JPH08223684A - ハウリング検出装置 - Google Patents
ハウリング検出装置Info
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- JPH08223684A JPH08223684A JP5199295A JP5199295A JPH08223684A JP H08223684 A JPH08223684 A JP H08223684A JP 5199295 A JP5199295 A JP 5199295A JP 5199295 A JP5199295 A JP 5199295A JP H08223684 A JPH08223684 A JP H08223684A
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- JP
- Japan
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- howling
- envelope
- signal
- detection
- tendency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成でまた迅速に検出を行なうことの
できるハウリング検出装置の提供。 【構成】 ハウリング検出装置として、入力信号から、
所要周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタ2と、こ
のフィルタ2の出力信号のエンベロープを検出するエン
ベロープ検出手段(3,9)と、検出されたエンベロー
プの増加傾向を判別することのできる傾向判別手段
(4,5,6,9)と、この傾向判別手段によって所定
時間以上継続したエンベロープ増加傾向が検出された場
合はハウリング発生と判断するハウリング判別手段
(7,8)を設ける。
できるハウリング検出装置の提供。 【構成】 ハウリング検出装置として、入力信号から、
所要周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタ2と、こ
のフィルタ2の出力信号のエンベロープを検出するエン
ベロープ検出手段(3,9)と、検出されたエンベロー
プの増加傾向を判別することのできる傾向判別手段
(4,5,6,9)と、この傾向判別手段によって所定
時間以上継続したエンベロープ増加傾向が検出された場
合はハウリング発生と判断するハウリング判別手段
(7,8)を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響フィードバック系
などへの適用に好適なハウリング検出装置に関するもの
である。
などへの適用に好適なハウリング検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】マイクロホンからスピーカへのいわゆる
音響増幅系などの各種音声信号伝送系において、スピー
カからマイクロホンへの空間的フィードバックや、回路
的なフィードバックなどにより音声信号のハウリングが
発生することがあり、通常、このハウリングを適切に抑
制することが各種音響機器における重要な課題となって
いる。ハウリングを抑制するには例えばハウリングを検
出したら信号のゲインを下げるなどの各種手法が考えら
れるが、いずれにしても各種の方法でハウリング抑制を
行なうには、信号にハウリングが発生したことを的確に
検出することが前提となる。
音響増幅系などの各種音声信号伝送系において、スピー
カからマイクロホンへの空間的フィードバックや、回路
的なフィードバックなどにより音声信号のハウリングが
発生することがあり、通常、このハウリングを適切に抑
制することが各種音響機器における重要な課題となって
いる。ハウリングを抑制するには例えばハウリングを検
出したら信号のゲインを下げるなどの各種手法が考えら
れるが、いずれにしても各種の方法でハウリング抑制を
行なうには、信号にハウリングが発生したことを的確に
検出することが前提となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より検討されてい
るハウリング検出方法としては、信号の周波数軸でのス
ペクトルを解析し、例えば特定の周波数でのスペクトル
レベルが著しく増加していくことなどからハウリング発
生と判断している。ところがこのような検出方法では、
高速フーリエ変換などの処理が必要であり、解析までの
手順、方法が複雑になり、検出回路もしくは検出システ
ムとしての規模が大きなものとなってしまい、またコス
トも高くなるという問題がある。このため各種音響機器
などに容易に搭載できないものとなっている。さらに複
雑な手順で解析するため検出までに時間がかかり、迅速
なハウリング抑制動作という点で難がある。
るハウリング検出方法としては、信号の周波数軸でのス
ペクトルを解析し、例えば特定の周波数でのスペクトル
レベルが著しく増加していくことなどからハウリング発
生と判断している。ところがこのような検出方法では、
高速フーリエ変換などの処理が必要であり、解析までの
手順、方法が複雑になり、検出回路もしくは検出システ
ムとしての規模が大きなものとなってしまい、またコス
トも高くなるという問題がある。このため各種音響機器
などに容易に搭載できないものとなっている。さらに複
雑な手順で解析するため検出までに時間がかかり、迅速
なハウリング抑制動作という点で難がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
に鑑みてなされたもので、簡易な構成でまた迅速に検出
を行なうことのできるハウリング検出装置を提供するこ
とを目的とする。
に鑑みてなされたもので、簡易な構成でまた迅速に検出
を行なうことのできるハウリング検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】このためハウリング検出装置として、入力
信号から、所要周波数帯域の信号成分を抽出するフィル
タ手段と、このフィルタ手段の出力信号のエンベロープ
を検出するエンベロープ検出手段と、検出されたエンベ
ロープの増加傾向を判別することのできる傾向判別手段
と、この傾向判別手段によって所定時間以上継続したエ
ンベロープ増加傾向が検出された場合はハウリング発生
と判断するハウリング判別手段とを設けて構成する。
信号から、所要周波数帯域の信号成分を抽出するフィル
タ手段と、このフィルタ手段の出力信号のエンベロープ
を検出するエンベロープ検出手段と、検出されたエンベ
ロープの増加傾向を判別することのできる傾向判別手段
と、この傾向判別手段によって所定時間以上継続したエ
ンベロープ増加傾向が検出された場合はハウリング発生
と判断するハウリング判別手段とを設けて構成する。
【0006】特にエンベロープ検出手段としては、フィ
ルタ手段の出力信号について所定の時間長の検出期間毎
に極値を検出して出力するように構成する。また傾向判
別手段は、エンベロープ検出手段による今回の検出期間
における極値と、前回の検出期間における極値に所定係
数を付加した値とを比較することで、エンベロープが増
加傾向であるか否かを判別することができるように構成
する。
ルタ手段の出力信号について所定の時間長の検出期間毎
に極値を検出して出力するように構成する。また傾向判
別手段は、エンベロープ検出手段による今回の検出期間
における極値と、前回の検出期間における極値に所定係
数を付加した値とを比較することで、エンベロープが増
加傾向であるか否かを判別することができるように構成
する。
【0007】またハウリング判別手段は、傾向判別手段
によってエンベロープ増加傾向が検出されている際に、
或る時間以内の一時的な減少傾向が検出されても、継続
的な増加傾向がとぎれたとは判断しないように構成す
る。
によってエンベロープ増加傾向が検出されている際に、
或る時間以内の一時的な減少傾向が検出されても、継続
的な増加傾向がとぎれたとは判断しないように構成す
る。
【0008】
【作用】フィルタ手段で所要の周波数を抽出し、エンベ
ロープ検出を行なうことで、その周波数の信号の振幅が
継続して増加したことが容易にしかも即座に検出できる
ことになる。
ロープ検出を行なうことで、その周波数の信号の振幅が
継続して増加したことが容易にしかも即座に検出できる
ことになる。
【0009】
【実施例】以下本発明のハウリング検出装置の実施例と
して、第1、第2の実施例を説明し、その後、ハウリン
グ検出装置をマイクロホンからスピーカへの音声信号伝
達系を有するパワーアンプ機器に適用した例を説明す
る。
して、第1、第2の実施例を説明し、その後、ハウリン
グ検出装置をマイクロホンからスピーカへの音声信号伝
達系を有するパワーアンプ機器に適用した例を説明す
る。
【0010】[第1の実施例]まず、或る周波数におい
てハウリングが発生した場合の典型的なマイクロホンの
出力波形を図2に示す。なおここでいうマイクロホンの
出力とは本実施例のハウリング検出装置に入力される信
号のことである。図2のようにハウリング発生時の信号
は、単調増加的に振幅が大きくなってく正弦波状の波形
となる。
てハウリングが発生した場合の典型的なマイクロホンの
出力波形を図2に示す。なおここでいうマイクロホンの
出力とは本実施例のハウリング検出装置に入力される信
号のことである。図2のようにハウリング発生時の信号
は、単調増加的に振幅が大きくなってく正弦波状の波形
となる。
【0011】従って、バンドパスフィルタにより信号を
制限し、バンドパスフィルタで抽出される周波数の信号
について、振幅の連続的な上昇を確認すれば、ハウリン
グが検出できたことになる。つまり本実施例のハウリン
グ検出装置はハウリングを検出したい周波数帯域をバン
ドパスフィルタで抽出し、その周波数の信号のエンベロ
ープの継続的増加を確認することでハウリング検出を行
なう。
制限し、バンドパスフィルタで抽出される周波数の信号
について、振幅の連続的な上昇を確認すれば、ハウリン
グが検出できたことになる。つまり本実施例のハウリン
グ検出装置はハウリングを検出したい周波数帯域をバン
ドパスフィルタで抽出し、その周波数の信号のエンベロ
ープの継続的増加を確認することでハウリング検出を行
なう。
【0012】図1はハウリング検出装置としての第1の
実施例のブロック図を示すものである。マイクロホンな
どからの音声信号は端子1から入力され、まずバンドパ
スフィルタ2に供給される。バンドパスフィルタ2によ
って入力された音声信号のうちの非常に狭い周波数帯域
の信号成分のみが抽出され、ピークホールド回路3に供
給される。従ってピークホールド回路3の入力信号はほ
ぼ正弦波に近い特定周波数の信号となる。バンドパスフ
ィルタ2の通過周波数は、音声信号帯域のうちの、ハウ
リングを検出したい周波数に応じて設定されることにな
る。
実施例のブロック図を示すものである。マイクロホンな
どからの音声信号は端子1から入力され、まずバンドパ
スフィルタ2に供給される。バンドパスフィルタ2によ
って入力された音声信号のうちの非常に狭い周波数帯域
の信号成分のみが抽出され、ピークホールド回路3に供
給される。従ってピークホールド回路3の入力信号はほ
ぼ正弦波に近い特定周波数の信号となる。バンドパスフ
ィルタ2の通過周波数は、音声信号帯域のうちの、ハウ
リングを検出したい周波数に応じて設定されることにな
る。
【0013】ピークホールド回路3はタイミング発生器
9によって設定される或る時間窓Wn の期間内において
入力信号のピーク値をホールドして出力する。時間窓W
n はバンドパスフィルタ2を通過する周波数に応じて設
定されるもので、例えばその時間窓Wn の時間長WL
は、ほぼその周波数の1周期の時間とする。例えば図2
のように信号のほぼ1周期に対応する時間窓Wn が設定
される。
9によって設定される或る時間窓Wn の期間内において
入力信号のピーク値をホールドして出力する。時間窓W
n はバンドパスフィルタ2を通過する周波数に応じて設
定されるもので、例えばその時間窓Wn の時間長WL
は、ほぼその周波数の1周期の時間とする。例えば図2
のように信号のほぼ1周期に対応する時間窓Wn が設定
される。
【0014】ピークホールド回路3から出力される各時
間窓Wn 毎のピーク値は比較器4に供給される。また比
較器4でピークホールド回路3の出力と比較される信号
として、ピークホールド回路3の出力が遅延回路5及び
重み付け演算回路6を介して供給される。つまり、これ
は前回の時間窓W(n-1) におけるピーク値に或る係数が
乗算された信号である。
間窓Wn 毎のピーク値は比較器4に供給される。また比
較器4でピークホールド回路3の出力と比較される信号
として、ピークホールド回路3の出力が遅延回路5及び
重み付け演算回路6を介して供給される。つまり、これ
は前回の時間窓W(n-1) におけるピーク値に或る係数が
乗算された信号である。
【0015】比較器4の比較動作はタイミング設定回路
9による制御タイミングで行なわれる。つまり今回のピ
ーク値と前回のピーク値が比較器に供給されるタイミン
グで行なわれる。比較器4の比較結果はカウンタ7に送
られる。そしてカウンタ7の計数状態がカウンタチェッ
ク部8で確認され、ハウリングが発生しているか否かが
検出される。ハウリングが発生した場合、カウンタチェ
ック部8は端子10から検出信号HDを出力する。
9による制御タイミングで行なわれる。つまり今回のピ
ーク値と前回のピーク値が比較器に供給されるタイミン
グで行なわれる。比較器4の比較結果はカウンタ7に送
られる。そしてカウンタ7の計数状態がカウンタチェッ
ク部8で確認され、ハウリングが発生しているか否かが
検出される。ハウリングが発生した場合、カウンタチェ
ック部8は端子10から検出信号HDを出力する。
【0016】このような本実施例のハウリング検出装置
の動作を、図3のフローチャートとして説明する。な
お、このフローチャートはあくまでハウリング検出まで
のハウリング検出装置の各部位における動作の流れを示
しているものである。ハウリング検出装置の動作として
はまずマイクロホン等からの音声信号が入力されると(F
101)、それがバンドパスフィルタ2で帯域制限されるこ
とになる(F102)。バンドパスフィルタ2を通過した信号
に対する検出動作としては、まず変数nを1とし、また
カウンタ7のカウント値Cをゼロにリセットする(F10
3)。なお変数nは実際の回路上で処理される変数ではな
く、時間経過を示す変数として図4での動作説明のため
に便宜上用いているものである。
の動作を、図3のフローチャートとして説明する。な
お、このフローチャートはあくまでハウリング検出まで
のハウリング検出装置の各部位における動作の流れを示
しているものである。ハウリング検出装置の動作として
はまずマイクロホン等からの音声信号が入力されると(F
101)、それがバンドパスフィルタ2で帯域制限されるこ
とになる(F102)。バンドパスフィルタ2を通過した信号
に対する検出動作としては、まず変数nを1とし、また
カウンタ7のカウント値Cをゼロにリセットする(F10
3)。なお変数nは実際の回路上で処理される変数ではな
く、時間経過を示す変数として図4での動作説明のため
に便宜上用いているものである。
【0017】ステップF104として、タイミング発生器9
は例えばWL 時間とされる時間窓Wnにおいてピークホ
ールド回路3に入力信号のピーク検出動作を実行させ
る。このピーク検出動作は、時間窓Wn毎に繰り返し実
行されるものである。
は例えばWL 時間とされる時間窓Wnにおいてピークホ
ールド回路3に入力信号のピーク検出動作を実行させ
る。このピーク検出動作は、時間窓Wn毎に繰り返し実
行されるものである。
【0018】ピークホールド回路3の出力であるピーク
値PK(Wn) は比較器4に供給されるが、このとき比較器
4には前回の時間窓Wn−1においてピークホールド回
路3で検出されたピーク値PK(Wn-1) が、遅延回路5で
遅延され、さらに重み付け演算部6で係数UPが乗算さ
れて供給される。なお、従って遅延回路5の遅延時間
は、バンドパスフィルタ2を通過するセンタ周波数の1
周期分の時間、つまりほぼWL 時間とされている。ステ
ップF105としては比較器4における今回のピーク値PK
(Wn) と前回のピーク値PK(Wn-1) ×係数UPの比較処
理となる。
値PK(Wn) は比較器4に供給されるが、このとき比較器
4には前回の時間窓Wn−1においてピークホールド回
路3で検出されたピーク値PK(Wn-1) が、遅延回路5で
遅延され、さらに重み付け演算部6で係数UPが乗算さ
れて供給される。なお、従って遅延回路5の遅延時間
は、バンドパスフィルタ2を通過するセンタ周波数の1
周期分の時間、つまりほぼWL 時間とされている。ステ
ップF105としては比較器4における今回のピーク値PK
(Wn) と前回のピーク値PK(Wn-1) ×係数UPの比較処
理となる。
【0019】比較結果として今回のピーク値PK(Wn) >
前回のピーク値PK(Wn-1) ×UPが得られた場合は、カ
ウンタ7のカウント値Cがインクリメントされる(F10
6)。一方、今回のピーク値PK(Wn) が前回のピーク値P
K(Wn-1) ×係数UP以下のレベルであった場合は、カウ
ンタ7のカウント値Cがゼロにリセットされる(F107)。
前回のピーク値PK(Wn-1) ×UPが得られた場合は、カ
ウンタ7のカウント値Cがインクリメントされる(F10
6)。一方、今回のピーク値PK(Wn) が前回のピーク値P
K(Wn-1) ×係数UP以下のレベルであった場合は、カウ
ンタ7のカウント値Cがゼロにリセットされる(F107)。
【0020】タイミング発生器9としては、ステップF1
08で変数nのインクリメント及びステップF104への戻り
として示すように、次の時間窓Wnにおけるピークホー
ルド回路3の動作を実行させる。ただし、カウンタチェ
ック部8はカウント値Cを監視しており、カウント値C
が所定値THより大きくなった場合は、ハウリング発生
と判断し、端子10より検出信号HDを出力することに
なる(F109,F110) 。
08で変数nのインクリメント及びステップF104への戻り
として示すように、次の時間窓Wnにおけるピークホー
ルド回路3の動作を実行させる。ただし、カウンタチェ
ック部8はカウント値Cを監視しており、カウント値C
が所定値THより大きくなった場合は、ハウリング発生
と判断し、端子10より検出信号HDを出力することに
なる(F109,F110) 。
【0021】つまり、このハウリング検出装置では検出
対象としている周波数の信号について振幅レベルが増大
した時にカウンタ7が計数され、しかも、この計数動作
は振幅レベルが減少した時にリセットされる。従って、
バンドパスフィルタ2によって抽出された或る周波数成
分が、連続的に増大していった場合のみにおいてカウン
タ7のカウント値Cが或る所定値THを越えることにな
り、即ち、ハウリング発生時のみカウント値C>所定値
THとなってハウリングが検出できることになる。
対象としている周波数の信号について振幅レベルが増大
した時にカウンタ7が計数され、しかも、この計数動作
は振幅レベルが減少した時にリセットされる。従って、
バンドパスフィルタ2によって抽出された或る周波数成
分が、連続的に増大していった場合のみにおいてカウン
タ7のカウント値Cが或る所定値THを越えることにな
り、即ち、ハウリング発生時のみカウント値C>所定値
THとなってハウリングが検出できることになる。
【0022】このハウリング検出装置では、殆どがアナ
ログ回路で構成できることで、音声信号のA/D変換、
D/A変換などによる遅延がなく、また高速フーリエ変
換などを用いた複雑な解析処理も不要であるため、信号
に対する追従性に優れ、ハウリングを迅速に検出でき、
またこのため比較的高い周波数におけるハウリング検出
も良好に行なうことができる。
ログ回路で構成できることで、音声信号のA/D変換、
D/A変換などによる遅延がなく、また高速フーリエ変
換などを用いた複雑な解析処理も不要であるため、信号
に対する追従性に優れ、ハウリングを迅速に検出でき、
またこのため比較的高い周波数におけるハウリング検出
も良好に行なうことができる。
【0023】しかも簡易な回路構成であり、小規模な回
路で実現できるため、各種の機器への搭載や音響システ
ムにおける利用にも好適である。なお、この実施例では
バンドパスフィルタ2によって抽出される特定の周波数
についてのみのハウリング検出しかできないことにな
り、このハウリング検出装置を用いて実際の音響機器な
どにおいて音声信号帯域全体についてのハウリング検出
をどのように行なうかは、後に適用例として説明する。
路で実現できるため、各種の機器への搭載や音響システ
ムにおける利用にも好適である。なお、この実施例では
バンドパスフィルタ2によって抽出される特定の周波数
についてのみのハウリング検出しかできないことにな
り、このハウリング検出装置を用いて実際の音響機器な
どにおいて音声信号帯域全体についてのハウリング検出
をどのように行なうかは、後に適用例として説明する。
【0024】[第2の実施例]図4はハウリング検出装
置の第2の実施例を示すブロック図である。この実施例
の場合、第1の実施例とはリリースカウンタ11が設け
られている点で異なるもので、他の部位は第1の実施例
と同様である。
置の第2の実施例を示すブロック図である。この実施例
の場合、第1の実施例とはリリースカウンタ11が設け
られている点で異なるもので、他の部位は第1の実施例
と同様である。
【0025】ハウリング検出動作時には、実際にハウリ
ング波形がハウリング検出装置に入力された場合であっ
ても、ピークホールド回路3において検出誤差が生じて
しまうことで継続的な振幅の上昇傾向がとぎれると判別
されること可能性がある。また、ハウリング時の波形と
しては、例えば図5に示すように瞬間的に振幅が低下す
る場合もある。このような場合、ハウリングが発生して
いるにもかかわらずハウリング検出がされない恐れがあ
る。これらのような場合にも良好にハウリング検出をで
きるようにしたものがこの第2の実施例である。
ング波形がハウリング検出装置に入力された場合であっ
ても、ピークホールド回路3において検出誤差が生じて
しまうことで継続的な振幅の上昇傾向がとぎれると判別
されること可能性がある。また、ハウリング時の波形と
しては、例えば図5に示すように瞬間的に振幅が低下す
る場合もある。このような場合、ハウリングが発生して
いるにもかかわらずハウリング検出がされない恐れがあ
る。これらのような場合にも良好にハウリング検出をで
きるようにしたものがこの第2の実施例である。
【0026】図4に示すリリースカウンタ11は、比較
器4による出力結果に応じてカウント又はリセットを行
なうことになり、またカウンタ7のリセットはリリース
カウンタ11のカウント値に基づいて実行されることに
なる。
器4による出力結果に応じてカウント又はリセットを行
なうことになり、またカウンタ7のリセットはリリース
カウンタ11のカウント値に基づいて実行されることに
なる。
【0027】図6でこのハウリング検出装置の動作を説
明する。図6においてステップF201,F202 は図3のステ
ップF101,F102 と同様であり、マイクロホン等からの音
声信号が入力されると、それがバンドパスフィルタ2で
帯域制限される。バンドパスフィルタ2を通過した信号
に対する検出動作としては、まず変数nを1とし、また
カウンタ7のカウント値C及びリリースカウンタ11の
カウント値CXをゼロにリセットする(F203)。なお図3
と同様に変数nは実際の回路上で処理される変数ではな
く、時間経過を示す変数として便宜上用いているもので
ある。
明する。図6においてステップF201,F202 は図3のステ
ップF101,F102 と同様であり、マイクロホン等からの音
声信号が入力されると、それがバンドパスフィルタ2で
帯域制限される。バンドパスフィルタ2を通過した信号
に対する検出動作としては、まず変数nを1とし、また
カウンタ7のカウント値C及びリリースカウンタ11の
カウント値CXをゼロにリセットする(F203)。なお図3
と同様に変数nは実際の回路上で処理される変数ではな
く、時間経過を示す変数として便宜上用いているもので
ある。
【0028】ステップF204として、タイミング発生器9
は例えばWL 時間とされる時間窓Wnにおいてピークホ
ールド回路3に入力信号のピーク検出動作を実行させ
る。またピークホールド回路3の出力であるピーク値P
K(Wn) は比較器4に供給され、さらにこのとき比較器4
には前回の時間窓Wn−1においてピークホールド回路
3で検出されたピーク値PK(Wn-1) が、遅延回路5で遅
延され、さらに重み付け演算部6で係数UPが乗算され
て供給される。そしてステップF205としては比較器4に
おける今回のピーク値PK(Wn) と前回のピーク値PK(Wn
-1) ×係数UPの比較処理となる。
は例えばWL 時間とされる時間窓Wnにおいてピークホ
ールド回路3に入力信号のピーク検出動作を実行させ
る。またピークホールド回路3の出力であるピーク値P
K(Wn) は比較器4に供給され、さらにこのとき比較器4
には前回の時間窓Wn−1においてピークホールド回路
3で検出されたピーク値PK(Wn-1) が、遅延回路5で遅
延され、さらに重み付け演算部6で係数UPが乗算され
て供給される。そしてステップF205としては比較器4に
おける今回のピーク値PK(Wn) と前回のピーク値PK(Wn
-1) ×係数UPの比較処理となる。
【0029】比較結果として今回のピーク値PK(Wn) >
前回のピーク値PK(Wn-1) ×UPが得られた場合は、カ
ウンタ7のカウント値Cがインクリメントされる(F21
0)。また、この場合リリースカウンタ11のカウント値
CXはリセットされることになる(F211)。一方、今回の
ピーク値PK(Wn) が前回のピーク値PK(Wn-1) ×係数U
P以下のレベルであった場合は、まずリリースカウンタ
11のカウント値CXがインクリメントされる(F206)。
そしてステップF208としてリリースカウンタ11のカウ
ント値CXがチェックされ(F208)、カウント値CXが或
る所定値RLを越えていた場合のみ、カウンタ7のカウ
ント値Cがゼロにリセットされる(F209)。
前回のピーク値PK(Wn-1) ×UPが得られた場合は、カ
ウンタ7のカウント値Cがインクリメントされる(F21
0)。また、この場合リリースカウンタ11のカウント値
CXはリセットされることになる(F211)。一方、今回の
ピーク値PK(Wn) が前回のピーク値PK(Wn-1) ×係数U
P以下のレベルであった場合は、まずリリースカウンタ
11のカウント値CXがインクリメントされる(F206)。
そしてステップF208としてリリースカウンタ11のカウ
ント値CXがチェックされ(F208)、カウント値CXが或
る所定値RLを越えていた場合のみ、カウンタ7のカウ
ント値Cがゼロにリセットされる(F209)。
【0030】タイミング発生器9としては、ステップF2
12で変数nのインクリメント及びステップF204への戻り
として示すように、次の時間窓Wnにおけるピークホー
ルド回路3の動作を実行させる。ただし第1の実施例と
同様にカウンタチェック部8はカウント値Cを監視して
おり、カウント値Cが所定値THより大きくなった場合
は、ハウリング発生と判断し、端子10より検出信号H
Dを出力することになる(F213,F214) 。
12で変数nのインクリメント及びステップF204への戻り
として示すように、次の時間窓Wnにおけるピークホー
ルド回路3の動作を実行させる。ただし第1の実施例と
同様にカウンタチェック部8はカウント値Cを監視して
おり、カウント値Cが所定値THより大きくなった場合
は、ハウリング発生と判断し、端子10より検出信号H
Dを出力することになる(F213,F214) 。
【0031】つまり、この第2の実施例でも第1の実施
例と同様に検出対象としている周波数の信号について振
幅レベルが増大した時にカウンタ7が計数されていき、
振幅レベルの増加傾向が、カウンタ7のカウント値Cが
或る所定値THを越えることになるまで継続された場合
にハウリング発生と判断するようにしている。ここで、
ハウリング時にピークホールド回路3の誤検出や、ハウ
リング波形に瞬間的な振幅低下傾向があらわれても、そ
れがリリースカウンタ11のカウント値CXが所定値R
Lに達していない限りは、カウンタ7がリセットされな
いため、すぐには継続増加傾向がとぎれたとは判断され
ない。つまり、ハウリング発生時に瞬間的な振幅の低下
傾向が或る程度の回数(RL以下)だけ検出されても、
このようなときにハウリングが発生していないと誤認し
てしまうことが防止される。
例と同様に検出対象としている周波数の信号について振
幅レベルが増大した時にカウンタ7が計数されていき、
振幅レベルの増加傾向が、カウンタ7のカウント値Cが
或る所定値THを越えることになるまで継続された場合
にハウリング発生と判断するようにしている。ここで、
ハウリング時にピークホールド回路3の誤検出や、ハウ
リング波形に瞬間的な振幅低下傾向があらわれても、そ
れがリリースカウンタ11のカウント値CXが所定値R
Lに達していない限りは、カウンタ7がリセットされな
いため、すぐには継続増加傾向がとぎれたとは判断され
ない。つまり、ハウリング発生時に瞬間的な振幅の低下
傾向が或る程度の回数(RL以下)だけ検出されても、
このようなときにハウリングが発生していないと誤認し
てしまうことが防止される。
【0032】[適用例]例えば以上の第1、第2の実施
例のように構成されるハウリング検出装置をパワーアン
プシステムにおいてハウリング抑制動作に用いるために
適用した例を図7、図8で説明する。図7においてマイ
クロホン20によってピックアップされ電気信号に変換
された音声信号はマイクアンプ21で増幅された後、上
記実施例として説明したハウリング検出装置としての部
位に供給される。この場合、バンドパスフィルタ22-1
とハウリング検出部23-1、バンドパスフィルタ22-2
とハウリング検出部23-2、・・・・・・・ バンドパスフィル
タ22-nとハウリング検出部23-nのそれぞれが、実施
例として説明したハウリング検出装置を構成するものと
なっている。
例のように構成されるハウリング検出装置をパワーアン
プシステムにおいてハウリング抑制動作に用いるために
適用した例を図7、図8で説明する。図7においてマイ
クロホン20によってピックアップされ電気信号に変換
された音声信号はマイクアンプ21で増幅された後、上
記実施例として説明したハウリング検出装置としての部
位に供給される。この場合、バンドパスフィルタ22-1
とハウリング検出部23-1、バンドパスフィルタ22-2
とハウリング検出部23-2、・・・・・・・ バンドパスフィル
タ22-nとハウリング検出部23-nのそれぞれが、実施
例として説明したハウリング検出装置を構成するものと
なっている。
【0033】マイクアンプ21からの音声信号はバンド
パスフィルタ22-1,22-2,・・・・22-nに供給され、
それぞれ所定の帯域成分のみが抽出される。それぞれが
各ハウリング検出装置の構成部分(図1又は図4のバン
ドパスフィルタ2に相当)となるバンドパスフィルタ2
2-1,22-2,・・・・22-nは、例えばそれぞれが1/3
オクターブ程度の狭帯域の通過特性を有しており、当該
機器で伝送される音声信号としての全帯域が約1/3オ
クターブ毎に分割されることになる。
パスフィルタ22-1,22-2,・・・・22-nに供給され、
それぞれ所定の帯域成分のみが抽出される。それぞれが
各ハウリング検出装置の構成部分(図1又は図4のバン
ドパスフィルタ2に相当)となるバンドパスフィルタ2
2-1,22-2,・・・・22-nは、例えばそれぞれが1/3
オクターブ程度の狭帯域の通過特性を有しており、当該
機器で伝送される音声信号としての全帯域が約1/3オ
クターブ毎に分割されることになる。
【0034】各バンドパスフィルタ22-1,22-2,・・
・・22-nによって抽出された各帯域の音声信号は、それ
ぞれハウリング検出部23-1,23-2,・・・・23-nに供
給される。各ハウリング検出部23-1,23-2,・・・・2
3-nは、それぞれ入力された狭帯域の信号についてハウ
リングが発生しているか否かを検出できるように図1又
は図4のバンドパスフィルタ2以降の構成を備えてい
る。またこの図7の場合は、入力された音声信号をその
まま後段の各位相シフト部24-1,24-2,・・・・24-n
に供給する信号経路も有している。ハウリング検出部2
3-1,23-2,・・・・23-nは入力音声信号についてハウ
リングの発生を検出した場合は、検出信号HDを位相シ
フト部24-1,24-2,・・・・24-nに供給することにな
る。
・・22-nによって抽出された各帯域の音声信号は、それ
ぞれハウリング検出部23-1,23-2,・・・・23-nに供
給される。各ハウリング検出部23-1,23-2,・・・・2
3-nは、それぞれ入力された狭帯域の信号についてハウ
リングが発生しているか否かを検出できるように図1又
は図4のバンドパスフィルタ2以降の構成を備えてい
る。またこの図7の場合は、入力された音声信号をその
まま後段の各位相シフト部24-1,24-2,・・・・24-n
に供給する信号経路も有している。ハウリング検出部2
3-1,23-2,・・・・23-nは入力音声信号についてハウ
リングの発生を検出した場合は、検出信号HDを位相シ
フト部24-1,24-2,・・・・24-nに供給することにな
る。
【0035】位相シフト部24-1,24-2,・・・・24-n
は、検出信号HDが供給された場合は、入力された音声
信号に対して必要量の位相シフト処理を行なう。検出信
号HDが供給されていない期間は、入力信号に対して何
の処理も行なわずそのまま出力する。各位相シフト部2
4-1,24-2,・・・・24-nの出力はミキサ25に供給さ
れて混合され、パワーアンプ26で増幅されてスピーカ
27から音声として出力される。
は、検出信号HDが供給された場合は、入力された音声
信号に対して必要量の位相シフト処理を行なう。検出信
号HDが供給されていない期間は、入力信号に対して何
の処理も行なわずそのまま出力する。各位相シフト部2
4-1,24-2,・・・・24-nの出力はミキサ25に供給さ
れて混合され、パワーアンプ26で増幅されてスピーカ
27から音声として出力される。
【0036】つまりこのシステムではバンドパスフィル
タ22-1,22-2,・・・・22-nで帯域分割された各周波
数帯域においてハウリング検出部23-1,23-2,・・・・
23-nで個別にハウリング検出が行なわれる。そしてハ
ウリングが発生した周波数に対応する位相シフト部24
-Xのみにおいて位相シフト処理が行なわれることにな
る。位相シフトされた音声信号は、他の位相シフト処理
が実行されていない位相シフト部5からの信号と、ミキ
サ25において混合され、パワーアンプ26を介してス
ピーカ27に供給される。
タ22-1,22-2,・・・・22-nで帯域分割された各周波
数帯域においてハウリング検出部23-1,23-2,・・・・
23-nで個別にハウリング検出が行なわれる。そしてハ
ウリングが発生した周波数に対応する位相シフト部24
-Xのみにおいて位相シフト処理が行なわれることにな
る。位相シフトされた音声信号は、他の位相シフト処理
が実行されていない位相シフト部5からの信号と、ミキ
サ25において混合され、パワーアンプ26を介してス
ピーカ27に供給される。
【0037】ハウリングは、マイクロホンからスピーカ
などの音響系を含む一巡伝達関数が、ゲイン1以上で、
かつ位相特性0°の周波数で発生するものであるため、
このようにハウリングが発生した周波数で信号の位相条
件を位相シフト部24で変えることにより位相特性が0
°の状態が解消され、ハウリングは抑制できることにな
る。
などの音響系を含む一巡伝達関数が、ゲイン1以上で、
かつ位相特性0°の周波数で発生するものであるため、
このようにハウリングが発生した周波数で信号の位相条
件を位相シフト部24で変えることにより位相特性が0
°の状態が解消され、ハウリングは抑制できることにな
る。
【0038】またこのシステムの場合、位相が変化され
るのはハウリングが発生した特定の周波数においてのみ
であること、スピーカ27から出力される音声信号のス
ペクトルは位相シフトによっては変化しないこと、さら
に人間の聴覚が位相の変化に対しては、振幅の変化や周
波数特性の変化などに比べてかなり鈍感であること、な
どにより、スピーカ27からの出力音声では、音質的に
は聴感上殆ど劣化が無いものとなる。
るのはハウリングが発生した特定の周波数においてのみ
であること、スピーカ27から出力される音声信号のス
ペクトルは位相シフトによっては変化しないこと、さら
に人間の聴覚が位相の変化に対しては、振幅の変化や周
波数特性の変化などに比べてかなり鈍感であること、な
どにより、スピーカ27からの出力音声では、音質的に
は聴感上殆ど劣化が無いものとなる。
【0039】なおこのようなシステムにおいて、バンド
パスフィルタ3による帯域分割数n、つまり実施例のハ
ウリング検出装置の搭載数は、このハウリング抑制装置
が採用される機器に応じて設定すべきもので、例えば電
話などのように音声信号帯域が狭い機器の場合は例えば
5〜10個程度とし、またハイファイオーディオ機器な
どで高音質及び高帯域が要求される機器に適用する場合
は20〜30個程度とすればよい。いづれにしても上述
したように各ハウリング検出装置は簡単な回路構成で小
型の装置として実現できるため、システム全体としてみ
てもさほど大規模なものとはならない。
パスフィルタ3による帯域分割数n、つまり実施例のハ
ウリング検出装置の搭載数は、このハウリング抑制装置
が採用される機器に応じて設定すべきもので、例えば電
話などのように音声信号帯域が狭い機器の場合は例えば
5〜10個程度とし、またハイファイオーディオ機器な
どで高音質及び高帯域が要求される機器に適用する場合
は20〜30個程度とすればよい。いづれにしても上述
したように各ハウリング検出装置は簡単な回路構成で小
型の装置として実現できるため、システム全体としてみ
てもさほど大規模なものとはならない。
【0040】なお、ハウリング検出部23と位相シフト
部24が信号経路上で並列に配置されてもよい。さらに
位相シフト部24、ハウリング検出部23の順で直列に
配置し、ハウリング発生に対する位相シフト動作制御を
フィードバック的に行なうようにしてもよい。
部24が信号経路上で並列に配置されてもよい。さらに
位相シフト部24、ハウリング検出部23の順で直列に
配置し、ハウリング発生に対する位相シフト動作制御を
フィードバック的に行なうようにしてもよい。
【0041】ところで、ハウリングが発生する確率の高
い周波数帯域がほぼ決まっている機器においては、バン
ドパスフィルタ22とハウリング検出部23、つまり実
施例のハウリング検出装置を1単位設けるのみでもよ
い。即ち供給された音声信号からバンドパスフィルタ2
2によってハウリング発生確率の高い帯域を抽出し、必
要に応じてハウリング抑制を行なった後、元の入力信号
のそれ以外の帯域の信号成分と混合するようにするもの
である。
い周波数帯域がほぼ決まっている機器においては、バン
ドパスフィルタ22とハウリング検出部23、つまり実
施例のハウリング検出装置を1単位設けるのみでもよ
い。即ち供給された音声信号からバンドパスフィルタ2
2によってハウリング発生確率の高い帯域を抽出し、必
要に応じてハウリング抑制を行なった後、元の入力信号
のそれ以外の帯域の信号成分と混合するようにするもの
である。
【0042】図8は他の応用例を示している。ただし図
7と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。この
応用例では図7と同様に複数のハウリング検出装置によ
って各帯域ごとにハウリング検出を行なう。つまり複数
のバンドパスフィルタ22-1,22-2,・・・・22-nによ
って帯域分割を行ない、各周波数帯域毎に、ハウリング
検出部23-1,23-2,・・・・23-nによってハウリング
発生を検出する。そして検出された場合は、その帯域に
ついてハウリング抑制処理を行なうわけであるが、この
例では図7の位相シフト部に代えてゲイン可変部28-
1,28-2,・・・・28-nを設けている。
7と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。この
応用例では図7と同様に複数のハウリング検出装置によ
って各帯域ごとにハウリング検出を行なう。つまり複数
のバンドパスフィルタ22-1,22-2,・・・・22-nによ
って帯域分割を行ない、各周波数帯域毎に、ハウリング
検出部23-1,23-2,・・・・23-nによってハウリング
発生を検出する。そして検出された場合は、その帯域に
ついてハウリング抑制処理を行なうわけであるが、この
例では図7の位相シフト部に代えてゲイン可変部28-
1,28-2,・・・・28-nを設けている。
【0043】ハウリング抑制動作としては、ゲイン可変
部28-1,28-2,・・・・28-nのそれぞれが、対応する
ハウリング検出部23-1,23-2,・・・・23-nから検出
信号HDが供給された場合に、入力された音声信号に対
して必要量のゲイン低減処理を行なう。ゲイン可変部2
8-1,28-2,・・・・28-nは検出信号HDが供給されて
いない期間は、入力信号に対して何の処理も行なわずそ
のまま出力する。この例の場合でも、実施例のハウリン
グ検出装置を用いたハウリング抑制システムが実現され
る。なお、この場合、各帯域の信号経路上でハウリング
検出部23とゲイン可変部28は並列に配置されている
が、ハウリング検出部23、ゲイン可変部28の順、又
はその逆の順で直列に配置してもよい。
部28-1,28-2,・・・・28-nのそれぞれが、対応する
ハウリング検出部23-1,23-2,・・・・23-nから検出
信号HDが供給された場合に、入力された音声信号に対
して必要量のゲイン低減処理を行なう。ゲイン可変部2
8-1,28-2,・・・・28-nは検出信号HDが供給されて
いない期間は、入力信号に対して何の処理も行なわずそ
のまま出力する。この例の場合でも、実施例のハウリン
グ検出装置を用いたハウリング抑制システムが実現され
る。なお、この場合、各帯域の信号経路上でハウリング
検出部23とゲイン可変部28は並列に配置されている
が、ハウリング検出部23、ゲイン可変部28の順、又
はその逆の順で直列に配置してもよい。
【0044】[他の応用例及びハウリング検出装置の変
形例]以下、本発明のハウリング検出装置の各種応用例
や変形例を簡単に説明する。まず、本発明のハウリング
検出装置は上記応用例として示したパワーアンプシステ
ム以外にも、各種機器においてのハウリング抑制装置の
一部として適用できる。例えば電話やそれ以外の通信機
器や各種オーディオ機器、音響信号を電気信号に変換し
て伝送するいわゆるエレクトリック楽器などはもちろん
本発明を良好に適用できる。
形例]以下、本発明のハウリング検出装置の各種応用例
や変形例を簡単に説明する。まず、本発明のハウリング
検出装置は上記応用例として示したパワーアンプシステ
ム以外にも、各種機器においてのハウリング抑制装置の
一部として適用できる。例えば電話やそれ以外の通信機
器や各種オーディオ機器、音響信号を電気信号に変換し
て伝送するいわゆるエレクトリック楽器などはもちろん
本発明を良好に適用できる。
【0045】またスピーカにおいて出力される音響信号
をピックアップしたり、振動板の振動をピックアップし
て、それに応じて出力特性を補正するためなどのフィー
ドバック制御を行なう場合(いわゆるアコースティック
フィードバック、モーショナルフィードバック)などに
おいて、発振回避のための装置としての発振検出部とし
て応用できる。さらに、イヤホン、ヘッドホン、補聴器
などの機器においてアクティブノイズキャンセラなどの
フィードバック系を有する場合に、発振回避のための保
護回路における発振検出部としても適用できる。
をピックアップしたり、振動板の振動をピックアップし
て、それに応じて出力特性を補正するためなどのフィー
ドバック制御を行なう場合(いわゆるアコースティック
フィードバック、モーショナルフィードバック)などに
おいて、発振回避のための装置としての発振検出部とし
て応用できる。さらに、イヤホン、ヘッドホン、補聴器
などの機器においてアクティブノイズキャンセラなどの
フィードバック系を有する場合に、発振回避のための保
護回路における発振検出部としても適用できる。
【0046】さらに本発明のハウリング検出装置と図7
の位相シフト部24などを組み合わせた単体のハウリン
グ抑制装置を構成してもよい。この場合、例えばマイク
ロホン部位からスピーカ部位などの間をコードで接続し
て使用するシステムにおいて、ハウリング抑制装置を介
在させるようにすれば、単体のハウリング抑制装置とし
て各種の使用機会で効果を発揮できることになる。ま
た、ハウリング抑制の目的以外でハウリングや信号発振
を検出したい場合にも、もちろん本発明は適用できるも
のである。
の位相シフト部24などを組み合わせた単体のハウリン
グ抑制装置を構成してもよい。この場合、例えばマイク
ロホン部位からスピーカ部位などの間をコードで接続し
て使用するシステムにおいて、ハウリング抑制装置を介
在させるようにすれば、単体のハウリング抑制装置とし
て各種の使用機会で効果を発揮できることになる。ま
た、ハウリング抑制の目的以外でハウリングや信号発振
を検出したい場合にも、もちろん本発明は適用できるも
のである。
【0047】またハウリング検出装置としての回路構成
の変形例も各種考えられる。図1又は図4のバンドパス
フィルタ2が通過帯域を可変できるものとしたり、特定
の学習/適応機能を持たせて、ハウリングの発生した周
波数に追従できるようにすることも考えられる。さら
に、バンドパスフィルタ2は、扱う信号の種類によっ
て、必ずしもバンドパスの形態をしていないものでもよ
く、あくまである信号成分を制限する回路とされていれ
ばよい。
の変形例も各種考えられる。図1又は図4のバンドパス
フィルタ2が通過帯域を可変できるものとしたり、特定
の学習/適応機能を持たせて、ハウリングの発生した周
波数に追従できるようにすることも考えられる。さら
に、バンドパスフィルタ2は、扱う信号の種類によっ
て、必ずしもバンドパスの形態をしていないものでもよ
く、あくまである信号成分を制限する回路とされていれ
ばよい。
【0048】また図1、図4の回路構成を全てデジタル
信号処理回路として構成したり、さらに演算部位につい
てはデジタルシグナルプロセッサやマイクロコンピュー
タで処理させることもできる。このような場合、重み付
け係数UPについても環境に応じて可変するなどの処理
も可能となる。なお、デジタル化した場合はA/D変
換、D/A変換での遅延時間や、サンプリング周波数の
都合などにより、信号に対する追従性はある程度低くな
る。ただしデジタル化した場合は、より正確でかつ柔軟
な制御が可能となる。
信号処理回路として構成したり、さらに演算部位につい
てはデジタルシグナルプロセッサやマイクロコンピュー
タで処理させることもできる。このような場合、重み付
け係数UPについても環境に応じて可変するなどの処理
も可能となる。なお、デジタル化した場合はA/D変
換、D/A変換での遅延時間や、サンプリング周波数の
都合などにより、信号に対する追従性はある程度低くな
る。ただしデジタル化した場合は、より正確でかつ柔軟
な制御が可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハウリング
検出装置は、フィルタ手段で所要の周波数を抽出し、エ
ンベロープ検出を行なうことで、その周波数の信号の振
幅が継続して増加したことが容易にしかも即座に検出で
きる。つまりハウリング検出のために複雑な周波数分析
などの処理は不要となり、簡易な回路で実現できるとと
もに、追従性の良い検出動作が得られるという効果があ
る。またこれによって装置の小型化、コストダウン、各
種機器への柔軟な適応等が実現されるという利点も得ら
れる。さらに本発明はアナログ処理回路としても容易に
構成できるため、比較的高い周波数帯域でハウリングが
発生した場合にも対応可能とし、また追従性の優れたも
のとすることができる。
検出装置は、フィルタ手段で所要の周波数を抽出し、エ
ンベロープ検出を行なうことで、その周波数の信号の振
幅が継続して増加したことが容易にしかも即座に検出で
きる。つまりハウリング検出のために複雑な周波数分析
などの処理は不要となり、簡易な回路で実現できるとと
もに、追従性の良い検出動作が得られるという効果があ
る。またこれによって装置の小型化、コストダウン、各
種機器への柔軟な適応等が実現されるという利点も得ら
れる。さらに本発明はアナログ処理回路としても容易に
構成できるため、比較的高い周波数帯域でハウリングが
発生した場合にも対応可能とし、また追従性の優れたも
のとすることができる。
【図1】本発明のハウリング検出装置の第1の実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】ハウリング時の音声信号波形の説明図である。
【図3】第1の実施例のハウリング検出装置の動作のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】本発明のハウリング検出装置の第2の実施例の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】ハウリング時の音声信号波形の説明図である。
【図6】第2の実施例のハウリング検出装置の動作のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】本発明のハウリング検出装置の適用例のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図8】本発明のハウリング検出装置の適用例のブロッ
ク図である。
ク図である。
1,10 端子 2,22-1〜22-n バンドパスフィルタ 3 ピークホールド回路 4 比較器 5 遅延回路 6 重み付け演算部 7 カウンタ 8 カウンタチェック部 9 タイミング発生器 11 リリースカウンタ 23-1〜23-n ハウリング検出部 24-1〜24-n 位相シフト部 28-1〜28-n ゲイン可変部 25 ミキサ
Claims (3)
- 【請求項1】 入力信号から、所要周波数帯域の信号成
分を抽出するフィルタ手段と、 前記フィルタ手段の出力信号のエンベロープを検出する
エンベロープ検出手段と、 前記エンベロープ検出手段によって検出されたエンベロ
ープの増加傾向を判別することのできる傾向判別手段
と、 前記傾向判別手段によって所定時間以上継続したエンベ
ロープ増加傾向が検出された場合はハウリング発生と判
断するハウリング判別手段と、 を有して構成されることを特徴とするハウリング検出装
置。 - 【請求項2】 前記エンベロープ検出手段は、前記フィ
ルタ手段の出力信号について所定の時間長の検出期間毎
に極値を検出して出力するように構成されるとともに、 前記傾向判別手段は、前記エンベロープ検出手段による
今回の検出期間における極値と、前回の検出期間におけ
る極値に所定係数を付加した値とを比較することで、エ
ンベロープが増加傾向であるか否かを判別することがで
きるように構成されていることを特徴とする請求項1に
記載のハウリング検出装置。 - 【請求項3】 前記ハウリング判別手段は、前記傾向判
別手段によってエンベロープ増加傾向が検出されている
際に、或る時間以内の一時的な減少傾向が検出されて
も、継続的な増加傾向がとぎれたとは判断しないように
構成されていることを特徴とする請求項1に記載のハウ
リング検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199295A JPH08223684A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ハウリング検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5199295A JPH08223684A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ハウリング検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08223684A true JPH08223684A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12902360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5199295A Withdrawn JPH08223684A (ja) | 1995-02-17 | 1995-02-17 | ハウリング検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08223684A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005081577A1 (ja) * | 2004-02-20 | 2005-09-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | ハウリング検出方法及び装置、並びにこれを備えた音響装置 |
| WO2008101066A1 (en) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Bose Corporation | Kick gate |
| WO2009154257A1 (ja) * | 2008-06-18 | 2009-12-23 | ヤマハ株式会社 | ハウリング防止装置及びハウリング防止方法 |
| WO2012114946A1 (ja) | 2011-02-22 | 2012-08-30 | ソニー株式会社 | 音声処理装置、音声処理方法、及びプログラム |
| WO2012120815A1 (ja) * | 2011-03-09 | 2012-09-13 | パナソニック株式会社 | ハウリング検出装置、ハウリング抑制装置、およびハウリング検出方法 |
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| GB2538525A (en) * | 2015-05-19 | 2016-11-23 | Thales Holdings Uk Plc | Signal processing device for reducing acoustic feedback in a signal output from a speaker |
| CN106454670A (zh) * | 2016-10-20 | 2017-02-22 | 海能达通信股份有限公司 | 一种啸叫检测方法及装置 |
| WO2019039128A1 (ja) * | 2017-08-22 | 2019-02-28 | ソニー株式会社 | 制御装置、制御方法、プログラム |
-
1995
- 1995-02-17 JP JP5199295A patent/JPH08223684A/ja not_active Withdrawn
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