JPH08224514A - 動力散布機 - Google Patents

動力散布機

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JPH08224514A
JPH08224514A JP3347695A JP3347695A JPH08224514A JP H08224514 A JPH08224514 A JP H08224514A JP 3347695 A JP3347695 A JP 3347695A JP 3347695 A JP3347695 A JP 3347695A JP H08224514 A JPH08224514 A JP H08224514A
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metering
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belt
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Yukio Kawarazuka
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Kyoritsu Noki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調量操作機構の誤操作を合理的かつ確実に防止
できようされた動力散布機を提供すること。 【構成】車輪17,19を備えた基体11に、散布物が
貯留される貯留タンク70と、該貯留タンク70内の散
布物を散布するための搬送風を生成する送風機20と、
該送風機20及び前記車輪19の駆動源となる原動機3
0と、が搭載される。貯留タンク70のシャッター73
の開閉操作を行うためのシャッター操作機構60のシャ
ッター開動作を阻止する誤操作防止機構8の解除動作を
送風機20への動力伝達を断接するベルトテンションク
ラッチ40の動作に連動させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦畔等を走行しながら
農薬、肥料、種子等の粉粒状や液状の散布物の散布作業
を行うようにされた動力散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】水田の防除、施肥等に使用される動力散
布機としては、従来、背負い式のものが一般的である
が、この背負い式の動力散布機は、貯留タンク、送風機
及び原動機等の機体部分だけでも相当重いのに、それに
加えて前記貯留タンクに貯留された散布すべき農薬、肥
料、種子等の重量も付加されるので、それを背負って足
場の悪い畦畔や圃場を歩行しながら散布作業を行うこと
は極めて重労働となり、最近における農業従事者の高齢
化等を考慮すると、貯留タンク、送風機及び原動機等を
台車に搭載して走行させながら散布作業を行えるように
なすことが望まれる。
【0003】このような要望に応えるべく、例えば、実
公平4−50929号公報にも見られるように、車輪を
備えた基体(台車)に、散布物が貯留される貯留タンク
と、該貯留タンク内の前記散布物を散布するための搬送
風を生成する遠心式送風機と、該送風機の駆動源となる
原動機としてのエンジンと、を搭載するとともに、押動
ハンドルを設け、前記台車を前記押動ハンドルを押して
走行させながら前記エンジンにより前記送風機を駆動
し、この送風機に連結された噴管等の散布器具を介して
散布作業を行うようにされた走行式動力散布機が提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如き従来の走行式動力散布機にあっては、次のような改
善すべき課題があった。 一般に、上記した如くの走行式(手押し式及び自走
式)の動力散布機にあっては、貯留タンクに設けられた
散布量調節手段のシャッターを開閉操作するための調量
操作機構が設けられ、この調量操作機構に備えられる調
量操作レバー(通常、ハンドルのグリップ近傍に配置さ
れる)を操作することにより、前記シャッターが開き、
その開いた隙間から散布物が排出されて、送風機が作動
していればそれにより生成される搬送風に乗って送風機
のファンボリュートケース及びそれに接続された噴管等
を通じて散布物が外部に散布されることになる。ところ
が、前記送風機が停止しているのに、前記調量操作機構
の操作レバーを誤って操作してしまうと、従来の操作機
構では、シャッターが開いて散布物が排出されてしま
い、送風機を作動させた初期に一度に大量の粉粒体が散
布されてしまうといった問題が生じていた。
【0005】また、走行式の動力散布機にあっては、
通常、基体の後部にハンドルが作業者の背丈に合わせて
そのグリップの高さ位置を変更できるようにして取り付
けることが望ましい。一方、前記調量操作機構として
は、前記ハンドルにおける前記グリップの近傍に配置さ
れた調量操作レバーと、前記基体の前後方向に沿って配
置され、一端部が前記調量操作レバーに連結されてその
回動操作量に応じて回転せしめられる操作ロッドを備え
たものが考えられている。このような調量操作機構にお
いては、前記ハンドルのグリップの高さ位置が変更され
ると、前記調量操作レバー及び前記操作ロッドを前記ハ
ンドルと一体に変位させなければならないので、前記操
作ロッドの長さ及びそれを支持するロッド支持部材の姿
勢を変更することが要求されるが、従来においてはこの
ような要求を満たす方策は見当たらず、ハンドルのグリ
ップの高さ位置を変更した際に散布量の調整等に不具合
が生じるとともに、グリップの高さ位置調節が困難であ
った。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、特に、調量操作機構の誤操
作を合理的かつ確実に防止でき、また、ハンドルのグリ
ップの高さ位置を変更する際に調量操作機構の操作ロッ
ドの長さ及びそれを支持するロッド支持機構の姿勢を容
易に変更することができて、散布量の調節等に不具合の
生じるおそれがないようされた動力散布機を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る動力散布機は、車輪を備えた基体に、
散布物が貯留される貯留タンクと、該貯留タンク内の散
布物を散布するための搬送風を生成する送風機と、該送
風機の駆動源となる原動機と、が搭載され、前記原動機
の動力が前記送風機にベルトを介して伝達されるととも
に、その動力伝達を必要に応じて選択的に断接すべく前
記ベルトにベルトテンションクラッチが添設され、前記
貯留タンクからの排出量を調節する散布量調節手段を操
作するための調量操作機構が設けられることに加えて、
この調量操作機構の誤作動を防止するための誤操作防止
機構が設けられる。
【0008】そして、この誤操作防止機構は、前記ベル
トテンションクラッチに連動するようにされ、前記ベル
トテンションクラッチが非伝達状態にあるときには前記
調量操作機構による前記散布量調節手段の開動作を阻止
する規制状態をとり、前記ベルトテンションクラッチが
伝達可能状態にされたときに初めて、開動作を許容する
許容状態をとるようにされる。
【0009】また、本発明に係る動力散布機の他の一つ
は、車輪を備えた基体に、散布物が貯留される貯留タン
クと、該貯留タンク内の散布物を散布するための搬送風
を生成する渦型送風機と、該送風機の駆動源となる原動
機と、が搭載され、前記基体の後部に、ハンドルがその
グリップの高さ位置を変更できるようにして取り付けら
れるとともに、前記貯留タンクからの排出量を調節する
散布量調節手段を操作するための調量操作機構が設けら
れ、該調量操作機構は、前記ハンドルにおける前記グリ
ップの近傍に配置された調量操作レバーと、前記基体の
前後方向に沿って配置され、一端部が前記調量操作レバ
ーに一体的に連結されてその回動操作量に応じて回転せ
しめられる直列的に連結された複数本の直線状の操作ロ
ッドと、該操作ロッドを、その軸線回りの回動と長手方
向の移動と上下方向の揺動とを許容するように支持する
ロッド指示機構と、複数に分割された前記操作ロッド相
互の軸線方向離隔距離を変更可能に連結する連結手段と
を具備して構成されている。
【0010】
【作用】前述の如くの構成とされた本発明に係る動力散
布機においては、ベルトテンションクラッチに連動する
誤操作防止機構により、ベルトテンションクラッチが非
伝達状態にあるときには、調量操作機構の開動作が阻止
され、前記ベルトテンションクラッチが伝達可能状態に
されたときに初めて、それに連動して前記誤操作防止機
構による前記開動作が解除されされるので、送風機が停
止しているときに、前記調量操作機構の調量操作レバー
に誤って触れる等しても散布量調節手段は開かず、従っ
て、散布物が不所望に排出されてしまって排出通路が塞
がれたり、あるいは送風機を作動させた初期に一度に大
量の散布物が散布されてしまうといった問題を防止でき
る。
【0011】また、本発明に係る他の一つの動力散布機
においては、ハンドルのグリップの高さ位置を変更する
ときには、ロッド支持機構が前記ハンドルに対して揺動
することにより、前記操作ロッドの上下方向の揺動が許
容され、また、連結手段により複数に分割された前記操
作ロッド相互の軸線方向離隔距離を変更することで、そ
れらの全長が調整されるので、前記調量操作レバー及び
前記操作ロッドを前記ハンドルと一体に変位させること
が可能となり、ハンドルのグリップの高さ位置を変更し
た際に散布量の調節等に不具合を生じなくすることがで
きる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係る動力散布
機の一実施例を示す側面図、平面図、正面図である。図
示例の動力散布機10は、粉粒状の散布物の散布作業に
適したものの一例であり、枠形のフレーム12、それに
梯子状に横架された2本の横メンバー14,14、及び
それらの上に載設された受け板15からなる基体11の
前端部及び後端部に、畦畔上を安定走行できるようにそ
れぞれ空気入りタイヤからなる前輪17とゴムラグ付き
の広幅円筒状の後輪19とが回転自在に軸架されてい
る。前記前輪17及び後輪19の後方側にはスクレーパ
ー(土除去板)18,18が配設されている。また、前
記基体11の前端部上には前記基体11の直進操向操作
を容易にするラインマーカ29が立設されている。
【0013】前記基体11上には、4個のゴム等のクッ
ション材からなる防振部材27,27,27,27を介
して遠心式の送風機20が、そのファン25の回転軸2
4が鉛直線に沿うように立てられた状態、言い換えれば
バーチカル形式で配置されている。この送風機20の、
その上面に吸気口20Aを備えたファンボリュートケー
ス22における前記基体11の前側の中央部上には、散
布すべき農薬、肥料、種子等の散布物が貯留される貯留
タンク70の接続部72が連結支持されており、この貯
留タンク70内の散布物は、前記連結支持部72に設け
られた散布量調節手段を構成するシャッター73が開か
れると案内通路部71から前記ファンボリュートケース
22に落下せしめられて、前記送風機20により生成さ
れる搬送風に乗って、前記ファンボリュートケース22
の終端の吹出口22aに連結される後述する噴管85や
噴頭99を介して外部に散布される。
【0014】また、前記送風機20の前記ファンボリュ
ートケース22における前記基体11の後側の中央部上
面には、前記送風機20及び前記後輪19の兼用駆動源
となる小型空冷二サイクルガソリンエンジン30が筒状
の支持取付部28に、そのクランクシャフト32を前記
ファン25の回転軸24と同様に、鉛直線に沿うように
立てた状態で固定保持されていて、機体全体としての重
心点を前記後輪19側へ寄せて、走行安定性を高めてい
る。
【0015】さらに、前記基体11の後部両側には左右
一対のハンドル61A,61Bの基端取付部67が固定
板68を介して取り付けられている。前記ハンドル61
A,61Bの上端部にはグリップ62A,62Bが設け
られるとともに、クラッチ操作レバー63A,63Bが
設けられている。ここでは、前記ハンドル61A,61
Bの基端取付部67に、上下に二本のボルト69,69
が螺入される螺子穴が形成され、また、前記固定板68
には前記下側のボルト69が挿通せしめられる挿通穴6
8cが形成されるとともに、上側に前記挿通穴68Cを
中心に所定の角度間隔をあけて2個の挿通穴68a,6
8bが形成されており、前記上側のボルト69を前記固
定板68の前方の挿通穴68bを通じて前記基端取付部
67の螺子穴に螺入したときには、前記ハンドル61
A,61B及びそのグリップ62A,62Bが図1にお
いて実線で示される如くの比較的高い高さ位置をとり、
前記上側のボルト69を前記固定板68の後方の挿通穴
68aを通じて前記基端取付部67の螺子穴に螺入した
ときには、前記ハンドル61A,61Bのグリップ62
A,62Bが図1において一点鎖線で示される如くの比
較的低い高さ位置をとるようにされる。このように、本
例では、ハンドル61A,61Bが基体11に、そのグ
リップ62A,62Bの高さ位置を2段階に変更できる
ようにして取り付けられているが、前記固定板68の上
側の挿通穴は2個以上設けても良く、下例の挿通穴68
Cを中心として円弧状に形成して、無段階調節式として
も良い。
【0016】前記エンジン30の動力は、必要に応じ
て、前記クランクシャフト32に固定された大径駆動プ
ーリー33、Vベルト37、及び従動プーリー35を介
して前記ファン25の回転軸24に伝達されるととも
に、前記クランクシャフト32に固定された小径駆動プ
ーリー34、Vベルト38、従動プーリー36、中継シ
ャフト39、ユニバーサルジョイント39A、減速機4
5、小径スプロケットホイール46、チェーン47、大
径スプロケットホイール48を介し、適宜減速されて前
記後輪19に伝達される。
【0017】ここでは、前記両Vベルト37、38によ
る前記エンジン30の動力伝達を必要に応じて断接し得
るようにすべく、前記両Vベルト37,38は、それぞ
れ対の前記送風機20側の前記プーリー33と35の間
及び前記後輪19側の前記プーリー34と36との間に
緩く掛け回された弛緩状態(非伝達状態)、と後述する
ベルトテンションクラッチ40,50により動力伝達に
適したテンションが与えられる緊張状態(伝達可能状
態)とを選択的にとることができるようにされている。
【0018】図2に示す如く、前記送風機20側の前記
Vベルト37に添設されたベルトテンションクラッチ4
0は、その一端部に前記Vベルト37に圧接せしめられ
るテンションローラ43が取着された揺動レバー41を
有している。この揺動レバー41の中央部は固定部(こ
こでは前記送風機20の上面)に植立されたピン42に
より揺動可能に軸支されるとともに、その他端部がボー
デンケーブル64Aを介して前記左側のクラッチ操作レ
バー63Aに接続されており、さらに、前記テンション
ローラ43が前記Vベルト37から離間する方向にバネ
44により常時付勢されている。従って、前記クラッチ
操作レバー63Aが作業者の手で握持されていないとき
には、前記揺動レバー41が前記バネ44の付勢力によ
り所定位置に保持されているので、前記テンションロー
ラ43が前記Vベルト38から離間して前記ベルトテン
ションクラッチ40が遮断(非伝達)状態をとり、この
ときには前記Vベルト37が弛緩状態とされるので、前
記送風機20への動力の伝達は行われない。それに対
し、前記クラッチ操作レバー63Aを握り締めると、前
記揺動レバー41が前記バネ44の付勢力に抗して揺動
し、前記Vベルト37側に倒れ込む接続(伝達可能)状
態をとり、前記Vベルト37が緊張状態にされてそれに
よる動力の伝達が行われる。それにより、前記送風機2
0のファン25が回転せしめられて散布用の搬送風が生
成される。
【0019】一方、前記後輪19側の前記Vベルト38
に添設された前記ベルトテンションクラッチ50も、前
記送風機20側の前記クラッチ40と同様に、その一端
部に前記Vベルト38に圧接せしめられるテンションロ
ーラ53が取着された揺動レバー51を有している。こ
の揺動レバー51の中央部は固定部に植立されたピン5
2により揺動可能に軸支されるとともに、その他端部が
ボーデンケーブル64Bを介して前記右側のクラッチ操
作レバー63Bに接続されており、さらに、前記テンシ
ョンローラ53が前記Vベルト38から離間する方向に
バネ54により常時付勢されている。従って、前記クラ
ッチ操作レバー63Bが作業者の手で握持されていない
ときには、前記揺動レバー51が前記バネ54の付勢力
により所定位置に保持されているので、前記テンション
ローラ53が前記Vベルト38から離間して前記ベルト
テンションクラッチ50が遮断(非伝達)状態をとり、
このときには前記Vベルト38が弛緩状態とされるの
で、前記後輪19側への動力の伝達は行われない。それ
に対し、前記クラッチ操作レバー63Bを握り締める
と、前記揺動レバー51が前記バネ54の付勢力に抗し
て揺動し、前記Vベルト38側に倒れ込む接続(伝達可
能)状態をとり、前記Vベルト38が緊張状態にされて
それによる動力の伝達が行われる。その結果、前記エン
ジン30の動力が前記後輪19に伝達されて前記基体II
が駆動走行せしめられる。本実施例では、前記クラッチ
操作レバー63A、63Bから手を放せば、作業がただ
ちに中断されるので、安全である。
【0020】さらに、前記送風機20におけるファンボ
リュートケース22の終端部を形成する前記吐出口22
aに長さ調整可能に立ち上げられた噴管85が連結さ
れ、該噴管85の先端部に、多数の散布口が一直線上に
並ぶように形成されるとともに、末端部が閉塞された可
撓性を有する薄肉ビニールホース92が連結される継手
90が回動自在に連結され、この継手90の外周に円弧
状の歯車91が固定されるとともに、前記噴管85の先
端部に前記歯車91に噛合するピニオン88が固定され
た直流モーター87がブラケット86を介して取り付け
固定されている。
【0021】また、前記継手90の外周部には、該継手
90内に配置された、前記ホース92の前記散布口から
の吐風圧を調整するための風圧調整板94を回動させる
ための直流モーター95が取り付け固定されている。そ
して、以上の構成に加えて本実施例の前記動力散布機1
0においては、前記貯留タンク70に設けられた散布量
調節手段を構成するシャッター73を、散布物の排出量
を調節するために開閉操作するシャッター操作機構60
が設けられるとともに、前記ベルトテンションクラッチ
40が非伝達状態にあるときには、前記シャッター操作
機構60のシャッター開動作を阻止して前記シャッター
73が開かないように阻止する規制状態をとり、前記ベ
ルトテンションクラッチ40が伝達可能状態にされたと
きには、前記シャッター操作機構60の前記シャッター
開動作を許容する許容状態をとるように、前記ベルトテ
ンションクラッチ40に連動する誤操作防止機構8(後
述)が設けられている。
【0022】前記シャッター操作機構60は、前記ハン
ドル61A,61Bの上部の前記グリップ62A,62
Bの近傍に横架された横ロッド65に配設された計量目
盛付き案内部75に左右へ揺動及び調節位置保持可能に
支持された調量操作レバー74と、前記基体11の前後
方向に沿って配置され、一端部が前記調量操作レバー7
4に一体的に連結されてその回動操作量に応じて回動せ
しめられる直列的に連結された3本の直線状の操作ロッ
ド76A,76B,76Cと、前記ハンドル61A、6
1B側の前記操作ロッド76A,76Bを、その軸線回
りの回動と長手方向の移動と上下方向の揺動とを許容す
るように支持するロッド指示機構6と、前記操作ロッド
76A,76Bをそれら相互の軸線方向離隔距離を変更
可能に連結するターンバックル状の長さ調整連結具77
とを具備して構成されている。
【0023】前記ロッド支持機構6は、図4をも参照す
ればよくわかるように、前記ハンドル61A,61Bに
その一端部が連結された左右一対の筒状ロッド66A,
66B、それらを連結する連結ロッド66D、この連結
ロッド66Dに回動自在に外嵌された回動スリーブ66
C、前記操作ロッド76Aが回動及び軸線方向へ移動可
能に遊挿される支持スリーブ66F、及び前記回動スリ
ーブ66Cと前記支持スリーブ66Fとを互いに直交状
に連結する連結部材66Eからなっている。
【0024】また、前記長さ調整連結具77は、その内
周の上半分と下半分に前記操作ロッド76A,76Bの
対向端部に逆向きに形成された一対の雄ねじ部に螺合す
る互いに逆向きの一対の雌ねじ部が形成されており、該
長さ調整連結具77を回動させることにより、前記操作
ロッド76A,76B相互の軸線方向離隔距離が変更さ
れてそれらの接合全長が変えられる。
【0025】前記シャッター操作機構60における前記
貯留タンク70側の前記操作ロッド76Bと操作ロッド
76Cとは、互いにユニバーサルジョイント78を介し
て連結されるとともに、前記操作ロッド76Cは、その
中間部分が軸受部材96で回動自在に支持されるととも
に、その前端部が別の軸受部材79により回動自在に支
持されている。そして、前記操作ロッド76Cの前端部
と前記シャッター73との間には、図5及び図6を参照
すればよくわかるように、前記操作ロッド76Cの回動
角度に応じて前記シャッター73を開閉するリンク機構
5が配設されている。このリンク機構5は、前記操作ロ
ッド76Cの前端部の端面に溶接等により固定された揺
動アーム55と、前記シャッター73の回動支軸80に
ナット部材59で固定される長穴57aを有する調量ア
ーム57と、両端部が前記揺動アーム55の下端部と前
記調量アーム57の下端部にそれぞれ揺動可能に連結さ
れた連結リンク56と、からなっている。この場合、前
記調量アーム57の有効長さは、該調量アーム57を前
記回動支軸80に対して上下方向に移動させること、言
い換えれば、前記ナット部材59による前記回動支軸8
0の前記長穴57aに対する固定位置に応じて調整さ
れ、これにより散布物の種類や性状等に応じて前記操作
ロッド76Cの単位回動角度、すなわち、前記計量目盛
付案内部75により規制される前記調量操作レバー74
の単位揺動角度あたりの前記シャッター73の開閉量を
変更できるようになっている。
【0026】一方、前記誤操作防止機構8は、図5及び
図6を参照すればよくわかるように、前記送風機20の
上面に植立された支軸82によりその中央部が揺動可能
に軸支された誤操作防止レバー81を有しており、この
誤操作防止レバー81における前記シャッター操作機構
5に近い方の右端部81aにはストッパー83の左端部
が枢着されている。このストッパー83は、前記シャッ
ター73が閉状態にあるときにおいて前記調量アーム5
7の左側面に圧接して、該調量アーム57が前記シャッ
ター73を開く方向に揺動すること(シャッター開動
作)を阻止するように働くもので、その中間部分が軸線
回りに(水平面内で)回動し得るようにされた摺動ガイ
ド部材84に遊挿されるとともに、その右端当接部83
aが前記シャッター操作機構5の調量アーム57の左側
面に圧接し得るようにされている。また、前記誤操作防
止レバー81における前記ベルトテンションクラッチ4
0側の左端部81bと前記ベルトテンションクラッチ4
0における前記ボーデンケーブル64Aが連結された前
記揺動レバー41の左端部とが連結ロッド98により連
結されている。
【0027】したがって、前記送風機20が作動してい
ないとき、言い換えれば、前記送風機クラッチ操作レバ
ー63Aが握持されていないときには、前述した如く
に、前記ベルトテンションクラッチ40が非伝達状態を
とり(図6の実線)、このときには、前記したバネ44
の付勢力により前記揺動レバー41及び前記連結ロッド
98を介して前記誤操作防止レバー81が、図6におい
て実線で示される如くの、前記ストッパー83を前記調
量アーム57側に強固に押圧した揺動位置をとり、前記
ストッパー83の先端当接部83aが前記調量アーム5
7の左側面に強固に圧接し、それにより、前記誤操作防
止機構8は、前記シャッター操作機構60のシャッター
開動作を阻止する規制状態をとる。
【0028】それに対し、前記送風機20が作動したと
き、言い換えれば、前記送風機クラッチ操作レバー63
Aが握り締められたときには、前述した如くに、前記ベ
ルトテンションクラッチ40が伝達可能状態をとり(図
6の一点鎖線)、このときには、前記誤操作防止レバー
81が、前記揺動レバー41により前記連結ロッド98
を介して図6において実線で示される揺動位置から一点
鎖線で示される如くの、前記ストッパー83を前記調量
アーム57から引き離す揺動位置へと回動し、それによ
り、前記ストッパー83の先端当接部83aが前記調量
アーム57の左側面から離間し、前記誤操作防止機構8
は、前記シャッター操作機構60のシャッター開動作を
許容する許容状態をとる。
【0029】このように本実施例においては、前記ベル
トテンションクラッチ40に連動する前記誤操作防止機
構8により、前記ベルトテンションクラッチ40が非伝
達状態にあるときには、前記シャッター操作機構60の
シャッター開動作が阻止され、前記ベルトテンションク
ラッチ40が伝達可能状態にされたときに初めて、前記
シャッター操作機構60の動作が許容される。そのた
め、前記送風機20が停止しているときに、前記シャッ
ター操作機構60の前記調量操作レバー74に誤って触
れる等しても前記シャッター73は開かず、従って、散
布物が不所望に排出されてしまい、通路が塞がれたり、
前記送風機20を作動させた初期に一度に大量に散布さ
れてしまうといった問題を防止できる。
【0030】また、前記ハンドル61A,61Bの前記
グリップ62A,62Bの高さ位置を変更するときに
は、前記ロッド支持機構6を構成する前記回動スリーブ
66C、前記連結部材66E及び前記軸受部材66Fが
前記ハンドル61A,61Bに対して前後方向へ揺動す
るので、前記操作ロッド76A,76Bの上下方向の揺
動が許容され、また、前記調整連結具77により、分割
された前記操作ロッド76A,76B相互の軸線方向離
隔距離を変更することでそれらの全長が調整されるの
で、前記調量操作レバー74及び前記操作ロッド76
A,76Bを前記ハンドル61A,61Bの高さ位置変
更に対応して変位させることが可能となり、前記ハンド
ル61A,61Bのグリップ62A,62Bの高さ位置
を変更した際に散布量の調整等に不具合を生じなくする
ことができる。
【0031】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなし
に設計において、種々の変更ができるものである。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明による動力散布機は、調量操作機構の誤操作を合理的
かつ確実に防止でき、また、ハンドルのグリップの高さ
位置を変更する際に調量操作機構の操作ロッドの長さ及
びそれを支持するロッド支持機構の姿勢を容易に変更す
ることができて、散布量の調整に不具合が生じるおそれ
のないようにできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力散布機の一実施例を示す側面
図。
【図2】図1に示される動力散布機の平面図。
【図3】図1に示される動力散布機の正面図。
【図4】図1に示される動力散布機に備えられるロッド
支持機構の説明に供される部分拡大断面図。。
【図5】図1に示される動力散布機に備えられるシャッ
ター操作機構及び誤作動防止機構の説明に供される部分
拡大立面図。
【図6】図1に示される動力散布機に備えられるシャッ
ター操作機構及び誤作動防止機構の説明に供される部分
拡大平面図。
【符号の説明】
6 ロッド支持機構 8 誤操作防止機構 10 動力散布機 11 基体 17 前輪 19 後輪 20 送風機 24 回転軸 25 ファン 30 原動機 37 ベルト 40,50 ベルトテンションクラッチ 60 調量操作機構 61A,61B ハンドル 62A,62B グリップ 63A,63B クラッチ操作レバー 70 貯留タンク 73 散布量調節手段 74 調量操作レバー 76A,76B,76C 操作ロッド 77 長さ調整連結手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪17,19を備えた基体11に、散
    布物が貯留される貯留タンク70と、該貯留タンク70
    内の散布物を散布するための搬送風を生成する送風機2
    0と、該送風機20の駆動源となる原動機30と、が搭
    載され、 前記原動機30の動力が前記送風機20にベルト37を
    介して伝達されるとともに、その動力伝達を必要に応じ
    て選択的に断接すべく前記ベルト37にベルトテンショ
    ンクラッチ40が添設され、 前記貯留タンク70からの排出量を調節する散布量調節
    手段73を操作するための調量操作機構60が設けら
    れ、 前記ベルトテンションクラッチ40に連動するようにさ
    れ、該ベルトテンションクラッチ40が非伝達状態にあ
    るときには前記調量操作機構60による前記散布量調節
    手段73の開動作を阻止する規制状態をとり、前記ベル
    トテンションクラッチ40が伝達可能状態にされたとき
    には、開動作を許容する許容状態をとる誤操作防止機構
    8が設けられてなる動力散布機。
  2. 【請求項2】 車輪17,19を備えた基体11に、散
    布物が貯留される貯留タンク70と、該貯留タンク70
    内の散布物を散布するための搬送風を生成する送風機2
    0と、該送風機20の駆動源となる原動機30と、が搭
    載され、 前記基体11の後部に、ハンドル61A,61Bがその
    グリップ62A,62Bの高さ位置を変更できるように
    して取り付けられるとともに、 前記貯留タンク70からの排出量を調節する散布量調節
    手段73を操作するための調量操作機構60が設けら
    れ、 該調量操作機構60は、前記ハンドル61A,61Bに
    おける前記グリップ62A,62Bの近傍に配置された
    調量操作レバー74と、前記基体11の前後方向に沿っ
    て配置され、一端部が前記調量操作レバー74に一体的
    に連結されてその回動操作量に応じて回転せしめられる
    直列的に連結された複数本の直線状の操作ロッド76
    A,76B,76Cと、該操作ロッド76A,76B
    を、その軸線回りの回動と長手方向の移動と上下方向の
    揺動とを許容するように支持するロッド支持機構6と、
    複数に分割された前記操作ロッド76A,76B相互の
    軸線方向離隔距離を変更可能に連結する連結手段77と
    を具備して構成されていることを特徴とする動力散布
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327899A (ja) * 2000-05-23 2001-11-27 New Delta Ind Co 自走式動力噴霧機
JP2002034423A (ja) * 2000-07-28 2002-02-05 Minoru Industrial Co Ltd 薬液噴霧車
JP2008032135A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Yanmar Co Ltd 補機駆動装置

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