JPH08223233A - 直交変調装置 - Google Patents

直交変調装置

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JPH08223233A
JPH08223233A JP7026527A JP2652795A JPH08223233A JP H08223233 A JPH08223233 A JP H08223233A JP 7026527 A JP7026527 A JP 7026527A JP 2652795 A JP2652795 A JP 2652795A JP H08223233 A JPH08223233 A JP H08223233A
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circuit
output
frequency
signal
input
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JP7026527A
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Masao Mineo
将穂 峰尾
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は小型で低消費電力で安価な構成によ
り準マイクロ波帯のような高周波帯域で信号を直交変調
し得る直交変調装置を提供することを目的とする。 【構成】 1/2分周回路4は入力された搬送波を1/
2倍の周波数で、かつ、互いに90度位相の異なる2信
号として出力する。1/2分周回路5は入力された搬送
波を1/2倍の周波数に分周する。乗算回路6及び7
は、それぞれ第1及び第2の変調信号と1/2分周回路
4の出力分周信号とを乗算する。合成アンプ8は乗算回
路6及び7の出力信号を合成増幅する。乗算回路9は合
成アンプ8と1/2分周回路5の出力信号を乗算して出
力端子10a、10bへ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直交変調装置に係り、特
に準マイクロ波帯のような高周波数帯域の信号位相を変
調する場合に適用して好適なディジタル通信用の直交変
調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の直交変調装置の一例の回路
図を示す。同図中、プリント配線板50には、90度移
相回路51と、ダイオード52a、53a、高インピー
ダンス線路54a及び55aなどからなる第1のミキサ
56aと、ダイオード52b、53b、高インピーダン
ス線路54b及び55bなどからなる第2のミキサ56
bと、平衡−不平衡変換回路57a、57bと信号合成
用抵抗58などの回路素子が搭載され、また、搬送波入
力端子59と第1のミキサ56aに接続された変調信号
入力端子60a及び61aと、第2のミキサ56bに接
続された変調信号入力端子60b及び61bと、抵抗5
8の両端に接続された出力端子62が設けられている。
【0003】この直交変調装置はダイオード型変調装置
と称され、入力端子59より入力された搬送波は90度
移相回路51により互いに位相が90度異なる2種類の
搬送波とされ、一方の搬送波は第1のミキサ56aに供
給されて入力端子60a及び61aより入力された互い
に逆相の第1の変調信号と乗算され、他方の搬送波は第
2のミキサ56bに供給されて入力端子60b及び61
bより入力された互いに逆相の第2の変調信号と乗算さ
れる。第1及び第2のミキサ56a及び56bより取り
出された第1及び第2の乗算出力は、トランス57a、
57bを通して抵抗58で合成された後、出力端子62
より直交変調波として出力される。
【0004】しかし、この従来の直交変調装置は、+
20dB 程度の高い搬送波入力レベルが必要、漏
洩搬送波と出力信号との差が−20dB程度しかとれな
い、90度移相回路51の構成が難しい、帯域が狭
い、大きい体積が必要で装置が大型化する、などの問
題がある。
【0005】そこで、従来はこのダイオード型変調装置
の問題を解決するために、直交変調装置を半導体集積回
路で構成する方法がとられている。例えば、米国の電気
電子技術者協会(IEEE)の1992年発行の学会
誌、バイポーラ・サーキッツ・アンド・テクノロジー・
ミーティング3.2の59ページ〜62ページに記載さ
れた論文「ディジタル・セルラー通信のためのQPSK
変調装置」(QPSKModulator for Digital Cellular
Communication)には、図7の回路図に示す如き直交変
調装置が開示されている。
【0006】同図に示すように、この従来の直交変調装
置では、局部発振信号LO1を移相器65により互いに
位相が90度異なる第1及び第2の信号とした後、第1
の信号はミキサ66に供給して互いに逆相の同相信号I
と乗算し、第2の信号はミキサ67に供給して互いに逆
相の直交信号Qと乗算し、それぞれの乗算出力信号を合
成アンプ68に供給して合成することによりQPSK変
調波を得る。このQPSK変調波は、帯域フィルタ特性
を有する濾波回路69により必要な周波数成分のみ濾波
された後、ミキサ70に供給されて局部発振信号LO2
と周波数変換されることにより準マイクロ波帯の信号と
され、更に出力アンプ71、平衡−不平衡変換回路72
をそれぞれ介して出力される。
【0007】また、1990年の第20回ヨーロッパ・
マイクロ波会議の予稿集の一論文ディジタル・フェイズ
シフト・クワドラチュア・フロントエンド・フォー・ロ
ーカルインプット・アップ・ツー・6ギガヘルツ(P.We
ger他,"DIGITAL PHASE-SHIFTQUADRATURE FRONTED FOR L
O-INPUTS UP TO 6 GHz",pp.426)には、図8のブロック
図に示す如き直交変調装置が開示されている。
【0008】同図に示すように、この従来の直交変調装
置では、90度移相回路80をミキサ81と1/2分周
回路82より構成したものである。この直交変調装置
は、ミキサ81により局部発振信号LOを乗算して、互
いに位相が逆相で、かつ、周波数を2倍とした信号を取
り出し、これをそれぞれ分周回路82で1/2分周する
ことにより、それぞれ互いに90度位相が異なり、か
つ、周波数が上記局部発振信号LOと同一の搬送波LO
、LOを出力する。ミキサ84、85は変調信号R
Fと上記の搬送波LO、LOをそれぞれ乗算して、
乗算信号IF、IFをそれぞれ直交変調波として出
力する。
【0009】図8に示す従来の直交変調装置では90度
移相回路80がシリコン・バイポーラ・トランジスタに
より半導体集積回路化されている。一方、ガリウム砒素
のような化合物半導体で集積回路化した直交変調装置
も、例えばアイ・イー・イー・イー・ジャーナル・オブ
・ソリッド・ステイト・サーキッツ第28巻ナンバー1
0のア・1.9GHzバンドGaAsダイレクト・クワ
ドラチュア・モジュレータ1C・ウィズ・ア・フエイズ
・シフタ(K.Yamamoto他、"A 1.9-GHz-Band GaAsDirect-
Quadrature Modulator IC with a Phase Shifter",IEEE
JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS",VOL.28,NO.10,OCT
OBER 1993,pp.994-1000)に開示されている。
【0010】図9は上記の文献に開示されている、化合
物半導体で集積回路化した直交変調装置の回路図を示
す。この従来装置は、90度移相回路91、増幅回路9
2、ミキサ93及び94より構成されている。増幅回路
92は前段にバイアスキャパシタを有し、ガリウム砒素
からなる電界効果トランジスタを用いた差動増幅回路が
3段縦続接続された構成で、90度移相回路91より互
いに90度位相が異なる搬送波が入力され、これを増幅
してミキサ93、94に供給し、ここで変調信号と乗算
させる。
【0011】また、従来より、90度移相回路の位相誤
差を補正する方法もいくつか提案されている(例えば、
特開昭61−238144号、特開平2−174343
号、特開平4−287542号、各公報)。一例として
特開平2−174343号公報記載の直交変調装置のブ
ロック図を図10に示す。この従来の直交変調装置は図
10において、入力端子99より入力された搬送波信号
を分岐回路100で2分岐し、一方はミキサ103に供
給して入力端子101よりの第1の変調信号と乗算さ
せ、他方は可変移相器105により90度移相させた後
ミキサ104に供給して入力端子102よりの第2の変
調信号と乗算させる。ミキサ103、104の各出力信
号は合成回路108で合成されて出力端子109へQP
SK変調波として出力される。
【0012】この一般的な構成に加えて上記の従来装置
は、ミキサ103、104に供給されるそれぞれの搬送
波を位相比較器106でそれらの位相差が本来の90度
からどれだけずれているかを検出し、その検出位相差に
応じた信号をループフィルタ107を介して可変移相器
105に制御信号として供給し、可変移相器105の移
相量を、ミキサ103、104の各出力信号の位相差が
90度になるように可変制御する。
【0013】また、従来、準マイクロ波帯で使用できる
90度移相器を消費電力の無い受動回路で構成した図1
1に示す如き直交変調装置も知られている(1993年
電子情報通信学会春季大会C−80)。この従来の直交
変調装置では、基板111上にインターディジタル型9
0度移相器112を設け、この90度移相器112によ
り端子113を介して入力される搬送波を互いに位相が
90度異なる第1及び第2の搬送波にして、集積回路化
されている2相変調器114、115にそれぞれ供給
し、ここで端子116、117よりの変調信号で変調さ
せる。この2相変調器114、115の各出力信号は、
基板118上に設けられた合成回路などを介して出力端
子119へ4相位相変調波として出力される。
【0014】この従来の直交変調装置では、インターデ
ィジタル型90度移相器112をアルミナ・セラミクス
基板111上に薄膜回路で形成し、この基板111と基
板118を2相変調器114、115と共に一つのパッ
ケージに組み込むことにより、1.5GHz帯の広帯域
で消費電力の少ない構成とされている。
【0015】更に、従来、移相回路を受動素子で構成し
た準マイクロ波帯で使用される直交変調装置も知られて
いる(特開平5−347529号広報)。図12はこの
従来の直交変調装置における移相回路の一例の回路図を
示す。同図において、90度移相回路は第1の移相部1
21a及び第1の差動増幅回路122aの縦続接続回路
からなる第1の移相回路と、第2の移相部121b及び
第2の差動増幅回路122bの縦続接続回路からなる第
2の移相回路とが入力に対して並列に接続された構成で
ある。
【0016】移相部121aと121bはそれぞれ二つ
の4端子移相器の直列回路からなり、これらは半導体基
板上に進相素子としてのスパイラルコイルと、遅相素子
としてのMIM(Metal Insulator Metal)コンデンサ
とにより形成されている。これらの移相部121a及び
121bは入力端子に互いに逆相の高周波入力信号RF
1及びRF2が入力され、これを移相してそれぞれ直交
するベクトルで表される2種類の信号S2A及びS2B
と、S4A及びS4Bとを出力する。ここで、信号S2
A及びS2Bの合成ベクトルS2と、信号S4A及びS
4Bの合成ベクトルS4とはそれぞれほぼ直交するよう
に、移相部121a及び121bの移相量が設定されて
いる。
【0017】上記の信号S2A及びS2Bと、S4A及
びS4Bは次段の差動増幅回路122a及び122bの
差動対トランジスタのゲートに入力され、ここで差動増
幅されて同相出力端子と反転出力端子にそれぞれ信号V
1A及びV1B、V2A及びV2Bとして出力される。
ここで、出力信号V1A及びV2Aは互いに位相が90
度異なり、また、出力信号V1B及びV2Bも互いに位
相が90度異なる。
【0018】この従来の移相回路によれば、例えば図1
3に示すように、700MHz〜2GHzまでの周波数
範囲の高周波入力信号RF1及びRF2に対し、90°
±2°の精度で位相を合わせた信号V1A(V1B)と
V2A(V2B)を出力することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
装置のうち図7に示した従来装置は、低周波数で変調し
た後、ミキサ70で準マイクロ波帯に周波数変換してい
るため、信号源がLO1とLO2の2種類必要で、ま
た、構成が複雑になり、スプリアス雑音が発生するとい
う欠点がある。
【0020】また、図8に示した従来装置は、信号源が
LOの一つで済むものの、バイポーラ・トランジスタで
半導体集積回路化した90度移相回路は同図に80で示
した構成回路でも他の構成をとっても、搬送波周波数1
GHz以上では実用化されておらず、準マイクロ波帯で
は使用困難である。理由は、例えば3GHzの信号を直
交変調しようとした場合、2倍の6GHzの信号を扱わ
なければならず、技術的に困難であるからである。
【0021】また、図9に示した従来装置は、90度移
相回路91が抵抗とコンデンサとで構成された濾波回路
を利用しているため、出力レベルの不平衡を補正するた
めに出力レベルが一定になるような増幅回路92が必要
となり、消費電力が増大するという問題がある。また、
化合物半導体の電界効果トランジスタはシリコン・バイ
ポーラ・トランジスタに比べて高価であるため、装置全
体を高価なものとするという問題もある。
【0022】図10に示した従来装置は、移相器を可変
移相器105で構成し、位相比較器106で検出した位
相誤差を可変移相器105に帰還することにより、90
度の移相精度を高める方法をとっている。しかし、この
従来装置が記載されている特許公開公報には、可変移相
器105の具体的な記述は無く、この従来装置は準マイ
クロ波帯で使用できるものではない。これは前記特開昭
61−238144号、特開平4−287542号各公
報も同様である。
【0023】また、図11に示した従来装置は、消費電
力が少ないものの、基板111上にインターディジタル
型90度移相回路112を構成するための薄膜回路のパ
ターンに高い精度が要求されるため、高価となるうえ、
微細なパターンの接続に金等の細線をボンディングする
ため手間がかかる。更に、この従来装置では、基板11
1及び118や2相変調器114及び115の半導体集
積回路チップをパッケージにろう材で接着するため手間
がかかり、高価であり、また、体積が大きいという欠点
もある。
【0024】更に、図12に示した従来装置の移相回路
は、半導体集積回路上に構成する場合、スパイラルコイ
ルを所望の定数通りに構成する方法が困難であり、試行
錯誤が必要なため設計に時間がかかるという欠点があ
る。また、この従来回路では、スパイラルコイルやMI
M型コンデンサの定数には集積回路個体によるばらつき
が大きいため、求める90度位相差もばらつきが大き
い。更に、この従来回路では、数百nHという定数のス
パイラルコイルを構成するには大きな面積を必要とする
ため、装置全体の容積が大きくなり、また高価であると
いう問題もある。
【0025】また、この従来装置の移相回路では、図1
3に示した特性からわかるように、700MHz〜2G
Hzまでの周波数範囲で2度の誤差を有しており、これ
にばらつきを考慮すると誤差が大きいという欠点もあ
る。また更に、この移相回路の所望の移相が得られる帯
域幅1.3GHzは、準マイクロ波帯での多様な用途を
考える場合、やや不十分な帯域幅である。
【0026】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
小型で低消費電力で安価な構成により、準マイクロ波帯
のような高周波帯域で信号を直交変調し得る直交変調装
置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は入力された搬送波を1/2倍の周波数で、
かつ、互いに90度位相の異なる2信号として出力する
第1の分周回路と、搬送波を1/2倍の周波数に分周す
る第2の分周回路と、第1の分周回路の出力2信号の一
方と第1の変調信号とを乗算する第1の乗算回路と、第
1の分周回路の出力2信号の他方と第2の変調信号とを
乗算する第2の乗算回路と、第1及び第2の乗算回路の
各出力信号をそれぞれ合成する合成回路と、合成回路の
出力信号と前記第2の分周回路の出力信号とを乗算する
第3の乗算回路とを有する構成としたものである。
【0028】
【作用】本発明では、第1の分周回路により互いに90
度位相の異なる第1及び第2の搬送波の1/2倍の周波
数を生成するようにし、これらの周波数で第1及び第2
の変調信号を第1及び第2の乗算回路で乗算した後、こ
れらの乗算結果を合成回路で合成して搬送波の1/2倍
の周波数と第3の乗算回路で乗算して所望の搬送波を第
1及び第2の変調信号で直交変調した変調波を出力する
ようにしているため、この回路で扱う周波数を第1及び
第2の変調信号の周波数と搬送波周波数との和の周波数
程度に抑えることができる。
【0029】また、本発明では、第1及び第2の分周回
路、第1乃至第3の乗算回路及び合成回路は、それぞれ
エミッタ結合回路により構成しているため、集積回路で
構成することができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明になる直交変調装置の一実施例のブロック図
を示す。同図に示すように、本実施例は搬送波入力端子
1a及び1b、変調信号入力端子2a、2b及び3a、
3bと、入力端子1a及び1bよりの搬送波をそれぞれ
1/2分周して互いに90度位相の異なる搬送波を出力
する第1の1/2分周回路4と入力搬送波を1/2分周
する第2の1/2分周回路5と、第1及び第2の乗算回
路6及び7と、これら乗算回路8の出力信号をそれぞれ
合成する合成アンプ8と、1/2分周回路5と合成アン
プ8の各出力信号をそれぞれ乗算して出力端子10a及
び10bへ出力する第3の乗算回路9とより構成されて
いる。
【0031】1/2分周回路4及び5、乗算回路6、7
及び9、合成アンプ8はそれぞれ後述するように、シリ
コン(Si)バイポーラ・エミッタ結合(ECL:Em
itter Coupled Logic)回路で構成
されている。1/2分周回路4及び5は図2で示すよう
なマスタ・スレイブ・Tフリップフロップで構成されて
おり、乗算回路6、7及び9はそれぞれ図4に示すよう
なギルバート・セル型乗算器で構成されており、更に合
成アンプ8は図5に示すような差動アンプとバッファ用
エミッタフォロワより構成されており、これらは公知の
回路である。ただし、図2、図4及び図5には必要な直
流(DC)電圧を発生させる回路は省いてある。
【0032】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。いま、入力端子1a,1bの入力搬送波をfLO
入力端子2a,2bの入力変調信号をf、入力端子3
a,3bの入力変調信号をf ′としたとき、これら
は次式で表されるものとする。
【0033】 fLO=cos2ωt (1) f =cos ωt (2) f′=sin ωt (3) 1/2分周回路4は入力端子1a,1bよりの入力搬送
波fLOを1/2分周すると共に、互いに位相が90度
異なる信号を出力する。これにより、1/2分周回路4
の出力信号はcosωtとsinωtと表される。
また、1/2分周回路5の出力信号は入力端子1a,1
bよりの入力搬送波fLOを1/2分周した信号である
から、上記のcosωtとsinωtのどちらでも
よいが、ここではcosωtとする。
【0034】1/2分周回路4より出力された第1の1
/2分周出力cosωtは、乗算回路6に供給され、
ここで入力端子2a,2bよりの第1の変調信号f
乗算される。一方、1/2分周回路4より出力された第
2の1/2分周出力sinωtは、乗算回路7に供給
され、ここで入力端子3a,3bよりの第2の変調信号
′と乗算される。乗算回路6より取り出されたco
sωt・cosωtで表される乗算信号と、乗算回
路7より取り出されたsinωt・sinωtで表
される乗算信号とは、合成アンプ8で合成増幅され、次
式で表される合成信号とされる。
【0035】 cosωt・cosωt+sinωt・sinωt =(1/2)・{cos(ω+ω)t+cos(ω−ω)t} +(1/2)・{cos(ω−ω)t−cos(ω+ω)t} =cos(ω−ω)t (4) この合成信号は乗算回路9に供給され、ここで1/2分
周回路5よりのcosωtで表される信号と乗算さ
れ、次式で表される信号とされて出力端子10a,10
bへ出力される。
【0036】 cos(ω−ω)t×cosωt =(1/2)・{cos(2ω−ω)t+cosωt} (5) この出力端子10a,10bの出力信号は、搬送波co
s2ωtを変調信号cosωtで変調して得られた
変調波(1/2)・{cos(2ω−ω)t}と低
周波数成分(1/2)・(cosωt)とからなる信
号であり、後段のフィルタにより低周波数成分(1/
2)・(cosωt)が除去されて所望の角周波数
(2ω−ω)の変調波のみが分離される。
【0037】このような変調を図8に示した従来装置で
行う場合、LO搬送波入力の周波数は2ω、乗算器8
1の出力は4ωとなるため、搬送波の2倍の周波数を
扱うこととなり、半導体素子の高周波数特性の改善が必
要となる。また、同じ高周波数特性であるならば、消費
電流の増加が必要となる。これに対し、本実施例によれ
ば、取り扱う周波数が(5)式に示したように高々入力
信号の周波数に変調信号の周波数を加えた程度であり、
搬送波の2倍波のような高い周波数を扱う必要がなく、
消費電力を低く抑えることができる。
【0038】次に、図1の各構成回路の構成及び動作に
ついて説明する。図2は1/2分周回路4及び5の一例
の回路図を示す。図2において、入力端子1a,1b間
には図3(A)に示す如き矩形波(ここでは、説明の便
宜上矩形波としたが、高周波数帯では正弦波が通常であ
り、正弦波でも勿論よい)が入力され、NPNトランジ
スタQ2,Q1のベース、NPNトランジスタQ12,
Q13のベースにそれぞれ入力される。ここで、トラン
ジスタQ1,Q2の共通エミッタ側に接続されているN
PNトランジスタQ3と、トランジスタQ12,13の
共通エミッタ側に接続されているNPNトランジスタQ
14はそれぞれ入力端子13よりベースに印加される固
定直流電圧により定電流源を構成している。
【0039】トランジスタQ1,Q2のベースに入力さ
れた入力に基づいてトランジスタQ1のコレクタ側のN
PNトランジスタQ4及びQ5と、トランジスタQ2の
コレクタ側のNPNトランジスタQ6及びQ7のうち、
Q4及びQ6のコレクタより取り出された出力はエミッ
タフォロワを構成するNPNトランジスタQ8のベース
に入力されてそのエミッタより出力され、更にトランジ
スタQ7及びNPNトランジスタQ10及びQ15のベ
ースにそれぞれ入力され、Q5及びQ7のコレクタより
取り出された出力はエミッタフォロワを構成するNPN
トランジスタQ9のベースに入力されてそのエミッタよ
り出力され、更にトランジスタQ6及びNPNトランジ
スタQ11及びQ16のベースにそれぞれ入力される。
【0040】また、NPNトランジスタQ19のエミッ
タ出力はトランジスタQ5及びNPNトランジスタQ1
8及びQ21の各ベースに入力され、NPNトランジス
タQ20のエミッタ出力はトランジスタQ4及びNPN
トランジスタQ17及びQ22の各ベースに入力され
る。トランジスタQ8のエミッタ出力はトランジスタQ
10を介して出力端子11bへ出力され、トランジスタ
Q9のエミッタ出力はトランジスタQ11を介して出力
端子11aへ出力される。
【0041】また、トランジスタQ12,Q13のベー
スに入力された入力に基づいてトランジスタQ15及び
Q17のコレクタより取り出された出力はトランジスタ
Q19及びQ21をそれぞれ介して出力端子12bへ出
力され、Q16及びQ18のコレクタより取り出された
出力はトランジスタQ20及びQ22を介して出力端子
12aへ出力される。
【0042】これにより、出力端子11a及び11b間
には図3(B)に示す如く入力矩形波の立ち上がり毎に
反転する矩形波が取り出され、また、出力端子12a及
び12b間には図3(C)に示す如く入力矩形波の立ち
下がり毎に反転する矩形波が取り出される。図3(B)
に示す出力矩形波は、同図(A)の入力矩形波の1/2
分周された波形であり、180度の位相差がある。一
方、図3(C)に示す出力矩形波は、同図(A)の入力
矩形波の1/2分周された波形であり、同図(B)に示
す出力矩形波との位相差は90度である。従って、この
回路により、互いに位相差が90度の1/2分周出力信
号が得られる。
【0043】図4は図1の乗算回路6、7及び9の一例
の回路図である。この乗算回路は、ギルバート・セル型
乗算回路であり、二重平衡差動増幅回路の構成である。
すなわち、NPNトランジスタQ31及びQ32はエミ
ッタが共通接続され、各々のベースが入力端子21a、
21bに接続された差動増幅回路を構成し、NPNトラ
ンジスタ化Q33及びQ34はエミッタが共通接続さ
れ、各々のベースが入力端子21b、21aに接続され
た差動増幅回路を構成し、NPNトランジスタQ35及
びQ36はエミッタがそれぞれ抵抗R3、R4を介して
共通接続され、ベースが入力端子22a、22bに接続
された差動増幅回路を構成している。
【0044】また、トランジスタQ31及びQ33の各
コレクタは、抵抗R1を介して電源電圧Vcc端子に接
続される一方、出力端子24aに接続されている。ま
た、トランジスタQ32及びQ34の各コレクタは、抵
抗R2を介して電源電圧Vcc端子に接続される一方、
出力端子24bに接続されている。更に、NPNトラン
ジスタQ37はコレクタが抵抗R3及びR4に共通接続
され、また、エミッタが抵抗R5を介して接地されてい
る。このトランジスタQ37は入力端子23を介してベ
ースに直流定電圧が入力され、定電流源を構成してい
る。
【0045】次に、この乗算回路の動作について説明す
る。入力端子21a及び21b間には1/2分周回路4
あるいは5の出力信号が第1の入力信号として入力さ
れ、入力端子22a及び22b間には変調信号あるいは
合成アンプ8の出力信号が第2の入力信号として入力さ
れる。入力端子22a及び22bの間に入力される入力
信号はトランジスタQ35及びQ36により差動増幅さ
れて、逆相でそのコレクタに出力される。
【0046】ここで、入力端子21aの電位が入力端子
21bの電位よりも高いものとすると、トランジスタQ
31及びQ34がそれぞれ導通し、かつ、トランジスタ
Q32及びQ33がカットオフする。これにより、トラ
ンジスタQ35のコレクタより出力された増幅信号はト
ランジスタQ31のコレクタより出力端子24aへ出力
され、トランジスタQ36のコレクタより出力された増
幅信号はトランジスタQ34より出力端子24bへ出力
される。従って、このときには、入力端子22bの電位
よりも入力端子22aの電位の方が高いときには、出力
端子24bよりも出力端子24aの方が電位が高くな
り、入力端子22bの電位よりも入力端子22aの電位
の方が低いときには出力端子24bよりも出力端子24
aの方が電位が低くなり、第2の入力信号は増幅されて
出力端子24a,24b間へ正相で出力されることとな
る。
【0047】一方、入力端子21aの電位が入力端子2
1bの電位よりも低い時には、トランジスタQ31及び
Q34がそれぞれカットオフし、かつ、トランジスタQ
32及びQ33がそれぞれ導通する。これにより、トラ
ンジスタQ35のコレクタより出力された増幅信号はト
ランジスタQ32のコレクタより出力端子24bへ出力
され、トランジスタQ36のコレクタより出力された増
幅信号はトランジスタQ33より出力端子24aへ出力
される。従って、このときには、上記の場合とは逆に入
力端子22a及び22b間の第2の入力信号は増幅され
て出力端子24a,24b間へ逆相で出力されることと
なる。
【0048】次に、図1の合成アンプ8の構成及び動作
について説明する。図5は合成アンプの一例の回路図を
示す。同図に示すように、合成アンプ8はNPNトラン
ジスタQ41〜Q47と抵抗R11〜R19とから構成
されている。トランジスタQ41及びQ42はエミッタ
フォロワを構成しており、それらのベースは入力端子3
1a、31bに接続され、Q41のエミッタは抵抗R1
1を介して接地されると共にトランジスタQ43のベー
スに接続され、Q42のエミッタは抵抗R12を介して
接地されると共にトランジスタQ44のベースに接続さ
れている。
【0049】トランジスタQ43及びQ44はそれらの
各エミッタが抵抗R15、R16を介してトランジスタ
Q45のコレクタに共通に接続され、またQ43及びQ
44の各コレクタが抵抗R13、R14を介してトラン
ジスタQ41、Q42、Q46及びQ47の各コレクタ
と共に電源電圧Vcc端子に接続されている。トランジ
スタQ43、Q44、抵抗R13〜R16は差動増幅回
路を構成しており、トランジスタQ45は入力端子33
よりの定電圧により定電流源を構成している。また、ト
ランジスタQ46及びQ47は出力バッファとしてのエ
ミッタフォロワ用トランジスタ、抵抗R18及びR19
はエミッタ抵抗である。
【0050】この合成アンプ8の動作について説明す
る。入力端子31、32に入力された第1及び第2の入
力信号は、それぞれトランジスタQ41、Q42により
緩衝増幅された後各エミッタより取り出されてトランジ
スタQ43、Q44のベースに印加されて差動増幅され
る。これにより、トランジスタQ43のコレクタと抵抗
R13の接続点からは第1及び第2の入力信号の第1の
差動増幅信号が取り出されてトランジスタQ46のベー
スに供給され、ここで緩衝増幅されて出力端子34aへ
出力される。また、トランジスタQ44のコレクタと抵
抗R14の接続点からは上記の第1の差動増幅信号と逆
相の第2の差動増幅信号が取り出され、トランジスタQ
47により緩衝増幅されて出力端子34bへ出力され
る。
【0051】差動増幅器は良く知られているように、ト
ランジスタのベース・エミッタ間電圧などのパラメータ
の変動に影響されにくく、また、同相成分はある程度除
去できるという特徴がある。
【0052】このように、本実施例によれば、90度移
相回路を図2に示したような能動回路の1/2分周回路
で構成しているため、受動回路で構成したような大きな
体積を必要とすることがなく、また、本実施例の各構成
回路は図2、図4及び図5で示したようにECL回路で
構成されており、集積回路に適した構成である。更に、
90度位相差の補正回路を回路内に取り込むことによ
り、90度位相差の電子的な補正もできる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
取り扱う周波数を第1及び第2の変調信号の周波数と搬
送波周波数との和の周波数程度に抑えることができるた
め、従来装置のような搬送波の2倍波のような高周波数
を扱う必要がなく、消費電力を低く抑えることができ
る。
【0054】また、本発明では、第1及び第2の分周回
路、第1乃至第3の乗算回路及び合成回路は、それぞれ
エミッタ結合回路により集積回路化可能な構成としてい
るため、インターディジタル型集積回路やスパイラルコ
イルを用いる従来装置に比し安価で体積を小さく構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路系統図である。
【図2】図1中の1/2分周回路の一例の回路図であ
る。
【図3】図2の動作説明用信号波形図である。
【図4】図1中の乗算回路の一例の回路図である。
【図5】図1中の合成アンプの一例の回路図である。
【図6】従来の直交変調装置の一例の回路図である。
【図7】従来の直交変調装置の他の例の回路図である。
【図8】バイポーラトランジスタにより半導体集積回路
化した従来装置のブロック図である。
【図9】化合物半導体により半導体集積回路化した従来
装置の回路図である。
【図10】位相誤差を補正する手段を有する従来装置の
一例のブロック図である。
【図11】90度移相器を受動回路で構成した従来装置
の一例の構成図である。
【図12】従来装置における受動素子で構成した移相回
路の一例の回路図である。
【図13】図12に示す移相回路の特性図である。
【符号の説明】
1a、1b 搬送波入力端子 2a、2b、3a、3b 変調信号入力端子 4 第1の1/2分周回路 5 第2の1/2分周回路 6 第1の乗算回路 7 第2の乗算回路 8 合成アンプ 9 第3の乗算回路 10a、10b、11a、11b、12a、12b、2
4a、24b、34a、34b 出力端子 13、23、33 直流定電圧入力端子 21a、21b 分周信号入力端子 22a、22b 変調信号又は合成アンプ出力信号入力
端子 31、32 入力端子 Q1〜Q22、Q31〜Q37、Q41〜Q47 NP
Nトランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された搬送波を1/2倍の周波数
    で、かつ、互いに90度位相の異なる2信号として出力
    する第1の分周回路と、 前記搬送波を1/2倍の周波数に分周する第2の分周回
    路と、 前記第1の分周回路の出力2信号の一方と第1の変調信
    号とを乗算する第1の乗算回路と、 前記第1の分周回路の出力2信号の他方と第2の変調信
    号とを乗算する第2の乗算回路と、 前記第1及び第2の乗算回路の各出力信号をそれぞれ合
    成する合成回路と、 前記合成回路の出力信号と前記第2の分周回路の出力信
    号とを乗算する第3の乗算回路とを有することを特徴と
    する直交変調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の分周回路、前記第1
    乃至第3の乗算回路及び前記合成回路は、それぞれエミ
    ッタ結合回路により構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の直交変調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の分周回路は、マスタ
    ・スレイブ・Tフリップフロップ回路であり、前記第1
    乃至第3の乗算回路は、ギルバート・セル型乗算回路で
    あり、前記合成回路は、差動増幅回路とバッファ用エミ
    ッタフォロワ回路からなる構成であることを特徴とする
    請求項2記載の直交変調装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6347221B1 (en) 1997-11-25 2002-02-12 Fujitsu Limited Orthogonal modulator having a modulation mixer
JP2002065656A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP2007028399A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Mitsubishi Electric Corp 90度分配器および高周波回路
US7388445B2 (en) 2004-03-02 2008-06-17 Toyo Communication Equipment Co., Ltd. Piezoelectric oscillator for quadrature modulation

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