JPH08224329A - ゴルフクラブシャフト - Google Patents
ゴルフクラブシャフトInfo
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- JPH08224329A JPH08224329A JP7033851A JP3385195A JPH08224329A JP H08224329 A JPH08224329 A JP H08224329A JP 7033851 A JP7033851 A JP 7033851A JP 3385195 A JP3385195 A JP 3385195A JP H08224329 A JPH08224329 A JP H08224329A
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- JP
- Japan
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- bias layer
- fibers
- golf club
- club shaft
- shaft
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ねじり強度が十分高く、軽量で低ねじれ化さ
れたゴルフクラブシャフトを提供する。 【構成】 シャフトの長手方向に対して強化繊維が傾斜
して配列されたバイアス層が強度の異なる2種類以上の
強化繊維を含むゴルフクラブシャフトであって、前記バ
イアス層の強化繊維がヘッド側において圧縮強度の高い
繊維の割合が高く、グリップ側において圧縮強度の低い
繊維の割合が高いことを特徴とするゴルフクラブシャフ
ト。
れたゴルフクラブシャフトを提供する。 【構成】 シャフトの長手方向に対して強化繊維が傾斜
して配列されたバイアス層が強度の異なる2種類以上の
強化繊維を含むゴルフクラブシャフトであって、前記バ
イアス層の強化繊維がヘッド側において圧縮強度の高い
繊維の割合が高く、グリップ側において圧縮強度の低い
繊維の割合が高いことを特徴とするゴルフクラブシャフ
ト。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフクラブシャフトに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブ用に使用されているゴルフ
クラブシャフトとしては、従来のスチール製シャフトか
ら、炭素繊維を強化繊維としたカーボンシャフトが一般
的に用いられるようになってきている。そして、カーボ
ンシャフトはスチールシャフトでは実現できなかった軽
量化やねじれにくさ(低ねじれ化)を実現し、ゴルファ
ーのスコアアップに多大な貢献をしている。このゴルフ
シャフトの軽量化、低ねじれ化は炭素繊維の高強度化・
高弾性率化とともに進展してきた。
クラブシャフトとしては、従来のスチール製シャフトか
ら、炭素繊維を強化繊維としたカーボンシャフトが一般
的に用いられるようになってきている。そして、カーボ
ンシャフトはスチールシャフトでは実現できなかった軽
量化やねじれにくさ(低ねじれ化)を実現し、ゴルファ
ーのスコアアップに多大な貢献をしている。このゴルフ
シャフトの軽量化、低ねじれ化は炭素繊維の高強度化・
高弾性率化とともに進展してきた。
【0003】低ねじれ化についてみると、低ねじれ化の
ためには、強化繊維がシャフトの長手方向に対して傾斜
して配列されたバイアス層において、その強化繊維に高
弾性率繊維を用いることが一般的に行われている。しか
し、現在までのところ、炭素繊維は一般的に高強度特性
(特に高圧縮強度特性)と高弾性率特性を両立させるこ
とが困難であり、バイアス層に高弾性率炭素繊維を用い
たゴルフシャフトはねじり強度が低くなるという欠点が
ある。そこで、高弾性率炭素繊維をバイアス層に使用し
たゴルフシャフトでは、バイアス層中の炭素繊維の量を
多くすることにより、ねじり強度を大きくすることが必
要となるが、それを実行するとゴルフシャフトの重量は
かなり増す。そこで、高強度繊維も同時にバイアス層に
使用してねじり強度を大きくすることで、比較的軽量の
ままでしかも低ねじれ化されたゴルフクラブシャフトが
開発されている。しかし、高弾性率繊維に加えて高強度
繊維もバイアス層に使用するため、軽量化という面では
不十分になる。また、ゴルフクラブシャフトのねじり破
壊は径の小さいヘッドに近い部分で起こりやすいため、
ヘッドに近い部分のみバイアス層に高強度繊維を加え、
ねじり強度を補強したゴルフクラブシャフトも開発され
ているが、この場合も高強度繊維を加えているために軽
量化という面では不十分になる。
ためには、強化繊維がシャフトの長手方向に対して傾斜
して配列されたバイアス層において、その強化繊維に高
弾性率繊維を用いることが一般的に行われている。しか
し、現在までのところ、炭素繊維は一般的に高強度特性
(特に高圧縮強度特性)と高弾性率特性を両立させるこ
とが困難であり、バイアス層に高弾性率炭素繊維を用い
たゴルフシャフトはねじり強度が低くなるという欠点が
ある。そこで、高弾性率炭素繊維をバイアス層に使用し
たゴルフシャフトでは、バイアス層中の炭素繊維の量を
多くすることにより、ねじり強度を大きくすることが必
要となるが、それを実行するとゴルフシャフトの重量は
かなり増す。そこで、高強度繊維も同時にバイアス層に
使用してねじり強度を大きくすることで、比較的軽量の
ままでしかも低ねじれ化されたゴルフクラブシャフトが
開発されている。しかし、高弾性率繊維に加えて高強度
繊維もバイアス層に使用するため、軽量化という面では
不十分になる。また、ゴルフクラブシャフトのねじり破
壊は径の小さいヘッドに近い部分で起こりやすいため、
ヘッドに近い部分のみバイアス層に高強度繊維を加え、
ねじり強度を補強したゴルフクラブシャフトも開発され
ているが、この場合も高強度繊維を加えているために軽
量化という面では不十分になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、ねじり強度が十分高く、軽量で
しかも低ねじれ化されたゴルフクラブシャフトの提供を
目的とする。
鑑みてなされたもので、ねじり強度が十分高く、軽量で
しかも低ねじれ化されたゴルフクラブシャフトの提供を
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意検討した結果、バイアス層に使用す
る強化繊維として、2種類以上の強化繊維を使用し、ヘ
ッドに近い部分ほど一方向積層板にしたときの圧縮強度
の高い繊維を用いれば、軽量でしかも低ねじれ化された
ゴルフシャフトが得られることを見出し、本発明に到達
した。
的を達成すべく鋭意検討した結果、バイアス層に使用す
る強化繊維として、2種類以上の強化繊維を使用し、ヘ
ッドに近い部分ほど一方向積層板にしたときの圧縮強度
の高い繊維を用いれば、軽量でしかも低ねじれ化された
ゴルフシャフトが得られることを見出し、本発明に到達
した。
【0006】すなわち、本発明のゴルフクラブシャフト
は、シャフトの長手方向に対して傾斜して配列されたバ
イアス層が強度の異なる2種類以上の強化繊維を含むゴ
ルフクラブシャフトであって、前記バイアス層の強化繊
維がヘッド側において圧縮強度の高い繊維の割合が高
く、グリップ側において圧縮強度の低い繊維の割合が高
いことを特徴とするゴルフクラブシャフトである。
は、シャフトの長手方向に対して傾斜して配列されたバ
イアス層が強度の異なる2種類以上の強化繊維を含むゴ
ルフクラブシャフトであって、前記バイアス層の強化繊
維がヘッド側において圧縮強度の高い繊維の割合が高
く、グリップ側において圧縮強度の低い繊維の割合が高
いことを特徴とするゴルフクラブシャフトである。
【0007】
【作用】ゴルフクラブシャフトはヘッド側の径が小さい
ため、グリップ側と比べて極断面2次モーメントが小さ
くなる。そのため、シャフト全体にねじりトルクが加わ
った場合、ヘッドに近い部分でねじり破壊が起こりやす
い。しかし、本発明のゴルフクラブシャフトは、バイア
ス層の強化繊維がシャフト径の小さいヘッド側ほど高強
度の繊維であるため、シャフト各部のねじり強度差が少
なくなる。つまり、材料が効率的に使用されていること
になる。その結果、バイアス層に高弾性率炭素繊維を使
用したシャフトに対して従来から行われてきた、バイア
ス層への高強度繊維の付加によるねじり強度の補強は不
要となり、本発明は軽量化に対して非常に有効である。
また、グリップ側の径の大きい部分には安価な低強度の
強化繊維を使用することも可能であるので、低価格化の
方向に本発明を生かすこともできる。なお、本発明にお
いて繊維の圧縮強度の高低は、一方向積層板として測定
する。
ため、グリップ側と比べて極断面2次モーメントが小さ
くなる。そのため、シャフト全体にねじりトルクが加わ
った場合、ヘッドに近い部分でねじり破壊が起こりやす
い。しかし、本発明のゴルフクラブシャフトは、バイア
ス層の強化繊維がシャフト径の小さいヘッド側ほど高強
度の繊維であるため、シャフト各部のねじり強度差が少
なくなる。つまり、材料が効率的に使用されていること
になる。その結果、バイアス層に高弾性率炭素繊維を使
用したシャフトに対して従来から行われてきた、バイア
ス層への高強度繊維の付加によるねじり強度の補強は不
要となり、本発明は軽量化に対して非常に有効である。
また、グリップ側の径の大きい部分には安価な低強度の
強化繊維を使用することも可能であるので、低価格化の
方向に本発明を生かすこともできる。なお、本発明にお
いて繊維の圧縮強度の高低は、一方向積層板として測定
する。
【0008】次に低ねじれ化について考えてみると、本
発明では強度特性の劣る高弾性率繊維はシャフト径の大
きい部分のバイアス層に用いるため、高弾性率繊維部分
でのねじり破壊は起こりにくく、ねじり強度を大きく保
ったまま低ねじれ化を実現できる。ところで、ゴルフシ
ャフト用の強化繊維として代表的な繊維である炭素繊維
について考えてみると、PAN系炭素繊維は強度特性に
優れるが、ピッチ系炭素繊維と比べて高弾性率を実現す
ることは困難である。それに対し、ピッチ系炭素繊維
は、PAN系炭素繊維と比べて、圧縮強度特性は劣るが
容易にかつ安価に高弾性率を実現することができる。し
たがって、シャフト径が小さく強度的に厳しいヘッド側
のバイアス層に圧縮強度の高い繊維としてPAN系炭素
繊維を用い、シャフト径が大きく強度的に優位なグリッ
プ側のバイアス層に圧縮強度の低い繊維としてピッチ系
炭素繊維を用いることは、両方の繊維の優れた面をゴル
フシャフトに生かしやすい構成となり、好ましい。特に
ヘッド側の強化繊維が一方向積層板にしたときの圧縮強
度が80kg/mm2 以上のPAN系炭素繊維であっ
て、グリップ側の強化繊維が引張弾性率50トン/mm
2 以上のピッチ系炭素繊維であることは、ねじり強度を
実使用時の安全レベルに保ったまま、低ねじれ化を実現
する方法として好ましい。また、低ねじれ化のためには
高弾性率繊維の使用部分を多くすることが必要で、高強
度繊維の使用部分はヘッド側先端から500mmまでに
することが好ましい。
発明では強度特性の劣る高弾性率繊維はシャフト径の大
きい部分のバイアス層に用いるため、高弾性率繊維部分
でのねじり破壊は起こりにくく、ねじり強度を大きく保
ったまま低ねじれ化を実現できる。ところで、ゴルフシ
ャフト用の強化繊維として代表的な繊維である炭素繊維
について考えてみると、PAN系炭素繊維は強度特性に
優れるが、ピッチ系炭素繊維と比べて高弾性率を実現す
ることは困難である。それに対し、ピッチ系炭素繊維
は、PAN系炭素繊維と比べて、圧縮強度特性は劣るが
容易にかつ安価に高弾性率を実現することができる。し
たがって、シャフト径が小さく強度的に厳しいヘッド側
のバイアス層に圧縮強度の高い繊維としてPAN系炭素
繊維を用い、シャフト径が大きく強度的に優位なグリッ
プ側のバイアス層に圧縮強度の低い繊維としてピッチ系
炭素繊維を用いることは、両方の繊維の優れた面をゴル
フシャフトに生かしやすい構成となり、好ましい。特に
ヘッド側の強化繊維が一方向積層板にしたときの圧縮強
度が80kg/mm2 以上のPAN系炭素繊維であっ
て、グリップ側の強化繊維が引張弾性率50トン/mm
2 以上のピッチ系炭素繊維であることは、ねじり強度を
実使用時の安全レベルに保ったまま、低ねじれ化を実現
する方法として好ましい。また、低ねじれ化のためには
高弾性率繊維の使用部分を多くすることが必要で、高強
度繊維の使用部分はヘッド側先端から500mmまでに
することが好ましい。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係わるゴルフクラブシャフト
の実施例、比較例を、図面に即して詳しく説明する。図
1に示すように、マンドレルに所定の寸法に裁断したプ
リプレグシートを巻付けるシートワインディング法によ
りゴルフクラブシャフトの成形を行った。まず、先端部
径5.68mm、テーパー6.54/1000、長さ1
250mmのステンレス製マンドレル(1)表面に離型
処理を施し、接着剤を塗布した。そして、ヘッド側バイ
アス層(2)として所定の寸法に裁断した高強度PAN
系炭素繊維一方向プリプレグとグリップ側バイアス層
(3)として所定の寸法に裁断した高弾性ピッチ系炭素
繊維一方向プリプレグを継ぎ合わせバイアス層用ハイブ
リッドプリプレグ(4)とした。このバイアス層用ハイ
ブリッドプリプレグ(4)を炭素繊維の整列方向がシャ
フト軸方向に対して互いに40°になるように重ね合せ
た後±2PLY巻き付けた。次に、ストレート層(5)
として、所定の寸法に裁断したPAN系24トン/mm
2 炭素繊維一方向プリプレグを炭素繊維の整列方向がシ
ャフト軸方向に対して平行になるように3PLY巻き付
けた。その後、通常の方法にしたがって、この外周に耐
熱テープを巻き付け、各プリプレグを増し締めた後、加
熱硬化した。
の実施例、比較例を、図面に即して詳しく説明する。図
1に示すように、マンドレルに所定の寸法に裁断したプ
リプレグシートを巻付けるシートワインディング法によ
りゴルフクラブシャフトの成形を行った。まず、先端部
径5.68mm、テーパー6.54/1000、長さ1
250mmのステンレス製マンドレル(1)表面に離型
処理を施し、接着剤を塗布した。そして、ヘッド側バイ
アス層(2)として所定の寸法に裁断した高強度PAN
系炭素繊維一方向プリプレグとグリップ側バイアス層
(3)として所定の寸法に裁断した高弾性ピッチ系炭素
繊維一方向プリプレグを継ぎ合わせバイアス層用ハイブ
リッドプリプレグ(4)とした。このバイアス層用ハイ
ブリッドプリプレグ(4)を炭素繊維の整列方向がシャ
フト軸方向に対して互いに40°になるように重ね合せ
た後±2PLY巻き付けた。次に、ストレート層(5)
として、所定の寸法に裁断したPAN系24トン/mm
2 炭素繊維一方向プリプレグを炭素繊維の整列方向がシ
ャフト軸方向に対して平行になるように3PLY巻き付
けた。その後、通常の方法にしたがって、この外周に耐
熱テープを巻き付け、各プリプレグを増し締めた後、加
熱硬化した。
【0010】図2はゴルフクラブシャフトのねじれ度及
びねじり強度測定用試験片(6)の形状であるが、先端
からa45mmと後端側b45mmにガラスクロスプリ
プレグ(7),(7′)を3PLY巻き付け、補強を行
った。先端タブ部において先端から35mmの部分をド
リルチャックでつかみ固定し、後端側のタブに先端から
の距離c1060mmの位置に径5mmの穴(8)を開
け、ピンを差し込み、トルクモーターによりトルクを負
荷した。1ft・lbのトルクを加えたときのねじれ角
をねじれ度とし、さらにトルクを加えて試験片に破壊
(亀裂)を生じたときの力をねじり強度とし、その時の
破壊の起点と判断される点のシャフト先端からの距離を
破壊位置として測定した。
びねじり強度測定用試験片(6)の形状であるが、先端
からa45mmと後端側b45mmにガラスクロスプリ
プレグ(7),(7′)を3PLY巻き付け、補強を行
った。先端タブ部において先端から35mmの部分をド
リルチャックでつかみ固定し、後端側のタブに先端から
の距離c1060mmの位置に径5mmの穴(8)を開
け、ピンを差し込み、トルクモーターによりトルクを負
荷した。1ft・lbのトルクを加えたときのねじれ角
をねじれ度とし、さらにトルクを加えて試験片に破壊
(亀裂)を生じたときの力をねじり強度とし、その時の
破壊の起点と判断される点のシャフト先端からの距離を
破壊位置として測定した。
【0011】使用プリプレグシートの仕様として、炭素
繊維の種類とその引張強度と圧縮強度、FAW(プリプ
レグシート1m2 中の繊維の重量)、RC(プリプレグ
シート中のレジンの重量百分率))を表1に示し、その
プリプレグを用いたゴルフクラブシャフトの実施例、比
較例の積層構成及びその結果を表2に示す。実施例、比
較例は各々3試験片について行ない、ねじれ度とねじり
強度は3回の平均値、破壊位置は3回各々の数字を示し
た。
繊維の種類とその引張強度と圧縮強度、FAW(プリプ
レグシート1m2 中の繊維の重量)、RC(プリプレグ
シート中のレジンの重量百分率))を表1に示し、その
プリプレグを用いたゴルフクラブシャフトの実施例、比
較例の積層構成及びその結果を表2に示す。実施例、比
較例は各々3試験片について行ない、ねじれ度とねじり
強度は3回の平均値、破壊位置は3回各々の数字を示し
た。
【0012】
【表1】
【0013】
【表2】
【0014】実施例1〜3はヘッド側バイアス層に用い
ている強化繊維が引張弾性率40トン/mm2 のPAN
系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている強化
繊維が引張弾性率65トン/mm2 のピッチ系炭素繊維
の場合である。実施例4〜6はヘッド側バイアス層に用
いている強化繊維が引張弾性率46トン/mm2 のPA
N系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている強
化繊維が引張弾性率80トン/mm2 のピッチ系炭素繊
維の場合である。実施例7〜9はヘッド側バイアス層に
用いている強化繊維が引張弾性率50トン/mm2 のP
AN系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている
強化繊維が引張弾性率80トン/mm2のピッチ系炭素
繊維の場合である。また、実施例1,4,7は強化繊維
がPAN系炭素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフ
ト先端から335mmにまでわたり(シャフト先端から
265mmまで±2PLYで、先端から265mmから
335mmの範囲で±2PLYから0PLYに変化して
いる)、実施例2,5,8は強化繊維がPAN系炭素繊
維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から438
mmにまでわたり(シャフト先端から362mmまで±
2PLYで、先端から362mmから438mmの範囲
で±2PLYから0PLYに変化している)、実施例
3,6,9は強化繊維がPAN系炭素繊維であるヘッド
側バイアス層がシャフト先端から540mmにまでわた
っている(シャフト先端から460mmまで±2PLY
で、先端から460mmから540mmの範囲で±2P
LYから0PLYに変化している)。比較例はいずれも
バイアス層に1種の炭素繊維のみを使用したものであ
る。
ている強化繊維が引張弾性率40トン/mm2 のPAN
系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている強化
繊維が引張弾性率65トン/mm2 のピッチ系炭素繊維
の場合である。実施例4〜6はヘッド側バイアス層に用
いている強化繊維が引張弾性率46トン/mm2 のPA
N系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている強
化繊維が引張弾性率80トン/mm2 のピッチ系炭素繊
維の場合である。実施例7〜9はヘッド側バイアス層に
用いている強化繊維が引張弾性率50トン/mm2 のP
AN系炭素繊維で、グリップ側バイアス層に用いている
強化繊維が引張弾性率80トン/mm2のピッチ系炭素
繊維の場合である。また、実施例1,4,7は強化繊維
がPAN系炭素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフ
ト先端から335mmにまでわたり(シャフト先端から
265mmまで±2PLYで、先端から265mmから
335mmの範囲で±2PLYから0PLYに変化して
いる)、実施例2,5,8は強化繊維がPAN系炭素繊
維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から438
mmにまでわたり(シャフト先端から362mmまで±
2PLYで、先端から362mmから438mmの範囲
で±2PLYから0PLYに変化している)、実施例
3,6,9は強化繊維がPAN系炭素繊維であるヘッド
側バイアス層がシャフト先端から540mmにまでわた
っている(シャフト先端から460mmまで±2PLY
で、先端から460mmから540mmの範囲で±2P
LYから0PLYに変化している)。比較例はいずれも
バイアス層に1種の炭素繊維のみを使用したものであ
る。
【0015】実施例1,4,7は強化繊維がPAN系炭
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から3
35mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もピッチ系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例1,2と比べて、ねじり強度が50%以上向上して
いる。また、ねじれ度については、ピッチ系65トン/
mm2 炭素繊維とPAN系40トン/mm2 炭素繊維を
組合わせた実施例1は、PAN系50トン/mm2 炭素
繊維を単独で用いた比較例5と同等のねじれ度を実現し
ている。ピッチ系80トン/mm2 炭素繊維とPAN系
46,50トン/mm2 炭素繊維を組合わせた実施例
4,7はねじれ度が3.5度と大変小さく、PAN系6
0トン/mm2 炭素繊維を単独で用いた比較例5よりも
小さいねじれ度を実現している。
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から3
35mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もピッチ系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例1,2と比べて、ねじり強度が50%以上向上して
いる。また、ねじれ度については、ピッチ系65トン/
mm2 炭素繊維とPAN系40トン/mm2 炭素繊維を
組合わせた実施例1は、PAN系50トン/mm2 炭素
繊維を単独で用いた比較例5と同等のねじれ度を実現し
ている。ピッチ系80トン/mm2 炭素繊維とPAN系
46,50トン/mm2 炭素繊維を組合わせた実施例
4,7はねじれ度が3.5度と大変小さく、PAN系6
0トン/mm2 炭素繊維を単独で用いた比較例5よりも
小さいねじれ度を実現している。
【0016】実施例2,5,8は強化繊維がPAN系炭
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から4
38mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もPAN系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例3,4,5と同等のねじり強度を実現している。ね
じれ度については、実施例2,5,8は実施例1,4,
7よりも若干大きくなっているが、実施例2はPAN系
46トン/mm2 炭素繊維を単独で用いた比較例4より
も小さいねじれ度、実施例5はPAN系60トン/mm
2 炭素繊維を単独で用いた比較例7と同等のねじれ度、
実施例8はPAN系60トン/mm2 炭素繊維を単独で
用いた比較例7よりも小さいねじれ度を実現しており、
低ねじれ化も十分になされていることがわかる。
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から4
38mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もPAN系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例3,4,5と同等のねじり強度を実現している。ね
じれ度については、実施例2,5,8は実施例1,4,
7よりも若干大きくなっているが、実施例2はPAN系
46トン/mm2 炭素繊維を単独で用いた比較例4より
も小さいねじれ度、実施例5はPAN系60トン/mm
2 炭素繊維を単独で用いた比較例7と同等のねじれ度、
実施例8はPAN系60トン/mm2 炭素繊維を単独で
用いた比較例7よりも小さいねじれ度を実現しており、
低ねじれ化も十分になされていることがわかる。
【0017】実施例3,6,9は強化繊維がPAN系炭
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から5
40mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もPAN系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例3,4,5と同等のねじり強度を実現している。低
ねじれ化については、実施例1,4,7や実施例2,
5,8と比較すると若干劣るが、低ねじれ化の効果は十
分に発現していると考えられる。
素繊維であるヘッド側バイアス層がシャフト先端から5
40mmにまでわたっている場合であるが、いずれの場
合もPAN系炭素繊維をバイアス層に単独で使用した比
較例3,4,5と同等のねじり強度を実現している。低
ねじれ化については、実施例1,4,7や実施例2,
5,8と比較すると若干劣るが、低ねじれ化の効果は十
分に発現していると考えられる。
【0018】破壊位置についてみると、実施例1,4,
7ではバイアス層がピッチ系炭素繊維のみの部分でシャ
フト径が最も小さい部分で破壊しているが、実施例2,
5,8の場合は前記の破壊位置に加え、バイアス層がP
AN系炭素繊維単独であるシャフト先端側の位置でも破
壊が生じている。したがって、実施例2,5,8の場合
よりPAN系炭素繊維ヘッド側バイアス層の割合を増や
してもねじり強度は向上しないと考えられ、実際、PA
N系炭素繊維ヘッド側バイアス層の割合を増やした実施
例3,6,9は実施例2,5,8の場合と同等のねじり
強度である。また、ねじれ度については、PAN系炭素
繊維ヘッド側バイアス層の割合が少ないほど、つまり高
弾性率のピッチ系炭素繊維の使用割合が多いほど小さく
なる。したがって、ねじり強度と低ねじれ度の両立とい
う観点から考えると、今回の実施例の範囲では実施例
2,5,8が最も好ましいと考えられる。
7ではバイアス層がピッチ系炭素繊維のみの部分でシャ
フト径が最も小さい部分で破壊しているが、実施例2,
5,8の場合は前記の破壊位置に加え、バイアス層がP
AN系炭素繊維単独であるシャフト先端側の位置でも破
壊が生じている。したがって、実施例2,5,8の場合
よりPAN系炭素繊維ヘッド側バイアス層の割合を増や
してもねじり強度は向上しないと考えられ、実際、PA
N系炭素繊維ヘッド側バイアス層の割合を増やした実施
例3,6,9は実施例2,5,8の場合と同等のねじり
強度である。また、ねじれ度については、PAN系炭素
繊維ヘッド側バイアス層の割合が少ないほど、つまり高
弾性率のピッチ系炭素繊維の使用割合が多いほど小さく
なる。したがって、ねじり強度と低ねじれ度の両立とい
う観点から考えると、今回の実施例の範囲では実施例
2,5,8が最も好ましいと考えられる。
【0019】重量については、本実施例のシャフトは5
2gと大変軽量である。これは、本発明は低ねじれ化さ
れたゴルフシャフトでありながら高強度繊維によるねじ
り強度の補強が不要なためであり、本発明は軽量化にも
大変有効である。
2gと大変軽量である。これは、本発明は低ねじれ化さ
れたゴルフシャフトでありながら高強度繊維によるねじ
り強度の補強が不要なためであり、本発明は軽量化にも
大変有効である。
【0020】
【発明の効果】本発明のゴルフクラブシャフトは、ねじ
り強度が十分あり、かつ軽量で、しかも効率的に低ねじ
れ化されたゴルフシャフトを実現できる。
り強度が十分あり、かつ軽量で、しかも効率的に低ねじ
れ化されたゴルフシャフトを実現できる。
【図1】本発明の一実施例に係わるゴルフクラブシャフ
トの成形方法の一例を示す説明図。
トの成形方法の一例を示す説明図。
【図2】ねじれ度及びねじり強度測定用試験片の形状の
説明図。
説明図。
1 マンドレル 2 ヘッド側バイアス層 3 グリップ側バイアス層 4 ハイブリッドバイアス層 5 ストレート層 6 ねじれ度及びねじり強度測定用試験片 7,7′ ガラスクロスプリプレグ 8 固定ピン差し込み穴 a,b ガラスクロスプリプレグを設けた距離 c 穴8の先端からの距離
Claims (4)
- 【請求項1】 シャフトの長手方向に対して強化繊維が
傾斜して配列されたバイアス層が強度の異なる2種類以
上の強化繊維を含むゴルフクラブシャフトであって、前
記バイアス層の強化繊維がヘッド側において圧縮強度の
高い繊維の割合が高く、グリップ側において圧縮強度の
低い繊維の割合が高いことを特徴とするゴルフクラブシ
ャフト。 - 【請求項2】 バイアス層の強化繊維がグリップ側ほど
引張弾性率の高い繊維である請求項1記載のゴルフクラ
ブシャフト。 - 【請求項3】 バイアス層に用いられる2種類以上の強
化繊維のうち、圧縮強度が最も高い強化繊維をヘッド側
先端から500mmまでに含む請求項1又は2記載のゴ
ルフクラブシャフト。 - 【請求項4】 バイアス層のヘッド側の強化繊維にPA
N系炭素繊維を含み、グリップ側の強化繊維にピッチ系
炭素繊維を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
か1に記載のゴルフクラブシャフト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033851A JPH08224329A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ゴルフクラブシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033851A JPH08224329A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ゴルフクラブシャフト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224329A true JPH08224329A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12398017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7033851A Pending JPH08224329A (ja) | 1995-02-22 | 1995-02-22 | ゴルフクラブシャフト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08224329A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1133151A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-09 | Daiwa Seiko Inc | ゴルフクラブ |
| JP2007135963A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフト |
| JP2013138759A (ja) * | 2011-12-29 | 2013-07-18 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブ |
| CN104070708A (zh) * | 2013-03-27 | 2014-10-01 | 吉坤日矿日石能源株式会社 | 支承构件 |
| CN107571570A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-01-12 | 衡阳泰豪通信车辆有限公司 | 一种高强度碳纤维方管 |
| US11440287B2 (en) | 2018-06-07 | 2022-09-13 | Honeywell International Inc. | Hybrid fiber multi-axial prepreg |
-
1995
- 1995-02-22 JP JP7033851A patent/JPH08224329A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN104070708A (zh) * | 2013-03-27 | 2014-10-01 | 吉坤日矿日石能源株式会社 | 支承构件 |
| JP2014188853A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Jx Nippon Oil & Energy Corp | 支持部材 |
| KR20140118712A (ko) * | 2013-03-27 | 2014-10-08 | 제이엑스 닛코닛세키에너지주식회사 | 지지 부재 |
| CN104070708B (zh) * | 2013-03-27 | 2018-05-25 | 吉坤日矿日石能源株式会社 | 支承构件 |
| CN107571570A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-01-12 | 衡阳泰豪通信车辆有限公司 | 一种高强度碳纤维方管 |
| CN107571570B (zh) * | 2017-10-20 | 2023-05-16 | 衡阳泰豪通信车辆有限公司 | 一种高强度碳纤维方管 |
| US11440287B2 (en) | 2018-06-07 | 2022-09-13 | Honeywell International Inc. | Hybrid fiber multi-axial prepreg |
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