JPH08224702A - 鋸 刃 - Google Patents
鋸 刃Info
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- JPH08224702A JPH08224702A JP7003318A JP331895A JPH08224702A JP H08224702 A JPH08224702 A JP H08224702A JP 7003318 A JP7003318 A JP 7003318A JP 331895 A JP331895 A JP 331895A JP H08224702 A JPH08224702 A JP H08224702A
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- Japan
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- cutting
- blade
- cutting blade
- blades
- cut
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B33/00—Sawing tools for saw mills, sawing machines, or sawing devices
- B27B33/02—Structural design of saw blades or saw teeth
- B27B33/08—Circular saw blades
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
Abstract
ができて、仕上げ加工が必要でない鋸刃を提供する。 【構成】 切断刃1と、この切断刃1の切断路上にあっ
て切断刃1の表面又は切断方向Bの前方の少なくとも一
方に突出した切断刃1よりも刃巾の小さい切込み刃2と
から構成する。切込み刃2で木材の繊維を切込み、切断
刃1で切断路A内の繊維を切断する。
Description
る。
94038号公報が知られている。この従来例にあって
は、切断刃のみを連続して形成して鋸刃を構成してあ
り、このため、切断時に「けば」や「かえり」が発生
し、切断面が奇麗にならないという問題がある。
すると、「けば」や「かえり」とは木の繊維の片側だけ
を切断し、木の繊維がめくれあがったもの、あるいは、
木の繊維がシャープに切断されず、むしり取られたも
の、あるいは、木の繊維が切断されず、めくれあがった
ものを言い、「けば」と「かえり」の違いは、めくれの
大きいものを「かえり」、めくれの小さいものを「け
ば」と呼んでおり、寸法的に切断巾程度のものを「け
ば」、それ以上のものを「かえり」と呼んでいる。図5
0において、30が「けば」、31が「かえり」を示し
ている。Cは木材を示している。
「かえり」の発生につき図51に基づいて説明すると、
最初に刃先1′により木材Cよりなる被切断物を切断し
た場合図51(a)のイ部分は繊維が切断されている。
そして、次に刃先1″により切断する際、図51(b)
のロ部分を刃先1″により切断するのであるが、この部
分は右側がすでに刃先1′により切断してあるので繊維
が片持ち状となっており、したがって、刃先1″により
図51のロ部分が切断されにくく、木の繊維が立ち上が
って「けば」や「かえり」が発生しやすくなるという問
題があり、このため、従来にあっては仕上げ加工が必要
となる。
この従来の切断刃1においては、切断刃に一方の側縁が
切断方向に突出するように横掬い角を設けた構造となっ
ているが、このものにおいては、切断方向への突出が一
側端のみであるため、すぐに切断刃1がきて他側端にめ
くれるようなかたちで「けば」や「かえり」が発生して
しまう。つまり、次にくる逆の横掬い角を持った切断刃
1では前の切断刃で発生した「けば」や「かえり」を防
止することができない。
の問題点に鑑みて発明したものであって、「けば」や
「かえり」の発生を防止することができて、仕上げ加工
が必要でなく、しかも、切粉をスムーズに排出できて切
粉が溜まって目詰まりするのを防止でき、また、切粉の
受け入れ体積を増加させて目詰まりが発生しないように
でき、更に、切断面の側面の仕上げ加工を行うことがで
き、また、切断動力を小さくすることができる鋸刃を提
供するにある。
決して本発明の目的を達成するため、本発明の鋸刃は、
切断刃1と、この切断刃1の切断路上にあって切断刃1
の表面又は切断方向Bの前方の少なくとも一方に突出し
た切断刃1よりも刃巾の小さい切込み刃2とから成るこ
とを特徴とするものである。
の前方における切断路Aの両側縁部に設けて成ることも
好ましい。また、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃
2を切断方向Bにずらして成ることも好ましい。また、
切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向Bと
直交する方向に対向して設けて成ることも好ましい。
の前方における切断路Aの側縁以外の位置に設けて成る
ことも好ましい。また、互いに横掬い角が異なる切断刃
1を並設して成ることも好ましい。また、切込み刃2を
切断刃1の表面の切断路Aの両側縁部に設けて成ること
も好ましい。
路Aの側縁以外の部分に設けて成ることも好ましい。ま
た、切断刃1の両側縁が共に切断方向に突出する切込み
刃2となるように横掬い角を設けて成ることも好まし
い。また、切断刃1の両側縁及び中間部に切込み刃2を
設けて成ることも好ましい。
断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設けて成るこ
とも好ましい。また、切断刃1の両側縁を切断方向に突
出した切込み刃2とし、切断刃1の表面を切断方向と直
交する方向において傾斜させることも好ましい。また、
切断刃1表面と両側縁とに切込み刃2を設けて成ること
も好ましい。
と反対方向に凹となるような弧状として成ることも好ま
しい。また、切断刃1の側面に孔3を形成して成ること
も好ましい。また、両側縁が切込み刃2となった切断刃
1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃が
し刃20を設けることも好ましい。
1の表面に切粉逃がしの溝21を設けることも好まし
い。また、複数に並んだ切断刃1の両側縁がそれぞれ切
込み刃2となるように切断刃1の前縁部をV字状又はU
字状とし、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底
部が切断方向に対して変位した位置にあることも好まし
い。
れぞれ切込み刃2となるように切断刃1の前縁部を切断
方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃1の表面を
切断方向と交差する方向において切断刃1の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜
部分の底部の位置を切断方向に対して変位させることも
好ましい。
設けることも好ましい。また、切断刃1の前縁部に設け
たV状又はU状の切込み刃2に対向する後縁部を非直線
状にすることも好ましい。また、掬い面上に溝24を設
けて成ることも好ましい。また、切断刃1の前縁部をV
状又はU状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切
刃28を設けることも好ましい。
切断刃1を設けていない部分の表面を傾斜させることも
好ましい。また、切断刃1側面の切断方向Bに段差25
又はテーパを設けて成ることも好ましい。また、切断刃
1側面の切断刃1表面側に段差26を付けて切刃60を
突設することも好ましい。
の切刃60の側面部分に段差27を設けることも好まし
い。また、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ掬い角を
設け、切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2に設けた掬
い角よりも大きくすることも好ましい。また、切込み刃
2の刃先角を切断刃1の刃先角よりも小さくすることも
好ましい。
逃し刃20が、切断刃1による切断方向Bと直交する方
向の断面が三角形状で且つ切断方向Bの前面が三角形状
面70となった三角錐台形状をしていることも好まし
い。
と、この切断刃1の切断路A上にあって切断刃1の表面
又は切断方向Bの前方の少なくとも一方に突出した切断
刃1よりも刃巾の小さい切込み刃2とから成る構成とす
ることで、切込み刃2で被切断物である木材Cの繊維を
切断し、切断刃1で切断路A内の木材Cの繊維を切断す
る。このように、木材Cの繊維を切断する刃と切断路内
を切断する刃とを分けることで「けば」や「かえり」の
発生を防止する。
Bの前方における切断路Aの両側縁部に設けることで、
切断路Aの両側の木材Cの繊維を切断できることにな
る。また、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切
断方向Bにずらすことで、切断路Aの両側の木材Cの繊
維をタイミングをずらして切断できることになる。ま
た、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向
Bと直交する方向に対向して設けると、切断路Aの木材
Cの繊維の両側を一度に切断できることになり、また、
この場合、切込み刃2を切断方向Bにずらすものと比較
して、切断刃1間の距離を短くできて切断刃1を増加さ
せることができて、切断抵抗を減少させることができ
る。
の前方における切断路Aの側縁以外の位置に設けること
で、切込み部2で切断路Aに切込みを入れ、切断刃1で
切断路A内を切断することになり、仮に「けば」が発生
しても最高でも「けば」の長さを切断路Aよりも短くで
きることになる。また、互いに横掬い角が異なる切断刃
1を並設することで、切込み刃2により繊維を切断する
と共に切断刃1により切断路A内を切断する際、切込み
刃2の一側縁側の先端を補助的な切込み刃として機能さ
せることが可能となる。
路Aの両側縁部に設けることで、切込み刃2を設けると
いえども切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて
切断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加さ
せることができて、切断抵抗を減少させることができ
る。また、切込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aの側
縁以外の部分に設けることで、切込み刃2で切断路Aに
切込みを入れ、切断刃1で切断路A内を切断することに
なり、仮に「けば」が発生しても最高でも「けば」の長
さを切断路Aよりも短くできることになる。また、切込
み刃2を設けるといえども切込み刃2を切断刃1間に設
ける場合に比べて切断刃1間の距離を短くできて、切断
刃1の数を増加させることができて、切断抵抗を減少さ
せることができることになる。
となるように横掬い角を設けてあることで、切断刃1で
切断路Aを切断する際に切断刃1の両側縁を切込み刃2
として切断路Aの両側縁部の繊維を切断することができ
ることになる。また、切断刃1の両側縁及び中間部に切
込み刃2を設けることで、切断刃1で切断路Aを切断す
る際に切込み刃2で切断路Aの両側縁及び中間部の繊維
を確実に切り込んで切断刃1で切断路Aを切断すること
ができる。
断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設けること
で、突出量の異なる切込み刃2で少しずつ繊維を切断で
きて、刃にかかる力を小さくできる。また、切断刃1の
両側縁を切断方向に突出した切込み刃2とし、切断刃1
の表面を切断方向と直交する方向において傾斜させるこ
とで、切込み刃2の角度を鋭くすることができてシャー
プに木材Cの繊維を切込むことができ、「けば」や「か
えり」の発生をいっそう確実に防止できる。
2を設けることで、繊維を切断する切込み刃2を多く設
けることができて、切込み刃2の刃先磨耗を少なくする
ことができる。また、切断刃1の刃先の形状を切断方向
Bと反対方向に凹となるような弧状とすることで、刃先
の強度を向上させることができる。
とで、切断時に発生する切断粉が切断刃1の側面の孔3
に逃げ込んで切断時の抵抗を軽減することができる。ま
た、両側縁が切込み刃2となった切断刃1の前面部の中
間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃がし刃20を設け
ることで、切断刃1前面に溜まろうとする切粉を切粉逃
し刃20により逃がすことができる。
1の表面に切粉逃がしの溝21を設けることで、切粉を
切粉逃しの溝21から後方に逃がすことができる。ま
た、複数に並んだ切断刃1の両側縁がそれぞれ切込み刃
2となるように切断刃1の前縁部をV字状又はU字状と
し、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底部が切
断方向に対して変位した位置にあることで、V字状又は
U字状の切断刃1の底部で切断が行われないようにで
き、この結果切断動力を小さくできる。
れぞれ切込み刃2となるように切断刃1の前縁部を切断
方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃1の表面を
切断方向と交差する方向において切断刃1の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜
部分の底部の位置を切断方向に対して変位させること
で、切断刃1の表面部の切断方向と交差する方向の傾斜
部分の底部の位置では切断されず、この結果切断動力が
小さくなる。
設けるものにおいては、小さな凹凸23がやすりの役目
をして切断と同時に切断面の側面が仕上げ加工がされる
ことになる。また、切断刃1の前縁部に設けたV状又は
U状の切込み刃2に対向する後縁部を非直線状にするも
のにおいては切断刃1の後方において切粉を受け入れる
部分の体積を増加させることができる。
いては、掬い面の表面の溝で切粉がばらばらにされ、こ
のことで、切粉が連続して発生せず、目詰まりを防止す
ることができる。また、切断刃1の前縁部をV状又はU
状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切刃28を
設けるものにおいては、V状又はU状の底部付近におい
ては最初に切刃28で切断するためV字状又はU字状の
底部で切断が行われることがなく、切断動力が小さくな
る。
切断刃1を設けていない部分の表面を傾斜させること
で、台金22の斜面に沿って切粉がスムーズに排出でき
ることになる。また、切断刃1側面の切断方向Bに段差
25又はテーパを設けることで、切断時に部材との接触
面積が減少し、切断動力を小さくできる。
差26を付けて切刃60を突設することで、切断時に部
材との接触面積が減少し、切断動力を小さくできる。ま
た、切断刃1側面に切刃60を設け、この切刃60の側
面部分に段差27を設けることで、切断時に部材との接
触面積が減少し、切断動力を小さくできる。また、切断
刃1の両側縁が共に切断方向に突出する切込み刃2とな
るように横掬い角を設けたものにおいて、切込み刃2及
び切断刃1にそれぞれ掬い角を設け、切断刃1に設けた
掬い角を切込み刃2に設けた掬い角よりも大きくするこ
とで、切断時に切込み刃2の小さな掬い角で被切断物で
ある木材Cの側面を切断することになって「けば」や
「かけ」などが発生しにくくなり、また切断刃1の大き
な掬い角で被切断物である切断材料をかき出すため切削
抵抗が小さくなる。
先角よりも小さくすることで、切断時に切込み刃2の小
さな刃先角で被切断物である木材Cのような材料の側面
を切断することになって「けば」や「かけ」などが発生
しにくくなり、また、切込み刃2の刃先角よりも大きな
刃先角の切断刃1により被切断物である切断材料をかき
出すので切削抵抗が小さくなる。
逃し刃20が、切断刃1による切断方向Bと直交する方
向の断面が三角形状で且つ切断方向Bの前面が三角形状
面70となった三角錐台形状をしていることで、切粉逃
し刃20によ切断刃1の前面に溜まろうとする切粉を切
粉逃し刃20により逃す際に切粉逃し刃20の前面の三
角形状面70から前方側に逃がして三角形状面70の前
方の台金22上に溜め、切断刃1が被切断物である木材
Cのような材料から出た時に切粉が外部に排出されるこ
とになる。このように切粉を切粉逃し刃20により逃す
際に切粉逃し刃20の前面の三角形状面70から前方側
に逃がして三角形状面70の前方の台金22上に溜める
ことができるため、切断刃1を突出している台金22と
切断材料である木材Cとの隙間に入らないようにでき
て、被切断物である木材Cのような材料と台金22との
接触抵抗が減少することになる。
て詳述する。本発明における鋸刃は例えば、ハイス鋼や
超硬合金に、TiNコーティングやダイヤコーティング
やショットピーニングなどのコーティングをしたものが
用いられる。また、製造方法としてはMIM(金属射出
成形法)による成形、研削による成形、あるいは、MI
Mと研削とを併用したものによる成形等が採用できる。
の切断路A上にあって切断刃1の表面又は切断方向Bの
前方の少なくとも一方に突出した切断刃1よりも刃巾の
小さい切込み刃2とから構成してある。つまり、切断路
Aを切断するための切断刃1と、この切断刃1とは別に
繊維を切断する切込み刃2を設けてある。ここで、切込
み刃2の高さは切断刃1の高さ以上の高さとなってい
る。切込み刃2としては切断刃1の表面に設けてもよ
く、あるいは切断方向Bに突出して設けてもよい。この
ように、切断刃1と切込み刃2とを設けることで、切込
み刃2で繊維を切断し、切断刃1で切断路A内の木材C
を切断することになる。
Bの前方位置に配置する実施例においては、切断路Aの
両側縁に配置する場合と、切断路Aの両側縁以外の位置
に配置する場合とがある。そして、切込み刃2を切断路
Aの両側縁部に設けることで、切断路Aの両側の木材C
の繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切断できる
ことになって「かえり」や「けば」の発生を防止でき
る。なお、MIM成形で成形するとピッチを小さくして
も刃を形成することが可能となり、この点でも「かえ
り」や「けば」の発生をできるだけ防止でき、したがっ
て、本発明のように切込み刃2を設けるものをMIM成
形で形成してピッチを小さくすることで、よりいっそう
「かえり」や「けば」の発生を防止できることになる。
断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁
に配置する実施例が示してある。ここで、図1に示す実
施例においては、切込み刃2を切断刃1の切断方向Bの
前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁に配置する
に当たり、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切
断方向Bにずらしてある。図1に示す実施例では両切込
み刃2の切断方向Bのずれ距離Lは1.0〜5.0mm
である。また、図1に示す実施例においては切込み刃2
の高さは切断刃1の高さよりも0.05〜0.50mm
高くなっている。つまり、図1における切込み刃2の高
さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mm
である。上記のような構成の鋸刃を用いて木材Cのよう
な被切断物を切断する順序は、図2に示すようにして行
われる。すなわち、まず、図2(a)のように被切断物
である木材Cの切断路Aの片側の切断方向Bの前方に位
置する切込み刃2aで切込み4aを入れ、次に、図2
(b)のように切断路Aの他の片側の切断方向Bの後方
に位置する切込み刃2bで切込み4bを入れ、次に、図
2(c)のように切断刃1で両切込み4a、4bの間を
切断して切断部5を形成する。ここで、鋸刃の移動がそ
れぞれ図1のa位置、b位置、c位置に進むことでそれ
ぞれ図2(a)、(b)、(c)のように切断が進むも
のであり、図1のa位置、b位置、c位置がそれぞれ図
2(a)、(b)、(c)に対応する。続いて図2
(d)のように次の切込み刃2aで切込み4aを入れ、
次に、図2(e)のように次の切込み刃2bで切込み4
bを入れ、次に、図2(f)のように次の切断刃1で両
切込み4a、4bの間を切断して切断部5を形成する。
図2(g)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえ
り」の発生のない状態に切断されている状態を示してい
る。このように切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2
を切断方向Bにずらしてあると、切断路Aの両側の木材
Cの繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切断でき
るのはもちろん、この場合、両側の切込み刃2によりタ
イミングをずらして切断するので、切断路Aの両側の木
材Cの繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切断す
るに当たり、刃にかかる力を小さくできることになる。
み刃2を切断刃1の切断方向Bの前方位置に配置する場
合、切断路Aの両側縁に配置するに当たり、切断路Aの
両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向Bと直交する方
向に対向して設けた例が示してある。つまりこの実施例
においては両切込み刃2は切断方向Bにはずれていない
ものである。また、図2における切込み刃2の高さと切
断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mmである
(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。上記のような構
成の鋸刃を用いて木材Cのような被切断物を切断する順
序は、図4に示すようにして行われる。すなわち、ま
ず、図4(a)のように被切断物である木材Cの切断路
Aの両側の切断方向の前方に位置する切込み刃2a、2
bで切込み4a、4bを入れ、次に、図4(b)のよう
に切断刃1で両切込み4a、4bの間を切断して切断部
5を形成する。ここで、鋸刃の移動がそれぞれ図3のa
位置、b位置に進むことでそれぞれ図4(a)、(b)
のように切断が進むものであり、図3のa位置、b位置
がそれぞれ図4(a)、(b)に対応する。続いて図4
(c)のように次の両切込み刃2a、2bで切込み4
a、4bを入れ、次に、図4(d)のように次の切断刃
1で両切込み4a、4bの間を切断して切断部5を形成
する。図4(e)が切断完了状態を示し、「けば」や
「かえり」の発生のない状態に切断されていることを示
している。このように切断路Aの両側縁部に設けた切込
み刃2を切断方向Bと直交する方向に対向して設ける
と、切断路Aの両側の木材Cの繊維を両側縁部に設けた
切込み刃2により切断できるのはもちろん、この場合、
図1のように切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を
切断方向Bにずらして配置したものに比べて、切断刃1
間の距離を短くできて切断刃1を増加させることができ
て、切断抵抗を減少させることができるものである。
断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁
以外の位置に切込み刃2を設けた実施例が示してある。
図5に示す実施例では切断路Aの切断方向Bと直交する
方向の略中央部に切込み刃2が設けてあり、図5におけ
る切込み刃2の高さと切断刃1との高さの差Hは0.0
5〜0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも
高い)。上記のような構成の鋸刃を用いて木材Cのよう
な被切断物を切断する順序は、図6に示すようにして行
われる。すなわち、まず、図6(a)のように被切断物
である木材Cの切断路Aの略中央部に切込み刃2で切込
み4を入れ、次に、図6(b)のように切断刃1で切断
路Aの巾方向にわたり切断して切断部5を形成する。こ
こで、鋸刃の移動がそれぞれ図5のa位置、b位置に進
むことでそれぞれ図6(a)、(b)のように切断が進
むものであり、図5のa位置、b位置がそれぞれ図6
(a)、(b)に対応する。続いて図6(c)のように
次の切込み刃2で切断路Aの略中央部に切込み4を入
れ、次に、図6(d)のように次の切断刃1で切断路A
の巾方向にわたり切断して切断部5を形成する。図6
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されていることを示している。
方向の略中央部よりも切断路Aの側縁側に片寄った場合
を示す実施例が示してある。つまり、図7においてM1
>M 2 である。また、この実施例でも、図7における切
込み刃2の高さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜
0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも高
い)。上記のような構成の鋸刃を用いて木材Cのような
被切断物を切断する順序は、切込み刃2により切込み4
の位置が切断路Aの巾方向にずれている以外は基本的に
は図6に示す実施例と同様の順序で行わる。
縁以外の位置に設けることで、切込み刃2で切断路Aに
切込みを入れ、切断刃1で切断路A内を切断することに
なり、仮に「けば」が発生しても最高でも「けば」の長
さを切断路Aよりも短くできることになる。ところで、
本発明において、切断刃1と、この切断刃1の切断路A
上にあって切断刃1の表面又は切断方向Bの前方の少な
くとも一方に突出した切断刃1よりも刃巾の小さい切込
み刃2とから構成して鋸刃を構成するに当たり、切断刃
1として互いに横掬い角が異なる切断刃1を並設するも
のであってもよい。
掬い角が異なる切断刃1を並設した一例が示してある。
図8の実施例は、切込み刃2を切断刃1の切断方向Bの
前方位置に配置する場合であり、図10の実施例は切断
路Aの両側縁以外の位置に切込み刃2を設けた実施例が
示してある。いま図8の実施例で説明すると、切断路A
の両側縁に配置する切込み刃2を切断方向Bにずらし
(実施例では1.0〜5.0mmずらしている)、更
に、切断刃1として横掬い角が異なる切断刃1a、1b
を並設してある。ここで、図8における切込み刃2の高
さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mm
である(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。切断刃1
a、1bの横掬い角α1 、α2 はそれぞれ30°〜60
°に設定してあり、また、図8に示すように両切断刃1
a、1bはそれぞれ横逃げ角β1 、β 2 をとってある。
また横逃げ角β1 、β2 は5°〜15°とする。上記の
ような構成の鋸刃を用いて木材Cのような被切断物を切
断する順序は、図9に示すようにして行われる。すなわ
ち、まず、図9(a)のように被切断物である木材Cの
切断路Aの片側の切断方向の前方に位置する切込み刃2
aで切込み4aを入れ、次に、図9(b)のように切断
路Aの他の片側の切断方向の後方に位置する切込み刃2
bで切込み4bを入れ、次に、図9(c)のように前方
の切断刃1aで両切込み4a、4bの間を切断して切断
部5aを形成し、次に、図9(d)に示すように後方の
切断刃1bで切断部5bを形成する。ここで、鋸刃の移
動がそれぞれ図8(a)のa位置、b位置、c位置、d
位置に進むことでそれぞれ図9(a)、(b)、
(c)、(d)のように切断が進むものであり、図8
(a)のa位置、b位置、c位置、d位置がそれぞれ図
9(a)、(b)、(c)、(d)に対応する。続い
て、図9(e)のように次の前の切込み刃2aで切込み
4aを入れ、次に、図9(f)のように次の後ろの切込
み刃2bで切込み4bを入れ、次に、図9(g)のよう
に次の前の切断刃1aで両切込み4a、4bの間を切断
して切断部5aを形成し、次に、次の後ろの切断刃1b
で切断部5bを形成する。図9(i)が切断完了状態を
示し、「けば」や「かえり」の発生のない状態に切断さ
れていることを示している。ここで、上記実施例におい
て、切断路Aの両側縁に配置する切込み刃2を切断方向
Bにずらすことなく切断方向Bと直交する方向に対向さ
せるようにしてもよい。また、切込み刃2を切断刃1の
切断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側
縁以外の位置に切込み刃2を設けてもよい。しかして、
この実施例においては、切断刃1の両側縁が共に切込み
刃2となるように横掬い角を設けてあるの、切断刃1で
切断路Aを切断する際に切断刃1の両側縁を切込み刃2
として切込みながら切断路Aを切断していくことができ
るものであって、いっそう「けば」や「かえり」が生じ
にくいことになる。
施例が示してある。この実施例においては、切込み刃2
を切断刃1の表面に設けた実施例である。図11には切
込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aの両側縁部に設け
てある。ここで図11における切込み刃2の高さと切断
刃1のエッジの高さの差Hは0.05〜0.50mmで
ある(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。切断順序は
すでに述べた図4と同じ切断順序であるので説明を省略
する。そして、この実施例においては、切込み刃2によ
り繊維を切断し、切断刃1により切断路Aを切断するも
のであるが、このように、切込み刃2を設けたにもかか
わらず切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて切
断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加させ
ることができて、切断抵抗を減少させることができるも
のである。つまり、同じ切断スピードで切断する場合、
切断刃1が少ないと1つの切断刃1で切断する量が大き
くなり、切断抵抗は大きくなるが、逆に、切断刃1が多
いと1つの切断刃1で切断する量が少ないため切断抵抗
は小さくなる。このため、切断刃1が多い方が1つの切
断刃1にかかる切削抵抗は小さくなるのである。
切断刃1の表面の切断路Aの側縁以外の部分に設けた実
施例が示してある。図12は切込み刃2を切断刃1の表
面の切断路Aと直交する方向の略中央部に設けた例を示
し、図13は切込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aと
直交する方向の側縁部側に片寄った例を示している。M
1 >M2 となっている。図12、図13において切込み
刃2の高さと切断刃1のエッジの高さの差Hは0.05
〜0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも高
い)。切断順序は基本的にはすでに述べた図6と同じ切
断順序であるので説明を省略する。このものにおいて
は、切込み刃2で切断路Aに切込みを入れ、切断刃1で
切断路A内を切断することになる。したがって、この実
施例においては、仮に「けば」が発生しても最高でも
「けば」の長さを切断路Aよりも短くできることにな
る。また、この実施例においても、切込み刃2を設ける
といえども切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べ
て切断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加
させることができて、切断抵抗を減少させることができ
ることになる。
例が示してある。この実施例においては、切断刃1の両
側縁が共に切込み刃2となるように横掬い角を設けたも
のである。図14には切断刃1の切断方向の前端側にお
いて切断刃1の両側縁が共に切込み刃2となるように横
掬い角α1 、α2 を設けることで切断刃1の両側縁の切
断方向の前端部を切断方向に突出させてある。このよう
に構成することで、切断刃1により切断路Aを切断する
際に切断路Aの両側縁に両側の切込み刃2となる部分に
より切断路Aの両側縁の繊維を切断して切断路Aの両側
縁に切込みを入れながら切断刃1により切断することが
できて「かえり」や「けば」が生じないように切断でき
ることになる。そして、切断刃1自身に切込み刃2を設
けることで、切込み刃2を設けるといえども切込み刃2
を切断刃1間に設ける場合に比べて切断刃1間の距離を
短くできて、切断刃1の数を増加させることができて、
切断抵抗を減少させることができることになる。なお、
図15には本実施例の鋸刃の全体を示すもので、図15
(a)は丸鋸刃10を示し、図15(b)は直線状鋸1
1を示しており、同図のXで示す部分が図14のような
構成となっている。
において切断刃1の両側縁が共に切込み刃2となるよう
に横掬い角α1 、α2 を設けることで切断刃1の両側縁
の切断方向Bの前端部を切断方向に突出させてあり、ま
た、切断刃1の後端側において切断刃1の両側縁が共に
切込み刃2となるように横掬い角α3 、α4 を設けるこ
とで切断刃1の両側縁の切断方向Bと反対側の後端部を
切断方向Bと反対方向に突出させてある。このような構
成とすると、鋸刃が切断方向Bに動いても、逆に動いて
も切断刃1の前後の両端縁にそれぞれ切込み刃2が形成
してあるので、いずれの方向に動いても、切断刃1によ
り切断路Aを切断する際に切断路Aの両側縁に両側の切
込み刃2となる部分により切断路Aの両側縁の繊維を切
断して切断路Aの両側縁に切込みを入れながら切断刃1
により切断することができて「かえり」や「けば」が生
じなように切断できることになり、いずれの方向にも動
かすことができるので、刃の寿命が従来に比べて長くな
る。そして、この実施例においても切断刃1自身に切込
み刃2を設けることで、切込み刃2を設けるといえども
切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて切断刃1
間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加させること
ができて、切断抵抗を減少させることができることにな
る。
み刃2c、2dを設けた実施例が示してある。この実施
例においては、切断刃1で切断路Aを切断する際に切断
刃1の両側縁に形成した切込み刃2c、2dが切断路A
の両側縁部の繊維を切断し、中間部の切込み刃2eが切
断路Aの底面において繊維を切断するものである。両側
縁及び中間部に切込み刃2c、2d,2eを設けたもの
においては、切断路Aの両側縁部における「かえり」や
「けば」の発生の防止効果だけでなく、切断路A内の面
を「かえり」や「けば」の発生を防止することができ
る。
てある。この実施例においては、切断刃1の切断方向B
の前縁部に切断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を
設けたものである。そして、図18の実施例において
は、複数の切込み刃2のうち切断方向Bと直交する方向
の中央部程切断方向B側における突出量を大きくなるよ
うに設定してある。そして、この実施例においては突出
量の異なる切込み刃2で少しずつ木材Cの繊維を切り込
んでいき、切断刃1で切断路Aを切断するものであっ
て、「かえり」や「けば」の発生の防止をしながら切断
することができる。この場合、更に、切断刃1の切断方
向Bの前縁部に切断方向Bに異なった突出量の切込み刃
2を設けたことで、突出量の異なる切込み刃2で少しず
つ繊維を切断できて、刃にかかる力を小さくできて、刃
先寿命を向上させることができる。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁を切
断方向Bに突出した切込み刃2とし、切断刃1の表面を
切断方向Bと直交する方向において傾斜させたものであ
り、図19においては、切断刃1の表面の切断方向Bと
直交する方向の中間部分が低くなるように傾斜させてあ
る。このようにすることで、切断刃1の両側縁に切断方
向に突出して形成した切込み刃2の角度を鋭くすること
ができ、切断刃1の上面が切断方向Bと突出する方向に
角度がついていないで切込み刃2を設けた場合に比べて
シャープに木材Cに切り込むことができて切断面に「け
ば」や「かえり」がより発生しないようにできるもので
ある。また、図20には本発明の更に他の実施例が示し
てある。この実施例においては、切断刃1表面と両側縁
とに切込み刃2を設けたものである。図20において各
切込み刃2の高さと切断刃1のエッジの高さの差Hは
0.05〜0.50mmである(切込み刃2が切断刃1
よりも高い)。このように構成することで4つの切込み
刃2により木材Cの繊維の切込みを行うことになり、切
込み刃2の刃先の磨耗が少なくなり、刃先寿命が短くな
る。
例が示してある。すなわち、この実施例においては切断
刃1の刃先の形状を切断方向Bと反対方向に凹となるよ
うな弧状(つまりR形状)とすることで、刃先の強度を
向上させたものである。ここで、図21の実施例におい
ては、切断刃1の掬い面の形状を切断方向Bと反対方向
に凹となるような弧状としたものであり、また、図22
の実施例においては、切断刃1の切断方向Bと直交する
方向における刃先の形状を切断方向Bと反対方向に凹と
なるような弧状としたものである。図において12は弧
状部を示す。
てある。すなわち、この実施例においては、切断刃1の
側面に孔3を形成したものである。ここで図23に示す
実施例では切断刃1の両側面に貫通するように孔3が形
成してある。このように切断刃1の側面に孔3を形成す
ると、切断時に発生する切断粉が切断刃1の側面の孔3
に逃げ込むため、切断時の抵抗を低減させることができ
るものである。
面に設けた孔3の他に掬い面にも孔3aを設けて、孔3
aを孔3に連通させるようにしてもよい。この場合に
は、切断時に発生する切断粉が切断刃1の側面の孔3に
逃げ込むため、切断時の抵抗を低減させることができる
のみならず、掬い面に設けた孔3aにも切断粉が逃げ込
み、掬い面に切断粉が溜まることがなく、目詰まりを防
止できることになる。設けた孔3aとを連通させるよう
にすることで、切断時に発生する切断粉が切断刃の側面
の孔3に逃げ込むことで切断時の抵抗を軽減することが
できる。
刃1の前面部分に溜まることなく、スムーズに排出する
ための実施例が示してある。すなわち、切断刃1の両側
縁が切込み刃2となるように横掬い角を設けたものであ
り、このため切断刃1の前面はV字状又はU字状として
してある。このように切断刃1の前面をV字状又はU字
状とすると、切断刃1の前面に切屑が溜まるおそれがあ
るが、図25の実施例においては、切断刃1の前面部の
側縁間の中間部に切粉逃し刃20が形成してある。そし
て、この切粉逃し刃20は三角錐状をしていて上端が切
断刃1表面までは到らず、表面よりやや下方位置(0.
05〜0.5mm程度下方位置)に上端が位置するよう
に設けてある。このような構成にすることで、切断時に
発生する切粉は切粉逃し刃20に沿って切断刃1の両側
面方向に排出されることになって、スムーズな切断を行
うことができる。
となるように切断刃1の前面をV字状又はU字状とした
ものにおいて、切断刃1の表面に切粉逃がしの溝21が
設けてある実施例を示している。切粉逃がしの溝21は
図26(a)に示すように切断方向Bにおいて並んでい
る切断刃1ごとに左右に交互にずらして配置してあり、
切断時の切粉の流れは図26(b)の矢印に示すように
なって切断刃1の前面に溜まることなく排出され、スム
ーズな切断を行うことができる。ここで、切断刃1の表
面に切粉逃がしの溝21を設けると、この切粉逃がしの
溝21においては切断されないことになるが、上記のよ
うに切粉逃しの溝21を切断方向Bにおいて左右に交互
にずらしてあることで、切粉逃しの溝21部分で切り残
した部分は次の切断刃1で切断されることになる。
切断刃1の表面に切粉逃しの溝21を設けるに当たり、
切断刃1の表面の中央部に切粉逃がしの溝21を設けた
例が示してある。このように切断刃1の表面の中央部に
切粉逃がしの溝21を設けた場合には前面をV字状又は
U字状とした切断刃1の後方に、図27に示すように交
互刃と称される掬い角の異なる切断刃1を並設する。こ
の場合は、前面がV字状又はU字状となった切断刃1に
よる切断時に発生した切粉は切粉逃しの溝21で図27
の矢印のように排出される。そして、切断刃1の表面中
央部に切粉逃がしの溝21を設けると、この切粉逃がし
の溝21においては切断されないことになるが、前面を
V字状又はU字状とした切断刃1の後方に配置した交互
刃と称する掬い角の異なる切断刃1により切粉逃しの溝
21部分で切り残した部分は交互刃と称する次の切断刃
1で切断されることになる。
てある。この実施例においては、図28(a)に示すよ
うに切断刃1の両側縁がそれぞれ切込み刃2となるよう
に切断刃1の前縁部をV字状又はU字状としたものにお
いて、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底部が
切断方向に対して変位して位置している。つまり、V字
状又はU字状の刃部1aの一片の角度aと他片の角度b
とを異ならせてあり、このことで複数並んだ切断刃1の
V字状又はU字状の底部が切断方向に対して変位して位
置している。この実施例においては、切断の際、図28
(b)のように、V字状又はU字状の底部より先に次の
切断刃1の底部以外の部分が切断に寄与することになっ
て、V字状又はU字状の底部では切断が行われることが
なく、この結果、切断動力を小さくできるものである。
ここで、図28(a)の角度a、bは65°〜25°が
適している。上記のような構造の鋸刃を用いて木材Cの
ような被切断物を切断する順序は、図29に示すように
して行われる。すなわち、まず、図29(a)のように
両側縁がそれぞれ切込み刃2となり且つ前縁部がV字状
又はU字状となった切断刃1により切断部5を形成す
る。この場合、V字状又はU字状となった切断刃1のV
字状又はU字状の底部が切断方向の中心に対して変位し
ているので、図29(a)のように切断刃1のV字状又
はU字状の底部により切断された部分が切断部5の巾方
向において変位している。次に、2番目の切断刃1によ
り切断されるのであるが、この2番目の切断刃1は最初
の切断刃1に対してV字状又はU字状の底部が変位して
いるので、図29(b)のように切断される。ここで、
鋸刃の移動がそれぞれ図28(a)のa位置、b位置に
進むことでそれぞれ図29(a)、(b)のように切断
が進むものであり、図28(a)のa位置、b位置がそ
れぞれ図29(a)、(b)に対応する。同様にして、
次に、3番目の切断刃1により図29(c)のように切
断され、次に、4番目の切断刃1により図29(d)の
ように切断される。図29(e)が切断完了状態を示
し、「けば」や「かえり」の発生のない状態に切断され
る状態を示している。図29において1aは1番目の切
断刃、1bは2番目の切断刃、1cは3番目の切断刃、
1dは4番目の切断刃を示している。
てあり、この実施例では複数に並んだ切断刃1の両側縁
がそれぞれ切込み刃2となるように図30(a)に示す
ように切断刃1の前面部を切断方向に対してV字状又は
U字状にしてある。しかもこの実施例では、切断刃1の
表面を切断方向と交差する方向において切断刃1の両側
が高くなるように傾斜させてある。そして、複数並んだ
切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置を切断方向に対
して変位させてある。具体的には切断刃1の表面の片側
の傾斜面40aの下端よりも表面の他の片側の傾斜面4
0bの下端が下に位置するように両傾斜面の傾斜角度を
変えてある。つまり、表面の片側が傾斜の急な傾斜面4
0aとなり、表面の他の片側が傾斜の緩い傾斜面40b
となっている。ここで、複数並んだ切断刃1は、前の切
断刃1の表面の急な傾斜面40aの切断方向の後方に位
置する切断刃1の表面に緩い傾斜面40bが位置し且つ
前に位置する切断刃1の表面の緩い傾斜面40bの切断
方向の後方に位置する切断刃1の表面の急な傾斜面40
aが位置するように交互に配置してある。このように、
傾斜の急な傾斜面40a、傾斜の緩い傾斜面40bの位
置関係を、切断方向Bにおいて交互に変えることで、複
数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置を切断
方向に対して変位させてある。しかして、切断に当たっ
ては図31(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の
順序で切断するものであり、この場合図30(c)に示
すように、傾斜の急な傾斜面40aの下端部の切断刃1
のV字状又はU字状の底部部分より先に次の切断刃1の
傾斜の緩い傾斜面40bの下端部の切断刃1部分で切断
されることとなって、傾斜の急な傾斜面40aの下端の
前端部であるV字状又はU字状の底部では切断が行われ
ることがなく、この結果、切断動力を小さくできるもの
である。なお、図31において1aは1番目の切断刃を
示し、図31(a)のように被切断物である木材Cを切
断して切断部5を形成し、1bは2番目の切断刃を示
し、図31(b)のように切断部5を形成する。ここ
で、鋸刃の移動がそれぞれ図30(a)のa位置、b位
置に進むことでそれぞれ図31(a)、(b)のように
切断が進むものであり、図30(a)のa位置、b位置
がそれぞれ図31(a)、(b)に対応する。また、1
cは3番目の切断刃を示し、図31(c)のように切断
部5を形成し、1dは4番目の切断刃を示し、図31
(d)のように切断部5を形成するものである。図31
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されていることを示している。
てある。この実施例においては、複数に並んだ切断刃1
の両側縁がそれぞれ切込み刃2となるように図32
(a)に示すように切断刃1の前面部を切断方向に対し
てV字状又はU字状にしてある。しかもこの実施例で
は、切断刃1の表面を切断方向と交差する方向において
切断刃1の両側が高くなるように傾斜させてある。そし
て、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置
を切断方向に対して変位させてある。具体的には切断方
向Bの前の切断刃1の表面の片側の傾斜面40aに溝4
5を設けてあり、後の切断刃1の表面の他の片側の傾斜
面40bに溝45が設けてある。このように傾斜面への
溝45を設ける切断方向Bにおいて切断刃1ごとに交互
に変えることで、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分
の底部の位置を切断方向に対して変位させてある。ここ
で、溝45の巾は全体の切断刃1の巾の1/6〜1/4
程度とするのが好ましい。しかして、切断に当たっては
図33(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の順序
で切断するものであり、この場合切断時には図32
(c)に示すように、溝45部分より先に次の切断刃1
の溝45のない部分で切断されることになり、切断刃1
の表面の傾斜部分の底部である溝45部分では切断され
ることがなく、この結果、切断動力を小さくできるもの
である。なお、図33において1aは1番目の切断刃を
示し、図33(a)のように被切断物である木材Cを切
断して切断部5を形成し、1bは2番目の切断刃を示
し、図33(b)のように切断部5を形成する。ここ
で、鋸刃の移動がそれぞれ図32(a)のa位置、b位
置に進むことでそれぞれ図33(a)、(b)のように
切断が進むものであり、図32(a)のa位置、b位置
がそれぞれ図33(a)、(b)に対応する。また、1
cは3番目の切断刃を示し、図33(c)のように切断
部5を形成し、1dは4番目の切断刃を示し、図33
(d)のように切断部5を形成するものである。図33
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されている状態を示している。
てある。この実施例においては、切断刃1の側面に小さ
な凹凸23(図34においてクロスハッチングで示して
いる)を設けたものである。このように切断刃1の側面
に小さな凹凸23を設けると、小さな凹凸23がやすり
の役目をして切断刃1による切断と同時に切断面の側面
の仕上げ加工を行うことができ、切断面の側面が美しく
なる。
てある。この実施例においては、切断刃1の前縁部に設
けたV状又はU状の切込み刃2に対向する後縁部を非直
線状にしてある。図35(a)においては切断刃1の後
縁部がV状となるように切り込んだものが示してあり、
図35(c)においては切断刃1の後端部がU状となる
ように切り込んだものが示してあり、このように後端部
を切り込んで非直線状とすることで、切粉の受入れ部5
0の体積を増加させて、目詰まりが発生しないようにし
ている。
てある。この実施例においては、切断刃1の掬い面の表
面に溝24を設けたものである。こおように掬い面に溝
24を設けることで、切断時に発生する切粉を溝24部
分でばらばらにすることができ、この結果、切粉が連続
して発生せず、ばらばらに発生するため、切粉逃がし刃
20による切粉の側面への排出が容易になり、目詰まり
が防止されることになる。
てある。この実施例においては、切断刃1の前縁部をV
状又はU状としてあり、また、切断刃1のV字状又はU
字状の底部の表面部に更に切刃28を設けてある。この
切刃28は実施例においては、前の切断刃1の切刃28
の傾斜と後ろの切断刃1の切刃28の傾斜とが交差する
方向となるように交互に傾斜方向が異なっている。そし
て、切断に当たっては最初に切刃28で切断するため切
断刃1のV字状又はU字状の底部では切断が行われるこ
とがなく、この結果切断動力が小さくなるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1を突設してい
る台金22の切断刃1を設けていない部分の表面を側縁
側が低くなるように傾斜させたものである。図38の実
施例では台金22の中央が高く両側縁が低くなるように
略断面山形形状に傾斜しているが、台金22の一側縁が
高く、他側縁が低くなる片側傾斜であってもよい。この
ように台金22の切断刃1を設けていない部分の表面を
側縁側が低くなるように傾斜させることで、台金22の
斜面に沿って切粉がスムーズに排出できるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面の切断方
向Bに段差25又はテーパを設けたものである。ここ
で、段差25は0.05mm以上が適しており、全ての
切断刃1に設ける。このように切断刃1側面の切断方向
Bに段差25又はテーパを設けることで、切断時に部材
との接触面積が減少することになり、この結果、切断動
力を小さくできるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面の切断刃
1表面側に段差26を付けて切刃60を突設したもので
ある。ここで、切断刃1の側面と刃60との段差は0.
5mm以上が適している。このように、切断刃1側面の
切断刃1表面側に段差26を付けて切刃60を突設した
ことで、切断時に部材との接触面積が減少し、切断動力
を小さくできるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面に切刃6
0を設け、この切刃60の側面部分に段差27を設けた
ものである。図37の実施例では段差27は切刃60の
後部に形成してある。段差27はすべての切刃60の側
面に設ける。また、段差27は0.5mm以上が適して
いる。このように、切断刃1側面に切刃60を設け、こ
の切刃60の側面部分に段差27を設けることで、切断
時に部材との接触面積が減少し、切断動力を小さくでき
るものである。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁が共
に切断方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角
を設けたものにおいて、切込み刃2及び切断刃1にそれ
ぞれ掬い角を設け、この切断刃1に設けた掬い角を切込
み刃2に設けた掬い角よりも大きくしたものである。す
なわち、図42(b)に示す角度θ1 が切断刃1の掬い
角であり、図42(c)のθ2 が切込み刃2の掬い角で
あって、θ1 >θ2 となっている。ここで、θ 1 はθ2
+10°〜θ2 +30°が好ましいものであり、また、
θ2 は−10°〜20°が好ましいものである。このよ
うに、切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2に設けた掬
い角よりも小さくすることで、切込み刃2の小さな掬い
角により被切断物である木材Cのような材料の側面を切
断することになり、「けば」や「かけ」などが発生しに
くくなる。また、切込み刃2の大きな掬い角により木材
Cのような材料をかき出すため、切削抵抗を小さくでき
るものである。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁が共
に切断方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角
を設けたものにおいて、切込み刃2の刃先角を切断刃1
の刃先角よりも小さくしたものである。すなわち、図4
3(b)において角度γ1 、角度γ2 が切断刃1の刃先
角であり、また、図43(b)において角度γ3 、角度
γ4 が切込み刃2の刃先角であり、γ1 、γ2 >γ3 、
γ4 となっている。ここで、γ1 、γ2 は35°〜80
°、γ3 、γ4 は30°〜65°が好ましく、また、γ
1 はγ3 よりも5〜15°大きいのが適しており、ま
た、γ2 はγ4 よりも5〜15°大きいのが適してい
る。また、図43(b)において示す切込み刃2の刃先
角の巾M1 は刃厚M2 に対して1/30〜1/10とす
るのが好ましい。このように、切込み刃2の刃先角を切
断刃1の刃先角よりも小さくすることで、切断時に切込
み刃2の小さな刃先角で被切断物である木材Cのような
材料の側面を切断することになり、「けば」や「かけ」
などが発生しにくくなる。また、切込み刃2の刃先角よ
りも大きい刃先角の切断刃1により木材Cのような材料
をかき出すため、切削抵抗を小さくできるものである。
そして、切断刃1の刃先角が大きくなるため刃の強度が
向上してチッピング防止となる。
てある。この実施例においては、両側縁が切込み刃2と
なった切断刃1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中
まで切粉逃がし刃20を設けて、切断刃1前面に溜まろ
うとする切粉を切粉逃し刃20により逃がすようにした
ものにおいて、該切断刃1の前面部から突出した切粉逃
し刃20が、図44(a)に示すように、切断刃1によ
る切断方向と直交する方向の断面が三角形状で且つ切断
方向の前面が三角形状面70となった三角錐台形状に形
成してある。ここで、切粉逃し刃20の前面の三角形状
面70は切込み刃2よりも少し後方に引き込んで位置す
るか、あるいは少し前方に飛び出して位置しているが、
この切粉逃し刃20の前面と三角形状面70との前後方
向の段差Nは±1.0mmが好ましいものである。ここ
で、切断刃1の前面部に突出した切粉逃し刃20の形状
を図44(d)のように三角錐形状とし、本実施例のよ
うに前面部に三角形状面70を設けない場合、切断刃1
前面に溜まろうとする切粉を切粉逃し刃20により逃が
すことはできても、切粉が図44(d)の矢印のように
流れ、切断刃1を突出している台金22と切断材料であ
る木材Cとの隙間に切粉が入って、被切断物である木材
Cのような材料と台金22との接触抵抗を増大するおそ
れがあるが、本実施例においては、このようなおそれを
解消できるものである。つまり、本実施例のように、切
粉逃し刃20の形状を、断刃1による切断方向と直交す
る方向の断面が三角形状で且つ切断方向の前面が三角形
状面70となった三角錐台形状とすることで、切断時に
切断刃1前面に溜まろうとする切粉は切粉逃し刃20に
より図44(c)の矢印のような流れ方をすることとな
り(つまり、切粉逃し刃20によ切断刃1の前面に溜ま
ろうとする切粉を切粉逃し刃20により逃す際に切粉逃
し刃20の前面の三角形状面70から前方側に逃がすこ
ととなり)、この結果、切粉が三角形状面70の前方の
台金22上に溜まり、切断刃1が被切断物である木材C
のような材料から出た時に切粉が外部に排出されること
になる。このように切粉を切粉逃し刃20により逃す際
に切粉逃し刃20の前面の三角形状面70から前方側に
逃がして三角形状面70の前方の台金22上に溜めるこ
とができるため、切断刃1を突出している台金22と切
断材料である木材Cとの隙間に入らないようにできて、
被切断物である木材Cのような材料と台金22との接触
抵抗が減少することになる。
てある。この実施例では、切断刃1の両側縁が共に切断
方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角を設け
たものにおいて、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ掬
い角を設け、この切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2
に設けた掬い角よりも大きくし、また、切込み刃2の刃
先角を切断刃1の刃先角よりも小さくし、更に、切断刃
1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃が
し刃20を設け、該切粉逃し刃20を、切断刃1による
切断方向と直交する方向の断面が三角形状で且つ切断方
向の前面が三角形状面70となった三角錐台形状に形成
した実施例が示してある。ここで、切込み刃2及び切断
刃1にそれぞれ設けた掬い角の角度は前述の図42に示
す実施例で説明したのと同じように設定し、また、ま
た、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ設けた刃先角は
図43に示す実施例で説明したのと同じように設定し、
また、切込み刃2と三角形状面70との前後方向の段差
は図44に示す実施例で説明したのと同じように設定す
る。そして、本実施例においては、切断刃1に設けた掬
い角を切込み刃2に設けた掬い角よりも大きくし、更
に、切込み刃2の刃先角を切断刃1の刃先角よりも小さ
くすることで、切断時に切込み刃2の小さな掬い角及び
刃先角で被切断物である木材Cの側面を切断することに
なって「けば」や「かけ」などが発生するのをより確実
に防止し、また切断刃1の大きな掬い角及び刃先角で被
切断物である切断材料をかき出すためよりいっそう切削
抵抗が小さくなるものであり、更に、切粉を切粉逃し刃
20により逃す際に切粉逃し刃20の前面の三角形状面
70から前方側に逃がして三角形状面70の前方の台金
22上に溜め、このことにより、切断刃1を突出してい
る台金22と切断材料である木材Cとの隙間に入らない
ようにできて、被切断物である木材Cのような材料と台
金22との接触抵抗が減少するものである。
してある。この実施例においては、基本的構造は図45
に示す実施例と同じであるので、重複する説明は省略す
る。この実施例では切断刃1及び切込み刃2を備えたチ
ップ100を台金22に取付ける一例が示してある。こ
こでチップ100の材質としてはハイス鋼、超硬合金粉
末を用い、MIN法により成形して製造するものであ
り、また台金22は炭素工具鋼、合金工具鋼を切断、研
削加工したもので、後述のように台金22にチップ10
0をレーザで接合するものである。すなわち、台金22
の外周端部にはチップ取付け用凹部80が多数一定間隔
で形成してあり、この台金22のチップ取付け用凹部8
0にチップ100を嵌め込んで位置決めし、レーザ接合
によりチップ100と台金22とを接合している。図4
7(b)において、符号81で示す部分がレーザ接合部
である。台金22のチップ取付け用凹部80の前下部に
は更に下溝部82が設けてあり、また、チップ取付け用
凹部80の後部にチップ100を嵌め込んだ場合にチッ
プ100の前面とチップ取付け用凹部80の前面との間
に隙間83が生じるようになっており、上記下溝部82
及び隙間83はレーザ接合によりチップ100を台金2
2に接合する際に、レーザ接合の際に熱歪が発生するこ
とを防止するためのものであり、この実施例のように切
断刃1と切込み刃2とを有するチップ状とせず、切断刃
1及び切込み刃2が台金22と一体のものを研削により
成形するもの、あるいはMIMと研削とを併用して成形
して得た鋸刃にも、鋸刃の使用時に熱膨張して熱歪が発
生するのを防止するためのものでもある。つまり、下溝
部82及び隙間83が無いとレーザ接合の際にチップ1
00や台金22に熱歪みが発生するが、下溝部82及び
隙間83を設けることで、この熱歪みの発生を防止して
いる。また、チップ100を成形した場合のゲート跡1
01がチップ100に残るが、このゲート跡101がチ
ップ100の下面前部に位置するように設定し、チップ
100をチップ取付け用凹部80に嵌め込んで組み込ん
だ場合に、該チップ100の下面前部に残るゲート跡1
01が下溝部82に面するようにしてあり、このことに
より、ゲート跡101を下溝部82に逃がし、チップ1
00をゲート跡101に邪魔されることなくチップ取付
け用凹部80に正確に組み込むことができることにな
る。
間隔で形成したチップ取付け用凹部80としては、図4
6、図47(b)、図48(a)に示すようにチップ1
00を嵌め込む部分の形状の異なる2種類のチップ取付
け用凹部80a、80bがあり、このチップ100を嵌
め込む部分の形状の異なる2種類のチップ取付け用凹部
80a、80bを一つおきに交互に配置してある。実施
例ではチップ取付け用凹部80のコーナ部の傾斜面部8
4の角度を異ならせてある。また、チップ100として
は形状の異なる2種類のチップ100a、100bを用
意してある。ここで、形状の異なるチップ100として
は例えば図46に示すように横掬い角の異なるものであ
り、横掬い角の異なる2種類のチップ100a、100
bの下後部のコーナ部の傾斜面部85の角度を異なら
せ、チップ100aがチップ取付け用凹部80aにぴっ
たりと合致するように組み込まれ、チップ100bがチ
ップ取付け用凹部80bにぴったりと合致するように組
み込まれるものであり、このようにすることで、一つ置
きに形状の違ったチップ100を間違い無く組み込んで
レーザ接合ができるようにしている。
は図45に示す実施例や、図49乃至図48に示す実施
例の切断順序が示してある。図49において1aは1番
目の切断刃を示し、図49(a)のように被切断物であ
る木材Cを切断して切断部5を形成し、1bは2番目の
切断刃を示し、図49(b)のように切断部5を形成す
る。ここで、鋸刃の移動がそれぞれ図43(b)のa位
置、b位置に進むことでそれぞれ図49(a)、(b)
のように切断が進むものであり、図43(b)のa位
置、b位置がそれぞれ図49(a)、(b)に対応す
る。また、1cは3番目の切断刃を示し、図49(c)
のように切断部5を形成し、1dは4番目の切断刃を示
し、図49(d)のように切断部5を形成するものであ
る。図49(e)が切断完了状態を示し、「けば」や
「かえり」の発生のない状態に切断されていることを示
している。
いて被切断物として木材Cの例につき説明し、本発明の
各実施例の鋸刃が木材Cの切断に対して有効であること
を述べたが、上記した本発明の各実施例の鋸刃は木材C
だけではなく、FRP等の繊維材を含むプラスチック等
の複合材の切断に対しても有効である。
は、切断刃と、この切断刃の切断路上にあって切断刃の
表面又は切断刃の切断方向の前方の少なくとも一方に突
出した切断刃よりも刃巾の小さい切込み刃とから成るの
で、切込み刃で木材の繊維を切断し、切断刃で切断路中
の木材の繊維を切断するため、「かえり」や「けば」が
なく、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるも
のである。
込み刃を切断刃の切断方向の前方における切断路の両側
縁部に設けてあるので、切込み刃で切断路の両側の木材
の繊維を切断し、切断刃で切断路中の木材の繊維を切断
するため、「かえり」や「けば」がなく、切断面が美し
く、仕上げ加工が必要でなくなるものである。また、請
求項3記載の発明にあっては、切断路の両側縁部に設け
た切込み刃を切断方向にずらしてあるので、請求項2記
載の効果に加えて、切断路の木材の繊維の両側をタイミ
ングをずらして切断でき、切込み刃で切り込む際の負荷
を小さくできるものである。
断路の両側縁部に設けた切込み刃を切断方向と直交する
方向に対向して設けてあるので、請求項2記載の効果に
加えて、切断路の木材の繊維の両側を一度に切断できる
ことになり、また、この場合、切込み刃を切断方向にず
らすものと比較して、切断刃間の距離を短くできて切断
刃を増加させることができて、切断抵抗を減少させるこ
とができるものである。
込み刃を切断刃の切断方向の前方における切断路の側縁
以外の位置に設けてあるので、切込み刃で木材の繊維を
切断し、切断刃で切断路中の木材の繊維を切断するた
め、「かえり」や「けば」がなく、切断面が美しく、仕
上げ加工が必要でなくなるものであり、更に、仮に「け
ば」が発生しても最高でも「けば」の長さを切断路より
も短くできることになる。
いに横掬い角が異なる切断刃を並設してあるので、請求
項1記載の効果に加えて、切込み刃により繊維を切断す
ると共に切断刃により切断路内を切断する際、切込み刃
の一側縁側の先端を補助的な切込み刃として機能させる
ことが可能となって、よりいっそう「かえり」や「け
ば」の発生を防止できるものである。
込み刃を切断刃の表面の切断路の両側縁部に設けてある
ので、切込み刃で切断路の両側の木材の繊維を切断し、
切断刃で切断路中の木材の繊維を切断するため、「かえ
り」や「けば」がなく、切断面が美しく、仕上げ加工が
必要でなくなるものであり、しかも、切込み刃を設ける
といえども切込み刃を切断刃間に設ける場合に比べて切
断刃間の距離を短くできて、この結果、切断刃の数を増
加させることができて、切断抵抗を減少させることがで
きるものである。
込み刃を切断刃の表面の切断路の側縁以外の部分に設け
てあるので、切込み刃で切断路に切込みを入れ、切断刃
で切断路内を切断するため、「かえり」や「けば」がな
く、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるもの
であり、更に、仮に「けば」が発生しても最高でも「け
ば」の長さを切断路よりも短くできることになる。ま
た、切込み刃を設けるといえども切込み刃を切断刃間に
設ける場合に比べて切断刃間の距離を短くできて、切断
刃の数を増加させることができて、切断抵抗を減少させ
ることができるものである。
断刃の両側縁が共に切込み刃となるように横掬い角を設
けてあるので、切断刃で切断路を切断する際に切断刃の
両側縁を切込み刃として切断路の両側縁部の繊維を切り
込みながら切断刃で切断路中の木材の繊維を切断できる
ものであり、この結果、「かえり」や「けば」がなく、
切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるものであ
り、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み刃を切
断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短くでき
て、この結果、切断刃の数を増加させることができて、
切断抵抗を減少させることができるものである。
切断刃の両側縁及び中間部に切込み刃を設けてあるの
で、切断刃で切断路を切断する際に切込み刃で切断路の
両側縁縁及び底部の繊維を切り込んで切断刃で切断路中
を切断できるものであり、この結果、切断路の両側縁部
及び底部における「かえり」や「けば」の発生を防止で
きて、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるも
のである。しかも、切込み刃を設けるといえども切込み
刃を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短
くできて、この結果、切断刃の数を増加させることがで
きて、切断抵抗を減少させることができるものである。
切断刃の切断方向の前縁部に切断方向に異なった突出量
の切込み刃を設けることで、突出量の異なる切込み刃で
少しずつ繊維を切断して切断刃で切断路の繊維を切断す
るものであり、この結果、「かえり」や「けば」がな
く、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるもの
であり、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み刃
を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短く
できて、この結果、切断刃の数を増加させることができ
て、切断抵抗を減少させることができるものである。し
かも、突出量の異なる切込み刃で少しずつ繊維を切断し
て切り込んで行くので、刃にかかる力を小さくできるも
のである。
切断刃の両側縁を切断方向に突出した切込み刃とし、切
断刃の表面を切断方向と直交する方向において傾斜させ
てあるので、切込み刃で繊維を切り込んで切断刃で切断
路内の繊維を切断することで、「かえり」や「けば」が
なく、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるも
のであり、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み
刃を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短
くできて、この結果、切断刃の数を増加させることがで
きて、切断抵抗を減少させることができるものであり、
しかも、切断刃の表面を切断方向と直交する方向におい
て傾斜させてあるので、切込み刃の角度を鋭くすること
ができてシャープに木材の繊維を切込むことができ、
「けば」や「かえり」の発生をいっそう確実に防止でき
るものである。
切断刃表面と両側縁とに切込み刃を設けることで、切込
み刃で繊維を切り込んで切断刃で切断路内の繊維を切断
することで、「かえり」や「けば」がなく、切断面が美
しく、仕上げ加工が必要でなくなるものであり、しか
も、切込み刃を設けるといえども切込み刃を切断刃間に
設ける場合に比べて切断刃間の距離を短くできて、この
結果、切断刃の数を増加させることができて、切断抵抗
を減少させることができるものであり、しかも、繊維を
切断する切込み刃を多く設けることができて、切込み刃
の刃先磨耗を少なくすることができるものである。
切断刃の刃先の形状を切断方向と反対方向に凹となるよ
うな弧状とすることで、前述の「かえり」や「けば」を
防止する効果に加えて、刃先の強度を向上させることが
できる。また、請求項15記載の発明にあっては、切断
刃の側面に孔を形成することで、前述の「かえり」や
「けば」を防止する効果に加えて、切断時に発生する切
断粉が切断刃の側面の孔に逃げ込むことで切断時の抵抗
を軽減することができるものである。
請求項1記載の効果に加えて、両側縁が切込み刃となっ
た切断刃の前面部の中間部に切断刃表面の途中まで切粉
逃がし刃を設けてあるで、切断時に切粉が両側縁方向に
排出されて目詰まりが発生せず、スムーズに切断するこ
とができるものである。また、請求項17記載の発明に
あっては、請求項1記載の効果に加えて、両側縁が切込
み刃となった切断刃の表面に切粉逃がしの溝を設けるの
で、切粉逃しの溝から切粉を排出できるものであって、
目詰まりが発生せず、スムーズに切断することができる
ものである。
請求項1記載の効果に加えて、複数に並んだ切断刃の両
側縁がそれぞれ切込み刃となるように切断刃の前縁部を
切断方向にV字状又はU字状とし、複数並んだ切断刃の
V字状又はU字状の底部が切断方向に対して変位した位
置にあるので、V字状又はU字状の切断刃のV字状又は
U字状の底部付近では切断がおこなわれず、切断動力が
小さくなるものである。
請求項1記載の効果に加えて、複数に並んだ切断刃の両
側縁がそれぞれ切込み刃となるように切断刃の前縁部を
切断方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃の表面
を切断方向と交差する方向において切断刃の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃の表面の傾斜部
分の底部の位置を切断方向に対して変位させてあるの
で、切断刃の表面部の切断方向と交差する方向の傾斜部
分の底部の位置では切断されず、この結果切断動力が小
さくなるものである。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃の側面に小さな凹
凸を設けあるので、小さな凹凸がやすりの役目をして切
断刃で切断すると同時に切断刃の側面で仕上げ加工を行
うことができ、切断面の側面が美しくなるものである。
また、請求項21記載の発明にあっては、請求項1記載
の効果に加えて、切断刃の前縁部に設けたV状又はU状
の切込み刃に対向する後縁部を非直線状にするので、切
粉の受入れ体積を増すことができて、目詰まりが発生し
ないようにできるものである。
請求項1記載の効果に加えて、掬い面上に溝を設けてあ
るので、掬い面の表面の溝で切粉がばらばらにされて、
目詰まりが発生せず、スムーズに切断を行うことができ
るものである。また、請求項23記載の発明にあって
は、請求項1記載の効果に加えて、切断刃の前縁部をV
状又はU状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切
刃を設けてあるので、V状又はU状の底部で切断が行わ
れず、切断動力が小さくできるものである。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃を突設している基
盤の切断刃を設けていない部分の表面を傾斜させてある
ので、基盤表面の傾斜面に沿って切粉をスムーズに排出
できて目詰まりが発生せず、スムーズに切断を行うこと
ができるものである。また、請求項25記載の発明にあ
っては、請求項1記載の効果に加えて、切断刃側面の切
断方向に段差又はテーパを設けてあるので、切断時に部
材との接触面積が減少し、切断動力が小さくなるもので
ある。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃側面の切断刃表面
側に段差をつけて切刃を突設してあるので、切断時に部
材との接触面積が減少し、切断動力が小さくなるもので
ある。また、請求項27記載の発明にあっては、請求項
1記載の効果に加えて、切断刃側面に切刃を設け、この
切刃の側面部分に段差を設けてあるので、切断時に部材
との接触面積が減少し、切断動力が小さくなるものであ
る。また、請求項28記載の発明にあっては、請求項9
記載の効果に加えて、切込み刃及び切断刃にそれぞれ掬
い角を設け、切断刃に設けた掬い角を切込み刃に設けた
掬い角よりも大きくしたので、切断時に切込み刃の小さ
な掬い角で被切断物である木材の側面を切断することに
なって「けば」や「かけ」などが発生しにくくなり、ま
た切断刃の大きな掬い角で被切断物である切断材料をか
き出すため切削抵抗が小さくなるものである。
請求項9記載の効果に加えて、切込み刃の刃先角を切断
刃の刃先角よりも小さくしたので、切断時に切込み刃の
小さな刃先角で被切断物である木材のような材料の側面
を切断することになって「けば」や「かけ」などが発生
しにくくなり、また、切込み刃の刃先角よりも大きな刃
先角の切断刃により被切断物である切断材料をかき出す
ので切削抵抗が小さくなるものである。
請求項16記載の効果に加えて、切断刃の前面部から突
出した切粉逃し刃が、切断刃による切断方向と直交する
方向の断面が三角形状で且つ切断方向の前面が三角形状
面となった三角錐台形状をしているので、切粉逃し刃に
よ切断刃の前面に溜まろうとする切粉を切粉逃し刃によ
り逃す際に切粉逃し刃の前面の三角形状面から前方側に
逃がして三角形状面の前方の基盤上に溜めることがで
き、この結果、切断刃を突出している基盤と切断材料で
ある木材との隙間に切粉が入らないようにできて、被切
断物である木材のような材料と基盤との接触抵抗を減少
することができるものである。
図である。
る。
図である。
ある。
図である。
ある。
(a)は斜視図であり、(b)は一部省略平面図であ
り、(c)は正面断面図であり、(d)は一部省略側面
図である。
図である。
である。
である。
である。
である。
である。
えた鋸刃の全体図を示す側面図である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のXーX線断面
図であり、(c)は(a)のYーY線断面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)
は側面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
面図であり、(b)は切粉の流れを説明する説明図、
(c)は斜視図である。
面図であり、(b)は切粉の流れを説明する説明図、
(c)は斜視図である。
面図であり、(b)は切断のメカニズムを示す説明のた
めの平面図である。
明図である。
面図であり、(b)は正面図であり、(c)は切断のメ
カニズムを示す説明のための正面図である。
明図である。
面図であり、(b)は正面図であり、(c)は切断のメ
カニズムを示す説明のための正面図である。
明図である。
である。
あり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、(c)
は更に他の実施例の平面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
である。
である。
視図であり、(b)は平面図である。
視図であり、(b)は正面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、
(c)は側面図である。
視図であり、(b)は平面図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、
(c)は切粉の流れを示す説明図であり、(d)は切粉
の流れを示す比較例の説明図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図である。
の平面図であり、(c)は同上の側面図である。
あり、(b)は全体を示す断面図である。
明図である。
の発生を説明する説明図である。
る。
94038号公報が知られている。この従来例にあって
は、切断刃のみを連続して形成して鋸刃を構成してあ
り、このため、切断時に「けば」や「かえり」が発生
し、切断面が奇麗にならないという問題がある。
すると、「けば」や「かえり」とは木材やFRP等の繊
維材を含むプラスチック(以下木材等という)の繊維の
片側だけを切断し、その繊維がめくれあがったもの、あ
るいは、その繊維がシャープに切断されず、むしり取ら
れたもの、あるいは、その繊維が切断されず、めくれあ
がったものを言い、「けば」と「かえり」の違いは、め
くれの大きいものを「かえり」、めくれの小さいものを
「けば」と呼んでおり、寸法的に切断巾程度のものを
「けば」、それ以上のものを「かえり」と呼んでいる。
図50において、30が「けば」、31が「かえり」を
示している。Cは木材等を示している。
「かえり」の発生につき図51に基づいて説明すると、
最初に刃先1′により木材等Cよりなる被切断物を切断
した場合図51(a)のイ部分は繊維が切断されてい
る。そして、次に刃先1″により切断する際、図51
(b)のロ部分を刃先1″により切断するのであるが、
この部分は右側がすでに刃先1′により切断してあるの
で繊維が片持ち状となっており、したがって、刃先1″
により図51のロ部分が切断されにくく、その繊維が立
ち上がって「けば」や「かえり」が発生しやすくなると
いう問題があり、このため、従来にあっては仕上げ加工
が必要となる。
この従来の切断刃1においては、切断刃に一方の側縁が
切断方向に突出するように横掬い角を設けた構造となっ
ているが、このものにおいては、切断方向への突出が一
側端のみであるため、すぐに切断刃1がきて他側端にめ
くれるようなかたちで「けば」や「かえり」が発生して
しまう。つまり、次にくる逆の横掬い角を持った切断刃
1では前の切断刃で発生した「けば」や「かえり」を防
止することができない。
の問題点に鑑みて発明したものであって、「けば」や
「かえり」の発生を防止することができて、仕上げ加工
が必要でなく、しかも、切粉をスムーズに排出できて切
粉が溜まって目詰まりするのを防止でき、また、切粉の
受け入れ体積を増加させて目詰まりが発生しないように
でき、更に、切断面の側面の仕上げ加工を行うことがで
き、また、切断動力を小さくすることができる鋸刃を提
供するにある。
決して本発明の目的を達成するため、本発明の鋸刃は、
切断刃1と、この切断刃1の切断路上にあって切断刃1
の表面又は切断方向Bの前方の少なくとも一方に突出し
た切断刃1よりも刃巾の小さい切込み刃2とから成るこ
とを特徴とするものである。
の前方における切断路Aの両側縁部に設けて成ることも
好ましい。また、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃
2を切断方向Bにずらして成ることも好ましい。また、
切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向Bと
直交する方向に対向して設けて成ることも好ましい。
の前方における切断路Aの側縁以外の位置に設けて成る
ことも好ましい。また、互いに横掬い角が異なる切断刃
1を並設して成ることも好ましい。また、切込み刃2を
切断刃1の表面の切断路Aの両側縁部に設けて成ること
も好ましい。
路Aの側縁以外の部分に設けて成ることも好ましい。ま
た、切断刃1の両側縁が共に切断方向に突出する切込み
刃2となるように横掬い角を設けて成ることも好まし
い。また、切断刃1の両側縁及び中間部に切込み刃2を
設けて成ることも好ましい。
断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設けて成るこ
とも好ましい。また、切断刃1の両側縁を切断方向に突
出した切込み刃2とし、切断刃1の表面を切断方向と直
交する方向において傾斜させることも好ましい。また、
切断刃1表面と両側縁とに切込み刃2を設けて成ること
も好ましい。
と反対方向に凹となるような弧状として成ることも好ま
しい。また、切断刃1の側面に孔3を形成して成ること
も好ましい。また、両側縁が切込み刃2となった切断刃
1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃が
し刃20を設けることも好ましい。
1の表面に切粉逃がしの溝21を設けることも好まし
い。また、複数に並んだ切断刃1の両側縁がそれぞれ切
込み刃2となるように切断刃1の前縁部をV字状又はU
字状とし、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底
部が切断方向に対して変位した位置にあることも好まし
い。
れぞれ切込み刃2となるように切断刃1の前縁部を切断
方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃1の表面を
切断方向と交差する方向において切断刃1の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜
部分の底部の位置を切断方向に対して変位させることも
好ましい。
設けることも好ましい。また、切断刃1の前縁部に設け
たV状又はU状の切込み刃2に対向する後縁部を非直線
状にすることも好ましい。また、掬い面上に溝24を設
けて成ることも好ましい。また、切断刃1の前縁部をV
状又はU状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切
込み刃28を設けることも好ましい。
切断刃1を設けていない部分の表面を傾斜させることも
好ましい。また、切断刃1側面の切断方向Bに段差25
又はテーパを設けて成ることも好ましい。また、切断刃
1側面の切断刃1表面側に段差26を付けて切込み刃6
0を突設することも好ましい。
け、この切込み刃60の側面部分に段差27を設けるこ
とも好ましい。また、切込み刃2及び切断刃1にそれぞ
れ掬い角を設け、切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2
に設けた掬い角よりも大きくすることも好ましい。ま
た、切込み刃2の刃先角を切断刃1の刃先角よりも小さ
くすることも好ましい。
逃し刃20が、切断刃1による切断方向Bと直交する方
向の断面が三角形状で且つ切断方向Bの前面が三角形状
面70となった三角錐台形状をしていることも好まし
い。
と、この切断刃1の切断路A上にあって切断刃1の表面
又は切断方向Bの前方の少なくとも一方に突出した切断
刃1よりも刃巾の小さい切込み刃2とから成る構成とす
ることで、切込み刃2で被切断物である木材等Cの繊維
を切断し、切断刃1で切断路A内の木材等Cの繊維を切
断する。このように、木材等Cの繊維を切断する刃と切
断路内を切断する刃とを分けることで「けば」や「かえ
り」の発生を防止する。
Bの前方における切断路Aの両側縁部に設けることで、
切断路Aの両側の木材等Cの繊維を切断できることにな
る。また、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切
断方向Bにずらすことで、切断路Aの両側の木材等Cの
繊維をタイミングをずらして切断できることになる。ま
た、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向
Bと直交する方向に対向して設けると、切断路Aの木材
等Cの繊維の両側を一度に切断できることになり、ま
た、この場合、切込み刃2を切断方向Bにずらすものと
比較して、切断刃1間の距離を短くできて切断刃1を増
加させることができて、切断抵抗を減少させることがで
きる。
の前方における切断路Aの側縁以外の位置に設けること
で、切込み部2で切断路Aに切込みを入れ、切断刃1で
切断路A内を切断することになり、仮に「けば」が発生
しても最高でも「けば」の長さを切断路Aよりも短くで
きることになる。また、互いに横掬い角が異なる切断刃
1を並設することで、切込み刃2により繊維を切断する
と共に切断刃1により切断路A内を切断する際、切込み
刃2の一側縁側の先端を補助的な切込み刃として機能さ
せることが可能となる。
路Aの両側縁部に設けることで、切込み刃2を設けると
いえども切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて
切断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加さ
せることができて、切断抵抗を減少させることができ
る。また、切込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aの側
縁以外の部分に設けることで、切込み刃2で切断路Aに
切込みを入れ、切断刃1で切断路A内を切断することに
なり、仮に「けば」が発生しても最高でも「けば」の長
さを切断路Aよりも短くできることになる。また、切込
み刃2を設けるといえども切込み刃2を切断刃1間に設
ける場合に比べて切断刃1間の距離を短くできて、切断
刃1の数を増加させることができて、切断抵抗を減少さ
せることができることになる。
となるように横掬い角を設けてあることで、切断刃1で
切断路Aを切断する際に切断刃1の両側縁を切込み刃2
として切断路Aの両側縁部の繊維を切断することができ
ることになる。また、切断刃1の両側縁及び中間部に切
込み刃2を設けることで、切断刃1で切断路Aを切断す
る際に切込み刃2で切断路Aの両側縁及び中間部の繊維
を確実に切り込んで切断刃1で切断路Aを切断すること
ができる。
断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設けること
で、突出量の異なる切込み刃2で少しずつ繊維を切断で
きて、刃にかかる力を小さくできる。また、切断刃1の
両側縁を切断方向に突出した切込み刃2とし、切断刃1
の表面を切断方向と直交する方向において傾斜させるこ
とで、切込み刃2の角度を鋭くすることができてシャー
プに木材等Cの繊維を切込むことができ、「けば」や
「かえり」の発生をいっそう確実に防止できる。
2を設けることで、繊維を切断する切込み刃2を多く設
けることができて、切込み刃2の刃先磨耗を少なくする
ことができる。また、切断刃1の刃先の形状を切断方向
Bと反対方向に凹となるような弧状とすることで、刃先
の強度を向上させることができる。
とで、切断時に発生する切断粉が切断刃1の側面の孔3
に逃げ込んで切断時の抵抗を軽減することができる。ま
た、両側縁が切込み刃2となった切断刃1の前面部の中
間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃がし刃20を設け
ることで、切断刃1前面に溜まろうとする切粉を切粉逃
し刃20により逃がすことができる。
1の表面に切粉逃がしの溝21を設けることで、切粉を
切粉逃しの溝21から後方に逃がすことができる。ま
た、複数に並んだ切断刃1の両側縁がそれぞれ切込み刃
2となるように切断刃1の前縁部をV字状又はU字状と
し、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底部が切
断方向に対して変位した位置にあることで、V字状又は
U字状の切断刃1の底部で切断が行われないようにで
き、この結果切断動力を小さくできる。
れぞれ切込み刃2となるように切断刃1の前縁部を切断
方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃1の表面を
切断方向と交差する方向において切断刃1の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜
部分の底部の位置を切断方向に対して変位させること
で、切断刃1の表面部の切断方向と交差する方向の傾斜
部分の底部の位置では切断されず、この結果切断動力が
小さくなる。
設けるものにおいては、小さな凹凸23がやすりの役目
をして切断と同時に切断面の側面が仕上げ加工がされる
ことになる。また、切断刃1の前縁部に設けたV状又は
U状の切込み刃2に対向する後縁部を非直線状にするも
のにおいては切断刃1の後方において切粉を受け入れる
部分の体積を増加させることができる。
いては、掬い面の表面の溝で切粉がばらばらにされ、こ
のことで、切粉が連続して発生せず、目詰まりを防止す
ることができる。また、切断刃1の前縁部をV状又はU
状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切込み刃2
8を設けるものにおいては、V状又はU状の底部付近に
おいては最初に切込み刃28で切断するためV字状又は
U字状の底部で切断が行われることがなく、切断動力が
小さくなる。
切断刃1を設けていない部分の表面を傾斜させること
で、台金22の斜面に沿って切粉がスムーズに排出でき
ることになる。また、切断刃1側面の切断方向Bに段差
25又はテーパを設けることで、切断時に部材との接触
面積が減少し、切断動力を小さくできる。
差26を付けて切込み刃60を突設することで、切断時
に部材との接触面積が減少し、切断動力を小さくでき
る。また、切断刃1側面に切込み刃60を設け、この切
込み刃60の側面部分に段差27を設けることで、切断
時に部材との接触面積が減少し、切断動力を小さくでき
る。
突出する切込み刃2となるように横掬い角を設けたもの
において、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ掬い角を
設け、切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2に設けた掬
い角よりも大きくすることで、切断時に切込み刃2の小
さな掬い角で被切断物である木材等Cの側面を切断する
ことになって「けば」や「かけ」などが発生しにくくな
り、また切断刃1の大きな掬い角で被切断物である切断
材料をかき出すため切削抵抗が小さくなる。
先角よりも小さくすることで、切断時に切込み刃2の小
さな刃先角で被切断物である木材等Cのような材料の側
面を切断することになって「けば」や「かけ」などが発
生しにくくなり、また、切込み刃2の刃先角よりも大き
な刃先角の切断刃1により被切断物である切断材料をか
き出すので切削抵抗が小さくなる。
逃し刃20が、切断刃1による切断方向Bと直交する方
向の断面が三角形状で且つ切断方向Bの前面が三角形状
面70となった三角錐台形状をしていることで、切粉逃
し刃20によ切断刃1の前面に溜まろうとする切粉を切
粉逃し刃20により逃す際に切粉逃し刃20の前面の三
角形状面70から前方側に逃がして三角形状面70の前
方の台金22上に溜め、切断刃1が被切断物である木材
等Cのような材料から出た時に切粉が外部に排出される
ことになる。このように切粉を切粉逃し刃20により逃
す際に切粉逃し刃20の前面の三角形状面70から前方
側に逃がして三角形状面70の前方の台金22上に溜め
ることができるため、切断刃1を突出している台金22
と切断材料である木材等Cとの隙間に入らないようにで
きて、被切断物である木材等Cのような材料と台金22
との接触抵抗が減少することになる。
て詳述する。本発明における鋸刃は例えば、ハイス鋼や
超硬合金に、TiNコーティングやダイヤコーティング
やショットピーニングなどのコーティングをしたものが
用いられる。また、製造方法としてはMIM(金属射出
成形法)による成形、研削による成形、あるいは、MI
Mと研削とを併用したものによる成形等が採用できる。
の切断路A上にあって切断刃1の表面又は切断方向Bの
前方の少なくとも一方に突出した切断刃1よりも刃巾の
小さい切込み刃2とから構成してある。つまり、切断路
Aには木材等Cを切断するための切断刃1と、この切断
刃1とは別に繊維を切断する切込み刃2を設けてある。
ここで、切込み刃2の高さは切断刃1の高さ以上の高さ
となっている。切込み刃2としては切断刃1の表面に設
けてもよく、あるいは切断方向Bに突出して設けてもよ
い。このように、切断刃1と切込み刃2とを設けること
で、切込み刃2で繊維を切断し、切断刃1で切断路A内
の木材等Cを切断することになる。
Bの前方位置に配置する実施例においては、切断路Aの
両側縁に配置する場合と、切断路Aの両側縁以外の位置
に配置する場合とがある。そして、切込み刃2を切断路
Aの両側縁部に設けることで、切断路Aの両側の木材等
Cの繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切断でき
ることになって「かえり」や「けば」の発生を防止でき
る。なお、MIM成形で成形するとピッチを小さくして
も刃を形成することが可能となり、この点でも「かえ
り」や「けば」の発生をできるだけ防止でき、したがっ
て、本発明のように切込み刃2を設けるものをMIM成
形で形成してピッチを小さくすることで、よりいっそう
「かえり」や「けば」の発生を防止できることになる。
断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁
に配置する実施例が示してある。ここで、図1に示す実
施例においては、切込み刃2を切断刃1の切断方向Bの
前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁に配置する
に当たり、切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2を切
断方向Bにずらしてある。図1に示す実施例では両切込
み刃2の切断方向Bのずれ距離Lは1.0〜5.0mm
である。また、図1に示す実施例においては切込み刃2
の高さは切断刃1の高さよりも0.05〜0.50mm
高くなっている。つまり、図1における切込み刃2の高
さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mm
である。上記のような構成の鋸刃を用いて木材等Cのよ
うな被切断物を切断する順序は、図2に示すようにして
行われる。すなわち、まず、図2(a)のように被切断
物である木材等Cの切断路Aの片側の切断方向Bの前方
に位置する切込み刃2aで切込み4aを入れ、次に、図
2(b)のように切断路Aの他の片側の切断方向Bの後
方に位置する切込み刃2bで切込み4bを入れ、次に、
図2(c)のように切断刃1で両切込み4a、4bの間
を切断して切断部5を形成する。ここで、鋸刃の移動が
それぞれ図1のa位置、b位置、c位置に進むことでそ
れぞれ図2(a)、(b)、(c)のように切断が進む
ものであり、図1のa位置、b位置、c位置がそれぞれ
図2(a)、(b)、(c)に対応する。続いて図2
(d)のように次の切込み刃2aで切込み4aを入れ、
次に、図2(e)のように次の切込み刃2bで切込み4
bを入れ、次に、図2(f)のように次の切断刃1で両
切込み4a、4bの間を切断して切断部5を形成する。
図2(g)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえ
り」の発生のない状態に切断されている状態を示してい
る。このように切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃2
を切断方向Bにずらしてあると、切断路Aの両側の木材
等Cの繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切断で
きるのはもちろん、この場合、両側の切込み刃2により
タイミングをずらして切断するので、切断路Aの両側の
木材等Cの繊維を両側縁部に設けた切込み刃2により切
断するに当たり、刃にかかる力を小さくできることにな
る。
み刃2を切断刃1の切断方向Bの前方位置に配置する場
合、切断路Aの両側縁に配置するに当たり、切断路Aの
両側縁部に設けた切込み刃2を切断方向Bと直交する方
向に対向して設けた例が示してある。つまりこの実施例
においては両切込み刃2は切断方向Bにはずれていない
ものである。また、図2における切込み刃2の高さと切
断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mmである
(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。上記のような構
成の鋸刃を用いて木材等Cのような被切断物を切断する
順序は、図4に示すようにして行われる。すなわち、ま
ず、図4(a)のように被切断物である木材等Cの切断
路Aの両側の切断方向の前方に位置する切込み刃2a、
2bで切込み4a、4bを入れ、次に、図4(b)のよ
うに切断刃1で両切込み4a、4bの間を切断して切断
部5を形成する。ここで、鋸刃の移動がそれぞれ図3の
a位置、b位置に進むことでそれぞれ図4(a)、
(b)のように切断が進むものであり、図3のa位置、
b位置がそれぞれ図4(a)、(b)に対応する。続い
て図4(c)のように次の両切込み刃2a、2bで切込
み4a、4bを入れ、次に、図4(d)のように次の切
断刃1で両切込み4a、4bの間を切断して切断部5を
形成する。図4(e)が切断完了状態を示し、「けば」
や「かえり」の発生のない状態に切断されていることを
示している。このように切断路Aの両側縁部に設けた切
込み刃2を切断方向Bと直交する方向に対向して設ける
と、切断路Aの両側の木材等Cの繊維を両側縁部に設け
た切込み刃2により切断できるのはもちろん、この場
合、図1のように切断路Aの両側縁部に設けた切込み刃
2を切断方向Bにずらして配置したものに比べて、切断
刃1間の距離を短くできて切断刃1を増加させることが
できて、切断抵抗を減少させることができるものであ
る。
断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側縁
以外の位置に切込み刃2を設けた実施例が示してある。
図5に示す実施例では切断路Aの切断方向Bと直交する
方向の略中央部に切込み刃2が設けてあり、図5におけ
る切込み刃2の高さと切断刃1との高さの差Hは0.0
5〜0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも
高い)。上記のような構成の鋸刃を用いて木材等Cのよ
うな被切断物を切断する順序は、図6に示すようにして
行われる。すなわち、まず、図6(a)のように被切断
物である木材等Cの切断路Aの略中央部に切込み刃2で
切込み4を入れ、次に、図6(b)のように切断刃1で
切断路Aの巾方向にわたり切断して切断部5を形成す
る。ここで、鋸刃の移動がそれぞれ図5のa位置、b位
置に進むことでそれぞれ図6(a)、(b)のように切
断が進むものであり、図5のa位置、b位置がそれぞれ
図6(a)、(b)に対応する。続いて図6(c)のよ
うに次の切込み刃2で切断路Aの略中央部に切込み4を
入れ、次に、図6(d)のように次の切断刃1で切断路
Aの巾方向にわたり切断して切断部5を形成する。図6
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されていることを示している。
方向の略中央部よりも切断路Aの側縁側に片寄った場合
を示す実施例が示してある。つまり、図7においてM1
>M 2 である。また、この実施例でも、図7における切
込み刃2の高さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜
0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも高
い)。上記のような構成の鋸刃を用いて木材等Cのよう
な被切断物を切断する順序は、切込み刃2により切込み
4の位置が切断路Aの巾方向にずれている以外は基本的
には図6に示す実施例と同様の順序で行わる。
縁以外の位置に設けることで、切込み刃2で切断路Aに
切込みを入れ、切断刃1で切断路A内を切断することに
なり、仮に「けば」が発生しても最高でも「けば」の長
さを切断路Aよりも短くできることになる。ところで、
本発明において、切断刃1と、この切断刃1の切断路A
上にあって切断刃1の表面又は切断方向Bの前方の少な
くとも一方に突出した切断刃1よりも刃巾の小さい切込
み刃2とから構成して鋸刃を構成するに当たり、切断刃
1として互いに横掬い角が異なる切断刃1を並設するも
のであってもよい。
掬い角が異なる切断刃1を並設した一例が示してある。
図8の実施例は、切込み刃2を切断刃1の切断方向Bの
前方位置に配置する場合であり、図10の実施例は切断
路Aの両側縁以外の位置に切込み刃2を設けた実施例が
示してある。いま図8の実施例で説明すると、切断路A
の両側縁に配置する切込み刃2を切断方向Bにずらし
(実施例では1.0〜5.0mmずらしている)、更
に、切断刃1として横掬い角が異なる切断刃1a、1b
を並設してある。ここで、図8における切込み刃2の高
さと切断刃1との高さの差Hは0.05〜0.50mm
である(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。切断刃1
a、1bの横掬い角α1 、α2 はそれぞれ30°〜60
°に設定してあり、また、図8に示すように両切断刃1
a、1bはそれぞれ横逃げ角β1 、β 2 をとってある。
また横逃げ角β1 、β2 は5°〜15°とする。上記の
ような構成の鋸刃を用いて木材等Cのような被切断物を
切断する順序は、図9に示すようにして行われる。すな
わち、まず、図9(a)のように被切断物である木材等
Cの切断路Aの片側の切断方向の前方に位置する切込み
刃2aで切込み4aを入れ、次に、図9(b)のように
切断路Aの他の片側の切断方向の後方に位置する切込み
刃2bで切込み4bを入れ、次に、図9(c)のように
前方の切断刃1aで両切込み4a、4bの間を切断して
切断部5aを形成し、次に、図9(d)に示すように後
方の切断刃1bで切断部5bを形成する。ここで、鋸刃
の移動がそれぞれ図8(a)のa位置、b位置、c位
置、d位置に進むことでそれぞれ図9(a)、(b)、
(c)、(d)のように切断が進むものであり、図8
(a)のa位置、b位置、c位置、d位置がそれぞれ図
9(a)、(b)、(c)、(d)に対応する。続い
て、図9(e)のように次の前の切込み刃2aで切込み
4aを入れ、次に、図9(f)のように次の後ろの切込
み刃2bで切込み4bを入れ、次に、図9(g)のよう
に次の前の切断刃1aで両切込み4a、4bの間を切断
して切断部5aを形成し、次に、次の後ろの切断刃1b
で切断部5bを形成する。図9(i)が切断完了状態を
示し、「けば」や「かえり」の発生のない状態に切断さ
れていることを示している。ここで、上記実施例におい
て、切断路Aの両側縁に配置する切込み刃2を切断方向
Bにずらすことなく切断方向Bと直交する方向に対向さ
せるようにしてもよい。また、切込み刃2を切断刃1の
切断方向Bの前方位置に配置する場合、切断路Aの両側
縁以外の位置に切込み刃2を設けてもよい。しかして、
この実施例においては、切断刃1の両側縁が共に切込み
刃2となるように横掬い角を設けてあるの、切断刃1で
切断路Aを切断する際に切断刃1の両側縁を切込み刃2
として切込みながら切断路Aを切断していくことができ
るものであって、いっそう「けば」や「かえり」が生じ
にくいことになる。
施例が示してある。この実施例においては、切込み刃2
を切断刃1の表面に設けた実施例である。図11には切
込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aの両側縁部に設け
てある。ここで図11における切込み刃2の高さと切断
刃1のエッジの高さの差Hは0.05〜0.50mmで
ある(切込み刃2が切断刃1よりも高い)。切断順序は
すでに述べた図4と同じ切断順序であるので説明を省略
する。そして、この実施例においては、切込み刃2によ
り繊維を切断し、切断刃1により切断路Aを切断するも
のであるが、このように、切込み刃2を設けたにもかか
わらず切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて切
断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加させ
ることができて、切断抵抗を減少させることができるも
のである。つまり、同じ切断スピードで切断する場合、
切断刃1が少ないと1つの切断刃1で切断する量が大き
くなり、切断抵抗は大きくなるが、逆に、切断刃1が多
いと1つの切断刃1で切断する量が少ないため切断抵抗
は小さくなる。このため、切断刃1が多い方が1つの切
断刃1にかかる切削抵抗は小さくなるのである。
切断刃1の表面の切断路Aの側縁以外の部分に設けた実
施例が示してある。図12は切込み刃2を切断刃1の表
面の切断路Aと直交する方向の略中央部に設けた例を示
し、図13は切込み刃2を切断刃1の表面の切断路Aと
直交する方向の側縁部側に片寄った例を示している。M
1 >M2 となっている。図12、図13において切込み
刃2の高さと切断刃1のエッジの高さの差Hは0.05
〜0.50mmである(切込み刃2が切断刃1よりも高
い)。切断順序は基本的にはすでに述べた図6と同じ切
断順序であるので説明を省略する。このものにおいて
は、切込み刃2で切断路Aに切込みを入れ、切断刃1で
切断路A内を切断することになる。したがって、この実
施例においては、仮に「けば」が発生しても最高でも
「けば」の長さを切断路Aよりも短くできることにな
る。また、この実施例においても、切込み刃2を設ける
といえども切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べ
て切断刃1間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加
させることができて、切断抵抗を減少させることができ
ることになる。
例が示してある。この実施例においては、切断刃1の両
側縁が共に切込み刃2となるように横掬い角を設けたも
のである。図14には切断刃1の切断方向の前端側にお
いて切断刃1の両側縁が共に切込み刃2となるように横
掬い角α1 、α2 を設けることで切断刃1の両側縁の切
断方向の前端部を切断方向に突出させてある。このよう
に構成することで、切断刃1により切断路Aを切断する
際に切断路Aの両側縁に両側の切込み刃2となる部分に
より切断路Aの両側縁の繊維を切断して切断路Aの両側
縁に切込みを入れながら切断刃1により切断することが
できて「かえり」や「けば」が生じないように切断でき
ることになる。そして、切断刃1自身に切込み刃2を設
けることで、切込み刃2を設けるといえども切込み刃2
を切断刃1間に設ける場合に比べて切断刃1間の距離を
短くできて、切断刃1の数を増加させることができて、
切断抵抗を減少させることができることになる。なお、
図15には本実施例の鋸刃の全体を示すもので、図15
(a)は丸鋸刃10を示し、図15(b)は直線状鋸1
1を示しており、同図のXで示す部分が図14のような
構成となっている。
において切断刃1の両側縁が共に切込み刃2となるよう
に横掬い角α1 、α2 を設けることで切断刃1の両側縁
の切断方向Bの前端部を切断方向に突出させてあり、ま
た、切断刃1の後端側において切断刃1の両側縁が共に
切込み刃2となるように横掬い角α3 、α4 を設けるこ
とで切断刃1の両側縁の切断方向Bと反対側の後端部を
切断方向Bと反対方向に突出させてある。このような構
成とすると、鋸刃が切断方向Bに動いても、逆に動いて
も切断刃1の前後の両端縁にそれぞれ切込み刃2が形成
してあるので、いずれの方向に動いても、切断刃1によ
り切断路Aを切断する際に切断路Aの両側縁に両側の切
込み刃2となる部分により切断路Aの両側縁の繊維を切
断して切断路Aの両側縁に切込みを入れながら切断刃1
により切断することができて「かえり」や「けば」が生
じなように切断できることになり、いずれの方向にも動
かすことができるので、刃の寿命が従来に比べて長くな
る。そして、この実施例においても切断刃1自身に切込
み刃2を設けることで、切込み刃2を設けるといえども
切込み刃2を切断刃1間に設ける場合に比べて切断刃1
間の距離を短くできて、切断刃1の数を増加させること
ができて、切断抵抗を減少させることができることにな
る。
み刃2c、2dを設けた実施例が示してある。この実施
例においては、切断刃1で切断路Aを切断する際に切断
刃1の両側縁に形成した切込み刃2c、2dが切断路A
の両側縁部の繊維を切断し、中間部の切込み刃2eが切
断路Aの底面において繊維を切断するものである。両側
縁及び中間部に切込み刃2c、2d,2eを設けたもの
においては、切断路Aの両側縁部における「かえり」や
「けば」の発生の防止効果だけでなく、切断路A内の面
を「かえり」や「けば」の発生を防止することができ
る。図18には更に本発明の他の実施例が示してある。
この実施例においては、切断刃1の切断方向Bの前縁部
に切断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設けたも
のである。そして、図18の実施例においては、複数の
切込み刃2のうち切断方向Bと直交する方向の中央部程
切断方向B側における突出量を大きくなるように設定し
てある。そして、この実施例においては突出量の異なる
切込み刃2で少しずつ木材等Cの繊維を切り込んでい
き、切断刃1で切断路Aを切断するものであって、「か
えり」や「けば」の発生の防止をしながら切断すること
ができる。この場合、更に、切断刃1の切断方向Bの前
縁部に切断方向Bに異なった突出量の切込み刃2を設け
たことで、突出量の異なる切込み刃2で少しずつ繊維を
切断できて、刃にかかる力を小さくできて、刃先寿命を
向上させることができる。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁を切
断方向Bに突出した切込み刃2とし、切断刃1の表面を
切断方向Bと直交する方向において傾斜させたものであ
り、図19においては、切断刃1の表面の切断方向Bと
直交する方向の中間部分が低くなるように傾斜させてあ
る。このようにすることで、切断刃1の両側縁に切断方
向に突出して形成した切込み刃2の角度を鋭くすること
ができ、切断刃1の上面が切断方向Bと突出する方向に
角度がついていないで切込み刃2を設けた場合に比べて
シャープに木材等Cに切り込むことができて切断面に
「けば」や「かえり」がより発生しないようにできるも
のである。
が示してある。この実施例においては、切断刃1表面と
両側縁とに切込み刃2を設けたものである。図20にお
いて各切込み刃2の高さと切断刃1のエッジの高さの差
Hは0.05〜0.50mmである(切込み刃2が切断
刃1よりも高い)。このように構成することで4つの切
込み刃2により木材等Cの繊維の切込みを行うことにな
り、切込み刃2の刃先の磨耗が少なくなり、刃先寿命が
短くなる。
例が示してある。すなわち、この実施例においては切断
刃1の刃先の形状を切断方向Bと反対方向に凹となるよ
うな弧状(つまりR形状)とすることで、刃先の強度を
向上させたものである。ここで、図21の実施例におい
ては、切断刃1の掬い面の形状を切断方向Bと反対方向
に凹となるような弧状としたものであり、また、図22
の実施例においては、切断刃1の切断方向Bと直交する
方向における刃先の形状を切断方向Bと反対方向に凹と
なるような弧状としたものである。図において12は弧
状部を示す。
てある。すなわち、この実施例においては、切断刃1の
側面に孔3を形成したものである。ここで図23に示す
実施例では切断刃1の両側面に貫通するように孔3が形
成してある。このように切断刃1の側面に孔3を形成す
ると、切断時に発生する切断粉で刃の側面と被切断材の
間に入り込んだ切粉が切断刃1の側面の孔3に逃げ込む
ため、切断時の抵抗を低減させることができるものであ
る。
面に設けた孔3の他に掬い面にも孔3aを設けて、孔3
aを孔3に連通させるようにしてもよい。この場合に
は、切断時に発生する切断粉が切断刃1の側面の孔3に
逃げ込むため、切断時の抵抗を低減させることができる
のみならず、掬い面に設けた孔3aにも切断粉が逃げ込
み、掬い面に切断粉が溜まることがなく、目詰まりを防
止できることになる。設けた孔3aとを連通させるよう
にすることで、切断時に発生する切断粉が切断刃の側面
の孔3に逃げ込むことで切断時の抵抗を軽減することが
できる。
刃1の前面部分に溜まることなく、スムーズに排出する
ための実施例が示してある。すなわち、切断刃1の両側
縁が切込み刃2となるように横掬い角を設けたものであ
り、このため切断刃1の前面はV字状又はU字状として
してある。このように切断刃1の前面をV字状又はU字
状とすると、切断刃1の前面に切屑が溜まるおそれがあ
るが、図25の実施例においては、切断刃1の前面部の
側縁間の中間部に切粉逃し刃20が形成してある。そし
て、この切粉逃し刃20は三角錐状をしていて上端が切
断刃1表面までは到らず、表面よりやや下方位置(0.
05〜0.5mm程度下方位置)に上端が位置するよう
に設けてある。このような構成にすることで、切断時に
発生する切粉は切粉逃し刃20に沿って切断刃1の両側
面方向に排出されることになって、スムーズな切断を行
うことができる。
となるように切断刃1の前面をV字状又はU字状とした
ものにおいて、切断刃1の表面に切粉逃がしの溝21が
設けてある実施例を示している。切粉逃がしの溝21は
図26(a)に示すように切断方向Bにおいて並んでい
る切断刃1ごとに左右に交互にずらして配置してあり、
切断時の切粉の流れは図26(b)の矢印に示すように
なって切断刃1の前面に溜まることなく排出され、スム
ーズな切断を行うことができる。ここで、切断刃1の表
面に切粉逃がしの溝21を設けると、この切粉逃がしの
溝21においては切断されないことになるが、上記のよ
うに切粉逃しの溝21を切断方向Bにおいて左右に交互
にずらしてあることで、切粉逃しの溝21部分で切り残
した部分は次の切断刃1で切断されることになる。
切断刃1の表面に切粉逃しの溝21を設けるに当たり、
切断刃1の表面の中央部に切粉逃がしの溝21を設けた
例が示してある。このように切断刃1の表面の中央部に
切粉逃がしの溝21を設けた場合には前面をV字状又は
U字状とした切断刃1の後方に、図27に示すように交
互刃と称される掬い角の異なる切断刃1を並設する。こ
の場合は、前面がV字状又はU字状となった切断刃1に
よる切断時に発生した切粉は切粉逃しの溝21で図27
の矢印のように排出される。そして、切断刃1の表面中
央部に切粉逃がしの溝21を設けると、この切粉逃がし
の溝21においては切断されないことになるが、前面を
V字状又はU字状とした切断刃1の後方に配置した交互
刃と称する掬い角の異なる切断刃1により切粉逃しの溝
21部分で切り残した部分は交互刃と称する次の切断刃
1で切断されることになる。
てある。この実施例においては、図28(a)に示すよ
うに切断刃1の両側縁がそれぞれ切込み刃2となるよう
に切断刃1の前縁部をV字状又はU字状としたものにお
いて、複数並んだ切断刃1のV字状又はU字状の底部が
切断方向に対して変位して位置している。つまり、V字
状又はU字状の刃部1aの一片の角度aと他片の角度b
とを異ならせてあり、このことで複数並んだ切断刃1の
V字状又はU字状の底部が切断方向に対して変位して位
置している。この実施例においては、切断の際、図28
(b)のように、V字状又はU字状の底部より先に次の
切断刃1の底部以外の部分が切断に寄与することになっ
て、V字状又はU字状の底部では切断が行われることが
なく、この結果、切断動力を小さくできるものである。
ここで、図28(a)の角度a、bは65°〜25°が
適している。上記のような構造の鋸刃を用いて木材等C
のような被切断物を切断する順序は、図29に示すよう
にして行われる。すなわち、まず、図29(a)のよう
に両側縁がそれぞれ切込み刃2となり且つ前縁部がV字
状又はU字状となった切断刃1により切断部5を形成す
る。この場合、V字状又はU字状となった切断刃1のV
字状又はU字状の底部が切断方向の中心に対して変位し
ているので、図29(a)のように切断刃1のV字状又
はU字状の底部により切断された部分が切断部5の巾方
向において変位している。次に、2番目の切断刃1によ
り切断されるのであるが、この2番目の切断刃1は最初
の切断刃1に対してV字状又はU字状の底部が変位して
いるので、図29(b)のように切断される。ここで、
鋸刃の移動がそれぞれ図28(a)のa位置、b位置に
進むことでそれぞれ図29(a)、(b)のように切断
が進むものであり、図28(a)のa位置、b位置がそ
れぞれ図29(a)、(b)に対応する。同様にして、
次に、3番目の切断刃1により図29(c)のように切
断され、次に、4番目の切断刃1により図29(d)の
ように切断される。図29(e)が切断完了状態を示
し、「けば」や「かえり」の発生のない状態に切断され
る状態を示している。図29において1aは1番目の切
断刃、1bは2番目の切断刃、1cは3番目の切断刃、
1dは4番目の切断刃を示している。
てあり、この実施例では複数に並んだ切断刃1の両側縁
がそれぞれ切込み刃2となるように図30(a)に示す
ように切断刃1の前面部を切断方向に対してV字状又は
U字状にしてある。しかもこの実施例では、切断刃1の
表面を切断方向と交差する方向において切断刃1の両側
が高くなるように傾斜させてある。そして、複数並んだ
切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置を切断方向に対
して変位させてある。具体的には切断刃1の表面の片側
の傾斜面40aの下端よりも表面の他の片側の傾斜面4
0bの下端が下に位置するように両傾斜面の傾斜角度を
変えてある。つまり、表面の片側が傾斜の急な傾斜面4
0aとなり、表面の他の片側が傾斜の緩い傾斜面40b
となっている。ここで、複数並んだ切断刃1は、前の切
断刃1の表面の急な傾斜面40aの切断方向の後方に位
置する切断刃1の表面に緩い傾斜面40bが位置し且つ
前に位置する切断刃1の表面の緩い傾斜面40bの切断
方向の後方に位置する切断刃1の表面の急な傾斜面40
aが位置するように交互に配置してある。このように、
傾斜の急な傾斜面40a、傾斜の緩い傾斜面40bの位
置関係を、切断方向Bにおいて交互に変えることで、複
数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置を切断
方向に対して変位させてある。しかして、切断に当たっ
ては図31(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の
順序で切断するものであり、この場合図30(c)に示
すように、傾斜の急な傾斜面40aの下端部の切断刃1
のV字状又はU字状の底部部分より先に次の切断刃1の
傾斜の緩い傾斜面40bの下端部の切断刃1部分で切断
されることとなって、傾斜の急な傾斜面40aの下端の
前端部であるV字状又はU字状の底部では切断が行われ
ることがなく、この結果、切断動力を小さくできるもの
である。なお、図31において1aは1番目の切断刃を
示し、図31(a)のように被切断物である木材等Cを
切断して切断部5を形成し、1bは2番目の切断刃を示
し、図31(b)のように切断部5を形成する。ここ
で、鋸刃の移動がそれぞれ図30(a)のa位置、b位
置に進むことでそれぞれ図31(a)、(b)のように
切断が進むものであり、図30(a)のa位置、b位置
がそれぞれ図31(a)、(b)に対応する。また、1
cは3番目の切断刃を示し、図31(c)のように切断
部5を形成し、1dは4番目の切断刃を示し、図31
(d)のように切断部5を形成するものである。図31
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されていることを示している。
てある。この実施例においては、複数に並んだ切断刃1
の両側縁がそれぞれ切込み刃2となるように図32
(a)に示すように切断刃1の前面部を切断方向に対し
てV字状又はU字状にしてある。しかもこの実施例で
は、切断刃1の表面を切断方向と交差する方向において
切断刃1の両側が高くなるように傾斜させてある。そし
て、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分の底部の位置
を切断方向に対して変位させてある。具体的には切断方
向Bの前の切断刃1の表面の片側の傾斜面40aに溝4
5を設けてあり、後の切断刃1の表面の他の片側の傾斜
面40bに溝45が設けてある。このように傾斜面への
溝45を設ける切断方向Bにおいて切断刃1ごとに交互
に変えることで、複数並んだ切断刃1の表面の傾斜部分
の底部の位置を切断方向に対して変位させてある。ここ
で、溝45の巾は全体の切断刃1の巾の1/6〜1/4
程度とするのが好ましい。しかして、切断に当たっては
図33(a)→(b)→(c)→(d)→(e)の順序
で切断するものであり、この場合切断時には図32
(c)に示すように、溝45部分より先に次の切断刃1
の溝45のない部分で切断されることになり、切断刃1
の表面の傾斜部分の底部である溝45部分では切断され
ることがなく、この結果、切断動力を小さくできるもの
である。なお、図33において1aは1番目の切断刃を
示し、図33(a)のように被切断物である木材等Cを
切断して切断部5を形成し、1bは2番目の切断刃を示
し、図33(b)のように切断部5を形成する。ここ
で、鋸刃の移動がそれぞれ図32(a)のa位置、b位
置に進むことでそれぞれ図33(a)、(b)のように
切断が進むものであり、図32(a)のa位置、b位置
がそれぞれ図33(a)、(b)に対応する。また、1
cは3番目の切断刃を示し、図33(c)のように切断
部5を形成し、1dは4番目の切断刃を示し、図33
(d)のように切断部5を形成するものである。図33
(e)が切断完了状態を示し、「けば」や「かえり」の
発生のない状態に切断されている状態を示している。
てある。この実施例においては、切断刃1の側面に小さ
な凹凸23(図34においてクロスハッチングで示して
いる)を設けたものである。このように切断刃1の側面
に小さな凹凸23を設けると、小さな凹凸23がやすり
の役目をして切断刃1による切断と同時に切断面の側面
の仕上げ加工を行うことができ、切断面の側面が美しく
なる。
てある。この実施例においては、切断刃1の前縁部に設
けたV状又はU状の切込み刃2に対向する後縁部を非直
線状にしてある。図35(a)においては切断刃1の後
縁部がV状となるように切り込んだものが示してあり、
図35(c)においては切断刃1の後端部がU状となる
ように切り込んだものが示してあり、このように後端部
を切り込んで非直線状とすることで、切粉の受入れ部5
0の体積を増加させて、目詰まりが発生しないようにし
ている。
てある。この実施例においては、切断刃1の掬い面の表
面に溝24を設けたものである。こおように掬い面に溝
24を設けることで、切断時に発生する切粉を溝24部
分でばらばらにすることができ、この結果、切粉が連続
して発生せず、ばらばらに発生するため、切粉逃がし刃
20による切粉の側面への排出が容易になり、目詰まり
が防止されることになる。
てある。この実施例においては、切断刃1の前縁部をV
状又はU状としてあり、また、切断刃1のV字状又はU
字状の底部の表面部に更に切込み刃28を設けてある。
この切込み刃28は実施例においては、前の切断刃1の
切込み刃28の傾斜と後ろの切断刃1の切込み刃28の
傾斜とが交差する方向となるように交互に傾斜方向が異
なっている。そして、切断に当たっては最初に切込み刃
28で切断するため切断刃1のV字状又はU字状の底部
では切断が行われることがなく、この結果切断動力が小
さくなるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1を突設してい
る台金22の切断刃1を設けていない部分の表面を側縁
側が低くなるように傾斜させたものである。図38の実
施例では台金22の中央が高く両側縁が低くなるように
略断面山形形状に傾斜しているが、台金22の一側縁が
高く、他側縁が低くなる片側傾斜であってもよい。この
ように台金22の切断刃1を設けていない部分の表面を
側縁側が低くなるように傾斜させることで、台金22の
斜面に沿って切粉がスムーズに排出できるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面の切断方
向Bに段差25又はテーパを設けたものである。ここ
で、段差25は0.5mm以上が適しており、全ての切
断刃1に設ける。このように切断刃1側面の切断方向B
に段差25又はテーパを設けることで、切断時に部材と
の接触面積が減少することになり、この結果、切断動力
を小さくできるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面の切断刃
1表面側に段差26を付けて切込み刃60を突設したも
のである。ここで、切断刃1の側面と切込み刃60との
段差は0.5mm以上が適している。このように、切断
刃1側面の切断刃1表面側に段差26を付けて切込み刃
60を突設したことで、切断時に部材との接触面積が減
少し、切断動力を小さくできるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1側面に切込み
刃60を設け、この切込み刃60の側面部分に段差27
を設けたものである。図37の実施例では段差27は切
込み刃60の後部に形成してある。段差27はすべての
切込み刃60の側面に設ける。また、段差27は0.5
mm以上が適している。このように、切断刃1側面に切
込み刃60を設け、この切込み刃60の側面部分に段差
27を設けることで、切断時に部材との接触面積が減少
し、切断動力を小さくできるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁が共
に切断方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角
を設けたものにおいて、切込み刃2及び切断刃1にそれ
ぞれ掬い角を設け、この切断刃1に設けた掬い角を切込
み刃2に設けた掬い角よりも大きくしたものである。す
なわち、図42(b)に示す角度θ1 が切断刃1の掬い
角であり、図42(c)のθ2 が切込み刃2の掬い角で
あって、θ1 >θ2 となっている。ここで、θ 1 はθ2
+10°〜θ2 +30°が好ましいものであり、また、
θ2 は−10°〜20°が好ましいものである。このよ
うに、切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2に設けた掬
い角よりも小さくすることで、切込み刃2の小さな掬い
角により被切断物である木材等Cのような材料の側面を
切断することになり、「けば」や「かけ」などが発生し
にくくなる。また、切込み刃2の大きな掬い角により木
材Cのような材料をかき出すため、切削抵抗を小さくで
きるものである。
てある。この実施例においては、切断刃1の両側縁が共
に切断方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角
を設けたものにおいて、切込み刃2の刃先角を切断刃1
の刃先角よりも小さくしたものである。すなわち、図4
3(b)において角度γ1 、角度γ2 が切断刃1の刃先
角であり、また、図43(b)において角度γ3 、角度
γ4 が切込み刃2の刃先角であり、γ1 、γ2 >γ3 、
γ4 となっている。ここで、γ1 、γ2 は35°〜80
°、γ3 、γ4 は30°〜65°が好ましく、また、γ
1 はγ3 よりも5〜15°大きいのが適しており、ま
た、γ2 はγ4 よりも5〜15°大きいのが適してい
る。また、図43(b)において示す切込み刃2の刃先
角の巾M1 は刃厚M2 に対して1/30〜1/10とす
るのが好ましい。このように、切込み刃2の刃先角を切
断刃1の刃先角よりも小さくすることで、切断時に切込
み刃2の小さな刃先角で被切断物である木材等Cのよう
な材料の側面を切断することになり、「けば」や「か
け」などが発生しにくくなる。また、切込み刃2の刃先
角よりも大きい刃先角の切断刃1により木材等Cのよう
な材料をかき出すため、切削抵抗を小さくできるもので
ある。そして、切断刃1の刃先角が大きくなるため刃の
強度が向上してチッピング防止となる。
てある。この実施例においては、両側縁が切込み刃2と
なった切断刃1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中
まで切粉逃がし刃20を設けて、切断刃1前面に溜まろ
うとする切粉を切粉逃し刃20により逃がすようにした
ものにおいて、該切断刃1の前面部から突出した切粉逃
し刃20が、図44(a)に示すように、切断刃1によ
る切断方向と直交する方向の断面が三角形状で且つ切断
方向の前面が三角形状面70となった三角錐台形状に形
成してある。ここで、切粉逃し刃20の前面の三角形状
面70は切込み刃2よりも少し後方に引き込んで位置す
るか、あるいは少し前方に飛び出して位置しているが、
この切粉逃し刃20の前面と三角形状面70との前後方
向の段差Nは±1.0mmが好ましいものである。ここ
で、切断刃1の前面部に突出した切粉逃し刃20の形状
を図44(d)のように三角錐形状とし、本実施例のよ
うに前面部に三角形状面70を設けない場合、切断刃1
前面に溜まろうとする切粉を切粉逃し刃20により逃が
すことはできても、切粉が図44(d)の矢印のように
流れ、切断刃1を突出している台金22と切断材料であ
る木材等Cとの隙間に切粉が入って、被切断物である木
材等Cのような材料と台金22との接触抵抗を増大する
おそれがあるが、本実施例においては、このようなおそ
れを解消できるものである。つまり、本実施例のよう
に、切粉逃し刃20の形状を、断刃1による切断方向と
直交する方向の断面が三角形状で且つ切断方向の前面が
三角形状面70となった三角錐台形状とすることで、切
断時に切断刃1前面に溜まろうとする切粉は切粉逃し刃
20により図44(c)の矢印のような流れ方をするこ
ととなり(つまり、切粉逃し刃20によ切断刃1の前面
に溜まろうとする切粉を切粉逃し刃20により逃す際に
切粉逃し刃20の前面の三角形状面70から前方側に逃
がすこととなり)、この結果、切粉が三角形状面70の
前方の台金22上に溜まり、切断刃1が被切断物である
木材等Cのような材料から出た時に切粉が外部に排出さ
れることになる。このように切粉を切粉逃し刃20によ
り逃す際に切粉逃し刃20の前面の三角形状面70から
前方側に逃がして三角形状面70の前方の台金22上に
溜めることができるため、切断刃1を突出している台金
22と切断材料である木材等Cとの隙間に入らないよう
にできて、被切断物である木材等Cのような材料と台金
22との接触抵抗が減少することになる。
てある。この実施例では、切断刃1の両側縁が共に切断
方向に突出する切込み刃2となるように横掬い角を設け
たものにおいて、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ掬
い角を設け、この切断刃1に設けた掬い角を切込み刃2
に設けた掬い角よりも大きくし、また、切込み刃2の刃
先角を切断刃1の刃先角よりも小さくし、更に、切断刃
1の前面部の中間部に切断刃1表面の途中まで切粉逃が
し刃20を設け、該切粉逃し刃20を、切断刃1による
切断方向と直交する方向の断面が三角形状で且つ切断方
向の前面が三角形状面70となった三角錐台形状に形成
した実施例が示してある。ここで、切込み刃2及び切断
刃1にそれぞれ設けた掬い角の角度は前述の図42に示
す実施例で説明したのと同じように設定し、また、ま
た、切込み刃2及び切断刃1にそれぞれ設けた刃先角は
図43に示す実施例で説明したのと同じように設定し、
また、切込み刃2と三角形状面70との前後方向の段差
は図44に示す実施例で説明したのと同じように設定す
る。そして、本実施例においては、切断刃1に設けた掬
い角を切込み刃2に設けた掬い角よりも大きくし、更
に、切込み刃2の刃先角を切断刃1の刃先角よりも小さ
くすることで、切断時に切込み刃2の小さな掬い角及び
刃先角で被切断物である木材等Cの側面を切断すること
になって「けば」や「かけ」などが発生するのをより確
実に防止し、また切断刃1の大きな掬い角及び刃先角で
被切断物である切断材料をかき出すためよりいっそう切
削抵抗が小さくなるものであり、更に、切粉を切粉逃し
刃20により逃す際に切粉逃し刃20の前面の三角形状
面70から前方側に逃がして三角形状面70の前方の台
金22上に溜め、このことにより、切断刃1を突出して
いる台金22と切断材料である木材等Cとの隙間に入ら
ないようにできて、被切断物である木材等Cのような材
料と台金22との接触抵抗が減少するものである。
してある。この実施例においては、基本的構造は図45
に示す実施例と同じであるので、重複する説明は省略す
る。この実施例では切断刃1及び切込み刃2を備えたチ
ップ100を台金22に取付ける一例が示してある。こ
こでチップ100の材質としてはハイス鋼、超硬合金粉
末を用い、MIN法により成形して製造するものであ
り、また台金22は炭素工具鋼、合金工具鋼を切断、研
削加工したもので、後述のように台金22にチップ10
0をレーザで接合するものである。すなわち、台金22
の外周端部にはチップ取付け用凹部80が多数一定間隔
で形成してあり、この台金22のチップ取付け用凹部8
0にチップ100を嵌め込んで位置決めし、レーザ接合
によりチップ100と台金22とを接合している。図4
7(b)において、符号81で示す部分がレーザ接合部
である。台金22のチップ取付け用凹部80の前下部に
は更に下溝部82が設けてあり、また、チップ取付け用
凹部80の後部にチップ100を嵌め込んだ場合にチッ
プ100の前面とチップ取付け用凹部80の前面との間
に隙間83が生じるようになっており、上記下溝部82
及び隙間83はレーザ接合によりチップ100を台金2
2に接合する際に、レーザ接合の際に熱歪が発生するこ
とを防止するためのものであり、この実施例のように切
断刃1と切込み刃2とを有するチップ状とせず、切断刃
1及び切込み刃2が台金22と一体のものを研削により
成形するもの、あるいはMIMと研削とを併用して成形
して得た鋸刃にも、鋸刃の使用時に熱膨張して熱歪が発
生するのを防止するためのものでもある。つまり、下溝
部82及び隙間83が無いとレーザ接合の際にチップ1
00や台金22に熱歪みが発生するが、下溝部82及び
隙間83を設けることで、この熱歪みの発生を防止して
いる。また、チップ100を成形した場合のゲート跡1
01がチップ100に残るが、このゲート跡101がチ
ップ100の下面前部に位置するように設定し、チップ
100をチップ取付け用凹部80に嵌め込んで組み込ん
だ場合に、該チップ100の下面前部に残るゲート跡1
01が下溝部82に面するようにしてあり、このことに
より、ゲート跡101を下溝部82に逃がし、チップ1
00をゲート跡101に邪魔されることなくチップ取付
け用凹部80に正確に組み込むことができることにな
る。
間隔で形成したチップ取付け用凹部80としては、図4
6、図47(b)、図48(a)に示すようにチップ1
00を嵌め込む部分の形状の異なる2種類のチップ取付
け用凹部80a、80bがあり、このチップ100を嵌
め込む部分の形状の異なる2種類のチップ取付け用凹部
80a、80bを一つおきに交互に配置してある。実施
例ではチップ取付け用凹部80のコーナ部の傾斜面部8
4の角度を異ならせてある。また、チップ100として
は形状の異なる2種類のチップ100a、100bを用
意してある。ここで、形状の異なるチップ100として
は例えば図46に示すように横掬い角の異なるものであ
り、横掬い角の異なる2種類のチップ100a、100
bの下後部のコーナ部の傾斜面部85の角度を異なら
せ、チップ100aがチップ取付け用凹部80aにぴっ
たりと合致するように組み込まれ、チップ100bがチ
ップ取付け用凹部80bにぴったりと合致するように組
み込まれるものであり、このようにすることで、一つ置
きに形状の違ったチップ100を間違い無く組み込んで
レーザ接合ができるようにしている。
は図45に示す実施例や、図49乃至図48に示す実施
例の切断順序が示してある。図49において1aは1番
目の切断刃を示し、図49(a)のように被切断物であ
る木材等Cを切断して切断部5を形成し、1bは2番目
の切断刃を示し、図49(b)のように切断部5を形成
する。ここで、鋸刃の移動がそれぞれ図43(b)のa
位置、b位置に進むことでそれぞれ図49(a)、
(b)のように切断が進むものであり、図43(b)の
a位置、b位置がそれぞれ図49(a)、(b)に対応
する。また、1cは3番目の切断刃を示し、図49
(c)のように切断部5を形成し、1dは4番目の切断
刃を示し、図49(d)のように切断部5を形成するも
のである。図49(e)が切断完了状態を示し、「け
ば」や「かえり」の発生のない状態に切断されているこ
とを示している。
いて被切断物として木材等Cの例につき説明し、本発明
の各実施例の鋸刃が木材等Cの切断に対して有効である
ことを述べたが、ここで言う木材等Cとは木材だけでな
く、FRP等の繊維材を含むプラスチック等の複合材を
含むものである。したがって、上記した本発明の各実施
例の鋸刃は木材だけではなく、FRP等の繊維材を含む
プラスチック等の複合材の切断に対しても有効である。
は、切断刃と、この切断刃の切断路上にあって切断刃の
表面又は切断刃の切断方向の前方の少なくとも一方に突
出した切断刃よりも刃巾の小さい切込み刃とから成るの
で、切込み刃で木材等の繊維を切断し、切断刃で切断路
中の木材等の繊維を切断するため、「かえり」や「け
ば」がなく、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなく
なるものである。
込み刃を切断刃の切断方向の前方における切断路の両側
縁部に設けてあるので、切込み刃で切断路の両側の木材
等の繊維を切断し、切断刃で切断路中の木材等の繊維を
切断するため、「かえり」や「けば」がなく、切断面が
美しく、仕上げ加工が必要でなくなるものである。ま
た、請求項3記載の発明にあっては、切断路の両側縁部
に設けた切込み刃を切断方向にずらしてあるので、請求
項2記載の効果に加えて、切断路の木材等の繊維の両側
をタイミングをずらして切断でき、切込み刃で切り込む
際の負荷を小さくできるものである。
断路の両側縁部に設けた切込み刃を切断方向と直交する
方向に対向して設けてあるので、請求項2記載の効果に
加えて、切断路の木材等の繊維の両側を一度に切断でき
ることになり、また、この場合、切込み刃を切断方向に
ずらすものと比較して、切断刃間の距離を短くできて切
断刃を増加させることができて、切断抵抗を減少させる
ことができるものである。
込み刃を切断刃の切断方向の前方における切断路の側縁
以外の位置に設けてあるので、切込み刃で木材等の繊維
を切断し、切断刃で切断路中の木材等の繊維を切断する
ため、「かえり」や「けば」がなく、切断面が美しく、
仕上げ加工が必要でなくなるものであり、更に、仮に
「けば」が発生しても最高でも「けば」の長さを切断路
よりも短くできることになる。
いに横掬い角が異なる切断刃を並設してあるので、請求
項1記載の効果に加えて、切込み刃により繊維を切断す
ると共に切断刃により切断路内を切断する際、切込み刃
の一側縁側の先端を補助的な切込み刃として機能させる
ことが可能となって、よりいっそう「かえり」や「け
ば」の発生を防止できるものである。
込み刃を切断刃の表面の切断路の両側縁部に設けてある
ので、切込み刃で切断路の両側の木材等の繊維を切断
し、切断刃で切断路中の木材等の繊維を切断するため、
「かえり」や「けば」がなく、切断面が美しく、仕上げ
加工が必要でなくなるものであり、しかも、切込み刃を
設けるといえども切込み刃を切断刃間に設ける場合に比
べて切断刃間の距離を短くできて、この結果、切断刃の
数を増加させることができて、切断抵抗を減少させるこ
とができるものである。
込み刃を切断刃の表面の切断路の側縁以外の部分に設け
てあるので、切込み刃で切断路に切込みを入れ、切断刃
で切断路内を切断するため、「かえり」や「けば」がな
く、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるもの
であり、更に、仮に「けば」が発生しても最高でも「け
ば」の長さを切断路よりも短くできることになる。ま
た、切込み刃を設けるといえども切込み刃を切断刃間に
設ける場合に比べて切断刃間の距離を短くできて、切断
刃の数を増加させることができて、切断抵抗を減少させ
ることができるものである。
断刃の両側縁が共に切込み刃となるように横掬い角を設
けてあるので、切断刃で切断路を切断する際に切断刃の
両側縁を切込み刃として切断路の両側縁部の繊維を切り
込みながら切断刃で切断路中の木材等の繊維を切断でき
るものであり、この結果、「かえり」や「けば」がな
く、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるもの
であり、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み刃
を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短く
できて、この結果、切断刃の数を増加させることができ
て、切断抵抗を減少させることができるものである。
切断刃の両側縁及び中間部に切込み刃を設けてあるの
で、切断刃で切断路を切断する際に切込み刃で切断路の
両側縁縁及び底部の繊維を切り込んで切断刃で切断路中
を切断できるものであり、この結果、切断路の両側縁部
及び底部における「かえり」や「けば」の発生を防止で
きて、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるも
のである。しかも、切込み刃を設けるといえども切込み
刃を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短
くできて、この結果、切断刃の数を増加させることがで
きて、切断抵抗を減少させることができるものである。
切断刃の切断方向の前縁部に切断方向に異なった突出量
の切込み刃を設けることで、突出量の異なる切込み刃で
少しずつ繊維を切断して切断刃で切断路の繊維を切断す
るものであり、この結果、「かえり」や「けば」がな
く、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるもの
であり、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み刃
を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短く
できて、この結果、切断刃の数を増加させることができ
て、切断抵抗を減少させることができるものである。し
かも、突出量の異なる切込み刃で少しずつ繊維を切断し
て切り込んで行くので、刃にかかる力を小さくできるも
のである。
切断刃の両側縁を切断方向に突出した切込み刃とし、切
断刃の表面を切断方向と直交する方向において傾斜させ
てあるので、切込み刃で繊維を切り込んで切断刃で切断
路内の繊維を切断することで、「かえり」や「けば」が
なく、切断面が美しく、仕上げ加工が必要でなくなるも
のであり、しかも、切込み刃を設けるといえども切込み
刃を切断刃間に設ける場合に比べて切断刃間の距離を短
くできて、この結果、切断刃の数を増加させることがで
きて、切断抵抗を減少させることができるものであり、
しかも、切断刃の表面を切断方向と直交する方向におい
て傾斜させてあるので、切込み刃の角度を鋭くすること
ができてシャープに木材等の繊維を切込むことができ、
「けば」や「かえり」の発生をいっそう確実に防止でき
るものである。
切断刃表面と両側縁とに切込み刃を設けることで、切込
み刃で繊維を切り込んで切断刃で切断路内の繊維を切断
することで、「かえり」や「けば」がなく、切断面が美
しく、仕上げ加工が必要でなくなるものであり、しか
も、切込み刃を設けるといえども切込み刃を切断刃間に
設ける場合に比べて切断刃間の距離を短くできて、この
結果、切断刃の数を増加させることができて、切断抵抗
を減少させることができるものであり、しかも、繊維を
切断する切込み刃を多く設けることができて、切込み刃
の刃先磨耗を少なくすることができるものである。
切断刃の刃先の形状を切断方向と反対方向に凹となるよ
うな弧状とすることで、前述の「かえり」や「けば」を
防止する効果に加えて、刃先の強度を向上させることが
できる。また、請求項15記載の発明にあっては、切断
刃の側面に孔を形成することで、前述の「かえり」や
「けば」を防止する効果に加えて、切断時に発生する切
断粉が切断刃の側面の孔に逃げ込むことで切断時の抵抗
を軽減することができるものである。
請求項1記載の効果に加えて、両側縁が切込み刃となっ
た切断刃の前面部の中間部に切断刃表面の途中まで切粉
逃がし刃を設けてあるで、切断時に切粉が両側縁方向に
排出されて目詰まりが発生せず、スムーズに切断するこ
とができるものである。また、請求項17記載の発明に
あっては、請求項1記載の効果に加えて、両側縁が切込
み刃となった切断刃の表面に切粉逃がしの溝を設けるの
で、切粉逃しの溝から切粉を排出できるものであって、
目詰まりが発生せず、スムーズに切断することができる
ものである。
請求項1記載の効果に加えて、複数に並んだ切断刃の両
側縁がそれぞれ切込み刃となるように切断刃の前縁部を
切断方向にV字状又はU字状とし、複数並んだ切断刃の
V字状又はU字状の底部が切断方向に対して変位した位
置にあるので、V字状又はU字状の切断刃のV字状又は
U字状の底部付近では切断がおこなわれず、切断動力が
小さくなるものである。
請求項1記載の効果に加えて、複数に並んだ切断刃の両
側縁がそれぞれ切込み刃となるように切断刃の前縁部を
切断方向にV字状又はU字状とすると共に切断刃の表面
を切断方向と交差する方向において切断刃の両側が高く
なるように傾斜させ、複数並んだ切断刃の表面の傾斜部
分の底部の位置を切断方向に対して変位させてあるの
で、切断刃の表面部の切断方向と交差する方向の傾斜部
分の底部の位置では切断されず、この結果切断動力が小
さくなるものである。また、請求項20記載の発明にあ
っては、請求項1記載の効果に加えて、切断刃の側面に
小さな凹凸を設けあるので、小さな凹凸がやすりの役目
をして切断刃で切断すると同時に切断刃の側面で仕上げ
加工を行うことができ、切断面の側面が美しくなるもの
である。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃の前縁部に設けた
V状又はU状の切込み刃に対向する後縁部を非直線状に
するので、切粉の受入れ体積を増すことができて、目詰
まりが発生しないようにできるものである。また、請求
項22記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加
えて、掬い面上に溝を設けてあるので、掬い面の表面の
溝で切粉がばらばらにされて、目詰まりが発生せず、ス
ムーズに切断を行うことができるものである。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃の前縁部をV状又
はU状としてV字状又はU字状の底部の表面部に切込み
刃を設けてあるので、V状又はU状の底部で切断が行わ
れず、切断動力が小さくできるものである。また、請求
項24記載の発明にあっては、請求項1記載の効果に加
えて、切断刃を突設している台金の切断刃を設けていな
い部分の表面を傾斜させてあるので、基盤表面の傾斜面
に沿って切粉をスムーズに排出できて目詰まりが発生せ
ず、スムーズに切断を行うことができるものである。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃側面の切断方向に
段差又はテーパを設けてあるので、切断時に部材との接
触面積が減少し、切断動力が小さくなるものである。ま
た、請求項26記載の発明にあっては、請求項1記載の
効果に加えて、切断刃側面の切断刃表面側に段差をつけ
て切込み刃を突設してあるので、切断時に部材との接触
面積が減少し、切断動力が小さくなるものである。
請求項1記載の効果に加えて、切断刃側面に切込み刃を
設け、この切込み刃の側面部分に段差を設けてあるの
で、切断時に部材との接触面積が減少し、切断動力が小
さくなるものである。また、請求項28記載の発明にあ
っては、請求項9記載の効果に加えて、切込み刃及び切
断刃にそれぞれ掬い角を設け、切断刃に設けた掬い角を
切込み刃に設けた掬い角よりも大きくしたので、切断時
に切込み刃の小さな掬い角で被切断物である木材等の側
面を切断することになって「けば」や「かけ」などが発
生しにくくなり、また切断刃の大きな掬い角で被切断物
である切断材料をかき出すため切削抵抗が小さくなるも
のである。
請求項9記載の効果に加えて、切込み刃の刃先角を切断
刃の刃先角よりも小さくしたので、切断時に切込み刃の
小さな刃先角で被切断物である木材等のような材料の側
面を切断することになって「けば」や「かけ」などが発
生しにくくなり、また、切込み刃の刃先角よりも大きな
刃先角の切断刃により被切断物である切断材料をかき出
すので切削抵抗が小さくなるものである。
請求項16記載の効果に加えて、切断刃の前面部から突
出した切粉逃し刃が、切断刃による切断方向と直交する
方向の断面が三角形状で且つ切断方向の前面が三角形状
面となった三角錐台形状をしているので、切粉逃し刃に
よ切断刃の前面に溜まろうとする切粉を切粉逃し刃によ
り逃す際に切粉逃し刃の前面の三角形状面から前方側に
逃がして三角形状面の前方の基盤上に溜めることがで
き、この結果、切断刃を突出している基盤と切断材料で
ある木材等との隙間に切粉が入らないようにできて、被
切断物である木材等のような材料と基盤との接触抵抗を
減少することができるものである。
図である。
る。
図である。
ある。
図である。
ある。
(a)は斜視図であり、(b)は一部省略平面図であ
り、(c)は正面断面図であり、(d)は一部省略側面
図である。
図である。
である。
である。
である。
である。
である。
えた鋸刃の全体図を示す側面図である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のXーX線断面
図であり、(c)は(a)のYーY線断面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は平面図であり、(c)
は側面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は正面図である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
である。
である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
面図であり、(b)は切粉の流れを説明する説明図、
(c)は斜視図である。
面図であり、(b)は切粉の流れを説明する説明図、
(c)は斜視図である。
面図であり、(b)は切断のメカニズムを示す説明のた
めの平面図である。
明図である。
面図であり、(b)は正面図であり、(c)は切断のメ
カニズムを示す説明のための正面図である。
明図である。
面図であり、(b)は正面図であり、(c)は切断のメ
カニズムを示す説明のための正面図である。
明図である。
である。
あり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、(c)
は更に他の実施例の平面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
である。
である。
視図であり、(b)は平面図である。
視図であり、(b)は正面図である。
(a)は斜視図であり、(b)は(a)のYーY線断面
図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、
(c)は側面図である。
視図であり、(b)は平面図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図であり、
(c)は切粉の流れを示す説明図であり、(d)は切粉
の流れを示す比較例の説明図である。
視図であり、(b)は(a)のYーY線断面図である。
の平面図であり、(c)は同上の側面図である。
あり、(b)は全体を示す断面図である。
明図である。
の発生を説明する説明図である。
Claims (30)
- 【請求項1】 切断刃と、この切断刃の切断路上にあっ
て切断刃の表面又は切断刃の切断方向の前方の少なくと
も一方に突出した切断刃よりも刃巾の小さい切込み刃と
から成ることを特徴とする鋸刃。 - 【請求項2】 切込み刃を切断刃の切断方向の前方にお
ける切断路の両側縁部に設けて成ることを特徴とする請
求項1記載の鋸刃。 - 【請求項3】 切断路の両側縁部に設けた切込み刃を切
断方向にずらして成ることを特徴とする請求項2記載の
鋸刃。 - 【請求項4】 切断路の両側縁部に設けた切込み刃を切
断方向と直交する方向に対向して設けて成ることを特徴
とする請求項2記載の鋸刃。 - 【請求項5】 切込み刃を切断刃の切断方向の前方にお
ける切断路の側縁以外の位置に設けて成ることを特徴と
する請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項6】 互いに横掬い角が異なる切断刃を並設し
て成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれ
かに記載の鋸刃。 - 【請求項7】 切込み刃を切断刃の表面の切断路の両側
縁部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の鋸
刃。 - 【請求項8】 切込み刃を切断刃の表面の切断路の側縁
以外の部分に設けて成ることを特徴とする請求項1記載
の鋸刃。 - 【請求項9】 切断刃の両側縁が共に切断方向に突出し
た切込み刃となるように横掬い角を設けて成ることを特
徴とする鋸刃。 - 【請求項10】 切断刃の両側縁及び中間部に切込み刃
を設けて成ることを特徴とする鋸刃。 - 【請求項11】 切断刃の切断方向の前縁部に切断方向
に異なった突出量の切込み刃を設けて成ることを特徴と
する鋸刃。 - 【請求項12】 切断刃の両側縁を切断方向に突出した
切込み刃とし、切断刃の表面を切断方向と直交する方向
において傾斜させて成ることを特徴とする請求項9記載
の鋸刃。 - 【請求項13】 切断刃表面と両側縁とに切込み刃を設
けて成ることを特徴とする鋸刃。 - 【請求項14】 切断刃の刃先の形状を切断方向と反対
方向に凹となるような弧状として成ることを特徴とする
請求項9乃至請求項13のいずれかに記載の鋸刃。 - 【請求項15】 切断刃の側面に孔を形成して成ること
を特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載
の鋸刃。 - 【請求項16】 両側縁が切込み刃となった切断刃の前
面部の中間部に切断刃表面の途中まで切粉逃がし刃を設
けることを特徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項17】 両側縁が切込み刃となった切断刃の表
面に切粉逃がしの溝を設けることを特徴とする請求項1
記載の鋸刃。 - 【請求項18】 複数に並んだ切断刃の両側縁がそれぞ
れ切込み刃となるように切断刃の前縁部を切断方向にV
字状又はU字状とし、複数並んだ切断刃のV字状又はU
字状の底部が切断方向に対して変位した位置にあること
を特徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項19】 複数に並んだ切断刃の両側縁がそれぞ
れ切込み刃となるように切断刃の前縁部を切断方向にV
字状又はU字状とすると共に切断刃の表面を切断方向と
交差する方向において切断刃の両側が高くなるように傾
斜させ、複数並んだ切断刃の表面の傾斜部分の底部の位
置を切断方向に対して変位させて成ることを特徴とする
請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項20】 切断刃の側面に小さな凹凸を設けるこ
とを特徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項21】 切断刃の前縁部に設けたV状又はU状
の切込み刃に対向する後縁部を非直線状にすることを特
徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項22】 掬い面上に溝を設けて成ることを特徴
とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項23】 切断刃の前縁部をV状又はU状として
V字状又はU字状の底部の表面部に切刃を設けて成るこ
とを特徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項24】 切断刃を突設している基盤の切断刃を
設けていない部分の表面を傾斜させて成ることを特徴と
する請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項25】 切断刃側面の切断方向に段差又はテー
パを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の鋸刃。 - 【請求項26】 切断刃側面の切断刃表面側に段差をつ
けて切刃を突設して成ることを特徴とする請求項1記載
の鋸刃。 - 【請求項27】 切断刃側面に切刃を設け、この切刃の
側面部分に段差を設けて成ることを特徴とする請求項1
記載の鋸刃。 - 【請求項28】 切込み刃及び切断刃にそれぞれ掬い角
を設け、切断刃に設けた掬い角を切込み刃に設けた掬い
角よりも大きくしたことを特徴とする請求項9記載の鋸
刃。 - 【請求項29】 切込み刃の刃先角を切断刃の刃先角よ
りも小さくしたことを特徴とする請求項9記載の鋸刃。 - 【請求項30】 切断刃の前面部から突出した切粉逃し
刃が、切断刃による切断方向と直交する方向の断面が三
角形状で且つ切断方向の前面が三角形状面となった三角
錐台形状をしていることを特徴とする請求項16記載の
鋸刃。
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|---|---|---|---|
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| JP6-25694 | 1994-12-21 | ||
| JP31830294 | 1994-12-21 | ||
| JP6-145188 | 1994-12-21 | ||
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ID=27453838
Family Applications (1)
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|---|---|
| JP3145884B2 (ja) | 2001-03-12 |
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