JPH08222848A - 半導体チップの交換方法 - Google Patents

半導体チップの交換方法

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JPH08222848A
JPH08222848A JP2316695A JP2316695A JPH08222848A JP H08222848 A JPH08222848 A JP H08222848A JP 2316695 A JP2316695 A JP 2316695A JP 2316695 A JP2316695 A JP 2316695A JP H08222848 A JPH08222848 A JP H08222848A
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solder
circuit board
semiconductor chip
thin film
residue
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JP2316695A
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Kazuo Tamaoki
和雄 玉置
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】半田残渣の高さにバラツキがあったり、回路基
板の厚さにバラツキがあったり、反りがあったりして
も、半田残渣同士が連なったり、配線部以外に流出する
ことを防止する。 【構成】加熱ツール20を加熱しながらそれの押圧面に
真空吸着させた基板26の金薄膜28で回路基板10上
の半田残渣24を押圧しつつ熔融してこの薄膜28に濡
れ広がらせるときに、半田残渣24の高さのバラツキと
か回路基板10の厚さのバラツキなどによって金薄膜2
8の半田残渣24に対する片当たりによる過剰な押圧
を、ステージ2または加熱ツール20に設けたクッショ
ン材6によって防止し、これによって半田残渣24同士
の連なりとか配線部以外への流出を防止する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半田バンプにより回路
基板上にフリップチップ接続された半導体チップの交換
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップの多端子化、高集積化に伴
い、フェイスダウンで回路基板上に接続するフリップチ
ップ実装技術が普及しつつある。図22ないし図24を
参照してこのフリップチップ実装について説明する。図
22を参照して、上面の配線52を残してソルダレジス
ト54が塗布された回路基板56上に、その配線52に
個別に対応して半田バンプ58を有する半導体チップ6
0を対向配置する。図23を参照して、その配置状態
で、回路基板56上にフラックスを用いて半導体チップ
60を固定した状態でリフロー炉を通して半田バンプ5
8を熔融して配線52に接続する。この際、ソルダレジ
スト54が半田ダムとなって配線52以外の半田濡れが
防止される。このようにして接続が終了する。こうして
回路基板56に接続された半導体チップ60は、通常、
目視検査とかバーンインテストによって良品、不良品の
判定が行われる。良品と判定された半導体チップは図2
4を参照するように樹脂62で封止される。不良品と判
定された半導体チップは、例えば特開平1ー20973
6号公報に記載されているような半導体チップ交換方法
でもって、別の良品の半導体チップと交換される。
【0003】従来のこの種の半導体チップの交換方法に
ついて図25ないし図29を参照して説明する。図25
に示すようにホットプレート62上に、不良半導体チッ
プ60が実装された回路基板56を載置して加熱する。
この加熱で半田バンプ58が熔融するので、ピンセット
等を用いて回路基板56から半導体チップ60を剥離す
る。この剥離によって図26に示すように回路基板56
上には互いに高さが不揃いな複数の半田残渣64が残さ
れる。
【0004】図27に示すようにシリコン板66が固定
された押し当て治具68を用意する。このシリコン板6
6には金属薄膜70が形成されている。押し当て治具6
8に荷重を加えてその金属薄膜70を回路基板56上の
半田残渣64に押し当てて加熱する。この加熱によって
金属薄膜70を濡れ広がらせてこれに半田残渣64を吸
収させる。半田残渣64が吸収されると、図28に示す
ように、押し当て治具68を取り除く。これによって、
回路基板56上の不揃いな半田残渣64が除去され、回
路基板56上の半田残渣64は平滑化される。こうし
て、不揃いな半田残渣64が除去された回路基板56上
に図28に示すように良品の交換用半導体チップ60a
を搭載することで半導体チップの交換が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した半導体チップ
交換方法の問題点について、図30ないし図35を参照
して説明することにする。ここで、図30ないし図32
は半田残渣の高さにバラツキがある場合であり、図33
ないし図35は半田残渣の高さのバラツキに加えて回路
基板の厚さにもバラツキがある場合である。ここで、そ
の問題点の説明の前に図30と図33に示される各部の
構成について概略説明すると、基板固定ステージ72上
に回路基板56が固定されている。この回路基板56か
らは半導体チップが剥離されているので、回路基板56
には半田残渣64が残されている。押し当て治具68は
半田残渣64を加熱するものであり、この押し当て治具
68にはシリコン板66が固定されている。このシリコ
ン板66には半田残渣64を吸収するための金属薄膜7
0が形成されている。
【0006】上記において、金属薄膜70に半田残渣6
4を吸収させる場合、シリコン板66が平坦化されてい
たとしても、図30のように半田残渣64の高さにバラ
ツキがあるとか、図33のように回路基板56に厚さの
バラツキがある場合では、シリコン板66の金属薄膜7
0が複数の半田残渣64のうち、高さ方向で金属薄膜7
0に最も近い位置にある半田残渣64にのみ先に片当た
りしてしまうことになる。このような片当たりがあった
のでは、シリコン板66の金属薄膜70と最初に接触す
る半田残渣64が他の半田残渣64よりも先に加熱され
てしまうことになるから、最初に接触した半田残渣64
が大きく変形してしまう。すなわち、半田残渣64がシ
リコン板66の金属薄膜70に濡れ広がって吸収される
前に、押し当て治具68によって押さえられてしまい、
図30の場合では図31に示すように、図33の場合で
は図34に示すように、それぞれ、半田残渣64どうし
が熱で熔融して連なってしまったり、あるいは、図32
および図35に示すように、熔融された半田が配線部分
以外に流出してしまう。
【0007】なお、図31および図34の場合では、回
路基板56を側面から見てハッチングでもって隣り合う
半田残渣同士が連なっている状態が示され、図32およ
び図35の場合では、回路基板56上を平面から見て、
半導体チップが固定される矩形の箇所から4方向のそれ
ぞれに複数の配線52が平行して延び、半導体チップの
半田バンプが接続される配線部分には、ハッチングでも
って隣り合う半田残渣同士の連なりと共に、配線52以
外のところのソルダレジスト塗布部分54にも熔融半田
が流出しているのが示されている。
【0008】以上のように、従来の半導体チップの交換
方法では、半田バンプが微小ピッチで半導体チップに形
成されている場合とか、回路基板の厚さとか反りにバラ
ツキがある場合では、金属薄膜に吸収させるために加熱
熔融された半田残渣が、前記のように互いに連なった
り、流出したりすることのないように半田残渣を除去す
ることがたいへん困難であった。
【0009】したがって、本発明においては、半田残渣
の高さにバラツキがあっても、回路基板に厚さとか反り
のバラツキがあっても、隣り合う半田残渣が連なった
り、不要な箇所に流出したりせずに容易に半田残渣を除
去できるようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の請求項1に係る半導体チップの交換
方法においては、基板固定ステージ上に固定されている
回路基板の配線上に複数の半田バンプによってフリップ
チップ接続された半導体チップを加熱してこれら半田バ
ンプを熔融し、この熔融状態で半導体チップを回路基板
から剥離し、この剥離のときに回路基板上に残る複数の
半田残渣を加熱しながら金属薄膜を半田残渣に押圧する
ことで、金属薄膜に半田残渣を濡れ広がらせて吸収させ
る半導体チップの交換方法において、回路基板をクッシ
ョン材を介して基板固定ステージ上に固定することを特
徴としている。
【0011】本発明の請求項2に係る半導体チップの交
換方法においては、前記基板固定ステージ上にはさらに
前記クッション材の上に硬質材を配備することを特徴と
している。
【0012】本発明の請求項3に係る半導体チップの交
換方法においては、基板固定ステージ上に回路基板を固
定した状態で回路基板に複数の半田バンプによってフリ
ップチップ接続された半導体チップを加熱してこれら半
田バンプを熔融し、この熔融状態で半導体チップを回路
基板から剥離し、この剥離のときに回路基板上に残る複
数の半田残渣を加熱しながら金属薄膜を半田残渣に押圧
することで、該金属薄膜にこれら半田残渣を濡れ広がら
せて吸収させる半導体チップの交換方法において、加熱
ツールの押圧面にクッション材を介して金属薄膜を取り
付け、この加熱ツールで金属薄膜を加熱しながら半田残
渣を押圧することを特徴としている。
【0013】
【作用】基板固定ステージとか回路基板の傾きは回路基
板上の半田残渣とこれを吸収する金属薄膜との片当たり
を引き起こす原因となるが、本発明の請求項1によれ
ば、回路基板をクッション材を介して基板固定ステージ
上に固定することから、クッション材が、半田残渣が金
属薄膜に濡れ広がる前に、上記片当たりによる金属薄膜
から半田残渣への過剰な押圧を防止することになり、半
田残渣同士の連なりとか、熔融した半田残渣が配線部分
以外に流出するのを防止できる。
【0014】また、回路基板の厚みが薄い場合には、回
路基板が加熱とか押圧によって反り返ったり、へこんだ
りするが、本発明の請求項2によれば基板固定ステージ
上にはさらに前記クッション材の上に硬質材を配備する
から、このような回路基板の反り返りとかへこみが防止
され、金属薄膜による半田残渣の吸収を効果的にでき
る。
【0015】上記では、クッション材が基板固定ステー
ジ上に配備されているが、請求項3のように加熱ツール
の押圧面にクッション材を介して金属薄膜を取り付け、
この加熱ツールで金属薄膜を加熱しながら半田残渣を押
圧するようにしても、クッション材が、半田残渣が金属
薄膜に濡れ広がる前に、上記片当たりによる金属薄膜か
ら半田残渣への過剰な押圧を防止することになり、半田
残渣同士の連なりとか、熔融した半田残渣が配線部分以
外に流出するのを防止できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0017】実施例1 図1ないし図7は、本発明の実施例1に係る半導体チッ
プ交換方法の説明に供する図である。まず、図1に示さ
れる各部の構成について説明する。基板固定ステージ2
には複数の真空孔4が互いに適宜の間隔毎に上下に貫通
して形成されている。このステージ2にはクッション材
6が固定されている。クッション材6にもステージ2の
各真空孔4と連通する真空孔8が形成されている。
【0018】ステージ2の傾きとか、それに固定される
回路基板10の傾きとか厚さのバラツキ、あるいは、半
田残渣の高さのバラツキによって、後述される金属薄膜
が回路基板10上の半田残渣に片当たりする。実施例1
のクッション材6は、金属薄膜に半田残渣が濡れ広がる
前に上記片当たりによる過剰な押圧が半田残渣に加わら
ないように、そのクッション機能を果たすためのもので
ある。クッション材6は、加熱に耐える必要があるため
に耐熱性を有するものであり、例えばポリマー化成株式
会社製のシリコンスポンジマット(2〜5mmt)、シ
リコフォーム(3〜5mmt)、あるいは、シリコマッ
ト(3〜8mmt)、あるいはまた、サカセ化成工業株
式会社製のシリコマット(4mmt)のいずれかを設け
る。
【0019】クッション材6上には、回路基板10が載
置される。この回路基板10はステージ2、クッション
材6それぞれの真空孔4,8からの真空引きでクッショ
ン材6を介してステージ2上に固定される。回路基板1
0には不良品として交換されるべき半導体チップ12が
フリップチップ接続されている。ここで、図解の明瞭化
のために、回路基板10上の配線部14およびソルダレ
ジスト部16と、半導体チップ12の半田バンプ18と
が拡大されて示されている。
【0020】加熱ツール20は、ステージ2の上方に位
置して、ステージ2に向けて上昇下降可能であり、半導
体チップ12を吸着するための真空孔22が上下方向に
貫通されて形成されている。加熱ツール20はまた、パ
ルスヒート(設定温度270℃、10秒)を内蔵してい
る。
【0021】以下、実施例1の半導体チップの交換方法
について説明する。
【0022】図1で示すようにクッション材6を介して
ステージ2上に回路基板10を固定する。次に、図2で
示すように半導体チップ12の上方に位置する加熱ツー
ル20を図示していない下降手段でもって下降させてこ
れを半導体チップ12の裏面に接触させる。半田バンプ
18は、それが共晶半田の場合では、200〜240℃
で熔融するから、半導体チップ12を介して半田バンプ
18を加熱ツール20で加熱して熔融しながら、真空孔
22を介して真空引きして加熱ツール20に半導体チッ
プ12を真空吸着して、図3で示すように加熱ツール2
0を上昇させる。そうすると、回路基板10上から半導
体チップ12が剥離する。この加熱は加熱ツール20に
よる加熱のみではなく、ステージ2による加熱であって
もよいし、これらの併用、さらには他の加熱装置との併
用であってもよい。この剥離によって図3で示すように
回路基板10上には互いに高さが不揃いな半田残渣24
が残されることになる。
【0023】次に、図4で示すように、プリント基板ま
たはセラミック基板などからなる半田吸い取り用基板2
6を準備する。この半田吸い取り用基板26の最表層に
は金属薄膜の一例としての金薄膜28がメッキまたはス
パッタリングなどの薄膜形成手法によって好ましくは1
000オングストローム程度の厚さに形成されている。
この場合、半田吸い取り用基板26の最表層に金薄膜2
8を形成するために、通常は、基板26と金薄膜28と
の間に、Al,Ti,TiW,Cu,CuNiなどから
なる多層金属薄膜30を介在させる。そして、この半田
吸い取り用基板26をそれの最表層の金薄膜28の面に
フラックス32を塗布して、同じく図4で示すように加
熱ツール20の押圧面に真空引きにより吸着させる。そ
して、図5で示すように加熱ツール20を回路基板10
の半田残渣24上に下降させていき、半田吸い取り用基
板26の金薄膜28を例えば荷重300〜400gで半
田残渣24に押し当てて、加熱ツール20内蔵のパルス
ヒートで加熱する。この場合の加熱も加熱ツールによる
加熱のみでなく、ステージによる加熱とか、ランプ照射
による加熱とかその他の加熱装置による加熱であっても
よく、これらの併用であってもよい。こうして加熱する
と、半田吸い取り用基板26の金薄膜28に半田残渣2
4が濡れ広がることになる。
【0024】このとき、半田残渣24は高さにバラツキ
があるため、クッション材6が無いと金薄膜28は高さ
が高い半田残渣24に片当たりしてこれに過剰な押圧を
加えることになる。実施例1ではクッション材6がステ
ージ2上に設けられてあるために、先に金薄膜28に片
当たりした半田残渣24に過剰な押圧がかかるようなこ
とがない。その結果、先に片当たりした半田残渣24が
金薄膜28に濡れ広がる前に大きく変形されてしまうこ
とがない。これによって、半田残渣24は互いに連なっ
たり、配線部以外に流出することが効果的に防止され
て、金薄膜28に図5で示すように吸収される。こうし
て、加熱ツール20を上昇させ、回路基板10をステー
ジ2から外したあとは、図6で示すように、回路基板1
0上にはそれの配線14上の半田残渣24がソルダーレ
ジスト16以下の高さに残されることになる。
【0025】そして、図7で示すように半田バンプ18
が形成された良品と判定された交換用の半導体チップ1
2aをフリップチップボンダーを使用して半田バンプ1
8にフラックスの適量を転写したうえで、回路基板10
の配線14上の平坦化された半田残渣24に位置合わせ
してのち、搭載する。
【0026】実施例2 図8ないし図14を参照して本発明の実施例2に係る半
導体チップ交換方法について説明する。これらの図にお
いて、図1ないし図7と類似ないし同一の機能を達成す
る部分には同一の符号を付すとともに、同一の符号に係
る部分については説明の重複を避けるためその説明を省
略している。
【0027】厚みが薄い回路基板では熱による反りとか
へこみの発生率が高いために、実施例2においては、実
施例1で示した耐熱性を有するクッション材6の上部に
さらに金属板などからなる硬質材34を敷いた構造のス
テージを用いる。硬質材となる金属板の代表例としては
1〜2mmt程度の鉄板、ステンレス板があり、金属板
以外の素材としての代表例に1〜2mmt程度のセラミ
ック板がある。
【0028】この硬質材34は加熱ツール20の押圧と
加熱とによって回路基板10に反りとかへこみとかが発
生するのを防止する効果がある。また、加熱ツール20
の押圧時には回路基板10に荷重と熱とがかかっている
から、回路基板10が半導体チップ12の形状に合わせ
て局部的に変形してしまうおそれがある。この変形を防
止するうえで硬質材34がクッション材6の上に形成さ
れているのである。硬質材34にも真空孔36が形成さ
れている。
【0029】まず、図8で示すようにステージ2の真空
孔4の真空引きによってこのステージ2に不良品とされ
た半導体チップ12が搭載された回路基板10を固定す
る。次に、図9で示すように加熱ツール20を半導体チ
ップ12に向けて下降させてその裏面に接触させる。半
田バンプ18はそれが共晶半田の場合では200〜24
0℃で熔融するので、加熱ツール20で加熱しながら、
図10で示すように加熱ツール20を上昇させて真空吸
着により半導体チップ12を回路基板10からを剥離さ
せる。この場合の加熱も実施例1と同様にして加熱ツー
ル20のみではなくステージ2による加熱とか両者の併
用などであってもよい。
【0030】このようにして半導体チップ12を剥離し
た後は同じく図10で示すように回路基板10上に半田
残渣24がその高さが不揃いに残っている。次に、実施
例1と同様にして図11で示すように、実施例1と同様
に最表層に金薄膜28を備えた半田吸い取り用基板26
を加熱ツール20に真空吸着させたうえで、加熱ツール
20を下降させていき、半田吸い取り用基板26の金薄
膜28を荷重300〜400gで半田残渣24に押し当
てて実施例1と同様の条件のパルスヒートで加熱する。
この加熱によって、図12で示すように金薄膜28に半
田残渣24が濡れ広がる。このとき、クッション材6が
ステージ2上に設けられてあるために、実施例1と同様
に半田残渣が連なったり配線部以外に流出することが防
止される。こうして、図13で示すように回路基板10
の配線14上の半田残渣24はソルダーレジスト16以
下の高さになる。図14は良品の半導体チップと交換す
る場合を示すものであり、図7と対応するからその説明
は省略する。
【0031】実施例3 図15ないし図21を参照して本発明の実施例3に係る
半導体チップ交換方法を説明する。これらの図におい
て、図1ないし図7と類似ないし同一の機能を有する部
分には同一の符号を付し、その同一の符号に係る部分に
ついての詳しい説明は実施例1と同様であるから、重複
説明を避けるうえで省略する。
【0032】この実施例3では、加熱ツール20の押圧
面に、クッション材6を設ける。このクッション材6と
しては実施例1と同様の素材のものを用いる。実施例3
では実施例1がステージ2にクッション材6を設けのた
とは異なり、加熱ツール20側に設けたことに特徴があ
る。このクッション材6の作用については実施例1と同
様である。なお、実施例3ではこのクッション材6を加
熱ツール20に設けたことを除き、実施例1と同様の方
法である。
【0033】以下、実施例3の交換方法について説明す
ると、まず、図15で示すように回路基板10に接続さ
れた不良品と判定された半導体チップ12を交換するた
めに、ステージ2上に真空吸着により回路基板10を固
定する。次に、図16で示すように半導体チップ12の
上方に位置する加熱ツール20を下降させて半導体チッ
プ12の裏面に接触させる。そして、加熱ツール20で
加熱しながら、真空孔22を介して半導体チップ12を
真空吸着した状態で図17で示すように加熱ツール20
を上昇させて、回路基板10上から半導体チップ12を
剥離させる。この剥離後では回路基板10上に半田残渣
24が互いの高さが不揃いに残されていることになる。
【0034】次に、図18で示すように加熱ツール20
を、それの押圧面に半田吸い取り用基板26を真空吸着
させた状態で、回路基板10上に下降させ、図19で示
すように半田吸い取り用基板26の金薄膜28を荷重3
00〜400gで半田残渣24に押し当てて加熱する。
こうして加熱すると、同じく図19で示すように金薄膜
28に半田残渣24が濡れ広がることになる。
【0035】このとき、クッション材6が加熱ツール2
0に設けられてあるために、実施例1と同様の理由で半
田残渣24はその高さにバラツキがあっても互いに連な
ったりあるいは配線部以外に流出することが防止され
る。こうして、図20で示すように回路基板10の配線
14上の半田残渣24はソルダーレジスト16以下の高
さになる。図21は図7と対応するのでその説明は省略
する。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基板固定
ステージ上のクッション材が、金属薄膜の半田残渣に対
する片当たりによる過剰な押圧を防止するから、熔融し
た半田残渣同士が連なったりあるいは配線部以外に流出
することが防止される。
【0037】また、本発明によれば、クッション材の上
部にさらに硬質材を配備した場合では、回路基板が熱で
反り返ったり、へこんだりすることを防止するので、結
果として、金属薄膜の半田残渣に対する片当たりによる
過剰な押圧の防止効果と、これに伴う、半田残渣同士の
連なりとか流出を防止できる。
【0038】また、本発明によれば、加熱ツールの押圧
面にクッション材を配備した場合でも、そのクッション
材が前記過剰な押圧を防止する結果、半田残渣同士の連
なりとか、流出とかを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る交換方法に用いられる
回路基板および交換されるべき半導体チップと、ならび
にその交換方法に用いられる装置の構成とを示す図であ
る。
【図2】実施例1の交換方法に従う図1の装置の動作を
示す図である。
【図3】実施例1の交換方法に従う図1の装置の動作を
示す図である。
【図4】実施例1の交換方法に従う図1の装置の動作を
示す図である。
【図5】実施例1の交換方法に従う図1の装置の動作を
示す図である。
【図6】実施例1の交換方法によって半田残渣が平坦さ
れた回路基板の側面断面図である。
【図7】図6の回路基板上と、これに接続された交換用
半導体チップとの側面断面図である。
【図8】本発明の実施例2に係る交換方法に用いられる
回路基板および交換されるべき半導体チップと、ならび
にその交換方法に用いられる装置の構成とを示す図であ
る。
【図9】実施例2の交換方法に従う図8の装置の動作を
示す図である。
【図10】実施例2の交換方法に従う図8の装置の動作
を示す図である。
【図11】実施例2の交換方法に従う図8の装置の動作
を示す図である。
【図12】実施例2の交換方法に従う図8の装置の動作
を示す図である。
【図13】実施例2の交換方法によって半田残渣が平坦
化された回路基板の側面断面図である。
【図14】図13の回路基板上と、これに接続された交
換用半導体チップとの側面断面図である。
【図15】本発明の実施例3に係る交換方法に用いられ
る回路基板および交換されるべき半導体チップと、なら
びにその交換方法に用いられる装置の構成とを示す図で
ある。
【図16】実施例3の交換方法に従う図15の装置の動
作を示す図である。
【図17】実施例3の交換方法に従う図15の装置の動
作を示す図である。
【図18】実施例3の交換方法に従う図15の装置の動
作を示す図である。
【図19】実施例3の交換方法に従う図15の装置の動
作を示す図である。
【図20】実施例3の交換方法によって半田残渣が平坦
化された回路基板の側面断面図である。
【図21】図20の回路基板上と、これに接続された交
換用半導体チップとの側面断面図である。
【図22】フリップチップ実装技術の説明に供するもの
で、半導体チップが回路基板に実装される前の断面図で
ある。
【図23】図22において半導体チップが回路基板に実
装された状態の断面図である。
【図24】図22で樹脂封止されて回路基板と半導体チ
ップとの断面図である。
【図25】回路基板と、従来に係る半導体チップの交換
方法で交換される回路基板上の半導体チップと、この方
法に用いられる装置との断面図である。
【図26】図25の交換方法によって半田残渣が残され
た回路基板の断面図である。
【図27】図26の回路基板上の半田残渣を除去するた
めに示された回路基板と、シリコン板と、押し当て治具
との断面図である。
【図28】図27の押し当て治具を回路基板から上昇さ
せた状態を示す図である。
【図29】図27の回路基板に半導体チップを交換した
状態を示す断面図である。
【図30】図27の押し当て治具による問題点の説明に
供する断面図であってこの治具のシリコン板が高さが高
い半田残渣に接触した状態を示している。
【図31】図27の押し当て治具による問題点の説明に
供する断面図であって、半田残渣が連なっている状態を
示している。
【図32】図27の押し当て治具による問題点の説明に
供する基板の主面図であって、回路基板を平面から見て
半田残渣の連なりと配線部以外への流出を示している。
【図33】図27の押し当て治具による問題点の説明に
供する断面図であってこの治具のシリコン板が厚さにバ
ラツキがある回路基板の半田残渣に接触した状態を示し
ている。
【図34】図27の押し当て治具による図33における
問題点の説明に供する断面図であって、半田残渣が連な
っている状態を示している。
【図35】図27の押し当て治具による図33における
問題点の説明に供する基板の主面図であって、回路基板
を平面から見て半田残渣の連なりと配線部以外への流出
を示している。
【符号の説明】
2 基板固定ステージ 6 クッション材 10 回路基板 12 半導体チップ 14 配線部 18 半田バンプ 20 加熱ツール 24 半田残渣 26 半田吸い取り用基板 28 金薄膜 34 硬質材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板固定ステージ上に固定されている回
    路基板の配線上に複数の半田バンプによってフリップチ
    ップ接続された半導体チップを加熱してこれら半田バン
    プを熔融し、この熔融状態で半導体チップを回路基板か
    ら剥離し、この剥離のときに回路基板上に残る複数の半
    田残渣を加熱しながら金属薄膜を半田残渣に押圧するこ
    とで、金属薄膜に半田残渣を濡れ広がらせて吸収させる
    半導体チップの交換方法において、回路基板をクッショ
    ン材を介して基板固定ステージ上に固定することを特徴
    とする半導体チップの交換方法。
  2. 【請求項2】 前記基板固定ステージ上にはさらに前記
    クッション材の上に硬質材を配備することを特徴とする
    請求項1に記載の半導体チップの交換方法。
  3. 【請求項3】 基板固定ステージ上に回路基板を固定し
    た状態で、回路基板に複数の半田バンプによってフリッ
    プチップ接続された半導体チップを加熱してこれら半田
    バンプを熔融し、この熔融状態で半導体チップを回路基
    板から剥離し、この剥離のときに回路基板上に残る複数
    の半田残渣を加熱しながら金属薄膜を半田残渣に押圧す
    ることで、該金属薄膜にこれら半田残渣を濡れ広がらせ
    て吸収させる半導体チップの交換方法において、加熱ツ
    ールの押圧面にクッション材を介して金属薄膜を取り付
    け、この加熱ツールで金属薄膜を加熱しながら半田残渣
    を押圧することを特徴とする半導体チップの交換方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007250704A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Nippon Avionics Co Ltd 半田付け装置とこの半田付け装置を用いたエリアアレイ型部品の半田付け方法及びエリアアレイ型部品の取り外し方法。
CN105307418A (zh) * 2015-09-07 2016-02-03 深圳市迈特迅科技有限公司 一种用于波峰焊治具的自动上扣机
CN111524821A (zh) * 2020-06-05 2020-08-11 河北美泰电子科技有限公司 微波芯片共晶焊接平台及共晶焊接方法
CN119893873A (zh) * 2024-12-31 2025-04-25 珠海新业电子科技有限公司 柔性电路板的覆膜方法、装置、电子设备及存储介质

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