路シミュレーション手段である。
3’は回路シミュレーション手段3のもつ部品特性(部
品の入出力特性)である。
【0049】5は回路レイアウト作成手段である。7は
回路抽出手段である。7’は配線間容量抽出手段である
(配線間容量抽出手段7’,CPU41,メモリ42に
よって配線間容量抽出装置を構成する)。
【0050】7”は信号解析手段である。14はネット
リストである。15は回路特性のデータである。
【0051】16は回路レイアウト作成手段である。1
7は信号データであって,信号位相の解析用データであ
る。41はCPUである。
【0052】42はメモリである。43は入力装置であ
って,キーボード等である。44はディスプレイであ
る。
【0053】45はプリンタである。46は磁気ディス
ク装置である。図4の構成の動作を説明する。
【0054】入力装置43により回路データ(MOSト
ランジスタのゲートサイズ,配線接続情報等)を回路設
計手段1に入力することにより,回路設計をし,ネット
リスト14を作成する。回路シミュレーション手段3
は,ネットリスト14と部品特性3’により回路シミュ
レーションを行い回路特性15を得る。
【0055】次に,ネットリスト14を基に回路レイア
ウト作成手段5により回路レイアウト16を作成する。
回路抽出手段7は回路レイアウト作成手段16のデータ
により配線間容量を計算する。そして,信号データ17
により配線間の信号位相を分析し,配線間容量の削除,
修正(逆位相の配線間の容量を2倍する)を行い,修正
されたネットリスト14を作成する。修正されたネット
リスト14は,逆相の配線間容量を2倍にした回路設計
用のリストをそのままの値とした回路シミュレーション
用リストである。
【0056】信号解析は,クロック配線のように予め信
号の位相が分かっている場合には,回路抽出時にその配
線の位相情報を与えることができる。まて,データパス
等の予め位相の関係が簡単に分からない配線の場合は,
テストパターンを流して位相を調べることができる。例
えば,信号解析手段7”により2つの配線の信号値の排
他的論理和をとり,常にその値が0の場合には,位相が
同相であることが分かる。実際には常に同じ値を示すこ
とは少ないクロック以外の配線では,例えば全体の90
%以上が0の場合は同相とみなす等の処理を行う。
【0057】図5は本発明の回路抽出手段のフローチャ
ートおよび信号解析手段の例を示す図である。7は回路
抽出手段である。
【0058】7”は信号解析手段である。7''' は排他
的論理和手段であって,配線Aと配線Bの信号を入力
し,排他的論理和をとり,その演算結果に従った配線A
と配線Bの信号位相の関係について判定するものであ
る。
【0059】S1 回路レイアウトのデータ(部品配置
座標,配線の端点の座標等)に基づいて配線形状,配線
位置を入力する。 S2 配線形状のデータに基づいて配線間容量を求め
る。
【0060】S3 信号解析手段7”により配線間の信
号の電圧位相を解析する。同相であればS4に進み,回
路設計用ネットリストを求める場合で逆相であればS5
に進む。回路シミュレーション用ネットリストを求める
場合,逆相であればS6に進む。ランダムであればS
6,S7に進む。
【0061】S4 電圧位相が同相であるので,配線間
容量を削除する。 S5 電圧位相が逆相であるので,配線間容量を2倍に
する。 S6 回路シミュレーション用ネットリストを出力す
る。
【0062】S7 回路設計用容量値を出力する。 図6は本発明の実施例の説明図である。図6 (a)は単独
インバータ列の例である。図6 (b)は配線が隣合う2つ
のインバータ列の例である。
【0063】図6 (a)において,50は配線の信号であ
って,インバータ列51に入力される信号である。51
は入力側のインバータ列(I51)である。
【0064】52は出力側のインバータ列(I52)であ
る。53は出力負荷容量であって,容量が0.2pFで
ある。54は配線であって,長さL=300μm,幅W
=1μmである。
【0065】図6 (b)において,61は配線A(66)の入
力側のインバータ列(I61)である。62は配線A(66)
の出力側のインバータ列(I62)である。
【0066】63は配線B(67)の入力側のインバータ列
(I63)である。64は配線B(67)の出力側のインバー
タ列(I64)である。66は配線Aであって,長さL=
300μm,幅W=1μmである。
【0067】67は配線Bであって,長さL=300μ
m,幅W=1μmである。68はインバータ列(62)の出
力負荷容量であって,0.2pFである。69はインバ
ータ列(64)の出力負荷容量であって,0.2pFであ
る。
【0068】配線A(66)と配線B(67)の間隔は1.1μ
mである。図7は本発明と従来技術との比較結果を表す
図であって,図6の本発明の実施例の説明図のインバー
タ列,配線の回路について本発明と従来技術との場合を
比較したものである。
【0069】図7 (a)は図6 (a)の単独のインバータ列
の例の場合のインバータ列のサイズ(ゲートの幅)であ
る。図6 (a)の配線の場合,インバータ列51(I51
は配線54の配線間容量が負荷となりサイズは12.5
であり,インバータ列52(I52)は出力負荷容量53
が負荷となりサイズは20である。
【0070】図7 (b)は図6 (b)の配線が隣合う2つの
インバータ列のサイズについて本発明と従来技術を比較
したものである。配線A(66)と配線B(67)に印加される
信号が同相の場合,従来技術では配線A(66)と配線B(6
7)のそれぞれの配線間容量に配線間容量が含まれるの
で,負荷が大きくなる。そのため,インバータ列61
(I61)のサイズは従来技術では13.5であるのに対
し,本発明では配線間容量は含まれないので,12.5
となり小さいサイズで良いことが示される。
【0071】インバータ列62(I62)の負荷は出力負
荷容量68であるので,従来技術の場合と本発明の場合
とでサイズは同じであり,いずれも20である。配線A
(66)と配線B(67)に印加される信号が逆相の場合,本発
明では配線A(66)と配線B(67)の配線間容量は従来技術
の場合の2倍にする。そのため,本発明の場合の負荷が
大きくなり,インバータ列61(I61)のサイズは従来
技術では13.5であるのに対し,本発明では14.6
と大きくなる。
【0072】インバータ列62(I62)の負荷は出力負
荷容量68であるので,従来技術の場合と本発明の場合
とでサイズは同じであり,いずれも20である。配線B
(67)のインバータ列63(I63),インバータ列64
(I64)も同様である。
【0073】図8は,本発明の回路シミュレーションの
ための入力信号の例である。図8は位相が同相の場合の
シミュレーションのための入力信号である。図9は,本
発明の回路シミュレーション結果である。
【0074】図9は,図6 (a)のインバータ列51に図
8の信号を入力した時のP点の出力,および図6 (b)の
配線が隣合う2つのインバータ列61とインバータ列6
3に図8の信号を入力した時のQ点での出力を表す。実
線はP点(単独インバータ列)の出力であり,点線は従
来技術のQ点の出力である。本発明のQ点の出力(一点
鎖線)はP点(単独)に重複している。
【0075】本発明では,インバータ列が単独の場合と
隣合う場合とで遅延時間が一致しているのに対し,従来
の方法ではインバータ列が隣り合う場合にはMOSトラ
ンジスタのゲートサイズを大きく取り過ぎているので単
独の場合より12ps速く出力されている。信号が同相
の場合にはインバータ列が隣り合っていてもインバータ
列が単独の場合と出力は同じである必要があるので,本
発明により求めたMOSトランジスタのインバータ列は
理想的な回路特性を得るために必要な正確なサイズであ
る。
【0076】図10は本発明の回路シミュレーションの
ための信号の例であり,位相が逆相の場合である。図1
1は,図6 (a)のインバータ列51に図10の信号Sを
入力した時のP点の出力,および図6 (b)の隣り合うイ
ンバータのインバータ列61に信号S,インバータ列6
3に信号Tを入力したときのQ点の出力を表す。
【0077】実線はP点(単独インバータ列)の出力で
ある。一点鎖線は本発明のQ点の出力であり,点線は従
来技術のQ点の出力である。本発明では,インバータ列
が単独の場合と隣り合う場合とで遅延時間が2psのず
れはあるもののほぼ一致している。従来の方法で求めた
MOSトランジスタのサイズによる場合には,22ps
遅く出力されている。隣り合うインバータ列に入力され
る信号が逆相でもインバータ列出力は,単独インバータ
列の場合と同じである必要があるので,本発明により求
めたMOSトランジスタのサイズは理想的な回路特性を
得るために必要なサイズを表している。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば,配線間容量を正確に反
映した回路設計が可能になり,理想に近い特性の回路を
容易に設計できる。また,回路シミュレーションにおい
て配線間容量数を低減できるので回路シミュレーション
に必要なファイル容量を削減でき,シミュレーション時
間も高速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の原理説明図(同相)である。
【図3】本発明の原理説明図(逆相)である。
【図4】本発明のシステム構成の実施例を示す図であ
る。
【図5】本発明の回路抽出手段のフローチャートおよび
信号解析手段の例を示す図である。
【図6】本発明の実施例の説明図である。
【図7】本発明の実施例の説明図である。
【図8】本発明の回路シミュレーションのための入力信
号(同相の場合)を示す図である。
【図9】本発明の回路シミュレーション結果を示す図で
ある。
【図10】本発明の回路シミュレーションのための入力
信号(逆相の場合)を示す図である。
【図11】本発明の回路シミュレーション結果を示す図
である。
【図12】従来の回路シミュレーション方法を示す図で
ある。
【図13】従来の配線間容量抽出手段のフローチャート
である。
【図14】従来の配線間容量の算出方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1:回路設計手段 2:ネットリスト 2’:ネットリスト 3:回路シミュレーション手段 4:回路特性 5:回路レイアウト作成手段 6:回路レイアウト 7:回路抽出手段 11:配線間容量抽出装置 11’:トランジスタ等抽出処理 12:信号位相を解析し,配線間容量削除,修正の処理 13:ネットリストを作成する処理

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路設計手段と,回路シミュレーション
    を行う回路シミュレーション手段と,回路レイアウト作
    成手段と,回路レイアウトから配線間容量を算出する回
    路抽出手段と,シミュレーション結果を出力する出力手
    段とを備えた回路シミュレーションシステムにおいて,
    回路設計手段により回路を作成し,作成した回路に対し
    てシミュレーション手段により回路シミュレーションを
    し,作成した回路に基づいて回路レイアウトを作成し,
    回路抽出手段により回路レイアウトの幾何学的形状と信
    号の位相に基づいて配線間容量を求め,該配線間容量を
    基に回路を作成し,回路シミュレーションを行うことを
    特徴とする回路シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 配線レイアウトに基づいて求められた配
    線間容量のうち,信号位相が同相の配線どうしの配線間
    容量を削除することを特徴とする請求項1に記載の回路
    シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 回路抽出手段は配線どうしに入力される
    信号の排他的論理和をとる信号解析手段を備え,排他的
    論理和に基づいて信号位相を判定することを特徴とする
    請求項1に記載の回路シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 回路の配線レイアウトに基づいて配線間
    容量を求める配線間容量抽出装置において,配線間の信
    号位相が同相の場合には,配線間容量を削除し,配線間
    の信号位相が逆相の場合には配線間容量を配線レイアウ
    トに基づいて求めた配線間容量の2倍にすることを特徴
    とする配線間容量抽出装置。
JP7021684A 1995-02-09 1995-02-09 回路シミュレーション方法および配線間容量抽出装置 Withdrawn JPH08221460A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411767B1 (ko) * 2000-03-16 2003-12-24 엔이씨 일렉트로닉스 코포레이션 회로 시뮬레이션 방법 및 장치
KR100413701B1 (ko) * 2000-07-04 2003-12-31 야자키 소교 가부시키가이샤 전기 배선 시뮬레이션 디바이스 및 전기 배선 시뮬레이션디바이스용 기록매체를 기록한 시뮬레이션 프로그램
US6907394B1 (en) 1999-05-17 2005-06-14 Elpida Memory, Inc. Device for simulating circuits, method for simulating the same, and recording medium
KR100747323B1 (ko) * 2005-11-28 2007-08-07 현대자동차주식회사 회로 단락 시험 해석 검증 방법

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