JPH08226013A - 合成繊維の製造方法 - Google Patents
合成繊維の製造方法Info
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- JPH08226013A JPH08226013A JP5372995A JP5372995A JPH08226013A JP H08226013 A JPH08226013 A JP H08226013A JP 5372995 A JP5372995 A JP 5372995A JP 5372995 A JP5372995 A JP 5372995A JP H08226013 A JPH08226013 A JP H08226013A
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- Japan
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- spinneret
- cooling air
- guide
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- cooling
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融紡糸における冷却風の風上側と風下側で
の冷却差を解決し、細デニールマルチフィラメントを効
率よく、かつ品質の優れた製品として安定して得るこ
と。 【構成】 90個以上の吐出孔が全体として二重格子形
状に配置された多ホールの紡糸口金から繊維形成性熱可
塑性ポリマーを溶融押し出しし、紡糸口金から吐出され
た糸条がなす平行線と直交する1方向から冷却風によっ
て冷却し、集束ガイドで集束し、引き取って紡糸するに
際し、棒状の開繊ガイドを紡糸口金から集束ガイドの間
に少なくとも1つ配置する。
の冷却差を解決し、細デニールマルチフィラメントを効
率よく、かつ品質の優れた製品として安定して得るこ
と。 【構成】 90個以上の吐出孔が全体として二重格子形
状に配置された多ホールの紡糸口金から繊維形成性熱可
塑性ポリマーを溶融押し出しし、紡糸口金から吐出され
た糸条がなす平行線と直交する1方向から冷却風によっ
て冷却し、集束ガイドで集束し、引き取って紡糸するに
際し、棒状の開繊ガイドを紡糸口金から集束ガイドの間
に少なくとも1つ配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成繊維の製造方法に
関し、さらに詳細には90個以上の吐出孔を有する多ホ
ールの紡糸口金を用いて、単糸デニールが細く、かつフ
ィラメント数の多い、いわゆる細デニールマルチフィラ
メントを溶融紡糸するに際に、冷却斑が少なく、有用な
合成繊維を製造する方法に関する。
関し、さらに詳細には90個以上の吐出孔を有する多ホ
ールの紡糸口金を用いて、単糸デニールが細く、かつフ
ィラメント数の多い、いわゆる細デニールマルチフィラ
メントを溶融紡糸するに際に、冷却斑が少なく、有用な
合成繊維を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエステル繊維、ポリアミ
ド繊維などの合成繊維は、織物、編物、不織布などの布
帛の材料として幅広く使用されているが、近年、これら
の布帛の風合い、機能性を高める上で単糸のデニールを
細くする傾向がある。
ド繊維などの合成繊維は、織物、編物、不織布などの布
帛の材料として幅広く使用されているが、近年、これら
の布帛の風合い、機能性を高める上で単糸のデニールを
細くする傾向がある。
【0003】例えば、50de/36filに代わっ
て、50de/48fil、50de/72fil、5
0de/96fil、50/144fil、あるいは7
5de/36filに代わって、75de/72fi
l、75de/96fil、75de/144filな
どの細デニールマルチフィラメントが望まれることが多
くなっている。
て、50de/48fil、50de/72fil、5
0de/96fil、50/144fil、あるいは7
5de/36filに代わって、75de/72fi
l、75de/96fil、75de/144filな
どの細デニールマルチフィラメントが望まれることが多
くなっている。
【0004】これらの細デニールマルチフィラメントの
糸条を効率よく製造しようとすると、従来行われてきた
2個以上の紡糸口金から吐出した糸条を合糸して巻き取
る方法では、紡糸パック当たりの吐出量が小さくなるた
め、生産効率が悪く、さらにはポリマーの溶融滞留時間
が長くなり熱劣化が進むため紡糸性の悪化が生起し好ま
しくない。そのため、1枚の紡糸口金に多数の吐出孔を
穿孔する必要がある。
糸条を効率よく製造しようとすると、従来行われてきた
2個以上の紡糸口金から吐出した糸条を合糸して巻き取
る方法では、紡糸パック当たりの吐出量が小さくなるた
め、生産効率が悪く、さらにはポリマーの溶融滞留時間
が長くなり熱劣化が進むため紡糸性の悪化が生起し好ま
しくない。そのため、1枚の紡糸口金に多数の吐出孔を
穿孔する必要がある。
【0005】しかしながら、1枚の紡糸口金に90個以
上の吐出孔を配置した場合、溶融吐出した糸条の冷却が
難しいため、フィラメント間の密着断糸が発生したり、
得られた糸条についても染斑が発生したりして、デニー
ルの均一性が悪化するなどの欠点がある。
上の吐出孔を配置した場合、溶融吐出した糸条の冷却が
難しいため、フィラメント間の密着断糸が発生したり、
得られた糸条についても染斑が発生したりして、デニー
ルの均一性が悪化するなどの欠点がある。
【0006】図4は、従来周知の正方格子形状に配列し
た吐出孔11の配置を示している。この場合、吐出孔1
1の間隔はrで示される。一般に、間隔rが4.0mm
以上である場合には、冷却風は各吐出孔11の間、言い
換えれば吐出糸条の各フィラメントの間を通り抜けるこ
とができるが、4.0mm未満、特に3.0mm未満で
は、冷却風の貫通が難しくなり、吐出フィラメントを揺
動させる原因となる。従って、周知の冷却風吹き出し面
に近い方の吐出フィラメントは冷却されるが揺れやす
く、逆に遠い側に位置する吐出フィラメントは冷却風が
通り抜けてこないため、全く強制冷却されることはな
い。
た吐出孔11の配置を示している。この場合、吐出孔1
1の間隔はrで示される。一般に、間隔rが4.0mm
以上である場合には、冷却風は各吐出孔11の間、言い
換えれば吐出糸条の各フィラメントの間を通り抜けるこ
とができるが、4.0mm未満、特に3.0mm未満で
は、冷却風の貫通が難しくなり、吐出フィラメントを揺
動させる原因となる。従って、周知の冷却風吹き出し面
に近い方の吐出フィラメントは冷却されるが揺れやす
く、逆に遠い側に位置する吐出フィラメントは冷却風が
通り抜けてこないため、全く強制冷却されることはな
い。
【0007】この結果、上記のように吐出フィラメント
は密着断糸したり、断糸に至らないまでも染ムラが発生
したり、デニールの均一性が悪化することは避けられな
い。図4は、正方格子の形状を例に示したが、周知のダ
イヤモンド格子形状であっても、あるいは多重の同心円
周配置の紡糸口金であっても、事情は同じである。この
問題を解決するためには、紡糸口金の面積を広げればよ
いが、このような手段を採用すると、一定の吐出量がポ
リマーを薄く広く吐出孔に分配させる必要があり、技術
的に難しくなるため限度がある。
は密着断糸したり、断糸に至らないまでも染ムラが発生
したり、デニールの均一性が悪化することは避けられな
い。図4は、正方格子の形状を例に示したが、周知のダ
イヤモンド格子形状であっても、あるいは多重の同心円
周配置の紡糸口金であっても、事情は同じである。この
問題を解決するためには、紡糸口金の面積を広げればよ
いが、このような手段を採用すると、一定の吐出量がポ
リマーを薄く広く吐出孔に分配させる必要があり、技術
的に難しくなるため限度がある。
【0008】この問題を改善する手段として、図3に示
すような、隣接する4個の吐出孔の間隔を近づけ、二重
正方格子形状に配列し、冷却風の貫通性を向上させた紡
糸口金が、特開平5−125609号公報に提案されて
いる。この紡糸口金では、90個以上の吐出孔を配置し
ても、冷却風は通り抜け強制冷却ができ、製糸性とデニ
ールの均一性が向上する。しかしながら、この紡糸口金
を用いても、冷却風の風上側と風下側での冷却風差は残
っており、デニールの均一性向上には依然として課題と
なっている。
すような、隣接する4個の吐出孔の間隔を近づけ、二重
正方格子形状に配列し、冷却風の貫通性を向上させた紡
糸口金が、特開平5−125609号公報に提案されて
いる。この紡糸口金では、90個以上の吐出孔を配置し
ても、冷却風は通り抜け強制冷却ができ、製糸性とデニ
ールの均一性が向上する。しかしながら、この紡糸口金
を用いても、冷却風の風上側と風下側での冷却風差は残
っており、デニールの均一性向上には依然として課題と
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の課題である、冷却風の風上側と風下側での冷却差
を解決し、細デニールマルチフィラメントを効率よく、
かつ品質の優れた製品として安定して得ることが可能な
合成繊維の製造方法を提供することを目的とする。
技術の課題である、冷却風の風上側と風下側での冷却差
を解決し、細デニールマルチフィラメントを効率よく、
かつ品質の優れた製品として安定して得ることが可能な
合成繊維の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、90個以上の
吐出孔が全体として二重格子形状に配置された多ホール
の紡糸口金から繊維形成性熱可塑性ポリマーを溶融押し
出しし、紡糸口金から吐出された吐出糸条がなす平行線
と直交する1方向から冷却風によって冷却し、集束ガイ
ドで集束し、引き取って紡糸するに際し、棒状の開繊ガ
イドを紡糸口金から集束ガイドの間に少なくとも1つ配
置することを特徴とする合成繊維の製造方法である。
吐出孔が全体として二重格子形状に配置された多ホール
の紡糸口金から繊維形成性熱可塑性ポリマーを溶融押し
出しし、紡糸口金から吐出された吐出糸条がなす平行線
と直交する1方向から冷却風によって冷却し、集束ガイ
ドで集束し、引き取って紡糸するに際し、棒状の開繊ガ
イドを紡糸口金から集束ガイドの間に少なくとも1つ配
置することを特徴とする合成繊維の製造方法である。
【0011】従来から、冷却風の通り抜け難い多孔紡糸
では、風上側と風下側での冷却差はデニールの均一性向
上のために必要とされている。この要求を満足させるた
め、本発明では、棒状の開繊ガイドを、紡糸口金から集
束ガイドの間に少なくとも1つ取り付ける。これによ
り、口金直下では冷却風の進行方向に通風路を開けて並
んでいる糸条が開繊し、風上側と風下側の冷却風吹き出
し部からの距離が等しくなり、さらに風下側が直接冷却
風を受けることができるようになって冷却が向上するた
め、風上側と風下側の冷却差が減少する。この結果、デ
ニール斑が少ない品位の高い細デニールマルチフィラメ
ントが得られる。
では、風上側と風下側での冷却差はデニールの均一性向
上のために必要とされている。この要求を満足させるた
め、本発明では、棒状の開繊ガイドを、紡糸口金から集
束ガイドの間に少なくとも1つ取り付ける。これによ
り、口金直下では冷却風の進行方向に通風路を開けて並
んでいる糸条が開繊し、風上側と風下側の冷却風吹き出
し部からの距離が等しくなり、さらに風下側が直接冷却
風を受けることができるようになって冷却が向上するた
め、風上側と風下側の冷却差が減少する。この結果、デ
ニール斑が少ない品位の高い細デニールマルチフィラメ
ントが得られる。
【0012】開繊ガイドは、糸条を均一に開繊できるも
のであれば棒状のものに限らず、油剤付与を同時にでき
るものでもよい。この開繊ガイドの取付け法は、糸条が
冷却風の進行方向に対して開繊するように取付け、さら
に好ましくは風下側の糸条を冷却風に近づけるように、
開繊ガイドを冷却風の吹き出す反対側から糸条に押し当
てるのが好ましい。このようになすと、冷却風が糸条を
開繊ガイド上に押さえつけるため、ガイド上での糸条の
揺れが少なくて好ましい。
のであれば棒状のものに限らず、油剤付与を同時にでき
るものでもよい。この開繊ガイドの取付け法は、糸条が
冷却風の進行方向に対して開繊するように取付け、さら
に好ましくは風下側の糸条を冷却風に近づけるように、
開繊ガイドを冷却風の吹き出す反対側から糸条に押し当
てるのが好ましい。このようになすと、冷却風が糸条を
開繊ガイド上に押さえつけるため、ガイド上での糸条の
揺れが少なくて好ましい。
【0013】この際、開繊ガイドの口金からの位置は、
吐出されたフィラメントの表面が冷却風により固化され
た直後がよく、この位置より下部になると、開繊ガイド
を取付けても、冷却がほとんど完了後に開繊されるた
め、風上側と風下側の冷却差があまり減少せず、デニー
ル斑が発生する。また、吐出されたフィラメントの表面
が冷却風により固化される位置よりも、開繊ガイドを口
金に近づけると、表面が固化していないため、ガイド上
でフィラメントが重なった際、融着が発生する。
吐出されたフィラメントの表面が冷却風により固化され
た直後がよく、この位置より下部になると、開繊ガイド
を取付けても、冷却がほとんど完了後に開繊されるた
め、風上側と風下側の冷却差があまり減少せず、デニー
ル斑が発生する。また、吐出されたフィラメントの表面
が冷却風により固化される位置よりも、開繊ガイドを口
金に近づけると、表面が固化していないため、ガイド上
でフィラメントが重なった際、融着が発生する。
【0014】この観点から、棒状の開繊ガイドの取付け
位置は、紡糸口金の下から、好ましくは0.1〜1.5
m、さらに好ましくは0.2〜1mの位置である。
位置は、紡糸口金の下から、好ましくは0.1〜1.5
m、さらに好ましくは0.2〜1mの位置である。
【0015】細デニールマルチフィラメントを紡糸する
ための、90個以上の吐出孔を有する多ホールの紡糸口
金は、強制冷却ができる口金でなければ、口金直下で冷
却斑が発生し融着がデニール斑が発生する。このため、
本発明では、多ホール紡糸口金として、二重格子配列の
ような冷却風の通り抜けをし易いものが採用される。
ための、90個以上の吐出孔を有する多ホールの紡糸口
金は、強制冷却ができる口金でなければ、口金直下で冷
却斑が発生し融着がデニール斑が発生する。このため、
本発明では、多ホール紡糸口金として、二重格子配列の
ような冷却風の通り抜けをし易いものが採用される。
【0016】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。図1は、本発明に用いられる紡糸装置の概略図で
ある。紡糸口金1より押し出された糸条Yは、冷却風吹
き出し部2によって冷却固化されたのち、糸条Yの進行
方向とは直角方向に配置された開繊ガイド3で開繊さ
れ、集束ガイド4で集束され、必要に応じて図示しない
オイリング装置で給油され、一対のゴデッドローラ5,
5により、例えば2,000m/分以上、好ましくは
2,500m/分以上、さらに好ましくは3,000〜
4,000m/分の一定速度で引き取られ、最終的にワ
インダ6によって巻き取られてパケージとなる。
する。図1は、本発明に用いられる紡糸装置の概略図で
ある。紡糸口金1より押し出された糸条Yは、冷却風吹
き出し部2によって冷却固化されたのち、糸条Yの進行
方向とは直角方向に配置された開繊ガイド3で開繊さ
れ、集束ガイド4で集束され、必要に応じて図示しない
オイリング装置で給油され、一対のゴデッドローラ5,
5により、例えば2,000m/分以上、好ましくは
2,500m/分以上、さらに好ましくは3,000〜
4,000m/分の一定速度で引き取られ、最終的にワ
インダ6によって巻き取られてパケージとなる。
【0017】図2は、図1の糸道を側面から見たもので
ある。図2から、明らかなように、糸条Yの各フィラメ
ントは、開繊ガイド3によって開繊され、冷却風が各フ
ィラメント間を充分に通り抜けるようになされている。
ある。図2から、明らかなように、糸条Yの各フィラメ
ントは、開繊ガイド3によって開繊され、冷却風が各フ
ィラメント間を充分に通り抜けるようになされている。
【0018】図3は、本発明に用いられる多ホール紡糸
口金の吐出孔配置図の一例であり、隣接する4個の吐出
孔11は間隔aの正方格子を形成し、さらにこの正方格
子は間隔b(b≧2.5a)の正方格子を形成して二重
正方格子形状に配列している。このため、冷却風は、よ
り抵抗なく選択的にb−a間を流れることができるの
で、吐出糸条を揺動させることも少なくなる。
口金の吐出孔配置図の一例であり、隣接する4個の吐出
孔11は間隔aの正方格子を形成し、さらにこの正方格
子は間隔b(b≧2.5a)の正方格子を形成して二重
正方格子形状に配列している。このため、冷却風は、よ
り抵抗なく選択的にb−a間を流れることができるの
で、吐出糸条を揺動させることも少なくなる。
【0019】本発明に適用される糸条は、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリオレフィンなどの溶融紡糸可能な
繊維形成性熱可塑性ポリマーに適用することができる
が、特にポリエステルが好ましい。このポリエステルと
しては、繰り返し単位がエチレンテレフタレートである
ポリエステルが好ましい。しかしながら、テレフタル酸
および/またはエチレングリコール以外の第3成分を少
量(通常、テレフタル酸成分に対して20モル%以下)
共重合したものであってもよく、また多種のポリマーを
少量(通常、ポリエステルに対して10重量%以下)混
合したポリエステルであっても差し支えない。このポリ
エステルの極限粘度(o−クロロフェノール中、35
℃)は、0.5〜0.7程度である。また、前記ポリエ
ステル中には、必要に応じて制電剤、艶消し剤、紫外線
吸収剤、染色性改良剤、顔料などの添加剤を混入しても
よい。
ル、ポリアミド、ポリオレフィンなどの溶融紡糸可能な
繊維形成性熱可塑性ポリマーに適用することができる
が、特にポリエステルが好ましい。このポリエステルと
しては、繰り返し単位がエチレンテレフタレートである
ポリエステルが好ましい。しかしながら、テレフタル酸
および/またはエチレングリコール以外の第3成分を少
量(通常、テレフタル酸成分に対して20モル%以下)
共重合したものであってもよく、また多種のポリマーを
少量(通常、ポリエステルに対して10重量%以下)混
合したポリエステルであっても差し支えない。このポリ
エステルの極限粘度(o−クロロフェノール中、35
℃)は、0.5〜0.7程度である。また、前記ポリエ
ステル中には、必要に応じて制電剤、艶消し剤、紫外線
吸収剤、染色性改良剤、顔料などの添加剤を混入しても
よい。
【0020】本発明に適用される合成繊維は、トータル
デニールが好ましくは20〜400de、さらに好まし
くは30〜200de、フィラメント数が好ましくは5
0〜400フィラメント、さらに好ましくは90〜30
0フィラメント、単糸デニールが1.5de以下、さら
に好ましくは0.1〜1.0deの細デニールマルチフ
ィラメントである。また、フィラメントの断面形状は、
円形のみならず、三角、四角、六角、不定形などの非円
形であってもよい。
デニールが好ましくは20〜400de、さらに好まし
くは30〜200de、フィラメント数が好ましくは5
0〜400フィラメント、さらに好ましくは90〜30
0フィラメント、単糸デニールが1.5de以下、さら
に好ましくは0.1〜1.0deの細デニールマルチフ
ィラメントである。また、フィラメントの断面形状は、
円形のみならず、三角、四角、六角、不定形などの非円
形であってもよい。
【0021】なお、本発明によって得られる合成繊維
は、溶融紡糸による極細の未延伸糸であり、必要に応じ
て延伸される。この際の延伸条件は、延伸倍率が1.1
〜1.5が好ましく、熱セットは150〜250℃で行
うのがよい。
は、溶融紡糸による極細の未延伸糸であり、必要に応じ
て延伸される。この際の延伸条件は、延伸倍率が1.1
〜1.5が好ましく、熱セットは150〜250℃で行
うのがよい。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中における各種の測定値は、
以下の方法により測定した。デニール斑 計測器工業(株)製のイヴネステスター「KET−80
C型」を用い、測定速度100m/分、測定レンジ1/
2 INERT、測定長300mの条件で測定した。
に説明する。なお、実施例中における各種の測定値は、
以下の方法により測定した。デニール斑 計測器工業(株)製のイヴネステスター「KET−80
C型」を用い、測定速度100m/分、測定レンジ1/
2 INERT、測定長300mの条件で測定した。
【0023】染斑 得られた未延伸糸を、80℃下、1.6倍に延伸したの
ち、160℃のプレートヒーターで熱セットし、速度5
00m/分で巻き取り、得られた延伸糸を筒編地とし、
分散染料(スミカロンエービーブルー)3%owf、浴
比1:100、染色温度100℃、染色1時間で染色
し、染色編地の染斑を肉眼で判定し、均一なものを良好
(○)、濃淡差の認められるものを不良(×)とした。
ち、160℃のプレートヒーターで熱セットし、速度5
00m/分で巻き取り、得られた延伸糸を筒編地とし、
分散染料(スミカロンエービーブルー)3%owf、浴
比1:100、染色温度100℃、染色1時間で染色
し、染色編地の染斑を肉眼で判定し、均一なものを良好
(○)、濃淡差の認められるものを不良(×)とした。
【0024】実施例1 図1〜2に示す紡糸装置、および図3に示すような吐出
孔配置においてa=2.0mm、b=8.5mmの配列
に従って配置した円形吐出孔(孔径0.15mm、ラン
ド長0.6mm)を全体として144個有する紡糸口金
(直径72mm、厚み15mm)を使用して、固有粘度
が0.64のポリエチレンテレフタレート(艶消し剤と
して酸化チタンを0.07重量%含む)を紡糸温度30
0℃、紡速2,900m/分で溶融紡糸し、82de/
144filの細デニールマルチフィラメントを得た。
孔配置においてa=2.0mm、b=8.5mmの配列
に従って配置した円形吐出孔(孔径0.15mm、ラン
ド長0.6mm)を全体として144個有する紡糸口金
(直径72mm、厚み15mm)を使用して、固有粘度
が0.64のポリエチレンテレフタレート(艶消し剤と
して酸化チタンを0.07重量%含む)を紡糸温度30
0℃、紡速2,900m/分で溶融紡糸し、82de/
144filの細デニールマルチフィラメントを得た。
【0025】このときの冷却は、片面横吹き冷却紡糸筒
を使用し、口金下4cmから64cmの間で吹き出し風
量0.6Nm3 /分の条件の下に、口金下64cmの位
置で油剤付与装置で集束と油剤付与をし、口金下44c
mの位置に棒状の開繊ガイド(材質=アルミナセラミッ
クス、外径=5mmφ)を取付け行った。この得られた
細デニールマルチフィラメントのデニール斑、染斑を表
1に示す。
を使用し、口金下4cmから64cmの間で吹き出し風
量0.6Nm3 /分の条件の下に、口金下64cmの位
置で油剤付与装置で集束と油剤付与をし、口金下44c
mの位置に棒状の開繊ガイド(材質=アルミナセラミッ
クス、外径=5mmφ)を取付け行った。この得られた
細デニールマルチフィラメントのデニール斑、染斑を表
1に示す。
【0026】実施例2 棒ガイドを口金下24cmの位置に取付け、その他の条
件は、実施例1と同様に実施した結果を表1に示す。
件は、実施例1と同様に実施した結果を表1に示す。
【0027】比較例1 棒ガイドを取り付けずに、その他の条件は、実施例1と
同様に実施した結果を表1に示す。
同様に実施した結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように、本発明による棒
状の開繊ガイドを取り付けた場合(実施例1〜2)は、
良好な結果が得られたのに対し、比較例1はデニール
斑、染斑が不良である。なお、実施例1に対し、棒状の
開繊ガイドの位置を口金に20cm近づけた実施例2の
方が、デニール斑が良い。実施例2のように、冷却が完
了しきる前に早く開繊するとさらに良好な結果が得られ
ることが分かる。
状の開繊ガイドを取り付けた場合(実施例1〜2)は、
良好な結果が得られたのに対し、比較例1はデニール
斑、染斑が不良である。なお、実施例1に対し、棒状の
開繊ガイドの位置を口金に20cm近づけた実施例2の
方が、デニール斑が良い。実施例2のように、冷却が完
了しきる前に早く開繊するとさらに良好な結果が得られ
ることが分かる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、細デニールマルチフィ
ラメントを効率よく、かつ品質の優れた製品として安定
して得ることが可能となる。
ラメントを効率よく、かつ品質の優れた製品として安定
して得ることが可能となる。
【図1】本発明の一実施態様を示す紡糸装置の概略図で
ある。
ある。
【図2】図1の糸道を側面から見た概略図である。
【図3】本発明に使用した二重格子の吐出孔配置説明図
である。
である。
【図4】従来の正方格子の吐出孔配置説明図である。
1 紡糸口金 2 冷却風吹き出し部 3 開繊ガイド 4 集束ガイド 5 ゴデットローラ 6 巻取り機 Y 糸条
Claims (2)
- 【請求項1】 90個以上の吐出孔が全体として二重格
子形状に配置された多ホールの紡糸口金から繊維形成性
熱可塑性ポリマーを溶融押し出しし、紡糸口金から吐出
された吐出糸条がなす平行線と直交する1方向から冷却
風によって冷却し、集束ガイドで集束し、引き取って紡
糸するに際し、棒状の開繊ガイドを紡糸口金から集束ガ
イドの間に少なくとも1つ配置することを特徴とする合
成繊維糸条の製造方法。 - 【請求項2】 開繊ガイドが紡糸口金から冷却風の吹き
出し部の間で、かつ紡糸口金下0.1〜1.5mに配置
され、得られる合成繊維の単糸デニールが1.5de以
下の細デニールである請求項1記載の合成繊維糸条の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5372995A JPH08226013A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 合成繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5372995A JPH08226013A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 合成繊維の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226013A true JPH08226013A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12950926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5372995A Withdrawn JPH08226013A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 合成繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08226013A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104947215A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-09-30 | 吴江市华运纺织品有限公司 | 一种用于大提花织物的熔体纺丝装置 |
| KR20190069112A (ko) * | 2017-12-11 | 2019-06-19 | (주)엘지하우시스 | 복합소재 제조장치 및 방법 |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP5372995A patent/JPH08226013A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104947215A (zh) * | 2015-07-29 | 2015-09-30 | 吴江市华运纺织品有限公司 | 一种用于大提花织物的熔体纺丝装置 |
| KR20190069112A (ko) * | 2017-12-11 | 2019-06-19 | (주)엘지하우시스 | 복합소재 제조장치 및 방법 |
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