JPH08222967A - Fetゲートバイアス回路 - Google Patents

Fetゲートバイアス回路

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JPH08222967A
JPH08222967A JP7026634A JP2663495A JPH08222967A JP H08222967 A JPH08222967 A JP H08222967A JP 7026634 A JP7026634 A JP 7026634A JP 2663495 A JP2663495 A JP 2663495A JP H08222967 A JPH08222967 A JP H08222967A
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JP
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transistor
gate
voltage
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JP7026634A
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Norio Tozawa
紀雄 戸澤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
    • H03F3/19High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/193High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices
    • H03F3/1935High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices with junction-FET devices
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/306Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in junction-FET amplifiers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Microwave Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショットキーバリアゲートが構成されたFE
Tのゲートバイアス回路に関し、ゲート電圧の変動を防
止して、高性能かつ信頼性の高いGaAsFET増幅器
を実現することを目的とする。 【構成】 コレクタに負電源を接続したPNPトランジ
スタQ2と、コレクタ接地し、エミッタをPNPトラン
ジスタQ2のエミッタに接続したNPNトランジスタQ
3と、ソース接地し、ゲートを、PNPトランジスタQ
2のエミッタとNPNトランジスタQ3のエミッタとの
接続点に接続した、ショットキーバリアゲートのFET
Q1と、PNPトランジスタQ2のベースおよびNPN
トランジスタQ3のベースに所定のベース電圧をそれぞ
れ印加するベース電圧印加手段B1,B2とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショットキーバリアゲ
ートが構成されたFETのゲートバイアス回路に関し、
特に、準マイクロ波帯からマイクロ波帯で使用するGa
AsFET増幅器のゲートバイアス回路に関する。
【0002】近年、GaAsFETの高出力化が進み、
1パッケージで飽和出力が30ワット以上の出力電力が
得られるFETが実用化され、準マイクロ波帯の移動通
信やマイクロ波帯の多重無線装置、衛星基地局などの無
線機器で使用されている。本発明は、GaAsFETの
ゲートに印加されるバイアス電圧を、出力電力に関係す
ることなく一定に保持してGaAsFETのドレイン電
流の変動を抑えるようにしたFETゲートバイアス回路
に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のGaAsFETのゲートバイアス
回路を、図8を参照して説明する。図8は、GaAsF
ETを使用した増幅器の回路図である。
【0004】高出力GaAsFETの一般的な使い方
は、図8の回路図に示すように、GaAsFETQ1の
ソース(S)を接地し、ドレイン(D)に正電圧のバイ
アス電圧を印加すべく端子1に正電圧を供給し、ゲート
(G)に負電圧のバイアス電圧を印加すべく端子2に負
電圧を供給する。
【0005】図9は、こうしたFETQ1の伝達特性を
示す。図中、横軸はゲート電圧Vg、縦軸はドレイン電
流IDSであり、IDSS はドレイン飽和電流、VP はピン
チオフ電圧である。Aクラス増幅を行う場合、図中のP
1点にゲートバイアスを設定する。具体的にはFETQ
1のP1点のゲート電圧Vg0は−1V前後である。
【0006】図8に戻って、FETQ1のゲート電圧V
gを−1V前後に設定するために、端子2に−5V前後
の電圧を印加し、抵抗R1,R2によってそれを分圧す
るようにしている。なお、信号は端子3から入力され、
端子4から出力される。また、インダクタL1,コンデ
ンサC1から成るローパスフィルタ、およびインダクタ
L2,コンデンサC2から成るローパスフィルタは高周
波阻止回路である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】GaAsFETはショ
ットキーバリアゲートを構成し、逆電圧バイアスが印加
されるため、小信号動作ではゲート電流が流れないが、
GaAsFETを大信号動作により飽和出力電力付近で
使用した場合には、図10に示すようにGaAsFET
のゲートに順・逆両方向の電流が流れる。10ワット以
上の飽和出力電力で使用したGaAsFETでは、この
ゲート電流が10mA程度に達する。このゲート電流に
より、図8に示す従来のゲートバイアス回路では、分圧
抵抗R1,R2において電圧降下が発生し、これにより
FETQ1のゲート電圧Vgが変動し、したがってドレ
イン電流が変動し、出力電力の変動が生じるという問題
があった。
【0008】すなわち、順方向のゲート電流はFETQ
1のゲートからソースに流れ込む電流をいい、これが抵
抗R2に流れて電圧降下を生じ、図9に示すようにゲー
ト電圧Vgが負方向に大きな値(例えばVg2)となり、
ドレイン電流の減少(IDS1)を招き、所定の出力電力
を得られなくなる。
【0009】また、逆方向のゲート電流はドレインから
ゲートに流れ出てくる電流をいい、これが抵抗R1に流
れて電圧降下を生じ、図9に示すようにゲート電圧Vg
が負方向に小さな値(例えばVg1)となり、ドレイン電
流の増加(IDS2 )を招く。高出力のGaAsFETで
は、ドレイン電流が増加すると発熱量が増大し、また、
逆方向ゲート電流が正の温度係数を持っていて、GaA
sFETの温度が上昇すると逆方向ゲート電流が増加す
るという性質がある。したがって、FETQ1において
逆方向ゲート電流が発生すると、上述のようにドレイン
電流が増加し、これによりFETQ1の温度が上昇し、
かくして逆方向ゲート電流が増加する。こうしたサイク
ルの繰り返し、つまり熱暴走が発生すると、最終的にF
ETQ1が高熱のために破壊されてしまう可能性があっ
た。
【0010】以上のように、GaAsFETにおいてゲ
ート電流が流れることにより、ゲート電圧Vgが変動
し、その結果、出力電力が変動し、また、GaAsFE
Tの破壊に至るといった問題点があった。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ゲート電圧の変動を防止して、高性能かつ信
頼性の高いGaAsFET増幅器を実現することを図っ
たFETゲートバイアス回路を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、コレクタに負電源を
接続したPNPトランジスタQ2と、コレクタ接地し、
エミッタをPNPトランジスタQ2のエミッタに接続し
たNPNトランジスタQ3と、ソース接地し、ゲート
を、PNPトランジスタQ2のエミッタとNPNトラン
ジスタQ3のエミッタとの接続点に接続した、ショット
キーバリアゲートのFETQ1と、PNPトランジスタ
Q2のベースおよびNPNトランジスタQ3のベースに
所定のベース電圧をそれぞれ印加するベース電圧印加手
段B1,B2とを、有することを特徴とするFETゲー
トバイアス回路が提供される。
【0013】
【作用】本発明は、FETQ1のゲートバイアス回路に
ゲート電流によって電圧降下を生じるインピーダンス成
分を無くしたものであり、図8に示す従来回路のよう
な、ゲート電流によって電圧降下を生じる抵抗R1,R
2を無くした構成となっている。
【0014】すなわち、図1に示す回路において、順方
向のゲート電流が発生すると、これがNPNトランジス
タQ3に流れてコレクタ電流が増加する。この時のゲー
ト電圧Vgの変化は、NPNトランジスタQ3のベース
・エミッタ間電圧の変化分のみである。しかし、一般に
コレクタ電流の変化に対してベース・エミッタ間電圧の
変化は極めて小さいため、ゲート電圧Vgの変化は無視
し得る程のものである。同様に、逆方向のゲート電流が
発生すると、これがPNPトランジスタQ2に流れてコ
レクタ電流が増加する。この時のゲート電圧Vgの変化
も、PNPトランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧
の変化分のみである。この場合も、コレクタ電流の変化
に対してベース・エミッタ間電圧の変化は極めて小さい
ため、ゲート電圧Vgの変化は無視し得る程のものであ
る。
【0015】したがって、FETQ1にゲート電流が発
生してもゲート電圧Vgの変動は殆どなく、そのため出
力電力が安定し、熱暴走の発生も無く、高性能かつ信頼
性の高いGaAsFET増幅器を実現することが可能と
なる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、実施例の概要を、図1を参照して説明す
る。図1は本発明のゲートバイアス回路を備えたGaA
sFET増幅器の回路図である。図1に示す増幅器の構
成は、図8に示す増幅器の構成と基本的には同じである
ので、同一構成部分には同一符号を付してその説明を省
略し、相違点だけ説明する。
【0017】図中、FETQ1のゲートバイアス回路と
してトランジスタQ2,Q3を設ける。トランジスタQ
2はPNPトランジスタであり、トランジスタQ3はN
PNトランジスタである。そして、トランジスタQ2の
コレクタを、負電圧が供給されている端子2に接続し、
トランジスタQ3のコレクタを接地する。トランジスタ
Q2のエミッタとトランジスタQ3のエミッタとを接続
し、その接続点を、インダクタL1,コンデンサC1か
ら成るローパスフィルタを介してFETQ1のゲートに
接続する。
【0018】トランジスタQ2のベースおよびトランジ
スタQ3のベースにはベース電圧−VB1,−VB2をそれ
ぞれ印加する。例えば、トランジスタQ2のベースに電
池B1を接続してベースに電圧−VB1を印加し、また、
トランジスタQ3のベースに電池B2を接続してベース
に電圧−VB2を印加する。
【0019】つぎに、以上のように構成されるGaAs
FET増幅器の動作を説明する。まず、FETQ1のゲ
ート電圧Vg、並びにトランジスタQ2およびトランジ
スタQ3に流れるコレクタ電流は、下記のようにトラン
ジスタQ2およびトランジスタQ3の各ベース電圧−V
B1,−VB2を設定することにより決定される。すなわ
ち、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧をV
BE1 、トランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧をV
BE2 とすると、ゲート電圧Vgは、FETQ1にゲート
電流が流れないときに、トランジスタQ2側では下記式
(1)のように、またトランジスタQ3側では下記式
(2)のように表せる。
【0020】
【数1】 Vg=−VB1+VBE1 ・・・(1)
【0021】
【数2】 Vg=−VB2−VBE2 ・・・(2) 説明を簡略化するために、トランジスタQ2およびトラ
ンジスタQ3のベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流
特性がそれぞれ、電圧・電流方向が逆であるだけで曲線
は等しいと仮定すると、上記式(1),(2)から
【0022】
【数3】 VBE1 =VBE2 =(VB1−VB2)/2 ・・・(3) が得られる。
【0023】したがって、既知の各ベース電圧−VB1
−VB2から上記式(3)に基づきベース・エミッタ間電
圧VBE1 ,VBE2 を求め、これらのベース・エミッタ間
電圧VBE1 ,VBE2 を基に各ベース・エミッタ間電圧対
コレクタ電流特性からコレクタ電流をそれぞれ求めるこ
とができる。また、ゲート電圧Vgは、上記のように求
められたベース・エミッタ間電圧VBE1 ,VBE2 と既知
の各ベース電圧−VB1,−VB2とから上記式(1),
(2)に基づき求めることができる。
【0024】ところで、増幅器入力端子3に対する信号
の無入力時や、小信号入力時には、FETQ1にゲート
電流が流れないが、飽和出力電力付近の大信号動作時に
はゲートに順方向および逆方向の電流が流れる。バイア
ス回路からゲートに流れ込む順方向電流は、トランジス
タQ3のコレクタ電流を増加させる。このときのゲート
電圧Vgの変化は、トランジスタQ3のベース・エミッ
タ間電圧対コレクタ電流特性に依存するベース・エミッ
タ間電圧VBE2 の変化分だけである。
【0025】一般に、ベース・エミッタ間電圧(VBE
対コレクタ電流(IC )特性は図2に示すような曲線と
なる。図中、縦軸はログスケール表示になっており、I
C0,VBE0 はゲート電流が流れていないときのコレクタ
電流値およびベース・エミッタ間電圧値を示している。
この図2から分かるように、コレクタ電流変化に対して
ベース・エミッタ間電圧の変化は極めて小さい。したが
って、上記のベース・エミッタ間電圧VBE2 の変化分
は、コレクタ電流の増加に対して極めて小さく、かくし
て、順方向のゲート電流が発生しても、ゲート電圧Vg
の変化は微々たるものである。
【0026】また、逆方向のゲート電流がトランジスタ
Q2のコレクタ電流を増加させる。この場合も、順方向
のゲート電流の場合と同様の理由から、逆方向のゲート
電流が発生しても、ゲート電圧Vgの変化は極めて小さ
い。
【0027】図3は、図1に示す回路においてゲート電
流を回路上の電流源と仮定して算出したゲート電流と各
トランジスタのコレクタ電流との関係を示す。トランジ
スタQ2のコレクタ電流をIC1、トランジスタQ3のコ
レクタ電流をIC2とする。図中、ゲート電流が流れない
ときには、トランジスタQ2およびトランジスタQ3の
各コレクタ電流の量(IC0)は等しい。順方向ゲート電
流が流れたときには、ゲート電流はトランジスタQ3の
コレクタ電流IC2により供給されるため、コレクタ電流
C2が増加する。このとき、トランジスタQ2のコレク
タ電流IC1が減少するのは、ゲート電圧Vgが負方向に
若干大きくなり、トランジスタQ2のベース・エミッタ
間電圧VBE1 が若干減少することによる。一方、逆方向
ゲート電流はトランジスタQ2のコレクタ電流IC1によ
り供給され、この場合も、順方向の場合と同様に説明さ
れ得る。
【0028】図4はゲート電流に対するゲート電圧を示
す図である。図中、縦軸はゲート電圧を、横軸はゲート
電流を示す。まず、図8に示す従来の回路において、端
子2に−5Vが供給され、抵抗R1の抵抗値を83Ω、
抵抗R2の抵抗値を333Ωとして、ゲート電流が流れ
ないときに、ゲート電圧Vgに−1Vが得られるように
したとする(このとき、抵抗R1,R2に12mAの電
流が流れる)。この場合、図4に破線5で示すように、
5mAのゲート電流の発生に対してゲート電圧が0.4
Vの変化をしていた。図中、Vgoはゲート電流が流れな
いときのゲート電圧値−1Vを示す。一方、本発明の上
記実施例では、図8に示す従来の回路と同じ条件におい
て、図4に実線6で示すように、5mAのゲート電流の
発生に対してゲート電圧が僅か0.06Vの変化に止ま
る。
【0029】つぎに、本発明の第1の実施例を説明す
る。図5は第1の実施例の回路図である。図5に示す回
路構成は、図1に示す回路構成と基本的には同じである
ので、同一構成部分には同一符号を付してその説明を省
略し、相違点だけ説明する。
【0030】第1の実施例では、FETQ1のゲート電
圧Vg、並びにトランジスタQ2およびトランジスタQ
3のコレクタ電流を決定するトランジスタQ2およびト
ランジスタQ3のベース電圧−VB1,−VB2を、抵抗R
3〜R5の分圧比で設定している。すなわち、端子2と
トランジスタQ2のベースとの間に抵抗R3を接続し、
トランジスタQ2のベースとトランジスタQ3のベース
との間に抵抗R4を接続し、トランジスタQ3のベース
とグランドとの間に抵抗R5を接続する。したがって、
端子2に供給された負電圧が抵抗R3〜R5で分割さ
れ、それらの分割された電圧が、トランジスタQ2およ
びトランジスタQ3の各ベースにそれぞれ印加される。
抵抗R3〜R5の各抵抗値を適当に選択することによ
り、各所定のベース電圧−VB1,−VB2を得ることがで
きる。
【0031】ところで、トランジスタQ2およびトラン
ジスタQ3では、ゲート電流が流れることでコレクタ電
流が変化し、それがベース電流の変化となって現れる
が、ベース電流変化はコレクタ電流変化の1/β(βは
トランジスタの電流増幅率)倍であり、βは通常100
〜200の値であることから、ゲート電流が流れてもベ
ース電流の変化は殆ど無い。そのため、第1の実施例の
回路において、ゲート電流が流れてもベース電圧はその
影響を殆ど受けず、したがって、FETQ1のゲート電
圧Vgはゲート電流の影響を受けないことになる。
【0032】つぎに、本発明の第2の実施例を説明す
る。図6は第2の実施例の回路図である。図6に示す回
路構成は、図5に示す第1の実施例の回路構成と基本的
には同じであるので、同一構成部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、相違点だけ説明する。
【0033】第2の実施例では、トランジスタQ2のコ
レクタと端子2との間に抵抗R6を接続し、トランジス
タQ3のコレクタとグランドとの間に抵抗R7を接続す
る。すなわち、このGaAsFETを使用した増幅器の
動作状態において、どの程度のゲート電流が流れている
かを把握することは重要なことであるが、このように抵
抗R6,R7を挿入して、挿入された抵抗の電圧降下を
測定することにより、ゲート電流を容易に算出すること
ができる。
【0034】従来の回路においては、ゲート電流を測定
すべく電流計をゲート電流の流れる回路に挿入すると、
電流計の内部抵抗による電圧降下がゲート電圧を変えて
しまい、正確なゲート電流を測定することが不可能であ
った。しかし、第2の実施例では、ゲート電圧Vgはト
ランジスタQ2,Q3の各ベース電圧のみに依存するた
め、これらの抵抗R6,R7を挿入してもゲート電圧V
gへの影響は無く、したがって、実際の動作状態でのゲ
ート電流の観測を容易に行うことができる。
【0035】つぎに、本発明の第3の実施例を説明す
る。図7は第3の実施例の回路図である。図7に示す回
路構成は、図5に示す第1の実施例の回路構成と基本的
には同じであるので、同一構成部分には同一符号を付し
てその説明を省略し、相違点だけ説明する。
【0036】第3の実施例では、図5に示す第1の実施
例の抵抗R4に代わって、直列接続されたダイオードD
1,D2を用いる。すなわち、第1の実施例でゲート電
圧Vgを任意の値に設定するためには、ベース電圧を変
える必要があり、それには分圧抵抗R3〜R5の分圧比
を変える必要がある。しかし、分圧抵抗R3〜R5の分
圧比を変えると、トランジスタQ2,Q3のベース間電
圧も変わってしまい、したがってコレクタ電流も変わっ
てしまう。一方、トランジスタQ2,Q3の各エミッタ
間に抵抗が存在しないためにゲート電圧Vgが不安定で
決めづらく、コレクタ電流を出来るだけ一定に保持した
いという事情があり、このコレクタ電流の変化は好まし
くない。
【0037】一方、第3の実施例では、抵抗R3,R5
の抵抗値を変えることによりベース電圧を変えることが
でき、したがってゲート電圧Vgを任意に設定すること
が可能であり、しかも、トランジスタQ2,Q3のベー
ス間電圧はダイオードD1,D2によりほぼ一定に保た
れるため、コレクタ電流の変化は小さい。かくして、バ
イアス回路のコレクタ電流をほぼ一定に保ちながら、ゲ
ート電圧Vgを任意に設定でき、調整時間の削減が可能
となる。
【0038】なお、第3の実施例では、トランジスタQ
2,Q3の各ベース間に2つのダイオードD1,D2を
挿入したが、基本的には、挿入されるダイオードの直列
接続による両端電圧値がトランジスタQ2,Q3の各ベ
ース・エミッタ間電圧の和以上であればよく、したがっ
て、挿入されるダイオードの数は2つに限定されるもの
ではない。
【0039】また、上述のいずれの実施例でも、GaA
sFETのゲートバイアス回路を例にして説明したが、
本発明はGaAsFETに限定されるものではなく、シ
ョットキーバリアゲートが構成されたFET全般のゲー
トバイアス回路に適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、高出力
GaAsFETのゲートバイアス回路にPNPタイプと
NPNタイプの2つのトランジスタを設け、GaAsF
ETにゲート電流が流れても、そのゲート電流を両トラ
ンジスタのエミッタに流し、ゲート電圧は両トランジス
タのベース電圧とベース・エミッタ間電圧とによって設
定するようにした。これにより、高出力GaAsFET
増幅器を飽和出力電力付近で動作させても、ゲート電圧
をほぼ一定に保持でき、したがって、出力電力が安定
し、熱暴走の発生も無く、高性能かつ信頼性の高いGa
AsFET増幅器を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】ベース・エミッタ間電圧対コレクタ電流特性を
示す図である。
【図3】ゲート電流とトランジスタのコレクタ電流との
関係を示す図である。
【図4】ゲート電流に対するゲート電圧を示す図であ
る。
【図5】第1の実施例の回路図である。
【図6】第2の実施例の回路図である。
【図7】第3の実施例の回路図である。
【図8】従来のGaAsFETのゲートバイアス回路を
示す回路図である。
【図9】GaAsFETの伝達特性とゲート電流による
バイアス変化の例を示す図である。
【図10】増幅器の入出力特性と入力電力に対するゲー
ト電流特性を示す図である。
【符号の説明】 1 端子 2 端子 3 端子 4 端子 B1 電池(ベース電圧印加手段) B2 電池(ベース電圧印加手段) Q1 FET Q2 PNPトランジスタ Q3 NPNトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショットキーバリアゲートが構成された
    FETのゲートバイアス回路において、 コレクタに負電源を接続したPNPトランジスタと、 コレクタ接地し、エミッタを前記PNPトランジスタの
    エミッタに接続したNPNトランジスタと、 ソース接地し、ゲートを、前記PNPトランジスタのエ
    ミッタと前記NPNトランジスタのエミッタとの接続点
    に接続した、ショットキーバリアゲートのFETと、 前記PNPトランジスタのベースおよび前記NPNトラ
    ンジスタのベースに所定のベース電圧をそれぞれ印加す
    るベース電圧印加手段と、 を有することを特徴とするFETゲートバイアス回路。
  2. 【請求項2】 前記ベース電圧印加手段は、前記PNP
    トランジスタのベースに第1の所定ベース電圧を印加す
    る電池と、前記NPNトランジスタのベースに第2の所
    定ベース電圧を印加する電池とから構成されることを特
    徴とする請求項1記載のFETゲートバイアス回路。
  3. 【請求項3】 前記ベース電圧印加手段は、直列接続の
    一端が接地され、他端が負電源に接続され、各抵抗値の
    比に応じた分割電圧を前記PNPトランジスタのベース
    および前記NPNトランジスタのベースにそれぞれ印加
    する3つの抵抗器から構成されることを特徴とする請求
    項1記載のFETゲートバイアス回路。
  4. 【請求項4】 前記PNPトランジスタのコレクタと負
    電源との間に接続された抵抗器と、前記NPNトランジ
    スタのコレクタとグランドとの間に接続された抵抗器と
    を、さらに有することを特徴とする請求項1記載のFE
    Tゲートバイアス回路。
  5. 【請求項5】 前記ベース電圧印加手段は、前記PNP
    トランジスタのコレクタ・ベース間に接続された第1の
    抵抗器と、前記NPNトランジスタのコレクタ・ベース
    間に接続された第2の抵抗器と、前記PNPトランジス
    タのベースと前記NPNトランジスタのベースとの間に
    接続された直列接続の複数のダイオードとから構成され
    ることを特徴とする請求項1記載のFETゲートバイア
    ス回路。
JP7026634A 1995-02-15 1995-02-15 Fetゲートバイアス回路 Withdrawn JPH08222967A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7026634A JPH08222967A (ja) 1995-02-15 1995-02-15 Fetゲートバイアス回路
US08/544,606 US5625323A (en) 1995-02-15 1995-10-18 FET gate bias circuit

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