JPH08224391A - ミシンの糸調子装置 - Google Patents
ミシンの糸調子装置Info
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- JPH08224391A JPH08224391A JP3266595A JP3266595A JPH08224391A JP H08224391 A JPH08224391 A JP H08224391A JP 3266595 A JP3266595 A JP 3266595A JP 3266595 A JP3266595 A JP 3266595A JP H08224391 A JPH08224391 A JP H08224391A
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Abstract
如何に拘らず、布締め率を一定にして縫い上がりを良好
にするミシンの糸調子装置を提供することである。 【構成】 上糸11のなすループが釜17を越えた後か
ら上糸11が引き上げられてそのループの下端が加工布
33の下面に至るまでの間に上糸張力Tuを計測し(S
86)、その上糸張力Tuに基づいて糸引き抜き張力T
pを算出する(S90)。そして、その糸引き抜き張力
Tpに基づき、かつ下糸張力Tbを考慮して、基準上糸
張力Tref を算出し(S91)、さらに、その基準上糸
張力Tref に上糸張力補正係数Mを乗じて適正上糸張力
Toを算出する(S93)。そして、その適正上糸張力
Toに基づいて、糸把持アクチュエータ18を制御し
(S96)、上糸11の張力を適正にする。
Description
を、常時良好な値に保持するための糸調子装置に関する
ものである。
な状態に保持するため、天秤による布締めの際の上糸張
力、いわゆる布締め張力が一定となるように制御する上
糸張力調整装置を備えたミシンが開発されている。例え
ば、特開昭57−185890号公報等に開示されたミ
シンの上糸張力一定保持装置では、下糸の張力が一定に
保持されている場合に、上糸の縫合時点における張力だ
けを自動的に一定に保持すべく、ミシンの天秤と上糸張
力調整装置との間の糸道中に適当な上糸張力検出装置を
設け、上糸張力検出装置によって天秤が最高位置になっ
た時に生じる上糸の張力の最大値に相当する電圧を検出
し、この最大電圧値を保持装置にて保持させる一方、こ
の保持された最大電圧値と、予め設定した上糸、下糸の
縫合時点における上糸の希望張力に相当する設定電圧と
を減算器内において比較し、その比較値(偏差値)を常
時ゼロとするようにサーボ機構により上糸張力調整装置
を駆動する構成が開示されている。
成では、天秤が最高位置になった時に生じる上糸の張力
の最大値は瞬間的にしか発生せず、且つミシンの回転速
度の大小により、前記最大値のばらつきが大きいことか
ら、その時の上糸張力の検出を安定して行うことができ
ない。従って、加工布や糸の種類に拘らず上糸張力を適
正な値に保持することが困難である。
一定の場合、ミシンの釜越え後から天秤による上糸の布
締め開始迄のフリーな状態の上糸が天秤によって引き抜
かれる時に当該上糸に生じる張力(糸引き抜き張力))
が、良好な縫製とされる糸締まり率(上糸と下糸との結
節点が加工布の厚さ方向のどの位置に来るかの割合)を
約100%(結節点が加工布の厚さ方向のほぼ中央位置
になる状態)とするための上糸張力(適正上糸張力)に
密接に関係していることがわかった。
際に、主として摩擦要素となる部分、つまり上糸と下糸
との摩擦抵抗、針の穴や天秤の穴と上糸との摩擦抵抗の
影響がすべて加えられた結果として発生する。他方、加
工布の厚さ方向の中央まで、結節点を引き上げて停止さ
せるのに必要な上糸張力、つまり適正上糸張力は、下糸
張力と上糸引き上げ時に生じる糸と布との摩擦抵抗、針
の穴や天秤の穴と上糸との摩擦抵抗により決まるもので
ある。
定に固定し、糸引き抜き張力と適正上糸張力との関係
は、種々の布と糸との組合せにおいて、ほぼ線形に近い
ものであり、また、下糸張力を変化させた場合、基準の
下糸張力に対する適正上糸張力の比率も線形的であるこ
とが分かった。しかしながら、上述のように、ミシン回
転数が高速になると、釜越えの際の上糸のばたつきによ
り、安定して上糸張力を検出することができないので、
ひいては演算した適正上糸張力の値がばらついて、安定
した糸調子の実現ができないという問題があった。
て、前記従来の技術の問題点を解決し、種々の布と糸の
組合せに対する縫い上がりを良好にできるミシン糸調子
装置を提供することを目的とするものである。
め、請求項1に記載の発明のミシンの糸調子装置は、上
糸を保持して上下動する針と、下糸を保持するボビンを
収納して前記針と協働する釜と、上糸供給源から針に至
る糸道中に配置されて上糸張力に影響を与える上糸張力
調整手段と、該上糸張力調整手段から針に至る糸道中に
配置されて上糸張力を検出する上糸張力検出手段と、上
糸が釜を越えた後から加工布の下面に至る間の上糸引き
抜き時の前記上糸張力を検出する糸引き抜き張力検出手
段と、下糸の引き出し張力を計測または入力する下糸張
力検出手段と、前記糸引き抜き張力検出値と前記下糸張
力検出値とに基づき適正上糸張力を求める適正上糸張力
決定手段とを有するミシンの糸調子装置において、前記
適正上糸張力に関する値を保持する適正上糸張力保持手
段と、前記適正上糸張力決定手段の出力と前記適正上糸
張力保持手段の出力とを切り換えて出力する切換手段
と、上糸張力が前記切換手段の出力値となるように前記
上糸張力調整手段を作動させる上糸張力制御手段とを備
えたものである。
載の切換手段は、ミシン回転数に関する情報を検出する
ミシン回転数検出手段を備え、ミシン回転数情報に応じ
て前記切換手段を作動するように構成したものである。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の適正上糸
張力保持手段は、1針以上の針数に対して前記適正上糸
張力の出力を累積する累積手段と、前記累積手段による
累積値と前記針数に基づいて上糸張力を算出する適正上
糸張力学習手段とを備え、前記切換手段は、学習モード
を設定する学習モード設定手段を備え、前記学習モード
の設定値に基づいて前記切換手段を作動するように構成
したものである。
明する。図1は上糸張力調整装置を備えたミシンの概略
構成図であり、ミシン本体1はアーム部2とベッド部3
とからなり、アーム部2内に配置した主軸4の一端はミ
シンフレーム1の後端から突出し、該一端に取付くプー
リ5に巻掛けしたベルト6をベッド下方に設置されたミ
シンモータ7の駆動プーリに巻掛けし、このミシンモー
タ7の駆動により主軸4を一定方向に回転させる。アー
ム部2内にて前記主軸4の他端に連結した天秤クラン
ク、針棒クランクロッド等を介して天秤8や針棒9を上
下往復動させる。
給源としての糸巻き10から出た上糸11は、糸掛け1
2、13a,13b、及び前記主軸4に同期して上下動
する天秤8と針棒9の先端の針15までの糸道を経て供
給される。なお、前記糸道中には、上糸張力調整手段と
しての糸把持アクチュエータ18と、上糸11の張力を
検出するための上糸張力検出手段としての上糸張力セン
サ19とが配置されている。
6を供給するための、下糸16を保持するボビンを備え
た従来から公知の構造の釜17と、下糸張力検出手段と
しての下糸張力センサ21とが配置されている。そし
て、図1に示すように、アーム部2の一端部近傍には、
前記主軸4と一体的に回転する円盤に切欠き形成された
スリットの箇所を検出するためのフォトインタラプタ、
オプトアイソレータ等の検出器にて信号を検出するよう
に構成された主軸回転センサ14が配置されている。こ
の主軸回転センサ14はミシン回転数検出手段を構成す
るものであって、アブソリュート形のロータリエンコー
ダにて構成しても良い。主軸回転センサ14から出力さ
れる位相信号パルスにて、主軸4の回転角度(針15の
上下位置に対応する回転位相)を検出する。また、前記
位相信号パルスの隣合う立ち上がりエッジの時間間隔を
計測するタイマーを備え(図示せず)、このタイマーで
計測する時間により、主軸4の単位時間当たりの回転数
(以下、ミシン回転数という)を同時に検出することが
できるものである。
る制御装置20が設置されている。前記糸把持アクチュ
エータ18は、図2に示すように、ミシンのアーム部2
に螺子等にて固定したL型金具23の一端と、その他端
に一体的に形成されたヒンジ部24との間に積層圧電素
子22を、その伸縮方向と直交する両面が挟まれるよう
に固定する。そして、ヒンジ部24には糸把持アーム2
5を取付け、該糸把持アーム25の先端の平坦状の糸把
持部25aと適宜隙間を隔てて対峙する位置に糸把持対
向体26を固定する。
すると、当該積層圧電素子22がその積層方向に伸長
し、ヒンジ部24の梃の原理により、積層圧電素子22
の伸長歪み量を拡大し、糸把持アーム25の先端側の糸
把持部25aと糸把持対向体6との間で上糸11を把持
するように構成されている。実施例では、積層圧電素子
22に対する印加電圧が0Vのとき、糸把持部25aと
糸把持対向体26との間隔が上糸11の太さより大きく
なり、当該上糸11が完全に把持から開放され、積層圧
電素子22に100Vの電圧を印加した状態では、上糸
11をしっかりと把持するように設定されている。
に、アーム部2に基端を固定された張力センサ保持体2
7に片持ち梁状に突出させた金属板28の自由端側上面
に設けられて糸掛け13a,13b間で上糸11が掛け
られる鉤状の上糸掛け29と、前記金属板28の下面に
張設した歪みゲージ等の歪センサ30と、抵抗R1,R
2,R3からなる抵抗ブリッジ回路31と、このブリッ
ジ回路31の出力を差動増幅して上糸張力に対応する正
の電圧を出力する差動増幅回路32とからなり、上糸1
1の張力によって生じる金属板29の歪を歪センサ30
の抵抗値の変化として検出する。なお、この上糸張力セ
ンサ18は、後述するように、上糸11が釜17を越え
た後から加工布33の下面に至る間の上糸引き抜き時の
上糸張力を検出するための糸引き抜き張力検出手段とし
ても機能する。
るための下糸張力検出手段としての下糸張力センサ21
を示し、ベッド部3の針板40の下方であって、釜17
の上方に配置され、基端を針板40等の適宜箇所に固定
された金属板35には縫い針15及び上糸11、下糸1
6が通過しうる糸挿通孔36が穿設され、金属板35の
下面には、歪みゲージ37が張設されている。前記上糸
張力センサ19と同様に、抵抗ブリッジ回路38と、こ
のブリッジ回路38の出力を差動増幅して下糸張力に対
応する正の電圧を出力する差動増幅回路39とを備え、
前記糸挿通孔36に挿通した下糸16が金属板35に接
触するとき、その下糸16の張力によって生じる金属板
35の歪みを、歪みゲージ37の抵抗値の変化として検
出するものである。
ロック図を示し、該制御装置20は、マイクロコンピュ
ータ等の中央処理装置(CPU)と、図示しない入出力
インターフェイスと、後述するミシンの上糸の張力を調
整する等の制御を実行する制御プログラムを記憶させた
読み出し専用メモリ(ROM)と、各種制御データ等を
記憶させる随時読み書き可能メモリ(RAM)等を備
え、入力インターフェイスには、前記主軸回転センサ1
4と、上糸張力センサ19の差動増幅回路32からのア
ナログ出力値をデジタル値に変換するA/D変換器41
と、下糸張力センサ21の差動増幅回路39からのアナ
ログ出力値をデジタル値に変換するA/D変換器42
と、前記下糸張力センサ21とを接続して、それぞれの
検出値をCPUに入力する。また、CPUに接続する出
力インターフェイスには、前記上糸張力調整手段として
の糸把持アクチュエータ18を駆動するための糸把持駆
動回路44と、ミシンモータ7を駆動するためのモータ
駆動回路45とを接続する。
しながら、中央処理装置(CPU)によって実行される
上糸張力調整制御について説明する。縫製開始すると、
初期処理として、主軸回転センサ14により主軸回転角
度θを検出し(ステップS71)、下糸引き出し位相
(θ=60°)となるまで待機する(ステップS72:
no)。下糸引き出し位相になると(ステップS72:ye
s )、その時の下糸張力Tbを下糸張力センサ21にて
検出し、メモリに格納する(ステップS73)。また、
検出した上糸張力Tuの値の格納に使うメモリ(以下T
uメモリという)内の情報(データ)、及び針数Nが格
納された針数カウンタのメモリ(データ)をクリアする
(ステップS74)。通常これらのメモリは随時読み書
き可能メモリ(RAM)内に確保されている。
テップS75)、上糸引き抜き位相のやや手前(θ=3
00°)となるまで待機する(ステップS76:no)。
そして、上糸引き抜き位相になったら(ステップS7
6:yes )、前記ステップS71〜ステップS76の初
期処理を完了し、次に繰り返し実行される主処理(適正
上糸張力決定処理)(ステップS77)に移行し、その
適正上糸張力に保持するように上糸張力制御した状態
(ステップS78)にて縫製を実行するものである。
理では、まず主軸回転センサ14によって主軸回転角度
θを再度検出し(ステップS81)、そのθが糸引き抜
き位相(315°≦θ≦345°)か、針上死点(θ=
0°)か、あるいは布締め位相(30°≦θ≦90°)
かを判断して(ステップS82〜S84)、それ以外の
位相であるときにはステップS81に戻る。
糸張力Tuとの関係を図9のグラフで示すと、上糸引き
抜き位相では微弱な上糸張力(上糸引き抜き張力Tp)
が発生し、また、布締め位相では強い上糸張力(布締め
張力Tt)が発生している。本処理では、この上糸引き
抜き張力Tpに続いて布締め張力Ttの最適化を図る制
御を行うものである。この上糸引き抜き張力Tpは図4
で示すような状態で発生する張力、即ち、上糸11のな
すループが釜17を越えた後から前記上糸11が引き上
げられて前記ループの下端が加工布33の下面に至るま
での間において発生する張力であって、上糸が比較的自
由な状態にあり、加工布33と上糸11との摩擦、ある
いは上糸11と針孔40a、天秤8等との摩擦等によっ
て生じるものである。なお、上糸引き抜き位相前と針上
死点位相近傍において、上糸張力のピークがあるが、こ
れらのピークは本発明の処理には関係がないので詳細な
説明を省略する。
相を待って主処理に移行するため、初期処理を終えた直
後は、中央処理装置(CPU)は、上糸引き抜き位相で
あると判断する(ステップS82:yes )。そして、そ
のときのミシン回転数Nmが低速基準値Nrb以下である
か否かを判断する(ステップS85)。ここで、低速基
準値Nrbとは上糸引き抜き張力Tpの検出が可能と考え
られるうちの最高のミシン回転数である。
rb以下であれば(ステップS85:yes )、上糸張力T
uを検出して、その値をTuメモリ内に格納し(ステッ
プS86)、次いで、適正張力演算フラグFoを0にク
リアし(ステップS87)、その後、ステップS81に
戻り、後述の適正上糸張力To演算を実行することにな
る。
rb以下であるときには、安定して上糸張力Tuを検出す
ることができるので、後述するように、適宜の針数間
で、適正上糸張力Toを演算した結果を用いて、当該適
正上糸張力の値Toに保持するように上糸張力Tuを制
御する。そして、ミシン回転数Nmが低速基準値Nrb以
上の時には、その低速基準値Nrbを越える直前に演算さ
れた適正上糸張力Toの値に切り換えて、この値をもっ
て上糸張力Tuを制御するのである。
°回転する毎に1度、割り込み処理によって実行され、
上糸引き抜き位相(315°≦θ≦345°)の間では
上糸張力Tuが11回計測され、この11個の上糸張力
Tuの値がすべて個別にTuメモリ内に格納される。な
お、前記ステップS86は糸引き抜き張力検出手段とし
て機能する。
い)ときには、釜17越えの時の上糸11のばたつきに
より、安定して上糸張力Tuを検出することができず、
ひいては適正上糸張力演算値にばらつき、または誤差が
生じて、安定した糸調子の実現ができない。そこで、ミ
シン回転数Nmが低速基準値Nrbを越えたときには、そ
の状態での適正上糸張力演算値を出力することを中央処
理装置(CPU)によって阻止し、それまでに求められ
た最新の(ミシン回転数Nmが低速基準値Nrbを越える
直前に演算された結果の)適正上糸張力演算値Toが保
持されているので、この値に(前記CPUによって)切
り換えて、それに基づいて、上糸張力Tuを制御するも
のである。従って、この切り換え手段は、後述するよう
に、主軸回転センサ14の計測結果による中央処理装置
(CPU)の判断である。
2:yes )、且つ針上死点となったとき(ステップS8
3:yes )、再度、ミシン回転数Nmが低速基準値以下
であるか否かを判断し(ステップS88)、ミシン回転
数Nmが低速基準値以下であって(ステップS88:ye
s )、適正上糸張力演算が終了していないとき、即ち適
正張力演算フラグFoが1でないとき(ステップS8
9:no)には、以下に述べる適正上糸張力演算処理を実
行する。
納された上糸張力Tuの値から糸引き抜き張力Tpを算
出する(ステップS90)。なお、前記ステップS88
は切換手段として機能する。実施例では、最新の11個
の上糸張力Tuの値のうち小さい順に5個抽出し、その
平均値を計算して糸引き抜き張力Tpを算出する。ここ
で、小さい方の値を採用するのは、例えば、上糸11が
たまたま異物に引っ掛かる等の偶発的な張力の増大(上
昇)が多々あるのに対し、上糸が切れたときは別として
偶発的に張力が低下することは少なく、従って、比較的
小さな値が所定の上糸引き抜き張力Tpであると考えら
れるためである。また、5個の値の平均値を採用するの
は、計測誤差等もあって張力の低下が全く起こらないと
は限らないため、最小値を採用するよりは信頼性がある
ためである。
Tpに基づいて、基準上糸張力Tref を算出する(ステ
ップS91)。この基準上糸張力Tref は、下糸張力T
bを20gに設定した場合の上糸引き抜き張力Tpに対
応する適正上糸張力であり、事前に実験的に上糸引き抜
き張力Tpを種々変更して採取され、上糸引き抜き張力
Tpをパラメータとするデータとして予め読み出し専用
メモリ(ROM)に記憶させておく。なお、本実施例に
おいては、図10(a)に示すように、横軸に上糸引き
抜き張力Tp、縦軸に基準上糸張力Tref をとってグラ
フ化すると、ほぼ線形に近い強い相関関係がある。この
相関関係は、布や糸の種類をそれぞれ変更して組合せて
も変わらないことが実験により確認されている。従っ
て、布や糸の種類が変わったとしても上糸引き抜き張力
Tpが決まれば基準上糸張力Trefを求めることができ
るのである。
正係数Mを算出し(ステップS92)、この上糸張力補
正係数Mと前記基準上糸張力Tref とから適正上糸張力
Toを算出する(ステップS93)。ここで、適正上糸
張力Toは、図10(a)に示した基準上糸張力Tref
のグラフに対して、傾きのみ異なる直線または曲線の関
係にあることが実験的に判明している。従って、この傾
きの変換を行う上糸張力補正係数Mがわかれば、適正上
糸張力Toを上糸張力補正係数Mと基準上糸張力Tref
の積として求めることができる。そこで、事前に実験的
に下糸張力Tbを種々変更して採取された上糸張力と基
準上糸張力Tref とに基づいて上糸張力補正係数Mを算
出し、下糸張力Tbをパラメータとするデータとして予
め読み出し専用メモリ(ROM)に記憶しておく。な
お、本実施例においては、図10(b)に示すように、
横軸に下糸張力Tb、縦軸に上糸張力補正係数Mをとっ
てグラフ化したものを記憶させている。なお、前記ステ
ップS91〜ステップS93は適正上糸張力決定手段と
して機能する。
は、随時読み書き可能メモリ(RAM)上のメモリ領域
に記憶させて保持し、且つ、図1に示すようにミシンの
アーム2の側面等に設けた7セグメント蛍光表示パネ
ル、または液晶表示パネル等の表示装置50に表示して
オペレーターに現在設定されている適正上糸張力Toを
示す(ステップS94)と共に、適正上糸張力演算終了
フラグFoを1に設定してこの演算を終了させて(ステ
ップS95)、ステップS81に戻り、布締め位相(3
0°≦θ≦90°)となるまで待機する(ステップS8
4)。なお、前記ステップ94は適正上糸張力保持手段
として機能する。
から、布締め位相であると判断すると(ステップS8
4:yes )、前記上糸張力センサ19によって検出した
上糸張力Tuが前記演算され、且つ保持された適正上糸
張力Toとなるように、中央処理装置(CPU)により
糸把持アクチュエータ18を制御するのである(ステッ
プS96)。このステップ96が上糸張力制御手段とし
て機能する。
前述の適正上糸張力Toにて布締めがなされる。そし
て、下糸引き出し位相(θ=60°)であれば(ステッ
プS97)、その時の下糸張力Tbを下糸張力センサ2
1にて検出してメモリに格納した(ステップS98)の
ち、下糸引き出し位相でなければ(ステップS97:n
o)そのまま、ステップS81に戻り、布締め位相の間
はステップS96〜S98の処理を繰り返して上糸張力
調整がなされる。布締め位相が終わると再び上糸引き抜
き位相を待って、上記の処理が繰り返される。
を越えた後から加工布33の下面に至る間は針の上死点
に比較して長い位相区間であり、且つその区間の上糸引
き抜き時の上糸張力Tuは絶対値は比較的小さいが、ば
たつきが少なく安定しているから、その上糸張力Tuの
検出値にばらつきや検出誤差が少ない。しかも、ミシン
回転数Nmが所定の低速基準値Nrb以下である場合に
は、安定して上糸張力Tuを検出することができるの
で、中央処理装置(CPU)によってリアルタイムで適
正上糸張力Toを演算した結果を用いて、当該適正上糸
張力Toの値に保持するように上糸張力Tuを制御す
る。従って、1針毎にリアルタイムで上糸11の張力が
最適になるように制御され、最適な布締め張力にて布締
めして縫製できる。そして、ミシン回転数Nmが低速基
準値Nrb以上の時には、その低速基準値Nrbを越える直
前に演算された適正上糸張力Toの値に切り換えて、こ
の値をもって上糸張力Tuを制御するので、ミシン回転
数が高速で、安定した上糸張力の計測ができない状態で
も、上糸11の張力が最適になるように制御され、最適
な布締め張力Toにて布締めして縫製できることになる
のである。
や糸の違いによって生じる摩擦抵抗の違いを反映してい
るので、様々な布や糸の組合せに対しても適正な値とな
る。この結果、上糸及び下糸の結節点が図14に示すよ
うに加工布33の厚さ方向の略中央に形成される、いわ
ゆる糸締まり率がほぼ100%の状態の良好な縫い上が
りとなる。
ては、下糸張力を実際に計測して補正を行うので、下糸
張力に応じて自動的に上糸張力も変わり、オペレーター
が下糸張力を変更しても上糸張力の調整が不要である。
加えて、上糸張力がどれくらいに調整されたかについて
表示装置50にて確認できるので至極便利である。次
に、コンピュータによる学習モード機能による上糸張力
調整制御としての第2実施例について、図11に示すフ
ローチャートを参照しながら説明する。初期処理につい
ては図7と同一であるのでその説明は省略し、主処理に
ついてのみ説明する。
よって主軸回転角度θを再度検出し(ステップS11
1)、そのθが糸引き抜き位相(315°≦θ≦345
°)か、針上死点(θ=0°)か、あるいは布締め位相
(30°≦θ≦90°)かを判断して(ステップS81
12〜S114)、それ以外の位相であるときにはステ
ップS111に戻る。
張力Tuとの関係は、図9のグラフで示し、且つ前記実
施例で説明したものと同じであるので、詳細な説明は省
略する。さて、中央処理装置(CPU)は、上糸引き抜
き位相であると判断すれば(ステップS112:yes
)、学習モードに入ったか否かを判断する(ステップ
S115)。ミシンのアーム部2の表面等に学習モード
設定手段としての、学習モード入力スイッチ51を備
え、所望により、オペレーターがこのスイッチ51をO
NまたはOFFに設定する。
1をONにして(ステップS115、yes )、インチン
グスピード(最も遅いミシン速度)で縫製し、その時の
上糸張力Tuを検出して、その値をTuメモリ内に格納
し(ステップS116)、次いで、適正張力演算フラグ
Foを0にクリアして(ステップS117)後、ステッ
プS111に戻り、後述の適正上糸張力To演算を実行
することになる。なお、前記ステップS116は糸引き
抜き張力検出手段として機能する。
度)で縫製すれば、前記第1実施例における低速基準値
Nrbの場合と同様に、安定して上糸張力Tuを検出する
ことができるので、後述するように、1針毎の適正上糸
張力Toを演算し、その数針分の平均値を上糸張力学習
値Tsとして算出する。そして、オペレーターが学習モ
ードをOFFに戻し(切り換えて)、通常縫製モードと
し、前記インチングスピードより高速回転数による縫製
を実行するのであり、この通常縫製モードでは、学習モ
ードのときに演算された結果を用いて、上糸張力学習値
Tsを目標上糸張力として保持するように上糸張力Tu
を制御するものである。
回転する毎に1度、割り込み処理によって実行され、上
糸引き抜き位相(315°≦θ≦345°)の間では上
糸張力Tuが11回計測され、この11個の上糸張力T
uの値がすべて個別にTuメモリ内に格納される。前記
適正上糸張力Toを演算し、その複数針分の平均値を上
糸張力学習値Tsを算出するため、まず上糸引き抜き位
相を越え(ステップS112:yes )、且つ針上死点と
なったとき(ステップS113:yes )、再度、学習モ
ードであるか否かを判断し(ステップS118)、学習
モードであって(ステップS118:yes )、適正上糸
張力演算が終了していないとき、即ち適正張力演算フラ
グFoが1でないとき(ステップS119:no)には、
前記ステップS116にてTuメモリに格納された上糸
張力Tuの値から1針毎に糸引き抜き張力Tpを算出す
る(ステップS120)。なお、前記ステップS118
は切換手段として機能する。
抜き張力Tpに基づいて、基準上糸張力Tref を算出し
(ステップS121)、次いで、下糸張力Tbに基づい
て上糸張力補正係数Mを算出し(ステップS122)、
この上糸張力補正係数Mと前記基準上糸張力Tref とか
ら適正上糸張力Toを算出する(ステップS123)。
この場合の基準上糸張力Tref や上糸張力補正係数M等
の関係は、前記図10(a)及び図10(b)で示し、
前記第1実施例で説明したものと同様であるので再度の
説明を省略する。なお、前記ステップ121〜ステップ
123は適正上糸張力決定手段として機能する。
力Toをそのまま採用すると、計測誤差等よりばらつき
が大きくなるおそれがあるので、複数針の縫製時の平均
値を適正上糸張力として採用するため、中央処理装置
(CPU)等に設けられた上糸張力累積カウンタ(図示
せず)にて適宜設定された針数Nとその針数分だけ累積
させた累積適正上糸張力Toa(=Toa+To)とを
算出する(ステップS124)。そして、その算術平均
値を上糸張力学習値Ts(=Toa/N)を演算して求
める(ステップS125)。なお、前記ステップS12
4は累積手段として、また、前記ステップ125は適正
上糸張力学習手段として機能する。
可能メモリ(RAM)上のメモリ領域に記憶させて保持
し、且つ、図1に示すようにミシンのアーム2の側面等
に設けた7セグメント蛍光表示パネル、または液晶表示
パネル等の表示装置50に表示してオペレーターに現在
設定されている適正上糸張力Toを示す(ステップS1
26)と共に、適正上糸張力演算終了フラグFoを1に
設定してこの演算を終了させて(ステップS127)、
ステップS111に戻り、布締め位相(30°≦θ≦9
0°)となるまで待機する(ステップS114)。前記
ステップS126は適正上糸張力保持手段として機能す
る。
Fのときのいずれにおいても、ステップS111で検出
した主軸回転角度θから、布締め位相であると判断する
と(ステップS114:yes )、前記演算された上糸張
力学習値Tsを目標上糸張力とするように、中央処理装
置(CPU)により上糸張力調整手段としての糸把持ア
クチュエータ18を制御するのである(ステップS12
8)。このステップ128は上糸張力制御手段として機
能する。
前述の上糸張力学習値Tsを目標上糸張力とするように
布締めがなされる。なお、下糸引き出し位相(θ=60
°)であれば(ステップS129)、その時の下糸張力
Tbを下糸張力センサ21にて検出してメモリに格納し
た(ステップS130)のち、下糸引き出し位相でなけ
れば(ステップS129:no)そのまま、ステップS1
11に戻り、布締め位相の間はステップS128〜S1
30の処理を繰り返して上糸張力調整がなされる。
ペレーターが学習モードに設定して低速縫製を実行しつ
つ、その時の複数針分の適正上糸張力Toを計測して、
これに基づいて上糸張力学習値Tsを算出して記憶し、
次いで、通常縫製モードに切り換えて高速の縫製を実行
するときには、前記上糸張力学習値Tsを目標の上糸張
力値とするように縫製作業を実行すれば、安定した上糸
引き出し張力が得られ高速縫製状態でも安定した糸調子
を得ることができるのである。
ードスイッチ51を学習モードから通常縫製モードに切
り換える(またはモード設定スイッチを学習モード側が
OFFとなるようにセットする)とき、前記適正上糸張
力Toを出力しないように構成しても良い。また、前記
第1実施例及び第2実施例の変形例として、下糸張力T
bを下糸張力センサ21にて検出するのではなく、オペ
レーターが別途任意に設定できる下糸張力入力スイッチ
52または数値入力用や機能表示用のキーを使って、任
意の値の下糸張力Tbを入力するように構成しても良
い。この場合、通常の縫製で実験的に判明している最適
な下糸張力値が20gであることがわかっている。そこ
で、このような値をオペレーターが表示装置付き下糸張
力入力スイッチ52等にて入力するものである。
び第2実施例における初期処理としての下糸張力の検出
は不要である。その代わり、主処理中の基準上糸張力T
refの算出のステップと、上糸張力補正係数Mの算出の
ステップとの間等で下糸張力Tbの値を入力して、この
値を所定のメモリに記憶させ、必要な時にメモリから読
み出すように構成すれば良い。さらに、本変形例におい
ては、布締め位相(30°≦θ≦90°)の間で下糸張
力の検出をする必要もない。その他の処理は第1実施例
や第2実施例と同じであるので、詳細な説明は省略す
る。
度の低い状態での安定した適正上糸張力Toを算出で
き、この値を元にして高速縫製時の1針ごとにリアルタ
イムで上糸11の張力を最適に制御することができ、最
適な布締めがなされる。また、算出された適正上糸張力
は様々な種類の布や糸の組合せに対しても適正な値とな
る結果、いわゆる糸締まり率がほぼ100%の状態の良
好な縫い上がりとなる。
要とするので、その分のコストダウンを図ることができ
ると共に、上糸張力補正係数Mの算出等の処理を通じて
任意に入力された下糸張力値に応じて自動的に上糸張力
も変更されるから、上糸張力の手動による調整が不要で
あるという効果は、前記第1実施例及び第2実施例と同
様に奏するものである。
明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
の種々の態様を採用することができる。例えば、上糸張
力調整手段としての糸把持アクチュエータ18は、応答
速度に優れた積層圧電素子に代えて、応答速度は低いが
廉価な電磁ソレノイドのように電磁力を用いるものであ
っても良い。
た結果の適正上糸張力Toの値自体をメモリに保持する
ものに代えて、その算出の元になる上糸張力Tuや下糸
張力Tbの値を適正上糸張力に関する値としてメモリに
て保持するものであっても良い。さらに、本実施例の制
御手段として、前記マイクロコンピュータ等のソフト的
な構成に代えて、適正上糸張力決定手段、適正上糸張力
保持手段、前記適正上糸張力決定手段からの出力と適正
上糸張力保持手段からの出力とを切り換える切換手段及
び前記上糸張力が切換手段の出力値になるように上糸張
力調整手段を作動させる上糸張力制御手段を、ハード的
な電気回路にて構成するようにしても良いのである。
に記載の発明のミシンの糸調子装置は、上糸を保持して
上下動する針と、下糸を保持するボビンを収納して前記
針と協働する釜と、上糸供給源から針に至る糸道中に配
置されて上糸張力に影響を与える上糸張力調整手段と、
該上糸張力調整手段から針に至る糸道中に配置されて上
糸張力を検出する上糸張力検出手段と、上糸が釜を越え
た後から加工布の下面に至る間の上糸引き抜き時の前記
上糸張力を検出する糸引き抜き張力検出手段と、下糸の
引き出し張力を計測または入力する下糸張力検出手段
と、前記糸引き抜き張力検出値と前記下糸張力検出値と
に基づき適正上糸張力を求める適正上糸張力決定手段と
を有するミシンの糸調子装置において、前記適正上糸張
力に関する値を保持する適正上糸張力保持手段と、前記
適正上糸張力決定手段の出力と前記適正上糸張力保持手
段の出力とを切り換えて出力する切換手段と、上糸張力
が前記切換手段の出力値となるように前記上糸張力調整
手段を作動させる上糸張力制御手段とを備えたものであ
る。
工布の下面に至る間は針の上死点に比較して長い位相区
間であり、且つその区間の上糸引き抜き時の上糸張力は
絶対値は比較的小さいが、ばたつきが少なく安定してい
るから、その上糸張力の検出値にばらつきや検出誤差が
少ない。その上、ミシンの回転数が小さいときには、そ
の安定度が一層向上する。
検出値に基づいて算出された適正上糸張力の値にもばら
つきが発生しないから、低速縫製等の場合のように、そ
の状態の適正上糸張力の値を適正上糸張力決定手段によ
り出力して、これに基づいて上糸張力調整手段を制御す
れば、リアルタイムて上糸張力を最適値に制御すること
ができる。
定した上糸張力の検出が不適切な場合には、前述のよう
に適正上糸張力決定手段により予め算出された値を、前
記適正上糸張力保持手段に保持させ、その値を出力する
ように切換手段にて切り換えて、これに基づいて上糸張
力調整手段を制御すれば良い。このように構成すること
により、ミシン回転数の変動に拘らず常に安定した上糸
張力となるようにして縫製仕上がりを良好に保持するこ
とができる。
の違いによって生じる摩擦抵抗の違いを反映しているの
で、様々な布や糸の組合せに対しても適正な値となる。
この結果、上糸及び下糸の結節点が加工布の厚さ方向の
略中央に形成される、いわゆる糸締まり率がほぼ100
%の状態の良好な縫い上がりとなる。請求項2に記載の
発明では、請求項1に記載の切換手段が、ミシン回転数
に関する情報を検出するミシン回転数検出手段を備え、
ミシン回転数情報に応じて前記切換手段を作動するよう
に構成したものである。
か低速かを検出し、ミシン回転数が所定の値以下である
場合には、安定して上糸張力を検出することができるの
で、適正上糸張力決定手段によってリアルタイムで適正
上糸張力を演算した結果を用いて、当該適正上糸張力の
値に保持するように上糸張力を制御すれば、1針毎にリ
アルタイムで上糸の張力が最適になるように制御され、
最適な布締め張力にて布締めして縫製できる。そして、
ミシン回転数が所定の値以上の時には、その値を越える
直前に演算された適正上糸張力の値に切り換えて、この
値をもって上糸張力を制御するので、ミシン回転数が高
速で、安定した上糸張力の計測ができない状態でも、上
糸張力が最適になるように制御され、最適な布締め張力
にて布締めして縫製できることになるのである。
載の適正上糸張力保持手段は、1針以上の針数に対して
前記適正上糸張力の出力を累積する累積手段と、前記累
積手段による累積値と前記針数に基づいて上糸張力を算
出する適正上糸張力学習手段とを備え、前記切換手段
は、学習モードを設定する学習モード設定手段を備え、
前記学習モードの設定値に基づいて前記切換手段を作動
するように構成したものである。
た上糸張力を検出することできる低速縫製を実行し、こ
の学習モードで得られた結果の1針毎の適正上糸張力を
複数出力して累積手段にて累積しているから、その平均
値をもって上糸張力学習値とすることで、ばらつきのな
い適正上糸張力が得られる。そして、通常の高速補正を
実行するときには、学習モードをOFFにする等に設定
することで、前記算出された上糸張力学習値を上糸張力
の目標値となるように上糸張力調整装置を作動させれば
良い。また、一旦得られた上糸張力学習値をクリア(消
去)しない限り、この値を何度でも通常の縫製モード時
に使用できるから、縫製作業の効率化にも寄与できる。
である。
ある。
る。
ートである。
抜き張力と基準上糸張力との関係を示すグラフ、(b)
は下糸張力と上糸張力補正係数との関係を示すグラフで
ある。
ャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 上糸を保持して上下動する針と、 下糸を保持するボビンを収納して前記針と協働する釜
と、 上糸供給源から針に至る糸道中に配置されて上糸張力に
影響を与える上糸張力調整手段と、 該上糸張力調整手段から針に至る糸道中に配置されて上
糸張力を検出する上糸張力検出手段と、 上糸が釜を越えた後から加工布の下面に至る間の上糸引
き抜き時の前記上糸張力を検出する糸引き抜き張力検出
手段と、 下糸の引き出し張力を計測または入力する下糸張力検出
手段と、 前記糸引き抜き張力検出値と前記下糸張力検出値とに基
づき適正上糸張力を求める適正上糸張力決定手段とを有
するミシンの糸調子装置において、 前記適正上糸張力に関する値を保持する適正上糸張力保
持手段と、 前記適正上糸張力決定手段の出力と前記適正上糸張力保
持手段の出力とを切り換えて出力する切換手段と、 上糸張力が前記切換手段の出力値となるように前記上糸
張力調整手段を作動させる上糸張力制御手段とを備えた
ことを特徴とするミシンの糸調子装置。 - 【請求項2】 前記切換手段は、ミシン回転数に関する
情報を検出するミシン回転数検出手段を備え、 ミシン回転数情報に応じて前記切換手段を作動するよう
に構成したことを特徴とする請求項1に記載のミシンの
糸調子装置。 - 【請求項3】 前記適正上糸張力保持手段は、1針以上
の針数に対して前記適正上糸張力の出力を累積する累積
手段と、 前記累積手段による累積値と前記針数に基づいて上糸張
力を算出する適正上糸張力学習手段とを備え、 前記切換手段は、学習モードを設定する学習モード設定
手段を備え、 前記学習モードの設定値に基づいて前記切換手段を作動
するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
ミシンの糸調子装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03266595A JP3582126B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ミシンの糸調子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03266595A JP3582126B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ミシンの糸調子装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08224391A true JPH08224391A (ja) | 1996-09-03 |
| JP3582126B2 JP3582126B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=12365172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03266595A Expired - Fee Related JP3582126B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | ミシンの糸調子装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3582126B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007301052A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Yamato Sewing Mach Co Ltd | 帯状物縫着方法および装置 |
| KR20170120136A (ko) | 2015-02-25 | 2017-10-30 | 도카이 고교 미싱 가부시키가이샤 | 재봉틀에 있어서의 박음질 품질 관리 |
| JP2018062725A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | Spiber株式会社 | 衣類製造管理装置、衣類製造管理方法、衣類受注製造システム、及びプログラム |
| WO2018070415A1 (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | Spiber株式会社 | 衣類製造管理装置、衣類製造管理方法、衣類受注製造システム、及びプログラム |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP03266595A patent/JP3582126B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR20170120136A (ko) | 2015-02-25 | 2017-10-30 | 도카이 고교 미싱 가부시키가이샤 | 재봉틀에 있어서의 박음질 품질 관리 |
| US10450684B2 (en) | 2015-02-25 | 2019-10-22 | Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha | Sewing quality control in sewing machine |
| JP2018062725A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | Spiber株式会社 | 衣類製造管理装置、衣類製造管理方法、衣類受注製造システム、及びプログラム |
| WO2018070415A1 (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | Spiber株式会社 | 衣類製造管理装置、衣類製造管理方法、衣類受注製造システム、及びプログラム |
| CN109804406A (zh) * | 2016-10-12 | 2019-05-24 | 丝芭博株式会社 | 服装制造管理设备、服装制造管理方法、服装订制系统和程序 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3582126B2 (ja) | 2004-10-27 |
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