JPH08226460A - トルク伝達装置 - Google Patents

トルク伝達装置

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JPH08226460A
JPH08226460A JP7339907A JP33990795A JPH08226460A JP H08226460 A JPH08226460 A JP H08226460A JP 7339907 A JP7339907 A JP 7339907A JP 33990795 A JP33990795 A JP 33990795A JP H08226460 A JPH08226460 A JP H08226460A
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diaphragm
displacement
torque transmission
transmission device
diaphragm element
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    • F16D1/02Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for connecting two abutting shafts or the like
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の回りを回転可能の相対向する駆動部
分と出力部分との間に駆動トルクを選択式に伝達するた
めのトルク伝達装置を提供する。 【解決手段】 駆動部分(12)に耐捩り性に連結され
た第1連結要素(15)と、出力部分(14)と耐捩り
性に連結された第1連結要素(15)と選択式にトルク
伝達噛合せ可能の第2連結要素(17)と、その際、第
1および/または第2連結要素(15、17)が回転軸
(A)に対して本質的に直交する隔膜面(E、E′)に
配設された隔膜要素(32、36)を有し、各隔膜要素
(32、36)の軸方向の変位状態を発生させるために
各隔膜要素(32、36)に割当てられた各変位手段
(40、42)とを有し、その際、各隔膜要素(32、
36)が変位状態において各隔膜要素(32、36)の
円周方向に少なくとも1つの軸方向変位最大値を有する
トルク伝達装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルク伝達装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】トルク伝達装置は、たとえば車両製造に
おいてクラッチとして知られている。クラッチは、たと
えば車両のエンジンとトランスミッションとの間の動力
伝達経路において、エンジンをトランスミッションから
選択式に切り離し、かつこれにより変速機の切替を可能
にするために切替えるものである。この公知のクラッチ
は、本質的に複数の圧縮ばね等の作用下で互いに押圧す
る各フェーシングを備えた2つのプレートを有し、その
際、前記プレートの1つがエンジン出力軸と耐捩り性に
連結され、かつ他方のプレートはトランスミッション入
力軸と耐捩り性に連結される。前記プレートは、摩擦噛
合を解除し、かつこれによりエンジンとトランスミッシ
ョンの回転切り離しを実施するために付勢ばねの作用に
抗して引き離すことができる。
【0003】この公知のクラッチの場合、両プレート間
の摩擦噛合に基づき、特にプレートが噛合う場合、すな
わち車両の発進時または変速機の切替時に、前記プレー
トが相対向してスリップするという問題が生ずる。その
際、互いに摩擦係合するプレートのフェーシングの範囲
には多量の熱が発生し、この熱がこの公知のクラッチ装
置の性能に好ましくない影響を及ぼす可能性がある。さ
らに、前記クラッチ装置の両プレート間の摩擦係合に基
づき、たとえばオイルまたはグリースによるクラッチ板
の汚れに対して極めて鋭敏である。また、前記クラッチ
は摩耗も比較的激しい。この公知のクラッチ装置の駆動
側および出力側は、特に駆動部分と出力部分とを連結し
た状態において前記駆動部分と出力部分との間で本質的
に堅固に連結されるので、特に連結状態においては本質
的に駆動側と出力側とを振動切離しすることができな
い。これは、クラッチ装置のエンジン側で発生した振動
が本質的に減衰されずにトランスミッション側に伝達で
きることを意味しており、ここで該振動はクラッパ・ラ
ッセル音をトランスミッション内に生ずる可能性があ
る。個々の構造部品、たとえばトランスミッションの振
動励起を可能な限り低く抑えるために、クラッチにはト
ーションダンパが使用されることが多いが、これは価格
が高く、かつ重量と質量慣性モーメントを増大させてし
まう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、本発明の
課題は、比較的簡単な構造で本質的に摩耗しないで作動
し、かつトルク伝達装置に連結した構造部分が本質的に
完全に振動切離し可能のトルク伝達装置を設けることで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は、相対向する回転軸の回りを回転可能の駆動部分と
出力部分との間で駆動トルクを選択式に伝達するための
トルク伝達装置によって解決することができる。その
際、前記トルク伝達装置は、駆動部分と耐捩り性に連結
された第1連結要素と、出力部分と耐捩り性に連結さ
れ、第1連結要素とともに選択式にトルク伝達の噛合可
能の第2連結要素と、その際、第1および/または第2
連結要素が回転軸に対して本質的に直交する隔膜面に配
置された隔膜要素を有し、トルク伝達噛合せのための各
隔膜要素の軸方向変位状態を発生するために各隔膜要素
に割当てられたそれぞれの変位手段と、その際、各隔膜
要素が変位状態において各隔膜要素の円周方向に少なく
とも1つの軸方向変位最大値とを有する。
【0006】本発明によるトルク伝達装置の場合、両方
の連結要素間の連結噛合は、各隔膜面の1つから軸方向
に変位した隔膜要素によって達成される。すなわち、隔
膜要素の変位最大値は、連結状態においてそれぞれ別の
連結要素に当接または該連結要素とともに噛合される。
ここで、駆動部分と出力部分との間が堅固に連結され
ず、この結果、この両部分間には連結状態においても、
たとえばエンジン振動等のような振動は本質的に全く伝
達されることがない。
【0007】両連結要素間の連結は、少なくとも1つの
軸方向変位最大値が与えられるので、すなわち、両連結
要素に形状噛合が与えられるので、本発明によるトルク
伝達装置の場合では連結状態が摩擦連結によっては達成
されず、この結果、本発明によるトルク伝達装置は本質
的に摩擦なしで、かつこのため摩耗することなく作動す
る。
【0008】本発明のトルク伝達装置は、第1または第
2連結要素が隔膜要素を有し、それぞれ別の連結要素が
隔膜押圧要素を有し、かつ隔膜要素が変位手段により変
位状態において、隔膜要素が少なくとも1つの軸方向変
位最大値の範囲において隔膜要素を押圧するように変位
可能である場合、特に価格的に安くかつ簡単に製造する
ことができる。すなわち、その際には単に隔膜押圧要素
を付属の変位手段により設ける必要があるだけである。
隔膜押圧要素は、本質的に剛性の押圧板等を有すること
ができ、前記押圧板においては、たとえば隔膜要素の対
向側にすでに軸方向に構造化することが考慮されてお
り、これで駆動トルクを伝達するための少なくとも1つ
の軸方向変位最大値で噛合せることができる。
【0009】隔膜押圧要素は、別の連結要素では好まし
くは弾性変形可能の押圧フェーシングを有する。すなわ
ち、隔膜要素が各変位手段により変位されるとき、少な
くとも1つの変位最大値が弾性変形可能の押圧フェーシ
ングに抗して押圧し、かつ該押圧フェーシングを変形さ
せる。すなわち、変位最大値の範囲では隔膜要素と弾性
変形可能の押圧フェーシングとの間で同様に形状噛合が
生じ、その際、トルク伝達時に弾性押圧フェーシングは
該押圧フェーシングの変形の範囲において本質的に円周
方向に少なくとも1つの変位最大値の側で押圧する。こ
れにより、トルク伝達装置が設けられる連結要素間で技
術水準において公知の摩擦連結を防ぐことができ、これ
が長寿命をもたらすことになる。
【0010】選択肢として、第1連結要素が第1隔膜要
素を有し、かつ第2連結要素が第2隔膜要素を有するこ
とが可能であり、その際、第1および/または第2隔膜
要素は、それぞれ割当てられた変位手段により変位状態
においてそれぞれ別の隔膜要素に向けて変位可能であ
る。本発明のこの実施態様では、両連結要素の連結状態
において、その都度両隔膜要素の変位最大値が軸方向に
内部噛合され、この結果、両連結要素間で伝達される駆
動トルクは同様に円周方向に互いに押圧する各変位最大
値の側によって伝達される。すなわち、この実施態様に
おいても、形状噛合であり、したがって各隔膜要素によ
り両連結要素に本質的に摩耗なしの連結が保証される。
特に連結状態において互いに噛合う両隔膜要素を使用す
ることに基づき、本発明のこの実施態様の場合は、トル
ク伝達装置の駆動側と出力側との間で本質的に完全な振
動切離しが保証される。
【0011】変位手段は、それぞれ少なくとも1つの圧
電式隔膜変位装置を有することができる。この圧電式隔
膜変位装置により、各隔膜要素をこれに対応する隔膜面
から本質的に無出力変位が可能である。
【0012】選択肢として、変位手段は、それぞれ少な
くとも1つの電磁式隔膜変位装置を有することができ
る。電磁式隔膜変位装置の場合には、各隔膜要素と直接
接触する必要がない。これは一方では、各変位手段によ
ってもまったく振動を伝達させることができないので、
両連結要素の振動切離しを改善させることになり、他方
ではこの構成において本発明のトルク伝達装置を特に簡
単な構造にすることが可能である。
【0013】好ましくは、少なくとも1つの電磁式隔膜
変位装置は、隔膜から独立した少なくとも1つのソレノ
イドと、第1ソレノイドに割当てられた、隔膜要素に設
けられた相互作用要素とを有する。
【0014】相互作用要素は第2ソレノイドを有するこ
とができる。これは、隔膜要素に固定され、かつ第1お
よび第2ソレノイドを介し流れる電流を適切に選択する
ことにより、相互作用要素と第1ソレノイドとの間に選
択式に反力または引張力の相互作用を発生させることが
できる。その際、コイルを貫流する電流の値を選択する
ことにより、相互作用と、それによる各隔膜要素の変位
との選択を簡単な方法で、かつ広い範囲で調整すること
ができる。
【0015】選択肢として、相互作用要素が、磁化可能
または永久磁石材料から成る相互作用部分または隔膜要
素自体を有することが可能である。この相互作用要素の
構成では、場合により隔膜要素に設けられるコイルに対
して電力の供給を考慮する必要がなく、これにより本発
明のトルク伝達装置を簡単な構造にすることが保証され
る。
【0016】少なくとも1つの隔膜変位装置が回転軸の
範囲で各連結要素に配置されるとき、少なくとも1つの
隔膜変位装置は、最適かつ省エネルギー的にも好ましい
方法で各隔膜要素に影響を及ぼすことができる。
【0017】選択肢として、少なくとも1つの隔膜変位
装置は回転軸から半径方向外側に移して配置することが
可能である。
【0018】その際、円周方向に回転軸の回りに配置さ
れる複数の隔膜変位装置が備えられるとき、隔膜変位装
置数に対応する変位最大値数を設けることが保証でき、
これにより両連結要素間の形状噛合の安定性の増加が保
証される。さらに、本発明によるトルク伝達装置の構成
において、該トルク伝達装置のその他の適用範囲を開示
する。円周方向に回転軸の回りに配置された隔膜変位装
置により、隔膜変位装置がその都度互いに時間的にずれ
て励起または脱励起されるとき、円周方向に各隔膜要素
の回りで移動する少なくとも1つの変位最大値の形成を
可能にする。その際、少なくとも1つの変位最大値が隔
膜要素の周囲、すなわち隔膜要素の表面上に移動する速
度は、広範囲の速度域で任意に選択することができる。
ここで連結要素の1つに上述のような円周方向に移動す
る隔膜要素の変位が作られる場合および他の連結要素に
各隔膜要素または連結要素に対して一定の変位最大値が
作られる場合、この一定の変位最大値は、移動する変位
最大値と噛合う場合、円周方向に共に連動する。すなわ
ち、隔膜要素の1つの変位手段を選択式に制御または励
起することにより、それぞれ別の隔膜要素に伝達される
駆動トルクを発生することが可能である。すなわち、本
発明によるトルク伝達装置は、トルク発生装置としても
利用することができる。したがって、本発明によるトル
ク伝達装置を設けることにより、たとえば内燃機関を搭
載した車両には始動装置の使用を省くことができる。し
たがってまた、本発明によるトルク伝達装置は駆動装置
としても使用することができる。
【0019】さらに、少なくとも1つの変位最大値を目
的を定めて移動させることにより、たとえば車両におけ
る切替過程で本発明によるトルク伝達装置の入力部分と
出力部分とを軟同期させることも可能である。この目的
のために、たとえば少なくとも1つの変位最大値が駆動
部分において駆動部分に対応する速度で円周方向に回転
させられ、この結果、駆動に対して少なくとも1つの変
位最大値の回転速度を有する駆動部分の回転数を越える
ことにより、本質的に出力部分における少なくとも1つ
の変位最大値の回転速度に相当する少なくとも1つの変
位最大値の合計回転速度が生じることになる。これに次
いで、駆動部分における隔膜要素の少なくとも1つの変
位最大値の回転速度は、本発明によるトルク伝達装置の
駆動部分と出力部分とを同期させるために、駆動部分に
対してゆるやかにゼロに下げることができる。
【0020】好ましくは、少なくとも1つの隔膜変位装
置が各連結要素の1つの隔膜支持部に固定される。少な
くとも1つの隔膜変位装置は、これにより常に各隔膜要
素とともに回転し、かつこの結果、簡単な方法で常に各
連結要素に対して一定の位置で各隔膜要素の変位を発生
する。
【0021】選択肢として、少なくとも1つの隔膜変位
装置は各連結要素から回転切離し可能に隔膜変位装置支
持部に配置することが可能である。この構成において
は、少なくとも1つの隔膜変位装置は、たとえばトルク
連結装置のハウジングに配置され、かつ各連結要素とと
もに回転しない。したがって、少なくとも1つの変位装
置に電力を供給するための電気的すり接触等は不用とな
る。
【0022】各隔膜要素のための変位手段を設けるため
には、各隔膜要素に割当てられた変位手段が、それぞれ
別の隔膜要素または隔膜押圧要素を有することが可能で
ある。この場合には、隔膜要素から独立して設けられる
追加の変位手段は不用になり、これにより一方では本発
明によるトルク伝達装置の構造全体を小型にし、かつ他
方ではトルク伝達装置の製造コストを少なくすることが
できる。
【0023】これに加え、各変位手段を形成する隔膜要
素または隔膜押圧要素が、少なくとも各範囲ごとに静電
気および/または磁気の相互作用を他の隔膜要素と持つ
ために、円周方向に配置された少なくとも1つの範囲に
可変静電式充電および/または磁気極性化を有すること
が可能である。各隔膜要素の範囲の静電充電または磁気
極性化により、それぞれ別の隔膜要素との相互作用力を
発生させることができ、前記相互作用力が、たとえばコ
ンデンサの個々のプレート間に生ずる相互作用の1つ
で、少なくとも1つの範囲に対置する各隔膜要素の区間
を軸方向に変位し、かつこれにより、隔膜要素の噛合い
のために円周方向に必要な変位を発生する。その際、こ
のような範囲は複数設けることが好ましい。したがっ
て、軸方向に複数の変位を各隔膜要素において発生さ
せ、かつこれにより、各隔膜要素または隔膜押圧要素を
有する隔膜要素の確実な噛合いを保証することが可能で
ある。その際には、円周方向に連続する範囲は正反対に
充電または極性化される。
【0024】各隔膜要素または隔膜要素と隔膜押圧要素
との間の円周方向に本質的に間隙がない相互作用は、こ
の範囲が本質的に各隔膜要素または隔膜押圧要素の全円
周を含むことにより発生させることができる。
【0025】変位手段は、それぞれ各隔膜要素の軸方向
の振動を発生するために少なくとも1つの振動発生器を
有することができ、その際、各隔膜要素の変位状態が1
つの振動状態である。その際、たとえば振動発生器を唯
1つ使用することにより、複数の変位最大値を有する各
隔膜要素の振動状態を発生させることができ、これによ
り同様に形状噛合せ強度を増大させることができる。
【0026】各隔膜要素のための励起エネルギーを可能
な限り少なくするために、各隔膜要素は少なくとも1つ
の振動発生器により少なくとも1つの固有振動状態で励
起可能であることを提案することができる。
【0027】好ましくは、少なくとも1つの固有振動状
態が1つの縦波であり、かつ第1または第2隔膜要素の
1つの固有振動形状が好ましくは、それぞれ別の隔膜要
素の固有振動形状の整数倍である。この各変位最大値の
特定の数により各隔膜要素において該隔膜要素の変位最
大値の範囲で隔膜要素の最適な内部噛合いが可能とな
る。これと同時に両隔膜要素の最大値数のこの関係に基
づき、エネルギー的に高い振動励起状態にある隔膜がエ
ネルギー的に弱い励起状態の隔膜にエネルギーを伝達
し、かつ場合によりトルク伝達装置全体の振動励起が作
られ、および/または隔膜要素の変位最大値の形状噛合
いが好ましくない影響を及ぼすことを互いに防ぐことが
できる。
【0028】また、各隔膜要素の振動励起により変位最
大値を作る際に上述のトルク発生機能および/またはト
ルク同期機能を設けることができるようにするため、第
1および/または第2隔膜要素が、円周方向に連続して
分離した複数の隔膜セクタ要素を有し、かつ各隔膜セク
タ要素には1つの振動発生器が割当てられることを提案
することができる。すなわち、隔膜要素は、それぞれ互
いに本質的に振動を切離して分離した複数のセクタ要素
を有し、前記分離セクタにそれぞれ割当てられた振動発
生器により互いに独立に振動励起することができる。個
々の振動発生器を適切に励起することにより、すなわち
振動発生器の振動位相状態とこれにより個々の隔膜セク
タ要素とを互いに順々に調整することにより、円周方向
に隔膜要素を介して移動する波を発生させることができ
る。この移動波により、同様にそれぞれ別の隔膜要素の
変位最大値、たとえば縦波または静的変位を連動するこ
とができ、かつこれにより、同様にトルクが作られ、ま
たは両方の連結要素の回転数を互いに同期させることが
できる。また、たとえば個々の隔膜要素間の対応する静
電相互作用とともに該隔膜要素を静電充電することによ
り上述の各隔膜要素自体を変位手段として使用する場合
でも、各隔膜要素を1つの振動状態に置くことが可能で
ある。そのためには、これにより少なくとも1つの範囲
でたとえば周期的に時間を変化させた静電充電または磁
気極性化を作るために、単に隔膜要素の各静電充電また
は磁気極性化が、各隔膜要素の希望の振動形状に対応す
る方法で変化させる必要があるだけである。
【0029】各隔膜要素を有する連結要素の特に安定し
た構造は、隔膜要素が該隔膜要素の外周縁端の範囲で連
結要素の隔膜支持部と耐捩り性に連結する場合に可能と
なる。
【0030】選択肢として、各隔膜要素が回転軸の範囲
において該回転軸の半径方向内側部分とともに各連結要
素の隔膜支持部に耐捩り性に連結することが可能であ
る。
【0031】さらに、第1および第2連結要素のトルク
伝達連結を確実にするためにブリッジクラッチ装置を設
けることができる。このブリッジクラッチ装置は、たと
えば、駆動部分および出力部分が同じ回転数で回転し、
かつたとえば車両が一定の速度で走行するときに、接続
することができる。これは、一方では隔膜要素を変位す
るためのエネルギーが不用となり、かつ他方では場合に
よりトルク伝達装置に生ずるスリップを防ぐことができ
るので、車両全体を省エネルギーで運転することを可能
にする。
【0032】さらに、本発明は、本発明によるトルク伝
達装置の特に車両におけるクラッチ装置としての使用に
関する。
【0033】さらに、本発明は、クラッチ装置に関す
る。
【0034】さらに、本発明は、内燃機関を搭載した車
両における始動装置に関する。
【0035】さらに、本発明は、内燃機関を搭載した車
両におけるクラッチ装置としての始動装置の使用に関す
る。
【0036】さらに、本発明は、トルク伝達噛合せを発
生させるための第1および第2隔膜要素を備えたトルク
伝達装置と、第1隔膜要素および/または第2隔膜要素
の少なくとも1つの軸方向変位をその都度発生するため
の変位手段と、駆動部分および/または出力部分の振動
励起を検知するための手段と、前記駆動部分および/ま
たは出力部分の振動励起がそれぞれ別の部分に伝達され
ないように第1および/または第2隔膜要素の少なくと
も1つの変位を制御するための手段とを含む、特に内燃
機関を搭載した車両用の積極的振動切離しを備えたトル
ク伝達装置に関する。トルク伝達装置の各構造部分の振
動励起を検知し、かつこれに次いで駆動部分と出力部分
の振動励起がそれぞれ別の側に伝達されないように内部
噛合せ隔膜要素を制御することにより、駆動部分と出力
部分の振動励起状態が激しい場合でもトルク伝達装置に
よる振動の伝達を防ぐことを可能にする。
【0037】その際、第1および/または第2隔膜要素
における変位手段は、好ましくはその都度円周方向に回
転する少なくとも1つの変位を発生し、かつ変位を制御
するための手段が好ましくは局所固定座標系に対して円
周方向に振動する第1および/または第2隔膜要素の1
つの変位最大値を発生するための手段を含み、その際、
第1隔膜要素の少なくとも1つの変位最大値の回転速度
は本質的に第2隔膜要素の少なくとも1つの変位最大値
の回転速度に相当する。円周方向における変位最大値の
振動により、駆動部分と出力部分の振動は、たとえば該
部分のねじり振動のように補償することができる。
【0038】さらに、第1および/または第2隔膜要素
の少なくとも1つの変位最大値を制御するための手段
が、第1および/または第2隔膜要素の少なくとも1つ
の変位最大値の振幅を変化させるための手段を有するこ
とを可能にする。少なくとも1つの変位最大値の振幅を
変化させることにより、駆動部分と出力部分の振動は該
部分長手方向に補償することができ、この結果、同様に
このような振動がそれぞれ別の側に伝達されることを防
ぐことができる。
【0039】さらに、本発明は、特に車両用の駆動装置
に関する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照しながら
好ましい実施態様に基づき本発明をより詳しく説明する
ことにする。
【0041】図1において、本発明のトルク伝達装置は
一般に10で表示する。トルク伝達装置10は、回転軸
Aの回りを回転可能に配置されている駆動部分12を有
する。駆動部分12は、たとえば機械出力軸と確実に連
結することができる。さらに、トルク伝達装置10は、
同じく回転軸Aの回りを回転可能に配置された出力軸1
4を有する。出力軸14は、たとえば車両トランスミッ
ション(図示していない)のトランスミッション入力軸
と確実に連結することができる。駆動部分および出力部
分12、14は、それぞれ該部分の対向端16、18の
範囲に各々隔膜支持部20または22を備えた第1また
は第2連結要素15、17を支持する。第1隔膜支持部
20は、駆動部分12と耐捩り性に連結され、かつ第2
隔膜支持部22は出力部分14と耐捩り性に連結され
る。第1および第2隔膜支持部20、22は、底部断面
24または26と周縁断面28または30とともに本質
的にシェル状に構成される。
【0042】第1隔膜支持部20の周縁断面28には、
第1隔膜要素32が該隔膜要素の外周縁端34の範囲に
固定され、かつ第2隔膜支持部22の周縁断面30に
は、隔膜要素36が該隔膜要素外周縁端38の範囲に固
定される。
【0043】さらに、第1隔膜支持部20または第2隔
膜支持部22の中央断面には、それぞれ第1隔膜支持部
20または第2隔膜支持部22に変位手段40または4
2が固定される。図1に示した実施態様において、変位
手段40、42は、それぞれ第1隔膜要素32または第
2隔膜要素36とそれぞれ確実に連結される圧電式振動
発生器40、42を有する。圧電式振動発生器40、4
2により、第1隔膜要素32と第2隔膜要素36は、そ
れぞれ以下に説明する方式で振動励起され、かつこれに
より、回転軸Aと図1の図示面とに対し本質的に直交す
る各隔膜面E、E′から回転軸Aの方向に変位すること
ができる。
【0044】図5に、隔膜要素32の中央断面のこのよ
うな振動状態の概観を示す。圧電式振動発生器40、4
2の励起周波数を選択することにより、各隔膜要素3
2、36を固有振動状態に励起することが可能である。
これは、励起エネルギーが可能な限り最少の場合でも各
隔膜要素には比較的大きな変位を引き起こすことができ
ることを意味する。図5に明らかなように、隔膜要素3
2は、円周方向Uに連続する4つの変位最大値M1、M
2、M3、M4となる振動状態で励起される。その際、
変位最大値という表現のもとにここでは回転軸Aに沿う
変位方向には無関係に、隔膜面からの隔膜要素の各最大
変位が理解されている。すなわち、図5に示した振動状
態では、変位最大値M1およびM3は、この図示におい
ては上方に向かう変位最大値、すなわち図示中の波の山
であり、かつ変位最大値M2およびM4は、図示におい
て下方に向かう変位最大値、すなわち波の谷である。
【0045】ここで図1に示したトルク伝達装置10に
より駆動部分12から出力部分14に駆動トルクを伝達
したとするとき、各振動発生器40、42により隔膜要
素32、36は振動状態に置かれ、その際、たとえばそ
れぞれ図5に示した隔膜要素32、34の振動パターン
が作られる。この両隔膜要素32、36の連結を開始す
るとき、駆動部分12と出力部分14との間で伝達され
るトルクに差がある場合、これは相対向して回転するの
で、この相対的な回転の経過中、たとえば隔膜要素32
の波の山は、隔膜要素36の波の谷に位置することにな
る(図2参照)。これにより両方の隔膜要素は、該隔膜
要素の最大値の側の範囲で当接し、この結果、たとえば
隔膜要素32をより速く回転させることにより、隔膜要
素32と隔膜要素36の各変位最大値の当接側部分を介
して円周方向Uに駆動トルクが第2隔膜要素36に、か
つこれにより出力部分14に伝達される。その際、各隔
膜要素32、36の変位は、各隔膜面E、E′から各変
位最大値の範囲で第1隔膜要素32の隔膜面Eと第2隔
膜要素36の隔膜面E′との間の間隔Dよりも大きくす
ることが好ましい。これにより、第1隔膜要素32と第
2隔膜要素36がトルク伝達噛合い状態にある本発明に
よるトルク伝達装置の連結状態において、両隔膜要素3
2、36の形状噛合いが達成される。すなわち、駆動ト
ルクの伝達は摩擦噛合いなしに行われ、この結果、駆動
トルクは本質的に摩擦熱を発生させずに伝達させること
ができ、かつ駆動部分12または出力部分14の各連結
要素には本質的に全く摩耗が生じない。
【0046】圧電式振動発生器40、42で励起するこ
とにより発生した第1隔膜要素32または第2隔膜要素
36の振動状態は、好ましくは、第1隔膜要素32また
は第2隔膜要素36の振動形状、たとえば振動周波数
が、それぞれ別の隔膜要素の整数倍となるように選択さ
れる。整数倍とは、ここでは各隔膜要素の振動形状が1
倍、2倍、3倍等になることである。この場合には、よ
り小さい振動形状を有する隔膜要素の各々全ての変位最
大値が別の隔膜要素の変位最大値による形状噛合せ可能
なことを保証し、これにより両隔膜要素には非常に強い
形状噛合の連結が提供される。隔膜要素の形状噛合の強
さと、これによる伝達可能の最大トルクの値とは、この
場合、単に各隔膜要素の材料強度または変位強度によっ
て制限されている。さらに、これにより高い振動エネル
ギーを有する隔膜要素から低い振動エネルギーを有する
隔膜要素にエネルギーが伝達されることを本質的に防ぐ
ことができる。
【0047】本発明のトルク伝達装置の場合、両方の隔
膜要素を連結した状態でも、互いの構造部分を堅固に連
結させないようにすることで、たとえば駆動側で発生し
た振動、たとえばエンジンの振動は、場合により出力
側、たとえばトランスミッション側とこれにより車体と
堅固に連結された構造部分を通して伝達されることを防
ぐことができる。
【0048】出力部分14を駆動部分12から切り離す
ことを望む場合、単に振動発生器40、42が脱励起さ
れ、かつ第1隔膜要素32または第2隔膜要素36の振
動状態を終了することができる。あるいは、変位最大値
の振幅または位相状態を変えることができる。次いで、
隔膜要素32、36は、それぞれ同様に変位なしで該隔
膜要素の隔膜面E、E′の回転軸Aの方向に位置し、か
つ互いに噛合わない。これにより、駆動部分12と出力
部分14とは同様に互いに自由に回転可能となる。
【0049】圧電式振動発生器40、42は、駆動部分
12または出力部分14に設けた導電線(図示していな
い)と、自体公知のすり接触(図示していない)とによ
り電力を供給することができる。
【0050】本発明のトルク伝達装置が、たとえば内燃
機関を搭載した車両に使用される場合、車両内の電源故
障時、車両は押動するか、または牽引されなければなら
ず、かつその際、出力側、すなわちトランスミッション
側の駆動トルクは出力部分14を介して駆動側、すなわ
ち内燃機関(図示していない)または駆動部分12に伝
達されなければならないという問題が生ずる。ところ
が、車両内の電源故障のために振動発生器40、42に
は電力が供給されなくなるので、図1に車両の押動過程
によりトルク伝達装置10自体に電力を生産する可能性
を示している。そのために、第1隔膜支持部20または
第2隔膜支持部22の周縁部28または30の範囲に
は、第1隔膜支持部20を取り囲む第1誘導コイル44
と、第2隔膜支持部22を取り囲む第2誘導コイル46
とが具備されている。ここでギヤを入れて車両を押動さ
せる場合、トランスミッションにより出力部分14に伝
達される車両のタイヤが強制的に回転することにより、
第2隔膜支持部20も回転する。その際、これが励磁回
転子として利用され、かつ発電機の方式に従ってこれが
回転することにより第2誘導コイル46に電流が誘導さ
れる。第2誘導コイル46に発生した電流は、第2誘導
コイル46の横側に配設された第1誘導コイル44にも
変圧器の方式に従って電流を生産する。このようにして
生産された電流は、圧電式振動発生器40、42を励起
し、かつ第1隔膜要素32と第2隔膜要素46とを振動
励起させ、かつこれにより各隔膜面E、E′から変位さ
せるために使用することができる。すなわち、駆動トル
クは車両の押動時または牽引時に外部エネルギー源なし
に本発明によるトルク伝達装置により伝達することがで
きる。またその際、このトルク伝達装置を点灯用発電機
として使用することも可能である。
【0051】さらに、第1および/または第2誘導コイ
ル44、46を直接車両用の始動装置として使用するこ
とも可能である。第1または第2誘導コイル44、46
に流れる電流は、その際、磁界を作り、次にたとえば、
隔膜支持部20または22の各周縁部28または30の
範囲に設けられた永久磁石の相互作用部分とともに各隔
膜支持部20または22を回転させることになる。
【0052】図3に、本発明のトルク伝達装置の第2の
実施態様を示す。図1に示した要素に対応する要素は、
その都度桁数を100に上げて同一の参照符号で表して
いる。トルク伝達装置110の構造は本質的に図1に示
した構造に対応するが、ただしトルク伝達装置110の
場合、本質的に中央に配置した変位手段の代わりに第1
隔膜支持部120または第2隔膜支持部122に、それ
ぞれ半径方向外側に位置をずらして配置した変位手段1
40または142を設けている。図3に明らかなよう
に、第1隔膜支持部120も第2隔膜支持部122も、
それぞれ円周方向に連続して配置された複数の変位手段
140または142が設けられている。
【0053】図3に示した変位手段140、142は、
それぞれ第1ソレノイド140aまたは142aを有
し、前記第1ソレノイドはそれぞれコイルコア140b
または142bに巻き付けられている。さらに、変位手
段140または142は、それぞれ第1隔膜要素132
または第2隔膜要素136に固定された相互作用要素1
40cまたは142cを有する。変換要素140cまた
は142cは、たとえば第2ソレノイドとすることがで
き、あるいは永久磁石または磁化可能材料から成る相互
作用部分とすることができる。第1ソレノイド140a
または142aを励起することにより、その都度磁界が
作られ、前記磁界がそれぞれの相互作用要素140cま
たは142cとの相互作用により軸Aの方向に向かう力
成分を作り、前記力成分により第1隔膜要素132また
は第2隔膜要素136が軸Aの方向に変位される。次い
で、第2実施態様のトルク伝達装置110の機能方式
は、本質的に第1実施態様のトルク伝達装置10の機能
方式に対応する。すなわち、第1実施態様と同様に再び
形状噛合が、円周方向に連続する各隔膜要素132、1
36の変位最大値によって作られ、これにより同様に駆
動部分112から出力部分114に駆動トルクを伝達す
ることができる。第1隔膜要素132の変位最大値と第
2隔膜要素の変位最大値との間でトルク伝達の噛合せが
解放される場合、単に変位手段140または142の各
ソレノイド140aまたは142aが脱励起されるだけ
である。第1隔膜要素132と第2隔膜要素136と
は、ここで同様に該隔膜要素のそれぞれの隔膜面E、
E′の位置に来るため、この結果、駆動部分112と出
力部分114は互いに自由に回転可能となる。
【0054】変位手段140または142により発生し
た、第1隔膜要素132または第2隔膜要素136の変
位は、本発明のこの実施態様においても同様に第1隔膜
要素132または第2隔膜要素136の振動変位または
振動励起を有することができる。この場合には、単に各
コイル140a、142aを交流で励起する必要がある
だけである。次いでこれにより、コイル140aまたは
142aによって発生した磁界と相互作用要素140
c、140cとの間に交番する反力または引張力の相互
作用が引き起こされる。また、この実施態様において好
ましいのは、各隔膜要素132、136が固有振動状態
で励起される場合である。
【0055】しかし、本発明のこの実施態様において
も、円周方向に連続して配置した変位手段140または
142により、第1隔膜支持部120または第2隔膜支
持部122に、第1隔膜要素132または第2隔膜要素
136の静的変位をその都度作ることも可能である。こ
の場合には、単に各変位手段140または142のソレ
ノイド140aまたは142aを直流で励起するだけで
ある。この直流は磁界を作り、前記磁界がそれぞれの相
互作用要素140cまたは142cとの相互作用により
静的引張力または反力をもたらし、かつこれにより第1
隔膜部分132または第2隔膜部分136の静的変位が
生ずる。
【0056】隔膜要素132、136の静的変位を使用
する場合、本発明によるトルク伝達装置110自体で駆
動トルクを発生させ、かつ本発明のトルク伝達装置を、
たとえば車両用の始動装置または駆動装置として使用す
ることが可能である。以下に、車両用始動装置としての
本発明のトルク伝達装置のこのような使用について、ト
ルク発生装置としての本発明のトルク伝達装置の使用が
車両エンジン用の始動装置としての使用に制限されるも
のではないことは当然のことであるが、これを説明する
ことにする。
【0057】駆動部分112に確実に連結された内燃機
関を始動させるためには、まず最初に、たとえば図示し
ていないトランスミッションでギヤを接続することによ
り出力部分114の回転を防止することができる。次
に、コイル140aまたは142aを励起させ、かつこ
れにより作られた引張力または反力により相互作用要素
140cまたは142cには第1隔膜要素132および
第2隔膜要素136の変位が作られ、この結果、これは
その変位最大値の範囲において同様に噛合わされ、かつ
形状噛合の連結を用意する。これに次いで、その都度円
周方向に連続して配置された変位手段140または14
2のソレノイド140aおよび/またはソレノイド14
2aは、第1隔膜支持部120または第2隔膜支持部1
22で、円周方向に回転軸Aの回りを回転する第1隔膜
要素132および/または第2隔膜要素136の変位が
生ずるように電流が供給される。これは、たとえば変位
手段140または142の円周方向に連続するソレノイ
ドの励起電流を短時間連続的に下げることにより引き起
こすことができる。隔膜要素の1つで円周方向に回転す
る変位により、別の隔膜要素でこの変位に噛合う変位
は、その都度円周方向に連動され、かつこれによりこの
隔膜要素に連結した隔膜支持部が回転する。この目的の
ために、すでに述べたように、各隔膜支持部に対して隔
膜要素の1つの変位を保持することができ、かつ単にそ
れぞれ別の隔膜要素にこの変位を他の隔膜支持部に対し
て円周方向に逃がすことができる。しかし、各変位最大
値の両回転速度を越えることにより駆動トルクを作るた
めに、その都度両隔膜要素において円周方向に運動する
変位を用意することも可能である。すなわち、本発明の
この実施態様においては、本発明によるトルク伝達装置
を装備した車両には始動装置の配設を省くことができ
る。
【0058】さらに、図3に示した本発明の実施態様の
場合、特に駆動部分112と出力部分114との間に比
較的大きな回転数差があるときには、トルク伝達装置1
10を軟連結させることが可能である。この目的のため
に、連結過程の開始時、すなわち第1隔膜要素132と
第2隔膜要素136の変位の開始時、たとえば第1隔膜
要素132においては同様に円周方向に移動する変位が
発生し、一方、第2隔膜要素136においては出力部分
114に対して固定された変位が作られる。その際、駆
動部分112に対する第1隔膜要素132の変位の回転
速度は、駆動部分112の回転数と第1隔膜部分132
の変位の回転速度とを越えることにより駆動部分112
に対して形成される第1隔膜要素132の変位の回転数
は、本質的に第2隔膜要素136の変位回転数に対応す
る。すなわち、駆動トルクはまず初めの連結噛合せの開
始時には駆動部分112から出力部分114またはその
逆に伝達されない。しかしその後に、第1隔膜要素13
2の変位の回転速度は、駆動部分112に対して徐々に
ゼロに下げられるため、この結果、第1隔膜部分132
の変位は、駆動部分112に対して平衡し、かつこれに
より、駆動部分112と出力部分114との間で徐々に
回転数の同期が達成される。同様にこの目的のために
は、第1隔膜要素132の変位の代わりに、第2隔膜要
素136の変位はまず初めに出力部分114に対して円
周方向に移動させ、かつこの回転速度を出力部分114
に対して徐々にゼロに下げることも可能である。さら
に、第1隔膜要素132の変位も第2隔膜要素136の
変位も、駆動部分112または出力部分114に対して
回転させ、かつこれにより駆動部分112と出力部分1
14との回転数の同期を徐々に達成することも可能であ
る。
【0059】また、本発明のこの実施態様においては、
第1誘導コイル144または第2誘導コイル146を配
設することにより、たとえば車両内の電源故障時でも車
両を押動することにより電磁誘導によりその都度電力を
生産することができる。これにより、変位手段140ま
たは142は電流を供給することができ、かつこの結果
電源故障時でも隔膜要素132および136はトルク伝
達噛合構造に変位させることができる。
【0060】隔膜要素の変位最大値のこのような制御
は、本発明のトルク伝達装置の積極的振動切離しに対し
ても使用することができる。しかし、この目的のために
は、さらに駆動側または出力側用の振動励起検知手段
(図示していない)を配設する必要がある。これは、た
とえば駆動部分と出力部分との振動励起を検知する手段
である。検知された振動励起に基づき、次に変位最大値
は、これが駆動部分と出力部分との振動を補償するよう
に制御することができる。たとえば、駆動部分および出
力部分にねじり振動励起が発生した場合、このねじり振
動が吸収されるように円周方向に振動させることにより
変位最大値を制御することが可能である。また、軸方向
に振動励起がある場合でも、たとえば変位最大値の振幅
を変化させることによりこのような振動を吸収し、かつ
これによりそれぞれ別の側へのこの振動の伝達を防止す
ることを可能にする。
【0061】図4に、本発明のトルク伝達装置の第3の
実施態様を示す。図1に示した実施態様の要素に対応す
る要素は、その都度桁数を200に上げて同じ参照符号
で示している。
【0062】駆動部分212は、該駆動部分端216の
範囲において同様に先行実施態様に関して既に説明した
隔膜支持部220と連結されている。隔膜支持部220
は、同様に隔膜232を支承する。隔膜232は、回転
軸Aの範囲において隔膜支持部220に固定されている
変位手段240により隔膜面Eから回転軸Aの方向に変
位可能である。
【0063】変位手段240は、同様にコア240bに
巻き取られるソレノイド240aを有することができ
る。次いで、隔膜要素232には同様に相互作用要素2
40cが配設される。相互作用要素240cは、同様に
第2ソレノイドまたは永久磁石または磁化可能の材料か
ら成る相互作用部分とすることができる。ソレノイド2
40aと、場合により相互作用要素240cのソレノイ
ドとを励起させることにより、隔膜要素232は隔膜面
Eから変位させることができる。
【0064】しかし、選択肢として本発明の図4に示し
た実施態様の場合、図1に示した圧電式変位手段を配設
または変位手段を半径方向外側に移して隔膜支持部22
0に配設することも可能である。
【0065】ただし、図4の実施態様において、出力部
分214には対応する隔膜要素は配設されない。その代
わりに、出力部分214には該出力部端218の範囲に
隔膜押圧要素248が配設される。隔膜押圧要素248
は、弾性変形可能の隔膜押圧フェーシング252を備え
た本質的に剛性の板250を有する。その際、隔膜押圧
フェーシング252は隔膜要素232に対置して配設さ
れる。
【0066】駆動トルクを、たとえば駆動部分212か
ら出力部分214に伝達するために、隔膜要素232
は、該隔膜要素半径方向の変位が隔膜面Eと隔膜面E′
に位置する隔膜押圧フェーシング252の正面との間で
半径方向の間隔Dよりも大きくなるように、変位手段2
14により大幅に変位され、たとえば静的に変位または
振動励起により隔膜押圧フェーシング252の方向に変
位される。変位最大値または隔膜要素232の変位最大
値は、その際、隔膜押圧フェーシング252に押圧さ
れ、かつその際、該隔膜押圧フェーシングを弾性的に変
形する。すなわち、隔膜押圧フェーシング252は、そ
の際、該隔膜押圧フェーシングの変位最大値の範囲にお
いて隔膜要素232の形状に適合する。すなわち、上記
実施態様の場合と同様に図4に示した実施態様において
も出力部分214とともに駆動部分212の駆動トルク
を連結するために、隔膜押圧フェーシング252を備え
た隔膜要素232の形状噛合いが達成される。すなわ
ち、同様に摩擦噛合いなしに、かつこれとの関連で生成
する熱および摩耗の短所を出さずに駆動トルクが伝達さ
れる。
【0067】図6に、本発明のトルク伝達装置の第4の
実施態様を示す。図1に示した実施態様の要素に対応す
る要素は、それぞれ桁数を300に上げて同じ参照符号
で示されている。図6には、単に出力部分314と連結
される連結要素317を示した。ただし、図1および図
3の実施態様の場合と類比的に図6に図示していない駆
動部分と連結する連結要素が、出力部分314と連結さ
れる連結要素317と同様の構造を有することができる
のは当然のことである。
【0068】図6の実施態様において、隔膜要素336
は回転軸Aの範囲、すなわち中央部の範囲において隔膜
支持部322と確実に連結されている。隔膜支持部32
2は、同様に回転軸Aすなわち、中央部分の範囲におい
て出力部分314と耐捩り性に連結されている。すなわ
ち、本発明のこの実施態様においては、隔膜要素336
は該隔膜要素の中央範囲に固定され、かつ該隔膜要素の
半径方向外側範囲において変位または振動励起される。
【0069】隔膜要素336を変位させるために、同様
に変位手段342が配設される。図6に明らかなよう
に、同様に円周方向に回転軸Aの回りに配置された複数
の変位手段が配設される。変位手段342は同様にコア
342bに巻き付けられているソレノイド342aを有
する。隔膜要素336には、それぞれ相互作用要素34
2cが配設される。相互作用要素342cは、上記実施
態様の場合と同様に第2ソレノイドあるいは永久磁石ま
たは磁化可能材料から成る相互作用部分を有することが
できる。さらに、隔膜要素が磁化可能またはたとえば永
久磁石材料から成る場合、相互作用要素は前記各隔膜要
素自体を有することも可能である。変位手段342は、
トルク伝達装置310の図示していないハウジングに固
定取付けされる各支持部354に固定される。すなわ
ち、隔膜要素336に取り付けられない変位手段342
の部分は、隔膜要素336とともに回転可能に配置され
ない。コイル342aの励起により隔膜要素336を変
位させるために、円周方向に連続して配置される変位手
段342のコイル342aはその都度、回転周波数、す
なわち出力部分314の回転数の周波数に対応する交流
成分が重なり合う電流で励起させなければならない。こ
れにより、同様に隔膜要素336の静的変位を発生する
ことができる。他方、重なり合う周波数成分を適切に選
択することにより、円周方向に回転する隔膜要素336
の変位を作ることも可能であり、かつこれにより、同様
に図6に示したトルク伝達装置をトルク発生装置として
使用または駆動部分と出力部分の回転数を軟同期させる
ために使用することも可能である。
【0070】ただし、図6に示した本発明の実施態様の
場合、変位手段を上記実施態様の場合と同様に出力部分
に耐捩り性に連結することも可能である。さらに、図6
に示した変位手段の回転切離し取付を先行する実施態様
の場合に行うことも同様に可能である。
【0071】隔膜要素336は、変位手段342により
静的変位も振動励起も実施することもできる。隔膜要素
336の前記振動励起を図7に図示する。その際、バラ
の形状に相当する振動パターンが生じ、隔膜要素336
は図7に示した軸BおよびCで引張された隔膜面E′か
ら軸方向に複数の変位最大値Mを有する。その際、隔膜
要素336は変位手段342で、これより可能な限り最
少の励起エネルギーで可能な限り最大の軸方向変位を生
じることができるように、同様に好ましくは固有振動状
態で励起される。次いで、図7に示した振動状態は、本
質的に縦波に相当する。振動励起するために、半径方向
外側に移した変位手段の代わりに、中央に変位手段を配
設することも可能であり、これにより隔膜要素または隔
膜支持部は回転軸Aの範囲で軸方向に周期的に往復運動
可能になり、これにより隔膜要素は振動に移される。
【0072】ただし、図6に示した実施態様の場合、振
動励起による隔膜要素の変位で同様に円周方向Uに回転
する隔膜要素336の変位を配設できるようにするた
め、隔膜要素336を複数の独立した隔膜セクタ要素3
36′、336″、336 に分割することも可能であ
る。隔膜セクタ要素336′、336″、336 は、
それぞれに各変位手段または各振動発生器342′、3
42″、342 が割当てられる。各変位手段により、
それぞれの隔膜セクタ要素336′、336″、336
は同様に固有振動状態で励起させることができ、その
際、各隔膜セクタ要素336′、336″、336 の
振動位相状態を適切に選択することにより、円周方向に
回転する軸に対応する全隔膜要素336の振動パターン
を互いに作ることができる。これにより、図5に示した
実施態様の場合にも、振動励起による隔膜要素336の
変位で本発明のトルク伝達装置310をトルク発生装置
として使用または駆動部分および出力部分の回転数を同
期させるために使用することもできる。
【0073】この関連において、図3に関して記載した
本発明の実施態様においても、円周方向に回転する各隔
膜要素の変位は静的変位による代わりに振動励起により
発生できることを指摘することにする。この目的のため
に、各隔膜要素は独立した隔膜セクタ要素に分割しなけ
ればならず、その際、各隔膜セクタ要素には同様に1つ
の振動発生器が割当てられ、かつ隔膜セクタ要素により
同様に回転軸に相当する合成振動パターンを作ることが
できる。
【0074】本発明により、極くわずかなスペースを利
用して簡単に組み立てることができるトルク伝達装置が
配設される。本発明のトルク伝達装置の場合、連結要素
の連結噛合せは、駆動部分と出力部分において軸方向に
変位する隔膜要素の形状噛合いによって達成され、これ
により、特に連結噛合せ開始時に多量の摩擦熱の発生
と、本発明のトルク伝達装置の連結要素の摩耗とを防止
することができる。本発明のトルク伝達装置の場合、連
結が少なくとも1つの隔膜要素を介して行われるので、
すなわち、駆動側と出力側の構造部分は全く堅固に連結
されないので、本発明のトルク伝達装置の駆動側は、出
力側から本質的に振動切離しすることが可能である。す
なわち、駆動側および/または出力側で発生した振動、
たとえば機械振動または車体振動は、本質的に各反対側
に伝達されることがない。
【0075】
【発明の効果】さらに、本発明のトルク伝達装置は、駆
動トルクを発生させるために使用することができ、かつ
この結果、たとえば内燃機関を搭載したクラッチ装置と
して本発明のトルク伝達装置を使用した場合、さもなけ
れば必要となる車両の始動装置を省くことができ、また
は本発明による装置は車両等のための駆動装置として使
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトルク伝達装置の第1実施態様の
縦断面図。
【図2】本発明のトルク伝達装置の連結状態における図
1の拡大断面図。
【図3】本発明のトルク伝達装置の第2実施態様の縦断
面図。
【図4】本発明のトルク伝達装置の第3実施態様の縦断
面図。
【図5】隔膜要素の変位状態における該隔膜要素の中央
断面の概観図。
【図6】本発明のトルク伝達装置の第3実施態様の横断
面図。
【図7】隔膜要素の振動励起状態における図5に図示し
たトルク伝達装置の隔膜要素の概観図。
【図8】隔膜セクタ要素から成る隔膜要素の原理図解の
平面図。
【符号の説明】
10,110,210,310 トルク伝達装置 12,112,212 駆動部分 14,114,214,314 出力部分 15,115,215 第1連結要素 17,117,217,317 第2連結要素 32,36,132,136,232,336 隔膜要
素 40,42,140,142,240,342 変位手
段 A 回転軸 E,E’隔膜面 U 円周方向 M1,M2,M3,M4,M 軸方向変位最大値

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(A)の回りを回転可能の駆動部
    分(12、112、212)と相対向する出力部分(1
    4、214、314)との間で駆動トルクを選択式に伝
    達するためのトルク伝達装置(10、110、210、
    310)であって、 駆動部分(12、112、212)と耐捩り性に連結さ
    れている第1連結要素(15、115、215)と、 出力部分(14、114、214、314)と耐捩り性
    に連結され、第1連結要素(15、115、215)と
    ともに選択式にトルク伝達噛合せ可能の第2連結要素
    (17、117、217、317)と、第1および/ま
    たは第2連結要素(15、17、115、117、21
    5、317)が、回転軸(A)に対して本質的に直交す
    る隔膜面(E、E′)に配設された隔膜要素(32、3
    6、132、136、232、336)を有し、 各隔膜要素(32、36、132、136、232、3
    36)に割当てられた、トルク伝達噛合いのための各隔
    膜要素(32、36、132、136、232、33
    6)の軸方向変位状態を作るための各変位手段(40、
    42、140、142、240、342)と、その際、
    各隔膜要素(32、36、132、136、232、3
    36)が変位状態において各隔膜要素(32、36、1
    32、136、232、336)の円周方向(U)に少
    なくとも1つの軸方向変位最大値(M1、M2、M3、
    M4、M)を有する、トルク伝達装置。
  2. 【請求項2】 隔膜要素(232)を有する第1または
    第2連結要素(215)と、隔膜押圧要素(250、2
    52)を有するそれぞれ別の連結要素と、変位手段(2
    40)により、隔膜要素(232)が少なくとも1つの
    軸方向変位最大値の範囲において隔膜押圧要素(25
    0、252)に押圧されるように変位状態において変位
    可能の隔膜要素(232)と、を特徴とする請求項1に
    記載のトルク伝達装置。
  3. 【請求項3】 隔膜押圧要素(250、252)が別の
    連結要素(217)に弾性変形可能の押圧フェーシング
    (252)を有することを特徴とする請求項2に記載の
    トルク伝達装置。
  4. 【請求項4】 第1連結要素(15、115)が第1隔
    膜要素(32、132)を有し、かつ第2連結要素(1
    7、117)が第2隔膜要素(36、136)を有し、
    その際、第1および/または第2隔膜要素(32、3
    6、132、136)がそれぞれ割当てられた変位手段
    (40、42、140、142)により変位状態におい
    てそれぞれ別の隔膜要素(32、36、132、13
    6)に向けて変位可能であることを特徴とする請求項1
    に記載のトルク伝達装置。
  5. 【請求項5】 変位手段(40、42)が、それぞれ少
    なくとも1つの圧電式隔膜変位装置(40、42)を有
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載のトルク伝達装置。
  6. 【請求項6】 変位手段(140、142、240、3
    42)が、それぞれ少なくとも1つの電磁式隔膜変位装
    置(140、142、240、342)を有することを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のト
    ルク伝達装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの電磁式隔膜変位装置
    (140、142、240、342)が、隔膜要素(1
    32、136、232、336)から分離された少なく
    とも1つの第1ソレノイド(140a、142a、24
    0a、342a)と、第1ソレノイド(140a、14
    2a、240a、342a)に割当てられた、隔膜要素
    (132、136、232、336)に設けられる相互
    作用要素(140c、142c、240c、342c)
    とを有することを特徴とする請求項6に記載のトルク伝
    達装置。
  8. 【請求項8】 相互作用要素(140c、142c、2
    40c、342c)が第2ソレノイドを有することを特
    徴とする請求項7に記載のトルク伝達装置。
  9. 【請求項9】 相互作用要素(140c、142c、2
    40c、342c)が磁化可能材料または永久磁石材料
    から成る相互作用部分または隔膜要素を有することを特
    徴とする請求項7に記載のトルク伝達装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの隔膜変位装置(4
    0、42、240)が回転軸(A)の範囲において各連
    結要素(15、17、215)に配設されていることを
    特徴とする請求項5ないし9のいずれか1項に記載のト
    ルク伝達装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの隔膜変位装置(14
    0、142、342)が回転軸(A)から半径方向外側
    に移して配設されていることを特徴とする請求項5ない
    し9のいずれか1項に記載のトルク伝達装置。
  12. 【請求項12】 円周方向(U)において回転軸(A)
    の回りに配置された複数の隔膜変位装置(140、14
    2、342)が設けられていることを特徴とする請求項
    11に記載のトルク伝達装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの隔膜変位装置(4
    0、42、140、142、240)が各連結要素(1
    5、17、115、117、215)の1つの隔膜支持
    部(20、22、120、122、220)に固定され
    ていることを特徴とする請求項10、11または12に
    記載のトルク伝達装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの隔膜変位装置(34
    2)が隔膜変位装置支持部(354)で各連結要素(3
    17)から回転切離しに配置されていることを特徴とす
    る請求項11または12に記載のトルク伝達装置。
  15. 【請求項15】 各隔膜要素に割当てられた変位手段
    が、それぞれ別の隔膜要素または隔膜押圧要素を有する
    ことを特徴とする請求項2または3のいずれか1項また
    は請求項4に記載のトルク伝達装置。
  16. 【請求項16】 それぞれの変位手段を構成する隔膜要
    素または隔膜押圧要素が、少なくとも各範囲ごとに静電
    および/または磁気相互作用を他の隔膜要素ともつため
    に、円周方向に配置された範囲において少なくとも1つ
    の可変式静電充電および/または磁気極性化を有するこ
    とを特徴とする請求項15に記載のトルク伝達装置。
  17. 【請求項17】 複数の前記範囲が円周方向に連続して
    配置されていることを特徴とする請求項16に記載のト
    ルク伝達装置。
  18. 【請求項18】 前記範囲が本質的に各隔膜要素または
    隔膜押圧要素の全円周を含むことを特徴とする請求項1
    7に記載のトルク伝達装置。
  19. 【請求項19】 変位手段(40、42、140、14
    2、240、342)が、それぞれ各隔膜要素(32、
    36、132、136、232、336)の軸方向振動
    を作るために少なくとも1つの振動発生器を有し、その
    際、各隔膜要素(32、36、132、136、23
    2、336)の変位状態が1つの振動状態であることを
    特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の
    トルク伝達装置。
  20. 【請求項20】 隔膜要素(32、36、132、13
    6、232、336)が、それぞれ少なくとも1つの振
    動発生器により、少なくとも1つの固有振動状態に励起
    可能であることを特徴とする請求項19に記載のトルク
    伝達装置。
  21. 【請求項21】 少なくとも1つの固有振動状態が1つ
    の縦波であり、かつ第1または第2隔膜要素(32、3
    6、132、136、232、336)の固有振動形状
    が、それぞれ別の隔膜要素(32、36、132、13
    6、232、336)の固有振動形状の整数倍であるこ
    とを特徴とする請求項4および請求項20に記載のトル
    ク伝達装置。
  22. 【請求項22】 第1および/または第2隔膜要素(3
    36)が円周方向に連続して分離した複数の隔膜セクタ
    要素(336′、336″、336 )を有し、かつ各
    隔膜セクタ要素(336′、336″)に少なくとも隔
    膜変位装置(342′、342″、342 )が割当て
    られることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に記
    載のトルク伝達装置。
  23. 【請求項23】 各隔膜要素(32、36、132、1
    36、232)が該隔膜要素の外側周縁端の範囲におい
    て各連結要素(15、17、115、117、215)
    の1つの隔膜支持部(20、22、120、122、2
    20)と耐捩り性に連結されていることを特徴とする上
    記請求項のいずれか1項に記載のトルク伝達装置。
  24. 【請求項24】 各隔膜要素(336)が、回転軸
    (A)の範囲において該隔膜要素の半径方向内側部分で
    各連結要素(317)の1つの隔膜支持部(322)と
    耐捩り性に連結されていることを特徴とする請求項1な
    いし22のいずれか1項に記載のトルク伝達装置。
  25. 【請求項25】 第1および第2連結要素のトルク伝達
    連結を堅固にするためのブリッジクラッチ装置を特徴と
    する上記請求項のいずれか1項に記載のトルク伝達装
    置。
  26. 【請求項26】 特に車両におけるクラッチ装置として
    の請求項1ないし25のいずれか1項に記載のトルク伝
    達装置の使用。
  27. 【請求項27】 特に車両用のクラッチ装置であって、 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のトルク伝達
    装置と、 駆動部分と出力部分との間の回転数の差を検出するため
    の手段と、 第1および/または第2隔膜要素の少なくとも1つの軸
    方向変位をその都度発生するための変位手段と、その
    際、第1および/または第2隔膜要素の少なくとも1つ
    の軸方向変位が駆動部分または出力部分に対して円周方
    向に回転し、かつその際、第1および/または第2隔膜
    要素の少なくとも1つの軸方向変位が駆動部分または出
    力部分に対し、クラッチ接続過程の開始に当たり、第1
    隔膜要素の少なくとも1つの変位最大値と第2隔膜要素
    の少なくとも1つの変位最大値との間の相対回転速度が
    局所固定座標系に対し本質的にゼロであるような回転速
    度で回転し、 駆動部分または出力部分に対し、第1隔膜要素の少なく
    とも1つの変位最大値の回転速度または第2隔膜要素の
    少なくとも1つの変位最大値の回転速度を本質的にゼロ
    に変化させるための手段と、を有するクラッチ装置。
  28. 【請求項28】 特に内燃機関を搭載した車両用の始動
    装置であって、 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のトルク伝達
    装置と、 第1隔膜要素および/または第2隔膜要素の少なくとも
    1つの軸方向変位をその都度発生するための変位手段
    と、その際、前記変位手段が第1および/または第2隔
    膜要素においてその都度円周方向に回転する少なくとも
    1つの変位を発生し、その際、第1隔膜要素の少なくと
    も1つの変位最大値の相対回転速度が第2隔膜要素の少
    なくとも1つの変位最大値に対し局所固定座標系の中で
    ゼロにならない、特に内燃機関を搭載した車両用の始動
    装置。
  29. 【請求項29】 クラッチ装置としての請求項28に記
    載の始動装置の使用。
  30. 【請求項30】 特に内燃機関を搭載した車両用の積極
    的振動切離しを備えたトルク伝達装置であって、 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のトルク伝達
    装置と、 第1隔膜要素および/または第2隔膜要素の少なくとも
    1つの軸方向変位をその都度発生するための変位手段
    と、 出力部分および/または駆動部分の振動励起を検知する
    ための手段と、 駆動部分および/または出力部分の振動励起がそれぞれ
    別の部分に伝達されないように第1および/または第2
    隔膜要素の少なくとも1つの変位を制御するための手段
    と、を有するトルク伝達装置。
  31. 【請求項31】 変位手段が第1および/または第2隔
    膜要素においてその都度少なくとも1つの円周方向に回
    転する変位を発生し、かつ変位を制御するための手段
    が、局所固定座標系に対し円周方向に振動する第1およ
    び/または第2隔膜要素の変位最大値を発生するための
    手段を有し、その際、第1隔膜要素の少なくとも1つの
    変位最大値の回転速度が本質的に第2隔膜要素の少なく
    とも1つの変位最大値の回転速度に相当することを特徴
    とする請求項30に記載のトルク伝達装置。
  32. 【請求項32】 第1および/または第2隔膜要素の少
    なくとも1つの変位最大値を制御するための手段が第1
    および/または第2隔膜要素の少なくとも1つの変位最
    大値の振幅を変化させるための手段を含むことを特徴と
    する請求項30または31のいずれか1項に記載のトル
    ク伝達装置。
  33. 【請求項33】 特に車両用の駆動装置であって、 請求項1ないし25のいずれか1項に記載のトルク伝達
    装置と、 第1隔膜要素および/または第2隔膜要素の少なくとも
    1つの軸方向変位をその都度発生するための変位手段
    と、その際、前記変位手段が第1および/または第2隔
    膜要素においてその都度円周方向に回転する少なくとも
    1つの変位を発生し、その際、第1隔膜要素の少なくと
    も1つの変位最大値の相対回転速度が第2隔膜要素の少
    なくとも1つの変位最大値に対し、局所固定座標系の中
    でゼロにならない、特に車両用の駆動装置。
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